JP5633264B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤で像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置及びその現像装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置においては、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤で感光体のような像担持体の表面の静電潜像の可視化、すなわち現像を行う現像装置が用いられている。このような現像装置の2成分現像剤を収容する現像容器においては、トナーは現像動作によって消費されていくため、新たなトナーが現像装置に補充され、トナーはキャリアと搬送されながら分散する。その際、トナーとキャリアが摩擦帯電することによって現像剤に電荷が発生し、その結果トナーの帯電が行われる。補給されたトナーは現像ローラに供給されるまでに、トナーとキャリアとが相互に分散し、相互に帯電が十分に行われないと、現像装置からの帯電不良トナーの飛散の原因となり、画像上では地汚れが発生する。
特に、高速機においては、現像装置内の現像剤の循環速度が速いため、トナーを十分に帯電させる時間が確保できない。そこで、トナーの帯電を十分に行うために、現像剤の容量を多くすれば、補給トナーは分散しやすくなるが、現像装置が大きくなり、機械本体が大型化してしまう。
このような2成分現像剤を用いた現像装置として、外部剤循環方式の現像装置が提案されている。例えば、特開2006−072394号公報(特許文献1)には、現像手段と異なる箇所に配置された、現像剤収納手段及びトナー収納手段とをフレキシブルパイプで連結し、現像剤とトナーとをそれぞれ一軸偏芯スクリューポンプを用いて現像手段に移送し、現像手段で摩擦帯電して現像に供した後で回収し、回収現像剤を回収現像剤収納手段に移送している。
更に、特開2008−003561号公報(特許文献2)には、現像部と現像剤を貯蔵する現像剤貯蔵部との間で現像剤を空気の流れで循環させると共に、空気輸送する前に予めトナーとキャリアを混合することで、現像剤の帯電量を効率的に調整している。
更に、特開2008−299217号公報(特許文献3)には、現像部と、その外部に設けられ現像剤を撹拌する撹拌部と、その撹拌部の現像剤を定量的に排出するロータリーフィーダと、排出された現像剤を空気圧を利用して現像部に搬送する現像装置が開示され、ここには、ロータリーフィーダの隙間調整により空気の撹拌部への流入を防止している。
更に、特開2009−031586号公報(特許文献4)には、(特許文献3)と同様の目的で、現像剤搬送に利用する空気の撹拌部への流入を板状の空気流入規制部材を用いて防止している。
このように、外部剤循環方式の現像装置では、現像器の内部で搬送中に混合、撹拌を行う方式に比べ、搬送と独立して、現像剤貯蔵室で混合、撹拌を行えるため、使用する現像剤や環境に応じて、搬送量は同一のまま混合、撹拌を調整することが可能であり、現像剤のトナー濃度均一性や帯電量の安定性に優れる方式である。
ところが、外部剤循環方式の現像装置では、例えば図10に示すように、空気で現像剤を現像剤貯蔵室200から現像器250の流入口290まで送るため、現像器250が停止している状態から駆動開始した際には、現像剤Tが現像剤貯蔵室200の下部に取り付けられている流量規制用のフィーダ280から現像器250の流入口290を経て供給部材210に到達するまでに時間を要する。
この間に、現像器250内では供給部材210の現像剤が現像ローラ220を介して回収部材230に回収され、回収口240から排出されて現像剤貯蔵室200へ搬送されてしまう。このため、供給部材210の現像剤Tが枯渇し、現像ローラ220への汲上量が不足し、現像ローラ220から感光体260へのキャリア付着が増加してしまう。しかも、現像剤規制部材270の近傍域a1や現像ローラ220下部の現像剤回収部a2などから現像剤Tが無くなることで隙間ができてしまう。この状態になると現像器250に進入した空気がこの隙間から現像器250外へ噴出され、その際に現像器250内のトナーが飛散するという問題がある。
前記の(特許文献1)では、現像器と現像剤貯蔵部を空気の流れで現像剤を循環させる点を開示し、(特許文献2)では、現像剤が現像剤貯蔵部において撹拌され、現像剤の帯電量を調整する点を開示するが、いずれも、現像器側での駆動開始時にトナー飛散やキャリア付着が発生することを防止する点に言及していない。
更に、(特許文献3、4)では、現像剤を撹拌する撹拌部に接続されたロータリーフィーダの内部流動部の隙間を調整し、あるいは、循環路に板状の空気流入規制部材を設けて空気が撹拌部へ流入することを防止しているが、現像器側での駆動開始時における空気の噴出しを抑えてトナー飛散やキャリア付着が発生することを防止する点には言及していない。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、本発明が解決すべき課題は、現像器側での現像器駆動開始時における空気の噴出しを抑えてトナー飛散やキャリア付着の発生を防止できる現像装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明は前記課題を達成するため以下の構成とした。
