JP5634120B2 - コンタクト部材およびそれを用いたコネクタ - Google Patents

コンタクト部材およびそれを用いたコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5634120B2
JP5634120B2 JP2010112940A JP2010112940A JP5634120B2 JP 5634120 B2 JP5634120 B2 JP 5634120B2 JP 2010112940 A JP2010112940 A JP 2010112940A JP 2010112940 A JP2010112940 A JP 2010112940A JP 5634120 B2 JP5634120 B2 JP 5634120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
contact
pad
conductor film
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010112940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011243347A (ja
Inventor
竜三 示野
竜三 示野
拓也 高橋
拓也 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2010112940A priority Critical patent/JP5634120B2/ja
Publication of JP2011243347A publication Critical patent/JP2011243347A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5634120B2 publication Critical patent/JP5634120B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、被接続部材を挿入接続するコネクタ、およびそれに使用されるコンタクト部材に関する。
この種のコネクタの一例は特許文献1に開示されている。そのコネクタは、被接続部材と接触する際に、被接続部材に付着している異物を除去する機能を有するコンタクト部材を備えている。
図6を用いて簡単に説明すると、特許文献1に開示されたコンタクト部材30は、第1のコンタクト部31aを有する第1のコンタクト腕部31と第2のコンタクト部32aを有する第2のコンタクト腕部32とを備えている。第1のコンタクト部31aは第2のコンタクト部32aよりも被接続部材であるFPCの挿入方向手前に配置されている。FPCを挿入する際に、FPCに付着している異物が第1のコンタクト部31aにより除去され、その後に、FPCが第2のコンタクト部32aに接触する。
特開2009−199766号公報
しかし、異物を確実に除去するにはコンタクト部材をある程度強い力で被接続部材に接触させる必要があるため、コンタクト部材が金属製であることも加わり、被接続部材が挿入時にコンタクト部材によって傷付けられる虞がある。
それ故に本発明の課題は、被接続部材に付着している異物を、被接続部材を傷付けることなく除去できるコンタクト部材を提供することにある。
本発明の他の課題は、上記コンタクト部材を用いて良好な電気的接続を得ることを可能にしたコネクタを提供することにある。
本発明の一態様によれば、被接続部材を挿入接続するコネクタに使用されるコンタクト部材であって、ばね部材と導体フィルムとを含み、前記ばね部材は、前記被接続部材の挿入方向に整列された第1のばね部と第2のばね部とを有し、前記導体フィルムは、前記第1のばね部および前記第2のばね部を取り囲んだ絶縁フィルムと、前記絶縁フィルムの表面に形成された導電路とを有し、前記導電路は前記第2のばね部に対応した位置に前記被接続部材のパッドに接触し電気的接続をする第1の接点部を有し、前記第1のばね部に対応した前記導体フィルムの表面部は前記被接続部材のパッドが摺動接触して前記パッド上の異物を排除するクリーニング部を形成していることを特徴とするコンタクト部材が得られる。
本発明の他の態様によれば、上記コンタクト部材を使用したコネクタであって、前記被接続部材を挿入する被接続部材挿入穴を有するハウジングを有し、前記被接続部材挿入穴内に前記クリーニング部と前記第1の接点部が突出し、前記被接続部材の挿入時に前記被接続部材のパッドが前記クリーニング部と前記第1の接点部に順次接触するように前記コンタクト部材を前記ハウジングに配設保持してなることを特徴とするコネクタが得られる。
