JP2008270273A - 電気基板接続装置および電気基板の接続具 - Google Patents

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Abstract

【課題】別部品や半田付けを必要とするため、部品点数や工程数が増加して、電気基板の接続が迅速に行えない。
【解決手段】接続具30は平板状の本体部32を有し、本体部から略直角に折り返された左右一対の第1の係止部34上に第1の電気基板10を保持し、第1の保持腕より下方で同様に設けた左右一対の第2の保持腕36で第2の電気基板20を抱え込むように保持する。また、第1の電気基板の係止孔14に第1の保持腕の第1の係止部34bを係止させて第1の電気基板10の位置を保持し、第2の電気基板の係止孔24に接続具の本体部の第2の係止部39aを係止させて第2の電気基板20の位置を保持する。本体部32に形成した略円弧形状のばね部32aの弾性のもとで第1の電気基板裏面の第1の接続端子群と第2の電気端子の基板端面の第2の接続端子群とが互いに圧接される。
【選択図】図5

Description

本発明は、接続端子群をそれぞれ有して交差する電気基板どうしを接続する電気基板接続装置および電気基板の接続具に関する。
従来から、パターンをプリントした電気基板が電気機器の回路装置に実装され、回路装置の構造に応じて2枚の電気基板を立体的に組み合わせて、電気基板上の接続端子群が電気的に互いに接続されている。
2枚の電気基板の接続構造として、たとえば、特開2001−266977号公報では、金属のばね材からなる弾性固定具の固定ピンを一方の電気基板の嵌合孔に嵌合し、コネクタの弾性片で他方の電気基板を挟持する構成が記載されている。また、特開2003−234547号公報では、コネクタが電気基板の接続部に半田付けされ、一対のスリットが接続部を両側から挟んで接続部に形成された構成が記載されている。
特開2001−266977号公報 特開2003−234547号公報
公知の構成では、2枚の電気部品の接続のために、別部品を必要としたり(たとえば、特開2001−266977号公報の弾性固定具、特開2003−234547号公報のコネクタ)、半田付けが必要とされる(たとえば、特開2001−266977号公報の接続部へのコネクタの半田付け)。そのため、部品点数や工程数が増加し、電気基板の接続が迅速に行えない。
本発明は、部品点数や工程数を増加させることなく、電気基板どうしを接続する電気基板の接続構造の提供を目的としている。
請求項1記載の本発明によれば、電気基板接続装置は、平面に接続用の第1の接続端子群を有する第1の電気基板と、基板端面に接続用の第2の接続端子群を有する第2の電気基板と、第1、第2の電気基板どうしを接続する接続具とを具備している。そして、接続具は、上記第1の電気基板を保持するための第1の保持部と、上記第1の電気基板に対して交差して上記第2の電気基板を保持するための第2の保持部と、上記第1の電気基板の位置を保持するための第1の位置保持部と、上記第2の電気基板の位置を保持するための第2の位置保持部と、上記第1の接続端子群と第2の接続端子群とを互いに圧接させる圧接部とを有している。
また、請求項2記載の本発明によれば、電気基板接続装置は、平面に接続用の第1の接続端子群を有する第1の電気基板と、基板端面に接続用の第2の接続端子群を有する第2の電気基板と、第1、第2の電気基板どうしを接続する接続具とを具備している。そして、接続具は、上記第1の接続端子群と第2の接続端子群とを互いに接続させるために、上記第1の電気基板を保持するための保持部と、上記第1の接続端子群の接続端子を第2の接続端子群の接続端子に押圧、付勢するための付勢手段と、この付勢手段による付勢力に抗して上記接続端子どうしの接続を保持しながら上記第1の電気基板を受ける受け手段と、上記第1の接続端子群と第2の接続端子群との相対位置のずれを防止する位置ずれ防止手段とを有している。
さらに、請求項3記載の本発明によれば、平面に接続用の第1の接続端子群を有する第1の電気基板と、基板端面に接続用の第2の接続端子群を有する第2の電気基板とを電気的に接続する電気基板の接続具は、上記2つの電気基板の一方を保持するための第1の保持部と、上記一方の電気基板に対し交差して上記2つの電気基板の他方を保持するための第2の保持部と、上記第1の電気基板の位置を保持するための第1の位置保持部と、上記第2の電気基板の位置を保持するための第2の位置保持部と、上記第1の接続端子群と第2の接続端子群とを互いに圧接させる圧接部とを有している。
