JP5629302B2 - 自己診断機能を有する電流センサ及び信号処理回路 - Google Patents
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Description
特に、モータのインバータ電流を検出するために利用される電流センサにおいては、モータ制御を効率化する目的で、高速な周波数スイッチングされるインバータ電流を高精度に検出することが要求されている。
そこで、ホール素子を利用した磁気センサにおいては、ホール素子が持つオフセット電圧をキャンセルする目的で、スピニングカレント(Spinning current)法又はConnection commutation法といった名称で一般的に知られているホール素子の駆動方法が存在する。この方法とは、ホール素子に駆動電流を流すための端子対の位置と、ホール起電力信号を検出するための端子対の位置との間で、チョッパークロックと呼ばれるクロックにしたがって周期的に入れ替える操作を行うものである(例えば、非特許文献1参照)。
また、ホール素子において発生されるホール起電力信号は、一般に微弱なものであるため、このホール起電力信号を信号増幅する目的で、ホール起電力信号検出回路は信号増幅回路を含んだ回路となる。ここで、この信号増幅回路に有限なオフセット電圧が有る場合には、信号増幅回路が持つオフセット電圧についてもオフセットキャンセルが必要となる。
図1(a)及び(b)は、チョッパークロックの位相がφ1、φ2の2値の間で切り替わるたびに、ホール素子をバイアスする駆動電流の向きを、それぞれ、0度と90度と切り替えるときのホール起電力検出を説明した図で、図1(a)は、チョッパークロックの位相がφ1でホール素子の駆動方向が0度のとき、図1(b)は、チョッパークロックの位相がφ2でホール素子を駆動方向が90度のときを示している。なお、ホール素子は、4つの抵抗からなる4端子の素子としてモデル化されており、定電流駆動されている。
このようにして、ホール素子のSpinning current法により、チョッパークロックの周波数f_chopに周波数変調されたホール起電力信号Vsig(B)に対しては、ホール起電力信号検出回路の後段で、チョッパークロックを用いた復調操作が行われる。この復調操作の結果、ホール起電力信号検出回路の出力信号における信号スペクトルは、図7のようになる。そこで、図7の信号スペクトルから理解されるように、時間領域で見たホール起電力信号検出回路の出力信号の波形は、検出対象の磁界に対応したホール起電力信号Vsig(B)に加えて、ホール素子のオフセット電圧Vos(Hall)がチョッパークロックの周波数f_chopに周波数変調されて発生するRipple(リップル)が重畳した波形となる。
上述したように、フィードバックによって信号増幅後の出力信号におけるRippleの発生をキャンセルする方式のホール起電力信号検出回路に関しては、例えば、特許文献1のものがあるが、2値の値をとる出力信号における誤差信号(オフセット)の影響をキャンセルする回路方式としては、例えば、特許文献2のものがある。この特許文献2においては、Rippleの発生をキャンセルするためのフィードバック回路のなかで、AD変換器、デジタル回路、DA変換器を用いた回路構成が示されている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、磁気センサが動作している状態での故障検出が可能な自己診断機能を有する電流センサ及び信号処理回路を提供することにある。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記フィードバック回路は、前記信号増幅回路の前記出力信号に含まれるオフセット成分をキャンセルするように作用する適応制御によって前記オフセット成分を制御することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記選択回路は、前記フィードバック回路の初動動作時に前記動作値記憶部の出力を前記オフセット成分として設定し、初動動作後に前記オフセット成分出力回路の出力を前記オフセット成分として設定することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項2乃至7のいずれかに記載の発明において、前記信号増幅回路は、前記信号成分が直流を含む低周波成分に、前記オフセット成分がチョッパークロックに同期したリップル成分に変調された出力信号を出力することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項8,9又は10に記載の発明において、前記オフセット成分出力回路は、前記信号増幅回路の出力を前記チョッパークロックの周期で同期検波することでオフセット成分を取り出すことを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記基準信号記憶部に記憶された値は、前記オフセット成分を予め測定して得られる値であることを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項12又は13に記載の発明において、前記基準信号記憶部が、OTPROM又はEEPROMであることを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明は、請求項1乃至15のいずれかに記載の発明において、前記エラー信号生成回路は、前記オフセット成分出力回路が出力する前記オフセット成分と、前記基準信号と、の比較結果に基づいて、エラー信号を生成することを特徴とする。
