JP2010155066A - 放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システム - Google Patents

放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システム Download PDF

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たか志 荘司
Keiji Tsubota
圭司 坪田
Yuji Kurachi
祐次 倉知
Naoyuki Nishino
直行 西納
Yasuyoshi Ota
恭義 大田
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Kiyoshi Kondo
潔 近藤
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Abstract

【課題】小型化することができ、かつ製造コストを削減することができる放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システムを提供する。
【解決手段】患者を透過した放射線を検出して、検出した放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報に変換する放射線検出器40の放射線検出領域40aを除く領域に送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを設け、部機器との間で送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを介して無線通信を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システムに関する。
近年、TFT(thin film transistor)アクティブマトリクス基板上に放射線感応層を配置し、放射線を直接デジタルデータに変換できるFPD(flat panel detector)が実用化されており、このFPD等を用いて、照射された放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影を行う放射線画像撮影装置(以下、「電子カセッテ」とも言う。)が実用化されている。
ところで、この種の電子カセッテには、外部機器との間で無線通信により各種情報を送受信する機能が備えられている。
例えば、特許文献1には、FPDの照射領域の外側に、向きの調整が可能なアンテナを配置した撮影装置が開示されている。
特開2003−210444号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、アンテナの向きを調整することができるので、無線通信を良好に行うことができるものの、アンテナを設置するスペースが必要となり、その分、電子カセッテが大型化してしまう、という問題点があった。また、アンテナとFPDとを筐体に別々に組み込む必要があったため、製造コストが増大してしまう、という問題点もあった。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、小型化することができ、かつ製造コストを削減することができる放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の放射線画像撮影装置は、被検体を透過した放射線を検出して、検出した放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報に変換する放射線検出手段と、前記放射線検出手段の放射線検出領域を除く領域に一体的に設けられたアンテナと、外部機器との間で前記アンテナを介して無線通信を行う通信手段と、を含んで構成されている。
請求項1に記載の放射線画像撮影装置によれば、放射線検出手段により、被検体を透過した放射線が検出され、検出された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報に変換され、アンテナが前記放射線検出手段の放射線検出領域を除く領域に一体的に設けられ、通信手段により、外部機器との間で前記アンテナを介して無線通信が行われる。
このように、請求項1に記載の可搬型放射線画像撮影装置によれば、アンテナが放射線検出手段の放射線検出領域を除く領域に一体的に設けられるので、小型化することができ、かつ製造コストを削減することができる。
なお、請求項1に記載の放射線画像撮影装置は、請求項2に記載の発明のように、前記放射線検出手段を製造する工程で前記放射線検出手段と前記アンテナとを一体化するものとしてもよい。これにより、放射線画像撮影装置を作製するにあたり、放射線検出手段とアンテナとを別々に扱う必要がなくなるので、製造コストを削減することができる。
また、請求項1または請求項2に記載の放射線画像撮影装置は、請求項3に記載の発明のように、前記放射線検出手段が、放射線又は放射線を変換した光を検出する画素部が少なくとも絶縁層を介して設けられた複数の配線層によって前記放射線検出領域に多数個形成された基板を備えており、前記アンテナが、前記基板の何れかの配線層に形成されてもよい。これにより、放射線検出手段とアンテナを同一製造プロセスにより形成できるので、製造コストを削減することができる。
また、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の放射線画像撮影装置は、請求項4に記載の発明のように、前記アンテナを前記放射線検出手段の外縁に沿って延設したものとしてもよい。これにより、外部機器との通信状態を良好にすることができる。
