JP5626367B2 - 焦点位置維持装置及び顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、焦点位置維持装置及び顕微鏡に関する。
従来の光学顕微鏡のオートフォーカス方式には、大別してパッシブ方式とアクティブ方式の2種類がある。パッシブ方式では、例えば標本の観察画像のコントラストの最大位置の変化からボケを検出し、z軸ステージもしくは対物レンズ駆動部へのフィードバックにより、対物レンズと標本の光軸方向(z方向)の相対位置を変化させて焦点を維持する。しかし、輝度やコントラストが低い標本に対しては画像解析に時間がかかり、焦点調節の遅延やエラーを生じる。一方、スリット投影式に代表されるアクティブ方式は、標本(カバーガラスなど)に照射した赤外光等の反射から標本のz位置を検出するため焦点調節が迅速である。しかし、双方の手法は、z方向の変動を補正することはできるが、このz方向に直交する方向(x,y方向)の変動には対応できない。
近年の超解像技術等の発展により、光学顕微鏡の分解能を超えたナノメートル精度の顕微鏡観察が脚光を浴びつつある。この分解能領域の観察では、これまで問題とならなかった、装置の機械的なドリフトやカバーガラスの熱膨張などによる、標本観察位置の位置変化が無視できない問題となる。このため、対物レンズと標本の相対位置を3次元方向に高精度で維持できる技術が求められている。例えば、非特許文献1に示す装置では、アクティブ方式と画像解析とを組み合わせて、3次元ドリフト補正を達成している。これは、アクティブ方式によりzドリフトを補正し、タイムラプス画像を解析することによりx,yドリフトと残存するzドリフトを補正している。
Bo Huang 他、「Three-Dimensional Super-Resolution Imaging by Stochastic Optical Reconstruction Microscopy」、SCIENCE、The American Association for the Advancement of Science、2008年2月11日、VOL319、p.810−813
しかしながら、非特許文献1に示された画像解析手法は、一連の画像を取得した後に画像情報からドリフトを補正するため、リアルタイムで焦点位置を補正することができないという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、標本の変動をリアルタイムに3次元補正して対物レンズの焦点を標本の所望の位置に維持することができる焦点位置維持装置、及び、この焦点位置維持装置を有する顕微鏡を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る焦点位置維持装置は、標本と対物レンズとの相対位置を変化させるフォーカスアクチュエータの作動を制御することにより、対物レンズの焦点を標本に対する所望の位置に維持させる焦点位置維持装置であって、対物レンズを介して標本からの光を受光する位置に配置され、光の波面を分割するとともに標本の像を形成する複数の単位レンズで構成されるマイクロ光学素子アレイと、このマイクロ光学素子アレイからの光を受光する位置に配置された撮像素子と、マイクロ光学素子アレイを介して、撮像素子により検出された標本の像の結像位置に基づいて、フォーカスアクチュエータの作動を制御するための信号を出力する制御部と、を備え、制御部は、対物レンズの焦点が標本上の所望の位置にあるときに、単位レンズで結像される像の位置を記憶し、単位レンズで結像される像の位置が、記憶された位置からずれた場合、対物レンズの光軸上に位置する単位レンズで結像される像の位置が、記憶された位置になるように補正することにより、対物レンズの光軸に対して直交する標本のずれを補正し、対物レンズの光軸上以外に位置する単位レンズで結像される像の位置が、記憶された位置になるように補正することにより、対物レンズの光軸に沿った標本のずれを補正することを特徴とする。
このような焦点位置維持装置は、対物レンズの光軸に対して直交する標本のずれを補正した後、対物レンズの光軸に沿った標本のずれを補正することが好ましい。
このような焦点位置維持装置において、マイクロ光学素子アレイは、対物レンズの射出瞳と略共役な位置に配置されることが好ましい。