また本発明の他の態様によれば、被接続部材の挿入方向に整列された第1のばね部と第2のばね部とを有するばね部材の周りを絶縁フィルムの表面に導電路が形成された導体フィルムで取り囲み、前記第1のばね部に対応した前記導体フィルムの表面部に前記被接続部材のパッドが摺動接触して該パッド上の異物を排除するクリーニング部を形成し、前記第2のばね部に対応した位置の前記導体フィルムの表面部に前記被接続部材のパッドが接触し電気的接続をする第1の接点部を形成していることを特徴とするコンタクト部材が得られる。
本発明のさらに他の態様によれば、被接続部材を挿入接続するコネクタに使用されるコンタクト部材であって、ばね部材と導体フィルムとを含み、前記ばね部材は、前記被接続部材の挿入方向に整列された第1のばね部と第2のばね部とを有し、前記導体フィルムは、前記第1のばね部および前記第2のばね部を取り囲んだ絶縁フィルムと、前記絶縁フィルムの表面に形成された導電路とを有し、前記導電路は前記第2のばね部に対応した位置に前記被接続部材のパッドに接触し電気的接続をする第1の接点部を有し、前記第1のばね部に対応した前記導体フィルムの表面部は前記絶縁フィルムが露出し前記被接続部材のパッドが摺動接触するクリーニング部を形成していることを特徴とするコンタクト部材が得られる。
また本発明のさらに他の態様によれば、被接続部材の挿入方向に整列された第1のばね部と第2のばね部とを有するばね部材の周りを導体フィルムで取り囲み、前記第1のばね部に対応した前記導体フィルムの表面部に前記導体フィルムの基材である絶縁フィルムを露出させて前記被接続部材のパッドが摺動接触するクリーニング部を形成し、前記第2のばね部に対応した位置の前記導体フィルムの表面部に前記被接続部材のパッドが接触し電気的接続をする第1の接点部を形成していることを特徴とするコンタクト部材が得られる。
上述したコンタクト部材およびコネクタは、被接続部材に付着している異物を、被接続部材を傷付けることなく除去でき、従って良好な電気的接続を得ることを可能にする。
本発明の一実施形態に係るコネクタの使用状態を示す斜視図。 図1Aに示す使用状態の異なる方向から見た斜視図。 図1Aの使用状態を分解して示した斜視図。 同コネクタを基板上に搭載した状態で示す断面図。 同コネクタに含まれたコンタクト部材の拡大斜視図。 図4Aのコンタクト部材の一部のみを示す分解断面斜視図。 図4Aのコンタクト部材の一部の拡大断面図。 図4Aのコンタクト部材の他部の拡大断面図。 特許文献1(特開2009−199766号公報)に開示された技術を説明するための斜視図。
まず図1Aおよび図1Bを参照すると、本発明の一実施形態に係るコネクタCが、FPC1を実装した液晶デバイスのデバイス部材2の表示検査を行う為の検査用コネクタとして示されている。コネクタCは、基板6に搭載されかつFPC1を被接続部材として接続している。
さらに図2および図3をも参照すると、コネクタCは、ハウジング4と、ハウジング4に組み合わされるコンタクト部材5と、コンタクト部材5にFPC1を圧接させるための絶縁性の加圧部材3とを含んでいる。
ハウジング4は、絶縁樹脂材からなり、前端に前後方向(第1の方向)A1に延びるFPC挿入穴4a、上面に上下方向(第2の方向)A2にのびてFPC挿入穴4aに通じる加圧部材挿入穴4b、および下面にコンタクト部材収容部4cを有する。コンタクト部材収容部4cは、前後方向A1における中央部にコンタクト部材固定用桟部4d、その前側と後側にFPC挿入穴4aに通じる第1のばね部収容部4eおよび第2のばね部収容部4fをそれぞれ有する。加圧部材挿入穴4bと第2のばね部収容部4fとは上下方向A2で対向している。
コンタクト部材5は、ハウジング4のコンタクト部材収容部4cに収容配置され、コネクタCを基板6に搭載する際に基板6のパッド6aに接触する。なお、コンタクト部材5とハウジング4および基板6との関係については、後文にて詳述する。
次に、図3と共に図4Aおよび図4Bをも参照して、コンタクト部材5について説明する。
コンタクト部材5は、ばね部材15と、ばね部材15を取り囲む導体フィルム16とを含んでいる。ばね部材15は、ばね性を有する金属板を打ち抜き折り曲げてなり、基板部15aと、基板部15aの前後方向A1で対向する両側縁に沿って形成された複数の第1のばね部7と複数の第2のばね部8と有する。
