JP5616930B2 - 配合禁忌提示posシステム - Google Patents

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Description

本発明は、調剤薬局では市販薬局の購入履歴を参照して、市販薬局では調剤薬局の処方履歴を参照して、薬の飲み合わせの適否を提示することができる配合禁忌提示POSシステムに関するものである。
POS(Point Of Sale:販売時点情報)システムは、商品名・価格・数量・日時といった商品情報や入力することで購入者の年齢層・性別といった顧客情報を販売時点でデータ収集し、これらに基づいて商品と顧客の各々あるいは関連付けた把握と管理ができるので店舗や商品取引の場で普及している。
POSシステムは、主に該POSシステムに付随するPOS端末(POSレジスタとも称す)から上記のとおり販売時に様々な情報を入手することができるが、昨今では、購買者に対して下記の特許文献1に示されるように顧客に適切な情報を提供することも行われるようになってきている。
特許文献1には、薬局サーバからPOSシステムへ提供する情報をレセプトコンピュータにも転送して、該レセプトコンピュータにおいてその顧客の調剤履歴に対して今回顧客が購入する薬品(商品)と組み合わせることで相互作用を起こすか否かを判断して、その相互作用の可不可の情報をPOS端末を介して顧客に提供することが示されている。
しかし、特許文献1は、薬局サーバ(市販薬局)からレセプトコンピュータ(調剤薬局)へ市販薬局におけるPOSシステムへ提供する情報を転送することができたが、この逆で、レセプトコンピュータから薬局サーバへ調剤薬局における例えばPOSシステムへ提供する情報を転送する構成ではなかった。
この結果、市販薬局では薬品の組み合わせの相互作用に関する情報は得られても、調剤薬局では薬品の組み合わせの相互作用に関する情報を得ることができず、例えば病院で提示された処方箋に基づいて調剤薬局で薬を調剤しようとする際に、その者が市販薬剤の服用履歴等が判らないために、適切な調剤ができない場合がある。
ちなみに、レセプトコンピュータには、調剤薬局で用いる各種の薬品の情報は有しているものの、市販薬に関する配合成分などの情報は一切有していない。このことからも、特許文献1においては、調剤薬局では処方する薬品と市販薬の配合成分との組み合わせの相互作用に関する情報を得ることができなかったのである。
特開2002−236749号公報
解決しようとする問題点は、特許文献1では、調剤薬局におけるレセプトコンピュータには市販薬剤に関する配合成分等の情報がないので、該調剤薬局では薬品の組み合わせの相互作用に関する情報を得ることができない点である。
本発明は、調剤薬局側における調剤薬の薬品データベースを有するレセプトコンピュータと、市販薬局側における市販薬の成分データベースを有するPOSサーバと、これらレセプトコンピュータ及びPOSサーバは相互に通信可能とせず、前記レセプトコンピュータと前記POSサーバとに通信可能で禁忌データベースを有したホストコンピュータと、調剤薬局側に設置された際には前記レセプトコンピュータに、市販薬局側に設置された際には前記POSサーバに、それぞれ通信可能とされると共に前記ホストコンピュータとの通信を可能としたPOS端末とにより構成され、前記POS端末には、客情報、市販薬又は調剤薬の情報を入力する入力部と、この入力部で入力された情報に基づいて、調剤薬局側であれば前記薬品データベースから、市販薬局側であれば前記成分データベースから、薬の成分情報を読み出す読出部と、この読出部により読み出した薬の成分情報を客情報と共に前記ホストコンピュータへ送る送信部と、前記ホストコンピュータから出力された情報を受信する受信部と、精算及び成分と薬品の組み合わせの適否の情報を表示する表示部と、を備え、さらに、前記ホストコンピュータには、調剤薬局側からの客情報の問い合わせに基づいて市販薬局側に有する当該客に関する薬の成分情報を読み出すべく前記POSサーバに、市販薬局側からの客情報の問い合わせに基づいて調剤薬局側に有する当該客に関する薬の成分情報を読み出すべく前記レセプトコンピュータに、接続する通信部と、接続して読み出した該客に関する薬の成分情報と、前記POS端末の前記送信部から送信された薬の成