JP2023096917A - 処方薬受注管理システム、処方薬受注管理プログラム及び処方薬受注管理方法 - Google Patents

処方薬受注管理システム、処方薬受注管理プログラム及び処方薬受注管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】遠隔服薬指導に対応し、且つ薬局の作業負荷の軽減を図ることができる処方薬受注管理システム、処方薬受注管理プログラム及び処方薬受注管理方法を提供する。【解決手段】処方薬受注管理システムは、処方箋の内容を示す処方箋データと、処方薬の購入申込みに関する申込みデータおよび該処方箋の発行対象の患者データを含む注文データとを取得するデータ取得部11と、該処方箋データおよび注文データを記憶する記憶部12と、生成した受注データを該処方箋データと関連付けて記憶部12に記憶し、該購入申込みの進捗状況を管理する受注データ管理部132と、該受注データに対応する服薬指導データを生成し、該遠隔服薬指導の実行状況を管理する服薬指導管理部133と、該受注データに対応する処方薬の配送に関する配送データを生成する配送管理部134と、該配送データを外部サーバに出力するデータ出力部16と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、処方薬受注管理システム、処方薬受注管理プログラム及び処方薬受注管理方法に関する。
近年、ネットワークを介したオンライン診療の拡充や薬局での待ち時間の解消、薬局内の業務の効率化といった観点から、患者および薬局の双方において、従来型の対面での調剤に代えてオンライン上での処方薬購入に対するニーズが高まっている。このため、処方薬の購入申し込みから宅配までの一連の処理をオンライン上で行うシステムの開発が進められている。
例えば、特許文献1には、電子的な処方箋と電子商取引とを用いてオンライン上で患者に薬の提供を行う場合に、処方箋に記載された患者と薬の購入者との照合を行ったうえで、購入者に薬を宅配することが開示されている。
特許第5801015号公報
薬局における処方薬の提供時には、薬剤師が患者に対して対面で薬の服用方法や薬の保管方法等を説明する服薬指導を行ったうえで、薬を患者に提供している。服薬指導は、患者が薬を服用、保管する際の安全のために重要な手順である。
そこで、電子商取引等によるオンライン上での処方薬の提供時には、薬剤師が患者に対して双方向通信による服薬指導(遠隔服薬指導)を行うことが求められている。しかしながら、従来のシステムでは、遠隔服薬指導への対応が十分でなかった。
また、薬局では従来の調剤関連業務に加えて、薬の発送などオンラインでの購入申し込みへの対応が必要となり、作業負荷が増大することが懸念されていた。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、遠隔服薬指導に対応し、且つ薬局の作業負荷の軽減を図ることができる処方薬受注管理システム、処方薬受注管理プログラム及び処方薬受注管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る処方薬受注管理システムは、処方薬の購入申込みの受注に関する薬局内での業務を管理する処方薬受注管理システムであって、処方箋の内容を示す処方箋データと、該処方箋データが示す処方薬の購入申込みに関する申込みデータおよび前記処方箋の発行対象患者の患者データを含む注文データとを取得するデータ取得部と、前記処方箋データおよび注文データを記憶する記憶部と、前記処方箋データおよび前記注文データに基づいて受注データを生成し、該受注データを前記処方箋データと関連付けて前記記憶部に記憶し、該受注データに基づいて前記購入申込みの進捗状況を管理する受注データ管理部と、前記受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成し、前記服薬指導データに基づいて前記遠隔服薬指導の実行状況を管理する服薬指導管理部と、前記受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを生成する配送管理部と、前記配送データを外部サーバに出力するデータ出力部と、を備える。
また本発明の一態様に係る処方薬受注管理プログラムは、処方薬の購入申込みの受注に関する薬局内での業務を管理する処方薬受注管理プログラムであって、コンピュータを、処方箋の内容を示す処方箋データと、該処方箋データが示す処方薬の購入申込みに関する申込みデータおよび前記処方箋の発行対象患者の患者データを含む注文データとを取得するデータ取得部、前記処方箋データおよび注文データを記憶する記憶部、前記注文データを含む受注データを生成し、該受注データを前記処方箋データと関連付けて前記記憶部に記憶し、該受注データに基づいて前記購入申込みの進捗状況を管理する受注管理部、前記受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成し、前記服薬指導データに基づいて前記遠隔服薬指導の実行状況を管理する服薬指導管理部、前記受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを生成し、該配送データを外部サーバに出力する配送管理部として動作させる。
また本発明の一態様に係る処方薬受注管理方法は、処方箋の内容を示す処方箋データと、該処方箋データが示す処方薬の購入申込みに関する申込みデータおよび前記処方箋の発行対象患者の患者データを含む注文データとを取得し、前記処方箋データおよび注文データを記憶し、前記処方箋データおよび前記注文データに基づいて受注データを生成し、該受注データを前記処方箋データと関連付けて記憶し、該受注データに基づいて前記購入申込みの進捗状況を管理し、前記受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成し、前記服薬指導データに基づいて前記遠隔服薬指導の実行状況を管理し、前記受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを生成し、該配送データを外部サーバに出力する。
上記した本発明の一態様によれば、遠隔服薬指導に対応し、且つ薬局の作業負荷の軽減を図ることができる処方薬受注管理システム、処方薬受注管理プログラム及び処方薬受注管理方法を提供することができる。
本発明の一実施形態による処方薬受注管理システムの概略を説明する図である。 本発明の一実施形態によるコンピュータシステムのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る処方薬受注管理システムの機能構成の一例を示す概略的な機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る処方薬受注管理システムの受注管理データ記憶部におけるデータ構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態において受注管理データ記憶部に記憶される受注データの一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る処方薬受注管理システムで実行される処方薬受注管理方法を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る処方薬受注管理方法における服薬指導実施データ生成処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る処方薬受注管理システムにおける服薬指導日データ入力画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る処方薬受注管理方法における配送データ生成処理の一例を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本開示は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(例えば各実施形態を組み合わせる等)して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。
また、以下の処方薬受注管理システムは、汎用のコンピュータなどの情報処理装置であるハードウェアと、コンピュータプログラムであるソフトウェアとの協働によって実現される。コンピュータプログラムは、処方薬受注管理システムを実現するコンピュータシステムが備える一又は複数のプロセッサによって読み取り可能であり、ハードディスクにインストールされることによりプロセッサが処方薬受注管理システムの各部として機能する。
以下、本発明の一実施形態(以下、「本実施形態」という)に係る処方薬受注管理システムと、処方薬受注管理システムで実行される処方薬受注管理方法及び処方薬受注管理プログラムについて、図1から図9を参照して説明する。
1.処方薬受注管理システムの概要
本実施形態に係る処方薬受注管理システム1は、処方薬の購入申込みの受注に関する薬局内での業務(受注業務)を管理するためのシステムとして用いられる。ここで、処方薬とは、医師の診察に基づいて医療機関が発行した処方箋において患者に対して服薬が指示された医療用医薬品をいう。詳しくは後述するが、処方薬受注管理システム1は、購入申込みの申込者の端末装置から処方薬の購入申込みに係るデータを受信すると、当該データに基づいて受注に関する業務を管理するためのデータを生成し、当該データに基づいて処方箋の購入申込みの進捗状況の管理、および当該管理に付随する種々の処理を行う。
図1は、処方薬受注管理システム1の概要を示す図であって、処方薬受注管理システム1がデータの連携を行う装置群との関連を示している。
受注管理サーバ3は、いわゆるサーバ装置であって、当該サーバ装置であるハードウェアと、薬局における処方薬の受注に関する業務を管理するための受注管理処理を実行するソフトウェアの協働によって、処方薬受注管理システム1が実現される。つまり、処方薬受注管理システム1は、受注管理サーバ3によって実行される。なお、受注管理サーバ3は、サーバ専用の装置である必要はなく、パーソナルコンピュータのような汎用的な情報処理装置でもよい。
受注管理サーバ3は、ネットワーク9を介して外部装置群5および端末装置群7に属する各装置と通信可能に構成されている。これにより、処方薬受注管理システム1は、外部装置群5および端末装置群7に属する各装置とのデータの連携が可能となり、各装置との間で受注管理処理に係る種々のデータの送受信を行うことができる。
ここで、通信可能とは、常時、通信していることまでは要求されず、必要な時に通信できればよい。ネットワーク9は、インターネットなどの一般的なネットワークが想定されているが、所定施設内のLANが含まれていたり、広域イーサネット(登録商標)や複数のLANから成るWANが含まれていたりしてもよい。また、ネットワーク9は有線ネットワークであってもよいし、一部又は全体が無線ネットワークであってもよい。無線のネットワークには、無線LAN、Wi-fi、Bluetooth(登録商標)の他、携帯電話網が含まれてもよい。
外部装置群5は、レセプトコンピュータ51、会計サーバ52、配送事業者サーバ53、カスタマーサポートセンター用サーバ(以下、「CSサーバ」という)54、決済サーバ55、卸売事業者サーバ56およびマーケティング支援サーバ57を含んで構成される。これらの外部装置は、種々の機能を提供するサーバ装置であるが、サーバ専用の装置である必要はなく、パーソナルコンピュータのような汎用的な情報処理装置でもよい。
また、端末装置群7は、医療機関に配置されて医療機関のスタッフをユーザとする医療機関端末装置71、処方薬の購入申込みの申込者をユーザとする申込者端末装置72、薬局内に配置されて薬局の事務スタッフや薬剤師をユーザとする薬局端末装置73およびカスタマーサポートセンター(CS)に配置されてCSのスタッフをユーザとするカスタマーサポートセンター端末装置(以下、「CS端末装置」と称する)74を含んで構成される。ここで、処方薬の購入申込みの申込者は、処方薬を処方された患者自身または当該患者の家族や看護者等が想定される。