また、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の放射線画像撮影装置は、請求項5に記載の発明のように、前記放射線検出手段により検出された放射線画像を示すアナログの電気信号をデジタルの画像情報へAD変換する少なくともAD変換中は前記無線通信を行わないように前記通信手段を制御する制御手段を更に含むものとしてもよい。これにより、無線通信の影響を受けずに放射線を検出することができる。
また、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の放射線画像撮影装置は、請求項6に記載の発明のように、前記放射線検出手段により検出された放射線画像を示すアナログの電気信号をデジタルの画像情報へAD変換する少なくともAD変換中は、前記アンテナを接地するか、または放射線検出時に一定電圧が印加される部材に前記アンテナを接続するものとしてもよい。これにより、放射線検出時にアンテナを介して放射線検出手段に侵入してくるノイズを抑制することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項7に記載の放射線画像撮影システムは、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の放射線画像撮影装置と、前記放射線検出手段が放射線を検出していないときは前記放射線画像撮影装置との間で通信可能な状態となるように前記放射線画像撮影装置との間で無線通信を確立し、前記放射線検出手段が放射線を検出しているときは前記放射線画像撮影装置との間で通信不可能な状態となるように前記放射線画像撮影装置との間で無線通信を確立しない通信装置と、を含んで構成されている。
従って、本発明の放射線画像撮影システムは、本発明の請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の放射線画像撮影装置と同様に作用するので、当該可搬型放射線画像撮影装置と同様の効果を得ることができる。また、放射線検出時には無線通信を行わないようにしているので、放射線画像撮影装置は、無線通信の影響を受けずに放射線を検出することができる。
本発明によれば、小型化することができ、かつ製造コストを削減することができる、という効果が得られる。
実施形態に係る撮影システムが設置された手術室の様子を示す図である。 第1の実施形態に係る電子カセッテの構成を示す破断斜視図である。 実施形態に係る放射線検出器の外観を示す概略平面図である。 実施形態に係る撮影システムの要部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る放射線検出器本体の1画素部分に注目した等価回路図である。 第2の実施形態に係る放射線検出器の1つの画素部の構造を示す平面図である。 図6のA−A線断面図である。 第2の実施形態に係る電子カセッテの構成を示す破断斜視図である。 実施形態に係る放射線検出器の他の形態例の外観を示す概略平面図である。 実施形態に係る放射線検出器の他の形態例の外観を示す概略平面図である。 実施形態に係る放射線検出器の他の形態例の外観を示す概略平面図である。 実施形態に係る放射線検出器の他の形態例の外観を示す概略平面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
先ず、実施形態に係る放射線画像撮影システム10(以下、「撮影システム10」とも称する。)の構成について説明する。図1には、本実施形態に係る撮影システム10を配置した様子の一例として、撮影システム10が手術室内に設置された様子が示されている。
撮影システム10は、医師12や放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行うものである。撮影システム10は、患者14が載置される手術台16と、撮影条件に従った放射線量からなる放射線Xを患者14に照射する放射線照射装置18と、患者14を透過した放射線Xを検出し、検出した放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影を行う電子カセッテ20と、電子カセッテ20で撮影して得られた放射線画像を表示する表示装置22と、電子カセッテ20に内蔵されるバッテリ44(図2参照。)を充電するクレードル24と、放射線照射装置18、電子カセッテ20及び表示装置22を制御するコンソール26と、を備えている。なお、本実施形態に係る撮影システム10では、放射線照射装置18、電子カセッテ20及び表示装置22と、コンソール26との間で、電波による無線通信が行われる。
図1に示される手術室では、撮影システム10に加えて、医師12が手術に使用する各種器具が載置される器具台28が手術台16の側部に配置される。また、手術台16の周りには、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される(これらの機器は、図1では省略されている。)。
放射線照射装置18は、自在アーム30に連結され、患者14の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であると共に、医師12による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。同様に、表示装置22は、自在アーム32に連結され、撮影された放射線画像を医師12が容易に確認できる位置に移動可能である。
図2には、第1の実施形態に係る電子カセッテ20の構成を示す破断斜視図が示されている。
