JP5637033B2 - 送信装置、受信装置、送信方法、受信方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、送信方法、受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信技術に関し、特にデジタル変調した信号によって通信を実行する送信装置、受信装置、送信方法、受信方法に関する。
無線通信におけるデジタル変調は、デジタル信号でキャリアを変調する変調方式である。デジタル変調のうちのひとつが、位相変調(PSK:Phase Shift Keying)であり、位相変調では、一定周波数のキャリアの位相を変化させることで変調がなされる。また、位相変調のひとつが、π/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)である。π/4シフトQPSKは、QPSKのI軸とQ軸を1シンボル周期ごとにπ/4ずつシフトさせる方式である。この方式では信号点がゼロ点を通過しないため、受信にリミッタを使うことができる。その結果、π/4シフトQPSKでは、増幅器の線形条件が緩和される。π/4シフトQPSKは、デジタル移動体通信などに使用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−132996号公報
デジタル変調がなされる無線通信において、多重伝送を実行すべき場合がある。多重伝送とは、ひとつの伝送路で複数の情報を送ることであり、多重化とも呼ばれる。多重伝送として、例えば、FDM(Frequency−division multiplexing)やTDM(Time−division multiplexing)が使用されている。FDM伝送では、周波数帯域を分割することによって、主データ(データ1)と副データ(データ2)とが多重化される。TDM伝送では、時間をスロット等によって分割することによって、主データ(データ1)と副データ(データ2)とが多重化される。また、デジタル放送に導入されている階層伝送などは、これらの技術の応用である。このような多重伝送技術は、周波数帯域幅や変調方式を固定した場合に、周波数帯域や時間を分割している。そのため、多重伝送における主データや副データは、固定された周波数帯域幅や変調方式によって実現される最大伝送速度を分割して使用する。多重伝送における主データや副データの伝送速度を増加させるためには、効率的な多重化が望まれる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、データを効率的に多重化する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の送信装置は、第1のデータと第2のデータとが外部から入力される入力部と、第1のデータの値と、第1コンスタレーション中の信号点の位置との対応関係である第1の対応関係にしたがって、入力部に入力された第1のデータを信号点へシンボル単位にマッピングする第1マッピング部と、第1コンスタレーションの軸を、隣接した信号点間の角度の整数倍を除く所定の角度回転させた軸のコンスタレーションである第2コンスタレーションの軸に対して相対的に第1の対応関係と同一になるような第2の対応関係にしたがって、第1のデータを信号点へシンボル単位にマッピングする第2マッピング部と、第1マッピング部においてマッピングしたシンボルあるいは第2マッピング部においてマッピングしたシンボルを選択する選択部と、選択部において選択したシンボルを含んだ信号を外部へ送信する送信部とを備える。入力部に入力される第2のデータの間隔は、入力部に入力される第1のデータの間隔よりも長く、選択部は、複数のシンボルにわたって、第2のデータの値をもとに、第1マッピング部においてマッピングしたシンボルあるいは第2マッピング部においてマッピングしたシンボルを選択し、複数のシンボルにつづく複数のシンボルにわたって、第1マッピング部においてマッピングしたシンボルを選択する。
この態様によると、第2のデータの値に応じた対応関係にて第1のデータを信号点へシンボル単位にマッピングさせるので、第1のデータと第2のデータとを効率的に多重化できる。
入力部に入力される第2のデータの間隔に対する入力部に入力される第1のデータの間隔の比は、固定値であってもよい。この場合、複数のシンボルの数が固定値であるので、処理を簡易化できる。
本発明の別の態様は、受信装置である。この装置は、第1のデータの値と、第1コンスタレーション中の信号点の位置との対応関係である第1の対応関係、あるいは第1コンスタレーションの軸を、隣接した信号点間の角度の整数倍を除く所定の角度回転させた軸のコンスタレーションである第2コンスタレーションの軸に対して相対的に第1の対応関係と同一になるような第2の対応関係のいずれかにしたがって、マッピングされたシンボルを含む信号を外部から受信してから、第1の対応関係にしたがって、マッピングされたシンボルを含む信号を外部から受信する受信部と、受信部において受信した信号をもとにキャリア再生を実行するキャリア再生部と、キャリア再生部において再生されたキャリアによって、受信部において受信した信号を検波する検波部と、検波部において検波した信号に対して、第1の対応関係と第2の対応関係とで並列してデマッピングを実行することによって、それぞれの対応関係の第1のデータを生成する生成するデマッピング部と、検波部において検波した信号がマッピングされたコンスタレーションの軸の回転角度に基づいて、第2のデータを決定する決定部と、複数のシンボルにわたって、検波部において検波した信号がマッピングされたコンスタレーションの軸の回転角度をもとに、デマッピング部が並列してデマッピングした第1のデータのうち、いずれかを選択してから、複数のシンボルに続く複数のシンボルにわたって、デマッピング部が並列してデマッピングした第1のデータのうち、第1の対応関係にしたがった方を選択する選択部とを備える。キャリア再生部は、第1の対応関係にしたがったマッピングがなされた複数のシンボルの期間において、キャリア再生を実行する。
この態様によると、コンスタレーションの回転角度を推定することによって第2のデータを取得するとともに、コンスタレーション上の信号点の位置を特定することによって第1のデータを取得するので、効率的に多重化された2種類のデータを受信でき、かつ予め定められた回転角度をもとにキャリア再生を実行するので、処理を簡易にできる。
デマッピング部は、シンボル単位にデマッピングを実行し、決定部は、第1のデータの間隔に対する第2のデータの間隔に応じた複数のシンボル単位に回転角度を推定してもよい。この場合、複数のシンボル単位に回転角度を推定するので、回転角度の推定精度を向上できる。