分情報とに基づいて、前記禁忌データベースから薬の組み合わせの適否情報を読み出す読出部と、この読出部により読み出した適否情報を、客情報及び薬の成分情報を送信してきたPOS端末へ送信する送信部と、を備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明は、市販薬局で一般市販薬を購入しようとする際、例えば直近の調剤薬局で処方された薬品の成分と、該市販薬の配合成分との組み合わせ(飲み合わせ)の適否、また、この逆で調剤薬局で調剤してもらう際、例えば直近の市販薬局で購入した市販薬の配合成分と、該調剤しようとする薬品の配合成分との組み合わせ(飲み合わせ)の適否の情報を提示できるから、例えば一方又は相互の作用を打ち消してしまうとか、副作用を生じる可能性があるとかといった適否の情報を提示することができるから、きめ細やかなサービスと適切な薬の提供が可能になるという利点がある。
図1は、本発明の配合禁忌提示POSシステムの概略構成を示す図である。(実施例1) 図2は、本発明の配合禁忌提示POSシステムを示し、(a)はPOSサーバ、(b)はレセプトコンピュータ、(c)はホストコンピュータ、の概略構成を示す図である。(実施例1) 図3は、本発明の配合禁忌提示POSシステムにおけるPOS端末を示す図である。(実施例1) 図4は、本発明の配合禁忌提示POSシステムにおける市販薬局側の動作を示す図である。(実施例1) 図5は、本発明の配合禁忌提示POSシステムにおける調剤薬局側の動作を示す図である。(実施例1)
本発明は図1〜図8に示す形態により実施される。本発明の配合禁忌提示POSシステム1(以下、POSシステム1と記す)は、市販薬局側におけるPOSサーバ2と、調剤薬局側におけるレセプトコンピュータ3と、POSサーバ2とレセプトコンピュータ3ととに通信可能なホストコンピュータ4と、市販薬局側に設置された際にはPOSサーバ2に、調剤薬局側に設置された際にはレセプトコンピュータ3に、それぞれ通信可能とされると共にホストコンピュータ4との通信を可能としたPOS端末5とにより構成される。
POSサーバ2は、図2(a)に示すように、本発明で必要となるデータベース、その他プログラムを格納したハードディスク2A、ホストコンピュータ4及びPOS端末5との通信を行う通信部2B、全体を制御するための制御部2C、及びキーボード、マウスなどにより各種情報を入力するための入力部2D、ディスプレイ、プリンタなどにより各種情報を出力するための出力部2Eを備えている。
POSサーバ2におけるハードディスク2Aには、「会員」として登録されている顧客の情報で構成される顧客データベース2Aaと、商品の情報で構成される商品データベース2Abと、商品の成分の情報で構成される成分データベース2Acと、を少なくとも有している。
POSサーバ2における通信部2Bは、POS端末5との情報信号の送受信が可能とされると共にホストコンピュータ4との情報信号の送受信が可能とされている。本発明におけるPOSサーバ2から見た、ホストコンピュータ4を介したレセプトコンピュータ3は、該レセプトコンピュータからの「客情報の問い合わせに関する出力を行う」点において、市販薬局側で設置したPOS端末5の「客情報の問い合わせに関する出力を行う」点で同じなので、市販薬局側におけるPOS端末5と同様の通信が行えればよい。
レセプトコンピュータ3は、図2(b)に示すように、本発明で必要となるデータベース、その他プログラムを格納したハードディスク3A、ホストコンピュータ4及びPOS端末5との通信を行う通信部3B、全体を制御するための制御部3C、及びキーボード、マウスなどにより各種情報を入力するための入力部3D、ディスプレイ、プリンタなどにより各種情報を出力するための出力部3Eを備えている。
レセプトコンピュータ3におけるハードディスク3Aには、「保険加入者」として登録されている保険加入者の情報で構成される加入者データベース3Aaと、調剤薬品の情報で構成される薬品データベース3Abと、薬品に対する保険点数の情報で構成される加点データベース3Acと、を少なくとも有している。