同図に示すように、電子カセッテ20は、放射線Xを透過させる材料からなる筐体34を備えている。筐体34の内部には、放射線Xが照射される筐体34の照射面35側から、患者14による放射線Xの散乱線を除去するグリッド38、患者14を透過した放射線Xを検出して、検出した放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報に変換するFPD等の放射線検出器40、及び放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板42が順に配設されている。また、筐体54の内部の一端側には、電子カセッテ20の駆動電力源であるバッテリ44と、マイクロコンピュータを含む電子回路を収容するケース46と、が配置されている。放射線検出器40及び電子回路は、バッテリ44から供給される電力によって作動する。
また、筐体34の一側面34Aには、撮影作動を制御するための入力操作を受け付ける受付部50が設けられている。なお、受付部50としては、電源のオン・オフを切り替える電源スイッチ、コンソール26への画像情報の送信を指示する指示キー、電子カセッテ20を撮影可能な状態にする撮影可能モードと電子カセッテ20のメンテナンスを行える状態にするメンテナンスモードとを切り替えるモード選択スイッチが例示できる。
また、筐体34の一側面34Aには、両端が一側面34Aに固着された半環状の把持部52が受付部50を跨ぐように設けられている。この把持部52は、ユーザが指を掛けることで把持することができる構造となっている。
図3には、本実施形態に係る電子カセッテ20の放射線検出器40の外観を示す概略平面図が示されている。
同図に示されるように、放射線検出器40には、放射線を検出する放射線検出領域40aが設けられている。この放射線検出領域40aには、後述する画素部96(図4参照)がマトリクス状に多数個配置されており、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されている。
放射線検出器40は、製造工程において、放射線検出領域40a以外の領域に送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bが一体的に設けられる。具体的には、放射線検出器40の表面上の放射線検出領域40aを挟んで向かい合う2辺の一方の辺に沿って送信用アンテナ48aが延設固定され、他方の辺に沿って受信用アンテナ48bが延設固定される。このように、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bは、放射線検出器40の製造工程において放射線検出器40に一体化される。
図4には、本実施形態に係る撮影システム10の要部構成を示すブロック図が示されている。
電子カセッテ20に内蔵された放射線検出器40は、TFTアクティブマトリクス基板90上に、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成り、放射線Xが照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線Xを電荷へ変換する。なお、放射線検出器40は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換する放射線-電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)を用いて間接的に電荷に変換しても良い。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)が良く知られている。この場合、蛍光材料によって放射線X−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行なう。
また、TFTアクティブマトリクス基板90上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量92と、蓄積容量92に蓄積された電荷を読み出すためのTFT94とを備えた画素部96(図4では個々の画素部96に対応する光電変換層を光電変換部98として模式的に示している。)がマトリクス状に多数個配置されており、電子カセッテ20への放射線Xの照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部96の蓄積容量92に蓄積される。これにより、電子カセッテ20に照射された放射線Xに担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されて放射線検出器40に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板90には、一定方向(行方向)に延設され個々の画素部96のTFT94をオン・オフさせるための複数本のゲート配線100と、ゲート配線100と直交する方向(列方向)に延設されオンされたTFT94を介して蓄積容量92から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線102が設けられている。個々のゲート配線100はゲート線ドライバ104に接続されており、個々のデータ配線102は信号処理部110に接続されている。個々の画素部96の蓄積容量92に電荷が蓄積されると、個々の画素部96のTFT94は、ゲート線ドライバ104からゲート配線100を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT94がオンされた画素部96の蓄積容量92に蓄積されている電荷は、電荷信号としてデータ配線102を伝送されて信号処理部110に入力される。従って、個々の画素部96の蓄積容量92に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図5には、本実施形態に係る放射線検出器40の1画素部分に注目した等価回路図が示されている。