請求項1記載の本発明では、接続具の第1の保持部が第1の電気基板を保持し、第1の位置保持部がその位置に保持するとともに、接続具の第2の保持部が第2の電気基板を保持し、第2の位置保持部がその位置に保持し、圧接部が第1、第2の電気基板の接続端子群を互いに圧接して電気的に接続している。そのため、第1、第2の電気基板を接続具に組み込むだけで足り、部品点数や工程数を増加させることなく、電気基板どうしが迅速に接続される。
請求項2記載の本発明では、第1の電気基板を接続具の保持部が保持し、付勢手段が第1の電気基板の接続端子群を第2の電気基板の接続端子群に押圧、付勢して電気的に接続し、受け部材が接続端子群の接続を保持しながら付勢手段に抗して第1の電気基板を受け、接続端子郡の相対位置のずれを位置ずれ防止手段で防止している。そのため、第1、第2の電気基板を接続具に組み込むだけで足り、部品点数や工程数を増加させることなく、電気基板どうしが迅速に接続される。
請求項3記載の本発明では、接続具は、第1、第2の保持部で第1、第2の電気基板のいずれかをそれぞれ保持し、第1の位置保持部で第1の電気基板の位置を保持し、第2の位置保持部で第2の電気基板の位置を保持し、圧接部で第1、第2の電気基板の接続端子群を互いに圧接して電気的に接続している。そのため、第1、第2の電気基板を接続具に組み込むだけで足り、部品点数や工程数を増加させることなく、電気基板どうしが迅速に接続される。
接続具は、板略矩形の平板状の本体部を有して板状のばね材からプレス加工で成形され、本体部から略直角に折り返された左右一対の第1の係止部の上に第1の電気基板を保持し、第1の保持腕より下方で本体部から略直角に折り返された左右一対の第2の保持腕で第2の電気基板を抱え込むように保持する。また、第1の電気基板の第1の係止孔と係止可能に第1の保持腕に設けた第1の係止部で第1の電気基板の位置を保持し、第2の電気基板の第2の係止孔と係止可能に接続具の本体部に設けた第2の係止部で第2の電気基板の位置を保持する。第2の係止部は、たとえば、本体部に形成した片持ち梁の先端に設けられる。そして、本体部の上端面を略円弧形状に屈曲させてばね部を形成し、圧接部の弾性のもとで第1の接続端子群と第2の接続端子群とが互いに圧接されて電気的に接続される。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。図1は第1、第2の電気基板の接続前における本発明の一実施例に係る電気基板接続装置の斜視図を示す。
図1に示すように、本発明の一実施例に係る電気基板接続装置1は、第1、第2の電気基板10、20と、第1、第2の電気基板を接続する接続具30とを具備している。第1、第2の電気基板10、20は、たとえば略矩形形状に成形されている。
図1に示すように、第1の電気基板10は、その平面、たとえばその一辺である基板端面10aに隣接してその裏面11に第1の接続端子群12を有し、第1の接続端子群は複数の接続端子12aからなり、各接続端子は、その下面(裏面)で基板端面10aから離反する方向に配線される。また、第2の電気基板20はその一辺である基板端面20aに第2の接続端子群22を有し、第2の接続端子群は複数の接続端子22aからなり、各接続端子は、基板端面20aから離反する方向に前面および裏面に適宜に配線される。
第1の電気基板10は、基板端面10aの左右に位置する基板側端面10b、10cから基板中央にかけて基板端面10aと平行に伸びた長孔状の一対の第1の係止孔(切欠き)14をさらに有している。これに対して、第2の電気基板20は、基板の幅方向で中央から、基板端面20aの左右に位置する基板側端面20b、20c寄りに略矩形形状の一対の第2の係止孔24をさらに有している。
図2は、図1の線X−Xに沿った接続具の縦断面図を示す。図1、図2に示すように、接続具30は、たとえば板状のばね材からなる略矩形の平板状の本体部32を持ち、本体部の上端面32aはその一面方向、たとえば前面方向に略円弧形状に屈曲されたばね部となり、略円弧形状のばね部の先端32a’は逆方向(後面方向、裏面方向)に折り返されている。そして、先端32a’と本体部32との間には直線状の溝となる開口32dが形成されている。