レセプトコンピュータ3における通信部3Bは、POS端末5との情報信号の送受信が可能とされると共にホストコンピュータ4との情報信号の送受信が可能とされている。本発明におけるレセプトコンピュータ3から見た、ホストコンピュータ4を介したPOSサーバ2は、該POSサーバ2からの「客情報の問い合わせに関する出力を行う」点において、調剤薬局側で設置したPOS端末5の「客情報の問い合わせに関する出力を行う」点で同じなので、調剤薬局側におけるPOS端末5と同様の通信が行えればよい。
ホストコンピュータ4は、図2(c)に示すように、本発明で必要となるデータベース、その他プログラムを格納したハードディスク4A、POSサーバ2、レセプトコンピュータ3、及びPOS端末5との通信を行う通信部4B、全体を制御するための制御部4C、及びキーボード、マウスなどにより各種情報を入力するための入力部4D、ディスプレイ、プリンタなどにより各種情報を出力するための出力部4E、市販薬局側のPOS端末5からの問い合わせに応じてレセプトコンピュータ3から、調剤薬局側のPOS端末5からの問い合わせに応じてPOSサーバ2から、それぞれ情報を読み出す読出部4Fと、を備えている。
ホストコンピュータ4におけるハードディスク4Aには、POSサーバ2に有している成分データベース2Abと同様の成分データベース4Aaと、レセプトコンピュータ3に有している薬品データベース3Abと同様の薬品データベース4Abと、これら市販薬の成分と調剤薬品との組み合わせ(飲み合わせ)の適否で構成される禁忌データベース4Acと、を少なくとも有している。
ホストコンピュータ4における通信部4Bは、POS端末5との情報信号の送受信が可能とされると共にこのPOS端末5からの客情報の問い合わせに応じて、市販薬局側に設置されたPOS端末5からの要求に応じてレセプトコンピュータ3へ、調剤薬局側に設置されたPOS端末5からの客(加入者)情報の要求に応じてPOSサーバ2へ、それぞれ情報信号の送受信が可能とされている。
要するに、本発明におけるホストコンピュータ4は、市販薬局側から見れば、POSサーバ2において客情報に関連付けられた商品情報を商品データベース2Abから読み出すのと同様に、該ホストコンピュータ4を介してレセプトコンピュータ4から客(加入者)の問い合わせがあった際にこれに応じて商品データベース2Abから客情報に関連付けられた情報を商品データベース2Abから読み出す点で、市販薬局側のPOS端末5と同等の位置付けとなる。
また、本発明のホストコンピュータ4は、調剤薬局側から見れば、レセプトコンピュータ3において加入者情報に関連付けられた薬品情報を薬品データベース3Abから読み出すのと同様に、該ホストコンピュータ4を介してPOSサーバ2から加入者(客)の問い合わせがあった際にこれに応じて薬品データベース3Abから加入者情報に関連付けられた情報を薬品データベース3Abから読み出す点で、調剤薬局側のPOS端末5と同等の位置付けとなる。
つまり、本発明の最大のポイントは、POSサーバ2、レセプトコンピュータ3は、基本的にほぼ既存の構成で大幅な変更を要せずに、後述するPOS端末5のみの入れ替え、あるいは新規導入、かつホストコンピュータ4からの上記市販薬局側、調剤薬局側、の各々におけるPOS端末5による通信と同様の通信を許可するように構成すればよいという点である。
ここで、レセプトコンピュータ3とPOSサーバ2とを相互に通信可能としない理由について説明する。例えばこうした相互通信が可能となるように構成する場合、ホストコンピュータ4を要しない点で全体として構成を簡素化できる反面、特に一定の規制が設けられたレセプトコンピュータ3の構成については、例えば禁忌データベースを備える必要があったり、別途POSサーバ2からの個別の要求に対応できるように構成(変更)しなければならず、既存の構成からかなり大きな仕様変更が必要となる点で、現状、困難である。
そこで、上述のとおり、調剤薬局側、市販薬局側、各々におけるPOS端末5と同様に、加入者又は客の情報に関する薬品又は商品の情報を読み出すことが可能なホストコンピュータ4を該レセプトコンピュータ3とPOSサーバ2との間に介在させて、かつ該レセプトコンピュータ3、該POSサーバ2から、該ホストコンピュータ4を介して通信可能としておけば、レセプトコンピュータ3とPOSサーバ2自体の構成を特段変える必要がないのである。
