JP5619349B2 - 可搬型放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システム - Google Patents

可搬型放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システム Download PDF

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Description

本発明は、可搬型放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システムに関する。
近年、TFT(thin film transistor)アクティブマトリクス基板上に放射線感応層を配置し、放射線を直接デジタルデータに変換できるFPD(flat panel detector)が実用化されており、このFPD等を用いて、照射された放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影を行う可搬型放射線画像撮影装置(以下、「電子カセッテ」とも言う。)が実用化されている。
ところで、この種の電子カセッテには、スイッチやキー、タッチパネルなどからなり、FPDやその他に電子カセッテに実装されている電子機器を制御するための指示を受け付ける操作部が備えられている。しかし、撮影を行うための準備(例えば、放射線の照射準備)が完了してから撮影が完了するまでの間に操作部が誤操作されることにより誤作動してしまう虞があった。
電子カセッテの誤操作を防止する技術として特許文献1には、画面切替えキーを備えた電子カセッテが移動状態である場合に画面切替えキーを使用不能にすることにより移動中の誤操作を防止する技術が開示されている。また、特許文献2には、体動があることを検知すると撮影を中止し、体動がない場合には撮影を行う画像撮影装置が開示されている。
特開2006−158508号公報 特開2007−82907号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の技術では、予め定められた期間の電子カセッテに対しての誤操作による誤作動を防止することができない、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、予め定められた期間の誤操作による誤作動を防止することができる可搬型放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の可搬型放射線画像撮影装置は、放射線画像撮影に関する複数の異なる機能のうちのいずれかの機能を実行する際に操作される操作手段と、予め定められた第1の期間および前記第1の期間とは異なる第2の期間のうち前記第1の期間において前記第1の期間に有効とすべき第1の機能を前記操作手段に割り当てるとともに、前記第2の期間において前記第2の期間に有効とすべき前記第1の機能とは異なる第2の機能を前記操作手段に割り当て、前記第1の期間において前記操作手段が操作された場合に前記第1の機能を実行し、前記第2の期間において前記操作手段が操作された場合に前記第2の機能を実行する制御手段と、を含んで構成されている。
請求項1に記載の可搬型放射線画像撮影装置によれば、操作手段が放射線画像撮影に関する複数の異なる機能のうちのいずれかの機能を実行する際に操作され、制御手段は、予め定められた第1の期間および前記第1の期間とは異なる第2の期間のうち前記第1の期間において前記第1の期間に有効とすべき第1の機能を前記操作手段に割り当てるとともに、前記第2の期間において前記第2の期間に有効とすべき前記第1の機能とは異なる第2の機能を前記操作手段に割り当て、前記第1の期間において前記操作手段が操作された場合に前記第1の機能を実行し、前記第2の期間において前記操作手段が操作された場合に前記第2の機能を実行する。
このように、請求項1に記載の可搬型放射線画像撮影装置によれば、予め定められた期間に、当該予め定められた期間にのみ有効とすべき機能が選択されるように制御し、選択されるように制御された機能を操作手段が操作された際に実行するので、予め定められた期間の誤操作による誤作動を防止することができる。
なお、請求項1に記載の可搬型放射線画像撮影装置は、請求項2に記載の発明のように、前記制御手段が、放射線画像の撮影開始から撮影終了までの間に前記操作手段に対する前記第1の機能と前記第2の機能の割り当てを切り替えてもよい。これにより、放射線画像の撮影開始から撮影終了までの間の誤操作による誤作動を防止することができる。また、その時々で最適な機能を選択することができると共に、必要のない機能を誤って選択することを防止することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項3に記載の可搬型放射線画像撮影装置は、放射線画像撮影に関する複数の異なる機能のうちのいずれかの機能を実行する際に操作される操作手段と、予め定められた第1の期間および前記第1の期間とは異なる第2の期間のうち前記第1の期間に、前記操作手段に対する操作による制御を無効にし、前記第2の期間において前記操作手段が操作された際に前記操作手段に割り当てられている機能を実行する制御手段と、を含んで構成されている。
また、請求項4に記載の可搬型放射線画像撮影装置は、放射線画像撮影に関する複数の異なる機能のうちのいずれかの機能を実行する際に操作される操作手段と、予め定められた第1の期間および前記第1の期間とは異なる第2の期間のうち前記第1の期間において前記第1の期間に実行されても撮影に支障がない第1の機能を前記操作手段に割り当てるとともに、前記第2の期間において前記第2の期間に実行されても撮影に支障がない前記第1の機能とは異なる第2の機能を前記操作手段に割り当て、前記第1の期間において前記操作手段が操作された場合に前記第1の機能を実行し、前記第2の期間において前記操作手段が操作された場合に前記第2の機能を実行する制御手段と、を含んで構成されている。
