JP5620620B1 - バイアス電圧発生装置及び超音波診断システム - Google Patents

バイアス電圧発生装置及び超音波診断システム Download PDF

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Abstract

バイアス電圧発生装置は、静電容量型振動子を用いて被検体との間で超音波の送受信を行うために送信信号を発生する送信回路と受信信号に対する処理を行う受信回路とを内蔵した超音波観測装置と共にその外部に配置されて使用され、静電容量型振動子に印加するバイアス電圧を生成するための充電可能な二次電池を備え、バイアス電圧を生成するバイアス電圧用電源回路と、超音波観測装置の外部に出力される送信信号と超音波観測装置の内部に入力される受信信号にバイアス電圧を重畳するバイアス電圧重畳部と、を備える。

Description

本発明は静電容量型振動子を用いて超音波観測を行うためのバイアス電圧発生装置及び超音波診断システムに関する。
近年、体腔内に挿入部を挿入して、患部等に対して超音波を送受信する超音波プローブを備えた超音波診断システムが広く用いられるようになっている。
また、超音波を送受信する振動子として、圧電素子を用いた超音波プローブの他に、静電容量型振動子を用いた超音波プローブも採用されるようになっている。圧電素子を搭載した超音波プローブの場合、送信信号発生手段と受信信号処理手段とは超音波観測装置側に設けられる。
静電容量型振動子を用いた場合には、圧電素子を用いた場合には不必要であった、高電圧の直流バイアス電圧を送信信号と受信信号に重畳することが必要になる。このため、静電容量型振動子を搭載した超音波プローブと共に使用される超音波観測装置は、圧電素子用の超音波観測装置の場合の構成において、さらに直流バイアス電圧を発生する直流バイアス電圧発生回路を内蔵する。
これに対して、日本国特開2007−97760号公報の従来例には、半導体基板に静電容量型振動子を形成すると共に、直流バイアス電圧を発生する直流バイアス電圧手段を設け、さらに送信信号(駆動信号)を発生する送信信号発生手段を内蔵した超音波プローブ装置が開示され、この装置を小型化できるようにしている。
しかしながら、上記従来例は、圧電素子を搭載した超音波プローブを接続して(超音波診断に)使用する超音波観測装置に、接続できるようなコネクタを採用してもその超音波観測装置と共に使用することができない。つまり、従来例は、上記超音波プローブ装置専用の超音波観測装置が必要になる。
従って、従来例は、圧電素子を用いた振動子を搭載した超音波プローブと共に使用される既存の超音波観測装置の他に、専用の超音波観察装置が必要になる欠点がある。
このため、圧電素子用の超音波観測装置を用いた場合にも超音波診断に利用できる等、広い適用性を有する装置が望まれる。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、圧電素子用の超音波観測装置を用いても静電容量型振動子を搭載した超音波プローブによって超音波診断を行うことができるバイアス電圧発生装置及び超音波診断システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るバイアス電圧発生装置は、静電容量型振動子を用いて被検体との間で超音波の送受信を行うために送信信号を発生する送信回路と受信信号に対する処理を行う受信回路とを内蔵した超音波観測装置と共に前記超音波観測装置の外部に配置されて使用されるバイアス電圧発生装置であって、前記静電容量型振動子に印加するバイアス電圧を生成するための充電可能な二次電池を備え、前記バイアス電圧を生成するバイアス電圧用電源回路と、前記超音波観測装置の外部に出力され前記送信信号前記バイアス電圧を重畳するバイアス電圧重畳部と、前記バイアス電圧用電源回路を構成する前記二次電池の充電レベルを検出する充電レベル検出部と、前記充電レベル検出部により検出した充電レベルに基づいて、前記受信信号のゲインを増大するゲイン可変アンプと、を備える。
本発明の一態様に係る超音波診断システムは、静電容量型振動子を搭載した超音波プローブと、前記静電容量型振動子に超音波を発生させるための送信信号を発生する送信回路、超音波の受信により前記静電容量型振動子から出力される受信信号に対する信号処理を行う受信回路、及び前記送信信号と前記受信信号との分離を行う送受分離回路、を内蔵した超音波観測装置と、前記超音波プローブに内蔵又は着脱自在に接続され、前記静電容量型振動子に印加するバイアス信号を生成するための充電可能な二次電池を備え、前記バイアス電圧を生成するバイアス電圧用電源回路、及び前記超音波観測装置の外部に出力され前記送信信号前記バイアス電圧を重畳するバイアス電圧重畳部、を備えるバイアス電圧発生装置と、前記バイアス電圧用電源回路を構成する前記二次電池の充電レベルを検出する充電レベル検出部と、前記充電レベル検出部により検出した充電レベルに基づいて、前記受信信号のゲインを増大するゲイン可変アンプと、を備える。
図1は本発明の第1の実施形態の超音波診断システムの全体構成を示す図。 図2は静電容量型振動子を搭載した超音波プローブの内部に設けられたバイアス電圧発生装置をバイアス電圧充電器に接続して充電を行う構成を示す図。 図3は静電容量型振動子を搭載した超音波プローブを静電容量型振動子用の観測装置に接続して超音波の送受信を行う構成を示す図。 図4は静電容量型振動子を搭載した超音波プローブを圧電素子を搭載した超音波プローブ用の観測装置に接続して超音波の送受信を行う構成を示す図。 図5は第1の実施形態の動作を説明するタイミングを示す図。 図6は本発明の第1の実施形態の第1変形例の超音波診断システムの全体構成を示す図。 図7は第1変形例の動作を説明するタイミングを示す図。 図8は第1の実施形態の第2変形例におけるバイアス電圧発生装置等の構成を示す図。 図9は第1の実施形態の第3変形例におけるバイアス電圧発生装置等の構成を示す図。 図10は本発明の第2の実施形態を構成する第1の超音波プローブの主要部の構成を示す図。 図11は図10を用いた動作を説明するタイミング図。 図12は第2の実施形態の変形例の電子走査方式の第1の超音波プローブの主要部の構成を示す図。 図13は図10の第1の超音波プローブの変形例の第1の超音波プローブの主要部の構成を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように本発明の第1の実施形態の超音波診断システム1は、機械走査方式で、静電容量型振動子(c−MUTと略記)を搭載した第1の超音波プローブ2Aと、機械走査方式で、圧電素子を用いた振動子を搭載した第2の超音波プローブ2Bと、第1の超音波プローブ2Aが着脱自在に接続され、超音波断層像を生成する第1の超音波観測装置(第1の観測装置)3Aと、第1及び第2の超音波プローブ2A、2Bが着脱自在に接続可能で、超音波断層像を生成する第2の超音波観測装置(第2の観測装置)3Bと、第1の超音波プローブ2A内に設けられたバイアス電圧用電源回路24を充電するバイアス電圧充電器4とを有する。なお、図1においては、第1の超音波プローブ2Aを第2の観測装置3Bに接続した状態で示している。