これらの端末装置は、通信機能と表示機能を有する汎用的な情報端末装置であって、例えば、パーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)、タブレット端末、スマートフォン、などが想定される。なお、医療機関端末装置71には、ファクシミリ装置が含まれていてもよい。
(1.1)外部装置群の概要
ここで、外部装置群5に属する各装置の概要を説明する。
[レセプトコンピュータ]
レセプトコンピュータ51は、主に医療機関が審査支払機関から診療報酬を得る際に作成するレセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピュータである。レセプトコンピュータ51では、レセプト作成の他に、患者の診療内容の入力や、処方箋の発行、投薬使用量の管理、薬剤情報の発行など各種の処理が行われる。またレセプトコンピュータ51は、報酬審査システム6および医薬品マスタ8に対してデータの送受信が可能に接続されている。
報酬審査システム6は、審査支払機関においてレセプトの受付、審査および医療機関への支払いに係る処理を行うシステムである。また、医薬品マスタ8は、レセプトの作成に用いられる医薬品コードを含めた医薬品に係る種々の基本情報を保持するデータベースである。処方薬受注管理システム1は、受注管理サーバ3がレセプトコンピュータ51と通信可能に構成されていることにより、レセプトコンピュータ51との間でデータの連携を行うことができる。このため、処方薬受注管理システム1は、レセプトコンピュータ51が生成したデータや、レセプトコンピュータ51が報酬審査システム6、医薬品マスタ8から取得したデータを取得することができる。例えば、処方薬受注管理システム1は、レセプトコンピュータ51から、患者の薬歴に係るデータや、処方箋ごとの確定報酬金額に係るデータを取得することができる。
また、処方薬受注管理システム1は、生成した各種データをレセプトコンピュータ51に出力(送信)することができる。例えば、処方薬受注管理システム1は、レセプトコンピュータ51とのデータ連携により、処方箋に係るデータや薬局を利用する患者に係るデータ、調剤に係るデータなどをレセプトコンピュータに出力することができる。
[会計サーバ]
会計サーバ52は、財務会計や管理会計などの会計業務に係る機能を提供するサーバ装置である。処方薬受注管理システム1は、受注管理サーバ3が会計サーバ52と通信可能に構成されていることにより、会計サーバ52との間で医薬品の仕入れに係る伝票データや売掛金、買掛金に係るデータの連携を行うことができる。
[配送業者サーバ]
配送事業者サーバ53は、配送事業者が管理するサーバ装置であって、配送業務に係る種々の機能を提供するサーバ装置である。処方薬受注管理システム1は、受注管理サーバ3が配送事業者サーバ53と通信可能に構成されていることにより、配送事業者サーバ53との間で処方薬の購入申込者への処方薬の配送に関する種々のデータの連携を行うことができる。
[CSサーバ]
カスタマーサポートセンター(CS)は薬局内又は薬局外に設置された問い合わせ対応のための機関であって、CSサーバ54は、CSにおける問い合わせ業務に係る種々の機能を提供するサーバ装置である。処方薬受注管理システム1は、受注管理サーバ3がCSサーバ54と通信可能に構成されていることにより、CSサーバ54との間で処方薬の購入申込者や患者、医療機関からの薬局への問い合わせに関する種々のデータの連携を行うことができる。またCSサーバ54はCS端末装置74とネットワーク9を介して接続されている。このため、CS端末装置74は、CSサーバ54を介して処方薬受注管理システム1にデータの送受信を行うことができる。
[決済サーバ]
決済サーバ55は、決済代行会社が管理するサーバ装置であって、処方薬の購入代金等の決済に係る種々の機能を提供するサーバ装置である。処方薬受注管理システム1は、受注管理サーバ3が決済サーバ55と通信可能に構成されていることにより、決済サーバ55との間で、決済方法に係るデータや決済の状況に係るデータ、与信データ等、処方薬の購入代金の決済に関する種々のデータの連携を行うことができる。
[卸売事業者サーバ]
卸売事業者サーバ56は、卸売事業者が管理するサーバ装置であって、処方薬の受発注に係る種々の機能を提供するサーバ装置である。処方薬受注管理システム1は、受注管理サーバ3が卸売事業者サーバ56と通信可能に構成されていることにより、卸売事業者サーバ56との間で、処方薬の発注に係るデータや、発注した処方薬の納入や請求金額に係るデータ等、薬局から卸売業者への処方薬の発注等に関する種々のデータの連携を行うことができる。
[マーケティング支援サーバ]
マーケティング支援サーバ57は、カスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)機能、マーケティングオートメーション(MA)機能およびセールスオートメーション(SA)機能を提供するサーバ装置である。ここで、CRM機能は薬局を利用する患者や医療機関と薬局との関係構築や関係向上、関係維持を行うための機能であり、MA機能は、将来的に薬局を利用すると見込まれる患者や医療機関に係る情報を管理し、メールやSNS、ウェブサイトなどのデジタルチャネルにおけるマーケティングを自動化、可視化する機能であり、SA機能は、営業活動(患者・医療機関の情報や商談の進捗、商談事例等)に係るデータの管理を自動化、可視化する機能である。処方薬受注管理システム1は、受注管理サーバ3がマーケティング支援サーバ57と通信可能に構成されていることにより、マーケティング支援サーバ57が提供する各機能やデータを利用することができる。
2.処方薬受注管理システム1および連携装置のハードウェア構成
次に、図2を用いて本実施形態に係る処方薬受注管理システム1を実現する受注管理サーバ3、受注管理サーバ3と通信可能に接続される外部装置群5および端末装置群7の各装置のハードウェア構成の一例を説明する。受注管理サーバ3、外部装置群5および端末装置群7の各装置は、例えば図2に示すコンピュータシステムによって実現される。図2は本実施形態に係るコンピュータシステム500のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すコンピュータシステム500は、演算装置として構成される。コンピュータシステム500は、プロセッサ501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random access memory)503及び補助記憶装置(メモリ)504、外部インタフェース(I/F)505を備えている。また、コンピュータシステム500は、入力装置506、表示装置507及び通信インタフェース(I/F)508を備えている。これらの構成それぞれは、バス509によって相互に接続されている。
補助記憶装置504は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、例えばコンピュータシステム500全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、OS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトなどがある。補助記憶装置504は格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステム及び/又はDB(データベース)により管理している。
外部I/F505は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ポート等の外部装置とのインタフェースである。外部装置には、所定の記録媒体が想定される。これにより、コンピュータシステム500は外部I/F505を介して、記録媒体の読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体としては、フレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus Memory)などがある。
入力装置506はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するために用いられる。表示装置507はディスプレイなどを含み、コンピュータシステム500による処理結果を表示する。通信I/F508は、コンピュータシステム500を社内ネットワーク及びインターネット等に接続させるインタフェースである。これにより、コンピュータシステム500は通信I/F508を介してデータ通信を行うことができる。
プロセッサ501は、コンピュータシステム500を全体的に制御するプロセッサである。プロセッサ501は、バス509を介してROM502に格納されたプログラムを例えばRAM503上に読み出し、プログラムに従って処理を実行することで、コンピュータシステム500における制御や機能を実現する。
ROM502は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM502には、コンピュータシステム500の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System) 、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM503は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
なお、本実施形態において、受注管理サーバ3および外部装置群5の各サーバ装置は、クラウドコンピューティングに対応していてもよい。クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。
3.処方薬受注管理システムの機能構成
図3は、受注管理サーバ3が提供する処方薬受注管理システム1の機能構成の一例を示す概略的な機能ブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る処方薬受注管理システム1は、データ取得部11、処方箋データ記憶部12、受注管理制御部13、受注管理データ記憶部14、医薬品データ記憶部15およびデータ出力部16を有している。
プロセッサ501(図2参照)は、バス509を介して補助記憶装置504に格納されたプログラムをRAM503に読み出し、読み出したプログラムに従ってコンピュータシステム500の各構成要素を制御する。例えばプロセッサ501は、コンピュータシステム500の各構成要素に対して制御信号やコマンド等を出力することにより、各構成要素に対して直接または間接的な制御を行う。これにより、プロセッサ501によって、処方薬受注管理システム1が薬局内での処方薬の受注業務を管理するための管理処理を行うように制御される。なお、処方薬受注管理システム1の制御に係るプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されてもよいし、記憶媒体に記憶された状態で配布されてもよい。
以下、各機能ブロックについて説明する。
[データ取得部]
データ取得部11は、図1に示す外部装置群5および端末装置群7における各装置が送信した各種データを取得するインタフェースである。データ取得部11は、外部装置群5および端末装置群7の各装置の通信I/F508から送信されたデータを取得すると、プロセッサ501を介して、該データを取得したデータに応じた出力先に出力する。これにより、処方薬受注管理システム1において、外部装置群5および端末装置群7の各装置から送信されたデータに応じた処理が実行されることとなる。なお、端末装置群7の各端末装置側において、処方薬受注管理システム1(受注管理サーバ3)へのデータの送信機能は、ウェブブラウザを動作させるブラウザソフトウェアから提供されてもよい。
図3に示すように、データ取得部11は、処方箋の内容を示す処方箋データを取得する処方箋データ取得部111と、処方箋データが示す処方薬の注文に関する注文データを取得する注文データ取得部112とを有している。
(処方箋データ取得部)
