JP6551955B1 - マッサージ装置及びその振動子ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能で、かつ、内部へのマッサージ効果を十分に得られるマッサージ装置及びその振動子ユニットを提供する。【解決手段】振動子ユニット13は、被施療部に接触させる振動盤51と、振動盤51に所定の超音波振動を与える超音波振動子52と、超音波振動子52を保持するホルダ53と、ホルダ53を保持するケース54とを備える。ケース54に対し、ホルダ53が可動性を有して保持されている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば被験者の乳房や舌部等の被施療部をマッサージするマッサージ装置及びその振動子ユニットに関する。
従来、被験者の乳房を含む胸部をマッサージするマッサージ装置として、複数のマッサージ突起部を支持面に対して平行に配置し、それらをアクチュエータにより支持面に対して垂直な面において円形や楕円形に駆動させてマッサージするものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特表2017−503613号公報
しかしながら、上述のマッサージ装置では、施療部が複数のマッサージ突起部やアクチュエータからなるため大きく、取り回しが良好でない。また、マッサージ動作としても、コーミングや蠕動動作に類する動作を表面的に付与するに過ぎず、内部のマッサージ効果に乏しい。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、小型化が可能で、かつ、内部へのマッサージ効果を十分に得られるマッサージ装置及びその振動子ユニットを提供することを目的とする。
請求項1記載のマッサージ装置の振動子ユニットは、被施療部に接触させる振動部と、この振動部に所定の超音波振動を与える振動子と、この振動子を挟み込んで保持するホルダと、このホルダを保持するケースと、このケースと前記ホルダとの隙間に配置されて前記ホルダを前記ケースに対し可動性を有するように接着する軟質の接着剤とを備えたものである。
求項記載のマッサージ装置の振動子ユニットは、請求項記載のマッサージ装置の振動子ユニットにおいて、ホルダは、一端側が開口した有底状の第一部材と、この第一部材の一端側に取り付けられて振動子をこの第一部材との間に挟み込む第二部材とを備え、前記第一部材と前記第二部材とは、ケースに対してそれぞれ隙間を有し、前記ホルダを前記ケースに対して接着する接着剤は、前記ケースに対する前記第一部材と前記第二部材との少なくともいずれかの隙間に配置されているものである。
請求項記載のマッサージ装置の振動子ユニットは、請求項1または2記載のマッサージ装置の振動子ユニットにおいて、ホルダ及びケースの振動部と対向する位置が防水材により封止されているものである。
請求項記載のマッサージ装置は、請求項1ないしいずれか一記載の振動子ユニットと、この振動子ユニットの振動子を超音波駆動する制御部とを備えるものである。
請求項記載のマッサージ装置は、請求項記載のマッサージ装置において、振動子ユニットは、対をなして設けられ、制御部は、対をなす前記振動子ユニットの振動子を交互に超音波駆動するものである。
請求項1記載のマッサージ装置の振動子ユニットによれば、振動部を超音波振動させる振動子をホルダに挟み込んで保持し、このホルダとケースとの隙間を軟質の接着剤により接着してホルダをケースに対し可動性を有して保持する簡素な構成とすることで、簡素な構成でホルダを容易にケースに対し可動性を有して保持し、小型化を可能とし、かつ、振動部から被施療部に対し超音波振動を付与することで、被施療部の中の患部をマッサージして、内部へのマッサージ効果を十分に得ることが可能になる。
求項記載のマッサージ装置の振動子ユニットによれば、請求項記載のマッサージ装置の振動子ユニットの効果に加えて、一端側が開口した有底状の第一部材の一端側に第二部材を取り付けて第一部材と第二部材とで振動子を挟み込むとともに、ケースに対する第一部材と第二部材との少なくともいずれかの隙間に接着剤を配置してホルダをケースに対して接着することで、簡素な構成でケースの内部にホルダ及び振動子をコンパクトに収めつつ、ホルダをケースに対し可動性を有して保持することが可能になる。