第1及び第2の超音波プローブ2I(I=A,B)は、それぞれ細長の挿入部6Iと、その後端(基端)に設けられた把持部(操作部)7Iと、把持部7Iから延出されたケーブル部8Iとを備え、ケーブル部8Iの端部にはコネクタ9Iが設けてある。
第1の超音波プローブ2Aにおける挿入部6Aの先端部10A内には、cMUT11Aが収納され、cMUT11Aは、例えば中空のフレキシブルシャフト12及びスリップリング13を介して把持部7A内のモータ14に連結されている。
また、モータ14は、ケーブル部8A内の信号線15の一端と接続され、この信号線15の他端はコネクタ9Aのコネクタ端子(接点)P1に接続され、コネクタ9Aが着脱自在に接続されるコネクタ受け16A又は16Bを介して観測装置3I内のモータ駆動回路17に接続される。
モータ駆動回路17から出力されるモータ駆動信号がモータ14に印加されることにより、モータ14は回転駆動する。そして、モータ14の回転と共に、スリップリング13及びフレキシブルシャフト12を回転し、フレキシブルシャフト12の先端に取り付けたcMUT11Aを回転駆動することができるようにしている。
また、cMUT11Aの電極は、中空のフレキシブルシャフト12内を挿通された信号線18aの一端に接続され、フレキシブルシャフト12内を挿通された信号線18aは、スリップリング13のロータ側接点と接触するステータ側接点を経てスリップリング13外部の信号線18aと電気的に導通する。信号線18aは、コネクタ9A内部に配置したバイアス電圧発生装置21を構成するバイアス電圧重畳回路22及びコンデンサ23を介して、コネクタ端子P5に接続されると共に、バイアス電圧重畳回路22を介して、コネクタ端子P6に接続される。
バイアス電圧発生装置21は、cMUT11Aに印加するバイアス電圧を充電可能で生成するバイアス電圧用電源回路24を備え、このバイアス電圧用電源回路24の入力端は充電用コネクタ端子P2と接続され、バイアス電圧用電源回路24の出力端はバイアス電圧の印加のON/OFFを行うスイッチとしてのバイアススイッチ25を介してバイアス電圧重畳回路22に接続される。
また、バイアス電圧用電源回路24は、バイアス電圧の充電レベルが充電レベル検出回路26により検出され、検出された充電レベルを出力する信号線は、充電レベル端子として機能するコネクタ端子P3に接続される。
また、上記バイアススイッチ25は、このバイアススイッチ25の2接点のON/OFFの制御を行うスイッチ制御端子が信号線を介してコネクタ端子P4に接続される。そして、このコネクタ端子P4に外部から、例えば2値のスイッチ制御信号を印加することにより、バイアススイッチ25の2接点のON/OFFの制御を行うことができるようにしている。つまり、コネクタ端子P4は、外部からバイアス電圧重畳回路22においてのバイアス電圧の印加のON/OFFの制御を行う制御端子を形成する。
なお、cMUT11Aにおけるグラウンド側の電極に接続された信号線は、コネクタ端子P7のグラウンド端子に接続される。
一方、第2の超音波プローブ2Bは、挿入部6Bの先端部10B内に、cMUT11Aの代わりに圧電素子で形成された振動子11Bが収納され、振動子11Bは、例えば中空のフレキシブルシャフト12及びスリップリング13を介して把持部7B内のモータ14に連結されている。
また、振動子11Bに接続され、フレキシブルシャフト12内に挿通された信号線18bは、スリップリング13を介してその外部の信号線18bに接続され、この信号線18bはコネクタ9Bのコネクタ端子P5に接続される。第2の超音波プローブ2Bにおけるその他の構成は、第1の超音波プローブ2Aと同じであり、図1において同じ符号で示している。
図2は、第1の超音波プローブ2Aが着脱自在に接続されるバイアス電圧充電器4の構成を示す。
バイアス電圧充電器4は、バイアス電圧用電源回路24を充電する充電電圧を発生する充電電圧発生回路31と、充電レベル検出回路26により検出される充電レベルをモニタして、充電電圧発生回路31による充電動作を制御する充電電圧制御回路32と、バイアススイッチのON/OFFを制御するスイッチ制御回路33とを有する。
また、バイアス電圧充電器4は、第1の超音波プローブ2Aのコネクタ端子P2,P3,P4がそれぞれ接続されるコネクタ受け端子R2,R3,R4を有するコネクタ受け16Cを有する。
具体的には、コネクタ受け端子R2,R3,R4は、充電電圧発生回路31の出力端、充電レベル検出回路26の入力端、スイッチ制御回路33の出力端にそれぞれ接続されている。
また、充電電圧発生回路31は、商用のAC電源からバイアス電圧用電源回路24内の充電可能な二次電池24aを充電するためのDC電圧を発生するAC/DCコンバータ31aと、AC/DCコンバータ31aの出力端に設けられたスイッチ31bとを有する。そして、このDC電圧を二次電池24aに印加して二次電池24aを充電する。なお、二次電池24aは、例えば5V程度から10V程度のDC電圧を発生するリチウム電池や、鉛電池などにより構成される。
バイアス電圧用電源回路24は、二次電池24aと、この二次電池24aのDC電圧により、100V以上のバイアス電圧に昇圧するDC/DCコンバータ24bとを有する。
また、二次電池24aのDC電圧は、充電レベル検出回路26に供給され、充電レベル検出回路26はこのDC電圧を動作電源に利用して、二次電池24aのDC電圧をモニタし、充電レベルを検出する。なお、充電レベル検出回路26は、DC/DCコンバータ24bから出力されるバイアス電圧のレベルから充電レベルを検出するようにしても良い。
充電レベル検出回路26により検出された充電レベルは、充電電圧制御回路32に入力され、充電電圧制御回路32は、充電レベルの電圧と、基準となる電圧32aとを比較することにより、充電完了状態に達したか否かを判定する。
そして、充電電圧制御回路32は、充電レベルの電圧が、基準となる電圧32aに達した場合に、スイッチ31bをOFFにして、充電動作を終了させる制御を行う。なお、充電完了の際に図示しないLEDを点灯又は点灯状態のLEDを消灯させる等して、充電完了状態をユーザに告知するようにしても良い。また、後述するように充電レベル検出回路26に充電レベル通知回路72を接続して、充電レベルをユーザに通知することができるようにしても良い。