第1の発明は、貯蔵部から空気流により搬送された2成分現像剤を感光体に供給する現像器と、前記感光体に対設された現像ローラに前記現像器内の2成分現像剤を供給する供給部材と、前記現像ローラから現像器内に戻された2成分現像剤を前記貯蔵部につながった排出部まで搬送する回収部材と、前記現像器内で前記供給部材の下流側より前記回収部材に現像剤を受け渡す開口部とを有し、前記現像器の駆動開始時に、前記現像ローラおよび感光体が停止した状態で、前記貯蔵部からの空気流による2成分現像剤の搬送と、前記供給部材及び回収部材の動作を始め、その後に、前記回収部材で現像剤が搬送される領域に設けられたトナー濃度センサの出力値が予め定められたトナー濃度以上であることを示した場合に、現像ローラおよび感光体の駆動開始を決定すること特徴とする。
第2発明は、請求項記載の現像装置において、前記トナー濃度センサの出力値を求め、前記現像器の駆動開始時における前記出力値が所定変動幅変化した後に、該所定変動幅分回復した値に達すると、現像ローラおよび感光体の駆動を開始することを特徴とする。
の発明は、請求項1記載の現像装置において、前記現像ローラおよび感光体が回転を始めるまでの待機時間を、前記現像器内において現像ローラ周囲に2成分現像剤が蓄積され現像剤規制部材や現像ローラ下部が2成分現像剤で遮蔽された状態となると見做される時間として設定することを特徴とする。
の発明は、請求項1〜のいずれか一つに記載の現像装置において、前記現像器の開口部は供給部材の下方の回収部材に2成分現像剤を流下させる縦向き路であることを特徴とする。
の発明は、請求項1〜のいずれか一つに記載の現像装置において、前記供給部材が供給スクリューであり、前記回収部材が回収スクリューであることを特徴とする。
の発明は、画像形成装置において、請求項1〜のいずれか一つに記載の現像装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、貯蔵部からの2成分現像剤の搬送量が安定するまで、現像ローラ及び感光体を回転させず、その際、現像器内の供給部材と回収部材を駆動させることで、現像器と貯蔵部の間の現像剤を循環させるので、汲上げ量が不足した状態で現像ローラが回転することを抑制して、供給部材の2成分現像剤が枯渇するのを防止できる。つまり、トナー濃度センサの出力値が予め定められたトナー濃度以上であることを示した場合に、
現像ローラおよび感光体の駆動を開始するので、現像器からのトナー飛散や感光体へのキャリア付着を防ぐことができ、画像上での地汚れの発生は確実に防止される。(請求項1)。
また、本発明によれば、現像器の駆動開始時における2成分現像剤のトナー濃度の出力値が所定変動幅変化した後に、該所定変動幅分回復した値に達すると、現像ローラおよび感光体の駆動を開始するので、現像器からのトナー飛散や感光体へのキャリア付着を防ぐことができ、画像上での地汚れの発生は確実に防止される。(請求項)。
また、本発明によれば、待機時間経過時には現像ローラ周囲や現像剤規制部材や現像ローラ下部が2成分現像剤で確実に遮蔽されるので、貯蔵部から現像器内への現像剤の搬送に用いる空気流の噴出しがなく、汲上げ量が不足した状態で現像ローラが回転することがなく、現像器からのトナー飛散やキャリア付着等の不具合を無くすことができ、画像上での地汚れの発生は確実に防止される。(請求項)。
また、本発明によれば、開口部が縦向き路であるので、供給部材の下流側に達した2成分現像剤を的確な流動性を保持して回収部材に流下させ、現像器内での2成分現像剤の流動性を確保できる。(請求項
また、本発明によれば、供給スクリューと回収スクリューとが現像器内での2成分現像剤の撹拌を的確に行うことができる。(請求項
また、本発明によれば、現像器側での現像器駆動開始時における空気の噴出しを抑えてトナー飛散やキャリア付着の発生を防止できるという請求項1〜のいずれかに記載の現像装置の効果を同様に得られる。(請求項
本発明に係る現像装置を搭載する画像形成装置の概略構成図である。 図1の画像形成装置で用いる現像装置の全体斜視図である。 図1の現像装置内の概略レイアウトと、現像器の概略断面を示す説明図である。 図1の現像装置内の現像器の拡大断面図である。 図1の現像装置で用いる貯蔵部及びロータリーフィーダの拡大断面図で(a)は(b)のC−C線断面図、(b)は縦断面図である。 図1の画像形成装置で行なう現像駆動開始制御ルーチンのフローチャートである。 図1の画像形成装置で行なう現像装置の現像器内のトナー濃度特性線図である。 図1の現像装置で用いる変形例としての現像器の拡大断面図である。 図1の画像形成装置の他の実施形態で行なう現像駆動開始制御ルーチンのフローチャートである。 従来現像装置の説明図である。
