JP5627487B2 - 信号発生装置、機器動作検出装置、機器動作検出システム、機器動作検出方法、及びプログラム - Google Patents

信号発生装置、機器動作検出装置、機器動作検出システム、機器動作検出方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、家屋内に設置された電気機器の使用の有無を検出するために用いられる、信号発生装置、機器動作検出装置、機器動作検出システム、機器動作検出方法、及びプログラムに関する。
居住者の安否を確認するために、電気機器の動作に伴って、特徴的な高調波信号を電源線に印加する高調波信号発生装置が提案されている(下記特許文献1を参照)。
この高調波信号発生装置は、トイレの白熱電球等、居住者が一日の生活で必ず使用する電気機器を動作検出対象とし、動作検出対象機器のスイッチがオンされると、電源線から動作検出対象機器に供給される電流を断続的に遮断して特徴的な高調波信号を電源線に印加する。動作検出対象機器の動作の有無は、電源線上に特徴的な高調波信号が存在するか否かにより判別される。
特開2005−160130号公報
特許文献1に開示されている高調波信号発生装置は、動作検出対象機器の電源から動作電力を直接得ている。このため、動作検出対象機器の電源線自体への加工が必要である。従って、専門家による電気機器自体或いは配線の改造が必要となり、設置が容易ではない。また、構造が複雑である。
また、現在の多くの電気機器は電源線に程度高調波を印加する。しかも、電源線に接続される電気機器は多種多様であり、電源線に印加される高調波の周波数も大きさも多様である。例えば、調光器やインバータ付き蛍光灯等のスイッチング素子を備えた機器は、広い周波数帯域の高調波成分を電源線に印加する。このため、電源線上には、高調波信号発生装置が発生した高調波と他の電気機器からの多様な高調波とが混在する。従って、高調波信号発生装置が印加した特定の高調波信号を識別し、動作検出対象機器の動作の有無を判別することは容易ではなく、検出結果の信頼性も低い。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、設置が容易な簡易な構成によって、動作検出対象機器の動作の有無を判別可能とすることを目的とする。
また、本発明は、動作検出対象機器の動作をより確実に検出可能とすることを他の目的とする。
本発明の第1の観点に係る信号発生装置は、
源線に接続された検出対象の機器の動作中に前記電源線に流れる電流と電磁結合することによって誘起される起電力を発生する電磁結合手段と、
前記電磁結合手段によって誘起された起電力に基づいて電圧を発生する電源手段と、
前記電源手段が発生した前記電圧によって、前記機器の動作中に周波数の信号を前記電源線に発信する発信手段と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る機器動作検出装置は、
検出対象の機器に対応する周波数を表す情報を予め記録した記憶手段と、
電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出手段と、
前記ゼロクロス検出手段が検出した前記ゼロクロス点において前記周波数の信号成分が含まれているか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する検出手段と、を備える、
ことを特徴とする。
また、本発明の第3の観点に係る機器動作検出装置は、
検出対象の機器に対応する符号化情報を予め記録した記憶手段と、
電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出手段と、
前記ゼロクロス検出手段が検出した連続する複数の前記ゼロクロス点において前記符号化情報の有無を判別して、前記機器の使用の有無を検出する検出手段と、を備える、
ことを特徴とする。
また、本発明の第4の観点に係る機器動作検出装置は、
検出対象の機器に対応する固有の位相を表す情報を予め記録した記憶手段と、
電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出手段と、
前記ゼロクロス検出手段が検出した前記ゼロクロス点において前記固有の位相を有するか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する検出手段と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明の第の観点に係る機器動作検出システムは、
検出対象の機器に接続された信号発生装置と、前記信号発生装置が前記機器の動作中に電源線に発信する周波数の信号に基づいて前記機器の使用の有無を検出する機器動作検出装置と、を備えた機器動作検出システムであって、
前記信号発生装置は、
前記電源線に接続された前記検出対象の機器の動作中に前記電源線に流れる電流と電磁結合することによって誘起される起電力を発生する電磁結合手段と、
前記電磁結合手段によって誘起された起電力に基づいて電圧を発生する電源手段と、
前記電源手段が発生した前記電圧によって、前記機器の動作中に前記特周波数の信号を前記電源線に発信する発信手段と、を備え、
前記機器動作検出装置は、
前記検出対象の機器に対応する前記特定の周波数を表す情報を予め記録した記憶手段と、
電源電圧に前記定の周波数の信号成分が含まれているか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する検出手段と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明の第6の観点に係る信号発生方法は、
電源手段が、電源線に接続された検出対象の機器の動作中に前記電源線に流れる電流によって誘起された起電力に基づいて電圧を発生し、
発信手段が、前記発生した電圧によって、前記機器の動作中に特定の周波数の信号を前記電源線に発信する、
ことを特徴とする。
本発明の第の観点に係る機器動作検出方法は、
電源線に接続された検出対象の機器の使用の有無を検出する機器動作検出方法であって、
電磁結合手段が、前記電源線に接続された前記検出対象の機器の動作中に前記電源線に流れる電流と電磁結合することによって誘起される起電力を発生し、
電源手段が、前記電磁結合手段によって発生された起電力に基づいて電圧を発生し、
