JP5617058B2 - 駆動力伝達ユニット、挿入機器、回転ユニット、挿入本体アセンブリ及び挿入装置 - Google Patents

駆動力伝達ユニット、挿入機器、回転ユニット、挿入本体アセンブリ及び挿入装置 Download PDF

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Description

本発明は、挿入機器において長手軸に沿って延設される挿入部に長手軸回り方向に回転可能に取付けられる回転ユニットに関する。また、本発明は、回転ユニットが取付けられる挿入部を備える挿入機器及びその挿入機器に設けられる挿入本体アセンブリに関する。また、本発明は、挿入部の内部に延設され、回転ユニットを回転させる回転駆動力を伝達する駆動力伝達ユニットに関する。さらに、本発明は、前述の挿入本体アセンブリ、駆動力伝達ユニット及び回転ユニットを備える挿入装置に関する。
特許文献1には、内視鏡の処置具チャンネルに挿通可能な挿入装置である処置装置が開示されている。この処置装置には、長手軸に沿って挿入部が延設されている。そして、挿入部の基端方向側に保持部が設けられている。挿入部の先端部には、挿入部に対して長手軸回り方向に回転可能に、回転ユニットである螺旋状推進部が取付けられている。また、保持部の内部及び挿入部の内部には、チャンネルが長手軸に沿って延設されている。チャンネルの内部には、駆動力伝達ユニットが延設されている。駆動力伝達ユニットでは、線状部であるフレキシブルシャフトが延設されている。フレキシブルシャフトが駆動軸(長手軸)を中心として回転することにより、螺旋状推進部を回転させる回転駆動力が螺旋推進部に伝達される。チャンネルは、保持部に設けられる開口部で開口している。フレキシブルシャフトの基端は、開口部の近傍で、駆動源であるモータに接続されている。モータが駆動されることにより、フレキシブルシャフトが駆動軸を中心として回転し、螺旋状推進部が挿入部に対して回転する。
特許文献2には、長手軸に沿って設けられる挿入部と、挿入部の先端部に挿入部に対して長手軸回り方向に回転可能に設けられる回転ユニットと、を備える内視鏡装置が挿入装置として開示されている。挿入部の内部には、回転ギアが設けられている。また、回転ユニットには、回転ギアと噛合う内周ギア部が、設けられている。回転ギアが作動され、回転することにより、回転駆動力が回転ユニットに伝達される。これにより、挿入部に対して回転ユニットが回転する。挿入部の内部には、チャンネルが延設されている。チャンネルでは、回転ギアに接続される駆動力伝達ユニットが延設されている。駆動力伝達ユニットは、駆動軸に沿って延設される線状部を備える。線状部の先端部は、回転ギアに接続されている。駆動力伝達ユニットが駆動軸を中心として回転することにより、回転駆動力が回転ギアに伝達され、回転ギアが作動される。
特開2005−288035号公報 特開2007−185394号公報
前記特許文献1の処置装置及び前記特許文献2の内視鏡では、回転ユニットを回転させる回転駆動力を伝達する駆動力伝達ユニットが、挿入部の内部のチャンネルに延設されている。チャンネルに線状部を含む駆動力伝達ユニットが延設されるため、使用後のチャンネルの洗浄において、チャンネルの洗浄性が低下してしまう。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、使用時に回転ユニットを回転させる回転駆動力を伝達する駆動力伝達ユニットが延設されるチャンネルにおいて、使用後のチャンネルの洗浄性が確保される挿入装置を提供することにある。また、その挿入装置に設けられる、挿入機器、回転ユニット、駆動力伝達ユニット及び挿入本体アセンブリを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のある態様は、長手軸に沿って延設される挿入部と、前記挿入部の外周方向側に前記挿入部に対して長手軸回り方向に回転可能に設けられる回転ユニットと、前記回転ユニットが前記長手軸回り方向に回転可能に取付けられる状態で前記挿入部に設けられ、前記挿入部の外部及び内部に対して開口する空洞部を規定するベース部と、前記空洞部に位置する状態で前記ベース部に取付けられ、前記回転ユニットが前記ベース部に取付けられた状態で作動されることにより、前記回転ユニットを回転させる回転駆動力を前記回転ユニットに伝達する作動ユニットと、前記挿入部の基端方向側に設けられる保持部であって、前記保持部の外部に対して開口する挿入口が形成される保持部と、前記保持部に設けられるか、又は、前記保持部に着脱可能に取付けられる駆動源ユニットであって、駆動されることにより、前記回転駆動力を発生する駆動源を備える駆動源ユニットと、前記保持部の前記挿入口から前記ベース部の前記空洞部まで前記保持部の内部及び前記挿入部の前記内部を通って延設されるチャンネルを規定するチャンネル規定部と、を備える挿入装置において、前記挿入口から前記チャンネルに挿通されることにより、前記空洞部において前記作動ユニットに着脱可能に取付けられ、前記作動ユニットに取付けられた状態で駆動軸を中心に回転することにより、前記作動ユニットに前記回転駆動力を伝達する駆動力伝達ユニットであって、前記作動ユニットに取付けられた前記状態で、前記チャンネルにおいて前記駆動軸に沿って延設され、前記挿入口を通して前記チャンネルに挿入可能で、かつ、前記挿入口を通して前記チャンネルから抜脱可能な線状部と、前記線状部の先端部に設けられ、前記作動ユニットに取付けられた前記状態で前記作動ユニットに接続される先端接続部と、前記線状部の基端部、又は、前記線状部より前記基端方向側に設けられ、前記作動ユニットに取付けられた前記状態で、前記駆動源ユニットから前記回転駆動力を受ける位置に位置設定される駆動力受け部と、前記線状部の前記基端部に取付けられ、前記駆動軸に沿って前記線状部に対して移動可能なスライダー部と先端が前記線状部に接続され、基端が前記スライダー部に接続される付勢部であって、前記スライダー部の前記線状部に対する先端方向への移動に対応して収縮することにより、前記先端方向への付勢力を前記線状部及び前記先端接続部に作用させる付勢部と、を備える。
本発明によれば、使用時に回転ユニットを回転させる回転駆動力を伝達する駆動力伝達ユニットが延設されるチャンネルにおいて、使用後のチャンネルの洗浄性が確保される挿入装置を提供することができる。また、その挿入装置に設けられる、挿入機器、回転ユニット、駆動力伝達ユニット及び挿入本体アセンブリを提供することができる。
第1の実施形態に係る内視鏡装置を示す概略図である。 第1の実施形態に係る駆動力伝達ユニットが回転筒状体に取付けられた状態での、挿入部の第2の中継接続部の構成を概略的に示す断面図である。 第1の実施形態に係る駆動力伝達ユニットが回転筒状体に取付けられていない状態での、挿入部の第2の中継接続部の構成を概略的に示す断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 第1の実施形態に係る駆動源ユニットが保持部のユニット挿入管に取付けられていない非装着状態での、ユニット挿入管の構成を概略的に示す断面図である。 第1の実施形態に係る駆動源ユニットが保持部のユニット挿入管に取付けられる装着状態での、ユニット挿入管の構成を概略的に示す断面図である。 第1の実施形態に係る駆動力伝達ユニット及び駆動源ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 第1の変形例に係る駆動力伝達ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 第1の変形例に係る駆動源ユニットが保持部のユニット挿入管に取付けられていない非装着状態での、ユニット挿入管の構成を概略的に示す断面図である。 第2の変形例に係る駆動力伝達ユニットが回転筒状体に取付けられていない状態での、挿入部の第2の中継接続部の構成を概略的に示す断面図である。 第2の変形例に係る駆動力伝達ユニットの係合端部と作動ユニットの回転ギアとの間を接続する構成を概略的に示す斜視図である。 第2の実施形態に係る保持部の構成を示す概略図である。 第2の実施形態に係る保持部のモータケーシングの内部構成を概略的に示す斜視図である。 第2の実施形態に係る保持部のモータケーシングの内部構成を図13の矢印A1の方向から視た概略図である。 第2の実施形態に係る挿入部及び保持部の構成を、ユニットチャンネルを通る断面で概略的に示す断面図である。 図15の16−16線断面図である。 第2の実施形態に係る駆動力伝達ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 図17の18−18線断面図である。 第3の実施形態に係る保持部の構成を概略的に示す斜視図である。 第3の実施形態に係る保持部のモータケーシングの内部構成を、図19の矢印A2の方向から視た概略図である。 第3の実施形態に係る保持部のモータケーシングの内部構成を、ユニットチャンネルを通る断面で概略的に示す断面図である。 第3の実施形態に係る駆動力伝達ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 図22の23−23線断面図である。 第3の変形例に係る駆動力伝達ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 第4の実施形態に係る保持部の構成を概略的に示す斜視図である。 第4の実施形態に係る保持部のモータケーシングの内部構成を、図25の矢印A3の方向から視た概略図である。 第4の実施形態に係る保持部のモータケーシングの内部構成を、ユニットチャンネルを通る断面で概略的に示す断面図である。 第4の実施形態に係る駆動力伝達ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 図28の29−29線断面図である。 第4の変形例に係る駆動力伝達ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 第5の実施形態に係る保持部及び駆動力伝達ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 第5の実施形態に係る駆動源側磁石及び装着側磁石の構成を示す概略図である。 第5の変形例に係る保持部及び駆動力伝達ユニットの構成を、駆動力伝達ユニットが挿入部及び保持部に装着されていない状態で概略的に示す断面図である。 第5の変形例に係る保持部及び駆動力伝達ユニットの構成を、駆動力伝達ユニットが挿入部及び保持部に装着された状態で概略的に示す断面図である。 第6の変形例に係る駆動力伝達ユニットの構成を概略的に示す断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図7を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る挿入装置である内視鏡装置1を示す図である。図1に示すように、内視鏡装置1は、長手軸Cを有する。長手軸Cに平行な方向の一方が先端方向(図1の矢印C1の方向)となり、先端方向とは反対方向が基端方向(図1の矢印C2の方向)となる。図1に示すように、内視鏡装置1は、挿入機器である内視鏡1Aと、内視鏡1Aに取付けられる回転ユニット30とを備える。また、内視鏡1Aは、本体となる挿入本体アセンブリ1Bと、挿入本体アセンブリ1Bに着脱可能に取付けられる駆動力伝達ユニット85(図1では図示されない)と、を備える。挿入本体アセンブリ1Bは、基端方向から先端方向に向かって長手軸Cに沿って延設される挿入部(内視鏡挿入部)2と、挿入部2より基端方向側に設けられる保持部(内視鏡保持部)3と、を備える。挿入部2は、内視鏡装置1の使用時に、管腔内に挿入される。保持部3には、ユニバーサルケーブル5の一端が接続されている。ユニバーサルケーブル5の他端は、周辺ユニット(peripheral unit)10に接続されている。周辺ユニット10は、画像処理部11と、光源部12と、駆動制御部13と、駆動操作入力部15と、表示部16と、を備える。
挿入部2は、先端硬性部21と、先端硬性部21より基端方向側に設けられる湾曲部(bending section)22と、湾曲部22より基端方向側に設けられる第1の蛇管部(first flexible tube section)23と、第1の蛇管部23より基端方向側に設けられる第2の蛇管部(second flexible tube section)25と、を備える。湾曲部22と第1の蛇管部23との間は、第1の中継接続部26により接続されている。また、第1の蛇管部23と第2の蛇管部25との間は、第2の中継接続部27により接続されている。
回転ユニット30は、挿入部2の外周方向側に設けられている。回転ユニット30には、挿入部2が挿通されている。回転ユニット30は、第1の中継接続部26と第2の中継接続部27との間で、長手軸Cに沿って延設されている。また、回転ユニット30は、挿入部2に対して長手軸回り方向に(長手軸Cを中心として)回転可能である。回転ユニット30は、長手軸Cに沿って螺旋状に延設される螺旋フィン部31を備える。
図2及び図3は第2の中継接続部27の構成を示す図であり、図4は図2のIV−IV線断面図である。ここで、図2は、挿入本体アセンブリ1Bに駆動力伝達ユニット85が取付けられた状態を示し、図3は、挿入本体アセンブリ1Bに駆動力伝達ユニット85が取付けられていない状態を示している。図1に示すように保持部3の外表面には、湾曲部22の湾曲操作が入力される湾曲操作入力部である湾曲操作ノブ33が設けられている。図4に示すように、挿入部2の内部には、湾曲ワイヤ35A,35Bが長手軸Cに沿って延設されている。保持部3の内部では、湾曲操作ノブ33に連結されるプーリ(図示しない)に、湾曲ワイヤ35A,35Bの基端が接続されている。湾曲ワイヤ35A,35Bの先端は、湾曲部22の先端部に接続されている。湾曲操作ノブ33での湾曲操作により、湾曲ワイヤ35A又は湾曲ワイヤ35Bが牽引され、湾曲部22が湾曲する。
それぞれの湾曲ワイヤ35A,35Bは、対応するコイル36A,36Bに挿通されている。コイル36A,36Bの基端は、保持部3の内周部に固定されている。また、コイル36A,36Bの先端は、第1の中継接続部26の内周部に接続されている。なお、本実施形態では、2本の湾曲ワイヤ35A,35Bが設けられ、湾曲部22は2方向に湾曲可能であるが、例えば4本の湾曲ワイヤが設けられ、湾曲部22が4方向に湾曲可能であってもよい。また、湾曲部22が設けられなくてもよい。
図2乃至図4に示すように、挿入部2の内部には、撮像ケーブル41、ライトガイド42、及び、処置具チャンネルチューブ43が、長手軸Cに沿って延設されている。先端硬性部21(挿入部2の先端部)の内部には、被写体を撮像する撮像素子(図示しない)が設けられている。撮像素子は、観察窓45を通して、被写体の撮像を行う。撮像ケーブル41の先端は、撮像素子に接続されている。撮像ケーブル41は、挿入部2の内部、保持部3の内部、及び、ユニバーサルケーブル5の内部を通って延設され、基端が周辺ユニット10の画像処理部11に接続されている。画像処理部11によって撮像された被写体像の画像処理が行われ、被写体の画像が生成される。そして、生成された被写体の画像が、表示部16に表示される。
また、ライトガイド42は、挿入部2の内部、保持部3の内部、及び、ユニバーサルケーブル5の内部を通って延設され、基端が周辺ユニット10の光源部12に接続されている。光源部12から出射された光は、ライトガイド42によって導光され、挿入部2の先端部(先端硬性部21)の照明窓47から被写体に照射される。
図1に示すように、保持部3の外表面には、鉗子等の処置具が挿入される処置具挿入部48が設けられている。処置具チャンネルチューブ43は、挿入部2の内部、及び、保持部3の内部を通って、基端が処置具挿入部48に接続されている。処置具挿入部48から挿入された処置具は、処置具チャンネルチューブ43の内部を通って、先端硬性部21の開口部49から先端方向に向かって突出する。そして、処置具が先端硬性部21の開口部49から突出した状態で、処置具による処置が行われる。
