JP5631253B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、観音開き式のドアを備えている冷蔵庫に関し、ドアの揺動先端に設けられるドアシール構造を改良したものである。本発明における冷蔵庫とは、冷凍庫、保冷庫、保温庫、温蔵庫等の貯蔵庫を含む概念である。
本発明に係るドアシール構造に関して、例えば特許文献1〜特許文献3のシール構造が公知である。特許文献1のドアシール構造では、一対のドアの揺動先端に縦長のシール枠を固定し、各シール枠に弾性プラスチック材からなるパッキンを装着している。また、パッキンの庫外側に軟質プラスチック製の板シールを配置している。一対のパッキンの対向面には、両ドアを閉じた状態において密着する中空のパッキン本体が設けてあり、パッキン本体の庫外側の壁面にく字状の屈曲部が形成してある。
特許文献2のドアシール構造では、一対のドアの突合せ部分に支持部材(パッキン枠)を固定し、支持部材の対向面にマグネット付きのドアパッキンを傾斜する状態で配置している。詳しくは、両ドアが近接する状態において、各ドアパッキンの磁気吸着面を通る平面どうしが、庫内へ向かって広がるように傾斜させてあり、これにより、両ドアを閉じた状態において、ドアパッキンの密着面積が大きくなるようにしている。
本発明のドアシール構造においては、出退自在なシール要素を磁気吸着作用で吸着してドア間の隙間をシールするが、この種のシール構造は特許文献3に公知である。そこでは、各ドアの揺動先端にスライド部材を出退自在に設け、スライド部材に設けた金属板を、庫本体の上辺部および下辺部に設けた磁石で吸着できるようにしている。また、スライド部材に設けた突起を、庫本体の上辺部および下辺部に設けたガイド面で案内して、一対のスライド部材をばねの付勢力に抗して、互いに接近する向きに進出操作できるようにしている。両ドアを閉じた状態においては、スライド部材の対向面に設けたパッキンが密着してドア間の隙間をシールする。
特開2006−64213号公報(段落番号0023、図1) 特許第3402449号公報(段落番号0020、図7、) 実用新案登録第2542987号公報(段落番号0023、図2)
特許文献1のドアシール構造は、中空のパッキン本体にく字状の屈曲部を設けるので、パッキン本体の変形抵抗を小さくして、より軽い力でドアを開閉できる。また、各ドアのパッキン本体は、自己の弾性力のみで互いに密着するので、ドアを開閉するときシール壁どうしが擦れあうことはない。しかし、シール壁のシール圧が小さいため、僅かな外力を受けるだけでシール面が解離しやすい。
その点、特許文献2のドアシール構造においては、一対のドアパッキンの内部に、互いに吸着しあう磁石を配置するので、両ドアを閉じた状態において、ドアパッキンどうしを磁石の吸着力で強固に密着でき、充分なシール力を発揮できる。しかし、磁石どうしがドアパッキンのシール壁を介して互いに吸着しあうので、ドアを開閉するごとにシール壁が強く擦れあって短期間で劣化しやすい。さらに、ドアを開放する際のドアパッキンどうしの磁気吸着作用によって、磁石および本体部を支持する連結部が大きく変形するため、連結部が破損してシール機能が損なわれやすい。磁石どうしが分離するときは、連結部が磁石の吸引方向を指向する状態で変形する。さらに、連結部の変形応力が遠ざかる磁石どうしの吸引力より大きくなった瞬間に、本体部および磁石が元の姿勢に復帰する時の運動慣性力で、連結部を逆向きに大きく変形させるからである。
特許文献3のドアシール構造では、突起をガイド面で引寄せてスライド部材をばねの付勢力に抗して進出させ、さらに、金属板を磁石で吸着してドアを閉じ状態に保持するので、スライド部材に設けたパッキンのシール壁が早期に劣化することはない。しかし、ばねで退入付勢されたスライド部材を、突起とガイド面とで機械的に進出操作するので、突起とガイド面の摺動面が摩耗するのを避けられない。摺動面が摩耗した状態では、スライド部材の進出量が不足するため、スライド部材の突端に設けたパッキンどうしを密着できなくなりシール不能となる。さらに、スライド部材とその支持構造、スライド部材をドアから進出操作する突起とガイド面、ばね、金属板、磁石、パッキン部材など、シール構造が複雑で構成部品数が多いので、ドアシール構造の全体コストが嵩む不利もある。
