JP5616490B2 - 世界時腕時計 - Google Patents

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Description

本発明は、相補的主時刻表示手段と協働する主時刻表示手段を駆動するムーブメントを備え、上記主時刻表示手段を調整して所定の地点の時刻を設定する手段を備え、上記相補的主時刻表示手段に対して可動である副表示手段を更に備える、世界時腕時計に関し、上記副表示手段は、異なるタイムゾーンに関する複数の地理的基準点を備え、上記ムーブメントは直接的又は間接的に、上記副表示手段及びキャリア構造体の両方を、上記主時刻表示手段と同期するような様式で駆動する。
本発明は腕時計学の分野に関し、より具体的には、複数のディスプレイを有する時計の中でも、異なるタイムゾーンの時刻を迅速に読み取れるよう考案された文字盤を有する世界時腕時計に関する。
24のタイムゾーンに分割されるため、即ち、各タイムゾーンに対して小さな幅の角度セクタがあるため、所定のタイムゾーン内のある地点の時刻を腕時計から読み取るのは不便であることがある。
Cie des Montres Longines, Francillon S. A.による特許文献1に見られるような従来の解決法では、通常の12時間表示を有する、24時間の円を備える表示手段と、タイムゾーンリングとを併置し、表示手段はこのタイムゾーンリングに対して可動であり、24時間で一周する回転リングにより駆動する。補正機構により、回転リングを動作させることなく、また世界時に影響を与えることなく、時刻設定ステムを介して時針を直接かつ独立して補正することができる。
Glaschutter Unhrenbetrieb GmbHによる特許文献2は、主現在時刻表示と別個に第2のタイムゾーン表示上にタイムゾーンを表示し、かつ、世界中のいくつかの国で使用されているハーフタイムゾーンを表示するための複雑な機構を開示している。この機構はサマータイムとウィンタータイムを区別し、第2のタイムゾーン表示に接続された昼/夜インジケータを備える。タイムゾーンインジケータは、互いに対して可動である位置リング及びインデックスを備える。主表示及び第2の表示について独立して、又はこれら両方に対して一緒に、時刻設定補正が可能である。手動位置補正装置により、主表示及び第2の表示の状態を変化させることなく、位置リングを段階的に回転させることができる。
Zimmermanによる特許文献3は、12のタイムゾーンディスクを担持する固定子を有する世界時腕時計を開示しており、ディスクはそれぞれ直径に関して反対側にある2つのタイムゾーンに対応し、全て固定子の同一の直径上に枢動可能に設置されている。ムーブメントによって駆動され、この固定子と同軸であるロータにより、同期した枢動が行き起こされるが、これによって読み取りに不便が生じ、日付変更に関わるタイムゾーンのみを所定の時に明瞭に表示することができない。
これらの機構は、その扱いにくさに加え、しばしば複雑であり、ムーブメントの厚みのうち相当な部分を占有する。
欧州特許第0579093B1号 国際公開第2009/121699号 ドイツ特許出願第3841440A1号
本発明は、同一の表示領域において対向するタイムゾーンを再編成することにより、様々な都市又は様々な基準地点の世界時の表示を改善することを提案する。これらの対向するタイムゾーンは、各都市又は基準地点に重なった昼/夜表示によって区別される。
従って本発明は、相補的主時刻表示手段と協働する主時刻表示手段を駆動するムーブメントを備え、上記主時刻表示手段を調整して所定の地点の時刻を設定する手段を備え、上記相補的主時刻表示手段に対して可動である副表示手段を更に備える、世界時腕時計であって、上記副表示手段は、異なるタイムゾーンに関する複数の地理的基準点を備え、上記ムーブメントは直接的又は間接的に、上記副表示手段及びキャリア構造体の両方を、上記主時刻表示手段と同期するような様式で駆動する、世界時腕時計に関し、上記キャリア構造体は、複数の第1のスクリーンを担持し、各スクリーンは上記地理的基準点のうちの1つと重なり、時刻に応じて複数の異なる位置を占有することができ、また、各スクリーンは、上記キャリア構造体に接続された第1の摩擦手段がスクリーンに印加するトルク又は抵抗力よりもそれぞれ大きいトルク又は駆動力をスクリーンに印加する第1の駆動手段の作用下で、ある位置から他の位置へと変化することを特徴とする。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照した以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