また、このような焦点位置維持装置において、撮像素子は、マイクロ光学素子アレイを構成する複数の単位レンズの焦点位置に配置されることが好ましい。
また、このような焦点位置維持装置は、対物レンズを介して標本にパターンを投影する投影部をさらに有し、制御部は、パターンの像を用いて前記標本のずれを補正することが好ましい。
また、本発明に係る顕微鏡は、対物レンズと、標本と対物レンズとの相対位置を変化させるフォーカスアクチュエータと、上述の焦点位置維持装置のいずれかと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、標本の変動をリアルタイムに3次元補正して対物レンズの焦点を標本の所望の位置に維持することができる。
焦点位置維持装置を有する顕微鏡の光学系及び制御系の構成を示す説明図である。 焦点位置維持装置の光学系を示す説明図である。 対物レンズに対して標本がz方向にずれたときの結像状態を示す説明図であって、(a)は標本の所望の位置が対物レンズの焦点面上に一致している場合を示し、(b)は標本が対物レンズ側に近づいた場合を示し、(c)は標本が対物レンズから離れた場合を示す。 図3の状態におけるマイクロレンズアレイにより形成された像の状態を示す説明図である。 対物レンズに対して標本がy方向にずれたときの結像状態を示す説明図であって、(a)は左右方向の一方にずれた場合を示し、(b)は他方にずれた場合を示す。 図5の状態におけるマイクロレンズアレイにより形成された像の状態を示す説明図である。 標本にパターンを投影する投影部の構成を示す説明図である。 マイクロレンズアレイによる標本の像の結像位置を示す説明図であって、(a)は対物レンズ、マイクロレンズアレイ及びフォーカス用撮像素子との関係を示し、(b)は単位レンズと画素群との関係を示す。 焦点ずれと結像位置との関係を示すグラフであって、(a)は分割数を変化させた場合を示し、(b)は単位レンズの焦点距離を変化させて場合を示す。 単位レンズの位置による焦点ずれと結像位置との関係を示すグラフである。 焦点位置維持装置の光学機構を結像光学系及び絞りで構成した場合を説明する説明図であって、(a)はxy平面内での標本の位置の変動を検出する場合を示し、(b)は絞り及び開口部の形状を示し、(c)はz方向での標本の位置の変更を検出する場合を示す。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて本実施形態に係る焦点位置維持装置を有する顕微鏡の構成について説明する。この顕微鏡10の光学系は、標本面Pの像を観察用撮像素子4上に結像する観察光学系11と、観察光学系11の側方に配置され、この観察光学系11が有する対物レンズ1の焦点を標本の所望の位置に維持する焦点位置維持装置20のフォーカス光学系12と、から構成される。
観察光学系11は、標本側から順に、対物レンズ1、ハーフミラー2、結像レンズ3、及び、観察用撮像素子4から構成される。また、フォーカス光学系12は、観察光学系11の対物レンズ1及びハーフミラー2を共通に使用し、このハーフミラー2から順に、対物レンズ1を介して標本からの光を受光する位置に配置され、光の波面を分割するとともに標本の像を形成する光学機構5、及び、この光学機構5からの光を受光する位置に配置されたフォーカス用撮像素子6から構成される。なお、対物レンズ1の焦点面にある標本から出た光はこの対物レンズ1で略平行光に変換され、ハーフミラー2を透過した後、結像レンズ3で観察用撮像素子4の撮像面上に集光され、標本の像として結像される。すなわち、ハーフミラー2は、対物レンズ1と結像レンズ3との間のアフォーカル光束中に配置されている。また、観察用撮像素子4の代わりに接眼レンズを配置することで、標本の像を直接観察することができる。
ここで、本実施形態に係る焦点位置維持装置20の光学機構5としては、複数の微小な光学素子が2次元状に配置されたマイクロ光学素子アレイが用いられる。特に、本実施形態では、複数の単位レンズ(マイクロレンズ)が2次元状に配置されたマイクロレンズアレイが用いられている。このようなマイクロレンズアレイは、各々の単位レンズにより入射する光の波面を分割する光学素子として機能する。そのため、以降の説明ではこの光学機構をマイクロレンズアレイ5と称する。また、フォーカス用撮像素子6は、複数の画素が2次元状に配置されている。