本発明の目的は、ドアシール構造を簡素化してコストを削減でき、しかも長期にわたって適正にシール機能を発揮できるドアシール構造を備えた冷蔵庫を提供することにある。
本発明の目的は、ドアシール構造を簡素化してコストを削減でき、さらに、シール壁が摩耗あるいは劣化するのを解消して、長期にわたって適正にシール機能を発揮できる耐久性に優れたドアシール構造を備えた冷蔵庫を提供することにある。
本発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体1の出入口2を揺動開閉する観音開き構造の一対のドア3を有し、両ドア3の揺動先端の間にドア間の隙間を封止するドアシール構造が設けてある冷蔵庫を前提とする。ドアシール構造は、各ドア3の揺動先端に固定される縦長のシール枠10と、シール枠10に沿って配置される縦長のドアシール体11とを含む。ドアシール体11は、シール枠10で封止位置と待機位置との間で出退自在に支持されるパッキンフレーム31と、パッキンフレーム31の進出端に配置される磁石32と、パッキンフレーム31に設けられて磁石32の外面を非接触状に覆う弾性パッキン33とを備えている。両ドア3を閉じた状態において、各ドア3の磁石32どうしの磁気吸着力でドアシール体11が封止位置に進出されている。封止位置におけるドアシール体11の弾性パッキン33どうしが、互いに弾性変形する状態で密着してドア間の隙間を封止していることを特徴とする。
磁石32はパッキンフレーム31でドアシール体11の出退方向に沿って移動自在に支持する。
弾性パッキン33は、磁石32の外面を非接触状に覆っている。封止位置におけるドアシール体11の弾性パッキン33どうしは、各磁石32に対して非接触状態を維持した状態のままで、互いに弾性変形する状態でドア間の隙間を封止している(図10参照)。
シール枠10の内部に、ドアシール体11を待機位置へ変位操作する付勢具45を設ける。ドア3を開放した状態において、ドアシール体11を付勢具45で待機位置へ退入操作できる。
付勢具45は、シール枠10の内部に配置した磁気吸着可能な吸着板45で構成する。ドア3を開放した状態において、磁石32と吸着板45との磁気吸着作用で、ドアシール体11をガイド溝29の内部の待機位置へ退入操作できるようにする。
シール枠10は、ドア3に締結される縦長のシールベース13と、シールベース13に圧嵌係合される縦長のガイド枠14とで構成する。ガイド枠14に、ドアシール体11のパッキンフレーム31を案内支持する縦長のガイド溝29を形成する。ガイド溝29とパッキンフレーム31との間に、シールベース13の枠内空間を内外に遮断する通気遮断構造を設ける。
パッキンフレーム31は、磁石32の装填部34と、パッキンフレーム31の出退方向に沿って装填凹部34から連出されるスライド脚35と、スライド脚35に対して傾斜するシール脚36とを一体に備えている。通気遮断構造は、シール脚36と、シール脚36に固定したシール舌片38と、シール脚36およびシール舌片38に対応してガイド溝29の内部に設けた、脚受壁27およびシール壁26とで構成する。
弾性パッキン33は、シール壁40と、シール壁40の両端に連続する一対の脚壁41とを一体に備えた中空枠状のエラストマ成形品からなる。硬質樹脂を素材にしてパッキンフレーム31を成形する過程で、弾性パッキン33をパッキンフレーム31と一体に成形する。
本発明においては、縦長のシール枠10とドアシール体11でドアシール構造を構成し、シール枠10で出退自在に支持されるパッキンフレーム31と、磁石32と、磁石32の外面を覆う弾性パッキン33でドアシール体11を構成した。また、両ドア3を閉じた状態において、ドアシール体11が各ドア3の磁石32どうしの磁気吸着力で封止位置に進出して、ドア間の隙間を封止できるようにした。