決定部は、ひとつの回転角度でのコンスタレーションに含まれた信号点の位置と、受信部において受信した信号でのシンボルにおける信号点の位置との誤差に対して、第1のデータの間隔に対する第2のデータの間隔に応じた複数のシンボルの期間以下の期間にわたって統計処理を実行することによって、回転角度を推定してもよい。この場合、複数のシンボルの期間以下の期間にわたって統計処理を実行するので、第2の対応関係にしたがった回転角度の推定精度を向上できる。
本発明のさらに別の態様は、送信方法である。この方法は、第1のデータと第2のデータとが外部から入力されるステップと、第1のデータの値と、第1コンスタレーション中の信号点の位置との対応関係である第1の対応関係にしたがって、入力された第1のデータを信号点へシンボル単位にマッピングするステップと、第1コンスタレーションの軸を、隣接した信号点間の角度の整数倍を除く所定の角度回転させた軸のコンスタレーションである第2コンスタレーションの軸に対して相対的に第1の対応関係と同一になるような第2の対応関係にしたがって、第1のデータを信号点へシンボル単位にマッピングするステップと、第1の対応関係にしたがってマッピングしたシンボルあるいは第2の対応関係にしたがってマッピングしたシンボルを選択するステップと、選択したシンボルを含んだ信号を外部へ送信するステップとを備える。入力するステップに入力される第2のデータの間隔は、入力するステップに入力される第1のデータの間隔よりも長く、選択するステップは、複数のシンボルにわたって、第2のデータの値をもとに、第1の対応関係にしたがってマッピングしたシンボルあるいは第2の対応関係にしたがってマッピングしたシンボルを選択し、複数のシンボルにつづく複数のシンボルにわたって、第1の対応関係にしたがってマッピングしたシンボルを選択する。
本発明のさらに別の態様は、受信方法である。この方法は、第1のデータの値と、第1コンスタレーション中の信号点の位置との対応関係である第1の対応関係、あるいは第1コンスタレーションの軸を、隣接した信号点間の角度の整数倍を除く所定の角度回転させた軸のコンスタレーションである第2コンスタレーションの軸に対して相対的に第1の対応関係と同一になるような第2の対応関係のいずれかにしたがって、マッピングされたシンボルを含む信号を外部から受信してから、第1の対応関係にしたがって、マッピングされたシンボルを含む信号を外部から受信するステップと、受信した信号をもとにキャリア再生を実行するステップと、再生されたキャリアによって、受信した信号を検波するステップと、検波した信号に対して、第1の対応関係と第2の対応関係とで並列してデマッピングを実行することによって、それぞれの対応関係の第1のデータを生成するステップと、検波した信号がマッピングされたコンスタレーションの軸の回転角度に基づいて、第2のデータを決定するステップと、複数のシンボルにわたって、検波した信号がマッピングされたコンスタレーションの軸の回転角度をもとに、並列してデマッピングした第1のデータのうち、いずれかを選択してから、複数のシンボルに続く複数のシンボルにわたって、並列してデマッピングした第1のデータのうち、第1の対応関係にしたがった方を選択するステップとを備える。キャリア再生を実行するステップは、第1の対応関係にしたがったマッピングがなされた複数のシンボルの期間において、キャリア再生を実行する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、データを効率的に多重化できる。
本発明の実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の送信装置の構成を示す図である。 図3(a)−(b)は、図2の送信装置において使用されるコンスタレーションを示す図である。 図2の特定部において記憶されたテーブルのデータ構造を示す図である。 図2の選択部から出力される信号の構成を示す図である。 図2の選択部から出力される信号の別の構成を示す図である。 図1の受信装置の構成を示す図である。 図7の決定部の構成を示す図である。 図7の決定部の別の構成を示す図である。 図7の決定部のさらに別の構成を示す図である。 図10の誤差検出部において記憶されたテーブルのデータ構造を示す図である。 図12(a)−(b)は、図7のキャリア再生部において記憶されたテーブルのデータ構造を示す図である。 本発明の実施例2に係る選択部から出力される信号の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る選択部から出力される信号の別の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る受信装置の構成を示す図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例1は、デジタル変調された信号(以下、「デジタル変調信号」という)を送信する送信装置と、デジタル変調信号を受信する受信装置とによって構成される通信システムに関する。このような通信システムによって、映像音声あるいはデータの伝送、撮像装置と中継装置間の伝送や衛星を用いた配信、家庭内の機器間におけるコンテンツデータ伝送、端末装置間の通信がなされる。ここで、送信装置は、複数種類のデータを送信対象として入力し、それらを多重化することによってデジタル変調信号を生成する。また、受信装置は、デジタル変調信号に多重化された複数種類のデータを分離する。多重化された各データの伝送速度の低下を抑制するために、データを効率的に多重化することが望まれる。これに対応するために、実施例1に係る通信システムは、次の処理を実行する。
送信装置は、例えば、第1データと第2データという2種類のデータを多重化する。送信装置は、第1データに対して位相変調、例えば、QPSK変調を実行する。つまり、送信装置は、シンボル単位に、QPSKのコンスタレーションに含まれた4つの信号点のいずれかに第1データをマッピングする。また、送信装置は、当該コンスタレーションの軸を所定の回転角度だけ回転させたコンスタレーションに含まれた4つの信号点のいずれかにも第1データをマッピングする。ここで、送信装置は、QPSKのコンスタレーションの軸の回転角度(以下、単に「回転角度」とも称する)と第2データの値との対応関係を予め規定する。例えば、第2データが「0」である場合、回転角度は「0」であり、第2データが「1」である場合、回転角度は「π/4」である。送信装置は、当該対応関係をもとに第2データから回転角度を特定し、特定した回転角度によっていずれかのコンスタレーションにおいて第1データがマッピングされた信号点を複数シンボルにわたって選択する。
一方、受信装置は、デジタル変調信号に対して、回転角度が「0」である場合のデマッピングをシンボル単位に実行するとともに、回転角度が「π/4」である場合のデマッピングをシンボル単位に実行する。これらのデマッピングは、並列に実行される。また、受信装置は、複数のデジタル変調信号をもとに、コンスタレーションの軸の回転角度を特定することによって、第2データを決定する。さらに、受信装置は、特定した回転角度をもとに、いずれかのデマッピング結果を選択することによって、第1データを決定する。