本発明の一実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置を説明する。
図1は本発明に係る現像装置が適用される画像形成装置のシステム構成の槻略を示す図である。この画像形成装置は、複写機能とこれ以外の機能、例えばプリンタ機能やファクシミリ機能等を有する複合機の場合を例に取っている。この複合機は、図示しない操作部のアプリケーション切り替えキーにより複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能である。複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリントモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
画像形成装置1はその装置本体99に、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像形成部100、記録体である記録紙Pを搬送する給紙部200、給紙部200より延びる搬送路Rの下流端に設けられた排紙部300を備えている。更に、図示しないパーソナルコンピュータやファクシミリや画像形成部100の上部のスキャナユニット98から受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理装置(IPS)400、この画像処理装置400や画像形成部100や給紙部200を制御する制御部500を備えている。
画像形成装置1ではスキャナユニット98等で読み取られ、この際カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られ、これが電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理装置400で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、黒のカラー画像情報を得る。これらイエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色の版のデータが形成され、画像形成ユニットの露光装置(光学ユニット)4に送られる。
画像形成装置1の画像形成部100は、4色分の作像部(画像形成ユニット)6Y(イエロー)、6M(マゼンダ)、6C(シアン)、6Bk(黒)を所定位置に着脱自在にずれなく支持する。4色分の画像形成ユニット6の上側に中間転写ユニット10が、下側に画像処理装置(IPS)400からの各色の版のデータに応じてレーザー光を照射可能な露光装置(光学ユニット)4が対向配備される。なお、光学ユニット4はレーザ方式に限定するものではなく、LED方式などの方式であっても良い。
光学ユニット4の下方には給紙部200側の給紙ユニット26が配備され、給紙ユニット26から延びる搬送路Rは中間転写ユニット10の側方の二次転写位置p1を経て、定着ユニット7を通過して排紙部300の排紙トレイ30に達している。
画像形成部100の中間転写ユニット10は、未定着像担持体としての中間転写ベルト8を備える。中間転写ベルト8の下面に対向して、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部(画像形成ユニット)6Y、6M、6C、6Bkが並設されている。これらの作像部6Y、6M、6C、6Bkは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外は同一構造である。
各作像部6は、感光体としての感光体ドラム1(1Y、1M、1C、1Bk)と、感光体ドラム1の周囲に配設された図示しない帯電手段、現像装置5、クリーニング装置3、等で構成されている。
感光体ドラム1上で、作像プロセス(帯電行程、露光行程、現像行程、転写行程、クリーニング行程)が行われ、感光体ドラム1上に所望のトナー像が形成される。
感光体ドラム1は不図示の駆動部によって、図中、時計回り方向に回転駆動され、帯電手段の位置(不図示)で表面が一様に帯電される(帯電行程)。
その後、感光体ドラム1の表面は、露光装置(光学ユニット)4から発せられたレーザ光(不図示)の照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光行程)。
その後、感光体ドラム1の表面は、現像装置5の現像ユニット(現像器)50との対向位置に達し、この位置で静電潜像が現像されて、所望のトナー像が形成される(現像行程)。
その後、感光体ドラム1の表面は、中間転写ベルト8及び1次転写バイアスローラ9との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写行程)。
その後、感光体ドラム1の表面は、クリーニング手段7との対向位置に達し、この位置で感光体ドラム1上に残存した未転写トナーが回収される(クリーニング行程)。クリーニング後、感光体ドラム1の表面は除電ローラrにより電位を初期化される。こうして、感光体ドラム1上で行われる一連の作像プロセスが終了する。
