JP5635916B2 - 酸素センサの大気学習方法 - Google Patents

酸素センサの大気学習方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5635916B2
JP5635916B2 JP2011007326A JP2011007326A JP5635916B2 JP 5635916 B2 JP5635916 B2 JP 5635916B2 JP 2011007326 A JP2011007326 A JP 2011007326A JP 2011007326 A JP2011007326 A JP 2011007326A JP 5635916 B2 JP5635916 B2 JP 5635916B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
learning
oxygen sensor
engine
output value
atmosphere
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011007326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011226461A (ja
Inventor
木元 祐治
祐治 木元
靖浩 石黒
靖浩 石黒
健太朗 森
健太朗 森
前田 誠治
誠治 前田
剛豊 伊藤
剛豊 伊藤
厚典 佃
厚典 佃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp, NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2011007326A priority Critical patent/JP5635916B2/ja
Publication of JP2011226461A publication Critical patent/JP2011226461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5635916B2 publication Critical patent/JP5635916B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、エンジンの排気通路に装着されると共に、排気通路に流れる排気ガス中の酸素濃度に応じた出力値を出力する酸素センサの大気学習方法に関する。
車両等のエンジンの排気通路に装着され、この排気通路に流れる排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサが知られている。この酸素センサを構成するセンサ素子には個体バラツキ(製造バラツキ)があるため、同一品番の酸素センサであっても出力値(検出信号)の出力特性が複数の酸素センサ間で異なる。そこで、各酸素センサを大気雰囲気に晒して当該酸素センサを駆動させ、大気中の酸素濃度に相当する出力値を検出し、目標とする(理想的な)大気出力となるための補正係数を酸素センサ毎に設定する大気学習方法が知られている。そして、酸素センサ毎に設定された補正係数は、エンジンの制御を司るECU(エンジンコントロールユニット)のROMやEEPROM等の記憶媒体に記憶され、ECUは、自身に接続される酸素センサから出力される出力値に補正係数を乗じた値に基づき、排気ガス中の酸素濃度を検出することで、精度の良い酸素濃度の検出を行っている。
酸素センサを大気雰囲気に晒して大気学習を行う具体的な方法としては、車両の出荷前に、酸素センサをエンジンの排気通路に取り付け、エンジンを始動させることなく燃料供給を停止(禁止)した状態で当該エンジンのクランキング動作を行うことで、排気通路に大気を導入して酸素センサの大気学習(大気校正動作)を実行する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−159379号公報
ところが、特許文献1の大気学習方法を行う以前の工程(例えば、検査工程)にて、車両を走行させること等により、エンジンを駆動(運転)させることがある。この場合、各車両毎にエンジンの駆動状態(駆動時間、回転数等)が異なるため、排気通路内に燃料残留が生じ、当該排気通路内の雰囲気がまちまちとなる。そのため、この状況で、燃料供給を停止した状態で予め設定したクランキング動作を行って大気学習を行っても、エンジンの駆動の影響により、全ての車両において排気通路内の雰囲気が一律に揃わず、排気管内の酸素センサ周囲を狙いとする大気雰囲気に実質的に晒すことができないことが本発明者らの検討により分かった。つまり、エンジンが駆動された車両に対して上記クランキング動作のもと大気学習を実行しても、大気学習方法を行う以前の車両における排気通路内の雰囲気が異なると、同じ酸素センサでも異なる補正係数が算出され、精度の良い大気学習を行えないおそれがある。
本発明は、係る従来の問題点を鑑みてされたもので、出荷前の車両に対して精度良く酸素センサの大気学習を実行することができる酸素センサの大気学習方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、車両のエンジンの排気通路に装着されると共に、前記排気通路を流れる排気ガス中の酸素濃度に応じた出力値を出力する酸素センサの大気学習方法であって、燃料供給を停止した状態でエンジンのクランキング動作を行い、前記排気通路内の前記酸素センサ周囲に大気を導入することにより、前記酸素センサの出力値と酸素濃度との関係を補正するための補正係数を算出する大気学習を実施するにあたり、エンジンの出荷前であって、前記大気学習の実施前から一度も運転を行っていないエンジンに対し、前記クランキング動作を複数回間欠的に実行し、各回のクランキング動作時に、一定周期で取得される複数個の前記酸素センサの出力値を平均化した平均出力値を基に学習候補値を求め、各回のクランキング動作に対応して求められた各学習候補値のうち、最も大きい値を学習用出力値に決定し、前記学習用出力値を基に前記大気学習を実施することを特徴とする酸素センサの大気学習方法である。