処方箋データ取得部111は、医療機関端末装置71および申込者端末装置72のうち少なくともいずれか一方から処方薬受注管理システム1に送信された処方箋データを取得する。処方薬受注管理システム1は、処方薬受注管理システム1と医療機関端末装置71および申込者端末装置72との間における処方箋データの連携は、電子メールを用いてもよいし、ネットワーク9を経由したネットワークファクス(FoIP:FAX over IP)であってもよいし、FTP(File Transfer Protocol)を利用したファイル転送(アップロード)であってもよい。
また、処方箋データは、画像データであってもよいし、テキストデータやXMLデータであってもよい。
処方箋データ取得部111は、プロセッサ501を介して、取得した処方箋データを処方箋データ記憶部12に出力する。また、処方箋データ取得部111は、プロセッサ501を介して、処方箋データを受信したことを示す通知(コマンドまたは信号)を、受注管理制御部13に出力する。
(注文データ取得部)
注文データ取得部112は、申込者端末装置72から処方薬受注管理システム1に送信された注文データを取得する。注文データは、処方箋データが示す処方薬の購入申込に関する申し込みデータおよび患者データを含むデータである。注文データは、申込者端末装置72の入力装置506を介してユーザが入力したデータであって、申込者端末装置72の通信I/F508から処方薬受注管理システム1に送信される。また、注文データ取得部112は、プロセッサ501を介して、取得した注文データを受注管理制御部13に出力する。
[処方箋データ記憶部]
処方箋データ記憶部12には、処方箋データ取得部111が取得した処方箋データが記憶される。処方箋データ記憶部12は、医療機関端末装置71から送信された処方箋データが記憶される領域(医療機関データ記憶領域)と、申込者端末装置72から送信された処方箋データが記憶される領域(申込み者データ記憶領域)とを有している。処方箋データには、医療機関端末装置71および申込者端末装置72のうち、いずれの端末装置から送信されたかを示すデータが付与されている。このため、プロセッサ501を介して処方箋データ取得部111から入力された処方箋データは、処方箋データ記憶部12において送信元に応じた記憶領域に記憶される。また、医療機関データ記憶領域内および申込者データ記憶領域内では、各処方箋データは、処方箋データ取得部111における取得日時と対応付けて記憶される。
[受注管理制御部]
受注管理制御部13は、薬局内における処方薬の受注業務を管理するための処理を制御する。具体的には、受注管理制御部13は受注業務に係る各種データの管理に係る処理を実行することにより、受注業務の管理に係る処理を制御する。
図3に示すように、受注管理制御部13は、患者に関するデータを管理する患者管理部131、注文データおよび処方箋データに基づいて生成した受注データを管理する受注データ管理部132、患者に対して行う遠隔服薬指導に関するデータを管理する服薬指導管理部133、患者への処方薬の配送に関するデータを管理する配送管理部134、処方薬の在庫に関するデータを管理する在庫管理部135、卸売業者への処方薬の発注に関するデータを管理する発注管理部136および患者及び医療機関からの問い合わせに関するデータを管理する問合せ管理部137を有している。受注管理制御部13の各要素の詳細は、後述する。
[受注管理データ記憶部]
受注管理データ記憶部(記憶部の一例)14は、処方薬受注管理システム1が薬局内における処方薬の受注業務を管理するために用いる種々のデータがテーブル形式で記憶されるデータベースである。受注管理データ記憶部14のデータは、受注管理制御部13の各構成によって登録、更新および参照される。受注管理データ記憶部14に記憶されているテーブルの詳細は後述する。
[医薬品データ記憶部]
医薬品データ記憶部15には、医薬品マスタ8が保持する医薬品に係る種々の基本情報に係るデータが記憶されている。医薬品データ記憶部15のデータは、医薬品マスタ8と接続されたレセプトコンピュータ51と処方薬受注管理システム1のデータ取得部11との間で周期的に実行されるデータ連携によって取得され、プロセッサ501を介して医薬品データ記憶部15に出力される。これにより、処方薬受注管理システム1では、医薬品マスタ8が保持する各種のデータを利用することができる。
[データ出力部]
データ出力部16は、図1に示す外部装置群5および端末装置群7における各装置が送信した各種データを取得するインタフェースである。データ出力部16は、プロセッサ501を介して受注管理制御部が生成したデータを取得すると、取得したデータを外部装置群5および端末装置群7の各装置に出力(送信)する。これにより、外部装置群5および端末装置群7の各装置において処方薬受注管理システム1で生成されたデータに基づく処理が実行されることとなる。なお、端末装置群7の各端末装置側において、処方薬受注管理システム1(受注管理サーバ3)からのデータの受信機能は、ウェブブラウザを動作させるブラウザソフトウェアから提供されてもよい。
処方薬受注管理システム1における各機能ブロックは、コンピュータシステム500の各構成要素によって実現される。例えば、データ取得部11は、コンピュータシステム500の通信I/F508によって実現される。また例えば処方箋データ記憶部12、受注管理データ記憶部14および医薬品データ記憶部15は、補助記憶装置504において実現される。また、プロセッサ501が、補助記憶装置504に格納されたプログラムをRAM503に読み出して実行することにより、当該プログラムが受注管理制御部13として機能する。
(3.1)受注管理データ記憶部の構成
次に、受注管理データ記憶部14が記憶するデータについて図4および図5を用いて説明する。
図4は、受注管理データ記憶部14の概略構成を示す図である。図4に示すように、受注管理データ記憶部14には、患者テーブルt401、受注処方箋テーブルt402、注文テーブルt403、受注データテーブルt404、服薬指導管理テーブルt405、服薬指導予約テーブルt406、薬剤師テーブルt407、配送テーブルt408、在庫テーブルt409、発注テーブルt410および問合せテーブルt411が保持されている。
(患者テーブル)
患者テーブルt401は、患者のデータを複数記憶するテーブルである。ここで患者とは、処方箋データ取得部111が取得した処方箋データが示す処方箋の発行対象の患者を示す。患者テーブルt401のレコードは、患者を一意に識別するデータ(患者番号)および患者の基本データ(氏名、生年月日、メールアドレス、住所、電話番号)等のデータで構成されている。患者テーブルのデータは、注文データ取得部112が取得した注文データを構成する患者データに基づいて生成・更新される。また、患者テーブルのデータは、レセプトコンピュータ51とのデータ連携によってデータ取得部11が取得した患者のデータによって更新されてもよい。
(受注処方箋テーブル)
受注処方箋テーブルt402は、処方箋データ取得部111で取得された処方箋データの内容を示すデータを複数記憶するテーブルである。受注処方箋テーブルt402のレコードは、処方箋データを識別するデータ(処方箋番号)、患者が受診した医療機関に係るデータ(医療機関名、医師名、医療機関連絡先)や、処方箋の発行対象の患者を示すデータ(患者氏名、生年月日、性別)、処方薬に係るデータ(処方薬名称、処方薬形状、服用量、服用方法、保管方法)、処方箋の有効期間に係るデータ(処方箋有効期限)等で構成されている。また、受注処方箋テーブルt402のレコードには、処方箋データ取得部111が処方箋データを取得した日時(処方箋受信日時)も含まれる。
(注文テーブル)
注文テーブルt403は、注文データ取得部112が取得した注文データを複数記憶するテーブルである。注文テーブルt403のレコードは、注文を識別する情報(注文番号)、患者の基本データ(氏名、生年月日、メールアドレス、住所、電話番号)、患者が受診した医療機関に係るデータ(医療機関名、受診日)、ジェネリック医薬品への変更希望に係るデータ(ジェネリック医薬品希望フラグ)、遠隔服薬指導の実施日時に関する患者の要望(実施日時要望)に係るデータ(実施不可日時)、処方薬購入の決済に関するデータ(決済方法)、および処方薬の配達に関するデータ(配達指定日時)等で構成されている。注文テーブルt403のレコードを構成するこれらのデータのうち、患者の基本データが、注文データ取得部112に取得された注文データにおける患者データに相当する。また、注文テーブルt403のレコードを構成するこれらのデータのうち、患者の基本データを除くデータが、注文データ取得部112に取得された注文データにおける申込みデータに相当する。
なお、注文テーブルt403のレコードには、上述のデータに加え、注文データ取得部112が注文データを取得した日時(注文受信日時)に係るデータも含まれる。
注文テーブルt403のレコードは、患者を識別するデータ(患者番号)、処方箋データを識別するデータ(処方箋番号)のそれぞれによって、患者テーブルt401、受注処方箋テーブルt402のレコードと関連付けられている。
このように、受注管理データ記憶部14には、処方箋データ取得部111が取得した処方箋データおよび注文データ取得部112が取得した注文データが記憶されている。
(受注データテーブル)
受注データテーブルt404は、処方箋データ取得部111が取得した処方箋データおよび注文データ取得部112が取得した注文データに基づいて生成される受注データを複数記憶するテーブルである。ここで、図5を用いて受注データテーブルt404における受注データ(レコード)の構成について説明する。図5は、受注データの構成例を示す図である。
図5に示すように、受注データは、受注番号、処方箋番号、患者番号、患者氏名、遠隔服薬指導の実施に係るデータ(実施日時要望、服薬指導実施日、担当薬剤師)、処方箋に係るデータ(処方箋有効期限、医療機関名)、購入申し込みに係るデータ(ジェネリック希望有無、決済方法、配送希望日時、配達方法要望)等で構成されている。配達方法要望は、患者が希望する配達方法を示すデータである。また、受注データには、処方箋データの取得状況に係るデータ(原本取得有無)が含まれていてもよい。原本取得有無は、処方箋の原本または原本に相当するデータが取得されているか否かを示すデータである。なお、受注データには、図5に示す項目以外のデータが含まれていてもよい。また、患者が希望する配達方法を示す「配達方法要望」としては、配送業者が提供する種々の配達方法が指定され得る。例えば対面での配達方法(受渡し方法)として、「手渡し」や、コンビニエンスストア等の店頭で荷物(ここでは、処方薬)を受け取る「店頭受取り」を指定可能としてもよい。また例えば非対面での配達方法として、「ポスト投函」や、荷物(ここでは、処方薬)を玄関前や宅配ボックス等の指定場所に置いて配達完了とする、いわゆる「置き配」を指定可能としてもよい。「配達方法要望」は、上述のものに限られず、法制度などにより処方薬の配送方法として認められたものが指定可能であればよい。
受注データは、患者番号、処方箋番号のそれぞれによって、患者テーブルt401、受注処方箋テーブルt402のレコードと関連付けられている。また、受注データにおける患者番号、患者氏名は、注文テーブルt403における患者の基本データ(注文データ取得部112が取得した注文データにおける患者データ)に対応している。また、受注データにおける実施日時要望および購入申し込みに係るデータのそれぞれは、注文テーブルt403における申込みデータ(注文データ取得部112が取得した注文データにおける申込みデータ)に相当する。
また、図5に示すように、受注データテーブルt404における受注データには、処方箋の購入申込みの進捗状況を示す進捗データが含まれる。詳しくは後述するが、処方薬受注管理システム1では、受注データテーブルt404の進捗データの更新により、処方箋の購入申込みの進捗状況を管理することができる。
(服薬指導管理テーブル)
図4に戻って、服薬指導管理テーブルt405は、上述の受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導実施日時を含む服薬指導データを、受注データと関連付けて記憶するテーブルである。服薬指導管理テーブルt405のレコードは、受注データとの関連付けのためのデータ(受注番号)、遠隔服薬指導の実施日時に係るデータ(実施日、実施時間帯)、及び服薬指導を担当する薬剤師に係るデータ(担当薬剤師)等で構成されている。
(服薬指導予約テーブル)