上述した作像プロセスは、図1に示すように、4つの作像部6Y、6M、6C、6Bkで、それぞれ行われる。すなわち、作像部の下方に配設された不図示の露光部(光書き込み装置)から、画像情報に基づいたレーザ光が、各作像部6Y、6M、6C、6Bkの各感光体ドラム1上に向けて照射される。その後、現像行程を経て各感光体ドラム1上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Bkは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bkとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Bkにはトナーの極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。
中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Bkの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bk上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写手段としての2次転写ローラ19との対向位置(2次転写位置)p1に達する。中間転写ベルト8上に形成されたカラートナー像は、2次転写ニップの位置(2次転写位置)p1に搬送された記録媒体としての転写紙P上に転写される。
こうして、中間転写ベルト8上で行われる、一連の転写プロセスが終了する。
装置本体100の下部に配設された給紙部26には転写紙Pが複数枚重ねて収納されており、給紙コロ27により1枚ずつ分離されて給紙される。給紙された転写紙Pはレジストローラ対28で一旦停止され、斜めずれを修正された後レジストローラ対28により所定のタイミングで2次転写ニップ(2次転写位置)p1に向けて搬送される。そして、2次転写ニップにおいて転写紙P上に、所望のカラー画像が転写される。
2次転写位置p1でカラー画像を転写された転写紙Pは、定着部20へ搬送され、ここで、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像を定着される。
定着を終えた転写紙Pは、排紙ローラ対29により、装置本体上面に形成された排紙部の300の排紙トレイ30へ出力画像として排出される。こうして、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、現像剤攪拌・循環システムとしての現像装置5の構成を詳細に説明する。
図2、3に示すように、現像装置5は、感光体ドラム1上の静電潜像を現像する現像器(現像部)50と、現像器50から離れた位置で現像剤(以下、単に「剤」ともいう)の状態に応じた撹拌を行う撹拌部を兼ねた貯蔵部51と、貯蔵部51にトナーを補給するためのトナーカートリッジ52と、貯蔵部51の下方に設けられたロータリーフィーダ53と、現像剤を空気圧で搬送する現像剤循環駆動源としての送風機等を有している。図1では現像器50のみ代表して示している。
現像器50の排出口67(図3参照)と貯蔵部51との間は循環路55で接続され、ロータリーフィーダ53と現像器50の受取口68との間は循環路56で接続されている。
ここで、循環路55、56はパイプチューブで形成される。現像剤Tはこの循環路55、56(パイプチューブ)中をエアーとの混合気状態で移送されるので、現像剤Tへの機械的ストレスはほとんどかからない。さらに、循環路55、56での駆動負荷も無い。これらから、現像剤Tの特性の維持、移送の確実化がはかれ、現像装置5の信頼性、耐久性の確保も充分はかれる。さらには、現像剤補給手段の構成の簡易化がはかれ、低駆動負荷化による低消費電力化、低コスト化も可能としている。
図2に示すように、トナーカートリッジ52と貯蔵部51はトナー補給路57で接続され、送風機54とロータリーフィーダ53は管路58で接続されている。
図2において、符号59はトナー補給駆動源としてのモータを、60は攪拌駆動源としてのモータを、61はロータリーフィーダ53の駆動源としてのモータをそれぞれ示しており、これらは、それぞれ不図示の駆動回路を介し制御部500に接続される。
現像器50は、図3、図4に示すように、現像器50の外枠を成すケーシング62と、ケーシング62内に回転可能に支持され、螺旋状のフィンを有する供給部材と回収部材を成す供給、回収スクリュー63、64と、現像ローラ65を有している。ケーシング62内には、トナーとキャリアを混合した2成分現像剤Tが入っている。
図4に示すように、ケーシング62は感光体ドラム1と対向する一側が開口し、そこより感光体ドラム1と並列状を成して対向配備される現像ローラ65を枢支している。更に、現像ローラ65の奥側には供給スクリュー63と回収スクリュー64とが上下に並列に配備されて枢支される。両スクリューの間には隔壁621が配備され、同隔壁621の先端部が隙間を介して現像ローラ65と対向するように形成される。
