JP5622398B2 - Semを用いた欠陥検査方法及び装置 - Google Patents

Semを用いた欠陥検査方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体ウェハの検査技術に関し、特に走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて半導体ウェハ上に形成されたパターンの欠陥を検査するのに適したSEMを用いた欠陥検査方法及び装置に関するものである。
半導体ウェハに形成される回路パターンの微細化が進むにつれ、その製造工程で発生する欠陥が製品歩留まりに与える影響は大きくなってきており、製造段階においてそのような欠陥が発生しないように管理することはますます重要となっている。現在、半導体ウェハの製造現場では、一般的に、欠陥検査装置と欠陥観察装置とを用いて歩留り対策を行っている。欠陥検査装置とは、光学的な手段もしくは電子線を用いてウェハ表面の状態を画像化しその画像を自動処理することで、ウェハ上のどの位置に欠陥が存在するかを高速に調べるものである。このような欠陥検査装置では、その高速性が重要であるため、可能な限り取得する画像の画素サイズを大きく(つまり低解像度化)することによる画像データ量の削減を行っており、多くの場合、検出した低解像度の画像からは欠陥の存在は確認できても、その欠陥の種類を詳細に判別することはできない。
一方、欠陥観察装置(レビュー装置)とは、欠陥検査装置によって検出された各欠陥について、画素サイズを小さくした状態で(つまり解像度の高い)画像を取得し観察するために用いられる装置である。このような欠陥観察装置は、現在、複数のメーカより市場に投入されている。それらの装置には、欠陥発生原因を特定するのに役立てる為、撮像した画像を自動で分類する機能を搭載するものもある。
益々微細化が進む半導体製造プロセスにおいては、その欠陥サイズが数十ナノメートルのオーダに達していることもあり、欠陥の観察や分類のためには、ナノメートルオーダの分解能が必要になる。そのため、近年は、走査型電子顕微鏡を用いた欠陥観察装置が広く使われだしてきている。また、半導体デバイスの量産ラインでは欠陥の観察作業(レビュー作業)の効率化が望まれており、欠陥観察装置には、欠陥検査装置で検出された欠陥位置の画像を自動で撮像する機能(ADR:Automatic Defect Review)や得られた画像を分類する機能(ADC:Automatic Defect Classification)が搭載されるようになってきた。
半導体製造の量産ラインにおいては、製造プロセスにおける欠陥発生状態を正しくモニタリングする必要がある。そのため、可能な限り多くのウェハについて、欠陥検査装置による検査と欠陥観察装置であるレビューSEMによる欠陥の観察・分類を行う必要があり、欠陥検査装置及びレビューSEMにおいては、処理速度つまりスループットの向上が特に重要となっている。レビューSEMにおけるスループットとは、単位時間内で、画像撮像及び分類を行うことのできる欠陥の数を意味する。現在市場に投入されているレビューSEMのスループットは1000〜2000[欠陥/時間]である。スループット性能は、飛躍的に向上しており今後もさらに高性能化する可能性が高い。このようなレビューSEMの機能等についての従来技術については特開2001−331784号公報(特許文
献1)に開示されている。この特許文献1には、レビューSEMの構成、ADR及びADCの機能並びに動作シーケンス、さらに、取得した画像や分類結果の表示方法等について記載されている。
特開2001−331784号公報
回路パターンの微細化が進むにつれ、検査・観察すべき欠陥のサイズも微細化が進んでいる。回路パターンの設計ルールが数10nm以下になると隣接するパターンを露光する光の間で近接効果が発生して所望の形状のパターンを露光できなくなってしまう。この対策として光近接効果補正(Optical Proximity Correction: OPC)を行ったマスクパターンを用いて露光することが行われている。しかし、このようなマスクパターンを用いて露光しウェハ上にパターンを形成する場合、パターンの形状はプロセスの変動を受けやすく、パターンの形状不良や微細な欠陥の発生を引き起こしやすくなる。
このようなパターンの生産を歩留まりよく行うためには、OPC補正を行ったプロセスの変動に敏感な特定のパターンを観察して(定点観察)形状の不良や微細な欠陥の検出を行い、プロセスの安定性を監視する必要がある。このようなパターンの観察・検査を従来の光学式検査装置で行おうとする解像度が十分でなく、微細な欠陥を検査することは低解像度の欠陥検査装置では困難となってきている。
一方、高解像度の画像を取得できる手段として、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)を用いた測長SEM(Criti−cal Dimension SEM:CD−SEM)やレビューSEM(Review SEM)などが実用化されている。測長SEMは取得したSEMの画像からパターンの寸法やパターンの間隔を測定する用途で用いられるものであり、パターンの形状観察や欠陥の検出を行うには適していない。一方、レビューSEMは他の検査装置で検出した欠陥の位置情報を用いて欠陥のSEM画像を取得し、欠陥の観察・分類を行う装置であり、本発明で対象とする微細なパターンの形状観察や欠陥の検出に適している。
従来レビューSEM装置を用いて欠陥を観察する場合、観察対象の欠陥を含む領域を撮像して得たSEM画像と欠陥を含まない領域を撮像して得たSEM画像とを比較して差のある部分を欠陥として抽出しその画像を観察することを、観察対象の欠陥ごとに行っていた。しかし、半導体デバイスの高集積化に伴い、プロセスの変動に敏感な箇所の数が大幅に増えてきており、レビューSEMを用いた従来の方法では、取得するSEM画像の数、及び、処理する画像データ量の増大を招き画像処理する時間も大幅に増えてしまうため、パターン観察及び欠陥検査のスループットは使用に耐えないほどの低下を余儀なくされてしまう。
本発明の目的は、微細なパターンの観察及び欠陥の検査を、スループットを低下させることなく実行することを可能とする欠陥検査・観察方法及びその装置を提供することにある。
半導体ウェハ上に形成された回路パターンの検査として、ウェハを走査型電子顕微鏡(SEM)で撮像し、得られた画像を処理して回路パターンの欠陥を検出することが一般に行われている。SEMにおける撮像は,電子ビームを偏向させて半導体ウェハを走査し、ウェハから発生する2次電子、反射電子を検出器で取得して画像化する。ウェハ上には複数のダイが格子状に繰り返し配列されており、各ダイには同じ回路パターンが形成されるので、検査を行うために、各ダイの対応する部分の一つを検査画像とし、別の一つを参照画像として比較して欠陥を検出することが行われる。また、ダイの中のメモリマット部は複数のメモリセルが格子状に繰り返し配列されており、各メモリセルには同じ回路パターンが形成されるので、メモリセル同士で同様に比較検査が行われる。