本発明の酸素センサの大気学習方法では、エンジンの出荷前であって、大気学習の実施前から一度も運転を行っていないエンジンにて、燃料供給を停止した状態でエンジンのクランキング動作を行って排気通路内の酸素センサ周囲に大気を導入する。つまり、燃料供給を停止した状態でエンジンのクランキング動作を行って排気通路内の酸素センサ周囲に大気を導入する処理よりも以前の工程では、エンジンを駆動(運転)させないでおく(換言すれば、燃料供給のもとでエンジンを完爆させないでおく)。すると、エンジンを運転させていないので、排気通路内の雰囲気を略一律になっている。このため、その後の処理にて、酸素センサの周囲に大気を導入して補正係数を算出するための大気学習を実施すれば、同じ酸素センサであれば同一の補正係数が算出されることになり、精度の良い大気学習を行うことができる。
ところで、エンジンのクランキング動作によって酸素センサの大気学習を実行する場合、セルモータの駆動によりクランキングさせることになるが、排気通路内の雰囲気を実質的に大気雰囲気にするにはそれなりのクランキング動作時間が必要となる。このとき、連続してセルモータを長時間駆動させたのではセルモータに掛かる負荷が大きくなり、セルモータの劣化が生じる可能性がある。
そこで、本発明の酸素センサの大気学習方法の好ましい態様として、燃料供給を停止した状態でエンジンのクランキング動作を複数回間欠的に実行すると良い。このようにクランキング動作を複数回間欠的に実行することで、セルモータを連続的に駆動させずに、排気通路内の酸素センサ周囲に大気を導入することが可能となり、酸素センサの大気学習の実施に起因してセルモータに劣化が生じるのを抑制することができる。複数回間欠的に実行されるクランキング動作としては、例えば10秒といった予め設定した時間のクランキングを、5秒といった予め設定した時間間隔をおいて複数回(例えば、3回)にわたって間欠的に行う動作が挙げられる。なお、1回あたりのクランキング時間、今回のクランキングから次回のクランキングに移行するまでの時間(間隔)、クランキング回数などは、車種や排気通路のレイアウト、セルモータの構造等を考慮しつつ、適宜設定すれば良い。
また、エンジンのクランキング動作を複数回間欠的に実行するにあたっては、燃料供給を停止させた状態で、作業者がキーをスタート位置からイグニション位置に回動させる行為を間欠的に行うなど、人為的に行っても良いが、車両の電子制御装置に設定されるマイクロコンピュータをROM等の不揮発性メモリに、燃料供給を停止した状態で、複数回間欠的にクランキング動作を一義的に行うプログラムを記憶させておき、そのプログラムを起動させることにより自動的に行うのが好ましい。上記プログラムに沿って間欠的なクランキング動作が行うことで、1回あたりのクランキング時間や今回のクランキングから次回のクランキングに移行するまでの時間(間隔)がばらつかず、安定した大気学習につなげられるからである。
さらに、本発明の酸素センサの大気学習方法であって、エンジンのクランキング動作を複数回間欠的に実行して大気学習を行う上記した態様では、各回のクランキング動作時に、一定周期で取得される複数個の前記酸素センサの出力値を平均化した平均出力値を基に学習候補値を求め、各回のクランキング動作に対応して算出された各学習候補値のうちの少なくとも1つに基づいて前記学習用出力値を設定し、前記学習用出力値を基に前記大気学習を実施する大気学習方法とすると良い。
このように、各回のクランキング動作時に平均出力値に基づく学習候補値を求め、各回のクランキング動作に対応して算出された各学習候補値のうちの少なくとも1つを学習用出力値に設定した態様でも、精度の良い酸素センサの大気学習を行うことができる。このとき、各学習候補値の全ての平均値を学習用出力値に設定したり、あるいは、各学習候補値のうち最も大きな値を学習用出力値に設定するようにして、各回のクランキング動作に対応して算出された全ての学習候補値を考慮して学習用出力値を設定することで、何らかの事情で特定回目のクランキング時に排気通路内の雰囲気が急変することがあっても、信頼性の高い学習用出力値を得ることができる。また、複数個の酸素センサの出力値を平均化した平均出力値を基にして求められる学習候補値としては、各クランキング動作期間中の最後に取得される相加平均値、移動平均値、加重平均値そのものでも良いし、平均化処理として移動平均処理または加重平均処理を行う場合には、1回あたりのクランキング動作期間中に次々に算出される平均出力値のうちの最も大きな値を、その回の学習候補値に設定するようにしても良い。
さらに、本発明の酸素センサの大気学習方法では、前記車両に搭載されるエンジンコントロールユニットに対して、前記車両の外部から燃料供給停止信号を与えることにより、前記エンジンコントロールユニットが前記燃料供給停止信号の入力に基づいて前記燃料供給を停止した状態に移行するとよい。
本発明では、大気学習に向けてのクランキング動作を行うに先立って燃料供給を停止した状態にする訳だが、エンジンコントロールユニットに対して車両の外部から燃料供給停止信号を与えることによって当該エンジンコントロールユニットが燃料供給を停止した状態に移行する構成であれば、作業者は容易に燃料供給を停止した状態を設定でき、その後のクランキング動作につなげることができる。