上記のように、ドアシール体11を磁石32の磁気吸着力で封止位置に進出させてドア3間の隙間を封止すると、突起とガイド面とでスライド部材を機械的に進出操作する従来のシール構造に比べて、ドアシール構造を著しく簡素化してコストを削減できる。ドアシール体11を移動操作する部材が摩耗する余地もない。また、ドア3を閉じた状態では、弾性パッキン33どうしを、磁石32の吸着力で互いに弾性変形する状態で密着させて充分なシール力を発揮できるので、弾性パッキン33に作用する外力によってシール面が解離するのを確実に防止できる。以上のように、本発明の冷蔵庫によれば、ドアシール構造を簡素化してコストを削減でき、しかも長期にわたって適正にシール機能を発揮できるドアシール構造とすることができる。
磁石32をパッキンフレーム31でドアシール体11の出退方向に沿って移動自在に支持すると、ドア3を閉じ操作するとき、まず磁石32どうしが吸着する向きへ移動して、待機位置にあったパッキンフレーム31を封止位置へ強制的に移動させることができる。従って、ドアシール体11を確実に封止姿勢に切換えて、ドア3間の隙間をさらに的確に封止できる。また、封止位置における磁石32は、弾性パッキン33を間に挟んで互いに吸着しあうので、弾性パッキン33に作用する外力によってシール面が解離するのをさらに確実に防止できる。
各ドア3に設けた弾性パッキン33が、磁石32に対して非接触状態を維持した状態のままで、互いに弾性変形してシール状態を維持できるようにしたドアシール構造によれば、ドア3を開放操作するとき、弾性パッキン33どうしが擦れあうのを解消できる。これは、一方の弾性パッキン33が開き移動するとき、他方の弾性パッキン33が先の弾性パッキン33の移動動作に追随して弾性変形できるからである。従って、ドアシール構造を簡素化してコストを削減できることに加え、シール壁が摩耗あるいは劣化するのを解消できるので、長期にわたって適正にシール機能を発揮できる耐久性に優れたドアシール構造とすることができる。
シール枠10の内部に付勢具45を設け、ドア3を開放する際にドアシール体11を付勢具45で待機位置へ退入操作できるようにすると、ドア3を開閉する過程でドアシール体11が遊動し、あるいはぐら付くのを防止できる。また、食品あるいは食品が盛付けられた容器などを冷蔵室に対して出入れするとき、ドアシール体11が食品あるいは容器の出入れの邪魔になるを極力避けることができる。
付勢具を磁気吸着可能な吸着板45で構成すると、磁石32と吸着板45との磁気吸着作用で、ドアシール体11をガイド溝29の内部の待機位置へ退入操作できる。従って、例えばばねでドアシール体11を待機位置へ退入操作する場合に比べて、ドアシール構造を簡素化できるうえ、ドアシール体11が封止位置へ移動するときの、付勢具による移動抵抗をより小さくできる。これは、例えば、ばねでドアシール体11を待機位置へ退入操作する場合には、ドアシール体11が封止位置へ移動するのに伴ってばねの張力が徐々に増加するが、吸着板45で付勢具を構成する場合には、逆に磁気吸着力が徐々に減少するからである。
シール枠10を構成するガイド枠14のガイド溝29とパッキンフレーム31との間に通気遮断構造を設けると、庫内の冷気がガイド枠14の内部を介して庫外へ漏出るのを防止できる。庫外の空気が庫内へ侵入することもない。従って、冷蔵庫による電気エネルギーの無駄な消費を防止して、そのランニングコストを削減できる。
パッキンフレーム31に設けたシール脚36とシール舌片38、およびガイド溝29の内部に設けた脚受壁27とシール壁26とで通気遮断構造を構成すると、ガイド枠14の内部の通気経路をシール脚36とシール舌片38とで内外二重に遮断できる。従って、冷気の漏洩および外部空気の侵入をさらに確実に防止して、電気エネルギーの無駄な消費をさらに確実に防止できるうえ、ドアシール構造による封止機構を向上できる。