請求項記載のマッサージ装置の振動子ユニットによれば、請求項1または2記載のマッサージ装置の振動子ユニットの効果に加えて、ホルダ及びケースの振動部と対向する位置を防水材により封止することで、振動子ユニットを水洗いすることが可能となり、衛生的に使用できるとともに、被施療部が舌部等の濡れる部分であっても振動子ユニットを使用可能となる。
請求項記載のマッサージ装置によれば、小型化可能な請求項1ないしいずれか一記載の振動子ユニットを備えることで、取り回しが向上し、人体の様々な部位に超音波振動を付与してマッサージ効果を得ることができる。
請求項記載のマッサージ装置によれば、請求項記載のマッサージ装置の効果に加えて、制御部による一の振動子ユニットと他の振動子ユニットとの交互駆動によって、超音波振動のマッサージ効果を相乗的に高めることができる。
(a)は本発明の一実施の形態のマッサージ装置を模式的に示す説明平面図、(b)はその振動子ユニットの一部を示す側面図、(c)は(b)の断面図である。 同上用マッサージ装置の内部構造を示すブロック図である。 (a)は同上マッサージ装置の制御部により生成される超音波信号を模式的に示す説明図、(b)は同上制御部により生成される変調波を模式的に示す説明図、(c)は同上制御部により生成される超音波駆動信号を模式的に示す説明図である。 (a)は同上マッサージ装置の振動子ユニットを胸部の被施療部に取り付けた状態を模式的に示す正面図、(b)は(a)の説明側面図、(c)は振動子ユニットを舌部の被施療部に取り付けた状態を模式的に示す側面図である。
以下、本発明の一実施の形態の構成について、図面を参照して説明する。
図1(a)において、11はマッサージ装置を示し、このマッサージ装置11は、超音波を用いて人体の乳房を含む胸部や舌部等をマッサージするものである。そして、このマッサージ装置11は、装置本体12と、この装置本体12に対して着脱可能で被施療部にマッサージ振動を与える振動子ユニット13とを備えている。振動子ユニット13は、対をなして、例えば一対または二対配置されている。
装置本体12は、筐体16と、この筐体16の内部に収容された制御部17とを備えている。
筐体16は、密閉された四角形箱状に形成されており、電源スイッチ、マッサージ時間の残り時間やマッサージの出力レベル等を表示する各種表示部、マッサージの出力レベルを調整する複数のレベル調整手段、及び、マッサージの開始/中断(終了)を指示するスタート/ストップスイッチ等が配置されているとともに、振動子ユニット13が接続される1以上の接続端子部23が設けられている。
接続端子部23は、丸型コネクタ等であり、制御部17と電気的に接続されている。
制御部17は、図2に示すように、マイコン等の制御部本体である処理モジュール25を備え、図示しないコンセントを介して商用電源に接続される。なお、制御部17には、音楽駆動信号を超音波駆動信号と重畳するための音楽制御部である音楽モジュール等を内蔵していてもよいし、外部音源等を接続可能としてもよい。この場合には、制御部17には、超音波駆動信号と音楽駆動信号とをミックスするためのミックス回路が備えられていてもよい。また、処理モジュール25等に対しては、バッテリにより電源を供給してもよい。
処理モジュール25は、図示しないタイマを内蔵してマッサージ時間を管理するとともに、各種信号を生成するものであり、信号線28と駆動信号線29a,29bとを介して、変調器31a,31bに電気的に接続されているとともに、制御信号線33a,33bを介して増幅手段としての増幅器34a,34bに電気的に接続されている。そして、処理モジュール25は、例えば20kHz乃至200kHz、好ましくは30kHz程度の体内で長波長となる超音波の振動エネルギーであるキャリア波36(図3(a))を、信号線28を介して変調器31a,31bに出力し、このキャリア波36を、駆動信号線29a,29bを介して制御した変調器31a,31bでのパルス状の変調波37(図3(b))により変調して、その立ち上がり及び立ち下がりを緩和し、さらに、制御信号線33a,33bを介して制御した増幅器34a,34bによって増幅(昇圧)した超音波駆動信号39a,39b(図3(c))をそれぞれ生成して出力可能となっている。なお、この超音波駆動信号39a,39bの出力は、レベル調整手段の操作によって外部から設定可能となっている。