さらに、本発明の酸素センサの大気学習方法では、前記車両に搭載されるエンジンコントロールユニットを備え、当該エンジンコントロールユニットは、前記車両に搭乗した作業者により操作可能な2つ以上の車両構成部品に対する当該作業者による操作状態の組み合わせが、特定の組み合わせにあると判定されたときに、前記燃料供給を停止した状態に移行するようにしてもよい。
本発明では、大気学習に向けてのクランキング動作を行うに先立って燃料供給を停止した状態にする訳だが、車両に搭乗した作業者により操作可能な2つ以上の車両構成部品に対する当該作業者による操作状態の組み合わせが、特定の組み合わせにあるとエンジンコントロールユニットが判定したときに、エンジンコントロールユニットが燃料供給を停止した状態に移行する構成であれば、作業者が特定の操作状態をするだけで燃料供給を停止した状態を設定でき、燃料供給を停止した状態を生成するための装置を別途に設ける必要がないといったメリットが得られる。
なお、車両構成部品としては、アクセルペダル、ブレーキペダル、ハンドル、ウィンカーレバー、ワイパーレバー、エアコンのボタン等、作業者が車両に搭乗した際に、手間なく操作することができる構成部品であればよい。また、作業者による車両構成部品の操作状態の特定の組み合わせとしては、通常の運転時に使用者が操作することのない組み合わせが好ましく、例えば、アクセルペダルとブレーキペダルを一緒に踏むといった組み合わせや、ハンドルを右側に最大限きった状態で、ウィンカーレバーを操作して左ウィンカーを点灯させ、エアコンの風量ボタンを最大に設定するといった組み合わせ等を例示することができる。
酸素センサを排気系に装着した車両の概略構成図である。 燃料供給を停止した複数回間欠的にクランキング動作を行ったときの酸素センサの出力値の状態(推移)を示した図である。 補正係数Kpの算出する方法(概要)を説明した図である。 実施例1にかかる酸素センサの大気学習処理のフローチャートである。 実施例2にかかる酸素センサの大気学習処理のフローチャートである。 変形例1にかかる酸素センサの大気学習を行うに先立って実行される大気学習開始認識処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。以下の各実施形態では、本発明をガソリン自動車に適用した場合について説明する。
(実施例1)
図1は、酸素センサ20を排気系に取り付けた車両(ガソリン自動車)の概略構成図である。ガソリン自動車のエンジン100の排気管(排気通路)120には、酸素センサ20が装着されている。そして、酸素センサ20には、エンジンの制御を司るECU(エンジンコントロールユニット)10が接続されている。
エンジン100の吸気管110にはスロットル弁102が設けられ、エンジン100の各気筒(燃焼室)には、燃料を筒内に供給するための燃料噴射弁104が設置されている。また、排気管120の下流側には、排ガス浄化触媒130が取り付けられている。そして、ECU10は、酸素センサ20からの出力値に基づき(詳細には、出力値に後述する補正係数を乗じた値に基づき)、排気ガス中の酸素濃度、ひいては空燃比を算出し、この算出した空燃比に基づき燃料噴射弁104からの燃料噴射量を制御する。これにより、適切な空燃比で、エンジン100の運転が行われるようになっている。
ECU10は、CPU2、ROM3、RAM4、外部とのインターフェイス(I/F)回路5を備えた公知のマイクロコンピュータ、EEPROM等からなる不揮発メモリ8、センサ制御回路32、ヒータ制御回路34を備えたユニットである。そして、ECU10のCPU2は、ROM3に予め記憶されたプログラムに従って排気ガス中の酸素濃度、ひいては空燃比を算出したり、酸素センサのヒータを加熱したり、後述する酸素センサ20の大気学習を行う処理等の適宜の処理を実行する。
酸素センサ20は、例えば、酸素イオン伝導性の固体電解質体に一対の電極を設けたセルを2つ用いた、いわゆる2セル式の広域空燃比センサとすることができる。この酸素センサ20の具体的な構成としては、酸素ポンプセルと酸素濃度検出セルを、排気ガスが導入される中空の測定室が介在するように積層し、さらにこれら2つのセルを活性温度にまで加熱するためのヒータを積層したセンサ素子と、このセンサ素子を自身の内側に保持すると共に、排気管120に装着するためのハウジングと、ハウジングに取り付けられると共に、センサ素子の排気ガスに晒される部位の周囲を取り囲み、ガス導入孔付きのプロテクタと、を含む構成となっている。
この酸素センサ20は、ECU10内に設けられた、抵抗器、演算増幅回路、スイッチング素子等の適宜の回路素子を用いて構成された公知のセンサ制御回路32及びヒータ制御回路34に接続されている。そして、ヒータ制御回路34は、CPU2の指示に従ってヒータを通電制御する(具体的には、ヒータに印加される電圧をPWM通電制御する)ことで、ヒータを発熱させ、酸素ポンプセル及び酸素濃度検出セルが活性温度となるように加熱する。また、センサ制御回路32は、酸素濃度検出セルの出力が一定値(例えば、450mV)となるように、酸素ポンプセルに通電を行い、酸素ポンプセルが測定室内の酸素を外部に汲み出す、あるいは、測定室に酸素を汲み入れるように駆動する。そして、酸素ポンプセル(酸素センサ20)に流れるポンプ電流を出力値としてECU10のCPU2に出力する。
次に、酸素センサ20の大気学習の手法について説明する。大気学習は、排気管120に酸素センサ20を装着し、排気管120内の酸素センサ20の周囲に大気を導入し、その酸素センサ20の出力値(大気出力値)と酸素濃度との関係を補正するための補正係数を算出する処理である。この大気学習は、理想的とされる所定の酸素センサ、換言すれば、製造バラツキの中心の出力特性を有する標準的な酸素センサであって、酸素センサ20と同一の構成からなる酸素センサ(以下、基準酸素センサという)の出力値(大気出力)と、排気管120に装着された酸素センサ20の出力値(大気出力)との乖離(対応のずれ)を解消するための、補正係数Kpを算出することで行われる。そして、得られた補正係数Kpは、ECU0の不揮発メモリ8に記憶される。
