JP5630246B2 - 反射鏡保持具、光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

反射鏡保持具、光走査装置および画像形成装置 Download PDF

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本発明は、反射鏡を保持する反射鏡保持具、および、前記反射鏡保持具を有する光走査装置、ならびに、前記光走査装置を有する画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置は、画像情報に対応したレーザビームを形成する光走査装置によって、帯電された感光体(像担持体)に潜像を形成し、この潜像が現像された現像像を記録媒体に転写し、この記録媒体上に画像を形成している。
近年、書類のフルカラー化が進み、電子写真方式によってフルカラー画像を形成する画像形成装置が利用されている。フルカラー画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色について現像像を形成し、各色の現像像を記録媒体に順次転写し、フルカラー画像を形成している。
フルカラー画像形成装置は、各色毎に独立した複数の感光体によって各色の現像像が記録媒体に転写されるタンデム方式と、一つの感光体によって各色の現像像が記録媒体に順次転写される4サイクル方式とがある。
タンデム方式は、記録媒体に各色の現像像が形成され、形成された各色の現像像が記録媒体に連続して転写される。4サイクル方式は、一度に一色の現像像が記録媒体に転写される。このため、タンデム方式は、4サイクル方式よりも約4倍高速に記録媒体に画像が形成される。このように、記録媒体に高速で画像が形成されることから、フルカラー画像形成装置においてタンデム方式が広く採用されている。
タンデム方式のフルカラー画像形成装置は、イエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)とブラック(Bk)との各色に対応した複数の感光体と、前記各色に対応した複数の光ビームが形成される光走査装置と、が設けられている。
前記フルカラー画像形成装置は、各色に対応した複数の光ビームによって、各色に対応した潜像が形成されるため、光ビームのずれによって色ずれが発生する。
光ビームのずれを補正することによって、色ずれを補正するフルカラー画像形成装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載のフルカラー画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色に対応した複数の感光体ドラムと、この複数の感光体ドラムのそれぞれの色に対応した光ビームが出射される光走査装置と、が設けられている。
光走査装置は、半導体レーザ等のレーザ光源と、該レーザ光源から出射された光ビームを等角度走査させるポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーによって等角度走査された光ビームを等速直線走査させるfθレンズと、該fθレンズによって等速直線走査された光ビームを前記感光体ドラムに向かって反射させる反射鏡と、が設けられている。
光走査装置は、図23に示すように、光走査装置の反射鏡204が、該反射鏡204の両端部を支持するブラケット202によって支持される。前記ブラケット202には、前記反射鏡204の両端部を押圧するクリップ207,208と、前記反射鏡の中心を鏡面に直交する方向に押圧する押圧部材203と、が設けられている。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、反射鏡204が、図24に示すように、前記反射鏡204の中央部が凸状に変形され、且つ、前記反射鏡204の周辺部が凹状に変形された略M字形状となる。このため、反射鏡204によって反射された光ビームの走査線が変形され、色ずれの原因となる。
また、対向配置された複数の反射鏡204は、該反射鏡204の湾曲方向が対向するため、前記複数の反射鏡204によって反射された光ビームの走査線が補正されず、色ずれが補正されない。
さらに、反射鏡204に外部の振動が伝達されると、クリップ207,208と支持部205とを節とする定常波が形成され、この定常波同士が互いに強め合う共振現象が発生し、記録媒体に転写される画像にバンディング等の不具合が生ずる。
本発明は、反射鏡の湾曲を平坦化して保持する反射鏡保持具と、前記反射鏡保持具を有する光走査装置と、前記光走査装置を有する画像形成装置とを提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、光ビームを出射する光源と、該光源から出射された光ビームを主走査方向に偏向させるとともに主走査方向に走査させる走査手段と、該走査手段によって主走査方向に偏向されるとともに主走査方向に走査された光ビームを反射する反射鏡と、を有する光走査装置における前記反射鏡を保持する反射鏡保持具であって、(イ)前記反射鏡保持具には、前記反射鏡の鏡面側を支持する支持部材と、前記反射鏡の鏡面の裏面側を押圧して支持する押圧部材と、前記反射鏡の鏡面側または裏面側を押し込む押込部材と、が設けられ、(ロ)前記支持部材および前記押圧部材が、それぞれ前記反射鏡保持具の両端部に設けられ、かつ、(ハ)前記押込部材が、前記反射鏡保持具の一端部に設けられており、前記反射鏡が、帯板形状を有し、前記反射鏡保持具が、主走査方向に延在する帯板部分と、該帯板部分の対向一対の長辺それぞれから立ち上がった対向一対の壁部分と、を有し、主走査方向と直交する断面が略コ字型形状となり、前記帯板部分に前記反射鏡の前記裏面が対向するように前記反射鏡を収納するものであり、前記支持部材および前記押圧部材が、それぞれ前記反射鏡保持具の長手方向両端部に設けられ、前記対向一対の壁部分の何れか一方の壁部分には、該一方の壁部分の前記一端部側における前記反射鏡の鏡面側の縁から、前記鏡面に向かって傾斜して延出した第一取付片、または、前記一端部側における前記反射鏡の裏面側の縁から、前記裏面に向かって傾斜して延出した第二取付片が設けられており、前記押込部材が、前記第一取付片または前記第二取付片に取り付けられていることを特徴とする反射鏡保持具である。