また、請求項18に記載の発明は、請求項1乃至17のいずれかに記載の発明において、前記エラー信号生成回路は、前記オフセット成分出力回路が出力する前記オフセット成分が示す値と、前記基準信号が示す値との比較を上限値と下限値とを用いて比較し、該比較結果に比較結果に基づいて、エラー信号を生成することを特徴とする。
また、信号成分とオフセット成分の何れか一方が直流を含む低周波成分に、他方がチョッパークロックに同期したリップル成分に変調するので、フィルタなどの所望の手段でオフセット成分を取り出すことができる。
本発明の自己診断機能を有する電流センサは、信号成分とオフセット成分を含むホール素子101の出力信号からオフセット成分を取り出すオフセット成分出力回路102と、基準信号を出力する基準信号発生部103と、オフセット成分出力回路102が出力するオフセット成分と基準信号とに基づいてエラー信号を生成するエラー信号生成回路104とを備えている。
また、オフセット成分出力回路102は、ホール素子101の出力を増幅し、信号成分とオフセット成分の何れか一方が直流を含む低周波成分に、他方がチョッパークロックに同期したリップル成分に変調された出力信号を出力する信号増幅回路106と、オフセット成分推定部107とを備え、この信号増幅回路106の出力からオフセット成分を取り出すように構成されている。
また、信号増幅回路106は、信号成分が直流を含む低周波成分に、オフセット成分がチョッパークロックに同期したリップル成分に変調された出力信号を出力するものである。
また、オフセット成分出力回路102は、信号増幅回路106の出力をチョッパークロックの周期で同期検波することでオフセット成分を取り出すように構成されている。
このような構成により、信号増幅回路106の出力をチョッパークロックの周期で同期検波することでオフセット成分を取り出すことができる。
また、信号増幅回路106は、チョッパークロックによって変調された信号成分と、DCオフセット成分から成る入力信号とを、トランスコンダクタンス素子による電流信号への変換を経て、信号増幅して出力電圧信号を得るもので、この信号増幅回路106は、信号成分が直流を含む低周波成分に、オフセット成分がチョッパークロックに同期したリップル成分に変調された出力信号を出力するものである。
このような構成により、トランスコンダクタンス素子により電流信号に変換することで、信号増幅回路の出力に含まれるオフセット成分を電流量の足し引きで制御することが可能となり、簡単な回路構成で信号増幅回路の出力信号に含まれるオフセット成分をキャンセルすることができる。
チョッパークロック生成回路14は、第1のスイッチ回路12を周期的に駆動するチョッパークロックを生成するものである。また、信号増幅回路106は、第1のスイッチ回路12からの出力電圧信号を増幅するものである。また、オフセット成分推定部107は、MビットAD変換器153と、デジタル積分器154とを備えている。
このような構成により、オフセット成分出力回路が取り出したオフセット成分を自己診断に用いるとともに、オフセット成分をキャンセルするための適応制御にも適用できる。
このような構成により、トランスコンダクタンス素子により電流信号に変換することで、信号増幅回路の出力に含まれるオフセット成分を電流量の足し引きで制御することが可能となり、簡単な回路構成で信号増幅回路の出力信号に含まれるオフセット成分をキャンセルすることができる。
このような構成により、動作値記憶部で記憶された値を基にフィードバック回路を動作させる動作させることで、電源投入直後のスタートアップ時間を短縮することが出来る。
また、オフセット成分出力回路102が出力するオフセット成分に基づき、動作値記憶部103に記憶された値を更新する動作値更新部(図示せず)を備える。
このような構成により、オフセット成分出力回路が出力するオフセット成分に基づき、動作値記憶部に記憶された値を更新することで、動作値記憶部で記憶された値を実際の使用環境に応じて設定することができ、電源投入直後のスタートアップ時間をより短縮することが可能となる。
このような構成により、メモリに記憶された値にオフセット成分を予め測定して得られる値を用いることで、精度よく自己診断を行うことが可能となる。
このような構成により、オフセット成分出力回路102が出力するオフセット成分に基づき、メモリ103に記憶された値を更新するので、基準信号の値を実際の使用環境に応じて設定することが可能となる。
フィードバック回路105は、信号増幅回路106の出力電圧信号からチョッパークロックに同期した信号成分を同期検波して検出し、同期検波の結果として得られるDC信号を、サーボ変数としてNビットレジスタ157に格納し、信号増幅回路106において、電流信号にフィードバックするものである。