これにより、エンジン100を運転(駆動)している期間に、CPU2にて酸素センサ20から出力される出力値に不揮発メモリ8に記憶された補正係数Kpを乗じ、その乗じた値に基づき排気ガス中の酸素濃度を算出することで、酸素センサ20の個体バラツキ(製造バラツキ)の影響を受けることなく、いずれの酸素センサ20でも精度の良い酸素濃度検出を実現することができる。
さて、酸素センサ20の大気学習の具体的な処理について説明する。まず、ガソリン自動車(エンジン)を出荷する前に、ECU10の不揮発メモリ8に補正係数Kpを記憶させる処理を行う。補正係数Kpの算出にあたっては、燃料噴射104による燃料供給を停止した状態で、一度も運転をさせていないエンジン100(換言すれば、燃料供給のもとでの完爆を一度も行っていないエンジン100)に対してクランキング動作を行うことで、排気管120内の酸素センサ20の周囲に大気を導入することで行う。より詳しくは、ECU10のROM3に補正係数Kpを記憶させる処理を行う工程よりも以前の工程(検査工程)では、エンジン100を全く運転させないようにしておき、エンジン100のクランキング動作を複数回間欠的に実行し、複数回のクランキング動作期間中に取得される酸素センサ20の出力値(ポンプ電流値)に基づき、補正係数Kpの算出を行う。
図2は、このクランキング動作時における酸素センサ20の出力推移を示している。より詳しくは、図2では、10秒間のクランキング動作を、各クランキング動作間の間隔を5秒間に設定した上で、3回実施した際の酸素センサ20のポンプ電流Iprの出力推移を示している。この図2から理解できるように、初回のクランキング動作時から酸素センサ20の出力値が増加していき、初回のクランキング動作の後半から、その後のクランキング動作時における酸素センサ20の出力値がある範囲内で変動していることから、燃料供給を停止した状態でクランキング動作を行うことにより排気管120内の酸素センサ20の周囲に大気が導入されることが分かる。
また、図2に示すように、燃料供給を停止した状態でクランキング動作を行った場合、排気管120内の雰囲気(ガス)には脈動が生じるため、酸素センサ20の出力値(ポンプ電流)もこの脈動の影響により変動していることが分かる。そこで、本実施例1では、この脈動の影響を軽減して大気学習の基となる学習用出力値を得るべく、各回のクランキング動作時に、一定周期で取得される複数個の酸素センサ20の出力値を加重平均処理し、次々に得られる加重平均値のうちの最も大きな値(加重平均ピーク値)を1回あたりのクランキング動作時の学習候補値として求め、さらに各回のクランキング動作に対応して求められた全ての学習候補値(加重平均ピーク値)の中で最も大きな値を学習用出力値Ipavmaxとして設定している。
そして、このようにしてエンジン100のクランキング動作を複数回間欠的に実行し、複数回のクランキング動作期間中に設定された酸素センサ20の出力値に基づく上記学習用出力値Ipavmaxを基に、図3に示すように、Kp=(基準酸素センサの大気相当の出力値Ipso)/(学習用出力値Ipaxmav)の演算式から補正係数Kpを算出し、この補正係数Kpを不揮発メモリ8に記憶させる。なお、この燃料供給を停止した状態下での複数回のクランキング動作を通じて補正係数Kpを算出する一連の処理は、ECU10に対して大気学習実行信号が入力されることで、CPU2が、ROM3に予め記憶された大気学習用のプログラムを呼び出すことで自動的に実施される。この大気学習のプログラムのフローチャートについては、後述する。
このように、一度も運転を行っていないエンジン100にて、燃料供給を停止した状態でエンジン100のクランキング動作を行って排気管120内の酸素センサ20周囲に大気を導入する。つまり、燃料供給を停止した状態でエンジン100のクランキング動作を行って排気管120内の酸素センサ10周囲に大気を導入する処理よりも以前の工程では、エンジンを運転させないでおく。すると、エンジン100を運転させていない(車両を駆動させていない)ので、排気管120内の雰囲気が略一律になっている。このため、酸素センサ20の周囲に大気を導入して補正係数を算出するための大気学習を実施すれば、同じ酸素センサであれば同一の補正係数が算出されることになり、精度の良い大気学習を行うことができる。
次に、ガソリン自動車(エンジン100)の出荷前にCPU2が実行する大気学習用のプログラムのフローチャートについて、図4を参照して説明する。この図4に示すフローチャートは、ECU10に対して大気学習実行信号を作業者が外部装置から入力することでCPU2が処理を開始し、このフローチャートの処理が終了するまでの間、所定の周期(例えば、1msec毎)に繰り返し実行される。また、ECU10に対して外部機器から大気学習実行信号が作業者の操作によって入力されると、CPU2はROM3に設定された別のプログラムを起動させ、燃料供給を停止(具体的には、燃料を噴射するインジェクタの駆動を強制停止)し、その上で10秒間のクランキング動作を各回5秒の間隔を置いて3回実行する処理を開始する。つまり、本実施例1では、大気学習実行信号が燃料供給を停止する燃料供給停止信号を兼ねており、外部機器(車両の外部)からECU10に対して大気学習実行信号(燃料供給停止信号)を与えることによってECU10が燃料供給を停止した状態に移行し、大気学習実行信号が与えられている間は燃料供給が停止した状態が継続する構成となっている。
