JP5627691B2 - 準安定性強化格納回路のための装置および関連する方法 - Google Patents

準安定性強化格納回路のための装置および関連する方法 Download PDF

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Description

発明者:Bruce B.PedersenおよびSivarman Chokkalingam
(技術分野)
開示される概念は、概して、格納回路に関し、より具体的には、準安定性強化(metastability−hardened)格納回路のための装置および関連する方法に関する。
(背景)
マイクロエレクトロニクスにおける進歩は、集積回路(IC)のトランジスタ密度をますます増加させることを可能にした。進歩したICは、何百万ものトランジスタを含み得る。相対的に多くのトランジスタは、回路設計者が相対的に多くの機能を統合することを可能にする。
非特許文献1は、低電圧同期化アプリケーションのためのラッチを記載している。
J.Zhouら、「A Robust Synchronizer」、Proceedings of the IEEE Computer Society Annual Symposium on VLSI (ISVLSI’06)、pp.442−443、2006年3月
チップの設計は、速度、電力散逸、および費用のような競合する要因または考慮を伴う。相補型金属酸化物半導体(CMOS)のような製造技術の進歩は、電力供給電圧、閾値電圧、およびカレントドライブ能力のようなさまざまなパラメータのスケーリングという結果になる。
(概要)
開示される概念は、概して、ラッチおよびフリップフロップのような格納回路に関する。より具体的には、準安定性強化格納回路のための装置および方法に関する。1つの例示的実施形態において、準安定性強化格納回路は、反転回路(または、代替的に、非反転回路)を含む。反転回路(または非反転回路)は、一対の物理入力に分割される論理入力を有している。
別の例示的実施形態において、準安定性強化格納回路は、反転回路(または、代替的に、非反転回路)を含む。反転回路(または非反転回路)は、一対の物理出力に分割される論理出力を有している。
さらに別の例示的実施形態において、集積回路(IC)は、論理入力および論理出力を有している回路を含む。論理出力は、高バイアス物理出力と低バイアス物理出力とに分割される。回路の遷移または準安定な状態中には、高バイアス物理出力の出力電圧は、低バイアス物理出力の出力電圧よりも高い。
さらに別の例示的実施形態において、電子回路における格納回路の準安定性強化方法は、反転回路(または、代替的に、非反転回路)の論理入力を分割することを含む。より具体的には、論理入力は、一対の物理入力に分割される。
添付の図面は、例示的実施形態のみを例示しており、そのため、その範囲を限定していると考えられるべきではない。本開示の利益を有する当業者は、開示される概念が他の等しく効果的な実施形態に資することを認識する。図面において、2つ以上の図面において用いられる同じ数字指定は、同一、類似、または同等の機能性、構成要素またはブロックを示す。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
第一の反転回路を含む準安定性強化格納回路であって、該第一の反転回路は、一対の物理入力に分割される論理入力を有している、準安定性強化格納回路。
(項目2)
上記準安定性強化格納回路は、ラッチを含む、項目1に記載の準安定性強化格納回路。(項目3)
上記第一の反転回路は、少なくとも一対の入力を有しているゲートを含む、項目1に記載の準安定性強化格納回路。
(項目4)
上記第一の反転回路は、インバーターを含む、項目1に記載の準安定性強化格納回路。(項目5)
上記第一の反転回路は、一対の物理出力に分割される論理出力をさらに含む、項目1に記載の準安定性強化格納回路。
(項目6)
上記準安定性強化格納回路は、ラッチを含む、項目2に記載の準安定性強化格納回路。(項目7)
上記第一の反転回路に結合されている第二の反転回路をさらに含み、該第二の反転回路は、一対の物理入力に分割される論理入力を有している、項目1に記載の準安定性強化格納回路。
(項目8)
上記第二の反転回路は、一対の物理出力に分割される論理出力をさらに含む、項目7に記載の準安定性強化格納回路。
(項目9)
上記第二の反転回路は、ラッチを含む、項目7に記載の準安定性強化格納回路。
(項目10)
上記第一の反転回路に結合されている第二の反転回路をさらに含み、該第二の反転回路は、一対の物理出力に分割される論理出力を有している、項目1に記載の準安定性強化格納回路。
(項目11)
上記第二の反転回路は、一対の物理入力に分割される論理入力をさらに含む、項目10に記載の準安定性強化格納回路。
(項目12)
上記第二の反転回路は、ラッチを含む、項目10に記載の準安定性強化格納回路。
(項目13)
第一の反転回路を含む準安定性強化格納回路であって、該第一の反転回路は、一対の物理出力に分割される論理出力を有している、準安定性強化格納回路。
(項目14)
上記準安定性強化格納回路は、ラッチを含む、項目13に記載の準安定性強化格納回路。
(項目15)
上記第一の反転回路は、少なくとも一対の入力を有しているゲートを含む、項目13に記載の準安定性強化格納回路。
(項目16)
上記第一の反転回路は、インバーターを含む、項目13に記載の準安定性強化格納回路。
(項目17)
上記第一の格納回路は、一対の物理入力に分割される論理入力をさらに含む、項目13に記載の準安定性強化格納回路。
(項目18)
上記準安定性強化格納回路は、ラッチを含む、項目17に記載の準安定性強化格納回路。
(項目19)
上記第一の反転回路に結合されている第二の反転回路をさらに含み、該第二の反転回路は、一対の物理入力に分割される論理入力を有している、項目13に記載の準安定性強化格納回路。
(項目20)
上記第二の反転回路は、一対の物理出力に分割される論理出力をさらに含む、項目19に記載の準安定性強化格納回路。
(項目21)
上記第二の反転回路は、ラッチを含む、項目19に記載の準安定性強化格納回路。
(項目22)
上記第一の反転回路に結合されている第二の反転回路をさらに含み、該第二の反転回路は、一対の物理出力に分割される論理出力を有している、項目13に記載の準安定性強化格納回路。
(項目23)
上記第二の反転回路は、一対の物理入力に分割される論理入力をさらに含む、項目22に記載の準安定性強化格納回路。
(項目24)
上記第二の反転回路は、ラッチを含む、項目22に記載の準安定性強化格納回路。
(項目25)