同図に示すように、TFT94のソースは、データ配線102に接続されており、このデータ配線102は、信号処理部110に接続されている。また、TFT94のドレインは蓄積容量92及び光電変換部98に接続され、TFT94のゲートはゲート配線100に接続されている。
信号処理部110は、個々のデータ配線102毎にサンプルホールド回路112を備えている。個々のデータ配線102を伝送された電荷信号はサンプルホールド回路112に保持される。サンプルホールド回路112はオペアンプ112Aとコンデンサ112Bを含んで構成され、電荷信号をアナログ電圧に変換する。また、サンプルホールド回路112にはコンデンサ112Bの両電極をショートさせ、コンデンサ112Bに蓄積された電荷を放電させるリセット回路としてスイッチ112Cが設けられている。
サンプルホールド回路112の出力側にはマルチプレクサ114、A/D変換器116が順に接続されており、個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はアナログ電圧に変換されてマルチプレクサ114に順に(シリアルに)入力され、A/D変換器116によってデジタルの画像情報へ変換される。
信号処理部110にはメモリ118が接続されており(図4参照。)、信号処理部110のA/D変換器116から出力された画像情報はメモリ118に順に記憶される。メモリ118は放射線画像を示す画像情報を所定枚数分記憶可能な記憶容量を有しており、1ラインずつ電荷の読み出しが行われる毎に、読み出された1ライン分の画像情報がメモリ118に順次記憶される。
メモリ118は電子カセッテ20全体の動作を制御するカセッテ制御部120と接続されている。カセッテ制御部120はマイクロコンピュータによって実現されており、無線通信制御部122が接続されている。この無線通信制御部122は、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bに接続されており、これらのアンテナを介して外部機器との間での各種情報の伝送の制御を行う。なお、送信用アンテナ48aは、オフ状態とされたスイッチ143aを介して筐体34の内壁に、受信用アンテナ48bは、オフ状態とされたスイッチ143bを介して筐体34の内壁に接続されている。接続線は図示されてないが、スイッチ143a,143bは、カセッテ制御部120に接続されており、カセッテ制御部120の指示に従ってオン・オフする。
また、カセッテ制御部120には受付部50が接続されている。従って、カセッテ制御部120は、受付部50に対するユーザの操作状態の把握を行うことができる。
更に、電子カセッテ20は、充電可能な二次電池であるバッテリ44を備えており、上述した各種回路や各素子(ゲート線ドライバ104、信号処理部110、メモリ118、無線通信制御部122やカセッテ制御部120として機能するマイクロコンピュータ)は、バッテリ44から供給された電力によって作動する。
一方、コンソール26は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや撮影された放射線画像等を表示するディスプレイ136(図1も参照。)と、複数のキーを含んで構成され、各種の情報や操作指示が入力される操作パネル140(図1も参照。)と、を備えている。
また、コンソール26は、装置全体の動作を司るCPU128と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM130と、各種データを一時的に記憶するRAM132と、各種データを記憶して保持するHDD(ハード・ディスク・ドライブ)134と、ディスプレイ136への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ138と、操作パネル140に対する操作状態を検出する操作入力検出部142と、アンテナ26Aに接続され、アンテナ26Aを介して放射線照射装置18との間で曝射条件や放射線照射装置18の状態情報等の各種情報の無線通信を行うと共に、アンテナ26Bに接続され、アンテナ26Bを介して電子カセッテ20との間で画像情報等の各種情報の無線通信を行う無線通信制御部144と、を備えている。
CPU128、ROM130、RAM132、HDD134、ディスプレイドライバ138、操作入力検出部142及び無線通信制御部144は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU128は、ROM130、RAM132、HDD134へのアクセスを行うことができると共に、ディスプレイドライバ138を介したディスプレイ136への各種情報の表示の制御、操作入力検出部142を介した操作パネル140に対するユーザの操作状態の把握、無線通信制御部144を介した放射線照射装置18及び電子カセッテ20との各種情報の送受信の制御、を各々行うことができる。
一方、放射線照射装置18は、撮影を実行する際に撮影者によって押圧操作される撮影ボタン150と、放射線Xを出力する放射線源152と、アンテナ18Aに接続され、アンテナ18Aを介してコンソール26との間で曝射条件や放射線照射装置18の状態情報等の各種情報の無線通信を行う無線通信制御部154と、受信した曝射条件に基づいて放射線源152を制御する線源制御部156と、を備えている。線源制御部156もマイクロコンピュータによって実現されており、受信した曝射条件を記憶し、記憶した曝射条件に基づいて放射線源152から放射線Xを照射させる。
なお、本実施形態に係る撮影ボタン150は、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