まず、図4に示すように、CPU2は、ステップS2において、初期化処理を行う。初期化処理の具体的な内容は、クランキングフラグを0に設定し、クランキング回数nを0に設定し、今回の加重平均ピーク値及び学習用出力値Ipavmaxをリセットする。そして、ステップS4に進み、酸素センサ20の出力値Iprを取得する。なお、酸素センサ20については、別途のプログラムを通じて駆動が開始されることによって、酸素イオン伝導性を発揮する状態に活性化され、また、センサ制御回路32を通じて出力値Iprを出力するように駆動されている。次いで、ステップS6に進み、クランキング動作中(詳細には、燃料供給が停止された状態下でのクランキング動作中)であるか否かを判定する。ステップS6では、エンジン駆動がない状態でセルモータが駆動しているか否かで、クランキング動作の有無を判断することができる。
ステップS6において、クランキング動作中である(Yes)と判断された場合は、ステップS8に進み、クランキングフラグを1に設定する。そして、ステップS10に進み、出力値Iprの加重平均処理を行って加重平均値Ipravを算出する。この加重平均処理は、例えば、下記式(1)に基づいて行われる。
Iprav=1/128×{最新のIpr−Iprav(n−1)}+Iprav(n−1) ・・・(1)
上記式(1)のIrav(n−1)は、1つ前(直前)の処理で算出された加重平均値に該当する。なお、この大気学習用のプログラムの開始直後はIprav(n−1)が存在しないため、最初に得られるIprをIprav(n−1)に代入して加重平均値Ipravを求めるようにしている。
次に、ステップS12に進み、加重平均ピーク値があるか否かを判定する。加重平均ピーク値がない(No)と判定された場合はステップS16に進み、今回の加重平均値Iprav(ステップS10の処理で算出された加重平均値Iprav)を加重平均ピーク値に設定し、その後、後述するステップS18に進む。一方、ステップS12にて、加重平均ピーク値がある(Yes)と判定された場合は、ステップS14に進み、現在の加重平均ピーク値が、今回の加重平均値よりも大きいか否かを判定する。ステップS14において、現在の加重平均ピーク値が今回の加重平均値よりも大きい(Yes)と判定した場合は、ステップS18に進む。
一方、ステップS14において、現在の加重平均ピーク値が今回の加重平均値よりも大きくない(No)と判定した場合は、ステップS16に進み、今回の加重平均値Ipravを加重平均ピーク値に更新し、その後、ステップS18に進む。ステップS18では、所定の経過時間(1msec)の経過を待ち、ステップS4の処理に戻る。
一方、ステップS6において、クランキング動作中ではない(No)と判定された場合は、ステップS20に進み、クランキングフラグが1に設定されているか否かを判定する。ステップS20においてクランキングフラグが1に設定されている(Yes)と判定された場合、ステップS22に進み、クランキングフラグを0に設定する。その後、ステップS24に進んで、学習用出力値Ipavmaxがあるか否かを判定する。初回のクランキング動作が完了し、初めてステップS20にて肯定(Yes)の判定がなされた場合には、学習用出力値Ipavmaxは存在しない(保持されていない)ため、ステップS24にて否定(No)の判定がされ、ステップS28に進む。ステップS28では、学習用出力値Ipavmaxとして、今回のクランキング動作時に得られた加重平均ピーク値を設定(保持)し、後述するステップS30に進む。一方、ステップS24にて学習用出力値Ipavmaxがある(Yes)と判定された場合は、ステップS26に進んで、現在の学習用出力値Ipavmaxが、今回のクランキング動作時に得られた加重平均ピーク値(学習候補値に相当)よりも大きいか否かを判定する。
ステップS26において、現在の学習用出力値Ipavmaxが今回の加重平均ピーク値よりも大きい(Yes)と判定された場合には、ステップS30に進む。また、ステップS26において、現在の学習用出力値Ipavmaxが今回の加重平均ピーク値よりも大きくない(No)と判定された場合には、ステップS28に進み、学習用出力値Ipavmaxを、今回のクランキング動作時に得られた加重平均ピーク値に更新し(換言すれば、新規な学習候補値に持ち替え)、ステップS30に進む。ステップS30では、クランキング回数nをインクリメントする。なお、ステップS20においてクランキングフラグが1に設定されていると判定される場合は、直前までのクランキング動作が行われていたことを示すことになる。
ステップS30の処理が完了すると、ステップS32に進み、クランキング回数nが3回であるか否かを判定する。ステップS32において、クランキング回数nが3回である(Yes)と判定されると、ステップS34に移行する。一方ステップS20において、クランキングフラグが1に設定されていない(No)と判定された場合、または、ステップS32において、クランキング回数nが3回に到達していない(No)と判定された場合には、ステップS18に進む。
次に、ステップS34では、酸素センサ20の大気学習を実行する。具体的には、補正係数Kpを算出するために、(基準酸素センサの大気相当の出力値Ipso)/(学習用出力値Ipavmax)の演算式に基づき、補正係数Kpを算出する。そして、ステップS36に進み、ステップS34にて算出された補正係数Kpを排気管120に装着された酸素センサ20に適合した補正係数Kpであるとして、不揮発メモリ8に記憶させる。このステップS36が完了することで、大気学習処理を終了する。そして、ECU1は、不揮発メモリ8に補正係数Kpが設定されると、外部装置に対して補正係数Kpが設定された旨を報せる報知信号を送信する等の処理を適宜実行し、それにより、作業者は、大気学習(補正係数Kpの設定)が完了したことを知ることができる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例2の酸素センサの大気学習方法は、実施例1と比較して、ECU10の不揮発メモリ8に補正係数Kpを記憶させる処理を行う工程よりも以前の工程、及びROM3に記憶されている大気学習用のプログラムのフローチャートが異なるのみで、その他については同様である。従って、ここでは、実施例1と異なる点を中心に説明し、実施例1と同様な点については説明を省略または簡略化する。
