JP5621191B2 - 情報通信処理装置、情報通信端末、情報通信システム、機能切替方法及び機能切替プログラム - Google Patents

情報通信処理装置、情報通信端末、情報通信システム、機能切替方法及び機能切替プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報通信処理装置に関し、特に、複数の処理や機能を切り替え実行することが可能な情報通信処理装置、情報通信端末、情報通信システム、機能切替方法及び機能切替プログラムに関する。
携帯電話やPDA等の情報通信端末において、通常、該情報通信端末の機能を実現するために必要な処理群(例えば、電話着呼機能、電子メールの送受信機能、インターネットアクセスのブラウザ機能、カメラや音楽に代表されるマルチメディア機能)は、オペレーティングシステム(「OS」という)と共に上記情報通信端末に組み込まれているのが通例であった。そのため、上記情報通信端末とその情報通信端末で実行できる端末機能(プログラム)の間に非常に強い相関があるので、端末のユーザが複数の端末機能を利用する際には複数の情報通信端末を保有する必要があった。
図57は、複数の端末機能を実行可能な、複数の情報通信端末による構成例の一例を模式的に示す図である。図57に示す例で、2つの情報通信端末10000Aと10000Bからなる構成である。
かかる構成において、端末ユーザは、複数の情報通信端末10000Aと10000Bを常時保有し、かつ、自身の利用したい端末機能をそれぞれ別々の端末(10000Aないし10000B)から実行することになる。
そこで、関連技術として、1つの情報通信端末で、複数の端末機能を実行可能な方式が、各種提案されている。以下、いくつかの典型例に即して概説しておく。
図58は、複数の端末機能を実行するために、静的に端末機能を切り替える構成の一典型例を示す図である。図58に示す例は、切り替えるための端末機能(プログラム)を書き込んだ、2つのROMを利用する構成である。
かかる構成において、情報通信端末10000は起動に必要なROMの差し込み口を備えている。また、ROM20000Aには、端末機能環境60Aが書き込まれ、ROM20000Bには端末機能環境60Bが書き込まれている。
ここで、ある端末ユーザが端末機能環境60Aを情報通信端末10000上で実行することを想定する。その端末ユーザは、情報通信端末10000の電源を一度落とす。そして、自分が利用したい端末機能環境60Aが書き込まれたROM20000Aを情報通信端末へ挿入する。その後、電源を供給して再起動することで、挿入されたROMに記憶された端末機能環境60Aが情報通信端末10000に読み込まれて、実行される。
このように、上記図58に示すような構成では、ROMの挿入によって、1つの情報通信端末で複数の端末機能を共用することが可能となる。
しかしながら、図58に示したROM方式は、以下の問題点を有している。
図58に示したROM方式において、端末機能の切り替えは、電源の遮断及び再起動を通じてROMを交換するといった、手作業による差し替えとなる。
また、図58に示したROM方式は、情報通信端末10000に差し込まれていない端末機能への電話やメールといった、外部からの通信要求に対応できない。
これに対応する技術として、特許文献1に記載のような複数の電話番号を利用したシステムがある。特許文献1には、図58に示した構成と同様に、切り替えるための端末機能(プログラム)を書き込んだ外部メモリを複数枚所持することで、一台の携帯電話で、利用シーンに応じて電話番号を切り替えて通話を行うシステムが開示されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステムには、保有する電話番号を中継装置に登録しておき、切り替え後に稼動中として選択されている電話番号以外の電話番号(休眠中の電話番号)に着信があった場合、稼動中の電話番号に転送する手段を有することで、切り替え前の自局の電話番号に対する電話の着信できることが記述されている。
しかしながら、特許文献1のシステムにおいて、実際に稼動中の電話番号を休眠中の電話番号に切り替えるためには、それぞれの電話番号に対応する外部メモリを差し替える必要がある。従って、特許文献1に記載のシステムには、切り替え動作においては電源の遮断や再起動を行う等、情報通信端末の動作を停止しなくてはならないという問題があった。
次に、図59は、複数の端末機能を実行するための構成の一典型例を示す図である。図59に示す例では、CPU10、OS20、端末機能アプリケーションに必要な処理を提供するミドルウェア30の上に、1つの情報通信端末に組み込まれた2つの端末機能アプリケーション50Aと50Bをソフトウェア的に切り替える切替制御ソフトウェア40を有する構成である。
かかる構成において、端末機能アプリケーション50Aと50Bは、CPU10、OS20及びミドルウェア30上で動作している。
ここで、ある端末ユーザが、現在実行されている端末機能アプリケーション50Aから別の端末機能アプリケーション50Bに切り替えることを想定する。そのとき、端末機能アプリケーション50Bへの切り替えを切替制御ソフトウェア40に指定する。切替制御ソフトウェア40がその指示を受け、OS20及びミドルウェア30を利用して、現在実行中の端末機能アプリケーション50Aの動作の停止を行う。そして、同様にOS20及びミドルウェア30を利用して、実行したい端末機能アプリケーション50Bの動作の再開を行う。
このように、図59に示した方式は、切り替え制御がソフトウェアによって実現されることで、高速な切り替えを可能とする。また、端末ユーザは、切替制御ソフトウェア40に対して、利用したい端末機能(50Aないし50B)を指示することによって、動的に端末機能を切り替えることが可能となる。
しかしながら、図59に示した方式は、以下の問題点を有している。
すなわち、図59に示した方式は、情報通信端末に搭載されたOS20やミドルウェア30に対応した端末機能群以外の機能を利用することできない。なぜならば、図59に示した方式は、複数の端末機能に対して、情報通信端末にもともと組み込まれていたOS20やミドルウェア30を共通化する方式となっており、当該OS20やミドルウェア30上において複数の端末機能を実行しているためである。このため、図59に示した方式は、OS20やミドルウェア30が異なる実行環境上に構築された端末機能を組み込む場合において、非常に大きなソフトウェア移植工数が発生することから、実行する端末機能に制限がかかることなり、外部環境等に応じて自由に端末機能を組み込むことが不可能である。
さらに、図59に示した方式は、上記制限に見合った端末機能を移植した場合であっても、移植された端末機能に検証漏れがあった場合にはシステムに対して大きな影響を及ぼす可能性がある。すなわち、図59に示した方式は、複数の端末機能に対してOS20とミドルウェア30が共通しているため、例えば、端末機能アプリケーション50Bに不具合が発生すると、切替制御ソフトウェア40からの指示による切り替えが動作しなくなるか、あるいは、たとえ切り替えることができたとしても、その不具合が端末機能アプリケーション50Aに必要なデータを破壊することで、端末機能アプリケーション50Aの動作に支障が発生するといったことが考えられる。
他にも、図59に示した方式は、利用したい端末機能が非公開(クローズド)なソフトウェアによって実現されている場合には、当該端末機能を組み合わせること自体を行うことができず、また、動作していない端末機能アプリケーション50への電話やメールといった、外部からの通信要求にも対応できない。
さらに、図59に示した構成と同様、あらかじめ留守番電話機能又は簡易ページャ機能といった2つのモードを備え、着呼とキー操作に応じてモード遷移する電話機が開示されている(特許文献2参照)。特許文献2に記載される構成では、非常に小さいボリューム設定時に着呼を検出することによって自動的に留守番電話機能が起動される。しかしながら、両機能はあらかじめ同一の実行環境で実行されているため、搭載された実行環境に対応していない端末機能を組み込むことはできず、組み込む端末機能が制限されるという上記と同様の問題を有する。
一方、上述のように複数の端末機能に対して同一の実行環境を利用するのではなく、複数の端末機能アプリケーションにそれぞれ対応する実行環境を備え、それらを切り替える方式が知られている。例えば図60に示すような構成であり、この構成はパーソナルコンピュータ分野では仮想化技術と呼ばれている。
かかる構成において、CPU11は、通常のユーザ・スーパバイザモード12の他に、ハイパーバイザモード13を有する。OS20Aとミドルウェア30A上で動作する端末機能アプリケーション50Aを有する端末機能環境60Aと、OS30Bとミドルウェア30B上で動作する端末機能アプリケーション50Bを有する端末機能環境60Bは、それぞれユーザ・スーパバイザモード12上で切り替え動作を行う。例えば、かかる構成において、OS20AはLinux(登録商標)、OS30BはSymbian OS(登録商標)といった異なる種別のOSであってもよい。
ハイパーバイザモード13上で実行される切替制御ソフトウェア41は、切り替え時にメモリ管理ユニット14を制御することで、端末機能環境60Aが必要とするアドレス空間と、端末機能環境60Bが必要とするアドレス空間を分離する。また、メモリ管理ユニット14は、ユーザ・スーパバイザモード12からの、ハイパーバイザモード13が利用するメモリ領域に対する参照を防ぐことができる。
そして、切替制御ソフトウェア41は、端末機能環境に必要なデータ類、すなわち、CPU内のレジスタ値や制御情報、といったコンテキストを保存及び再設定する機能を持つ。
なお、CPU11におけるユーザ・スーパバイザモード12からハイパーバイザモード13への遷移は、OS20内での特殊な切り替え命令を実行することによって行われる。すなわち、OS20A及びOS20Bは、切替制御ソフトウェア41への切り替え指示を、上記命令を使って指示する。
ここで、端末機能環境60Aから端末機能環境60Bに切り替える手法について説明する。端末機能環境60A内で実行されるアプリケーションがOS20Aに端末環境60Bへの切り替えを要求する。要求されたOS20Aは、上記切り替え用の特殊命令を発行し、そしてハイパーバイザモード13上で動作する切替制御ソフトウェア41を呼び出す。呼び出された切替制御ソフトウェア41は、現在実行中の端末機能環境60Aのコンテキストを保存する。そして、既に保存されていた端末機能環境60Bのコンテキストを再設定することで、端末機能環境60Bが動作を開始する。
このように、図60に示すような構成は、ソフトウェアによる動的な切り替え制御を可能とする他に、OSの異なる端末環境に対する切り替え実行を可能とする。
しかしながら、図60に示される仮想化技術を用いた方式では、外部との通信内容と連動して端末機能の切り替えを行うことは示されていない。
これについて説明する。図60に示される方式は、例えば、特許文献3や特許文献4に記載されている。
特許文献3には、システムメモリ中に分離域を設け、そしてノーマル実行モードと分離実行モードを備えたプロセッサが記載されている。特許文献3に記載のノーマル実行モードは、図60におけるユーザ・スーパバイザモードに相当し、分離実行モードは、図60におけるハイパーバイザモードに相当する。特許文献3において、ノーマル実行モードと分離実行モードの切り替えは、それらを実行するプロセッサが外部からの要求を受けて行うものではなく、またそのプロセッサが例えば他のプロセッサと行う通信内容を考慮して行われるわけではない。
特許文献4には、実計算機と複数の端末装置を備え、仮想マシンモニタを介して複数のオペレーティングシステムを切り替え実行する構成が開示されている。特許文献4に記載されるシステムでは、お互いの共有アドレス空間に端末制御部を配置することで、複数のオペレーティングシステムから複数の端末装置を共用している。この特許文献4において、複数のオペレーションシステムの切り替えは、端末制御部が複数のオペレーションシステムからメッセージ送受信要求タスクやメッセージ送受信要求を受け付けることにより行われる。しかしながら、この方式では各要求の個々の内容に従って切り替えの制御を行うわけではない。従って、この方式では、各要求ごとに優先度を付与して切り替え制御する、切り替えるタイミングを制御する、といった手法はなされていない。
以上より、図60に記載の方式、特許文献3、及び特許文献4に記載の方式においては、外部との通信内容に基づく切り替え制御を行っていないため、一の要求に応じて一の端末機能への切り替え実行を行っている間に、切り替え前の他の端末機能に対して他の要求がなされたような場合には他の要求を受け付けることができない。
例えば、他の携帯情報端末と電話等の通信を行う携帯情報端末に上述したような方式をそのまま適用した場合、携帯情報端末の一の端末機能から他の端末機能への切り替え実行中に切り替え前の一の端末機能への電話着信があった場合には対応することができないため着信することができない。このため、インターネット等の外部との通信と比べて特に緊急性を有する電話応答などの場合には、上述した方式による切り替え実行をそのまま適用することは不可能である。
従って、上記のような例を含む関連の方式は、外部の通信装置と連携した切り替えについては何ら考慮されておらず、動作していない端末機能アプリケーションへの電話やメールといった、外部からの通信要求を受け付けた際に生じる課題に対しては対応できないものである。
さらに、関連する方式は、通信装置と連携した切り替えを行うことができないため、細かい時間単位で絶えず実行環境の切り替えが必要となり、その結果、消費電力が非常に大きいといった問題点もあった。
特開2005−348233号公報 特開2003−229950号公報 特表2004−500666号公報 特許第2522162号公報
上記したように、1つの物理的な端末上で複数の端末機能を実行可能な情報通信端末では、搭載する端末機能を制限することなく自由に組み込むことが不可能であり、かつ、外部との通信内容を考慮した端末機能の切り替え動作を行うことは不可能である。
特に、図59及び図60に示したような方式(アーキテクチャ)は、不具合があった際に端末機能同士の干渉を防ぐことができないため、端末機能の自由な組み合わせが実質的に不可能であることを意味している。この点で、機能の可用性が制限される。