請求項に記載された発明は、前記押込部材が、前記支持部材よりも前記反射鏡保持具の中心側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の反射鏡保持具である。
請求項に記載された発明は、前記押圧部材が、前記支持部材よりも前記反射鏡保持具の中心側または前記支持部材よりも前記反射鏡保持具の端部側に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反射鏡保持具である。
請求項に記載された発明は、前記押込部材が、前記反射鏡の全長Lに対して、前記反射鏡の一端から1/4L<1/2Lの範囲、または、前記一端から1/2L<3/4Lの範囲、に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の反射鏡保持具である。
請求項に記載された発明は、前記押込部材が、前記反射鏡保持具に複数設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の反射鏡保持具である。
請求項に記載された発明は、前記押込部材が、固定手段によって固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の反射鏡保持具である。
請求項に記載された発明は、前記固定手段が、光硬化型接着剤とされていることを特徴とする請求項に記載の反射鏡保持具である。
請求項に記載された発明は、光ビームを出射する光源と、該光源から出射された光ビームを主走査方向に偏向させるとともに主走査方向に走査させる走査手段と、該走査手段によって主走査方向に主走査方向に偏向されるとともに主走査方向に走査された光ビームを反射する反射鏡と、を有する光走査装置において、前記反射鏡が、請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の反射鏡保持具によって保持されていることを特徴とする光走査装置である。
請求項9に記載された発明は、前記反射鏡の傾きを調整して前記光ビームの反射方向を調整する調整手段を、さらに有することを特徴とする請求項8に記載の光走査装置である。
請求項10に記載された発明は、請求項8または請求項9に記載の光走査装置と、該光走査装置から出射された光ビームによって潜像が形成される潜像担持体と、該潜像担持体に形成された潜像を現像する現像手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、反射鏡保持具は、該反射鏡保持具の両端部に、反射鏡を支持する支持部材と、前記反射鏡を押圧して支持する押圧部材と、が設けられている。このため、反射鏡は、支持部材と押圧部材とによって支持されて湾曲形状に変形される。
さらに、反射鏡保持具は、一端部に、前記反射鏡を押し込む押込部材が設けられている。このため、反射鏡が、湾曲方向に対向する方向に押込部材が押し込まれて、鏡面の中央部分が平坦化される。よって、鏡面の中央部分によって反射された光ビームの走査線が直線化される。
請求項に記載された発明によれば、押込部材は、支持部材よりも反射鏡保持具の中心側に設けられている。このため、支持部材と押込部材との間隔が、両端に設けられた支持部材と支持部材との間隔よりも狭くなる。従って、反射鏡に外部からの振動が伝達された際に、支持部材と押込部材とを節とする固有振動数が、支持部材と支持部材とを節とする固有振動数よりも上昇される。結果、反射鏡に振動が伝達された際の光ビームの走査線のずれが小さくなる。
請求項に記載された発明によれば、押圧部材は、支持部材よりも反射鏡保持具の中心側に、あるいは、支持部材よりも反射鏡保持具の両端側に設けられている。このため、支持部材と押圧部材とによって支持された反射鏡の湾曲形状が、略U字形状に変形されたり、略逆U字形状に変形されたりする。よって、略U字形状に変形された反射鏡と、略逆U字形状に変形された反射鏡と、を一対として使用し、これらの反射鏡によって光ビームの走査線を反射させることで、前記走査線の変形が抑えられる。
請求項に記載された発明によれば、反射鏡の一端から押込部材までの長さと、前記反射鏡の他端から前記押込部材までの長さとが、前記反射鏡の固有振動数λに対して、λ/2の整数倍の長さにならない。このため、外部からの振動が反射鏡に伝達された際に、反射鏡の一端と押込部材とを節とする振動と、前記反射鏡の他端と前記押込部材とを節とする振動とが、互いに強め合って共振するのが防止される。
請求項に記載された発明によれば、押込部材は、反射鏡保持具に複数設けられている。このため、反射鏡の湾曲形状がより詳細に調整される。また、複数の押込部材によって複数の節が形成されるため、反射鏡の固有振動数がさらに上昇する。
請求項に記載された発明によれば、押込部材が固定されるため、反射鏡の補正された状態が安定して維持される。
請求項に記載された発明によれば、押込部材の調整後に、該押込部材の周囲に光が照射され、前記押込部材が固定される。よって、押込部材の調整後に、接着剤等を塗布しようとして、押込部材の調整が変更される虞がなくなる。
請求項に記載された発明によれば、光ビームの走査線が直線化された光走査装置が得られる。また、耐振動性に優れた光走査装置が得られる。
請求項9に記載された発明によれば、反射鏡の傾斜が調整手段によって調整されるため、光ビームの走査線の傾きが補正される。
