JP5632621B2 - 医療用ステープラー及びマガジン - Google Patents

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Description

本発明は医療用ステープラーとそのマガジンに関し、特に、ステープルの詰まり(ジャミング)を防止することができ、併せて製造コストを安価にできる医療用ステープラーとそのマガジンに関する。
従来の医療用ステープラーとしては、特許文献1に記載された図4から図6に示すものが知られている。図4は医療用ステープラーの三面図で、(a)は上面図、(b)は側面断面図、(c)は正面図である。図5(a)から(c)は、ステープルを成形する順序を説明する図である。図6は、マガジン内に収容されたステープルを示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)のI−I断面図である。以下に概略を説明する。
図4に示す医療用ステープラー10’は、ハウジング1と、ハウジング1に回動可能に装着されたレバー2と、ハウジング1に着脱自在に装着され、複数のステープル3を収容するマガジン4と、から構成される。マガジン4は、マガジン4内に固定されたレール5と、レール5の先端を細くして湾曲させて形成したアンビル5aと、アンビル5aの先端位置に向かって進退可能に配置されたラム6と、ラム6をアンビル5aの先端から離れる方向に付勢する付勢部材7と、を有している。レール5は中央が高くその両側に裾部を有する中高構造で、レール5の上には、所定の数のステープル3がレール5の中高部を跨ぐように整列配置され、ステープル3の両脚部がレール5の両側の裾部の上に載置される。これらのステープル3は、弾性部材8によりレール5の先端のアンビル5aに向けて付勢されている。
ハウジング1及びレバー2はABS樹脂等の合成樹脂製で、把持し易さや操作性を考慮した形状に形成されている。
マガジン4は、ハウジング1とは別体として成形されたもので、これにレバー2とハウジング1を装着して医療用ステープラー10’となる。マガジン4は透明なABS樹脂によって一体的に成形されており、収容されているステープル3の残数を外部から確認することができる。
ステープル3は、予め設定された数が並べられた状態でマガジン4内の収容空間内に収容され、レール5の上に載置されている。ステープル3は、ステンレス鋼の丸い線材をコ字状に折曲して形成されており、図5(a)に示されているように、両端部分が生体組織を刺通する際の抵抗を小さくするために尖った脚部3aとして形成されている。両脚部3a、3aを接続する部分はクラウン3bと称され、生体組織を縫合する際に折り曲げられる部分である。また、ステープル3は、図6(a)に示すように、脚部3aが進行方向前方に、クラウン3bが進行方向後方に傾斜させて収容される。傾斜角度αは45〜60゜で、このように傾斜させることでステープラーを小型化することができる。
なお、ステープル3のクラウン3bの長さをここではステープルの幅という。
図5は、傷口を縫合するためにステープル3を成形する順序を説明する図である。このステープラー10’は、主として体表面の傷を縫合するために使用されるものである。ステープラー10’の先端を患部にあてがい、図4(b)に示すレバー2に力を加えてb方向に回転させると、ラム6がレバー2に駆動されて下降し、やがて、図5(a)に示すように、ラム6の先端がステープル3のクラウン3bに当接する。ラム6がさらに下降を続けると、図5(b)に示すようにクラウン3bが湾曲状に曲げられる。このとき脚部3aは皮膚を刺通する。さらにラム6が下降すると、図5(c)に示すように、クラウン3bはアンビル5aの両端で直角に折り曲げられ、脚部3aは傷口下の体組織内でアンビル5aと平行になり、ステープル3は四角形に折り曲げられ、1つの縫合が完了する。このとき、クラウン3bの中央部分のみが皮膚の上に出て、四角形の他の3辺は体組織内に埋没することになる。アンビル5aの幅寸法はステープル3を成形したときに形成される四角形の横方向の寸法に対応している。
レバー2に加えた力を除くと、付勢部材7の付勢力によってレバー2は図4(b)のa方向に回転し、ラム6は上昇し、初期位置に戻る。以後、上記動作を繰り返すことで、ステープル3が1つずつ送り込まれて縫合が繰り返される。