第1のばね部7の各々は、基板部15aの前側側縁から前方(FPC1の反挿入方向)に延びる第1の根元部7aと、第1の根元部7aの先端で折り返され第1の根元部7aからしだいに離れるように傾斜して後方に延びる第1のばね片7bと、第1のばね片7bの先端に上方に凸状に曲げ形成された第1の押圧部7cとを有する。第1の根元部7aには下方に凸状に曲げ形成された第1の凸部7dを有する。
第2のばね部8の各々は、基板部15aの後側側縁から後方(FPC1の挿入方向)に延びる第2の根元部8aと、第2の根元部8aの先端で折り返され第2の根元部8aからしだいに離れるように傾斜して前方に延びる第2のばね片8bと、第2のばね片8bの先端に上方に凸状に曲げ形成された第2の押圧部8cとを有する。第2の根元部8aには下方に凸状に曲げ形成された第2の凸部8dを有する。
第1のばね部7と第2のばね部8とは互いに1対1で対応して前後方向A1に整列されている。図示例では、第1のばね片7bが第2のばね片8bより長く、かつ、第1の押圧部7cが第2の押圧部8cより上下方向A2において高い位置にある。また、複数の第2のばね部8においては、第2の根元部8aの長さを変えることにより第2の押圧部8cが千鳥配列になっており、第2の凸部8dも、第2の押圧部8cと同様、千鳥配列になっている。
一方、導体フィルム16は、比較的柔軟な絶縁フィルム16aと、絶縁フィルム16aの表面に互いに平行に且つ離間して形成された複数の導電路16bとを有している。導体フィルム16は、中間部をばね部材15の基板部15aの上面に貼り付け、その中間部の両側を第1のばね部7および第2のばね部8を取り囲むように巻き、両端部を基板部15aの下面に貼り付けることで、ばね部材15に取り付けられる。
導電路16bは上下方向A2において第2のばね部8に1対1で対応して設けられている。各導電路16bは、第2のばね部8の第2の押圧部8cから第2のばね片8bを経て第2の根元部8aに至る部分に沿って延びている。導電路16bの第2の押圧部8cに対応する部分が第1の接点部16c、第2の凸部8dに対応する部分が第2の接点部16dを形成している。絶縁フィルム16aのうち第1の押圧部7cに対応する部分の表面はクリーニング部16eを形成している。
なお、導体フィルムで取り巻かれたコンタクト部材5には、基板部15aおよび絶縁フィルム16aを貫通する3つの位置決め穴15b、16fが形成されている。
コネクタCの組立は、第1のばね部7と第2のばね部8の部分が第1のばね部収容部4eと第2のばね部収容部4fにそれぞれ位置するようにして、導体フィルムで取り巻かれたコンタクト部材5をハウジング4のコンタクト部材収容部4cに収容し、基板部15aの部分をばね部材固定用桟部4dの下面に適当な手段により固定する。その際に、位置決め穴15b、16fがばね部材固定用桟部4dの下面に設けた位置決め突部4gに入り、導体フィルムで取り巻かれたコンタクト部材5を位置決めする。導体フィルムで取り巻かれたコンタクト部材5の固定は、基板部15aの部分をばね部材固定用桟部4dの下面に接着したり、位置決め突部4gの先端を位置決め穴15b、16fの下面側周縁部に溶着したりすることで行う。
この組立状態において、導体フィルムで取り巻かれたコンタクト部材5のクリーニング部16eと第1の接点部16cはFPC挿入穴4a内に突出し、コンタクト部材5の第1の根元部7a、基板部15a、第2の根元部8a部分はハウジング4の下面とほぼ面一で、第2の接点部16dはハウジング4の下面から下方にやや突出している。
以上のように構成したコネクタCは、図3に示すように、基板6上に搭載して使用する。その際、コネクタCの第2の接点部16dを基板6上のパッド6a上に一対一で対応させてそれぞれ配置する。さらに、コネクタCと基板6とにそれぞれ設けられたねじ穴4h、6bにねじ(図示せず)を通して互いに締め付けることにより、コネクタCを基板6上に固定する。この固定により、コネクタCの第2の接点部16dが基板6上のパッド6aに押し付けられ接触導通する。
コネクタCにFPC1を接続するには、FPC1をFPC挿入穴4aに挿入する。すると、FPC1の先端がクリーニング部16eに当接し第1のばね部7のばね力に抗してクリーニング部16eを押し下げる。クリーニング部16eがFPC1の下面に潜り込み、第1のばね部7のばね復元力によりFPC1の下面のパッド1aに所定の接触圧でもって接触する。この状態でFPC1がFPC挿入穴4aにさらに挿入されると、FPC1のパッド1aがクリーニング部16e上を摺動する。その結果、パッド1a上に付着した異物や汚染物が排除され、パッド1aがクリーニングされる。クリーニング部16eは比較的柔軟な絶縁フィルムで構成されているので、このクリーニングによってFPC1のパッド1aが傷付けられる虞は少ない。