服薬指導予約テーブルt406は、遠隔服薬指導の予約状況に係るデータを複数記憶するテーブルである。服薬指導予約テーブルt406のレコード(予約状況データ)は、薬局において遠隔服薬指導を実施可能な日時のデータ(予約可能日時)と、各予約可能日時において遠隔服薬指導が実施可能な人数のデータ(予約可能人数)とを含んで構成されている。詳しくは後述するが、服薬指導予約テーブルt406における予約状況データは、遠隔服薬指導実施日時を決定する際に用いられる。
(薬剤師テーブル)
薬剤師テーブルt407は、薬局に勤務する薬剤師、すなわち処方薬受注管理システム1と接続される薬局端末装置73のユーザとなる薬剤師に関するデータ(薬剤師データ)を複数記憶するテーブルである。薬剤師テーブルt407のレコード(薬剤師データ)は、薬剤師を識別するデータ(薬剤師番号、薬剤師氏名)や、薬剤師の勤務日に係るデータ(出勤曜日)等のデータで構成されている。
(配送テーブル)
配送テーブルt408は、受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを、受注データと関連付けて記憶するテーブルである。
配送テーブルt408のレコードは、受注データとの関連付けのためのデータ(受注番号)、配送先に関するデータ(患者氏名、患者住所、患者連絡先、配送希望日)、配送方法に関するデータ(配送種別)、梱包に関するデータ(梱包サイズ)および配達方法に関するデータ(ポスト投函可否)等で構成されている。
(在庫テーブル)
在庫テーブルt409は、薬局内における医薬品の在庫に係るデータ(在庫データ)を医薬品ごとに記憶するテーブルである。在庫テーブルt409のレコードは、医薬品の識別に係るデータ(医薬品コード、薬品名称)、在庫数に係るデータ(在庫数、納品予定数)、納入日に係るデータ(納品予定日)等で構成されている。
(発注テーブル)
発注テーブルt410は、薬局から卸売業者に発注した医薬品に係るデータ(発注データ)を複数記憶するテーブルである。発注テーブルt410のレコードは、発注の識別に係るデータ(発注番号)、発注先に係るデータ(発注先名称)、発注対象の医薬品に係るデータ(医薬品コード、薬品名)、発注数に係るデータ(発注数)、発注日に係るデータ(発注日時)等で構成されている。
(問合せテーブル)
問合せテーブルt411は、CS(カスタマーサポートセンター)において受け付けた問合せ内容に関するデータ(問合せデータ)を複数記憶するテーブルである。問合わせテーブルt411のレコードは、問合せデータの識別に係るデータ(問合せ番号)、問合せを行った顧客(患者、購入申し込み者、医療機関)に係るデータ(問合せ者名称、電話番号、メールアドレス)、問合せの内容を示すデータ(問合せ内容)、問合せが行われた日時を示す問合せ日時等のデータで構成されている。
問合せテーブルt411の問合せデータは、CSサーバ54と処方薬受注管理システム1のデータ取得部11との間でのデータ連携によって取得され、プロセッサ501を介して問合せテーブルt411において登録・更新される。また、問合せデータには、問合わせにおける薬剤師の対応に係るデータ(薬剤師対応要否、薬剤師コメント)が含まれていてもよい。
このように、受注管理データ記憶部14は、処方薬受注管理システム1における受注業務の管理に係るデータを記憶しており、受注管理制御部13の各構成が受注業務の管理に係る処理に伴って、受注管理データ記憶部14のレコードを参照、更新する。これにより、処方薬受注管理システムにおいて受注業務の管理に係る情報を一元管理することができる。
なお、図5に示す各テーブルは受注管理データ記憶部14が記憶するテーブルの一例であって、受注管理データ記憶部14には、これら以外のテーブルが用意されていてもよい。また受注管理データ記憶部14では、複数の薬局における処方薬の受注業務を管理するためのデータを記憶してもよい。これにより、処方薬受注管理システム1は、複数の薬局における処方薬の受注業務を統合して管理することができる。
(3.2)受注管理制御部の構成
図3に戻って、受注管理制御部の各部について説明する。
(患者管理部)
患者管理部131は、申込者端末装置72から送信された注文データに含まれる患者データの管理を行う。具体的には、患者管理部131は、注文データ取得部112が取得した注文データから患者データを抽出し、抽出した患者データを受注管理データ記憶部14に登録する。患者管理部131は、抽出した患者データに基づいて、受注管理データ記憶部14に記憶された患者データの更新を行う。申込者端末装置72から送信された注文データは、プロセッサ501を介して注文データ取得部112から受注管理制御部13に出力される。患者管理部131は、受注管理制御部13に出力された注文データから患者データを抽出し、抽出した患者データを受注管理データ記憶部14の後述する患者テーブルt401において登録、更新する。
(受注データ管理部)
受注データ管理部132は、医療機関端末装置71または申込者端末装置72から送信された処方箋データ、および申込者端末装置72から送信された注文データに含まれる患者データ、注文データに基づいて受注データを生成し、受注データに基づいて処方薬の購入申込みの進捗状況を管理する。
具体的には、受注データ管理部132は、処方箋データ取得部111が取得した処方箋データおよび注文データ取得部112が取得した注文データに基づいて受注データを生成し、受注データを処方箋データと関連付けて受注管理データ記憶部14の受注データテーブルt404に記憶し、当該受注データに基づいて処方薬の購入申込みの進捗状況を管理する。これにより、処方薬受注管理システム1は、処方薬の購入申込みの進捗状況を薬剤師やスタッフが確認するための確認作業の負荷を大幅に軽減することができる。
ここで、処方薬の購入申込みの進捗状況を管理するための進捗データについて説明する。受注データテーブルt404の受注データ(図5参照)には、処方薬の購入申し込みの進捗状況を示す「進捗状況」のデータが含まれている。当該「進捗状況」のデータが、進捗データを示している。進捗データは、処方薬の購入申し込みの進行状況を示すデータであって、例えば文字列データである。処方薬の購入申し込みの状況は、当該購入申し込みの受注に関する薬局内での業務(受注業務)の進行に合わせて変化する。つまり、処方薬の購入申し込みの進行状況は、当該購入申し込みの受注に関する薬局内での業務(受注業務)の進捗状況と対応している。すなわち、進捗データは、受注業務の進捗状況を示すデータにも相当する。なお、進捗データは、文字列データに限られず数値であってもよい。進捗データが数値である場合、受注管理データ記憶部14には進捗データを示す数値を文字列情報に変換する進捗データマスタテーブルが設けられていてもよい。これにより、進捗データを示す数値を、進捗状況を示す文字列データに変換して表示や印刷に用いることができる。
進捗データは、受注業務の内容に合わせて複数設定されることが好ましい。進捗データの種類が多いほど受注業務の進捗が細かな単位で管理されるためより好ましい。進捗データには、例えば「受注完了」「服薬指導予約完了」「服薬指導実施完了」「調剤完了」「処方箋確認完了」「発送完了」「配達完了」等が含まれる。このように、受注データテーブルt404における受注データには、進捗状況を示す進捗データが含まれ、受注データ管理部132は、受注データと対応する服薬指導管理テーブルt405の服薬指導データおよび配送テーブルt408の配送データに基づいて進捗データを更新する。進捗データの更新の詳細については後述する。
<受注データの表示>
受注データ管理部132は、受注データテーブルt404に記憶された進捗データを含む受注データ(図5参照)を、データ出力部16を介して、薬局端末装置73に出力することができる。例えば、受注データ管理部132は、受注データテーブルt404から抽出した受注データを含む受注データ表示画面の表示データを生成し、データ出力部16に出力する。これにより、ネットワーク9を介して受注データ表示画面の表示データが薬局端末装置73の通信I/F508により受信される。薬局端末装置73では、受注データ表示画面の表示データを受信すると、表示装置507上で動作するウェブブラウザを介して受注データ表示画面を表示する。これにより、薬局端末装置73のユーザは、受注データ表示画面において、受注データを閲覧することができる。受注データ管理部132は、例えば薬局端末装置73からの受注データ表示要求がデータ取得部11によって取得されることに基づいて、受注データ表示画面の表示データを生成、出力してもよい。これにより、薬局端末装置73のユーザが所望するタイミングで、薬局端末装置73に受注データが表示され、進捗データによって処方薬の購入申し込みの進行状況を確認することができる。
受注データ表示画面では、例えば受注データテーブルt404に記憶されている複数の受注データのレコード(図5参照)が、一覧形式で表示されてもよい。これにより、薬局端末装置73のユーザは、複数の受注業務の進捗状況を合わせて確認することができる。なお、受注データ表示画面には、受注データテーブルt404に記憶されている受注データの項目のうち、適宜選択した項目のデータを表示すればよい。例えば、受注データ表示画面には、受注データのレコードのうち少なくとも患者氏名、進捗データ、服薬指導実施日時、および処方箋有効期限を含む一部の項目のデータが表示されてもよい。また、受注データ表示画面は、受注データの各項目を薬局端末装置73の入力装置506(例えば、マウス)によって選択操作することにより、選択操作された項目のデータの昇順または降順で受注データの表示の並べ替えを行ってもよい。また、受注データ表示画面には薬局端末装置73からの文字入力を受付可能な入力領域および押下操作可能な検索ボタン(不図示)が設けられ、ユーザが検索ボタンを押下することで、入力領域内の文字列情報を含む受注データのレコードを、受注データテーブルt404から抽出可能に構成されていてもよい。
(服薬指導管理部)
服薬指導管理部133は、受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成し、服薬指導データに基づいて遠隔服薬指導の実行状況を管理する。服薬指導管理部133は、受注データ管理部132によって受注データが生成され、受注データテーブルt404に記憶されると、当該受注データに対応する患者について服薬指導データを生成し、服薬指導管理テーブルt405に登録する。これにより、処方薬受注管理システム1は、双方向通信による服薬指導、すなわち遠隔服薬指導に対応するとともに、遠隔服薬指導の実行状況を薬剤師やスタッフが確認するための確認作業の負荷を大幅に軽減することができる。
具体的には、服薬指導管理部133は、受注データ管理部132によって新たに生成された受注データ(例えば、進捗データが「受注完了」である受注データ)に含まれる患者データが示す患者について遠隔服薬指導の実施日時を決定し、当該実施日時を含む服薬指導日データを生成して、データ出力部16に出力する。データ出力部16は、入力された服薬指導日データを申込者端末装置72に出力する。
これにより、ネットワーク9を介して服薬指導日データが申込者端末装置72の通信I/F508により受信される。服薬指導日データは、遠隔服薬指導の実施日時や、遠隔服薬指導の対象となる患者名などを含むテキストデータである。これにより、電話やメールで患者に対して遠隔服薬指導の実施日時を通知する場合と比べて、薬剤師やスタッフの作業負荷を大幅に軽減することができる。また、申込者端末装置72に服薬指導日データが出力されることで、患者に対して処方薬の購入申し込みの受け付け(受注)が完了したことや、遠隔服薬指導が実施されることを通知することができ、患者、またはその家族や看護者に対して安心感を与えることができる。処方薬受注管理システム1と申込者端末装置72との間における服薬指導日データの連携は、電子メールを用いてもよいし、SMS(ショートメッセージサービス)でもよいし、プッシュ通知であってもよい。遠隔服薬指導の実施日時の決定処理および申込者端末装置72への服薬指導日データの出力処理の詳細は、後述する。
(配送管理部)