請求項3に記載の可搬型放射線画像撮影装置によれば、操作手段が放射線画像撮影に関する複数の異なる機能のうちのいずれかの機能を実行する際に操作され、制御手段は、予め定められた第1の期間および前記第1の期間とは異なる第2の期間のうち前記第1の期間に、前記操作手段に対する操作による制御を無効にし、前記第2の期間において前記操作手段が操作された際に前記操作手段に割り当てられている機能を実行する。
このように、請求項3に記載の可搬型放射線画像撮影装置によれば、予め定められた期間に、操作手段に対する操作による制御を無効にする機能が選択されるように制御し、選択されるように制御された機能を操作手段が操作された際に実行するので、予め定められた期間の誤操作による誤作動を防止することができる。
なお、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の可搬型放射線画像撮影装置は、請求項に記載の発明のように、前記第1の期間を、前記放射線画像撮影を行うための放射線の照射準備が完了してから前記放射線画像撮影が完了するまでの間としてもよい。これにより、放射線画像撮影を行うための放射線の照射準備が完了してから放射線画像撮影が完了するまでの間の誤操作による誤作動を防止することができる。
また、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の可搬型放射線画像撮影装置は、請求項に記載の発明のように、被検体を透過した放射線を検出して、検出した放射線を電気信号に変換する放射線検出手段を更に含み、前記第1の期間を、前記放射線検出手段によって放射線の電気信号への変換が開始されてから前記放射線画像撮影が完了するまでの間としてもよい。これにより、放射線検出手段によって放射線の電気信号への変換が開始されてから放射線画像撮影が完了するまでの間の誤操作による誤作動を防止することができる。
また、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の可搬型放射線画像撮影装置は、請求項に記載の発明のように、被検体を透過した放射線を検出して、検出した放射線を電気信号に変換し、当該電気信号を予め定められた記憶領域に出力する放射線検出手段を更に含み、前記第1の期間を、前記放射線検出手段による電気信号の前記記憶領域への出力が開始されてから前記放射線画像撮影が完了するまでの間としてもよい。これにより、放射線検出手段による電気信号の前記記憶領域への出力が開始されてから放射線画像撮影が完了するまでの間の誤操作による誤作動を防止することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項に記載の放射線画像撮影システムは、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の可搬型放射線画像撮影装置と、前記可搬型放射線画像撮影装置との間で通信を行うことにより前記制御手段に対して有効とすべき機能が選択されるように制御させる通信装置と、を含んで構成されている。
従って、本発明の放射線画像撮影システムは、本発明の請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の可搬型放射線画像撮影装置と同様に作用するので、当該可搬型放射線画像撮影装置と同様の効果を得ることができる。また、通信により制御手段に対して有効とすべき機能が選択されるように制御させることができる。
本発明によれば、予め定められた期間の誤操作による誤作動を防止することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
先ず、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10(以下、「撮影システム10」とも称する。)の構成について説明する。図1には、本実施形態に係る撮影システム10を配置した様子の一例として、撮影システム10が手術室内に設置された様子が示されている。
撮影システム10は、医師12や放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行うものである。撮影システム10は、患者14が載置される手術台16と、撮影条件に従った放射線量からなる放射線Xを患者14に照射する放射線照射装置18と、患者14を透過した放射線Xを検出し、検出した放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影を行う電子カセッテ20と、電子カセッテ20で撮影して得られた放射線画像を表示する表示装置22と、電子カセッテ20に内蔵されるバッテリ44(図2参照。)を充電するクレードル24と、放射線照射装置18、電子カセッテ20及び表示装置22を制御するコンソール26と、を備えている。なお、本実施形態に係る撮影システム10では、放射線照射装置18、電子カセッテ20及び表示装置22と、コンソール26との間で、電波による無線通信が行われるが、これに限らず、赤外線等を用いた光無線通信が行われてもよい。
図1に示される手術室では、撮影システム10に加えて、医師12が手術に使用する各種器具が載置される器具台28が手術台16の側部に配置される。また、手術台16の周りには、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される(これらの機器は、図1では省略されている。)。