接続具の本体部32の左右の側端面32b、32cの上部には、側方に伸びた略矩形の左右の突出片をその一面方向、たとえば前面方向に略直角に折り返して成形された左右一対の第1の保持腕34が設けられている。第1の保持腕34の上端面は、先端部が上方に位置する段付面とされ、その間はスロープ面34aとなり、上端面の先端には本体部32と平行な方向に延びた矩形の突起状の第1の係止部34bが形成されている。スロープ面34aはばね部の折り返し端32a’と対向して設けられ、第1の保持腕34は先端の第1の係止部34bとスロープ面34aとの間に平坦部34cを有している。
また、側方に伸びた長辺状(レバー形状)の左右の突出片を第1の保持腕34と同一方向(前面方向)に略直角に折り曲げ、その先端を対向する方向(内方)に略直角に折り曲げて本体部32の前面と略平行としたL字形状の左右一対の第2の保持腕36が形成されている。左右の第2の保持腕36は、その自然の状態で第2の電気基板20をサイドから包み込んで保持可能な間隔だけ互いに離反して形成されている。保持腕36と本体部32との間の間隔は、第2の電気基板20の板厚より僅かに大きく設定されている。
さらに、第2の保持腕36の下方で接続具本体部32に、対向する一対の脚部スロット38a、38bとこれらの脚部スロットを連通する基部スロット38cとからなる一対のコ字形状のスロット38を形成して、スロット38の間に左右の側端32b、32c方向に伸びた左右一対の片持ち梁39が設けられている。そして、左右の片持ち梁39の先端をその前面方向に直角に折り曲げて一対の第2の係止部39aが形成され、その下端面39a1はスロープ面となっている。
上記構成の接続具30に対して、図1で矢視するように第1の電気基板10が手前から押し込まれて接続具に組み込まれるとともに、第2の電気基板20が垂直面で下方から押し上げて接続具に組み込まれることにより、第1、第2の電気基板が電気的に接続される。接続具30への第1、第2の電気基板10、20の組み込み方法を以下に説明する。
図3(A)(B)、図4は、接続具への第1、第2の電気基板の組み込み工程の一例を示し、図5は接続具への組み込み後(第1、第2の電気基板の接続後)での電気基板接続装置の斜視図を示す。
図3(A)に示すように、まず、接続具本体32の前面に沿ってばね部32aに向かって第2の電気基板20を矢印aのように押し上げる。ここで、左右の第2の係止部39aが第2の電気基板20の進路上に位置するとはいえ、係止部はばね材からなる本体部32にコ字形状のスロットを設けて片持ち梁39を形成し、その片持ち梁39の先端を折り曲げて形成されているため、大きく撓み変形(変位)できる。また、第2の係止部の下端面39a1がスロープ面となっている。そのため、第2の電気基板20がスロープ面39a1を押圧することにより、第2の係止部39aは背後に円滑かつ大きく撓み変形して第2の電気基板の進路から逃げるため、第2の電気基板は第2の係止部に邪魔されることなく押し上げられる。
そして、左右の略L形状の第2の保持腕36と本体部32との間に第2の電気基板が自然に挿入され、第2の電気基板20は第2の保持腕に抱え込まれるように保持される。ここで、接続具本体部の第2の係止部39aは第2の電気基板の第2の係止孔24に係止可能な位置に設けられている。そして、上記挿入過程において、第2の係止部39aがその撓んだ位置から撓み前の位置(初期位置)に戻って第2の係止孔24に挿入、係止されることにより、第2の電気基板20の位置が接続具30に組み込まれ、保持される。たとえば、図3(B)に示すように、係止孔の上端面24aと第2の係止部の上面39a1とが係止されることによって、第2の電気基板20は位置ずれを生じることなく第2の保持腕によって所定の位置に保持される。
このように、接続具の第2の保持腕36が第2の電気基板20を保持するだけでなく、係止孔の上端面24aと第2の係止部の上面39a1との係止により、第2の保持腕上での第2の電気基板の位置を保持しており、接続具の第2の係止部39と第2の電気基板の第2の係止孔24とは、第2の電気基板20の位置ずれを防止する第2の電気基板のための位置保持部(第2の位置保持部、第2の位置ずれ防止手段)を構成している。