また、スイッチ制御回路33は、バイアススイッチ25をOFFとなるように制御するスイッチ制御信号を出力することが(手動操作などで)できるように切替設定が可能なスイッチ33aと、このスイッチ33aに接続された抵抗Rb,Rcとから構成される。
本実施形態においては、抵抗Rcを介してコネクタ受け端子R4をローレベル(Lレベル)に設定することにより、コネクタ受け端子R4が接続されるコネクタ端子P4を介してバイアススイッチ25をOFFにする。なお、バイアススイッチ25は、バイアス制御端子に印加される電圧が、例えばローレベルであるとOFF,ハイレベル(Hレベル)であるとONするスイッチである。
また、図2に示すように送信信号と受信信号とにバイアス電圧を重畳するバイアス電圧重畳部としてのバイアス電圧重畳回路22は、例えばバイアススイッチ25に直列に接続される抵抗Raを用いて、信号線18aの接続点Pcにバイアス電圧を重畳するように構成される。
図3は第1の超音波プローブ2Aを第1の観測装置3Aに接続した状態の主要部の構成を示す。
第1の観測装置3Aは、cMUT11Aを用いて被検体との間で超音波の送受信を行うために送信信号を発生する送信信号発生部としての送信回路41と、cMUT11Aで受信した受信信号に対する処理を行う受信回路42と、送信信号と受信信号に重畳するためのバイアス電圧を発生するバイアス電圧発生回路49とを有する。バイアス電圧発生回路49で発生したバイアス電圧は、信号線49aを介して送信信号と受信信号を送受信するための信号線44との接続点Pにおいて、送信信号又は受信信号に重畳される。バイアス電圧発生回路49によるバイアス電圧の発生と、接続点Pでのバイアス電圧の重畳とを含めた機能をバイアス電圧回路と定義しても良い。
また、第1の観測装置3Aは、送信信号と受信信号を送受信するための信号線44の途中にコンデンサ45を介挿し、信号線44に重畳されたバイアス電圧が送受分離回路43と共に送信回路41と、受信回路42に入力されるのを保護している。なお、送受分離回路43は、共通の信号線44を用いて送信信号と受信信号とを分離する。この送受分離回路43は、図4に示す送受分離回路43Bと同じ構成である。
信号線44は、コネクタ受け端子R6を介して、コネクタ端子P6に接続され、コネクタ受け端子R7は、コネクタ端子P7に接続される。また、受信回路42により生成された超音波断層像の映像信号は、モニタ46に出力され、モニタ46の表示面にはcMUT11Aによる超音波の送受により生成された被検体の超音波断層像が表示される。
また、第1の観測装置3Aに設けたスイッチ制御回路47は、コネクタ受け端子R4を介して、コネクタ端子P4に接続される。このスイッチ制御回路47は、図2に示したスイッチ制御回路33と同じ構成としても良い。つまり、図3に示すようにスイッチ制御回路47は、バイアススイッチ25をOFFにするスイッチ制御信号を出力するように設定される。
そして、この場合には、コネクタ9A内のバイアス電圧用電源回路24によるバイアス電圧は超音波の送受信には使用されない状態となる。
図3の構成の場合、第1の観測装置3Aは、送信信号に重畳されたバイアス電圧と共に送信信号をコネクタ9A側に出力する。そして、cMUT11Aには、バイアス電圧が重畳された送信信号が印加され、超音波を送信する。cMUT11Aは、モータ14により回転駆動されるため、図1に示すように先端部10Aの外周面が接触している被検体48側に超音波を送信する。
被検体48側に送信された超音波は、音響インピーダンスが変化している部分で反射され、その一部がcMUT11Aで受信され、電気信号に変換される。この場合、cMUT11Aに所定のバイアス電圧を印加しているので、効率良く変換した受信信号を生成することができる。
cMUT11Aで受信した受信信号は、第1の観測装置3A内のバイアス電圧発生回路49で発生したバイアス電圧が重畳された状態でコネクタ9Aから第1の観測装置3A内に入力される。そして、受信信号は、コンデンサ45、送受分離回路43を経て、受信回路42に入力し、受信回路42により映像信号が生成され、映像信号がモニタ46に入力されることによりモニタ46の表示面に超音波断層像が表示される。
図4は第1の超音波プローブ2Aを第2の観測装置3Bに接続した状態の主要部の構成を示す。
第2の観測装置3Bは、超音波プローブ2Bが接続された場合には、圧電素子の振動子11Bを用いて被検体との間で超音波の送受信を行うために送信信号を発生する送信回路41Bと、振動子11Bで受信した受信信号に対する処理を行う受信回路42Bと、第2の観測装置3B内において共通の信号線44bを用いて送信する送信信号と受信信号とを分離する送受分離回路43Bとを有する。本実施形態においては、図4に示すように超音波プローブ2Aが接続された場合には、送信回路41BはcMUT11Aに対して送信信号を生成し、受信回路42BはcMUT11Aで受信した受信信号に対する信号処理を行う。また、送受分離回路43Bは送信信号と受信信号とを分離する。
送受分離回路43Bは、図4に示すように信号線44bの分岐点から受信回路42Bの入力端側に延出される信号線44b′中に配置されたダイオードブリッジD1〜D4と、ダイオードD1,D3のアノードを電源端Vddに接続する抵抗Reと、ダイオードD2,D4のカソードを電源端Vssに接続する抵抗Rfとから構成される。ダイオードブリッジD1〜D4は、受信信号のように微弱な信号(例えば1Vpp以下の信号)の場合にはONとなり、受信回路42Bに入力されるが、送信信号(例えば100Vpp程度)のように過大な信号の場合にはダイオードD1又はD2がONし、それによってダイオードD3又はD4をOFFにして、受信回路42Bに過大な信号が印加されることを防止する。
なお、日本国特開2011−229630号公報に記載のようにダイオードD1,D2を逆回復時間(リカバリー時間)が送信信号の周期に比較して短く、かつダイオードD3,D4が受信信号の周期に比較して長い特性のものを用いるようにしても良い。
この他に、日本国特開2010−201163号公報の図2に開示されているようにダイオードブリッジD1〜D4と、送信時と受信時に負電源と正電源とを切り替えるスイッチSW1,SW2を用いて構成にし、送信時にはダイオードブリッジD1〜D4を非導通状態にして、高圧の送信信号が受信回路42Bに入力されないように保護し、受信時にはダイオードブリッジD1〜D4を導通状態にして受信信号が受信回路42Bに入力されるようにしても良い。
本実施形態においては、上記のように送信回路41Bと受信回路42Bは、cMUT11Aに対しても送信信号を生成する送信回路と、受信信号に対する信号処理を行う受信回路として(兼用して)使用できるようにしている。