発信手段が、前記電源手段が発生した前記電圧によって、前記機器の動作中に周波数の信号を前記電源線に発信し、
記憶手段が、前記機器に対応する前記特定の周波数を表す情報を予め記録し、
検出手段が、電源電圧に前記特定の周波数の信号が含まれているか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する、
ことを特徴とする。
本発明の第の観点に係るプログラムは、
電源線に接続された機器の使用の有無を検出するプログラムであって、
コンピュータに、
電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出ステップと、
検出対象の機器に対応する周波数を表す情報を予め記録した記憶部を用いて、前記ゼロクロス点において前記周波数の信号が含まれているか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する検出ステップと、を実行させる、
ことを特徴とする。
本発明の第9の観点に係るプログラムは、
電源線に接続された機器の使用の有無を検出するプログラムであって、
コンピュータに、
電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出ステップと、
検出対象の機器に対応する符号化情報を予め記録した記憶部を用いて、連続する複数の前記ゼロクロス点において前記符号化情報の有無を判別して、前記機器の使用の有無を検出する検出ステップと、を実行させる、
ことを特徴とする。
本発明の第10の観点に係るプログラムは、
電源線に接続された機器の使用の有無を検出するプログラムであって、
コンピュータに、
電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出ステップと、
検出対象の機器に対応する固有の位相を表す情報を予め記録した記憶部を用いて、前記ゼロクロス点において前記固有の位相を有するか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する検出ステップと、を実行させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、設置が容易な簡易な構成によって、動作検出対象の電気機器の動作の有無を判別できる。
本発明の実施形態1に係る機器動作検出システムの概略構成図である。 本発明の実施形態1に係る信号発生装置の構成を示した図である。 (a)クリップ状のトランスを開いた状態、(b)クリップ状のトランスを閉じた状態、(c)電源線をループ内に通す前の状態、(d)電源線をループ内に通した後の状態をそれぞれ示した図である。 (a)分離・接着可能なトランスを分離した状態、(b)分離・接着可能なトランスを接着した状態をそれぞれ示した図である。 本発明の実施形態1に係る電気機器、電源部、発信部の各動作状態を互いに対応させて時系列的に示した図である。 本発明の実施形態1に係る機器動作検出装置の構成を示した図である。 本発明の実施形態1に係る機器情報の構成を示した図である。 信号発生装置が接続される前の電気機器の設置状態を示した図である。 本発明の実施形態1に係る機器動作検出装置が行う機器動作検出処理の手順を示したフローチャート図である。 本発明の実施形態1の変形例に係る機器動作検出装置が行う機器動作検出処理の手順を示したフローチャート図である。 本発明の実施形態2に係る信号発生装置の構成を示した図である。 本発明の実施形態2に係る機器動作検出装置の構成を示した図である。 本発明の実施形態2に係る電気機器、電源部、発信部、電源線の各動作状態を互いに対応させて時系列的に示した図である。 本発明の実施形態3に係る機器情報の構成を示した図である。 本発明の実施形態3に係る電気機器、電源部、発信部、電源線の各動作状態を互いに対応させて時系列的に示した図である。 本発明の他の実施形態に係る信号発生装置の構成を示した図である。 本発明の他の実施形態に係る機器情報の構成を示した図である。
(実施形態1)
以下、図面を参照して、本発明の実施形態1に係る、信号発生装置、機器動作検出装置、機器動作検出システム、機器動作検出方法、及びプログラムを説明する。
図1を参照して、本実施形態に係る機器動作検出システム1を説明する。
機器動作検出システム1は、一人暮らしの老人や身体が不自由な人等の居住者の安否を確認するために使用されるものである。機器動作検出システム1は、電気機器13(13a,13b...)のうち、居住者が一日の生活で必ず(少なくとも1回)使用する特定の電気機器(ここでは電気機器13b)を動作検出対象とする。機器動作検出システム1は、動作検出対象機器13bの使用の有無を検出することにより、居住者の安否を監視する。即ち、特定の電気機器13bが一定期間以上使用されない場合に、居住者に何らかの異変が発生したおそれがある。このため、機器動作検出システム1は、所定の通報を行う。
図示するように、電気機器13(13a,13b...)は、電源線12を介して商用電源10に接続され、商用電源10から供給される電力により動作する。
電気機器13は、例えば、白熱電球、蛍光灯、冷蔵庫、テレビ受像機、電子レンジ等の任意の電気機器から構成される。
このうち、冷蔵庫などは、利用者の安否、有無にかかわらず常時電力を使用し続ける。一方、白熱電球や蛍光灯等の電灯、テレビ受像機、電子レンジ等は、日常的な生活を行う場合には、所定時間内に少なくとも1回使用される(オンする;動作する)装置である。従って、この電子機器の使用の有無(オン・オフ(動作・非動作))を監視し、一定時間以上、使用されない(オンされない;動作しない)場合には、居住者の安否に懸念があることを判別することができる。
以下の説明においては、理解を容易にするため、動作検出対象機器13bがテレビ受像機であるとして説明する。
機器動作検出システム1は、信号発生装置14と機器動作検出装置15とを備える。
信号発生装置14は、動作検出対象であるテレビ受像器13bの動作中に、所定周波数の交流信号を発生し、電源線12に発信(印加)する。