更に、FPC1をその先端がFPC挿入穴4aの奥部の突き当て位置12に突き当たるまで挿入すると、クリーニング部16eと同様、第1の接点部16cが第2のばね部8のばね力に抗して押し下げられる。この状態になると、第2のばね部8のばね復元力により、第1の接点部16cがFPC1の下面のパッド1aに所定の接触力をもって接触する。この結果、FPC1はコンタクト部材5を介して基板6に電気的に接続される。ここでFPC1のパッド1aは、クリーニング部16eで異物等が確実に除去クリーニングされた後、第1の接点部16cに接触するので良好な電気的接続を図ることができる。
更に、加圧部材3を加圧部材挿入穴4bに挿入してFPC1を下方に押圧し、第1の接点部16cとFPC1のパッド1aとの間の接触力および第2の接点部16dと基板6上のパッド6aとの間の接触力を高め、それらの間の電気的接続を確実にする。なお、加圧部材3は別途設けられた加圧保持手段(図示せず)により加圧状態が保持される。
このようにして、FPC1をコネクタCに挿入接続することで、FPC1に接続されたデバイス部材2が基板6上に設けた検査処理回路(図示せず)、或いは基板6を介して別の検査処理装置(図示せず)に電気的に接続され、デバイス部材2の表示検査が行われる。
上述したコネクタによれば、クリーニング部16eが比較的柔軟な絶縁フィルムで構成されるので、FPC1のパッド1aを傷つけることなく、クリーニング部16e上を所定の接触圧でもってFPC1のパッド1aが摺動し、その結果、付着している異物や汚染物が確実に排除され得るので、良好な電気的接続を図ることができる。
また、複数の第1の接点部16c、第2の接点部16dおよびそれら接点部間を繋ぐ導電路16bは、導体フィルム16にパターン形成することにより簡単且つ狭ピッチに形成することができる。加えて、クリーニング部16eおよび第1の接点部16cにばね力を与えるばね部材15の複数の第1のばね部7および第2のばね部8も、基板部15aの両側に連状に形成することで簡単且つ狭ピッチに打ち抜き形成することができる。したがって、狭ピッチ多接点配列のコンタクト部材、およびコネクタの製作が容易である。
また、クリーニング部16eおよび第1の接点16cにばね力を与えるばね部材15の複数の第1のばね部7および第2のばね部8は互いに独立しているので、第1のばね部7と第2のばね部8の長さ、板厚、板幅等を変える等して、クリーニング部16eおよび第1の接点16cに異物排除および電気的接続に最適なばね力を付与することができ、FPC1のパッド1aに付着した異物、汚染物等を確実に排除し、且つ電気的にも良好な接続を行うことができる。
また、図5Aに示すように第2押圧部8cが比較的前部に位置している第2のばね部8に対応した導電路16bを前部まで比較的長く延在させる一方、図5Bに示すように第2押圧部8cが比較的後部に位置している第2のばね部8に対応した導電路16bを後部で終端するように比較的短く延在させているので、比較的長く延在した導電路16bの相互間隔を広く設計できる。したがって、比較的長く延在した導電路16bの隣接したもの間の電気的短絡を防止することが容易に可能である。
なお、ばね部材15を金属材で形成した場合を説明したが、ばね部材15はその他の材料例えば樹脂材で形成されても良い。また、第1のばね部7が第2のばね部8と1対1で対応しているが、1つの第1のばね部7が複数の第2のばね部8と対応するように、第1のばね部7を幅広に形成しても良い。
また、ハウジング4の加圧部材挿入穴4bに加圧部材3を挿入しFPC1を下方に押圧して第1の接点16cとの接触圧を強めるようにしているが、加圧部材3は必ずしも必要ではなく、その場合はハウジング4の加圧部材挿入穴4bも不要である。
また、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
被接続部材1を挿入接続するコネクタCに使用されるコンタクト部材5であって、ばね部材15と導体フィルム16とを含み、前記ばね部材15は、前記被接続部材1の挿入方向に整列された第1のばね部7と第2のばね部8とを有し、前記導体フィルム16は、前記第1のばね部7および前記第2のばね部8を取り囲んだ絶縁フィルム16aと、前記絶縁フィルム16aの表面に形成された導電路16bとを有し、前記導電路16bは前記第2のばね部8に対応した位置に前記被接続部材1のパッド1aに接触し電気的接続をする第1の接点部16cを有し、前記第1のばね部7に対応した前記導体フィルム16の表面部は前記被接続部材1のパッド1aが摺動接触して前記パッド1a上の異物を排除するクリーニング部16eを形成していることを特徴とするコンタクト部材5。
