JP5636201B2 - 表示パネルまたは表示パネルを用いた表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示パネルまたは表示パネルを用いた表示装置に関するものである。
従来からツイステッドネマチック表示方式(以下、「TN方式」)の液晶表示パネルが知られている。また、当該TN方式の液晶表示素子における液晶のコントラスト比(以下、「CR」)と視野角特性を改善するための液晶表示素子の方式として、たとえばインプレーンスイッチング(横電界)表示方式(以下、「IPS方式」)や、マルチドメインバーチカルアライメント表示方式(以下、「VA方式」)が知られている。
しかし、上記のようなTN方式、IPS方式、または、VA方式において、液晶層に使用されるネマチック液晶材料は、分子の熱的な揺らぎに起因される光散乱を示す。当該光散乱により黒表示においても光が透過するため、IPS方式及びVA方式のような電圧無印加時に黒表示するいわゆるノーマリーブラックの液晶表示パネルにおいては、原理的にCRの低下が避けられない。
さらに、当該液晶層の自己配向性による配向変化を利用することから、十分な速度の応答性を確保することができない。よって、特に動画表示において画質が劣化するという問題がある。また、当該液晶層は、光学的に一軸的な媒体であるため、そのままでは透過率に視野角の依存性が生じる。
そこで、近年、光学的に3次元又は2次元で等方性を有する液晶(以下「等方液晶」)の材料を用いた液晶表示パネルが提案されている。この等方液晶は、液晶層に対し、電圧無印加時には液晶分子の配列が光学的に3次元又は2次元に等方であるが、電圧印加時には、電圧印加方向に複屈折性が誘起される性質を有する。
つまり、このような等方液晶は、電圧印加時においてのみ、電圧印加方向に光学的に一軸な異方性が誘起され、電圧無印加時には、光学異方性はない。したがって、黒表示の際に上述したネマチック液晶材料を用いた場合に生じるような光散乱は生じない。
また、等方液晶は、電気光学効果を利用するものであることから、ネマチック液晶材料と比べて高速な応答が可能である。
このような等方液晶の材料として下記のような材料が近年報告されている。3次元で等方性を有するものとしては、スメクチックブルー相、コレステリックブルー相が報告されている。また、2次元で等方性を有するものとしては、屈曲型液晶分子、所謂ベントコア構造が報告されている。当該ベントコア構造は液晶化合物を基板に対し垂直配向したものであり、電圧無印加時において、液晶層の面内において等方性を有する。その他にも、キュービック相、スメクチックQ相、ミセル相、逆ミセル相、又はスポンジ相等が知られている。
なお、当該等方液晶に関し、下記非特許文献1には、従来温度範囲が極めて狭く、デバイスへの実用が困難であったブルー相の温度範囲拡大について開示されている。また、下記非特許文献2には、ベントコア構造の光学的二軸性について等、等方液晶の材料及びその性質が開示されている。更に、下記特許文献1には、等方液晶を用いた液晶パネルの具体的な電極構造等について開示されている。
特開2006−3840号公報
Harry J Coles、ネイチャー、436巻、997−1000頁、 2005年 Bharad R. Achayrya他、LIQUID CRYSTALS TODAY、VOL.13、 No.1、 1−4、2004年
図22A及びBは、本発明における課題を説明するための図である。具体的には、図22Aは、等方液晶を用いた液晶表示パネルにおける表示画面の法線方向からみた画素電極及び共通電極の配置を概略的に示す図であり、図22Bは、当該液晶表示パネルにおける液晶層周辺の断面を概略的に示す図である。
図22A及びBに示すように、当該液晶表示パネル800は、一対の透明基板805、806と、当該一対の透明基板805、806の間に配置された液晶層807とを有する。また、当該一対の透明基板805、806の一方の基板805には、櫛歯状の画素電極801、共通電極802が配置され、アクティブマトリクス駆動を可能とする。一方、他方の基板806には、液晶層807との間に、カラーフィルタ804が配置される。なお、当該画素電極等が配置された基板805上には、薄膜トランジスタ(TFT)等の電気配線、層間絶縁膜等803が配置される。
次に、当該液晶表示パネル800の動作について説明する。画素電極801及び共通電極802に電圧を印加すると、当該電極間の電位差により、水平方向に電界成分813が生じる。よって、液晶層807において、電気光学効果により、電界の1次に比例(ボッケルス効果)、あるいは電界の2次に比例(カー効果)した屈折率変化が生じる。これにより、液晶層807において、水平面内の複屈折が発現し、この水平電界の方位を適切に定めることにより、明表示が可能となる。
しかしながら、上記のように画素電極801及び共通電極802に電圧を印加すると、図22Bに示すように、電極801、802直上に位置する液晶層807においては、基板法線方向の電界814が主となる。よって、液晶層807が光学等方液晶層である場合には、電極801、802直上の液晶材料において、水平面内の複屈折は殆ど発生せず、結果として、光を殆ど透過しないという問題がある。
ここで、当該液晶層807が、等方液晶材料でなく、ネマチック液晶材料からなる場合は、連続体の性質が強いため、電極間水平電界によるねじれが電極直上に伝搬し、電極801、802直上にも水平面内の複屈折がある程度発現する。よって、電極801、802を透明電極とすることで、電極直上もある程度光を透過する。
しかしながら、上記のように等方液晶を用いる場合、当該等方液晶は、連続体の性質が弱いため、電極801、802直上では、水平面内の複屈折は殆ど発生せず、光を殆ど透過しない。その結果、光を透過するのは電極801、802間のみであり、ネマチック液晶材料を用いた場合と比較して、液晶層807の透過率が低くなるという問題がある。
上記のような問題を抑制するには、電極間隔を広くすることが考えられるが、そうすると、駆動電圧が上昇する。また、電極幅を狭くすることも考えられるが、そうすると同様に駆動電圧は上昇するし、また、生産性が著しく悪化する。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて、より透過率の高い等方性媒体を用いた表示パネルを提供することを目的とする。なお、等方性媒体とは、電圧印加時に光学等方性を生じるとともに、電圧印加時に光学異方性を生じる媒体をいう。
(1)本発明の表示パネルは、一対の基板と、前記一対の基板の間に配置され、電圧無印加時に光学等方性を生じるとともに、電圧印加時に光学異方性を生じる媒体と、前記一対の基板のうち、一方に形成される画素電極と、他方に形成される共通電極と、前記媒体へ光を出射する照明部と、を有し、前記照明部は、前記光を、前記一方の基板から前記他方の基板にむかう方向に対して斜めに、前記媒体に入射させることを特徴とする。
(2)上記(1)に記載の表示パネルは、更に、前記照明部から前記一対の基板及び前記媒体を通過した前記光の方向を、前記一方の基板から前記他方の基板にむかう方向に変換する光方向変換部を有することを特徴とする。