図6は、マガジン4内に収容されたステープル3を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)のI−I断面図である。
ステープル3は、その決められた複数個がレール5上に並べられ、弾性部材8で押圧されてアンビル5aに向けて押し出されて行く。また、前述したように、ステープル3は、脚部3aが進行方向前方に、クラウン3bが進行方向後方になるように図の傾斜角度αが、45〜60゜の角度になるように傾斜させている。図6(b)に示すように、マガジン4のステープル収容空間9は、進行方向の左右の壁4a、4bで幅方向が、天井4cとレール5の裾部の上面で上下方向が画定される。これら幅(左右)方向、天井とステープル3との間の上下方向に全く隙間がないと、ステープル3は収容空間9内を進行できず、ステープラーが使用不能となる。
そのため、幅方向と上下方向とに適当な隙間が確保され、ステープル3の移動を確保できるようになっている。ところで、ステープル3は丸棒を折り曲げて作られており、個々のステープル3は分離していて、文房具用のステープルのように多数のステープルが軽く結合した状態にはなっていない。したがって、個々のステープル3は、レール5の裾部上に載置されているので下方には移動できないが、上方と左右方向には移動可能である。そのため、左右の壁4a、4bとの隙間が大きすぎると、隣接するステープル3が左右にずれた場合、弾性部材8で押すと、ステープル3は進行方向とは直交した左右の壁4a又は4bの方向に押されて移動し、壁4a又は4bに強く押し付けられて進行できず、詰まってしまい(これを「ジャミング」という)医療用ステープラー10が使用不能となってしまう、という問題があった。
また、ステープル3は、前述したように、収容空間9内で傾斜角度αで傾斜した状態になっているが、進行がスムーズに行かない場合、ステープル3が立ち上がり、傾斜角度αが大きくなる現象が起こる。すると、尖った脚部3aの先端がレール5の表面に囓りついて、やはりジャミングを起こす原因となる。
ステープルの安定した供給を図るものとして、特許文献2では、ステープルの一対の脚を相対的にねじることを提案している。ねじれを加えることで、ねじれの状態を管理でき、ステープルの円滑な供給を実現できるというものである。しかし、この構成は、収容空間内の隙間によるジャミングの問題や、囓りによるジャミングの問題を解決するものではない。
また、従来のマガジン4は、合成樹脂製の射出成形による一体構造であり、内部にレール5とステープル3を収容する空間や、ラム6や付勢部材7を収容する空間などを形成する必要があり、複雑な形状となっている。そのため、金型の構造が非常に複雑になり、マガジンの製造コストが高くなるという問題があった。
特開2006−305136 特開2009−131345
本発明は、上記の問題を解決することを目的としているもので、医療用ステープラーのマガジン内におけるステープルのジャミングを防止できる医療用ステープラーとそのマガジンを提供することを第1の目的としている。また、製造コストを下げることができる医療用ステープラーとそのマガジンを提供することを第2の目的としている。
上記の第1の目的を達成するために本発明の医療用ステープラーに使用されるマガジンは、複数のコ字状の医療用ステープルと、これらのステープルが載置されるレールとを収容するマガジンであって、マガジンの前記ステープルを収容する空間の幅寸法が、前記ステープルの幅よりも大きく、ステープルの幅+ステープルの径の1/2未満であることを特徴としている。
前記レールの硬度がステープルの硬度より高い構成としたり、前記コ字状の医療用ステープルの前記脚部を進行方向前方に、コ字状のステープルの胴部を進行方向後方に傾斜させた状態で収容する構成としたり、前記ステープルを収容する空間の幅寸法が、前記ステープルの幅よりも大きく、ステープルの幅+ステープルの径の1/3以下である構成としたりすることができる。
また、第2の目的を達成するために本発明の医療用ステープラーに使用されるマガジンは、上記の構成に加え、前記マガジンが、前記レールの長手方向に沿った両側にレールを挟み込むように半割に形成されている半割体により構成されている事を特徴としている。また、半割に形成された一方の半割体に位置決め用凸部が設けられ、他方の半割体には、前記位置決め用凸部が嵌合する凹部が形成され、前記レールにはレールの位置を決める位置決め部が形成され、前記半割体には、前記位置決め部と嵌合する受部が形成され、前記一方の半割体には、他方の半割体との嵌合を保持する係止部があり、他方の半割体には、前記係止部と係合する被係止部がある構成とすることができる。