請求項10に記載された発明よれば、色ずれやバンディング等の不良が発生が防止された画像形成装置を提供できる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の概略構成図である。 図1に示す画像形成装置のレーザスキャナの構成図である。 図2に示すレーザスキャナの反射鏡と反射鏡保持具とを示す平面図である。 図2に示す反射鏡と反射鏡保持具との一部拡大斜視図である。 図3に示す反射鏡保持具の平面図である。 図3に示す反射鏡保持具のクリップの斜視図である。 図3に示す反射鏡保持具の傾き調整装置の斜視図である。 図5に示す反射鏡保持具に反射鏡を保持させた状態を示す平面図である。 初期状態の反射鏡の湾曲変形を示す概略図である。 初期状態の反射鏡の湾曲量を示す図である。 調整後の反射鏡の湾曲変形を示す概略図である。 調整後の反射鏡の湾曲量を示す図である。 第二の実施形態にかかる反射鏡と反射鏡保持具とを示す平面図である。 図13に示す反射鏡保持具に反射鏡を保持させた状態を示す平面図である。 初期状態の反射鏡の湾曲変形を示す概略図である。 初期状態の反射鏡の湾曲量を示す図である。 調整後の反射鏡の湾曲変形を示す概略図である。 調整後の反射鏡の湾曲量を示す図である。 第三の実施形態にかかる反射鏡と反射鏡保持具とを示す平面図である。 第四の実施形態にかかる反射鏡と反射鏡保持具とを示す平面図である。 第五の実施形態にかかる反射鏡と反射鏡保持具とを示す平面図である。 初期状態の反射鏡の湾曲変形を示す概略図である。 従来の反射鏡と反射鏡保持具とを示す平面図である。 図23に示す反射鏡の湾曲変形を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図22を参照して説明する。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置1は、タンデム方式のフルカラーレーザプリンタである。画像形成装置1は、図1に示すように、筐体6内に、給紙部2と、画像形成部3と、定着部4と、排紙部5と、が設けられている。
給紙部2には、前記筐体6に着脱可能に設けられ且つ記録媒体としての用紙を搭載する給紙カセット11と、該給紙カセット11の用紙の一枚目を給紙する給紙ローラ12と、該給紙ローラ12から給紙された用紙の先端を突き当てて該用紙の傾きを補正するレジストローラ13,14と、が設けられている。
画像形成部3には、光走査装置としてのレーザスキャナ15と、該レーザスキャナ15によって形成された光ビームとしてのレーザビーム71〜74が走査される潜像担持体としての感光体ドラム16〜19と、該感光体ドラム16〜19に形成された現像像を用紙に転写する中間転写ベルト27と、該中間転写ベルト27が掛架された駆動ローラ28と従動ローラ30と、が設けられている。
感光体ドラム16〜19の外周側には、前記感光体ドラム16〜19の外周表面(被走査面)をマイナスの電荷に帯電させる帯電装置と、静電潜像をトナーで現像する現像手段としての現像装置と、残留トナーをクリーニングするクリーニング装置と、が設けられている。感光体ドラム16〜19は、前記帯電装置によって外周表面がマイナスに帯電され、帯電された外周表面にレーザビーム71〜74が照射されることによって、静電潜像が形成される。形成された潜像は、前記現像装置のトナーによって現像される。
感光体ドラム16〜19は、円筒形状に形成されたアルミニウム素管からなり、該アルミニウム素管の外周面に有機感光体層が形成されている。有機感光体層は、前記アルミニウム素管外周面にコーティングされるアンダコート層と、光電変換によってプラスの電荷とマイナスの電荷とを生ずる電荷発生層と、該電荷発生層で生じたプラスの電荷を輸送して表面に帯電されたマイナスの電荷を中和する電荷輸送層と、耐久性を向上させるオーバコート層と、を有している。
感光体ドラム16は、イエロー(Y)の画像形成信号に対応して走査されたレーザビーム71によって前記有機感光体層に潜像が形成され、現像装置のイエロー(Y)のトナーによって現像像が形成される。感光体ドラム17は、マゼンタ(M)の画像形成信号に対応して走査されたレーザビーム72によって前記有機感光体層に潜像が形成され、現像装置のマゼンタ(M)のトナーによって現像像が形成される。感光体ドラム18は、シアン(C)の画像形成信号に対応して走査されたレーザビーム73によって前記有機感光体層に潜像が形成され、現像装置のシアン(C)のトナーによって現像像が形成される。感光体ドラム19は、ブラック(Bk)の画像形成信号に対応して走査されたレーザビーム74によって前記有機感光体層に潜像が形成され、現像装置のブラック(Bk)のトナーによって現像像が形成される。
中間転写ベルト27は、無端状ベルトであり、モータによって駆動される駆動ローラ28と、従動ローラ30とに掛架されている。中間転写ベルト27は、前記駆動ローラ28の回転駆動力によって矢示A方向に周回される。
中間転写ベルト27は、前記感光体ドラム16〜19の上部に用紙を順次搬送し、前記感光体ドラム16に形成されたイエロー(Y)のトナーの現像像と、前記感光体ドラム17に形成されたマゼンタ(M)のトナーの現像像と、前記感光体ドラム18に形成されたシアン(C)のトナーの現像像と、前記感光体ドラム19に形成されたブラック(Bk)のトナーの現像像と、を順次用紙に転写する。
定着部4には、現像像が転写された用紙の各色のトナーに熱を加える定着ローラ31と、前記用紙のトナーに圧力を加える加圧ローラ32と、が設けられている。定着ローラ31は、薄肉円筒形状に形成されたアルミニウム素管からなる。定着ローラ31は、前記アルミニウム素管の外周面に、フッ素樹脂被膜を有するシリコーンゴム層が形成されている。定着ローラ31は、前記アルミニウム素管内にハロゲンヒータが設けられている。
ハロゲンヒータは、前記アルミニウム素管の軸方向の全長に亘って設けられている。ハロゲンヒータによって、前記定着ローラ31の外周表面が160〜180℃に加熱される。加圧ローラ32は、円筒形状に形成されたアルミニウム素管の外周面にシリコーンゴム層が設けられている。