(3)上記(1)に記載の表示パネルにおいて、前記光は、前記照明部から出射される光のうち、最大輝度を有する光であることを特徴とする。
(4)上記(1)に記載の表示パネルにおいて、前記一対の基板は、前記媒体から遠い方の面に、それぞれ、偏光板を有することを特徴とする。
(5)上記(1)に記載の表示パネルにおいて、前記照明部は、前記光を、前記一方の基板から前記他方の基板にむかう方向に対して、空気中で40度以上90度未満の角度で入射させることを特徴とする。
(6)上記(1)に記載の表示パネルにおいて、前記媒体は、前記画素電極と前記共通電極間の電位差が0の時、3次元的に屈折率略等方であって、前記画素電極と前記共通電極間に電位差が生じた時、電気光学効果により屈折率異方性が誘起される性質を有することを特徴とする。
(7)上記(1)に記載の表示パネルにおいて、前記照明部は、少なくとも1の光源と、前記光源に並んで配置され、前記少なくとも1の光源からの光を導光する導光板を有し、前記導光板の前記一対の基板から遠い方の面は、前記一対の基板に平行な方向に対して、1°以上の角度で傾斜することを特徴とする。
(8)上記(1)に記載の表示パネルにおいて、前記画素電極と前記共通電極間隔をd(nm)、前記媒体に印加される前記一方の基板から前記他方の基板にむかう方向の電界をE、前記媒体のEが0の時の屈折率をn、前記媒体の屈折率に比例する比例定数をk、前記媒体の前記基板法線方向の屈折率をn+kE、としたとき、前記媒体に発現する
Figure 0005636201
で表わされる実効リタデーションR’が、前記光の波長550nmに対して、240nm≦R’≦310nmであることを特徴とする。
(9)上記(1)に記載の表示パネルにおいて、前記一方の基板から前記他方の基板にむかう方向にから見た際、前記それぞれの偏光板の吸収軸がなす角のうち小さい方の角φが、60°≦φ≦88°であって、前記光の方位は、前記各偏光板の吸収軸とφ/2の角度をなすことを特徴とする。
(10)上記(9)に記載の表示パネルにおいて、前記偏光板偏光層の屈折率をnとしたとき、前記角φ
Figure 0005636201
を満たすことを特徴とする。
(11)上記(1)に記載の表示パネルは、更に、前記各偏光板と前記媒体の間にそれぞれ配置された複屈折性フィルムを有し、前記照明部は、前記光を、前記一方の基板から前記他方の基板にむかう方向からみて、全方位へ出射し、前記各偏光板の吸収軸は互いに直交し、前記各複屈折性フィルムの遅相軸は互いに直交し、前記各偏光板の吸収軸の一方と前記各複屈折性フィルムの遅相軸がなす小さい方の角度は45°であって、前記各複屈折性フィルムのリタデーションは、波長550nmの前記光に対して、100nm以上150nm以下であることを特徴とする。
(12)上記(11)に記載の表示パネルにおいて、前記各複屈折性フィルムは、Nz係数が0.4以上0.6以下であることを特徴とする。
(13)上記(11)に記載の表示パネルにおいて、前記表示パネルは、更に互いに隣接する前記各偏光板の一方と、前記各複屈折性フィルムの一方の間に、光学位相補償フィルムを有し、前記光学位相補償フィルムは、Nz係数が0.4以上0.6以下であって、波長550nmの前記光に対してリタデーションが240nm以上300nm以下であって、前記一方の基板から前記他方の基板にむかう方向からみて、前記各偏光板の吸収軸の一方と、前記光学位相補償フィルムの遅相軸は、平行または直交することを特徴とする。
(14)上記(1)に記載の表示パネルにおいて、前記光線方向変換部は、プリズムシートであることを特徴とする。
(15)上記(1)に記載の表示パネルにおいて、前記光線方向変換部は、プリズムシートと、前記プリズムシートから出射された光を散乱する散乱シートを有することを特徴とする。
(16)上記(15)に記載の表示パネルにおいて、前記散乱シートは、内部に散乱された複数の粒子を有し、前記散乱粒子の平均直径をL(nm)としたとき、0.4<πL/550<3であることを特徴とする。
(17)上記(4)に記載の表示パネルにおいて、前記各偏光板は、前記媒体から遠い方の面に、反射防止膜を有することを特徴とする。
(18)上記(17)に記載の表示パネルにおいて、前記反射防止膜の波長550nmの光に対する屈折率をn、膜厚をdnmとしたとき、1≦n<1.5であって、
Figure 0005636201
を満たすことを特徴とする。
(19)上記(11)に記載の表示パネルにおいて、前記照明部は、複数の点光源と、前記各点光源からの光を、前記一方の基板から前記他方の基板にむかう方向に対して、前記所定の角度を有して、前記媒体に入射させるレンズと、前記レンズからの光を拡散する拡散部と、を有することを特徴とする。
(20)上記(1)に記載の表示パネルにおいて、前記媒体は、電圧無印加時に光学等方性を生じるとともに、電圧印加時に光学異方性を生じる液晶であることを特徴とする。
本発明の目的は、より透過率の高い等方性媒体を用いた表示パネルを提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって明らかにする。
より透過率の高い等方性媒体を用いた表示パネルを提供することができる。なお、ここで、等方性媒体とは、上記のように電圧印加時に光学等方性を生じるとともに、電圧印加時に光学異方性を生じる媒体をいう。
本発明の実施の形態における液晶表示パネルを説明するための図である。 図1における液晶表示部の1の画素を拡大した概略図である。 本発明の実施の形態における実効リタデーションの角度依存を計算した結果を示す図である。 本発明の実施の形態における偏光板の軸配置を説明するための図である。 本発明の実施の形態における偏光板の軸配置を説明するための図である。 本発明の実施の形態における偏光板の軸配置を説明するための図である。 本発明の実施の形態における偏光板の軸配置を説明するための図である。 本発明の実施の形態における吸収軸交差角度と実効吸収軸交差角度、及び出射角の関係を示す図である 本発明の実施の形態における吸収軸交差角度、出射角、透過率の関係を示す図である。 本発明の実施の形態における照明部を説明するための図である。 本実施の形態における明表示及び暗表示時の出射角と透過率の関係を示す図である。 本実施の形態における光方向変換部を説明するための図である。 変形例1における光方向変換部を示す図である。 変形例2における照明部の構成を説明するための図である。 変形例3における照明部を説明するための図である。 変形例4における液晶表示パネルを説明するための図である。 変形例4における明表示時、暗表示時それぞれについて、照明部からの出射光の出射角と透過率の関係を求めた結果を示す図である。 変形例5における照明部の構成を説明するための図である。 変形例5における液晶表示部の構成を説明するための図である。 変形例5における偏光板等の軸配置を説明するための図である。 変形例5における明表示時、暗表示時それぞれについて、透過率を求めた結果を示す図である。 本発明の課題を説明するための図である。 本発明の課題を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る液晶表示パネルを説明するための図である。図1に示すように、液晶表示パネル100は、照明部111、液晶表示部110、及び光方向変換部112を有する。