配送管理部134は、受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを生成し、該配送データを配送事業者サーバ(外部装置の一例)53に出力する。また、配送管理部134は、受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬に係るデータに基づいて、配送データを生成する。これにより、処方薬受注管理システム1は、処方薬の配送に係るデータを薬剤師やスタッフが手作業で作成、確認する場合に比べて、作業の負荷を大幅に軽減することができ、且つ作業時間を大幅に削減することができる。
具体的には、配送管理部134は、薬剤師による処方薬の調剤および調剤の監査(最終監査)が完了し、さらに処方箋の原本確認も完了している配送待ち受注データ(例えば、進捗データが「処方箋確認完了」である受注データ)および当該配送待ち受注データに対応する処方箋データに基づいて、配送データを生成する。なお、上記最終監査時に処方箋の原本または原本に相当するデータが取得されていないことも想定される。このため、配送管理部134は、進捗データが「調剤完了」である受注データ(調剤済み受注データ)を配送データ生成の対象としてもよい。また、配送管理部134は、データ出力部16を介して、生成した配送データを配送事業者サーバ53に出力する。これにより、処方薬の配送及び集荷が配送業者に依頼することができる。配送データの生成処理の詳細は、後述する。
(在庫管理部)
在庫管理部135は、薬局における医薬品の在庫に係る在庫テーブルt409の在庫データの生成及び更新を行う。在庫管理部135は、受注データ管理部132によって受注データが生成され、受注データテーブルt404に記憶されると、当該受注データに対応する処方箋データを、受注処方箋テーブルt402から抽出する。在庫管理部135は抽出した処方箋データにおける処方薬に係るデータ(例えば、処方薬名称、服用量)に基づいて在庫データを更新する。例えば在庫管理部135は、受注処方箋テーブルt402から抽出した処方薬名称に基づく在庫データを在庫テーブルt409から抽出し、当該データの在庫数の値から服用量の値を減算した値によって当該レコードの在庫数を更新する。また、在庫管理部135は、発注テーブルt410において発注データが更新されたことに基づいて、発注管理部136から、発注対象の医薬品に係るデータ、発注数に係るデータおよび納品予定日のデータ等を取得する。これにより、在庫管理部135は在庫テーブルt409における発注対象の医薬品に関する在庫データのレコードについて、納入予定数、納入予定日を更新する。また、このとき、発注対象の医薬品に関する在庫データが在庫テーブルt409に存在しない場合には、在庫管理部135は当該医薬品に関する新たな在庫データを生成して、在庫テーブルt409に登録する。
(発注管理部)
発注管理部136は、薬局から卸売業者に発注した医薬品に係る発注テーブルt410の発注データの生成及び更新を行う。また、発注管理部136は、薬局端末装置73のユーザが入力した発注入力データがネットワーク9を介してデータ取得部11に取得されたことに基づいて、卸売事業者サーバ56に医薬品の発注を行う。
具体的には、発注管理部136は、データ取得部11が薬局端末装置73のユーザが入力した発注入力データを取得すると、取得された発注入力データを発注テーブルt410に登録する。また、発注管理部136は、データ出力部16を介して、発注テーブルt410に登録した発注入力データを卸売事業者サーバ56に出力する。これにより、薬局端末装置73のユーザ(例えば、薬剤師)が発注した医薬品に関するデータおよび発注数が卸売事業者サーバ56に送信される。また発注管理部136は、例えば薬局端末装置73のユーザによる発注入力データの入力が可能な発注データ入力画面の表示データを生成し、データ出力部16を介して薬局端末装置73に送信してもよい。これにより、薬局端末装置73のユーザは、発注データ入力画面を介して、発注入力データの入力が可能となる。
(問合せ管理部)
問合せ管理部137は、CSサーバ54と処方薬受注管理システム1のデータ取得部11とのデータ連携で取得された問合せテーブルt411の問合せデータの生成及び更新を行う。問合せ管理部137は、データ取得部11がCSサーバ54から問合せデータを取得すると、取得された問合せデータを問合せテーブルt411に登録する。また、問合せ管理部137はCSサーバ54からの問合せデータの参照要求がデータ取得部11において取得された場合に、問合せテーブルt411から抽出したデータをデータ出力部16に出力する。これにより、CSサーバ54およびCSサーバ54に接続可能なCS端末装置74では、問合せ対応に係る処理(例えば、問合せ回答メール生成、送信等)を行うことができる。
また問合せ管理部137は、例えば薬局端末装置73のユーザにより問合せ内容に関する回答コメント(文字列データ)の入力が可能な問合せ回答入力画面の表示データを生成し、データ出力部16を介して薬局端末装置73に送信してもよい。これにより、薬局端末装置73のユーザは、問合せ回答入力画面を介して、問合せ内容に関する回答コメントの入力が可能となる。
また問合せ管理部137は、問合せテーブルt411から抽出したデータを、データ出力部16を介してマーケティング支援サーバ57に出力してもよい。これにより、マーケティング支援サーバ57において患者や医療機関からの問合せデータを利用することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る処方薬受注管理システム1は、処方薬の購入申込みの受注に関する薬局内での業務を管理する処方薬受注管理システムであって、処方箋の内容を示す処方箋データと、該処方箋データが示す処方薬の購入申込みに関する申込みデータおよび該処方箋の発行対象患者の患者データを含む注文データとを取得するデータ取得部11を備える。さらに、処方薬受注管理システム1は、データ取得部11が取得した処方箋データおよび注文データを記憶する受注管理データ記憶部14と、データ取得部11が取得した処方箋データおよび注文データに基づいて受注データを生成し、該受注データを該処方箋データと関連付けて受注管理データ記憶部14に記憶し、該受注データに基づいて処方薬の購入申込みの進捗状況を管理する受注データ管理部132とを備える。さらに、処方薬受注管理システム1は、受注データ管理部132が生成した受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成し、該服薬指導データに基づいて該遠隔服薬指導の実行状況を管理する服薬指導管理部133と該受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを生成し、該配送データを外部サーバに出力する配送管理部134と、を備える。
これにより、処方薬受注管理システム1は、遠隔服薬指導に対応し、且つ薬局の作業負荷の軽減を図ることができる。
4.処方薬受注管理システムの動作
(4.1)処方薬受注管理方法
次に、本実施形態に係る処方薬受注管理方法の一例について、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態に係る処方薬受注管理方法の一例を説明するフローチャートである。本例では、配送管理部134による配送データの生成前に、受注データに対応する処方箋の原本確認が実行される場合を例にとって説明する。
まず、データ取得部11は、処方箋データおよび注文データを取得する(ステップS101)。処方箋データおよび注文データは、データ取得部11においてほぼ同タイミングで取得される場合と、時間差で取得される場合がある。処方箋データ取得部111は、処方箋データを取得すると処方箋データを受信したことを示す通知を受注管理制御部13に出力し、注文データ取得部112は取得した注文データを受注管理制御部13に出力する。
受注管理制御部13における患者管理部131は、注文データ取得部112から受注管理制御部13に注文データが出力されたことに基づいて、患者データの登録、更新を行う(S102)。
例えば患者管理部131は、患者データの新規登録時において、受注管理データ記憶部14の患者テーブルt401に既存のレコードが存在するか否かを判定する。患者管理部131は、受信患者データに付加されている患者番号を取得し、患者番号に基づいて患者テーブルt401を検索する。当該患者番号に係る検索結果が1件以上である場合、患者管理部131は、受信患者データが示す患者について、患者テーブルt401に既存のレコードが存在すると判定し、患者テーブルt401のレコード(患者番号が一致するレコード)のデータを、受信患者データで更新する。
一方、患者管理部131は、受信患者データに係る患者テーブルt401の検索結果が0件である場合、患者テーブルt401に既存のレコードが存在しないと判定し、患者テーブルt401に受信患者データに基づく新たなレコードを登録する。
なお、受信患者データには、処方箋受注システム1において患者データの登録を希望するか否かを示す登録希望フラグデータが含まれている。患者管理部131は、登録希望フラグデータが患者データの登録を希望することを示す値(例えば「1」)である場合に、受信患者データを新たに受注管理データ記憶部14(具体的には、患者テーブルt401)に記憶する。
受注管理制御部13における受注データ管理部132は、処方箋データを受信したことを示す通知(処方箋受信通知)が受注管理制御部13に出力され、且つ注文データ取得部112から受注管理制御部13に注文データが出力されたことに基づいて、受注データの生成を行う(ステップS103)。
具体的には、受注データ管理部132は、プロセッサ501を介して処方箋データが注文データ取得部112から受注管理制御部13に出力されたことに基づいて、当該注文データを受注管理データ記憶部14(具体的には、注文テーブルt403)に新たなレコードとして記憶する。また、受注データ管理部132は、処方箋受信通知が受注管理制御部13に出力されたことに基づいて、注文テーブルt403に記憶された新たな注文データに対応する処方箋データを処方箋データ記憶部12から取得する。受注データ管理部132は、取得した処方箋データの内容を受注管理データ記憶部14(具体的には、受注処方箋テーブルt402)に新たなレコードとして記憶する。受注データ管理部132は、例えば注文データにおける患者の氏名や医療機関名のデータ、注文データの受信日時等に基づいて、注文データに対応する処方箋データを特定することができる。
また、受注データ管理部132は、受注管理データ記憶部14に新たに記憶した処方箋データおよび注文データに基づいて、図5に示す受注データを生成し、受注管理データ記憶部14の受注データテーブルt404に新たなレコードとして記憶する。このとき、受注データ管理部132は生成した受注データにおける進捗データ(図5に示す「進捗状況」のデータ)を、「受注完了」に設定する。
受注データが生成されると、続いて受注管理制御部13の服薬指導管理部133は、生成された受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成するための服薬指導日データ生成処理を実行する(ステップS200)。服薬指導データ生成処理では、遠隔服薬指導の実施日時が決定され、当該実施日時を患者に通知するための服薬指導データが生成される。服薬指導データ生成処理の詳細は後述する。
服薬指導管理部133は、服薬指導日データが生成されると当該服薬指導日データを申込者端末装置72に送信する(ステップS104)。具体的には、服薬指導管理部133は、生成された服薬指導日データをデータ出力部16に出力する。データ出力部16は、入力された服薬指導日データを申込者端末装置72に出力する。これにより、服薬指導実施日時が申込者端末装置72のユーザ(例えば、遠隔服薬指導の対象患者)に通知される。またこのとき、服薬指導管理部133は、服薬指導日データを申込者端末装置72に送信した旨の通知を、受注データを識別する受注番号と合わせて受注データ管理部132に出力する。これにより、受注データ管理部132は、当該受注番号に基づいて受注データテーブルt404の受注データを抽出し、当該受注データにおける進捗データ(図5に示す「進捗状況」のデータ)を、「服薬指導予約完了」に設定する。