電子回路における格納回路の準安定性強化方法であって、該方法は、該格納回路における第一の反転回路の論理入力を一対の物理入力に分割することを含む、方法。
(項目26)
上記第一の反転回路の論理出力を一対の物理出力に分割することをさらに含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
上記格納回路における第二の反転回路の論理入力を一対の物理入力に分割することをさらに含む、項目25に記載の方法。
(項目28)
上記第二の反転回路の論理出力を一対の物理出力に分割することをさらに含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
上記格納回路は、ラッチを含む、項目25に記載の方法。
(項目30)
上記格納回路は、ラッチを含む、項目27に記載の方法。
(項目31)
上記格納回路は、フリップフロップを含む、項目27に記載の方法。
(項目32)
第一の論理入力および第一の論理出力を有している第一の回路を備えている集積回路(IC)であって、該第一の論理出力は、第一の高バイアス物理出力および第一の低バイアス物理出力に分割され、該第一の回路の準安定な状態中に、該第一の高バイアス物理出力の出力電圧は、該第一の低バイアス物理出力の出力電圧よりも高い、集積回路(IC)。(項目33)
第二の論理入力および第二の論理出力を有している第二の集積回路をさらに含み、該第二の論理入力は、少なくとも1つのNMOSトランジスタに結合されている第一の高バイアス物理入力と、少なくとも1つのPMOSトランジスタに結合されている第一の低バイアス物理入力とに分割される、項目32に記載の集積回路(IC)。
(項目34)
上記第一および第二の回路は、準安定性強化格納回路を形成し、該第一の回路の第一の高バイアス出力は、該第二の回路の第一の高バイアス入力に結合されており、該第一の回路の第一の低バイアス出力は、該第二の回路の第一の低バイアス入力に結合されている、項目33に記載の集積回路(IC)。
(項目35)
上記第二の論理出力は、第二の高バイアス物理出力および第二の低バイアス物理出力に分割され、上記第二の回路の準安定な状態中に、該第二の高バイアス物理出力の出力電圧は、該第二の低バイアス物理出力の出力電圧よりも高い、項目33に記載の集積回路(IC)。
(項目36)
上記第一の回路の第一の高バイアス物理出力は、該第一の回路の第二の高バイアス物理入力に結合されており、該第一の回路の第一の低バイアス物理出力は、該第一の回路の第二の低バイアス物理入力に結合されている、項目35に記載の集積回路(IC)。
(項目37)
上記第二の回路の第一の高バイアス物理出力は、上記第一の回路の第二の高バイアス物理入力に結合されており、該第一の回路の第一の低バイアス物理出力は、該第一の回路の第二の低バイアス物理入力に結合されている、項目36に記載の集積回路(IC)。
(項目38)
上記第一の論理出力は、上記第一の論理入力の反転関数を含む、項目32に記載の集積回路(IC)。
(項目39)
上記第二の論理出力は、上記第二の論理入力の反転関数を含む、項目33に記載の集積回路(IC)。
図1は、例示的実施形態に従う準安定性強化格納回路を例示する。 図2Aは、従来のインバーターを描写する。 図2Bは、従来のインバーターのCMOS実装を描写する。 図3は、例示的実施形態に従う分割された入力および/または出力を有しているインバーターを示す。 図4は、例示的実施形態に従う分割された入力および/または出力を有しているインバーターを示す。 図5は、例示的実施形態に従う分割された入力および/または出力を有しているインバーターを示す。 図6は、例示的実施形態に従う分割された入力および/または出力を有しているインバーターを示す。 図7Aは、従来のNANDゲートを例示する。 図7Bは、従来のNANDゲートのCMOS実装を例示する。 図8Aは、例示的実施形態に従う分割された入力を有しているNANDゲートを示す。 図8Bは、例示的実施形態に従う分割された入力を有しているNANDゲートのCMOS実装を示す。 図9Aは、例示的実施形態に従う分割された入力および分割された出力を有しているNANDゲートを例示する。 図9Bは、例示的実施形態に従う分割された入力と分割された出力とを有しているNANDゲートのCMOS実装を例示する。 図10Aは、従来のラッチを描写する。 図10Bは、従来のラッチのCMOS実装を描写する。 図11Aは、例示的実施形態に従うラッチを示す。 図11Bは、例示的実施形態に従うラッチのCMOS実装を示す。 図12は、従来のフリップフロップを例示する。 図13は、例示的実施形態に従うフリップフロップを描写する。 図14は、別の例示的実施形態に従うフリップフロップを示す。 図15は、例示的実施形態に従う図14のフリップフロップの例示的CMOS実装を例示する。 図16は、別の例示的実施形態に従うフリップフロップを描写する。
(詳細な説明)
開示される概念は、概して、ラッチおよびフリップフロップのような格納回路に関する。より具体的には、開示される概念は、例えば、ラッチおよびフリップフロップのような準安定性強化格納回路のための装置および方法を提供する。
例示的実施形態において、開示される格納回路は、概念的に、準安定性硬度を実現するために追加入力を有している回路および/または追加出力を有している回路を用いる。追加入力を有している回路は、反転回路を構成し得る。同様に、追加入力を有している回路は、反転回路(または素子またはセル)を構成し得る。
例示的実施形態において、準安定性強化格納回路は、カスケード結合された一対の反転回路を含む。反転回路のうちの1つは、追加出力を含む。反転回路のうちの別の反転回路は、追加出力を含む。第二の反転回路の(追加出力を含む)出力を第一の反転回路の(追加入力を含む)入力に結合することによって、準安定性強化格納回路を実装し得る。
格納回路内の回路の論理入力を一対の物理入力に分割することによって、追加入力が提供され得る。入力のうちの1つであるn型金属酸化物半導体(NMOS)入力は、主に回路内のNMOSトランジスタ(例えば、インバーターにおけるNMOSトランジスタ)をフィードする。他方の入力であるp型金属酸化物半導体(PMOS)入力は、主に回路内のPMOSトランジスタ(例えば、インバーターにおけるPMOSトランジスタ)をフィードする。
例えば、インバーターの入力、もしくはAND、NANDまたはNORゲートの入力は2つの入力に分割され得る。同様に、例示として、インバーター、ANDゲート、NANDゲートまたはNORゲートの出力は2つの出力に分割され得る。