液晶表示部110は、対向して配置された第1の基板105と第2の基板106を有し、第1の基板105と第2の基板106の間には、光学等方液晶層(以下「液晶層」)107が配置される。
第1の基板105は、液晶層107から近い方の面に、画素電極101を有し、遠い方の面に第1の偏光板108を有する。また、第2の基板106は、液晶層107から近い方の面に、共通電極102を有し、遠い方の面に第2の偏光板109を有する。具体的には、画素電極101及び共通電極102は、第1の基板及び第2の基板105、106の表面をそれぞれ覆うように、互いに対向して形成される。
このように配置することで、画素電極101及び共通電極102の電位差により、液晶層107に第1及び第2の基板105、106の法線方向115(基板法線方向)の電界を、液晶層107において一様に印加することができる。
また、液晶表示部110の背面には照明部111が配置され、前面には光方向変換部112が配置される。なお、図1において下方が背面、上方が前面に相当する。
照明部111は、液晶表示部110に光を出射するいわゆるバックライトである。具体的には、照明部111は、主として第1及び第2の基板105、106の基板法線方向115に対して、空気中で角度θだけ傾いた方向に、斜めに、光を出射する。なお、照明部111の具体的な構成については後述する。なお、角度θだけ傾いた光とは、当該照明部111からの光の分布が当該θを中心としていることを意味する。いいかえれば、当該光の分布において、最大輝度を有する光が、角度θに位置することをいう。
図2は、図1における液晶表示部110の1の画素を拡大した概略図である。図1では図面の簡略化のため省略したが、図2に示すように、第1の基板105と画素電極101の間には、アクティブマトリクス駆動を可能とする薄膜トランジスタ(TFT)等の電気配線、層間絶縁膜等103が配置される。また、第2の基板106と共通電極102の間には、カラーフィルタ104が配置される。
なお、上記の液晶表示パネルの構成は一例であって、上記構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができることはいうまでもない。
次に、本実施の形態における液晶表示パネル100の動作について説明する。前述のように、照明部111からの出射光113は、基板法線方向115に対して、角度θinだけ傾いて液晶層107に入射する。
明表示時の際には、対向して配置された画素電極101及び共通電極102間に電位差を与える。これにより、液晶層107に基板法線方向115に電界116が発生し、基板法線方向115の屈折率を最大とした一軸異方性の複屈折が発現する。
ここで、図22Bで示した液晶表示パネル800のように、照明部111からの出射光が、基板法線方向115を主とする場合は、当該出射光が液晶層107の複屈折による影響を受けることは殆どない。しかし、図2に示すように、液晶層107に出射光113が斜めに入射、つまり、基板法線方向115に対して所定の角度、例えばθ、を有して入射する場合は、複屈折の影響を受ける。
よって、電圧印加時に、液晶層107を透過する光の偏光状態を変化させることができる。つまり、液晶層107への電圧印加の有無により、液晶表示パネル100における明表示、暗表示を制御することができる。
上記のようにして制御された液晶層107透過後の出射光113は、次に、第2の偏光板109を透過する。その後、光方向変換部112により、出射光113の進行方向が、主として基板法線方向115に平行となるように変換される。
上記のように構成することで、本実施の形態によれば、明表示時に、画素電極101と共通電極102の間で、基板法線方向115に電界116を一様に生成することできる。よって、上述の図22に示した櫛歯型の電極801、802を用いる場合と比べ、一様に液晶層107を透過する光に複屈折を生じさせることができる。したがって、等方液晶を液晶層107に用いた場合であっても、TN方式と同等の非常に高い透過率を有する液晶表示パネル100を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、液晶表示部110の駆動電圧を、画素電極101と共通電極102の間隔、所謂セルギャップを小さくするほど低くすることができる。具体的には、下記に説明する。
セルギャップをd、画素電極101と共通電極102間の電位差、つまり、駆動電圧をVとすると、液晶層107に生成される電界Eは、次式で表わされる。
E=V/d・・・(1)
カー効果による液晶層107における基板法線方向115の屈折率の変化nzは、電界無印加時の液晶層107の屈折率をnとすれば、次式で表わされる。
nz=n+kE・・・(2)
ここで、kは比例係数であり、液晶材料に依存する。
次に、空気中の屈折率を1、液晶層107の平均屈折率を(n+n)/2とし、常光、異常光は同じ光路をとるとする。図1及び図2に示すように、空気中における照明部111からの出射光の出射角θ、液晶層107中における光進行方向をθinとすれば、スネルの法則より、次式が成り立つ。
Figure 0005636201
次に、上記式(3)を考慮して、屈折率楕円体の議論から照明部111からの出射光に影響する複屈折を求める。実効的常光屈折率と異常光屈折率の差をΔn’とすれば、これはnz及びθの関数として、次式で表わされる。
Figure 0005636201
これに、上記式(2)を適用することにより、次式が得られる。
Figure 0005636201
また、液晶層107中を光が進む距離はd/cosθinであるから、上記式(3)を考慮すると、照明部111からの出射光に対する液晶層107の実効リタデーションR’は、次式で表わされる。
Figure 0005636201
この式に上記式(1)を適用すれば、実効リタデーションR’は、V、d、θの関数として得ることができる。
後述するように、波長λの光に対して、この実効リタデーションR’≒λ/2となるようにV、d、θを設定すればよい。具体的には、各光学部材に一般的波長分散を想定するならば、波長550nmに対して、240nm≦R’<310nmとするのが望ましい。あるいは、液晶表示部110がカラーフィルタ104を備える場合、各色毎にセルギャップdもしくは駆動電圧Vを調整してもよい。
以上により、セルギャップdが0.1μmといった極端な場合を除き、実効リタデーションR’は、セルギャップdが小さい方が大きくなることがわかる。
図3は、k=0.02、V=10V、n=1.5とした場合についての実効リタデーションR’の角度依存を計算した結果を示す図である。なお、図3において、縦軸は実効リタデーション(nm)を示し、横軸は、空気中における照明部111からの光の出射角度(°)を示す。
図3からわかるように、セルギャップを小さくするほどR’が大きくなることが分かる。また、照明部111からの出射光角度θを大きくするほど、R’を大きくできることが分かる。
但し、後述するようにθを大きくすると、界面反射が増大し結果として透過率が低下する。したがって、40°≦θ<90°が望ましい。