したがって、本発明のPOS端末5は、図3に示すように、概略としては、市販薬局側に設置された場合にはPOSサーバ2と、調剤薬局側に設置された場合にはレセプトコンピュータ3と、通信可能とされると共に、ホストコンピュータ4との通信も可能とされていることが特徴となる。
すなわちPOS端末5は、市販薬局側、調剤薬局側に設置した場合において共通して、客情報、市販薬又は調剤薬の情報を入力する例えばスキャナ、キーボード、マウス(クリック)などによる入力部5Aと、この入力部で入力された情報に基づいて、調剤薬局側であればレセプトコンピュータ3の薬品データベース3Abから、市販薬局側であればPOSサーバ2の商品データベース2Abから、薬の成分情報を読み出す読出部5Bと、この読出部5Bから読み出した薬の成分情報を客情報と共にホストコンピュータ4へ送る送信部5Cと、ホストコンピュータ4からの情報を受信する受信部5Dと、精算等の情報を表示する表示部5Eと、市販薬局側ではPOSサーバ2と、調剤薬局側ではレセプトコンピュータ3と、通信を行う通信部5Fと、全体を制御する制御部5Gと、を備えている。
こうした構成とされた本発明のPOSシステム1は、具体的に次のように動作する。まず、市販薬局における動作を図4を参照して説明する。市販薬局に客が来店し、店内の商品(薬)を選んで、精算すべくレジに行く(処理1、以下、#1と示す)。レジにおいて、売り子はPOS端末5をPOSサーバ2に接続してスタンバイ状態とする(#2)。続いて、例えばその客が顧客(登録されている客)であれば、会員カードを入力部5Aとして例えばスキャナーでスキャンして、POS端末5に入力する(#3でYes)。
一方、顧客でなけければ(#3でNo)、客の例えばレセプトコンピュータ4に登録されている情報、例えば保険証があれば保険証を入力部5Aでスキャンしたり、保険証がなければ名前や住所などを聞いて、これを入力部5AによりPOS端末5に入力し(#4)、処理は#6へ進む。
なお、#4において、市販薬局におけるPOS端末5に入力される、後述#6でホストコンピュータ4を介してレセプトコンピュータ2へ接続するための情報は、上記の保険証の番号、名前や住所の他に、生年月日、電話番号、のいずれか2つあるいは3つを聞いて入力するように条件設定しておくことで、正確な保険加入者の特定が可能となる。
市販薬局において、その客が顧客であった場合(#3でYes)、スキャンした会員カードの情報に基づいて、POSサーバ2の顧客データベース2Aaから客の来店履歴などの情報を読み出し(#5)、処理は#6へ進む。
#6では、#4で入力された情報又は#3でスキャンした顧客の情報に基づいて、この情報のうちレセプトコンピュータ3に接続可能な情報、つまり調剤薬局におけるPOS端末5からレセプトコンピュータ3へ接続するための情報、を市販薬局側のPOS端末5、ホストコンピュータ4を介して該レセプトコンピュータ3へ送り、直接的にはホストコンピュータ4がレセプトコンピュータ4と接続して、該レセプトコンピュータ3よりその客の調剤履歴を読み出す。
そして、#6の後、市販薬局側において購入する商品について精算すべく商品をスキャンし(#7)、商品についてスキャンが完了すると(#7でYes)、市販薬局側のPOS端末5はPOSサーバ2から商品データベース2Aa、成分データベース2Abから、スキャンした商品に関する情報を読出部5Bにより読み出し(#8)、金額情報を除く、成分データベース2Abから読み出した情報をホストコンピュータ4へ送る(#9)。
また、ホストコンピュータ4は、読出部4Fにより、調剤薬局側のレセプトコンピュータ3のから読み出したその客に関する調剤履歴情報(当然ながら存在する場合に限る)のうち薬品情報が読み出されている(#9)。
なお、市販薬局側及び調剤薬局側のPOS端末5は、POSサーバ2の商品データベース2Ab、成分データベース2Acから読み出す情報、及び(ホストコンピュータ4を介した)レセプトコンピュータ3の薬品データベース3Abから読み出す情報、については、予め設定(プログラム)により、例えば直近3日とか、直近1週間とか、直近1ヶ月とか、といったように、条件を付与することができる。このようにしておけば、通信時間が短縮されると共にPOS端末5、ホストコンピュータ4、レセプトコンピュータ3、POSサーバ2、における処理負荷も軽減され、レジにおいて迅速な会計が行える。