上記目的を達成するため、本発明の検査方法及び検査装置では、各ダイにおいて予め定めた注目領域(Region Of Interest:ROI)を順次SEMで撮像して得た複数のSEM画像を記憶手段に記憶させておき、この記憶させたSEM画像から参照画像を作成し、この参照画像と記憶させておいたSEM画像とを順次比較して欠陥を検出する定点検査、あるいはROI検査を行うようにした。
即ち、上記目的を達成するために、本発明では、同じ形状のパターンを有するダイが複
数形成された試料を載置して平面内で移動可能なテーブルを備えた走査型電子顕微鏡手段
と、走査型電子顕微鏡手段でテーブルに載置された試料を撮像して得た試料のSEM画像
を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶した試料のSEM画像を処理して試料上の欠陥を
検出する画像処理手段と、画像処理手段で試料のSEM画像を処理する条件を入力すると
ともに処理した結果を出力する入出力手段と、走査型電子顕微鏡手段と記憶手段と画像処
理手段と入出力手段とを制御する制御手段とを備えたSEMを用いた欠陥検査装置におい
て、制御手段は、走査型電子顕微鏡手段を制御して試料上に形成された複数のダイについ
て予め設定された領域を順次撮像して複数のダイの予め設定された領域のSEM画像を順
次取得し、順次取得した予め設定された領域のSEM画像を記憶手段に記憶させることを
複数の試料について順次行い、画像処理手段は、記憶手段に記憶させた順次取得した予め
設定された領域のSEM画像のうち最初の試料の予め設定された領域の複数のSEM画像の画像特徴量のうち特定の画像特徴量を指標値とし、指標値が所定の範囲にある画像を選択して参照画像を作成し、作成した参照画像を記憶手段に記憶させた複数の試料の順次取得した予め設定された領域のSEM画像と比較して欠陥を抽出し、抽出した欠陥を分類するようにした。
また、上記目的を達成するために、本発明では、SEMを用いた欠陥検査方法において
、走査型電子顕微鏡手段を用いて複数の試料のうちの1番目の試料上に形成された同じ形
状のパターンを有する複数のダイについて予め設定された領域を順次撮像して複数のダイ
の予め設定された領域のSEM画像を順次取得し、順次取得した予め設定された領域のS
EM画像を記憶手段に記憶させ、記憶手段に記憶させた複数の試料のうちの1番目の試料の予め設定された領域の複数のSEM画像の画像特徴量のうち指定した画像特徴量を指標値とし、指標値が所定の範囲にある画像を選択して参照画像を作成し、作成した参照画像を記憶手段に記憶させた順次取得した予め設定された領域のSEM画像と比較して欠陥を抽出し、抽出した欠陥を分類し、複数の試料のうちの1番目の試料を除いた試料について複数のダイの予め設定された領域を順次撮像して複数のダイの予め設定された領域のSEM画像を順次取得して記憶手段に記憶させ、 この記憶手段に記憶させた複数の試料のうちの1番目の試料を除いた試料の複数のダイの予め設定された領域のSEM画像を参照画像と比較して欠陥を抽出し、抽出した欠陥を分類するようにした。
更に、上記目的を達成するために、本発明では、SEMを用いた欠陥検査方法において
、走査型電子顕微鏡手段を用いて複数の試料のうちの1番目の試料上に形成された同じ形状のパターンを有する複数のダイについて予め設定された領域を順次撮像して複数のダイの予め設定された領域のSEM画像を順次取得し、この順次取得した予め設定された領域の複数のSEM画像を記憶手段に記憶させ、記憶手段に記憶させた複数のSEM画像を処理して複数のSEM画像の特徴量のヒストグラムを作成して画面に表示し、SEM画像特徴量のヒストグラムが表示された画面上でSEM画像特徴量の範囲を設定し、設定された範囲内の特徴量を有するSEM画像を記憶手段に記憶させた複数のSEM画像の中から選択し、選択したSEM画像を用いて参照画像を作成し、作成した参照画像を記憶手段に記憶させた順次取得した予め設定された領域のSEM画像と比較して欠陥を抽出し、抽出した欠陥を分類し、
複数の試料のうちの1番目の試料を除いた試料について複数のダイの予め設定された領域を順次撮像して複数のダイの予め設定された領域のSEM画像を順次取得して記憶手段に記憶させ、この記憶手段に記憶させた複数の試料のうちの1番目の試料を除いた試料の複数のダイの予め設定された領域のSEM画像を参照画像と比較して欠陥を抽出し、抽出した欠陥を分類するようにした。
本発明によれば、
ウェハ上の定点観察による微細なパターンの観察及び欠陥の検査を、スループットを低下させることなく実行することが可能となった。
本発明の実施の形態において、欠陥観察装置の例を表す図である。 実施例1における定点検査を行う方法の手順を表すフロー図である。 実施例1における平均画像を用いた欠陥検出の処理手順を示す図である。 実施例2におけるGP画像作成方法の処理手順を示す図である。 実施例2における差分の総和を指標値としたGP画像作成方法の処理手順を示す図である。 実施例2における参照画像取得箇所の概念を説明する図である。 実施例2におけるGP画像作成方法の処理手順の別の例を示す図である。 実施例2における画素毎の外れ値除去の処理手順を説明する図である。 実施例2における参照画像の平均化の処理手順を説明する図である。 実施例2における範囲を入力するためのGUIを表す図である。 実施例2において検査領域を予め設定するためのGUIを表す図である。 実施例2において検査領域を設定するためのGUIを表す図である。 実施例2において検査領域を設定するためのGUIを表す図である。 実施例2において比較検査を行う方法の手順を表すフロー図である。 実施例3におけるSEMを用いた欠陥観察装置の概略の構成を示す図である。 実施例3におけるGP画像作成方法の処理手順を説明する図である。 実施例4における検査装置の概略の構成を示すブロック図である。
以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明をSEMを用いた欠陥観察装置(以下、レビューSEMを記載する)に適用した第一の実施例を以下に説明する。図1に、本実施例におけるSEMを用いた欠陥観察装置(欠陥レビューSEM装置)の構成の例を示す。欠陥観察装置は、電子線式顕微鏡100と、A/D変換器110、処理手段111、ユーザインターフェース部112、記憶手段113、全体制御部114を備えて構成される。