同様に、格納回路内の回路の論理出力を、一対の物理出力である(回路の他の出力に対して)低バイアス出力と(回路の他の出力に対して)高バイアス出力とに分割することによって、追加出力が提供され得る。一般的に、格納回路内の回路が準安定な状態にあるか、または準安定な状態に近い場合には、高バイアス出力の出力電圧は、低バイアス出力の出力電圧よりも高い。
図1は、例示的実施形態に従う準安定性強化格納回路10を例示する。格納回路10は、交差結合された反転回路12および14を含む。反転回路12および14は、ラッチを形成する。反転回路12および14を実装するのに適切な反転回路の例は、開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、インバーター、(少なくとも1つの入力に対する論理反転を提供する)NANDゲート、(少なくとも1つ入力に対する論理反転を提供する)NORゲートなどを含む。
その実際の実装に関係なく、反転回路12は、出力において、反転回路12の入力に適用された信号の論理補数を生成する。同様に、反転回路14は、出力において、反転回路14の入力に適用された信号の論理補数を生成する。
反転回路12および14は、必要に応じて、開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、1つ以上の論理素子または回路を含み得ることに注意されたい。反転回路12および/または反転回路14は、単一のゲート(または論理素子または回路)を含み得る。1つの例として、反転回路12および/または反転回路14は、インバーターを含み得る。
反対に、いくつかの実施形態において、反転回路12および/または反転回路14は、単一のゲートを含むというよりも、むしろ複数のゲート(または論理素子または回路)を含み得る。例は、開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、インバーターに結合されているANDゲート、インバーターに結合されているORゲートなどを含む。
反転回路12は、1つ以上のPMOSトランジスタ12Aのセット、および1つ以上のNMOSトランジスタ12Bのセットを含む。同様に、反転回路14は、1つ以上のPMOSトランジスタ14Aのセット、および1つ以上のNMOSトランジスタ14Bのセットを含む。
反転回路12は追加入力を有している。より具体的には、反転回路12は、論理入力Aを物理入力A1およびA2へ分割させる。反対に、反転回路14は、追加出力を有している。したがって、反転回路14は、論理出力Bを物理出力B1およびB2へ分割させる。
反転回路14の分割された出力は、反転回路12の分割された入力に結合する。そのため、反転回路14の出力B1は、反転回路12の入力A1に結合する。同様に、反転回路14の出力B2は、反転回路12の入力B2に結合する。
必要に応じて、反転回路12の出力が分割され得ることに注意されたい。さらに、必要応じて、反転回路14の入力も分割され得る。したがって、必要に応じて、反転回路12の分割された出力は、反転回路14の分割された入力に結合され得る。
必要に応じて、2つ以上の追加入力(分割された入力)が反転回路12および14のうちの1つまたは両方に提供され得ることに注意されたい。さらに、必要に応じて、2つ以上の追加出力(分割された出力)が反転回路12および14のうちの1つまたは両方に提供され得る。
1つ以上の入力および/または1つ以上の出力を分割することによって、反転回路12および/または反転回路14のドライブ強度および利得が改善され得る。改善されたドライブ強度は、反転回路12および/または反転回路14の準安定性高度を改善するのを助ける。
より具体的には、追加入力が、その追加入力を(回路の他の入力に対して)低バイアス入力と(回路の他の入力に対して)高バイアス入力とに分割することによって、反転回路12および/または反転回路14に提供され得る。同じように、追加出力は、その追加出力を(回路の他の出力に対して)低バイアス出力と(回路の他の出力に対して)高バイアス出力とに分割することによって、反転回路12および/または反転回路14に提供され得る。反転回路(例えば、反転回路12または反転回路14)が準安定な状態にあるか、または準安定な状態に近い場合には、高バイアス出力の出力電圧は、低バイアス出力の出力電圧よりも高い。
高バイアス出力は、NMOSトランジスタ12Bおよび14Bをそれぞれ駆動させる反転回路12および/または反転回路14の入力に結合する。低バイアス出力は、PMOSトランジスタ12Aおよび14Aをそれぞれ駆動させる反転回路12および/または反転回路14の入力に結合する。この構成は、反転回路12および14を含むNMOSおよびPMOSトランジスタのゲート電圧を増加させる。
結果として、PMOSおよびNMOSデバイスのドライブ強度および利得が増加し、したがって、格納回路10の準安定性時間を減少させる。別の言い方をすれば、格納回路10の準安定性硬度が改善する。
注意したように、さまざまな反転回路の1つ以上の入力および/または1つ以上の出力が分割され得る。1つ例は、インバーターを構成する。
図2Aおよび図2Bは、それぞれ、従来のインバーター20と、その相補型金属酸化物半導体(CMOS)実装を示す。図2Aおよび図2Bにおけるインバーターの回路と動作との詳細は、当業者の知識内である。当業者が理解するように、インバーター20は、単一の物理入力および単一の物理出力を含む。
開示される概念に従ういくつかの例示的実施形態において、準安定性強化格納回路を実装するために、インバーターの入力および/または出力が分割され得る。図3〜6は、例示的実施形態に従う例を提供する。
図3Aは、分割された出力を有しているインバーター22を示す。より具体的には、インバーター22は、論理出力を「Out−」(低バイアス)および「Out+」(高バイアス)とラベルが付された2つの物理出力に分割させる。
図3Bは、図3Aにおいて示されたインバーターのCMOS実装を示す。開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、インバーター22はさまざまな方法によって実装され得、図3Bは、例示的実装を示しているに過ぎない。
インバーター22の実装は、2つのインバーター22Aおよび22Bを含むことに注意されたい。さらに、インバーター22AにおけるNMOSトランジスタは、PMOSトランジスタの2倍(または他の所望の倍数)のサイズを有しているが、インバーター22BにおけるPMOSトランジスタは、NMOSトランジスタの2倍(または他の所望の倍数)のサイズを有している。