排紙部5には、前記定着ローラ31と加圧ローラ32とによって各色のトナーの現像像が定着された用紙を排紙する排紙ローラ33,34と、該排紙ローラ33,34から排紙された用紙をストックするフィニッシャ35と、が設けられている。排紙ローラ33,34は、金属製の円柱形状の軸の外周に、ゴム製や合成樹脂のローラが設けられている。
本実施形態にかかるレーザスキャナ15は、図2に示すように、ハウジング41内に、光ビームとしてのレーザビーム71〜74を発射するレーザ光源と、該レーザ光源から発射されたレーザビーム71〜74を主走査方向(前記感光体ドラム16〜19の軸方向)に偏向させて等角度走査させる走査手段としてのポリゴンミラー52,53と、該ポリゴンミラー52,53によって主走査方向に等角度走査されたレーザビーム71〜74を等速直線走査に変換するfθレンズ54〜57と、該fθレンズ54〜57によって等速直線走査されたレーザビーム71〜74を前記感光体ドラム16〜19の外周表面に向けて反射させる反射鏡61〜68と、が設けられている。
ハウジング41は、該ハウジング41内への塵などの侵入を防ぐとともに前記レーザビーム71〜74を透過させる防塵ガラス43〜46と、前記ハウジング41を密閉する蓋42と、を有している。
レーザ光源は、イエロー(Y)の画像形成信号に対応するレーザビーム71を出射するレーザダイオードと、マゼンタ(M)の画像形成信号に対応するレーザビーム72を出射するレーザダイオードと、シアン(C)の画像形成信号に対応するレーザビーム73を出射するレーザダイオードと、ブラック(Bk)の画像形成信号に対応するレーザビーム74を出射するレーザダイオードと、が設けられている。
レーザ光源は、前記レーザダイオードと、該レーザダイオードから出射されたレーザビーム71〜74を平行光束にするコリメータレンズと、該コリメータレンズによって平行光束にされたレーザビーム71〜74のビーム幅を整形するスリットと、該スリットによってビーム幅が整形されたレーザビーム71〜74を主走査方向と副走査方向(前記感光体ドラム16〜19の周面方向)とに発散した光束とするシリンドリカルレンズと、が設けられている。
ポリゴンミラー52,53は、アルミニウムからなり、六角柱形状に形成されている。ポリゴンミラー52,53は、レーザビーム71〜74を反射する鏡面が六面形成されている。ポリゴンミラー52,53は、モータ等によって一分当たり数万回転されている。ポリゴンミラー52によって、前記レーザ光源から出射されたレーザビーム71,74のそれぞれが主走査方向に走査されている。ポリゴンミラー53によって、前記レーザ光源から出射されたレーザビーム72,73のそれぞれが主走査方向に走査されている。
反射鏡61〜68は、鏡面が高反射率のアルミニウムからなり、長さが450ミリメートル、幅が20ミリメートル、厚さが2ミリメートルに形成されている。反射鏡61〜68は、レーザビーム71〜74を反射するのに使用される有効範囲が約300ミリメートルとなっている。
反射鏡61,62は、イエロー(Y)の画像形成信号に対応するレーザビーム71を感光体ドラム16の外周表面に向けて反射している。反射鏡63,64は、マゼンタ(M)の画像形成信号に対応するレーザビーム72を感光体ドラム17の外周表面に向けて反射している。反射鏡65,66は、シアン(C)の画像形成信号に対応するレーザビーム73を感光体ドラム18の外周表面に向けて反射している。反射鏡67,68は、ブラック(Bk)の画像形成信号に対応するレーザビーム74を感光体ドラム19の外周表面に向けて反射している。
反射鏡61は、図3に示すように、前記反射鏡61を保持する反射鏡保持具としてのブラケット82と、前記反射鏡61の傾斜を矢示B方向に調整する傾き調整装置83と、前記反射鏡61をハウジング41上に支持する受け部98と、該受け部98側に前記反射鏡61を付勢させる板ばね97と、によって、前記ハウジング41内に保持されている。反射鏡62〜68は、前記反射鏡61と同様に、ブラケット82と、傾き調整装置83と、受け部98と、板ばね97と、によって前記ハウジング41内に保持されている。
ブラケット82は、図3に示すように、前記反射鏡61の鏡面に係止する支持爪84,85と、前記反射鏡61の鏡面の裏面を押圧する押圧部材としてのクリップ95,96と、前記反射鏡61の鏡面側を押し込む押圧部材としてのネジ部材93と、が設けられている。ブラケット82は、図4に示すように、本体部82aと、該本体部82aの上部に屈曲形成された上面部82bと、前記本体部82aの下部に屈曲形成された下面部82cと、からなる断面略コ字形状に形成されている。
支持爪84,85は、図3に示すように、前記ブラケット82の両端部に設けられている。支持爪84は、図4に示すように、上面部82bに形成された支持爪84aと、下面部82cに形成された支持爪84bと、が一対となって形成されている。支持爪85は、支持爪84と同様に、上面部82bに形成された支持爪と、下面部82cに形成された支持爪とが一対となって形成されている。
クリップ95,96は、図3に示すように、前記ブラケット82の両端側、且つ、前記支持爪84,85よりも前記ブラケット82の中心側に設けられている。クリップ95,96は、図4に示すように、前記反射鏡61の鏡面の裏面と、前記ブラケット82の本体部82aとの間に狭持されている。クリップ95,96は、前記反射鏡61の鏡面の裏面を、該鏡面に略直交する方向に押圧している。
クリップ95,96は、図6に示すように、前記ブラケット82の本体部82aに取り付けられる取手部95aと、前記本体部82aに設けられた係合突起と係合する係合孔95bと、折り曲げ部95cと、前記反射鏡61の鏡面の裏面を押圧する押圧部95dと、が形成されている。クリップ95,96は、ばね用冷間圧延鋼帯からなり、プレス加工等によって成形されている。