シール壁40と一対の脚壁41とで中空枠状のエラストマ成形品として構成した弾性パッキン33によれば、シール壁40が壁の厚み方向へ弾性変形し、さらに一対の脚壁42が内外に弾性変形することで、弾性パッキン33の変形の自由度を拡大できる。従って、ドア3を開放操作するとき、開き移動する一方の弾性パッキン33と、他方の弾性パッキン33のそれぞれを、移動動作に追随してさらに柔軟に弾性変形させて、弾性パッキン33どうしが互いに擦れあうのを解消できる。また、弾性パッキン33をパッキンフレーム31と一体に成形すると、独立部品として形成した弾性パッキン33をパッキンフレーム31に別途固定する場合に比べて、弾性パッキン33の組付け位置の精度を高めて、そのシール機能を向上できる。
本発明に係るドアシール構造の要部の横断平面図である。 冷蔵庫の正面図である。 ドアシール構造の分解断面図である。 ドアシール構造の横断平面図である。 ドアシール構造を庫内側から見た背面図である。 図5におけるA−A線断面図である。 ドアシール体の退入動作を示す横断平面図である。 ドアシール体の進出動作を示す横断平面図である。 磁石の吸着動作を示す横断平面図である。 別の実施例に係るドアシール構造の要部の横断平面図である。 別の実施例に係るドアシール構造の横断平面図である。 ドアシール構造の比較例を示す横断平面図である。
図1ないし図9は、本発明に係る冷蔵庫の実施例を示している。本発明における前後、左右、上下、とは、図1および図2に示す矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2において、符号1は冷蔵庫本体であり、その内部は上下2段の冷蔵室になっており、各冷蔵室の前面で開口する出入口2を観音開き構造の一対のドア3・3で揺動開閉できる。各ドア3は、出入口2の両側の上下に配置したドアヒンジ4で支持されており、ドア3の前面には把手5が設けてある。
ドア3の内面(庫内側)の上下辺部および吊元側の辺部に沿ってドアパッキン6がコ字状に設けてあり、これとは別に各ドア3・3の揺動先端に、ドア間の隙間を封止するドアシール構造が設けてある。ドアパッキン6の内部には棒状の磁石7が配置してあり、この磁石7と出入口2の開口周縁壁との磁気吸着作用で、ドア3と冷蔵庫本体1との接合部分をドアパッキン6で封止し、さらにドア3を閉じ状態に保持している。
ドア3の内面側には各辺部に沿って段落面9が形成してあり、この段落面9にドアシール構造と、先のドアパッキン6とが組み込んである。図3においてドアシール構造は、各ドア3の段落面9に固定される縦長のシール枠10と、シール枠10に組付られる縦長のドアシール体11などで構成する。シール枠10は、段落面9に接合されて2個のビス12で締結固定される縦長のシールベース13と、シールベース13に圧嵌係合される縦長のガイド枠14とで構成する。
シールベース13は、締結座15の両側端の内面に係合壁16・17を突設し、さらに締結座15の内面の左右中央にバックアップ壁18を突設したプラスチック製の押出成形品からなる。各係合壁16・17には、係合爪16a・17aが設けてある。また、係合壁16の近傍の締結座15、およびバックアップ壁18の中途部には、それぞれ結露防止用のヒーター46を装填するための装填溝19が、シールベース13の全長にわたって形成してある。
ガイド枠14は、断面がE字状の枠本体21と、枠本体21に連続して横向きに連出されるカバー壁22と、カバー壁22の連出端に設けられるシール舌片23とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。枠本体21およびカバー壁22は、硬質プラスチック材を素材にして押出形成するが、その成形過程で軟質のプラスチック材からなるシール舌片23を同時に成形して一体化している。枠本体21およびカバー壁22には、先の係合爪16a・17aに対応する係合爪21a・22aが設けてある。図4に示すように、これらの係合爪16a・17a、21a・22aが互いに係合する状態で、ガイド枠14をシールベース13の内面に組付けることにより、係合壁17とバックアップ壁18との間の空間をカバー壁22で塞ぐことができる。また、カバー壁22とドア3の内面壁との間の隙間をシール舌片23で塞いで庫内空気が漏出るのを防ぐことができる。枠本体21は、係合壁16とバックアップ壁18とで支持される。