放射線照射装置18は、自在アーム30に連結され、患者14の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であると共に、医師12による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。同様に、表示装置22は、自在アーム32に連結され、撮影された放射線画像を医師12が容易に確認できる位置に移動可能である。
図2には、本第1の実施形態に係る電子カセッテ20の構成を示す破断斜視図が示されている。
同図に示すように、電子カセッテ20は、放射線Xを透過させる材料からなる筐体34を備えている。筐体34の内部には、撮影装置36が収納されており、撮影装置36を構成する部材として、放射線Xが照射される筐体34の照射面35側から、患者14による放射線Xの散乱線を除去するグリッド38、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器40、及び放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板42が順に配設されている。また、撮影装置36は、電子カセッテ20の電源であるバッテリ44と、バッテリ44から供給される電力により放射線検出器40を駆動制御する電子カセッテ制御部46と、放射線検出器40によって検出した放射線Xの情報を含む信号をコンソール26との間で送受信する送受信機48と、を備えている。
また、筐体34の一側面34Aには、放射線画像撮影に関する複数の異なる機能から目的とする機能を選択する際に操作される操作部50が設けられている。なお、操作部50としては、電源のオン・オフを切り替える電源スイッチ、コンソール26への画像情報の送信を指示する指示キー、電子カセッテ20を撮影可能な状態にする撮影可能モードと電子カセッテ20のメンテナンスを行える状態にするメンテナンスモードとを切り替えるモード選択スイッチが例示できる。また、上記の「複数の異なる機能」には、操作部50に対する操作による制御を無効にする機能、及び操作部50に対する操作による制御を有効にする機能が含まれる。
また、筐体34の一側面34Aには、両端が一側面34Aに固着された半環状の把持部52が操作部50を跨ぐように設けられている。この把持部52は、ユーザが指を掛けることで把持することができる構造となっている。
図3には、本実施形態に係る撮影システム10の要部構成を示すブロック図が示されている。
電子カセッテ20に内蔵された放射線検出器40は、TFTアクティブマトリクス基板90上に、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成り、放射線Xが照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線Xを電荷へ変換する。なお、放射線検出器40は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換する放射線-電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)を用いて間接的に電荷に変換しても良い。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)が良く知られている。この場合、蛍光材料によって放射線X−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行なう。
また、TFTアクティブマトリクス基板90上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量92と、蓄積容量92に蓄積された電荷を読み出すためのTFT94とを備えた画素部96(図5では個々の画素部96に対応する光電変換層を光電変換部98として模式的に示している。)がマトリクス状に多数個配置されており、電子カセッテ20への放射線Xの照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部96の蓄積容量92に蓄積される。これにより、電子カセッテ20に照射された放射線Xに担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されて放射線検出器40に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板90には、一定方向(行方向)に延設され個々の画素部96のTFT94をオン・オフさせるための複数本のゲート配線100と、ゲート配線100と直交する方向(列方向)に延設されオンされたTFT94を介して蓄積容量92から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線102が設けられている。個々のゲート配線100はゲート線ドライバ104に接続されており、個々のデータ配線102は信号処理部110に接続されている。個々の画素部96の蓄積容量92に電荷が蓄積されると、個々の画素部96のTFT94は、ゲート線ドライバ104からゲート配線100を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT94がオンされた画素部96の蓄積容量92に蓄積されている電荷は、電荷信号としてデータ配線102を伝送されて信号処理部110に入力される。従って、個々の画素部96の蓄積容量92に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図4には、本実施形態に係る放射線検出器40の1画素部分に注目した等価回路図が示されている。