また、第2の観測装置3Bのコネクタ受け16Bは、コネクタ端子P1,P4,P5,P7にそれぞれ接続されるコネクタ受け端子R1,R4,R5,R7を有する。
また、受信回路42Bにより生成された超音波断層像の映像信号は、モニタ46に出力され、モニタ46の表示面には振動子11B又はcMUT11Aによる超音波の送受により生成された被検体の超音波断層像が表示される。
また、第2の観測装置3Bに設けたスイッチ制御回路47Bは、コネクタ受け端子R4を介して、コネクタ端子P4に接続される。
このスイッチ制御回路47Bは、図2に示したスイッチ制御回路33と同じ構成であるが、スイッチ33aはプルアップ抵抗Rbを介して電源端Vddに接続され、コネクタ受け端子R4及びコネクタ端子P4にはHレベルのスイッチ制御信号が印加されるように設定される。
つまり、図4に示すようにスイッチ制御回路47Bは、バイアススイッチ25をONにするように制御する。
そして、この場合には、送信回路41Bからの送信信号は、送受分離回路43Bを経てコネクタ9A内に送信され、コネクタ9A内のコンデンサ23を経た後のバイアス電圧重畳回路22において、コネクタ9A内に設けたバイアス電圧用電源回路24によるバイアス電圧が重畳されてcMUT11Aに印加される。
また、cMUT11Aにより超音波を受信した受信信号にもコネクタ9A内に設けたバイアス電圧用電源回路24によるバイアス電圧が重畳されており、この受信信号はコンデンサ23においてバイアス電圧がカットされた後、第2の観測装置3B内入力する。第2の観測装置3B内において、受信信号は送受分離回路43Bを経て受信回路42Bに入力され、受信回路42Bは受信信号に対する信号処理を行い映像信号を生成してモニタ46に出力する。
この様な構成の超音波診断システム1は、静電容量型振動子としてのcMUT11Aを搭載した超音波プローブとしての第1の超音波プローブ2Aと、前記静電容量型振動子に超音波を発生させるための送信信号を発生する送信回路41B、超音波の受信により前記静電容量型振動子から出力される受信信号に対する信号処理を行う受信回路42B、及び前記送信信号と前記受信信号との分離を行う送受分離回路43B、を内蔵した超音波観測装置としての第2の観測装置3Bと、前記第2の観測装置3Bの外部の前記超音波プローブに内蔵され、前記静電容量型振動子に印加するバイアス信号を生成するための充電可能な二次電池24aを備え、前記バイアス電圧を生成するバイアス電圧用電源回路24及び前記超音波観測装置の外部に出力される前記送信信号と前記超音波観測装置の内部に入力される前記受信信号に前記バイアス電圧を重畳するバイアス電圧重畳部としてのバイアス電圧重畳回路22、を備えるバイアス電圧発生装置21と、を備えることを特徴とする。
また、第1の超音波プローブ2A内に設けたバイアス電圧発生装置21は、静電容量型振動子としてのcMUT11Aを用いて被検体との間で超音波の送受信を行うために送信信号を発生する送信回路41Bと受信信号に対する処理を行う受信回路42とを内蔵した超音波観測装置としての第2の観測装置3Bと共に前記第2の観測装置3Bの外部に配置されて使用されるバイアス電圧発生装置21であって、前記静電容量型振動子に印加するバイアス電圧を生成するための充電可能な二次電池24aを備え、前記バイアス電圧を生成するバイアス電圧用電源回路24と、前記超音波観測装置から出力される前記送信信号と前記超音波観測装置に入力される前記受信信号に前記バイアス電圧を重畳するバイアス電圧重畳部としてのバイアス電圧重畳回路22と、を備えることを特徴とする。
なお、上述した構成においては、バイアス電圧発生装置21は、cMUT11Aを搭載した第1の超音波プローブ2Aの内部に配置された構成を示しているが、後述する図8の構成においてはcMUT11Aを搭載した第1の超音波プローブ2A″の外部で、この第1の超音波プローブ2A″に着脱自在となる構成となる。
次に本実施形態の動作を説明する。第1の超音波プローブ2Aを用いて超音波診断を行う前に、図2に示すようにバイアス電圧発生装置21のバイアス電圧用電源回路24をバイアス電圧充電器4に接続して二次電池24aを充電された状態にする。
本実施形態においては、バイアス電圧発生装置21は、第1の超音波プローブ2A内に設けているので、図2に示すように第1の超音波プローブ2Aをバイアス電圧充電器4に接続して、第1の超音波プローブ2A内に設けたバイアス電圧発生装置21のバイアス電圧用電源回路24の二次電池24aを充電する。
図2に示すように接続してバイアス電圧用電源回路24を充電し、LEDの点灯などにより充電を完了させることができる。このように充電が完了後に、第1の超音波プローブ2Aを第2の観測装置3Bに接続して超音波の送受信を行い、超音波診断を行うことができる。具体的には図1又は図4に示すように第1の超音波プローブ2Aを第2の観測装置3Bに接続する。
この場合、送信回路41Bの送信信号は、送受分離回路43Bを経て、コネクタ9A内のコンデンサ23を通り、バイアス電圧重畳回路22において、バイアス電圧用電源回路24から出力されるバイアス電圧が重畳されて、cMUT11Aの電極に印加される。
cMUT11Aは、空洞に対向する両側の電極間にバイアス電圧が重畳された状態で送信信号が印加されることにより、空洞に対向する一方の膜が振動して、被検体48(図1参照)側に超音波を送信する。また、被検体48側で反射され、cMUT11Aで受信した受信信号は、バイアス電圧用電源回路24からのバイアス電圧が重畳された状態でコンデンサ23を経て第2の観測装置3B内に入力する。
第2の観測装置3B内において受信信号は、送受分離回路43Bを経て受信回路42Bに入力され、受信回路42Bは受信信号に対する信号処理を行い映像信号を生成してモニタ46に出力し、モニタ46の表示面には超音波断層像が表示される。術者は、超音波断層像を観察して、患部等を診断する。
図5は、タイミング図を示し、横軸はtを示す。第1の超音波プローブ2Aを第2の観測装置3Bに接続して、バイアス電圧発生装置21の図示しない電源スイッチをONすると共に、第2の観測装置3Bの図示しない電源スイッチをONすることにより、バイアス電圧用電源回路24は、図5(A)に示すようなバイアス電圧Vbiasを出力し、このバイアス電圧Vbiasはバイアス電圧重畳回路22により信号線18aに印加される。
また、第2の観測装置3B内の送信回路41Bは、図5(B)に示すようなパルス状の送信信号を短い送信期間Ts出力し、この送信信号はバイアス電圧重畳回路22によりバイアス電圧Vbiasが重畳された状態でcMUT11Aに印加され、超音波を送信する。