図2及び図3に示すように、第1の蛇管部23には、金属製の第1の螺旋管(第1のフレックス)51が設けられている。第1の螺旋管51の外周方向側には、金属製の第1の蛇管部網状管(第1の蛇管部ブレード)52が被覆されている。第1の蛇管部網状管52の外周方向側には、樹脂製の第1の蛇管部外皮53が被覆されている。第1の螺旋管51の基端部及び第1の蛇管部網状管52の基端部は、中継部材55の先端部に嵌合している。第2の中継接続部27は、金属性のベース部材57を備える。中継部材55の基端部は、ベース部材57に嵌合している。以上のようにして、第1の蛇管部23と第2の中継接続部27との間が連結される。
第2の蛇管部25には、金属製の第2の螺旋管(第2のフレックス)61が設けられている。第2の螺旋管61の外周方向側には、金属製の第2の蛇管部網状管(第2の蛇管部ブレード)62が被覆されている。第2の蛇管部網状管62の外周方向側には、樹脂製の第2の蛇管部外皮63が被覆されている。第2の螺旋管61の先端部及び第2の蛇管部網状管62の先端部は、中継部材58に嵌合している。中継部材58は、ベース部材57に嵌合している。以上のようにして、第2の蛇管部25と第2の中継接続部27との間が連結される。
ベース部材57には、空洞規定部71によって空洞部72が規定されている。回転筒状体65は、挿入部2が挿通された状態で、ベース部材57に取付けられている。回転筒状体65は、挿入部2に対して長手軸回り方向に回転可能である。回転筒状体65の外周方向側に、回転ユニット30が位置している。
図4に示すように、回転筒状体65には、長手軸Cに垂直な断面での断面形状が略六角形状の多角形状外周部66が、設けられている。また、回転ユニット30には、回転筒状体65を通る長手軸Cに垂直な断面での断面形状が回転筒状体65の多角形状外周部66に対応する略六角形状に形成される多角形状内周部67が、設けられている。このため、回転筒状体65の多角形状外周部66に回転ユニット30の多角形状内周部67が密着状態で接触し、回転筒状体65の外周方向側で回転ユニット30が回転筒状体65に対して固定される。
これにより、回転ユニット30が回転筒状体65と一体に、挿入部2に対して長手軸回り方向に回転可能となる。すなわち、ベース部材57が、長手軸回り方向に回転可能な状態で、回転ユニット30が回転筒状体65を介して取付けられるベース部となっている。また、回転筒状体65が作動され、回転することにより、回転ユニット30を回転させる回転駆動力が回転ユニット30に伝達される。すなわち、回転筒状体65は、作動されることにより、回転駆動力を回転ユニット30に伝達する作動ユニットとなっている。
図2乃至図4に示すように、ベース部材57には、接続管73を介して、ユニットチャンネルチューブ75の先端が接続されている。ユニットチャンネルチューブ75の内部には、ユニットチャンネル(チャンネル)76が規定されている。すなわち、ユニットチャンネルチューブ75は、ユニットチャンネル(チャンネル)76を規定するチャンネル規定部となる。ユニットチャンネル76の先端は、空洞部72と連通している。ユニットチャンネル76は、チャンネル軸Pを有する。
図1に示すように、保持部3は、保持ケーシング77と、保持ケーシング77に取付けられるユニット挿入管78と、を備える。ユニット挿入管78には、ユニット挿入口(挿入口)79が形成されている。ユニット挿入口79では、駆動源ユニット(駆動力発生部)81がユニット挿入管78(保持部3)に着脱可能に取付けられる。
図5及び図6は、ユニット挿入管78の構成を示す図である。ここで、図5は駆動源ユニット81が保持部3のユニット挿入管78に取付けられていない非装着状態を示し、図6は駆動源ユニット81がユニット挿入管78に取付けられる装着状態を示している。図5及び図6に示すように、保持部3の内部では、ユニット挿入管78に、ユニットチャンネルチューブ75の基端が接続されている。ユニットチャンネル76は、ユニット挿入管78の内部を通って、ユニット挿入口79まで延設されている。したがって、ユニットチャンネル(チャンネル)76は、ユニット挿入口(挿入口)79からベース部材57の空洞部72まで延設されている。すなわち、ユニットチャンネル76は、保持部3の内部及び挿入部2の内部を通って、延設されている。
ユニット挿入口79からは、駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85をユニットチャンネル76に挿入可能である。すなわち、駆動力伝達ユニット85は、ユニット挿入口79から、保持部3の内部及び挿入部2の内部に挿入される。図2、図5及び図6に示すように、駆動力伝達ユニット85は、長手軸Cに略平行な駆動軸Gを有する。駆動力伝達ユニット85は、ユニット挿入口79から挿入部2の内部及び保持部3の内部に延設されるユニットチャンネル76に、挿入される。駆動力伝達ユニット85がユニットチャンネル76に挿入されることにより、作動ユニットである回転筒状体65に駆動力伝達ユニット85が着脱可能に取付けられる。また、ユニットチャンネル76からユニット挿入口79を通して、駆動力伝達ユニット85を抜脱可能である。ここで、図2は駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に取付けられた状態を示し、図3は駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に取付けられていない状態を示している。
図7は、駆動力伝達ユニット85及び駆動源ユニット81の構成を示す図である。図7に示すように、駆動力伝達ユニット85は、駆動シャフト86と、駆動シャフト86の基端部が接続される中継部材87と、を備える。駆動シャフト86及び中継部材87が、駆動軸Gに沿って延設される線状部となる。線状部である駆動シャフト86及び中継部材87は、ユニット挿入口79を通してユニットチャンネル76に挿入可能であり、ユニット挿入口79を通してユニットチャンネル76から抜脱可能である。図2及び図6に示すように、駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に取付けられた状態では、挿入部2の内部及び保持部3の内部において、ユニットチャンネル76に沿って、駆動シャフト86及び中継部材87が延設されている。
中継部材87の基端部には、連結部材88が固定されている。中継部材87には、連結部材88を介して、筒状のスライダー部91が取付けられる。スライダー部91には、スライダー部91の外部から内部まで貫通する2つの貫通孔92A,92Bが、形成されている。貫通孔92A,92Bは、駆動軸Gに沿って長孔状に形成されている。連結部材88が、貫通孔92A,92Bに挿入されることにより、中継部材87(線状部)にスライダー部91が取付けられる。貫通孔92A,92Bが長孔状に形成されるため、スライダー部91は、駆動シャフト86及び中継部材87(線状部)に対して駆動軸Gに沿って移動可能である。
また、スライダー部91の基端部には、スライダー部91の外部から内部まで貫通する切欠き93A,93Bが、切欠き規定面94A,94Bによって規定されている。切欠き93A,93Bは、スライダー部91の基端から駆動軸Gに沿って形成されている。
駆動シャフト86の先端は、回転ギア95に接続されている。すなわち、駆動力伝達ユニット85は、線状部(駆動シャフト86及び中継部材87)の先端部に設けられる回転ギア95を備える。回転ギア95には、先端方向に向かって突出する係合突起97が、設けられている。図2及び図4に示すように、駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に取付けられた状態では、回転ギア95は、空洞部72に位置している。ベース部材57には、回転ギア95の係合突起97と係合可能な係合溝101が設けられている。駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に取付けられた状態では、回転ギア95の係合突起97は、ベース部材57の係合溝101と係合している。
回転筒状体65の内周部には、内周ギア部102が全周に渡って設けられている。駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に取付けられた状態では、内周ギア部102は回転ギア95と噛合う。回転ユニット30を回転させる回転駆動力が伝達されることにより、駆動力伝達ユニット85は、駆動軸Gを中心として回転する。これにより、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転し、内周ギア部102を介して、作動ユニットである回転筒状体65に回転駆動力が伝達される。そして、回転筒状体65が、挿入部2に対して長手軸回り方向に回転する。前述のように、回転ギア95が、作動ユニットである回転筒状体65に駆動力伝達ユニット85が取付けられた状態で、回転筒状体65に接続される先端接続部となる。回転ギア95は、空洞部72で作動ユニットである回転筒状体65に接続される。
図5乃至図7に示すように、駆動力伝達ユニット85は、付勢部である弾性部材103を備える。中継部材87の先端部(線状部)には、受け部105が設けられている。弾性部材103の先端は、受け部105に接続されている。また、弾性部材103の基端は、スライダー部91に接続されている。駆動軸Gに平行な方向について貫通孔92A,92Bと切欠き93A,93Bとの間の位置で、弾性部材103はスライダー部91に接続されている。
図6及び図7に示すように、駆動源ユニット81は、駆動源であるモータ82と、内部にモータ82を収容するモータケーシング83と、を備える。モータ82は、軸受け106を介して、モータケーシング83に取付けられている。図1に示すように、モータ82には、モータケーブル107の一端が接続されている。モータケーブル107の他端は、周辺ユニット10の駆動制御部13に接続されている。駆動操作入力部15での駆動操作によって、駆動制御部13からモータ82に電力(電流)が供給される。電力が供給されることにより、モータ82が駆動され、モータシャフト108Aが回転する。モータ82が駆動されることにより、回転ユニット30を回転させる回転駆動力が発生する。
図6及び図7に示すように、モータ82のモータシャフト108Aの先端部には、接続部材108が固定されている。接続部材108がスライダー部91の切欠き93A,93Bと係合することにより、スライダー部91の基端方向側にモータ82が着脱可能に接続される。すなわち、切欠き93A,93Bが、スライダー部91の基端方向側に駆動源であるモータ82を着脱可能に接続する駆動源接続部となる。
接続部材108が切欠き93A,93Bと係合した状態では、モータシャフト108Aに取付けられる接続部材108が切欠き規定面94A,94Bに当接している。これにより、駆動源ユニット81のモータ82から駆動力伝達ユニット85のスライダー部91の切欠き規定面94A,94Bに、回転駆動力を伝達可能である。すなわち、切欠き規定面94A,94Bが、モータ82から回転駆動力を受ける駆動力受け部となっている。切欠き規定面94A,94Bは、スライダー部91に位置し、中継部材87(線状部)より基端方向側に設けられている。また、作動ユニットである回転筒状体65に駆動力伝達ユニット85が取付けられた状態で、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける位置に駆動力受け部である切欠き規定面94A,94Bが位置設定されている。そして、回転駆動力を受ける位置に駆動力受け部である切欠き規定面94A,94Bが位置設定された状態で、駆動源ユニット81のモータ82が、切欠き規定面94A,94Bに着脱可能に接続される。
図5に示すように、駆動源ユニット81が保持部3のユニット挿入管78に取付けられていない非装着状態では、駆動力伝達ユニット85のスライダー部91は、ユニット挿入管78のユニット挿入口79から、保持部3の外部に突出している。このため、非装着状態では、駆動源接続部である切欠き93A,93B及び駆動力受け部である切欠き規定面94A,94Bは、保持部3の外部に位置している。したがって、保持部3の外部で、駆動源であるモータ82がスライダー部91に接続される。また、非装着状態では、弾性部材103は、基準状態で中継部材87(線状部)とスライダー部91との間に、延設されている。
図6に示すように、モータケーシング83がユニット挿入管78と係合することにより、駆動源ユニット81がユニット挿入管78に取付けられる装着状態となる。装着状態では、モータ82がスライダー部91に接続されている。このため、モータ82が駆動されることにより、モータ82で発生した回転駆動力を切欠き規定面94A,94Bが受け、駆動力伝達ユニット85に回転駆動力が伝達される。これにより、駆動力伝達ユニット85は駆動軸Gを中心として回転する。
また、装着状態では、スライダー部91は、駆動源ユニット81から先端方向に押圧される。スライダー部91が押圧されることにより、非装着状態からスライダー部91は先端方向へ移動する。スライダー部91の先端方向への移動に対応して、弾性部材103は基準状態から収縮する。これにより、付勢部である弾性部材103から駆動シャフト86、中継部材87(線状部)及び回転ギア95に、先端方向への付勢力が作用する。
次に、本実施形態の挿入装置である内視鏡装置1の作用及び効果について、説明する。内視鏡装置1を使用する際には、挿入部2のベース部材(ベース部)57に回転ユニット30及び作動ユニットである回転筒状体65が取付けられた状態で、ユニット挿入口79からユニットチャンネル76に駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85を挿入する。そして、ユニットチャンネル76に駆動力伝達ユニット85を挿通させ、回転ギア95の係合突起97をベース部材57の係合溝101に係合させる。また、回転ギア95を回転筒状体65の内周ギア部102に噛合わせる。これにより、先端接続部である回転ギア95が作動ユニットである回転筒状体65に接続され、駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に取付けられる。
そして、スライダー部91の切欠き93A,93Bに接続部材108を係合することにより、スライダー部91の基端方向側に駆動源であるモータ82を接続する。駆動源ユニット(駆動力発生部)81が保持部3のユニット挿入管78に取付けられていない非装着状態では、駆動力伝達ユニット85のスライダー部91は、ユニット挿入管78のユニット挿入口79から、保持部3の外部に突出している。そして、非装着状態では、駆動源接続部である切欠き93A,93B及び駆動力受け部である切欠き規定面94A,94Bは、保持部3の外部に位置している。切欠き93A,93B及び切欠き規定面94A,94Bが保持部3の外部に位置することにより、モータ82を容易にスライダー部91に接続することができる。
そして、モータケーシング83をユニット挿入管78と係合し、駆動源ユニット81をユニット挿入管78に取付ける。これにより、駆動源ユニット81がユニット挿入管78に取付けられる装着状態となる。そして、管腔に挿入部2及び回転ユニット30を挿入し、駆動操作入力部15での駆動操作によって駆動制御部13からモータ82に電力を供給する。これにより、モータ82が駆動され、回転ユニット30を挿入部2に対して長手軸回り方向に回転させる回転駆動力が、発生する。
モータ82が駆動されることにより、モータシャフト108Aが回転し、駆動力伝達ユニット85の切欠き規定面94A,94Bが回転駆動力を受ける。これにより、回転駆動力が駆動力伝達ユニット85に伝達され、駆動力伝達ユニット85が駆動軸G(チャンネル軸P)を中心として回転する。これにより、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転し、内周ギア部102を介して、作動ユニットである回転筒状体65に回転駆動力が伝達される。そして、回転筒状体65が、作動され、挿入部2に対して長手軸回り方向に回転する。これにより、回転筒状体65から回転ユニット30に回転駆動力が伝達され、回転ユニット30が回転筒状体65と一体に長手軸回り方向に回転する。