さらに、前記レールに前記両側の半割体との係合を保持する係合保持部を形成し、両側の半割体には、前記係合保持部と係合して両半割体の係合を保持する係合受部を設けた構成とすることができる。
本発明の医療用ステープラーは、上記いずれかのマガジンの半割体が互いに密着する方向に両側から力が加わるように本体に装着したことを特徴としている。
マガジンのステープルを収容する収容空間の幅が、ステープルの幅よりも大きいことで、ステープルはマガジン内をスムーズに移動することができるようになる。また、収容空間の幅を、ステープルの幅+ステープルの径の1/2未満としたことによって、収容空間内でステープルが収容空間の幅方向に移動できる範囲を限定し、限定された範囲内のずれであれば、ステープルを押し出す力がステープルを収容空間の幅方向に移動する力に打ち勝って、ステープルは進行方向に押され、ジャミングを防止することができる。
また、レールの硬度をステープルの硬度より高くすることで、ステープルの傾斜が立ち上がっても、ステープルの尖端がレールに囓りつくことがなくなり、ジャミングを防止することができる。
マガジンを半割構造にすることで、マガジンを成形する金型の構造を簡単にすることができ、マガジンの製造コストを下げることができる。そして、位置決め部と受部との構成によってレールの幅方向、長さ方向および高さ方向の位置決めが簡単にできるようになり、マガジンの組み立ても容易にできる。同時に、レールを両側から半割体で挟むことによって、両半割体の間に形成されるステープルの収容空間の幅を正確に決めることができる。また、一方の半割体に、他方の半割体との嵌合を保持する係止部を設け、他方の半割体には、前記係止部と係合する被係止部を設けることで、組み立て後のマガジンが分解するのを防止することができる。また、本発明のマガジンの半割構造により、上記、収容空間の幅を、ステープルの幅+ステープルの径の1/2未満とした構成とすることによって、半割構造のものであっても一体成形のものと同等に寸法精度を良くすることができ、よってジャミングしにくいステープラーを提供することができる。
本発明の医療用ステープラーの要部断面図である。 マガジンの下面図で、(a)は組み立てた状態、(b)は分解された状態を示す。 本発明のマガジンの要部断面図である。 従来の医療用ステープラーの三面図で、(a)は上面図、(b)は側面断面図、(c)は正面図である。 (a)から(c)は、ステープルを成形する順序を説明する図である。 マガジン内に収容されたステープルを示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)のI−I断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の医療用ステープラー10の要部断面図である。図2は、マガジン40の下面図で、(a)は組み立てた状態、(b)は分解された状態を示している。従来例と同じ符号は従来例と同一の構成を示す。
本発明の医療用ステープラー10用のマガジン40は、レール5の長手方向に沿ってレールを挟み込むように両側に分割されている。分割されたマガジン40の一方を半割体41、他方を半割体42とする。このように半割体41、42に分割した場合、接着剤で接着することで一体化する方法が考えられるが、本発明では、その構成を採用していない。その理由は、接着剤を使用する場合、接着剤の量のコントロールが困難になるからである。すなわち、接着剤が少ないと接着後に剥がれる可能性がある。逆に、接着剤が多すぎると、接着剤がステープル3に付着する可能性が起こり、人体への影響が生じるからである。本発明では、以下に説明するように、このような問題のない結合方法を採用している。