機器動作検出装置15は、周期的に、電源線12上の電圧の周波数を識別し、所定周波数の信号成分の有無に基づいて、動作検出対象機器13bの使用(動作)の有無を判別し、判別結果を蓄積する。機器動作検出装置15は、蓄積した判別結果に基づいて、例えば、連続して所定時間以上、動作検出対象機器13bが動作していないことを検出した場合に、居住者に異常が発生した可能性があるとして、異常を表す情報を、所定の通信回線NWを利用して、監視センタに設置されたサーバ装置2に送信する。
機器動作検出装置15は、例えば、家屋の分電盤11に配置されている。分電盤11は、家屋の電気の幹線を分岐配線するための装置であり、外部引き込み線から供給される商用電源10を、複数の電源線12によって、各部屋、玄関、風呂場、トイレ等に適宜分配する。
次に、図2を参照して、信号発生装置14の構成と動作を説明する。
信号発生装置14は、第1トランス141、電源部142、発信部143、及び第2のトランス144を備える。
第1トランス141は、フェライト等のコアを有する巻き線比1対nのカレント・トランスから構成される。第1トランス141の一次側は、検出対象電気機器13bに接続されている一対の電源線12aの1本の周りをループし、二次側は、nターンの巻線が電源部142に接続されている。
第1トランス141は、電気機器13bの動作によって電源線12aを流れる電流との電磁結合によって一次側に誘起される起電力を、一次巻き線と二次巻き線との電磁結合により、N倍に昇圧して電源部142に供給(印加)する。トランス141は、電磁結合手段を構成する。
第1トランス141の一次巻き線1411は、図3(a)と(b)に示すように、クリップのように、開閉可能に構成されている。図3(c)に示すように、一次巻き線1411を開状態として、電源線12aをループ内に通すように配置し、続いて、図3(d)に示すように、閉状態とすることで、一次巻き線1411を電源線12aと交差する閉回路とすることができる。従って、例えば、電源線12aの敷設後でも、簡単に第1トランス141の一次巻線1411を電源線12aの周りにループさせることができる。
一次巻線1411を電源線12aの周りにループさせることにより、電源線12aに流れる電流と一次巻き線1411とが電磁結合し、さらに、それを二次巻き線からN倍にして得ることができる。
なお、図4(a)、(b)に示すように、一次巻き線1411の一部を分離・装着可能な構成とすることも可能である。
図2に示す電源部142は、第1トランス141の起電力を整流・平滑化、降圧することによって、直流電力に変換し、発信部143に直流電力を供給する。電源部142は、電源手段を構成する。
発信部143は、VCO(Voltage Controlled Oscillator)、PLL回路、等を備え、電源部142から供給される直流電力によって発振動作を行って所定周波数の交流信号を発生し、発生した所定周波数の交流信号を連続的に発信(出力)する。発信部143は、発信手段を構成する。なお、発振周波数は適宜設定される。
つまり、図5(a)に示すように、電気機器13bがオンすると、電源線12aに電流が流れ、これにより、第1トランス141が起電力を発生する。電源部142は、第1トランス141が発生した起電力を基に直流電力を生成し、図5(b)に示すように直流電圧を発信部143に供給する。発信部143は、この直流電圧により動作して発振し、図5(c)に示すように所定周波数F1の交流信号を生成する。
第2トランス144は、第1トランス141と同様、フェライト等のコアを有するカレント・トランスから構成される。ただし、その1次側の1ターンの巻線が発信部143に接続され、2次側のNターンの巻線が一対の電源線12aのいずれか1本のまわりにループされたN対1のトランスである。これにより、第2トランス144は、発信部143が発信(出力)した所定の周波数F1の交流信号を1/N倍にして電源線12a上の電圧に重畳(印加)する。
このように構成された信号発生装置14は、クリップ状の第1トランス141と第2トランス144とを電源線12aに結合することにより、電磁結合によって電源線12aに非接触で誘導結合している。従って、電源線12aと複雑な配線作業や装置の改造を必要とすることなく、容易に信号発生装置14を設置することができる。また、第1トランス141及び第2トランス144は、図3、図4に例示したような開閉構造又は分割構造を有する。従って、電源線12aの1本にその被覆の上から係合することができる。
次に、図6を参照して、図1に示した機器動作検出装置15の構成を説明する。
機器動作検出装置15は、記憶部151、デジタルバンドパスフィルタ(D−BPF)152、検出部153、及び通信部154を備える。
記憶部151は、CPU(Central Processing Unit)によって実行されるプログラム151a、動作検出対象機器13bの使用の有無を検出する際に用いられる機器情報151b等、各種プログラム及びデータ等を記録する。記憶部151は、記憶手段を構成する。記憶部151は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等によって構成される。なお、機器情報151bの詳細については後述する。
デジタルバンドパスフィルタ(D−BPF)152と検出部153とは、物理的には、例えば、A/D(アナログ/デジタル)変換器、CPU、CPUのメインメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)等から構成される。D−BPF152と検出部153とは、A/D変換器がアナログ入力電圧(電源線12aの線間電圧)をデジタルデータに変換し、CPUが記憶部151に記録されたプログラム151aを実行して、デジタルデータを処理することにより実現される。CPUは、機器動作検出装置15の全体を制御する。RAMは、CPUによる演算結果等を一時記憶する。なお、D−BPF152と検出部153とは、一部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用回路から構成されてもよい。
D−BPF152は、機器情報151bに記憶されている機器情報151bに設定されている周波数を中心周波数とする通過帯域を有するバンドパスフィルタである。
検出部153は、D−BPF152を通過した周波数成分の強度が所定の基準レベル以上であるか否かを判別する。検出部153は、基準レベル以上と判別したときに、動作検出対象機器13bが動作していると判別し、基準レベル未満と判別したときに、動作検出対象機器13bが動作していないと判別する。