第2の保持腕36は本体部32上で左右に一対設けられているため、第2の保持腕は第2の電気基板20の側端面20b、20cを左右に傾斜させることなく抱え込むことができる。また、第2の保持腕36が略L形状に形成されているため、本体部32からの第2の電気基板20の浮きが防止され、第2の電気基板を本体部に沿って保持できる。
その後、図3(B)に示すように、第1の保持腕34のスロープ面34aに沿って平板部上縁のばね部の折り返し端32a’の開口32dに至るまで第1の電気基板10を矢印bのように斜めに押し込む。そして、矢印cのように平坦部34c近傍を支点に第1の電気基板10を揺動し、ばね部32aの弾性に抗して第1の電気基板10の先端部でばね部の折り返し端32a’を矢印dのように開口32dを拡げるように押し上げ、その先端部が第2の電気基板の基板端面20a上に達するまで第1の電気基板を押し込む。
先端部が第2の電気基板の基板端面20a上に達するまで第1の電気基板10を押し込んだとき、第1の電気基板の左右の第1の係止孔14と接続具の第1の保持腕の先端の第1の係止部34bとが整列する位置関係に係止孔、係止部が形成されている。そのため、先端部が第2の電気基板の端面20a上に達するまで第1の電気基板10を押し込んでその押し込み力を除くと、接続具のばね部32aの弾性によって第1の電気基板の第1の係止孔14が接続具の第1の係止部34bに挿入、係止される。係止孔14と係止部34bとの係止によって、第1の電気基板10は第1の保持腕上で位置ずれを生じることなく所定の位置に保持される。
すなわち、接続具の第1の保持腕34が第1の電気基板10を保持するだけでなく、第1の係止部34bは第1の係止孔14に係止されることにより第1の電気基板10の位置を保持しており、接続具の第1の係止部34bと第1の電気基板の第1の係止孔14とは、第1の電気基板の位置ずれを防止する第1の電気基板のための位置保持部(第1の位置保持部、第1の位置ずれ防止手段)を構成している。
ばね部の折り返し端32a’と対向して第1の保持腕34の上端面をスロープ面34aとしているため、第1の電気基板が折り返し端32a’に邪魔されることなく下方に押し込めるとともに、折り返し端を押し上げて第1の電気基板を所定位置まで進めることができる。
図4、図5に示すように、第1の電気基板の係止孔14が接続具の第1の係止部34bに挿入、係止された位置では、スロープ面34aと第1の係止部34bとの間の平坦部34cは、接続具の係止部39aによって所定位置に保持された第2の電気基板の基板端面20aと水平になるような位置関係に設けられている。そのため、第1の電気基板の係止孔14が接続具の第1の係止部34bに係止されると、接続具のばね部32aの弾性のもとで、第1の電気基板10はその先端部を第2の電気基板の基板端面20aに当接させながら第1の保持腕の平坦部34cに押圧、付勢され、第1の保持腕の平坦部と接続具本体部のばね部との間に挟持されて接続具30に保持される。
第2の電気基板の基板端面20aには第2の接続端子群22が、第1の電気基板10の対向面には第1の接続端子群12が、それぞれ設けられている。そのため、第1の保持腕の平坦部34cがばね部34aの弾性(付勢力)に抗して第1の電気基板10を受けるとともに、第1の接続端子群12、第2の接続端子群22の対応する接続端子どうしが、接続具のばね部32aの弾性のもとで圧接されて導通され、第1、第2の電気基板10、20が電気的に接続される。
このように、接続具30を介した第1、第2の電気基板10、20の接続は、接続具側に位置保持部材としての第1、第2の係止部34b、39aを設けるとともに、係止部の係止される第1、第2の係止孔14、24を第1、第2の電気基板側に設ければ足り、別部材を設ける必要はなく、部品点数は増加しない。また、第2の電気基板20を垂直方向に押し上げ、第1の電気基板10を揺動させながら水平方向に押し込むという2つの単純な操作を要するにすぎず工程数も増加しないため、電気基板どうしを迅速、容易に接続できる。
接続具の第1の係止部34bが第1の電気基板の係止孔14に係止されて第1の電気基板10を所定位置に保持してその位置ずれを、接続具の第2の係止部39aが第2の電気基板の係止孔24に係止されて第2の電気基板を所定位置に保持してその位置ずれをそれぞれ防止している。また、接続具の第1の保持腕の平坦部34c(受け部材)が第1、第2の電気基板の接続端子12a、22aの接続を保持しながらばね部(付勢手段)32aの弾性に抗して第1の電気基板10を受けている。このように、第1、第2の電気基板10、20の相対位置ずれが防止されるとともに、第1の電気基板がばね部32aの弾性のもとで第2の電気基板に押圧されているため、第1、第2の電気基板の接続端子12a、22aは相対的な位置ずれを生じることなく接続される。