螺旋フィン部31に管腔壁から内周方向に押圧力が作用する状態で回転ユニット30を長手軸回り方向の一方に回転することにより、回転ユニット30及び挿入部2に先端方向への推進力が作用する。これにより、管腔での挿入部2の長手軸Cに平行な先端方向への移動性、すなわち挿入性が向上する。また、螺旋フィン部31に管腔壁から内周方向に押圧力が作用する状態で回転ユニット30を長手軸回り方向の他方に回転することにより、回転ユニット30及び挿入部2に基端方向への推進力が作用する。これにより、管腔での挿入部2の長手軸Cに平行な基端方向への移動性、すなわち抜脱性が向上する。
装着状態では、スライダー部91は、駆動源ユニット81から先端方向に押圧される。スライダー部91が押圧されることにより、非装着状態からスライダー部91は先端方向へ移動する。スライダー部91の先端方向への移動に対応して、弾性部材103は基準状態から収縮する。これにより、付勢部である弾性部材103から駆動シャフト86、中継部材87(線状部)及び回転ギア95に、先端方向への付勢力が作用する。
第2の蛇管部25は、可撓性を有し、外力が作用することにより形状が変形する。このため、駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に取付けられた状態で第2の蛇管部25が変形した場合、第2の蛇管部25の変形に対応して駆動シャフト86及び中継部材87(線状部)が変形する。ここで、本実施形態では、弾性部材103から駆動シャフト86、中継部材87(線状部)及び回転ギア95に、先端方向への付勢力が作用している。このため、駆動シャフト86及び中継部材87が変形した場合でも、回転ギア95が回転筒状体65の内周ギア部102と適切に噛合う。すなわち、駆動シャフト86及び中継部材87が変形した場合でも、先端接続部である回転ギア95が作動ユニットである回転筒状体65に適切に接続される。したがって、第2の蛇管部25が変形した場合でも、駆動力伝達ユニット85から回転筒状体65を介して回転ユニット30に、回転駆動力を適切に伝達することができ、回転ユニット30を適切に回転させることができる。
内視鏡装置1の使用後は、駆動源ユニット81をユニット挿入管78から取外す。これにより、駆動源ユニット81がユニット挿入管78に取付けられていない非装着状態となる。そして、スライダー部91の切欠き93A,93Bからモータ82を取外す。非装着状態では、駆動源接続部である切欠き93A,93B及び駆動力受け部である切欠き規定面94A,94Bは、保持部3の外部に位置している。切欠き93A,93B及び切欠き規定面94A,94Bが保持部3の外部に位置することにより、モータ82を容易にスライダー部91から取外すことができる。そして、ユニットチャンネル76からユニット挿入口79を通して、駆動力伝達ユニット85を抜脱する。
内視鏡装置1の使用後、駆動力伝達ユニット85がユニットチャンネル76から抜脱された状態で、挿入本体アセンブリ1B(挿入部2及び保持部3)が、内視鏡洗浄機によって、洗浄される。挿入本体アセンブリ1Bの洗浄において駆動力伝達ユニット85が抜脱された状態でユニットチャンネル76が洗浄されるため、ユニットチャンネル76の洗浄性を確保することができる。
また、大型のモータ82を備える駆動源ユニット81は、駆動力伝達ユニット85のスライダー部91に着脱可能である。このため、ユニットチャンネル76から抜脱された駆動力伝達ユニット85は、駆動源ユニット81が取外された状態で、洗浄される。すなわち、駆動シャフト86を備える駆動力伝達ユニット85は、駆動源ユニット81とは別体で洗浄される。したがって、駆動力伝達ユニット85の洗浄性を確保することができる。
(第1の実施形態の変形例)
なお、第1の実施形態では、駆動力伝達ユニット85のスライダー部91にモータ82が着脱可能であるが、これに限るものではない。例えば、第1の変形例として図8及び図9に示すように、スライダー部91から駆動源ユニット(駆動力発生部)81が取外せない構成であってもよい。本変形例では、スライダー部91に切欠き93A,93Bが設けられず、スライダー部91と一体に接続部111が設けられている。そして、スライダー部91は、接続部111でモータ82に対して固定されている。すなわち、接続部111が、スライダー部91の基端方向側に駆動源であるモータ82を接続する駆動源接続部となる。また、接続部111が、モータ82から回転駆動力を受ける駆動力受け部となっている。接続部111は、スライダー部91に位置し、中継部材87(線状部)より基端方向側に設けられている。また、作動ユニットである回転筒状体65に駆動力伝達ユニット85が取付けられた状態で、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける位置に駆動力受け部である接続部が位置設定されている。
本変形例では、スライダー部91から駆動源ユニット81が取外せないため、モータ82を含む駆動源ユニット81は、駆動力伝達ユニット85と一体に設けられる。すなわち、回転駆動力を発生する駆動源ユニット81が、駆動力伝達ユニット85から分離不可能に設けられる。
本変形例でも、駆動源ユニット81が保持部3のユニット挿入管78に取付けられていない非装着状態では、駆動力伝達ユニット85のスライダー部91は、ユニット挿入管78のユニット挿入口79から、保持部3の外部に突出している。そして、非装着状態では、駆動源接続部及び駆動力受け部である接続部111は、保持部3の外部に位置している。
また、本変形例でも、駆動源ユニット81がユニット挿入管78に取付けられる装着状態では、スライダー部91は、駆動源ユニット81から先端方向に押圧される。スライダー部91が押圧されることにより、非装着状態からスライダー部91は先端方向へ移動する。スライダー部91の先端方向への移動に対応して、弾性部材103は基準状態から収縮する。これにより、付勢部である弾性部材103から駆動シャフト86、中継部材87(線状部)及び回転ギア95に、先端方向への付勢力が作用する。
また、第1の実施形態では、駆動力伝達ユニット85は回転ギア95を備えるが、これに限るものではない。例えば、第2の変形例として図10及び図11に示すように、駆動力伝達ユニット85に回転ギア95が設けられなくてもよい。本変形例では、ベース部材57によって規定される空洞部72に、回転ギア112が設けられている。回転ギア112は、回転筒状体65の内周ギア部102と噛みあっている。
回転ギア112は、駆動軸Gを中心として回転可能である。回転ギア112が回転することにより、回転筒状体65が挿入部2に対して長手軸回り方向に回転する。これにより、回転ユニット30が、回転筒状体65と一体に、挿入部2に対して長手軸回り方向に回転する。すなわち、本変形例では、回転筒状体65及び回転ギア112が、作動されることにより回転駆動力を回転ユニット30に伝達する作動ユニットとなる。
回転ギア112には、駆動軸Gに垂直な断面が略四角形状の係合溝113が設けられている。また、駆動シャフト86(線状部)の先端部には、駆動軸Gに垂直な断面が略四角形状の係合端部115が設けられている。係合端部115の駆動軸Gに垂直な断面形状は、係合溝113の駆動軸Gに垂直な断面形状に、対応している。
回転ユニット30を回転させる場合には、駆動力伝達ユニット85をユニット挿入口79からユニットチャンネル76に挿入し、駆動シャフト86の係合端部115を回転ギア112の係合溝113に係合させる。これにより、駆動力伝達ユニット85が作動ユニットである回転ギア112及び回転筒状体65に取付けられる。すなわち、係合端部115が、回転ギア112(作動ユニット)に接続される先端接続部となる。係合端部115が回転ギア112に接続されることにより、駆動力伝達ユニット85から回転ギア112及び回転筒状体65に回転駆動力を伝達可能となる。係合端部115は、空洞部72で作動ユニットである回転ギア112に接続される。
第1の実施形態及びその変形例では、駆動力伝達ユニット85は、作動ユニット(65;65,112)取付けられた状態で、挿入部2の内部及び保持部3の内部に駆動軸G(チャンネル軸P)に沿って延設される線状部(86,87)と、線状部(86,87)の先端部に設けられ、作動ユニット(65;65,112)に取付けられた状態で作動ユニット(65;65,112)に接続される先端接続部(95;115)と、を備える。そして、駆動力伝達ユニット85は、線状部(86,87)の基端部に取付けられ、駆動軸Gに沿って線状部(86,87)に対して移動可能なスライダー部91と、先端が線状部(86,87)に接続され、基端がスライダー部91に接続される付勢部(103)と、を備える。スライダー部91の線状部(86,87)に対する先端方向への移動に対応して付勢部(103)が収縮することにより、先端方向への付勢力が付勢部(103)から線状部(86,87)及び先端接続部(95;115)に作用する。また、スライダー部91には、作動ユニット(65;65,112)に駆動力伝達ユニット85が取付けられた状態で、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける位置に位置設定される駆動力受け部(94A,94B;111)が、設けられている。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図12乃至図18を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態の構成を次の通り変形したものである。なお、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図12は、本実施形態の挿入本体アセンブリ1Bの保持部3の構成を示す図である。図12に示すように、保持部3には、第1の実施形態と同様の保持ケーシング77に加えて、保持ケーシング77に取付けられるモータケーシング121が設けられている。そして、モータケーシング121に、ユニット挿入管78が取付けられている。ユニット挿入管78には、第1の実施形態と同様に、ユニット挿入口(挿入口)79が形成されている。
図13及び図14は、保持部3のモータケーシング121の内部構成を示す図である。ここで、図13は斜視図であり、図14は図13を矢印A1の方向から視た図である。また、図15は、挿入部2の構成及び保持部3の構成を、ユニットチャンネル76を通る断面で示す図である。図13乃至図15に示すように、ユニット挿入管78は、シールリング122A,122Bを介して、モータケーシング121に固定されている。また、ユニット挿入管78には、接続管123が固定されている。接続管123は、モータケーシング121の内部から保持ケーシング77の内部まで延設されている。そして、保持ケーシング77の内部で、ユニットチャンネルチューブ75の基端が接続管123に接続されている。
ユニットチャンネル76は、接続管123の内部及びユニット挿入管78の内部を通って、ユニット挿入口79で、保持部3の外部に対して開口している。すなわち、ユニットチャンネル(チャンネル)76は、ユニット挿入口79から保持部3の内部及び挿入部2の内部を通って、ベース部材(ベース部)57の空洞部72まで延設されている。そして、ベース部材57で、ユニットチャンネル76が空洞部(ギア配置空洞)72と連通している。
モータケーシング121の内部には、駆動源ユニット81が設けられている。駆動源ユニット81の駆動源であるモータ82は、軸受け124A,124Bを介して、モータケーシング121に取付けられている。また、モータ82には、電気配線125の一端が接続されている。電気配線125は、ユニバーサルケーブル5の内部を通って、他端が周辺ユニット10の駆動制御部13(図1参照)に接続されている。駆動操作入力部15(図1参照)での駆動操作によって、駆動制御部13からモータ82に電力(電流)が供給される。電力が供給されることにより、モータ82が駆動され、モータ軸Mを中心としてモータシャフト108Aが回転する。モータ82が駆動されることにより、回転ユニット30を回転させる回転駆動力が発生する。
図14及び図15に示すように、モータ82のモータシャフト108Aには、傘歯車部126が取付けられている。傘歯車部126は、モータシャフト108Aに取付けられる歯車127と、歯車127と噛合うは歯車128と、を備える。モータ82が駆動されることにより、歯車127はモータ軸Mを中心として、モータシャフト108Aと一緒に回転する。また、歯車128は、歯車127が回転することにより、モータ軸Mに垂直な回転軸R1を中心として、回転する。
図16は、図15の16−16線断面図である。図14乃至図16に示すように、モータケーシング121には、軸部材130が取付けられている。傘歯車部126の歯車128は、軸部材130に固定されている。したがって、歯車127が回転することにより、回転軸R1を中心として、軸部材130が歯車128と一緒に回転する。軸部材130の外周部にはギア部131が設けられている。また、モータケーシング121には、中継ギア133が、連結ピン135を介して取付けられている。軸部材130のギア部131は、中継ギア133と噛合う。軸部材130が回転することにより、中継ギア133は、回転軸R1に平行な回転軸R2を中心として、回転する。
また、接続管123には、シールリング136A,136Bを介して、管状の作動部材137が取付けられている。作動部材137の外周部には、中継ギア133と噛合うギア部138が、設けられている。中継ギア133が回転することにより、作動部材137は、回転軸R2に平行な回転軸(伝達回転軸)R3を中心として、回転する。ここで、ユニットチャンネル76は作動部材137の内部を通過し、作動部材137の回転軸R3はユニットチャンネル76のチャンネル軸Pと同軸である。また、作動部材137は、回転軸R3に垂直な断面が略八角形状の駆動源側係合面139を備える。
前述のように、駆動源であるモータ82が駆動することにより、傘歯車部126、軸部材130及び中継ギア133によって、発生した回転駆動力が駆動源側作動部である作動部材137に伝達される。すなわち、傘歯車部126、軸部材130及び中継ギア133が、回転駆動力を駆動源ユニット81のモータ82から駆動源側作動部である作動部材137に伝達する駆動源側伝達部となる。回転駆動力が伝達されることにより、作動部材137は作動され、回転軸(伝達回転軸)R3を中心として回転する。すなわち、作動部材137は、作動されることにより回転軸(伝達回転軸)R3を中心として回転する駆動源側回転部である。
本実施形態でも第1の実施形態と同様に、挿入本体アセンブリ1B(挿入部2及び保持部3)には、駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85が着脱可能に取付けられる。そして、駆動力伝達ユニット85は、ユニット挿入口(挿入口)79からユニットチャンネル(チャンネル)76に挿入可能であり、ユニットチャンネル76からユニット挿入口79を通って抜脱可能である。
図17は、駆動力伝達ユニット85の構成を示す図である。図17に示すように、本実施形態の駆動力伝達ユニット85には、駆動軸Gに沿って延設される線状部となる駆動シャフト86が、第1の実施形態と同様に設けられている。駆動シャフト86の基端は、柱状部材141に接続されている。また、駆動シャフト86の先端は、中継部材142を介して、回転ギア95に接続されている。中継部材142の外周部には、弾性材料から形成される支持リング143が設けられている。支持リング143によって、駆動シャフト86及び回転ギア95は、駆動軸Gを中心として回転可能に、支持されている。本実施形態でも、回転ギア95には、先端方向に向かって突出する係合突起97が設けられている。
本実施形態でも、挿入部2のベース部材(ベース部)57の係合溝101に回転ギア95の係合突起97が係合する。また、駆動力伝達ユニット85の柱状部材141が、ユニット挿入管78と係合する。ベース部材57の係合溝101に回転ギア95の係合突起97が係合し、かつ、柱状部材141がユニット挿入管78と係合することにより、挿入部2及び保持部3に駆動力伝達ユニット85が装着される。すなわち、駆動力伝達ユニット85は、ユニットチャンネル(チャンネル)76に挿通された状態で、挿入部2及び保持部3に装着される。
駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに装着された状態では、線状部である駆動シャフト86はユニットチャンネル76に延設され、ユニットチャンネル76のチャンネル軸Pが駆動力伝達ユニット85の駆動軸Gと同軸となる。したがって、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、作動部材137の回転軸(伝達回転軸)R3は駆動力伝達ユニット85の駆動軸Gと同軸である。
図18は、図17の18−18線断面図である。図17及び図18に示すように、線状部である駆動シャフト86の基端部の外周部には、筒状部材145が固定されている。筒状部材145に、駆動シャフト86が挿通されている。筒状部材145は、駆動軸Gに垂直な断面が略八角形状の装着側係合面147を備える。駆動軸Gに垂直な断面における筒状部材145の装着側係合面147の形状は、回転軸R3に垂直な断面における作動部材137の駆動源側係合面139の形状に、対応している。
駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、作動部材137の回転軸(伝達回転軸)R3は駆動力伝達ユニット85(駆動シャフト86)の駆動軸Gと同軸である。また、係合溝101から作動部材137までのチャンネル軸Pに沿った軸平行寸法(第1の軸平行寸法)L1は、係合突起97から筒状部材145までの駆動軸Gに沿った軸平行寸法(第2の軸平行寸法)L2と略同一である。このため、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、作動部材137の駆動源側係合面139に、筒状部材145の装着側係合面147が係合する。すなわち、作動部材137の駆動源側係合面139が、駆動源側接続部となる。そして、筒状部材145の装着側係合面147が、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で、駆動源側接続部(139)に接続される装着側接続部となる。本実施形態では、装着側接続部(147)は、ユニットチャンネル76の内部で駆動源側接続部(139)に接続される。
作動部材137の駆動源側係合面139が筒状部材145の装着側係合面147と係合した状態では、駆動源ユニット81の駆動源側係合面139から駆動力伝達ユニット85の装着側係合面147に、回転駆動力を伝達可能である。すなわち、装着側係合面147が、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける駆動力受け部となっている。駆動源側係合面139は、駆動シャフト86(線状部)の基端部に設けられている。また、挿入本体アセンブリ1Bに駆動力伝達ユニット85が取付けられた状態で、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける位置に駆動力受け部である装着側係合面147が位置設定されている。
駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、駆動源側作動部である作動部材137が回転することにより、筒状部材145は作動部材137から回転駆動力を受ける。これにより、筒状部材145は、作動部材137と一緒に、回転軸R3を中心として回転する。すなわち、筒状部材145は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で駆動源側作動部(137)が作動することにより、回転駆動力を駆動源側作動部(137)から受け、作動される装着側作動部である。また、筒状部材145は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で作動されることにより、回転軸(伝達回転軸)R3を中心として回転する装着側回転部である。そして、駆動力受け部(147)は、装着側回転部(145)に設けられている。
回転軸R3を中心に筒状部材145が回転することにより、回転駆動力が筒状部材145から駆動シャフト86に伝達される。これにより、駆動軸Gを中心として、線状部である駆動シャフト86が回転する。すなわち、筒状部材145は、装着ユニット100が挿入部2及び保持部3に装着された状態で装着側作動部(145)が作動されることにより、回転駆動力を線状部(86)に伝達し、駆動軸Gを中心として線状部(86)を回転させる装着側伝達部である。駆動シャフト86が回転することにより、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転する。
また、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、作動ユニットとして回転筒状体65がベース部材57に取付けられている。そして、回転筒状体65の内周部には、回転ギア95と噛合う内周ギア部102が設けられている。本実施形態でも、回転ギア95が、作動ユニットである回転筒状体65に駆動力伝達ユニット85が取付けられた状態で、回転筒状体65に接続される先端接続部となる。このため、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転することにより、作動ユニットである回転筒状体65が作動され、回転筒状体65が長手軸回り方向に回転する。回転筒状体65が回転することにより、回転ユニット30が挿入部2に対して長手軸回り方向に回転する。すなわち、回転ギア95が回転することにより、駆動力伝達ユニット85から作動ユニットである回転筒状体65を介して、回転ユニット30に回転駆動力が伝達される。
次に、本実施形態の挿入装置である内視鏡装置1の作用及び効果について、説明する。内視鏡装置1を使用する際には、挿入部2のベース部材(ベース部)57に回転筒状体65及び回転ユニット30が取付けられた状態で、ユニット挿入口79からユニットチャンネル76に駆動力伝達ユニット85を挿入する。そして、ユニットチャンネル76に駆動力伝達ユニット85を挿通させることにより、回転ギア95が作動ユニットである回転筒状体65に接続される。これにより、駆動力伝達ユニット85は、挿入部2及び保持部3に装着されるとともに、回転筒状体65に取付けられる。
駆動力伝達ユニット85の回転ギア95が回転筒状体65に接続されることにより、作動部材137の駆動源側係合面139に筒状部材145の装着側係合面147が係合し、駆動源側係合面(駆動源側接続部)139に装着側係合面(装着側接続部)147が接続される。
そして、管腔に挿入部2及び回転ユニット30を挿入する。管腔に挿入部2が挿入された状態で、駆動操作入力部15での駆動操作によって駆動制御部13からモータ82に電力を供給し、モータ82を駆動する。これにより、回転ユニット30を挿入部2に対して長手軸回り方向に回転させる回転駆動力が、発生する。モータ86のモータシャフト108Aがモータ軸Mを中心に回転することにより、駆動源側伝達部である傘歯車部126、軸部材130及び中継ギア133によって、回転駆動力がモータ82から駆動源側作動部である作動部材137に伝達される。これにより、作動部材137が作動され、回転軸(伝達回転軸)R3を中心として作動部材137が回転する。
ここで、作動部材137の駆動源側係合面139に筒状部材145の装着側係合面147が接続されるため、作動部材137が作動されることにより、筒状部材145の駆動力受け部である装着側係合面147は作動部材137から回転駆動力を受ける。これにより、筒状部材145が作動され、回転軸R3を中心として筒状部材145が回転する。筒状部材145が回転することにより、線状部である駆動シャフト86が駆動軸G(チャンネル軸P)を中心として回転し、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転する。これにより、回転筒状体65及び回転ユニット30が長手軸回り方向に回転する。
内視鏡装置1の使用後は、挿入部2及び保持部3から駆動力伝達ユニット85を取外し、回転筒状体65から駆動力伝達ユニット85を取外す。そして、ユニットチャンネル76からユニット挿入口79を通して、駆動力伝達ユニット85を抜脱する。
内視鏡装置1の使用後、駆動源であるモータ82を含む駆動源ユニット81は、保持部3に取付けられた状態で洗浄される。この際、モータ82は、内視鏡洗浄機によって、挿入部2及び保持部3と一緒に洗浄される。内視鏡洗浄機では、駆動力伝達ユニット85が抜脱された状態で、ユニットチャンネル76が洗浄される。また、駆動力伝達ユニット85は、挿入部2、保持部3及びモータ82とは別体で、洗浄される。前述のように、駆動力伝達ユニット85が抜脱された状態でユニットチャンネル76が洗浄されるため、ユニットチャンネル76の洗浄性を確保することができる。また、大型の駆動源ユニット81(モータ82)は、挿入部2及び保持部3と一緒に洗浄される。すなわち、線状部である駆動シャフト86は、駆動源ユニット81と一緒に洗浄する必要はない。したがって、駆動シャフト86を備える駆動力伝達ユニット85の洗浄性を確保することができる。
また、駆動力伝達ユニット85を挿入部2及び保持部3に装着することにより、駆動源側係合面(駆動源側接続部)139に装着側係合面(装着側接続部)147が接続される。すなわち、駆動力伝達ユニット85をユニットチャンネル76に挿通することにより、モータ82で発生した回転駆動力を、線状部である駆動シャフト86に伝達可能となる。したがって、駆動源であるモータ82が保持部3に設けられる場合でも、駆動シャフト86を備える駆動力伝達ユニット85を、挿入部2及び保持部3に容易に装着することができる。
また、駆動源側係合面(駆動源側接続部)139が設けられる作動部材137及び装着側係合面(装着側接続部)147が設けられる筒状部材145の回転軸R3は、駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に取付けられた状態での駆動シャフト86の駆動軸Gと、同軸である。回転軸R3を駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に接続された状態での駆動シャフト86の駆動軸G(チャンネル軸P)と同軸にすることにより、駆動力伝達ユニット85の構成を単純化することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図19乃至図23を参照して説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態の構成を次の通り変形したものである。なお、第2の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図19は、本実施形態の挿入本体アセンブリ1Bの保持部3の構成を示す図である。また、図20及び図21は、保持部3のモータケーシング121の内部構成を示す図である。ここで、図20は図19の矢印A2の方向からモータケーシング121の内部を視た図であり、図21はユニットチャンネル76を通る断面を示す図である。図20及び図21に示すように、本実施形態では第2の実施形態と同様に、ユニット挿入管78がシールリング122A,122Bを介して、モータケーシング121に固定されている。本実施形態では、ユニット挿入管78は、モータケーシング121の内部から保持ケーシング77の内部まで延設されている。そして、保持ケーシング77の内部で、ユニットチャンネルチューブ75の基端がユニット挿入管78に接続されている。また、モータケーシング121の内部には、第2の実施形態と同様に、駆動源ユニット81が設けられている。
駆動源ユニット81では、駆動源であるモータ82のモータシャフト108Aに、傘歯車部150が取付けられている。傘歯車部150は、モータシャフト108Aに取付けられる歯車151と、歯車151と噛合うは歯車152と、を備える。モータ86が駆動されることにより、歯車151はモータ軸Mを中心として、モータシャフト108Aと一緒に回転する。また、歯車152は、歯車151が回転することにより、モータ軸Mに垂直な回転軸(伝達回転軸)R4を中心として、回転する。
図19乃至図21に示すように、モータケーシング121には、軸部材153が取付けられている。傘歯車部150の歯車152は、駆動源側作動部である軸部材153に固定されている。したがって、歯車151が回転することにより、回転軸(伝達回転軸)R4を中心として、軸部材153が歯車152と一緒に回転する。軸部材153は、モータケーシング121の内部からモータケーシング121の外部まで延設されている。軸部材153は、モータケーシング121の外部に位置する係合頭部155を備える。係合頭部155では、回転軸R4に垂直な断面が略八角形状となる。
駆動源であるモータ82が駆動することにより、傘歯車部150によって、発生した回転駆動力が駆動源側作動部である軸部材153に伝達される。すなわち、傘歯車部150が、回転駆動力をモータ82から駆動源側作動部である軸部材153に伝達する駆動源側伝達部となる。回転駆動力が伝達されることにより、軸部材153は作動され、回転軸(伝達回転軸)R4を中心として回転する。すなわち、軸部材153は、作動されることにより回転軸(伝達回転軸)R4を中心として回転する駆動源側回転部である。
図22、駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85の構成を示す図である。図22に示すように、駆動力伝達ユニット85は、第2の実施形態と同様に、駆動シャフト86、中継部材142、及び、回転ギア95を備える。そして、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着され、作動ユニットである回転筒状体65に接続された状態では、線状部である駆動シャフト86は、ユニットチャンネル76に延設される。また、駆動力伝達ユニット85が回転筒状体65に接続された状態では、ユニットチャンネル76のチャンネル軸Pは、駆動力伝達ユニット85の駆動軸Gと同軸となる。
本実施形態では、駆動力伝達ユニット85は、ケース部材156を備える。ケース部材156には、中継ギア157,158が取付けられている。中継ギア158は、中継ギア157と噛合っている。駆動シャフト86の基端はケース部材156の内部で、中継ギア158に固定されている。また、中継ギア157には、軸部材153の係合頭部155と係合可能な係合凹部159が、設けられている。回転ギア95の係合突起97がベース部材57の係合溝101と係合し、かつ、軸部材153の係合頭部155が中継ギア157の係合凹部159と係合することにより、挿入部2及び保持部3に駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85が装着される。
中継ギア158は、駆動力伝達ユニット85の駆動軸Gを中心として回転可能である。また、中継ギア157は、駆動軸Gに平行な回転軸R5を中心として回転可能である。図23は、図22の23−23線断面図である。図23に示すように、中継ギア157の係合凹部159の回転軸R5に垂直な断面は、略八角形状となる。回転軸R5に垂直な断面における中継ギア157の係合凹部159の形状は、回転軸R4に垂直な断面における軸部材153の係合頭部155の形状に、対応している。このため、軸部材153の係合頭部155に、中継ギア157の係合凹部159が係合可能となる。また、挿入部2及び保持部3に駆動力伝達ユニット85が装着され状態では、中継ギア157の回転軸R5は、軸部材153の回転軸(伝達回転軸)R4と同軸となる。
前述のように本実施形態では、軸部材153の係合頭部155が、駆動源側接続部となる。そして、中継ギア157の係合凹部159が、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で、駆動源側接続部(155)に接続される装着側接続部となる。本実施形態では、装着側接続部(159)は、ユニットチャンネル76の外部で駆動源側接続部(155)に接続される。