このように、本実施形態に係る処方薬受注管理システム1において、受注データには患者データが含まれ、服薬指導管理部133は、新たに生成された受注データ(進捗データが「受注完了」の受注データ)に含まれる患者データが示す患者について遠隔服薬指導の実施日時を決定し、該実施日時を含む服薬指導日データを生成し、データ出力部16は、該服薬指導日データを申込者端末装置72に出力する。これにより、処方薬受注管理システム1は、遠隔服薬指導に対応することができ、且つ遠隔服薬指導の実施日の決定および患者への通知に係る薬局の作業負荷を軽減することができる。
続いて、受注データ管理部132は、服薬指導実施の完了確認を行う(ステップS105)。受注データ管理部132は、薬局において遠隔服薬指導が実施されたことを示す服薬指導完了通知の入力に基づいて、受注データにおける進捗データ(図5に示す「進捗状況」のデータ)を、「服薬指導予約完了」から「服薬指導実施完了」に更新する。
服薬指導完了通知は、遠隔服薬指導を実施した薬剤師が、薬局端末装置73から入力したデータであって、データ取得部11がネットワーク9を介して取得して受注データ管理部132に出力されてもよい。また、服薬指導完了通知は、遠隔服薬指導を受けた患者が申込者端末装置72から入力したデータであって、データ取得部11がネットワーク9を介して取得して受注データ管理部132に出力されてもよい。
また、遠隔服薬指導が処方薬受注管理システム1のデータ取得部11およびデータ出力部16(受注管理サーバ3の)通信I/F508を用いて実施された場合には、受注管理サーバ3の所定の記憶領域(例えば、RAM503)に記憶された通信履歴に基づいて、データ取得部11またはデータ出力部16が服薬指導完了通知を生成し、受注データ管理部132に出力してもよい。
また、受注データ管理部132は、進捗データが「服薬指導予約完了」の受注データにおいて、服薬指導実施日時を過ぎている場合には、データ出力部16を介して、薬局端末装置73に服薬指導アラート通知を送信してもよい。服薬指導アラート通知には、例えば服薬指導実施日と患者名と受注番号のデータが含まれていればよい。これにより、薬局端末装置73のユーザとなる薬剤師に対して、服薬指導実施日時が経過していることを警告し、服薬指導アラート通知が示す受注に対応する患者に対して遠隔服薬指導の実施を促すことができる。
続いて、受注データ管理部132は、薬局において受注データに対応する処方箋データが示す処方薬の調剤業務の完了確認を行う(ステップS106)。受注データ管理部132は、薬局において当該処方箋データに係る処方薬の調剤および調剤の監査(最終監査)が薬剤師によって実施されたことを示す調剤完了通知の入力に基づいて、受注データにおける進捗データ(図5に示す「進捗状況」のデータ)を、「服薬指導実施完了」から「調剤完了」に更新する。調剤完了通知は、調剤業務を実施した薬剤師が、薬局端末装置73から入力したデータであって、データ取得部11がネットワーク9を介して取得して受注データ管理部132に出力される。
続いて、受注データ管理部132は、ステップS106において進捗データが「調剤完了」に更新された受注データに対応する処方箋の原本の確認を行う(ステップS107)。具体的には、受注データ管理部132は、当該受注データ(調剤済み受注データ)に対応する処方箋の原本または医療機関端末装置71から送信された処方箋データ(処方箋の原本に相当するデータ)が取得されているかを確認し、取得されている場合に調剤済み受注データにおける進捗データ(図5に示す「進捗状況」のデータ)を、「調剤完了」から「処方箋確認完了」に更新する。
例えば、受注データ管理部132は、調剤済み受注データにおける原本取得有無のデータを受注データテーブルt404から抽出し、原本取得有無のデータが原本取得済みであることを示す値(例えば「1」)である場合に、受注データにおける進捗データ(図5に示す「進捗状況」のデータ)を、「調剤完了」から「処方箋確認完了」に更新する。
例えば受注データ管理部132は、処方箋データ記憶部12における医療機関データ記憶領域に受注データの処方箋番号と一致する処方箋番号の処方箋データが記憶されている場合に、処方箋の原本に相当するデータが取得されていると判定して原本取得有無のデータを「1」とする。また、受注データ管理部132は、例えば処方箋の原本が郵送等で薬局に送付されたことを示すデータが薬局端末装置73から入力された場合に、原本取得有無のデータを「1」とする。原本取得有無のデータは、原本または医療機関端末装置71から送信された処方箋データが取得されるまでは、値が「0」となっている。
続いて、受注管理制御部13の配送管理部134は、進捗データが「処方箋確認完了」に更新された受注データ(配送待ち受注データ)に対応する配送データを生成する配送データ生成処理を実行する(ステップS300)。配送データ生成処理の詳細は後述する。
続いて、配送管理部134は、ステップS300で生成された、配送待ち受注データに対応する配送テーブルt408のレコードの配送データを、データ出力部16を介して、配送事業者サーバ53に出力する(ステップS108)。これにより、配送事業者サーバ53において、配送データに基づいて配送ラベルデータが生成され、生成された配送ラベルデータが処方薬受注管理システム1に送信される。データ取得部11は、配送ラベルデータを取得すると、処方薬受注管理システム1が動作する受注管理サーバ3とネットワークを介して接続されたプリンタ(不図示)に配送ラベルデータを送信する。これにより、当該プリンタにおいて配送ラベルが印刷される。薬局内のスタッフは、配送事業者の配達員によって処方薬の集荷が行われる時間までに、処方薬を梱包した梱包材に当該配送ラベルを貼付すればよい。
このように、処方薬受注管理システム1では、配送管理部134が生成した配送データを配送事業者サーバ53に出力することにより、薬局における配送作業の負荷を大幅に軽減することができる。
続いて、受注データ管理部132は、配送事業者の配達員による処方薬の集荷の完了確認を行う(ステップS109)。受注データ管理部132は、処方薬の集荷が実施されたことを示す集荷完了通知の入力に基づいて、配送待ち受注データにおける進捗データ(図5に示す「進捗状況」のデータ)を、「処方箋確認完了」から「発送完了」に更新する。集荷完了通知は、配送作業を実施した薬局のスタッフが、薬局端末装置73から入力したデータでもよいし、処方薬の集荷を行った配送事業者のサーバ(配送事業者サーバ53)から送信されるデータでもよい。集荷完了通知は、データ取得部11がネットワーク9を介して取得して受注データ管理部132に出力される。
続いて、受注データ管理部132は、配送事業者の配達員による患者への処方薬の配達の完了確認を行う(ステップS110)。受注データ管理部132は、処方薬の配達が実施されたことを示す配達完了通知の入力に基づいて、進捗データが「発送完了」である受注データ(配送済み受注データ)における進捗データを、「発送完了」から「配達完了」に更新する。配達完了通知は、処方薬の配達を行った配送事業者のサーバ(配送事業者サーバ53)から送信されるデータでもよいし、処方薬を受け取った患者又は患者の家族や看護者をユーザとする申込者端末装置72から入力されたデータでもよい。配達完了通知は、データ取得部11がネットワーク9を介して取得して受注データ管理部132に出力される。
このように、本実施形態に係る処方薬受注管理方法では、処方箋の内容を示す処方箋データと、該処方箋データが示す処方薬の購入申込みに関する申込みデータおよび処方箋の発行対象患者の患者データを含む注文データとを取得し、当該処方箋データおよび注文データを記憶する。さらに、注文データを含む受注データを生成し、当該受注データを当該処方箋データと関連付けて記憶し、当該受注データに基づいて処方薬の購入申込みの進捗状況を管理する。さらに、当該受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成し、当該服薬指導データに基づいて遠隔服薬指導の実行状況を管理する。さらに、当該受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを生成し、該配送データを外部サーバに出力する。これにより、処方薬受注管理システム1は、遠隔服薬指導に対応し、且つ薬局の作業負荷の軽減を図ることができる。
なお、図6で説明した処方薬受注管理方法は一例であって、本発明における処方薬受注管理方法はこれに限られない。処方薬受注管理方法の各処理の実行順や進捗データの更新タイミングは、法制度等に応じていればよい。これにより、社会状況に適応した態様により、薬局内での業務を管理することができる。
例えば上述の処方薬受注管理方法では、配送データ生成処理(ステップS300)の前に受注データに対応する処方箋原本の確認(ステップS107)を行うとしたが、本発明はこれに限られない。法制度等で処方薬の配送前に処方箋の原本(または原本に相当するデータ)を確認が必須とされない場合、処方箋原本の確認のタイミングは、配送データ生成処理(ステップS300)の後であってもよい。この場合、処方箋の原本確認(ステップS107)は、例えば受注データの作成(ステップS103)以降、任意のタイミングで実行すればよい。
処方箋の原本確認のタイミングが配送データ生成処理(ステップS300)の後である場合、配送管理部134は、進捗データが「調剤完了」の受注データ(調剤済み受注データ)を対象として配送データを生成することができる。
(4.1.1)服薬指導日データの生成処理
ここで、図7を用いて服薬指導データ生成処理(ステップS200)の一例について詳細を説明する。
<服薬指導日決定処理>
図7は、処方薬受注管理方法における服薬指導データ生成処理(ステップS200)の一例を説明するフローチャートである。図7に示すように、まず服薬指導管理部133は、受注データテーブルt404から受注データからデータを取得する(ステップS201)。ここで、服薬指導管理部133は、進捗データが「受注完了」となっている受注データを受注データテーブルt404から抽出する。
続いて、服薬指導管理部133は、抽出した受注データにおける遠隔服薬指導の実施日時に関する患者の要望に係るデータ(実施日時要望データ)及び処方箋の有効期間に係るデータ(処方箋有効期限)を取得する(ステップS202)。ここで、本例において実施日時要望データは、患者が遠隔服薬指導の実施を希望しない日時を示すデータである。
続いて、服薬指導管理部133は、実施日時要望データに基づいて遠隔服薬指導の実施日時となり得る候補日の予約状況データを服薬指導予約テーブルt406から抽出する(ステップS203)。このとき、服薬指導管理部133は、実施日時要望データが示す日時以外の予約可能日時の予約状況データを、服薬指導予約テーブルt406から抽出する。ここで、服薬指導管理部133は条件を満たす予約状況データを複数取得することができる。
なお、服薬指導管理部133が服薬指導予約テーブルt406から候補日の予約状況データを抽出する際の条件として、「実施日時要望データが示す日時以外」という条件の他に追加条件を設定してもよい。例えば、追加条件として「所定期間内(例えば、現在から1週間以内)」という条件を設定してもよい。ここで、追加条件における「所定期間」は、処方箋有効期限内の期間であってもよい。また追加条件として「所定件数(例えば、5~10件のうち任意の件数)」という条件を設定してもよい。また、追加条件はこれらに限られず、種々の条件を設定することができる。これにより処方薬受注管理システム1は、各薬局の状況や患者の利便性に適した条件により、遠隔服薬指導の実施日時となり得る候補日の予約状況データを抽出することができる。
続いて、服薬指導管理部133は、取得した候補日の予約状況データについて、予約可能人数が1人以上の予約状況データを検出する(ステップS204)。服薬指導管理部133は、例えば複数の予約状況データを昇順に並び替えた上で、各予約状況データについて、予約可能人数のデータが1以上であるか否かを判定する。
次いで、服薬指導管理部133は、ステップS204で検出された予約状況データの予約可能日時を、服薬指導実施日に決定し、服薬指導管理テーブルt405に登録する(ステップS205)。また、このとき服薬指導管理部133は決定した服薬指導実施日及び受注データを識別する受注番号を受注データ管理部132に出力する。これにより、受注データ管理部132は、受注データテーブルt404において、当該受注番号の受注データにおいて服薬指導実施日を更新することができる。