図3に示すように枠本体21には、シールベース13の締結座15の側から順に、ガイド壁25と、シール壁26と、脚受壁27とが設けられ、シール壁26の突端に吸着板(付勢具)45を組付けるための装填溝28が形成してある。ガイド壁25と脚受壁27との間に、対向するドア3の側へ向かって開口する縦長のガイド溝29が形成してあり、このガイド溝29で、後述するドアシール体11のパッキンフレーム31を出退自在に案内支持している。ガイド壁25が締結座15と平行に形成してあるのに対し、シール壁26と脚受壁27とはガイド壁25と非平行に設けられてハ字状に傾斜している。詳しくは、シール壁26はその突端がガイド壁25から遠ざかる向きに傾斜してあり、脚受壁27はその突端がガイド壁25に接近する向きに傾斜してある。
ドアシール体11は、先のガイド溝29で出退自在に案内支持されるパッキンフレーム31と、パッキンフレーム31の進出端に配置される磁石32と、磁石32の外面を覆う弾性パッキン33などで構成する。パッキンフレーム31は、磁石32用の装填凹部(装填部)34と、パッキンフレーム31の出退方向に沿って装填凹部34から連出されるスライド脚35と、スライド脚35に対して傾斜するシール脚36とを一体に備えた、硬質プラスチック材製の押出成形品からなる。シール脚36はその突端がスライド脚35から遠ざかる向きに傾斜してあり、先に説明した脚受壁27と同じ角度で傾斜している。スライド脚35およびシール脚36の突端には、それぞれストッパー37が設けてある。各ストッパー37は、装填溝28の周囲壁の段部、あるいは脚受壁27の基端の段部に受止められて、パッキンフレーム31がガイド溝29から抜出るのを防止する。シール壁26と対向するシール脚36の脚壁には、シール壁26に摺接する軟質樹脂製のシール舌片38が固定してある。
磁石32は角棒状のプラスチック磁石からなり、磁気吸着面が外面にはみ出る状態で装填凹部34に装填されて、ドアシール体11の出退方向に沿って移動自在に支持してある。具体的には、図1に示すように磁石32どうしが弾性パッキン33を間にして吸着しあう封止吸着位置と、図7に示すように装填凹部34の内奥壁で受止められる待機吸着位置との間を移動できるように、磁石32を装填凹部34で案内している。一対のドア3・3の隙間を介して対向するドアシール体11・11の磁石32・32は、一方の磁石32の磁気吸着面をS極とするとき、他方の磁石32の磁気吸着面がN極になるように組付けてある。これにより、開放されていたドア3を閉じ操作する過程で両磁石32・32が所定距離まで接近すると、図9に示すように、磁石32どうしが吸着する向きへ移動して、待機位置にあったパッキンフレーム31を封止位置へ強制的に移動させることができる。さらに、図1に示すように弾性パッキン33・33どうしを密着させて、ドア3間の隙間を封止することができる。
弾性パッキン33は、磁石32の磁気吸着面に対して外突状に湾曲するシール壁40と、シール壁40の前後端から連出されて装填凹部34の開口周縁壁に繋がる一対の脚壁41・41とで中空枠状に形成してある。弾性パッキン33はエラストマで成形するが、先のパッキンフレーム31を成形する過程で一体に成形される。このように、弾性パッキン33をパッキンフレーム31と一体に形成すると、独立部品として形成した弾性パッキン33をパッキンフレーム31に固定する場合に比べて、弾性パッキン33の組付け位置の精度を高めて、そのシール機能を向上できる。