通信部154は、CPUの制御のもと、所定の通信回線(ネットワークNW)を利用して、監視センタに設置されたサーバ装置2との間で通信を行う。通信部154は、コネクタ、通信カード等を含む通信装置である。所定の通信回線NWは、例えば、LAN(Local Area Network)、回線交換網、パケット交換網、インターネット回線網、専用線網等が用いられ、これらは、有線通信網、無線通信網の何れを用いても良いものとする。
次に、図7を参照して、図6に示した記憶部151に記録された機器情報151bの構成を説明する。
機器情報151bは、データ毎に付されるデータ番号と、動作検出対象機器の名称や種類等を表す電気機器情報と、動作検出対象機器を一意に識別する電気機器IDと、動作検出対象機器に割り当てられた周波数を表す情報とを互いに対応付けて構成したデータである。
本実施形態では、動作検出対象機器は、1台のテレビ受像器13bのみである。従って、機器情報151bには、テレビ受像器13bの電気機器情報と機器ID、さらに、このテレビ受像器13bに割り当てられた周波数F1が登録される。
信号発生装置14には、その信号発生装置14が接続されているテレビ受像器13bに割り当てられている周波数F1が設定され、信号発生装置14は、周波数F1の交流信号を出力する。また、機器動作検出装置15のD−BPF152は、通過帯域の中心周波数が、機器情報151bに登録されている周波数F1に設定されている。
次に、上記構成を有する機器動作検出システム1の動作を説明する。
(1) まず、家屋内に設置されたテレビ受像器13bを動作検出対象機器として設定する動作を説明する。
理解を容易にするため、図8に示すように、当初、電気機器13bには、信号発生装置14は配置されていないものとする。この場合、ユーザは、信号発生装置14の第1トランス141の一次ループ1411を図3(a)及び図4(a)に示すように開いて、図3(c)に示すように電源ライン12aの1本を通し、図3(d)に示すように、一次巻き線1411を閉じる。
同様に、第2トランス144の一次ループを開いて、電源ライン12aの1本を通し、その後、一次巻き線を閉じる。これで、信号発生装置14は、図2に示すように、動作検出対象電気機器13bに接続されている電源線12aに誘導結合によって接続される。
次に、発信部143の出力する交流信号の周波数を決定する。ここでは、周波数F1が設定されたものとする。この周波数F1は、商用電源10の高調波と比較的容易に弁別可能で且つ他の電気機器13に障害を与えない周波数が望ましい。例えば、1kH〜5kHの範囲で、電源周波数の倍数を避けた値が有効である。例えば、商用電源10の電源周波数が50Hzの場合、1005Hz,1025Hz,1035Hz,...,4995Hz等を設定可能である。
出力交流信号の周波数をF1を決定すると、発信部143の内のパラメータを、出力信号の周波数F1が得られるように設定する。例えば、VCOの発振周波数、PLL回路の分周率等を、最終出力としての周波数F1の交流信号が得られるように適宜設定する。また、機器動作検出装置15の記憶部151の機器情報151bに今回設定した情報を追加する。D−BPF152(CPU)は、機器情報151bを参照し、周波数F1を通過帯域の中心周波数として設定する。
(2) 次に、居住者が、動作検出対象機器13bを操作した際の動作を説明する。
居住者が動作検出対象機器13bの電源をオンすると、電源線12aを介して、動作検出対象機器13bに電力が供給され、電気機器13bは所定の動作を行う。
一方、電源線12aに電流が流れることにより、電源線12aと第1トランス141の一次巻き線1411との間の誘導により、一次巻き線1411に電圧が誘起され、さらに、この誘起電圧が一次巻き線1411と二次巻き線の巻数比nに応じて二次巻き線に誘起される。電源部142は、誘起電圧を整流・平滑、変圧することにより、発信部143に動作電力を供給する。動作電力の供給を受けて、発信部143は、発振を開始し、設定されている周波数F1の信号を第2トランス144に発信する。
第2トランス144は、供給された周波数F1の信号を、電源ライン12aに印加する。印加された周波数F1の信号は、電源電圧に重畳され、電源線12上を伝達し、機器動作検出装置15に達する。
その後、居住者が動作検出対象機器13bの電源をオフすると、電源線12aを流れる電流も停止し、第1トランス141が誘導起電力を出力できなくなり、電源部142は、発振部143への動作電力の供給を停止する。動作電力の供給が停止されると、発信部143は、発振を停止し、周波数F1の信号を第2トランス144に発信しなくなる。従って、電源ライン12aへの周波数F1の信号の印加も停止する。
(3) 次に、機器動作検出装置15の行う、機器動作検出処理について説明する。この動作は、動作検出対象機器13bが動作しない状態が所定時間以上継続したことを検出し、監視センタに通報する処理である。
この機器動作検出処理について図9を参照して説明する。
機器動作検出装置15の電源がオンされると、機器動作検出装置15のCPUは、記憶部12に記録されたプログラム151aを読み出して実行し、図9に示す機器動作検出処理を繰り替えして実行する。
まず、CPUは、カウント値ERRを0にセットする(ステップS901)。
次に、CPUは、動作検出対象機器の動作の有無の検出を行う所定のタイミングが到来したか否かを判別し、所定のタイミングが到来するまで待機する(ステップS902;NO)。例えば、CPUは、内部タイマで経過時間を計測し、所定時間、例えば、1分が経過するたびに、所定のタイミングが到来したと判別する(ステップS902;YES)。
この間、D−BPF152は、電源線12aの線間電圧をフィルタリングし、機器情報151bに設定されている周波数(ここでは、F1)の周波数成分を通過させる。検出部153は、所定のタイミングが到来したと判別すると(ステップS902;YES)、D−BPF152を通過した信号の信号レベルを判別し、信号レベルが基準レベル以上であるか否かを判別し、信号レベルがD−BPF152を通過した信号に、所定の周波数F1の信号成分が含まれているか否かを判別する(ステップS903)。
検出部153は、所定周波数の信号、即ち周波数F1の信号成分の信号強度が、基準レベル以上で、且つ、所定期間連続していると判別した場合(ステップS903;YES)、ステップS907に進み、カウント値ERRを0にリセットし、その後、ステップS902にリターンする。