電子線式顕微鏡100は、筐体101の内部に平面内で移動可能なテーブル102と、電子線105を発射する電子線源104、電子線源104から発射された電子線105を偏向させる偏向器106、電子線105のフォーカス位置を調整する電子レンズ107、電子レンズ107でフォーカス位置を調整された電子線105が走査して照射された半導体ウェハ103から発生する二次電子108を偏向器106による偏向の信号と同期させて検出する検出器109を備えている。検出器109で検出された二次電子は、電気信号に変換された後、更にA/D変換器110によりデジタル画像信号に変換され、処理手段111に入力されて画像処理される。
上記した構成を備えた欠陥観察装置において、予め記憶手段113に記憶された半導体ウェハ103上の検査領域の位置情報に基づいて全体制御部114はテーブル102を駆動して半導体ウェハ103上の検査領域が電子線式顕微鏡100の検出器109による観察視野の中に入るように設定する。次に、全体制御部114は電子線式顕微鏡100を制御してこの観察視野の内部で位置合わせパターン画像を取得し、予め登録した位置合わせパターン登録画像と比較して検査領域の位置を算出する。次にこの算出した検査領域の位置を電子線式顕微鏡100で撮像して検査領域画像を取得し、予め登録したGPと比較して欠陥を抽出する。最後に、この抽出した欠陥の画像上の特徴量を抽出して予め設定されたルールに基づいて欠陥を分類する。抽出した欠陥の画像や欠陥を分類した結果は、ユーザインターフェース部112の画面1121に表示される。
上記した装置を用いて半導体ウェハ上に形成された各ダイにおいて予め定めた注目領域
(又はパターン)を検査画像とし、参照画像(GP(Golden Pattern)画
像)と比較して欠陥を検出する定点検査、あるいはROI検査(Region Of Interest)を行
う方法の手順の例を図2に示す。
まず、最初のウェハであるかを判断し(S201)、YESの場合にはユーザインタフェース部112から検査対象ウェハのダイパターンのうちでDOI(Defect of Interest:関心欠陥)を含む領域、又はROI(Region of Interest:関心領域)を指定する(S202)。次に、検査対象ウェハの各ダイについて、指定されたDOIと同一形状のパターンを含む領域又はROIと同一の領域をSEMを用いて順次撮像して複数のSEM画像を取得して位置情報とともに記憶手段113に記憶する(S203)。
次に、再度最初のウェハであるかを判断し(S204)、YESの場合にはS203で取得されて記憶手段113に記憶された複数のSEM画像を用いて処理手段111において平均化処理をしてGP画像を作成する(S205)。次に処理手段111においてGP画像と記憶手段113に記憶されている複数の画像を順次比較検査して欠陥候補を検出し(S206)、この検出した欠陥候補から欠陥を抽出する(S207)。
次に、抽出した欠陥を種類毎に分類し(S208)、その結果を出力する(S209)。S203でSEM画像の取得が終わったウェハは、処理手段111と記憶手段113とでS203からS209までのステップの処理を実行している間にレビューSEMから搬出され、次の検査対象ウェハが搬入される。この搬入された検査対象ウェハはS201で最初のウェハではないと判断されてS203のSEM画像取得のステップが直ちに実行され、最初のウェハのときにS202で設定された検査領域の情報を用いてSEM画像が取得されて記憶手段113に記憶される。
さらに、S204でも最初のウェハではないと判断されてS206のGP比較検査のステップに進み、最初のウェハを用いて作成されたGPが像を用いてGP比較検査が実行され、その後S207からS209までが順次実行される。
本実施例では、S201で指定されたDOIを含む領域又はROIのSEM画像をS202のステップにおいてウェハの全領域に亘って順次取得して記憶手段113に取得した全てのSEM画像を一旦記憶し、その記憶した画像を用いてS203からS207までの一連の処理をSEM画像の取得とは非同期で実行することが可能であるために、レビューSEMはウェハ上の検査対象領域の画像を取得後直ちに次のウェハと入れ替えて同じ動作を繰り返すことができ、スループットを低減させることなくDOIを含む領域又はROIの観察及び欠陥の抽出を行うことができる。
図2において、2枚目以降のウェハについてはS202とS205のステップをスキップする処理フローを説明したが、S205以降の処理はS203とは非同期で処理されるので、S204の判定ステップを削除して、2枚目以降のウェハについてもそれぞれのウェハのSEM画像を用いて、それぞれのウェハごとにS205でGP画像を作成しても良い。この場合にも、スループットを低減させることなくDOIを含む領域又はROIの観察及び欠陥の抽出を行うことができる。
S202のSEM画像を取得するステップにおいてウェハの全領域に亘って順次取得したSEM画像には、電子光工学系の回路に発生する回路ノイズ等によって、画像ノイズ(以降、単にノイズと記す)が生じる。検査画像と参照画像とではノイズ状態が異なるため、検査・参照画像の比較の際に、ノイズの差異を虚報として検出してしまう。虚報を抑えるためには欠陥検出感度を下げることを余儀なくされ,実欠陥見逃しが発生してしまう場合がある。虚報を抑制し実欠陥見逃しを防ぐためには画像に生じるノイズを低減することが必要である。半導体のプロセスノードの微細化に伴い,より微小な欠陥を検出することが要求され、画像に生じるノイズの低減の必要性が高まる方向にある。
本発明では、画像に生じるノイズを低減するため、複数のダイの画像を用いて、平均を算出して平均画像を作成し、これを参照画像として用いることで参照画像に生じるノイズを低減する。
平均画像の概念を図3に示す。ウェハ209上には複数のダイ210が格子状に繰り返し配列されており、各ダイの対応する部分をSEM式ウェハ検査装置で撮像して得られた参照画像(SEM画像)(1)201、参照画像(SEM画像)(2)202、参照画像(SEM画像)(3)203、参照画像(SEM画像)(4)204がある。参照画像(1)201は回路パターンの線幅が細く、参照画像(2)202、参照画像(3)203は線幅が中ぐらい、参照画像(4)204は線幅が太い。対応するA−A’部の輝度波形はそれぞれ、参照波形(1)211、参照波形(2)212、参照波形(3)213、参照波形(4)214である。