ここで、変調波37は、0Vから徐々に出力が増加し、傾斜が徐々に増加した後、最大値近傍で保持し、その後徐々に減少してなだらかに0Vに減少する、滑らかな曲線状に形成されている。したがって、この変調波37によりキャリア波36が変調された超音波駆動信号39a,39bにより生じる超音波振動は、矩形波やパルス波等の変節点を有する変調波により変調した場合のように衝撃波が生じることがなく、強い違和感を与えない、穏やかな振動となる。
また、超音波駆動信号39a,39bは、変調された穏やかな超音波振動を交互に所定間隔T1(例えば1.5秒)で、この所定間隔T1よりも短い所定継続時間T2(例えば0.3〜0.5秒)ずつ出力するように生成されている。
一方、図1(a)に示すように、振動子ユニット13は、接続端子部23と接続されるコネクタ部45を一端部に有するケーブル部46と、被施療部に配置されるユニット本体部47とを備えている。本実施の形態において、振動子ユニット13は、対をなす2つが一まとめとなって共通のコネクタ部45を有している。
コネクタ部45は、装置本体12の接続端子部23に着脱されることでこの接続端子部23側と電気的に接離されるようになっている。
ケーブル部46は、振動子ユニット13から導出されたリード線48と電気的に接続された図示しない各種配線が互いに絶縁された状態で被覆されて構成されており、これら配線がコネクタ部45と電気的に接続されている。
図1(b)及び図1(c)に示すユニット本体部47は、径寸法が軸寸法よりも大きい、扁平な円盤状に形成されている。ユニット本体部47は、被施療部に接触させる振動部である振動盤51を備えている。また、ユニット本体部47は、振動盤51に所定の超音波振動を与える振動子である超音波振動子52を備えている。さらに、ユニット本体部47は、超音波振動子52を保持するホルダ53を備えている。また、ユニット本体部47は、ホルダ53を保持するケース54を備えている。そして、本実施の形態のユニット本体部47は、小型、かつ、軽量に構成されている。
振動盤51は、被施療部に向かう前側へと徐々に拡径する円錐状に形成されている。この振動盤51の先端部である前端部は、被施療部に接触される接触部51aとなっている。接触部51aは、本実施の形態では球面状に湾曲された湾曲部である。また、振動盤51は、ABS等の硬質・軽量の合成樹脂により形成されている。さらに、振動盤51には、連結部としての雄ねじ部51bが一体的に形成されている。この雄ねじ部51bを介して、振動盤51が超音波振動子52と一体的に固定されている。すなわち、雄ねじ部51bが、ワッシャ56,57を介して超音波振動子52の中央部に挿通され、雄ねじ部51bに対しナット58が螺合されることで、振動盤51が超音波振動子52に固定される。本実施の形態では、超音波振動子52を前後に挟んでワッシャ56,57が配置され、超音波振動子52に対して振動盤51とは反対側である後側の位置で、ナット58がワッシャ57に当接されている。
超音波振動子52は、制御部17から出力された超音波駆動信号39a,39bにより動作されて超音波周波数で振動するものである。本実施の形態において、超音波振動子52は、バイモルフ型のセラミック圧電振動子が用いられる。すなわち、超音波振動子52は、複数、例えばセラミック等の(一方及び他方の)圧電素子と電極とが順次積層されて板状に形成されている。超音波振動子52は、圧電素子及び電極の厚みが大きく設定され、厚み方向の耐荷重が向上されている。
ホルダ53は、超音波振動子52を内部に収容する。本実施の形態において、ホルダ53は、第一部材であるホルダ本体61と、このホルダ本体61に取り付けられる第二部材であるカバー62とを備えている。また、ホルダ53には、リード線48と電気的に接続されたケーブル部46を外部に導出するための図示しないホルダ導出孔が形成されている。
ホルダ本体61は、本実施の形態において、一端側である前側が開口された有底円筒状に形成されている。ホルダ本体61は、径寸法が軸寸法よりも大きい、扁平な形状となっている。ホルダ本体61は、円板状のホルダ底部61aによって後側が閉塞されているとともに、ホルダ底部61aの外周縁部から円筒状のホルダ周壁部61bが前側に立ち上がって形成されている。また、ホルダ本体61の一端側には、ホルダ周壁部61bの内縁部に、超音波振動子52の外縁部が重ねられる支持段部61cが段差状に形成されている。支持段部61cには、超音波振動子52の外縁部が接着剤により接着固定される。ホルダ本体61は、エラストマ等の軟質の合成樹脂等により形成されている。