まず、実施例1では、不揮発メモリ8に補正係数Kpを記憶させる処理を行う工程よりも以前の工程では、エンジン100を全く運転させないようにしていた。これに対して、本実施例2では、一度運転させたエンジン100を所定時間放置し、その後に、不揮発メモリ8に補正係数Kpを記憶させる処理を行う。より詳しくは、検査工程時に検査ラインでエンジン100を運転させた場合、その検査工程後に、エンジン100を12時間放置し、排気管120の内外の雰囲気を平衡化させる。その後、エンジン100のクランキング動作を複数回間欠的に実行し、複数回のクランキング動作期間中に取得される酸素センサ20の出力値(ポンプ電流値)に基づき、補正係数Kpの算出を行う。
このように、燃料供給を停止した状態でエンジン100のクランキング動作を行って排気管120内の酸素センサ周囲に大気を導入する工程に先立ち、エンジンを前回の運転から所定時間(例えば、12時間)放置して排気管120の内外の雰囲気を平衡化させる。これにより、大気学習方法を行う以前の工程にて、各自動車にエンジン100の駆動状態(駆動時間、回転数等)がまちまちであったとしても、エンジン100を前回の運転から所定時間放置することで、排気管120内の雰囲気を略一律に揃えることができる。このため、酸素センサ20の周囲に大気を導入して補正係数を算出するための大気学習を実施すれば、同じ酸素センサであれば同一の補正係数が算出されることになり、精度の良い大気学習を行うことができる。
また、実施例1では、各回のクランキング動作時に得られる加重平均ピーク値の中で最も大きな値を学習用出力値Ipavmaxに設定し、この学習用出力値Ipavmaxを基に補正係数Kpを算出するようにしたが、本実施例2では、燃料供給を停止した状態での複数回のクランキング動作のうち、最終回のクランキング動作時にのみ酸素センサ20の出力値の加重平均処理を行い最終回のクランキング動作時に得られる加重平均値のピーク値、即ち加重平均ピーク値を学習用出力値Ipavmaxに設定し、この学習用出力値Ipavmaxを基に補正係数Kpを算出するようにしている。図5にROM3に予め記憶された本実施例2の大気学習用のプログラム(大気学習処理)のフローチャートを示す。
図5に示すフローチャートでは、図4のフローチャートのステップS8とステップS10との間に、ステップS9として、クランキング回数nが2回であるか否かを判定する処理を追加している。このステップS9において、クランキング回数nが2回以上である(Yes)と判定された場合には、最終回(即ち、3回目)のクランキング動作時の酸素センサ20の出力値Iprの加重平均ピーク値を算出するためにステップS10以降の処理に進む。一方、ステップS9において、クランキング回数nが2回に到達していない(No)と判定された場合には、最終回のクランキング動作を迎えていないため、加重平均ピーク値の算出は不要なため、ステップS12〜S16の処理をスキップしてステップS18に進むようにしている。
また、図5に示す本実施例2のフローチャートでは、図4のフローチャートにおけるステップS24、S26、S28の処理が解除され、ステップS22の処理が終了すると、ステップS30に進んで、クランキング回数nをインクリメントする処理を行うようにしている。そして、ステップS32にてクランキング回数nが3回である(Yes)と判定された場合に、ステップS33の処理を経た後、ステップS34の補正係数Kp算出処理に進むようにしている。ステップS33では、学習用出力値Ipavmaxとして、今回(最終回)のクランキング動作時に得られた酸素センサの出力値Iprの加重平均ピーク値を設定する処理を行っている。本実施例2では、このようにしてステップS34にて補正係数Kpを算出するようにしている。なお、図5のフローチャートでは、ステップS2〜S8,S10〜S22、S30、S32、S34、S36の各処理は、上記の実施例1にて説明した処理と同様であるため、説明は省略する。
(変形例)
本発明の変形例1について説明する。上記実施例1では、ECU10に対して外部機器から大気学習実行信号が作業者の操作によって入力されると、CPU2はROM3に設定された別のプログラムを起動させ、燃料供給を停止(具体的には、燃料を噴射するインジェクタの駆動を強制停止)し、その上で10秒間のクランキング動作を各回5秒の間隔を置いて3回実行する処理を開始するように構成されていた。これに対し、本変形例では、ECU10に対して外部機器から大気学習実行信号を入力せず、車両に搭乗した作業者の操作状態によって、ECU10が燃料供給を停止(具体的には、燃料を噴射するインジェクタの駆動を強制停止)し、その上で10秒間のクランキング動作を3回実行する処理を開始するように構成されている。
具体的に、本変形例には、エンジン100の出荷前、及び、酸素センサ20の交換時にCPU2が図7に示すROM3に予め記憶された大気学習開始認識処理を実行し、この大気学習開始認識処理にて燃料供給を停止して大気学習開始との認識がなされると、図4に示す大気学習処理のプログラムが発動されるようになっている。この図7に示すフローチャートは、車両に搭乗した作業者がキーオンすることでCPU2がその処理を開始する。