一方、検出部153は、所定周波数の信号、即ち、周波数F1の信号成分の信号強度が、基準レベル未満、又は、強度は基準レベル以上であったが所定期間連続しなかったと判別した場合、カウント値ERRを+1する(ステップS904)。
次に、検出部153は、カウント値ERRが予め設定されている所定数、より大きくなったか否かを判別する(ステップS905)。即ち、周波数F1の信号成分を検出できない状が所定時間より長く継続しているか否かを判別する。換言すると、動作検出対象機器13が動作しない状態(即ち、オンされない状態)が所定時間を超えたか否かを判別する。
検出部153は、計数値ERRが所定数(所定時間)を超えていないと判別した場合(ステップS905;NO)、ステップS902に戻り、上記と同様の処理を繰り返し行う。
検出部153は、計数値ERRが所定数を超えていると判別した場合(ステップS905;YES)、即ち、動作検出対象機器13bが動作しない状態(オンされない状態)が所定時間より長く継続していると判別した場合(ステップS905;YES)、通信部154を制御し、通信回線NWを介して、居住者に異常が発生した可能性がある旨を、監視センタに設置されたサーバ2に通知する(ステップS906)。
その後、検出部153は、計数値ERRをリセットし(ステップS907)、上記ステップS902に戻り、機器動作検出装置15の電源がオフされるまで、上記と同様の処理を繰り返し行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、信号発生装置14は、特定の電気機器13bの動作中に、連続的に、特定の電気機器13bの使用の有無を検出するための所定周波数の信号を発信することができる。一方、機器動作検出装置15は、動作検出時(所定のタイミング毎)において、固有の周波数の信号を正確に識別することができる。これにより、簡易な構成によって、特定機器13bの使用の有無を確実に検出することができる。
また、本実施形態によれば、特定の電気機器13bを、動作検出対象に設定し、簡単な操作で、信号発生装置14を誘導結合により、接続することができる。また、任意の発振周波数を設定でき、電源電圧の高調波と容易に弁別して、判別することができる。そして、例えば、動作検出対象機器13bが使用されない状態が24時間以上継続した場合等にその異常を検出し、必要な報知を行うことができる。
(変形例)
実施形態1では、動作検出対象機器が動作しない状態が一定時間継続したときに、異常と判別した。一方、例えば、テレビジョン受像器、電灯等の動作検出対象機器13bが動作している状態が一定時間継続したときに異常と検出することも可能である。例えば、テレビジョン受像器のオン状態が24時間継続した場合に異常と判別することも可能である。この場合は、例えば、図10に示すように、周波数F1の信号成分を検出した場合(ステップS1003;YES)に、累算値DAMを+1し(ステップ1008)、DAMが所定の所定値2よりも大きくなったとき(ステップS1009;YES)、即ち、動作検出対象機器13bのオン状態が一定期間より長く継続した場合に、異常と判別して、報知する。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る、信号発生装置、機器動作検出装置、機器動作検出システム、機器動作検出方法、及びプログラムを説明する。なお、実施形態1で説明した構成と同一又は対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
電源10から供給される交流電圧がゼロとなる、いわゆるゼロクロス点付近では、断続的、突発的に発生するノイズが比較的に少ない。本実施形態では、信号発生装置14が、ノイズ等の影響が小さいゼロクロス点に同期したタイミングで、動作検出対象機器13bの使用の有無を検出するため所定の周波数の信号を発信する。一方、機器動作検出装置15は、動作検出時(所定のタイミング毎)において、ノイズ等の影響が小さいゼロクロス点において、所定の周波数信号があるか否かに従って、特定機器13bの使用の有無を検出する。
図11を参照して、本実施形態に係る信号発生装置14の構成を説明する。信号発生装置14は、発信部143に、ゼロクロス検出部147を備える。なお、信号発生装置14の他の構成については、実施形態1で説明したものと同じである。
信号発生装置14の発信部143は、特定の電気機器13bの動作中に、連続的ではなく、ゼロクロス検出部147が検出したゼロクロス点に同期したタイミングで所定の周波数の信号を発信して電源線12に送出する。つまり、図13に示すように、電気機器13b(テレビ受像機)のスイッチがオンになったことに従って、電源部142から発信部143に直流電流が流れる(直流電圧が印加される)間、発信部143は、ゼロクロス検出部147が検出したゼロクロス点に同期したタイミングで、所定の周波数信号を発信する。なお、上記実施形態と同様、発信部143が発信する信号の周波数は、予め設定されているものとする(例えば電気機器13bに対応する固有の周波数(F1)が予め設定されている)。
ゼロクロス検出部147は、商用電源10から供給される電圧がゼロになる点を検出するゼロクロス検出手段を構成する。ゼロクロス検出部147は、第1のトランス141に接続され、電気機器13bに流れる電流の振幅を電源ライン12aの電圧振幅に変換するように構成されている。ゼロクロス検出部147は、例えば、電圧(電源線12aの線間電圧)の大きさに従って発光するLED(発光ダイオード)と、LEDの発光を受光して電気信号に変換するフォトカプラ等によって構成される。電圧がゼロの時、LEDは発光せず、フォトカプラには電気信号が得られない。つまり、フォトカプラで電気信号が得られない時にゼロクロス点を検出することができる。なお、フォトカプラで検出されるゼロクロス点は、時間誤差を含む場合もあるため、その時間誤差を補正する補正回路もゼロクロス検出部147に備えると良い。
次に、図12を参照して、本実施形態に係る機器動作検出装置15の構成を説明する。機器動作検出装置15は、D−BPF152にゼロクロス検出部157を備える。ゼロクロス検出部157は、信号発生装置14のゼロクロス検出部147と同一の構成を備える。なお、機器動作検出装置15の他の構成については、実施形態1で説明したものと同じである。