図5(C)に示すよう送信期間Ts後の受信期間Trになると、受信回路42Bが動作状態となり、cMUT11Aで受信した受信信号に対する信号処理を行う。
なお、cMUT11Aは、モータ14の回転に同期して機械的に回転駆動されるため、超音波が送受信される方向が順次変化する。このように送信と受信を繰り返すことにより、受信回路42Bは、ラジアル走査した場合の1フレーム分の画像データを取得する。そして、1フレーム分の画像データから生成される超音波断層像がモニタ46で表示される。
第1の超音波プローブ2Aを、圧電素子用の第2の観測装置3Bに接続して、超音波を送受信する動作を説明したが、図3において説明したように第1の超音波プローブ2Aを、第1の観測装置3Aに接続して、超音波を送受信することもできる。
従って、本実施形態によれば、圧電素子用の超音波観測装置(つまり、第2の観測装置3B)を用いた場合にも超音波診断(又は超音波観測)に利用できるバイアス電圧発生装置及び超音波診断システムを提供できる。
上述の構成は、機械走査方式の超音波診断システム1に関して説明したが、以下のように電子走査方式の超音波診断システム1′を構成することもできる。
図6は、第1の実施形態の第1変形例の電子走査方式の超音波診断システム1′の構成を示す。この超音波診断システム1′は、図1の超音波診断システム1において以下のように一部を変更した構成にしている。
本変形例における第1及び第2の超音波プローブ2A′,2B′は、図1の第1及び第2の超音波プローブ2A,2Bにおいてモータ14,フレキシブルシャフト12,スリップリング13を有しない。また、第1の超音波プローブ2A′は、図1における1つのcMUT11Aの代わりに、先端部10Aの内周面に沿って配置された複数のcMUT11―1,11―2,…,11−mを有するCMUTアレイ11′を有し、各cMUT11―j(j=1,2,…,m)(の電極)は、その近傍に配置された振動子選択手段としてのマルチプレクサ51に接続されている。
マルチプレクサ51は、このマルチプレクサ51に印加される選択信号により、信号線18aと接続されるcMUT11―jを順次選択することができるようになっている。
第1の観測装置3A′内の制御回路53又は第2の観測装置3B′内の制御回路53Bは選択信号を出力し、該選択信号は、コネクタ受け端子R1′、コネクタ端子P1′を経て第1の超音波プローブ2A′内に挿通された信号線54を経てマルチプレクサ51の振動子選択端子に印加される。
また制御回路53は、選択信号に同期して第1の観測装置3A′内の送信回路41,受信回路42の動作を制御する。
また、第2の超音波プローブ2B′は、図1の1つの圧電素子により構成される振動子11Bの代わりに、先端部10Bの内周面に沿って配置された複数の振動子11B―1,11B―2,…,11B−mを有するcMUTアレイ11B′を有し、各振動子11B―j(j=1,2,…,m)(の電極)は、その近傍に配置された振動子選択手段としてのマルチプレクサ51Bに接続されている。マルチプレクサ51Bは、このマルチプレクサ51Bに印加される選択信号により、信号線18bと接続される振動子11B―jを順次選択することができるようになっている。
第2の超音波プローブ2B′を第2の観測装置3B′に接続した場合、第2の観測装置3B′内の制御回路53Bは選択信号を出力し、該選択信号を、第2の超音波プローブ2B′内に挿通された信号線54Bを経てマルチプレクサ51Bの振動子選択端子に印加する。
また、制御回路53Bは、選択信号に同期して第2の観測装置3B′内の送信回路41B,受信回路42Bの動作を制御する。
また、第1の超音波プローブ2A′を第2の観測装置3B′に接続した場合、第2の超音波プローブ2B′を接続した場合と同様に、制御回路53Bは、選択信号を出力する。なお、図6に示すように第1の観測装置3A′及び第2の観測装置3B′は、モータ駆動回路17を有しない。その他の構成は、図1に示した構成と同様の構成である。
本変形例の動作は、図5に示すタイミングにおいて、さらに選択信号により、送受信に使用されるcMUTが順次切り替わるものとなる。つまり、本変形例のタイミングは図7に示すようになる。なお、図7(A)−図7(C)は、図5(A)−図5(C)と同様である。
第2の観測装置3B′内の制御回路53Bは、図7(D)に示すように最初となる第1の送信期間Ts及び第1の受信期間Trにおいては、第1のcMUT11−1を選択する選択信号Se1を出力し、第1のcMUT11−1は、第1の送信期間Ts及び第1の受信期間Trにおいて送受信に使用される。なお、図7に示すように選択信号Se1、Se2等を出力するタイミングを送信期間Ts(送信信号)より僅かに先行させても良い。
制御回路53Bは、第1の送信期間Ts及び第1の受信期間Trが終了すると、次となる第2の送信期間Ts及び第2の受信期間Trにおいては、第2のcMUT11−2を選択する選択信号Se2を出力し、第2のcMUT11−2は、第2の送信期間Ts及び第2の受信期間Trにおいて送受信に使用される。
このような動作が繰り返され、受信回路42Bは、電子走査(電子ラジアル走査)した場合の1フレーム分の画像データを取得する。そして、1フレーム分の画像データから生成される超音波断層像がモニタ46で表示される。本変形例は、第1の実施形態と同様の効果を有する。
なお、上述した第1の実施形態においては、バイアス電圧発生装置21を第1の超音波プローブ2Aの内部に設けた構成を示したが、図8に示すように第1の超音波プローブ2Aが着脱自在となる筐体60内部にバイアス電圧発生装置21Aを設ける構成にしても良い。
図8に示す第2変形例においては、例えば図4に示したコネクタ9Aにおいて、このコネクタ9Aの基端側で2体に分離して超音波プローブ2A″側のコネクタ9Cと、このコネクタ9Cが着脱自在のコネクタ受け60Aを有するバイアス電圧発生装置21Aを内蔵した筐体60に分離している。
この筐体60は、図4に示したコネクタ9Aにおいて、その基端側の構成以外は、実質的にコネクタ9Aと同じ構成となる。
つまり、モータ14に接続される信号線15は、コネクタ9C側のコネクタ端子P8と、該コネクタ端子P8が接触することにより導通する筐体60のコネクタ受け60Aのコネクタ受け端子R8とで着脱自在となる。
また、cMUT11Aに接続される信号線18aは、超音波プローブ2A″側のコネクタ9C側のコネクタ端子P9と、該コネクタ端子P9が接触することにより導通する筐体60のコネクタ受け60Aのコネクタ受け端子R9とで着脱自在となる。
なお、筐体60におけるコネクタ端子P1−P7が第1又は第2の観測装置3A、3Bのコネクタ受け16A,16Bや、バイアス電圧充電器4に接続される構造は、第1の実施形態で説明した構造と同じである。