それらの平均を算出して得られたのが平均画像206である(図3では判りやすくするために4枚の参照画像(1)〜(4)を用いて平均画像206を作成する場合について説明したが、実際にはウェハ209の全部のダイのSEM画像を用いて平均画像206を作成する)。ここで、平均処理は各参照画像の対応する画素値の平均値を求めて平均画像206にすることで行う。B−B’部の輝度波形は平均波形216である。検査ダイの対応する部分を撮像して得られた検査画像205、B-B’部の輝度波形は検査波形215である。検査画像205と平均画像206との比較検査で得られるのは差分画像207、B−B’部の輝度波形は差分波形217となる。この差分波形217をしきい値220と比較してしきい値以上の差分波形を欠陥として抽出する。
上記実施例では、ウェハ209の全部のダイのSEM画像を用いて平均画像206を作成することで説明したが、一般にウェハ周辺部と中央部とではそれぞれのダイに形成されるパターンの形状に多少違いが生ずる場合がある。このような場合には、ウェハ周辺部と中央部とでそれぞれ異なる平均画像、即ち、ウェハ周辺部のダイのパターンだけを用いて周辺部のダイ検査用の平均画像と、ウェハ中央部付近のダイのパターンだけを用いて中央部のダイ検査用の平均画像との二種類の平均画像を作成してもよく、更にウェハの中央部と周辺部の間に中間部を設けて3つの領域ごとの平均画像を作成して検査を実行してもよい。
また、参照画像(1)201、参照画像(4)204を異常値とみなして除いたものから平均を算出するようにしても良い。した場合が異常除去平均画像208である。対応するC−C’部の輝度波形は、異常除去平均波形218である。異常を除去した平均画像208は回路パターンのエッジが急峻な状態となりエッジ断面形状のばらつきにより平均画像が理想画像からずれてしまうのを防止できる。
上記に説明した実施例においては、取得した複数のSEM画像から平均画像を作成して参照画像としていたが、取得した複数のSEM画像から一つの画像を抽出し、この抽出した画像を参照画像としても良い。例えば、取得した複数の画像についてパターンエッジ信号の急峻さ(edge sharpness:エッジシャープネス)やパターン幅を評価し、理想パターン(設計パターン)に最も近い画像を選択して、参照画像とすることができる。
本実施例によれば、記憶しておいたSEM画像から比較的容易に平均画像を作成することができるので、あまり複雑は処理を行わずに比較的簡単にGP比較検査を実施することができる。
実施例1においては、全てのSEM画像または異常値を除いた画像を用いて作成した平均画像をGP画像としているが、回路パターンのエッジは急峻な状態が理想であるため、平均画像206は必ずしも理想画像とはならない場合がある。即ち、全てのSEM画像から作成した平均画像でパターンのエッジ部分の信号が丸まってしまった場合、検査画像が正常なパターンの画像でパターンのエッジが急峻な場合にはこの正常なパターンが欠陥として検出されてしまう可能性がある。
また、回路パターンのばらつきの中で理想画像が偏ったものであった場合、例えば参照画像(4)204が理想的な画像であっても異常除去平均画像208は線幅が異なるため、やはり理想画像にはならない場合がある。
そこで、本実施例においては、画像に生じるノイズを低減するため、複数のダイの画像の履歴を用いて、各画素毎にこれら各画像についての平均を算出して理想画像を作成し、これを参照画像として用いることで参照画像に生じるノイズを低減する。また、各画素毎に画素値が外れ値となっているものや中央値からかけ離れているもの等を異常値とみなして、異常値を除いた平均を算出して理想画像を作成する。
本実施例における処理の全体のフローは実施定1で説明した図2に示した処理フローと同じであるが、S203のGP画像作成のステップの詳細な処理の内容が異なる。
本実施例によるGP画像作成方法の概念を図4に示す。ウェハ上の複数のダイの対応する部分を図1に示したレビューSEMで撮像して複数の参照画像、図4では、実施例1と同様に参照画像(1)201、参照画像(2)202、参照画像(3)203、参照画像(4)204を取得し記憶手段113に記憶しておく。
記憶手段113に記憶された画像を処理手段111に呼び出して、処理手段111で各参照画像について指標値を演算する。この指標値は、各SEM画像に含まれる回路パターンの像の画像特徴量、例えば回路パターンの線幅等でも良い。図4では、各参照画像に対応する線幅はそれぞれ、線幅(1)301、線幅(2)302、線幅(3)303、線幅(4)304である。算出した指標値からヒストグラム307を算出してユーザインターフェース部112のGUI画面1121上に表示する。図では参照画像、参照波形、線幅はそれぞれ4個しか図示していないが、もっと多くのダイについて参照画像を取得しても良く、図4のヒストグラム307はもっと多くのダイについて算出した指標値のヒストグラムを表している。
次に、ヒストグラム307上で適切な範囲308をユーザが入力する。適切な範囲308とは、GP画像を作成するために使用するのに適した参照画像に対応した指標値の範囲である。これは、複数の参照画像の中から理想状態に近いとユーザが判断した参照画像、図4の例では、参照画像(2)202に対応する指標値(2)312が適切な範囲308に含まれるように、範囲下限309を設定し、同様に、参照画像(3)203に対応する指標値(3)313が適切な範囲308に含まれるように、範囲上限310を設定した場合を示している。
次に入力された適切な範囲308に対応する参照画像のみ、図では参照画像(2)202、参照画像(3)203、を選択平均化したGP画像305を作成しGUI上に表示する。対応するC−C’部の輝度波形は、GP波形315である。ユーザインターフェース部112のGUI画面1121上に表示されることでGP画像305の妥当性をユーザが確認することができる。
検査画像205と作成されたGP画像305との比較検査で得られるのはGP差分画像306、C−C’部の輝度波形はGP検査波形316となる。GP差分画像306上の輝度差分は従来方法の差分画像206より低減し、虚報は抑制される。また、この指標値は、例えば各参照画像と正常画像との画素値の差分の総和でも良い。
差分の総和を指標値としたGP画像作成方法の概念を図5に示す。参照画像(2)が正常画像であるとすると、各参照画像と正常画像との差分の波形はそれぞれ、差分波形(1)501、差分波形(2)502、差分波形(3)503、差分波形(4)504となる。各参照画像の指標値として差分の総和が算出される。算出した指標値からヒストグラム307を算出してGUIに表示される。
次にヒストグラム307上で適切な範囲308をユーザが入力する。図5では例えば、参照画像(3)203に対応する指標値(3)513が適切な範囲308に含まれるように、範囲上限310をユーザが調整する。次に入力された適切な範囲308に対応する参照画像のみを選択平均化したGP画像305を作成しGUI上に表示する。検査画像205と作成されたGP画像305との比較検査で得られるのはGP差分画像306、C−C’部の輝度波形はGP検査波形316となる。