ところで、本実施形態に係る放射線照射装置18は、撮影ボタン150が撮影者によって半押し状態とされた場合、撮影ボタン150が線源制御部156に対し、放射線Xを照射するためのエネルギーを放射線源152に蓄積することを指示する蓄積指示信号(照射準備信号)を出力すると共に、蓄積指示信号を無線通信制御部154及びアンテナ18Aを介してコンソール26に送信する。線源制御部156は、蓄積指示信号が入力されると、放射線源152に当該エネルギーを蓄積するように制御を行い、コンソール26のCPU128は、蓄積指示信号を受信すると、これを無線通信制御部144及びアンテナ26Bを介して電子カセッテ20に転送する。電子カセッテ20のカセッテ制御部120は、蓄積指示信号を受信することにより放射線照射装置18で放射線Xの照射準備が完了したとみなす。
撮影ボタン150は、撮影者によって引き続き全押し状態とされた場合、線源制御部156に対し、放射線Xを照射することを指示する照射指示信号を出力する。これに応じて、線源制御部156は、放射線源152に蓄積されたエネルギーを用いて放射線源152から放射線が照射されるように制御を行う。
次に、本実施形態の作用を説明する。
放射線検出器40を製造する際に、放射線検出器40上の向かい合う2辺の一方の辺に沿って送信用アンテナ48aを、他方の辺に沿って受信用アンテナ48bを各々延設固定する。従って、電子カセッテ20を組み立てる工程において、放射線検出器40を筐体34内の所定位置に設置することにより、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを所定位置に設置することができる。つまり、1回の作業で放射線検出器40、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを筐体34に組み込むことができるので、製造コストを削減することができる。また、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48b用の設置スペースを特別に設ける必要がないので、従来の電子カセッテに比べて、電子カセッテ20を小型化することができる。
一方、電子カセッテ20及びコンソール26に対して電源が投入されると、コンソール26は電子カセッテ20との間で通信可能な状態となるように電子カセッテ20との間で無線通信を確立する。
放射線照射装置18の撮影ボタン150が撮影者によって半押し状態とされると、放射線照射装置18は、蓄積指示信号をコンソール26に送信する。コンソール26は、蓄積指示信号を電子カセッテに転送する。
電子カセッテ20のカセッテ制御部120は、蓄積指示信号を受信すると、この時点から放射線検出器40による放射線Xの検出が終了するまで(A/D変換器116によるAD変換が終了するまで)の間、コンソール26との間で無線通信を確立しないように無線通信制御部122を制御すると共に、スイッチ143a,143bをオン状態にする。これにより、電子カセッテ20は、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bが接地された状態となるので、AD変換中に仮に送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bにノイズによる電流が流れたとしても、当該電流が筐体34に流れることとなり、AD変換中に送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを介して放射線検出器40に侵入してくるノイズを抑制することができる。
放射線検出器40による放射線Xの検出が終了すると、電子カセッテ20のカセッテ制御部120は、スイッチ143a,143bをオフ状態にすると共に、コンソール26との間で通信可能な状態となるようにコンソール26との間で無線通信を確立するように無線通信制御部122を制御する。これにより、電子カセッテ20は、撮影により得られた画像情報をコンソール26へ送信することが可能となる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る電子カセッテ20は、患者14を透過した放射線Xを検出して、検出した放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報に変換する放射線検出器40と、放射線検出器40の放射線検出領域40aを除く領域に一体的に設けられた送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bと、コンソール26との間で送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを介して無線通信を行う無線通信制御部122と、を備えているので、電子カセッテ20を小型化することができ、かつ製造コストを削減することができる。
また、本実施形態に係る電子カセッテ20は、放射線検出器40を製造する工程で放射線検出器40と送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bとを一体化するようにしているので、放射線検出器40と、送信用アンテナ48aと、受信用アンテナ48bとを別々に筐体34に組み込む必要がなくなるので、作業工程数が減り、この結果、製造コストを削減することができる。
また、本実施形態に係る電子カセッテ20は、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを放射線検出器40の外縁(ここでは、放射線検出器40の向かい合う2辺)に延設したので、コンソール26との通信状態を良好にすることができる。
また、本実施形態に係る電子カセッテ20は、少なくともAD変換中は無線通信を行わないように無線通信制御部122を制御するカセッテ制御部120を備えているので、放射線検出器40は、無線通信の影響を受けずに放射線を検出することができる。