(付記2)
前記ばね部材15は基板部15aを有し、前記第1のばね部7および第2のばね部8は、前記基板部15aの前記挿入方向一側および他側にそれぞれ形成されていることを特徴とする、付記1記載のコンタクト部材5。
(付記3)
前記第1のばね部7は、前記基板部15aの前記挿入方向一側から前記挿入方向とは反対側の反挿入方向に延びる第1の根元部7aと、前記第1の根元部7aの先端で折り返されて前記挿入方向に延びる第1のばね片7bと、前記第1のばね片7bの先端に設けられた第1の押圧部7cとを有し、前記第2のばね部8は、前記基板部15aの前記挿入方向他側から前記挿入方向に延びる第2の根元部8aと、前記第2の根元部8aの先端で折り返されて前記反挿入方向に延びる第2のばね片8bと、前記第2のばね片8bの先端に設けられた第2の押圧部8cとを有し、前記第1の押圧部7cが前記クリーニング部16eに対応した前記導体フィルム16の裏面に当接し、前記第2の押圧部8cが前記第1の接点部16cに対応した前記導体フィルム16の裏面に当接していることを特徴とする、付記2記載のコンタクト部材5。
(付記4)
前記第1のばね片7bおよび前記第2のばね片8bは、前記第1の根元部7aおよび前記第2の根元部8aから漸次離れるように傾斜していることを特徴とする、付記3記載のコンタクト部材5。
(付記5)
前記導体フィルム16は、前記ばね部材15の前記基板部15a、前記第1のばね部7、および前記第2のばね部8を取り囲んでおり、前記導体フィルム16の表面の前記導電路16bは、前記第2のばね部8の前記第2の押圧部8cから前記第2のばね片8bを経て前記第2の根元部8a部分にまで延び、前記第2の根元部8a部分に第2の接点部16dを形成していることを特徴とする、付記3又は4記載のコンタクト部材5。
(付記6)
前記第2の根元部8aには、前記第2の接点部16dに対応する部分に凸部7dを有することを特徴とする、付記5記載のコンタクト部材5。
(付記7)
前記ばね部材15の前記基板部15aには前記第1のばね部7および前記第2のばね部8が前記挿入方向と直交する方向に複数並設され、前記導体フィルム16は複数の前記第1のばね部7および前記第2のばね部8を取り囲んでおり、前記導体フィルム16には前記第2のばね部8に1対1で対応するようにして前記導電路16bが複数並設されていることを特徴とする、付記2乃至6のいずれかに記載のコンタクト部材5。
(付記8)
前記第1の押圧部7cの前記第1の根元部7aからの高さ寸法が前記第2の押圧部8cの前記第2の根元部8aからの高さ寸法よりも大きく形成されていることを特徴とする、付記2乃至7のいずれかに記載のコンタクト部材5。
(付記9)
前記ばね部材15は金属からなることを特徴とする、付記1乃至8のいずれかに記載のコンタクト部材5。
(付記10)
付記1乃至9のいずれかに記載のコンタクト部材5を使用したコネクタCであって、前記被接続部材1を挿入する被接続部材挿入穴4aを有するハウジングを有し、前記被接続部材挿入穴4a内に前記クリーニング部と前記第1の接点部16cが突出し、前記被接続部材1の挿入時に前記被接続部材1のパッド1aが前記クリーニング部16eと前記第1の接点部16cに順次接触するように前記コンタクト部材5を前記ハウジング4に配設保持してなることを特徴とするコネクタC。
(付記11)
前記ハウジング4は上面に前記被接続部材挿入穴に通じ前記第1の接点部16cを臨むように形成された加圧部材挿入穴4bを有し、前記加圧部材挿入穴4bに加圧部材3を挿入することで前記被接続部材挿入穴4aに挿入された前記被接続部材1を押圧し前記被接続部材1の前記パッド1aを前記第1の接点部16cに押圧接触させることを特徴とする、付記10記載のコネクタC。
(付記12)
付記5乃至9のいずれかに記載のコンタクト部材5を使用したコネクタでCあって、前記第2の接点部16dが前記ハウジング4の底面から突出していることを特徴とする、付記10又は11記載のコネクタC。
(付記13)
前記コネクタCは基板6上に搭載され、前記第2の接点部16dが前記基板6のパッド6aに接触していることを特徴とする、付記12記載のコネクタC。
(付記14)
被接続部材1の挿入方向に整列された第1のばね部7と第2のばね部8とを有するばね部材15の周りを絶縁フィルム16aの表面に導電路16bが形成された導体フィルム16で取り囲み、前記第1のばね部7に対応した前記導体フィルム16の表面部に前記被接続部材1のパッド1aが摺動接触して該パッド1a上の異物を排除するクリーニング部16eを形成し、前記第2のばね部8に対応した位置の前記導体フィルム16の表面部に前記被接続部材1のパッド1aが接触し電気的接続をする第1の接点部16cを形成していることを特徴とするコンタクト部材5。