なお、図8は、第1の実施形態に適用した場合のバイアス電圧発生装置21Bの場合の構成を示しているが、図6の構成に対しても第2変形例を適用することもできる。図9は、図6に示した電子走査方式の場合に適用した場合の第3変形例のバイアス電圧発生装置21Bの構成を示している。
図9は、図8において信号線15を信号線54に置換した構成と同じとなる。なお信号線54の先端は、コネクタ受け端子R8と接触して導通するコネクタ端子P8を経てマルチプレクサ51に接続され、信号線54の後端はコネクタ端子P1′と接触して導通するコネクタ受け端子R1′を経て、第2の観測装置3B内の制御回路53Bに接続される。
図8又は図9の構成の場合には、バイアス電圧発生装置を有しないcMUT11A又はcMUT11′を搭載した超音波プローブ2A″に対しても、該超音波プローブ2A″と第2の観測装置3Bとの間にバイアス電圧発生装置21Aを内蔵した筐体60を用いることにより、超音波の送受信による超音波診断又は超音波観測が可能になる効果を有する。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態の超音波診断システムは、図1の超音波診断システム1において、さらに図10に示す第1の超音波プローブ2Dを備えた構成となる。本実施形態においては、充電レベル検出回路26の充電レベルの検出信号(検出情報)に基づいて、受信信号を増幅するゲインを可変するゲイン可変アンプと、充電レベルを通知する充電レベル通知部とを備えた構成にしている。
この第1の超音波プローブ2Dは、図1における第1の超音波プローブ2Aにおいて、そのコネクタ9A内部に設けられた(例えば図4に示す)バイアス電圧発生装置21とは異なるバイアス電圧発生装置21Dを設けたコネクタ9Dを有する。
このバイアス電圧発生装置21Dは、図4に示すバイアス電圧発生装置21において、さらに充電レベル検出回路26の充電レベルの検出信号によりゲインが可変されるゲイン可変アンプとしてのプリアンプ71及び充電レベル通知回路72と、信号線18a上に設けた2つの送受分離回路73A,73Bとを設けた構成となっている。なお、プリアンプ71は、2つの送受分離回路73A,73Bの間に配置され、送受分離回路73Aを経て受信信号が入力された場合に、その受信信号をゲイン1以上で増幅し、送受分離回路73Bを経て、送受信端子となるコネクタ端子P6又はP5側に出力する。また、2つの送受分離回路73A,73Bは、例えば図4の送受分離回路43Bと同じ構成としても良い。
本実施形態の充電レベル検出回路26は、第1の実施形態において説明した充電レベルの検出機能の他に、バイアス電圧用電源回路24から出力されるバイアス電圧が予め設定された適正なバイアス電圧範囲の下限値Vt1未満になったか否かを第1の比較回路26aを用いて検出すると共に、この下限値Vt1よりもさらに低い第2の電圧値Vt2以下になったか否かを検出する第2の比較回路26bを有する。なお、第1の比較回路26aは、図11(C)に示すように下限値Vt1と比較して下限値Vt1以上の場合にはHレベルに対応する信号(例えばレベルVcの信号)を出力すると共に、下限値Vt1未満となった場合には、下限値Vt1未満のバイアス電圧に比例したレベルVdの第1の検出信号を出力する。
また、この充電レベル検出回路26は、コネクタ端子P4に印加される信号レベルがH,Lのいずれであるか否か、換言するとバイアススイッチ25をONするHレベルで有るか否か(またはコネクタ9Cが第2の観測装置3Bに接続されているか否か)を判定する第3の比較回路26cを有する。
そして、コネクタ端子P4に印加される信号レベルがHレベルの場合(つまり、コネクタ9Cに第2の観測装置3Bに接続されている場合)のみ、プリアンプ71の動作を制御する。コネクタ端子P4に印加される信号レベルがLレベルの場合には、プリアンプ71の動作の制御を行わない。
バイアス電圧用電源回路24から出力されるバイアス電圧が予め設定された適正なバイアス電圧範囲の下限値Vt1未満になると、cMUT11Aにより受信して生成する受信信号の感度が適正なバイアス電圧範囲の場合よりも低下する。
このため、本実施形態においては充電レベル検出回路26は、バイアス電圧用電源回路24から出力されるバイアス電圧が下限値Vt1未満になった場合には、適正なバイアス電圧範囲の場合のゲイン1よりも、プリアンプ71のゲインを1より大きくなるようにゲイン制御端子に印加する電圧を変化させる。そして、本実施形態は、バイアス電圧の適正な範囲以下に低下した場合の受信信号に対する感度低下を、プリアンプ71のゲイン増大で補うようにしている。
また、充電レベル検出回路26は、バイアス電圧用電源回路24の充電レベルの検出信号を充電レベル通知回路72に出力し、充電レベル通知回路72は、充電レベルを表示器で表示することにより、ユーザに充電レベルを通知する。
また、充電レベル検出回路26は、バイアス電圧用電源回路24から出力されるバイアス電圧が第2の電圧値Vt2以下になった場合には、第2の検出信号を充電レベル通知回路72に出力する。充電レベル通知回路72は、第2の検出信号が入力されると、充電レベルの表示と共に、充電を促す内容を表示して、ユーザに充電を促す内容を通知する。
なお、本実施形態においては、コネクタ9Dが第1の観測装置3Aに接続された場合には、第1の観測装置3Aのバイアス電圧発生回路49は常時適正な範囲内のバイアス電圧を出力するため、プリアンプ71による感度補正を行わない構成にしている。
その他の構成は、上述した第1の実施形態と同様である。次に本実施形態の動作を説明する。本実施形態は、第1の超音波プローブ2Aを用いた場合には、第1の実施形態と同様の動作となるためその説明を省略し、第1の超音波プローブ2Dを用いた場合の主要な動作を説明する。また、第1の超音波プローブ2Dを第2の観測装置3Bに接続して超音波の送受信を行う場合を説明する。
図11はこの場合における動作説明用のタイミング図を示す。図11における横軸は時間tを示し、バイアス電圧発生装置21D等の動作が時間t0において開始したとする。
図11(A)に示すようにコネクタ端子P4は、時間t0以降、Hレベルとなり、バイアススイッチ25がONすると共に、充電レベル検出回路26は、プリアンプ71と充電レベル通知回路72の動作を制御する動作を行う。
バイアス電圧用電源回路24が図11(B)に示すように適正な範囲のバイアス電圧を出力している期間T1においては、充電レベル検出回路26の第1の比較回路26aは、図11(C)に示すように一定レベルVcの第1の検出信号をプリアンプ71のゲイン制御端に印加する。この状態においては、図11(D)に示すようにプリアンプ71のゲインは1に設定される。