まず、図7に示すように、CPU2は、ステップS51において、車両に搭乗した作業者により操作可能な2つの車両構成部品に対する当該作業者による操作状態の組み合わせが、特定の組み合わせにあるか否かを判定する。本変形例では、車両構成部品の対象としてアクセルペダルとブレーキペダルの2つの構成部品を設定しており、アクセルペダルとブレーキペダルとが一緒に踏み込まれた状態が、特定の組み合わせが成立された状態として設定されている。つまり、ステップS51では、アクセルペダルとブレーキペダルとが一緒に踏み込まれているか否かを判定し、両ペダルが共に踏み込まれていると判定された場合に、2つの車両構成部品の操作状態の組み合わせが特定の組み合わせにあると判定するようにしている。
ステップS51において、2つの車両構成部品の操作状態の組み合わせが特定の組み合わせにある(Yes)と判定された場合は、ステップS52に進み、その特定の組み合わせが一定時間(例えば、10秒間)継続しているかを判定する。一方、ステップS51において、2つの車両構成部品の操作状態の組み合わせが特定の組み合わせにない(No)と判定された場合はステップS53に進み、ステップS52にて一定時間の経過をモニタするタイマーのリセット処理を行って、その後、ステップS51の判定処理に戻る。
ステップS52にて、特定の組み合わせが一定時間継続した(Yes)と判定された場合には、ステップS54に進む。一方、ステップS52にて、特定の組み合わせが一定時間継続していない(No)と判定された場合には、ステップS51の判定処理に戻る。そして、ステップS54に進むと、燃料供給を停止する処理を行い、次いでステップS54に進んで図4に示す大気学習処理のプログラムを開始する処理(換言すれば、大気学習処理のプログラムを発動させる信号を出力する処理)を行う。ステップS54の処理が完了すると、大気学習開始認識処理を終了する。そして、ステップS54の処理を受けて、上述した図4に示す大気学習処理のプログラムが別途に実行されることになる。このようにして、本変形例では酸素センサの大気学習を行うようにしている。
以上において、本発明を実施例1,2,変形例に即して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、酸素センサ20は、2セル式の広域空燃比センサに限らず、1セル式の限界電流式の空燃比センサを用いることができる。
さらに、実施例2において、燃料供給を停止した状態下でのクランキング動作による酸素センサ20の大気学習の前工程として、所定時間放置する条件は、12時間に限定されず、6時間以上放置すればよい。また、上記変形例では、車両構成部品の対象としてアクセルペダルとブレーキペダルの2つの構成部品を設定したが、車両構成部品はこれらに限定されず、また、構成部品の数も3つ以上に設定し、適宜の操作状態の組み合わせを特定の組み合わせとして設定するようにしてもよい。
2 CPU
3 ROM
8 不揮発メモリ
10 エンジンコントロールユニット(ECU)
20 酸素センサ
32 センサ制御回路
100 エンジン
120 排気管(排気通路)

Claims (3)

  1. 車両のエンジンの排気通路に装着されると共に、前記排気通路を流れる排気ガス中の酸素濃度に応じた出力値を出力する酸素センサの大気学習方法であって、
    燃料供給を停止した状態でエンジンのクランキング動作を行い、前記排気通路内の前記酸素センサ周囲に大気を導入することにより、前記酸素センサの出力値と酸素濃度との関係を補正するための補正係数を算出する大気学習を実施するにあたり、エンジンの出荷前であって、前記大気学習の実施前から一度も運転を行っていないエンジンに対し、前記クランキング動作を複数回間欠的に実行し、
    各回のクランキング動作時に、一定周期で取得される複数個の前記酸素センサの出力値を平均化した平均出力値を基に学習候補値を求め、各回のクランキング動作に対応して求められた各学習候補値のうち、最も大きい値を学習用出力値に決定し、前記学習用出力値を基に前記大気学習を実施する
    ことを特徴とする酸素センサの大気学習方法。
  2. 請求項に記載の酸素センサの大気学習方法であって、
    前記車両に搭載されると共に、前記エンジンの制御を司るエンジンコントロールユニットに対して、前記車両の外部から燃料供給停止信号を与えることにより、前記エンジンコントロールユニットが前記燃料供給停止信号の入力に基づいて前記燃料供給を停止した状態に移行する
    酸素センサの大気学習方法。
  3. 請求項1又は2に記載の酸素センサの大気学習方法であって、
    前記車両に搭載されると共に、前記エンジンの制御を司るエンジンコントロールユニットを備え、当該エンジンコントロールユニットは、前記車両に搭乗した作業者により操作可能な2つ以上の車両構成部品に対する当該作業者による操作状態の組み合わせが、特定の組み合わせにあると判定されたときに、前記燃料供給を停止した状態に移行する
    酸素センサの大気学習方法。
JP2011007326A 2010-04-01 2011-01-17 酸素センサの大気学習方法 Active JP5635916B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011007326A JP5635916B2 (ja) 2010-04-01 2011-01-17 酸素センサの大気学習方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010085589 2010-04-01
JP2010085589 2010-04-01