(付記15)
被接続部材1を挿入接続するコネクタCに使用されるコンタクト部材5であって、ばね部材15と導体フィルム16とを含み、前記ばね部材15は、前記被接続部材1の挿入方向に整列された第1のばね部7と第2のばね部8とを有し、前記導体フィルム16は、前記第1のばね部7および前記第2のばね部8を取り囲んだ絶縁フィルム16aと、前記絶縁フィルム16aの表面に形成された導電路16bとを有し、前記導電路16bは前記第2のばね部8に対応した位置に前記被接続部材1のパッド1aに接触し電気的接続をする第1の接点部16cを有し、前記第1のばね部7に対応した前記導体フィルム17の表面部は前記絶縁フィルム16aが露出していることを特徴とするコンタクト部材5。
(付記16)
被接続部材1の挿入方向に整列された第1のばね部7と第2のばね部8とを有するばね部材15の周りを導体フィルム16で取り囲み、前記第1のばね部7に対応した前記導体フィルム16の表面部に前記導体フィルム16の基材である絶縁フィルム16aを露出したクリーニング部16eを形成し、前記第2のばね部に8対応した位置の前記導体フィルム16の表面部に前記被接続部材1のパッド1aが接触し電気的接続をする第1の接点部16cを形成していることを特徴とするコンタクト部材5。
本発明に係るコネクタは、FPCを実装した液晶デバイス等のデバイス部材の表示検査を行う為の検査用コネクタとして利用できる。
C コネクタ
1 FPC(被接続部材)
1a パッド
2 デバイス部材(液晶デバイス)
3 加圧部材
4 ハウジング
4a FPC挿入穴(被接続部材挿入穴)
4b 加圧部材挿入穴
4c コンタクト部材収容部
4d コンタクト部材固定用桟部
4e 第1のばね部収容部
4f 第2のばね部収容部
4g 位置決め突部
4h ねじ穴
5 コンタクト部材
6 基板
6a パッド
6b ねじ穴
7 第1のばね部
7a 第1の根元部
7b 第1のばね片
7c 第1の押圧部
7d 第1の凸部
8 第2のばね部
8a 第2の根元部
8b 第2のばね片
8c 第2の押圧部
8d 第2の凸部
12 突き当て位置
15 ばね部材
15a 基板部
15b 位置決め穴
16 導体フィルム
16a 絶縁フィルム
16b 導電路
16c 第1の接点部
16d 第2の接点部
16e クリーニング部
16f 位置決め穴

Claims (16)

  1. 被接続部材を挿入接続するコネクタに使用されるコンタクト部材であって、ばね部材と導体フィルムとを含み、前記ばね部材は、前記被接続部材の挿入方向に整列された第1のばね部と第2のばね部とを有し、前記導体フィルムは、前記第1のばね部および前記第2のばね部を取り囲んだ絶縁フィルムと、前記絶縁フィルムの表面に形成された導電路とを有し、前記導電路は前記第2のばね部に対応した位置に前記被接続部材のパッドに接触し電気的接続をする第1の接点部を有し、前記第1のばね部に対応した前記導体フィルムの表面部は前記被接続部材のパッドが摺動接触して前記パッド上の異物を排除するクリーニング部を形成していることを特徴とするコンタクト部材。
  2. 前記ばね部材は基板部を有し、前記第1のばね部および第2のばね部は、前記基板部の前記挿入方向一側および他側にそれぞれ形成されていることを特徴とする、請求項1記載のコンタクト部材。
  3. 前記第1のばね部は、前記基板部の前記挿入方向一側から前記挿入方向とは反対側の反挿入方向に延びる第1の根元部と、前記第1の根元部の先端で折り返されて前記挿入方向に延びる第1のばね片と、前記第1のばね片の先端に設けられた第1の押圧部とを有し、前記第2のばね部は、前記基板部の前記挿入方向他側から前記挿入方向に延びる第2の根元部と、前記第2の根元部の先端で折り返されて前記反挿入方向に延びる第2のばね片と、前記第2のばね片の先端に設けられた第2の押圧部とを有し、前記第1の押圧部が前記クリーニング部に対応した前記導体フィルムの裏面に当接し、前記第2の押圧部が前記第1の接点部に対応した前記導体フィルムの裏面に当接していることを特徴とする、請求項2記載のコンタクト部材。
  4. 前記第1のばね片および前記第2のばね片は、前記第1の根元部および前記第2の根元部から漸次離れるように傾斜していることを特徴とする、請求項3記載のコンタクト部材。