ネジ部材93は、図3に示すように、前記ブラケット82の一端部、且つ、前記支持爪84と前記クリップ95とよりも前記ブラケット82の中心側に設けられている。ネジ部材93は、図4に示すように、前記上面部82bから延設された取付片86の取付孔86a(図5に示す)に螺合されている。このため、反射弓61は、前記ネジ部材93の締め付けに応じて前記反射鏡61の湾曲形状が調整される。
ネジ部材93は、前記反射鏡61に当接する部分に固定手段としての接着剤が塗布されている。接着剤は、アクリル樹脂を主成分とする紫外線硬化型接着剤が使用されている。このため、反射鏡61の湾曲がネジ部材93によって補正された後、前記ネジ部材93と前記反射鏡61とが当接している部分に紫外線を照射することによって、前記ネジ部材93が前記反射鏡61に当接した状態で固定される。よって、反射鏡61は、湾曲形状が前記ネジ部材93によって補正された形状で安定して保持される。
図5に示すように、反射鏡61〜68と、クリップ95,96と、ネジ部材93と、が保持されていないブラケット82は、前記反射鏡61〜68の鏡面を支持する支持爪84,85と、前記反射鏡61の鏡面の裏面を押圧して支持するクリップ95,96が取り付けられる第一取付部88,89と第二取付部90,91と、が両端部にそれぞれ設けられている。
第一取付部88,89は、前記支持爪84,85よりも前記ブラケット82の中心側に設けられている。第二取付部90,91は、前記支持爪84,85よりも前記ブラケット82の両端側に設けられている。第二取付部90は、図4に示すように、クリップ95に形成された係合孔95bに係合する係合突起90aが設けられている。第一取付部88,89と、第二取付部91とは、前記第二取付部90と同様に、係合突起が設けられている。
ブラケット82は、前記反射鏡61〜68の裏面を押し込むネジ部材93が取り付けられる第一取付片86と、前記反射鏡61〜68の鏡面の裏面を押し込むネジ部材93が取り付けられる第二取付片87と、が一端部、且つ、前記支持爪84と前記第一取付部88よりも前記ブラケット82の中心側にそれぞれ設けられている。第一取付片86は、ネジ部材93が螺合する取付孔86aが形成されている。第二取付片87は、ネジ部材93が螺合する取付孔87aが形成されている。
傾き調整装置83は、図7に示すように、前記反射鏡61〜68の傾斜を調整するパルスモータ101と、該パルスモータ101を前記ハウジング41に固定するホルダ104と、が設けられている。前記パルスモータ101は、図示しない回転軸の回動に伴って伸縮するアジャスタ102と、前記パルスモータ101を駆動する電力が供給されるコネクタ103と、を有している。アジャスタ102は、連結部材105(図3に示す)を介して前記反射鏡61〜68の一端に連結されている。
受け部98は、図3に示すように一端が前記ハウジング41に固定されているとともに、他端が前記反射鏡61〜68の鏡面に当接されている。板ばね97は、一端が前記ハウジング41に固定されているとともに、他端が前記反射鏡61〜68の鏡面の裏面に付勢されている。このため、前記反射鏡61〜68は、前記受け部98と前記板ばね97とによって支持される他端側を支点として、一端側を矢示B方向に移動することで、所望の傾斜とすることができる。
上述の如く構成された画像形成装置1は、レーザスキャナ15の反射鏡61〜68の湾曲補正が、前記画像形成装置1の出荷時に行われる。画像形成装置1の組立直後の初期状態は、図8に示すように、反射鏡61は、ブラケット82の支持爪84,85と、クリップ95,96とによって支持される。反射鏡62〜68は、前記反射鏡61と同様に、支持爪84,85と、クリップ95,96とによって支持される。
このため、初期状態の反射鏡61〜68は、図9に示すように、点線で示すような略U字形状に湾曲する。初期状態の反射鏡61〜68は、レーザビーム71〜74を反射する有効範囲の約300ミリメートルにおいて、図10に示すように、湾曲量が約100マイクロメートルとなる。
この初期状態から、第一取付片86の取付孔86aにネジ部材93を螺合して前記反射鏡61の鏡面を押し込むことによって、図3に示すように、反射鏡61が補正された状態となる。
補正された状態の反射鏡61は、図11に示すように、点線で示すような形状に湾曲変形される。補正された状態の反射鏡61は、図12に示すように、鏡面の有効範囲の約300ミリメートルにおいて、湾曲量が約20マイクロメートルとなる。
傾き調整装置83によって、反射鏡61〜68の有効範囲内の鏡面を、感光体ドラム16〜19の外周表面に対して略平行に調整し、前記反射光61〜68の湾曲補正が完了される。
上述の一実施形態にかかる画像形成装置1のレーザスキャナ15の反射鏡61〜68を保持するブラケット82は、反射鏡61〜68の鏡面側を支持する支持爪84,85と、前記反射光61〜68の鏡面の裏面を押圧して支持するクリップ95,96と、前記反射光61〜68の鏡面を押し込むネジ部材93と、が設けられている。前記支持爪84,85と、前記クリップ95,96とは、前記ブラケット82の両端部に設けられている。前記ネジ部材93は、前記ブラケット82の一端部に設けられている。
このため、一端部に設けられたネジ部材93によって、略U字形状に湾曲変形された反射光61〜68の湾曲方向に対向する方向に該反射光61〜68が押し込まれるため、レーザビーム71〜74を反射するのに使用される有効範囲内の鏡面が平坦化される。よって、反射光61〜68によって反射されたレーザビーム71〜74の走査線が直線化される。
傾き調整装置83によって、反射鏡61〜68によって反射されたレーザビーム71〜74の走査線が、前記感光体ドラム16〜19の外周表面に略平行とされる。このように、レーザビーム71〜74の走査線が直線化されるととともに、感光体ドラム16〜19の外周表面に略平行とされるため、フルカラー画像形成装置における色ずれが防止される。
(第二の実施形態)
次に、本発明にかかる画像形成装置1のレーザスキャナ15の反射鏡61〜68を保持するブラケット82の第二の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、前述した実施形態と同一部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