両半割体41、42は、一方の半割体41に、位置決め用凸部41aが形成され、他方の半割体42には、位置決め用凸部41aが嵌合する凹部42aが形成されている。位置決め用凸部41aと凹部42aは、図2に示すように複数個(図2では3個)ずつあり、両半割体41、42の結合時の位置決めができるようになっている。また、両半割体41、42の一端近くには、一方に可撓性のあるアーム状の係止部41bが、他方には同じく可撓性のあるアーム状の被係止部42bがあり、係止部41bの突起が、被係止部42bの孔に嵌入することで、両半割体41、42が結合した後に簡単には離反しないようにしている。
また、図2(b)に示すように、レール5には、2対の突起状の位置決め部5b、5bがあり、さらに、一端側には1対のフック状の係合保持部5dが両側に対称的に形成されている。突起状の位置決め部5b、5bは、半割体41、42に形成された凹状の受部41c、42cに嵌入することで、半割体41、42の所定の位置にレール5が取り付けられるようになっている。この構成によって、レールの幅方向、長さ方向および高さ方向の位置決めが容易にできるようになるとともに、寸法精度を良くすることができる。フック状の係合保持部5dは、半割体41、42に形成された係合受部41d、42dに係合する。尚、突起状の位置決め部5bは本実施例では2対設けられているが、1対でも良い。1対とする場合、レール5の先端側(アンビル5a側)に形成すると、全体のバランスが良くなる。
マガジン40を組み立てるには、以下のようにする。ただし、以下は一例であり、この組み立て方法に限定されるものではない。
まず、図2(b)に示すように、半割体41、42の中間にレール5を置く。次にレール5の位置決め部5b、5bを半割体41又は42のいずれかに形成された凹状の受部41c又は42cに嵌入する。同時に、フック状の係合保持部5dを、位置決め部5b、5bを嵌入させた方の半割体41又は42の係合受部41d又は42dに掛止させる。これで、レール5と一方の半割体41又は42とが係合した状態となる。
次に、係合していない方の半割体41又は42をレール5の係合反対側に係合させる。このとき、レール5の位置決め部5b、5bと半割体の凹状の受部41c又は42cとが嵌入し、レール5のフック状の係合保持部5dは、半割体41又は42に形成された係合受部41d又は42dに係合し、半割体41の位置決め用凸部41aが半割体42の凹部42aに嵌合する。こうして半割体41と42が結合すると、マガジン40を組み立てた後に、半割体41と42が分離することを防止することができる。
こうして組み立てられたマガジン40には、ステープル3を収容する収容空間9と、図示しないが、ラム6を挿入する空間とが形成されており、この収容空間9は、マガジン40の後端に開口している。この開口から所定の数のステープル3を挿入し、その後ろから押圧部材を入れ、さらに弾性部材8(図4参照)を入れる。また、図示しないが、ラム6を収容する空間がマガジン40の上方に開口しているので、ここからラム6と付勢部材7を装着してマガジン40が完成する。
マガジン40が組み立てられると、レバー2が取り付けられ、さらにハウジング1が取り付けられる。レバー2は、マガジン40に形成された取付穴に軸2aを嵌合させることで、回動自在に取り付けられる。ハウジング1は、ハウジング1に形成された凹部状の取付部1aにマガジン40に形成された凸状の被取付部41g、42gが嵌合することで取り付けられる。取付部1aと被取付部41g、42gの嵌合で、マガジン40の半割体がハウジング1の弾性によって、互いに密着する方向に両側から力が加わるようにハウジング1(本体)に装着され、マガジン40とハウジング1の結合は簡単に外れることのない結合となる。以上で医療用ステープラー10の組み立てが完了する。使用方法は、従来例で説明したのと同じである。
図3は、本発明のマガジン40の要部断面図で、従来例で説明した図6の(b)と同じ場所の図である。同じ符号は従来例と同一の構成を示す。
ステープル3は、マガジン40の収容空間9内に収容されているが、この収容空間9は、ステープル3の進行方向の左右方向が半割体41の壁41eと、半割体42の壁42eで、下がレール5の裾部で、上が半割体41、42の天井41fと42fで画定される空間である。