物理インバーターのうちの1つ(例えば、インバーター22B)は、高バイアス出力を駆動させ、第二の物理インバーター(例えば、インバーター22A)は、インバーター22の低バイアス出力を駆動させる。上で注意したように、インバーター22が準安定な状態にあるか、または準安定な状態に近い場合には、高バイアス出力の出力電圧は、低バイアス出力の出力電圧よりも高い。
別の言い方をすれば、高バイアス出力「Out+」をフィードする物理インバーター22Bは、対応するNMOSデバイスの相対的に2倍の強度(2倍のカレントドライブ能力)を有しているPMOSデバイスを有している。同様に、低バイアス出力「Out−」をフィードする物理インバーター22Aは、対応するPMOSデバイスの相対的に2倍の強度を有しているNMOSデバイスを有している。
2つの物理インバーター(つまり、インバーター22Aおよび22B)は、第一の物理インバーターが第二の物理インバーターよりも高いスイッチング閾値を有するように実装される。2つの物理インバーターにおけるPMOSデバイスとNMOSデバイスとのドライブ強度を調節することによって、この目的は実現され得る。特に、第一の物理インバーターにおけるPMOSデバイス対NMOSデバイスの相対的な強度が、第二の物理インバーターにおけるPMOSデバイス対NMOSデバイスの相対的な強度よりも大きくなるように、インバーター22は設計され得る。
開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、インバーター22Aとインバーター22Bとのドライブ強度は、さまざまな方法によって調節され得る。例えば、トランジスタの閾値電圧を調節すること(例えば、ドーパント打込みレベルを変えること)、または他の標準的な製造技術(例えば、ゲート酸化物の厚さを変えること)によって、トランジスタの長さおよび/または幅が調節され得る。
図4A〜4Bは、別の例示的実施形態に従う分割された出力を有しているインバーターを例示する。図4Aは、分割された出力を有しているインバーター30を示す。インバーター30は、論理出力を「Out−」(低バイアス)および「Out+」(高バイアス)とラベルが付された2つの物理出力に分割させる。
図4Bは、図4Aにおいて示されたインバーターのCMOS実装を示す。図4Bにおいて示された実装は、相対的に高いレベルのオンダイ処理変形例を有しているCMOS処理に対して、個別のNMOSデバイスとPMOSデバイスとの相対的なドライブ強度を、信頼性を有して調節することができない場合があるという事実に対処する。図4Bにおいて示された構成を用いることによって、デバイスを相対的に高い精度で整合させる必要性を回避し得る。
開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、インバーター30はさまざまな方法によって実装され得る。図4Bは、例示的実装を示しているに過ぎない。
図4Bの例示的実装は、2つのPMOSデバイスおよび2つのNMOSデバイスを含み、図に示されるように結合されている。インバーター30が準安定なコンディションにある場合には、4つの全てのトランジスタがオンである。結果として、高バイアス出力の出力電圧は、低バイアス出力の電圧よりも高くなる。出力電圧の不整合は、インバーター30が準安定なコンディションで消費する時間の量を減らすのを助ける。
図5A〜5Bは、別の例示的実施形態に従う分割された出力を有しているインバーターを例示する。図5Aは、分割された出力を有しているインバーター34を示す。インバーター34は、論理出力を「Out−」(低バイアス)および「Out+」(高バイアス)とラベルが付された2つの物理出力に分割させる。
図5Bは、図5Aにおいて示されたインバーターのCMOS実装を示す。開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、インバーター34はさまざまな方法によって実装され得、図5Bは、例示的実装を示しているに過ぎない。
インバーター34の例示的実装(図5Bを参照されたい)は、抵抗器(または一般的には、抵抗回路または素子)36を含む。抵抗器36は、インバーター34におけるPMOSデバイスのドレインとNMOSデバイスのドレインとに結合されている。高バイアス出力「Out+」は、PMOSデバイスのドレインに結合されており、低バイアス出力「Out−」は、NMOSデバイスのドレインに結合されている。
インバーター34が準安定なコンディションにある場合には、NMOSデバイスとPMOSデバイスとの両方がオンであり、電流が抵抗器36を通り流れる。抵抗器36を通る電流の流れは、高バイアス出力の出力電圧を低バイアス出力の電圧よりも高くする。出力電圧の不整合は、インバーター34が準安定なコンディションで消費する時間の量を減らすのを助ける。
開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、抵抗器36は、必要に応じて、さまざまな方法によって実装され得る。例えば、抵抗器36は、抵抗器、1つ以上のダイオード、自身のゲートを回路接地(GND)に結んだ第二のPMOSデバイス、または自身のゲートを供給電圧(VDD)に結んだNMOSデバイスの組合わせとして実装され得る。
図6A〜6Bは、別の例示的実施形態に従う分割された出力を有しているインバーターを例示する。図6Aは、分割された出力を有しているインバーター40を示す。インバーター40は、論理出力を「Out−」(低バイアス)および「Out+」(高バイアス)とラベルが付された2つの物理出力に分割させる。
図6Bは、図6Aにおいて示されたインバーターのCMOS実装を示す。開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、インバーター40はさまざまな方法によって実装され得る。図6Bは、例示的実装を示しているに過ぎない。
インバーター40の例示的実装(図6Bを参照されたい)は、抵抗回路または素子36を含む。抵抗回路36は、インバーター40におけるPMOSデバイスのドレインとNMOSデバイスのドレインとに結合されている。高バイアス出力「Out+」は、PMOSデバイスのドレインに結合されており、低バイアス出力「Out−」は、NMOSデバイスのドレインに結合されている。
抵抗回路36は、NMOSトランジスタに並列で結合されているPMOSトランジスタを含む。NMOSトランジスタのゲートは、供給電圧(VDD)に結合し、PMOSのゲートは、回路接地(GND)に結合する。開示される概念の記載の利益を有する当業者は理解するが、抵抗回路36は、必要に応じて、さまざまな他の方法によって実装され得る。