ここで、dを小さくするとR’が大きくなる性質は、従来技術における光学等方液晶を適用した液晶表示パネルと大きく異なる。当該従来技術における液晶表示パネルにおいては、例えば図22から分かる通り、実効リタデーションを大きくするには、水平電界成分813を大きくするか、セルギャップを大きくする必要がある。前者については、上述のように、明表示時の透過率が低下する問題がある。後者については、効果が期待できるのは、電極幅や電極間隔と同程度のセルギャップまでである。これは、水平電界成分813は、電極から基板厚み方向に離れるにつれ、小さくなるからである。よって、結局透過率低下の問題に繋がる。また、液晶層107の体積が増加するため、材料費用が増加する問題もある。本実施の形態による液晶表示パネル100によれば、このような問題を同時に解消することができる。
以上が本実施の形態における液晶表示パネル100の基本的な構成及び動作であるが、以下、各偏光板108、109の軸配置や、照明部111の具体的な構成について詳細に説明する。
まず、良好な明表示、暗表示を得るための第1の偏光板108及び第2の偏光板109の軸配置について説明する。図4は、第1の偏光板の吸収軸、第2の偏光板の吸収軸、照明部出射光の方位関係を液晶表示部正面に射影した状態を示す。
従来の液晶表示パネルにおいては、偏光板吸収軸417、418のなす角φを、0°あるいは90°と設定するが、本実施の形態における液晶表示パネルにおいては、上述のように、照明部111からの出射光113を液晶層107に斜めに入射させることから、φ<90°となる。
また、偏光板吸収軸117、118と照明部111からの出射光の進行方向113のなす角φは、φ=φ/2とする。これにより、液晶層107電圧無印加時に良好な黒表示(暗表示)、液晶層107への電圧印加時に良好な白表示(明表示)が得られるようになる。以下、詳細に説明する。
まず、明表示時について述べる。これは、図5のようにポアンカレ球を用いて考えれば、理解できる。第1の偏光板108の透過光の偏光状態PT1と、第2の偏光板109を透過する偏光状態PT2は、ポアンカレ球のS−S面に存在する(S、Sはストークスパラメータ)。明表示時の透過率を最大とするには、液晶層107においてPT1をPT2に変換する偏光状態変化が生じる必要がある。
図5ではPT1とPT2は、S軸を対称軸として、線対象の位置にある。よって、液晶層107のリタデーションは、波長λの入射光に対して、λ/2である必要がある。また、液晶層107の遅相軸は、ポアンカレ球においてS軸の位置になければならない。前者については、図3を用いて前述した通り、駆動電圧、セルギャップを適切に設定すれば達成される。後者については、図4のような軸配置(φ=φ/2)をとることで達成される。つまり、例えば、φ=90°の場合は、φ=45°であり、これはよく知られた条件である。
次に、暗表示時について述べる。ここで、本実施の形態における3次元的な角を定義する。図6に示すように、基板105、106と平行な面119において、xyz座標を適用した場合、3次元ベクトル120のxy正射影121がx軸となす角を方位角122、ベクトル120がz軸となす角を極角123と称する。
暗表示時には、液晶層107には電圧が印加されないため、液晶層107は光学的等方状態にある。つまり、暗表示に影響するのは、偏光板108、109のみとなる。
本実施の形態における液晶表示パネルでは、上記のように照明部111からの出射光113は、各偏光板108、109に斜めに入射、出射する。よって、この場合、偏光板108、109の吸収軸117、118がなす角が入射角に依存する。良好な黒表示を得るためには、実効吸収軸交差角度、つまり、斜めに入射する照明部111からの出射光113からみた吸収軸交差角度が90°とならなければならない。
上記を説明するために、図7の基板法線方向115から見た座標系を用いる。図7に示すように、第1の偏光板108の吸収軸117、第2の偏光板109の吸収軸118は、それぞれx軸、y軸とφB0の角度をなすとする。また、明表示時の透過率を最大とするためには、前述の通り、照明部111からの出射光113は、φ=φ/2とならなければならない。よって、図7より、φ=90°−2φB0となる。つまり、明表示時の透過率を最大とするためには、照明部111からの出射光113は、方位角φB0/2=45°の方向に進行し、偏光板に入射・出射する必要がある。
上記から分かる通り、実効吸収軸交差角度φ’は、基板法線方向115から見た際の吸収軸交差角度φと偏光板入射光の空気中における入射角θに依存する。我々の検討によると、この相関は次式で表わされる。なお、nは偏光板偏光層の屈折率を示す。
Figure 0005636201
これを用いてφ’を算出した結果を図8に示す。なお、図8において、縦軸は、実効吸収軸交差角度φ’(°)を示し、横軸は、基板法線方向115から見た際の吸収軸交差角度φ(°)を示す。また、偏光板の屈折率nは一般的な値1.5として算出した。図8より、照明部111からの出射光の空気中における出射角θによりφとφ’の相関が変化することが理解できる。
具体的には、θが大きくなるほど、φ’はφより大きくなる。図8より、φ’=90°となるおおよそのφを求めると、θ=40°、60°、80°それぞれの場合に対して、φ=85°、78°、75°である。よって、屈折率の幅等も考慮すれば、屈折率1.5近傍の偏光板を使用する場合は、60°≦φ≦88°とすることが望ましい。
この最適なφをφP0とすると、φP0は、上記式(7)においてφ’=90°とすることで得られ、次式で表わされる。
Figure 0005636201
当該φについては、我々の検討によると、例えば、φP0−2°≦φ≦φP0+2°とするのが望ましい。
図9は、J.Opt.Soc.Am.の論文タイトル“Optical in Stratified and Anisotropic Media:4×4−Matrix Formulation、” D.W.BERREMAN著、1972年、Volume 62、No.4、PP.502-510、 に開示されている44マトリクス法を用いた光学シミュレーションにより、確認した結果を示す。
図9より、例えば、φ=85°とした場合、たしかにθ=40°近傍で透過率は最小となり、上記のように偏光板108、109の軸配置を設定すればよいことがわかる。なお、図9において、縦軸は、透過率(%)を示し、横軸は照明部111からの出射光の空気中における出射角θ(°)を示す。
次に、本実施の形態における照明部111について説明する。図10は、照明部111の構成を説明するための図である。図10に示すように、照明部111は、その断面からみて、蛍光管125、反射板126、導光板124を有する。
反射板126は、蛍光管125からの出射光を反射し、当該出射光を効率よく導光板124内部に入射する。
導光板124は、対向して配置された平板上の上面901及び下面902を有し、上記液晶表示部110に対して上面901が近い方に、下面902が遠い方に配置される。また、上面901及び下面902は、それぞれ、その一端において上記反射板126に接続される。更に、上面901の法線方向は、前述の液晶表示部110の基板法線方向115と略同一となるように配置される。下面902は、上記上面901に対して、傾斜するように、つまり、所定の角度を有するように形成される。