また、参照画像は1ダイ内の複数個所から取得しても良い。参照画像取得箇所の概念の例を図6に示す。ウェハ209上の各ダイ210には同一のパターン601が複数配置されている場合がある。この場合は同一のパターン601の対応する部分をレビューSEMで撮像して得られた参照画像(1)201、参照画像(2)202、参照画像(3)203、参照画像(4)204となる。対応するA−A’部の輝度波形はそれぞれ、参照波形(1)211、参照波形(2)212、参照波形(3)213、参照波形(4)214である。同一パターンの位置は設計情報から求めても良く、ユーザが取得画像を見て指定しても良く、取得画像を画像処理して同一パターンを探索しても良い。
本実施例によるGP画像作成方法の概念の別の例として、半導体プロセスのリソグラフィ工程で焦点距離と露出度を振って作成したFEM(Focus Exposure Matrix)ウェハを対象とした場合を図7に示す。FEMウェハ上の複数のダイの対応する部分をレビューSEMで撮像して複数の参照画像、図7では、参照画像(1)701、参照画像(2)702、参照画像(3)703、参照画像(4)704を取得する。
各参照画像について指標値を演算する。この指標値は、例えば、各参照画像の回路パターンの形状と設計形状709とで乖離が大きい箇所の乖離量等でも良い。図では、各参照画像の乖離量はそれぞれ、乖離量(1)711、乖離量(2)712、乖離量(3)713、乖離量(4)714である。算出した指標値からヒストグラム707を算出してGUIに表示される。
次にヒストグラム707上で適切な範囲708をユーザが入力する。図では例えば、参照画像(3)703に対応する乖離量(3)713が適切な範囲708に含まれるように、範囲上限710をユーザがユーザインターフェース部112のGUI画面1121上で調整する。次に入力された適切な範囲708に対応する参照画像のみを選択平均化したGP画像706を作成しGUI上に表示する。検査画像705と作成されたGP画像706との形状比較で乖離が大きい箇所の乖離量715が得られる。
また、選択された参照画像の画素毎のばらつき、あるいは最大値と最小値の差、を検査時の欠陥検出しきい値に上乗せしても良い。これによって、選択された参照画像間でもばらつきが大きい箇所は欠陥検出しきい値が高目となり、その箇所での虚報発生が抑制される。
また、検査時に各ダイの検査画像毎に上述の指標値を算出し、指標値に比例した補正値を検査時の欠陥検出しきい値に上乗せしても良い。これによって、各ダイの検査画像がGP画像から乖離している度合いを欠陥検出しきい値に反映させることができ、ウェハ面内でのダイ間の虚報の発生偏りを調整することができる。
また、適切な範囲308に対応する参照画像のみを選択平均化する際に、画素毎に外れ値を除去しても良い。画素毎の外れ値除去の概念の例を図8に示す。参照画像(1)201、参照画像(2)202、参照画像(3)203、参照画像(4)204の画素毎に輝度値のヒストグラムを算出する。このとき参照画像(1)201、参照画像(2)202、参照画像(3)203は欠陥がなく、参照画像(4)204は欠陥801があるため、欠陥箇所に対応する画素のヒストグラム206は正常部802と欠陥部803に分かれてプロットされる。平均輝度値をaとし,a−Δからa+Δの範囲の値を用いることによって、欠陥部を外れ値として除去して選択平均化して欠陥の無いGP画像305を作成しても良い。検査画像205と作成されたGP画像305との比較検査で得られるのはGP差分画像306となる。
次に、参照画像の平均化の概念の例を図9に示す。ここで説明を簡単化するため1次元波形を用いて説明する。参照波形(1)211、参照波形(2)212、参照波形(3)213、参照波形(4)214は基本的に同一である。各波形は画素サイズ毎にサンプリングしてデジタル画像化されるが、各波形の位相は互いにずれがあるため、波形間のサンプリング位置にはずれがある。そこで参照画像の平均化の際には、位相のずれを考慮して一つのGP波形に合成する。例えば、各参照画像の左端に、サンプリング点(1)901、サンプリング点(2)902、サンプリング点(3)903、サンプリング点(4)904があり、一つのGP波形905に合成する際には、位相のずれを考慮して合成位置(1)911、合成位置(2)912、合成位置(3)913、合成位置(4)914に位置づけて平均画像を合成するのが望ましい。
ユーザがヒストグラム上で適切な範囲を入力するためのGUIの例を図10に示す。GUI画面1121上のGP作成タブ1002をユーザがクリックすると、本画面が表示される。ウェハマップ1003にはウェハ上にダイ1004が格子状に配列されたチップレイアウト1005が表示される。ウェハマップ1003上でGP作成に使うダイ1006をユーザがクリックすると、それらのGP作成に使うダイ1006は別の色で表示される。各ダイには予め設定した検査領域1007が表示される。画像取得ボタン1008をユーザがクリックすると、GP作成に使うダイ406上の検査領域1007の画像が取得される。または、既に取得済みの画像がある場合はロードボタン1020をユーザがクリックすると、GP作成に使うダイ1006上の検査領域1007の画像がロードされる。
これらの画像は前述の参照画像に相当する。取得した各参照画像について指標値、例えば線幅を算出する。それらの指標値から算出したヒストグラム307を表示する。
次にウェハマップ1003上のある検査領域1008をユーザがクリックして指定すると、その検査領域1008が点滅して表示される。また、指定箇所での取得画像1009が表示され、ヒストグラム上でその画像の指標値に対応する箇所1010が点滅する。取得画像1009をユーザが確認しGP作成に使用するのに適切か否かを判断する。適切と判断した場合は適切ボタン1011をクリックし、不適切と判断した場合は不適ボタン1012をクリックする。不適切と判断した場合は対応する箇所1010が適切な範囲308に入らないように範囲下限309が調節される。逆に、適切と判断した場合は対応する箇所が適切な範囲308に入るように調節される。ユーザの箇所指定と適切/不適判断を繰り返すことによって、範囲上限310も調節し適切な範囲308を定める。図10の例では、参照画像(1)201に対応する指標値(1)311が不適で参照画像(1)202に対応する指標値(2)312が適切であり、その間に範囲下限309が調節される。また、参照画像(3)203に対応する指標値(3)313が適切で参照画像(4)204に対応する指標値(4)314が不適であり、その間に範囲上限310が調節される。