反射鏡61は、図13に示すように、ブラケット82に保持されている。反射鏡61は、一端に傾き調整装置83が設けられ、他端に受け部98と板ばね97とが設けられている。反射鏡62〜68は、前記反射鏡61と同様に、ブラケット82に保持されており、傾き調整装置83と、受け部98と板ばね97と、が設けられている。
ブラケット82は、図13に示すように、支持爪84,85よりも前記ブラケット82の両端側に形成された第二取付部90,91に、反射鏡61の鏡面の裏面を押圧して支持するクリップ95,96が設けられている。ブラケット82は、支持爪84よりも前記ブラケット82の中心側に形成された第二取付片87に、反射鏡61の鏡面の裏面を押し込むネジ部材93が設けられている。
レーザスキャナ15の反射鏡61〜68の湾曲補正は、画像形成装置1の出荷時に行われており、前記画像形成装置1の組立直後の初期状態は、図14に示すように、反射鏡61は、ブラケット82の支持爪84,85と、前記ブラケット82の両端に設けられたクリップ95,96とによって支持される。このため、初期状態の反射鏡61は、図15に示すように、点線で示すような略逆U字形状に湾曲変形する。初期状態の反射鏡61は、図16に示すように、鏡面の有効範囲内の約300ミリメートルにおいて、湾曲量が約100マイクロメートルとなる。
この初期状態から、第二取付片87の取付孔87aにネジ部材93を螺合することによって、図13に示すように、反射鏡61が補正された状態となる。補正された反射鏡61は、図17に示すように、点線で示すような形状に湾曲変形する。補正された反射鏡61は、図18に示すように、鏡面の有効範囲内の約300ミリメートルにおいて、湾曲量が約20マイクロメートルとなる。
傾き調整装置83によって、反射鏡61〜68の有効範囲内の鏡面を、感光体ドラム16〜19の外周表面に略平行に調整し、前記反射鏡61〜68の湾曲補正が完了される。
上述の第二の実施形態にかかる画像形成装置1のレーザスキャナ15の反射鏡61〜68を保持するブラケット82は、反射鏡61〜68の鏡面側を支持する支持爪84,85と、前記反射鏡61〜68の鏡面の裏面側を押圧して支持するクリップ95,96と、前記反射鏡61〜68の鏡面の裏面側を押し込むネジ部材93と、を備えている。前記支持爪84,85と前記クリップ95,96とは、前記ブラケット82の両端部に設けられている。前記ネジ部材93は、前記ブラケット82の一端部に設けられている。
このため、一端部に設けたネジ部材93によって、略逆U字形状に湾曲変形した反射鏡61〜68の湾曲方向に対向する方向に該反射鏡61〜68が押し込まれるため、レーザビーム71〜74を反射する有効範囲内の鏡面が比較的平坦となる。よって、反射鏡61〜68によって反射されたレーザビーム71〜74の走査線が直線化される。
また、傾き調整装置83によって、反射鏡61〜68の有効範囲内の鏡面が、感光体ドラム16〜19の外周表面に略平行に調整される。このように、レーザビーム71〜74の走査線が直線化されるととともに、感光体ドラム16〜19の外周表面に略平行とされるため、フルカラー画像形成装置における色ずれが防止される。
(第三の実施形態)
次に、本発明にかかる画像形成装置1のレーザスキャナ15の反射鏡61〜68を保持するブラケット82の第三の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、前述した実施形態と同一部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
反射鏡61は、図19に示すように、ブラケット82Aに保持されている。反射鏡61は、一端に傾き調整装置83が設けられ、他端に受け部98と板ばね97とが設けられている。反射鏡62〜68は、前記反射鏡61と同様に、ブラケット82Aに保持されており、傾き調整装置83と、受け部98と板ばね97と、が設けられている。
ブラケット82Aは、前記ブラケット82Aの両端側に設けられた支持爪84,85と、該支持爪84,85よりも前記ブラケット82Aの中心側に設けられた第一取付部88,89と、前記支持爪84,85よりも前記ブラケット82Aの両端側に設けられた第二取付部90,91と、前記支持爪84,85よりも前記ブラケット82Aの中心側に設けられた前方取付片92と後方取付片94,99と、が設けられている。
反射鏡61は、ブラケット82Aの両端側に設けられた支持爪84,85と、第二取付部90,91に設けられたクリップ95,96と、に支持されている。反射鏡61は、後方取付片94に設けられたネジ部材93によって前記反射鏡61の逆U字形状の湾曲方向に対向する方向に押し込まれている。なお、第一取付部88,89にクリップ95,96を設ける場合は、前方取付片92にネジ部材93を設ける。
前方取付片92と後方取付片94,99とは、反射鏡61の全長Lに対して、該反射鏡61の一端を始点とし、1/4L<1/2Lの範囲、かつ、1/2L<3/4Lの範囲に設けられている。
この範囲は、固有振動数λを有する反射鏡61において、該反射鏡61の一端から後方取付片94までの長さと、前記反射鏡61の他端から前記後方取付片94までの長さと、がλ/2の整数倍とならない長さの範囲となっている。このため、反射鏡61の一端と後方取付片94とを節とする固有振動と、前記反射鏡61の他端と前記後方取付片94とを節とする固有振動と、が互いに強め合う共振現象が防止される。
上述の第三の実施形態にかかる画像形成装置1のレーザスキャナ15の反射鏡61〜68を保持するブラケット82Aは、反射鏡61〜68の全長Lに対してネジ部材93が、1/4L<1/2Lの範囲、または、1/2L<3/4Lの範囲、に設けられている。