同図に示すように、TFT94のソースは、データ配線102に接続されており、このデータ配線102は、信号処理部110に接続されている。また、TFT94のドレインは蓄積容量92及び光電変換部98に接続され、TFT94のゲートはゲート配線100に接続されている。
信号処理部110は、個々のデータ配線102毎にサンプルホールド回路112を備えている。個々のデータ配線102を伝送された電荷信号はサンプルホールド回路112に保持される。サンプルホールド回路112はオペアンプ112Aとコンデンサ112Bを含んで構成され、電荷信号をアナログ電圧に変換する。また、サンプルホールド回路112にはコンデンサ112Bの両電極をショートさせ、コンデンサ112Bに蓄積された電荷を放電させるリセット回路としてスイッチ112Cが設けられている。
サンプルホールド回路112の出力側にはマルチプレクサ114、A/D変換器116が順に接続されており、個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はアナログ電圧に変換されてマルチプレクサ114に順に(シリアルに)入力され、A/D変換器116によってデジタルの画像情報へ変換される。
信号処理部110にはラインメモリ118が接続されており(図3参照。)、信号処理部110のA/D変換器116から出力された画像情報はラインメモリ118に順に記憶される。ラインメモリ118は放射線画像を示す画像情報を所定ライン分記憶可能な記憶容量を有しており、1ラインずつ電荷の読み出しが行われる毎に、読み出された1ライン分の画像情報がラインメモリ118に順次記憶される。
ラインメモリ118は電子カセッテ20全体の動作を制御するカセッテ制御部120と接続されている。カセッテ制御部120はマイクロコンピュータによって実現されており、無線通信制御部122が接続されている。この無線通信制御部122は、アンテナ20Aに接続されており、アンテナ20Aを介して外部機器との間での各種情報の伝送の制御を行う。
また、カセッテ制御部120には操作部50が接続されている。従って、カセッテ制御部120は、操作部50に対するユーザの操作状態の把握を行うことができる。
更に、電子カセッテ20は、充電可能な二次電池であるバッテリ44を備えており、上述した各種回路や各素子(ゲート線ドライバ104、信号処理部110、ラインメモリ118、無線通信制御部122やカセッテ制御部120として機能するマイクロコンピュータ)は、バッテリ44から供給された電力によって作動する。
一方、コンソール26は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや撮影された放射線画像等を表示するディスプレイ136(図1も参照。)と、複数のキーを含んで構成され、各種の情報や操作指示が入力される操作パネル140(図1も参照。)と、を備えている。
また、コンソール26は、装置全体の動作を司るCPU128と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM130と、各種データを一時的に記憶するRAM132と、各種データを記憶して保持するHDD(ハード・ディスク・ドライブ)134と、ディスプレイ136への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ138と、操作パネル140に対する操作状態を検出する操作入力検出部142と、アンテナ26Aに接続され、アンテナ26Aを介して放射線照射装置18との間で曝射条件や放射線照射装置18の状態情報等の各種情報の無線通信を行うと共に、アンテナ26Bに接続され、アンテナ26Bを介して電子カセッテ20との間で画像情報等の各種情報の無線通信を行う無線通信制御部144と、を備えている。
CPU128、ROM130、RAM132、HDD134、ディスプレイドライバ138、操作入力検出部142及び無線通信制御部144は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU128は、ROM130、RAM132、HDD134へのアクセスを行うことができると共に、ディスプレイドライバ138を介したディスプレイ136への各種情報の表示の制御、操作入力検出部142を介した操作パネル140に対するユーザの操作状態の把握、無線通信制御部144を介した放射線照射装置18及び電子カセッテ20との各種情報の送受信の制御、を各々行うことができる。
一方、放射線照射装置18は、撮影を実行する際に撮影者によって押圧操作される撮影ボタン150と、放射線Xを出力する放射線源152と、アンテナ18Aに接続され、アンテナ18Aを介してコンソール26との間で曝射条件や放射線照射装置18の状態情報等の各種情報の無線通信を行う無線通信制御部154と、受信した曝射条件に基づいて放射線源152を制御する線源制御部156と、を備えている。線源制御部156もマイクロコンピュータによって実現されており、受信した曝射条件を記憶し、記憶した曝射条件に基づいて放射線源152から放射線Xを照射させる。
なお、本実施形態に係る撮影ボタン150は、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