また、本実施形態に係る電子カセッテ20は、少なくともAD変換中は、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを接地するようにしているので、AD変換中に送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを介して放射線検出器40に侵入してくるノイズを抑制することができる。
また、本実施形態に係る撮影システム10は、放射線検出器40が放射線Xを検出していないときは電子カセッテ20との間で通信可能な状態となるように電子カセッテ20との間で無線通信を確立し、放射線検出器40が放射線Xを検出しているときは電子カセッテ20との間で通信不可能な状態となるように電子カセッテ20との間で無線通信を確立しないコンソール26と、を備えているので、電子カセッテ20は、無線通信の影響を受けずに放射線Xを検出することができる。
[第2の実施の形態]
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態に係る撮影システム10の構成は、上記第1の実施の形態(図1参照)と同一であるので、ここでの説明は省略する。
上述のように、放射線検出器40は、TFTアクティブマトリクス基板90上に、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。
このTFTアクティブマトリクス基板90は、放射線検出領域40aに、蓄積容量92、TFT94とを備えた画素部96がマトリクス状に多数個配置されており、また、各画素部96のTFT94をオン・オフさせるための複数本のゲート配線100と、TFT94を介して各画素部96の蓄積容量92に蓄積された蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線102が設けられている。
これら、蓄積容量92、TFT94、ゲート配線100、データ配線102は、絶縁性基板に、導電性の金属による配線層、絶縁性材料による絶縁層、半導体材料による半導体層、保護膜層などの各層を必要に応じてそれぞれ積層し、各層をパターニングすることにより形成される。
本実施の形態に係る放射線検出器40は、TFTアクティブマトリクス基板90の何れかの配線層により、放射線検出領域40aを挟んだ向かい合う2辺に、送信用アンテナ48aと受信用アンテナ48bを形成する。
図6及び図7には、本実施形態に係る放射線検出器40の構成の一例が示されている。なお、図6には、本実施形態に係る放射線検出器40の1つの画素部96の構造を示す平面図が示されており、図7には、図6のA−A線断面図が示されている。
図7に示すように、放射線検出器40は、無アルカリガラス等からなる絶縁性基板90A上に、ゲート配線100、蓄積容量下部電極92A、ゲート電極94A及び蓄積容量配線92B(図6参照。)が形成されている。ゲート電極94Aはゲート配線100に接続され、蓄積容量下部電極92Aは蓄積容量配線92Bに接続されている。このゲート配線100、蓄積容量下部電極92A、ゲート電極94A及び蓄積容量配線92Bが形成された配線層(以下、この配線層を「第1配線層」ともいう。)は、例えば、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜を用いて形成される。
この第1配線層上には、一面に絶縁膜95Aが形成されており、ゲート電極94A上に位置する部位がTFT94におけるゲート絶縁膜として作用する。この絶縁膜95Aは、例えば、SiN等からなっており、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)成膜により形成される。
絶縁膜95A上のゲート電極94Aに対応する位置には、半導体活性層94Bが形成されている。この半導体活性層94Bは、TFT94のチャネル部であり、例えば、アモルファスシリコン膜からなる。
これらの上層には、ソース電極94C、及びドレイン電極94Dが形成されている。このソース電極94C及びドレイン電極94Dが形成された配線層には、ソース電極94C、ドレイン電極94Dとともに、データ配線102が形成され、また、絶縁膜95A上の蓄積容量下部電極92Aに対応する位置に蓄積容量上部電極92Cが形成されている。ソース電極94Cはデータ配線102に接続され(図6参照。)、ドレイン電極94Dは蓄積容量上部電極92Cに接続されている。ソース電極94C、ドレイン電極94D、蓄積容量上部電極92C及びデータ配線102が形成された配線層(以下、この配線層を「第2配線層」ともいう。)は、例えば、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜が用いて形成される。
本実施の形態に係る放射線検出器40では、ゲート電極94Aやゲート絶縁膜95A、ソース電極94C、ドレイン電極94DによりTFT94が構成されており、蓄積容量下部電極92Aやゲート絶縁膜95A、蓄積容量上部電極92Cにより蓄積容量92が構成されている。
この第2配線層を覆い、絶縁性基板90A上の画素部96が設けられた領域のほぼ全面(ほぼ全領域)には、層間絶縁膜95Bが形成されている。この層間絶縁膜95Bは、感光性を有するアクリル樹脂などの有機材料により形成される。この層間絶縁膜95Bには、蓄積容量上部電極Cと対向する位置にコンタクトホール97が形成されている。
層間絶縁膜95B上には、各画素部96毎に、コンタクトホール97を埋めつつ、画素領域を覆うように電荷収集電極99Aが形成されおり、この電荷収集電極99Aは、非晶質透明導電酸化膜(ITO)からなり、コンタクトホール97を介して蓄積容量上部電極92Cと接続されている。