本発明では、マガジン40の左右の壁41e、42eとステープル3の脚部3aとの間に、片側s/2の隙間があり、ステープル3の線径をdとしたとき、0<s<d/2の関係が成り立つことを特徴としている。この構成は、収容空間9の幅が、レール5の位置決め部5b、5bと半割体の凹状の受部41c、42cとの突き合わせによって決まることによって担保されている。そして、両側の隙間を加算したsの値がステープル3の線径dの1/2未満であれば、隣接するステープル3の一方が収容空間9の壁41eに密着し、他方のステープル3が反対側の壁42eに密着する最大のずれが発生した場合でも、弾性部材8で進行方向に押圧する力が、ステープル3が壁41e又は42eに押圧する力に打ち勝って、ジャミングすることなくステープル3を進行させることができる。
なお、隙間sがd/2未満であっても、d/3を越えるとステープル3を壁41e又は42eに押圧する力は大きくなるので、隙間sの値は、d/3以下であることが望ましい。この程度になると、マガジン40の壁41e又は42eにステープル3を押圧する力は十分に小さくなり、ジャミングのおそれが消滅するからである。
また、ジャミングを防止するには、レールの高さ方向の位置決めも重要である。これについても、幅方向の位置決めと同様に、レール5の位置決め部5b、5bと半割体の凹状の受部41c、42cとの突き合わせによって決まることによって担保されている。
また、ステープル3と天井41f、42fとの間にも適当な隙間があるので、ステープル3は傾斜角が大きくなる方向に起き上がる場合がある。そのようなとき、従来は脚部3aがレール5に囓りつき、ジャミングの原因となっていた。これに対し、本願では、レール5の硬度をステープル3の硬度より硬くしている。このような構成にすることで、ステープル3がレール5に囓りつくのを防止することができ、ジャミングを防止することができる。さらに、ステープル3が起き上がりにくい構成にする事で、確実にジャミングを防止することができる。このため、ステープル3の収容空間9の高さ寸法としては、ステープル3の想定最大傾斜角度60°の場合の、ステープル3までの高さ(クラウン3bの上面までの高さ)+ステープル3の径の1/2未満の構成とすることが好ましい。このような構成にすることによって、ステープルを押し出す力がステープルを収容空間の高さ方向に移動する力に打ち勝って、ステープルは進行方向に押され、ジャミングを防止することができる。
このように、上記のとおり説明した半割構造のマガジンを採用するとともに、その半割構造によって、収容空間の幅を、ステープルの幅+ステープルの径の1/2未満とした構成とすることによって、製造コストを下げることができるとともに、半割構造のものであっても一体成形のものと同等に寸法精度を良くすることができ、よってジャミングしにくいステープラーを提供することができる。
1 ハウジング
2 レバー
3 ステープル
3a 脚部
5 レール
5a アンビル
5b 位置決め部
5d 係合保持部
6 ラム
9 収容空間
10 医療用ステープラー
40 マガジン
41 半割体
41a 位置決め用凸部
41b 係止部
41c 受部
41d 係合受部
41e 壁
41f 天井
41g 被取付部
42 半割体
42a 凹部
42b 被係止部
42c 受部
42d 係合受部
42e 壁
42f 天井

Claims (4)

  1. 複数のコ字状の医療用ステープルと、これらのステープルが載置されるレールとを収容するマガジンであって、マガジンの前記ステープルを収容する空間の幅寸法が、前記ステープルの幅よりも大きく、ステープルの幅+ステープルの径の1/2未満であり、前記マガジンが、前記レールの長手方向に沿った両側にレールを挟み込むように半割に形成されている半割体により構成されていることを特徴とするマガジン。
  2. 前記レールの硬度がステープルの硬度より高いことを特徴とする請求項1に記載のマガジン。
  3. 前記半割に形成された一方の半割体に位置決め用凸部が設けられ、他方の半割体には、前記位置決め用凸部が嵌合する凹部が形成され、前記レールにはレールの位置を決める位置決め部が形成され、前記半割体には、前記位置決め部と嵌合する受部が形成され、前記一方の半割体には、他方の半割体との嵌合を保持する係止部があり、他方の半割体には、前記係止部と係合する被係止部があることを特徴とする請求項1又は2に記載のマガジン。
  4. 請求項1からのいずれかに記載のマガジンの半割体が互いに密着する方向に両側から力が加わるように本体に装着したことを特徴とする医療用ステープラー。
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