上記のように構成することで、導光板124に入射した光の殆どは、導光板124または空気界面で全反射しながら導光板124内部を伝搬するが、導光板124の下面に傾斜があるため、図10に示すように、光は伝搬するにつれ、導光板124下面の反射角が増大し(θ>θ)、導光板124から空気界面への入射角は小さくなる。このようにして、臨界角を超えた光から順次、空気中に出射される。
この空気中への出射角θは、蛍光管125出射光の出射分布に応じてある程度の広がりを有するが、半値角は一般的照明部111の場合に比べて、極端に小さい。以後、この中心値を出射角θと称する。
なお、導光板124下面の傾斜角度は、液晶表示パネルの表示面積等により決定されるが、1°より大きいことが望ましい。また、出射角θは、導光板124の屈折率、下面傾斜角、下面反射特性、上面形状、あるいは導光板124と液晶表示部110間に光学部材を配置することにより制御可能である。なお、上記において、導光板124の下面902の構成を除き、反射板126や蛍光管125等の具体的な構成については、公知であるため、説明を省略する。
図11は、本実施の形態における明表示、暗表示時の空気中における照明部111からの出射光の出射角θと透過率の関係を示す。なお、図11に示した結果については、図4において、基板法線から見た際の偏光板吸収軸交差角度φ=78°、偏光板屈折率を1.5、光学等方液晶層107のn=1.5、k=0.035、セルギャップd=3μm、明表示時の画素電極101、共通電極102の間の電圧V=10Vとして算出した。
図11に示すように、θ=60°において、明表示時の透過率は高く、暗表示時の透過率は低くなる。また、θ=60°において、明表示時の透過率は約24%、明表示と暗表示の透過率比、所謂CRは22000である。つまり、本実施の形態によれば、明表示時の透過率及びコントラスト比ともに、従来の液晶表示パネルと比較して大きく向上することができる。
次に、本実施の形態における光方向変換部の構成を説明する。図12に示すように、光方向変換部112は、斜め入射光を基板法線方向115に集光する機能を有する逆プリズムシート127により形成される。なお、プリズムシート自体は公知であることから、本実施の形態においては、プリズム頂角θに関する説明以外の詳細な説明については、省略する
本実施の形態においては、上述のように入射角θの光を基板法線方向115に変換するため、図12のように、光出射面をプリズム面とする所謂正プリズムを用いる場合、プリズム頂角θは次式を満たせばよい。
Figure 0005636201
一方、光入射面をプリズム面とする所謂逆プリズムを用いる場合は、プリズム頂角θは次式を満たせばよい。
Figure 0005636201
本実施の形態においては、例えば、光方向変換部112として、逆プリズムシート127を用い、プリズム頂角θ=71°としたが、プリズム頂角θは、上記式(9)、式(10)で決定される中心値から、±5°程度の範囲内であればよい。
上記のような光方向変換部112を用いることにより、液晶表示部110からの光の方向を基板法線方向115に変換することができる。なお、例えば、カーナビゲーション用の液晶表装置のように、主として斜め方向から液晶表示パネルを見ることを想定している場合には、光線方向部を設けなくても、液晶表示パネルを見ることは可能である。そのような場合には、当該光方向変換部112を必ずしも設けなくてもよいことはいうまでもない。
以上のように、本実施の形態における液晶表示パネルによれば、明表示時に液晶層に一様に電界を印加することができ、透過率の高い液晶層を有する液晶表示パネルを実現することができる。また、セルギャップを小さくすることができることから、透過率の高い液晶層を有し、かつ、低駆動電圧で液晶層を駆動することができる。また、液晶層の材料費も削減することができ、結果として、生産性の高い液晶表示パネルを提供することもできる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。つまり、上記実施の形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
例えば、上記実施の形態においては、照明部111の光源として、蛍光管125を用いたが、導光板124の端部に配置される線光源であれば他の光源、例えばLED(Light Emitting Diode)でもよい。また、上記実施の形態においては、図10に示すような照明部111を用いたが、上記のように液晶層107に光が斜めに入射する限り、例えば、下記に示すような、異なる構成の照明部111を用いてもよい。更に、光方向変換部112についても、出射光113の方向を基板法線方向115に変換できる限り、例えば、下記に示すような、異なる構成の光方向変換部を用いてもよい。
[変形例1]
本変形例では、光方向変換部が、プリズムシート及びMie散乱シートから形成される点が上記実施の形態と異なる。その他の点は、上記実施の形態と同様であり、同様である点については説明を省略する。
図13は、本変形例における光方向変換部を示す図である。図13に示すように、光方向変換部212は、逆プリズムシート127とMie散乱シート128から形成される。
液晶表示部110からの出射光113は、上記実施の形態と同様に、まず逆プリズムシート127により、主として基板法線方向115に進行方向が変換される。その後、Mie散乱シート128により、図13に示すように、前方散乱しながら、基板法線方向115に進行、空気中へ出射される。
具体的には、Mie散乱シート128中には、図13に示すように、光の波長より大きい径の散乱粒子301が分散されている。散乱理論によれば、散乱粒子の平均直径をL、入射光波長をλとした場合、次式で表わされる粒径パラメータαが、0.4<α<3であれば、Mie散乱領域とされ、プリズムシートからの光を散乱することができる。
Figure 0005636201
以上のように、光方向変換部212に散乱特性を付与することにより、液晶表示部110からの出射光113が基板法線方向115に集光することを避け、斜めからも見えるようにすることができる。また、Mie散乱を利用することで後方散乱より前方散乱を大きくすることができ、光損失を最小限に止めることが可能となる。なお、光損失を考えなくてよい用途においては、いわゆるRayleigh散乱を利用してもよい。
また、上記実施の形態と同様、本変形例における液晶表示パネルによれば、明表示時に液晶層に一様に電界を印加することができ、透過率の高い液晶層を有する液晶表示パネルを実現することができる。また、セルギャップを小さくすることができることから、透過率の高い液晶層を有し、かつ、低駆動電圧で液晶層を駆動することができる。また、液晶層の材料費も削減することができ、結果として、生産性の高い液晶表示パネルを提供することもできる。
なお、上記光方向変換部の構成は、上記に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。つまり、上記で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができることはいうまでもない。
[変形例2]