図13(a)に示すように動作検出対象装置13bがオンされると、電源線12aに流れる電流により、第1トランス141が電圧を誘起する。電源部142は図13(b)に示すように動作電流(動作電圧)をゼロクロス検出部147を含む発信部143に供給する。
ゼロクロス検出部147は、動作電流が供給されている間、図13(c)に示す電源電圧のゼロクロス点を検出する。
発信部143は、図13(d)に示すように、ゼロクロス検出部147が検出したゼロクロス点にほぼ同期して、周波数F1の信号を出力する。この出力信号は、図13(e)に示すように、電源電圧に重畳されて、電源ライン12上を伝達される。
本実施形態の機器動作検出装置15は、ゼロクロス検出部155を備える。ゼロクロス検出部155は、例えば、電源ライン12a上の電源電圧から、商用電源周波数成分を抽出し、そのゼロクロス点を求める。検出部153は、ゼロクロス検出部155が検出したゼロクロス点に、特定の電気機器13b固有の(割り当てられた)周波数信号が、例えば、所定回数(例えば10周期分に相当する20回)あるか否かに従って、特定の電気機器13b(例えばテレビ受像機)の使用の有無を検出する。
以上、本実施形態によれば、信号発生装置14は、特定の電気機器13bの動作中において、ノイズ等の影響が小さいゼロクロス点に同期したタイミングで、特定の電気機器13bの使用の有無を検出するための固有の周波数信号を発信することができる。一方、機器動作検出装置15は、動作検出時(所定のタイミング毎)において、ノイズ等の影響が小さいゼロクロス点において、固有の周波数信号を正確に識別することができる。これにより、簡易な構成によって、特定機器13bの使用の有無を確実に検出することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係る、信号発生装置、機器動作検出装置、機器動作検出システム、機器動作検出方法、及びプログラムを説明する。なお、実施形態1及び2で説明した構成と同一又は対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
上記実施形態1及び2では、特定の電気機器13bの動作を検出するため電気機器13bに対応する固有の周波数を信号発生装置14毎に割り当てているが、本実施形態では、信号発生装置14に互いに同じ周波数を割り当てた場合でも、動作中の特定の電気機器13bを確実に検出する態様を説明する。
例えば、本実施形態では、図11に示した信号発生装置14の発信部143には、検出対象電気機器間で互いに共通の周波数が予め設定されているものとする。また、発信部143には、特定の電気機器13bに対応する固有の情報が設定されているものとする。具体的には、固有の情報は、所定数のビットからなる符号化された情報である。例えば、発信部143には、特定の電気機器13b(テレビ受像機)に対応する固有の8ビットからなる符号化された情報(11010111)が予め設定されている。発信部143は、特定の電気機器13bの動作中に、その設定された情報に従って、ゼロクロス検出部147が検出した連続する所定数(8つ)のゼロクロス点に同期したタイミングで、装置間で互いに共通の周波数信号を発信する。具体的には、図15に示すように、電気機器13b(テレビ受像機)のスイッチがオンになったことに従って、電源部142から発信部143に直流電流が流れる(直流電圧が印加される)間、発信部143は、所定数(ここでは8つ)のゼロクロス点に同期したタイミングで、特定の電気機器13bの使用の有無を検出するための電気機器13bの固有の情報に対応する信号を発信する。符号化情報は、複数のゼロクロスに同期したタイミングで、所定の周波数信号を発信するか否かによって表される。例えば、発信部143は、固有情報の各ビット信号が“1”のタイミングでは、周波数信号を出力し、“0”のタイミングでは、周波数信号を出力しない。なお、発信部143は、所定の時間間隔毎に上記の符号化情報に対応する周波数信号を発信するものとする。つまり、固有の情報の最初と最後の位置を識別できるようにするために、固有の情報は、連続的ではなく、所定の時間間隔毎に行う。
一方、本実施形態では、図12に示した機器動作検出装置15の記憶部12には、図6に示した機器情報151bに含まれる周波数を表す情報の代わりに、図14に示す電気機器13b毎に割り当てられた固有の情報(ここでは8ビットの符号化された情報)を含む機器情報151bが記録されている。なお、機器情報151bの他の構成(データ番号、電気機器情報、電気機器ID)については、実施形態1で説明したものと同じである。
検出部153は、ゼロクロス検出部155が検出した連続する所定数(ここでは8つ)のゼロクロス点に符号化情報があるか否かを、記憶部12に記録された機器情報151bを参照することにより判別する。検出部153は、その判別結果に従って、特定の電気機器13bの使用の有無を検出する。
以上、本実施形態によれば、信号発生装置14は、特定の電気機器13bの動作中において、予め設定された動作検出対象機器13bに対応する固有の情報(ビット符号化された情報)に従って、所定数のゼロクロス点に同期したタイミングで、装置間で互いに共通の周波数信号を発信することができる。一方、機器動作検出装置15は、動作検出時(所定のタイミング毎)において、特定機器13bに対応する固有の情報を正確に識別することができる。これにより、簡易な構成によって、特定機器13bの使用の有無を確実に検出することができる。
その他、図11に示した信号発生装置14の発信部143には、特定の電気機器13b固有の、ゼロクロス点を基準にした位相が設定されても良い。この場合、発信部143は、特定の電気機器13bの動作中に、ゼロクロス検出部147が検出したゼロクロス点を基準にして、設定された位相で所定の周波数信号を発信する。
一方、図12に示した機器動作検出装置15の記憶部12には、図6に示した機器情報151bに含まれる周波数を表す情報の代わりに、ゼロクロス点を基準にした位相を表す情報を記録しても良い。この場合、検出部143は、ゼロクロス検出部157が検出したゼロクロス点において固有の位相を有するか否かを、記憶部12に記録された機器情報41bを参照することにより判別し、その判別結果に従って、特定の電気機器13bの使用の有無を検出する。