また、エラー信号生成回路104は、メモリ103に記憶された値とフィードバック回路105の適応制御によって決定される値との間で比較してエラー信号を生成するものである。具体的には、このエラー信号生成回路104は、メモリ103に記憶された値とフィードバック回路105の適応制御によって決定されるサーボ変数の値との間での比較操作の結果に基づいてエラー信号を発行するものである。
また、選択回路156は、メモリ103に記憶された値とフィードバック回路105の適応制御によって決定されるサーボ変数の値との間でNビットレジスタに格納する値を選択するものである。
以上は、Spinning current法を行うホール素子に関して、本発明に係る故障診断機能を有する電流センサについて、図6を用いて概要説明を行ったが、この電流センサは、信号処理回路として利用することができる。以下では、図6に基づいて信号処理回路の動作について詳細な説明を行う。
このような構成により、センサ出力信号の信号処理の過程で抽出されるセンサ出力信号のオフセット成分を用いているので、特別な構成を用いることなく、自己診断を行うことができる。
図6に示した故障診断機能を有する信号処理回路においては、出力電圧Voutから抵抗R1,R2を使ったフィードバックが用意されており、ここで、基準電圧Vrefを0とすれば、数式3に示したように、出力電圧Voutからのフィードバック電圧Vfbが生成される。
図6に示した故障診断機能を有する信号処理回路においては、トランジスタの差動対(Gm,1)131からの出力電流I1とトランジスタの差動対(Gm,2)133からの出力電流I2の和がゼロになるようにフィードバックが働くことになる。したがって、I1+I2=0として、図6に示した故障診断機能を有する信号処理回路の出力電圧Voutを計算すると、数式5が得られる。
そこで、Ripple状のノイズの発生を抑止する目的で、図6に示した故障診断機能を有する信号処理回路においては、ホール起電力信号を信号増幅する信号増幅回路の出力信号Voutから、信号増幅回路において電流I1と電流I2を加算する回路ノードに向けたフィードバック回路105が用意されている。
このフィードバック回路105は、Nビットレジスタ157、NビットDA変換器158、トランジスタの差動対(Gm,3)159から構成されている。
以下では、図6に示した故障診断機能を有する信号処理回路のなかのフィードバック回路105について詳細に説明する。
チョッパークロックカウンタ151は、2相の値(φ1、φ2)を取るチョッパークロックをカウントして、カウンタ値iを生成する回路である。
図6に示したフィードバック回路に含まれる各回路ブロックは、以下に説明する様に機能することにより、信号増幅器の出力信号において発生するRipple状のノイズの発生をキャンセルする適応制御(サーボ動作)を実現する。
デジタル積分器154は、チョッパークロックカウンタ151がカウント動作を行いカウンタ値iがカウントアップする度に、Mビットデジタル信号ADC(Vdiff)に対する積分操作を行い、Nビットのデジタル積分器154の出力信号Xint(i)を更新する。
NビットDA変換器158は、Nビットのサーボ変数の値X(i)をアナログ電圧信号Vintに変換する。
このように、フィードバック回路105は、信号増幅回路106にフィードバックする値を、メモリに記憶された値Xmem、またはフィードバック回路105の適応制御(サーボ動作)により決定される値(これは、デジタル積分器の出力Xint(i))の間から選択して、フィードバック動作を行う。
1)信号増幅回路の出力におけるRippleの発生をキャンセルするためのフィードバック回路のサーボ変数X(i)として、メモリに記憶された値Xmemとデジタル積分器の出力信号Xint(i)のうちの一方を選択するための選択回路を備えている。
CMOS半導体チップのなかで、ホール素子がNウェルとして形成される場合、Nウェルの抵抗値は、一般に、温度とともに上昇する。そこで、CMOS半導体チップのなかで、Nウェルとして形成されたホール素子のオフセットについては、図1に示した抵抗ブリッジを用いたホール素子のモデルから想像されるように、温度が上昇するとともに、一般に、オフセット値も上昇する。
次に、本発明における最も特徴的な適応制御(サーボ動作)のなかでの故障の自己診断について以下に説明する。
本発明に係る故障診断機能を有する信号処理回路を備えた磁気センサについては、製品出荷時にキャリブレーションを行ったときの環境条件と磁気センサが使用されるときの環境条件の間の違いに起因して発生するオフセットの変動分を、フィードバック回路の適応制御(サーボ動作)によってリアルタイムに補正する機能を持っているため、この機能を磁気センサの故障についての自己診断の目的に利用することができる。
図9(a)乃至(d)は、サーボ変数X(i)の収束後の値がXmem±Xadjの範囲に含まれる場合のサーボ変数X(i)の動作を説明した図であり、この場合には、エラー信号が出力されない。図10(a)乃至(d)は、サーボ変数X(i)の収束後の値がXmem±Xadjの範囲に含まれない場合のサーボ変数X(i)の動作を説明した図であり、この場合には、エラー信号が出力される。