図6Bを参照すると、インバーター40が準安定なコンディションにある場合には、インバーター40におけるすべてのトランジスタがオンであり、電流が抵抗回路36を通り流れる。図5Bにおける回路に類似して、抵抗回路36を通る電流の流れは、高バイアス出力の出力電圧を低バイアス出力の電圧よりも高くする。出力電圧の不整合は、インバーター40が準安定なコンディションで消費する時間の量を減らすのを助ける。
注意したように、NANDゲートは、反転回路として用いられ得る。図7Aおよび図7Bは、それぞれ、従来のNANDゲート45と、そのCMOS実装とを示す。図7Aおよび図7Bにおけるインバーターの回路と動作との詳細は、当業者の知識内である。当業者が理解するように、NANDゲート45は、2つの物理入力、および単一の物理出力を含む。
開示される概念に従ういくつかの例示的実施形態において、準安定性強化格納回路を実装するために、NANDゲートの入力および/または出力が分割され得る。図8〜9は、例示的実施形態に従う例を提供する。
図8Aは、例示的実施形態に従う、論理入力が2つの物理入力に分割されたNANDゲート50を例示する。図8Bは、例示的実施形態に従うNANDゲート50のCMOS実装を示す。開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、NANDゲート50はさまざまな方法によって実装され得、図8Bは、例示的実装を示しているに過ぎない。
図8Aを参照すると、NANDゲート50は、2つの論理入力AおよびBを有している。論理入力Aは、物理入力Aに対応する。しかし、論理入力Bは、分割された入力として(つまり、物理入力BおよびB+として)実装される。
図8Bを参照すると、(図8BにおいてNMOSトランジスタをフィードする)物理NMOS入力は、「+」のラベルが付され、(図8BにおいてPMOSトランジスタをフィードする)物理PMOS入力は、「−」のラベルが付される。「B+」および「B−」とラベルが付された物理信号は、分割された論理信号Bに対応する。
図9Aは、例示的実施形態に従う、論理入力が2つの物理入力に分割されたNANDゲート55を例示する。NANDゲート55の分割された入力は、NANDゲート50(図8A〜8Bを参照されたい)の分割された入力に類似する。
図9Aを参照すると、NANDゲート55は、2つの論理入力AおよびBを有している。論理入力Aは、物理入力Aに対応する。しかし、論理入力Bは、分割された入力として(つまり、物理入力B−およびB+として)実装される。
図9Bは、例示的実施形態に従うNANDゲート55のCMOS実装を示す。開示される概念の記載の利益を有する利益を有する当業者が理解するように、NANDゲート55はさまざまな方法によって実装され得、図9Bは、例示的実装を示しているに過ぎない。
(図9BにおいてNMOSトランジスタをフィードする)物理NMOS入力は、「+」のラベルが付され、(図9BにおいてPMOSトランジスタをフィードする)物理PMOS入力は、「−」のラベルが付される。「B+」および「B−」とラベルが付された物理信号は、分割された論理信号Bに対応する。
NANDゲート55は、また、分割された出力を有している。より具体的には、NANDゲート55の論理出力は、低バイアス出力(Out−)と高バイアス出力(Out+)との2つの物理出力に分割される。
図9Bを参照すると、NANDゲート55は、抵抗回路36を含む。示された例示的実施形態において、抵抗回路36は、NMOSトランジスタに並列で結合されているPMOSトランジスタを含む。NMOSトランジスタのゲートは、供給電圧(VDD)に結合し、PMOSのゲートは、回路接地(GND)に結合する。開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、抵抗回路36は、必要に応じて、さまざまな他の方法によって実装され得る。
図9Bを参照すると、NANDゲート55が準安定なコンディションにある場合には、NANDゲート55における全てのトランジスタがオンであり、電流が抵抗回路36を通り流れる。抵抗回路36を通る電流の流れは、高バイアス出力の出力電圧を低バイアス出力の電圧よりも高くする。出力電圧の不整合は、NANDゲート55が準安定なコンディションで消費する時間の量を減らすのを助ける。
さまざまな格納回路を実装するために、上に記載された分割入力および/または分割出力反転回路(インバーター、ゲート)が用いられ得る。例示的実施形態において、格納回路はラッチおよびフリップフロップを含む。
図10Aおよび図10Bは、それぞれ、従来のラッチ60、およびそのCMOS実装を描写する。図10Aおよび図10Bのラッチ回路と動作との詳細は、当業者の知識内である。当業者が理解するように、ラッチ60は、非分割(つまり、論理信号および物理信号が同じ電気ノードに接続する)物理入力および出力を含む。
一般的に、上に記載されたように、例示的実施形態に従う格納回路は、2つの反転回路(例えば、ゲート、インバーター)を含む。いくつかの実施形態において、2つの反転ゲートは、第一の反転回路の高バイアス出力が第二の反転回路のNMOS入力に物理的に結合されるように、交差結合されている。反対に、第一の反転回路の低バイアス出力は、第二の反転回路のPMOS入力に物理的に結合されている。
いくつかの実施形態において、反転回路の論理出力は、第二の反転回路の論理入力に論理的に結合されている。第一の反転回路の論理出力および/または第二の反転回路の論理出力は、また、2つの物理出力(つまり、高バイアス出力および低バイアス出力)に分割され得る。
いくつかの実施形態において、第一の反転回路の1つ以上の論理入力および/または第二の反転回路の1つ以上の論理入力も2つの物理入力(つまり、それぞれ、物理NMOS入力および物理PMOS入力)に分割され得る。その場合は、第一の反転回路の高バイアス出力は、第二の反転回路のNMOS入力に物理的に結合され得る。反対に、第一の反転回路の低バイアス出力は、第二の反転回路のPMOS入力に物理的に結合され得る。
いくつかの実施形態において、反転回路素子のうちのどちらかがその素子の出力を論理0または論理1のどちらかにさせ得るか、もしくは必要に応じて、他の入力のうちの1つ以上の関数などにさせ得る1つ以上の追加入力を有し得る。これらの追加入力は、開示される概念の記載の利益を有する当業者は理解するが、交差結合されたラッチをクリアまたはセット(またはプリセット)するために用いられ得る。
いくつかの実施形態において、ラッチの論理出力が分割され得る。この状況において、ラッチの物理出力は、第一の反転回路または第二の反転回路の高バイアス出力または低バイアス出力のどちらかに結合され得る。