図1は、本発明の実施例1に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、送信装置10、受信装置12を含む。送信装置10は、2種類のコンスタレーションを予め規定する。ひとつは、通常のQPSKのコンスタレーションであり、以下では、このようなコンスタレーションに配置される信号点や、このようなコンスタレーションの軸の回転角度「0」を「基準位相」という。ここで、コンスタレーションの軸とは、同相軸と直交軸であり、それらはI軸とQ軸とも呼ばれる。もうひとつは、通常のQPSKのコンスタレーションの軸を左回転にπ/4だけ回転させたコンスタレーションである。以下では、このようなコンスタレーションに配置される信号点や、このようなコンスタレーションの軸の回転角度「π/4」を「シフト位相」という。
送信装置10は、第2データをもとに、基準位相のコンスタレーションあるいはシフト位相のコンスタレーションを選択し、選択結果を4シンボルにわたって維持する。つまり、第2データは、4シンボルの間隔において1ビットの情報量である。また、送信装置10は、選択されたコンスタレーションの信号点に第1データをマッピングする。つまり、第1データは、1シンボルにおいて2ビットの情報量である。その結果、送信装置10は、第1データの伝送に対して位相変調を使用し、第2データの伝送に対してコンスタレーションの位相シフトを使用することによって、第1データと第2データとを多重化させたデジタル変調信号を生成する。これは、第2データの値に応じて、第1データのマッピング規則を変更することに相当する。なお、送信装置10は、受信装置12にタイミングを確立させるために、周期的に同期コードを送信する。同期コードは、受信装置12にとって既知のパターンの信号である。送信装置10は、同期コードおよびデジタル変調信号を受信装置12へ送信する。
受信装置12は、送信装置10から、同期コードおよびデジタル変調信号を受信する。受信装置12は、受信した同期コードをもとに、送信装置10とのタイミング同期を確立する。タイミング同期を確立することは、第1データがマッピングされたシンボルのタイミングを取得するとともに、第2データがマッピングされた4シンボルのタイミングを取得することに相当する。受信装置12は、4シンボルにわたって、コンスタレーション軸の回転角度を推定する。コンスタレーションの軸の回転角度を誤って推定した場合、信号点の配置位置の推定も誤りやすくなる。そのため、受信装置12は、コンスタレーション軸の回転角度の推定精度を向上させるために、複数シンボルを推定に使用する。受信装置12は、回転角度をもとに第2データを決定する。また、受信装置12は、推定した回転角度のコンスタレーションを使用して、デマッピングをシンボル単位に実行する。受信装置12は、デマッピングした結果を第1データとして出力する。
図2は、送信装置10の構成を示す。送信装置10は、入力部18、基準位相マッピング部20、シフト位相マッピング部22、特定部24、選択部26、直交変調部28、RF部30、制御部32を含む。
入力部18は、第1データと第2データとを外部から入力する。ここで、第1データの情報量と第2データの情報量とは異なっている。例えば、前者は後者の8倍に設定される。そのため、第1データが主データに相当し、第2データが副データに相当する。第2データの間隔(時間間隔)は、第1データの間隔(時間間隔)よりも長くなっている。第1データは、基準位相マッピング部20およびシフト位相マッピング部22に入力され、第2データは、特定部24に入力される。
基準位相マッピング部20は、第1データを入力する。基準位相マッピング部20は、第1データをマッピングすべきコンスタレーションを予め規定する。図3(a)−(b)は、送信装置10において使用されるコンスタレーションを示す。図3(a)が基準位相マッピング部20において規定されるコンスタレーションであり、前述の基準位相でのコンスタレーションに相当する。基準位相でのコンスタレーションは第1コンスタレーションと呼ばれてもよい。図示のごとく、QPSKのコンスタレーションが規定されており、コンスタレーションの4つの信号点は、グレイコードにしたがって、(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)に対応している。
ここで、(0,0)等は、2ビット分の第1データに相当する。このように、基準位相マッピング部20では、入力すべき第1データの値と、基準位相でのコンスタレーション中の信号点の位置との第1の対応関係が予め定められている。基準位相マッピング部20は、第1の対応関係にしたがって、入力した第1データを信号点へシンボル単位にマッピングする。これは、4つの信号点のうちのいずれかをシンボル単位に選択することに相当する。図3(b)については後述する。図2に戻る。
シフト位相マッピング部22は、基準位相マッピング部20と同様に、第1データを入力する。シフト位相マッピング部22も、マッピングすべきコンスタレーションを予め規定する。図3(b)がシフト位相マッピング部22において規定されるコンスタレーションであり、前述のシフト位相でのコンスタレーションに相当する。シフト位相でのコンスタレーションは第2コンスタレーションと呼ばれてもよい。このコンスタレーションは、基準位相マッピング部20において規定されたコンスタレーションをπ/4だけ左回転させたコンスタレーションである。回転角度は、基準位相でのコンスタレーションにおける複数の信号点のうち、隣接した信号点間の位相差の半分になるように設定される。
シフト位相マッピング部22では、入力すべき第1データの値と、シフト位相でのコンスタレーション中の信号点の位置との第2の対応関係が予め定められている。第2の対応関係は、シフト位相のコンスタレーションの軸に対して相対的に第1の対応関係と同一になるような関係である。シフト位相マッピング部22は、第2の対応関係にしたがって、入力した第1データを信号点へシンボル単位にマッピングする。なお、シフト位相マッピング部22に入力される第1データは、基準位相マッピング部20に入力される第2データと同一であるので、シフト位相マッピング部22でのマッピングは、基準位相マッピング部20においてマッピングした信号点をπ/4だけ左回転させることに相当する。図2に戻る。