さらに、上記方式は同じく、端末ユーザによる自発的な切り替えでのみ外部からの通信要求に対応可能なため、重要な通知の即時受理が実質的に不可能であることを意味している。この点で、通信の可用性が制限される。
一方、ユビキタス社会の到来に伴い、複数の情報通信端末を保有することなく、1つの情報通信端末によって、電話網やインターネット網、社内網といった、それぞれのネットワークに対する端末機能を、ネットワークからの通知や外部環境に応じて自由に組み合わせて、切り替えることが可能な情報通信処理装置、情報通信端末及び情報通信システムが望まれている。
発明の目的
本発明の目的は、1つの情報通信装置において、複数の端末機能を有し、それらの端末機能の切り替え制御を外部との通信内容と連携して行うことができ、外部との通信内容に基づいて切り替え実行を支障をきたすことなく実行することができる情報通信処理装置、情報処理端末を提供することにある。更に、情報通信処理装置において事後的に自由な端末機能の組み込みが実現できる情報通信端末、情報通信システム、機能切替方法及び機能切替プログラムを提供することにある。
本発明は、アプリケーションを実行する複数の機能環境を有する少なくとも一つの情報処理装置と、前記機能環境を切り替える切替制御手段とを有する情報通信処理装置であって、前記切替制御手段は、前記情報通信処理装置の外部との通信内容に基づいて切り替え対象の機能環境を決定し、実行中の機能環境のコンテキストに前記切り替え対象の機能環境のコンテキストを設定することにより、前記切り替え対象の機能環境への切り替えを行うことを特徴とする。
発明の効果
本発明によれば、複数の機能を有する情報通信処理装置が、外部との通信内容により影響を受けることなく機能を実行でき、通信内容と連携して通信内容に応じて機能環境の切り替えが可能となる。
その理由は、機能環境を切り替える切替制御手段が、情報通信処理装置の外部からの通信内容に従って切り替えるべき機能環境を決定し、必要なコンテキストを保存、設定した後に機能環境の切り替えを行うためである。
図1は、本発明の第1の実施形態の情報通信処理装置の構成を示す図である。
図2は、第1の実施形態にて実行される端末機能から見た構成を示す図である。
図3は、第1の実施形態の情報処理装置のハードウェア部の構成を示す図である。
図4は、第1の実施形態の情報処理装置の構成を示す図である。
図5は、第1の実施形態のメモリの構成を示す図である。
図6は、第1の実施形態の資源分離手段の構成を示す図である。
図7は、第1の実施形態の資源分離手段の動作を説明する図である。
図8は、第1の実施形態のアドレス変換手段の構成を示す図である。
図9は、第1の実施形態のアドレス変換データの構成を示す図である。
図10は、第1の実施形態のアドレス変換手段の動作を説明する図である。
図11は、第1の実施形態のアドレス変換手段の構成の変形例を示す図である。
図12は、第1の実施形態のアクセス制御手段の構成を示す図である。
図13は、第1の実施形態のアクセス許可データの構成を示す図である。
図14は、第1の実施形態のアクセス制御手段の動作を説明する図である。
図15は、第1の実施形態のアクセス制御手段の構成の変形例を示す図である。
図16は、第1の実施形態の通信解釈手段の構成を示す図である。
図17は、第1の実施形態の通信解釈手段の動作を説明する図である。
図18は、第1の実施形態の切替制御手段の構成を示す図である。
図19は、第1の実施形態の切替制御手段の動作を説明する図である。
図20は、第1の実施形態の切替制御データの構成を示す図である。
図21は、第1の実施形態の切替決定手段の構成を示す図である。
図22は、第1の実施形態の切替決定手段の動作を説明する図である。
図23は、第1の実施形態の切替通知手段の構成を示す図である。
図24は、第1の実施形態の切替通知手段の動作を説明する図である。
図25は、第1の実施形態のコンテキスト制御手段の構成を示す図である。
図26は、第1の実施形態のコンテキスト制御手段の動作を説明する図である。
図27は、第1の実施形態のコンテキスト制御手段の構成の変形例を示す図である。
図28は、第1の実施形態のコンテキスト制御手段の動作の変形例を説明する図である。
図29は、第1の実施形態の情報通信処理装置の動作を説明する図である。
図30は、第1の実施形態の情報通信処理装置の動作を説明する図である。
図31は、第1の実施形態の情報通信処理装置の動作の変形例を説明する図である。
図32は、第1の実施形態の情報通信処理装置の動作の変形例を説明する図である。
図33は、本発明の第2の実施形態の情報通信処理装置の構成を示す図である。
図34は、本発明の第3の実施形態の情報通信処理装置の構成を示す図である。
図35は、本発明の第4の実施形態の情報通信処理装置の構成を示す図である。
図36は、本発明の第5の実施形態の情報通信端末の構成を示す図である。
図37は、本発明の第6の実施形態の情報通信端末の構成を示す図である。
図38は、本発明の第7の実施形態の情報通信端末の構成を示す図である。
図39は、本発明の第8の実施形態の情報通信端末の構成を示す図である。
図40は、本発明の第9の実施形態の情報通信システムの構成を示す図である。
図41は、第9の実施形態の情報通信システムの動作を説明する図である。
図42は、本発明の第10の実施形態の情報通信システムの構成を示す図である。
図43は、第10の実施形態の情報通信システムの動作を説明する図である。
図44は、第10の実施形態の情報通信システムの動作の変形例を説明する図である。
図45は、第10の実施形態の情報通信システムの動作の変形例を説明する図である。
図46は、本発明の第11の実施形態の情報通信システムの構成を示す図である。
図47は、第11の実施形態の情報通信システムの動作を説明する図である。
図48は、第11の実施形態の情報通信システムの動作の変形例を説明する図である。
図49は、第11の実施形態の情報通信システムの動作の変形例を説明する図である。
図50は、本発明の第12の実施形態の情報通信システムの構成を示す図である。
図51は、第12の実施形態の情報通信システムの動作を説明する図である。
図52は、第12の実施形態の情報通信システムの動作の変形例を説明する図である。
図53は、本発明の第13の実施形態の情報通信システムにおけるユーザによる端末機能の選択構成を示す図である。
図54は、本発明の第14の実施形態の情報通信システムにおけるユーザによる端末機能の選択構成を示す図である。
図55は、本発明の第15の実施形態の情報通信システムにおけるユーザによる端末機能の選択構成を示す図である。
図56は、本発明の第16の実施形態の情報通信システムにおけるユーザによる端末機能の選択構成を示す図である。
図57は、関連技術によるシステム構成の一例を示す図である。
図58は、関連技術によるシステム構成の一例を示す図である。
図59は、関連技術によるシステム構成の一例を示す図である。
図60は、関連技術によるシステム構成の一例を示す図である。
本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明は、その好ましい一実施形態によれば、図1を参照すると、情報通信処理装置として、情報処理装置300、通信装置70、メモリ200、入出力装置100、割り込み・クロック制御装置90に加えて、情報通信処理装置で実行できる端末機能(プログラム)が共有して利用するメモリ資源の衝突を避けるための資源分離手段1000及び、外部からの通信要求を認知する通信解釈手段2000、切り替え要求にしたがって端末機能の切り替えを行う切替制御手段3000を備える。
また、本発明の一実施形態において、情報通信端末として、図36を参照すると、端末ユーザによる自発的切り替え用途の特殊キーと、前記情報通信処理装置を備え、その結果、様々なネットワークからの通知や外部環境に応じて、複数の端末機能を、事後に自由に組み合わせて切り替え実行することが可能となる。
さらに、本発明の一実施形態によれば、情報通信システムとして、図40を参照すると、複数の端末機能を提供する端末機能の開発者と、前記情報通信端末を保有する端末ユーザを備える。その結果、端末ユーザは、様々なネットワークからの通知や外部環境に応じて、複数の端末機能を、事後に自由に組み合わせて切り替え実行することが可能となる。
通信解釈手段2000は、前記通信装置群からの通信要求を解釈して、どのような通信要求があったかを切替制御手段3000に通知する。例えば、通信装置70P1からの電話着信、通信装置70P2からのメール受信といった要求を伝える。もちろん、異なる通信要求だけでなく、同一種類の通信要求(電話着信同士ないしメール受信同士)といった通知を行うことができる。
ここでいう外部との通信とは、当該情報通信処理装置とは別の情報通信処理装置又は情報通信端末等と行う通信一般を含むものとし、通信装置や通信端末との信号の送受信、電話の発着信、インターネットやメール送受信が含まれるものとする。
また、「実行環境」とは、OSやミドルウェアからなるアプリケーション実行環境のことをいい、「機能環境」とは、前記実行環境にアプリケーションを含めた実行環境のことをいう。さらに、「機能」はその機能環境の実行によってえられた、ユーザにとっての機能の総称をさす。
以下、各実施形態に即して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の情報通信処理装置の構成を示す図である。図1を参照すると、本実施形態の情報通信処理装置1は、プログラム制御に基づいて動作する情報処理装置300と、割り込み・クロック制御を行う割り込み・クロック制御装置90、入出力装置(I/O)100と、RAM201及びROM202といったメモリ200を制御する資源分離手段1000と、外部との通信を行う通信装置群70P1−70Pnからの通信要求を解釈する通信解釈手段2000と、専用の特殊キー・タイマ装置80及び前記資源分離手段1000、前記通信解釈手段2000と連携して情報通信処理装置1で実行する端末機能(プログラム)の切り替え制御を行う切替制御手段3000を備える。
本実施形態において、情報処理装置300、割り込み・クロック制御装置90、入出力装置100、RAM201及びROM202からなるメモリ200、通信装置群70P1−Pn、特殊キー・タイマ装置80は、それぞれ、別パッケージ構成だけでなく、SoC(System−on−Chip)内部の回路構成あるいは別チップによるSiP(System−in−Package)構成、さらにその組み合わせからなる構成をとってもよい。
また、資源分離手段1000や通信解釈手段2000、切替制御手段3000は、ハードウェア構成だけでなく、ソフトウェア的な構成ないし情報処理装置300上で実行されるプログラム等で実現されてもよい。
本実施形態によれば、異なる複数の端末機能は同一の情報処理装置300上で実行される。さらに、それぞれの端末機能は、同一の割り込み・クロック制御装置90と入出力装置100を共有して利用する。なお、コスト的に見合うのであれば、それぞれの端末機能に応じた情報処理装置や割り込み・クロック制御装置、入出力装置を複数個設けることがかまわないのはもちろんである。
本実施形態によれば、RAM201及びROM202からなるメモリ200は、情報処理装置300上で実行される複数の端末機能によって共有される。この共有のために生じる物理アドレスの衝突といった課題を解決するのが資源分離手段1000になる。なお、コスト的に見合うのであれば、それぞれの端末機能に応じたマルチチップ構成やマルチバンク構成をとってもかまわない。
本実施形態では、複数の外部からの通信要求を同時に認識するために、ネットワーク接続に必要な通信装置群70P1−70Pnを別々に備えている。例えば、第2.5世代に相当するGSMやPDCといった通信規格や、第3世代に相当するW−CDMAやCDMA2000といった通信規格、あるいは無線LAN(Local Area Network)やUWB(Ultra Wide Band)といった通信規格に対応する、それぞれ異なる通信装置を備えてもよい。なお、現在802.11a/b/gといった通信規格全てを備えたチップが存在することから、必要な通信装置群を統合化することももちろんかまわない。あるいは、ソフトウェア無線のような技術の利用で、通信装置群を代替することも可能である。いずれにせよ、通信装置群に関しては、複数の外部からの通信要求を同時に認識できる構成であれば、どのような実現方式であってもかまわない。
通信解釈手段2000は、前記通信装置群70P1−70Pnからの通信要求を解釈して、どのような通信要求があったかを切替制御手段3000に通知する。通信解釈手段2000は、例えば、通信装置70P1からの電話着信、通信装置70P2からのメール受信といった要求を切替制御手段3000に伝える。もちろん、通信解釈手段2000は、異なる通信要求だけでなく、同一種類の通信要求(電話着信同士ないしメール受信同士)といった通知を切替制御手段3000に行うことができる。
本実施形態では、特殊キー・タイマ装置80は、情報通信端末に新規に付随されたジョグダイヤルといった特殊キーによる入力や、ある指定時間において端末機能を起動するタイマといった、端末ユーザによる自発的な切り替え指示に利用される。特殊キー・タイマ装置80に入力された当該指示に基づいて、切替制御手段3000が次に実行すべき端末機能が決定される。もちろん、端末ユーザによる自発的な切り替え指示を必要としない場合においては、取り除かれてもかまわない。
本実施形態によれば、切替制御手段3000は、次に実行すべき端末機能を、特殊キー・タイマ装置80や通信解釈手段2000からの通知に基づいて決定し、そしてその決定に基づいて端末機能を切り替える。また、切替制御手段3000は、この切り替えの途上で、新規に実行される端末機能に適した設定への変更を、資源分離手段1000と通信解釈手段2000と連携して行う。
すなわち、本実施形態によれば、資源分離手段1000や通信解釈手段2000、切替制御手段3000といった手段が情報処理装置300とは独立に設けられているため、図2のように、端末機能環境はその切り替えを意識することなく動作することが可能である。
図2は、図1における本実施形態にて実行される端末機能から見た構成の一例を示す図である。図2を参照すると、実行される端末機能からは、情報処理装置300、割り込み・クロック制御装置90、入出力装置100、RAM201及びROM202といったメモリ200、通信装置70が認識される。
このうち、RAM201及びROM202は、それらが提供可能な全メモリ量ではなく、それぞれの端末機能に割り当てられたメモリ量である。例えば、RAM201が64MB、ROM202が32MB搭載されていたとしても、その割当量に従って、RAM201は16MB、ROM202は8MBとして認識される。また、通信装置70も、図1での通信装置群70P1−70Pnのうちから、最適な通信装置の一つが選定される。
図3は、本実施形態における情報処理装置300のハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照すると、情報処理装置300のハードウェア部301は、CPU10、アクセラレータ15、DSP(Digital Signal Processor)16、内蔵タイマ81、割り込み・クロック制御インタフェース91、入出力装置インタフェース101、内蔵RAM203、内蔵ROM204を備える。ここで、CPU10やアクセラレータ15、DSP16は複数個あってもよい。また、ハードウェア部301が携帯端末機能を実行する上で不必要な構成要素は取り除かれてもかまわない。すなわち、図3は、携帯端末機能を実行する上でのハードウェアプラットフォームの構成を示している。
なお、本実施形態によれば、CPU10は、図60に示したようなハイパーバイザモード付きの構成をとってもよい。あるいは、複数スレッドを実行可能な、複数アーキテクチャステートを備えてもよい。
図4は、本実施形態における情報処理装置300の構成の一例を示す図である。図4を参照すると、情報処理装置300は、OS(オペレーティングシステム)20A、ミドルウェア30A及び端末機能アプリケーション50Aからなる端末機能環境60Aと、OS20B、ミドルウェア30B及び端末機能アプリケーション50Bからなる端末機能環境60Bと、OS20C、ミドルウェア30C及び端末機能アプリケーション50Cからなる端末機能環境60Cとを備える。ここで、OS20やミドルウェア30、端末機能アプリケーション50、端末機能環境60は複数個あっても構わない。
本実施形態によれば、複数の端末機能環境60ごとに、情報処理装置300上で切り替え実行される。また、情報通信処理装置1が情報処理装置300を複数備える構成においては、前記複数の端末機能環境は、それぞれ独立の情報処理装置上に割り当てられてもよいし、あるいは、情報処理装置を共用して切り替え実行してもよい。
また、本実施形態によれば、図3における情報処理装置300のハードウェア部301上のCPU10がハイパーバイザモードを備える場合には、それぞれのモード上で別々の端末機能環境を動作させてもよいし、あるいは、ハイパーバイザモード上の仮想化ソフトウェアによって、ユーザ・スーパバイザモード上で複数の端末機能環境を動作させてもよい。
図5は、本実施形態におけるメモリの構成の一例を示す図である。図5を参照すると、RAM201は、始点アドレス0x30000000から終点アドレス0x33FFFFFFまでの64MB,ROM202は、始点アドレス0x00000000から終点アドレス0x01FFFFFFまでの32MBから構成される。また、RAM201及びROM202は、資源分離手段1000、通信解釈手段2000及び切替制御手段3000が必要に応じて利用可能な共通領域と、切り替え対象となる複数の端末機能環境向け領域を3つ(端末機能環境A用領域、端末機能環境B用領域及び端末機能環境C用領域)備えている。各領域はRAM16MB,ROM8MBとして割り当てられている。例えば、端末機能環境Bが利用するRAM領域は0x32000000から0x33FFFFFFまでの16MB、ROM領域は0x01000000から0x01FFFFFFまでの8MBである。無論、RAM201及びROM202の最大メモリ量や配置アドレス、共通領域及び端末機能環境向け領域に割り当てる最大メモリ量や配置アドレスは任意に定めることが可能であることはいうまでもない。
図6は、本実施形態における資源分離手段の構成の一例を示す図である。資源分離手段1000は、共有資源(例えばメモリ等)において異なる端末機能が参照する領域が重ならないようにし、異なる端末機能がお互いの領域を参照できないようにする。
図6を参照すると、この資源分離手段1000は、アドレスバス1003Aを介して、情報処理装置300に接続し、かつ、変換アドレスバス1003Bを介して、アクセス制御手段1100に接続するアドレス変換手段1001と、変換アドレスバス1003Bを介して、アドレス変換手段1001に接続し、かつ、メモリアドレスバス1003Cを介して、メモリ200(図1のRAM201及びROM202を含む)に接続するアクセス制御手段1100とを備える。なお、アドレス変換手段1001とアクセス制御手段1100は、切替制御手段3000とも接続され、そして前記切替制御手段3000の指示に基づいて動作を行う。なお、以降では、アクセスという用語を、メモリ200からの読み出しあるいは、メモリ200への書き込みの意味で使うものとする。また、メモリアドレスバス1003Cには、アクセスコマンドやアクセス種別といった通常のアクセスに関わる信号が付帯しているものとする。
アドレス変換手段1001は、アドレスバス1003Aから受理したメモリ200へのアクセスアドレスを、現在実行している端末機能向けに割り当てられたメモリ200内の領域へのアクセスアドレスへ変換する。そして、変換されたアクセスアドレスを変換アドレスバス1003Bを介して出力する。例えば、端末機能環境Bの実行中に、アドレスバス1003Aに出力された0x00000000というROM202をアクセスするアドレスは、図5に示すような割り当てに従い、ROM202における0x01000000というアドレスに変換される。これにより、複数の端末機能の利用するアドレス空間が重複するにもかかわらず、実メモリ領域における衝突を避けることが可能である。
アクセス制御手段1100は、変換アドレスバス1003Bから受理したメモリ200への変換後のアクセスアドレスが、現在実行中の端末機能環境に応じて、アクセス可能かどうかを判定する。もしその判定結果が不許可であるならば、そのアドレスに対するアクセスはエラーとして処理される。一方、その判定結果が許可できるものであれば、メモリアドレス1003Cに前記変換アドレスバス1003Bから受理したアクセスアドレスをそのまま出力する。例えば、図5を参照すると、現在実行している端末機能環境BがアクセスしようとするROM202へのアドレスが0x01800000に変換された場合、該アクセス制御手段1100は、その変換後のアドレスが端末機能環境Cに割り当てられたメモリ領域であるため、当該アクセスをエラーとして処理する。一方、そのメモリ領域へのアドレスが0x01000000に変換された場合には、該アクセス制御手段1100は、その変換後のアドレスが端末機能環境Bに割り当てられたメモリ領域であるため、メモリ200へ該変換後のアクセスアドレスを出力する。これにより、共有されるメモリ200といった資源に対する、複数の端末機能環境同士の干渉を防ぐことが可能となる。
図7は、図6の資源分離手段1000の動作の一例を説明するための図である。図7において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS101:まず、情報処理装置300が、アドレスバス1003Aにメモリ200をアクセスするために、アドレスを出力する。
ステップS102: アドレス変換手段1001は、アドレスバス1003Aからメモリ200へのアクセスアドレスを受理すると、現在実行中の端末機能環境についての情報を切替制御手段3000から受領し、受領した情報に応じて当該アクセスアドレスの変換を行う。そして、変換後のアクセスアドレスを、変換アドレスバス1003Bに出力する。
ステップS103: アクセス制御手段1100は、変換アドレスバス1003Bから受理したメモリ200への変換後のアクセスアドレスが、切替制御手段3000から受領した現在実行中の端末機能環境に応じて、アクセス可能かどうかを判定する。もし判定の結果が不許可であるならば、エラー処理を行う。一方、判定結果が許可であるならば、メモリアドレスバス1003Cに変換後のアクセスアドレスを出力する。
図8は、本実施形態におけるアドレス変換手段の構成の一例を示す図である。図8を参照すると、このアドレス変換手段1001は、アドレスバス1003Aを介して、情報処理装置300に接続し、かつ、変換アドレスバス1003Bを介して、アクセス制御手段1100に接続するアドレス計算手段1004と、アドレス変換手段1001及び切替制御手段3000と接続するアドレス変換データ1005とを備える。
アドレス計算手段1004は、アドレス変換データ1005を参照して、アドレスバス1003Aから受理したアクセスアドレスを変換する。
なお、本実施形態において、アドレス計算手段1004は、加算器といった単純な演算回路だけでなく、MMU(Memory Management Unit)といった一般のCPUで利用されているアドレス変換装置を採用してもよい。
アドレス変換データ1005は、前記アドレス計算手段1004の構成に応じて、単純なオフセット値ないしページテーブルといったデータ構造をとる。これらのデータ構造は、切替制御手段3000による指示で更新される。
図9は、本実施形態におけるアドレス変換データ1005の構成の一例を示す図である。図9を参照すると、アドレス変換データ1005は、アドレス計算手段1004を加算器と定めた場合の、情報通信処理装置1が図5における端末機能環境Bを実行している時のデータ内容を示している。すなわち、RAM201に対するアクセスアドレスには0x02000000、ROM202に対するアクセスアドレスには0x01000000といった、オフセット値が加算されることを意味している。もちろん、現在実行している端末機能環境に関するデータのみを保持するのでなく、複数の端末機能環境のデータを保持して、随時切り替えてもよい。
図10は、図8のアドレス変換手段1001の動作の一例を説明するための図である。図10において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS201:アドレス変換データ1005は、次に実行される端末機能環境向けに切替制御手段3000によって更新される。
ステップS202:アドレス計算手段1004は、アドレスバス1003Aからアクセスアドレスを取得する。
ステップS203: アドレス計算手段1004は、アドレス変換データ1005を参照して、アクセスアドレスを該端末機能環境向けに変換する。
ステップS204:アドレス計算手段1004は、前記変換後のアクセスアドレスを、変換アドレスバス1003Bに出力する。
図11は、本実施形態におけるアドレス変換手段の構成の変形例の一例を示す図である。図11を参照すると、このアドレス変換手段1001は、図8の構成に加え、変換データ更新手段1006と、アドレス変換データ1005の代わりのアドレス変換データ1005A及び追加のアドレス変換データ1005Bとを備える。
変換データ更新手段1006は、切替制御手段3000によって事前に設定されたアドレス変換データ1005Bを、同じく切替制御手段3000の指示に従って、アドレス変換データ1005Aにアトミックに更新する。これにより、切替制御手段3000が事前にアドレス変換データ1005Bを準備しておくことで、図8の構成より高速な切り替えを実現することが可能である。
図12は、本実施形態におけるアクセス制御手段の構成の一例を示す図である。図12を参照すると、このアクセス制御手段1100は、変換アドレスバス1003Bを介して、アドレス変換手段1001に接続し、かつ、メモリアドレスバス1003Cを介して、メモリ200に接続するアクセス許可手段1101と、アクセス許可手段1101及び切替制御手段3000と接続するアクセス許可データ1102を備える。なお、アクセス許可データ1102は、切替制御手段3000による指示で更新される。
アクセス許可手段1101は、アクセスの種別に基づいて、変換アドレスバス1003Bから受信したアドレスに対して、アクセス許可データ1102の情報を参照して、当該アクセスが適正であるか否かを判別する。判別の結果、アクセスが不許可であるならば、アクセス許可手段1101は、メモリアドレスバス1003Cにアクセスアドレスの出力を行わず、エラー処理を行う。一方、判別の結果、アクセスが許可されたならば、アクセス許可手段1101は、変換アドレスバス1003Bから受信したアドレスをメモリアドレスバス1003Cへ出力する。
図13は、本実施形態におけるアクセス許可データの構成の一例を示す図である。図13を参照すると、アクセス許可データ1102は、RAM201及びROM202に対して、アクセスが許可される範囲の始点アドレスと終点アドレスと、許可されるアクセス種別(読みのみ(R)、書きのみ(W)、読み書き(R・W))がテーブル形式で格納されている。図13に示す例では、図5での端末機能環境Bの実行を想定しているため、RAM201に対しては0x32000000−0x33FFFFFFまでの読み書きが許可され、ROM202に対しては0x01000000−0x017FFFFFまでの読みが許可される。それ以外のアクセスは不許可とされる。
なお、本実施形態によれば、アクセス許可データ1102は、現在実行している端末機能環境に関するデータのみを保持するのでなく、複数の端末機能環境をまとめたテーブルデータを保持してもよいし、また、端末機能環境それぞれのテーブルデータを複数保持して切り替えてもよい。
図14は、図12のアクセス制御手段1100の動作の一例を説明するための図である。図14において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS301:アクセス許可データ1102は、次に実行される端末機能環境向けに切替制御手段3000によって更新される。
ステップS302:アクセス許可手段1101は、変換アドレスバス1003Bからアクセスアドレスを取得する。
ステップS303:アクセス許可手段1101は、アクセス許可データ1102を参照して、該アクセスアドレスがアクセス可能かどうかを判定する。
ステップS304: アクセス許可手段1101は、前記判定の結果が、不許可であるならば、エラー処理を行う。一方、判定結果が許可であるならば、メモリアドレスバス1003Cに変換後のアクセスアドレスを出力する。
図15は、本実施形態におけるアクセス制御手段の構成の変形例の一例を示す図である。図15を参照すると、このアクセス制御手段1100は、図12の構成に加え、許可データ更新手段1103と、アクセス許可データ1102の代わりのアクセス許可データ1102A及び追加のアクセス許可データ1102Bとを備える。
許可データ更新手段1103は、切替制御手段3000によって事前に設定されたアクセス許可データ1102Bを、同じく切替制御手段3000の指示に基づいて、アクセス許可データ1102Aにアトミックに更新する。これにより、切替制御手段3000が事前にアクセス許可データ1102Bを準備しておくことで、図12の構成より高速な切替を実現することが可能である。
なお、本実施形態では、アクセス制御手段1100の構成として、アクセス許可手段1101と、アクセス許可データ1102とを備え、アクセス許可情報に基づき、アクセス制御を行う例について説明したが、本発明はかかる構成に制限されるものではなく、アクセス許可のデータに変えて、論理を反転した、アクセス拒否手段とアクセス拒否データを備えてもよい。この場合、アクセス拒否手段は、アドレス変換手段1001から出力されたアクセスアドレスが、アクセス拒否データの、アクセス拒否が定義されたアドレス範囲に合致した場合に、アクセスを拒否する制御を行う。
図16は、本実施形態における通信解釈手段の構成の一例を示す図である。図16を参照すると、この通信解釈手段2000は、通信装置70P1から70Pnにそれぞれ接続し、かつ、切替制御手段3000に接続する通信認知手段2100P1−Pnと、通信装置70P1−Pn、切替制御手段3000及び情報処理装置300に接続する通信接続手段2001とを備える。
通信認知手段2100Pk(ただし、1≦k≦n)は、対応する通信装置70Pkの通信要求を常時監視する。該通信認知手段2100Pkは、簡単な通信要求であれば自身で処理するものの、もし自身で処理できないような通信要求、例えば、電話の着信やメールの受信等を受信した場合には、要求内容及び要求元通信装置番号(70Pk)といった制御情報を切替制御手段3000に通知する。これにより、情報通信処理装置1が外部からの通信要求に対して常時対応することが可能となる。
通信接続手段2001は、切替制御手段3000から、情報処理装置300で次に実行する端末機能環境に対応する通信装置番号(70Pk)を受理し、それに従い、情報処理装置300と該通信装置番号に対応する通信装置70との接続を行う。これにより、実際は複数個からなる通信装置が、情報処理装置300からはあたかも1つの通信装置であるようにみえる。なお、通信装置として、通信規格が統合された装置や、ソフトウェア無線等のプログラマブル装置であったとしても、それに応じた通信接続手段の構成を考えることは容易である。
図17は、図16の通信解釈手段2000の動作の一例を説明するための図である。図17において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS401:外部からの通信要求を受けた通信装置70Pkに対応する通信認知手段2100Pkは、当該通信装置70Pkから当該外部からの通信要求を通知される。
ステップS402:通信認知手段2100Pkは、前記通信要求が情報処理装置300で処理すべき内容であった場合には、要求元装置が通信装置70Pkという情報と、その通信内容(電話やメール等)を切替制御手段3000に通知する。前記通信要求が情報処理装置300で処理すべき内容でない場合には、通信認知手段2100Pkは、あらかじめ定められたプロトコルにしたがって、前記通信装置70Pkからの通信要求を処理する。
ステップS403:通信接続手段2001は、次に実行されるべき端末機能環境に対応する通信装置番号について切り替え制御手段3000から通知を受ける。通信接続手段2001は、ここでは、通信装置70Pkを通知されたとする。
ステップS404:通信接続手段2001は、前記通信装置番号にしたがい、通信処理装置300と通信装置70Pkとの接続を行う。
なお、本実施形態によれば、通信接続手段2001は、通信装置と情報処理装置300とのプロトコル処理が非常に複雑な場合には、通信接続手段2001の内部にある程度のバッファをおいて、切り替え処理が完了するまで通信要求を保持してもよい。
図18は、本実施形態における切替制御手段の構成の一例を示す図である。図18を参照すると、この切替制御手段3000は、切替制御データ3001と、特殊キー・タイマ装置80及び通信解釈手段2000からの要求を受理する切替決定手段3100と、資源分離手段1000及び通信解釈手段2000への切り替えを通知する切替通知手段3200と、情報処理装置300のコンテキストの保存・再設定を行うコンテキスト制御手段3300とを備える。
ここで、情報処理装置300のコンテキストとは、図3において示されるCPU10やDSP16、アクセラレータ15の全レジスタ値や制御用レジスタ値、あるいは、内蔵メモリの値、各種インタフェースの設定値等の、情報処理装置300が現在動作に使っている状態データのことを指す。それに対して、端末機能環境のコンテキストとは、情報処理装置300のコンテキストのうち、端末機能環境が利用しているデータのことをいう。無論、情報処理装置300の構成に依っては、両コンテキストは同一となる。
切替制御データ3001は、切替決定手段3100、切替通知手段3200及びコンテキスト制御3300が利用する、切り替え制御に必要なデータ類である。例えば、現在実行している端末機能環境の番号、切り替え可能な端末機能環境、端末機能環境と通信装置70Pkの接続関係、各端末機能環境向けのアドレス変換データとアクセス許可データ、各端末機能環境のコンテキスト、といったデータからなる。なお、突然の電源遮断に対応するために、該データを不揮発メモリに格納してもよい。あるいは、外付けの不揮発メモリにデータを格納してもよい。
切替決定手段3100は、特殊キー・タイマ装置80と通信解釈手段2000からの切り替え要求に基づいて、切替制御データ3001に保持されている、現在実行している端末機能環境情報や切り替え可能な端末機能環境のリストといった付属情報にしたがって、次に実行すべき端末機能環境を決定する。そして、次に実行すべき端末機能環境の番号を切替通知手段3200とコンテキスト制御手段3300に伝える。なお、ここでの決定アルゴリズムは、情報通信処理装置1を使う端末ユーザにとって、次に最も切り替えるべき端末機能環境を選定することを目的とするものであれば、どのようなものであってもよい。
切替通知手段3200は、切替決定手段3100によって定められた次に実行すべき端末機能環境番号に応じた、切替制御データ3001に保持されている次に実行すべき端末機能環境向けの制御データ(例えば、アドレス変換データやアクセス許可データ)を、資源分離手段1000及び通信解釈手段2000に通知して設定する。これにより、情報通信処理装置1は、現在実行している端末機能環境と、次に実行される端末機能環境とで用いるメモリ200や通信装置70Pkといった資源をお互い独立に、時分割で共有することが可能となる。
コンテキスト制御手段3300は、現在実行中の端末機能環境のコンテキストを抽出し、そして、切替決定手段3100によって定められた次に実行すべき端末機能環境のコンテキストを、切替通知手段3200と連携しながら再設定したりする。これにより、同一の情報処理装置300上に、異なる端末機能環境を時分割で動作させることが可能となる。
すなわち、本実施形態においては、端末ユーザのニーズを満足する切り替え処理を決定する切替決定手段3100をフロントエンドにして、バックエンドである切替通知手段3200及びコンテキスト制御手段3300が、資源分離手段1000及び通信解釈手段2000も含め、お互いに相互連携する構成となっている点に本発明の特徴がある。
図19は、図18の切替制御手段3000の動作の一例を説明するための図である。図19において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。また、符号の末尾のAないしBという文字は、そのステップ番号にて同時並列処理可能という意味を表している。
ステップS501:切替制御手段3000の切替決定手段3100は、特殊キー・タイマ装置80ないし通信解釈手段2000から切り替え要求を通知される。
ステップS502:切替決定手段3100は、切替制御データ3001から、次に実行されるべき端末機能環境を選ぶために必要なデータを読み出す。
ステップS503:切替決定手段3100は、次に実行されるべき端末機能環境を、切替通知手段3200及びコンテキスト制御手段3300に通知する。
ステップS504:コンテキスト制御手段3300は、情報処理装置300の動作を停止させ、そして、停止を確認後に切替通知手段3200に停止完了を通知する。
ステップS505A:切替通知手段3200は、切替制御データ3001から、次に実行する端末機能環境向けの資源分離手段1000及び通信解釈手段2000のデータを読み出す。
ステップS505B:コンテキスト制御手段3300は、情報処理装置300から、その動作中のコンテキストを読み出す。
ステップS506A:切替通知手段3200は、該読み出したデータを、資源分離手段1000及び通信解釈手段2000に通知して設定する。
ステップS506B:コンテキスト制御手段3300は、該動作中の読み出したコンテキストを、切替制御データ3001に格納する。
ステップS507:切替通知手段3200は、設定が完了したことをコンテキスト制御手段3300に通知する。
ステップS508:コンテキスト制御手段3300は、次に実行すべき端末機能環境の動作中コンテキストを、切替制御データ3001から読み出す。
ステップS509:コンテキスト制御手段3300は、該読み出したコンテキストを、情報処理装置300に設定して、そして情報処理装置300を再開させる。
なお、本実施形態によれば、切替制御手段3000は、情報処理装置300のCPU10がハイパーバイザモードを有する場合には、その上でのソフトウェアとして実現されていてもよい。また、任意の時点で切り替え可能とするために、例えば、現在実行中の端末機能環境に対して電源キーイベントを発生させることで定常の待ち受け状態に戻す、あるいは、省電力制御のためのサスペンド処理の利用といった、定常状態を作る様々な手法を切替前に事前に行ってもよい
図20は、本実施形態における切替制御データ3001の構成の一例を示す図である。図20を参照すると、切替制御データ3001は、現在実行している端末機能環境の番号、切り替え可能な端末機能環境、端末機能環境と通信装置70Pkの接続関係、各端末機能環境向けのアドレス変換データ1005、アクセス許可データ1102及び各端末機能環境のコンテキストを格納している。例えば、図20で示す切替制御データ3001は、現在実行している端末機能環境の番号がAであり(切替制御データ3001a)、切り替え可能な端末機能環境はA及びBに限定されている(切替制御データ3001b)。また、端末機能環境Aと通信装置70P2、端末機能環境Bと通信装置70P1の間に接続関係があることが示されている(切替制御データ3001c)。さらに、端末機能環境AとBは、各端末機能環境向けのアドレス変換データ1005、アクセス許可データ1102及びコンテキストといった情報を保存している(切替制御データ3001d、e)。
図21は、本実施形態における切替決定手段3100の構成の一例を示す図である。図21を参照すると、この切替決定手段3100は、特殊キー・タイマ装置80、通信解釈手段2000、切替通知手段3200及び切替制御データ3001に接続された切替判断手段3101と、切替ポリシー3102とを備える。
切替ポリシー3102は、切替判断手段3101にて決定される、次に実行される端末機能環境を選択するために利用される。切替ポリシー3102は、例えば、端末ユーザによるキーイベント優先、利用時間による優先、指定通信路の優先、公平利用優先、電話やメールといった通信要求による優先、残り電池残量による優先等のポリシーが考えられる。なお、切替ポリシー3102は、切替制御データ3001に配置されることも可能である。
切替決定手段3101は、特殊キー・タイマ装置80や通信解釈手段2000からの通知に基づいて起動する。そして、切替決定手段3101は、切替制御データ3001にある現在実行中の端末機能環境の番号と切り替え可能な端末機能環境情報、端末機能環境と通信装置70Pkの接続関係、及び切替ポリシー3102にしたがって、次に実行すべき端末機能環境の番号を、切替通知手段3200とコンテキスト制御手段3300に通知する。次に実行すべき端末機能環境の番号は、現在実行中の端末機能環境の番号と同一でもよいが、少なくとも切り替え可能な端末機能環境中から選ばれる。
例えば、図20を参照して、通信装置70P1から電話要求があった場合、端末機能環境と通信装置70Pkの接続関係から端末機能環境Bに対する切り替えと判断される。もし切替ポリシー3102が電話優先であれば、現在実行している端末機能環境の番号がAであるため、次に実行すべき端末機能環境の番号はBと決定される。
なお、本実施形態によれば、切替決定手段3101は、複数で異種の通信要求や、複数で同種の通信要求がきても、その中で最もよい、次に実行すべき端末機能環境を選択することができる。
図22は、図21の切替決定手段3100の動作の一例を説明するための図である。図22において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS601:切替判断手段3101は、特殊キー・タイマ80ないし通信解釈手段2000から、切り替え要求を通知される。
ステップS602:切替判断手段3101は、切替制御データ3001から、次に実行されるべき端末機能環境を選ぶために必要なデータと、切替ポリシー3002とを参照して、該切り替え要求に対する次に実行すべき端末機能環境の番号を決定する。
ステップS603:切替判断手段3101は、該次に実行すべき端末機能環境の番号を、切替通知手段3200及びコンテキスト制御手段3300に通知する。
図23は、本実施形態における切替通知手段3200の構成の一例を示す図である。図23を参照すると、この切替通知手段3200は、切替決定手段3100、切替制御データ3001、資源分離手段1000及び通信解釈手段2000に接続する切替通知設定手段3201と、コンテキスト制御手段3300に接続する切替通知制御手段3202とを備える。
切替通知設定手段3201は、次に実行すべき端末機能環境の番号の通知を切替決定手段3100から受け、該当する端末機能環境向けの資源分離手段1000及び通信解釈手段2000の設定データを切替制御データ3001から読み出し、そして、資源分離手段1000及び通信解釈手段2000に通知及び設定することを行う。切替通知設定手段3201は、例えば、切替制御データ3001から読み出した、次に切り替わるべき端末機能環境に相当するアドレス変換データ及びアクセス許可データを資源分離手段1000に通知・設定し、端末機能環境と通信装置の接続関係情報に基づいて利用する通信装置番号を通信解釈手段2000に通知・設定する。なお、切替通知設定手段3201の動作起動は切替通知制御手段3202の指示に従って行われ、そして、その動作完了が切替通知制御手段3202に通知される。
切替通知制御手段3202は、コンテキスト制御手段3300からの通知を、切替通知設定手段3201に通知する役割と、切替通知設定手段3201の動作完了をコンテキスト制御手段3300に通知する役割とを持つ。これにより、コンテキスト制御手段3300との密な連携動作を実現することが可能となる。
図24は、図23の切替通知手段3200の動作の一例を説明するための図である。図24において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS701:切替通知設定手段3201は、次に実行すべき端末機能環境の番号を切替決定手段3100から通知される。
ステップS702:切替通知制御手段3202は、コンテキスト制御手段3300からの通知を受理する。
ステップS703:切替通知制御手段3202は、切替通知設定手段3201へ動作開始を指示する。
ステップS704:切替通知設定手段3201は、次に実行すべき端末機能環境向けに設定すべき必要なデータを切替制御データ3001から読み出す。
ステップS705:切替通知設定手段3201は、前記読み出した必要なデータを資源分離手段1000及び通信解釈手段2000に通知・設定する。
ステップS706:切替通知設定手段3201は、切替通知制御手段3202へ動作完了を通知する。
ステップS707:切替通知制御手段3202は、コンテキスト制御手段3300へ動作完了を通知する。
図25は、本実施形態におけるコンテキスト制御手段3300の構成の一例を示す図である。図25を参照すると、このコンテキスト制御手段3300は、情報処理装置300及び切替制御データ3001に接続するコンテキスト抽出設定手段3301と、切替決定手段3100、切替制御データ3001、切替通知手段3200及び情報処理装置300に接続するコンテキスト制御連携手段3302とを備える。
コンテキスト抽出設定手段3301は、コンテキスト制御連携手段3302からの、次に実行すべき端末機能環境の番号及びコンテキスト設定の指示に基づいて、切替制御データ3001から該当する端末機能環境のコンテキストを読み出し、当該読み出したコンテキストを情報処理装置300に設定する。あるいは、コンテキスト抽出設定手段3301は、コンテキスト制御連携手段3302からの、現在実行中の端末機能環境の番号及びコンテキスト抽出の指示に基づいて、情報処理装置300からコンテキストを抽出し、切替制御データ3001の該当する端末機能環境の領域へ当該抽出したコンテキストを保存する。なお、コンテキスト抽出設定手段3301の動作起動はコンテキスト制御連携手段3302からの指示に従って行われ、そして、その動作完了がコンテキスト制御連携手段3302に通知される。
コンテキスト制御連携手段3302は、切替決定手段3100から次に実行すべき端末機能環境の番号を受理し、また、コンテキスト制御連携手段3302は、切替制御データ3001から現在実行中の端末機能環境番号を取得する。さらに、コンテキスト制御連携手段3302は、情報処理装置300の停止を切替通知手段3200へ通知し、その切替通知手段3200からの応答を待つ機能を持つ。そして、コンテキスト制御連携手段3302は、コンテキスト抽出設定手段3301へ現在実行中の端末機能環境番号とコンテキスト抽出の指示ないし、コンテキスト抽出設定手段3301へ次に実行すべき端末機能環境の番号とコンテキスト設定の指示をする。これにより、コンテキスト制御連携手段3302は、切替通知手段3200との密な連携動作を実現することが可能になると共に、コンテキスト抽出設定手段3301との連携における順序関係の保証も容易となる。
なお、本実施形態によれば、単一の情報処理装置300を備える場合には、スキャンチェーンを使う方法及び単純なソフトウェア処理、JTAG(Joint European Test Action Group)を利用する方法、ハイパーバイザモード上で動作するソフトウェアを利用する方法等がコンテキストの抽出と設定のために備えることができる。すなわち、情報処理装置300のコンテキストの抽出と設定ができる手法であれば、どのようなものでも構わない。
図26は、図25のコンテキスト制御手段3300の動作の一例を説明するための図である。図26において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS801:コンテキスト制御連携手段3302は、次に実行すべき端末機能環境の番号を切替決定手段3100から通知される。
ステップS802:コンテキスト制御連携手段3302は、切替制御データ3001から現在実行中の端末機能環境の番号を読み出す。
ステップS803:コンテキスト制御連携手段3302は、クロックの停止やソフトウェア的中断命令の発行、キーイベント、割り込み等に基づいて、情報処理装置300を停止する。
ステップS804:コンテキスト制御連携手段3302は、切替通知手段3200へ切り替え開始を通知する。
ステップS805:コンテキスト制御連携手段3302は、コンテキスト抽出設定手段3301に現在実行中の端末機能環境の番号を通知し、そして、コンテキストの抽出を指示する。
ステップS806:コンテキスト抽出設定手段3301は、情報処理装置300からコンテキストを抽出する。
ステップS807:コンテキスト抽出設定手段3301は、前記コンテキスト制御連携手段3302から渡された現在実行中の端末機能環境の番号に相当する、切替制御データ3001内の領域へ、前記コンテキストを保存する。
ステップS808:コンテキスト抽出設定手段3301は、コンテキスト制御連携手段3302へコンテキスト抽出が終わったことを通知する。
ステップS809:コンテキスト制御連携手段3302は、コンテキスト抽出設定手段3301の抽出完了通知と、切替通知手段3200からの切替完了通知の両者を待ち合わせる。
ステップS810:待ち合わせ完了後、コンテキスト制御連携手段3302は、コンテキスト抽出設定手段3301に次に実行する端末機能環境の番号を通知し、コンテキスト設定を指示する。
ステップS811:コンテキスト抽出設定手段3301は、前記コンテキスト制御連携手段3302から渡された次に実行する端末機能環境の番号に相当する、切替制御データ3001内の領域から該端末機能環境のコンテキストを読み出す。
ステップS812:コンテキスト抽出設定手段3301は、前記切替制御データ3001から読み出した、次に実行する端末機能環境のコンテキストを情報処理装置300に設定する。
ステップS813:コンテキスト抽出設定手段3301は、コンテキスト制御連携手段3302へコンテキスト設定が終わったことを通知する。
ステップS814:コンテキスト制御連携手段3302は、次に実行する端末機能環境の番号を、切替制御データ3001の現在実行中の端末機能環境の番号へ更新する。
ステップS815:コンテキスト制御連携手段3302は、クロックの再開やソフトウェア的再開命令の発行、キーイベント、割り込み等に基づいて、情報処理装置300を再開する。
図27は、本実施形態におけるコンテキスト制御手段3300の構成の変形例の一例を示す図である。図27を参照すると、このコンテキスト制御手段3300は、切替決定手段3100、切替制御データ3001、切替通知手段3200及び複数の情報処理装置300A、300B、300Cに接続するコンテキスト制御連携手段3302を備え、図25のコンテキスト抽出設定手段3301を備えない。
本実施形態によれば、複数の情報処理装置300を備える場合には、例えば情報処理装置300Aは端末機能環境A用、情報処理装置300Bは端末機能環境B用といった、端末機能環境向けに独立な資源として考えることができる。
図27のコンテキスト制御連携手段3302は、図25のコンテキスト制御連携手段3302と同様の機能を持つが、しかしコンテキストの抽出と設定の依頼はせず、単に情報処理装置300A、300B、300Cの停止と再開でその機能を代用する。これにより、図27のコンテキスト制御連携手段3302は、コンテキストの抽出と設定といった比較的時間のかかる処理を省くことができるため、システムの高速化を図ることができる。
図28は、図27のコンテキスト制御手段3300の動作の一例を説明するための図である。図28において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS901:コンテキスト制御連携手段3302は、次に実行すべき端末機能環境の番号を切替決定手段3100から通知される。
ステップS902:コンテキスト制御連携手段3302は、切替制御データ3001から現在実行中の端末機能環境の番号を読み出す。
ステップS903:コンテキスト制御連携手段3302は、クロックの停止やソフトウェア的中断命令の発行、キーイベント、割り込み等に基づいて、現在実行中の端末機能環境に該当する情報処理装置300を停止する。
ステップS904:コンテキスト制御連携手段3302は、切替通知手段3200へ切替開始を通知する。
ステップS905:コンテキスト制御連携手段3302は、切替通知手段3200からの切替完了通知の両者を待ち合わせる。
ステップS906:コンテキスト制御連携手段3302は、次に実行する端末機能環境の番号を、切替制御データ3001の現在実行中の端末機能環境の番号へ更新する。
ステップS907:コンテキスト制御連携手段3302は、クロックの再開やソフトウェア的再開命令の発行、キーイベント、割り込み等に従って、次に実行する端末機能環境に該当する情報処理装置300を再開する。
図29は、図1に示した本実施形態の情報通信処理装置1の動作の一例を説明するための図であり、かつ、端末ユーザによる自発的な端末機能の切り替えの場合の動作を示す図である。図29において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS1001:切替制御手段3000は、特殊キー・タイマ装置80を介し、端末ユーザからの別の端末機能への切り替え指示を受理する。
ステップS1002:切替制御手段3000は、端末ユーザの指示に基づいて、次に実行すべき端末機能の番号を決め、そして、情報処理装置300で動作している現在実行中の端末機能のコンテキストを保存する。
ステップS1003:切替制御手段3000は、次に実行すべき端末機能環境向けの設定データを、資源分離手段1000及び通信解釈手段2000に通知して、周辺環境の切り替えを行う。
ステップS1004:切替制御手段3000は、前記周辺環境の切り替えの完了を待った後に、次に実行すべき端末機能環境のコンテキストを情報処理装置300に設定する。
図30は、図1に示した本実施形態の情報通信処理装置1の動作の一例を説明するための図であり、かつ、通信装置70Pkからの通信要求による端末機能の切り替えの場合の動作を示す図である。図30において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS1101:通信解釈手段2000が、電話やメールといった通信要求を通信装置70Pkから受理する。
ステップS1102:通信解釈手段2000は、通信要求の詳細を切替制御手段3000に通知する。
ステップS1103:切替制御手段3000は、自身の選択基準に基づいて、次に実行すべき端末機能の番号を決め、そして、情報処理装置300で動作している現在実行中の端末機能のコンテキストを保存する。
ステップS1104:切替制御手段3000は、次に実行すべき端末機能環境向けの設定データを、資源分離手段1000及び通信解釈手段2000に通知して、周辺環境の切り替えを行う。
ステップS1105:切替制御手段3000は、前記周辺環境の切り替えの完了を待った後に、次に実行すべき端末機能環境のコンテキストを情報処理装置300に設定する。
図31は、図1に示した情報通信処理装置の動作の変形例を説明するための図であり、かつ、本実施形態に端末機能環境をインストールする場合の動作を示す図である。図31において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS1201:情報通信処理装置1は、外部との接続用に設けられたインタフェースを利用して、切替制御手段3000にインストールの通知を行う。切替制御手段3000は、現在空いている領域へ新しい端末機能環境への切替制御データ3001を更新あるいはインストールする。
ステップS1202:情報通信処理装置1は、外部との接続用に設けられたインタフェースを利用して、現在空いているROM202領域へ新しい端末機能環境のプログラムをインストールする。
かかる構成において、図20の切替制御データ3001のうち、切り替え可能な端末機能環境の空き領域に、(1)インストールする端末機能環境の番号を、通信解釈手段2000への設定データとして、(2)利用する通信装置70Pkとの対応表を、資源分離手段1000への設定データとして、(3)新しい端末機能環境が必要とするRAM201及びROM202領域へのアドレス変換データ1005及びアクセス許可データ1102を、端末機能環境のコンテキストして、情報処理装置300のリセット状態のコンテキストを保存する。
なお、本実施形態によれば、外部との接続用に設けられるインタフェースは、通常のシリアルインタフェースやパラレフインタフェースといった有線接続に限られず、ネットワーク越しの無線接続であってもかまわない。あるいは、入出力装置100のいずれかでもかまわない。
また、本実施形態によれば、ROM202へのプログラムのインストールは、切替制御手段3000が行ってもよいし、切替制御手段3000経由で情報処理装置300を制御して書き込んでもよいし、外部接続インタフェースや入出力装置100といった経路から直接書き込んでもよい。
さらに、本実施形態によれば、切り替え動作可能な端末機能環境に対して、RAM201領域及びROM202領域を固定パーティションで管理してない場合に、現在インストールされている端末機能環境のRAM201及びROM202領域を移動させて空き領域を増やし、インストールしてもよい。無論、その移動させた領域に関する切替制御データ3001の設定を更新する必要がある。すなわち、いわゆるプログラムのインストールに係る従来の技術を利用することはかまわない。
図32は、図1に示した情報通信処理装置の動作の変形例を説明するための図であり、かつ、本実施形態に端末機能環境をアンインストールする場合の動作を示す図である。図32において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS1301:情報通信処理装置1は、外部との接続用に設けられたインタフェースを利用して、切替制御手段3000にインストールの通知を行う。切替制御手段3000は、アンインストールする端末機能環境の切替制御データ3001を削除する。
かかる構成において、図20の切替制御データ3001のうち、切り替え可能な端末機能環境情報から、アンインストールする端末機能環境の番号を削除する。もちろんセキュリティ等の要請から、ROM202上にあるプログラムを削除したり、あるいは、他の切替制御データ3001を初期状態に戻してもよい。
また、本実施形態によれば、外部との接続用に設けられるインタフェースは、通常のシリアルインタフェースやパラレフインタフェースといった有線接続に限られず、ネットワーク越しの無線接続であってもかまわない。あるいは、入出力装置100のいずれかでもかまわない。
さらに、本実施形態によれば、インストール・アンインストール動作の開始は、外部接続用のインタフェースからの通知に基づいて起動されてもよいし、あるいは、後記図36又は図37のようなユーザインタフェースを利用して起動されてもよい。
なお、本実施形態によれば、端末機能同士の干渉を防ぐことが可能となるので、非公開な端末機能も含む、端末ユーザが好きな端末機能を事後にインストール(組み込み)ないしアンインストールすることが可能となる。
また、本実施形態によれば、端末機能全体だけでなく、端末機能の基本部分のみをインストールし、そして、追加で必要となった端末機能の別部分を後から追加でダウンロードしてもよい。
(第1の実施形態の効果)
本発明によれば、複数の端末機能を有する情報通信端末が、外部との通信内容により影響を受けることなく端末機能が実行でき、通信内容と連携して通信内容に応じて端末機能環境の切り替えが可能となる。
例えば、端末機能Aを実行中に端末機能Bに対してメールの受信があった場合には端末機能Aを継続実行するが、端末機能Cに対して電話の着信があった場合には、端末機能Aから端末機能Cへ切り替えて応答する、といった切り替えの制御が可能となる。
このように本発明の情報処理装置を用いれば端末機能環境ごと切り替えることが可能であるため、端末機能環境ごとに自由な組み込み・削除を行うことができる。
その理由は、端末機能環境を切り替える切替制御手段が情報処理装置の外部からの通信内容に従って切り替えるべき端末機能環境を決定し、必要なコンテキストを保存、設定した後に切り替えを行っているためである。
(第2の実施形態)
図33は、本発明の第2の実施形態の情報通信処理装置の構成を示す図である。図33を参照すると、本実施形態は、図1の構成に加えて、電池モニタ400を追加したものである。
電池モニタ400は、切替制御手段3000に電池容量の残量を示す残電池容量情報を提供する。切替制御手段3000は、これにより、電池容量が非常に少なくなった場合に、消費電力をあまり必要としないどれか一つの端末機能へ切り替えて固定させることで、警察や救急といった緊急用の通信機能を確保することが可能となる。
(第3の実施形態)
図34は、本発明の第3の実施形態の情報通信処理装置の構成を示す図である。図34を参照すると、本実施形態は、図1の構成のうち、入出力装置100の代わりに、動的再構成論理入出力装置101を備える。
動的再構成論理入出力装置101は、国や地域、端末仕様の相違に応じて生じる、端末機能環境毎に異なる入出力装置(例えば、デジタルテレビの通信方式、カメラ機能等)を、動的にハードウェア回路を再構成することで吸収することが可能である。これにより、本実施形態の情報通信処理装置1は、図1の構成において、入出力装置100に依存した端末機能環境だけでなく、入出力装置100を再構成することで、様々な端末機能環境を実行することが可能となる。
(第4の実施形態)
図35は、本発明の第4の実施形態の情報通信処理装置の構成を示す図である。図35を参照すると、本実施形態は、図1の構成のうち、入出力装置100の代わりに、ソフトウェア処理入出力装置102を備える。
ソフトウェア処理入出力装置102は、前記で述べた、国や地域、端末仕様の相違に応じて生じる、端末機能環境毎に異なる入出力装置を、ソフトウェア的な処理によって吸収することが可能である。これにより、本実施形態の情報通信処理装置1は、図1の構成において、入出力装置100に依存した端末機能環境だけでなく、入出力装置100を再構成することで、様々な端末機能環境を実行することが可能となる。
なお、本実施形態において、ソフトウェア処理入出力装置102は、あらかじめ情報処理装置300で実行されるOS20のデバイスドライバレベルで吸収してもよい。あるいは、共通のインタフェースを持つ入出力装置を設けて、ソフトウェア的にエミュレーションしてもよい(例えば、全てUSB(Universal Serial Bus)インタフェースとして、その上の機能をソフトウェアで処理する)。
(第5の実施形態)
図36は、本発明の第5の実施形態の情報通信端末の構成の一例を説明する図である。図36を参照すると、本実施形態の情報通信端末30000は、図1の情報通信処理装置1の構成を内蔵し、かつ、ジョグダイヤルのような特殊キー82を備える。
特殊キー82は、回転を利用して、端末ユーザは次に実行したい端末機能環境の番号を選択でき、そして、それを押下することで決定する機能を持つ。これにより、端末ユーザは自身が現在使いたい端末機能の選択を実現することができる。
なお、本実施形態によれば、特殊キー82の構成は、端末ユーザによる端末機能の選択や決定ができるものであれば何でもよい。
(第6の実施形態)
図37は、本発明の第6の実施形態の情報通信端末の構成の一例を説明する図である。図37を参照すると、本実施形態の情報通信端末30000は、図36と同様に、図1の情報通信処理装置1の構成を内蔵し、かつ、ジョグダイヤルのような特殊キー82及び画像表示装置30001を備える。
特殊キー82は、押下すると、切替制御手段3000によって画像表示装置30001上に選択画面を出す。通常の情報通信端末が備えるキーないし、ジョグダイヤルのような特殊キーの回転と押下で、端末ユーザは次に実行したい端末機能環境の番号を選択及び決定できる。これにより、端末ユーザは自身が現在使いたい端末機能の選択を実現することができる。なお、画像表示装置30001への表示は切替制御手段3000ではなく、情報処理装置300で行ってもよい。
なお、本実施形態によれば、特殊キー82の構成は、端末ユーザによる端末機能の選択や決定ができるソフトウェアを起動できるものであればどのような構成でもよい。
(第7の実施形態)
図38は、本発明の第7の実施形態の情報通信端末の構成の一例を説明する図である。図38を参照すると、本実施形態の情報通信端末30000は、図1の情報通信処理装置1の構成を内蔵し、かつ、ジョグダイヤルのような特殊キー82、画像表示装置30001及び切り替え自体を禁止することを画像表示装置30001上に表示するブロックマーク83を備える。
特殊キー82は、長押しを利用して、現在実行している端末機能以外の他の端末機能への切り替えを端末ユーザが自発的に拒否する機能を持つ。また、端末ユーザは、一度キーを離した後の再度の長押しによって、切り替えの拒否を解除することができる。これにより、端末ユーザは自身が使いたい端末機能を固定して使うことが可能となる。
ブロックマーク83は、現在切り替え拒否かどうかを示すために、画像表示装置30001上に切替制御手段3000によって表示される。なお、画像表示装置30001への表示は切替制御手段3000ではなく、情報処理装置300で行ってもよい。
なお、本実施形態によれば、特殊キー82の構成は、端末ユーザによる端末機能の選択や決定ができるものであれば何でもよい。また、ブロックマーク83のデザインも、端末ユーザが認知できるのであれば、どのようなものでもよい。
(第8の実施形態)
図39は、本発明の第8の実施形態の情報通信端末の構成の変形例の一例を説明する図である。図39を参照すると、本実施形態の情報通信端末30000は、図37と同様に、図1の情報通信処理装置1の構成を内蔵し、かつ、ジョグダイヤルのような特殊キー82及び画像表示装置30001を備える。
特殊キー82は、外部からの通信要求に応じて、次に実行すべき端末機能環境が現在実行中の端末機能環境と異なる場合に切替制御手段3000が画像表示装置30001上に出力する選択画面にて、そのまま切り替えを行うかどうかを指定する役割を持つ。例えば、ジョグダイヤルのような特殊キー82の回転と押下で、切り替えるかそうでないかを選択、決定する。これにより、端末ユーザは現在使っている端末機能を固定して使うことが可能となる。
なお、本実施形態によれば、特殊キー82の構成は、端末ユーザによる端末機能の選択や決定ができるものであれば何でもよい。
さらに、本実施形態によれば、情報通信端末30000は、特殊キー82の代わりに従来のキーを代用することで、従来の情報通信端末と同等のものを利用可能である。あるいは、端末ユーザによる自発的切り替えを採用しない構成とすれば、特殊キー82自体を削除することも可能である。
(第9の実施形態)
図40は、本発明の第9の実施形態の情報通信システムの構成の一例を示す図である。図40を参照すると、本実施形態は、端末ユーザ40000と、複数の端末機能の開発者50000を備える。
本実施形態の端末ユーザ40000は、図1の構成を例とする情報通信処理装置1を内蔵した、図36のような情報通信端末30000を保有する。情報通信処理装置1を内蔵した本実施形態に記載の情報通信端末30000では、上述の通り搭載する端末機能を制限する必要がなく自由に組み込むことが可能であるため、端末機能の開発者50000が情報通信端末30000を提供した後においても、その情報通信端末30000を所有する端末ユーザ40000の好みに応じてあらゆる端末機能を組み込むことが可能である。もちろん、端末ユーザ40000が組み込む端末機能は、選択する端末機能の種類や端末機能の提供者の種類等々に何ら制限されることはない。
ここで、本明細書にて「事後に組み合わせる」とは、情報通信処理装置1に少なくとも一つの端末機能を搭載した後に、他の端末機能を追加する、又は端末機能を削除する等の変更を加えることを意味する。
これにより、端末ユーザ40000は、複数の端末機能の開発者50000から提供される端末機能のうち、自身の利用したい端末機能を組み合わせて、切り替え実行することが可能である。無論、端末ユーザ40000は、複数ないし一人であってもよいし、複数ないし一グループであってもよいし、複数ないし一企業であってもよい。
端末機能の開発者50000は、図1のような情報通信処理装置1向けの端末機能を開発し、そして、前記端末機能を端末ユーザ40000に提供する。例えば、端末機能の開発者の一人である開発者50000Pkは、通信事業者であってもよいし、あるいは、従来の情報通信端末の開発メーカーといった非通信事業者であってもよいし、一般の端末機能の開発者であってもよい。また、端末機能の開発者の一人である開発者50000Pkは、端末機能を複数提供してもよい。
なお、かかる構成において、端末機能の開発者50000があらかじめ情報通信端末30000と端末機能をバインドして端末ユーザ40000に提供してもよい。
さらに、かかる構成において、端末機能の開発者50000は、一人(一企業)の開発者のみであってもよいし、それぞれ保有する音声網等が異なる、複数(ないし一人)の通信事業者であってもよいし、あるいは、音声網等が同じ、複数(ないし一人)の通信事業者であってもよいし、複数の端末機能の開発者を1グループとしてもよい。
また、本実施形態によれば、端末機能環境そのものを追加することが可能となるので、端末機能の開発者50000は、情報通信端末30000の開発工数、端末機能環境の移植工数並びに移植後の相互干渉検証工数を必要としない。また、別の端末機能の開発者50000によって独占されていた物理的な情報通信端末30000が開放されるため、自身の端末機能環境に応じて、端末機能の開発者50000は、他の端末機能の開発者50000の提供する端末機能にはない新しい端末機能を端末ユーザ40000に提供することが可能である。
さらに、本実施形態によれば、端末機能同士の干渉を防ぐことが可能となるので、非公開な端末機能も含む、端末ユーザ40000が好きな端末機能を、事後に自由に組み合わせることが可能となる。
図41は、図40に示した本実施形態の情報通信システムの動作の一例を説明するための図である。図41において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS1401:端末機能の開発者50000から端末機能の提供を受けた端末ユーザ40000が保有する情報通信端末30000は、当該端末機能の提供を受けた後に内蔵の端末機能と自由に組み合わせられ、端末機能を切り替え実行する。
(第10の実施形態)
図42は、本発明の第10の実施形態の情報通信システムの構成の一例を示す図である。図42を参照すると、本実施形態は、図40の情報通信システムの構成に加えて、情報通信端末30000の開発者60000を複数(開発者60000P1〜Pn)備える。
複数の情報通信端末30000の開発者60000は、図1のような情報通信処理装置1を内蔵する、図36のような情報通信端末30000を開発し、そして、前記情報通信端末30000を端末ユーザ40000に提供する。例えば、情報通信端末30000の開発者60000の一人である開発者60000Pkは、通信事業者であってもよいし、あるいは、従来の情報通信端末の開発メーカーといった非通信事業者であってもよいし、一般の情報通信端末の開発者であってもよい。
また、かかる構成において、情報通信端末30000の開発者60000の一人である開発者60000Pkは、端末機能の開発者50000から提供される端末機能をあらかじめ情報通信端末30000にバインドして端末ユーザ40000に提供してもよい。
さらに、本実施形態によれば、端末機能を情報通信端末30000へ事後に新規に追加することが可能となるので、情報通信端末30000の開発者60000は、端末機能の開発を必要とせず、様々な色やデザインを持つ情報通信端末30000の開発に専念することで、その開発コストを低減させることが可能である。
なお、本実施形態によれば、端末機能を事後に自由に追加することが可能であるため、端末ユーザ40000はあらかじめ本発明を組み込んだ情報通信端末30000を購入し、かつ、端末ユーザ40000の好きな端末機能環境を組み込むことで、特定の色やデザインの情報通信端末30000に依存せず、自身の好きな色やデザインを持つ情報通信端末30000を利用することが可能である。
図43は、図42に示した本実施形態の情報通信システムの動作の一例を説明するための図である。図43において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS1501:情報通信端末30000の開発者60000は、端末ユーザ40000に情報通信端末30000を提供する。
ステップS1502:端末ユーザ40000は、端末機能の開発者50000から端末機能の提供を受けた端末ユーザ40000が保有する情報通信端末30000は、当該端末機能の提供を受けた後に内蔵の端末機能と自由に組み合わせられ、端末機能を切り替え実行する。
図44は、図42に示した本実施形態の情報通信システムの動作の変形例の一例を説明するための図である。図44において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS1601:情報通信端末30000の開発者60000は、端末機能の開発者50000から端末機能の提供を受ける。
ステップS1602:情報通信端末30000の開発者60000は、前記端末機能を自由に組み合わせた情報通信端末30000を、端末ユーザ40000に提供する。
図45は、図42に示した本実施形態の情報通信システムの動作の変形例の一例を説明するための図である。図45において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS1701:情報通信端末30000の開発者60000は、端末機能の開発者50000から端末機能の提供を受ける。
ステップS1702:情報通信端末30000の開発者60000は、前記端末機能を自由に組み合わせた情報通信端末30000を、端末ユーザ40000に提供する。
ステップS1703:端末機能の開発者50000から端末機能のさらなる提供を受けた端末ユーザ40000が保有する情報通信端末30000は、当該端末機能の提供を受けた後に内蔵の端末機能と自由に組み合わせられ、端末機能を切り替え実行する。
(第11の実施形態)
図46は、本発明の第11の実施形態の情報通信システム構成の一例を示す図である。図46を参照すると、本実施形態は、図42の情報通信システムの構成に加えて、複数の情報通信処理装置1の開発者70000(開発者70000P1〜Pk)を備える。
複数の情報通信処理装置1の開発者70000は、図1のような情報通信処理装置1を開発し、そして、前記情報通信処理装置1を情報通信端末30000の開発者60000に提供する。例えば、情報通信処理装置1の開発者の一人である70000Pkは、半導体事業者であってもよいし、通信事業者であってもよいし、あるいは、従来の情報通信端末の開発メーカーといった非通信事業者であってもよいし、一般の情報通信処理装置の開発者であってもよい。
なお、本実施形態によれば、様々な端末機能の組み合わせ実行が可能となるので、情報通信処理装置1の開発者70000は、ある程度絞られた情報通信処理装置1の開発に専念することで、その開発コストを低減することが可能である。
図47は、図46に示した本実施形態の情報通信システムの動作の一例を説明するための図である。図47において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS1801:情報通信処理装置1の開発者70000は、情報通信端末30000の開発者60000に情報通信処理装置1を提供する。
ステップS1802:情報通信端末の開発者60000は、端末ユーザ40000に情報通信端末30000を提供する。
ステップS1803:端末ユーザ40000は、端末機能の開発者50000から端末機能の提供を受け、そして、該端末ユーザ40000が保有する情報通信端末30000へ事後に自由に組み合わせて切り替え実行する。
図48は、図46に示した本実施形態の情報通信システムの動作の変形例の一例を説明するための図である。図48において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS1901:情報通信処理装置1の開発者70000は、情報通信端末30000の開発者60000に情報通信処理装置1を提供する。
ステップS1902:情報通信端末30000の開発者60000は、端末機能の開発者50000から端末機能の提供を受ける。
ステップS1903:情報通信端末30000の開発者60000は、前記端末機能を自由に組み合わせて、端末ユーザ40000に情報通信端末30000を提供する。
図49は、図46に示した本実施形態の情報通信システムの動作の変形例の一例を説明するための図である。図49において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS2001:情報通信処理装置1の開発者70000は、情報通信端末30000の開発者60000に情報通信処理装置1を提供する。
ステップS2002:情報通信端末30000の開発者60000は、端末機能の開発者50000から端末機能の提供を受ける。
ステップS2003:情報通信端末30000の開発者60000は、前記端末機能を自由に組み合わせて、端末ユーザ40000に情報通信端末30000を提供する。
ステップS2004:端末ユーザ40000は、端末機能の開発者50000から端末機能のさらなる提供を受け、そして、該端末ユーザ40000が保有する情報通信端末30000へ事後に自由に組み合わせて切り替え実行する。
(第12の実施形態)
図50は、本発明の第12の実施形態の情報通信システム構成の一例を示す図である。図50を参照すると、本実施形態は、図42の構成に加えて、複数の組み立て供給者80000(80000P1〜Pn)を備える。
複数の組み立て供給者80000は、情報通信端末30000の開発者60000から、図1のような情報通信処理装置1を内蔵する、図36のような情報通信端末30000の供給と、かつ、端末機能の開発者50000から端末機能の供給を受け、そして、それらを組み合わせた情報通信端末30000を端末ユーザ40000に提供する。例えば、組み立て供給者の一人である80000Pkは、通信事業者であってもよいし、あるいは、従来の情報通信端末の開発メーカーといった非通信事業者であってもよいし、一般の情報通信端末の開発者であってもよい。
さらに、本実施形態によれば、前記3つの構成要素の連携によって、様々な端末機能の自由な組み合わせが可能となるので、前記情報通信端末30000と前記端末機能を組み合わせる組み立て供給者80000は、情報通信端末30000の開発者50000ないし端末ユーザ40000の代わりに端末機能の組み合わせ処理を代行することで、その組み合わせ処理の負担低減を提言することが可能である。
図51は、図50に示した本実施形態の情報通信システムの動作の一例を説明するための図である。図51において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS2101:情報通信端末30000の開発者60000は、組み立て供給者80000に情報通信端末30000を提供する。
ステップS2102:組み立て供給者80000は、端末機能の開発者50000から端末機能の提供を受ける。
ステップS2103:組み立て供給者80000は、前記端末機能を自由に組み合わせて、端末ユーザ40000に情報通信端末30000を提供する。
図52は、図50に示した本実施形態の情報通信システムの動作の変形例の一例を説明するための図である。図52において、矢印脇のSと数字からなる符合は、ステップ番号を表している。
ステップS2101:情報通信端末の開発者60000は、組み立て供給者80000に情報通信端末30000を提供する。
ステップS2102:組み立て供給者80000は、端末機能の開発者50000から端末機能の提供を受ける。
ステップS2103:組み立て供給者80000は、前記端末機能を自由に組み合わせて、端末ユーザ40000に情報通信端末30000を提供する。
ステップS2104:端末ユーザ40000は、端末機能の開発者50000から端末機能のさらなる提供を受けて、そして、該端末ユーザ40000が保有する情報通信端末30000へ事後に自由に組み合わせて切り替え実行する。
(第13の実施形態)
図53は、本発明の第13の実施形態の情報通信システムにおけるユーザによる端末機能の選択構成の一例を示す図である。図53を参照すると、本実施形態は、図1の情報通信処理装置1の構成を内蔵し、かつ、ジョグダイヤルのような特殊キー82を有する情報通信端末30000を備える。
特殊キー82は、押下すると、切替制御手段3000によって画像表示装置30001上に選択画面を出す。通常の情報通信端末が備えるキーないし、ジョグダイヤルのような特殊キーの回転と押下で、端末ユーザ40000は組み合わせたい端末機能を選択及び決定できる。これにより、端末ユーザ40000は自身が組み合わせたい端末機能の選択を実現することができる。なお、画像表示装置30001への表示は切替制御手段3000ではなく、情報処理装置300で行ってもよい。
なお、本実施形態によれば、特殊キー82の構成は、端末ユーザ40000による端末機能の選択や決定ができるソフトウェアを起動できるものであれば何でもよい。
また、かかる構成において、端末機能は、ネットワークといった通信路やメディアカードといった記録媒体からダウンロードしてもよい。
(第14の実施形態)
図54は、本発明の第14の実施形態の情報通信システムにおけるユーザによる端末機能の選択構成の一例を示す図である。図54を参照すると、図1の情報通信処理装置1の構成を内蔵し、かつ、ジョグダイヤルのような特殊キー82Aを有する情報通信端末30000Aと、図1の情報通信処理装置1の構成を内蔵し、かつ、ジョグダイヤルのような特殊キー82Bを有する情報通信端末30000Bを備える。
特殊キー82Aは、押下すると、切替制御手段3000によって画像表示装置30001上に選択画面を出す。通常の情報通信端末が備えるキーないし、ジョグダイヤルのような特殊キーの回転と押下で、情報通信端末30000Aの端末ユーザ40000は、情報通信端末30000Aにて組み合わせたい端末機能を受信できる。
特殊キー82Bは、押下すると、切替制御手段3000によって画像表示装置上に選択画面を出す。通常の情報通信端末が備えるキーないし、ジョグダイヤルのような特殊キーの回転と押下で、情報通信端末30000Bの端末ユーザ40000は、情報通信端末30000Bが保有する端末機能のうち、情報通信端末30000Aに送信したい端末機能を選択及び決定することができる。
これにより、情報通信端末30000Aの端末ユーザ40000は、情報通信端末30000Bの保有する端末機能を自由に組み合わせることが可能である。
なお、かかる構成において、画像表示装置30001への表示は切替制御手段3000ではなく、情報処理装置300で行ってもよい。
なお、本実施形態によれば、特殊キー82の構成は、端末ユーザによる端末機能の選択や決定ができるソフトウェアを起動できるものであれば何でもよい。
また、かかる構成において、情報通信端末30000Aと30000B間の通信は、無線や有線ネットワークといった通信路やメディアカードといった記録媒体を介してもよい。
(第15の実施形態)
図55は、本発明の第15の実施形態の情報通信システムにおけるユーザによる端末機能の選択構成の一例を示す図である。図55を参照すると、図1の情報通信処理装置1の構成を内蔵し、かつ、ジョグダイヤルのような特殊キー82を有する情報通信端末30000と、情報機器90000とを備える。
情報機器90000は、端末機能を情報通信端末30000に送信する機能を有する。なお、PC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistants)といった情報処理に関する機器や専用の機器であってもよい。また、情報機器90000は、内部に端末機能を複数保有するサーバとなっていてもよいし、あるいは、ネットワーク等の通信装置を経由して、サーバのような外部からダウンロードしてきてもよい。
特殊キー82は、押下すると、切替制御手段3000によって画像表示装置30001上に選択画面を出す。通常の情報通信端末が備えるキーないし、ジョグダイヤルのような特殊キーの回転と押下で、情報通信端末30000の端末ユーザ40000は、情報機器90000から、情報通信端末30000にて組み合わせたい端末機能を受信できる。
これにより、情報通信端末30000の端末ユーザ40000は、情報機器90000を経由して端末機能を自由に組み合わせることが可能である。
なお、かかる構成において、画像表示装置30001への表示は切替制御手段3000ではなく、情報処理装置300で行ってもよい。
なお、本実施形態によれば、特殊キー82の構成は、端末ユーザ40000による端末機能の選択や決定ができるソフトウェアを起動できるものであれば何でもよい。
また、かかる構成において、情報通信端末30000と情報機器90000間の通信は、無線や有線ネットワークといった通信路やメディアカードといった記録媒体を介してもよい。
(第16の実施形態)
図56は、本発明の第16の実施形態の情報通信システムにおける端末ユーザ40000による端末機能の選択構成の一例を示す図である。図56を参照すると、本実施形態の情報通信システムは、端末ユーザ40000の代わりに端末機能を組み合わせる組み立て供給者80000に対して情報を通知する機能を有する通信ソフトウェア100000を備える。
通信ソフトウェア100000は、端末ユーザ40000から、その欲しい情報通信端末30000の選択情報と組み合わせたい端末機能の情報を組み立て供給者80000に通知する。すなわち、通信ソフトウェア100000は、選択と閲覧機能を持つブラウザのようなソフトウェアでもよいし、情報共有のためのソフトウェアであってもよい。
組み立て供給者80000は、前記通信ソフトウェア10000からの指示にしたがって、端末ユーザ40000に希望に沿った端末機能を組み合わせた、好みの情報通信端末30000を提供することが可能である。
また、本実施形態は、図46の情報通信システムの構成において、端末機能を組み合わせる情報通信端末30000の開発者60000にも適用することが可能である。
なお、本実施形態によれば、通信ソフトウェア100000は、組み合わせ供給者80000に通知できる機能を提供できるものであれば、電話やFAXといった通知手段を用いるものでもかまわない。
本発明の情報通信処理装置では、OSやミドルウェアを共通したアプリケーションを切り替えるのではなく、アプリケーションとOS、ミドルウェアを含めた端末機能環境を切り替える切替制御手段を有しているため、組み込むアプリケーションがすでに搭載されているOS等に制限されることはない。さらに切替制御手段は、切替決定手段とコンテキスト制御手段を有しているため、外部からの通信要求により実行中のアプリケーションの実行に支障をきたすことなく、また通信内容に必要なアプリケーションへの切り替えが高速に実現できる。
さらに、本発明による情報通信処理装置では、外部との各通信内容にそれぞれ対応し、各前記通信内容を独立に受け付ける通信手段を備える。このように、本発明では機能環境に対する通信内容それぞれに対応して通信手段を備えているため、同種類又は異種類の通信内容に関わらず複数同時に受け付けることが可能となる。
独立に受け付けるとは、例えば、外部からの個々の通信内容が互いに影響を及ぼしあうことがなく、複数の通信内容に係る要求を同時にも受け付けることができることを示している。また、例えば電話の着発信同士、メールとメール送受信同士といった同種類の通信内容、異種の通信内容に関わらず認知できるものである。
なお、前記各実施形態では、複数の端末機能を切り替え実行可能な情報通信処理装置、情報通信端末及び情報通信システムを例に説明したが、前記各実施形態は、かかる情報通信処理装置、情報通信端末及び情報通信システムに限定されるものではなく、任意の情報通信処理装置、情報通信端末及び情報通信システムに適用可能である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態の構成や動作に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で問う業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2006年7月18日に出願された日本出願特願2006−195192号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (23)

  1. 機能を実行するアプリケーションとOSおよびミドルウェアを含む複数の機能環境を有する少なくとも一つの情報処理装置と、
    前記機能環境を切り替える切替制御手段と、
    外部との各通信内容にそれぞれ対応し、各前記通信内容を独立に受け付け、受け付けた各前記通信内容と各前記機能環境とを対応付ける複数の通信手段と、
    前記通信手段が受け付けた前記通信内容を解釈して前記切替制御手段に通知する通信解釈手段と、
    前記切替制御手段から受領した現在実行中の機能環境の情報を参照し、かつ、前記現在実行中の機能環境が、共有メモリ上にある他の機能環境資源向けに設けられた資源を参照することを防ぐ資源分離手段とを備え、
    前記切替制御手段は、
    情報通信処理装置の外部との通信内容に基づいて切り替え対象の機能環境を決定する切替決定手段と、
    前記切替決定手段からの通知を受け、実行中の機能環境のコンテキストを保存し、前記切り替え対象の機能環境のコンテキストを設定するコンテキスト制御手段とを備え、
    前記資源分離手段は、
    前記情報処理装置とは独立に設けられ、
    前記共有資源に対するアドレスを変換するアドレス変換手段と、
    変換後の前記アドレスのアクセス可否を判定するアクセス制御手段とを備え、
    前記アクセス制御手段は、
    前記切替制御手段による指示で更新され、前記切替制御手段から受理した前記現在実行中の機能環境の情報に対応する、前記情報処理装置からの共有資源へのアクセスが許可される範囲の始点アドレスと終点アドレスと許可されるアドレス種別を含むアクセス許可データに基づいて、前記共有資源へのアクセスアドレスに対してアクセス可否を判定するアクセス許可手段を備える
    ことを特徴とする情報通信処理装置。

  2. 前記切替制御手段は、
    前記コンテキスト制御手段が機能環境のコンテキストを設定した後に、前記切り替え対象の機能環境への切り替えを実行することを特徴とする請求項1に記載の情報通信処理装置。
  3. 前記アドレス変換手段は、機能環境を実行するデータに対応するアドレス変換データにしたがってアドレス計算を行うアドレス計算手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の情報通信処理装置。
  4. 前記アドレス変換手段は、前記アドレス変換データをアトミックに更新する変換データ更新手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の情報通信処理装置。
  5. 前記アドレス計算手段が、アドレスオフセットに対する加算器ないし、MMU(メモリマネジメントユニット)であることを特徴とする請求項3に記載の情報通信処理装置。
  6. 前記アクセス許可手段は、前記アクセス許可データをアトミックに更新する許可データ更新手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の情報通信処理装置。
  7. 前記アクセス許可データを記憶する手段を含み、
    前記記憶する手段は、前記機能環境毎に、アクセスが許可されるアドレス範囲と、前記アドレス範囲についてのアクセス種別の許否に関する情報とを格納することを特徴とする請求項2に記載の情報通信処理装置。
  8. 前記通信解釈手段は、
    前記切替制御手段からの通知によって、前記通信内容に応じて、前記情報処理装置と前記通信手段を接続する通信接続手段とを備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報通信処理装置。
  9. 前記切替制御手段は、ユーザの指示が入力された入力手段又は前記通信解釈手段からの通知を受けることによって、前記機能環境によって実現される機能を切り替えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報通信処理装置。
  10. 前記切替制御手段は、前記通信解釈手段からの同種又は異種の通信内容に応じて前記機能を切り替えることを特徴とする請求項9に記載の情報通信処理装置。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の前記情報通信処理装置を備えることを特徴とする情報通信端末。
  12. ユーザの指示が入力される入力手段を備え、
    前記入力手段が、次に切り替える前記機能を指定するキーを備えることを特徴とする請求項11に記載の情報通信端末。
  13. キーを備え、
    前記キーによって、ユーザの指示が入力される入力手段を通じて、次に切り替える前記機能を指定することを特徴とする請求項11に記載の情報通信端末。
  14. 前記機能の切り替えをブロックするキーを備えることを特徴とする、請求項11に記載の情報通信端末。
  15. キーを備え、
    前記キーによって、ユーザの指示が入力される入力手段を通じて、前記機能の切り替えをブロックすることを特徴とする請求項11に記載の情報通信端末。
  16. 請求項11から請求項15のいずれか1項に記載の情報通信端末を用意し、
    前記情報通信端末に前記機能環境を追加又は削除することを特徴とする情報通信システム。
  17. 前記情報通信端末で動作する前記機能を用いて、
    前記情報通信端末に前記機能環境を追加することを特徴とする請求項16に記載の情報通信システム。
  18. 前記情報通信端末を通じて前記機能を組み合わせることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の情報通信システム。
  19. 複数の前記情報通信端末同士で前記機能を組み合わせることを特徴とする請求項16から請求項18のいずれか1項に記載の情報通信システム。
  20. 外部に接続された情報機器を通じて前記情報通信端末の前記機能を組み合わせることを特徴とする請求項16から請求項19のいずれか1項に記載の情報通信システム。
  21. 通信ソフトウェアを用いた通知によって、
    前記情報通信端末の前記機能を組み合わせることを特徴とする請求項16から請求項20のいずれか1項に記載の情報通信システム。
  22. 機能を実行するアプリケーションとOSおよびミドルウェアを含む複数の機能環境を有する少なくとも一つの情報処理装置を含む情報通信処理装置による機能切替方法であって、
    切替制御手段が、前記機能環境を切り替える切替制御手順と、
    通信手段が、外部との各通信内容にそれぞれ対応し、各前記通信内容を独立に受け付け、受け付けた各前記通信内容と各前記機能環境とを対応付ける通信手順と、
    通信解釈手段が、前記通信手順において受け付けた前記通信内容を解釈して前記切替制御手段に通知する通信解釈手順と、
    資源分離手段が、前記切替制御手段から受領した現在実行中の機能環境の情報を参照し、かつ、前記現在実行中の機能環境が、共有メモリ上にある他の機能環境資源向けに設けられた資源を参照することを防ぐ資源分離手順を有し、
    前記切替制御手順において、
    前記情報通信処理装置の外部との通信内容に基づいて切り替え対象の機能環境を決定する切替決定手順と、
    前記切替決定手順において通知を受け、実行中の機能環境のコンテキストを保存し、前記切り替え対象の機能環境のコンテキストを設定するコンテキスト制御手順とを含み、
    前記資源分離手順は、前記情報処理装置とは独立の手順であり、
    前記資源分離手順において、
    前記共有資源に対するアドレスを変換するアドレス変換手順と、
    変換後の前記アドレスのアクセス可否を判定するアクセス制御手順とを含み、
    前記アクセス制御手順において、前記切替制御手順による指示で更新され、前記切替制御手順から受理した前記現在実行中の機能環境の情報に対応する、前記情報処理装置からの共有資源へのアクセスが許可される範囲の始点アドレスと終点アドレスと許可されるアドレス種別を含むアクセス許可データに基づいて、前記共有資源へのアクセスアドレスに対してアクセス可否を判定する
    ことを特徴とする機能切替方法。
  23. 機能を実行するアプリケーションとOSおよびミドルウェアを含む複数の機能環境を有する少なくとも一つの情報処理装置を備える情報通信処理装置上で実行される機能切替プログラムであって、
    切替制御手段に、前記機能環境を切り替える切替制御機能を実現させ、
    通信手段に、外部との各通信内容にそれぞれ対応し、各前記通信内容を独立に受け付け、受け付けた各前記通信内容と各前記機能環境とを対応付ける通信機能を実現させ、
    通信解釈手段に、前記通信機能において受け付けた前記通信内容を解釈して前記切替制御手段に通知する通信解釈機能を実現させ、
    資源分割手段に、前記切替制御手段から受領した現在実行中の機能環境の情報を参照し、かつ、前記現在実行中の機能環境が、共有メモリ上にある他の機能環境資源向けに設けられた資源を参照することを防ぐ資源分離機能を実現させ、
    前記切替制御機能において、
    前記情報通信処理装置の外部との通信内容に基づいて切り替え対象の機能環境を決定する切替決定機能と、
    前記切替決定機能において通知を受け、実行中の機能環境のコンテキストを保存し、前記切り替え対象の機能環境のコンテキストを設定するコンテキスト制御機能とを有し、
    前記資源分離機能において、
    前記共有資源に対するアドレスを変換するアドレス変換機能と、
    変換後の前記アドレスのアクセス可否を判定するアクセス制御機能とを実現させ、
    前記アクセス制御機能において、前記切替制御機能による指示で更新され、前記切替制御機能から受理した前記現在実行中の機能環境の情報に対応する、前記情報処理装置からの共有資源へのアクセスが許可される範囲の始点アドレスと終点アドレスと許可されるアドレス種別を含むアクセス許可データに基づいて、前記共有資源へのアクセスアドレスに対してアクセス可否を判定するアクセス許可機能を有する
    ことを特徴とする機能切替プログラム。
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