本変形例では、照明部の下面の構成が上記実施の形態と異なる。その他の点は、上記実施の形態と同様であり、同様である点については説明を省略する。
図14は、本変形例における照明部の構成を説明するための図である。図14に示すように、照明部311の導光板224の下面324は、所定の間隔毎に溝129を有する。具体的には、当該下面324が各溝129に向かうに従って、液晶表示部110から遠ざかるように滑らかな凹部を形成する。
上記のように構成することで、蛍光管125を出射し、導光板224内部に入射した光は、その殆どが導光板224内部を全反射しながら伝搬する。しかしながら、図14に示すように、溝129に入射した光は、導光板224下面における反射角が小さくなり、導光板224上面325と空気界面に、臨界角より小さい角度で入射する。これにより、当該光は、主としてθ方向に出射する。なお、空気中への出射角θは、導光板224の屈折率や溝129の形状等により、制御可能であることはいうまでもない。
以上のように構成することで、上記実施の形態と同様、本変形例における液晶表示パネルによれば、明表示時に液晶層に一様に電界を印加することができ、透過率の高い液晶層を有する液晶表示パネルを実現することができる。また、セルギャップを小さくすることができることから、透過率の高い液晶層を有し、かつ、低駆動電圧で液晶層を駆動することができる。また、液晶層の材料費も削減することができ、結果として、生産性の高い液晶表示パネルを提供することもできる。
なお、本変形例においては、照明部311の光源として、蛍光管125を用いたが、導光板224の端部に配置される線光源であればよく、例えばLED(Light Emitting Diode)でもよい。
また、上記照明部は、上記に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。つまり、上記で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
[変形例3]
本変形例では、照明部の構成が上記実施の形態と異なる。その他の点は、上記実施の形態と同様であり、同様である点については説明を省略する。
図15は、本変形例における照明部を説明するための図である。図15に示すように、本変形例における照明部411は、上記実施の形態における照明部111を、蛍光管125と反対側の端部において、2つ接続して形成される。つまり、照明部411は、その断面の中心部に対して左右対称な構成を有する。
したがって、照明部411からの出射光113の出射角度は、極角θにつき、左右に配置された両蛍光管125の両出射光について共通となる。一方、方位角については、両蛍光管125の両出射光について180°異なる。しかし、図7において、照明部411からの出射光113を180°回転させれば分かる通り、何れの出射光も上記φ=φ/2の条件を満たし、実効吸収軸交差角度φ’も共通となる。よって、両蛍光管125の両出射光について液晶表示パネルの暗表示、明表示ともに全く同じ特性とできる。
以上のように構成することで、上記実施の形態と同様、本変形例における液晶表示パネルによれば、明表示時に液晶層に一様に電界を印加することができ、透過率の高い液晶層を有する液晶表示パネルを実現することができる。また、セルギャップを小さくすることができることから、透過率の高い液晶層を有し、かつ、低駆動電圧で液晶層を駆動することができる。また、液晶層の材料費も削減することができ、結果として、生産性の高い液晶表示パネルを提供することもできる。
なお、本変形例においては、照明部411の光源として、蛍光管125を用いたが、導光板124の端部に配置される線光源であればよく、例えばLED(Light Emitting Diode)でもよい。
なお、上記光方向変換部の構成は、上記に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。つまり、上記で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
[変形例4]
図16は、本変形例における液晶表示パネルを説明するための図である。本変形例は、液晶表示部が、反射防止膜を有する点が上記実施の形態と異なる。その他の点は、上記実施の形態と同様であり、同様である点については説明を省略する。
具体的には、本変形例においては、図16に示すように、第1の偏光板108の液晶層107から遠い方の表面に反射防止膜139が配置される。また、第2の偏光板109の液晶層107から遠い方の表面にも反射防止膜140が配置、つまり、反射防止膜140は、第2の偏光板109と光方向変換部112との間に配置される。
なお、本変形例においては、例えば、偏光板108、109としては、例えば、偏光板の屈折率をnとすると、偏光板に近い方から厚み方向に沿って屈折率がn〜1と変化する反射防止膜139、140を用いたが、反射防止膜としては、低屈折率膜や特開2008−233850号公報に開示の反射防止膜を用いてもよい。
なお、低屈折率膜を用いる場合、その屈折率をn、膜厚をd(nm)した場合、入射角θ、波長550nmの光に対する反射率の低減を重視し、次式が満たされることが望ましい。
Figure 0005636201
図17は、本変形例において、明表示時、暗表示時それぞれについて、空気中における照明部からの出射光の出射角θと透過率の関係を求めた結果を示す図である。図17に示すように、θ=60°において、明表示時の透過率は約29%である。よって、より高透過率の液晶表示パネルを実現することができる。
ここで、本変形例においては、下記のような観点から上述のような反射防止膜を用いた。上記実施の形態で用いた1対の偏光板の吸収軸を平行として、光を正面入射させた際の透過率は約32%である。上記のように、上記実施の形態で得られた明表示時の透過率約24%であるから、光損失が大きいと考えられる。この要因としては、偏光板と空気界面の反射が最も大きいと考えられる。一般的な液晶表示パネルのように主として基板法線方向の光を利用する場合は、この反射損失は全体の4%程度であるが、上記実施の形態のように法線方向から所定の角度を有して出射する光を主として利用する場合、Fresnelの反射係数によれば、角度によっては数割の反射が生じる。したがって、本変形例によれば、上述のような反射防止膜を用い、上記のような光損失を低減し、より透過率の高い液晶表示パネルを実現することができる。
また、本変形例における液晶表示パネルによれば、明表示時に液晶層に一様に電界を印加することができ、透過率の高い液晶層を有する液晶表示パネルを実現することができるが、この点は、上記実施の形態と同様である。また、同様に、セルギャップを小さくすることができることから、透過率の高い液晶層を有し、かつ、低駆動電圧で液晶層を駆動することができる。更に、液晶層の材料費も削減することができ、結果として、生産性の高い液晶表示パネルを提供することもできる。
なお、上記液晶表示部の構成は、上記に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。つまり、上記で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
[変形例5]