ばね材からなる本体部の上端面32aを略円弧形状に屈曲してばね部とした構成では、ばね部は大きな弾性を備えて成形され、第1の接続端子群12、第2の接続端子群22の対応する接続端子どうしが、大きな弾性の下で確実に圧接される。ここで、接続端子どうしが大きな弾性の下で圧接されるとはいえ、第1の保持腕34に平坦部34cを設けて平坦部でばね部32aの弾性を受けているため、圧接される接続端子がばね部の弾性によって破損されるおそれはない。
第1の電気基板10は、第1の係止部34bと第1の係止孔14との係止によってその位置が保持されて位置ずれが生じない。また、本体部のばね部32aの弾性のもとで、第1の電気基板10はばね部と第1の保持腕34の平坦部34cとの間に挟持され、さらにその先端部は第2の電気基板の基板端面20aに押圧され、離反した2ヶ所で保持されている。そのため、第1の電気基板10が接続具30から容易に離脱することはなく、接続具は第1、第2の電気基板10、20を確実に保持できる。
ここで、ばね部32aの弾性によって第1の電気基板10が第2の電気基板20に押圧され、第2の電気基板を第1の電気基板10から離反する方向に押しているとはいえ、平坦面である第2の係止部の上端面39a2に第2の係止孔の上端面24aが押圧され、第2の電気基板の位置が保持されて本体部32に沿った方向への動きが規制されている。そのため、第2の電気基板20が本体部32上でずれることはなく、接続端子どうしの圧接、導通された状態が維持される。
先端に向かうにつれてスロープ面34a、平坦部34c、第1の係止部34bを第1の係止部34の上端面に順次設けた構成では、第1の係止部は簡単な構成であるにも拘らず、円滑な押し込みのもとで第1の電気基板をその上に確実に保持できる。
図3、図4に示す接続具への第1、第2の電気基板の組み込み工程は一例であり、これに限定されない。たとえば、上記とは逆に第1の電気基板10を先に組み込んでもよい。すなわち、図3(B)の矢印b、c、dの工程のもとで第1の電気基板10を接続具の第1の係止部34bによって所定位置に保持した後、図3(A)の矢印aのように第2の電気基板20を押し上げ、係止部39aによって所定位置に保持させても、接続具のばね部32aの弾性のもとで第1、第2の電気基板10、20が確実に電気的に接続される。
実施例では、第1、第2の電気基板10、20は、接続具30に略直交して組み込まれ、保持されている。しかし、第1、第2の電気基板10、20の間の電気的な接続が維持されれば足り、接続具30が第1、第2の電気基板10、20を傾斜状態で保持してもよい。たとえば、第2の電気基板側の接続端子22aの形成される基板端面22aを、たとえば図4に示すように接続具の本体部側で下端となる傾斜面22a’とすれば、第2の電気基板20に対して第1の電気基板10を鈍角状に傾斜させて接続具30に組み込んでも第1、第2の電気基板の電気的な接続が維持される。
上記のように、本発明によれば、第1、第2の電気基板を接続具に順次押し込むだけで、ばね部(付勢手段、圧接部)の弾性のもとで接続端子どうしが圧接、保持され、電気的に接続されて保持される。そのため、部品点数や工程数を増加させることなく、電気基板どうしを迅速に接続できる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
たとえば、実施例では、 実施例では、第1、第2の電気基板10、20は、接続具30に略直交して組み込まれ、保持されている。しかし、第2の電気基板側の接続端子22aの形成される端面22aを傾斜面とすれば、第1、第2の電気基板を斜め方向で交差させて接続できる。たとえば、第2の電気基板側の接続端子22aの形成される基板端面22aを、たとえば図4に一点鎖線で示すように接続具の本体部側で下端となる傾斜面22a’とすれば、第2の電気基板20に対して第1の電気基板10を鈍角状に傾斜させて接続具30に組み込んでも第1、第2の電気基板の電気的な接続が維持される。