それでは、図2を合わせて用いて、焦点位置維持装置20のフォーカス光学系12の構成について説明する。なお、図2においては、ハーフミラー2は省略している。このフォーカス光学系12において、マイクロレンズアレイ5は、対物レンズ1の射出瞳面P1(若しくは、この射出瞳面P1と共役な面)と略一致するように配置されている。また、フォーカス用撮像素子6は、その撮像面がマイクロレンズアレイ5の像側の焦点面P2に略一致するように配置されている。そのため、このマイクロレンズアレイ5の像側の焦点面P2と、対物レンズ1の物体側の焦点面(標本面P)とは共役である。
対物レンズ1の射出瞳面P1に配置されたマイクロレンズアレイ5は、その単位レンズ5aにより射出瞳を分割している。従って、マイクロレンズアレイ5がN×N個の単位レンズ5aで構成されている場合、各単位レンズ5aが物体(標本面P)を見込む開口数(NA)は、各単位レンズ5aの口径で決まる開口で1/Nに縮小される。そのため、被写界深度が非常に深くなり、本実施形態に係るフォーカス光学系12では、標本の奥行きに関係無く、ほぼ焦点の合った像、いわゆる全焦点画像が各単位レンズ5aで得られる。
ここで、図2に示すように、光軸方向をz方向とし、このz方向に直交する面内における互いに直交する方向をx方向及びy方向とすると、本実施形態に係る焦点位置維持装置20は、マイクロレンズアレイ5の各単位レンズ5aで得られる標本上の所定の位置の像の、結像面での位置変化から、対物レンズ1に対する標本のx方向、y方向及びz方向の変動を検出するように構成されている。そのため、この焦点位置維持装置20は、フォーカス用撮像素子6から出力された画像に基づいて、対物レンズ1の焦点を標本の所望の位置に維持させるように顕微鏡10のフォーカスアクチュエータ8を作動させる制御信号を出力する制御部7が設けられている。ここで、フォーカスアクチュエータ8としては、標本が載置されたステージをz方向及びx,y方向に移動させる移動機構とすることができる。また、フォーカス用撮像素子6は、マイクロレンズアレイ5の各単位レンズ5aにより形成される像の変位を検出するため、一つの単位レンズ5aにより結像される像に対して複数の画素6aが割り当てられるように構成されている。例えば、図2の場合、1つの単位レンズ5aに対応するフォーカス用撮像素子6の画素6aとして、7×7ピクセルを割り当てている。以降の説明では、各単位レンズ5aに対応する画素6aの集まりを画素群6bと呼ぶ。
なお、以降の説明における標本とは、顕微鏡10で観察する標本それ自体でも良いし、位置補正用のマーカー(例えば蛍光ビーズ)でも良いし、図7に示すような投影部30を用いて標本に投影した特定のパターンでも良い。ここで、パターンとしては、適切な大きさのピンホール像などが望ましい。例えば、図7における投影部30は、フォーカス用の照明光を放射する光源31と、この光源31からの照明光を標本に照射する照明光学系15とを有し、この照明光学系15は、光源31側から順に、光源31からの照明光を略平行光に変換する第1の集光レンズ32、この略平行光を集光する第2の集光レンズ33、第2の集光レンズ33により結像された光源31の像とピンホールが略一致するように配置された遮光板34、及び、ピンホールを通過した照明光を略平行光に変換する第3の集光レンズ35から構成される。そして、この第3の集光レンズ35を出射した照明光は、ハーフミラー2を通過した後、対物レンズ1を介して標本面Pに照射される。この標本面Pで反射した照明光を検出するための構成は、上述したフォーカス光学系12と同様である。但し、図7においては、対物レンズ1の射出瞳面P1の像をリレーする第1及び第2のリレーレンズ13,14が設けられており、この第1及び第2のリレーレンズ13,14により形成された射出瞳面P1の像と略一致するように(射出瞳面P1と略共役な位置に)マイクロレンズアレイ5が配置されている。また、観察光学系11を構成する結像レンズ3及び観察用撮像素子4は、図7においては省略されている。なお、フォーカス用撮像素子6に投影されるピンホール像は、このフォーカス用撮像素子6の1つの画素6aの大きさ(1ピクセルの大きさ)よりも、大きいことが望ましい。また、照明光はコヒーレント、インコヒーレントを問わない。また、、マイクロレンズアレイ5を構成する単位レンズ5aの一つ(通常は中央に位置する単位レンズ5a)の光軸を対物レンズ1の光軸と略一致させるように配置することが望ましい。