軸部材153の係合頭部155が中継ギア157の係合凹部159と係合した状態では、駆動源ユニット81の係合頭部155から駆動力伝達ユニット85の係合凹部159に、回転駆動力を伝達可能である。すなわち、係合凹部159が、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける駆動力受け部となっている。係合凹部159は、駆動シャフト86(線状部)より基端方向側に設けられている。また、挿入本体アセンブリ1Bに駆動力伝達ユニット85が取付けられた状態で、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける位置に駆動力受け部である係合凹部159が位置設定されている。
駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、駆動源側作動部である軸部材153が回転することにより、中継ギア157は軸部材153から回転駆動力を受ける。これにより、中継ギア157は、軸部材153と一緒に、回転軸(伝達回転軸)R4を中心として回転する。すなわち、中継ギア157は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で駆動源側作動部(153)が作動することにより、回転駆動力を駆動源側作動部(153)から受け、作動される装着側作動部である。また、中継ギア157は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で作動されることにより、回転軸(伝達回転軸)R4を中心として回転する装着側回転部である。そして、駆動力受け部(159)は、装着側回転部(157)に設けられている。
回転軸R4(R5)を中心に中継ギア157が回転することにより、中継ギア158が駆動軸Gを中心として回転する。中継ギア158が回転することにより、回転駆動力が中継ギア157から駆動シャフト86に伝達される。これにより、駆動軸Gを中心として、線状部である駆動シャフト86が回転する。すなわち、中継ギア158は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で装着側作動部(157)が作動されることにより、回転駆動力を線状部(86)に伝達し、駆動軸Gを中心として線状部(86)を回転させる装着側伝達部である。駆動シャフト86が回転することにより、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転し、回転筒状体65及び回転ユニット30が長手軸回り方向に回転する。
次に、本実施形態の挿入装置である内視鏡装置1の作用及び効果について、説明する。内視鏡装置1を使用する際には、駆動力伝達ユニット85をユニットチャンネル76に挿通することにより、回転ギア95の係合突起97がベース部材57の係合溝101と係合し、軸部材153の係合頭部155が中継ギア157の係合凹部159と係合する。これにより、駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85が挿入部2及び保持部3に装着される。駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着されることにより、回転ギア95が回転筒状体65の内周ギア部102と噛合う。また、軸部材153の係合頭部(駆動源側接続部)155に中継ギア157の係合凹部(装着側接続部)159が接続される。
そして、管腔に挿入部2及び回転ユニット30を挿入する。管腔に挿入部2が挿入された状態で、駆動操作入力部15での駆動操作によって駆動制御部13からモータ82に電力を供給し、モータ82を駆動する。これにより、回転ユニット30を挿入部2に対して長手軸回り方向に回転させる回転駆動力が、発生する。モータ82のモータシャフト108Aがモータ軸Mを中心に回転することにより、駆動源側伝達部である傘歯車部150によって、回転駆動力がモータ82から駆動源側作動部である軸部材153に伝達される。これにより、軸部材153が作動され、回転軸(伝達回転軸)R4を中心として軸部材153が回転する。
ここで、軸部材153の係合頭部155に中継ギア157の係合凹部159が接続されるため、軸部材153が作動されることにより、中継ギア157の駆動力受け部である係合凹部159は軸部材153から回転駆動力を受ける。これにより、中継ギア157が作動され、回転軸R4(R5)を中心として中継ギア157が回転する。中継ギア157が回転することにより、装着側伝達部である中継ギア158によって、回転駆動力が中継ギア157から線状部である駆動シャフト86に伝達される。これにより、駆動シャフト86が駆動軸G(チャンネル軸P)を中心として回転し、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転する。これにより、回転筒状体65及び回転ユニット30が長手軸回り方向に回転する。
内視鏡装置1の使用後は、第2の実施形態と同様に、駆動源であるモータ82は、保持部3に取付けられた状態で洗浄される。この際、内視鏡洗浄機では、駆動力伝達ユニット85が抜脱された状態で、ユニットチャンネル76が洗浄される。また、駆動力伝達ユニット85は、挿入部2、保持部3及びモータ82とは別体で、洗浄される。したがって、第2の実施形態で前述したように、ユニットチャンネル76の洗浄性を確保することができるとともに、駆動シャフト86を備える駆動力伝達ユニット85の洗浄性を確保することができる。
また、駆動力伝達ユニット85を挿入部2及び保持部3に装着することにより、係合頭部(駆動源側接続部)155に係合凹部(装着側接続部)159が接続される。すなわち、駆動力伝達ユニット85をユニットチャンネル76に挿通することにより、モータ82で発生した回転駆動力を、線状部である駆動シャフト86に伝達可能となる。したがって、駆動源であるモータ82が保持部3に設けられる場合でも、駆動シャフト86を備える駆動力伝達ユニット85を、挿入部2及び保持部3に容易に装着することができる。
また、軸部材153の係合頭部(駆動源側接続部)155は、ユニットチャンネル76の外部で、中継ギア157の係合凹部(装着側接続部)159に接続されている。すなわち、第2の実施形態とは異なり、ユニットチャンネル76の内部に、軸部材153の係合頭部(駆動源側接続部)155及び中継ギア157の係合凹部(装着側接続部)159が設けられていない。このため、ユニットチャンネル76の構成が単純化され、ユニットチャンネル76の洗浄性を向上させることができる。
(第3の実施形態の変形例)
第3の実施形態の変形例である第3の変形例として図24に示すように、第1の実施形態で前述した中継部材87、スライダー部91及び弾性部材103が、ケース部材156を備える駆動力伝達ユニット85に設けられてもよい。本変形例では、駆動シャフト86及び中継部材87が線状部となる。そして、線状部に対して駆動軸Gに沿って移動可能な状態で、中継部材87にスライダー部91が取付けられている。弾性部材103は、基端がスライダー部91に接続され、先端が中継部材87に接続されている。
中継ギア158には、軸部材160が固定されている。軸部材160は、接続部材16Aを介してスライダー部91に固定されている。これにより、ケース部材156、中継ギア157、158及び軸部材160は、スライダー部91と一体に線状部(駆動シャフト86及び中継部材87)に対して駆動軸Gに沿って移動可能となる。
本変形例でも第3の実施形態と同様に、軸部材153の係合頭部155に中継ギア157の係合凹部159が係合することにより、駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに取付けられる。
駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに取付けられた状態では、スライダー部91は、中継ギア158及び軸部材160から先端方向に押圧される。スライダー部91が押圧されることにより、駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに取付けられていない状態から、スライダー部91は先端方向へ移動する。スライダー部91の先端方向への移動に対応して、弾性部材103は基準状態から収縮する。これにより、第1の実施形態と同様に、付勢部である弾性部材103から駆動シャフト86、中継部材87(線状部)及び回転ギア95に、先端方向への付勢力が作用する。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図25乃至図29を参照して説明する。第4の実施形態は、第2の実施形態の構成を次の通り変形したものである。なお、第2の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図25は、本実施形態の保持部3の構成を示す図である。また、図26及び図27は、保持部3のモータケーシング121の内部構成を示す図である。ここで、図26は図25の矢印A3の方向からモータケーシング121の内部を視た図であり、図27はユニットチャンネル76を通る断面を示す図である。図26及び図27に示すように、本実施形態では第2の実施形態と同様に、ユニット挿入管78がシールリング122を介して、モータケーシング121に固定されている。本実施形態では、ユニット挿入管78は、モータケーシング121の内部から保持ケーシング77の内部まで延設されている。そして、保持ケーシング77の内部で、ユニットチャンネルチューブ75の基端がユニット挿入管78に接続されている。ユニット挿入管78の外表面には、複数の係合溝161が設けられている。また、モータケーシング121の内部には、第2の実施形態と同様に、駆動源ユニット81が設けられている。
駆動源ユニット81は、駆動源であるモータ82を備える。モータ82のモータシャフト108Aには、傘歯車部162が取付けられている。傘歯車部162は、モータシャフト108Aに取付けられる歯車163と、歯車163と噛合うは歯車165と、を備える。モータ82が駆動されることにより、歯車163はモータ軸Mを中心として、モータシャフト108Aと一緒に回転する。また、歯車165は、歯車163が回転することにより、モータ軸Mに垂直な回転軸R6を中心として、回転する。
ユニット挿入管78及びモータケーシング121には、軸部材167が取付けられている。傘歯車部162の歯車165は、軸部材167に固定されている。したがって、歯車163が回転することにより、回転軸R6を中心として、軸部材167が歯車165と一緒に回転する。軸部材167の外周部には、外周ギア部169が設けられている。
また、ユニット挿入管78には、連結ピン171を介して、中継ギア172,173が取付けられている。中継ギア172は、軸部材167の外周ギア部169と噛合う。このため、軸部材167が回転することにより、中継ギア172が回転軸R7を中心として回転する。中継ギア172が回転することにより、連結ピン171及び中継ギア173は、中継ギア172と一緒に回転軸R7を中心として、回転する。
また、ユニット挿入管78には、シール部材175A,175Bを介して、駆動源側作動部である筒状部材176が取付けられている。ユニット挿入管78は、筒状部材176に挿通されている。筒状部材176の内周部には、中継ギア173と噛合う内周ギア部177が、設けられている。このため、中継ギア173が回転することにより、筒状部材176は、回転軸(伝達回転軸)R8を中心として回転する。ここで、筒状部材176の回転軸(伝達回転軸)R8は、ユニットチャンネル76のチャンネル軸Pと同軸である。筒状部材176の外周部には、駆動源側係合面(駆動源側接続部)178が設けられている。駆動源側係合面178では、回転軸(伝達回転軸)R8に垂直な断面が、略八角形状となる。
駆動源であるモータ82が駆動することにより、傘歯車部162、連結ピン171及び中継ギア172,173によって、発生した回転駆動力が駆動源側作動部である筒状部材176に伝達される。すなわち、傘歯車部162、連結ピン171及び中継ギア172,173が、回転駆動力をモータ82から駆動源側作動部である筒状部材176に伝達する駆動源側伝達部となる。回転駆動力が伝達されることにより、筒状部材176は作動され、回転軸(伝達回転軸)R8を中心として回転する。すなわち、筒状部材176は、作動されることにより回転軸(伝達回転軸)R8を中心として回転する駆動源側回転部である。
図28は、駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85の構成を示す図である。図28に示すように、駆動力伝達ユニット85は、第2の実施形態と同様に、駆動シャフト86、中継部材142、及び、回転ギア95を備える。そして、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、線状部である駆動シャフト86は、ユニットチャンネル76に延設される。また、駆動力伝達ユニット85が作動ユニットである回転筒状体65に接続された状態では、ユニットチャンネル76のチャンネル軸Pは、駆動力伝達ユニット85の駆動軸Gと同軸となる。したがって、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、筒状部材176の回転軸(伝達回転軸)R8は、駆動力伝達ユニット85の駆動軸Gと同軸となる。
図29は、図28の29−29線断面図である。図28及び図29に示すように、駆動シャフト86の基端は、中継部材181に固定されている。中継部材181には、C字状のリング182を介して、筒状の連結部材183が取付けられている。駆動シャフト86及び中継部材181は、連結部材183に対して駆動軸Gを中心とし回転可能である。
連結部材183には、複数の係合爪185が設けられている。それぞれの係合爪185は、ユニット挿入管78の対応する1つの係合溝161に、係合可能である。回転ギア95の係合突起97がベース部材57の係合溝101と係合し、かつ、それぞれの係合爪185が対応する係合溝161と係合することにより、挿入部2及び保持部3に駆動力伝達ユニット85が装着される。挿入部2及び保持部3に駆動力伝達ユニット85が装着された状態では、連結部材183は、ユニット挿入管78に対して固定される。
中継部材181には、装着側係合面(装着側接続部)186が設けられている。装着側係合面186の駆動軸G(回転軸R8)に垂直な断面は、略八角形状となる。駆動軸Gに垂直な断面における中継部材181の装着側係合面186の形状は、回転軸R8に垂直な断面における筒状部材176の駆動源側係合面178の形状に、対応している。このため、筒状部材176の駆動源側係合面178に、中継部材181の装着側係合面186が係合可能となる。
前述のように本実施形態では、筒状部材176の駆動源側係合面178が、駆動源側接続部となる。そして、中継部材181の装着側係合面186が、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で、駆動源側接続部(178)に接続される装着側接続部となる。本実施形態では、装着側接続部(186)は、ユニットチャンネル76の外部で駆動源側接続部(178)に接続される。
筒状部材176の駆動源側係合面178が中継部材181の装着側係合面186と係合した状態では、駆動源ユニット81の駆動源側係合面178から駆動力伝達ユニット85の装着側係合面186に、回転駆動力を伝達可能である。すなわち、装着側係合面186が、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける駆動力受け部となっている。装着側係合面186は、駆動シャフト86(線状部)より基端方向側に設けられている。また、挿入本体アセンブリ1Bに駆動力伝達ユニット85が取付けられた状態で、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける位置に駆動力受け部である装着側係合面186が位置設定されている。
駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、駆動源側作動部である筒状部材176が回転することにより、中継部材181は筒状部材176から回転駆動力を受ける。これにより、中継部材181は、筒状部材176と一緒に、駆動軸G(回転軸R8)を中心として回転する。すなわち、中継部材181は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で駆動源側作動部(176)が作動することにより、回転駆動力を駆動源側作動部(176)から受け、作動される装着側作動部である。また、中継部材181は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で作動されることにより、回転軸(伝達回転軸)R8を中心として回転する装着側回転部である。そして、駆動力受け部(186)は、装着側回転部(181)に設けられている。
回転軸R8(駆動軸G)を中心に中継部材181が回転することにより、回転駆動力が中継部材181から駆動シャフト86に伝達される。これにより、駆動軸Gを中心として、線状部である駆動シャフト86が回転する。すなわち、中継部材181は、駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに装着された状態で装着側作動部(181)が作動されることにより、回転駆動力を線状部(86)に伝達し、駆動軸Gを中心として線状部(86)を回転させる装着側伝達部である。駆動シャフト86が回転することにより、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転し、回転筒状体65及び回転ユニット30が長手軸回り方向に回転する。
次に、本実施形態の挿入装置である内視鏡装置1の作用及び効果について、説明する。内視鏡装置1を使用する際には、駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85をユニットチャンネル76に挿通することにより、回転ギア95の係合突起97がベース部材57の係合溝101と係合し、連結部材183のそれぞれの係合爪185がユニット挿入管78の対応する係合溝161と係合する。これにより、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着される。駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着されることにより、回転ギア95が回転筒状体65の内周ギア部102と噛合う。また、筒状部材176の駆動源側係合面(駆動源側接続部)178に中継部材181の装着側係合面(装着側接続部)186が接続される。
そして、管腔に挿入部2及び回転ユニット30を挿入する。管腔に挿入部2が挿入された状態で、駆動操作入力部15での駆動操作によって駆動制御部13からモータ82に電力を供給し、モータ86を駆動する。これにより、回転ユニット30を挿入部2に対して長手軸回り方向に回転させる回転駆動力が、発生する。モータ82のモータシャフト108Aがモータ軸Mを中心に回転することにより、駆動源側伝達部である傘歯車部162、連結ピン171及び中継ギア172,173によって、回転駆動力がモータ82から駆動源側作動部である筒状部材176に伝達される。これにより、筒状部材176が作動され、回転軸(伝達回転軸)R8を中心として筒状部材176が回転する。
ここで、筒状部材176の駆動源側係合面178に中継部材181の装着側係合面186が接続されるため、筒状部材176が作動されることにより、中継部材181の駆動力受け部である装着側係合面186は筒状部材176から回転駆動力を受ける。これにより、中継部材181が作動され、回転軸R8(駆動軸G)を中心として中継部材181が回転する。中継部材181が回転することにより、回転駆動力が中継部材181から線状部である駆動シャフト86に伝達される。これにより、駆動シャフト86が駆動軸G(チャンネル軸P)を中心として回転し、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転する。これにより、回転筒状体65及び回転ユニット30が長手軸回り方向に回転する。
内視鏡装置1の使用後は、第2の実施形態と同様に、駆動源であるモータ82は、保持部3に取付けられた状態で洗浄される。この際、内視鏡洗浄機では、駆動力伝達ユニット85が抜脱された状態で、ユニットチャンネル76が洗浄される。また、駆動力伝達ユニット85は、挿入部2、保持部3及びモータ86とは別体で、洗浄される。したがって、第2の実施形態で前述したように、ユニットチャンネル76の洗浄性を確保することができるとともに、駆動シャフト86を備える駆動力伝達ユニット85の洗浄性を確保することができる。
また、駆動力伝達ユニット85を挿入部2及び保持部3に装着することにより、駆動源側係合面(駆動源側接続部)178に装着側係合面(装着側接続部)186が接続される。すなわち、駆動力伝達ユニット85をユニットチャンネル76に挿通することにより、モータ82で発生した回転駆動力を、線状部である駆動シャフト86に伝達可能となる。したがって、駆動源であるモータ82が保持部3に設けられる場合でも、駆動シャフト86を備える駆動力伝達ユニット85を、挿入部2及び保持部3に容易に装着することができる。
また、駆動源側係合面(駆動源側接続部)178が設けられる筒状部材176及び装着側係合面(装着側接続部)186が設けられる中継部材181の回転軸R8は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態での駆動力伝達ユニット85の駆動軸Gと、同軸である。回転軸(伝達回転軸)R8を駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態での駆動力伝達ユニット85の駆動軸G(チャンネル軸P)と同軸にすることにより、駆動力伝達ユニット85の構成を単純化することができる。
また、筒状部材176の駆動源側係合面(駆動源側接続部)178は、ユニットチャンネル76の外部で、中継部材181の装着側係合面(装着側接続部)186に接続されている。すなわち、第2の実施形態とは異なり、ユニットチャンネル76の内部に、筒状部材176の駆動源側係合面(駆動源側接続部)178及び中継部材181の装着側係合面(装着側接続部)186が設けられていない。このため、ユニットチャンネル76の構成が単純化され、ユニットチャンネル76の洗浄性を向上させることができる。
(第4の実施形態の変形例)
第4の実施形態の変形例である第4の変形例として図30に示すように、第1の実施形態で前述した中継部材87、スライダー部91及び弾性部材103が、中継部材181を備える駆動力伝達ユニット85に設けられてもよい。本変形例では、駆動シャフト86及び中継部材87が線状部となる。そして、線状部に対して駆動軸Gに沿って移動可能な状態で、中継部材87にスライダー部91が取付けられている。弾性部材103は、基端がスライダー部91に接続され、先端が中継部材87に接続されている。
中継部材181には、軸部材191が固定されている。軸部材191は、接続部材192を介してスライダー部91に固定されている。これにより、中継部材181、リング182及び連結部材183は、スライダー部91と一体に線状部(駆動シャフト86及び中継部材87)に対して駆動軸Gに沿って移動可能となる。
本変形例でも第4の実施形態と同様に、それぞれの係合爪185がユニット挿入管78の対応する1つの係合溝161に係合することにより、駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに取付けられる。
駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに取付けられた状態では、スライダー部91は、中継部材181及び軸部材191から先端方向に押圧される。スライダー部91が押圧されることにより、駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに取付けられていない状態から、スライダー部91は先端方向へ移動する。スライダー部91の先端方向への移動に対応して、弾性部材103は基準状態から収縮する。これにより、第1の実施形態と同様に、付勢部である弾性部材103から駆動シャフト86、中継部材87(線状部)及び回転ギア95に、先端方向への付勢力が作用する。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について、図31及び図32を参照して説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態の構成を次の通り変形したものである。なお、第2の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図31は、保持部3及び駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85構成を示す図である。ここで、図31、ユニットチャンネル76を通る断面を示す図である。図31に示すように、本実施形態では第2の実施形態と同様に、ユニット挿入管78がシールリング122を介して、モータケーシング121に固定されている。本実施形態では、ユニット挿入管78は、モータケーシング121の内部から保持ケーシング77の内部まで延設されている。そして、保持ケーシング77の内部で、ユニットチャンネルチューブ75の基端がユニット挿入管78に接続されている。
また、モータケーシング121の内部には、第2の実施形態と同様に、駆動源ユニット81が設けられている。駆動源ユニット81の駆動源であるモータ82のモータシャフト108Aには、中継ギア195が取付けられている。モータ82が駆動されることにより、中継ギア195はモータ軸Mを中心として、モータ82のモータシャフト108Aと一緒に回転する。
また、ユニット挿入管78には、ベアリング196を介して、駆動源側作動部である筒状部材197が取付けられている。ユニット挿入管78は、筒状部材197に挿通されている。筒状部材197の外周部には、中継ギア195と噛合う外周ギア部198が、設けられている。このため、中継ギア195が回転することにより、筒状部材197は、回転軸(伝達回転軸)R9を中心として回転する。ここで、筒状部材197の回転軸(伝達回転軸)R9は、ユニットチャンネル76のチャンネル軸Pと同軸である。
筒状部材197には、駆動源側磁石201が設けられている。図32は、駆動源側磁石201及び後述する装着側磁石211の構成を示す図である。図31及び図32に示すように、駆動源側磁石201は、リング状であり、ユニット挿入管78が挿通されている。また、駆動源側磁石201は、モータケーシング121の内部(保持部3の内部)に位置している。駆動源側磁石201は、2つの駆動源側N極202A,202Bと、2つの駆動源側S極203A,203Bと、を備える。チャンネル軸回り方向について駆動源側N極202A,202Bは、互いに対して略180°離れた角度位置に位置し、駆動源側N極202Aと駆動源側N極202Bとの間に、駆動源側S極203A,203Bが位置している。また、チャンネル軸回り方向について駆動源側S極203A,203Bは、互いに対して略180°離れた角度位置に位置している。
前述のように、駆動源であるモータ82が駆動することにより、中継ギア195によって、発生した回転駆動力が駆動源側作動部である筒状部材197に伝達される。すなわち、中継ギア195が、回転駆動力をモータ82から駆動源側作動部である筒状部材197に伝達する駆動源側伝達部となる。回転駆動力が伝達されることにより、筒状部材197は作動され、回転軸(伝達回転軸)R9を中心として回転する。すなわち、筒状部材197は、作動されることにより回転軸(伝達回転軸)R9を中心として回転する駆動源側回転部である。
駆動力伝達ユニット85は、第2の実施形態と同様に、駆動シャフト86、中継部材142、及び、回転ギア95を備える。そして、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、線状部である駆動シャフト86は、ユニットチャンネル76に延設される。また、駆動力伝達ユニット85が作動ユニットである回転筒状体65に接続された状態では、ユニットチャンネル76のチャンネル軸Pは、駆動力伝達ユニット85の駆動軸Gと同軸となる。したがって、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、筒状部材197の回転軸(伝達回転軸)R9は、駆動力伝達ユニット85の駆動軸Gと同軸となる。
本実施形態では、駆動シャフト86の基端は、連結部材205に固定されている。連結部材205には、係合溝206が設けられている。回転ギア95の係合突起97がベース部材57の係合溝101と係合し、かつ、ユニット挿入管78が係合溝206と係合することにより、挿入部2及び保持部3に駆動力伝達ユニット85が装着される。挿入部2及び保持部3に駆動力伝達ユニット85が装着された状態では、連結部材205は、ユニット挿入管78に対して駆動軸Gを中心として、回転可能である。
連結部材205には、装着側磁石211が設けられている。装着側磁石211は、リング状であり、駆動源側磁石201に対向する位置に配置されている。また、駆動源側磁石201と装着側磁石211との間は、モータケーシング121により隔離されている。したがって、装着側磁石211は、保持部3の外部(モータケーシング78の外部)に位置している。装着側磁石211は、2つの装着側N極212A,212Bと、2つの装着側S極213A,213Bと、を備える。駆動軸回り方向について装着側N極212A,212Bは、互いに対して略180°離れた角度位置に位置し、装着側N極212Aと装着側N極212Bとの間に、装着側S極213A,213Bが位置している。また、駆動軸回り方向について装着側S極213A,213Bは、互いに対して略180°離れた角度位置に位置している。
駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、駆動源側N極202Aに装着側S極213Aが対向し、駆動源側N極202Bに装着側S極213Bが対向している。そして、駆動源側S極203Aに装着側N極212Aが対向し、駆動源側S極203Bに装着側N極212Bが対向している。
駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で駆動源側作動部である筒状部材197が回転することにより、駆動源側磁石201と装着側磁石211との間の磁力によって、連結部材205は駆動軸G(回転軸R9)を中心として回転する。これにより、筒状部材(駆動源側作動部)197と連結部材(装着側作動部)205との間を接続することなく、駆動源側磁石201と装着側磁石211との間の磁力によって、連結部材205は筒状部材197から回転駆動力を受ける。ここで、連結部材205は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で駆動源側作動部(197)が作動することにより、回転駆動力を駆動源側作動部(197)から受け、作動される装着側作動部である。また、連結部材205は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で作動されることにより、回転軸(伝達回転軸)R9を中心として回転する装着側回転部である。
ユニット挿入管78が連結部材205の係合溝206に係合した状態では、筒状部材197の駆動源側磁石201から連結部材205の装着側磁石211に、回転駆動力を伝達可能である。すなわち、装着側磁石211が、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける駆動力受け部となっている。装着側磁石211は、駆動シャフト86(線状部)より基端方向側に設けられている。また、挿入本体アセンブリ1Bに駆動力伝達ユニット85が取付けられた状態で、駆動源ユニット81から回転駆動力を受ける位置に駆動力受け部である装着側磁石211が位置設定されている。そして、駆動力受け部(211)は、装着側回転部(205)に設けられている。