本変形例においては、照明部及び液晶表示部の構成が、主に上記実施の形態と異なる。なお、下記において、上記実施の形態と同様である点については説明を省略する。
図18は、本変形例における照明部の構成を説明するための図である。図18に示すように、照明部511は、照明部511の下面512に、所定の間隔で配置された点光源130、例えば、LED光源を有する。また、当該点光源130からの光が入射するレンズ132が照明部511内部に配置される。なお、レンズ132は、点光源130に取り付けられてもよいし、その他の方法により支持されてもよい。
また、照明部511は、上部に、レンズ132からの光を拡散する拡散板133を有する。なお、拡散板133は、平面形状であって、基板法線方向115に略平行に配置される。
次に、当該点光源130からの出射光について説明する。点光源130からの出射光は、レンズ132により、その方向が、図18に示すように液晶表示部110の断面からみた場合、基板法線方向115から主として極角θを有する2つの方向に出射される。
レンズ132から出射された光は、拡散板133に入射し、当該拡散板133により、拡散される。したがって、当該出射光113は、上記実施の形態及び変形例1乃至3と異なり、全方位角に出射される。したがって、照明部511からの出射光113の進行方向は、ある程度の広がりを有するが、本発明にて適用できる範囲である。
上述のように、照明部511からの光は、全方位角に出射される。このため、良好な明表示、暗表示を得るには、液晶表示部510の構成が、上記実施の形態と異なる。以下、本変形例における液晶表示部510の構成について説明する。なお、上記実施の形態と同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図19は、本変形例における液晶表示部の構成を説明するための図である。図19に示すように、液晶表示部510は、第1の基板105と第1の偏光板108との間に、第1の複屈折性フィルム134を有し、また、第2の基板106と第2の偏光板109との間に、図19下方から順に、第2の複屈折性フィルム135、光学位相補償フィルム136を有する。また、本変形例においては、光方向変換部112は、全方位から入射する光を集光するシート、例えば、レンズシートで形成される。
上述のように照明部511からの光は、全方位角に出射されることから、液晶層107入射光が、全方位角において液晶層107の実効リタデーションの影響を受ける必要がある。このために、液晶層107への入射光を、第1の複屈折性フィルム134により、右回りあるいは左回り円偏光とする。次に、液晶層107の実効リタデーションがλ/2とすることにより、液晶層107の透過光を、左回りあるいは右回り円偏光とする。最後に、第2の複屈折性フィルム135で円偏光を直線偏光とすればよい。
ここで用いる複屈折性フィルムは、一般にλ/4板と呼ばれるものであるが、照明部511の出射角θで最適化されたものが望ましい。例えば、屈折率が1.5近傍の一般的なフィルムを用いる場合、波長550nmの入射光に対して、100nm≦Re≦150nmとすることが望ましい。本変形例では、一例として、広視角λ/4板として用いられるNz=0.5、Re=137nmのものを用いるものとする。
ここで、Nz係数とは、面内の主屈折率をそれぞれnx、ny(nx≧ny)、厚み方向の屈折率をnzとした場合Nz=(nx-nz)/(nx-ny)で定義され、Reとは、光学位相補償フィルムの厚みをdとした場合にRe=(nx-ny)dで定義されるものである。
次に、液晶表示部510における作用について説明する。暗表示時には、液晶層107において複屈折が生じないため、第1、第2の複屈折性フィルム134、135で逆の偏光状態が生じ、元の直線偏光に戻るため、吸収軸が直交する1対の偏光板を斜めから見た際と同等の暗表示が可能となる。
但し、先述したように偏光板吸収軸交差角度は、入射光の進行方向の方位角、極角に依存する。上述のように、本変形例では全方位角について考慮する必要があるため、基板法線方向115から見た際の偏光板吸収軸交差角度は、対称性を考慮し、φ=90°とする。また、偏光板透過率の方位角依存性を補償するため、前述のように光学位相補償フィルム136が配置される。
光学位相補償フィルム136の特性については、複数の光学位相補償フィルムを組み合わせる方法を含め、種々の方式が提案されているが、本変形例では、例えば、入射光波長550nmにおけるNz係数が0.5、Re=275nmのフィルムを1枚用いる。なお、この方式をとる場合、入射光波長550nmに対して、0.4≦Nz係数≦0.6、240nm≦Re≦300 nmであれば、本変形例と同等の特性が実現可能である。
なお、図19においては、光学位相補償フィルム136は、第2の複屈折性フィルム135と第2の偏光板109の間に配置される構成としたが、第1の複屈折性フィルム134と第1の偏光板108の間に配置してもよい。
図20は、上記の作用を可能とする偏光板等の軸配置の例を示す図であって、基板法線方向115から見た際の軸配置を示す。図20において、矢印217、218は、それぞれ第1の偏光板108、第2の偏光板109の吸収軸を示し、矢印237は、第1の複屈折性フィルム134の遅相軸、矢印238は第2の複屈折性フィルム135の遅相軸を示す。なお、第1、第2の複屈折性フィルム134、135の軸配置は、逆でもよい。また、光学位相補償フィルム136の遅相軸は、x軸あるいはy軸に平行である。
上記のように構成した液晶表示パネルにおいて、明表示時、暗表示時それぞれについて、透過率を求めた結果を図21に示す。なお、当該結果は空気中における照明部からの出射光の出射角θは60°とし、方位角依存性を求めた。
図21に示すように、全方位において、明表示時の透過率は高く、暗表示時の透過率は低くなっている。また、θ=60°において、明表示時の透過率は約24%であり、上記実施の形態とほぼ同等の値が得られる。
以上のように、上記実施の形態等と同様、本変形例によれば、明表示時に液晶層に一様に電界を印加することができ、透過率の高い液晶層を有する液晶表示パネルを実現することができる。また、セルギャップを小さくすることができることから、透過率の高い液晶層を有し、かつ、低駆動電圧で液晶層を駆動することができる。また、液晶層の材料費も削減することができ、結果として、生産性の高い液晶表示パネルを提供することもできる。
なお、本発明は、上記実施の形態または変形例1乃至5に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態または変形例1乃至5で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
例えば、液晶層107の代替として、タンタル酸ニオブ酸カリウムに代表されるような電気光学結晶を用いてもよい。また、上記実施形態及び変形例1乃至5においては、液晶層107に等方液晶材料を用いた液晶表示パネルについて説明したが、ネマチック液晶材料を用いた液晶表示パネルについても適用され得る。なお、上記実施の形態及び変形例1乃至5は、互いに矛盾しない限り、組み合わせて適用可能であることはいうまでもない。
なお、例えば、上記等方液晶材料や電気光学結晶が、請求項における媒体に相当する。