また、市販薬局側及び調剤薬局側のPOS端末5は、上記の購入日、調剤日(投薬日)の他、購入商品の個数や1回の服用量、調剤された薬品の日数や1回の服用量、といった情報を読み出すように条件を付与することもできる。このようにすれば、市販薬や調剤薬の1回の服用量に基づいて、さらには上記期間の条件と併せれば、正確な禁忌情報を提示することができるようになる。
#9において、ホストコンピュータ4は、市販薬局側のPOS端末5から送られた今購入しようとする商品の成分情報に基づいて成分データベース4Abから当該成分に関する情報を読み出し、一方、レセプトコンピュータ3から読み出した調剤履歴情報の薬品情報に基づいて薬品データベース4Aaから当該薬品に関する情報を読み出す。
その後、ホストコンピュータ4は、成分データベース4Abから当該成分に関する情報、薬品データベース4Aaから当該薬品に関する情報、に基づいて禁忌データベース4Acから、それら成分と薬品の組み合わせ(飲み合わせ)の適否の情報を読み出す(#10)。そして、この適否の情報を市販薬局のいま問い合わせのあったPOS端末5に向けて出力する(#11)。
市販薬局側のPOS端末5に送られた適否情報は、該POS端末5において、表示部5Eにより出力される(#12)。例えば、今、その顧客が、3日前に市販薬の風邪薬を購入して、今回別の風邪薬を購入しようとしているが、1日前に耳鼻科の医者にかかって鼻炎薬を調剤薬局にて処方されていた場合、今回の別の風邪薬の配合成分が、調剤薬局で処方された鼻炎薬の成分に対して飲み合わせが不適である旨、レシート、ディスプレイ、お薬手帳に貼るシート、等に出力される。その後、いま、市販薬局で選択した商品について精算し(#13)、処理を終了する。
不適とは、相互あるいは一方の薬の成分の作用を打ち消したり、相互又は一方の薬の成分との反応で副作用が生じるなどといったことを意味する。そして、こうした情報を提示することができるので、市販薬を購入しようとする客(又は顧客)は、適切な市販薬を購入することができると共に、服用(購入)に関して注意を払うことができる。
一方、本発明のPOSシステム1は、調剤薬局においては図5に示すように動作する。調剤薬局に例えば医者からの処方箋を持って薬を調剤してもらうために来店すると(#21)、薬剤師は、保険証の番号や名前などの保険加入者情報を入力部5AからPOS端末5に入力する(#22でYes)。
上記#12で入力された加入者情報に基づいて調剤薬局のPOS端末5は、一方でレセプトコンピュータ3に接続して、加入者データベース3Aaから加入者の情報を読み出す(#23)。また、調剤薬局のPOS端末5は、他方では上記加入者の情報に基づいて、該POS端末5からホストコンピュータ4を介してPOSサーバ2へ接続して当該加入者(POSサーバ2においては顧客)に関する市販薬の購入履歴に関する情報を問い合わせる(#24)。
#24において調剤薬局のPOS端末5から、ホストコンピュータ4を介してPOSサーバ2に接続して顧客の情報を読み出す際の条件は、上記のとおり、住所、氏名、生年月日、電話番号のいずれか2つあるいは3つを聞いて入力するように条件設定しておくことで、正確な顧客の特定が可能となる。また、上記同様、POSサーバ2から読み出す情報の条件として、期間や量を付与しておけば、1回の服用量に基づいて、さらには期間の条件と併せれば、正確な禁忌情報を提示することができるようになる。
調剤(#25)が行われた後、調剤薬局のPOS端末5は、この調剤に用いた薬品に関してレセプトコンピュータ3の薬品データベース3Abから薬品についての情報を読み出す(#26)。調剤薬局のPOS端末5は、レセプトコンピュータ3の薬品データベース3Abから読み出した調剤に要した薬品に関する情報をホストコンピュータ3へ送る。ホストコンピュータ3はこの送られた薬品に関する情報に基づいて該ホストコンピュータ4における薬品データベース4Abから成分情報を読み出し(#27)、処理は#28へ進む。
ホストコンピュータ3は、#24で調剤薬局のPOS端末5からホストコンピュータ4を介してPOSサーバ2へ問い合わせた、市販薬の購入履歴中の商品に関する成分情報に基づいて該ホストコンピュータ4における成分データベース4Aaから成分情報を読み出し(#27)、処理は#28へ進む。