ところで、本実施形態に係る放射線照射装置18は、撮影ボタン150が撮影者によって半押し状態とされた場合、撮影ボタン150が線源制御部156に対し、放射線Xを照射するためのエネルギーを放射線源152に蓄積することを指示する蓄積指示信号(照射準備信号)を出力すると共に、蓄積指示信号を無線通信制御部154及びアンテナ18Aを介してコンソール26に送信する。線源制御部156は、蓄積指示信号が入力されると、放射線源152に当該エネルギーを蓄積するように制御を行い、コンソール26のCPU128は、蓄積指示信号を受信すると、これを無線通信制御部144及びアンテナ26Bを介して電子カセッテ20に転送する。電子カセッテ20のカセッテ制御部120は、蓄積指示信号を受信することにより放射線照射装置18で放射線Xの照射準備が完了したとみなす。
撮影ボタン150は、撮影者によって引き続き全押し状態とされた場合、線源制御部156に対し、放射線Xを照射することを指示する照射指示信号を出力する。これに応じて、線源制御部156は、放射線源152に蓄積されたエネルギーを用いて放射線源152から放射線が照射されるように制御を行う。
次に、図5を参照して、電子カセッテ20の電源がオンされた際の電子カセッテ20の処理ルーチンを説明する。なお、図5は、この際に電子カセッテ20のカセッテ制御部120によって実行される電子カセッテ制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはカセッテ制御部120を実現しているマイクロコンピュータに含まれるメモリの所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ200では、放射線照射装置18における放射線Xの照射準備の完了待ちを行う。すなわち、本ステップ200では、コンソール26から転送される蓄積指示信号の受信待ちを行い、当該蓄積指示信号が受信されることにより放射線Xの照射準備が完了したと判断する。なお、本電子カセッテ制御処理プログラムでは、ステップ200の処理として、放射線照射装置18における放射線Xの照射準備の完了待ちを行う処理を適用しているが、これに限らず、例えば、電子カセッテ20の手術台16への設置待ちを行う処理や放射線照射装置18に対しての電源の投入待ちを行う処理などであってもよく、撮影を行うための準備となり得る処理の完了待ちを行う処理であれば如何なる処理であってもよい。
次のステップ202では、操作部50に対する操作による制御を無効にする機能(操作部50をロックする機能)が選択されるように制御を行う。これにより、操作部50に対する入力操作が不可能となるように操作部50がカセッテ制御部120によってロックされる。例えば、操作部50がダイヤルやキー、スイッチからなる場合は、これらが機械的にロックされ、操作部50がタッチパネルからなる場合は、当該タッチパネルが使用不可能な状態に制御される。なお、本ステップ202では、操作部50に対する入力操作が不可能となるように操作部50をロックする場合の形態例を挙げているが、操作部50をロックせずに、操作部50により受け付けられた入力操作を無効にするようにしてもよい。この場合、操作部50により入力操作を受け付け、当該入力操作に応じた信号をカセッテ制御部120に出力させない形態、操作部50により入力操作を受け付け、当該入力操作に応じた信号をカセッテ制御部120に出力し、カセッテ制御部120にて当該信号を無効化する形態が例示できる。このように、本ステップ202では、操作部50に対する入力操作による制御が無効となるように制御が行われればよい。
次のステップ204では、撮影の完了待ちを行う。本第1の実施形態に係る電子カセッテ20では、信号処理部110から出力された画像情報がラインメモリ118を介してカセッテ制御部120の予め定められた記憶領域(ここでは、マイクロコンピュータに含まれるメモリ)に記憶されることをもって撮影完了としているが、これに限らず、例えば、撮影ボタン150の全押し状態が解除されてから所定時間(例えば、画像情報が予め定められた記憶領域に記憶されるものとして予め定められた時間)経過したことをもって撮影完了としてもよいし、ユーザが指定した枚数分(例えば、4枚分)の画像情報がラインメモリ118を介してカセッテ制御部120の予め定められた記憶領域に記憶されることをもって撮影完了としてもよい。
次のステップ206では、操作部50に対する操作による制御を有効にする機能(操作部50のロックを解除する機能)が選択されるように制御を行った後、本電子カセッテ制御処理プログラムを終了する。上記ステップ206の処理により、操作部50のロック状態がカセッテ制御部120によって解除される。
なお、本実施形態に係る撮影システム10では、操作部50がロックされている間、コンソール26が電子カセッテ20との間で無線通信を行うことにより撮影装置36の作動(例えば、電子カセッテ20の電源のオン・オフ)を制御している。
以上詳細に説明したように、本第1の実施形態に係る電子カセッテ20では、予め定められた期間(放射線照射装置18における放射線Xの照射準備が完了してから撮影が完了するまでの間)に、操作部50に対する操作による制御を無効にする機能が選択されるように制御し、選択されるように制御された機能を操作部50が操作された際に実行しているので、予め定められた期間の誤操作による誤作動を防止することができる。
〔第2の実施形態〕
次に本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本第2の実施形態に係る撮影システムの構成は、上記第1の実施形態に係る撮影システム10と同様であるので、ここでの説明は省略する。本第2の実施形態では、上記第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図6には、本第2の実施形態に係る電子カセッテ20Bの構成を示す破断斜視図が示されている。