カバー62は、超音波振動子52の前面側に重ねられて、超音波振動子52をホルダ本体61とともに挟み込むものである。カバー62は、ホルダ本体61よりも大きい径寸法を有し他端側である後側が開口された有蓋円筒状に形成されている。カバー62は、円板状の蓋部62aの外周縁部から円筒状のカバー周壁部62bが後側に立ち上がって形成されている。カバー周壁部62bの内径寸法は、ホルダ本体61のホルダ周壁部61bの外径寸法よりも僅かに大きく、カバー62がホルダ本体61の一端側を覆って嵌合されるようになっている。また、カバー62には、ホルダ53に収容される超音波振動子52の前側が露出する円形状の開口部62cが形成されている。開口部62cは、蓋部62aに形成されている。この開口部62cは、ホルダ本体61の内径寸法と同等、またはホルダ本体61の内径寸法よりも小さい径寸法を有している。したがって、カバー62は、ホルダ本体61とともに、超音波振動子52の外周縁部を挟み込むようになっている。カバー62の開口部62cの縁部には、超音波振動子52が接着剤により接着固定されている。また、カバー62はホルダ本体61に対して接着剤により接着固定されていてもよい。カバー62は、ABS等の硬質の合成樹脂、または、エラストマあるいはシリコーン等の軟質の合成樹脂等により形成されている。また、開口部62cには、ワッシャ57が配置されている。ワッシャ57の周囲には、開口部62cに臨む超音波振動子52の前面を覆って保護部材64が取り付けられている。本実施形態において、保護部材64は、シリコーン等の軟質材が用いられる。保護部材64は、カバー62の蓋部62aの前面と略面一となる厚みに形成されている。本実施の形態では、保護部材64により、開口部62cのワッシャ57の周囲が閉塞されている。
ケース54は、ホルダ53を内部に収容してユニット本体部47の外郭を構成するものである。ケース54は、本実施の形態において、一端側である前側が開口された有底円筒状に形成されている。ケース54は、径寸法が軸寸法よりも大きい、扁平な形状となっている。ケース54は、ホルダ53(カバー62)よりも径寸法が大きい円板状のケース底部54aによって後側が閉塞されているとともに、ケース底部54aの外周縁部から円筒状のケース周壁部54bが前側に立ち上がって形成されている。ケース54は、クッション性を有する合成樹脂等により形成されている。また、ケース54は、ケース底部54aがホルダ53のホルダ本体61のホルダ底部61aに対して隙間を生じて配置されるとともに、ケース周壁部54bがホルダ53のカバー62のカバー周壁部62bに対して僅かな隙間を生じて配置される。
さらに、ケース54には、ホルダ53が接着剤Gにより接着されている。接着剤Gは、軟質に形成され、この接着剤Gによりケース54に接着されたホルダ53が、ケース54に対し可動性を有して保持される。接着剤Gは、ケース54とホルダ53のホルダ本体61とカバー62との少なくともいずれかとの隙間に配置される。本実施の形態において、接着剤Gは、カバー62のカバー周壁部62bの外面をケース54のケース周壁部54bの内面と接着する。ケース54とホルダ53とが接着された状態で、振動盤51に対向するケース54の前端部とホルダ53の前端部とは略面一となっており、これらケース54の開口する一端部である前端部とホルダ53の開口する一端部である前端部とに亘る部分に防水材Pが塗布されている。本実施の形態において、防水材Pは、ケース54のケース周壁部54bの前端部と、その内方に位置するホルダ53のカバー62のカバー周壁部62bの前端部との隙間、カバー62の開口部62cと保護部材64との隙間、保護部材64とワッシャ57との隙間を、それぞれ封止している。防水材Pとしては、軟質シリコーン素材等である。また、ケース54には、リード線48と電気的に接続されたケーブル部46を外部に導出するための図示しない導出孔が開口されている。この導出孔とケーブル部46との隙間も封止されている。したがって、ユニット本体部47は、全体に防水性を有する構造となっている。