吸着板45は、例えば鉄板に代表される磁気吸着可能な素材で帯板状に形成してあり、先の装填溝28に固定してある。吸着板45を設けることにより、ドア3を開放するのに伴って、磁石32・32どうしの磁気吸着作用が解消されると、図7に示すように磁石32と吸着板45との間の磁気吸着力で、磁石32が待機吸着位置へ移動し、さらにドアシール体11がガイド溝29の内方の待機位置に退入操作される。従って、ドア3を開閉するときドアシール体11が遊動し、あるいはぐら付くのを防止できる。さらに、食品あるいは食品が盛付けられた容器などを冷蔵室に対して出し入れするとき、容器等がドアシール体11と接触するのを極力避けることができる。
先に説明したように、ドアシール体11は枠本体21に設けたガイド溝29に案内されて、封止位置と待機位置との間をスライド変位できる。そのため、ドアシール体11とガイド溝29との間には通気可能な隙間が形成され、この隙間を介して庫内の冷気が庫外へ漏れるおそれがある。そこで、パッキンフレーム31とガイド溝29との間に、シールベース13の枠内空間を内外に遮断する通気遮断構造を設けている。
通気遮断構造は、先に説明したシール脚36と、シール脚36に固定したシール舌片38と、シール脚36およびシール舌片38に対応してガイド溝29の内部に設けられる脚受壁27およびシール壁26とで構成する。図1に示すように、ドアシール体11が封止位置にあるとき、シール脚36は脚受壁27と面接触状に接触して通気経路を遮断し、さらにシール舌片38が自己の弾性でシール壁26に密着して通気経路を遮断している。従って、ドア3を閉じた状態において庫内の冷気が庫外へ漏れ出るのを防止できる。
図5および図6に示すように、ドアシール構造に付随して、ドア3の揺動先端間の隙間の上下端のそれぞれに、冷気の漏れを防ぐ左右一対の端部シール48を設けている。端部シール48は、ドアパッキン6の端部に隣接して配置したシール枠49と一体に形成してあり、弾性パッキン33の上端寄りおよび下端寄りの外面に密着して、隙間を封止している。符号50は、シール枠10の上下の開口を塞ぐキャップである。
以上のように構成したドアシール構造によれば、図1に示すようにドア3を閉じた状態においては、磁石32の磁気吸着力によってドアシール体11を封止位置へ変位操作して、その弾性パッキン33を弾性変形する状態で密着させてドア間の隙間を封止できる。また、ドア間を封止した状態における弾性パッキン33は、磁石32の磁気吸着力によってシール壁40どうしが強い力で密着されるので充分なシール力を発揮できる。この状態のパッキンフレーム31の進出限界は、面接触状に接触するシール脚36と脚受壁27によって規定されている。
ドアシール体11の姿勢を、磁石32の磁気吸着力のみで退入姿勢から進出姿勢に切換えるので、突起とガイド面とでスライド部材を機械的に進出操作し、ばねで退入操作する従来のドアシール構造に比べて、全体構造を著しく簡素化してコストを削減できる。また、ドアシール体11の姿勢が進出姿勢と退入姿勢に切換わることに伴う摩耗を考慮する必要がないので、長期にわたって適正にシール機能を発揮できる。
開放されていたドア3を閉じ操作する場合には、図8に示すように磁石32どうしが所定の距離まで接近すると、待機吸着位置にあった磁石32が装填凹部34の内奥壁から離れて、シール壁40の内面に接触する状態で互いに吸引し合う。さらに、ドア3が閉じ位置側へ移動すると、図9に示すように磁石32の吸着力によってドアシール体11が封止位置へ移動して、それぞれのシール壁40どうしが接触する。また、ドア3を完全に閉じた状態では、図1に示すように磁石32どうしが弾性パッキン33を間にして吸着しあって、シール壁40どうしを密着させてドア3間の隙間を封止する。このとき、磁石32は湾曲していたシール壁40を扁平に変形させながら吸着しあうので、シール壁40はクッション作用を発揮でき、磁石32どうしがシール壁40を介して強く衝突するのを避けることができる。従って、弾性パッキン33が劣化するのを抑止できる。