例示的実施形態に従う準安定性強化ラッチにおいて、ラッチが準安定な状態にある場合には、第一の反転回路を通る交差結合されている反転経路のPMOSデバイスとNMOSデバイスとの両方は、(それらのデバイスをフィードする分割された入力間の電圧バイアス差に起因して)しっかりオンにされる。これらのデバイスを通る高電流および後続して高利得は、ラッチを相対的に迅速に、準安定な状態からはずさせる。
図11Aおよび図11Bは、それぞれ、例示的実施形態に従う準安定性強化ラッチ65およびそのCMOS実装を示す。ラッチ65は、反転回路14に結合されている反転回路12を含む。ラッチ65は、少なくとも1つの分割された物理入力と、少なくとも1つ分割された出力とをラッチのフィードバック経路に沿って有している。
図11Aを参照すると、反転回路12は、ANDゲート12Kおよび12LならびにNORゲート12Mを含む複雑なAND−NORゲートを含む。ANDゲート12Kの論理入力のうちの1つは、物理的に分割されている。物理的に分割された入力は、「+」および「−」とラベルが付され、それぞれ、NMOS入力およびPMOS入力に対応する。
ANDゲート12Kは、ラッチ65のクロック信号と出力信号(つまり、下に記載されるインバーター14Kの分割された出力)との補数の論理AND動作を行う。ANDゲート12Lは、クロック信号と、Data信号の補数との論理AND動作を行う。NORゲート12Mは、ANDゲート12Kおよび12Lの出力信号ならびにClear信号に関する論理NOR動作を行う。
反転回路14の論理出力によってフィードされる反転回路12の1つの入力は、NMOS入力とPMOS入力(「」入力および「+」入力として示される)とに物理的に分割される。反転回路12の分割された入力は、それぞれ、(下に記載される)反転回路14の高バイアスおよび低バイアスに物理的に結合されている。
反転回路14は、インバーター14Kを含む。インバーター14Kは、高バイアス出力および低バイアス出力(「+」出力および「−」出力としてラベルが付される)に対応する分割された出力を有している。例示的実施形態においては、それぞれ、分割された入力および出力を有しているゲートおよび/またはインバーターは、さまざまな方法によって実装され得ることに注意されたい。
図11Bは、例示的実施形態に従うラッチ65のCMOS実装を示す。開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、ラッチ65はさまざな方法によって実装され得る。図11Bは、例示的実装を示しているに過ぎない。
図11Bに示された実施形態において、フィードバック経路におけるインバーター(図11Aにおけるインバーター14Kに対応する)は、図4Aおよび図4Bに示された態様で物理的に実装されることに注意されたい。しかし、開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、必要に応じて、インバーター14Kはさまざまな他の方法によって実装され得る。
一対のラッチを一緒に結合し得ることによって、フリップフロップが実現される。典型的には、クロック信号は、2つのラッチのうちの1つをフィードし、クロック信号の補数が他方のラッチをクロックする。
図12は、従来のフリップフロップ70を例示する。フリップフロップ70の回路と動作との詳細は、当業者の知識内である。当業者は理解するが、フリップフロップ70は、非分割(つまり、論理信号および物理信号が同じ電気ノードに接続する)物理入力および出力を含む。
図13は、例示的実施形態に従うフリップフロップ75を描写する。フリップフロップ75は、準安定性強化ラッチ65Aと65Bとのカスケード結合を含む。
ラッチ65Aおよび65Bの各々は、図11A〜11Bにおいて示され、上に記載されたラッチ65の構造および機能性を有し得る。したがって、フリップフロップ75は、少なくとも1つの分割された入力と少なくとも1つの分割された出力を有しているラッチとを含む。他の実施形態においては、1つのラッチは分割された入力を有し得るが、必要に応じて、他のラッチは、分割された出力を有している。
図14は、別の例示的実施形態に従うフリップフロップ80を示す。フリップフロップ80は、準安定性強化ラッチ85と90とのカスケード結合を含む。
概念的には、フリップフロップ80は、正論理の準安定性強化ラッチ90に結合された負論理の準安定性強化ラッチ85を含む。負論理のラッチ85は、正論理のラッチ90に類似する態様で実装される。しかし、負論理のラッチ85は、正論理のラッチ90のAND−NOR構造よりも、むしろOR−NAND構造を用いる。
ラッチ85は、反転回路14に結合されている反転回路12を含む。ラッチ85は、少なくとも1つの分割された物理入力と少なくとも1つの分割された出力とをラッチのフィードバック経路に沿って有している。
ラッチ85を参照すると、反転回路12は、ORゲート12Nおよび12OならびにNANDゲート12Pを含む複雑なOR−NANDゲートを含む。ORゲート12Nの論理入力のうちの1つは、物理的に分割されている。物理的に分割された入力は、「+」および「−」とラベルが付され、それぞれ、NMOS入力およびPMOS入力に対応する。
ORゲート12Nは、ラッチ85のクロック信号の補数と、出力信号(つまり、下に記載されるインバーター14Nの分割された出力)の補数との論理OR動作を行う。ORゲート12Oは、クロック信号とData信号との論理OR動作を行う。NANDゲート12Pは、ORゲート12Nおよび12Oの出力信号ならびにClear信号の補数に関する論理NAND動作を行う。
反転回路14の論理出力によってフィードされる反転回路12の1つの入力は、NMOS入力とPMOS入力(それぞれ、「」入力および「+」入力として示される)とに物理的に分割される。反転回路12の分割された入力は、それぞれ、反転回路14の高バイアス出力および低バイアス出力(下に記載される)に物理的に結合される。
反転回路14は、インバーター14Nを含む。インバーター14Nは、高バイアス出力および低バイアス出力(それぞれ、「+」出力および「−」出力としてラベルが付される)に対応する分割された出力を有する。例示的実施形態においては、それぞれ、分割された入力および出力を有しているゲートおよび/またはインバーターは、さまざまな方法によって実装され得る。
ラッチ90は、反転回路14に結合されている反転回路12を含む。ラッチ90は、少なくとも1つの分割された物理入力と少なくとも1つの分割された出力とをラッチのフィードバック経路に沿って有している。