また、適切な範囲308を微調整したい場合は、範囲下限309と範囲上限310をユーザがドラッグして調節しても良い。
適切な範囲308の調整に応じてウェハマップ1003上では、適切な範囲308に入っている参照画像に対応する適切検査領域1013は黒色で表示される。適切な範囲308に入っていない参照画像に対応する不適検査領域1014は白色で表示される。
次に、GUI画面1121上の確認ボタン1015をユーザがクリックすると、上述の手順で定められた適切な範囲308参照画像のみを選択平均化したGP画像305が表示される。ユーザはGP画像305を見て妥当であれば保存ボタン1016をクリックし、GP画像305が保存される。GP画像305を見て妥当でなければキャンセルボタン1017をクリックし、GP画像305はキャンセルされる。以上の手順でGP画像作成が完了したら、ユーザが終了ボタン1018をクリックし、GP画像作成は終了される。
GUI画面1121上の検査タブ1019をユーザがクリックすると、検査処理に遷移する。
前述のGP作成の前に検査領域1007を予め設定する手順の例を図611に示す。GUI画面1121上で、検査領域の設定に使用するダイ1006をユーザがダブルクリックするとダイマップ1101に遷移する。ダイマップ1101上で検査したい位置をユーザがクリックすると検査位置1102が表示される。画像取得ボタン1008をユーザがクリックすると検査位置1102の周辺の画像が取得され、取得画像1103が表示される。取得画像1103上でユーザがドラッグした領域が矩形領域1104として表示される。ユーザが登録ボタン1105をクリックすると矩形領域1104の座標が検査領域1107として設定される。
検査領域1107を設定する手順の別の例を図12に示す。半導体ウェハのロジック部では回路パターンに繰り返し性が無い。そのため取得画像上で検査領域をピンポイントで指定する必要がある。例えば、取得画像1103上に矩形領域C1203のように小さい領域をユーザがドラッグして指定する。
ここで、取得画像上に検査領域が複数存在しても良い。取得画像1103上に矩形領域1204が設定された状態で、ユーザが検索ボタン1201をクリックすると、矩形領域1204をテンプレートとして、取得画像1103上で同様の回路パターンが探索され、同様の回路パターンが検出された箇所に矩形領域B1202が表示される。ここでパターンの探索は例えば一般的パターンマッチングなどの手法を用いると良い。
また、図6に示したようにダイ内の複数個所から参照画像を取得する場合に検査領域を設定する手順の別の例を図13に示す。このケースには例えば、半導体ウェハのメモリ領域のコーナ部から参照画像を取得する場合がある。ダイマップ1101上にはメモリ領域(1)1301、メモリ領域(2)1302、メモリ領域(3)1303、メモリ領域(4)1304が存在するため同一パターンであるメモリ領域のコーナ部が複数存在する。例えば、メモリ領域(1)1301の左上コーナを検査したい位置としてユーザがクリックすると検査位置(1)1311が表示される。
次にユーザが検査位置複製ボタン1305をクリックすると、各メモリ領域の左上コーナに検査位置(2)1312、検査位置(3)1313、検査位置(4)1314が表示される。メモリ領域の位置は例えば設計情報から求めれば良い。
次に画像取得ボタン1008をユーザがクリックすると検査位置(1)1311、検査位置(2)1312、検査位置(3)1313、検査位置(4)1314の周辺の画像が取得され、検査位置(1)1311に対応する取得画像(1)1321が表示される。ここで、検査位置(2)1312、検査位置(3)1313、検査位置(4)1314をユーザがクリックすると取得画像(2)、取得画像(3)、取得画像(4)が表示される。
次に、取得画像(1)1321上でユーザがドラッグするとその領域が矩形領域1306として表示される。ユーザが登録ボタン1105をクリックすると矩形領域1306の座標が検査領域として設定される。
メモリ領域のコーナは左上、右上、左下、右下の4箇所あるのでそれぞれ同様に検査領域を設定する。
以上はGUI表示の一例であり他の表示形態でも良い。
以上をまとめて、図2で説明した検査フローのうちのGP画像作成ステップS204の詳細ステップとして適切に設定したGP画像を用いた比較検査を行う方法の手順の例を、図14に示す。
まず図2のS202のSEM画像取得ステップで取得して記憶手段113に記憶しておいた検査画像と同一パターンの各参照画像の指標値(例:パターン寸法)を演算してそのヒストグラムを算出し(S1401)、ヒストグラムを表示画面1121上に表示する (S1402)。次に、ヒストグラム上で図3の308または図7の708に対応する適切な範囲を入力する (S1403)。次に、入力範囲に対応する参照画像のみ選択平均化した平均画像(GP画像)を作成し(S1404)、作成したGP画像を表示画面1121上に表示する (S1405)。これでGP画像作成ステップS203が終了し、次に、図2のS204のGP比較検査ステップを実行する。
本実施例によれば、回路パターンばらつきが大きい場合でも、適切に設定した平均画像を用いた比較検査により、虚報を抑えた検査が可能となる。
図15に、本実施例におけるSEMを用いた欠陥観察装置(欠陥レビューSEM装置)の構成の別の実施例を示す。図15の欠陥観察装置は、図1の欠陥観察装置の構成に、1対の反射電子検出器1501を加えたものである。1対の反射電子検出器1501は互いに異なる方向に設置されており、好ましくはビームの照射位置に対して点対称の関係で設置する(以下、これを左側反射電子検出器(反射電子検出器L),右側反射電子検出器(反射電子検出器R)と記す)。図では、反射電子検出器を2つ備えた例を示したが、これは数を減らすことも、あるいは増やすことも可能である。
電子線式顕微鏡100は、筐体101の内部に平面内で移動可能なテーブル102と、電子線105を発射する電子線源104、電子線源104から発射された電子線105を偏向させる偏向器106、電子線105のフォーカス位置を調整する電子レンズ107、電子レンズ107でフォーカス位置を調整された電子線105が走査して照射された半導体ウェハ103から発生する二次電子108を偏向器106による偏向の信号と同期させて検出する検出器109を備えている。検出器109で検出された二次電子と、反射電子検出器1501L及び1501Rで検出された反射電子1502は、それぞれ電気信号に変換された後、更にA/D変換器110によりデジタル画像信号に変換され、処理手段111に入力されて画像処理される。