同図に示されるように、電子カセッテ20Bは、上記第1の実施形態で説明した電子カセッテ20と比較して、操作部50に代えて操作部50Bが設けられている点のみが異なっている。なお、本第2の実施形態に係る操作部50Bは、1個のプッシュ式のスイッチで構成されており、放射線画像撮影に関する複数の異なる機能(本第2の実施形態では、撮影して得られた画像情報のコンソール26への送信を実行する機能(以下、「第1機能」とも言う。)と、電源をオン・オフする機能(以下、「第2機能」とも言う。)との2つの機能)から目的とする機能を選択する際に操作される。
図7は、コンソール26から転送された蓄積指示信号を受信した際に電子カセッテ20Bのカセッテ制御部120によって実行される電子カセッテ制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはカセッテ制御部120を実現しているマイクロコンピュータに含まれるメモリの所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ300では、放射線照射装置18における放射線Xの照射準備の完了待ちを行い、次のステップ302にて、放射線照射装置18における放射線Xの照射準備が完了してから撮影が完了するまでの間にのみ有効とすべき機能として第1機能が選択されるように制御を行う。これにより、操作部50Bは、撮影して得られた画像情報のコンソール26への送信を実行するための送信実行スイッチとして機能することになり、操作部50Bが操作された際に、カセッテ制御部120によって画像情報のコンソール26への送信が実行される。
次のステップ304では、撮影の完了待ちを行う。本第2の実施形態に係る電子カセッテ20では、信号処理部110から出力された画像情報がラインメモリ118を介してカセッテ制御部120の予め定められた記憶領域(ここでは、マイクロコンピュータに含まれるメモリ)に記憶されることをもって撮影完了としているが、これに限らず、例えば、撮影ボタン150の全押し状態が解除されてから所定時間(例えば、画像情報が予め定められた記憶領域に記憶されるものとして予め定められた時間)経過したことをもって撮影完了としてもよい。
次のステップ306では、放射線照射装置18における放射線Xの照射準備が完了してから撮影が完了するまでの間以外の期間にのみ有効とすべき機能として第2機能が選択されるように制御を行った後、本電子カセッテ制御処理プログラムを終了する。上記ステップ306の処理により、操作部50Bは、電源をオン・オフするための電源スイッチとして機能することになり、操作部50Bが操作された際に、カセッテ制御部120によって電源のオン・オフの切り替えが実行される。
なお、本第2の実施形態では、放射線照射装置18における放射線Xの照射準備が完了してから撮影が完了するまでの間、すなわち、操作部50Bが送信開始スイッチとして機能している間、コンソール26が電子カセッテ20との間で無線通信を行うことにより、電子カセッテ20の電源がオン・オフされるように電子カセッテ20を制御している。
以上詳細に説明したように、本第2の実施形態に係る電子カセッテ20Bでは、予め定められた期間(放射線照射装置18における放射線Xの照射準備が完了してから撮影が完了するまでの間)に、当該予め定められた期間にのみ有効とすべき機能が選択されるように制御し、選択されるように制御された機能を操作部50Bが操作された際に実行しているので、予め定められた期間の誤操作による誤作動を防止することができる。
〔第3の実施形態〕
次に本発明の第3の実施形態を説明する。なお、本第3の実施形態に係る撮影システムの構成は、上記第1の実施形態に係る撮影システム10と同様であるので、ここでの説明は省略する。本第3の実施形態では、上記第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図8は、コンソール26から転送された蓄積指示信号を受信した際に電子カセッテ20のカセッテ制御部120によって実行される電子カセッテ制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはカセッテ制御部120を実現しているマイクロコンピュータに含まれるメモリの所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ300では、予め定められた記憶領域(ここでは、カセッテ制御部120のマイクロコンピュータに含まれるメモリ)に画像情報を記憶するために信号処理部110からラインメモリ118を介して画像情報を読み出す読み出しモードになるまで待機し、次のステップ302では、操作部50に対する操作による制御を無効にする機能(操作部50をロックする機能)が選択されるように制御を行う。これにより、操作部50に対する入力操作が不可能となるように操作部50がカセッテ制御部120によってロックされる。
次のステップ304では、読み出しモードの終了待ちを行い、次のステップ306にて、操作部50に対する操作による制御を有効にする機能(操作部50のロックを解除する機能)が選択されるように制御を行った後、本電子カセッテ制御処理プログラムを終了する。上記ステップ306の処理により、操作部50のロック状態がカセッテ制御部120によって解除される。
以上詳細に説明したように、本第3の実施形態に係る電子カセッテ20では、放射線検出器40による電気信号(ここでは、画像情報)の予め定められた記憶領域(ここでは、カセッテ制御部120のマイクロコンピュータに含まれるメモリ)への出力が開始されてから放射線画像撮影が完了するまでの間(読み出しモード時)に、操作部50に対する操作による制御を無効にする機能が選択されるように制御すると共に、放射線画像撮影を行うための放射線の照射準備が完了してから放射線画像撮影が完了するまでの間以外の期間(読み出しモード時以外のとき)に、操作部50に対する操作による制御を有効にする機能が選択されるように制御し、選択されるように制御された機能を操作部50が操作された際に実行しているので、読み出しモード時の誤操作による誤作動を防止することができる。