100、800 液晶表示パネル、101、801 画素電極、102、802 共通電極、103 803 電気配線、層間絶縁膜等、104、804 カラーフィルタ、105 第1の基板、106 第2の基板、107、807 液晶層、108 第1の偏光板、109 第2の偏光板、110 液晶表示部、111 照明部、112 光方向変換部、113 出射光、115 基板法線方向、124 導光板、125 蛍光管、126 反射板、127 逆プリズムシート、128 Mie散乱シート、129 溝、133 拡散板、139、140 反射防止膜、134 第1の複屈折性フィルム、135 第2の複屈折性フィルム、136 光学位相補償フィルム、805、806 透明基板。

Claims (19)

  1. 一対の基板と、
    前記一対の基板の間に配置され、電圧無印加時に光学等方性を生じるとともに、電圧印加時に光学異方性を生じる媒体と、
    前記一対の基板のうち、一方に形成される画素電極と、他方に形成される共通電極とを有する表示装置と
    線光源と、側面が該線光源に沿って配置された導光板を含み、該導光板から前記媒体へ光を出射する照明部と、を有し、
    前記照明部は、前記光を、前記表示装置を構成する一対の基板の法線方向に対して斜めに、前記表示装置の媒体に入射させることを特徴とする表示パネルであって、
    前記表示パネルは、更に、前記斜めに入射した光を前記一対の基板の法線方向に変換する光方向変換部を有することを特徴とする表示パネル。
  2. 前記光は、前記照明部から出射される光のうち、最大輝度を有する光であることを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  3. 前記一対の基板は、前記媒体から遠い方の面に、それぞれ、偏光板を有することを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  4. 前記照明部は、前記光を、前記一対の基板の法線方向に対して、空気中で40度以上90度未満の角度で入射させることを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  5. 前記媒体は、前記画素電極と前記共通電極間の電位差が0の時、3次元的に屈折率略等方であって、前記画素電極と前記共通電極間に電位差が生じた時、電気光学効果により屈折率異方性が誘起される性質を有することを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  6. 前記導光板の前記一対の基板から遠い方の面は、前記一対の基板に平行な方向に対して、1°以上の角度で傾斜することを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  7. 前記画素電極と前記共通電極間隔をd(nm)、
    前記媒体に印加される前記一対の基板の法線方向の電界をE、
    前記媒体のEが0の時の屈折率をn0、
    前記媒体の屈折率に比例する比例定数をk、
    前記媒体の前記基板法線方向の屈折率をn0+kE2、としたとき、
    前記媒体に発現する
    Figure 0005636201
    で表わされる実効リタデーションR’が、前記光の波長550nmに対して、240nm≦R’≦310nmであることを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  8. 前記一対の基板の法線方向にから見た際、前記それぞれの偏光板の吸収軸がなす角のうち小さい方の角φPが、60°≦φP≦88°であって、
    前記光の方位は、前記各偏光板の吸収軸とφP/2の角度をなすことを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  9. 前記偏光板偏光層の屈折率をnPとしたとき、前記角φPが
    Figure 0005636201
    を満たすことを特徴とする請求項8記載の表示パネル。
  10. 前記表示パネルは、更に、
    前記各偏光板と前記媒体の間にそれぞれ配置された複屈折性フィルムを有し、
    前記照明部は、前記光を、前記一対の基板の法線方向からみて、全方位へ出射し、
    前記各偏光板の吸収軸は互いに直交し、
    前記各複屈折性フィルムの遅相軸は互いに直交し、
    前記各偏光板の吸収軸の一方と前記各複屈折性フィルムの遅相軸がなす小さい方の角度は45°であって、
    前記各複屈折性フィルムのリタデーションは、波長550nmの前記光に対して、100nm以上150nm以下であることを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  11. 前記各複屈折性フィルムは、Nz係数が0.4以上0.6以下であることを特徴とする請求項10記載の表示パネル。
  12. 前記表示パネルは、更に
    互いに隣接する前記各偏光板の一方と、前記各複屈折性フィルムの一方の間に、光学位相補償フィルムを有し、
    前記光学位相補償フィルムは、
    Nz係数が0.4以上0.6以下であって、
    波長550nmの前記光に対してリタデーションが240nm以上300nm以下であって、
    前記一対の基板の法線方向からみて、前記各偏光板の吸収軸の一方と、前記光学位相補償フィルムの遅相軸は、平行または直交することを特徴とする請求項10記載の表示パネル。
  13. 前記光線方向変換部は、プリズムシートであることを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  14. 前記光線方向変換部は、
    プリズムシートと、
    前記プリズムシートから出射された光を散乱する散乱シートを有することを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
  15. 前記散乱シートは、内部に散乱された複数の粒子を有し、
    前記散乱粒子の平均直径をL(nm)としたとき、0.4<πL/550<3であることを特徴とする請求項14記載の表示パネル。
  16. 前記各偏光板は、前記媒体から遠い方の面に、反射防止膜を有することを特徴とする請求項3記載の表示パネル。
  17. 前記反射防止膜の波長550nmの光に対する屈折率をnR、膜厚をdR nmとしたとき、1≦nR<1.5であって、
    Figure 0005636201
    を満たすことを特徴とする請求項16記載の表示パネル。
  18. 前記照明部は、
    複数の点光源と、
    前記各点光源からの光を、前記一対の基板の法線方向に対して、前記所定の角度を有して、前記媒体に入射させるレンズと、
    前記レンズからの光を拡散する拡散部と、
    を有することを特徴とする請求項10記載の表示パネル。
  19. 前記媒体は、電圧無印加時に光学等方性を生じるとともに、電圧印加時に光学異方性を生じる液晶であることを特徴とする請求項1記載の表示パネル。
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