これにより、装置間で互いに共通の周波数信号を用い、例えば、動作検出対象となる複数の電気機器13bが同時に使用などされた場合でも、各電気機器13bが動作したことを確実に検出することができる。
また、上記の各実施形態において、発信部153に設定される各種情報は、適宜に変更することもできる。例えば、発信部153にディップスイッチ等の操作部を設け、信号発生装置14の設置者等が信号発生装置14の操作部を操作することにより、適宜に設定を変更できるようにしても良い。
また、信号発生装置14は、上記各実施形態で用いたものに限定されず、例えば、図16に示すように、コンセントプラグ145及びコンセント146を備えても良い。この場合、信号発生装置14は、コンセントプラグ145を電源線12に接続するためのコンセント121と接続し、一方、コンセント146に電気機器13bのコンセントプラグ131を接続することにより、上記各実施形態で説明した信号発生装置14と同様に使用することができる。この場合も、複雑な配線作業は必要とすることなく、容易に信号発生装置14を設置することができる。
上記実施の形態では、複数の電気機器13に互いに共通の周波数を割り当てたが、図17に示す機器情報151bに示すように、電気機器又は電気機器のグループ毎に周波数を割り当てても良い。この場合、例えば、各発信部143は、自己が接続されている動作検出対象機器13に割り当てられた周波数の交流信号を生成し、電源線12aに印加する。
機器動作検出装置15のD−BPF152は、機器情報151bに設定された各周波数をそれぞれ抽出して出力する。
検出部153は、周波数別に信号強度を測定する。検出部153は、周波数F1の信号成分の強度、周波数F2の信号成分の強度、周波数F3の信号成分の強度...を求めて、周波数別に連続非検出回数(連続して検出しなかった時間)ERR及び/又は連続検出回数(連続して検出した時間)DAMを求め、これらの組み合わせから、居住者の体調や健康状態、行動パターン等を求め、健康管理のアドバイスに役立てる等してもよい。
この場合、安否確認用には、例えば、周波数F1,F2,F3...のいずれの信号の存在から不存在への変化又は不存在から存在への変化は、その電気機器のスイッチのオン・オフ操作がなされたものと見なして、居住者が無事であると判別すればよい。一方、いずれの周波数の信号成分についても、一定期間以上変化が無い(オンからオフ、オフからオンへの変化が無い)場合には、何らかの問題・異常が発生している可能性があり、報知の対象とする。
なお、第3実施形態において、固有情報により、電気機器毎にオン・オフを検出する場合に、同様の処理を行ってもよい。
なお、上記実施形態のプログラム141aは、それぞれ持ち運び可能な記録媒体等に記録されたものでもよい。持ち運び可能な記録媒体には、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等がある。また、プログラム141aは、持ち運び可能な記録媒体から各種読取装置を介して機器動作検出装置15にインストールされたものでも良い。さらに、プログラム141aは、インターネット等を介して機器動作検出装置15にダウンロード及びインストールされたものでもよい。また、プログラム141aは、機器動作検出装置15と通信可能なサーバ等の記憶装置に格納されたものでも良い。
その他、本発明は、上記実施形態の説明及び図面によって限定されるものではなく、上記実施形態及び図面に適宜変更等を加えることは可能である。
1 機器動作検出システム
2 サーバ装置
NW 所定の通信回線
10 電源(商用電源)
11 分電盤
12 電源線
13a 電気機器
13b 電気機器(動作検出対象機器)
14 信号発生装置
141 第1トランス
142 電源部
143 発信部
144 第2トランス
145 コンセントプラグ
146 コンセント
147 ゼロクロス検出部
15 機器動作検出装置
151 記憶部
151a プログラム
151b 機器情報
152 D−BPF
153 検出部
154 通信部

Claims (18)

  1. 源線に接続された検出対象の機器の動作中に前記電源線に流れる電流と電磁結合することによって誘起される起電力を発生する電磁結合手段と、
    前記電磁結合手段によって誘起された起電力に基づいて電圧を発生する電源手段と、
    前記電源手段が発生した前記電圧によって、前記機器の動作中に周波数の信号を前記電源線に発信する発信手段と、を備える、
    ことを特徴とする信号発生装置。
  2. 前記発信手段は、前記機器の動作中において、連続的に、前記周波数信号を前記電源線に発信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号発生装置。
  3. 前記発信手段は、電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出手段を備え、
    前記ゼロクロス検出手段が検出した前記ゼロクロス点に同期したタイミングで前記周波数信号を前記電源線に発信する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の信号発生装置。
  4. 前記発信手段は、連続する数の前記ゼロクロス点に同期したタイミングで前記機器を識別する固有の情報を前記電源線に発信する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の信号発生装置。
  5. 前記発信手段が発信する前記固有の情報は、前記数のビットからなる符号化された情報である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の信号発生装置。
  6. 前記発信手段は、前記ゼロクロス点を基準にして前記機器を識別する固有の位相のタイミングで前記周波数信号を前記電源線に発信する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の信号発生装置。
  7. 前記電源線及び前記機器に接続するコンセントプラグ及びコンセントを備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の信号発生装置。
  8. 2本の前記電源線のいずれか1本との間で電磁結合する第1のトランスと、
    前記2本の電源線のいずれか1本との間で電磁結合する第2のトランスと、