また、ここで、図6を見て解るように、本発明に係る故障診断機能を有する信号処理回路において、故障の自己診断機能を実現するために追加された回路は、サーボ変数X(i)の値とメモリに記憶されたXmemの値の間の差異をモニタするための比較操作を行う簡単なデジタル回路だけとなるので、本発明の信号処理回路は、極めて低コストで故障の自己診断を実現し、高い信頼性を持つ磁気センサの実現にとって有効な回路構成である。
したがって、本発明に係る故障診断機能を有する信号処理回路は、インバータのスイッチング電流を検出する目的で使用される電流センサをはじめとした、ホール素子を用いた磁気センサにおいて高い信頼性を実現することが可能となる。
電源が投入されて、本発明の信号処理回路がスタートアップ動作を開始するとき、以下の動作が実行される。
次に、ステップ3において、サーボ変数X(i)の値が更新されるたびに、FLAG_CONVの値を確認して、条件分岐を行う。FLAG_CONVの値が、収束が完了したことを示す値1になっていれば、収束がタイムアウトしているかどうかを確認するステップS4、ステップS5、ステップS6の動作は実行されず、ステップS3の次の動作ステップはステップS7となる。ここで、FLAG_CONVの値が、収束が未完了であることを示す値0になっていれば、ステップS3の次の動作はステップS4となる。
次に、ステップS4において、チョッパークロックカウンタの値iが予め定められた値MAX_COUNTを超えた場合には、スタートアップ動作における収束がタイムアウトしたと判断して、本発明の信号処理回路は、外部に向けてエラー信号を発行する。(ステップS4からステップS9に移行)
次に、ステップS5においては、スタートアップ時の収束の判定を行う。この判定方法の一例として、チョッパークロックカウンタの値について、カウンタ値がiのときのサーボ変数の値X(i)とカウンタ値がi−1のときのサーボ変数の値X(i−1)との間の差をもとに判定を行うことが可能である。具体的には、数式15に示すように、予め定められたしきい値Xconvに対して、|X(i)−X(i−1)|がしきい値Xconv以下になったかどうかを判定基準とすることが出来る。
次に、ステップS7においては、収束後のフィードバック回路のサーボ変数X(i)の値が予め定められた許容範囲に入っているかどうかを確認し、条件分岐を行う。
上述した動作のなかで異常が検出されたかどうかにかかわらず、本発明の信号処理回路は磁気センサとしての磁界信号を検出するセンサ動作を継続的に実行する。(ステップS8からステップS2への移行、ならびに、ステップS9からステップS2への移行)
12 第1のスイッチ回路
14 チョッパークロック発生回路
100 電流センサ
101 ホール素子
102 オフセット成分出力回路
103 基準信号発生部(兼動作値記憶部;メモリ)
104 エラー信号生成回路
105 フィードバック回路
106 信号増幅回路
107 オフセット成分推定部
131 第1のトランジスタの差動対(Gm,1)
132 第2のスイッチ回路
133 第2のトランジスタの差動対(Gm,2)
134 第3のスイッチ回路
135 第4のトランジスタの差動対(Gm,out)
151 チョッパークロックカウンタ
153 MビットAD変換器
154 デジタル積分器
156 選択回路
157 Nビットレジスタ
158 NビットDA変換器
159 第3のトランジスタの差動対(Gm,3)
Claims (19)
- 信号成分とオフセット成分を含むホール素子の出力信号から、周波数変調により前記信号成分と前記オフセット成分とを分離し、前記オフセット成分を取り出すオフセット成分出力回路と、
基準信号を出力する基準信号出力部と、
前記オフセット成分出力回路が出力する前記オフセット成分と前記基準信号とに基づいてエラー信号を生成するエラー信号生成回路と
を備えたことを特徴とする自己診断機能を有する電流センサ。 - 前記オフセット成分出力回路は、ホール素子の出力を増幅し、前記信号成分と前記オフセット成分の何れか一方が直流を含む低周波成分に、他方がチョッパークロックに同期したリップル成分に変調された出力信号を出力する信号増幅回路とを備え、該信号増幅回路の出力からオフセット成分を取り出すことを特徴とする請求項1に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記オフセット成分を受け取り、該オフセット成分を前記信号増幅回路にフィードバックするフィードバック回路を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記フィードバック回路は、前記信号増幅回路の前記出力信号に含まれるオフセット成分をキャンセルするように作用する適応制御によって前記オフセット成分を制御することを特徴とする請求項3に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記フィードバック回路を動作させるための値が記憶された動作値記憶部を備え、前記フィードバック回路は、前記オフセット成