このように、本実施形態に係る処方薬受注管理システム1において、受注データには、申込みデータにおける遠隔服薬指導の実施日時に関する患者の要望を示す実施日時要望データが含まれ、服薬指導管理部133は、実施日時要望データに基づいて遠隔服薬指導の実施候補日時を導出し、該実施候補日時と該実施候補日時における予約可能人数とに基づいて実施日を決定する。これにより、処方薬受注管理システム1は、遠隔服薬指導に対応することができ、且つ遠隔服薬指導の実施日の決定に係る薬局の作業負荷を軽減することができる。
次いで、服薬指導管理部133は、服薬指導実施日を決定すると、服薬指導日データを生成する(ステップS206)。
服薬指導日データは、遠隔服薬指導の実施対象の患者に対して、服薬指導の実施日を通知するための文字列データである。服薬指導日データは、予め受注管理データ記憶部14に記憶された文字列データである定型文データと、受注管理データ記憶部14における服薬指導管理テーブルt405の服薬指導データとに基づいて、服薬指導管理部133が生成する。
また服薬指導日データは、薬局端末装置73における入力内容を反映して作成されてもよい。この場合、服薬指導管理部133は、服薬指導日データを入力するための服薬指導日データ入力画面の表示データを生成し、データ出力部16に出力する。服薬指導日データ入力画面の表示データは、遠隔服薬指導の実施対象となる患者に係る服薬指導管理テーブルt405のレコード(実施対象者レコード)に基づいて生成される。これにより、ネットワーク9を介して服薬指導日データ入力画面の表示データが薬局端末装置73の通信I/F508により受信される。薬局端末装置73では、服薬指導日データ入力画面の表示データを受信すると、表示装置507上で動作するウェブブラウザを介して受注データ表示画面を表示する。ここで、図8を用いて、服薬指導日データ入力画面について説明する。
<服薬指導日データ入力画面>
図8は、服薬指導日データ入力画面133Aの一例を示す図である。図8に示すように、服薬指導日データ入力画面133Aには、患者氏名表示領域331と、本文入力領域332と、確定ボタン333とが設けられている。患者氏名表示領域331には、例えば服薬指導管理テーブルt405の実施対象者レコードにおける患者氏名のデータが表示される。また、本文入力領域332には、服薬指導管理部133が服薬指導管理テーブルt405の実施対象者レコードのデータに基づいて自動生成した服薬指導日データを示す文字情報が初期表示されている。これにより、薬局端末装置73のユーザは、すべての文面を自ら作成する必要はなく、所望の文字情報を適宜追加することで、容易に服薬指導日データを作成することができる。
ここで、本文入力領域332に表示される「お問合せ番号」としては、実施対象者レコードにおける受注番号のデータが表示される。これにより、服薬指導日データを取得した申込者端末装置72のユーザ(例えば患者)は、受注番号に基づいて薬局やCS(カスタマーサポートセンター)に問合せを行うことができる。
また、本文入力領域332に表示される「服薬指導日時」としては、ステップS200の処理で決定された服薬指導実施日時のデータが表示される。また、図8に示すように、本文入力領域332における初期表示内容には、処方薬の購入申込の受付が薬局において完了していることを示す文字情報(例えば「お薬のご注文の受け付けを完了しました」)が含まれている。これにより、服薬指導日データを受信する申込者端末装置72のユーザ(例えば患者)に対して、注文が受け付けられたこと及び遠隔服薬指導が実施されることが通知され、当該ユーザに対して安心感を与えることができる。
薬局端末装置73のユーザは本文入力領域332における服薬指導日データの編集が終了後に確定ボタン333を押下すればよい。これにより、本文入力領域332の入力内容、すなわち服薬指導日データが処方薬受注管理システム1に送信され、データ取得部11を介して受注管理制御部13の服薬指導管理部133に出力される。
なお、服薬指導日データの生成時において、遠隔服薬指導を実施する薬剤師を決定してもよい。例えば、服薬指導管理部133は、薬剤師テーブルt407の出勤曜日データと、服薬指導予約テーブルt406の予約可能日時とに基づいて、遠隔服薬指導を実施する薬剤師を決定し、服薬指導データとして服薬指導管理テーブルt405に登録してもよい。
(4.1.2)配送データ生成処理
ここで、図9を用いて、配送データ生成処理の詳細を説明する。
<配送データ生成処理>
図9は、処方薬受注管理方法における配送データ生成処理を説明するフローチャートである。図9に示すように、まず配送管理部134は、受注データテーブルt404から受注データからデータを取得する(ステップS301)。ここで、配送管理部134は、例えば進捗データが「処方箋確認完了」となっている受注データ(配送待ち受注データ)を受注データテーブルt404から抽出する。なお上述のように、配送管理部134は、配送待ち受注データとして、受注データテーブルt404から進捗データが「調剤完了」となっている受注データを抽出し、配送データの生成対象としてもよい。ここで、配送管理部134は、配送待ち受注データから、配送希望日時および配達方法要望のデータを取得する。
続いて、配送管理部134は、抽出した受注データにおける患者番号に基づいて、患者テーブルt401から患者データを抽出する(ステップS302)。ここで、配送管理部134は、抽出した患者データから、患者の氏名、住所のデータを取得する。
続いて、配送管理部134は、配送待ち受注データに対応する処方箋データ(受注処方箋データ)に含まれる処方薬に係るデータに基づいて、配送データを生成する。
具体的には、配送管理部134は、配送待ち受注データに係る処方箋データに含まれる処方薬の種類に基づいて、該処方薬の配送種別を決定する(ステップS303)。ここで、処方薬の種類とは、例えば処方薬の保管方法を表すデータを示す。また、配送種別とは、例えば処方薬の輸送時の温度(冷蔵または常温)を示す。これにより、処方薬受注管理システム1は、処方薬の配送種別を容易に決定することができる。配送管理部134は、処方薬の保管方法のデータが冷蔵による保管を示す内容である場合に、処方薬の配送種別を「冷蔵」に決定する。また、配送管理部134は、処方薬の保管方法のデータが冷蔵以外による保管を示す内容である場合に、処方薬の配送種別を「常温」に決定する。
続いて、配送管理部134は、配送待ち受注データに対応する受注処方箋データに含まれる処方薬の分量に基づいて、該処方薬の梱包材のサイズを決定する(ステップS304)。ここで、処方薬の梱包材のサイズとは、処方薬の配送時において処方薬を梱包する梱包材の三辺の合計値でもよいし、容積の値でもよい。また、処方薬の分量のデータとしては、受注処方箋データにおける服用量のデータを用いればよい。
続いて、配送管理部134は、配送待ち受注データに対応する受注処方箋データに含まれる処方薬の配達方法を決定する(ステップS305)。
例えば、配送管理部134は、配送待ち受注データに対応する受注処方箋データに含まれる処方薬の形状(受注処方箋データにおける処方薬形状のデータ)又は分量(受注処方箋データにおける服用量のデータ)に基づいて、該処方薬の配達方法を決定する。ここで、処方薬の配達方法の決定とは、処方薬の患者への配達時において種々の配達方法(ポスト投函や置き配、店頭受け取りや手渡しなど)のうちいずれかを決定することを示す。例えば、配送管理部134は、処方薬の形状や分量が予め定められた基準値以上である場合には、患者が希望する配達方法(配送待ち受注データの「配達方法要望」)がポスト投函であっても、ポスト投函ができないと判定して、配達方法をポスト投函以外の任意の配達方法(手渡しや、置き配、店頭受け取り等)に決定してもよい。この場合、選択される配達方法に優先度が設けられていてもよい。また配送管理部134は、受注処方箋データに含まれる処方薬の内容に応じて、処方薬の配達方法を決定してもよい。例えば、配送管理部134は、受注処方箋データに含まれる処方薬の種類(名称や医薬品コード等)に基づいて、配達方法を決定してもよい。配送管理部134は、例えば受注処方箋データに特定の名称の処方薬が含まれる場合に、配達方法を手渡しに決定してもよい。また、例えば受注管理データ記憶部14には特定の処方薬の名称が記憶されていてもよい。この場合配送管理部134は、受注管理データ記憶部14から当該特定の処方薬の名称を抽出し、受注処方箋データに含まれる処方薬の名称と一致するか否かを判定すればよい。
また、配送管理部134は、配送待ち受注データに含まれる決済方法データに基づいて、配送待ち受注データに対応する受注処方箋データの配達方法を決定してもよい。具体的には、処方薬の形状や分量によって決定され配達方法および決済方法データの内容に基づいて配達方法を決定してもよい。
配送管理部134は、例えば決済方法データの内容が「代金引換(代引き)」の場合、配送待ち受注データの「配達方法要望」が「手渡し」以外を希望する内容であっても、配達方法を手渡しに決定する。また、配送管理部134は、決済方法データの内容が「代引き」以外(「カード」や「銀行振り込み」や「収納代行払い」等)であり、且つ配送待ち受注データの「配達方法要望」が「ポスト投函」を示す場合であっても、処方薬の形状や分量に基づいてポスト投函が不可能と判定された場合には、配達方法を手渡しを含めた「ポスト投函」以外の配達方法に決定してもよい。
また、配送管理部134は、処方薬の形状や分量および決済方法データに基づいて配達方法が限定されていない(例えばポスト投函が不可、手渡しのみ等の制約がない)場合、配送待ち受注データの「配達方法要望」に基づいて配達方法を決定してもよい。
次いで、配送管理部134は、ステップS301からステップS305において取得、決定したデータを含む配送データを生成し、配送待ち受注データを示す受注番号と合わせて配送テーブルt408に登録する(ステップS306)。
このように、配送管理部134は、受注データに対応する処方箋データである受注処方箋データに含まれる処方薬に係るデータに基づいて、配送データを生成する。これにより、処方薬受注管理システム1は、処方薬の配送のための配送データの生成に係る薬局の作業負荷を軽減することができる。
5.処方薬受注管理プログラム
本実施形態に係る処方薬受注管理システム1により実行される処方薬受注管理プログラムについて説明する。処方薬受注管理システム1は、少なくとも以下の(a)~(f)の各動作をコンピュータに実行させるプログラムに従って、処方薬の購入申込みの受注に関する薬局内での業務の管理を行う。以下のプログラムは、例えばハードディスクドライブ、メモリ等の記録媒体やDVDディスク又はBlu-ray(登録商標)等の光ディスクに非一時的に記録される。以下のプログラムは、インターネットを介して配布されても良い。さらに、以下のプログラムは、クラウドサーバに記録され、インターネットを介して実行されても良い。
(a)処方箋の内容を示す処方箋データと、該処方箋データが示す処方薬の購入申込みに関する申込みデータおよび処方箋の発行対象患者の患者データを含む注文データとを取得すること
(b)処方箋データおよび注文データを記憶すること
(c)処方箋データおよび注文データに基づいて受注データを生成し、該受注データを該処方箋データと関連付けて記憶部に記憶し、該受注データに基づいて処方薬の購入申込みの進捗状況を管理すること
(d)受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成し、当該服薬指導データに基づいて遠隔服薬指導の実行状況を管理すること
(e)受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを生成し、該配送データを外部サーバ(配送事業者サーバ53)に出力すること
6.変形例
処方薬受注管理システム1では、実施日時要望データは、患者が遠隔服薬指導の実施を希望しない日時(実施不可日時)に限られない。
例えば、本発明において実施日時要望データは、患者が遠隔服薬指導の実施を希望する日時(実施希望日時)であってもよい。この場合、服薬指導管理部133は、実施日時要望データが示す上記実施希望日時に基づいて遠隔服薬指導の実施候補日時を導出し、該実施候補日時と該実施候補日時における予約可能人数とに基づいて遠隔服薬指導の実施日時を決定すればよい。