このため、反射鏡61〜68の一端からネジ部材93までの長さと、前記反射鏡61〜68の一端から前記ネジ部材93までの長さと、がλ/2の整数倍とならない。よって、反射鏡61〜68の一端とネジ部材93とを節とする固有振動と、前記反射鏡61〜68の他端から前記ネジ部材93とを節とする固有振動と、が互いに強め合う共振現象が防止される。
従って、反射鏡61〜68が共振することによって生ずるバンディング等の不良の発生が防止される。その結果、フルカラー画像形成装置における色ずれやバンディング等の不良が防止される。
(第四の実施形態)
次に、本発明にかかる画像形成装置1のレーザスキャナ15の反射鏡61〜68を保持するブラケット82の第四の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、前述した実施形態と同一部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
反射鏡61は、図20に示すように、ブラケット82Bに保持されている。反射鏡61は、一端に傾き調整装置83が設けられ、他端に受け部98と板ばね97とが設けられている。反射鏡62〜68は、前記反射鏡61と同様に、ブラケット82Bに保持されており、傾き調整装置83と、受け部98と板ばね97と、が設けられている。
ブラケット82Bは、前記ブラケット82Bの両端部に設けられた支持爪84,85と、該支持爪84,85よりも前記ブラケット82Bの中心側に設けられた第一取付部88,89と、前記支持爪84,85よりも前記ブラケット82Bの両端側に設けられた第二取付部90,91と、前記支持爪84,85よりも前記ブラケット82Bの中心側に設けられた第一取付片86と第二取付片87と第一防振取付片111と第二防振取付片112と、を備えている。
反射鏡61は、ブラケット82Bの両端側に設けられた支持爪84,85と、第二取付部90,91に取り付けられたクリップ95,96と、に支持されている。反射鏡61は、第二取付片87に設けられたネジ部材93と、第一防振取付片111に設けられたネジ部材113と、第二防振取付片112に設けられたネジ部材114と、によって前記反射鏡の逆U字形状の湾曲方向に対向する方向に押し込まれている。
上述の第四の実施形態にかかる画像形成装置1のレーザスキャナ15の反射鏡61〜68を保持するブラケット82Bは、該ブラケット82Bの両端部に設けた支持爪84,85よりも前記ブラケット82Bの中心側に設けられた第一取付片86と、第二取付片87と、第一防振取付片111と、第二防振取付片112と、を備える。
このため、反射鏡61〜68は、複数のネジ部材93によって複数箇所押し込まれる。よって、反射鏡61〜68の湾曲変形を細かく調整することができる。また、反射鏡61〜68は、複数のネジ部材93によって複数の節が形成されるため、反射鏡61〜68の固有振動数がさらに上昇する。
従って、反射鏡61〜68が振動することによって生ずるバンディング等の不良の発生が防止される。その結果、フルカラー画像形成装置における色ずれやバンディング等が防止される。
(第五の実施形態)
次に、本発明にかかる画像形成装置1のレーザスキャナ15の第一反射鏡61と、第二反射鏡62とをそれぞれ保持するブラケット82について、図面を参照して説明する。なお、前述した実施形態と同一部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
図21に示すように、主走査方向に走査するレーザビーム71を反射させる第一反射鏡61と、該第一反射鏡61によって反射されたレーザビーム71を感光体ドラム16の外周表面に向けて反射させる第二反射鏡62と、がそれぞれ、ブラケット82に保持されている。
第一反射鏡61は、一端に傾き調整装置83が設けられ、他端に受け部98と板ばね97とが設けられ、ハウジング41内に保持されている。他の第一反射鏡63,65,67は、前記第一反射鏡61と同様に、ブラケット82Bに保持されており、傾き調整装置83と、受け部98と板ばね97と、が設けられ、ハウジング41内に保持されている。
第二反射鏡62は、図示しない支持部材を介してレーザスキャナ15のハウジング41に固定されている。他の第二反射鏡64,66,68は、前記第二反射鏡62と同様に、支持部材を介してハウジング41に固定されている。
ブラケット82は、該ブラケット82の両端側に設けられた支持爪84,85と、該支持爪84,85よりも前記ブラケット82の中心側に設けられた第一取付部88,89と、前記支持爪84,85よりも前記ブラケット82の両端側に設けられた第二取付部90,91と、前記支持爪84よりも前記ブラケット82の中心側の一端部に設けられた第一取付片86と第二取付片87と、を備えている。
第一反射鏡61は、ブラケット82の支持爪84,85と、第一取付部88,89に取り付けられたクリップ95,96と、に支持されている。第一反射鏡61は、第一取付片86に設けられたネジ部材93によって、略U字形状に湾曲した湾曲方向に対向する方向に押し込まれている。
第二反射鏡62は、ブラケット82の支持爪84,85と、第二取付部90,91に取り付けられたクリップ95,96と、に支持されている。第二反射鏡62は、第二取付片87に設けられたネジ部材93によって、略U字形状に湾曲した湾曲方向に対向する方向に押し込まれている。
上述の如く構成された画像形成装置1は、レーザスキャナ15の反射鏡61〜68の湾曲補正が、前記画像形成装置1の出荷時に行われる。画像形成装置1の組立直後の初期状態の第一反射鏡61と第二反射鏡62は、図22に示すように、点線で示すような略U字形状に湾曲する。
この初期状態から、第一反射鏡61を保持するブラケット82の第一取付片86にネジ部材93が螺合され、第二反射鏡62を保持するブラケット82の第二取付片87にネジ部材93が螺合され、図21に示すように、第一反射鏡61と第二反射鏡62とが補正された状態となる。
補正された状態の第一反射鏡61と第二反射鏡62とは、図12に示すように、点線で示すような形状に湾曲変形される。