  5. 前記導体フィルムは、前記ばね部材の前記基板部、前記第1のばね部、および前記第2のばね部を取り囲んでおり、前記導体フィルムの表面の前記導電路は、前記第2のばね部の前記第2の押圧部から前記第2のばね片を経て前記第2の根元部部分にまで延び、前記第2の根元部部分に第2の接点部を形成していることを特徴とする、請求項3又は4記載のコンタクト部材。
  6. 前記第2の根元部には、前記第2の接点部に対応する部分に凸部を有することを特徴とする、請求項5記載のコンタクト部材。
  7. 前記ばね部材の前記基板部には前記第1のばね部および前記第2のばね部が前記挿入方向と直交する方向に複数並設され、前記導体フィルムは複数の前記第1のばね部および前記第2のばね部を取り囲んでおり、前記導体フィルムには前記第2のばね部に1対1で対応するようにして前記導電路が複数並設されていることを特徴とする、請求項2乃至6のいずれかに記載のコンタクト部材。
  8. 前記第1の押圧部の前記第1の根元部からの高さ寸法が前記第2の押圧部の前記第2の根元部からの高さ寸法よりも大きく形成されていることを特徴とする、請求項2乃至7のいずれかに記載のコンタクト部材。
  9. 前記ばね部材は金属からなることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれかに記載のコンタクト部材。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載のコンタクト部材を使用したコネクタであって、前記被接続部材を挿入する被接続部材挿入穴を有するハウジングを有し、前記被接続部材挿入穴内に前記クリーニング部と前記第1の接点部が突出し、前記被接続部材の挿入時に前記被接続部材のパッドが前記クリーニング部と前記第1の接点部に順次接触するように前記コンタクト部材を前記ハウジングに配設保持してなることを特徴とするコネクタ。
  11. 前記ハウジングは上面に前記被接続部材挿入穴に通じ前記第1の接点部を臨むように形成された加圧部材挿入穴を有し、前記加圧部材挿入穴に加圧部材を挿入することで前記被接続部材挿入穴に挿入された前記被接続部材を押圧し前記被接続部材の前記パッドを前記第1の接点部に押圧接触させることを特徴とする、請求項10記載のコネクタ。
  12. 請求項5乃至9のいずれかに記載のコンタクト部材を使用したコネクタであって、前記第2の接点部が前記ハウジングの底面から突出していることを特徴とする、請求項10又は11記載のコネクタ。
  13. 前記コネクタは基板上に搭載され、前記第2の接点部が前記基板のパッドに接触していることを特徴とする、請求項12記載のコネクタ。
  14. 被接続部材の挿入方向に整列された第1のばね部と第2のばね部とを有するばね部材の周りを絶縁フィルムの表面に導電路が形成された導体フィルムで取り囲み、前記第1のばね部に対応した前記導体フィルムの表面部に前記被接続部材のパッドが摺動接触して該パッド上の異物を排除するクリーニング部を形成し、前記第2のばね部に対応した位置の前記導体フィルムの表面部に前記被接続部材のパッドが接触し電気的接続をする第1の接点部を形成していることを特徴とするコンタクト部材。
  15. 被接続部材を挿入接続するコネクタに使用されるコンタクト部材であって、ばね部材と導体フィルムとを含み、前記ばね部材は、前記被接続部材の挿入方向に整列された第1のばね部と第2のばね部とを有し、前記導体フィルムは、前記第1のばね部および前記第2のばね部を取り囲んだ絶縁フィルムと、前記絶縁フィルムの表面に形成された導電路とを有し、前記導電路は前記第2のばね部に対応した位置に前記被接続部材のパッドに接触し電気的接続をする第1の接点部を有し、前記第1のばね部に対応した前記導体フィルムの表面部は前記絶縁フィルムが露出し前記被接続部材のパッドが摺動接触するクリーニング部を形成していることを特徴とするコンタクト部材。
  16. 被接続部材の挿入方向に整列された第1のばね部と第2のばね部とを有するばね部材の周りを導体フィルムで取り囲み、前記第1のばね部に対応した前記導体フィルムの表面部に前記導体フィルムの基材である絶縁フィルムを露出させて前記被接続部材のパッドが摺動接触するクリーニング部を形成し、前記第2のばね部に対応した位置の前記導体フィルムの表面部に前記被接続部材のパッドが接触し電気的接続をする第1の接点部を形成していることを特徴とするコンタクト部材。