回転軸R9(駆動軸G)を中心に連結部材205が回転することにより、回転駆動力が連結部材205から駆動シャフト86に伝達される。これにより、駆動軸Gを中心として、線状部である駆動シャフト86が回転する。すなわち、連結部材205は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で装着側作動部(205)が作動されることにより、回転駆動力を線状部(86)に伝達し、駆動軸Gを中心として線状部(86)を回転させる装着側伝達部である。駆動シャフト86が回転することにより、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転し、回転筒状体65及び回転ユニット30が長手軸回り方向に回転する。
次に、本実施形態の挿入装置である内視鏡装置1の作用及び効果について、説明する。内視鏡装置1を使用する際には、駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85をユニットチャンネル76に挿通することにより、回転ギア95の係合突起97がベース部材57の係合溝101と係合し、連結部材205の係合溝206とユニット挿入管78が係合する。これにより、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着される。駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着されることにより、回転ギア95が回転筒状体65の内周ギア部102と噛合う。また、駆動源側N極202Aに装着側S極213Aが対向し、駆動源側N極202Bに装着側S極213Bが対向している。そして、駆動源側S極203Aに装着側N極212Aが対向し、駆動源側S極203Bに装着側N極212Bが対向している。
そして、管腔に挿入部2及び回転ユニット30を挿入する。管腔に挿入部2が挿入された状態で、駆動操作入力部15での駆動操作によって駆動制御部13からモータ82に電力を供給し、モータ82を駆動する。これにより、回転ユニット30を挿入部2に対して長手軸回り方向に回転させる回転駆動力が、発生する。モータ82のモータシャフト108Aがモータ軸Mを中心に回転することにより、駆動源側伝達部である中継ギア195によって、回転駆動力がモータ82から駆動源側作動部である筒状部材197に伝達される。これにより、筒状部材197が作動され、回転軸(伝達回転軸)R9を中心として筒状部材197が回転する。
筒状部材197が作動されることにより、駆動源側磁石201と装着側磁石211との間の磁力によって、連結部材205の装着側磁石211は筒状部材197から回転駆動力を受ける。これにより、筒状部材(駆動源側作動部)197と連結部材(装着側作動部)205との間を接続することなく、連結部材205が作動され、回転軸R9(駆動軸G)を中心として連結部材205が回転する。連結部材205が回転することにより、回転駆動力が連結部材205から線状部である駆動シャフト86に伝達される。これにより、駆動シャフト86が駆動軸G(チャンネル軸P)を中心として回転し、回転ギア95が駆動軸Gを中心として回転する。これにより、回転筒状体65及び回転ユニット30が長手軸回り方向に回転する。
内視鏡装置1の使用後は、第2の実施形態と同様に、駆動源であるモータ82は、保持部3に取付けられた状態で洗浄される。この際、内視鏡洗浄機では、駆動力伝達ユニット85が抜脱された状態で、ユニットチャンネル76が洗浄される。また、駆動力伝達ユニット85は、挿入部2、保持部3及びモータ86とは別体で、洗浄される。したがって、第2の実施形態で前述したように、ユニットチャンネル76の洗浄性を確保することができるとともに、駆動シャフト86を備える駆動力伝達ユニット85の洗浄性を確保することができる。
また、駆動力伝達ユニット85を挿入部2及び保持部3に装着することにより、駆動源側N極202Aに装着側S極213Aが対向し、駆動源側N極202Bに装着側S極213Bが対向する。そして、駆動源側S極203Aに装着側N極212Aが対向し、駆動源側S極203Bに装着側N極212Bが対向する。すなわち、駆動力伝達ユニット85をユニットチャンネル76に挿通することにより、モータ82で発生した回転駆動力を、線状部である駆動シャフト86に伝達可能となる。したがって、駆動源であるモータ82が保持部3に設けられる場合でも、駆動シャフト86を備える駆動力伝達ユニット85を、挿入部2及び保持部3に容易に装着することができる。
また、螺旋フィン部31での管腔壁から内周方向への押圧力が大きい場合、連結部材(装着側作動部)205においてモータ82で発生した回転駆動力による回転方向とは反対方向への反回転力が大きくなる。本実施形態では、筒状部材(駆動源側作動部)197と連結部材(装着側作動部)205との間は接続されていない。このため、連結部材205において反回転力が大きくなる場合、筒状部材197が回転しても、駆動源側磁石201と装着側磁石211との間の磁力によって連結部材205が回転しない。すなわち、連結部材205は、筒状部材197から回転駆動力を受けず、筒状部材197に追従して回転しない。このため、螺旋フィン部31での管腔壁から内周方向への押圧力が大きい状態での駆動シャフト86の回転を有効に防止することができ、駆動力伝達ユニット85及び回転ユニット30での不具合の発生を有効に防止することができる。
(第5の実施形態の変形例)
図33及び図34は、第5の実施形態の1つの変形例である第5の変形例の保持部3及び駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85の構成を示す図である。ここで、図33及び図34は、ユニットチャンネル76を通る断面を示す図である。また、図33は駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着されていない状態を示し、図34は駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部に装着された状態を示している。図33及び図34に示すように、本変形例の保持部3は、非磁性部材215と、付勢部材216と、を備える。非磁性部材215は、付勢部材216を介して、モータケーシング121に取付けられている。非磁性部材215及び付勢部材216は、保持部3の外部(モータケーシング121の外部)に位置している。
図33に示すように、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着されていない状態では、非磁性部材215は、付勢部材216によって駆動源側磁石201に対向する遮断位置に、付勢されている。非磁性部材215が遮断位置に位置することにより、保持部3の外部での駆動源側磁石201による磁界の発生が、防止される。これにより、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着されない状態での内視鏡装置1の使用において、保持部3の外部での駆動源側磁石201による磁界の発生を、有効に防止することができる。したがって、内視鏡装置1と同時に使用される医療機器等が、駆動源側磁石201による磁界の影響を受けない。
図34に示すように、駆動力伝達ユニット85の連結部材205には、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で、付勢部材216からの付勢力に反して非磁性部材215を押圧する押圧部217が設けられている。押圧部217に押圧されることにより、非磁性部材215は遮断位置から移動する。そして、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態では、装着側磁石211は駆動源側磁石201と対向する位置に位置する。
駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態でモータ82を駆動することにより、第5の実施形態と同様に、モータ82で発生した回転駆動力が駆動源側作動部である筒状部材197に伝達される。そして、駆動源側磁石201と装着側磁石211との間の磁力によって、装着側作動部である連結部材205が回転駆動力を筒状部材197から受ける。これにより、連結部材205が作動され、連結部材205が駆動軸Gを中心として回転する。連結部材205が回転することにより、駆動シャフト86が駆動軸Gを中心として回転し、回転ユニット30が長手軸回り方向に回転する。
第5の実施形態の別のある変形例である第6の変形例として図35に示すように、第1の実施形態で前述した中継部材87、スライダー部91及び弾性部材103が、装着側磁石211を備える駆動力伝達ユニット85に設けられてもよい。本変形例では、駆動シャフト86及び中継部材87が線状部となる。そして、線状部に対して駆動軸Gに沿って移動可能な状態で、中継部材87にスライダー部91が取付けられている。弾性部材103は、基端がスライダー部91に接続され、先端が中継部材87に接続されている。
連結部材205には、軸部材221が固定されている。軸部材221は、接続部材222を介してスライダー部91に固定されている。これにより、連結部材205及び装着側磁石211は、スライダー部91と一体に線状部(駆動シャフト86及び中継部材87)に対して駆動軸Gに沿って移動可能となる。
本変形例でも第5の実施形態と同様に、連結部材205の係合溝206がユニット挿入管78と係合することにより、駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに取付けられる。
駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに取付けられた状態では、スライダー部91は、連結部材205から先端方向に押圧される。スライダー部91が押圧されることにより、駆動力伝達ユニット85が挿入本体アセンブリ1Bに取付けられていない状態から、スライダー部91は先端方向へ移動する。スライダー部91の先端方向への移動に対応して、弾性部材103は基準状態から収縮する。これにより、第1の実施形態と同様に、付勢部である弾性部材103から駆動シャフト86、中継部材87(線状部)及び回転ギア95に、先端方向への付勢力が作用する。
(その他の変形例)
第2の実施形態乃至第5の実施形態及びこれらの変形例では、保持部3は、駆動されることにより回転駆動力を発生する駆動源(82)と、駆動源(82)が駆動することにより作動される駆動源側作動部(137;153;176;197)と、駆動源(82)が駆動することにより、発生した回転駆動力を駆動源側作動部(137;153;176;197)に伝達し、駆動源側作動部(137;153;176;197)を作動させる駆動源側伝達部(126,130,133;150;162,171,172,173;195)と、を備える。また、駆動力伝達ユニット(装着ユニット)85は、駆動軸Gを中心に回転することにより、回転ユニット30を回転させる回転駆動力を回転ユニット30に伝達する線状部(86;86,87)を備える。そして、駆動力伝達ユニット85は、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で駆動源側作動部(137;153;176;197)が作動することにより、回転駆動力を駆動源側作動部(137;153;176;197)から受け、作動される装着側作動部(145;157;181;205)と、駆動力伝達ユニット85が挿入部2及び保持部3に装着された状態で装着側作動部(145;157;181;205)が作動されることにより、回転駆動力を線状部(86;86,87)に伝達する装着側伝達部(145;158;181;205)と、を備える。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。
以下、参照例の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1)
長手軸に沿って延設される挿入部と、前記挿入部の外周方向側に前記挿入部に対して長手軸回り方向に回転可能に設けられる回転ユニットと、前記挿入部に取付けられ、作動されることにより前記回転ユニットを回転させる回転駆動力を前記回転ユニットに伝達する作動ユニットと、前記挿入部の基端方向側に設けられ、外部に対して開口する挿入口が形成される保持部と、を備える挿入装置において、前記挿入口から前記保持部の内部及び前記挿入部の内部に挿入されることにより、前記作動ユニットに着脱可能に取付けられ、前記作動ユニットに取付けられた状態で駆動軸を中心に回転することにより、前記作動ユニットに前記回転駆動力を伝達する駆動力伝達ユニットであって、
前記作動ユニットに取付けられた前記状態で、前記挿入部の前記内部及び前記保持部の内部に前記駆動軸に沿って延設される線状部と、
前記線状部の先端部に設けられ、前記作動ユニットに取付けられた前記状態で前記作動ユニットに接続される先端接続部と、
前記線状部の基端部に取付けられ、前記駆動軸に沿って前記線状部に対して移動可能なスライダー部と、
先端が前記線状部に接続され、基端が前記スライダー部に接続される付勢部であって、前記スライダー部の前記線状部に対する先端方向への移動に対応して収縮することにより、前記先端方向への付勢力を前記線状部及び前記先端接続部に作用させる付勢部と、
を具備する駆動力伝達ユニット。
(付記項2)
前記スライダー部は、駆動されることにより前記回転駆動力を発生する駆動源を前記基端方向側に着脱可能に接続する駆動源接続部を備える、付記項1の駆動力伝達ユニット。
(付記項3)
前記駆動源を備え、前記挿入口で前記保持部に着脱可能な駆動力発生部が前記保持部に取付けられる装着状態において、前記スライダー部は、前記駆動力発生部から前記先端方向に押圧され、前記先端方向に移動する、付記項2の駆動力伝達ユニット。
(付記項4)
前記駆動力発生部が前記保持部に取付けられていない非装着状態において、前記スライダー部は、前記挿入口から前記保持部の外部に突出し、
前記非装着状態において、前記駆動源接続部は、前記保持部の前記外部に位置している、
付記項3の駆動力伝達ユニット。
(付記項5)
前記駆動力発生部が前記保持部に取付けられていない非装着状態において、前記付勢部は基準状態となり、
前記装着状態において、前記付勢部は前記基準状態から収縮する、
付記項3の駆動力伝達ユニット。
(付記項6)
駆動されることにより前記回転駆動力を発生する駆動源を備え、前記挿入口で前記保持部に着脱可能に取付けられる駆動力発生部をさらに具備し、
前記スライダー部は、前記駆動源を前記基端方向側に接続する駆動源接続部を備える、
付記項1の駆動力伝達ユニット。
(付記項7)
前記駆動力発生部が前記保持部に取付けられる装着状態において、前記スライダー部は、前記駆動力発生部から前記先端方向に押圧され、前記先端方向に移動する、付記項6の駆動力伝達ユニット。
(付記項8)
前記駆動力発生部が前記保持部に取付けられていない非装着状態において、前記スライダーは、前記挿入口から前記保持部の外部に突出し、
前記非装着状態において、前記駆動源接続部は、前記保持部の前記外部に位置している、
付記項7の駆動力伝達ユニット。
(付記項9)
前記駆動力発生部が前記保持部に取付けられていない非装着状態において、前記付勢部は基準状態となり、
前記装着状態において、前記付勢部は前記基準状態から収縮する、
付記項7の駆動力伝達ユニット。
(付記項10)
付記項1の駆動力伝達ユニットと、
前記挿入部と、
前記回転ユニットと、
前記作動ユニットと、
前記保持部と、
を具備する挿入装置。
(付記項11)
前記挿入部に設けられ、前記回転ユニットが前記長手軸回り方向に回転可能に取付けられるベース部であって、前記作動ユニットに前記先端接続部が接続される空洞部を規定するベース部と、
前記挿入口から前記空洞部まで延設され、前記作動ユニットに取付けられた前記状態の前記駆動力伝達ユニットが挿通されるチャンネルを、前記挿入部の前記内部及び前記保持部の前記内部に規定するチャンネル規定部と、
をさらに具備する、付記項10の挿入装置。
(付記項12)
前記駆動力伝達ユニットの前記先端接続部は、前記駆動軸を中心として回転可能な回転ギアを備え、
前記作動ユニットは、前記回転ユニットと一体に前記挿入部に対して前記長手軸回り方向に回転可能な回転筒状体を備え、