電荷収集電極99A上の絶縁性基板90A上の画素部96が設けられた領域のほぼ全面には、非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成なる光電変換層98Aが一様に形成されている。この光電変換層98Aは、X線などの放射線が照射されることにより、内部に電荷(電子−正孔)を発生する。
この光電変換層98A上には、バイアス電極99Bが形成されている。このバイアス電極99Bは、図示しないバイアス電源に接続されており、バイアス電源からバイアス電圧が供給される。
このような構成の放射線検出器40において、本実施の形態では、蓄積容量92、TFT94、ゲート配線100、データ配線102を形成する際の第1及び第2配線層の何れかに、送信用アンテナ48aと受信用アンテナ48bを形成する。例えば、送信用アンテナ48aと受信用アンテナ48bをゲート配線100方向の向かい合う2辺に送形成する場合は、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bとゲート配線100との同じ配線層での交差を防ぐため、第2配線層に形成し、データ配線102方向の向かい合う2辺に形成する場合は、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bとデータ配線102との同じ配線層での交差を防ぐため、第1配線層に形成する。
このように放射線検出器40のTFTアクティブマトリクス基板90を形成する際の製造プロセスにおいて、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを共に形成することにより、放射線検出器40を筐体34内の所定位置に設置する1回の作業で放射線検出器40、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを筐体34に組み込むことができるので、製造コストを削減することができる。
図8には、本実施形態に係る電子カセッテ20の構成を示す破断斜視図が示されている。なお、上記第1の実施形態(図2)と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。、また、図8では、放射線検出器40に形成された配線を破線で示している。
放射線検出器40に形成された送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bはそれぞれ不図示の配線により、無線通信制御部144と接続される。なお、図8では、送信用アンテナ48a側のみを図示している。
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る電子カセッテ20は、放射線検出器40のTFTアクティブマトリクス基板90を構成する何れかの配線層に送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを形成しているので、電子カセッテ20を小型化することができ、かつ製造コストを削減することができる。
以上、本発明を上記第1及び第2の各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の主旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記各実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、また、上記各実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における状況に応じた組み合わせにより種々の発明を抽出できる。上記各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記各実施形態では、放射線検出器40の向かい合う2辺の一方の辺に沿って送信用アンテナ48aを設け、他方の辺に沿って受信用アンテナ48bを設けた場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図9に示されるように、放射線検出器40の一辺に沿って送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを並べて設けてもよい。また、図10に示されるように、放射線検出器40の隣り合う2辺の一方の辺に沿って送信用アンテナ48aを設け、他方の辺に沿って受信用アンテナ48bを設けてもよい。また、図11に示されるように、放射線検出器40の一角に送信用アンテナ48aと受信用アンテナ48bとが略直交するように配置してもよい。また、図12に示されるように、放射線検出器40の2角の各々に受信用アンテナ48bを放射線検出器40の角を挟むように配置すると共に、一方の受信用アンテナ48bの対角に送信用アンテナ48aを放射線検出器40の角を挟むように配置してもよい。また、放射線検出器40を高剛性の基台に固定して支持するようにした場合、基台上に送信用アンテナ48a、及び受信用アンテナ48bを設けてもよい。