上記した構成を備えた欠陥観察装置において、予め記憶手段113に記憶された半導体ウェハ103上の検査領域の位置情報に基づいて全体制御部114はテーブル102を駆動して半導体ウェハ103上の検査領域が電子線式顕微鏡100の検出器109による観察視野の中に入るように設定する。次に、全体制御部114は電子線式顕微鏡100を制御してこの観察視野の内部で位置合わせパターン画像を取得し、予め登録した位置合わせパターン登録画像と比較して検査領域の位置を算出する。次にこの算出した検査領域の位置を電子線式顕微鏡100で撮像して検査領域の2次電子画像と反射電子画像を取得し、予め登録したGPと比較して欠陥を抽出する。最後に、この抽出した欠陥の画像上の特徴量を抽出して予め設定されたルールに基づいて欠陥を分類する。
反射電子画像においては、検出強度の強弱は、検出器の反射電子を検出する方向と、電子が照射された対象表面の法線方向との関係に依存して反射電子の検出される強度が決定されるため、反射電子強度の分布をもとに対象物表面の勾配の推定が可能であるため、容易に形状を推定できる。そのため、画像から算出する指標値を対象物の形状、例えば回路パターンの高さにしても良い。
本構成によるGP画像作成方法の処理手順を図16に示す。ウェハ上の複数のダイの対応する部分をレビューSEMで撮像して反射電子検出器1501L及び1501Rで検出された2枚の反射電子画像からなる参照画像、図では、反射電子検出器1501Lで検出された反射電子による参照画像L(1)1601、参照画像L(2)1602、参照画像L(3)1603、参照画像L(4)1604、反射電子検出器1501Lで検出された反射電子による参照画像R(1)1611、参照画像R(2)1612、参照画像R(3)1613、参照画像R(4)1614を取得する。取得した画像は、記憶手段113に記憶される。
記憶手段113に記憶された各参照画像について指標値を演算する。この指標値は、例えば回路パターンの推定形状から求めた高さ等でも良い。図では、各参照画像に対応する高さはそれぞれ、高さ(1)
1621、高さ(2)1622、高さ(3)1623、高さ(4)1624である。算出した指標値からヒストグラム307を算出してGUIに表示する。図では参照画像、参照波形、線幅はそれぞれ4個しか図示していないが、もっと多くのダイについて参照画像を取得しても良く、図のヒストグラム307はもっと多くのダイについて算出した指標値のヒストグラムを表している。
次にヒストグラム307上で適切な範囲308をユーザが入力する。適切な範囲308とは、GP画像を作成するために使用するのに適した参照画像に対応した指標値の範囲である。これは、複数の参照画像の中から理想状態に近いとユーザが判断した参照画像、図では例えば、参照画像L(2)1602、参照画像R(2)1612に対応する指標値(2)312が適切な範囲308に含まれるように、範囲下限309をユーザが調整する。同様に、参照画像L(3)1603、参照画像R(3)1613に対応する指標値(3)313が適切な範囲308に含まれるように、範囲上限310をユーザが調整する。
次に入力された適切な範囲308に対応する参照画像のみ、図では参照画像L(2)1602、参照画像R(2)1612と、参照画像L(3)1603、参照画像R(3)1613とを選択平均化したGP画像L1606、GP画像R1616、を作成しGUI上に表示する。GUI上に表示されることでGP画像L1606、GP画像R1616の妥当性をユーザが確認可能である。
検査画像L1605、検査画像R1615と作成されたGP画像L1606、GP画像R1616との比較検査で得られるのはGP差分画像L1607、GP差分画像R1617となる。この差分画像に画像処理を行い欠陥を検出する。
本発明をSEMを用いた検査装置に適用した例を説明する。本実施例による検査装置の構成の例を図17に示す。この検査装置は、操作型電子顕微鏡で半導体ウェハを撮像して得た画像を画像処理回路で処理して欠陥の判定を行うものである。
装置の主な構成は、電子線1702を発生させる電子線源1701、及び電子線源1701からの電子線1702をX方向に偏向させる偏向器1703、及び電子線1702を半導体ウェハ1705に収束させる対物レンズ1704、及び電子線1702の偏向と同期して半導体ウェハ1705をY方向に連続的に移動させるステージ1706、及び半導体ウェハ1705からの二次電子等1707を検出する検出器1708、及び検出信号をA/D変換してデジタル画像とするA/D変換器1709、及び検出したデジタル画像を本来同一である事が期待できる場所のデジタル画像とを処理して両者を比較して差がある場所を欠陥候補と判定する複数のプロセッサとFPGA等の電気回路で構成された画像処理回路1710、及び電子線源1701と偏向器1702と対物レンズ1704と検出器1708とステージ1706等の画像を形成することに関与する部分を制御する検出条件制御部1711、及び画像処理回路を制御する画像処理制御部1712、及び全体を制御する全体制御部1713、および検査条件と検査画像とを記憶しておくデータ記憶部1714と、検査画像をGUIの画面401上に表示するユーザインターフェース部1715とから構成される。必要に応じてデータのやり取りが行えるように接続されている。
上記した構成を備えたSEM式の半導体ウェハ検査装置を用いて試料である半導体ウェハ1705を撮像する際は,電子線源1701から発射された電子ビーム1702を偏向器1703でX方向に一定の周期で繰り返し偏向させ対物レンズで収束させて、ステージ1706によりY方向に一定の速度で移動している半導体ウェハ1705の表面に焦点を合わせて、ステージ1706によるY方向への移動と同期させて走査する。このようにして電子ビーム1702が照射され走査された半導体ウェハ1705から発生した二次電子(反射電子も含む)子1707を検出器1708で検出しA/D変換器1709でデジタル信号に変換して検査画像を得、画像処理回路1710でこの検査画像を記憶しておいた参照画像と比較して差異を抽出する画像処理を行い、欠陥を検出する。
100・・・電子線式顕微鏡 101・・・筐体 102・・・テーブル 103・・・半導体ウェハ 104・・・電子線源 105・・・電子線 106・・・偏向器 107・・・電子レンズ 110・・・A/D変換器 111・・・処理手段 112・・・ユーザインターフェース部 113・・・記憶手段、114・・・全体制御部 1121・・・GUI画面 1701・・・電子線源 1302・・・電子線 1303・・・偏向器 1304・・・対物レンズ 1305・・・半導体ウェハ 1306・・・ステージ 1308・・・検出器 1309・・・A/D変換器 1310・・・画像処理回路 1311・・・検出条件制御部 1312・・・画像処理制御部 1313・・・全体制御部 1314・・・データ記憶部 1315・・・ユーザインターフェース部。