ラッチ90を参照すると、反転回路12は、ANDゲート12Qおよび12RならびにNORゲート12Sを含む複雑なAND−NORゲートを含む。ANDゲート12Qの論理入力のうちの1つは、物理的に分割されている。物理的に分割された入力は、「+」および「−」とラベルが付されており、それぞれ、NMOS入力およびPMOS入力に対応する。
ANDゲート12Qは、ラッチ90のクロック信号と、出力信号(つまり、下に記載されるインバーター14Oの分割された出力)の補数との論理AND動作を行う。ANDゲート12Rは、ラッチ85のクロック信号の補数と出力信号との論理AND動作を行う。NORゲート12Sは、ANDゲート12Qおよび12Rの出力信号ならびにClear信号に関する論理NOR動作を行う。
反転回路14の論理出力によってフィードされる反転回路12の1つの入力は、NMOS入力およびPMOS入力(それぞれ、「」入力および「+」入力として示される)に物理的に分割される。反転回路12の分割された入力は、それぞれ、(下に記載される)反転回路14の高バイアス出力および低バイアス出力に物理的に結合されている。
反転回路14は、インバーター14Oを含む。インバーター14Oは、高バイアス出力および低バイアス出力(それぞれ、「+」出力および「−」出力としてラベルが付される)に対応する分割された出力を有している。例示的実施形態においては、分割された入力および出力をそれぞれ有しているゲートおよび/またはインバーターはさまざまな方法によって実装され得ることに注意されたい。
図15は、例示的実施形態に従うフリップフロップ80(図14を参照されたい)の例示的CMOS実装を例示する。開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、フリップフロップ80はさまざまな方法によって実装され得る。図15は、例示的実装を示しているに過ぎない。
図16は、別の例示的実施形態に従うフリップフロップ95を描写する。フリップフロップ95は、ラッチ100Bに結合されているラッチ100Aを含む。
示された実施形態において、ラッチ100Aおよび100Bは、類似の構造を有しており、類似の動作をする。ラッチ100Aの以下の記載は、ラッチ100Bにも関する。
ラッチ100Aは、反転回路14にカスケード態様で結合されている反転回路12を含む。反転回路12と反転回路14とは両方とも分割された入力と分割された出力とを有している。
ラッチ100Aは、反転回路14に結合されている反転回路12を含む。ラッチ100Aは、少なくとも2つの分割された物理入力と少なくとも2つの分割された出力とをラッチのフィードバック経路に沿って有している。
ラッチ100Aを参照すると、反転回路12は、ORゲート12Nおよび12OならびにNANDゲート12Qを含む複雑なOR−NANDゲートを含む。ORゲート12Nの論理入力のうちの1つは、物理的に分割されている。物理的に分割された入力は、「+」および「−」とラベルが付され、それぞれ、NMOS入力およびPMOS入力に対応する。
ORゲート12Nは、ラッチ100Aのクロック信号の補数と、出力信号(つまり、下に記載されるインバーター14Nの分割された出力)の補数との論理OR動作を行う。ORゲート12Oは、クロック信号とData信号との論理OR動作を行う。
反転回路14の論理出力によってフィードされる反転回路12の1つの入力は、NMOS入力とPMOS入力(それぞれ、「」入力および「+」入力として示される)とに物理的に分割される。反転回路12の分割された入力は、それぞれ、(下に記載される)反転回路14の高バイアス入力および低バイアス入力に物理的に結合されている。
NANDゲート12Qは、ORゲート12Nおよび12Oの出力信号と、Clear信号の補数とに関する論理NAND動作を行う。NANDゲート12Qは、高バイアス出力および低バイアス出力(それぞれ、「+」出力および「−」出力としてラベルが付される)に分割される論理出力を有している。
反転回路14は、インバーター14Nを含む。インバーター14Nは、高バイアス出力および低バイアス出力(それぞれ、「+」出力および「−」出力としてラベルが付される)に対応する分割された出力を有している。例示的実施形態においては、それぞれ、分割された入力および出力を有しているゲートおよび/またはインバーターはさまざまな方法によって実装され得ることに注意されたい。
開示される概念の記載の利益を有する当業者が理解するように、開示される概念に従う格納回路は、さまざまな電子回路またはデバイスにおいて用いられ得る。例は、集積回路(IC)、特定用途向けIC(ASIC)、汎用または専用IC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)プログラマブルロジックデバイス(PLD)などを含む。
図を参照すると、当業者は、示されたさまざまなブロックが主に概念的な機能および信号の流れを描写し得ることに気付く。実際の回路実装は、さまざまな機能的ブロックに対して、別個に識別可能なハードウェアを含む場合もあり、含まない場合もあり、示された特定の回路を用いる場合もあり、用いない場合もある。例えば、さまざまなブロックの機能性は、必要に応じて、1つの回路ブロックに合同され得る。さらに、必要に応じて、複数の回路ブロックにおける単一のブロックの機能性にも気付かれ得る。回路実装の選択は、本開示の記載の利益を有する当業者が理解するように、所与の実装に対する特定の設計および性能仕様のようなさまざまな要因に依存する。ここで記載されたものに加えて、他の改変および代替の実施形態が本開示の利益を有する当業者に明らかとなる。そのため、本記載は、当業者に、開示される概念を実行する態様を教示し、例示としてのみ解釈されるべきである。
示され、記載された形態および実施形態は、例示的実施形態として解釈されるべきである。当業者は、本明細書において開示される概念の範囲を逸脱することなく、部分の形状、サイズおよび設計をさまざまに変化させ得る。例えば、当業者は、ここで例示され、記載された素子に相当する素子で代用し得る。さらに、本開示の利益を有する当業者は、開示される概念の、ある特徴を開示される概念の範囲を逸脱することなく、他の特徴の使用とは独立して用い得る。

Claims (27)

  1. 第一の反転回路および第二の反転回路を含む準安定性強化格納回路であって、該第一の反転回路は、第一のPMOSトランジスタおよび第一のNMOSトランジスタを含み、該第一の反転回路は、一対の物理入力に分割される論理入力を有しており、該一対の物理入力は、該第一のNMOSトランジスタのゲートに低バイアス入力を含み、該第一のPMOSトランジスタのゲートに高バイアス入力を含み、該第二の反転回路は、第二のPMOSトランジスタおよび第二のNMOSトランジスタを含み、該第二の反転回路は、一対の物理出力に分割される論理出力を有しており、該一対の物理出力は、該第二のNMOSトランジスタのドレインに低バイアス出力を含み、該第二のPMOSトランジスタのドレインに高バイアス出力を含み、該低バイアス入力および該高バイアス入力は、それぞれ、該低バイアス出力および該高バイアス出力に結合されている、準安定性強化格納回路。