特定部24は、第2データを入力する。特定部24は、入力すべき第2データの値と、マッピング部において使用されるコンスタレーションの軸の回転角度との対応関係を予め規定する。図4は、特定部24において記憶されたテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、第2データ欄200、コンスタレーション欄202が含まれる。第2データ欄200には、第2データの値として、「0」、「1」が示されている。また、コンスタレーション欄202では、第2データの値「0」に対応づけられて「基準位相」が示されており、第2データの値「1」に対応づけられて「シフト位相」が示されている。前述のごとく、基準位相は、軸の回転角度「0」に対応し、シフト位相は、軸の回転角度「π/4」に対応する。図2に戻る。特定部24は、図4のテーブルにて示された対応関係にしたがって、入力した第2データの値に応じた回転角度、例えば、「基準位相」か「シフト位相」を特定する。
選択部26は、基準位相マッピング部20から、マッピングがなされたシンボル(以下、「基準位相シンボル」という)を入力するとともに、シフト位相マッピング部22からも、マッピングがなされたシンボル(以下、「シフト位相シンボル」という)を入力する。また、特定部24からの特定結果も入力する。選択部26は、特定部24の特定結果、つまり回転角度によって、基準位相シンボルあるいはシフト位相シンボルを選択する。ここで、選択部26は、複数シンボル、例えば、4シンボルにわたって、基準位相シンボルあるいはシフト位相シンボルを固定的に連続して選択する。なお、4シンボルのそれぞれの信号点の位置は、第1データに応じて変化している。また、基準位相シンボルあるいはシフト位相シンボルを固定的に連続して選択すべき複数のシンボルの数は、固定値であるとする。これは、第2のデータの間隔に対する第1のデータの間隔の比が固定値であるともいえる。
このような選択部26の処理は、特定部24における回転角度に応じて、基準位相によってマッピングがなされたシンボルを複数まとめて回転させることに相当する。このように2つのシンボルマッピングは、4シンボル周期(n)ごとに変化させるので第2データの伝送速度はシンボル速度の1/n程度になる。さらに、選択部26は、復調時に必要となる絶対位相基準として、同期コードを周期的に出力する。同期コードは、連続した複数のシンボル、例えば、4シンボルに形成されており、基準位相を使用する。また、同期コードのパターンは、図示しない受信装置12にとって既知である。選択部26は、同期コードを出力しないタイミングにおいて、選択したシンボルを出力する。
図5は、選択部26から出力される信号の構成を示す。横軸が時間に相当する。また、第1データは、「データ1」と示され、第2データは、「データ2」と示されている。さらに、ひとつの第2データによって固定的に選択される回転角度の期間は、「単位ブロック」と示されており、単位ブロックは、4シンボルに相当する。図5では、3つの連続した単位ブロックごとに、同期コードが挿入されている。単位ブロックでは、ひとつの第2データと4つの第1データとが多重化されている。以下では、説明を簡易にするために、図5のようにシンボルに配置させたフレームのフォーマットが固定であるとする。
図6は、選択部26から出力される信号の別の構成を示す。図6では、3つの単位ブロックでのコンスタレーションが示されている。左側の単位ブロックにおける4つのシンボルは、基準位相を使用しており、中央の単位ブロックにおける4つのシンボルは、シフト位相を使用しており、右側の単位ブロックにおける4つのシンボルは、基準位相を使用している。図2に戻る。なお、以下では、同期コードもシンボルということがある。
直交変調部28は、選択部26からのシンボルを入力する。直交変調部28は、シンボルに対して直交変調を実行することによって、ベースバンドのシンボルを中間周波数の信号に変換する。その際、直交変調部28は、デジタル信号のシンボルをアナログ信号のシンボルに変換してもよい。直交変調部28は、中間周波数の信号をRF部30へ出力する。RF部30は、直交変調部28からの中間周波数の信号を入力する。RF部30は、中間周波数の信号を無線周波数の信号に周波数変換し、無線周波数の信号をアンテナから外部へ送信する。その際、RF部30は、無線周波数の信号を増幅してもよい。このように、RF部30は、まとめて回転させた複数のシンボルを出力する。制御部32は、送信装置10全体の動作タイミングを制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図7は、受信装置12の構成を示す。受信装置12は、RF部40、直交検波部42、帯域制御フィルタ部44、タイミング生成部46、決定部48、キャリア再生部50、デマッピング部52、シンボル選択部54、制御部56を含む。また、キャリア再生部50は、基準位相用位相誤差検出部60、シフト位相用位相誤差検出部62、位相誤差選択部64、ループフィルタ部66、NCO68を含み、デマッピング部52は、基準位相デマッピング部70、シフト位相デマッピング部72を含む。
RF部40は、アンテナを介して、図示しない送信装置10からの無線周波数の信号を受信する。前述のごとく、無線周波数の信号では、第1データと第2データとが多重化されているとともに、同期コードが周期的に挿入されている。RF部40は、無線周波数の信号を中間周波数の信号に周波数変換し、中間周波数の信号を直交検波部42へ出力する。直交検波部42は、RF部40からの中間周波数の信号を入力するとともに、NCO68からの局部発振信号を入力する。局部発振信号は、キャリア再生部50において再生されたキャリアに相当する。直交検波部42は、局部発振信号によって、中間周波数の信号を直交検波する。直交検波した結果が、ベースバンドのシンボルに相当する。その際、例では、直交検波部42は、アナログ信号のシンボルをデジタル信号のシンボルに変換するとする。直交検波部42は、生成したシンボルを帯域制御フィルタ部44へ出力する。
帯域制御フィルタ部44は、直交検波部42からのシンボルを入力する。帯域制御フィルタ部44は、シンボルに含まれた雑音成分を低減し、雑音成分が低減されたシンボル(以下、これも「シンボル」という)をタイミング生成部46、決定部48、キャリア再生部50、デマッピング部52へ出力する。
タイミング生成部46は、帯域制御フィルタ部44からのシンボルを入力する。タイミング生成部46は、同期コードのパターンを予め記憶しており、同期コードと入力したシンボルとの相関処理を実行することによって、相関値を生成する。また、タイミング生成部46は、順次生成した相関値を監視して、相関値のピークを検出する。相関値のピークの検出には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。フレーム周期で相関値のピークを検出したタイミングが、図5において同期コードが配置されたタイミングに相当し、これはフレーム同期ともいえる。タイミング生成部46は、同期コードが配置されたタイミングを特定することによって、各シンボルのタイミング、各単位ブロックのタイミングを生成する。各単位ブロックのタイミングとは、第2データに応じて、コンスタレーションの軸が回転しうるタイミングともいえる。タイミング生成部46は、各単位ブロックのタイミングを決定部48へ出力する。