#28では、ホストコンピュータ4において読み出した、成分データベース4Abの当該成分に関する情報、薬品データベース4Aaの当該薬品に関する情報、に基づいて禁忌データベース4Acから、それら成分と薬品の組み合わせ(飲み合わせ)の適否の情報を読み出す。そして、この適否の情報を調剤薬局側のいま問い合わせのあったPOS端末5に向けて出力する(#29)。
POS端末5に送られた適否情報は、該POS端末5において、表示部5Dにより出力される(#30)。例えば、今、その顧客が、3日前に市販薬の風邪薬を購入して、今回耳鼻科の医者にかかって鼻炎薬を調剤薬局にて処方されていた場合、今回の調剤した鼻炎薬の成分が市販薬の風邪薬との成分に対して飲み合わせが不適である旨、レシート、ディスプレイ、お薬手帳に貼るシート、等に出力される。
その後、POS端末5は、いま調剤された薬品に基づいて、レセプトコンピュータ3の加点データベース3Acから医療加点に関する情報を読み出し、これに基づいて精算が行われ(#31)、処理を終了する。
なお、以上の説明において、市販薬局での図4の処理においてレセプトコンピュータ3にその客の調剤に関する情報がない場合、また、調剤薬局での図5の処理においてPOSサーバ2にその加入者の購入商品に関する情報がない場合、それぞれ市販薬局ではホストコンピュータ4において市販薬局のPOS端末5から送られた商品情報に基づいて、調剤薬局ではホストコンピュータ4において調剤薬局のPOS端末5から送られた薬品情報に基づいて、一般的な飲み合わせの禁忌情報を回答する。
このように、本発明は、市販薬局における顧客、調剤薬局における加入者、でなくとも薬を購入又は調剤される者に対して、飲み合わせの禁忌情報を適確に提示できることができる。もちろん、顧客であり加入者であれば、上記のように直近の購入履歴、調剤履歴、に基づいてより適確な情報を提示できる。
1 (配合禁忌提示)POSシステム
2 POSサーバ
2Aa 顧客データベース
2Ab 商品データベース
2Ac 成分データベース
3 レセプトコンピュータ
3Aa 加入者データベース
3Ab 薬品データベース
3Ac 加点データベース
4 ホストコンピュータ
4Aa 成分データベース
4Ab 薬品データベース
4Ac 禁忌データベース
5 POS端末
5A 入力部
5B 読出部
5C 送信部
5D 受信部
5E 表示部
5F 通信部
5G 制御部

Claims (1)

  1. 調剤薬局側における調剤薬の薬品データベースを有するレセプトコンピュータと、市販薬局側における市販薬の成分データベースを有するPOSサーバと、これらレセプトコンピュータ及びPOSサーバは相互に通信可能とせず、前記レセプトコンピュータと前記POSサーバとに通信可能で禁忌データベースを有したホストコンピュータと、調剤薬局側に設置された際には前記レセプトコンピュータに、市販薬局側に設置された際には前記POSサーバに、それぞれ通信可能とされると共に前記ホストコンピュータとの通信を可能としたPOS端末とにより構成され、
    前記POS端末には、客情報、市販薬又は調剤薬の情報を入力する入力部と、この入力部で入力された情報に基づいて、調剤薬局側であれば前記薬品データベースから、市販薬局側であれば前記成分データベースから、薬の成分情報を読み出す読出部と、この読出部により読み出した薬の成分情報を客情報と共に前記ホストコンピュータへ送る送信部と、前記ホストコンピュータから出力された情報を受信する受信部と、精算及び成分と薬品の組み合わせの適否の情報を表示する表示部と、を備え、
    さらに、前記ホストコンピュータには、調剤薬局側からの客情報の問い合わせに基づいて市販薬局側に有する当該客に関する薬の成分情報を読み出すべく前記POSサーバに、市販薬局側からの客情報の問い合わせに基づいて調剤薬局側に有する当該客に関する薬の成分情報を読み出すべく前記レセプトコンピュータに、接続する通信部と、接続して読み出した該客に関する薬の成分情報と、前記POS端末の前記送信部から送信された薬の成分情報とに基づいて、前記禁忌データベースから薬の組み合わせの適否情報を読み出す読出部と、この読出部により読み出した適否情報を、客情報及び薬の成分情報を送信してきたPOS端末へ送信する送信部と、を備えたことを特徴とする配合禁忌提示POSシステム。
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