なお、本第3の実施形態に係る電子カセッテ10では、読み出しモード時に操作部50をロックする場合の形態例を挙げて説明したが、これに限らず、例えば、読み取りモード時に加えて、電子カセッテ20がコンソール26に画像情報を送信する送信モード時に操作部50をロックするようにしてもよいし、送信モード時のみ操作部50をロックするようにしてもよい。この場合、コンソール26の予め定められた記憶領域(例えば、HDD134)に画像情報が記憶されたことをもって撮影が完了したとみなす。
また、放射線検出器40によって放射線Xの電気信号への変換が開始されてから撮影が完了するまでの間に操作部50をロックするようにしてもよい。この場合、予め定められた記憶領域(例えば、カセッテ制御部120のマイクロコンピュータに含まれるメモリ)に電気信号(画像情報)が記憶されたことをもって撮影が完了したとみなす。
このように、予め定められた期間に操作部50がロックされることにより、当該予め定められた期間の誤操作による誤作動を防止することができる。
また、本第3の実施形態では、読み出しモード時に操作部50をロックし、読み出しモード時以外のときは操作部50のロック状態を解除する場合の形態例を挙げて説明したが、これに限らず、読み出しモード時に、読み出しモード時にのみ有効とすべき機能(一例として、上記第2の実施形態で説明した第1機能)が選択されるように制御すると共に、読み出しモード時以外のときに、読み出しモード時以外のときにのみ有効とすべき機能(一例として、上記第2の実施形態で説明した第2機能)が選択されるように制御し、選択されるように制御された機能を操作部50が操作された際に実行するようにしてもよい。
また、放射線検出器40によって放射線Xの電気信号への変換が開始されてから撮影が完了するまでの間に、放射線検出器40によって放射線Xの電気信号への変換が開始されてから撮影が完了するまでの間にのみに有効とすべき機能が選択されるように制御すると共に、放射線検出器40によって放射線Xの電気信号への変換が開始されてから撮影が完了するまでの間以外の期間に、放射線検出器40によって放射線Xの電気信号への変換が開始されてから撮影が完了するまでの間以外の期間にのみに有効とすべき機能が選択されるように制御し、選択されるように制御された機能を操作部50が操作された際に実行するようにしてもよい。この場合、例えば、放射線検出器40によって放射線Xの電気信号への変換が開始されてから撮影が完了するまでの間に、操作部50が誤操作されることによるモード変更に伴う電源変動により生じるノイズが電気信号に重畳されることを防止することができる。
以上、本発明を上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の主旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記各実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、また、上記各実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における状況に応じた組み合わせにより種々の発明を抽出できる。上記各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記各実施形態では、放射線照射装置18に撮影ボタン150が含まれている場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮影ボタン150をコンソール26に設けてもよい。また、撮影ボタン150を設けずに、コンソール26の操作パネル140を介して放射線照射装置18に対して放射線Xの照射準備の指示及び放射線Xの照射指示を行うようにしてもよい。また、コンソール26の操作パネル140を介して放射線照射装置18に対して放射線Xの照射準備の指示を行い、撮影ボタン150により放射線Xの照射指示を行うようにしてもよいし、撮影ボタン150により放射線照射装置18に対して放射線Xの照射準備の指示を行い、コンソール26の操作パネル140を介して放射線Xの照射指示を行うようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、第1機能として、撮影して得られた画像情報のコンソール26への送信を実行する機能を、第2機能として、電源をオン・オフする機能を適用した場合の形態例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、放射線照射装置18における放射線Xの照射準備が完了してから撮影が完了するまでの間に操作部50Bが操作されることにより実行されても撮影に支障がない機能を第1機能とし、放射線照射装置18における放射線Xの照射準備が完了してから撮影が完了するまでの間以外の期間に操作部50Bが操作されることにより実行されても撮影に支障がない機能を第2機能とすれば如何なる機能も第1,第2機能として適用可能である。
また、上記第2の実施形態では、放射線照射装置18における放射線Xの照射準備が完了してから撮影が完了するまでの間と、これ以外の期間とで、操作部50Bの機能を変える場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、放射線画像の撮影開始から撮影終了までの間に複数の撮影段階がある場合、カセッテ制御部120によって撮影段階毎に操作部50Bの機能を動的に変化させてもよい。これにより、各撮影段階において適切な機能を操作部50Bに割り当てることができ、各撮影段階での誤操作による誤作動を防止することができる。また、その時々で最適な機能を選択することができると共に、必要のない機能を誤って選択することを防止することができる。