決定部48は、帯域制御フィルタ部44からのシンボルを入力する。また、決定部48は、タイミング生成部46から、各単位ブロックのタイミングを入力する。決定部48は、単位ブロックごとに、シンボルに対する回転角度を推定する。これは、図示しない送信装置10においてまとめて回転された複数のシンボル単位に回転角度を推定することに相当する。決定部48は、推定した回転角度をもとに第2データの値を決定する。そのため、決定部48も、図4のようなテーブルを予め記憶し、回転角度が基準位相に相当する場合に第2データ「0」を決定し、回転角度がシフト位相に相当する場合に第2データ「1」を決定する。決定部48は、推定した回転角度を位相誤差選択部64およびシンボル選択部54へ出力し、決定した第2データの値を外部へ出力する。ここでは、決定部48の構成を3つ例示する。
図8は、決定部48の構成を示す。決定部48は、比較部80、第1成分平均部82、第2成分平均部84、減算部86、判定部88を含む。比較部80は、シンボルの同相成分の大きさと、シンボルの直交成分の大きさとをシンボル単位に比較する。比較部80は、大きい方の成分の絶対値を第1成分平均部82へ出力し、小さい方の成分の絶対値を第2成分平均部84へ出力する。第1成分平均部82は、比較部80から入力した絶対値を単位ブロックにおいて平均する。第1成分平均部82は、平均値を減算部86へ出力する。第2成分平均部84は、比較部80から入力した絶対値を単位ブロックにおいて平均する。第2成分平均部84は、平均値を減算部86へ出力する。
減算部86は、第1成分平均部82からの平均値から、第2成分平均部84からの平均値を減算する。図3(a)に示したように基準位相では、π/4、3π/4、5π/4、7π/4付近に信号点が位置するので、減算結果が小さくなる傾向にある。一方、図3(b)に示したようにシフト位相では、0、π/2、π、3π/2付近に信号点が位置するので、減算結果が大きくなる傾向にある。減算部86は、減算結果を判定部88へ出力する。判定部88は、減算結果と予め記憶したしきい値とを比較する。判定部88は、減算結果がしきい値よりも小さい場合、回転角度として基準位相を選択し、減算結果がしきい値以上である場合、回転角度としてシフト位相を選択する。また、判定部88は、第2データも決定する。
図9は、決定部48の別の構成を示す。決定部48は、減算部90、平均部92、誤差検出部94を含む。減算部90は、シンボルの同相成分からシンボルの直交成分をシンボル単位に減算する。平均部92は、減算結果の絶対値を単位ブロックにおいて平均する。平均部92は、平均値を判定部88へ出力する。判定部88は、平均値と予め記憶したしきい値とを比較する。判定部88は、平均値がしきい値よりも小さい場合、回転角度として基準位相を選択し、平均値がしきい値以上である場合、回転角度としてシフト位相を選択する。また、判定部88は、第2データも決定する。
図10は、決定部48のさらに別の構成を示す。決定部48は、誤差検出部94、平均部92、判定部88を含む。誤差検出部94は、基準位相でのコンスタレーションに含まれた信号点の位置と、入力したシンボルにおける信号点の位置との誤差量を検出する。図11は、誤差検出部94において記憶されたテーブルのデータ構造を示す。横軸が入力したシンボルにおける信号点の位置に対応し、縦軸が誤差量に相当する。図示のごとく、基準位相でのコンスタレーションに含まれた信号点の位置である「π/4」、「3π/4」、「5π/4」、「7π/4」では、誤差量が「0」になっている。図10に戻る。
平均部92は、誤差量の絶対値を単位ブロックにおいて平均する。平均部92は、平均値を判定部88へ出力する。判定部88は、平均値と予め記憶したしきい値とを比較する。判定部88は、平均値がしきい値よりも小さい場合、回転角度として基準位相を選択し、平均値がしきい値以上である場合、回転角度としてシフト位相を選択する。また、判定部88は、第2データも決定する。図7に戻る。
基準位相用位相誤差検出部60は、帯域制御フィルタ部44からのシンボルを入力する。基準位相用位相誤差検出部60は、入力したシンボルにおける信号点の位置と、基準位相でのコンスタレーションにおける信号点の位置との誤差量をシンボル単位に検出する。図12(a)−(b)は、キャリア再生部50において記憶されたテーブルのデータ構造を示す。図12(a)が、基準位相用位相誤差検出部60に記憶されたテーブルに相当する。当該テーブルは、図11に示されたテーブルと同様に規定される。図12(b)については後述する。図7に戻る。基準位相用位相誤差検出部60は、値を位相誤差選択部64へ出力する。
シフト位相用位相誤差検出部62は、帯域制御フィルタ部44からのシンボルを入力する。シフト位相用位相誤差検出部62は、入力したシンボルにおける信号点の位置と、シフト位相でのコンスタレーションにおける信号点の位置との誤差量をシンボル単位に検出する。図12(b)が、シフト位相用位相誤差検出部62に記憶されたテーブルに相当する。横軸が入力したシンボルにおける信号点の位置に対応し、縦軸が誤差量に相当する。図示のごとく、シフト位相でのコンスタレーションに含まれた信号点の位置である「0」、「π/2」、「π」、「3π/2」では、誤差量が「0」になっている。図10に戻る。シフト位相用位相誤差検出部62は、値を位相誤差選択部64へ出力する。
位相誤差選択部64は、基準位相用位相誤差検出部60からの値を入力するとともに、シフト位相用位相誤差検出部62からの値も入力する。位相誤差選択部64は、決定部48において推定した回転角度をもとに、いずれかの値を選択する。具体的に説明すると、推定した回転角度が基準位相である場合、位相誤差選択部64は、基準位相用位相誤差検出部60からの値を選択する。また、推定した回転角度がシフト位相である場合、位相誤差選択部64は、シフト位相用位相誤差検出部62からの値を選択する。位相誤差選択部64は、選択した値をループフィルタ部66へ出力する。
ループフィルタ部66は、位相誤差選択部64からの値を平均し、NCO68から出力される局部発振信号の周波数を制御する。NCO68は、ループフィルタ部66からの指示に応じた周波数の局部発振信号を直交検波部42へ出力する。ループフィルタ部66とNCO68には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略するが、決定部48での平均に費やされる数シンボルの間は、キャリア再生を前値保持状態に保つ。このようにキャリア再生部50によって、キャリア再生が実行される。
基準位相デマッピング部70は、帯域制御フィルタ部44からのシンボルを入力する。基準位相デマッピング部70は、基準位相のコンスタレーションをもとにしたデマッピングをシンボル単位に実行することによって、シンボルでの信号点に対応した第1データを生成する。基準位相デマッピング部70は、第1データをシンボル選択部54へ出力する。シフト位相デマッピング部72は、帯域制御フィルタ部44からのシンボルを入力する。シフト位相デマッピング部72は、基準位相デマッピング部70と並列に、シフト位相のコンスタレーションをもとにしたデマッピングをシンボル単位に実行することによって、シンボルでの信号点に対応した第1データを生成する。シフト位相デマッピング部72は、第1データをシンボル選択部54へ出力する。