それでは、対物レンズ1と標本との相対位置が変化したときに、マイクロレンズアレイ5で結像される像の変化について説明する。まず、図3及び図4を用いて、相対位置がz方向に変化した場合について説明する。この図3は、標本の光軸上の点Oから射出した光を示しており、図3(a)は対物レンズ1の焦点面が標本面と一致している場合を示している。すなわち、上記点Oは対物レンズ1の焦点面上に位置する(この状態をP0とする)。このとき、マイクロレンズアレイ5の各々の単位レンズ5aで結像される点Oの像は、図4に示す様に、各々の単位レンズ5aに対応する画素群6bの略中央部に結像している。
一方、図3(b)に示すように、x方向及びy方向は変化させずに、z方向に標本面が対物レンズ1側に近づく(この状態をP+zとする)と、単位レンズ5aのうち、その光軸が対物レンズ1の光軸と一致する単位レンズ5aの点Oの像の結像位置は不変であるが、周辺の単位レンズ5aによる点Oの像の結像位置は、光軸上の単位レンズ5aの像を中心として点対称に外側に移動する。この場合、光軸から遠い単位レンズ5aの像ほど、移動距離は大きくなる。また、図3(c)に示す様に、x方向及びy方向は変化させずに、z方向に標本面が対物レンズ1から遠ざかる(この状態をP-zとする)と、対物レンズ1の光軸に一致する単位レンズ5aによる点Oの像の結像位置は不変であるが、周辺の単位レンズ5aによる点Oの像の結像位置は、光軸上の単位レンズ5aの像を中心に点対称に内側に移動する。この場合も、光軸から遠い単位レンズ5aの像ほど、移動距離は大きくなる。
このように、本手法では、標本の光軸方向(z方向)の位置の変動を、フォーカス用撮像素子6上での結像位置の変動として検出する。その際、マイクロレンズアレイ5の各単位レンズ5aで結像される像は被写界深度が深く、全焦点画像とみなせる。従って、図3(b),(c)のように、標本が光軸方向に移動しても、点像分布の形はほぼ変わらない。そのため、焦点ずれによる点像分布の強度低下もほぼなく、信号対雑音比を保持したまま、高精度にピーク強度位置を算出することができる。
次に、図5及び図6を用いて、相対位置がz方向に直交する面内で変化した場合について説明する(ここではy方向に変化した場合について説明するが、x方向も同様である)。まず、対物レンズ1の焦点面が標本面と一致しているときの、標本の光軸上の点Oから出射した光の結像状態(上述のP0の状態)は上述の図4に示した通りである。すなわち、マイクロレンズアレイ5の各々の単位レンズ5aで結像される点Oの像は、各々の単位レンズ5aに対応する画素群6bの略中央部に結像している。
一方、図5(a),(b)に示す様に、標本上の点Oが対物レンズ1の光軸に対してy方向にずれると、フォーカス用撮像素子6の各画素群6bに結像されている像もy方向に移動する。このとき、対物レンズ1に対して点Oが移動する方向に対して、画素群6bの中心から点Oの像が移動する方向は逆向きとなる。また、各画素群6bにおける点Oの像の移動量はほぼ同じとなる(点Oの像が、各画素群6内の同じ位置に結像する)。
以上より、標本が横(x,y)方向にシフトした(光軸と垂直方向にずれた)ときは、各単位レンズ5aに対応する画素群6bにおいて、点Oの像は同一の位置に結像する。一方、標本が光軸(z)方向にずれたときには、光軸上の単位レンズ5aでは常に結像位置は不変だが、それ以外の単位レンズ5aでは対物レンズ1の光軸を中心(対称点)として点対称に結像位置がずれる。このとき、周辺の単位レンズ5aほど、ずれの量も大きくなる。
従って、対物レンズ1の焦点が、標本上の所望の位置にあるときに、焦点位置維持装置20の制御部7は、対物レンズ1の焦点面内の光軸上に位置する点(以下、基準点と呼ぶ)の像を記憶する。すなわち、その基準点の像は、撮像素子6の各画素群6bの中心に結像されている。そして、制御部7は、各画素群6b内で基準点の像が移動し、標本にx,y,zのいずれかの方向にずれが生じたと判断したときは、まず光軸上の単位レンズ5aに対応する画素群6bの像の移動方向及び移動量からx方向及びy方向のずれ情報を算出し、この情報を基に顕微鏡10のフォーカスアクチュエータ8に、x,y座標に対するフィードバック制御を実施して、基準点がxy平面内において対物レンズ1の光軸上に位置するように(中心の画素群6bで検出される像が、この画素群6bの略中心に位置するように)制御する。