JP2010112940A 2010-05-17 2010-05-17 コンタクト部材およびそれを用いたコネクタ Expired - Fee Related JP5634120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010112940A JP5634120B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 コンタクト部材およびそれを用いたコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010112940A JP5634120B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 コンタクト部材およびそれを用いたコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011243347A JP2011243347A (ja) 2011-12-01
JP5634120B2 true JP5634120B2 (ja) 2014-12-03

Family

ID=45409840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010112940A Expired - Fee Related JP5634120B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 コンタクト部材およびそれを用いたコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5634120B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0621674Y2 (ja) * 1988-02-10 1994-06-08 豊田工機株式会社 平行リンク式垂直多関節ロボット
JP2000231957A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Furukawa Electric Co Ltd:The フレキシブルフラットケーブル用コネクタ
JP5001193B2 (ja) * 2008-02-19 2012-08-15 富士通コンポーネント株式会社 コネクタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011243347A (ja) 2011-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5162338B2 (ja) カードエッジコネクタ
KR100821430B1 (ko) 전기 커넥터
US20150111400A1 (en) Connector
JP4678886B2 (ja) 電気接続部材
KR20080007625A (ko) 커넥터 조립체
JP2006310140A (ja) コネクタ
JP2018097975A (ja) 電気コネクタ
JP5275781B2 (ja) 電気接続用端子及びこれを用いたコネクタ
JP5634120B2 (ja) コンタクト部材およびそれを用いたコネクタ
JP4781403B2 (ja) コンタクト及びそれを備えたコネクタ
JP3784019B2 (ja) コネクタ
JP2006147312A (ja) コネクタ
JP4837631B2 (ja) 電気接続部品
JP2017135031A (ja) ケーブル用コネクタ
JP6064739B2 (ja) 基板接続用コネクタ、および、それを備える基板接続用コネクタユニット
JP4262713B2 (ja) 検査装置
KR100525871B1 (ko) 클립 커넥터
JP2008139039A (ja) プローブピン及びコネクタ
JP4498874B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP2009277372A (ja) 雌コネクタとコネクタ接続構造
JP2018073758A (ja) 電気コネクタ
JP4931441B2 (ja) ケーブル接続用コネクタ
JP2008270273A (ja) 電気基板接続装置および電気基板の接続具
JP2009123611A (ja) フレキシブル配線材用コネクタ装置
JP2014053258A (ja) コネクタおよびコネクタ組立体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140416

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141014

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees