JP5620930B2 - グリホサートおよびアルコキシル化グリセリドを含む除草剤処方 - Google Patents

グリホサートおよびアルコキシル化グリセリドを含む除草剤処方 Download PDF

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Description

本発明は一般的に除草剤組成物に関し、より詳細には、グリホサートまたはその塩と、少なくとも1のモノおよび/またはジグリセリドアルコキシレートを含む界面活性剤とを含有する除草剤組成物に関する。
N−ホスホノメチルグリシン(その他、グリホサートとしても知られている)は、有効な次に出現する葉に適用する除草剤として当該技術分野においてよく知られている。グリホサートは3の酸性基を有する有機化合物であり、その酸性形では水に比較的不溶性である。したがって、グリホサートは、水溶性塩として通常処方化され、適用される。グリホサートの一塩基性、二塩基性および三塩基性の塩を作ることができるが、一般的には例えば(IPA塩と略称される場合もあるイソプロピルアミン)モノ(イソプロピルアミン)のようなモノ−(有機アンモニウム)塩として一塩基塩の形で、グリホサートを処方化および適用するのが好ましいとされている。
本願は、限定するものではないが、グリホサートの「アンモニウム」、「モノアンモニウム」および「ジアンモニウム」塩を含むすべてのグリホサート塩に言及し、適用できる。例えば、本発明と関連して有用なグリホサート塩には、限定されるものではないが、イソプロピルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、カリウム、アンモニウム、トリメシウムの塩またはそれらの混合物が含まれる。グリホサートが塩または塩類として存在する場合であっても、本明細書に記載するグリホサートの割合および濃度は、別段指摘しない限り、酸当量(a.e.)として表す。
グリホサート塩は、一般的に、好適な界面活性剤が存在することを必要として、生物有効性を改善し、全体的な除草剤性能を向上する。界面活性剤は濃縮処方で提供することができ、あるいはそれは末端使用者によって希釈スプレー溶液に添加し得る。界面活性剤の選択は非常に重要である。グリホサートの除草剤効力を高める能力において界面活性剤の中で広範な変動が存在するからである。
グリホサート塩溶液の除草剤抗力は、2の要因に非常に依存する:適当な界面活性剤を選んで、濃縮処方においてその界面活性剤の効果的な(可能な限り高い濃度)量を提供すること。グリホサート自体は、目に穏やかで、低い水中毒性を有し、容易に生物分解可能である。アルキルアミンを主成分とする界面活性剤が使用され、優れた生物有効性を強化する能力をグリホサートに供給している。これらの界面活性剤は特定の状況下では種々の他の界面活性剤よりも高い眼刺激を示す場合もあるが、それにもかかわらず使用するのに適当で安全である。しかしながら、低い眼刺激特性および水棲生物に対する低い毒性を有する、アルキルアミンを主成分とする界面活性剤に代わるものは、特定の状況で有利である。
グリホサートに対する特性を高める良好な効力を有する好適な界面活性剤を見出すことが困難であることが、当業者に知られている。しかし、良好な効力を高める特性に加えて低い眼刺激性および水中毒性の特性を有する好適な界面活性剤を見出すことは、より困難である。良好な眼刺激性および水中毒性を有するほとんど知られていない界面活性剤(例えば、アルキルポリグリコシド、短鎖リン酸エステル、アルキルアミンオキシドおよびアルキルベタイン)が、グリホサート処方に使用されている。しかし、これらの界面活性剤は、グリホサートのためには非常に有効ではない。
したがって、グリホサートに対する良好な効力を高める特性に加えて、低い眼刺激性および水中毒性特性を有する好適な界面活性剤を開発することが望ましい。これらのおよび他の目的は、本発明の界面活性剤および除草剤処方によって満たされる。
本発明は、一般的に、アルコキシル化モノおよび/またはジグリセリドを含む除草剤処方に関する。有利には、モノおよびジグリセリドアルコキシレート(例えば、エトキシレート)は、例えば、低眼刺激性(tear−free)のベビーシャンプーに見出される通常の成分であり、したがって、非常に低い眼刺激性および低い水棲生物に対する毒性を有する。本発明に従って利用するモノおよびジグリセリドアルコキシレートには、以下の式:
Figure 0005620930

によって表されるものが含まれる。
式中、各R基は、独立して、C8−C22の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択され、各Aは同一または異なり、C1ないしC4の線状または分枝型のアルキル基から選択され、x、yおよびzの各々は0ないし100となり得るが、但し、x+y+zは5ないし200である。もう1の形態において、各R基はC12−C18の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基であり、各Aはエチレンである。さらなる形態において、Rは式:
R10−[OA1]v−R11
の基であり、式中、
(i)R10はアシル基の炭素に結合し、(ii)各R10はC8−C22の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択され、(iii)各A1は同一または異なり、1ないし100のvを有して、C1ないしC4の線状または分枝型のアルキル基から選択され、および(iv)各R11は水素およびC8−C22の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択される。
好ましいアルコキシル化グリセリドは、エトキシル化グリセリドである。もう1の形態において、エトキシル化グリセリドは、約50:50よりも大きな、好ましくは60:40ないし99:1の範囲のジに対するモノの比を有する。種々のグリホサート処方は、一般的に、約20:1ないし約2:1、または約10:1ないし約3:1のアルコキシル化モノおよびジグリセリドに対するグリホサート(a.e.)の重量比を有する。
本発明は、さらに、以下の式:
Figure 0005620930
に対応するアルコキシル化モノおよびジグリセリドを含む除草剤処方に向けられる。
式中、R1、R4およびR5の各々は、独立して、C8ないしC22の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択され、R2、R3およびR6の各々は、独立して、Hおよび低級アルキル、低級アルケニルまたはアリール基から選択され、A1、A2およびA3の各々は、独立して、酸素に対する炭素の結合、または、Cに結合した末端OおよびOに結合した末端Cを有するよう方向付けられ、0ないし200のアルキレンオキシド単位(各アルキレンオキシド単位は、独立して、―[OCH2]―、−[OC2H4]−、―[OC3H6]―および―[OC4H8]−よりなる群から選択される)を含むアルキレンオキシド基のいずれかであり、但し、アルコキシル化モノおよびジグリセリドの各々は5ないし200のアルキレンオキシド単位を含む。1の形態において、R1、R4および/またはR5は各々、独立して、式:
R10−[OA]w−R11
の基であり、
(i)R10はアシル基の炭素に結合し、(ii)各R10はC8−C22の線状または分枝型の飽和または不飽和の脂肪族基から選択され、(iii)各Aは同一または異なり、1ないし100のwを有して、C1ないしC4の線状または分枝型のアルキル基から選択され、および(iv)各R11は水素およびC8−C22の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択される。
本発明の種々の好ましい形態により、処方は、以下の1またはそれを超えるものによって特徴付けられる:
(i)約50:50(重量比)よりも大きなジに対するモノの比を有するエトキシル化モノ−およびジグリセリドの混合物;および/または
(ii)少なくとも約180g a.e./Lのグリホサート含量;および/または
(iii)約1:1ないし約30:1のアルコキシル化モノおよびジグリセリド界面活性剤の総量に対するグリホサート(a.e.)の重量比;および/または
(iv)約360ないし約600g a.e./Lの範囲のグリホサートの濃度、および約2:1ないし約25:1のアルコキシル化グリセリド界面活性剤に対するグリホサート(重量% a.e.)の重量比。
種々の他の好ましい形態において、本発明の除草剤処方は、少なくとも1の除草剤的に活性な化合物を含むが、但し、除草剤的に活性な化合物はスルホニルウレア化合物ではない。
図1は実施例1に記載したように収集した温室試験データを提供する。
図2は実施例2に記載したように収集した温室試験データを提供する。
本発明は、一般的に、アルコキシル化モノおよび/またはジグリセリドと少なくとも1の除草剤的に活性な化合物とを含む除草剤処方に関する。
種々の好ましい形態において、本発明の処方に用いる除草剤的に活性な化合物には、好ましくはグリホサートが含まれる。グリホサートは、中性pHで3の酸性プロトン化可能な(protonable)基を含み、その酸形態では水に比較的不溶性の有機化合物である。したがって、グリホサートは、水溶性塩として通常処方化され、適用される。グリホサートの一塩基性、二塩基性および三塩基性塩を作ることができるが、一般的には、例えば、IPAという場合もあるモノ(イソプロピルアミン)のようなモノ−(有機アンモニウム)塩、または一塩基性または二塩基性のアンモニウム(NH4)塩として、一塩基性塩の形態でグリホサートを処方化および適用するのが好ましいとされている。他の好適なグリホサート塩には、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA)、トリメシウム(TMS)およびそれらの混合物が含まれる。一般的に、好適な適用混合物のグリホサート濃度は、約0.5ないし2.0重量% a.e.または約0.5ないし約1.0重量% a.e.である。種々の形態において、グリホサート塩は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、イソプロピルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリメシウム塩およびそれらの混合物よりなる群から選択される。種々の他の形態において、グリホサート塩は、グリホサートアンモニウム塩、グリホサートジアンモニウム塩、グリホサートナトリウム塩、グリホサートカリウム塩、グリホサートイソプロピルアンモニウム塩、およびグリホサートのモノエタノールアミン塩よりなる群から選択される。典型的に、本発明の処方は、約4よりも大きい、約4.6よりも大きい、約4.7よりも大きい、約4.8よりも大きい、または約4.9よりも大きいpHを有する。
I.アルコキシル化グリセリド
本発明の界面活性剤には、アルコキシル化モノおよび/またはジグリセリドが含まれ、非常に低い眼刺激性および低い水棲生物に対する毒性を有しつつ、同時にグリホサート処方の生物有効性を高める能力が実証されている。本発明のモノおよびジグリセリドアルコキシレートには、限定されるものではないが、以下のクラスの化合物が含まれる:
Figure 0005620930

式中、R1、R4およびR5の各々は、独立して、C8ないしC22の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択され、R2、R3およびR6の各々は、独立して、Hおよび低級アルキル、低級アルケニルまたはアリール基から選択され、A1、A2およびA3の各々は、独立して、酸素に対する炭素の結合、または、0ないし200のアルキレンオキシド単位(各アルキレンオキシド単位は、独立して、―[OCH2]―、−[OC2H4]−、―[OC3H6]―および―[OC4H8]−よりなる群から選択される)を含むアルキレンオキシド基のいずれかであり、但し、アルコキシル化モノおよびジグリセリドの各々は合計5ないし200のアルキレンオキシド単位を含む。
種々の好ましい形態において、A1、A2およびA3の各々は、独立して、1ないし100のアルキレンオキシド単位、1ないし50のアルキレンオキシド単位、1ないし10のアルキレンオキシド単位、または2ないし10のアルキレンオキシド単位を含むアルキレンオキシド基である。
種々の形態において、A1、A2およびA3の各々は、独立して、―[OCH2]―、−[OC2H4]−、―[OC3H6]―および−[OC4H8]−よりなる群から独立して選択されるアルキレンオキシド単位を含むアルキレンオキシド基である。種々の好ましい形態において、A1、A2およびA3の各々は、独立して、―[OC2H4]―、―[OC3H6]―および−[OC4H8]−よりなる群から独立して選択されるアルキレンオキシド単位を含むアルキレンオキシド基である。種々の好ましい形態において、一般的に、A1、A2およびA3の各々は、独立して、1ないし100のアルキレンオキシド単位、典型的には1ないし50のアルキレンオキシド単位、およびより典型的には1ないし10のアルキレンオキシド単位(例えば、2ないし10の)を含むアルキレンオキシド基である。種々の他の好ましい形態において、A1、A2およびA3は、各々、−[OC2H4]―エチレンオキシド単位を含むアルキレンオキシド基である。
R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、例えば、酪酸、吉草酸、カプリル酸、カプリン酸、ココヤシ油(主にラウリン酸を含む)、ミリスチン酸(例えば、ヤシ油からの)、ダイズ(主にリノール酸、オレイン酸およびパルミチン酸を含む)、または獣脂(主にパルミチン酸、オレイン酸およびステアリン酸を含む)を含むアルキル基を提供する種々の起源に由来し得る。
種々の好ましい形態によれば、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、各々独立して、ダイズ油、ヤシ油、ナタネ油、コーン油またはココナッツ油に由来する。
種々の形態において、R1、R4および/またはR5は、各々独立して、式:
R10−[OA]w−R11
の基であり、
式中、(i)R10はアシル基の炭素に結合し;(ii)各R10は、C8−C22の線状または分枝型の飽和または不飽和の脂肪族基から選択され;(iii)各Aは同一または異なり、1ないし100のwを有する、C1ないしC4の線状または分枝型のアルキル基から選択され;および(iv)各R11は水素およびC8−C22の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択される。さらに、かかる形態によれば、wは一般的に1ないし75、1ないし50、1ないし30、または1ないし15である。R10およびR11は、例えば、ダイズ油、ヤシ油、ナタネ油、コーン油およびココナッツ油を含む、R1、R2、R3ほかに関して前掲したアルキル基を提供する起源由来とし得る。
種々の好ましい形態において、アルコキシル化グリセリドは、式:
Figure 0005620930

に対応するモノおよびジグリセリドであり、
式中、各R基は、独立して、C8−C22の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択され、各A基は同一または異なり、C1ないしC4の線状または分枝型のアルキル基から選択され、x、yおよびzの各々は0ないし100となり得るが、但し、x+y+zは5ないし200である。種々の形態において、各R基はC12−C18の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基であり、各A基はエチレンである。好ましいアルコキシル化グリセリドは、エトキシル化グリセリドである。
種々の形態によれば、x+y+z=5ないし175であり、より典型的には約5ないし100であり、いまだより典型的には約5ないし50であり、なおより典型的には、約5ないし30である。種々の形態によれば、式Iおよび/または式IIの1またはそれを超えるA基は、C2エチル基である。種々の好ましい形態において、式Iおよび/または式IIの各A基は、C2エチル基である。種々の形態において、各R基は、独立して、C12−C18の線状または分枝型の飽和または不飽和アルキル基から選択され、各A基はエチレンである。R基は、好適には、R1、R2、R3ほかに関連して前記した1またはそれを超える起源に由来し得る。これらおよび他の好ましい形態によれば、各R基は、独立して、ダイズ油、ヤシ油またはココナッツ油に由来する。
種々の形態において、Rは式:
R10−[OA1]v−R11
の基であり、
式中、(i)R10はアシル基の炭素に結合し;(ii)各R10はC8−C22の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択され;(iii)各A1は同一または異なり、1ないし100のvを有する、C1ないしC4の線状または分枝型のアルキル基から選択され;および(iv)各R11は水素およびC8−C22の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択される。かかる形態によれば、vは一般的に1ないし75、1ないし50、1ないし30、または1ないし15である。種々の形態によれば、R10および/またはR11は、C12−C18の線状または分枝型の飽和または不飽和アルキル基である。さらにこれらおよび他の形態によれば、R10および/またはR11は、独立して、ダイズ油、ヤシ油またはココナッツ油に由来する。種々の好ましい形態において、A1はエチレンである。
種々の好ましい形態において、本発明の界面活性剤には、エトキシル化モノ−およびジグリセリドが含まれる。ある種の形態において、エトキシル化グリセリドにはアルコキシル化グリセリドの混合物が含まれ、種々の好ましい形態において、エトキシル化モノ−およびジグリセリドは、約50:50よりも大きい、好ましくは60:40ないし99:1の範囲の、または60:40ないし95:5のジグリセリドに対するモノグリセリドの重量比を有する。例えば、種々の形態において、ジグリセリド(1,2−ジグリセリドおよび/または1,3−ジグリセリド)に対するモノグリセリド(1−モノグリセリドおよび/または2−モノグリセリド)の重量比は、約65:35ないし約95:5、または約70:30ないし約90:10である。
II.調製方法
本発明のアルコキシル化モノおよびジグリセリドは、当業者に知られている方法によって調製し得る。グリセリン分解法の例は、総説(Norman Sonntag,JAOCS,vol.59,No.10,1982年10月10日,795A−802A頁)に示されている。最も一般には、それは、グリセリンとトリグリセリドまたは脂肪酸とを反応させるトランスエステル化法につづくアルコキシル化によって得る。それは、最初にグリセリンをアルコキシル化し、つづいて脂肪酸または脂肪酸エステルでエステル化することによっても得ることができる。
Sonntagは、バッチ型の方法を含む種々のグリセリン分解法を記載している。これらの方法は、一般的に、(a)脂肪相中のグリセリンの溶解性を最大化する加熱および攪拌の使用、(b)2モルの理論要求量を超える過剰量のグリセリンの使用、およびグリセリン分解終了時の過剰量のグリセリンの除去、(c)触媒/乳化剤系の使用、および(d)反応完了後であって過剰量のグリセリンの除去および冷却の前の触媒中和を含むと記載されている。
グリセリン分解の実際の成功に影響すると記載されている1の考察は、十分な均一度、または初期のトリグリセリド脂肪またはその後の脂肪−様相におけるグリセリンの溶解性を確立することである。グリセリンは、室温にてモル過剰量のグリセリンが完全に反応することを許容する程度までは通常脂肪に溶解しない。したがって、典型的には、高温(例えば、約200℃を超える、約220℃を超える、または約240℃を超える温度)を用いて、グリセリンの溶解性を増大させ、完全な反応に導く。上限温度は種々の要因に依存し得る。例えば、望ましくない副生成物(例えば、アクロレイン)が、255℃を超える、または260℃を超える温度で形成し得る。また、攪拌を用いても、グリセリンの溶解性を促進し得る。攪拌の様式または程度はいずれもさほど重要ではなく、特定の反応条件に鑑みて当業者により選択し得る。
グリセリン分解は、アルカリ性触媒(例えば、NaOH、KOH、Ca(OH)2、CaO、SrO)、低級脂肪族アルコール(例えば、メタノールおよびエタノール)のナトリウム塩および酸を用いて触媒する場合もある。Na、KまたはSnのような種々の金属も、触媒として利用し得る。一般的に、アルカリ性触媒が好ましい。より詳細には、その有効性および低コストにより、工業グリセリン分解用の触媒としてはNaOHおよびKOHが一般的に好ましい。触媒は反応速度を増大するため、触媒の存在は、反応物形態に戻る望ましいモノグリセリドの反転を増大し得る。この反転は、触媒を比較的迅速に中和し、反応混合物を冷却し、および/または望ましい反応時間の終了時にグリセリンを除去することによって最小限化し得る。
Sonntagは、すべての関連する目的について出典明示して本明細書の一部とみなす、例えば米国特許第4,025,540号;第4,950,441号;および第6,723,863号を含む先行技術で知られている種々のバッチおよび連続グリセリン分解法も記載および/または掲載している。バッチ型グリセリン分解法には、すべての関連する目的について出典明示して本明細書の一部とみなす、米国特許第1,505,560号;第2,197,339号;第2,197,340号;第2,206,167号;第2,206,168号;第2,748,354号;第2,496,328号;第2,909,540号;および第3,083,216号に記載されているものが含まれる。連続グリセリン分解法には、すべての関連する目的について出典明示して本明細書の一部とみなす、米国特許第2,383,581号;第2,474,740号;第2,634,278号;第2,634,279号;第2,875,221号;第3,102,129号;第3,095,431号;第3,079,412号;第3,313,834号;および第4,950,441号に記載されているものが含まれる。
さらに前記によれば、グリセリンおよび脂肪酸の相対比率は、グリセリド(例えば、1−モノグリセリド、2−モノグリセリド、1,2−ジグリセリドおよび/または1,3−ジグリセリド)の望ましい混合物を提供するように選択し得る。
本発明のアルコキシル化グリセリドの調製と関連するグリセリン分解を、先の議論に従って行い、当該技術分野で知られている他の方法を利用し得ることは理解される。
前記したように、本発明のアルコキシル化グリセリドは、一般的に、トランス−エステル化につづくアルコキシル化またはアルコキシル化につづくエステル化を含む方法によって調製し得る。アルコキシル化およびエステル化の順序に関わりなく、本発明のアルコキシル化グリセリドを調製するためのアルコキシル化は、一般的に、当該技術分野で知られている慣用的な方法に従って行う。一般的に、アルコキシル化には、触媒存在下での、少なくとも1の活性水素(すなわち、グリセリンまたはそのエステル)を含む有機化合物とアルキレンオキシドとの間の縮合反応が含まれる。アルコキシル化法に使用するための広範な種々の触媒がよく知られており、それには、例えば種々の酸性およびアルカリ性触媒(例えば、水酸化カリウム)が含まれる。種々のアルコキシル化法が当該技術分野においてよく知られており、それには、例えば、米国特許第4,754,075号;第5,114,900号;および第5,120,697号に記載されているものが含まれる。好適なアルコキシル化法の条件は当該技術分野でよく知られている。例えば、反応の温度は典型的に好適な速度の反応を提供するが、反応物または反応産物の望ましくない分解を伴わないのに十分なものである。一般的に、アルコキシル化の温度は、約50℃ないし約270℃、または約100℃ないし約200℃の範囲とし得る。アルコキシル化反応の圧力は、さほど重要でない。典型的に、アルコキシル化媒体を攪拌して、反応物および触媒の完全な分散を促進する。
III.除草剤処方
本発明の除草剤処方は、前記式に記載した界面活性剤に加えて、限定されるものではないが、さらなる界面活性剤または他の添加剤を含むさらなる成分を含む。本発明の処方がかかるさらなる成分を含む場合は、かかるさらなる成分は実質的に眼刺激性がなく、実質的に水棲生物に無毒であって、許容し得る生物有効性を有することが好ましい。本発明の除草剤処方は、液体濃縮物、固体濃縮物、または水性濃縮物を希釈し、または固体組成物を溶解することによって調製する「すぐに使用し得る(すなわち、RTU)組成物の形態とし得る。
界面活性剤
本発明の処方のさらなる成分には、陽イオン性、陰イオン性、非イオン性および両イオン性の界面活性剤のような界面活性剤が含まれる。これらの界面活性剤には、Cutcheon's Emulsifier and Detergents,North America Edition,2006に開示されているものが含まれる。
好ましい陽イオン性界面活性剤の非限定的な例は、アルコキシル化アルキルアミンおよびその第四級誘導体、アルコキシル化エーテルアミンおよびその第四級誘導体、アルコキシル化アルキルアミンオキシド、アルコキシル化アルキルエーテルアミンオキシド、アルキルアミドプロピルアミンオキシド、塩化アルキルトリメチルアンモニウムおよびアルキル(好ましくはC6ないしC10)ジメチルアミドプロピルアミンである。
好ましい陰イオン性界面活性剤の非限定的な例は、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルキルスルホネート、アルキルスルホサクシネート、アルコキシル化リン酸エステル、アルキルアルファオレフィンスルホネート、アルキルn−メチルタウレート、脂肪酸イセチオネートおよびアルキルエーテルカルボキシレートである。好ましい非イオン性界面活性剤の非限定的な例は、ソルビタンエステルおよびそのアルコキシル化誘導体、ソルビトールエステルおよびそのアルコキシル化誘導体、脂肪酸エステル、ヒマシ油アルコキシレート、アルコールアルコキシレート、アルカノールアミド、アルカノールアミドアルコキシレート、およびアルキルポリグルコシドである。
好ましい両イオン性界面活性剤の非限定的な例は、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルアンホアセテート、アルキルアンホジアセテート、アルキルアンホカルボキシレート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホジプロピオネート、アルキルアミドアミンカルボキシレート、アルキルアンホヒドロキシプロピルスルホネート、アルキルスルタイン、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アルキルジヒドロキシエチルグリシネートおよびアルキルアミノプロピオネートである。
種々の形態において、処方の合計界面活性剤濃度に対するアルコキシル化グリセリド(または複数のアルコキシル化グリセリド)の重量比は、一般的に約1:8ないし約1:1であり、典型的には約1:4ないし約1:1、およびより典型的には約1:2ないし約1:1である。合計界面活性剤濃度に対するアルコキシル化モノグリセリド(1−モノグリセリドおよび/または2−モノグリセリド)の重量比は、典型的に約1:32ないし約1:1であり、より典型的には約1:16ないし約1:1である。これらのおよび種々の他の形態において、合計界面活性剤濃度に対するアルコキシル化ジグリセリド(1,2−ジグリセリドおよび/または1,3−ジグリセリド)の重量比は、典型的に、約1:32ないし約1:1、およびより典型的には約1:16ないし約1:1である。
種々の形態において、エトキシル化グリセリドには、モノグリセリドまたはジグリセリドの実質的な画分が含まれる。例えば、アルコキシル化モノグリセリド(または複数のアルコキシル化モノグリセリド)に対するアルコキシル化ジグリセリド(または複数のアルコキシル化ジグリセリド)の重量比は、約1:99ないし約99:1とし得る。したがって、種々の形態において、アルコキシル化ジグリセリド(または複数のアルコキシル化ジグリセリド)に対するアルコキシル化モノグリセリド(または複数のアルコキシル化モノグリセリド)の重量比は、少なくとも約70:30、少なくとも約80:20、少なくとも90:10、または少なくとも約95:5である。あるいは、種々の他の形態において、アルコキシル化モノグリセリド(または複数のアルコキシル化モノグリセリド)に対するアルコキシル化ジグリセリド(または複数のアルコキシル化ジグリセリド)の重量比は、少なくとも約70:30、少なくとも約80:20、少なくとも約90:10、または少なくとも95:5である。
さらに前記によれば、以下に詳記するものが本発明の処方に使用するのに好適な種々の特定のタイプの界面活性剤である。
アルコキシル化第三級アミン
幾つかの形態において、除草剤組成物には、アルコキシル化第三級アミン、アルコキシル化第四級アミン、またはそれらの組合せの中から選択される界面活性剤を含む界面活性剤成分が含まれる。
本発明の組成物に使用するためのアルコキシル化第三級アミン界面活性剤は、一般構造(I):
Figure 0005620930
を有する。
式中、R1は約4ないし約22の炭素原子内の分子集合中の平均炭素原子数を有するヒドロカルビルまたは置換型ヒドロカルビルであり、R2およびR3は、各々独立して、2、3または4の炭素原子を有するヒドロカルビレンであり、xおよびyの合計は約1ないし約50の範囲の平均値である。
R1は、好ましくは約4ないし約22、より好ましくは約8から約22の炭素原子、および、いまだより好ましくは約10ないし約20の範囲の平均炭素原子数を有するアルキル、例えば、ココヤシ油、獣脂、オレイルおよびステアリルである。R2およびR3は、好ましくはエチレンまたはプロピレンである。xとyの合計は、好ましくは、約1ないし約25の範囲の平均値である。
本発明の除草剤組成物に使用するための具体的なアルコキシル化第三級アミン同時使用界面活性剤(co-surfactant)には、例えば、各々、Akzo Nobelから入手可能である、Ethomeen T/12、Ethomeen T/15、Ethomeen T/20、Ethomeen T/25、Ethomeen T/30、Ethomeen T/60、Ethomeen HT/12、Ethomeen HT/40、Ethomeen HT/60、Ethomeen C/12、Ethomeen C/15、Ethomeen C/25、Ethomeen O/12、Ethomeen OV/17、Ethomeen S/12、Ethomeen S/17およびEthomeen S/22が含まれる。
アルキルアミンアルコキシレート/エーテルアミンアルコキシレート
幾つかの形態において、除草剤組成物には、高度のアルコキシル化を有するアルキルアミンアルコキシレート界面活性剤およびエーテルアミンアルコキシレート界面活性剤の組合せを含む界面活性剤成分が含まれる。
高度のアルコキシル化を有するアルキルアミンアルコキシレート界面活性剤は、構造(II):
Figure 0005620930

を有する。
式中、R1は直鎖または分枝鎖型のC12ないしC18のヒドロカルビル基(例えば、獣脂、ダイズ油、ココヤシ油またはオレイル)、より好ましくは直鎖型または分枝鎖型のC14ないしC18のヒドロカルビル基の混合物、いまだより好ましくは直鎖型または分枝鎖型のC16ないしC18のアルキル(獣脂)の混合物であり、R2はC1ないしC4、好ましくはC2のアルキレンであり、各R3は独立して水素またはC1ないしC6のアルキル、好ましくは水素であり、幾つかの形態において、xおよびyはx+yが約5ないし約25、より好ましくは約5ないし約20、より好ましくは約8ないし約20、より好ましくは約8ないし約15、およびいまだより好ましくは約9ないし約10の範囲に入るような平均数である。他の形態において、xおよびyは、x+yが6ないし約15、6ないし約12、または6ないし約10になるような5よりも大きい平均数である。好適な界面活性剤の例には、限定されるものではないが、すべてAkzo Nobelから入手可能である、Berol 300(ココアミン5EO)、Berol 381(獣脂アミン15EO)、Berol 391(獣脂アミン5EO)、Berol 397(ココアミン15EO)、Berol 398(ココアミン11EO)、Berol 498(獣脂アミン10EO)、Ethomeen C/15(ココアミン5EO)、Ethomeen C/25(ココアミン15EO)、Ethomeen T/15(獣脂アミン5EO)、Ethomeen T/20(獣脂アミン10EO)、Ethomeen T/19(獣脂アミン9EO)、Ethomeen T/25(獣脂アミン15EO)、Witcamine TAM−105(獣脂アミン10EO)、Witcamine TAM−80(獣脂アミン8EO)、Witcamine TAM−60(獣脂アミン6EO)が含まれる。
エーテルアミンアルコキシレート界面活性剤は、構造(III):
Figure 0005620930
を有する。
式中、R10は直鎖または分枝鎖型のC6ないしC22のヒドロカルビル基(例えば、獣脂、ダイズ油、ココヤシ油またはオレイル)であり、好ましくは直鎖または分枝鎖型のC12ないしC18のアルキルの混合物、より好ましくは直鎖型または分枝鎖型のC12ないしC16のアルキルの混合物、より好ましくは直鎖または分枝鎖型のC12ないしC14のアルキルの混合物であり、R11はC1ないしC4のアルキレン、より好ましくはC3のアルキレンであり、zは1ないし約10、より好ましくは約1ないし約5、およびいまだより好ましくは約2の平均数であり、R12はC1ないしC4のアルキレン、より好ましくはC2であり、mおよびnはm+nが2ないし約60、好ましくは約2ないし約20、約5ないし約15、約2ないし約10、約5ないし約10の範囲に入るような平均数、より好ましくは約5であり、各R13は、独立して、水素またはC1ないしC6のアルキル、好ましくは水素である。水溶性除草剤カリウムグリホサートと合した場合、mおよびnはm+nが約5ないし約8の範囲に入るような平均数である。カリウム塩以外のグリホサートの水溶性塩と合する場合、mおよびnはm+nが約5ないし約8の範囲に入るような平均数である。好適な界面活性剤の例には、限定されるものではないが、すべてAir Productsから入手可能であるTomamine E−14−2(ビス−(2−ヒドロキシエチル)イソデシルオキシプロピルアミン)、Tomamine E−14−5(ポリ−(5)オキシエチレン イソデシルオキシプロピルアミン)、Tomamine E−17−2(ビス−(2−ヒドロキシエチル)イソトリデシルオキシプロピルアミン)、Tomamine E−17−5(ポリ(5)オキシエチレン イソトリデシルオキシプロピルアミン)、Tomamine E−19−2(ビス−(2−ヒドロキシエチル)線状アルキルオキシプロピルアミン)、ならびにHuntsmanから入手可能であるSurfonic AGM−550(R10がC12−14である場合、R11はイソプロピル、R12はC2であってmおよびnの合計は5である)が含まれる。
高度のアルコキシル化を有するアルキルアミンアルコキシレート界面活性剤に対するエーテルアミンアルコキシレート界面活性剤の重量比は、約90:10ないし約10:90、好ましくは約80:20ないし約40:60、より好ましくは約80:20ないし約50:50である。幾つかの好ましい形態において、該比は約70:30以下、例えば、約70:30ないし約50:50である。合計界面活性剤に対するグリホサートa.e.の重量比は、約1:1ないし約6:1、好ましくは約3:1ないし約5:1、より好ましくは約4:1ないし約4.5:1である。好ましい比は、一般的に、最適な生物学的性能およびコストパフォーマンスの間のバランスに基づく。より少ないエーテルアミン界面活性剤では雑草制御の喪失が観察され始め、より多くのものを用いても、雑草制御の増大は処方のさらなるコストを相殺しない。
アルコキシル化第三級エーテルアミン
幾つかの形態において、除草剤組成物には、アルコキシル化第三級エーテルアミン界面活性剤、アルコキシル化第四級エーテルアミン界面活性剤、およびそれらの組み合わせの中から選択される界面活性剤を含む界面活性剤成分が含まれる。
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化第三級エーテルアミン界面活性剤は一般構造(IV):
Figure 0005620930
を有する。
式中、R1は約4ないし約22の炭素原子内の分子集合中の平均炭素原子数を有するヒドロカルビルまたは置換型ヒドロカルビルであり;R2、R3およびR4は各々独立して2、3または4の炭素原子を有するヒドロカルビレンであり;mは約1ないし約10の平均数であり;xおよびyの合計は約1ないし約60の範囲の平均値である。
R1は、好ましくは約4ないし約22の炭素原子、より好ましくは約8ないし約22の炭素原子、およびいまだより好ましくは約10ないし約20の炭素原子の範囲の平均値を有するアルキル、例えば、ココヤシ油、獣脂、オレイルおよびステアリルである。R1基の起源には、例えば、ココヤシ油または獣脂が含まれ、あるいはR1はデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ヘキサデシルまたはオクタデシル基のような合成ヒドロカルビル由来とし得る。Mは好ましくは2ないし3のような約1ないし5である。R2、R3およびR4は、独立して、エチレン、プロピレン、イソプロピレンとし得、好ましくはエチレンである。xおよびyの合計は、好ましくは約1ないし約25の範囲の平均値である。
本発明の除草剤組成物に使用するための具体的なアルコキシル化第三級エーテルアミン同時使用界面活性剤には、例えば、すべてAir Products and Chemicals,Inc.から入手可能である、TOMAH E−14−2、TOMAH E−14−5、TOMAH E−17−2、TOMAH E−17−5、TOMAH E−19−2、 TOMAH E−18−2、 TOMAH E−18−5、TOMAH E−18−15、TOMAH E−S−2、TOMAH E−S−15、TOMAH E−T−2、TOMAH E−T−5およびTOMAH E−T−15のようなTOMAH E−シリーズの界面活性剤のいずれかが含まれる。もう1の例は、Huntsman Petrochemical Corporationから入手可能であるSURFONIC AGM 550である。
アルコキシル化第三級アミンオキシド界面活性剤
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化第三級アミンオキシド界面活性剤は、一般構造(V):
Figure 0005620930

を有する。
式中、R31は約4ないし約22の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換型ヒドロカルビルであり、R32およびR33は、各々独立して、2、3または4の炭素原子を有するヒドロカルビレンであり、xおよびyの合計は約2ないし約50の範囲の平均値である。
R31は、好ましくは約4ないし約22の炭素原子、より好ましくは約8ないし約18の炭素原子、およびいまだより好ましくは約12ないし約18の炭素原子を有するアルキル、例えば、ココヤシ油または獣脂である。R31は最も好ましくは獣脂である。R32およびR33は好ましくはエチレンである。xおよびyの合計は、好ましくは約2ないし約22、より好ましくは約10ないし約20の範囲の平均値であり、例えば約15である。
本発明の除草剤組成物に使用するための具体的なアルコキシル化第三級アミンオキシド界面活性剤には、例えば、AROMOX C/12、AROMOX C/12W、AROMOX DMC、AROMOX DM16、AROMOX DMHTおよびAROMOX T/12 DEGを含むAROMOXシリーズの界面活性剤のいずれかが含まれる。
モノ−アルコキシル化第三級アミン界面活性剤
幾つかの形態において、除草剤組成物には、一般構造(VI):
Figure 0005620930
を有するモノ−アルコキシル化第三級アミン界面活性剤を含む界面活性剤成分が含まれる。
式中、R1およびR2は、各々独立して、約4ないし約22の炭素原子内の分子集合中の平均炭素原子数を有するヒドロカルビルまたは置換型ヒドロカルビルであり、R3は2、3または4の炭素原子を有するヒドロカルビレンであり、yは約1ないし約25の範囲の平均値である。
R1およびR2は、好ましくは約4ないし約22の炭素原子、より好ましくは約8ないし約22の炭素原子、およびいまだより好ましくは約10ないし約20の炭素原子の範囲の平均値を有するアルキルであり、例えば、ココヤシ油、獣脂、オレイルおよびステアリルである。R2は好ましくはエチレンまたはプロピレンである。
ピークを有する分布のアルコキシル化アルキルアミン界面活性剤
より詳細には、除草剤処方は、すべての関連する目的について出典明示して本明細書の一部とみなす、国際公開WO 2007/109791(Alkoxylated Alkylamine/Alkyl Ether Amines with Peaked Distribution)およびWO 2006/034459(Alkoxylated Alkylamine/Alkyl Ether Amines with Peaked Distribution)に記載されているタイプのアルコキシル化アルキルアミンを含み得る。
例えば、種々の形態において、処方はピークを有する分布のエトキシル化アルキル(エーテル)アミンを含む界面活性剤を含み、ピークを有する分布のエトキシル化アルキル(エーテル)アミンは、従来の塩基性触媒を介して調製した同一の炭素鎖長および平均EO鎖長を有する、従来のピークを有さない(non-peaked)エトキシル化アルキル(エーテル)アミンよりも少なくとも5%高いピークの程度によって特徴付けられる。従来の塩基性触媒には、90psig(621kPa)までの自生圧力(autogenous pressure)、0.2重量%の触媒濃度および160ないし180℃の温度下で全体として行うアルキレンオキシドを用いたRNH2のNaOH−触媒反応が含まれる。
いまださらなる形態において、処方には、ピークを有する分布で2のアルキレンオキシド鎖で置換され、分子当たり少なくとも約6のアルキレンオキシド単位の平均合計を含むポリアルコキシル化アルキル(エーテル)アミンが含まれる。ピークを有する分布のアルコキシル化アルキル(エーテル)アミンは、一般的に、従来の塩基性触媒を介して調製した同一の炭素鎖長および平均アルキレンオキシド鎖長を有する、従来のピークを有さない(non-peaked)アルコキシル化アルキル(エーテル)アミンよりも少なくとも5%高いピークの程度によって特徴付けられる。
さらに、本発明によれば、アルコキシル化グリセリド(または複数のアルコキシル化グリセリド)と共に、処方は、構造(VII):
Figure 0005620930
に対応するホモログの混合物を含むアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤(ピークを有する分布のアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤を含む)を含み得る。
式中、X、YおよびZは、2−3の炭素原子を含むアルキレンオキシド基であり、xは1であり、y、y'、zおよびz'の各々は0−20で独立して変動する整数であり、(y+y'+z+z')の合計1であり、R2およびR3の各々は、独立して、水素、メチルおよびエチルよりなる群から選択され、Rは(i)12−22の炭素原子を含み、少なくとも200の分子量を有する第一級アミンに由来する線状または分枝型の飽和または不飽和のアルキル基、および(ii)式:
R1−O−(A)a─(B)b─(C)c
の基から選択される。
式中、R1は12−22の炭素原子を含む線状または分枝型の飽和または不飽和のアルキル基であり、AおよびBの各々はアルキレンオキシド基であり、Cは2−4の炭素原子を含むアルキレン基であり、aおよびbは各々0−5で変化し、cは1である。例えば、本発明の除草剤処方は、(本明細書中の他で規定するような)従来の塩基性触媒を介して調製した同一の炭素鎖長および平均EO鎖長を有する、従来のピークを有さない(non-peaked)エトキシル化アルキル(エーテル)アミンよりも少なくとも5%高いピークの程度によって特徴付けられる式(I)のピークを有する分布の界面活性剤を含み得る。
一般的に、アルコキシル化(例えば、エトキシル化)アルキル(エーテル)アミン界面活性剤を含む水性濃縮除草剤処方は、4重量%以下、3重量%以下、2重量%以下、1重量%以下、約0.5重量%以下または約0.2重量%以下のビニルポリエチレングリコールを含む。さらにまたは代わりに、本発明の水性濃縮除草剤処方に含まれるアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤は、4重量%以下、3重量%以下、2重量%以下、1重量%以下、約0.5重量%以下または約0.2重量%以下のビニルポリエチレングリコールを含む。さらに、アルコキシル化(例えば、エトキシル化)アルキル(エーテル)アミン界面活性剤を含む水性濃縮除草剤処方は、典型的に、約5重量%以下、約4重量%以下、または約3重量%以下の(ポリ)エチレングリコール誘導体(EGD)を含む。これらおよび種々の他の好ましい形態によれば、本発明の水性濃縮除草剤処方に含まれるアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤は、典型的に、4重量%以下、3重量%以下、2重量%以下、1重量%以下、約0.5重量%以下、または約0.2以下のビニルポリエチレングリコールを含む。
典型的に、(ピークを有する分布のものほかの)アルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤(または複数のアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤)に対するアルコキシル化グリセリド(または複数のアルコキシル化グリセリド)の重量比は、約0.5:1ないし約25:1、約0.5:1ないし約20:1、約1:1ないし約20:1、約1:1ないし約10:1、約1:1ないし約8:1、または約1:1ないし約5:1である。例えば、種々の形態において、ピークを有する分布のエトキシル化アルキル(エーテル)アミンの合計比率に対するアルコキシル化グリセリドの重量比は、典型的には約0.5:1ないし約25:1、より典型的には0.5:1ないし約20:1、いまだより典型的には約1:1ないし約20:1および、なおより典型的には約1:1ないし約10:1(例えば、約1:1ないし約8:1、または約1:1ないし約5:1)である。さらに、または、代わりに、ピークを有する分布のアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤の比率に対するアルコキシル化グリセリド(または複数のアルコキシル化グリセリド)の重量比は、一般的に、約0.5:1ないし約25:1、典型的には約0.5:1ないし約20:1、または約1:1ないし約10:1である。
種々のさらなる形態において、1またはそれを超えるピークを有する分布のアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤に対するアルコキシル化モノグリセリド(または複数のアルコキシル化モノグリセリド)(1−モノグリセリドおよび/または2−モノグリセリド)の重量比は、約0.1:1ないし約20:1、典型的には約0.1:1ないし約10:1、より典型的には約0.25:1ないし約5:1である。いまださらなる形態において、1またはそれを超えるピークを有する分布のアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤に対するアルコキシル化ジグリセリド(または複数のアルコキシル化ジグリセリド)(1,2−ジグリセリドおよび/または1,3−ジグリセリド)の重量比は、一般的に、約0.1:1ないし約20:1、典型的には約0.1:1ないし約10:1、より典型的には、約0.25:1ないし約5:1である。さらに、または、代わりに、本発明の処方は、記載した比の範囲内でピークを有する分布を示さないアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤に加えて、アルコキシル化モノグリセリドおよびジグリセリドを含み得る。
一般的に、これらの形態によれば、合計界面活性剤濃度に対するグリホサート(a.e.)の重量比は、約25:1ないし約0.5:1、約20:1ないし約1:1、または約8:1ないし約1.5:1である。
好ましくはこれらの形態によれば、処方、エトキシル化アルキル(エーテル)アミン、ポリアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン、および/またはアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤は、約4重量%以下、約3重量%以下、約2重量%以下、1重量%以下、約0.5重量%以下、または約0.2重量%以下のビニルポリエチレングリコールを含む。さらに、または、代わりに、好ましくは、処方、エトキシル化アルキル(エーテル)アミン、ポリアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン、および/またはアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤は、約5重量%以下、約4重量%以下、または約3重量%以下の(ポリ)エチレングリコール誘導体(EGD)を含む。
当該技術分野で知られている従来の手段を使用して決定される、アルコキシル化アルキルアミンを含有する処方の雲点は、典型的に少なくとも約50℃、少なくとも約55℃、少なくとも約60℃、または少なくとも約65℃である。
アルコキシル化ポリアミン
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化ポリアミン界面活性剤の例は、構造(VIII):
Figure 0005620930
を有する界面活性剤である。
式中、R61は6ないし25の炭素原子および0ないし3の炭素−炭素二重結合を含むアルキルまたはアルケニル基であり;R62は−OCH2CH2CH2−、−C(=O)OCH2CH2−、−C(=O)NHCH2CH2CH2−またはCH2−であり;R64が出現する場合、各々独立して、−H、−OC(=O)R1、−SO3 -A+、または−CH2C(=O)O-A+(ここに、A+はアルカリ金属陽イオン、アンモニウムまたはH+である);aが出現する場合、各々3ないし8であり;各R63は独立してエチル、イソプロピルまたはn−プロピルであり;d、e、fおよびgは、各々は独立して、1から20であり、bは0ないし10であり、cは0または1であり、(c+d+e+f)の合計は(3+b)ないし20であり、分子量は約800以下である。式(7)の界面活性剤は、所望により1またはそれを超える窒素原子が水素、メチル、エチル、ヒドロキシエチルまたはベンジルと、該さらに置換された窒素原子の数と等しい数の、クロリド、メチルサルフェートおよびエチルサルフェートから選択される1またはそれを超える陰イオンでさらに置換された陽イオンの形態となり得る。構造(VIII)の界面活性剤は、さらに所望によりアミンオキシドの形態でも存在し得る。
本発明の除草剤組成物に使用するための具体的なアルコキシル化ポリアミン界面活性剤の例は、(Arifに付与された)米国特許第6,028,046号に記載されている。アルコキシル化ポリアミン界面活性剤には、例えば、平均2EOないし20EO(例えば、4.8、10または13.4EO)を含むN−ココヤシプロピレンジアミンのエトキシレート(例えば、Evonikから入手可能であるAdogen 560);平均2EOないし20EO(例えば、13EO)を含むN−獣脂プロピレンジアミンのエトキシレート(例えばEvonikから入手可能であるAdogen 570);および、平均3EOから20EO(例えば、14.9EO)を含むN−獣脂プロピレントリアミンのエトキシレート(例えばEvonikから入手可能であるAdogen 670)が含まれる。
本発明の除草剤組成物に使用するための他のポリアミン界面活性剤は、一般構造(IX):
Figure 0005620930
を有する。
式中、R71はC8−20であり、R72はC1−4であって、nは2または3である。本発明の組成物および方法に使用するためのポリアミンの例には、各々Akzo Nobelから入手可能であるTriamine C(R71はココヤシ(C10-14))、R72はC3であり、nは2であって、アミン数(合計mg KOH/g)は500−525)、Triamine OV(R71はオレイル(植物油)であり、R72はC3であり、nは2であって、アミン数(合計mg KOH/g)は400−420)、Triamine T(R71は獣脂(C16−18)であり、R72はC3であり、nは2であってアミン数(合計mg KOH/g)は415−440)、Triamine YT(R71は獣脂(C16−18)であり、R72はC3であり、nは2であってアミン数(合計mg KOH/g)は390−415)、Triameen Y12D(R71はドデシル(C12)であり、R72はC3であり、nは2であってアミン数(合計mg HCl/gは112−122)、Triameen Y12D−30(R71はドデシル(C12)であり、R72はC3であり、nは2であってアミン数(合計mg HCl/gは335−365)、Tetrameen OV(R71はオレイル(植物油)であり、R72はC3であり、nは3であってアミン数(合計mg KOH/g)は470−500)、Tetrameen T(R71は獣脂(C16−18)であり、R72はC3であり、nは3であってアミン数(合計mg KOH/g)は470−495))がある。
アルコキシル化第四級アミン
本発明の組成物に使用するためのアルコキシル化第四級アミン界面活性剤は、一般構造(X):
Figure 0005620930
を有する。
式中、R1、R2、R3、xおよびyは、式(I)のアルコキシル化第三級アミン界面活性剤について前記したのと同様、すなわち、R1は約4〜約22の炭素原子内の分子集合中の平均炭素原子数を有するヒドロカルビルまたは置換型ヒドロカルビルであり、R2およびR3は、各々独立して、2、3または4の炭素原子を有するヒドロカルビレンであり、xおよびyの合計は約1ないし約50の範囲の平均値である。R4は、好ましくは1から約4の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換型ヒドロカルビルであり、より好ましくはメチルである。Xは、硫酸塩、塩化物、臭化物、硝酸塩ほかのような電荷のバランスをとる対陰イオンである。
R1は、約4ないし約22の炭素原子、より好ましくは約8ないし約22の炭素原子、およびいまだより好ましくは約10ないし約20の範囲の平均炭素原子数を有するアルキルであり、例えば、ココヤシ油、獣脂、オレイルおよびステアアリルである。R2およびR3は、好ましくはエチレンまたはプロピレンである。xおよびyの合計は、好ましくは約1ないし約25の範囲の平均値である。
本発明の除草剤組成物に使用するための具体的なアルコキシル化第四級アミン界面活性剤には、例えば、各々Akzo Nobelから入手可能である、Ethoquad O/12、Ethoquad T/12、Ethoquad T/15、Ethoquad T/20、Ethoquad T/25、Ethoquad HT/25、Ethoquad C/12、Ethoquad C/15およびEthoquad C/25が含まれる。
本発明の組成物に使用するためのアルコキシル化第四級アミン界面活性剤は、一般構造(XI):
Figure 0005620930
も有し得る。
式中、R1、R2およびR3は、各々独立して、約4〜約22の炭素原子の範囲内の分子集合中の平均炭素原子数を有するヒドロカルビルまたは置換型ヒドロカルビルであり、R4は2、3または4の炭素原子を有するヒドロカルビレンであり、yは約1ないし約25の範囲の平均値である。Xは、硫酸塩、塩化物、臭化物、硝酸塩ほかの電荷のバランスをとる対陰イオンである。
R1、R2およびR3は、好ましくは、約4ないし約22の炭素原子、より好ましくは約8ないし約22の炭素原子、およびいまだより好ましくは約10ないし約20の炭素原子の範囲の平均値を有するアルキル、例えばココヤシ油、獣脂、オレイルおよびステアリルである。R4は、好ましくはエチレンまたはプロピレンである。
さらに本発明によれば、除草剤処方は、例えば、すべての関連する目的について出典明示して本明細書の一部とみなす国際公開WO 2006/034426に記載されているものを含むアルコキシル化アルキルアミン第四級アミン界面活性剤を含み得る。例えば、処方は、式:
RR'N(+)AB
に対応する少なくとも1のアルコキシル化第四級アルキルアンモニウム塩を含み得る。
式中、Rは、8ないし22の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖型の飽和または不飽和のアルキル基であり、R'は1ないし4の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖型の飽和または不飽和のアルキル基であり、Aは(R2O)p(R3O)q(R4O)zR8であり、Bは(R5O)p'(R6O)q'(R7O)z'R9であり、ここにR2、R3、R4、R5、R6およびR7の各々は、独立して、エチレンおよびイソプロピレンよりなる群から選択され、R8およびR9の各々は水素、メチルおよびエチルよりなる群から選択され、p、q、p'、q'、zおよびz'の各々は独立して0ないし30の整数であり、p+p'+q+q'+z+z'の合計は少なくとも約2である。これらおよび種々の他の形態によれば、処方は、主として獣脂由来のN−アルキル置換基を含む少なくとも1のアルコキシル化第四級アルキルアンモニウム塩界面活性剤を含む。
一般的に、合計界面活性剤濃度に対するグリホサート(重量% a.e.)の重量比は、約25:1ないし約0.5:1、約20:1ないし約1:1、または、約8:1ないし約1.5:1である。
典型的に、アルコキシル化第四級アルキルアンモニウム塩界面活性剤(または複数のアルコキシル化第四級アルキルアンモニウム塩界面活性剤)に対するアルコキシル化グリセリドの重量比は、約0.5:1ないし約25:1、約0.5:1ないし約20:1、約1:1ないし約20:1、約1:1ないし約10:1、約1:1ないし約8:1、または約1:1ないし約5:1である。
一般的に、アルコキシル化第四級アルキルアンモニウム塩界面活性剤(または複数のアルコキシル化第四級アルキルアンモニウム塩界面活性剤)に対するアルコキシル化モノグリセリド(1−モノグリセリドおよび/または2−モノグリセリド)の重量比は、約1:1ないし約20:1、典型的には約1:1ないし約10:1、およびより典型的には約1:1ないし約5:1である。種々の他の形態において、アルコキシル化第四級アルキルアンモニウム塩界面活性剤に対するアルコキシル化ジグリセリド(1,2−ジグリセリドおよび/または1,3−ジグリセリド)の重量比は、一般的に、約1:1ないし約20:1、典型的には約1:1ないし約10:1およびより典型的には約1:1ないし約5:1ともし得る。
アルコキシル化第四級エーテルアミン
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化第四級エーテルアミン界面活性剤は、一般構造(XII):
Figure 0005620930
を有する。
式中、R1は約4ないし約22の炭素原子の範囲内の分子集合中の平均炭素原子数を有するヒドロカルビルまたは置換型ヒドロカルビルであり;R2、R3およびR4は、各々独立して、2、3または4の炭素原子を有するヒドロカルビレンであり;mは約1ないし約10の平均数であり;xおよびyの合計は約1ないし約60の範囲の平均数である。R5は好ましくは1ないし約4の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換型ヒドロカルビルであり、より好ましくはメチルである。Aは硫酸塩、塩化物、臭化物、硝酸塩などの電荷のバランスをとる対陰イオンである。
を有する。
R1は、好ましくは約4ないし約22の炭素原子、より好ましくは約8ないし約22の炭素原子、およびいまだより好ましくは約10ないし約20の炭素原子の範囲の平均値を有するアルキル、例えば、ココヤシ油、獣脂、オレイルおよびステアリルである。R1基の供給源には、例えば、ココヤシまたは獣脂が含まれ、あるいはR1はデシル、ドデデシル、トリデシル、テトラデシル、ヘキサデシルまたはオクタデシル基のような合成ヒドロカルビルに由来し得る。Mは好ましくは2ないし3のような約1ないし5である。R2、R3およびR4は、独立して、エチレン、プロピレン、イソプロピレンとなり得、好ましくはエチレンである。R5は好ましくはメチルである。xおよびyの合計は、好ましくは約1ないし約25の範囲の平均値である。
本発明の除草剤組成物に使用するための具体的なアルコキシル化第四級エタノールアミン同時使用界面活性剤には、例えば、すべてAir Products and Chemicals,Inc.から入手可能であるTOMAH Q−14−2、TOMAH Q−17−2、TOMAH Q−17−5、TOMAH Q−18−2、TOMAH Q−S、TOMAH Q−S−80、TOMAH Q−D−T、TOMAH Q−DT−HG、TOMAH Q−C−15およびTOMAH Q−ST−50が含まれる。
サルゲート界面活性剤
本発明の除草剤組成物に使用するための硫酸塩界面活性剤は、一般構造(XIIIa−c):
Figure 0005620930
を有する。
式中、構造(XIIIa)の化合物はアルキルサルフェートであり、構造(XIIIb)の化合物はアルキルエーテルサルフェートであり、構造(XIIIc)の化合物はアルキルアリールエーテルサルフェートである。R81は約4ないし約22の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換型ヒドロカルビルであり、各R82は、独立して、エチル、イソプロピルまたはn−プロピルであり、nは1から約20である。Mは、アルカリ金属陽イオン、アンモニウム、アンモニウム化合物またはH+から選択される。アルキルサルフェートの例には、C8−10硫酸ナトリウム、C10−16硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、C14−16硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウムが含まれる。アルキルエーテルサルフェートの例には、C12−15パレス硫酸(1EO)ナトリウム、C6−10アルコールエーテル硫酸(3EO)アンモニウム、C6−10アルコールエーテル硫酸(3EO)ナトリウム、C6−10アルコールエーテル硫酸(3EO)イソプロピルアンモニウム、C10−12アルコールエーテル硫酸(3EO)アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸(3EO)ナトリウムが含まれる。アルキルアリールエーテル硫酸塩の例には、ノニルフェノール−エトキシレート硫酸(4EO)ナトリウム、ノニルフェノール−エトキシレート硫酸(10EO)ナトリウム、Witcolate(商標)1247H(C6-10、3EO、硫酸アンモニウム)、WITCOLATE 7093(C6−10、3EO、硫酸ナトリウム)、WITCOLATE 7259(C8−10硫酸ナトリウム)、WITCOLATE 1276(C10−12、5EO、硫酸アンモニウム)、WITCOLATE LES−60A(C12−14、3EO、硫酸アンモニウム)、WITCOLATE LES−60C(C12−14、3EO、硫酸ナトリウム)、WITCOLATE 1050(C12−15、10EO、硫酸ナトリウム)、WITCOLATE WAQ(C12−16硫酸ナトリウム)、WITCOLATE D−51−51(ノニルフェノール4EO、硫酸ナトリウム)およびWITCOLATE D−51−53(ノニルフェノール10EO、硫酸ナトリウム)が含まれる。
スルホネート界面活性剤
本発明の除草剤組成物に使用するためのスルホネート界面活性剤は、R−置換された基が硫黄原子に直接的に結合する、例えばR81SO3 以外は、前記のサルフェート構造(XIIIa)ないし(XIIIc)に対応する。スルホネート界面活性剤の例には、例えば、Witconate(商標)93S(ドデシルベンゼンスルホン酸のイソプロピルアミン)、WITCONATE NAS−8(オクチルスルホン酸、ナトリウム塩)、WITCONATE AOS(テトラデシル/ヘキサデシルスルホン酸、ナトリウム塩)、WITCONATE 60T(線状ドデシルベンゼンスルホン酸、トリエタノールアミン塩)およびWITCONATE 605a(分枝型ドデシルベンゼンスルホン酸、N−ブチルアミン塩)が含まれる。
誘導化糖界面活性剤/アミンオキシド界面活性剤
幾つかの好ましい形態において、水不溶性農薬を誘導化糖界面活性剤およびアミンオキシド界面活性剤を含む界面活性剤成分に溶解する。誘導化糖界面活性剤の中の好ましいクラスには、アルキル多糖;糖のアルキルエステルおよびアルコキシル化アルキルエステル;糖アミン;シリコーン官能化糖誘導体;およびそれらの混合物が含まれる。幾つかの形態において、誘導化糖界面活性剤の混合物が存在する場合、界面活性剤混合物は主に1またはそれを超えるアルキル多糖を含む。
幾つかの形態において、本発明の除草剤組成物において使用するのに好適なアルキル多糖界面活性剤は、主に構造(XIV):
H[(R1-(XR2)m-)x-(NR3)n-(R8O)p-(R4)q-(NR5R6-(CH2)r)s-(NR7)t(sug)uOH]v[A]w
構造(XIV)
を有する1またはそれを超える化学的に安定な界面活性剤を含む。
構造(XIV)に関して、R1はアルキル、アルケニル、アルキルフェニル、アルケニルフェニルから選択される、直鎖または分枝鎖型の置換または非置換のヒドロカルビレンである。各Xは、独立して、エーテル、チオエーテル、スルホキシド、エステル、チオエステルまたはアミド結合であり、各R2は独立してC2−6ヒドロカルビレンであり、mは0〜約8の平均数であり、xは0〜約6の平均数である。R1−(XR2m中の炭素原子の合計数は約8〜約24である。R8は、独立して、C2−C4アルキレンであり、pは0ないし約12の平均数である。R3は水素またはC1−4ヒドロカルビルであり、nは0または1である。R4はC1−4ヒドロカルビルまたはヒドロカルビレンであり、qは0または1である。R5およびR6は独立して水素またはC1−4ヒドロカルビルであり、rは0ないし4であり、sは0または1である。R7は水素またはC1−4ヒドロカルビルであり、tは0または1である。Aは陰イオン基であり、vは1ないし3の整数であり、wは電気的中立性が維持されるように0または1である。
構造(XIV)にさらに関して、sug基は糖残基で開環または環状(すなわち、ピラノース)構造となり得る。糖は、5または6の炭素原子を有する単糖、二糖、オリゴ糖または多糖となり得る。対応するピラノース形を含む好適な糖基の例には、リボース、キシロース、アラビノース、グルコース、ガラクトース、マンノース、タロース(telose)、グロース、アロース、アルトロース、イドース、キシロース、リブロース、ソルボース(ソルビタン)、フルクトースおよびそれらの混合物が含まれる。好適な二糖の例には、マルトース、ラクトースおよびスクロースが含まれる。二糖、オリゴ糖および多糖は、2またはそれを超える同じ糖の組合せとなり得(例えば、マルトース(2のグルコース))、あるいは、2もしくはそれを超える異なる糖の組合せとなり得る(例えば、スクロース(グルコースとフルクトースの組合せ))。重合度、u、は1ないし約10、1ないし約8、1ないし約5、1ないし約3、および1ないし約2の平均数である。
構造(XIV)のなおさらに関して、R1疎水性基であって、m、n、p、q、sおよびtが0である場合、R1は一般的にsugの1−位に結合するが、1−位よりも2−、3−または4−位に結合し得る(それによって、例えば、グルコシドまたはガラクトシドに対してグルコシルまたはガラクトシルが得られる)。二糖とオリゴ糖については、さらなる糖単位は一般的に以前の糖単位の2−位に結合するが、3−、4−および6−位を介した結合も生じ得る。
所望により、誘導化糖界面活性剤は、構造(XV):
R11−O−(sug)u 構造(XV)
を有するアルキル多糖界面活性剤である。
式中、R11は、約4ないし約22の炭素原子、好ましくは4ないし18の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アルキルフェニル、アルケニルフェニルから選択される、直鎖または分枝鎖型の置換または非置換のヒドロカルビルであり、sugおよびuは前記定義に同じである。当業者に公知のように、構造(XV)に示すように、R11はsugの酸素に結合している。種々の特定の形態において、多糖界面活性剤は、構造(XV)のアルキル多糖となり得、式中、R11は4ないし22の炭素原子、より好ましくは8ないし18の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖型のアルキル基、または与えられた範囲内の平均値を有するアルキル基の混合物であり;sugはグルコース残基(例えば、グルコシド)であり;uは1ないし約5であり、より好ましくは1ないし約3である。
構造(XV)の界面活性剤の例は当該技術分野で知られている。代表的な界面活性剤を以下の表Iに示す。表中の各界面活性剤について、sugはグルコース残基である。
Figure 0005620930
一般式(XV)の1のかかる界面活性剤は以下の構造(XVA):
Figure 0005620930
を有する。
式中、nは重合度であって、典型的には1ないし3の範囲内、例えば1ないし2であり、R1は4ないし18の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖型のアルキル基または所定の範囲内の平均数を有するアルキル基の混合物である。
幾つかの形態において、誘導化糖は構造(XVIA)または(XVIB):
(sug)u-(OC(O)R21)x 構造(XVIA)
(sug)u(C(O)-OR21)x 構造(XVIB)
で示される糖、二糖、オリゴ糖または多糖の脂肪酸エステルである。
式中、sugは前記定義に同じであり;R21は約4ないし約22の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖型のアルキルまたはアルケニル基であり;uは1ないし約10であり;xは約1ないし約5、例えば1.5の平均数の複数のuである。スクロースまたはソルビタンsug単位であり、約8ないし約18の炭素を有するR21、u=1およびx=約1ないし約5である場合が好ましい。例には、ソルビタンモノラウレート(Emsorb 2515)、ソルビタンモノオレエート(Emsorb 2500)、ソルビタントリオオレエート(Emsorb 2503)、ソルビタンセスキオレエート(Emsorb 2502)が含まれる。
他の形態において、誘導化糖は、構造(XVII):
(sug)u[-(OR31)xR32]y[-(OR31)xOH)(-(OR31)xR33)]z
構造(XVII)
に示す糖、二糖、オリゴ糖または多糖のアルコキシル化脂肪酸エステルである。
式中:sugは前記定義に同じであり;各R31は独立して2ないし約4の炭素原子を有するアルキルであり;各R32は独立して−OHおよび−OC(O)R34から選択され;R33は−OC(O)R34であり;各R34は独立して約4ないし約22の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖型のアルキルまたはアルケニル基から選択され;uは約1ないし約10、例えば1.5または3の平均数であり;各xは、独立して、約0から約20であって、xの合計は1ないし約60であり;uが1よりも大きい場合、xの合計はuの倍数であり;yは0ないし約5、例えば1.5の平均数である増倍係数を有するuの倍数であり;zはzがuにほぼ等しいような平均数である。好ましくは、スクロース、グルコースまたはソルビタンのsug単位であり;u=約1であり;x=約1ないし約20であり、xの合計は約1ないし約60であり;R31は2の炭素原子を有し;R32は−OHまたは−OC(O)R34であり;R34は約8ないし約18の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基であり;R32は−OHまたは−OC(O)R34であり;R34は約8ないし約18の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基であり;y=約1ないし約4であり;z=uである。
1の好ましい例を下記の構造(XVIII):
Figure 0005620930
に示す。
式中、sugはソルビタンであり、各R32は−OHであり、R33は約6ないし約20の炭素を有するアルキルまたはアルケニルであり、d、e、fおよびgの合計は約1ないし約50である。式(5)に一致する例には、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート(AGNIQUE(登録商標)SML−20−U;Tween(登録商標)20)、ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレエート(AGNIQUE(登録商標)SMO−5)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(AGNIQUE(登録商標)SMO−20−U;Tween(登録商標)80);およびポリオキシエチレン(30)ソルビタンモノオレエート(AGNIQUE(登録商標)SMO−30)が含まれる。他の好ましい例は、sugがソルビタンであり、各R32が−OC(O)R34であり、R33およびR34は各々、約6ないし約20の炭素を有する直鎖または分枝鎖型のアルキルまたはアルケニルであり、d、e、fおよびgの合計は約1から約50である。例には、ポリオキシエチレン(16)ソルビタントリステアレート(AGNIQUE(登録商標)STS−16)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリステアレート(AGNIQUE(登録商標)STS−20)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート(Tween(登録商標)85;AGNIQUE(登録商標)STO−2095)が含まれる。
いまだ他の形態において、誘導化糖界面活性剤は、構造(XIX):
R41−(NR42n−(sug)u 構造(XIX)
のものである。
式中、R41は約4ないし約22の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アルキルフェニル、アルケニルフェニルから選択される直鎖または分枝鎖型の置換または非置換のヒドロカルビルであり、R42は水素またはC1−4ヒドロカルビルであり、sugは前記定義に同じであり、nおよびuは前記定義に同じである。式(XIX)の化合物の例は、R41がC8H17ヒドロカルビルであり、nおよびが約1であり、R42が水素であり、sugが開環または環状のグルコースであるるグルコサミンである。例は、構造(XIXa):
Figure 0005620930

の環状グルコサミン誘導体である。
前記の形態の他のバリエーションでは、誘導体化された糖質界面活性剤に存在する1またはそれを超える水酸基は、溶解性や有効性を高める機能などの特性を改善するために作用する基で置換される。
例えば、本発明の組成物は、O'Lenickらの米国特許番号6,762,289B1(その内容は、参照により本明細書に組み込まれる)に記載されているシリコン官能化アルキルポリグルコシド界面活性剤を含んでもよく、そこでは、アルキル多糖類界面活性剤のsug基上に存在する2〜5の水酸基が、オルガノシロキサンと反応して、高められた水溶性を示すシリコン官能化アルキル多糖類界面活性剤を生成する。シリコン官能化界面活性剤は、化学構造(XX):
R51−(sug)u(O−オルガノシロキサン)z 構造(XX)
(式中、R51は、約8〜約22の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキルまたはアルケニルを表し、sugおよびuは、前記で定義したとおりであり、そして、zは、約2〜約5の平均数である)で表される。各オルガノシロキサンの置換基は、1〜約1000のシリコン原子を含むことができ、前記オルガノシロキサンは、場合により、直鎖もしくは分枝鎖の、アルキル、アルケニルまたはアルコキシ基でさらに置換されている。
幾つかの形態では、本発明の除草剤組成物は、アミンオキシド界面活性剤を含有する界面活性剤成分を含む。一般的には、アミンオキシド界面活性剤は、窒素−炭素結合によりアミンオキシドの窒素に結合した、オキシアルキレンまたはポリオキシアルキレン基を含み、そこでは、オキシアルキレンまたはポリオキシアルキレン鎖の外側末端が、エーテル結合を介したヒドロカルビル基で保護されている。
幾つかの形態では、本発明のアミンオキシド界面活性剤は、炭素−窒素結合を介してアミンオキシド基に結合する式:R1−(XR2m−(OR3n−Z−に対応する対応する基を有し、式中、R1は、約6〜約22の炭素原子を含むヒドロカルビル基であり、R2およびR3は、2〜4の炭素原子を含むアルキレン基から独立して選択され、Zは、炭素−窒素結合または約2〜約6の炭素原子を含むオキシヒドロカルビレン基であり、各Xは、独立して、エーテル、チオエーテル、スルホキシド、エステル、チオエステルまたはアミド結合であり、mは、0〜約9の平均数であり、nは、0〜約5の平均数であり、そして、m+n1である。
幾つかの形態では、除草剤組成物は、構造(XXI):
Figure 0005620930

で表される疎水性部分と親水性部分を含むアルキルアミンオキシド界面活性剤からなり、式中、R1は、C1−22の直鎖または分枝鎖のヒドロカルビルであり;各Xは、独立して、エーテル、チオエーテル、スルホキシド、エステル、チオエステルまたはアミド結合であり;各Rは、独立して、C2−6アルキレンであり;各R3およびR4は、独立して、C2−4アルキレンであり;そして、R5およびR6は、独立して、水素、C1−4アルキルまたはC2−4アシルであり;xおよびyは、xとyの合計が2〜約60、より好ましくは、約2〜約40、さらに好ましくは、約2〜約20となるような平均数であり;mは、0〜約9であり;nは、0〜約5、より好ましくは約1〜約5、さらにより好ましくは約1〜約3であり、そして、nが0でなく、またはmが0でなく、かつXがエーテルのときは、アミンオキシド界面活性剤は、エーテルアミンオキシドと称され;そして、m+nは、好ましくは少なくとも1である。R1は、好ましくはC6−22ヒドロカルビルであり、より好ましくはC8−18のアルキル、アリールまたはアルカリールである。幾つかの形態では、mは0である。mとnが0であり、かつR5とR6が、Hである場合、R1はC9−22である。R3とR4は、好ましくは、エチル、n−プロピルまたはi−プロピルである。幾つかの形態では、R1は、直鎖もしくは分枝鎖のC8−18アルキル、アリールまたはアルカリール基であって、mは0である。幾つかの他の形態では、R1は直鎖または分枝鎖のC8−18アルキルであり、R3はエチル、n−プロピルまたはi−プロピルであり、nは1〜約3であり、R4はエチレンであり、xとyの合計は、2〜約20であり、そしてR5とR6は水素である。幾つかの他の形態では、界面活性剤は、当該分野で知られている、または本明細書において、「アルキレンジメチルアミンオキシド」(ここで、nは1〜5であり、xとyは0であり、そしてR5とR6はメチルである)および特定の「ポリオキシアルキレンアルキルエーテルアミンオキシド」(ここで、nは1〜5であり、x+yは2以上であり、そして、R5とR6は水素である)として言及される市販の界面活性剤を含む。
アルキルアミンオキシド界面活性剤の有用なクラスは、種々のグリホサート塩の水溶液濃縮処方の調製に適していることが米国特許第5,750,468号(その内容は、すべての関連する目的のために参照により本明細書に組み込まれる)に開示されており、カリウム塩が記述された塩のリストに含まれている。グリホサート塩を用いて水性組成物で使用されるときの対象の界面活性剤の利点は、これらの界面活性剤が、組成物のグリホサートの濃度を非常に高いレベルに増加させることであるとその特許に開示されている。米国特許第5,750,468号の界面活性剤は、主に構造(XXII):
Figure 0005620930
を有する1つ以上の界面活性剤を含み、式中、R1は、直鎖もしくは分枝鎖のC6−22アルキル、アリールまたはアルキルアリール基であり;nは、0〜約10、より好ましくは約1〜約10の平均数であり、そしてnが0でないとき、アミンオキシド界面活性剤は、エーテルアミンオキシド界面活性剤と称され;(O−R2n基のそれぞれのR2は、独立して、C1−4アルキレンであり;R3基は、独立して、C1−4アルキレン基であり;そしてxとyは、x+yが2〜約60の範囲となるような平均数である。nが0の場合、R1は、直鎖または分枝鎖のC9−22アルキルである。構造(XXII)の一例は、Tomah ProductsからのAO−14−2と称される界面活性剤であり、ここで、R1はイソデシルであり、R2はn−プロピルであり、R3はエチルであり、nは1であり、そしてx+yは2である。
構造(XXII)を参照して、R1に存在する場合、アリール基は、5〜7、好ましくは6の炭素原子を有し、そして、置換されていても、あるいは置換されていなくてもよい。R1を含む任意のアルキルアリール基におけるアルキル部分は、1〜16の炭素原子を有する。このようなアルキルアリール基の一例としては、アルキルフェニル、例えば、ノニルフェニルである。
構造(XXII)をさらに参照して、R1は、約8〜約18の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルキル基であることが好ましい。窒素原子に最も近いR2置換基(近位R2基)は、通常のプロピレン、イソプロピレンまたはエチレン基であることが好ましい。近位R2基が、n−プロピレンであるとき、nは好ましくは1である。近位R2基が、i−プロピレンまたはエチレンである場合、nは1〜5、より好ましくは2〜3の範囲内であることが好ましく、そしてすべてのR2基は、好ましくは同じである。好ましい例のR3置換基は、i−プロピレンおよびエチレンから独立して選択され、エチレンがより好ましい。幾つかの形態では、x+yは、2〜20、2〜10、またはさらに2〜5の範囲にあることが好ましい。
さらに別の選択肢では、アミンオキシド界面活性剤は、主に構造(XXIII):
Figure 0005620930

を有する1つ以上の界面活性剤を含み、式中、R1は、直鎖もしくは分枝鎖のC6−22アルキルまたはアリールまたはアルキルアリール基であり;nは、0〜10、好ましくは1〜約10の平均数であり、そして、nが0でないときは、アミンオキシド界面活性剤は、エーテルアミンオキシド界面活性剤と称され;R2、R3およびR4は、独立してC1−4アルキレンであり;そして、xとyは、x+yが2〜約60の範囲となるような平均数である。nが0の場合、R1は直鎖または分枝鎖のC9−22アルキルある。式(XXIII)のアミンオキシドの例は、C6602と称されるAkzo Nobel社製の界面活性剤であり、ここで、R1はC12であり、nは0であり、R3はエチルであり、R4はn−プロピルであり、x=9であり、そしてy=2である。
構造(XXIII)を参照して、R1に存在する場合、アリール基は、5〜7、好ましくは6の炭素原子を有し、そして、部分により置換されていても、あるいは置換されていなくてもよい。R1を含む任意のアルキルアリール基におけるアルキル部分は、1〜16の炭素原子を有する。このようなアルキルアリール基の一例としては、アルキルフェニル、例えば、ノニルフェニルである。
構造(XXIII)をさらに参照して、R1は、約8〜約18の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルキル基であり、対応するアルコールから由来するのが好ましい。窒素原子に最も近いR2置換基(近位R2基)は、ノルマルプロピレン、イソプロピレンまたはエチレン基であることが好ましい。近位R2基が、n−プロピレンであるとき、nは好ましくは1である。近位R2基が、i−プロピレンまたはエチレンである場合、nは好ましくは1〜5、より好ましくは2〜3の範囲内であり、そしてすべてのR2基は、好ましくは同じである。好ましい例のR3とR4置換基は、i−プロピレンおよびエチレンから独立して選択され、エチレンがより好ましい。幾つかの形態では、x+yは、2〜20、2〜10、またはさらに2〜5の範囲にあることが好ましい。
別の形態では、アミンオキシド界面活性剤のクラスは、構造(XXIV):
Figure 0005620930
で表され、式中、R1は、直鎖もしくは分枝鎖のC6−22アルキル、アリールまたはアルキルアリール基であり;nは0〜約10の平均数であり、そしてnが0でないとき、アミンオキシドは、エーテルアミンオキシドと称され;R2とR3は、独立して、C1−4アルキレンであり;R4は、水素またはC1−4アルキルであり;R5は、C1−4アルキルであり;xとyは、x+yが2〜約60の範囲となるような平均数である。
幾つかの形態では、エーテルアミンオキシド界面活性剤のクラスは、構造(XXV):
Figure 0005620930
で表され、式中、R1は、1〜約30の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり;(R2O)x基のそれぞれのR2は、独立して、C2−C4アルキレンであり;R3は、2〜約6の炭素原子を有するヒドロカルビレンまたは置換ヒドロカルビレンであり;RとR5は、それぞれ独立して、水素、1から約30の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビル、−(R6)N−(R2O)yR7であり;R6は、1〜約6の炭素原子を含むヒドロカルビレンまたは置換ヒドロカルビレンであり、R7は、水素または1〜約4の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、nは0または1であり、そしてxとyは、独立して、1〜約60の平均数である。この文脈において、好ましいR1、R4、RおよびR6のヒドロカルビル(ヒドロカルビレン)基は、直鎖もしくは分枝鎖のアルキル(アルキレン)、直鎖もしくは分枝鎖のアルケニル(アルケニレン)、直鎖もしくは分枝鎖のアルキニル(アルキニレン)、アリール(アリーレン)、またはアラルキル(アラルキレン)基を含む。好ましくは、R1は、約8〜約25の炭素原子を有する、直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基または直鎖もしくは分枝鎖のアルケニル基であり、(R2O)x基のそれぞれのR2は、独立して、C2−C4アルキレンであり、R3は、2〜約6の炭素原子を有する、直鎖もしくは分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレン基であり、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素または1〜約6の炭素原子を有する、直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、そして、xは1〜約30の平均数である。より好ましくは、R1は、約12〜約22の炭素原子を有する、直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、(R2O)x基のそれぞれのR2は、独立して、エチレンまたはプロピレンであり、R3は、2〜約6の炭素原子を有する、直鎖もしくは分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレン基であり、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素、メチル、またはトリス(ヒドロキシメチル)メチルであり、そして、xは約2〜約30の平均数である。さらにより好ましくは、R1は、約12〜約18の炭素原子を有する、直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、(R2O)x基のそれぞれのR2は、独立して、エチレンまたはプロピレンであり、R3は、エチレン、プロピレンまたは2−ヒドロキシプロピレン基であり、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素またはメチルであり、そして、xは約4〜約20の平均数である。最も好ましくは、R1は、約12〜約18の炭素原子を有する、直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、(R2O)x基のそれぞれのR2は、独立して、エチレンまたはプロピレンであり、R3は、エチレン、プロピレンまたは2−ヒドロキシプロピレン基であり、RおよびRは、メチルであり、そして、xは約4〜約20の平均数である。
アミドアルキルアミン界面活性剤
水不溶性農薬成分は、1またはそれを超えるアミドアルキルアミン界面活性剤を含む界面活性剤成分中に溶解されてもよい。アミドアルキルアミン界面活性剤は、一般的な構造(XXVI):
Figure 0005620930
を有し、式中、R1は、1〜約22の炭素原子を有する、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R2およびR3は、それぞれ独立して、1〜約6の炭素原子を有する、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、そして、R4は、1〜約6の炭素原子を有する、ヒドロカルビレンまたは置換ヒドロカルビレンである。
R1は、約4〜約20の炭素原子の間の炭素原子の平均値、好ましくは、約4〜約18の炭素原子の間の平均値、より好ましくは、約4〜約12の炭素原子の間の平均値、より好ましくは、約5〜約12の炭素原子の間の平均値、さらにより好ましくは、約6〜約12の炭素原子の間の平均値、そして、なおより好ましくは、約6〜約10の炭素原子からの平均値を有する、アルキルまたは置換アルキルが好ましい。R1アルキル基は、約4〜約18の炭素原子を有するアルキル基を提供するさまざまな原料源に由来し、例えば、原料源は、酪酸、吉草酸、カプリル酸、カプリン酸、ココヤシ(主にラウリン酸を含む)、ミリスチン酸(例えば、ヤシ油から)、大豆(主にリノール酸、オレイン酸、およびパルミチン酸を含む)、または獣脂(主にパルミチン酸、オレイン酸、およびステアリン酸を含む)であってよい。幾つかの形態では、アミドアルキルアミン界面活性剤成分は、約5の炭素原子から約12の炭素原子の種々の長さのアルキル鎖を有するアミドアルキルアミンのブレンドを含んでもよい。例えば、R1アルキル基の出所源に応じて、アミドアルキルアミン界面活性剤成分は、長さが5の炭素原子、長さが6の炭素原子、長さが7の炭素原子、長さが8の炭素原子、長さが9の炭素原子、長さが10の炭素原子、長さが11の炭素原子、および長さが12の炭素原子、より長い炭素鎖ならびにそれらの組み合わせであるR1基を有する界面活性剤のブレンドを含むことが可能である。他の形態では、アミドアルキルアミン界面活性剤成分は、長さが5の炭素原子、長さが6の炭素原子、長さが7の炭素原子、および長さが8の炭素原子であるR1基を有する界面活性剤のブレンドを含んでもよい。幾つかの代替の形態では、アミドアルキルアミン界面活性剤成分は、長さが6の炭素原子、長さが7の炭素原子、長さが8の炭素原子、長さが9の炭素原子、および長さが10の炭素原子であるR1基を有する界面活性剤のブレンドを含んでもよい。他の形態では、アミドアルキルアミン界面活性剤成分は、長さが8の炭素原子、長さが9の炭素原子、長さが10の炭素原子、長さが11の炭素原子、および長さが12の炭素原子であるR1基を有する界面活性剤のブレンドを含むことが可能である。
R2およびR3は、独立して、好ましくは1〜約4の炭素原子を有するアルキルまたは置換アルキルである。R2およびR3は、最も好ましくは独立して、1〜約4の炭素原子を有するアルキル、そして、最も好ましくはメチルである。R4は、好ましくは、1〜約4の炭素原子を有するアルキレンまたは置換アルキレンである。R4は、最も好ましくは、1〜約4の炭素原子を有するアルキレンであり、そして最も好ましくは、n−プロピレンである。
1つの好ましいアミドアルキルアミン界面活性剤では、R1は、C6−10アルキルである、すなわち、6の炭素原子、7の炭素原子、8の炭素原子、9の炭素原子、10の炭素原子、またはこれらのいずれかのブレンド、すなわち、約6の炭素原子から約10の炭素原子を有するアルキル基であり;R2およびR3は、それぞれメチルであり;そして、Rは、n−プロピレン(すなわち、C6−10アミドプロピルジメチルアミン)である。
R124がn−プロピレンの場合は、アミドアルキルアミン界面活性剤は、アミドプロピルアミン(APA)界面活性剤と称される。APA界面活性剤の例としては、Armeen APA2(ここで、R121は、C2であり、そして、R122およびR123は、それぞれ水素である)、Armeen APA6(ここで、R121は、C6であり、R122およびR123は、それぞれメチルである)、Armeen APA8、10(ここで、R121は、C8−10であり、そして、R122およびR123は、それぞれメチルである)、Armeen APA12(ここで、R121は、C12であり、そして、R122およびR123は、それぞれメチルである)、ACAR7051(ここで、R121は、C5−9であり、そして、R122およびR123は、それぞれメチルである)、ACAR7059(ここで、R121は、2−エチルヘキシルであり、そして、R122およびR123は、それぞれメチルである)、およびAdsee C80W(ここで、R121は、Cocoであり、そして、R122およびR123は、それぞれメチルである)が挙げられる。
アルコキシル化アルコール界面活性剤
幾つかの形態では、本発明の除草剤組成物は、アルコキシル化アルコール界面活性剤を含有する界面活性剤成分を含む。
本発明のアルコキシル化アルコール同時使用界面活性剤は、一般構造(XXVII):
Figure 0005620930

を有することができ、式中、R1は、約4〜約22の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり;R2は、2、3、または4の炭素原子(例えば、エチレン、プロピレンまたはイソプロピレン)を有するヒドロカルビレンであり;そして、nは、約2〜約50の範囲の平均値である。
R1は、約4〜約22の炭素原子、より好ましくは、約8〜約18の炭素原子、およびなおさらに好ましくは、約12〜約18の炭素原子を有するアルキル基が好ましい。R1は、分枝状であっても、または直鎖状であってもよい。好ましくは、R1は直鎖状である。R1アルキル基は、約4〜約22の炭素原子を有するアルキル基を提供するさまざまな原料源に由来し、例えば、原料源は、酪酸、吉草酸、カプリル酸、カプリン酸、ココヤシ(主にラウリン酸を含む)、ミリスチン酸(例えば、ヤシ油から)、大豆(主にリノール酸、オレイン酸、およびパルミチン酸を含む)、または獣脂(主にパルミチン酸、オレイン酸、およびステアリン酸を含む)であってよい。R1基の源としては、例えば、ココヤシまたは獣脂が挙げられるか、あるいはR1は、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、またはオクタデシル基などの合成ヒドロカルビルに由来してもよい。アルコキシル化アルコールの同時使用界面活性剤の集合のR1アルキル鎖は、例えば、平均して、12〜16の炭素長、または16〜18の炭素長の長さで変わるアルキル鎖で一般的に構成される。最も好ましくは、R1アルキル鎖は、主に12〜16の炭素原子を含む。R2は、好ましくはエチレンである。nの値は、好ましくは、約2〜約30の間の、より好ましくは、約2〜約20の間の、なおより好ましくは、約2〜約10の間の平均である。
本発明の除草剤組成物に使用するための具体的なアルコキシル化アルコール界面活性剤としては、例えば、Akzo Nobelから入手可能なEthylan 1005、Ethylan 1008、およびEthylan 6830などのEthylan類;とりわけAkzo Nobelからも入手可能なBerol 048、Berol 050、Berol 175、Berol 185、Berol 260、Berol 266、およびBerol 84などのBerol類;ICI Surfactantsから入手可能なBrij 30、35、76、78、92、97もしくは98;Union Carbideから入手可能なTergitol 15−S−3、15−S−5、15−S−7、15−S−9、15−S−12、15−S−15もしくは15− S−20;またはHuntsmanから入手可能なSurfonic L24−7、L12−8、L−5、L−9、LF−17もしくはLF−42が挙げられる。
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化アルコール界面活性剤の具体的なリン酸エステルは、例えば、Witco Corp.から入手可能なEMPHOS CS−121、EMPHOS PS−400、およびWITCONATE D−51−29を含む。他の例は、Phospholan製品(Akzo Nobelから入手可能)について、下記の表IIに示され、そこでは、界面活性剤は、モノエステルとジエステルの形態の混合物を含んでもよいし、ここでR94は、示されたようにジエステルに存在しないし、「prop」は、特許で保護されていることを意味し、そして、「NR」は、未報告であることを意味する。幾つかの形態では、一般的なモノエステル構造と一般的なジエステル構造のリン酸エステルは、アルコキシル化されていない、すなわち、mは0である。市販品の例としては、Phospholan PS−900とPhospholan 3EAが挙げられる。
Figure 0005620930

陰イオン性界面活性剤
組成物の安定化システムの成分として有用なアニオン性界面活性剤としては、脂肪酸を含むC8−20アルキルカルボキシラート類;C8−20アルコールスルファート類;アルコキシル化第三級アミンのリン酸エステル類;アルコキシル化エーテルアミンのリン酸エステル類;C8−20アルコールリン酸モノおよびジエステルなどのアルコキシル化アルコールのリン酸エステル類;C8−20アルコールおよび(C8−20アルキル)フェノールポリオキシエチレンエーテルカルボキシラート類、スルファート類、およびスルホナート類;C8−20アルコールおよび(C8−20アルキル)フェノールポリオキシエチレンリン酸モノおよびジエステル類;C8−20アルキルベンゼンスルホナート類;ナフタレンスルホナート類;およびそれらのホルムアルデヒド縮合物;リグノスルホナート類;C8−20アルキルスルホスクシナート類およびスルホスクシナメート類;C8−20アルキルポリオキシエチレンスルホスクシナート類およびスルホスクシナメート類;およびC8−20アシルグルタマート類、サルコシナート類、イセチオナート類およびタウレート類を挙げることができるが、これらに限定されない。
アルコキシル化第三級アミン/エーテルアミンのリン酸エスエル類
幾つかの形態では、本発明の除草剤組成物は、アルコキシル化第三級アミン界面活性剤のリン酸エステルまたはアルコキシル化エーテルアミン界面活性剤のリン酸エステルの中から選択される界面活性剤を含有する界面活性剤成分を含む。
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化第三級アミン同時使用界面活性剤のリン酸エステルは、一般構造(XXVIIIa)および(XXVIIIb):
Figure 0005620930

を有し、式中、各R1は、独立して、約4〜約22の炭素原子を有する、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R2およびR3は、それぞれ独立して、2、3、または4の炭素原子(例えば、エチレン、プロピレンまたはイソプロピレン)を有するヒドロカルビレンであり、各xとy基の合計は、約2〜約60の範囲の平均値であり、そして、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素または1〜約6の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のヒドロカルビルもしくは置換ヒドロカルビルである。
各R1は、独立して、約4〜約22の炭素原子、より好ましくは約8〜約18の炭素原子、なおさらに好ましくは約12〜約18の炭素原子を有するアルキル、例えば、ココヤシや獣脂などが好ましい。R1は、最も好ましくは獣脂である。各R2とR3は、好ましくはエチレンである。各xとy基の合計は、好ましくは独立して、約2〜約22の範囲の平均値、より好ましくは、約10〜約20の間、例えば、約15である。より好ましくは、R4とR5は、それぞれ独立して、水素または1〜約6の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキルである。R4とR5は、好ましくは水素である。
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化第三級アミン界面活性剤の具体的なリン酸エステルとしては、Lewisら(Huntsman Petrochemical Corporation)によって、SURFONIC(登録商標)T5のリン酸エステル、SURFONIC(登録商標)T15のリン酸エステル、SURFONIC(登録商標)T20のリン酸エステル、およびそれらの混合物(これらの全ては、Huntsman International LLC.から入手可能である)を含むタロウアミンエトキシラートのリン酸エステル類などが、米国公開特許2002/0160918に記載されている。
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化エーテルアミン同時使用界面活性剤のリン酸エステルは、一般構造(XXIXa)および(XXIXb):
Figure 0005620930
を有し、式中、各R1は、独立して、約4〜約22の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり;各R2、R3およびR4は、独立して、2、3、または4の炭素原子(例えば、エチレン、プロピレンまたはイソプロピレン)を有するヒドロカルビレンであり;各mは、独立して、約1〜約10の平均数であり;各xとy基の合計は、独立して、約2〜約60の範囲の平均値であり;そして、各R5およびR6は、独立して、水素または1〜約6の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキルである。
各R1は、好ましくは独立して、約4〜約22の炭素原子、より好ましくは、約8〜約18の炭素原子、約10〜約16の炭素原子、約12〜約18の炭素原子、または約12〜約14の炭素原子を有するアルキルである。R1基の出所源としては、例えば、ココヤシや獣脂などが挙げられるか、あるいは、R1は、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、またはオクタデシル基などの合成ヒドロカルビルに由来してもよい。各R2は、独立して、プロピレン、イソプロピレン、またはエチレンであってもよく、そして各mは、好ましくは独立して、2〜3などの約1〜5である。各R3とR4は、独立して、エチレン、プロピレン、イソプロピレンであってもよく、好ましくはエチレンである。各xとy基の合計は、好ましくは独立して、約2〜10、または約2〜5などの約2〜約22の範囲の平均値である。幾つかの形態では、各xとy基の合計は、好ましくは独立して、約10〜約20の間、例えば、約15である。より好ましくは、R5とR6は、それぞれ独立して、水素または1〜約6の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキルである。R5とR6は、好ましくは水素である。
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化アルコール同時使用界面活性剤のリン酸エステルは、一般的な構造(XXXa)および(XXXB):
Figure 0005620930

を有し、式中、各R1は、独立して、約4〜約22の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり;各R2は、独立して、2、3、または4の炭素原子(例えば、エチレン、プロピレンまたはイソプロピレン)を有するヒドロカルビレンであり;各mは、独立して、約1〜約60の平均数であり;そして、R3およびR4は、それぞれ独立して、水素または1〜約6の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキルである。
各R1は、好ましくは独立して、約4〜約22の炭素原子、より好ましくは、約8〜約20の炭素原子を有するアルキル、または約4〜約22の炭素原子、より好ましくは、約8〜約20の炭素原子を有するアルキルフェニルである。R1基の出所源としては、例えば、ココヤシや獣脂などが挙げられるか、あるいは、R1は、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、またはオクタデシル基などの合成ヒドロカルビルに由来してもよい。各R2は、独立して、プロピレン、イソプロピレン、またはエチレンであってもよく、そして、好ましくは、エチレンである。各mは、好ましくは独立して、約9〜約15である。より好ましくは、R3とR4は、それぞれ独立して、水素または1〜約6の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキルである。R4およびR5は、好ましくは水素である。
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化アルコール界面活性剤の具体的なリン酸エステルは、例えば、EMPHOS CS−121、EMPHOS PS−400、およびWITCONATE D−51−29を含み、これらはAkzo Nobelから入手可能である。
アルコキシル化アルコール
本発明の除草剤組成物に使用するためのアルコキシル化アルコール界面活性剤は、一般的な構造(XXXI):
Figure 0005620930
を有し、式中、R111は、1〜約30の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、(R112O)x基のそれぞれにおけるR112は、独立して、C2−C4アルキレンであり、R113は、水素または1〜約4の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、そして、xは1〜約60の平均数である。この文脈では、好ましいR111ヒドロカルビル基は、直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基、直鎖もしくは分枝鎖のアルケニル基、直鎖もしくは分枝鎖のアルキニル基、アリール基、またはアラルキル基である。好ましくは、R111は、約8〜約30の炭素原子を有する、直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基または直鎖もしくは分枝鎖のアルケニル基であり、(R112O)x基のそれぞれにおけるR112は、独立して、C2−C4アルキレンであり、R113は、水素、メチルまたはエチルであり、そして、xは約5〜約50の平均数である。より好ましくは、R111は、約8〜約25の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、(R112O)x基のそれぞれにおけるR112は、独立して、エチレンまたはプロピレンであり、R113は、水素またはメチルであり、そして、xは約8〜約40の平均数である。さらにより好ましくは、R111は、約12〜約22の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、(R112O)x基のそれぞれにおけるR112は、独立して、エチレンまたはプロピレンであり、R113は、水素またはメチルであり、そして、xは約8〜約30の平均数である。好ましい市販のアルコキシル化アルコールは、Emulgin(商標)L、Procol(商標)LA−15(Protameen社製);Brij(商標)35、Brij(商標)56、Brij(商標)76、Brij(商標)78、Brij(商標)97、Brij(商標)98およびTergitol(商標)XD(Sigma Chemical社製);Neodol(商標)25−12およびNeodol(商標)45−13(Shell社製);hetoxol(商標)CA−10、hetoxol(商標)CA−20、hetoxol(商標)CS−9、hetoxol(商標)CS−15、hetoxol(商標)CS−20、hetoxol(商標)CS−25、hetoxol(商標)CS−30、Plurafac(商標)A38およびPlurafac(商標)LF700(BASF社製);ST−8303(Cognis社製);Arosurf(商標)66 E10およびArosurf(商標)66 E20(Witco/Crompton社製);エトキシル化(9.4EO)タロウ、プロポキシル化(4.4EO)タロウおよびアルコキシル化(5−16EOと2−5PO)タロウ(Witco/Crompton社製)を含む。また、好ましいのは、HuntsmanのSURFONIC(商標)NP95(ポリオキシエチレン(9.5)ノニルフェノール);Dow社製で、Sigma Aldrich社(Saint Louis、MO)から市販されている、TERGITOL−15−S−5、TERGITOL−15−S−9、TERGITOL−15−S−12およびTERGITOL−15−S−15(それぞれ、5モル、9モル、12.3モルおよび15.5モルのエトキシル化の平均を有する第二級直鎖C11〜C15アルコールから作られる)を含むTERGITOLシリーズ;L12−7およびL12−8(エトキシル化のそれぞれ7モルと8モルの平均を有する直鎖状のC10〜C12アルコールから作られる)、L24−7、L24−9およびL24−12(エトキシル化のそれぞれ7モル、9モルおよび12モルの平均を有する直鎖状のC12〜C14アルコールから作られる)、L68−20(エトキシル化の20モルの平均を有する第一級直鎖状のC16−18アルコールから作られる)およびL26−6.5(エトキシル化の6.5モルの平均を有する直鎖状のC12〜C16アルコールから作られる)を含むHuntsman Chemical社(Salt Lake City、UT)製のSURFONIC LF−Xシリーズ;ならびにAkzo Nobel社製のEthylan68−30(エトキシル化の20モルの平均を有するC16−18)が挙げられる。
シロキサン界面活性剤
幾つかの形態では、本発明の除草剤組成物は、シロキサン界面活性剤を含有する界面活性剤成分を含む。シロキサン界面活性剤は、式(XXXII):
Figure 0005620930
に準拠し、式中、xは0〜約100の整数または整数の平均値であり、yは1〜約30の整数または整数の平均値であり、各mは、独立して、1〜約20の整数であり、各nは、独立して、1〜約30の整数であり、各R1、R2、およびR3基は、独立して、水素またはC1−6ヒドロカルビル基であり、各R’基は、独立して、水素またはC1−4アルキル基であり、そして各R”基は、独立して、水素、C1−20ヒドロカルビルまたはアシル基である。好ましいシロキサン界面活性剤では、xは、0〜約10の整数または整数の平均値であり、より好ましくは、0または1であり、そして、最も好ましくは0である。好ましいシロキサン界面活性剤では、yは、1〜約10の整数または整数の平均値であり、最も好ましくは1である。mが2〜6の整数、最も好ましくは3であることが好ましい。すべてのR’基が水素であるとき、nは約5〜約20であることが好ましい。R1、R2、およびR3基は、独立して、水素およびC1−4アルキル基から選択されるのが好ましく、特に好ましいのは水素およびメチル基である。R”は、水素またはC1−4アルキル基であることが好ましく、水素およびメチル基がまた特に好ましい。
構造(XXXII)のシロキサン界面活性剤は、一般的にOSi Specialties Inc.の製品資料(例えば、「Silwet(登録商標)Surfactants」、OSi Specialties Inc.,Danbury,Conn.1994)および米国特許第3,505,377号に記載されている。幾つかのポリオキシエチレントリシロキサン類は、Silwet(登録商標)界面活性共重合体としてOSi Specialties Inc.から入手できる。本発明の実施のための微小孔溶浸剤として適切な例としては、Silwet(登録商標)L−77、Silwet(登録商標)408およびSilwet(登録商標)800が含まれる。別の適当な微小孔溶浸剤は、Dow CorningのSylgard(登録商標)309である。
アルコキシル化アルキルフェノール/ジアルキルフェノール
幾つかの形態では、本発明の除草剤組成物は、構造(XXXIII):
Figure 0005620930
を有するアルコキシル化アルキルフェノールまたはアルコキシル化ジアルキルフェノールを含む界面活性剤成分からなり、式中、R1およびR4は、独立して、水素、または1〜約30の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、そして、R1とR4の少なくとも1つは、アルキル基であり、x(R2O)基のそれぞれにおけるR2は、独立して、C2−C4アルキレンであり、R3は、水素または1〜約4の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、そして、xは1〜約60の平均数である。好ましくは、R1およびR4は、独立して、8〜約30の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルキル基であり、x(R2O)基のそれぞれにおけるR2は、独立して、C2−C4アルキレンであり、R3は、水素、メチル、またはエチルであって、xは約5〜約50の平均数である。より好ましくは、R1およびR4は、独立して、8〜約22の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルキル基であり、x(R2O)基のそれぞれにおけるR2は、独立して、エチレンまたはプロピレンであり、R3は、水素またはメチルであり、そして、xは約8〜約40の平均数である。さらにより好ましくは、R1およびR4は、独立して、約8〜約16の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルキル基であり、x(R2O)基のそれぞれにおけるR2は、独立して、エチレンまたはプロピレンであり、R3は、水素またはメチルであり、そして、xは約10〜約30の平均数である。好ましい市販のアルコキシル化ジアルキルフェノールとしては、Surfonic(商標)DNP100、Surfonic(商標)DNP140、およびSurfonic(商標)DNP240(Hantsman製)などのエトキシル化ジノニルフェノールが挙げられる。
グリホサ−ト処方
一般的に、本発明の除草剤組成物のグリホサート負荷は、少なくとも約180g a.e./L、少なくとも約220g a.e./L、少なくとも約260g a.e./L、少なくとも約300g a.e./L、少なくとも約320g a.e./L、少なくとも約360g a.e./L、少なくとも約400g a.e./L、少なくとも約480g a.e./L、少なくとも約500g a.e./L、少なくとも約540g a.e./Lまたは少なくとも約600g a.e./Lである。
例えば、本発明による典型的な安定した液体グリホサート処方は、約360〜約600g a.e./L、好ましくは、約450〜約580g a.e./Lの範囲のグリホサート濃度を有する。一般に、これらの処方は、約1〜約65重量%または約1〜約60重量%の濃度でグリホサート(a.e.)を含む。典型的には、これらの処方は、約15〜約50重量%または約25〜約50重量%の濃度でグリホサート(a.e.)を含む。
一般的に、安定した液体グリホサート処方は、1またはそれを超える本発明のアルコキシル化モノグリセリドおよび/またはジグリセリドを約1〜約25重量%の濃度で、典型的には約1〜約20重量%の濃度で、より典型的には、5〜約15重量%の濃度で含む。
一般的に、アルコキシル化モノグリセリド(1−モノグリセリドおよび/または2−モノグリセリド)に対するグリホサート(a.e.)の重量比は、約1:1から約200:1、約1:1から約100:1、または約1:1から約50:1である。種々の形態では、これらの成分の重量比は、約1:1から約30:1、または約1:1から約20:1である。典型的には、本発明のアルコキシル化グリセリド(複数可)界面活性剤の合計割合に対するグリホサート(a.e.)の重量比は、約1:1と約30:1の間または約2:1と約25:1の間(例えば、典型的には、約2.5:1と約20:1の間、約1:1と約15:1の間、約2:1と約10:1の間、約3:1と約15:1の間、または約3.5:1と約8:1の間)である。種々の好ましい形態では、これらの成分の重量比は、約1:1から約15:1、さらに典型的には、約1:1から約10:1、そして、さらにより典型的には、約1:1から約8:1(例えば、約1:1から約6:1、または約1:1から約4:1)である。種々の他の好ましい形態では、アルコキシル化グリセリド(複数可)の合計割合に対するグリホサート(a.e.)の重量比は、約3:1から約5:1、または約3:1から約4:1である。種々の好ましい形態では、グリホサートの濃度は、約360〜約600g a.e/Lの範囲にあり、アルコキシル化グリセリド界面活性剤に対するグリホサートの重量比(重量%a.e.)は、約2:1と約25:1の間(例えば、約2.5:1と約20:1の間、または約3.5:1と約8:1の間)である。
グリホサート塩とアルコキシル化グリセリドと共に、本発明の組成物は、典型的には、本明細書中の他の箇所で詳細に述べられる界面活性剤などの他の界面活性剤を含む。一般に、そのような任意の追加の界面活性剤は、約1〜約25重量%または約1〜約20重量%(例えば、約1〜約10重量%)の濃度で組成物中に存在する。さらに、このような形態に従って、任意の追加の(例えば、第2の)界面活性剤に対するアルコキシル化グリセリド界面活性剤の重量比は、一般に約0.1:1から約10:1または約0.25:1から約8:1である。典型的には、第2界面活性剤に対するアルコキシル化グリセリドの重量比は、約1:1から約8:1、さらに典型的には、約1:1から約6:1であり、そして、なおさらに典型的には、約1:1から約4:1である。
種々の形態において、本発明の処方は、本発明のアルコキシル化グリセリドと共に上記に詳細に述べられた、ピーク型分布のアルコキシル化アルキルアミン界面活性剤および/または第四級アルキルアンモニウム塩界面活性剤を含んでもよい。一般的に、これらの形態によれば、総界面活性剤濃度(例えば、アルコキシル化グリセリド+ピーク型分布のアルコキシル化アルキルアミン)に対するグリホサートの重量比(重量% a.e.)は、約25:1から約0.5:1、約20:1から約1:1、または約8:1から約1.5:1である。
処方が1またはそれを超えるアルコキシル化グリセリドと共にアルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤(ピーク型分布および/または非ピーク型分布)を含む形態によれば、アルコキシル化アルキル(エーテル)アミン界面活性剤(複数可)に対するグリホサート(a.e.)の重量比は、一般に、約25:1から約0.5:1、典型的には、約20:1から約1:1、そして、より典型的には、約8:1から約1.5:1である。
アルコキシル化第四級アルキルアンモニウム塩の界面活性剤(複数可)に対するグリホサート(a.e.)の重量比は、一般に、約25:1から約0.5:1、典型的には、約20:1から約1:1、そして、より典型的には、約8:1から約1.5:1である。
1またはそれを超える他の随意の界面活性剤と共に1またはそれを超えるアルコキシル化グリセリド界面活性剤を含む本発明の処方はまた、典型的には、例えば、消泡剤および染料などの種々の他の従来の成分を含む。これらの成分は、一般的には個別に、または組み合わされて、処方の約0.1〜約5重量%または約0.1〜約2重量%を構成する。これらの処方の残りは水である。
本発明の種々の他の形態は、場合により1またはそれを超える他の活性成分と一緒にグリホサートまたはその塩を含有する固体(すなわち、ドライ)除草剤処方に向けられる。これらの他の活性成分には、一般的に、本明細書の別の場所に記載されているものなどの、例えば、同時使用除草剤、殺菌剤、および植物健康剤を含む当該分野で公知のものが含まれる。この固形処方におけるグリホサートの好ましい塩は、アンモニウム塩、およびナトリウム塩である。一般的に、グリホサート(a.e.)は、約20〜約90重量%または約20〜約80重量%の濃度でこれらの処方中に存在している。種々の形態においては、グリホサートは、処方の約50〜約75重量%を構成する。種々の他の形態(例えば、第2活性剤を含む処方)では、グリホサートは、典型的には、約20〜約50重量%、そして、より典型的には、約35〜約50重量%を含む。一般的に、第2活性剤は、組成物の約5〜約90重量%または約5〜約50重量%を構成する。典型的には、第2活性剤は、組成物の約5〜約35重量%、そして、さらに典型的には、約10〜約30重量%を構成する。さらに、グリホサートと第2活性剤を含むこれらの形態によれば、第2活性剤に対するグリホサートの重量比は、一般に、約1:1から約10:1、約1:1から約6:1、または約2:1から約6:1である。
一般的に、本発明のドライ組成物によれば、アルコキシル化モノグリセリドおよび/またはジグリセリドは、組成物の約50重量%までを構成する。典型的には、このような形態によれば、アルコキシル化モノグリセリドおよび/またはジグリセリドは、組成物の約5〜約40重量%、そして、より典型的には、約5〜約35重量%または約5〜約25重量%を構成する。
グリホサート塩およびアルコキシル化グリセリドと共に、これらの組成物は、典型的には、本明細書の別の場所で詳細に述べられたものなどの別の界面活性剤を含む。一般に、任意のそのような追加の界面活性剤は、約1〜約25重量%または約1〜約20重量%(例えば、約1〜約10重量%)の濃度で組成物中に存在する。追加の成分(例えば、充填剤、結合剤、消泡剤、安定剤および染料)は、単独または組み合わせて、組成物の約65重量%までを構成してもよい。種々の形態では、1またはそれを超えるこれらの成分は、組成物の約5〜約25重量%を構成する。
一般的に、ドライ組成物中のアルコキシル化モノグリセリドまたはジグリセリドに対するグリホサートの重量比は、約1:1から約15:1または約1:1から約10:1である。典型的には、アルコキシル化モノグリセリドまたはジグリセリドに対するグリホサートの重量比は、約1:1から約8:1、約1:1から約6:1、約1:1から約4:1、約1:1から約3:1、または約1:1から約2:1である。一般的に、任意の第2界面活性剤に対するアルコキシル化モノグリセリドまたはジグリセリドの重量比は、約1:1から約10:1、典型的には約1:1から約5:1、そして、より典型的には、約1:1から約3:1である。
本発明は、単にグリホサートの処方を包含するだけでなく、少なくとも1種の共除草活性剤と少なくとも1種:を含む他の除草剤組成物にも関し、そこでは、前記の少なくとも1種の界面活性剤は、本発明の界面活性剤を含む。本発明に係る除草剤組成物は、必要に応じて硫酸アンモニウム、硫酸カリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、尿素、グリセリン、グリコール類、ポリグリコール類、またはそれらの混合物などの他の添加剤を含むことができる。また、本発明は、グリホサート以外の、例えば、アトラジン、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、ジカンバ、グルホシネート、およびパラコートなどの除草活性剤を含む除草剤処方を包含する。
本発明の除草剤組成物は、必要に応じて、次の1種または複数を含むことができる:タロウアミンエトキシラート、迅速燃焼添加剤、湿潤剤、同時使用除草剤、その他の殺虫薬、殺菌剤、殺虫剤、植物の健康剤、他のアミン化合物、例えば、ジメチルアミン、イソプロピルアミン、トリエチルアミン、ジエタノールアミン、染料、顔料、腐食防止剤、増粘剤、分散剤、カルシウム捕捉剤、泡緩和剤もしくは消泡剤、凍結防止剤、溶解度増強成分、流動点降下剤、抗ゲル化剤、pH調整剤、防腐剤、ハイドロトロープ、溶剤、加工助剤、またはそれらの混合物。グリホサート塩と同時使用除草剤の塩との組み合わせは、本発明によって具体的に企図される。好ましくは、本発明のグリホサート組成物に使用される添加剤は、約4〜約7のpHにおける濃縮グリホサートカリウム塩水溶液での十分な溶解性または分散性を有し、所望の濃度を達成することを可能にする。
適切な消泡剤は、シリコン系組成物を含む。組成物の泡緩和剤の例としては、GE Silicones Corporation(Wilton,Conn.)から入手可能なSAG−10が挙げられる。必要に応じて採用される泡緩和剤の量は、処方を調製し、容器に入れる過程および/またはそれの使用の過程で、そうでなければ形成されるかもしれない泡の量を、所望の、そして満足のいくレベルにまで抑制および/または減少させるのに十分な量である。一般的に、泡緩和剤の濃度は、組成物の約0.001重量%から最大約0.05重量%、そして、典型的には、約0.01重量%から約0.03重量%の範囲内であるが、それより多い、または少ない量が使用されてもよい。
本発明の組成物は、典型的には、1またはそれを超える防腐剤を含む。防腐剤は、使用される場合、静黴剤や静菌剤などの殺生物剤を含むが、これらに限定されない。適切な例としては、メチル、エチルおよびプロピルパラベン;短鎖有機酸(例えば、酢酸、乳酸および/またはグリコール酸);ビスグアニジン化合物(例えば、Dantagardおよび/またはGlydant)、短鎖アルコール(例えば、エタノールおよび/またはIPA);すべてRohm and Haas Companyから入手可能な、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(KATHON GC)、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(KATHON ICP)、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(KATHON 886);Boots Company Ltd.からの2−ブロモ−2−ニトロプロパン1,3ジオール(BRONOPOL);ICI PLCからのプロピル−p−ヒドロキシベンゾアート(PROXEL CRL);Zeneca Specialties Co.からの1,2−ベンゾイソチアゾール−3(2H)−オン殺生物剤(PROXEL GXL);Nipa Laboratories Ltd.からのo−フェニル−フェノールNa+塩(NIPASOL M);Dow Chemical Co.からの1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン(DOWICIDE A)と1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド(DOWICIL 75)、およびシス−1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド(CAS番号051229−78−8)を含むDOWICIL 150;Akzo Nobelからの2−プロパノール中の第四級アルキルアンモニウムクロリド(ARQUAD2.8−50);Ciba Geigy A.G.からの2,4,4'−トリクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテル(IRGASAN DP 200);Clariant Corporation (Greensboro,N.C.)から入手可能なベンゾイソチアゾリノンを含むNIPACIDE BIT20DPG、Rohm and Haas Co.(Philadelphia,Pa.)から入手可能なLEGEND MK抗菌殺生物剤、ソルビン酸、およびそれらの混合物などが挙げられる。防腐剤は、組成物の重量の約0.01〜約0.2重量%の範囲で、好ましくは約0.1重量%で本発明の組成物に含まれてもよい。
適当な凍結防止剤は、エチレングリコールおよびプロピレングリコールが含まれ、通常、組成物の約0.1%〜約10%の重量比濃度(例えば、水性濃縮組成物を希釈することにより、または固形組成物を溶解することにより調製される、すぐに使える(RTU)組成物)で存在していてもよい。凍結防止剤は、水溶液の凍結点を下げ、成分が凍結融解のサイクルの過程で結晶化または沈殿しないように組成物の成分の溶解性を維持するために役立つ。
本発明の組成物は、さらにどんな添加剤も加えることなく、一般的に良好な全体的な安定性と粘度特性を示すが、溶解度増強剤(また、一般的に雲点エンハンサーまたは安定剤とも呼ばれる)の添加は、処方特性を著しく改善し得る。溶解度増強剤は、RTU組成物の最大約10%、好ましくは、約0.05〜約10重量%、より好ましくは、約0.1〜約1重量%の量で、エチレングリコールとプロピレングリコールのポリマー誘導体(例えば、200〜1200の平均分子量)、グリセリン、糖類、およびこれらの混合物などを含む。
適当な染料としては、例えば、食品用色素、顔料染料、およびカラメルが挙げられる。
除草剤組成物、すなわち、液体濃縮物、固体濃縮物、およびすぐに使える処方は、さらに同時使用除草剤を含んでもよい。幾つかの好ましい形態では、除草剤組成物は、さらに同時使用除草剤を含むすぐに使えるようにタンクで混合される処方であり、すぐに使えるようにタンクで混合される処方は、従来のグリホサート処方よりもずっと安定である、すなわち、同時使用除草剤の減少した凝集および沈殿により特徴づけられる。
種々の形態において、同時使用除草剤は、当該分野で公知の種々のタイプの同時使用除草剤から選択され、例えば、アリールオキシフェノキシ−プロピオネート類(例えば、クロジナホップ−プロパルギル、ジクロホップ−メチル、フェノキサプロップ−エチル、フルアジホップ−ブチル、ハロキシホップ−メチル、プロパキザホップ、キナゾロホップ−エチル)、シクロヘキサンジオン類(例えば、ブトロキシジム、クレトジム、シクロキシジム、セトキシジム、トラルコキシジム)、スルホニル尿素類(例えば、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン−メチル、クロリムロン−エチル、クロルスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメツルフロン−メチル、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、ハロスルフロン、イマゾスルフロン、メツルフロン、オキサスルフロン、プリミスルフロン、プロスルフロン、ピラゾスルフロン−エチル、リムスルフロン、スルホスルフロン、チフェンスルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリフルスルフロン)、イマダゾリリン類(imadazolilines)(例えば、イマザモックス)、トリアゾロピリミジン類(例えば、フルメツラムおよびメトスラム)、トリアジン類(例えば、アメトリン、アトラジン、シアナジン、デスメトリン、ジメタメトリン、プロメトン、プロメトリン、プロパジン、シマジン、シメトリン、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、トリエタジン)、トリアジノン(例えば、ヘキサジノン、メタミトロン、およびメトリブジン)、ウラシル類(例えば、レナシルおよびターバシル)、ピリダジノン類(例えば、クロリダゾン)、フェニルカルバマート類(例えば、デスメディファムおよびフェンメディファム)、尿素類(例えば、クロロトルロン、ジメフロン、ジウロン、フェヌロン、フルオメツロン、イソプロチュロン、イソウロン、リニュロン、メタベンズチアズロン、メトブロムロン、メトクスロン、モノリニュロン、ネブロン、シデュロン、およびテブチウロン)、アミド類(例えば、プロパニルおよびペンタノクロル)、ニトリル類(例えば、ブロモフェノキシム)、ビピリジリウム類(例えば、ジクワットおよびパラコート)、ジフェニルエーテル類(例えば、ビフェノックス、クロメトキシフェン、フルオログリコフェン−エチル、フォメサフェン、ラクトフェン、およびオキシフルオルフェン)、フェニルピラゾール類(例えば、ピラフルフェン−エチル)、N−フェニルフタルイミド類(例えば、フルミクロラック−ペンチル)、オキサジアゾール類(例えば、オキサジアゾン)、トリアゾリノン類(例えば、アザフェニジン、カルフェントラゾン−エチル、およびスルフェントラゾン)、オキサゾリジンジオン類(例えば、ペントキサゾン)、ピリダジノン類(例えば、ノルフルラゾン)、ピリジンカルボキサミド類(例えば、ジフルフェニカン)、トリケトン類(例えば、メソトリオンおよびスルコトリオン)、イソオキサゾール類(例えば、イソキサフルトール)、ピラゾール類(例えば、ベンゾフェナップ、ピラゾリナート、およびピラゾキシフェン)、ジニトロアニリン類(例えば、ブトラリン、ジニトラミン、エタルフルラリン、およびペンディメタリン)、ピリジン類(例えば、ジチオピル)、安息香酸類(例えば、クロルタール−ジメチル)、カルバマート類(例えば、クロルプロファム、プロファム、およびカルベタミド)、クロロアセタミド類(例えば、アセトクロール、アラクロール、ブタクロール、およびジメタクロール)、ニトリル類(例えば、ジクロベニルおよびクロルチアミド)、ベンゾアミド類(例えば、イソキサベン)、トリアゾロカルボキサミド類(例えば、フルポキサム)、キノリンカルボン酸類(例えば、キンクロラック)、ジニトロフェノール類(例えば、ジノテルブ)、チオカルバマート類(例えば、ブチラート、シクロエート、ジメピペレート、EPTC、エスプロカルブ、モリネート、オルベンカルブ、ペブレート、プロスルホカルブ、チオベンカルブ、チオカルバジル、トリアレート、およびバーノレート)、ホスホロジチオエート類(例えば、ベンスリド)、ベンゾフラン類(例えば、ベンフレセートおよびエトフメセート)、クロロ炭酸類(例えば、TCA)、フェノキシカルボン酸類(例えば、クロメプロップ、2,4−D、2,4−DB、およびMCPA)、安息香酸類(例えば、ジカンバ)、キノリンカルボン酸類(例えば、キンクロラック)、フタルアマートセミカルバゾン類(例えば、ナプタラム)、およびアリールアミノプロピオン酸類(例えば、フラムプロップ−メチル)が挙げられる。
種々の形態では、水溶性同時使用除草剤は、本発明の組成物中に含めることができる。水溶性同時使用除草剤としては、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミトロール、アシュラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニル、クロラムベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)ブタン酸(2,4−DB)、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、ジクワット、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルオロパネート、フォメサフェン、ホサミン、グルホシネート、イマザメス、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、アイオキシニル、4−クロロ−2−メチルフェノキシ酢酸(MCPA)、4−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)ブタン酸(MCPB)、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、パラコート、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6−トリクロロ安息香酸(2,3,6−TBA)、トリクロロ酢酸(TCA)、トリクロピルおよびそれらの水溶性の塩が挙げられる。
種々の他の形態では、それほど水溶性でない同時使用除草剤は、本発明の水性除草剤組成物に組み込まれることができる。そのような同時使用除草剤を含めることは、しばしばアルコキシル化グリセリド界面活性剤に加えて、適切な界面活性剤の十分な量を伴う。さらに、本発明の組成物には、微粉状の水不溶性除草剤が含まれる場合がある。限られた水溶性を有する除草剤の例としては、例えば、アセトクロール、アクロニフェン、アラクロール、アメトリン、アミドスルフロン、アニロホス、アトラジン、アザフェニジン、アジムスルフロン、ベンフルラリン、ベンフレセート、ベンスルフロン−メチル、ベンスリド、ベンゾフェナップ、ビフェノックス、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブタクロール、ブタミホス、ブトラリン、ブトロキシジム、ブチレート、カフェンストロール、カルベタミド、カルフェントラゾン−エチル、クロメトキシフェン、クロルブロムロン、クロリダゾン、クロリムロン−エチル、クロルニトロフェン、クロロトルロン、クロルプロファム、クロルスルフロン、クロルタール−ジメチル、クロルチアミド、シンメチリン、シノスルフロン、クレトジム、クロジナホップ−プロパルギル、クロマゾン、クロメプロップ、クロランスラム−メチル、シアナジン、シクロエート、シクロスルファムロン、シクロキシジム、シハロホップ−ブチル、ダイムロン、デスメディファム、デスメトリン、ジクロベニル、ジクロホップメチル、ジフルフェニカン、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロール、ジメタメトリン、ジメテナミド、ジニトラミン、ジノテルブ、ジフェナミド、ジチオピル、ジウロン、エチルN、N−ジプロピルカルバモチオエート(EPTC)、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エタメツルフロン−メチル、エトフメサート、エトキシスルフロン、エトベンザニド、フェノキサプロップ−エチル、フェヌロン、フラムプロップ−メチル、フラザスルフロン、フルアジホップ−ブチル、フルクロラリン、フルメツラム、フルミクロラック−ペンチル、フルミオキサジン、フルオメツロン、フルオロクロリドン、フルオログリコフェン−エチル、フルポキサム、フルレノール、フルリドン、フルロキシピル−1−メチルヘプチル、フルルタモン、フルチアセット−メチル、ホメサフェン、ハロスルフロン、ハロキシホップ−メチル、ヘキサジノン、イマザモックス、イマゾスルフロン、インダノファン、イソプロチュロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサフルトーレ、イソキサピリホップ、ラクトフェン、レナシル、リニュロン、メフェナセット、メソトリオン、メタミトロン、メタザクロール、メタベンズチアズロン、メチルダイムロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトラクロール、メトスラム、メトクスロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリネート、モノリニュロン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ネブロン、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサスルフロン、オキシフルオルフェン、ペブレート、ペンディメタリン、ペンタノクロール、ペントキサゾン、フェンメディファム、ピペロホス、プレチラクロール、ピリミスルフロン、プロジアミン、プロメトン、プロメトリン、プロパクロール、プロパニル、プロパキザホップ、プロパジン、プロファム、プロピソクロール、プロピザミド、プロスルホカルブ、プロスルフロン、ピラフルフェン−エチル、ピラゾリナート、ピラゾスルフロン−エチル、ピラゾキシフェン、ピリブチカルブ、ピリデート、ピリミノバック−メチル、キンクロラック、キンメラック、キザロホップ−エチル、リムスルフロン、セトキシジム、シデュロン、シマジン、シメトリン、スルコトリオン、スルフェントラゾン、スルホメツロン、スルホスルフロン、テブタム、テブチウロン、テルバシル、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テニルクロール、チアゾピル、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル、トラルコキシジム、トリアラート、トリアスルフロン、トリベニュロン、トリエタジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、およびバーノレートが挙げられる。種々の好ましい形態では、同時使用除草剤は、ジウロン、フルオメツロン、プロメトリン、およびこれらの組み合わせよりなる群から選択される。
除草活性化合物がスルフォニルウレア化合物ではないこれらの形態によれば、同時使用除草剤は、典型的には、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミトロール、アシュラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニル、クロラムベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)ブタン酸(2,4−DB)、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、ジクワット、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパネート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシネート、イマザメス、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、アイオキシニル、4−クロロ−2−メチルフェノキシ酢酸(MCPA)、4−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)ブタン酸(MCPB)、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、パラコート、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6−トリクロロ安息香酸(2,3,6−TBA)、トリクロロ酢酸(TCA)、トリクロピル、アセトクロール、アクロニフェン、アラクロール、アメトリン、アニロホス、アトラジン、アザフェニジン、ベンフルラリン、ベンフレセート、ベンスリド、ベンゾフェナップ、ビフェノックス、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブタクロール、ブタミホス、ブトラリン、ブトロキシジム、ブチレート、カフェンストロール、カルベタミド、カルフェントラゾン−エチル、クロメトキシフェン、クロルブロムロン、クロリダゾン、クロルニトロフェン、クロロトルロン、クロルプロファム、クロルタール−ジメチル、クロルチアミド、シンメチリン、クレトジム、クロジナホップ−プロパルギル、クロマゾン、クロメプロップ、クロランスラム−メチル、シアナジン、シクロエート、シクロキシジム、シハロホップ−ブチル、ダイムロン、デスメディファム、デスメトリン、ジクロベニル、ジクロホップ−メチル、ジフルフェニカン、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロール、ジメタメトリン、ジメテナミド、ジニトラミン、ジノテルブ、ジフェナミド、ジチオピル、ジウロン、エチルN,N−ジプロピルカルバモチオエート(EPTC)、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エトフメサート、エトベンザニド、フェノキサプロップ−エチル、フェヌロン、フラムプロップ−メチル、フルアジホップ−ブチル、フルクロラリン、フルメツラム、フルミクロラック−ペンチル、フルミオキサジン、フルオメツロン、フルオロクロリドン、フルオログリコフェン−エチル、フルポキサム、フルレノール、フルリドン、フルロキシピル−1−メチルヘプチル、フルルタモン、フルチアセット−メチル、ホマサフェン、ハロキシホップ−メチル、ヘキサジノン、イマザモックス、インダノファン、イソプロチュロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサフルトーレ、イソキサピリホップ、ラクトフェン、レナシル、リニュロン、メフェナセット、メソトリオン、メタミトロン、メタザクロール、メタベンズチアズロン、メチルダイムロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトラクロール、メトスラム、メトクスロン、メトリブジン、モリネート、モノリニュロン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ネブロン、ノルフルラゾン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペブレート、ペンディメタリン、ペンタクロール、ペントキサゾン、フェンメディファム、ピペロホス、プレチラクロール、プロジアミン、プロメトン、プロメトリン、プロパクロール、プロパニル、プロパキザホップ、プロパジン、プロファム、プロピソクロール、プロピザミド、プロスルホカルブ、ピラフルフェン−エチル、ピラゾリナート、ピラゾキシフェン、ピリブチカルブ、ピリデート、ピリミノバック−メチル、キンクロラック、キンメラック、キザロホップ−エチル、セトキシジム、シデュロン、シマジン、シメトリン、スルコトリオン、スルフェントラゾン、テブタム、テブチウロン、テルバシル、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テニルクロール、チアゾピル、チオベンカルブ、チオカルバジル、トラルコキシジム、トリアラート、トリエタジン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、バーノレート、および塩ならびにそれらの組み合わせよりなる群から選択される。
さらに、本発明によれば、処方は、4−クロロフェノキシ酢酸(4−CPA)またはその塩、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)またはその塩、3,4−ジクロロフェノキシ酢酸(3,4−DA)またはその塩、4−クロロ−2−メチルフェノキシ酢酸(MCPA)またはその塩、2,4,5−トリクロロフェノキシ酢酸(2,4,5−T)またはその塩、2−(3−クロロフェノキシ)プロパン酸(クロプロップ)またはその塩、2−(4−クロロフェノキシ)プロパン酸(4−CPP)またはその塩、2−(2,4−ジクロロフェノキシ)プロパン酸(ジクロルプロップ)またはその塩、2−(3,4−ジクロロフェノキシ)プロパン酸(3,4−DP)またはその塩、2−(2,4,5−トリクロロフェノキシ)プロパン酸(フェノプロップ)またはその塩、2−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)プロパン酸(メコプロップ)またはその塩、4−(4−クロロフェノキシ)ブタン酸(4−CPB)またはその塩、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)ブタン酸(2,4−DB)またはその塩、4−(3,4−ジクロロフェノキシ)ブタン酸(3,4−DB)またはその塩、4−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)ブタン酸(MCPB)またはその塩、4−(2,4,5−トリクロロフェノキシ)ブタン酸(2,4,5−TB)またはその塩、3−アミノ−2,5−ジクロロ安息香酸(クロラムベン)またはその塩、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸(ジカンバ)またはその塩、2,3,6−トリクロロ安息香酸(2,3,6−TBA)またはその塩、2,3,5−トリクロロ−6−メトキシ安息香酸(トリカンバ)またはその塩、4−アミノ−3,6−ジクロロ−2−ピリジンカルボン酸(アミノピラリド)またはその塩、3,6−ジクロロ−2−ピリジンカルボン酸(クロピラリド)またはその塩、4−アミノ−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジンカルボン酸(ピクロラム)またはその塩、3,5,6−トリクロロ−2−ピリジニル−オキシ酢酸(トリクロピル)またはその塩、およびそれらの組み合わせよりなる群から選択される同時使用除草剤を含んでもよい。
特定の同時使用除草剤、または処方中に存在する同時使用除草剤の組み合わせに関係なく、適用混合物の1またはそれを超える同時使用除草剤の濃度は、典型的には、約0.25〜約1.0重量%、そして、より典型的には、約0.5〜約1.0重量%である。追加的にまたは代替的に、1またはそれを超える同時使用除草剤に対するグリホサート(a.e.)の重量比は、典型的には、約0.5〜約4.0、そして、なおさらに典型的には、約1.0〜約2.0である。
本発明の処方に含むことができる水不溶性殺菌剤としては、例えば、トリアゾール類、ストロビルリン類、アシルアミノ酸類、ピリミジン類、ピリジン類、アリールフェニルケトン類、アミド類、ベンゾアニリド類、イミダゾール類、ジニトロフェノール類、モルホリン類、フェニルスルファミド類、および有機リン系殺菌剤などの属により定義されるものを含む。例としては、ベナラキシル、ベンラキシル−M(benlaxyl−M)、ブロムコナゾール、ブピリメート、シフルフェナミド、ジフェノコナゾール、ジノブトン、ドデモルフ、ドデモルフアセテート、フェノキサニル、フルシラゾール、フルトラニル、イマザリル、イミベンコナゾール、イプコナゾール、イソプロチオラン、クレソキシム−メチル、マンジプロパミド、メプロニル、メトコナゾール、メトラフェノン、ペンコナゾール、ピコキシストロビン、プロクロラズ、ピラクロストロビン、ピラゾホス、シルチオファム、テブコナゾール、トルクロホス−メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、およびトリフロキシストロビンが挙げられる。適切な水不溶性殺菌剤は、ベナラキシル、ベンラキシル−M(benlaxyl−M)、ドデモルフアセテート、フルトラニル、イプコナゾール、クレソキシム−メチル、メトコナゾール、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、およびテブコナゾールを含む。
本発明の処方に含むことができる水不溶性の殺虫剤としては、例えば、有機リン系、昆虫成長調節因子(例えば、キチン合成阻害剤、幼若ホルモン模倣物、ならびに脱皮ホルモン、阻害剤および模倣物)、ピレスロイド類、フタルイミド類、ピラゾール類、有機塩素系、カルバマート類およびニコチノイド類などの属で定義されるものが挙げられる。幾つかの好ましい殺虫剤は、アジンホス−エチル、β−シペルメトリン、クーマホス、フェノキシカルブ、ピリダフェンチオン、ピリミジフェン、およびテトラメトリンを含むが、これらに限定されない。
本発明の処方は、一般に、上記に概説したように調製されたグリホサート塩溶液を、ブレンダーなどの適切な撹拌混合容器内で他の成分と一緒に混合して、調製することができる。界面活性剤の濃度は、約2〜約20重量%の範囲とすることができ、別の形態では、約4〜約10重量%の範囲とすることができる。
本発明の種々の形態は、1またはそれを超えるアルコキシル化グリセリドと共にグリホサートを含む水性濃縮組成物に向けられる。本発明の除草剤濃縮物は、グリホサート、水、界面活性剤、他の必要な量を組み合わせて、成分を完全に混合するために撹拌または循環の必要量をもたらす機械的な攪拌機または任意の他の適切な容器または装置を使用して混合しながら、調製することが可能である。出発物質の添加の順序は、最終的な濃縮物の安定性にとって狭義には重要ではない。一般的に、水性濃縮物は、少なくとも約20重量%の濃度で、典型的には、少なくとも約25重量%、そして、より典型的には、少なくとも約30重量%の濃度でグリホサート(a.e.)を含むことが可能である。さらにこれらの形態によれば、アルコキシル化グリセリドは、少なくとも約1重量%、少なくとも約5重量%、または少なくとも約10重量%の濃度で存在し得る。
例えば、本発明に係る典型的な水性濃縮物は、約20〜約50重量%、約30〜約45重量%、または約35〜約40重量%の範囲でのグリホサート酸当量を含む。これらおよび種々の他の有利な形態に従って、水性濃縮物は、典型的には、約1.2〜約22.5重量%、約5〜約20重量%、約10〜約15重量%の総アルコキシル化グリセリド界面活性剤を含む。本発明の水性濃縮物は、典型的には、少なくとも1種のアルコキシル化モノグリセリド(1−モノグリセリドおよび/または2−モノグリセリド)を約1.5〜約10重量%、または約2.5〜約7.5重量%の濃度で含む。これらおよび他の種々の好ましい形態では、本発明の水性濃縮物は、典型的には、少なくとも1種のアルコキシル化ジグリセリド(1,2−ジグリセリドおよび/または1,3−ジグリセリド)を約1.5〜約10重量%、または約2.5〜約7.5重量%の濃度で含む。
雑草の防除のための田畑への適用のために、本発明に係る典型的な処方は、約0.1〜18重量%、典型的には、0.1〜5重量%、より典型的には、0.2〜3重量%、最も一般的には、0.5〜2重量%の範囲でのグリホサート酸当量を含む。しかし、例えば、約2〜約15重量%の界面活性剤の範囲にある強い混合物は、ある種の適用によっては望ましい場合がある。
本発明の固体濃縮物は、また、徹底的に成分を混合するために、機械的攪拌機、ボールミル、または攪拌もしくは循環の必要な量をもたらす任意の他の適切な容器もしくは装置を使用してグリホサート、界面活性剤、他の必要な量を組み合わせることにより調製することもできる。固形濃縮物を調製する材料の添加の順序は、最終的な濃縮物の安定性にとって狭義には重要ではない。すぐに使用できる本発明の組成物(すなわち、RTU組成物)は、水性除草剤濃縮物を希釈する、あるいは固体濃縮物を適切な量の水で溶解することにより調製することができる。本発明は、また、本明細書に記述されたRTUまたは希釈濃縮物処方の除草剤有効量を処置すべき植物の茎葉に噴霧またはそうでなければ塗布することにより、雑草または他の不要植物を枯らしたり、あるいは防除したりする方法にも向けられる。本発明に含まれる除草剤噴霧組成物は、当業者に周知の適切な方法のいずれかにより、処置すべき植物の茎葉に適用することができる。幾つかの形態では、RTU組成物は、ユーザーが手で運ぶのに適したポータブル容器にパッケージされており、手動により噴霧形態で容器から組成物を処置すべき植物の茎葉上に放出するための装置が装着されている。
本発明の組成物は、広範囲の植物の成長を止めるか、あるいは防除するために使用することができる。特に重要な一年生双子葉植物種は、限定されるものではないが、以下のものが挙げられる:ベルベットリーフ(Abutilon theophrasti)、アカザ(Amaranthus spp.)、アメリカスズカケノキ(Borreria spp.)、ナタネ、西洋アブラナ、カラシナなど(Brassica spp.)、ツユクサ(Commelina spp.)、オランダフウロ(Erodium spp.)、ヒマワリ(Helianthus spp.)、アサガオ(Ipomoea spp.)、ホウキギ(Kochia scoparia)、ゼニアオイ(Malva spp.)、野生ソバ、ヒメツルソバなど(Polygonum spp.)、スベリヒユ(Portulaca spp.)、ロシアンアザミ(Salsola spp.)、シダ(Sida spp.)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)およびオナモミ(Xanthium spp.)。
本発明の組成物を用いて、枯らしたり、あるいは防除したりすることができる特に重要な一年生単子葉植物種は、制限されることなく、以下のものが挙げられる:カラスムギ(Avena fatua)、ヒメイワダレソウ(Axonopus spp.)、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)、メヒシバ(Digitaria spp.)、ケイヌビエ(Echinochloa crus−galli)、オヒシバ(Eleusine indica)、一年草ライグラス(Lolium multiflorum)、イネ(Oryza sativa)、オットクロア(ottochloa)(Ottochloa nodosa)、バヒアグラス(Paspalum notatum)、カナリーグラス(Phalaris spp.)、スズメノテッポウ(Setaria spp.)、コムギ(Triticum aestivum)およびトウモロコシ(Zea mays)。
本発明の組成物をその防除のために用いることができる特に重要な多年生双子葉植物種としては、制限されることなく、以下のものが挙げられる:ヨモギ(Artemisia spp.)、トウワタ(Asclepias spp.)、カナダアザミ(Cirsium arvense)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)およびクズ(Pueraria spp.)。
本発明の組成物をその防除のために用いることができる特に重要な多年生単子葉植物種としては、制限されることなく、以下のものが挙げられる:ビロードキビ属(Brachiaria spp.)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、シバムギ(Elymus repens)、チガヤ(Imperata cylindrica)、ペレニアルライグラス(Lolium perenne)、ギニアグラス(Panicum maximum)、ダリスグラス(Paspalum dilatatum)、アシ(Phragmites spp.)、ジョンソングラス(Sorghum halepense)およびガマ(Typha spp.)。
本発明の組成物をその防除のために用いることができる他の特に重要な多年生植物種としては、制限されることなく、以下のものが挙げられる:スギナ(Equisetum spp.)、ワラビ(Pteridium aquilinum)、ブラックベリー(Rubus spp.)およびハリエニシダ(Ulex europaeus)。
一般的に、本発明の種々の形態は、望ましくない植物に有効量の除草剤処方を適用することを含む、望ましくない植物の防除方法に向けられる。本発明のグリホサート処方は、所望の効果を与えるのに十分な施用割合で植物の茎葉に適用する必要がある。施用割合は、通常、処理される土地の単位面積当たりのグリホサートae量として表記され、例えば、ヘクタール当たりのグラムae(g a.e./ha)として表記される。本発明の実施に使用される適切な除草剤的に有効な塗布や噴霧の割合は、特定の組成や有効成分の濃度、所望の効果、処理される植物種、天候、およびその他の要因によって異なる。何が「所望の効果」を構成するかは、グリホサートの製品を研究、開発、市場化、および使用する人々の標準や慣行に従って変化する。例えば、成長の減少や枯死率によって測定される植物種の少なくとも85%の防除を一貫性と信頼性でもって与える、単位面積当たりに適用されるグリホサートa.e.の量は、しばしば商業的に有効な割合を定義するために使用される。
本発明の好ましい組成物は、グリホサートの市販の標準処方と比較して同等の除草効果を提供する。本明細書で使用する「除草効果」は、(1)枯らすこと、(2)成長、再生または増殖を阻害すること、および(3)植物の発生や活動を除去、破壊、またはそうでなければ減少させることの1またはそれを超える作用を含むことができる植物の成長のコントロールの任意の観察し得る尺度を指す。
本発明の処方などの特定のグリホサート処方のために生物学的に有効な施用割合を選択することは、通常の農業科学者の技術の範囲内である。当業者は、個々の植物の状態、天候、そして成長条件だけでなく、同様に、選択した特定の処方が、本発明を実施する際に達成される生物学的有効性の度合いに影響を与えるであろうことを認識している。従って、有用な施用割合は、上記の条件のすべてに依存し得る。多くの情報が、グリホサート処方の適切な施用割合について一般的に知られている。20年に渡るグリホサートの使用およびそのような使用に関連する公表された研究は、そこから雑草防除の実践者が、特定の環境条件の特定の成長段階での特定の種に対する除草的に効果があるグリホサートの施用割合を選択できる豊富な情報を提供してきた。
本発明の希釈組成物による散布噴霧、定方向噴霧または茎葉の拭き取りを含む種々の適用方法が使用され得る。望ましい制御の程度、植物の年齢および種、天候条件および他の要因によって、より大きい量またはより少ない量が適用され得るが、典型的には、グリホサートの施用割合は、約0.1〜約10kg a.e./haおよび好ましくは、約0.25〜約2.5kg a.e./haの除草的に効果的な量である。
前述のように、処方はグリホサートアンモニウム塩、グリホサートジアンモニウム塩、グリホサートナトリウム塩、グリホサートカリウム塩、グリホサートイソプロピルアンモニウム塩、およびそれらの組み合わせよりなる群から選択されるグリホサートの塩を含むことができる。他の適切なグリホサート塩は、モノエタノールアミン(MEA)塩、ジエタノールアミン(DEA)塩、トリエタノールアミン(TEA)塩、トリメシウム(TMS)塩、およびそれらの組み合わせを含む。
種々の好ましい形態において、本発明の水性濃縮物処方は、グリホサートアンモニウム塩を含む。種々の他の好ましい形態では、本発明の水性濃縮物処方は、グリホサートカリウム塩を含む。一般的に、使用のために希釈される水性濃縮物処方は、少なくとも320、少なくとも400、少なくとも500、または少なくとも600g a.e./Lのグリホサートカリウム塩の負荷量を有する。グリホサートカリウム塩含有処方は、典型的には10℃および45/sの剪断速度において、約800センチポイズ(cPs)以下、約600cPs以下、約400cPs以下、約300cPs以下、または約200cPs以下の粘度を有する。これらの範囲内での処方の粘度は、標準的な条件(例えば、標準的なポンプ装置でのポンピング)の下での処方の加工を容易にするために一般的に好ましい。追加的にまたは代替的に、グリホサートカリウム塩含有処方は、典型的には、少なくとも約1.050、少なくとも約1.150、少なくとも約1.250、少なくとも約1.350、または少なくとも約1.450g/リットルの密度を有する。
さらに別の好ましい形態では、処方はグリホサートイソプロピルアンモニウム塩を含む。処方はまた、グリホサートカリウム塩とグリホサートイソプロピルアンモニウム塩の混合物を含んでもよく、例えば、約90:10と約10:90(例えば、約70:30と約30:70の間)の間のモル比でグリホサートカリウム塩とグリホサートイソプロピルアンモニウム塩を含む。
種々の他の好ましい形態では、処方は、グリホサートのモノエタノールアミン(MEA)塩を含む。好ましくは、このような形態によれば、処方は、少なくとも400、少なくとも約500、または少なくとも約600g a.e./LのMEAグリホサート塩の負荷量を有する。
上記に基づき、種々の好ましい形態による除草剤処方は、1またはそれを超える以下の事項によって特徴付けられる:(i)約50:50(重量比)より大きいモノ:ジの比率を有するエトキシル化モノおよびジグリセリドの混合物;および/または(ii)少なくとも約180g a.e./Lのグリホサート含有量;および/または(iii)アルコキシル化モノおよびジグリセリド界面活性剤の合計に対する約1:1と約30:1の間のグリホサート(a.e.)の重量比;および/または(iv)約360〜約600g a.e./Lの範囲のグリホサートの濃度、およびアルコキシル化グリセリド界面活性剤に対するグリホサート(重量% a.e.)の約2:1から約25:1の重量比。
定義
本明細書中で使用される用語「ヒドロカルビル」は、元素の炭素と水素のみからなる有機化合物や残基を表す。これらの部分は、アルキル、アルケニル、アルキニル、およびアリール部分を含む。これらの部分はまた、アルカリール、アルケナリールおよびアルキナリールなどの他の脂肪族または環状炭化水素基で置換された、アルキル、アルケニル、アルキニル、およびアリール部分を含む。特に断りのない限り、これらの部分は、好ましくは1〜30の炭素原子を含む。
本明細書中で使用される用語「ヒドロカルビレン」は、有機化合物の他の残基にその両端で結合した残基を表し、それは、元素の炭素と水素のみからなる。これらの部分は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、およびアリーレン部分を含む。これらの部分はまた、アルカリール、アルケナリールおよびアルキナリールなどの他の脂肪族または環状炭化水素基で置換された、アルキル、アルケニル、アルキニル、およびアリール部分を含む。特に断りのない限り、これらの部分は、好ましくは1〜30の炭素原子を含む。
本明細書中で使用される用語「置換ヒドロカルビル」は、炭素以外の少なくとも1の原子で置換されているヒドロカルビル部分を表し、それは、炭素鎖の原子が、窒素、酸素、ケイ素、リン、ホウ素、硫黄、またはハロゲン原子などのヘテロ原子で置換された部分を含む。これらの置換基は、ハロゲン、複素環、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、ケタール、アシル、アシルオキシ、ニトロ、アミノ、アミド、シアノ、チオール、アセタール、スルホキシド、エステル、チオエステル、エーテル、チオエーテル、ヒドロキシアルキル、尿素、グアニジン、アミジン、ホスファート、アミンオキシド、および第四級アンモニウム塩を含む。
本明細書中で記述される「置換ヒドロカルビレン」部分は、炭素以外の少なくとも1つの原子で置換されているヒドロカルビレン部分であり、それは、炭素鎖の原子が、窒素、酸素、ケイ素、リン、ホウ素、硫黄、またはハロゲン原子などのヘテロ原子で置換された部分を含む。これらの置換基は、ハロゲン、複素環、アルコキシ、アルケノキシ、アルキノキシ、アリールオキシ、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、ケタール、アシル、アシルオキシ、ニトロ、アミノ、アミド、シアノ、チオール、アセタール、スルホキシド、エステル、チオエステル、エーテル、チオエーテル、ヒドロキシアルキル、尿素、グアニジン、アミジン、ホスファート、アミンオキシド、および第四級アンモニウム塩を含む。
特に断りのない限り、本明細書に記載のアルキル基は、好ましくは、主鎖に1〜18の炭素原子を含み、最大30の炭素原子を含む低級アルキルである。それらは、直鎖もしくは分枝鎖または環状であってよく、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシルなどが挙げられる。
特に断りのない限り、本明細書に記載のアルケニル基は、好ましくは、主鎖に2〜18の炭素原子を含み、最大30の炭素原子を含む低級アルケニルである。それらは、直鎖もしくは分枝鎖または環状であってよく、エテニル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル基、ヘキセニルなどを挙げることができる。特に断りのない限り、本明細書に記載のアルキニル基は、好ましくは、主鎖に2〜18の炭素原子を含み、最大30の炭素原子を含む低級アルキニルである。それらは、直鎖または分枝鎖であってよく、エチニル、プロピニル、ブチニル、イソブチニル、ヘキシニルなどを挙げることができる。本明細書中で単独でまたは他の基の一部として使用される用語「アリール」は、場合により置換された同素環芳香族基を表し、好ましくは、フェニル、ビフェニル、ナフチル、置換フェニル、置換ビフェニルまたは置換ナフチルなどの,環部分に6〜12の炭素を含有する単環式または二環式の基である。フェニルおよび置換フェニルが、より好ましいアリールである。
本明細書中で使用される用語「アラルキル」は、ベンジルなどのアルキルとアリールの両方の構造を含む基を表す。
本明細書で使用する場合、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびアラルキル基は、炭素以外の少なくとも1の原子で置換されることができ、それは、そこで炭素鎖の原子が窒素、酸素、ケイ素、リン、ホウ素、硫黄、またはハロゲン原子などのヘテロ原子で置換された部分を含む。これらの置換基は、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、アミド、ニトロ、シアノ、スルホキシド、チオール、チオエステル、チオエーテル、エステル、およびエーテル、または処方の貯蔵安定性に悪影響を与えないで、グリホサートカリウム塩処方における界面活性剤の相容性および/またはその有効性の向上を高めることができる任意の他の置換基を含む。
本明細書中で単独でまたは他の基の一部として使用される用語「ハロゲン」または「ハロ」は、塩素、臭素、フッ素、およびヨウ素を意味する。フッ素置換基は、界面活性剤化合物でしばしば好まれる。
本明細書中で単独でまたは他の基の一部として使用される用語「環状」は、少なくとも1つの閉じた環を有する基を表し、そして、脂環式基、芳香族基(アレーン)および複素環式基を含む。
本明細書中で単独でまたは他の基の一部として使用される用語「アシル」は、有機カルボン酸、例えば、RC(O)−(式中、Rは、R1、R1O−、R1R2N−、またはR1S−であり、R1は、ヒドロカルビル、ヘテロ置換ヒドロカルビル、または複素環であり、そして、R2は、水素、ヒドロカルビル、または置換ヒドロカルビルである)の−COOH基から水酸基を除去することによって形成される部分を表す。
本発明は、次に以下の非限定的な実施例によって説明される。
実施例1
小麦の防除率(%)が、処理後28日間にわたってジョージア大学の研究施設によって得られた。6つの試料は、同じ条件下で比較された。界面活性剤ブレンドに対するグリホサート酸の重量比は、2:1(a.e.)である。採用噴霧率は、6つすべての試料において、710gと355gグリホサートa.e./ヘクタール(ha)であった。試料番号1は、陰性(ベースライン)対照としてグリホサート単独を含む。2番目の試料は、グリホサートとタロウアミン−15EOを含んでおり、タロウアミン−15EOは、グリホサート処方に対して最も一般的で効果的な界面活性剤の一つであるので、それを陽性対照として使用した。残り4つの試料は、本発明によるグリホサートと種々のエトキシル化モノ/ジグリセリドを含んだ。
Figure 0005620930
HO−(CH2CH2O)n−中の80、200、30、または7の繰り返し単位nを含むポリエチレングリコール
** Evonikより入手可能
本発明に従ってエトキシル化モノ/ジグリセリド界面活性剤を含む4つすべてのグリホサートの試料は、界面活性剤なしの最初のグリホサートの試料と比較して改善された効果を示したことが、データから見ることができる。710g a.e./haの割合で、モノ/ジグリセリドを含む4つすべての試料がタロウアミン−15EOを含む試料に同様の有効性を示した。355g a.e./haの割合では、PEG−80グリセリルココエートを含む試料のみが、タロウアミン−15EOを含む試料に同様の有効性を示した。
実施例2
小麦の防除率(%)は、処理後28日間にわたってジョージア大学の研究施設によって得られた。6つの試料は、同じ条件下で比較された。ここに示されている噴霧割合は、6つすべての試料で475g a.e./haであった。試料番号1は、陰性(ベースライン)対照としてグリホサート単独を含む。試料番号2は、グリホサートとタロウアミン−15EOを含んでおり、そして、それを陽性対照として使用した。残り4つの試料は、本発明に従ってグリホサートと種々のエトキシル化モノ/ジグリセリドを含んだ。試料4は、試料5の2倍多くの界面活性剤を含んでいた。
Figure 0005620930
** HO−(CH2CH2O)n−中の7、80、または35の繰り返し単位nを含むポリエチレングリコール
データから分かるように、本発明に従ってエトキシル化モノ/ジグリセリド界面活性剤を含む4つすべてのグリホサートの試料は、界面活性剤なしの最初のグリホサートの試料と比較して改善された効果を示し、モノ/ジグリセリドを含む4つすべての試料は、タロウアミン−15EO(TD−20A)を含む試料と同様の有効性を示した。試料4は、試料5の2倍多くの界面活性剤を含んでいたけれども、試料4と5は同じような効果を有した。
実施例3
水性濃縮物の組成物は、重量%で報告されたグリホサートカリウム塩、および本発明のアルコキシル化グリセリドの界面活性剤を含んで調製される。アルコキシル化グリセリドの界面活性剤は、本明細書で詳述される任意のモノ/ジグリセリドアルコキシレートの形態であってもよい。組成物はまた、随意の界面活性剤(界面活性剤2)、随意のシリコン系消泡剤、および随意の染料を含んでもよい。表3は、
(i)グリホサートカリウム塩;
(ii)アルコキシル化グリセリド界面活性剤;
(iii)界面活性剤2;
(iv)消泡剤;および
(v)染料
の組み合わせを含む組成物のための詳細を示す。
界面活性剤2は、当業者に周知の、および/または本明細書の別の場所で記述されるカチオン性、アニオン性、非イオン性、および両性の界面活性剤を含む。消泡剤は、本明細書の別の場所で記述されるシリコン系消泡剤を含む当該技術分野で公知のものを含んでよい。染料は、一般に、液体染料、食品等級の染料、顔料色素、およびカラメルを含む当該分野で公知のものを含むことが可能である。
この実施例は、グリホサートカリウム塩を含む処方を詳述しているが、上記のタイプの適切な組成物は、また、例えば、ナトリウム塩、アンモニウム塩、ジアンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、およびジメチルアミン塩を含む他のグリホサート塩を含んで調製することが可能である。
Figure 0005620930
アルコキシル化グリセリド界面活性剤成分について、ジグリセリドに対するモノグリセリドの重量比は、約50:50(例えば、約60:40から約99:1、約65:35から約95:5、または約70:30から約90:10)より大きくてもよい。また、ジグリセリドに対するモノグリセリドの重量比は、本発明の範囲から逸脱することなく、50:50より少なくてもよいことを理解すべきである。
実施例4
水性濃縮組成物は、重量%で報告されたイソプロピルアンモニウム(IPA)グリホサート塩、および本明細書で詳述される任意のモノ/ジグリセリドアルコキシレートの形態での本発明のアルコキシル化グリセリドの界面活性剤を含んで調製される。組成物はまた、実施例3および本明細書の他の箇所で詳述されるタイプの随意の界面活性剤(界面活性剤2)、実施例3および本明細書の他の箇所で詳述される随意のシリコン系消泡剤、および/または実施例3および本明細書の他の箇所で詳述される随意の染料を含んでもよい。
Figure 0005620930
アルコキシル化グリセリド界面活性剤成分について、ジグリセリドに対するモノグリセリドの重量比は、約50:50(例えば、約60:40から約99:1、約65:35から約95:5、または約70:30から約90:10)より大きくてもよい。また、ジグリセリドに対するモノグリセリドの重量比は、本発明の範囲から逸脱することなく、50:50より少なくてもよいことを理解すべきである。
実施例5
ドライ処方は、重量%で報告されたアンモニウムグリホサート塩および本発明のアルコキシル化グリセリドの界面活性剤を含んで調製される。アルコキシル化グリセリドの界面活性剤は、本明細書で詳述される任意のモノ/ジグリセリドアルコキシレートの形態であってもよい。組成物はまた、随意の界面活性剤(界面活性剤2)、および種々の他の成分(例えば、充填剤、結合剤、シリコン系消泡剤、安定剤、および染料)を含んでもよい。
表5は、
(i)アンモニウムグリホサート;
(ii)アルコキシル化グリセリド界面活性剤;
(iii)界面活性剤2;
(iv)充填剤;
(v)結合剤;
(vi)消泡剤;
(vii)安定剤;および
(v)染料
の組み合わせを含む組成物についての詳細を提供する。
界面活性剤2、消泡剤、および染料は、一般的に実施例3または本明細書中の他の箇所で説明されるものを含む当該分野で公知のものを含んでもよい。充填剤と結合剤は、除草剤処方の使用に適するとして当該分野で公知のいずれのものであってもよい。
この実施例は、グリホサートのアンモニウム塩を含む処方を詳述しているが、上記のタイプの適切な組成物は、また、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、ジアンモニウム塩、モノエタノールアンモニウム塩、およびジメチルアンモニウム塩を含む他のグリホサート塩を含んで調製されてもよい。
Figure 0005620930
アルコキシル化グリセリドの界面活性剤成分について、ジグリセリドに対するモノグリセリドの重量比は、約50:50(例えば、約60:40から約99:1、約65:35から約95:5、または約70:30から約90:10)より大きくてもよい。また、ジグリセリドに対するモノグリセリドの重量比は、本発明の範囲から逸脱することなく、50:50より少なくてもよいことを理解すべきである。
実施例6
ドライ処方は、重量%で報告されているグリホサートアンモニウム塩、別の有効成分、および本発明のアルコキシル化グリセリド界面活性剤を含んで調製される。アルコキシル化グリセリド界面活性剤は、本明細書で詳述される任意のモノ/ジグリセリドアルコキシレートの形態であってもよい。
追加の有効成分は、当該分野で公知の、および/または本明細書中の他の箇所で詳述される同時使用除草剤、殺菌剤、または植物の健康薬の形態であってもよい。
本組成物はまた、実施例3と5や本明細書の他の場所に記述される随意の界面活性剤(界面活性剤2)、および種々の他の成分(例えば、充填剤、結合剤、シリコン系消泡剤、安定剤、および染料)を含むことも可能である。
Figure 0005620930
アルコキシル化グリセリド界面活性剤成分について、ジグリセリドに対するモノグリセリドの重量比は、約50:50(例えば、約60:40から約99:1、約65:35から約95:5、または約70:30から約90:10)より大きくてもよい。また、ジグリセリドに対するモノグリセリドの重量比は、本発明の範囲から逸脱することなく、50:50より少なくてもよいことを理解すべきである。

Claims (5)

  1. グリホサートまたはその塩と、少なくとも1のアルコキシル化モノグリセリド、少なくとも1のアルコキシル化ジグリセリド、またはアルコキシル化モノ−およびジグリセリドの混合物を含む界面活性剤とを含む除草剤処方であって、ここに該少なくとも1のアルコキシル化モノグリセリド、少なくとも1のアルコキシル化ジグリセリド、またはそれらの混合物が式:
    Figure 0005620930

    [式中、各R基は、独立して、C 8 −C 22 の線状または分枝型の飽和または不飽和脂肪族基から選択され;各Aはエチレン基であり;x、yおよびzの各々は、独立して、0ないし200の整数から選択されるが、但し、x+y+zは5ないし200である]
    に対応するモノおよびジグリセリドを含む除草剤処方
  2. グリホサート塩が、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、イソプロピルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリメシウム塩およびそれらの混合物よりなる群から選択される請求項記載の処方。
  3. グリホサートイソプロピルアンモニウムを含む請求項記載の処方。
  4. アルコキシル化グリセリド界面活性剤に対するグリホサート(重量% a.e.)の重量比が3.5:1ないし8:1である請求項1〜3のいずれか1項に記載の処方。
  5. 望ましくない植物に請求項1〜4のいずれか1項に記載の有効量の除草剤処方を適用することを含む望ましくない植物を制御する方法。
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