  2. 前記準安定性強化格納回路は、ラッチを含む、請求項1に記載の準安定性強化格納回路。
  3. 前記第一の反転回路は、少なくとも一対の入力を有しているゲートを含む、請求項1に記載の準安定性強化格納回路。
  4. 前記第一の反転回路は、インバーターを含む、請求項1に記載の準安定性強化格納回路。
  5. 前記第一の反転回路は、一対の物理出力に分割される論理出力をさらに含む、請求項1に記載の準安定性強化格納回路。
  6. 前記準安定性強化格納回路は、ラッチを含む、請求項に記載の準安定性強化格納回路。
  7. 前記第二の反転回路は、一対の物理入力に分割される論理入力を有している、請求項1に記載の準安定性強化格納回路。
  8. 前記準安定性強化格納回路は、ラッチを含む、請求項7に記載の準安定性強化格納回路。
  9. 第一の反転回路および第二の反転回路を含む準安定性強化格納回路であって、該第一の反転回路は、第一のPMOSトランジスタおよび第一のNMOSトランジスタを含み、該第一の反転回路は、一対の物理出力に分割される論理出力を有しており、該一対の物理出力は、該第一のNMOSトランジスタのドレインに低バイアス出力を含み、該第一のPMOSトランジスタのドレインに高バイアス出力を含み、該第二の反転回路は、第二のPMOSトランジスタおよび第二のNMOSトランジスタを含み、該第二の反転回路は、一対の物理入力に分割される論理入力を有しており、該一対の物理入力は、該第二のNMOSトランジスタのゲートに低バイアス入力を含み、該第二のPMOSトランジスタのゲートに高バイアス入力を含み、該低バイアス出力および該高バイアス出力は、それぞれ、該低バイアス入力および該高バイアス入力に結合されている、準安定性強化格納回路。
  10. 前記準安定性強化格納回路は、ラッチを含む、請求項9に記載の準安定性強化格納回路。
  11. 前記第一の反転回路は、少なくとも一対の入力を有しているゲートを含む、請求項9に記載の準安定性強化格納回路。
  12. 前記第一の反転回路は、インバーターを含む、請求項9に記載の準安定性強化格納回路。
  13. 前記第一の格納回路は、一対の物理入力に分割される論理入力をさらに含む、請求項9に記載の準安定性強化格納回路。
  14. 前記準安定性強化格納回路は、ラッチを含む、請求項13に記載の準安定性強化格納回路。
  15. 前記第二の反転回路は、一対の物理出力に分割される論理出力をさらに含む、請求項9に記載の準安定性強化格納回路。
  16. 前記準安定性強化格納回路は、ラッチを含む、請求項9に記載の準安定性強化格納回路。
  17. 電子回路における格納回路の準安定性強化方法であって、該方法は、
    該格納回路における第一の反転回路の論理入力を一対の物理入力に分割することであって、該第一の反転回路は、第一のPMOSトランジスタおよび第一のNMOSトランジスタを含み、該一対の物理入力は、該第一のNMOSトランジスタのゲートに低バイアス入力を含み、該第一のPMOSトランジスタのゲートに高バイアス入力を含む、ことと、
    該格納回路における第二の反転回路の論理出力を一対の物理出力に分割することであって、該第二の反転回路は、第二のPMOSトランジスタおよび第二のNMOSトランジスタを含み、該一対の物理出力は、該第二のNMOSトランジスタのドレインに低バイアス出力を含み、該第二のPMOSトランジスタのドレインに高バイアス出力を含む、ことと、
    該低バイアス入力および該高バイアス入力を、それぞれ、該低バイアス出力および該高バイアス出力に結合させることと
    を含む、方法。
  18. 前記第一の反転回路の論理出力を一対の物理出力に分割することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記格納回路における前記第二の反転回路の論理入力を一対の物理入力に分割することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記格納回路は、ラッチを含む、請求項17に記載の方法。
  21. 前記格納回路は、ラッチを含む、請求項19に記載の方法。
  22. 前記格納回路は、フリップフロップを含む、請求項19に記載の方法。
  23. 第一の論理入力および第一の論理出力を有している第一の回路と、第二の論理入力および第二の論理出力を有している第二の回路とを備えている集積回路(IC)であって、該第一の回路は、第一のPMOSトランジスタおよび第一のNMOSトランジスタを含み、該第一の回路は、反転回路であり、該第一の論理出力は、該第一のPMOSトランジスタのドレインにおける第一の高バイアス物理出力および該第一のNMOSトランジスタのドレインにおける第一の低バイアス物理出力に分割され、該第一の回路の準安定な状態中に、該第一の高バイアス物理出力の出力電圧は、該第一の低バイアス物理出力の出力電圧よりも高く、該第二の回路は、第二のPMOSトランジスタおよび第二のNMOSトランジスタを含み、該第二の回路は、反転回路であり、該第二の論理入力は、該第二のPMOSトランジスタのゲートにおけるの高バイアス物理入力と、該第二のNMOSトランジスタのゲートにおけるの低バイアス物理入力とに分割され、該第一の回路の第一の高バイアス物理出力は、該第二の回路の第の高バイアス物理入力に結合されており、該第一の回路の第一の低バイアス物理出力は、該第二の回路の第の低バイアス物理入力に結合されている、集積回路(IC)。
  24. 前記第一および第二の回路は、準安定性強化格納回路を形成する、請求項23に記載の集積回路(IC)。
  25. 前記第二の論理出力は、第二の高バイアス物理出力および第二の低バイアス物理出力に分割され、前記第二の回路の準安定な状態中に、該第二の高バイアス物理出力の出力電圧は、該第二の低バイアス物理出力の出力電圧よりも高い、請求項23に記載の集積回路(IC)。
  26. 前記第一の論理出力は、前記第一の論理入力の反転関数を含む、請求項23に記載の集積回路(IC)。
  27. 前記第二の論理出力は、前記第二の論理入力の反転関数を含む、請求項23に記載の集積回路(IC)。
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