その他、上記各実施形態で説明した撮影システム10の構成(図1及び図3を参照。)、電子カセッテ20の構成(図2〜図4を参照。)、及び電子カセッテ20Bの構成(図6を参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施形態で説明したプログラムの処理の流れ(図5、図7及び図8を参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりすることができることは言うまでもない。
実施形態に係る撮影システムが設置された手術室の様子を示す図である。 第1の実施形態に係る電子カセッテの構成を示す破断斜視図である。 実施形態に係る撮影システムの要部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る放射線検出器の1画素部分に注目した等価回路図である。 第1の実施形態に係る電子カセッテ制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る電子カセッテの構成を示す破断斜視図である。 第2の実施形態に係る電子カセッテ制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る電子カセッテ制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 放射線画像撮影システム
18 放射線照射装置(放射線照射手段)
20,20B 電子カセッテ
26 コンソール(通信装置)
50,50B 操作部(操作手段)
120 カセッテ制御部(制御手段、実行手段)

Claims (8)

  1. 放射線画像撮影に関する複数の異なる機能のうちのいずれかの機能を実行する際に操作される操作手段と、
    予め定められた第1の期間および前記第1の期間とは異なる第2の期間のうち前記第1の期間において前記第1の期間に有効とすべき第1の機能を前記操作手段に割り当てるとともに、前記第2の期間において前記第2の期間に有効とすべき前記第1の機能とは異なる第2の機能を前記操作手段に割り当て、前記第1の期間において前記操作手段が操作された場合に前記第1の機能を実行し、前記第2の期間において前記操作手段が操作された場合に前記第2の機能を実行する制御手段と、
    を含む可搬型放射線画像撮影装置。
  2. 前記制御手段は、放射線画像の撮影開始から撮影終了までの間に前記操作手段に対する前記第1の機能と前記第2の機能の割り当てを切り替える請求項1記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  3. 放射線画像撮影に関する複数の異なる機能のうちのいずれかの機能を実行する際に操作される操作手段と、
    予め定められた第1の期間および前記第1の期間とは異なる第2の期間のうち前記第1の期間に前記操作手段に対する操作による制御を無効にし、前記第2の期間において前記操作手段が操作された際に前記操作手段に割り当てられている機能を実行する制御手段と、
    を含む可搬型放射線画像撮影装置。
  4. 放射線画像撮影に関する複数の異なる機能のうちのいずれかの機能を実行する際に操作される操作手段と、
    予め定められた第1の期間および前記第1の期間とは異なる第2の期間のうち前記第1の期間において前記第1の期間に実行されても撮影に支障がない第1の機能を前記操作手段に割り当てるとともに、前記第2の期間において前記第2の期間に実行されても撮影に支障がない前記第1の機能とは異なる第2の機能を前記操作手段に割り当て、前記第1の期間において前記操作手段が操作された場合に前記第1の機能を実行し、前記第2の期間において前記操作手段が操作された場合に前記第2の機能を実行する制御手段と、
    を含む可搬型放射線画像撮影装置。
  5. 前記第1の期間を、前記放射線画像撮影を行うための放射線の照射準備が完了してから前記放射線画像撮影が完了するまでの間とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  6. 被検体を透過した放射線を検出して、検出した放射線を電気信号に変換する放射線検出手段を更に含み、
    前記第1の期間を、前記放射線検出手段によって放射線の電気信号への変換が開始されてから前記放射線画像撮影が完了するまでの間とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  7. 被検体を透過した放射線を検出して、検出した放射線を電気信号に変換し、当該電気信号を予め定められた記憶領域に出力する放射線検出手段を更に含み、
    前記第1の期間を、前記放射線検出手段による電気信号の前記記憶領域への出力が開始されてから前記放射線画像撮影が完了するまでの間とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  8. 請求項1〜請求項の何れか1項に記載の可搬型放射線画像撮影装置と、
    前記可搬型放射線画像撮影装置との間で通信を行うことにより前記制御手段に対して有効とすべき機能が選択されるように制御させる通信装置と、
    を含む放射線画像撮影システム。
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