そして、次に制御部7は、光軸上以外の単位レンズ5aに対する画素群6bの像の移動方向及び移動量からz方向のずれ情報を算出し、フォーカスアクチュエータ8にz座標に対するフィードバック制御をすることで、基準点を対物レンズ1の焦点面の光軸上に移動させる(全ての画素群6bで検出される像がそれぞれの画素群6bの略中心に位置するように移動させる)ことにより、標本の3次元ドリフトを補正できる。なお、詳細については後述するが、標本のz方向のずれの検知には光軸から遠い単位レンズ5aの像を用いた方が、光軸方向(z方向)のずれに対する画素ずれが大きく、より正確な位置検出が可能である。
このように、制御部7により、フォーカス用撮像素子6の各画素群6b内での基準点の像の位置が、その画素群6b内で中心に維持されるようにフォーカスアクチュエータ8の作動をフィードバック制御すると、対物レンズ1に対する標本位置の変動をリアルタイムに3次元補正し、常に対物レンズ1の焦点を、標本上の所望の位置に維持させることができる。
このような構成の焦点位置維持装置20において、図3(a)に示すように物点が光軸上にあり、焦点ずれもないとする。このとき、物点の像は、マイクロレンズアレイ5の各々の単位レンズ5aにより、フォーカス用撮像素子6の単位レンズ5aに対応する画素群6bの中心位置に結像する。上述したように、フォーカス用撮像素子6は2次元状に配置された複数の画素6aで構成されており、図2及び図8に示すように、マイクロレンズアレイ5の単位レンズ5a毎に、複数の画素6aからなる画素群6bが割り当てられている(例えば、図2に示すように、一つの単位レンズ5aに対して、7×7=49個の画素6aが割り当てられている)。そして、単位レンズ5aの光軸が各画素群6bの中心を通るとし、この画素群6bの中心座標を(xlo,ylo)=(0,0)とすると、焦点ずれがなければ、図4の黒塗りの画素6aに示すように、全ての画素群6b上での結像位置は(xlo,ylo)=(0,0)である。
ここで、対物レンズ1と標本との相対位置が、上述の説明と同様に、z方向に直交する面内でy方向に変化した場合のフォーカス用撮像素子6の画素群6bにおける結像位置の変位について考える(x,y方向は等方的なので、x方向も同様の考え方で対応できる)。まず、対物レンズ1の瞳直径をD0とし、マイクロレンズアレイ5の単位レンズ5aによる対物レンズ1の瞳の分割数をNとする。すなわち、対物レンズ1の瞳がN×Nの単位レンズ5aにより分割されているとする。なお、単位レンズ5aの数え方(次数)mを、図2においてyがプラス側から1,2,…,N−1,Nであるとすると、m番目の単位レンズ5aの中心位置hmは次式(1)のように表される。
Figure 0005626367
m=1及びm=2の場合、すなわち、y方向プラス側で最も外側の単位レンズ及びこの単位レンズより1つ内側の単位レンズによる像の中心位置h1,h2を図8(a)に示す。なお、対物レンズ1の光軸とマイクロレンズアレイ5のいずれかの単位レンズ5aの光軸とを一致させることが望ましいことにより、分割数Nは奇数であることが望ましい。この場合、m=(N+1)/2のときにhm=0となり、対物レンズ1の光軸と一致する。なおこの場合、中心位置hmの原点は、対物レンズ1の光軸上であり、上述した(xlo,ylo)とは座標の取り方が異なる。すなわち、対物レンズ1の焦点面と標本面とが一致している場合(ずれがない場合)、上述したように、次数mに対応するhmが各単位レンズ5aにおけるylo=0に対応する。
図8(b)に示すように、ある1つの単位レンズ5aとそれに対応する画素群6bに注目し、単位レンズ5aの焦点距離をfMLAとし、単位レンズ5aの中心を通る光がこの単位レンズ5aの光軸となす角をαとし、対物レンズ1とマイクロレンズアレイ5との距離をdとすると、m番目の単位レンズ5aにおける結像位置yloは次式(2)のように表される。
Figure 0005626367
この式(2)において、S′は対物レンズ1の像点位置であり、対物レンズ1の焦点距離をfOBとし、焦点ずれをdzとしたときに次式(3)で表される対物レンズ1の物点位置Sより、次式(4)のように表される。
Figure 0005626367