この状態においては、第1の超音波プローブ2Aが第2の観測装置3Bに接続された第1の実施形態の場合と実質的に同じ動作となる。
また、充電レベル通知回路72は、図11(F)に示すように充電レベルを通知するために充電レベルを表示器で表示する。
バイアス電圧用電源回路24の充電レベルが低下し、バイアス電圧用電源回路24から出力されるバイアス電圧が適正な範囲のバイアス電圧の下限値Vt1未満になる(その時間t1)と、第1の比較回路26aは、図11(C)に示すように下限値Vt1からの低下の割合に比例して変化するレベルVdの第1の検出信号をプリアンプ71のゲイン制御端に印加(出力)する。
そして、プリアンプ71は、一定レベルVcからの変化量に比例して大きくなる(1より大きい)ゲインで受信信号を増幅する動作状態となる。
さらにバイアス電圧用電源回路24から出力されるバイアス電圧が低下し、第2の電圧値Vt2以下になる(その時間t2)と、第2の比較回路26bが図11(E)に示すように第2の検出信号(例えばHレベル)を充電レベル通知回路72に出力する。
充電レベル通知回路72は第2の検出信号が入力されると、バイアス電圧用電源回路24の充電レベルが、充電を要する程度に低下したことを表示器で警告表示し、ユーザに充電を促すように通知する。つまり、図11(F)に示すように充電レベル通知回路72は、警告表示による通知を行う。この警告表示により、ユーザは、充電すべき状態となったことを認識する。
なお、第1の超音波プローブ2Dを第1の観測装置3Aに接続して超音波の送受信を行う場合には、プリアンプ71は動作しないで、上記の説明と同様に充電レベル通知回路72が動作する。
このように動作する本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果の他に、バイアス電圧用電源回路24から出力されるバイアス電圧が適正な範囲のバイアス電圧の下限値Vt1未満になった場合にも、受信信号の感度低下を補正することができる。
なお、本実施形態の超音波診断システムは、図1の超音波診断システム1において、さらに超音波プローブ2Dを設けた場合で説明した。図6に示した超音波診断システム1Bにおいても図10に示したバイアス電圧発生装置21Dを設けた電子走査方式の超音波プローブを設けることが可能となる。
図12は第2の実施形態の変形例の超音波診断システムにおける電子走査方式の第1の超音波プローブ2Eの主要部の構成を示す。本変形例の超音波診断システムは、図6に示す超音波診断システム1Bにおいて、さらに図12に示す電子走査方式の第1の超音波プローブ2Eを備える。
この電子走査方式の第1の超音波プローブ2Eは、図10の超音波プローブ2Dにおいて、信号線15を信号線54に置換し、コネクタ9Dをコネクタ9Eに置換している。この信号線54の先端は、マルチプレクサ51に接続され、後端はコネクタ端子P1′に接続される。その他は、図10において説明した構成と同様である。そして、本変形例は、第2の実施形態と超音波の走査方式が異なることを除けば、第2の実施形態とほぼ同様の作用効果を有する。
また、図10では、超音波プローブ2Dのコネクタ9D内に、バイアス電圧発生装置21Dを設けた構成で示しているが、図4の構成を図8のように変形したのと同様の変形により、バイアス電圧発生装置21Dを超音波プローブ2Dのコネクタが着脱自在となる構成にすることができる。また、図12の超音波プローブ2Eにおいても同様に適用することができる。
なお、上述した実施形態等においては、第1の観測装置3Aの超音波送受端子となるコネクタ受け端子R6と、第2の観測装置3Bの超音波送受端子となるコネクタ受け端子R5とにそれぞれ着脱自在となるコネクタ端子は、共通ではなく、2つのコネクタ端子P6とP5となる構成の場合で説明した。これに対して、図13に示すように、切替スイッチ81を設けることにより、コネクタ端子P5、P6を共通化した1つのコネクタ端子P56にしても良い。図13は図10の超音波プローブ2Dの変形例の超音波プローブ2Fの構成例を示す。
この超音波プローブ2Fは、図10の超音波プローブ2Dのコネクタ9Dにおいて、コネクタ端子5と送受分離回路73bとの間に信号線上に切替スイッチ81を設けて、コネクタ端子5をコネクタ端子56とするコネクタ9Fを有する。
また、コネクタ端子56を切替スイッチ81の共通接点cに接続し、送受分離回路73Bと、バイアス電圧重畳回路22とコンデンサ23との接続点から(図10における)コネクタ端子P6に至る信号線を接点aと接点bとにそれぞれ接続し、コネクタ端子P4の信号レベルによって切替スイッチ81の切替を制御する。
具体的には、コネクタ端子P4に印加される信号レベルがバイアススイッチ25をONするHレベル、つまり、コネクタ9Fに第2の観測装置3Bが接続される状態であると、共通接点cを接点aと導通させ、コネクタ端子P4に印加される信号レベルがLレベルである、つまり、コネクタ9Fに第1の観測装置3Aが接続される状態であると、共通接点cを接点bと導通させる。
また、図13においてはコネクタ端子6を有しない。また、コネクタ端子P56には、図1又は図4等に示した第2の観測装置3Bのコネクタ受け端子R5が着脱自在に接続されると共に、、図1又は図3等に示した第1の観測装置3Aのコネクタ受け端子R6が着脱自在に接続される。
その他の構成は、図10等において説明した構成と同様である。本変形例によれば、共通化したコネクタ端子56を、第1の観測装置3A及び第2の観測装置3Bの各超音波送受信端子に接続することができる。従って、コネクタ端子数を削減できる。なお、図13は、図10の構成の場合に適用しているが、第1の実施形態及び第2の実施形態等にも同様に適用することができる。
なお、上述した変形例の場合を含む実施形態における構成は、図示した構成の場合に限定されるものでない。また、図1,図6等において説明した超音波診断システム1,1Bにおいて、必要に応じて、構成要素を削減した構成の場合も本発明に属する。例えば、図1に示した超音波診断システム1において、第2の超音波プローブ2Bを有しない構成で超音波診断システム1を構成することもできる。
また、図1に示した超音波診断システム1において、第1の観測装置3Bを有しない構成で超音波診断システム1を構成することもできる。図1の構成の場合に述べたが、図6の構成においても、同様である。
また、上述した構成例においては、超音波プローブ2A′、2B′等、超音波プローブ内部にマルチプレクサ51及び51Bを設けた場合で説明したが、超音波プローブ内部に設ける代わりに観測装置3A′,3B′等の観測装置内部に設けるようにしても良い。この場合には、バイアス電圧用電源回路24によるバイアス電圧を(スイッチ制御信号でON/OFF制御される)バイアススイッチ25を介して各c−MUT11−jにそれぞれ接続される信号線に重畳する構成にすれば良い。