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
使用者は、予め振動子ユニット13のケーブル部46の先端部のコネクタ部45を装置本体12の接続端子部23に装着しておく。そして、振動子ユニット13は、例えば図4(a)に示すように、被験者Hの乳房等、胸部の左右の被施療部Tに、固定部材Aにより固定される。振動子ユニット13を被験者に固定する固定部材Aとしては、市販の貼付パッド等を用いてよい。この状態で、振動子ユニット13は、図4(b)に示すように、振動盤51の接触部51aが被施療部Tに密着される。
次いで、スタート/ストップスイッチを操作することにより、商用電源、あるいはバッテリにより供給された電力によって、制御部17の処理モジュール25が、振動子ユニット13,13を交互駆動させ、超音波振動を所定のマッサージ時間、例えば20分間または10分間、出力する。
超音波振動は、制御部17の処理モジュール25から、信号線28を介して変調器31a,31bへと出力されたキャリア波36が変調波37により変調されて、立ち上がりと立ち下がりとが緩和されるとともに、増幅器34a,34bにより増幅された超音波駆動信号39a,39bにより超音波振動子52,52から振動盤51の接触部51aを介して出力される。
すなわち、一方の振動子ユニット13において、例えば約10000〜15000回ずつ程度の超音波振動が所定間隔T1(例えば1.5秒)より短い所定継続時間T2(例えば0.3〜0.5秒)出力された後、一方の振動子ユニット13の超音波振動の開始から所定間隔T1後に、他方の振動子ユニット13において、超音波振動が所定継続時間T2出力される。したがって、振動子ユニット13,13は、超音波振動子52による超音波振動が順次出力される振動を、所定間隔T1毎に一方の振動子ユニット13と他方の振動子ユニット13とで交互に間欠的に、互いに駆動期間が重ならないように繰り返すことで、超音波振動により被験者Hの被施療部Tがマッサージされる。
また、図4(c)に示すように、舌部等の被施療部Tに対しては、振動子ユニット13の一方を用い、振動盤51の接触部51aを被施療部Tに密着させる。この場合、振動子ユニット13は、被験者H自身が口を閉じて軽く噛んだ状態で保持してもよいし、スプーン等の長尺の把持部材の先端部にケース54を固定し、被験者Hやマッサージ装置11の使用者が把持部材を把持して振動盤51を密着させた状態で保持してもよい。そして、制御部17から出力される超音波駆動信号39aまたは超音波駆動信号39bにより一方の超音波振動子52から振動盤51の接触部51aを介して超音波振動が出力される。
なお、制御部17が音楽モジュールを備える場合や、外部音源を接続可能な場合には、音楽モジュールや外部音源からのオーディオ信号を増幅したステレオの音楽駆動信号をミックス回路によりミックスして出力することで、頚部等の被施療部に振動子ユニット13を配置した場合には、音楽振動が体内に入って内耳に伝わるとともに、被施療部の周囲からも骨伝導によって内耳に伝わることで、音楽のステレオ振動波が被験者に聴覚感知可能となる。また、耳から遠い被施療部に振動子ユニット13を配置した場合には、周囲が静粛な環境であれば音楽を聴覚感知可能である。
マッサージ時間が終了した場合、あるいは、スタート/ストップスイッチが再度操作された場合には、電源供給、あるいは処理モジュール25からの信号を停止信号としたり、制御信号の出力を停止したりして、マッサージを停止する。
上述したように、一実施の形態によれば、振動盤51を超音波振動させる超音波振動子52をホルダ53に保持し、このホルダ53をケース54に対し可動性を有して保持する簡素な構成とすることで、振動子ユニット13の小型化を可能とし、かつ、振動盤51から被施療部に対し超音波振動を付与することで、被施療部の中の患部をマッサージして、内部へのマッサージ効果を十分に得ることが可能になる。
超音波のキャリア波36を変調波37により立ち上がりと立ち下がりが緩和されるように変調した超音波駆動信号39a,39bによって超音波振動子52を駆動させることで、振動盤51により被施療部をソフトで、なだらかかつ効果的にマッサージできる。