具体的には、服薬指導管理部133は、上記実施希望日時の予約状況データを服薬指導予約テーブルt406から抽出する。これにより、上記実施希望日時に基づいて遠隔服薬指導の実施日時となり得る候補日の予約状況データが抽出される。服薬指導管理部133は、抽出した候補日の予約状況データについて、予約可能人数が1人以上の予約状況データを検出し、服薬指導実施日を決定すればよい。また、上記実施希望日時として複数の日時が設定されていてもよい。この場合、服薬指導管理部133は患者の希望に応じた日時の予約状況データを複数取得することができる。
また、実施日時要望データは、上記実施不可日時および実施希望日時の両方を含んでいてもよい。この場合、例えば服薬指導管理部133は上記実施希望日時を示すデータに基づいて候補日の予約状況データを服薬指導予約テーブルt406から抽出し、抽出件数が0件である(実施希望日時に該当する候補日がない)場合に、上記実施不可日時が示す日時以外の予約可能日時の予約状況データを、服薬指導予約テーブルt406から抽出してもよい。つまり、本発明において、実施日時要望データは、上記実施不可日時、または上記実施希望日時のうち少なくとも一方を示すデータであってもよい。すなわち、服薬指導管理部133は、上記実施不可日時または実施希望日のうち少なくとも一方に基づいて遠隔服薬指導の候補日時を導出してもよい。この場合、服薬指導管理部133は、上記実施不可日時、実施希望日に係る条件に加えて、上述の追加条件を満たす候補日時を導出してもよい。
また、本発明では、上記実施不可日時として複数の日時が設定されていてもよい。この場合、服薬指導管理部133は、複数の実施日時要望データ(実施不可日時)が示す日時以外の予約可能日時の予約状況データを、服薬指導予約テーブルt406から抽出すればよい。
処方薬受注管理システム1では、服薬指導データ生成処理(ステップS200)において、遠隔服薬指導を担当する薬剤師を特定の薬剤師に決定する処理を行ってもよい。例えば、服薬指導管理部133は、受注データに含まれる医療機関名または受注データに対応する処方箋データから、遠隔服薬指導の対象患者が特定の疾患を有していると判定した場合に、当該疾患に対応可能である(例えば、専門知識を有する)薬剤師を、遠隔服薬指導の担当に決定すればよい。このとき、薬剤師テーブルt407には、特定疾患への対応可否を示すデータが含まれていればよい。
このように、受注管理データ記憶部14の薬剤師テーブルt407には、薬局に勤務する薬剤師に関する薬剤師データが複数記憶され、服薬指導管理部133は、受注データに特定の情報(特定の医療機関名、または特定の内容の処方箋データ)が含まれる場合に、遠隔服薬指導を実施する薬剤師として、複数の薬剤師データから特定の薬剤師(特定疾患に対応可能である薬剤師)を決定することができる。これにより、処方薬受注管理システム1は、遠隔服薬指導において、特定の疾病を有する患者に応じたきめ細やかな指導を行うことができる。
また、処方薬受注管理システム1では、複数の受注データに対応する患者が同一である場合、当該複数の受注データに関する遠隔服薬指導を、合わせて実行してもよい。この場合、服薬指導管理部133は、例えば進捗データが「受注完了」である受注データのうち、患者を識別する患者番号や患者の氏名など(例えば、氏名および住所など)が同一である受注データに関して、服薬指導の実施日を同一日時に決定すればよい。
また、処方薬受注管理システム1では、複数の受注データに対応する患者が同一である場合、当該複数の受注データに係る処方箋データが示す処方薬の配送データを、合わせて生成してもよい。この場合、配送管理部134は、例えば、進捗データが「処方箋確認完了」である受注データのうち、患者の氏名が同一である受注データの処方箋に係る処方薬を一括して、配送データを生成すればよい。
また、処方薬受注管理システム1では、受注データを複数の患者でまとめて管理してもよい。この場合、申込者端末装置72が送信する注文データには、複数の患者でまとめて受注データを管理することを示すグループ管理データが含まれてもよい。グループ管理データには、例えば複数の患者の氏名が含まれていればよい。受注データ管理部132は、注文データにグループ管理データが含まれる場合には、グループ管理データが示す複数の患者について、受注データの対応付けを行えばよい。例えば、受注データ管理部132は、グループ管理を行う受注データについて、グループ管理番号を付加すればよい。これにより、処方薬受注管理システム1では、服薬指導日データの生成や、配送データの生成時において、複数の患者の受注データを一括して扱うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の技術的範囲には限定されない。上述した実施形態に、多様な変更又は改良を加えることも可能であり、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 処方薬受注管理システム
3 受注管理サーバ
5 外部装置群
6 報酬審査システム
7 端末装置群
8 医薬品マスタ
9 ネットワーク
11 データ取得部
12 処方箋データ記憶部
13 受注管理制御部
14 受注管理データ記憶部
15 医薬品データ記憶部
16 データ出力部
51 レセプトコンピュータ
52 会計サーバ
53 配送事業者サーバ
54 CSサーバ
55 決済サーバ
56 卸売事業者サーバ
57 マーケティング支援サーバ
71 医療機関端末装置
72 申込者端末装置
73 薬局端末装置
74 CS端末装置
111 処方箋データ取得部
112 注文データ取得部
131 患者管理部
132 受注データ管理部
133 服薬指導管理部
134 配送管理部
135 在庫管理部
136 発注管理部
137 問合せ管理部

Claims (13)

  1. 処方薬の購入申込みの受注に関する薬局内での業務を管理する処方薬受注管理システムであって、
    処方箋の内容を示す処方箋データと、該処方箋データが示す処方薬の購入申込みに関する申込みデータおよび前記処方箋の発行対象患者の患者データを含む注文データとを取得するデータ取得部と、
    前記処方箋データおよび注文データを記憶する記憶部と、
    前記処方箋データおよび前記注文データに基づいて受注データを生成し、該受注データを前記処方箋データと関連付けて前記記憶部に記憶し、該受注データに基づいて前記購入申込みの進捗状況を管理する受注データ管理部と、
    前記受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成し、前記服薬指導データに基づいて前記遠隔服薬指導の実行状況を管理する服薬指導管理部と、
    前記受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを生成する配送管理部と、
    前記配送データを外部サーバに出力するデータ出力部と、を備える
    処方薬受注管理システム。
  2. 前記受注データには、前記進捗状況を示す進捗データが含まれ、
    前記受注データ管理部は、前記受注データと対応する前記服薬指導データおよび前記配送データに基づいて前記進捗データを更新することで前記進捗状況を管理する、
    請求項1に記載の処方薬受注管理システム。
  3. 前記受注データには前記患者データが含まれ、
    前記服薬指導管理部は、
    新たに生成された前記受注データに含まれる前記患者データが示す患者について前記遠隔服薬指導の実施日時を決定し、該実施日時を含む服薬指導日データを生成し、
    前記データ出力部は、前記服薬指導日データを前記購入申込の申込者の端末装置に出力する
    請求項1または2に記載の処方薬受注管理システム。
  4. 前記受注データには、前記申込みデータにおける前記遠隔服薬指導の実施日時に関する患者の要望を示す実施日時要望データが含まれ、
    前記服薬指導管理部は、
    前記実施日時要望データに基づいて前記遠隔服薬指導の実施候補日時を導出し、該実施候補日時と該実施候補日時における予約可能人数とに基づいて前記遠隔服薬指導の実施日時を決定する
    請求項3に記載の処方薬受注管理システム。
  5. 前記実施日時要望データは、患者が前記遠隔服薬指導の実施を希望しない日時、または患者が前記遠隔服薬指導の実施を希望する日時のうち少なくとも一方を示すデータである
    請求項4に記載の処方薬受注管理システム。
  6. 前記記憶部には、前記薬局に勤務する薬剤師に関する薬剤師データが複数記憶され、
    前記服薬指導管理部は、前記注文データに特定の情報が含まれる場合に、前記遠隔服薬指導を実施する薬剤師として、複数の前記薬剤師データから特定の薬剤師を決定する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の処方薬受注管理システム。
  7. 前記配送管理部は、前記受注データに対応する処方箋データである受注処方箋データに含まれる処方薬に係るデータに基づいて、前記配送データを生成する
    請求項1から6のいずれか1項に記載の処方薬受注管理システム。
  8. 前記配送管理部は、前記受注処方箋データに含まれる処方薬の種類に基づいて、該処方薬の配送種別を決定する
    請求項7に記載の処方薬受注管理システム。
  9. 前記配送管理部は、前記受注処方箋データに含まれる処方薬の分量に基づいて、該処方薬の梱包材のサイズを決定する
    請求項7または8に記載の処方薬受注管理システム。
  10. 前記配送管理部は、前記受注処方箋データに含まれる処方薬の形状又は分量に基づいて、該処方薬の配達方法を決定する
    請求項7から9のいずれか1項に記載の処方薬受注管理システム。
  11. 前記受注データには、前記購入申込みの申込み者が選択した決済方法を示す決済方法データが含まれ、
    前記配送管理部は、前記決済方法データに基づいて、前記受注処方箋データに含まれる処方薬の配達方法を決定する
    請求項7から10のいずれか1項に記載の処方薬受注管理システム。
  12. 処方薬の購入申込みの受注に関する薬局内での業務を管理する処方薬受注管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    処方箋の内容を示す処方箋データと、該処方箋データが示す処方薬の購入申込みに関する申込みデータおよび前記処方箋の発行対象患者の患者データを含む注文データとを取得するデータ取得部、
    前記処方箋データおよび注文データを記憶する記憶部、
    前記注文データを含む受注データを生成し、該受注データを前記処方箋データと関連付けて前記記憶部に記憶し、該受注データに基づいて前記購入申込みの進捗状況を管理する受注管理部、
    前記受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成し、前記服薬指導データに基づいて前記遠隔服薬指導の実行状況を管理する服薬指導管理部、
    前記受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを生成し、該配送データを外部サーバに出力する配送管理部
    として動作させる処方薬受注管理プログラム。
  13. 処方箋の内容を示す処方箋データと、該処方箋データが示す処方薬の購入申込みに関する申込みデータおよび前記処方箋の発行対象患者の患者データを含む注文データとを取得し、
    前記処方箋データおよび注文データを記憶し、
    前記処方箋データおよび前記注文データに基づいて受注データを生成し、該受注データを前記処方箋データと関連付けて記憶し、該受注データに基づいて前記購入申込みの進捗状況を管理し、
    前記受注データに対応する患者への双方向通信による遠隔服薬指導の実施日時を含む服薬指導データを生成し、前記服薬指導データに基づいて前記遠隔服薬指導の実行状況を管理し、
    前記受注データに対応する処方箋データに含まれる処方薬の配送に関する配送データを生成し、該配送データを外部サーバに出力する
    処方薬受注管理方法。
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