図10および図11はドアシール構造の別の実施例を示す。そこでは、磁石32を装填凹部34の内奥壁に固定して、その外面を弾性パッキン33で非接触状に覆って、シール壁40と磁石32との間に、シール壁40および脚壁41の弾性変形を許す変形吸収隙間を確保した。このように、磁石32の外面を弾性パッキン33で非接触状に覆うドアシール構造によれば、ドア3を閉じた状態において、弾性パッキン33は磁石32に対して非接触状態を維持した状態のままで弾性変形する。そのため、一方のドア3を開放操作するときは、互いに密着した弾性パッキン33の密着形状が変化するだけで、弾性パッキン33どうしが擦れあうことは殆んどない。一方の弾性パッキン33が開き移動するとき、他方の弾性パッキン33が先の弾性パッキン33の移動動作に追随して弾性変形できるからである。
従って、弾性パッキン33のシール壁40が摩耗することはなく、弾性パッキン33の脚壁41に磁石32の運動慣性力が作用することもない。さらに、開放されていたドア3を閉じ操作するのに伴って弾性パッキン33どうしが密着する場合には、弾性パッキン33はシール壁40が平坦になる状態で弾性変形してクッション作用を発揮できる。従って、従来のドアパッキンにおいて避けられなかった、磁石どうしがシール壁を介して吸着し合うときの衝突力がシール壁40に作用することもない。また、シール壁40が磁石32の磁気吸着力によって引寄せられたパッキンフレーム31を介して強く押圧されるので、弾性パッキン33に作用する外力によってシール面が解離するのを確実に防止できる。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
図12はドアシール構造の比較例を示す。このドアシール構造は、上記の実施例で説明したドアシール構造に先行して開発されたものであって、とくに弾性パッキン33の構造が先の実施例と異なっている。詳しくは、外突状に湾曲する2個の円弧壁51を連続させてシール壁40とし、その前後端を装填凹部34の開口周縁壁に連続させるようにした。この弾性パッキン33においては、2個の円弧壁51の隣接部の内面に形成される隣接縁52が、磁石32の吸着面に線接触状に接触している。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
図12のドアシール構造によれば、ドア3を閉じた状態において、磁石32の磁気吸着力で一対のドアシール体11を封止位置へ変位操作して、2個の円弧壁51が僅かに弾性変形する状態で、シール壁40どうしを密着させてドア間の隙間を封止できる。このとき、各円弧壁51は磁石32に外接する隣接縁52で支持されて、小さな隙間を介して磁石32と対向している。そのため、一対のシール壁40どうしを強い力で密着させて充分なシール力を発揮できる。しかし、一方のドア3を開放操作するときは、互いに密着した弾性パッキン33が互いに擦れあうのを避けられず、シール壁40が劣化しやすい。
パッキンフレーム31の構造は、実施例で説明した構造である必要はなく、磁石32の装填部34を備えていることと、弾性パッキン33が設けてあること以外は限定しない。同様に、シール枠10の構造は、実施例で説明した構造である必要はなく、必要に応じて適宜変更することができる。
上記の実施例では、付勢具を鉄板を素材とする吸着板45で構成したが、その必要はなく、付勢具はプラスチック磁石やゴム磁石などで構成することができる。また、パッキンフレーム31を待機位置へ向かって移動付勢する引張りばね、圧縮ばね、捻じりコイルばね、あるいは板ばねなどのばね、あるいはゴムなどの弾性材で付勢具を構成することができる。
2 出入口
3 ドア
10 シール枠
11 ドアシール体
13 シールベース
14 ガイド枠
26 シール壁
29 ガイド溝
31 パッキンフレーム
32 磁石
33 弾性パッキン
36 シール脚
38 シール舌片
45 吸着板(付勢具)

Claims (6)