ここでは供給スクリュー63と回収スクリュー64とが現像器のケーシング62内で回転駆動して、現像剤Tの撹拌を的確に行うと共に、供給スクリュー63が現像剤の現像ローラ65への汲み上げを確実に行なうことができる。
ケーシング62の上壁には循環路56と接続される受取口68が形成され、この受取口68を通して現像剤がケーシング62内の供給スクリュー63の上流側に供給される。現像剤Tは供給スクリュー63の回転によりケーシング62内を下流側(図3で左側、図4で紙面手前側)に移動する。
その間に同時に、現像ローラ65に担持されその回転と共に磁気ブラシを成して現像に供した後の現像剤は再度現像器内に戻り、現像ローラ65の磁力より開放される。その後、現像剤は現像ローラ65から離脱して現像器50内に戻され、ケーシング62内に支持される回収スクリュー64側に移動する。
ケーシング62は供給スクリュー63の下流側と回収スクリュー64の上流側とを結ぶ間の壁部に開口部622が形成される。開口部622は現像ローラ65に移動せずに下流側の開口部622に達した現像剤を自重により容易に流下させる内径を有した縦向き路として形成されている。このように、開口部622が縦向き路であるので、供給スクリュー63の下流側に達した現像剤を的確な流動性を保持して回収スクリュー64に流下させ、現像器50内での現像剤の流動性を適正に確保できる。
ケーシング62の下壁には、循環路55に接続された排出口67が形成される。
ケーシング62内の回収スクリュー64の回転によって開口部622から排出された現像剤は下流側の排出口67に移動し、ここを通して現像剤が循環路55に排出される。
図4に示すように、供給スクリュー63によって、現像剤Tが図中手前側に搬送され(図2では右より左側へ移動)、この一部が、現像ローラ65によって磁力で吸い上げ、吸着され、現像剤規制部材66で均一な厚さに均されてから、感光体ドラム1に接することで感光体ドラム1上の静電潜像をトナーで現像してトナー像が形成される。
現像ローラ65は感光体1の駆動と同時に駆動されるモータ91に接続され、供給スクリュー63と回収スクリュー64は共通のベルト伝動装置dを介してスクリュー駆動用のモータ92に駆動される。
ここで現像ローラ65の駆動用のモータ91と、スクリュー駆動用のモータ92とはそれぞれ不図示の駆動回路を介し制御部500に接続される。なお、制御部500はCPU、ROM及びRAMを備え、CPUはRAMをワークエリアとして使用しROMに格納されたプログラムを実行することにより、そのプログラムで設定された動作を実行する。特に、後述するように、本実施形態で用いる現像開始時制御プログラムに沿って制御を実行する。
現像後の現像剤及び開口部622から排出された現像剤は回収スクリュー64の端部に形成された排出口67(図3参照)に移動し、排出口67から循環路55を通って貯蔵部51に搬送される。回収スクリュー64の下流側にはトナー濃度センサ70が設置されており、その信号を基に制御部500がトナーカートリッジ52からトナー補給を行なうよう制御している。
トナー補給はモータ59(図2参照)によってトナー補給路57内の図示しないスクリューを回転させることで行われる。トナー補給は循環経路内で貯蔵部51の入り口直前の部位で行われる。
図5に示す貯蔵部51では現像後の現像剤と、補給されたトナーとが混合され適切なトナー濃度と帯電量を持つ現像剤Tとなる。この現像剤Tは貯蔵部51の下部に形成された排出口49を通り、ロータリーフィーダ53に入る。
図5(a)は貯蔵部51の断面図である。貯蔵部51の上面には現像剤補給口69が、下面には排出口49が設けられており、貯蔵部本体51aは、排出口49に向かうほど径が細くなる逆円錐型の形状を有している。
撹拌部を兼ねた貯蔵部本体51a内の中心には下から上に剤を搬送するスクリュー71が、その外側には回転可能な2本の撹拌部材72が設けられており、これらの撹拌部材の回転動作によって現像剤が攪拌・混合される。
外側の撹拌部材72とスクリュー71はモータ60によって回転する。スクリュー71はモータ60と直結されており、外側の撹拌部材72は、減速ギヤ列73a〜73dを介して回転する。撹拌部材72は、図5(a)に示すように、減速ギヤ列に直結された支持部74に対して斜めに固定されている。
この撹拌部を兼ねた貯蔵部51における攪拌時の現像剤はスクリュー71の回転によって下から上に持ち上げられ、外側を回転する撹拌部材72の回転に伴いBの向きに移動し、再びスクリュー71の周囲に寄せ集められるように対流する。
このように貯蔵部51では絶えず現像剤Tが対流し、トナーの帯電はトナーとキャリアの摩擦によって付与される。
モータ60にはモータの回転数を制御(調整)するための駆動回路(図示しない)を介し制御部500が接続され、制御部500は所定のプログラムで設定された攪拌制御を実行する。
ロータリーフィーダ53は、金属、または樹脂などで作られたホルダ76の内部に複数の羽根を設けたロータ75を備え、モータ61によってロータ75を回転させて、現像剤を下方に定量的に排出する。フィーダ53の下部は逆T字状の受けパイプ部材77の垂直方向の開口部に連通する。逆T字状の受けパイプ部材77の一方側の水平方向開口部は送風機54にパイプ状の空気供給部材58で連通される。受けパイプ部材77の他方の水平方向開口部には、循環路56が接続されている。