ホルダ53がケース54に対し可動性を有して保持されているので、振動盤51に対して偏った荷重が加えられた場合にも、ホルダ53がケース54に対して動くことで偏荷重から逃げることができるとともに、振動盤51の圧力撓みを吸収することができる。
ケース54に対して軟質の接着剤Gによりホルダ53を接着することで、簡素な構成でホルダ53を容易にケース54に対し可動性を有して保持することが可能になる。
一端側が開口した有底状のホルダ本体61の一端側にカバー62を取り付けてホルダ本体61とカバー62とで超音波振動子52を挟み込むとともに、ケース54に対するホルダ本体61とカバー62との少なくともいずれかの隙間に接着剤Gを配置してホルダ53をケース54に対して接着することで、簡素な構成でケース54の内部にホルダ53及び超音波振動子52をコンパクトに収めつつ、ホルダ53をケース54に対し可動性を有して保持することが可能になる。
ホルダ53及びケース54の振動盤51と対向する位置を防水材Pにより封止することで、振動子ユニット13を水洗いすることが可能となり、衛生的に使用できるとともに、被施療部が舌部等の濡れる部分であっても振動子ユニット13を使用可能となる。
そして、小型化可能な振動子ユニット13を備えることで、取り回しが向上し、人体の様々な部位に超音波振動を付与してマッサージ効果を得ることができる。
対をなす振動子ユニット13,13を使用する被施療部の場合には、制御部17による一の振動子ユニット13と他の振動子ユニット13との交互駆動によって、超音波振動のマッサージ効果を相乗的に高めることができる。
上記マッサージ装置11のマッサージ効果により、被験者の患部の血流を促進し、乳癌、肺癌、舌癌等の改善が期待できる。
また、振動子ユニット13の取り回しが良好であることから、犬や猫等の愛玩動物に対してもマッサージ装置11を使用することが可能となり、愛玩動物の健康維持にも繋がる。
なお、一実施の形態において、振動子ユニット13は、1つでもよい。振動子ユニット13が1つの場合には、振動子ユニット13は、所定時間毎に超音波振動が間欠的に出力されるように制御部17が超音波振動子52を駆動させればよい。
本発明は、例えば乳房や舌部等をマッサージするマッサージ装置として好適に用いることができる。
11 マッサージ装置
13 振動子ユニット
17 制御部
51 振動部である振動盤
52 振動子である超音波振動子
53 ホルダ
54 ケース
61 第一部材であるホルダ本体
62 第二部材であるカバー
G 接着剤
P 防水材
T 被施療部

Claims (5)

  1. 被施療部に接触させる振動部と、
    この振動部に所定の超音波振動を与える振動子と、
    この振動子を挟み込んで保持するホルダと、
    このホルダを保持するケースと、
    このケースと前記ホルダとの隙間に配置されて前記ホルダを前記ケースに対し可動性を有するように接着する軟質の接着剤と
    を備えたことを特徴とするマッサージ装置の振動子ユニット
  2. ホルダは、
    一端側が開口した有底状の第一部材と、
    この第一部材の一端側に取り付けられて振動子をこの第一部材との間に挟み込む第二部材とを備え、
    前記第一部材と前記第二部材とは、ケースに対してそれぞれ隙間を有し、
    前記ホルダを前記ケースに対して接着する接着剤は、前記ケースに対する前記第一部材と前記第二部材との少なくともいずれかの隙間に配置されている
    ことを特徴とする請求項記載のマッサージ装置の振動子ユニット。
  3. ホルダ及びケースの振動部と対向する位置が防水材により封止されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のマッサージ装置の振動子ユニット。
  4. 請求項1ないしいずれか一記載の振動子ユニットと、
    この振動子ユニットの振動子を超音波駆動する制御部と
    を備えることを特徴とするマッサージ装置。
  5. 振動子ユニットは、対をなして設けられ、
    制御部は、対をなす前記振動子ユニットの振動子を交互に超音波駆動する
    ことを特徴とする請求項記載のマッサージ装置。
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