傾き調整装置83によって、第一反射鏡61の有効範囲内の鏡面を、感光体ドラム16あるいは第二反射鏡62などに対して略平行に調整し、前記第一反射光61と第二反射鏡62との湾曲補正が完了される。
上述の第五の実施形態にかかる画像形成装置1のレーザスキャナ15の第一反射鏡61,63,65,67と第二反射鏡62,64,66,68とを保持するブラケット82は、反射鏡61〜68の鏡面側を支持する支持爪84,85と、前記反射鏡61〜68の鏡面の裏面側を押圧して支持するクリップ95,96と、前記反射鏡61〜68の鏡面側あるいは裏面側を押し込むネジ部材93と、が設けられている。前記支持爪84,85と前記クリップ95,96とは、前記ブラケット82の両端部に設けられている。前記ネジ部材93は、前記ブラケット82の一端部に設けられている。
このため、第一反射鏡61の初期状態の湾曲の湾曲方向と、第二反射鏡62の初期状態の湾曲の湾曲方向とが、図22に示すように、同じ方向とされる。
従って、レーザビーム71〜74の走査線が第一反射鏡61と第二反射鏡62とで一致され、走査線の変形が防止される。その結果、フルカラー画像形成装置における色ずれやバンディング等が防止される。
なお、前述した実施形態は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 画像形成装置
52,53 ポリゴンミラー
61,63,65,67 第一反射鏡
62,64,66,68 第二反射鏡
71,72,73,74 レーザビーム
82 ブラケット
83 傾き調整装置
84,85 支持爪
86 第一取付片
87 第二取付片
88,89 第一取付部
90,91 第二取付部
93 ネジ部材
95,96 クリップ
特開2009−145495号公報

Claims (10)

  1. 光ビームを出射する光源と、該光源から出射された光ビームを主走査方向に偏向させるとともに主走査方向に走査させる走査手段と、該走査手段によって主走査方向に偏向されるとともに主走査方向に走査された光ビームを反射する反射鏡と、を有する光走査装置における前記反射鏡を保持する反射鏡保持具であって、
    (イ)前記反射鏡保持具には、前記反射鏡の鏡面側を支持する支持部材と、前記反射鏡の鏡面の裏面側を押圧して支持する押圧部材と、前記反射鏡の鏡面側または裏面側を押し込む押込部材と、が設けられ、
    (ロ)前記支持部材および前記押圧部材が、それぞれ前記反射鏡保持具の両端部に設けられ、かつ、
    (ハ)前記押込部材が、前記反射鏡保持具の一端部に設けられており、
    前記反射鏡が、帯板形状を有し、
    前記反射鏡保持具が、主走査方向に延在する帯板部分と、該帯板部分の対向一対の長辺それぞれから立ち上がった対向一対の壁部分と、を有し、主走査方向と直交する断面が略コ字型形状となり、前記帯板部分に前記反射鏡の前記裏面が対向するように前記反射鏡を収納するものであり、
    前記支持部材および前記押圧部材が、それぞれ前記反射鏡保持具の長手方向両端部に設けられ、
    前記対向一対の壁部分の何れか一方の壁部分には、該一方の壁部分の前記一端部側における前記反射鏡の鏡面側の縁から、前記鏡面に向かって傾斜して延出した第一取付片、または、前記一端部側における前記反射鏡の裏面側の縁から、前記裏面に向かって傾斜して延出した第二取付片が設けられており、
    前記押込部材が、前記第一取付片または前記第二取付片に取り付けられている
    ことを特徴とする反射鏡保持具。
  2. 前記押込部材が、前記支持部材よりも前記反射鏡保持具の中心側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の反射鏡保持具。
  3. 前記押圧部材が、前記支持部材よりも前記反射鏡保持具の中心側または前記支持部材よりも前記反射鏡保持具の端部側に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反射鏡保持具。
  4. 前記押込部材が、前記反射鏡の全長Lに対して、前記反射鏡の一端から1/4L<1/2Lの範囲、または、前記一端から1/2L<3/4Lの範囲、に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の反射鏡保持具。
  5. 前記押込部材が、前記反射鏡保持具に複数設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の反射鏡保持具。
  6. 前記押込部材が、固定手段によって固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の反射鏡保持具。
  7. 前記固定手段が、光硬化型接着剤とされていることを特徴とする請求項に記載の反射鏡保持具。
  8. 光ビームを出射する光源と、該光源から出射された光ビームを主走査方向に偏向させるとともに主走査方向に走査させる走査手段と、該走査手段によって主走査方向に主走査方向に偏向されるとともに主走査方向に走査された光ビームを反射する反射鏡と、を有する光走査装置において、
    前記反射鏡が、請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の反射鏡保持具によって保持されていることを特徴とする光走査装置。
  9. 前記反射鏡の傾きを調整して前記光ビームの反射方向を調整する調整手段を、さらに有することを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の光走査装置と、該光走査装置から出射された光ビームによって潜像が形成される潜像担持体と、該潜像担持体に形成された潜像を現像する現像手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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