このため、ロータリーフィーダ53内のロータ75の回転により下方の受けパイプ部材77に達した現像剤は送風機54からの空気の流動により循環路56を通り、受取口68を介して現像器50に再び供給される。
次に現像装置の作動を画像形成装置の作動と共に説明する。
画像形成装置の不図示の操作パネルにおけるスタートスイッチがオンされると、これに応じて、画像形成装置の制御部500は各色の階調データに対応して画像形成作動を作像部(画像形成部)100で行い、選択された記録材Pの供給動作を記録材供給部200で開始させ、搬送路Rの途中に設けられた定着装置20を待機状態より定着開始制御に入る。作像部100は、制御部500で受信したカラー画像情報、画像形成モードに沿い、フルカラーモードでの画像形成行程がY、M、C、K用の各像形成ユニット6Y、6M、6C、6Bkにおいて行われて各色のトナー像が形成され、先に形成されたトナー像に順次重ねて2次転写ローラ19と対向する2次転写位置p1に運ばれる。
同時に、画像形成部100の下側の複数の給紙トレイ26から選択された記録材Pは、レジストローラ対28に達し、ここでスキューを修正されて、所定のタイミングで二次転写位置p1で各色の重合したトナー像が記録材Pに二次転写され、定着装置20へ搬送され、そこで記録材に応じた加熱モードで定着処理が成され、排紙部300に排紙される。 このような画像形成作動において、特に、作像部100の現像装置5における現像剤へのトナー補給、現像剤の移送における作動態様について説明する。
上述の実施の形態において、現像器50へのトナーの供給は、現像器50の一部に設けられたトナー濃度センサ70と制御部500により行われる。
トナー濃度センサ70は、従来周知の透磁率センサよりなり、現像器50内の現像剤の現像剤濃度を検知する。この検知値が定められたある値以下であると、モータ59によって図示しないスクリューを回転させることでトナー補給が貯蔵部51の入り口直前の部位で行われ、送風機54が駆動し、現像剤が現像器50に供給される。そして、この供給は現像剤の濃度が定められたある値以上になると停止される。
この制御により、現像器50には常に一定のトナー濃度の現像剤が収納され、安定した現像行程が行なわれる。また、トナー濃度センサ70にて現像剤濃度が定められたある値以下であると検知し、これが予め定められた回数・時間等を越えると、現像器50にトナーが無いと判断し、複写機やプリンタ等の本体99に設けられた操作部(図示せず)または表示部へオペレータにわかるような警告を発する。これにより、現像器50へのトナー補給を適正な時期に行うことができる。
次に、画像形成装置が停止状態よりスタートスイッチがオンされて、駆動を開始した場合の現像装置5の挙動について、図6の現像駆動開始制御ルーチンに沿って説明する。
ここでは、まず、現像駆動開始制御ルーチンを実行する根拠を説明する。
ここで、現像装置5を駆動開始すると同時に、感光体ドラム1及び現像ローラ65を駆動し、定常の複写作動に入る制御を行ったとする。この場合、図7に示すように、トナー濃度センサ70の出力(V)は駆動開始時より約1秒経過時に2、0v以上より急激に低下し1、5vを下回り、トナー濃度が急激に変動幅δvで低下する。この変化は、1、5秒経過後にトナー濃度が回復するという現像駆動開始時における出力値の変動特性が示された。
このようにトナー濃度が急激に変動幅δvで低下するという特性の根拠は、貯蔵部51より現像器50の供給スクリュー63に適正トナー濃度の現像剤の補給が遅れ、その間に、現像ローラ65への現像剤のトナー補給が遅れ、適正トナー濃度の現像剤が枯渇したためと見做される。
このような現象より、トナー濃度センサ70の出力値(V)からセンサー部の現像剤の量を把握することが可能であり、たとえば、検出値が1.5Vを下回った後,2Vを越えたという変動幅δvの変化の経過した時点で、現像ローラ65と感光体ドラム1の駆動を開始すれば、現像ローラ65に十分な量の現像剤が供給されず、キャリア付着や現像装置開口部からのトナー飛散が発生してしまうという不具合を抑制することが可能となる。
即ち、図4に示すように、現像ローラ65への現像剤のトナー補給が遅れ、適正トナー濃度の現像剤が枯渇した場合、駆動開始時に、現像ローラ65の現像剤規制部材66との隙間や現像ローラ65下部側の隙間から現像剤搬送用の空気が感光体ドラム1側に吹き出し、トナー飛散が発生し、記録紙Pに形成される画像上での地汚れの発生が起きるが、変動幅δvの変化の経過した時点で、現像ローラ65と感光体ドラム1の駆動を開始すれば、上述の不具合を抑制することが可能となる。
あるいは、図7に示すように、予め、変動幅δvの変化が経過した時点までの経過時間Tnを求めておき、経過時間Tnの経過時には貯蔵部51及びロータリーフィーダ53側の送風機54より現像器50の受取口68に達した現像剤搬送用の空気は感光体ドラム1側に吹き出すことは抑制され、記録紙Pに形成される画像上での地汚れの発生は確実に防止される。