なお、焦点ずれがないとdz=0となるため、式(4)において像点位置S′は無限大に発散する。つまり、対物レンズ1から射出する光は平行光となる。
それでは、この焦点位置維持装置20の光軸方向(z方向)の分解能について考える。高分解能を得るためには、対物レンズ1の焦点ずれに対して結像位置yloの変位が大きいことが望ましい。このためにはマイクロレンズアレイ5の分割数Nを増やし、1番目あるいはN番目の単位レンズ5aにおける結像位置の変位Δyloを検出すれば良い。
図9に1番目の単位レンズ5aにおける焦点ずれdzと結像位置yloとの関係を示す。図9(a)は、単位レンズ5aの焦点距離fMLAを20mmとし、分割数Nを3,5,11,101の4通りとしたときの関係を示している。また、図9(b)は、分割数Nを11とし、単位レンズ5aの焦点距離fMLAをそれぞれ5,10,20mmとしたときの関係を示している。これらの図9(a),(b)より、単位レンズ5aの焦点距離fMLAが大きいほど、また、分割数Nが大きいほど、焦点ずれに対する結像位置の分解能が高いといえる。また、結像位置の検出の高分解能化のためにはフォーカス用撮像素子6を構成する画素6aのピクセルサイズを小さくすることが望ましい。
次に検出可能範囲について考える。対物レンズ1と標本との相対位置がz方向へのずれに伴うフォーカス用撮像素子6の各画素群6bでの結像位置の変化量は、光軸から遠い単位レンズ5aほど大きくなる。この関係を図10に示す。この図10では分割数Nを11としたときの、m=1の単位レンズ5a(光軸から最も遠い単位レンズ)及びm=5の単位レンズ5a(光軸上にある単位レンズの隣にある単位レンズ)による、焦点ずれdzと結像位置yloとの関係を示している。結像位置yloに対する広い検出可能範囲を得るためには、変位量の小さい、光軸の横の単位レンズ5aを使うことが望ましい(光軸上の単位レンズ(m=6)は焦点ずれで結像位置が変位しないため)。
このように、本実施形態に係る焦点位置維持装置20においては、処理に使用する単位レンズ5aの選択(すなわち、この単位レンズ5aに対応する画素群6bでの検出結果の選択)により、高分解能と広い検出範囲の双方を実現できる。これは通常の観察ではトレードオフの関係にある。
次に、対物レンズ1と標本との相対位置がz方向に直交する面内で変化した場合(x,y方向に変化した場合)のx,y分解能について考える。対物レンズ1の焦点距離をfOBとし、マイクロレンズアレイ5の単位レンズ5aの焦点距離をfMLAとすると、結像倍率βは次式(5)のように表される。
Figure 0005626367
そして、光軸上の物点がy方向にΔyずれたときの、フォーカス用撮像素子6の画素群6b上での変位Δyloは、次式(6)のように表される。
Figure 0005626367
この式(6)より明らかなように、単位レンズ5aの焦点距離fMLAが大きいほど、結像位置の横分解能が高くなる。
次に、対物レンズ1と標本との相対位置がx,y方向に変化したときの検出可能範囲について考える。1つの単位レンズ5aの径をdMLAとすると、上述の式(6)の関係より、フォーカス用撮像素子6の各画素群6b上での変位Δyloは、次式(7)の関係を満たすことが必要である。
Figure 0005626367
この式(7)より、検出したいずれ量yと倍率βより、必要なマイクロレンズアレイ5を構成する単位レンズ5aの径dMLAを算出することが望ましい。
なお、以上の説明においては、2次元状に配列された複数の単位レンズ5aからなるマイクロレンズアレイ5を用いて説明したが、1次元状に配列された複数の単位レンズからなるマイクロレンズアレイを用いても良い。
また、以上の説明では、本実施形態に係る焦点維持装置20を構成する光学機構5としてマイクロ光学素子アレイ(マイクロレンズアレイ)を用いて構成した場合について説明したが、図11に示すように、対物レンズ1を介して標本からの光を受光する位置に配置されて標本の像を形成する結像光学系51と、この結像光学系51の像側に配置され、結像光学系51から射出する光の一部を通過させる開口部52aが形成された絞り52と、から構成することも可能である。ここで、絞り52は、結像光学系51に対して光軸に直交する方向に移動することにより、この結像光学系51から射出された光束内の光軸に直交する面内で開口部52aを移動させることができ、これにより、絞り52は、対物レンズ1の光軸を含む光及びそれ以外の光をそれぞれ取得可能な機構としての機能を有している。