  1. 冷蔵庫本体(1)の出入口(2)を揺動開閉する観音開き構造の一対のドア(3)を有し、両ドア(3)の揺動先端の間にドア間の隙間を封止するドアシール構造が設けてある冷蔵庫であって、
    ドアシール構造は、各ドア(3)の揺動先端に固定される縦長のシール枠(10)と、シール枠(10)に沿って配置される縦長のドアシール体(11)とを含み、
    ドアシール体(11)は、シール枠(10)で封止位置と待機位置との間で出退自在に支持されるパッキンフレーム(31)と、パッキンフレーム(31)の進出端に配置される磁石(32)と、パッキンフレーム(31)に設けられて磁石(32)の外面を覆う弾性パッキン(33)とを備えており、
    両ドア(3)を閉じた状態において、各ドア(3)の磁石(32)どうしの磁気吸着力でドアシール体(11)が封止位置に進出されており、
    封止位置におけるドアシール体(11)の弾性パッキン(33)どうしが、互いに弾性変形する状態で密着してドア間の隙間を封止しており、
    シール枠(10)の内部に、ドアシール体(11)を待機位置へ変位操作する付勢具(45)が設けられており、
    ドア(3)を開放した状態において、ドアシール体(11)を付勢具(45)で待機位置へ退入操作でき、
    付勢具が、シール枠(10)の内部に配置した磁気吸着可能な吸着板(45)で構成されており、
    ドア(3)を開放した状態において、磁石(32)と吸着板(45)との磁気吸着作用で、ドアシール体(11)をガイド溝(29)の内部の待機位置へ退入操作できることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 磁石(32)がパッキンフレーム(31)でドアシール体(11)の出退方向に沿って移動自在に支持してある請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 弾性パッキン(33)が、磁石(32)の外面を非接触状に覆っており、
    封止位置におけるドアシール体(11)の弾性パッキン(33)どうしが、各磁石(32)に対して非接触状態を維持した状態のままで、互いに弾性変形する状態でドア間の隙間を封止している請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. シール枠(10)が、ドア(3)に締結される縦長のシールベース(13)と、シールベース(13)に圧嵌係合される縦長のガイド枠(14)とで構成されており、
    ガイド枠(14)に、ドアシール体(11)のパッキンフレーム(31)を案内支持する縦長のガイド溝(29)が形成されており、
    ガイド溝(29)とパッキンフレーム(31)との間に、シールベース(13)の枠内空間を内外に遮断する通気遮断構造が設けてある請求項1から3のいずれかひとつに記載の冷蔵庫。
  5. パッキンフレーム(31)が、磁石(32)の装填部(34)と、パッキンフレーム(31)の出退方向に沿って装填凹部(34)から連出されるスライド脚(35)と、スライド脚(35)に対して傾斜するシール脚(36)とを一体に備えており、
    通気遮断構造が、シール脚(36)と、シール脚(36)に固定したシール舌片(38)と、シール脚(36)およびシール舌片(38)に対応してガイド溝(29)の内部に設けた、脚受壁(27)およびシール壁(26)とで構成してある請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 弾性パッキン(33)が、シール壁(40)と、シール壁(40)の両端に連続する一対の脚壁(41)とを一体に備えた中空枠状のエラストマ成形品からなり、
    硬質樹脂を素材にしてパッキンフレーム(31)を成形する過程で、弾性パッキン(33)がパッキンフレーム(31)と一体に成形してある請求項1から5のいずれかひとつに記載の冷蔵庫
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