以上のような根拠に沿って制御部500は現像駆動開始制御を行なう。
ここでは制御部500が行うメインルーチンの途中で、図6に示す現像駆動開始制御ルーチンを実行する。
図6のステップs1に達すると、スタートスイッチがオンされて複写指令の入力時かを判断し、駆動開始時にあるとステップs2に進み、次の制御周期からは直接ステップs3に進む。ステップs2では、駆動開始時にあることより、感光体ドラム1の駆動系(不図示)及び現像ローラ65のモータ91の回転駆動を停止状態に保持し、ステップs3に進み、トナー濃度センサ50の出力値を取り込む。
ステップs4では、各制御周期ごとに取り込んでいるトナー濃度センサ50の出力値の前回値との差分を順次演算し、その差分の加算により変動幅δvを求め、更に、変動幅δvが所定値を越えると、適正トナー濃度の現像剤が枯渇した場合の変動時と見做し、この状態が回復するのを待つ。変動幅δvが回復するまでは現像駆動開始制御ルーチンでの制御を繰り返し、トナー濃度センサ50の出力値が変動幅δv分回復したと判断すると、ステップs5に達し、ここで、現像ローラ65および感光体ドラム1の定常駆動モードでの駆動を許容する指令を発して、メインルーチンにリターンする。同時に、貯蔵部51、トナーカートリッジ52、ロータリーフィーダ53、送風機54、等からなる現像剤循環系を定常モードでの駆動に切換える。
このようにトナー濃度センサ70の出力値を元に現像ローラ65と感光体ドラム1の駆動を開始するので、現像剤の流動性などの変化で現像剤が安定して搬送されるまでの時間が変化した場合にも、常に現像剤搬送量が安定した状態で現像装置5を動作させ、現像ローラ65および感光体ドラム1の駆動を開始するので、現像器50からのトナー飛散や感光体ドラム1へのキャリア付着を防ぐことができ、画像上での地汚れの発生は確実に防止される。
更に、現像器50における現像剤のトナー濃度の出力値(V)が所定変動幅δvの変化後に達すると、現像ローラ65および感光体ドラム1の駆動を開始するので、この駆動開始時には、図4に示すように、現像ローラ65の現像剤規制部材66との隙間や現像ローラ65下部側の隙間が現像剤で遮蔽された状態であるので、汲上げ量が不足した状態で現像ローラ65が回転することを防止でき、貯蔵部51及びロータリーフィーダ53側の送風機54より現像器50の受取口68に達した現像剤搬送用の空気は感光体ドラム1側に吹き出すことは抑制され、記録紙Pに形成される画像上での地汚れの発生は確実に防止される。
次に、図6に示す現像駆動開始制御ルーチンに代えて実行可能な第2実施形態としての画像形成装置で行なう現像駆動開始制御ルーチンを図9に沿って説明する。なお、この第2実施形態としての画像形成装置の構成は、以下の図9に沿って説明する制御ルーチンの制御処理のみが異なり、その他の構成は第1実施形態としての画像形成装置と同様であり、ここでは重複説明を略す。
制御部500が行うメインルーチンの途中で、図9に示す現像駆動開始ルーチンのステップa1に達するとする。ここでは、スタートスイッチがオンされて複写指令の入力時かを判断し、駆動開始時にあるとステップa2に進み、次の制御周期からは直接ステップa4に進む。ステップa2では、駆動開始時にあることより、感光体ドラム1の駆動系(不図示)及び現像ローラ65のモータ91の回転駆動を停止状態に保持し、ステップa3に進み、所定時間をカウントするタイマーTIMをスタートさせステップa4に進む。
ここでのタイマーTIMがカウントする所定時間は、図7で説明した経過時間Tnとして予め設定される。
ステップa4に達すると、回収スクリュー64の下流側のトナー濃度センサ70よりトナー濃度を検出し、ステップa5に進む。ここで、トナー濃度が適正濃度値を下回るか判断し、適正値を満たしていれば、ステップa7に進み、そうでないと、ステップa6に進む。ここでは、トナー濃度を適正値に修正すべく、トナー補給モードで、貯蔵部51、トナーカートリッジ52、ロータリーフィーダ53、送風機54、等からなる現像剤循環系を駆動し、ステップa7に進む。
ステップa7では経過時間Tnを判断し、経過前はこの現像駆動開始ルーチンの制御周期を繰り返し、現像剤規制部材66との隙間や現像ローラ65下部側の隙間が現像剤で遮蔽された状態となるのを待つ。ステップa7で経過時間Tnの経過を判断すると、ステップa8に達して、ここで、現像ローラ65および感光体ドラム1の定常駆動モードでの駆動を許容する指令を発して、トナー補給モードで、貯蔵部51、トナーカートリッジ52、ロータリーフィーダ53、送風機54、等からなる現像剤循環系を定常処理に設定し、メインルーチンにリターンする。
これにより、制御部500は定常の複写モードでの駆動に入るが、この駆動開始時には、現像ローラ65の現像剤規制部材66との隙間や現像ローラ65下部側の隙間が現像剤で遮蔽された状態であるので、汲上げ量が不足した状態で現像ローラ65が回転することを防止でき、待機時間Tnの経過時には貯蔵部51及びロータリーフィーダ53側の送風機54より現像器50の受取口68に達した現像剤搬送用の空気は感光体ドラム1側に吹き出すことは抑制され、記録紙Pに形成される画像上での地汚れの発生は確実に防止される。