また、上記各実施形態では、放射線検出器40に送信用アンテナ48aと受信用アンテナ48bとを設けた場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、双方を送受信用アンテナとし、通信状態が良好なアンテナを選択して通信を行うようにしてもよい。また、放射線検出器40の各角、各辺に送受信アンテナを配置し、これらのうち通信状態が最も良好なアンテナを選択して通信を行うようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、電子カセッテ20のカセッテ制御部120が、蓄積指示信号を受信すると、この時点から放射線検出器40による放射線Xの検出が終了するまでの間、コンソール26との間での無線通信を確立せずに、かつ送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを接地する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、蓄積指示信号を受信してから放射線Xが照射されるものとして予め定められた時間から放射線検出器40による放射線Xの検出が終了するまでの間、コンソール26との間での無線通信を確立せずに、かつ送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを接地するようにしてもよい。このように、放射線検出器40による放射線Xの検出を開始してから終了するまでの間、コンソール26との間での無線通信を確立せずに、かつ送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを接地するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを筐体34の内壁に接続することにより接地を行う場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bをバッテリ44のマイナス端子に接続することにより接地を行うようにしてもよいし、例えば、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bを、蓄電容量92から蓄電電荷を読み出す際に一定電圧が印加されるゲート配線100に接続するようにしてもよい。また、送信用アンテナ48a及び受信用アンテナ48bの入力部を短絡してもよく、この場合も同様の効果が得られる。
その他、上記各実施形態で説明した撮影システム10の構成(図1及び図4を参照。)及び電子カセッテ20の構成(図2〜図5、及び図8を参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施形態で説明した放射線を光電変換層で直接電荷に変換する直接変換型の放射線検出器40の構成(図7、図8を参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。また、放射線を光電変換層で光に変換し、変換した光を光電変換素子(例えば、フォトダイオード)によって電荷に変換する間接変換型の放射線検出器についても本発明を適用可能であることは言うまでもない。
10 放射線画像撮影システム
14 患者(被検体)
18 放射線照射装置
20 電子カセッテ
26 コンソール(通信装置)
40 放射線検出器(放射線検出手段)
40a 放射線検出器本体
48a 送信用アンテナ
48b 受信用アンテナ
90 TFTアクティブマトリクス基板(基板)
120 カセッテ制御部(制御手段)
122 無線通信制御部(通信手段)

Claims (7)

  1. 被検体を透過した放射線を検出して、検出した放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報に変換する放射線検出手段と、
    前記放射線検出手段の放射線検出領域を除く領域に一体的に設けられたアンテナと、
    外部機器との間で前記アンテナを介して無線通信を行う通信手段と、
    を含む放射線画像撮影装置。
  2. 前記放射線検出手段を製造する工程で前記放射線検出手段と前記アンテナとを一体化する請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記放射線検出手段は、放射線又は放射線を変換した光を検出する画素部が少なくとも絶縁層を介して設けられた複数の配線層によって前記放射線検出領域に多数個形成された基板を備えており、
    前記アンテナは、前記基板の何れかの配線層に形成された請求項2記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記アンテナを前記放射線検出手段の外縁に沿って延設した請求項1〜請求項3の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記放射線検出手段により検出された放射線画像を示すアナログの電気信号をデジタルの画像情報へAD変換する少なくともAD変換中は前記無線通信を行わないように前記通信手段を制御する制御手段を更に含む請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記放射線検出手段により検出された放射線画像を示すアナログの電気信号をデジタルの画像情報へAD変換する少なくともAD変換中は、前記アンテナを接地するか、または放射線検出時に一定電圧が印加される部材に前記アンテナを接続する請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の放射線画像撮影装置と、
    前記放射線検出手段が放射線を検出していないときは前記放射線画像撮影装置との間で通信可能な状態となるように前記放射線画像撮影装置との間で無線通信を確立し、前記放射線検出手段が放射線を検出しているときは前記放射線画像撮影装置との間で通信不可能な状態となるように前記放射線画像撮影装置との間で無線通信を確立しない通信装置と、
    を含む放射線画像撮影システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010243486A (ja) * 2009-03-31 2010-10-28 General Electric Co <Ge> 無線ディジタル画像検出器
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