また、第1の電気基板の位置決めとなる第1の係止部34bとその係止される係止孔14、および、第2の電気基板の位置決めとなる係止部39aとその係止される係止孔24は、互いに係止可能な形状であれば足り、その形状、位置などは実施例のものに限定されない。
本発明は、2つの電気基板を交差させてその基板上の接続端子群の接続端子どうしを導通させる電気基板の接続に広範囲に応用できる。
第1、第2の電気基板の接続前における本発明の一実施例に係る電気基板接続装置の斜視図を示す。 図1の線X−Xに沿った接続具の縦断面図を示す。 (A)(B)は、接続具への第1、第2の電気基板の組み込み工程の一例を示す。 図3の組み込み工程の後半を示す。 第1、第2の電気基板の接続後での電気基板接続装置の斜視図を示す。
符号の説明
1 電気基板接続装置
10 第1の電気基板
10a 基板端面
12 第1の接続端子群
12a 接続端子
14 第1の係止孔(第1の位置保持部、第1の位置ずれ防止手段)
20 第2の電気基板
20a 基板端面
22 第2の接続端子群
22a 接続端子
24 第2の係止孔(第2の位置保持部、第2の位置ずれ防止手段)
30 接続具
32 本体部
32a ばね部(圧接部、付勢手段)
34 第1の保持腕(第1の保持部)
34a スロープ面
34b 第1の係止部(第1の位置保持部、第1の位置ずれ防止手段)
34c 平坦部(受け手段)
36 第2の保持腕(第2の保持部)
38 スロット
39 片持ち梁
39a 第2の係止部(第2の位置保持部、第2の位置ずれ防止手段)
39a1 スロープ面

Claims (3)

  1. 基板どうしの電気的接続を行う電気基板接続装置において、
    平面に接続用の第1の接続端子群を有する第1の電気基板と、
    基板端面に接続用の第2の接続端子群を有する第2の電気基板と、
    上記第1の電気基板を保持するための第1の保持部と、上記第1の電気基板に対して交差して上記第2の電気基板を保持するための第2の保持部と、上記第1の電気基板の位置を保持するための第1の位置保持部と、上記第2の電気基板の位置を保持するための第2の位置保持部と、上記第1の接続端子群と第2の接続端子群とを互いに圧接させる圧接部とを有する接続具と、
    を具備したことを特徴とする電気基板接続装置。
  2. 基板どうしの電気的接続を行う電気基板接続装置において、
    平面に接続用の第1の接続端子群を有する第1の電気基板と、
    基板端面に接続用の第2の接続端子群を有する第2の電気基板と、
    上記第1の接続端子群と第2の接続端子群とを互いに接続させるために、上記第1の電気基板を保持するための保持部と、上記第1の接続端子群の接続端子を第2の接続端子群の接続端子に押圧、付勢するための付勢手段と、この付勢手段による付勢力に抗して上記接続端子どうしの接続を保持しながら上記第1の電気基板を受ける受け手段と、上記第1の接続端子群と第2の接続端子群との相対位置のずれを防止する位置ずれ防止手段とを有する接続具と、
    を具備したことを特徴とする電気基板接続装置。
  3. 平面に接続用の第1の接続端子群を有する第1の電気基板と、基板端面に接続用の第2の接続端子群を有する第2の電気基板とを電気的に接続する電気基板の接続具において、
    上記2つの電気基板の一方を保持するための第1の保持部と、
    上記一方の電気基板に対し交差して上記2つの電気基板の他方を保持するための第2の保持部と、
    上記第1の電気基板の位置を保持するための第1の位置保持部と、
    上記第2の電気基板の位置を保持するための第2の位置保持部と、
    上記第1の接続端子群と第2の接続端子群とを互いに圧接させる圧接部と、
    を有したことを特徴とする電気基板の接続具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014041738A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Koito Mfg Co Ltd 光源モジュール
WO2016166058A1 (de) * 2015-04-15 2016-10-20 Osram Oled Gmbh Haltevorrichtung für eine organische leuchtdiode und oled-modul

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