Claims (10)

  1. 同じ形状のパターンを有するダイが複数形成された試料を載置して平面内で移動可能な
    テーブルを備えた走査型電子顕微鏡手段と、
    該走査型電子顕微鏡手段で前記テーブルに載置された試料を撮像して得た該試料のSE
    M画像を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶した前記試料のSEM画像を処理して前記試料上の欠陥を検出する画
    像処理手段と、
    該画像処理手段で前記試料のSEM画像を処理する条件を入力するとともに処理した結
    果を出力する入出力手段と、
    前記走査型電子顕微鏡手段と前記記憶手段と前記画像処理手段と前記出力手段とを制御
    する制御手段と
    を備えた装置であって、
    前記制御手段は、前記走査型電子顕微鏡手段を制御して前記試料上に形成された複数の
    ダイについて予め設定された領域を順次撮像して該複数のダイの予め設定された領域のS
    EM画像を順次取得し、該順次取得した前記複数のダイの予め設定された領域のSEM画
    像を前記記憶手段に記憶させることを複数の試料について順次行い、
    前記画像処理手段は、該記憶手段に記憶させた順次取得した予め設定された領域のSE
    M画像のうち最初の試料の予め設定された領域の複数のSEM画像の画像特徴量のうち特定の画像特徴量を指標値とし、該指標値が所定の範囲にある画像を選択して参照画像を作成し、該作成した参照画像を記記憶手段に記憶させた複数の試料の順次取得した予め設定された領域のSEM画像と比較して欠陥を抽出し、該抽出した欠陥を分類することを特徴とするSEMを用いた欠陥検査装置。
  2. 前記走査型電子顕微鏡手段で前記試料を撮像して前記SEM画像を取得することと前記
    画像処理手段で前記記憶手段に記憶した前記試料のSEM画像を処理して前記試料上の欠
    陥を検出することとを非同期で実行することを特徴とする請求項1記載のSEMを用いた
    欠陥検査装置。
  3. 前記画像処理手段は、前記記憶手段に記憶させた最初の試料の予め設定された領域の複
    数のSEM画像の平均画像を作成し、該平均画像を参照画像とすることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のSEMを用いた欠陥検査装置。
  4. 前記指標値の所定の範囲を前記入出力手段上で設定することを特徴とする請求項記載
    のSEMを用いた欠陥検査装置。
  5. 走査型電子顕微鏡手段を用いて複数の試料のうちの1番目の試料上に形成された同じ形
    状のパターンを有する複数のダイについて予め設定された領域を順次撮像して該複数のダ
    イの予め設定された領域のSEM画像を順次取得し、
    該順次取得した予め設定された領域のSEM画像を記憶手段に記憶させ、
    該記憶手段に記憶させた複数の試料のうちの1番目の試料の予め設定された領域の複数のSEM画像の画像特徴量のうち指定した画像特徴量を指標値とし、該指標値が所定の範囲にある画像を選択して参照画像を作成し、
    該作成した参照画像を前記記憶手段に記憶させた順次取得した予め設定された領域のS
    EM画像と比較して欠陥を抽出し、
    該抽出した欠陥を分類し、
    前記複数の試料のうちの前記1番目の試料を除いた試料について複数のダイの予め設定
    された領域を順次撮像して該複数のダイの予め設定された領域のSEM画像を順次取得し
    て前記記憶手段に記憶させ、
    該記憶手段に記憶させた前記複数の試料のうちの前記1番目の試料を除いた試料の前記
    複数のダイの予め設定された領域のSEM画像を前記参照画像と比較して欠陥を抽出し、
    該抽出した欠陥を分類する
    ことを特徴とするSEMを用いた欠陥検査方法。
  6. 前記走査型電子顕微鏡手段で前記試料を撮像して前記SEM画像を取得することと前記
    記憶手段に記憶した前記試料のSEM画像を処理して前記試料上の欠陥を検出することと
    を非同期で実行することを特徴とする請求項記載のSEMを用いた欠陥検査方法。
  7. 前記参照画像を、前記記憶手段に記憶させた複数の試料のうちの1番目の試料の予め設
    定された領域の複数のSEM画像の平均画像を作成し、該平均画像を参照画像とすること
    を特徴とする請求項5又は6に記載のSEMを用いた欠陥検査方法。
  8. 前記指標値を前記入出力手段から入力することを特徴とする請求項記載のSEMを
    用いた欠陥検査方法。
  9. 走査型電子顕微鏡手段を用いて複数の試料のうちの1番目の試料上に形成された同じ形
    状のパターンを有する複数のダイについて予め設定された領域を順次撮像して該複数のダ
    イの予め設定された領域のSEM画像を順次取得し、
    該順次取得した予め設定された領域の複数のSEM画像を記憶手段に記憶させ、
    該記憶手段に記憶させた複数のSEM画像を処理して該複数のSEM画像の特徴量のヒ
    ストグラムを作成して画面に表示し、
    該SEM画像特徴量のヒストグラムが表示された画面上で該SEM画像特徴量の範囲を
    設定し、
    該設定された範囲内の特徴量を有するSEM画像を前記記憶手段に記憶させた複数のS
    EM画像の中から選択し、
    該選択したSEM画像を用いて参照画像を作成し、
    該作成した参照画像を前記記憶手段に記憶させた順次取得した予め設定された領域のS
    EM画像と比較して欠陥を抽出し、
    該抽出した欠陥を分類し、
    前記複数の試料のうちの前記1番目の試料を除いた試料について複数のダイの予め設定
    された領域を順次撮像して該複数のダイの予め設定された領域のSEM画像を順次取得し
    て前記記憶手段に記憶させ、
    該記憶手段に記憶させた前記複数の試料のうちの前記1番目の試料を除いた試料の前記
    複数のダイの予め設定された領域のSEM画像を前記参照画像と比較して欠陥を抽出し、
    該抽出した欠陥を分類する
    ことを特徴とするSEMを用いた欠陥検査方法。
  10. 前記ヒストグラムを作成する前記SEM画像の特徴量が、前記複数のダイについて予め
    設定された領域のパターンの寸法であることを特徴とする請求項記載のSEMを用い
    た欠陥検査方法。
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