JP2011007326A JP5635916B2 (ja) 2010-04-01 2011-01-17 酸素センサの大気学習方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011226461A JP2011226461A (ja) 2011-11-10
JP5635916B2 true JP5635916B2 (ja) 2014-12-03

Family

ID=45042067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011007326A Active JP5635916B2 (ja) 2010-04-01 2011-01-17 酸素センサの大気学習方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5635916B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06174678A (ja) * 1992-12-02 1994-06-24 Hitachi Ltd 空燃比センサ
JPH10141117A (ja) * 1996-11-05 1998-05-26 Nissan Motor Co Ltd エンジンの空燃比制御装置
JP2004150379A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Yanmar Co Ltd 空燃比制御システム
JP2004285836A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Yanmar Co Ltd 全領域空燃比センサを備えたエンジン駆動ヒートポンプ
JP4104498B2 (ja) * 2003-06-26 2008-06-18 株式会社日本自動車部品総合研究所 ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP4591490B2 (ja) * 2007-08-31 2010-12-01 株式会社デンソー 燃圧制御装置及び燃圧制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011226461A (ja) 2011-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6092369A (en) Catalyst deterioration-determining system for internal combustion engines using compressed natural gas
JP5180539B2 (ja) 内燃機関の始動方法およびその制御装置
CN112879133B (zh) 一种催化器诊断方法、装置及车辆
JPH1026599A (ja) 酸素濃度検出装置
JPH08296429A (ja) 内燃エンジンの排気ガス浄化装置
JP2009108757A (ja) エンジン制御装置
JP2003020989A (ja) 空燃比センサの異常診断装置
US8407984B2 (en) Vehicle mounted engine control apparatus
JP2841823B2 (ja) 触媒の浄化率検出装置
JP5635916B2 (ja) 酸素センサの大気学習方法
JP5417601B2 (ja) 酸素センサの大気学習方法
JP6551314B2 (ja) ガスセンサ制御装置
JP2006177371A (ja) 内燃機関の制御装置
CN110446843B (zh) 内燃机控制装置
JP6316471B1 (ja) エンジン制御装置およびエンジン制御方法
JP4101133B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置の自己診断装置
JP2008038720A (ja) 排出ガス浄化システムの下流側酸素センサの異常診断装置
JP2004036434A (ja) スロットル弁駆動装置の故障診断装置
JP2019094829A (ja) 酸素濃度検出器の劣化判定装置
JP2000205032A (ja) 内燃機関の異常診断装置
JPH05231216A (ja) 酸素センサ劣化検出方法
JP7125258B2 (ja) 酸素濃度検出器の劣化判定装置
JP5262856B2 (ja) ガスセンサの劣化診断装置及びガスセンサの劣化診断方法
JP4973486B2 (ja) ガスセンサのヒータ制御装置
JP6762219B2 (ja) 内燃機関制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121031

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130527

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130614

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131008

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140107

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140114

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5635916

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250