また、上述した実施形態及び変形例を部分的に組み合わせて構成される実施形態等も本発明に属する。
本出願は、2012年11月16日に日本国に出願された特願2012―252427号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。

Claims (15)

  1. 静電容量型振動子を用いて被検体との間で超音波の送受信を行うために送信信号を発生する送信回路と受信信号に対する処理を行う受信回路とを内蔵した超音波観測装置と共に前記超音波観測装置の外部に配置されて使用されるバイアス電圧発生装置であって、
    前記静電容量型振動子に印加するバイアス電圧を生成するための充電可能な二次電池を備え、前記バイアス電圧を生成するバイアス電圧用電源回路と、
    前記超音波観測装置の外部に出力され前記送信信号前記バイアス電圧を重畳するバイアス電圧重畳部と、
    前記バイアス電圧用電源回路を構成する前記二次電池の充電レベルを検出する充電レベル検出部と、
    前記充電レベル検出部により検出した充電レベルに基づいて、前記受信信号のゲインを増大するゲイン可変アンプと、
    を備えることを特徴とするバイアス電圧発生装置。
  2. 前記バイアス電圧発生装置は、前記静電容量型振動子を搭載した超音波プローブ内に配置されることを特徴とする請求項1に記載のバイアス電圧発生装置。
  3. 前記バイアス電圧発生装置は、前記静電容量型振動子を搭載した超音波プローブと前記超音波観測装置とに着脱自在に接続されることを特徴とする請求項1に記載のバイアス電圧発生装置。
  4. 前記バイアス電圧発生装置は、さらに前記バイアス電圧用電源回路により発生した前記バイアス電圧の前記バイアス電圧重畳部への重畳のON/OFFを行うスイッチと、前記スイッチのON/OFFの制御を、外部から行う制御端子とを備えることを特徴とする請求項1に記載のバイアス電圧発生装置。
  5. 前記バイアス電圧用電源回路は、前記二次電池と、前記二次電池の直流電圧を昇圧して前記バイアス電圧を生成するDC/DCコンバータとを有することを特徴とする請求項に記載のバイアス電圧発生装置。
  6. 前記バイアス電圧発生装置は、前記プローブにおける前記超音波観測装置に着脱自在に接続されるコネクタ内に配置されることを特徴とする請求項に記載のバイアス電圧発生装置。
  7. 前記バイアス電圧発生装置は、前記超音波観測装置のコネクタ受けの複数のコネクタ受け端子に着脱自在に接続される複数からなる第1のコネクタ端子を有すると共に、前記二次電池を充電する充電電圧を発生する充電器のコネクタ受けのコネクタ受け端子に着脱自在に接続される複数からなる第2のコネクタ端子を有することを特徴とする請求項に記載のバイアス電圧発生装置。
  8. 前記バイアス電圧発生装置は、更に該バイアス電圧発生装置に着脱自在に接続され、前記二次電池を充電する充電電圧を発生する充電器を有し、前記充電器は、該充電器が前記バイアス電圧発生装置に接続された場合、前記制御端子を介して前記スイッチをOFFに設定するスイッチ制御回路を有することを特徴とする請求項に記載のバイアス電圧発生装置。
  9. 静電容量型振動子を搭載した超音波プローブと、
    前記静電容量型振動子に超音波を発生させるための送信信号を発生する送信回路、超音波の受信により前記静電容量型振動子から出力される受信信号に対する信号処理を行う受信回路、及び前記送信信号と前記受信信号との分離を行う送受分離回路を内蔵した超音波観測装置と、
    前記超音波プローブに内蔵又は着脱自在に接続され、前記静電容量型振動子に印加するバイアス信号を生成するための充電可能な二次電池を備え、前記バイアス電圧を生成するバイアス電圧用電源回路、及び前記超音波観測装置の外部に出力された前記送信信号に前記バイアス電圧を重畳するバイアス電圧重畳部、を備えるバイアス電圧発生装置と、
    前記バイアス電圧用電源回路を構成する前記二次電池の充電レベルを検出する充電レベル検出部と、
    前記充電レベル検出部により検出した充電レベルに基づいて、前記受信信号のゲインを増大するゲイン可変アンプと、
    を備えることを特徴とする超音波診断システム
  10. 前記バイアス電圧発生装置は、さらに前記バイアス電圧用電源回路により発生した前記バイアス電圧の前記バイアス電圧重畳部への重畳のON/OFFを行うスイッチと、前記スイッチのON/OFFの制御を、前記バイアス電圧発生装置の外部から行う制御端子とを備えることを特徴とする請求項に記載の超音波診断システム
  11. 更に、前記バイアス電圧発生装置により発生された前記バイアス電圧が重畳された受信信号が入力される前記超音波観測装置の他に、
    前記スイッチに対して、前記バイアス電圧の重畳をOFFにするスイッチ制御信号を発生するスイッチ制御回路と、前記静電容量型振動子に超音波を発生させるための第2の送信信号を発生する第2の送信回路と、前記静電容量型振動子から出力される受信信号に対する信号処理を行う第2の受信回路と、前記第2の送信回路による送信信号及び前記第2の受信回路に入力される前記受信信号に重畳させる第2のバイアス電圧を発生し、かつ重畳させるバイアス電圧回路とを内蔵した第2の超音波観測装置を有することを特徴とする請求項10に記載の超音波診断システム。
  12. 前記バイアス電圧用電源回路は、前記二次電池と、前記二次電池の直流電圧を昇圧して前記バイアス電圧を生成するDC/DCコンバータとを有することを特徴とする請求項に記載の超音波診断システム。
  13. 更に前記バイアス電圧発生装置に着脱自在に接続され、前記二次電池を充電する充電電圧を発生する充電器を有し、前記充電器は、該充電器が前記バイアス電圧発生装置に接続された場合、前記制御端子を介して前記スイッチをOFFに設定するスイッチ制御回路を有することを特徴とする請求項10に記載の超音波診断システム。
  14. 前記超音波プローブは、前記静電容量型振動子による超音波の走査を機械的に行う機械走査方式の超音波プローブにより構成されることを特徴とする請求項10に記載の超音波診断システム。
  15. 前記超音波プローブは、前記静電容量型振動子として複数からなる静電容量型振動子アレイを有し、前記静電容量型振動子アレイを駆動して超音波の走査を電子的に行う電子走査方式の超音波プローブにより構成されることを特徴とする請求項10に記載の超音波診断システム。
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