シンボル選択部54は、基準位相デマッピング部70からの第1データを入力するとともに、シフト位相デマッピング部72からの第1データも入力する。シンボル選択部54は、決定部48において推定した回転角度をもとに、いずれかの第1データを選択する。このような選択基準は、単位ブロックごとに切りかえられる。このように、シンボル選択部54は、決定部48において推定した回転角度をもとに、回転角度ごとの第1データのうち、いずれかを選択する。シンボル選択部54は、第1データを外部へ出力する。制御部56は、受信装置12全体の動作タイミングを制御する。
本発明の実施例によれば、第2データの値に応じた対応関係にて第1データを信号点へシンボル単位にマッピングさせるので、第1データと第2データとを効率的に多重化できる。また、単位ブロックに含まれたシンボルの数を固定値にするので、処理を簡易化できる。また、コンスタレーションの回転角度を推定することによって第2データを取得するとともに、推定した回転角度でのコンスタレーション上の信号点の位置を特定することによって第1データを取得するので、効率的に多重化された2種類のデータを受信できる。
また、単位ブロックに含まれた複数のシンボル単位に回転角度を推定するので、回転角度の推定精度を向上できる。また、単位ブロックに含まれた複数のシンボルの期間以下の期間にわたって統計処理を実行するので、回転角度の推定精度を向上できる。また、回転角度の推定精度が向上されるので、第2データの決定精度を向上できる。また、また、回転角度の推定精度が向上されるので、第1データの決定精度を向上できる。また、第1データの決定精度と第2データの決定精度とが向上されるので、受信品質を向上できる。
また、例えば、QPSK変調で10Mspsの無線伝送において、20Mbpsの映像伝送を行なう場合に、10シンボルごとに軸を回転させることによって、約1Mbpsの音声伝送を映像信号の伝送速度を減らすことなく追加できる。また、受信側において、あるシンボルごとに軸が回転される変化点が予めわかっているので、変化を適切に捉えてQPSKに対するキャリア再生を実行することによって、QPSKの受信性能からの低下を抑制できる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を説明する。実施例2も、実施例1と同様に、第1データと第2データという2種類のデータを多重化する通信システムに関する。実施例2は、受信装置の回路規模、処理量を実施例1の場合よりも低減することを目的とする。実施例2に係る送信装置は、実施例1と同様に、複数種類のコンスタレーション上において、第1データに対して位相変調、例えば、QPSK変調を実行するとともに、第2データから回転角度を特定し、特定した回転角度によってコンスタレーションの軸を選択する。実施例1に係る送信装置は、単位ブロックごとに同一の回転角度のコンスタレーションを選択していた。一方、実施例2に係る送信装置は、単位ブロックを第1ブロックと第2ブロックとに時分割し、第1ブロックに対して、第2データに対応した回転角度による選択を実行する。また、第2ブロックに対しては予め定められた回転角度、例えば回転角度「0」による選択を実行する。
受信装置は、受信したデジタル変調信号のうち、第2ブロックの部分においてバースト的にキャリア再生を実行する。第2ブロックでの回転角度は「0」だけと定められているので、受信装置は、シフト位相に対応するためのキャリア再生を省略できる。その結果、回路規模、処理量が低減される。一方、受信装置は、第1ブロックの部分において、第1の実施例に係る受信装置と同様の処理を実行する。なお、受信装置は、第1ブロックの部分において、キャリア再生のための位相誤差検出を実行しない。実施例2に係る通信システム100は、図1と同様のタイプであり、送信装置10は、図2と同様のタイプである。ここでは、差異を中心に説明する。
選択部26は、基準位相マッピング部20から、基準位相シンボルを入力するとともに、シフト位相マッピング部22からも、シフト位相シンボルを入力する。また、特定部24からの特定結果も入力する。選択部26は、単位ブロックのうち、前半の第1ブロックにおいて、特定部24の特定結果、つまり回転角度によって、基準位相シンボルあるいはシフト位相シンボルを選択する。例えば、単位ブロックが4シンボルである場合、第1ブロックは2シンボルである。第1ブロックにおける選択部26の処理は、実施例1に類似する。これは、特定部24における回転角度に応じて、基準位相によってマッピングがなされたシンボルを複数まとめて回転させることに相当する。
一方、選択部26は、単位ブロックのうち、後半の第2ブロックにおいて、基準シンボルを選択する。例えば、第2ブロックは、第1ブロックにつづく2シンボルに相当する。これは、予め定められた固定値の回転角度によって、基準位相によるマッピングがなされたシンボルを複数まとめて回転させることに相当する。さらに、選択部26は、実施例1と同様に、同期コードを周期的に出力する。
図13は、本発明の実施例2に係る選択部26から出力される信号の構成を示す。図13は、図5と同様に示される。図示のごとく、単位ブロックは、第1ブロックと第2ブロックとを含む。また、第1ブロックでは、ひとつの第2データと2つの第1データとが多重化されている。一方、第2ブロックでは、基準位相が固定的に使用されるので、第2データが多重化されていない。なお、ひとつの単位ブロックでは、実施例1と同様に、ひとつの第2データと4つの第1データとが多重化されている。
図14は、本発明の実施例2に係る選択部26から出力される信号の別の構成を示す。図6では、3つの単位ブロックでのコンスタレーションが示されている。各単位ブロックの第2ブロックにおける2つのシンボルは、基準位相を使用する。左側の単位ブロックの第1ブロックにおける2つのシンボルは、基準位相を使用しており、中央の単位ブロックの第1ブロックにおける2つのシンボルは、シフト位相を使用しており、右側の単位ブロックの第1ブロックにおける2つのシンボルは、基準位相を使用している。図2に戻る。最終的に、RF部30は、第2データに対応した回転角度のコンスタレーションによってまとめてマッピングさせた第1ブロックのシンボルと、予め定められた回転角度によってまとめてマッピングさせた第2ブロックのシンボルとを交互に出力する。