このような、結像光学系51及び絞り52を有する光学機構5において、標本のxy平面内での位置の変動を検出する場合には、開口部52aが対物レンズ1の光軸を含むように絞り52を移動させる。このような状態で標本がxy平面内で移動すると、それに伴って開口部52aを通過した光により形成される標本の像の結像位置が、上述の説明と同様に移動する。一方、標本のz方向での位置の変動を検出する場合には、開口部52aが対物レンズ1の光軸を含まないように(結像光学系51から射出された光束の周縁部に位置するように)絞り52を移動させる。このような状態で標本がz方向に移動すると、それに伴って開口部52aを通過した光により形成される標本の像の結像位置が、上述の説明と同様に移動する。以上より、図11には図示しない制御部7によりこの像が絞り52の開口部52aの位置に対応した画素群6bの中心に位置するようにフォーカスアクチュエータ8の作動を制御することにより、標本位置の変動を3次元補正することができる。
1 対物レンズ 5 光学機構(マイクロレンズアレイ) 5a 単位レンズ
6 フォーカス用撮像素子 7 制御部 8 フォーカスアクチュエータ
10 顕微鏡 20 焦点位置維持装置 30 投影部 51 結像光学系
52 絞り 52a 開口部

Claims (6)

  1. 標本と対物レンズとの相対位置を変化させるフォーカスアクチュエータの作動を制御することにより、前記対物レンズの焦点を前記標本に対する所望の位置に維持させる焦点位置維持装置であって、
    前記対物レンズを介して前記標本からの光を受光する位置に配置され、前記光の波面を分割するとともに前記標本の像を形成する複数の単位レンズで構成されるマイクロ光学素子アレイと、
    前記マイクロ光学素子アレイからの光を受光する位置に配置された撮像素子と、
    前記マイクロ光学素子アレイを介して、前記撮像素子により検出された前記標本の像の結像位置に基づいて、前記フォーカスアクチュエータの作動を制御するための信号を出力する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記対物レンズの焦点が標本上の所望の位置にあるときに、前記単位レンズで結像される像の位置を記憶し、
    前記単位レンズで結像される前記像の位置が、前記記憶された位置からずれた場合、
    前記対物レンズの光軸上に位置する前記単位レンズで結像される像の位置が、前記記憶された位置になるように補正することにより、前記対物レンズの光軸に対して直交する前記標本のずれを補正し、
    前記対物レンズの光軸上以外に位置する前記単位レンズで結像される像の位置が、前記記憶された位置になるように補正することにより、前記対物レンズの光軸に沿った前記標本のずれを補正することを特徴とする焦点位置維持装置。
  2. 前記対物レンズの光軸に対して直交する前記標本のずれを補正した後、前記対物レンズの光軸に沿った前記標本のずれを補正することを特徴とする請求項1に記載の焦点位置維持装置。
  3. 前記マイクロ光学素子アレイは、前記対物レンズの射出瞳と略共役な位置に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の焦点位置維持装置。
  4. 前記撮像素子は、前記マイクロ光学素子アレイを構成する複数の前記単位レンズの焦点位置に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の焦点位置維持装置。
  5. 前記対物レンズを介して前記標本にパターンを投影する投影部をさらに有し、
    前記制御部は、前記パターンの像を用いて前記標本のずれを補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の焦点位置維持装置。
  6. 対物レンズと、
    標本と前記対物レンズとの相対位置を変化させるフォーカスアクチュエータと、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の焦点位置維持装置と、を有することを特徴とする顕微鏡。
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