前記回転筒状体は、内周部に全周に渡って設けられ、前記駆動力伝達ユニットが前記作動ユニットに取付けられた前記状態で前記回転ギアと噛合う内周ギア部を備える、
付記項10の挿入装置。
(付記項13)
前記作動ユニットは、前記駆動軸を中心として回転可能な回転ギアと、前記回転ユニットと一体に前記挿入部に対して前記長手軸回り方向に回転可能な回転筒状体と、を備え、
前記回転筒状体は、内周部に全周に渡って設けられ、前記駆動力伝達ユニットが取付けられた前記状態で前記回転ギアと噛合う内周ギア部を備え、
前記駆動力伝達ユニットが前記作動ユニットに取付けられた前記状態で、前記先端接続部は、前記回転ギアに接続される、
付記項10の挿入装置。
(付記項14)
基端方向から先端方向に向かって長手軸に沿って延設される挿入部と、
前記挿入部より前記基端方向側に設けられる保持部と、
前記長手軸に沿って螺旋状に延設される螺旋フィン部を備え、前記挿入部の外周方向側に前記挿入部に対して長手軸回り方向に回転可能に設けられる回転ユニットと、
前記挿入部に設けられ、前記挿入部に対して前記長手軸回り方向に回転可能な状態で前記回転ユニットが取付けられるベース部と、
前記保持部に挿入口が形成され、前記保持部の内部及び前記挿入部の内部を通って前記ベース部まで延設されるチャンネルを規定するチャンネル規定部と、
前記挿入口から前記チャンネルに挿入可能、かつ、前記チャンネルから前記挿入口を通して抜脱可能であり、前記チャンネルに挿通された状態で前記挿入部及び前記保持部に装着される装着ユニットであって、前記挿入部及び前記保持部に前記装着ユニットが装着された状態で前記チャンネルに延設され、前記挿入部及び前記保持部に前記装着ユニットが装着された前記状態で駆動軸を中心に回転することにより、前記回転ユニットを回転させる回転駆動力を前記回転ユニットに伝達する線状部を備える装着ユニットと、
を具備し、
前記保持部は、
駆動されることにより前記回転駆動力を発生する駆動源と、
前記駆動源が駆動することにより作動される駆動源側作動部と、
前記駆動源が駆動することにより、発生した前記回転駆動力を駆動源側作動部に伝達し、前記駆動源側作動部を作動させる駆動源側伝達部と、
を備え、
前記装着ユニットは、
前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態で前記駆動源側作動部が作動することにより、前記回転駆動力を前記駆動源側作動部から受け、作動される装着側作動部と、
前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態で前記装着側作動部が作動されることにより、前記回転駆動力を前記線状部に伝達し、前記駆動軸を中心として前記線状部を回転させる装着側伝達部と、
を備える、
挿入装置。
(付記項15)
前記駆動源側作動部は、作動されることにより伝達回転軸を中心として回転する駆動源側回転部を備え、
前記装着側作動部は、前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態で作動されることにより、前記伝達回転軸を中心として回転する装着側回転部を備える、
付記項14の挿入装置。
(付記項16)
前記駆動源側回転部は、駆動源側接続部を備え、
前記装着側回転部は、前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態において、前記駆動源側接続部に接続される装着側接続部を備える、
付記項15の挿入装置。
(付記項17)
前記駆動源側回転部及び前記装着側回転部の前記伝達回転軸は、前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態での前記線状部の前記駆動軸と同軸であり、
前記装着側接続部は、前記チャンネルの内部で前記駆動源側接続部に接続される、
付記項16の挿入装置。
(付記項18)
前記装着側接続部は、前記チャンネルの外部で前記駆動源側接続部に接続される、
付記項16の挿入装置。
(付記項19)
前記駆動源側回転部及び前記装着側回転部の前記伝達回転軸は、前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態での前記線状部の前記駆動軸と同軸である、
付記項18の挿入装置。
(付記項20)
前記駆動源側回転部は、駆動源側磁石を備え、
前記装着側回転部は、前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態で前記駆動源側回転部が回転することにより、前記駆動源側磁石との間の磁力によって前記装着側回転部を回転させる装着側磁石を備える、
付記項15の挿入装置。
(付記項21)
前記駆動源側磁石は、前記保持部の内部に位置し、
前記装着側磁石は、前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態において前記保持部の外部に位置する、
付記項20の挿入装置。
(付記項22)
前記保持部は、非磁性部材と、前記保持部の前記外部での前記駆動源側磁石による磁界の発生を防止する遮断位置に前記非磁性部材を付勢する付勢部材と、を備え、
前記装着ユニットは、前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態において前記付勢部材からの付勢に反して前記非磁性部材を押圧し、前記遮断位置から前記非磁性部材を移動させる押圧部を備える、
付記項21の挿入装置。
(付記項23)
前記装着ユニットは、前記線状部の先端が接続され、前記線状部が回転することにより、前記駆動軸を中心に回転し、前記線状部から前記回転ユニットに前記回転駆動力を伝達する回転ギアを備える、付記項14の挿入装置。
(付記項24)
基端方向から先端方向に向かって長手軸に沿って延設される挿入部と、前記挿入部より前記基端方向側に設けられる保持部と、前記長手軸に沿って螺旋状に延設される螺旋フィン部を備え、前記挿入部の外周方向側に前記挿入部に対して長手軸回り方向に回転可能に設けられる回転ユニットと、前記挿入部に設けられ、前記挿入部に対して前記長手軸回り方向に回転可能な状態で前記回転ユニットが取付けられるベース部と、前記保持部に挿入口が形成され、前記保持部の内部及び前記挿入部の内部を通って前記ベース部まで延設されるチャンネルを規定するチャンネル規定部と、を備える挿入装置であって、前記保持部は、駆動されることにより前記回転ユニットを回転させる回転駆動力を発生する駆動源と、前記駆動源が駆動することにより作動される駆動源側作動部と、前記駆動源が駆動することにより、発生した前記回転駆動力を駆動源側作動部に伝達し、前記駆動源側作動部を作動させる駆動源側伝達部と、を備える挿入装置において、前記挿入部及び前記保持部に装着される装着ユニットであって、
前記装着ユニットは、前記挿入口から前記チャンネルに挿入可能、かつ、前記チャンネルから前記挿入口を通して抜脱可能であり、前記チャンネルに挿通された状態で前記挿入部及び前記保持部に装着され、
前記装着ユニットは、
前記挿入部及び前記保持部に前記装着ユニットが装着された状態で前記チャンネルに延設され、前記挿入部及び前記保持部に前記装着ユニットが装着された前記状態で駆動軸を中心に回転することにより、前記回転駆動力を前記回転ユニットに伝達する線状部と、
前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態で前記駆動源側作動部が作動することにより、前記回転駆動力を前記駆動源側作動部から受け、作動される装着側作動部と、
前記装着ユニットが前記挿入部及び前記保持部に装着された前記状態で前記装着側作動部が作動されることにより、前記回転駆動力を前記線状部に伝達し、前記駆動軸を中心として前記線状部を回転させる装着側伝達部と、
を備える、装着ユニット。

Claims (19)

  1. 長手軸に沿って延設される挿入部と、
    前記挿入部の外周方向側に前記挿入部に対して長手軸回り方向に回転可能に設けられる回転ユニットと、
    前記回転ユニットが前記長手軸回り方向に回転可能に取付けられる状態で前記挿入部に設けられ、前記挿入部の外部及び内部に対して開口する空洞部を規定するベース部と、
    前記空洞部に位置する状態で前記ベース部に取付けられ、前記回転ユニットが前記ベース部に取付けられた状態で作動されることにより、前記回転ユニットを回転させる回転駆動力を前記回転ユニットに伝達する作動ユニットと、
    前記挿入部の基端方向側に設けられる保持部であって、前記保持部の外部に対して開口する挿入口が形成される保持部と、
    前記保持部に設けられるか、又は、前記保持部に着脱可能に取付けられる駆動源ユニットであって、駆動されることにより、前記回転駆動力を発生する駆動源を備える駆動源ユニットと、
    前記保持部の前記挿入口から前記ベース部の前記空洞部まで前記保持部の内部及び前記挿入部の前記内部を通って延設されるチャンネルを規定するチャンネル規定部と、
    を備える挿入装置において、
    前記挿入口から前記チャンネルに挿通されることにより、前記空洞部において前記作動ユニットに着脱可能に取付けられ、前記作動ユニットに取付けられた状態で駆動軸を中心に回転することにより、前記作動ユニットに前記回転駆動力を伝達する駆動力伝達ユニットであって、
    前記作動ユニットに取付けられた前記状態で、前記チャンネルにおいて前記駆動軸に沿って延設され、前記挿入口を通して前記チャンネルに挿入可能で、かつ、前記挿入口を通して前記チャンネルから抜脱可能な線状部と、
    前記線状部の先端部に設けられ、前記作動ユニットに取付けられた前記状態で前記作動ユニットに接続される先端接続部と、
    前記線状部の基端部、又は、前記線状部より前記基端方向側に設けられ、前記作動ユニットに取付けられた前記状態で、前記駆動源ユニットから前記回転駆動力を受ける位置に位置設定される駆動力受け部と、
    前記線状部の前記基端部に取付けられ、前記駆動軸に沿って前記線状部に対して移動可能なスライダー部と
    先端が前記線状部に接続され、基端が前記スライダー部に接続される付勢部であって、前記スライダー部の前記線状部に対する先端方向への移動に対応して収縮することにより、前記先端方向への付勢力を前記線状部及び前記先端接続部に作用させる付勢部と
    を具備する、駆動力伝達ユニット。
  2. 前記駆動力受け部は、前記スライダー部に位置し、
    前記駆動力受け部は、前記回転駆動力を受ける位置に位置設定された状態で、前記駆動源ユニットが着脱可能に接続される、
    請求項の駆動力伝達ユニット。
  3. 前記駆動源ユニットが前記挿入口で着脱可能に前記保持部に取付けられる前記挿入装置において、前記チャンネルに挿通される請求項の駆動力伝達ユニットであって、
    前記駆動源ユニットが前記保持部に取付けられる装着状態において、前記スライダー部は、前記駆動源ユニットから前記先端方向に押圧され、前記先端方向に移動する、
    駆動力伝達ユニット。
  4. 前記駆動源ユニットが前記保持部に取付けられていない非装着状態において、前記スライダー部は、前記挿入口から前記保持部の前記外部に突出し、
    前記非装着状態において、前記駆動力受け部は、前記保持部の前記外部に位置している、
    請求項の駆動力伝達ユニット。
  5. 前記駆動源ユニットが前記保持部に取付けられていない非装着状態において、前記付勢部は基準状態となり、
    前記装着状態において、前記付勢部は前記基準状態から収縮する、
    請求項の駆動力伝達ユニット。
  6. 請求項1の駆動力伝達ユニットと、
    前記ベース部を備える前記挿入部と、
    前記ベース部に取付けられる前記作動ユニットと、
    前記挿入部の前記基端方向側に設けられる前記保持部と、
    駆動されることにより、前記回転駆動力を発生する前記駆動源を備える前記駆動源ユニットと、
    前記駆動力伝達ユニットが挿通される前記チャンネルを前記保持部の前記挿入口から前記ベース部の前記空洞部まで規定する前記チャンネル規定部と、
    を具備する、挿入機器。
  7. 前記駆動源ユニットは、前記駆動源から前記回転駆動力が伝達されることにより作動され、前記駆動力伝達ユニットが前記作動ユニットに取付けられた前記状態で作動されることにより、前記回転駆動力を前記駆動力受け部へ伝達する駆動源側作動部を備える、請求項の挿入機器。
  8. 前記駆動源ユニットは、前記保持部に対して着脱可能に取付けられる、請求項の挿入機器。
  9. 前記駆動力伝達ユニットは、
    前記駆動力受け部が設けられ、前記駆動源側作動部から前記駆動力受け部が前記回転駆動力を受けることにより、作動される装着側作動部と、
    前記装着側作動部が作動されることにより、前記回転駆動力を前記装着側作動部から前記線状部に伝達し、前記駆動軸を中心として前記線状部を回転させる装着側伝達部と、
    を備える、請求項の挿入機器。
  10. 前記駆動源側作動部は、作動されることにより伝達回転軸を中心として回転する駆動源側回転部を備え、
    前記装着側作動部は、前記駆動源側作動部から前記駆動力受け部へ伝達された前記回転駆動力によって前記装着側作動部が作動されることにより、前記伝達回転軸を中心として回転する装着側回転部を備える、
    請求項の挿入機器。
  11. 前記駆動力受け部は、前記装着側回転部に設けられ、
    前記駆動源側回転部は、前記駆動力伝達ユニットが前記作動ユニットに取付けられた前記状態で前記駆動力受け部に接続される駆動源側接続部を備える、
    請求項10の挿入機器。
  12. 前記駆動源側回転部及び前記装着側回転部の前記伝達回転軸は、前記駆動力伝達ユニットが前記作動ユニットに取付けられた前記状態において前記線状部の前記駆動軸と同軸であり、
    前記駆動源側接続部は、前記チャンネルの内部で前記駆動力受け部に接続される、
    請求項11の挿入機器。
  13. 前記駆動源側接続部は、前記チャンネルの外部で前記駆動力受け部に接続される、請求項11の挿入機器。
  14. 前記駆動源側回転部は、駆動源側磁石を備え、
    前記装着側回転部は、前記駆動力伝達ユニットが前記作動ユニットに取付けられた前記状態で前記駆動源側回転部が回転することにより、前記駆動源側磁石との間の磁力によって前記装着側回転部を回転させる装着側磁石を備える、
    請求項10の挿入機器。
  15. 前記駆動源側磁石は、前記保持部の前記内部に位置し、
    前記装着側磁石は、前記駆動力伝達ユニットが前記作動ユニットに取付けられた前記状態において前記保持部の前記外部に位置する、
    請求項14の挿入機器。
  16. 前記駆動力伝達ユニットの前記先端接続部は、前記駆動軸を中心として回転可能な回転ギアを備え
    前記作動ユニットは、前記回転ユニットと一体に前記挿入部に対して前記長手軸回り方向に回転可能な回転筒状体を備え、
    前記回転筒状体は、内周部に全周に渡って設けられ、前記駆動力伝達ユニットが前記作動ユニットに取付けられた前記状態で前記回転ギアと噛合う内周ギア部を備える、
    請求項の挿入機器。
  17. 請求項の挿入機器に取付けられる回転ユニットであって、
    前記挿入部の前記ベース部に、前記長手軸回り方向に前記挿入部に対して回転可能状態で、取付けられる、
    回転ユニット。
  18. 前記請求項の挿入機器と、
    前記長手軸回り方向に前記挿入部に対して回転可能状態で、前記挿入部の前記ベース部に取付けられる前記回転ユニットと、
    を具備する挿入装置。
  19. 請求項1の駆動力伝達ユニットが前記チャンネルに挿通される挿入本体アセンブリであって、
    前記ベース部を備える前記挿入部と、
    前記ベース部に取付けられる前記作動ユニットと、
    前記挿入部の前記基端方向側に設けられる前記保持部と、
    駆動されることにより、前記回転駆動力を発生する前記駆動源を備える前記駆動源ユニットと、
    前記チャンネルを前記保持部の前記挿入口から前記ベース部の前記空洞部まで規定する前記チャンネル規定部と、
    を具備する、挿入本体アセンブリ。
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