図15は、本発明の実施例2に係る受信装置12の構成を示す。受信装置12は、RF部40、直交検波部42、帯域制御フィルタ部44、タイミング生成部46、決定部48、キャリア再生部50、デマッピング部52、シンボル選択部54、制御部56を含む。また、キャリア再生部50は、基準位相用位相誤差検出部60、ループフィルタ部66、NCO68を含み、デマッピング部52は、基準位相デマッピング部70、シフト位相デマッピング部72を含む。ここでは、図7との差異を中心に説明する。タイミング生成部46は、前述のごとく、各シンボルのタイミング、各単位ブロックのタイミングを生成する。さらに、タイミング生成部46は、単位ブロックのうち、第1ブロックと第2ブロックとの境界のタイミングも生成する。
決定部48は、帯域制御フィルタ部44からのシンボルを入力する。また、決定部48は、タイミング生成部46から、各単位ブロックのタイミングを入力する。決定部48は、単位ブロックの第1ブロックごとに、シンボルに対する回転角度を推定する。これは、図示しない送信装置10において対応関係にしたがった回転角度によってまとめて回転された複数のシンボル単位に回転角度を推定することに相当する。決定部48は、推定した回転角度をもとに第2データの値を決定する。決定部48の構成は、図8から図10と同様のタイプであるが、平均化の期間が第1ブロックの期間になる。
基準位相用位相誤差検出部60は、帯域制御フィルタ部44からのシンボルを入力する。基準位相用位相誤差検出部60は、第2ブロックの期間において、入力したシンボルにおける信号点の位置と、基準位相でのコンスタレーションにおける信号点の位置との誤差量をシンボル単位に検出する。基準位相用位相誤差検出部60は、第2ブロックの期間において誤差量を算出する。基準位相用位相誤差検出部60は、誤差値をループフィルタ部66へ出力する。ループフィルタ部66とNCO68は、図7と同様に動作するが、第1ブロックの期間において、キャリア再生を前値保持状態に保つ。そのため、キャリア再生部50は、第2ブロックの期間において、キャリア再生を間欠的に実行する。
シンボル選択部54は、基準位相デマッピング部70からの第1データを入力するとともに、シフト位相デマッピング部72からの第1データも入力する。シンボル選択部54は、決定部48において推定した回転角度をもとに、第1ブロックにおいて、いずれかの第1データを選択する。このような選択基準は、第1ブロックごとに切りかえられる。一方、シンボル選択部54は、第2ブロックにおいて、基準位相デマッピング部70からの第1データを選択する。このように、シンボル選択部54は、予め定められた回転角度あるいは決定部48において推定した回転角度をもとに、回転角度ごとの第1データのうち、いずれかを選択する。シンボル選択部54は、第1データを外部へ出力する。
本発明の実施例によれば、単位ブロックのうち、第2ブロックに対する軸の回転角度を予め定められた値に固定するだけなので、簡易な処理によって位相の基準を受信装置に通知できる。また、単位ブロックあたりのデータ量は低減しないので、データの伝送速度を低下させることなく、位相の基準を受信装置に通知できる。また、予め定められた回転角度が固定値であるので、シフト位相に対するキャリア再生を省略できる。また、シフト位相に対するキャリア再生が省略されるので、回路規模を低減できる。また、シフト位相に対するキャリア再生が省略されるので、処理を簡易化できる。また、予め定められた回転角度をもとにキャリア再生を実行するので、処理を簡易にできる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、基準位相マッピング部20およびシフト位相マッピング部22は、第1データをマッピングすべきコンスタレーションとしてQPSKを使用する。しかしながらこれに限らず例えば、基準位相マッピング部20およびシフト位相マッピング部22は、QPSK以外の変調方式を使用してもよい。例えば、8PSKや16QAMが使用される。本変形例によれば、変調多値数を変更することによって、伝送速度を調節できる。
本発明の実施例において、特定部24は、2種類の回転角度を特定する。しかしながらこれに限らず例えば、特定部24は、さらに多くの種類、例えば、4種類の回転角度を特定してもよい。その際、第2データは、2ビットのデータとして規定される。4種類の回転角度は、隣接した信号点間の角度を4等分するように規定される。本変形例によれば、第2データの伝送速度を向上できる。
本発明の実施例において、単位ブロックが4シンボルであるとされている。しかしながらこれに限らず例えば、単位ブロックが4シンボル以外のシンボル数によって構成されていてもよい。シンボル数を減らすことによって、第2データの伝送速度が向上される。また、シンボル数を増やすことによって、回転角度の推定精度が向上される。本変形例によれば、通信システム100の設計の自由度を向上できる。
本発明の実施例において、決定部48は平均処理を実行している。しかしながらこれに限らず例えば、決定部48は、平均処理以外の統計処理を実行してもよい。平均処理以外の統計処理の一例は、中央値の導出処理である。本変形例によれば、受信装置12の設計の自由度を向上できる。
本発明の実施例において、単位ブロックでは、第1ブロック、第2ブロックの順の配置がなされている。しかしながらこれに限らず例えば、単位ブロックでは、第2ブロック、第1ブロックの順の配置がなされていてもよい。また、第1ブロックに含まれたシンボル数と、第2ブロックに含まれたシンボル数とが等しくされているが、これらのシンボル数が異なっていてもよい。さらに、第2ブロックにおける回転角度が「0」で固定されているが、受信装置12にとっても既知であるパターンによって回転角度が変化してもよい。本変形例によれば、通信システム100の設計の自由度を向上できる。また、無線で通信を行なう実施形態について説明したが、有線で通信する実施形態にも適用可能である。
10 送信装置、 12 受信装置、 20 基準位相マッピング部、 22 シフト位相マッピング部、 24 特定部、 26 選択部、 28 直交変調部、 30 RF部、 32 制御部、 40 RF部、 42 直交検波部、 44 帯域制御フィルタ部、 46 タイミング生成部、 48 決定部、 50 キャリア再生部、 52 デマッピング部、 54 シンボル選択部、 56 制御部、 60 基準位相用位相誤差検出部、 62 シフト位相用位相誤差検出部、 64 位相誤差選択部、 66 ループフィルタ部、 68 NCO、 70 基準位相デマッピング部、 72 シフト位相デマッピング部、 80 比較部、 82 第1成分平均部、 84 第2成分平均部、 86 減算部、 88 判定部、 90 減算部、 92 平均部、 94 誤差検出部、 100 通信システム。

Claims (7)

  1. 第1のデータと第2のデータとが外部から入力される入力部と、
    第1のデータの値と、第1コンスタレーション中の信号点の位置との対応関係である第1の対応関係にしたがって、前記入力部に入力された第1のデータを信号点へシンボル単位にマッピングする第1マッピング部と、