上述のところにおいて、現像器50のケーシング62内には、供給スクリュー63と回収スクリュー64とが上下に並列状態で配備され、現像剤Tの撹拌と、供給スクリュー63の現像ローラ65への現像剤の汲み上げを行なっていたが、これに代えて図8に示すような現像器50aを用いてもよい。
図8に示す現像器50aは、ケーシング62aの一側に現像ローラ65aを回転可能に支持し、その現像ローラ65aに対し、ケーシング62aの奥側(図8で右側)に並列状態で水平方向に供給スクリュー63a,回収スクリュー64aを配備している。ケーシング62a内の供給スクリュー63aの図中手前側の不図示の側壁に受取口68が設けられ、ここに供給された現像剤が図中手前より裏側に搬送される。この一部現像剤は、現像ローラ65によって磁力で吸い上げられ、吸着され、現像剤規制部材66で均一な厚さに均されてから、感光体ドラム1に接することで感光体ドラム1上の静電潜像をトナーで現像してトナー像が形成される。更に、ケーシング62aの中央の縦向きの隔壁69の最も奥側に破線で示す横向きの開口部622aが形成され、開口部622aを通過した現像剤Tが回収スクリュー64aに達し、この回収スクリュー64aにより図中手前側に向けられたケーシング62aの側壁に形成された排出口67aより貯蔵部51に戻されている。
このような、図8に示す現像器50aを用いた場合も、図2、3の現像器50を用いた場合と同様の作用効果が得られ、特に、隔壁69が現像ローラ65aと離れているので、現像剤規制部材66との隙間や現像ローラ65下部側の隙間が現像剤で遮蔽される状態を比較的容易に確保でき、現像剤搬送用の空気が感光体ドラム1側に吹き出すことを容易に抑制でき、記録紙Pに形成される画像上での地汚れの発生を確実に防止できる。
更に、図1の画像形成装置で用いたと同様の構成を他の印刷装置や、ファクシミリに適用してもよく、またはそれらを含む複合機からなる他の画像形成装置に適用してもよい。これらの各実施形態の場合も、図1の画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
1 感光体ドラム(像担持体)
5 現像装置
50、50a 現像器(現像ユニット)
51 貯蔵部
622,622a 開口部
63 供給部材(供給スクリュー)
64 回収部材(回収スクリュー)
65、65a 現像ローラ
67 排出部
T 2成分現像剤
P 記録材
R 搬送路
特開2006−072394号公報 特開2008−003561号公報 特開2008−299217号公報 特開2009−031586号公報

Claims (6)

  1. 貯蔵部から空気流により搬送された2成分現像剤を感光体に供給する現像器と、前記感光体に対設された現像ローラに前記現像器内の2成分現像剤を供給する供給部材と、前記現像ローラから現像器内に戻された2成分現像剤を前記貯蔵部につながった排出部まで搬送する回収部材と、前記現像器内で前記供給部材の下流側より前記回収部材に現像剤を受け渡す開口部とを有し、前記現像器の駆動開始時に、前記現像ローラおよび感光体が停止した状態で、前記貯蔵部からの空気流による2成分現像剤の搬送と、前記供給部材及び回収部材の動作を始め、その後に、前記回収部材で現像剤が搬送される領域に設けられたトナー濃度センサの出力値が予め定められたトナー濃度以上であることを示した場合に、現像ローラおよび感光体の駆動開始を決定すること特徴とする現像装置。
  2. 前記トナー濃度センサの出力値を求め、前記現像器の駆動開始時における前記出力値が所定変動幅で変化した後に、該所定変動幅分回復した値に達すると、現像ローラおよび感光体の駆動を開始することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記現像ローラおよび感光体が回転を始めるまでの待機時間を、前記現像器内において現像ローラ周囲に2成分現像剤が蓄積され現像剤規制部材や現像ローラ下部が2成分現像剤で遮蔽された状態となると見做される時間として設定することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 前記現像器の開口部は供給部材の下方の回収部材に2成分現像剤を流下させる縦向き路であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の現像装置。
  5. 前記供給部材が供給スクリューであり、前記回収部材が回収スクリューであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の現像装置。
  6. 画像形成装置において、請求項1〜5のいずれか一つに記載の現像装置を備えていることを特徴とする画像形成装置
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