    を備え、前記第1及び第2のトランスは、前記電源線に非接触で係合される、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の信号発生装置。
  9. 検出対象の機器に対応する周波数を表す情報を予め記録した記憶手段と、
    電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出手段と、
    前記ゼロクロス検出手段が検出した前記ゼロクロス点において前記周波数の信号成分が含まれているか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する検出手段と、を備える、
    ことを特徴とする機器動作検出装置。
  10. 前記検出手段は、定期間、連続して前記周波数の信号成分が含まれているか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の機器動作検出装置。
  11. 検出対象の機器に対応する符号化情報を予め記録した記憶手段と
    電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出手段と、
    記ゼロクロス検出手段が検出した連続する数の前記ゼロクロス点において前記符号化情報の有無を判別して、前記機器の使用の有無を検出する検出手段と、を備える
    ことを特徴とする機器動作検出装置。
  12. 検出対象の機器に対応する固有の位相を表す情報を予め記録した記憶手段と
    電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出手段と、
    記ゼロクロス検出手段が検出した前記ゼロクロス点において前記固有の位相を有するか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する検出手段と、を備える
    ことを特徴とする機器動作検出装置。
  13. 検出対象の機器に接続された信号発生装置と、前記信号発生装置が前記機器の動作中に電源線に発信する周波数の信号に基づいて前記機器の使用の有無を検出する機器動作検出装置と、を備えた機器動作検出システムであって、
    前記信号発生装置は、
    前記電源線に接続された前記検出対象の機器の動作中に前記電源線に流れる電流と電磁結合することによって誘起される起電力を発生する電磁結合手段と、
    前記電磁結合手段によって誘起された起電力に基づいて電圧を発生する電源手段と、
    前記電源手段が発生した前記電圧によって、前記機器の動作中に前記特周波数の信号を前記電源線に発信する発信手段と、を備え、
    前記機器動作検出装置は、
    前記検出対象の機器に対応する前記特定の周波数を表す情報を予め記録した記憶手段と、
    電源電圧に前記定の周波数の信号成分が含まれているか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する検出手段と、を備える、
    ことを特徴とする機器動作検出システム。
  14. 電源手段が、電源線に接続された検出対象の機器の動作中に前記電源線に流れる電流によって誘起された起電力に基づいて電圧を発生し、
    発信手段が、前記発生した電圧によって、前記機器の動作中に特定の周波数の信号を前記電源線に発信する、
    ことを特徴とする信号発生方法。
  15. 電源線に接続された検出対象の機器の使用の有無を検出する機器動作検出方法であって、
    電磁結合手段が、前記電源線に接続された前記検出対象の機器の動作中に前記電源線に流れる電流と電磁結合することによって誘起される起電力を発生し、
    電源手段が、前記電磁結合手段によって発生された起電力に基づいて電圧を発生し、
    発信手段が、前記電源手段が発生した前記電圧によって、前記機器の動作中に周波数の信号を前記電源線に発信し、
    記憶手段が、前記機器に対応する前記特定の周波数を表す情報を予め記録し、
    検出手段が、電源電圧に前記特定の周波数の信号が含まれているか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する、
    ことを特徴とする機器動作検出方法。
  16. 電源線に接続された機器の使用の有無を検出するプログラムであって、
    コンピュータに、
    電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出ステップと、
    検出対象の機器に対応する周波数を表す情報を予め記録した記憶部を用いて、前記ゼロクロス点において前記周波数の信号が含まれているか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する検出ステップと、を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  17. 電源線に接続された機器の使用の有無を検出するプログラムであって、
    コンピュータに、
    電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出ステップと、
    検出対象の機器に対応する符号化情報を予め記録した記憶部を用いて、連続する複数の前記ゼロクロス点において前記符号化情報の有無を判別して、前記機器の使用の有無を検出する検出ステップと、を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  18. 電源線に接続された機器の使用の有無を検出するプログラムであって、
    コンピュータに、
    電源の電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出ステップと、
    検出対象の機器に対応する固有の位相を表す情報を予め記録した記憶部を用いて、前記ゼロクロス点において前記固有の位相を有するか否かに従って、前記機器の使用の有無を検出する検出ステップと、を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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