    第1コンスタレーションの軸を、隣接した信号点間の角度の整数倍を除く所定の角度回転させた軸のコンスタレーションである第2コンスタレーションの軸に対して相対的に第1の対応関係と同一になるような第2の対応関係にしたがって、第1のデータを信号点へシンボル単位にマッピングする第2マッピング部と、
    前記第1マッピング部においてマッピングしたシンボルあるいは前記第2マッピング部においてマッピングしたシンボルを選択する選択部と、
    前記選択部において選択したシンボルを含んだ信号を外部へ送信する送信部とを備え、
    前記入力部に入力される第2のデータの間隔は、前記入力部に入力される第1のデータの間隔よりも長く、
    前記選択部は、複数のシンボルにわたって、第2のデータの値をもとに、前記第1マッピング部においてマッピングしたシンボルあるいは前記第2マッピング部においてマッピングしたシンボルを選択し、前記複数のシンボルにつづく複数のシンボルにわたって、前記第1マッピング部においてマッピングしたシンボルを選択することを特徴とする送信装置。
  2. 前記入力部に入力される第2のデータの間隔に対する前記入力部に入力される第1のデータの間隔の比は、固定値であることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 第1のデータの値と、第1コンスタレーション中の信号点の位置との対応関係である第1の対応関係、あるいは第1コンスタレーションの軸を、隣接した信号点間の角度の整数倍を除く所定の角度回転させた軸のコンスタレーションである第2コンスタレーションの軸に対して相対的に第1の対応関係と同一になるような第2の対応関係のいずれかにしたがって、マッピングされたシンボルを含む信号を外部から受信してから、第1の対応関係にしたがって、マッピングされたシンボルを含む信号を外部から受信する受信部と、
    前記受信部において受信した信号をもとにキャリア再生を実行するキャリア再生部と、
    前記キャリア再生部において再生されたキャリアによって、前記受信部において受信した信号を検波する検波部と、
    前記検波部において検波した信号に対して、第1の対応関係と第2の対応関係とで並列してデマッピングを実行することによって、それぞれの対応関係の第1のデータを生成する生成するデマッピング部と、
    前記検波部において検波した信号がマッピングされたコンスタレーションの軸の回転角度に基づいて、第2のデータを決定する決定部と、
    複数のシンボルにわたって、前記検波部において検波した信号がマッピングされたコンスタレーションの軸の回転角度をもとに、前記デマッピング部が並列してデマッピングした第1のデータのうち、いずれかを選択してから、前記複数のシンボルに続く複数のシンボルにわたって、前記デマッピング部が並列してデマッピングした第1のデータのうち、第1の対応関係にしたがった方を選択する選択部とを備え、
    前記キャリア再生部は、第1の対応関係にしたがったマッピングがなされた複数のシンボルの期間において、キャリア再生を実行することを特徴とする受信装置。
  4. 前記デマッピング部は、シンボル単位にデマッピングを実行し、
    前記決定部は、第1のデータの間隔に対する第2のデータの間隔に応じた複数のシンボル単位に回転角度を推定することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記決定部は、ひとつの回転角度でのコンスタレーションに含まれた信号点の位置と、前記受信部において受信した信号でのシンボルにおける信号点の位置との誤差に対して、第1のデータの間隔に対する第2のデータの間隔に応じた複数のシンボルの期間以下の期間にわたって統計処理を実行することによって、回転角度を推定することを特徴とする請求項4に記載の受信装置。
  6. 第1のデータと第2のデータとが外部から入力されるステップと、
    第1のデータの値と、第1コンスタレーション中の信号点の位置との対応関係である第1の対応関係にしたがって、入力された第1のデータを信号点へシンボル単位にマッピングするステップと、
    第1コンスタレーションの軸を、隣接した信号点間の角度の整数倍を除く所定の角度回転させた軸のコンスタレーションである第2コンスタレーションの軸に対して相対的に第1の対応関係と同一になるような第2の対応関係にしたがって、第1のデータを信号点へシンボル単位にマッピングするステップと、
    第1の対応関係にしたがってマッピングしたシンボルあるいは第2の対応関係にしたがってマッピングしたシンボルを選択するステップと、
    選択したシンボルを含んだ信号を外部へ送信するステップとを備え、
    前記入力するステップに入力される第2のデータの間隔は、前記入力するステップに入力される第1のデータの間隔よりも長く、
    前記選択するステップは、複数のシンボルにわたって、第2のデータの値をもとに、第1の対応関係にしたがってマッピングしたシンボルあるいは第2の対応関係にしたがってマッピングしたシンボルを選択し、前記複数のシンボルにつづく複数のシンボルにわたって、第1の対応関係にしたがってマッピングしたシンボルを選択することを特徴とする送信方法。
  7. 第1のデータの値と、第1コンスタレーション中の信号点の位置との対応関係である第1の対応関係、あるいは第1コンスタレーションの軸を、隣接した信号点間の角度の整数倍を除く所定の角度回転させた軸のコンスタレーションである第2コンスタレーションの軸に対して相対的に第1の対応関係と同一になるような第2の対応関係のいずれかにしたがって、マッピングされたシンボルを含む信号を外部から受信してから、第1の対応関係にしたがって、マッピングされたシンボルを含む信号を外部から受信するステップと、
    受信した信号をもとにキャリア再生を実行するステップと、
    再生されたキャリアによって、受信した信号を検波するステップと、
    検波した信号に対して、第1の対応関係と第2の対応関係とで並列してデマッピングを実行することによって、それぞれの対応関係の第1のデータを生成するステップと、
    検波した信号がマッピングされたコンスタレーションの軸の回転角度に基づいて、第2のデータを決定するステップと、
    複数のシンボルにわたって、検波した信号がマッピングされたコンスタレーションの軸の回転角度をもとに、並列してデマッピングした第1のデータのうち、いずれかを選択してから、前記複数のシンボルに続く複数のシンボルにわたって、並列してデマッピングした第1のデータのうち、第1の対応関係にしたがった方を選択するステップとを備え、
    前記キャリア再生を実行するステップは、第1の対応関係にしたがったマッピングがなされた複数のシンボルの期間において、キャリア再生を実行することを特徴とする受信方法。
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