JP5630209B2 - プーリ装置及びプーリ装置の製造方法 - Google Patents
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Description
(1) 内周面に、断面六角形の工具が係止可能な工具掛け部と、回転軸が嵌合される軸嵌合部と、前記回転軸の先端の雄ねじが螺合される雌ねじ部と、を有し、前記雌ねじ部が前記工具掛け部と前記軸嵌合部との間に位置するスリーブと、
該スリーブの周囲に該スリーブと同心に配置されるプーリと、
を備えるプーリ装置であって、
前記工具掛け部の断面形状は、六角形の各辺から等しい長さの円弧がはみ出るように六角形と円とを重ね合わせた図形の外周形状を有し、且つ、
前記工具掛け部の前記円弧の断面形状を構成する面は、前記六角形の断面形状を構成する面を加工する前に形成される下穴であることを特徴とするプーリ装置。
(2) スリーブとプーリとの間に配置される一方向クラッチをさらに備えることを特徴とする(1)に記載のプーリ装置。
(3) 内周面に、断面六角形の工具が係止可能な工具掛け部と、回転軸が嵌合される軸嵌合部と、前記回転軸の先端の雄ねじが螺合される雌ねじ部と、を有し、前記雌ねじ部が前記工具掛け部と前記軸嵌合部との間に位置するスリーブと、
該スリーブの周囲に該スリーブと同心に配置されるプーリと、
を備え、前記工具掛け部の断面形状は、六角形の各辺から等しい長さの円弧がはみ出るように六角形と円とを重ね合わせた図形の外周形状を有するプーリ装置の製造方法であって、
前記工具掛け部の前記円弧の断面形状を構成する面に対応する下穴を加工する工程と、
前記下穴の内周面を部分的に残すようにして、前記六角形の断面形状を構成する面を加工する工程と、
を有し、
前記工具掛け部の前記円弧の断面形状を構成する面は、前記六角形の断面形状を構成する面を加工する前に形成される下穴であることを特徴とするプーリ装置の製造方法。
また、工具掛け部の円弧の断面形状を構成する面は、六角形の断面形状を構成する面を加工する前に形成される下穴であるので、六角形の断面形状を加工した後、円弧の断面形状を構成する面を別途形成する必要がなく、製造コストの増加を抑えることができる。
図1は、第1実施形態のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置を説明するための縦断面図である。図1に示されるように、本実施形態の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置10は、オルタネータ等の補機を駆動するためのもので、図示されない回転軸が内嵌されるスリーブ11を有する。スリーブ11の周囲には、外周面にプーリ溝12aが形成されたプーリ12がスリーブ11と同心に配置されている。また、スリーブ11の外周面とプーリ12の内周面との間で、この間に形成される環状空間の軸方向中間部には、一方向クラッチ13が配置されており、上記環状空間の軸方向両端部、即ち、一方向クラッチ13の軸方向両側には、例えば、深溝玉軸受等の玉軸受である一対のサポート軸受14が配設されている。なお、ベルト溝12aの形状は、V溝、ポリV溝、歯型溝等の任意の形状に設計可能である。
また、円弧逃がし部aは、下穴a1によって構成されるので、平坦部bを加工した後、円弧逃がし部aを別途形成する必要がなく、製造コストの増加を抑えることができる。
さらに、雌ねじ部11cの最大内径Dは、軸嵌合用円孔部11aの内径と略等しく、軸嵌合用円孔部11a側からタップ30を挿入することが不可能な場合にも、工具掛け部側から雌ねじ部11cのタップ加工が可能となる。
なお、雌ねじ部11cの最大内径Dが軸嵌合用円孔部11cの内径と略等しいとは、雌ねじ部の最大内径の公差を持った寸法範囲と軸嵌合用円孔部11cの内径の公差を持った寸法範囲が部分的に重なる部分を有することを意味する。
1)加工用タップのねじ有効径と外径と谷径と山形状が、そのままスリーブ内径部に転写されるので、加工機械の熱変位や作業者の寸法修正ミスやねじ切りバイト先端の磨耗などの不安定要素が解消され、ねじ精度が安定する。
2)ねじ精度が安定するので、ねじ検査の頻度を少なくでき、検査工数が低減できる。
3)ねじ精度が安定するので、細やかな寸法補正の必要が無く、寸法補正にかかる工数を低減できる。
4)タップ加工では、タップを適当な回転数で回転駆動しながら、1回転あたりねじピッチと同じ送り速度でタップを進め、加工終点位置で逆転させてタップを逆方向に抜取る作業1回でねじ成形できるので、加工時間が短くできる。
11 スリーブ
11a 軸嵌合用円孔部(軸嵌合部)
11b 工具掛け部
11c 雌ねじ部
11d 逃がし部
12 プーリ
12a プーリ溝
13 一方向クラッチ
14 サポート軸受
a 円弧逃がし部
b 平面部
Claims (3)
- 内周面に、断面六角形の工具が係止可能な工具掛け部と、回転軸が嵌合される軸嵌合部と、前記回転軸の先端の雄ねじが螺合される雌ねじ部と、を有し、前記雌ねじ部が前記工具掛け部と前記軸嵌合部との間に位置するスリーブと、
該スリーブの周囲に該スリーブと同心に配置されるプーリと、
を備えるプーリ装置であって、
前記工具掛け部の断面形状は、六角形の各辺から等しい長さの円弧がはみ出るように六角形と円とを重ね合わせた図形の外周形状を有し、且つ、
前記工具掛け部の前記円弧の断面形状を構成する面は、前記六角形の断面形状を構成する面を加工する前に形成される下穴であることを特徴とするプーリ装置。 - 前記スリーブと前記プーリとの間に配置される一方向クラッチをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプーリ装置。
- 内周面に、断面六角形の工具が係止可能な工具掛け部と、回転軸が嵌合される軸嵌合部と、前記回転軸の先端の雄ねじが螺合される雌ねじ部と、を有し、前記雌ねじ部が前記工具掛け部と前記軸嵌合部との間に位置するスリーブと、
該スリーブの周囲に該スリーブと同心に配置されるプーリと、
を備え、前記工具掛け部の断面形状は、六角形の各辺から等しい長さの円弧がはみ出るように六角形と円とを重ね合わせた図形の外周形状を有するプーリ装置の製造方法であって、
前記工具掛け部の前記円弧の断面形状を構成する面に対応する下穴を加工する工程と、
前記下穴の内周面を部分的に残すようにして、前記六角形の断面形状を構成する面を加工する工程と、
を有し、
前記工具掛け部の前記円弧の断面形状を構成する面は、前記六角形の断面形状を構成する面を加工する前に形成される下穴であることを特徴とするプーリ装置の製造方法。
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JP2010238326A JP5630209B2 (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | プーリ装置及びプーリ装置の製造方法 |
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JP2007253314A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Teikyo Univ | 切削加工方法並びにこれに用いられる切削装置及び工具 |
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