分出力回路の出力と前記動作値記憶部の出力の一方を前記オフセット成分として設定する選択回路を備えていることを特徴とする請求項3又は4に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記選択回路は、前記フィードバック回路の初動動作時に前記動作値記憶部の出力を前記オフセット成分として設定し、初動動作後に前記オフセット成分出力回路の出力を前記オフセット成分として設定することを特徴とする請求項5に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記オフセット成分出力回路が出力する前記オフセット成分に基づき、前記動作値記憶部に記憶された値を更新する動作値更新部を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記信号増幅回路は、前記信号成分が直流を含む低周波成分に、前記オフセット成分がチョッパークロックに同期したリップル成分に変調された出力信号を出力することを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記信号増幅回路は、前記オフセット成分が直流を含む低周波成分に、前記信号成分がチョッパークロックに同期したリップル成分に変調された信号をトランスコンダクタンス素子により電流信号に変換して信号増幅し、該得られた信号を前記チョッパークロックの周期で変調することで、前記信号成分が直流を含む低周波成分に、前記オフセット成分がチョッパークロックに同期したリップル成分に変調された出力信号を出力することを特徴とする請求項8に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記オフセット成分を受け取り、該オフセット成分を前記信号増幅回路にフィードバックするフィードバック回路を備え、該フィードバック回路は、前記オフセット成分をトランスコンダクタンス素子により電流信号に変換して信号増幅し、前記信号増幅回路にフィードバックすることを特徴とする請求項9に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記オフセット成分出力回路は、前記信号増幅回路の出力を前記チョッパークロックの周期で同期検波することでオフセット成分を取り出すことを特徴とする請求項8,9又は10に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記基準信号出力部は、基準信号記憶部を備え、前記基準信号記憶部に記憶された値に基づき基準信号を出力することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記基準信号記憶部に記憶された値は、前記オフセット成分を予め測定して得られる値であることを特徴とする請求項12に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記基準信号記憶部が、OTPROM又はEEPROMであることを特徴とする請求項12又は13に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記オフセット成分出力回路が出力する前記オフセット成分に基づき、前記基準信号記憶部に記憶された値を更新する基準信号更新部を備えることを特徴とする請求項12,13又は14に記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記エラー信号生成回路は、前記オフセット成分出力回路が出力する前記オフセット成分と、前記基準信号と、の比較結果に基づいて、エラー信号を生成することを特徴とする1乃至15のいずれかに記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記エラー信号生成回路は、前記オフセット成分出力回路が出力する前記オフセット成分が示す値と、前記基準信号が示す値との比又は差に基づいてエラー信号を生成することを特徴とする1乃至16のいずれかに記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 前記エラー信号生成回路は、前記オフセット成分出力回路が出力する前記オフセット成分が示す値と、前記基準信号が示す値との比較を上限値と下限値とを用いて比較し、該比較結果に比較結果に基づいて、エラー信号を生成することを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の自己診断機能を有する電流センサ。
- 信号成分とオフセット成分を含む信号から、周波数変調により前記信号成分と前記オフセット成分とを分離し、前記オフセット成分を取り出すオフセット成分出力回路と、
基準信号を出力する基準信号出力部と、
前記オフセット成分出力回路が出力する前記オフセット成分と前記基準信号とに基づいてエラー信号を生成するエラー信号生成回路と
を備えたことを特徴とする自己診断機能を有する信号処理回路。
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