図1は、本発明による機構を備える世界時腕時計の概略前面図であり、「都市リング」と呼ばれるリングで囲まれた、中心に位置する主時刻表示を有し、リングは、その12の位置に地理的基準点を担持し、各位置は、上記基準点のうち、直径に関して反対側にあるタイムゾーンに対応する2つを担持する。10時の角度位置において、昼を識別する第1の領域及び夜を識別する第2の領域を備える、枢動スクリーンを示す。「アゾレス」地理的領域は「昼」位置にある際に表示され、「ヌメア」領域は「夜」位置にある際に表示される。 図2は、主表示を除去した状態の、図1の機構の前面の概略斜視図である。 図3は、図2と比べて都市リングを除去して、径方向直線に対して斜めに設置された2本の弾性アームを含むキャリア構造をあらわにした状態の、同一の機構の図である。アームの各組の間には、プレートの縁部において摺動又は回転する切頭形状のピニオンの、摩擦挿入されたアーバが存在する。この同じアーバは枢動スクリーンのうち1つを担持する。 図4は、図3とは反対側から見た、同一の機構の詳細図であり、切頭形状のピニオンと、上記プレートが備える歯付きセクタとの協働を示し、この協働により、ピニオンの歯部が上記歯付きセクタと噛み合ってプレートに対して回転する際に、切頭形状のピニオンのアーバを枢動させる。 図5は、図3と同一の様式の、同一の機構の図であり、この機構が備える12個の切頭形状のピニオンそれぞれの角度位置を示し、ピニオンはそれぞれ30°の角度セクタをカバーする。 図6は、機構の2つの直径に沿った部分断面図であり、一方は、切頭形状のピニオンがプレートの歯付きセクタと噛み合った状態を示し、他方は、切頭形状のピニオンがプレートの平滑セクタ状を摺動する状態を示す。 図7は、2つの重なったスクリーンを用いて、第1の昼/夜指示及び第2の例えば午前/午後指示を表示する、機構の更なる例を示す。機構の詳細図の1つは、互いに対して角度的にシフトされている歯付きセクタを備える2つの同心プレートを斜視図で示し、これらの上で2つの同軸の切頭形状のピニオンが回転することができ、これらピニオンはそれぞれ1つのスクリーンを制御する。 図7aは、図7を補足するものであり、ユーザが見ることができる表示情報の例を示す。 図8は、昼及び夜の様々な時刻における、「ベルン/アンカレッジ」の組み合わせを示す。
本発明は、針又は針の組等の主表示手段2を駆動するためのムーブメント10を備える世界時腕時計1に関し、主表示手段2は、主期間に基づいて、文字盤等の相補的主表示手段3と協働する。
この腕時計1は、主時刻表示手段2を調整して所定の地点の現在時刻を設定するための手段4を含む。
腕時計1は更に、相補的主時刻表示手段3に対して可動である副表示手段5を含む。この副表示手段5は、図には非限定的な形態としてリング形状で示しているが、ダイアル3と中心を共有して、様々なタイムゾーンに対応する複数の地理的基準点6を備える。この副表示手段5は、好ましくは主期間と同じになるよう選択される、それ自体の期間を有する。図示した実施形態では、この副表示手段5は「都市リング」と呼ばれる。
ムーブメント10は直接的又は間接的に、副表示手段5及びキャリア構造体7の両方を、主時刻表示手段2と同期するような様式で駆動する。本発明によると、このキャリア構造体7は複数の第1のスクリーン8を担持し:各スクリーンは地理的基準点6のうちの1つと重なり、時刻に応じて複数の異なる位置を占有することができ、また、各スクリーンは、キャリア構造体7に接続された第1の摩擦手段11が上記スクリーンに印加するトルク又は抵抗力よりもそれぞれ大きいトルク又は駆動力を上記スクリーンに印加する第1の駆動手段9の作用下で、ある位置から他の位置へと変化する。よって、図示した本発明の好ましい実施形態では、各第1のスクリーン8は2つの安定位置を交互に占有し、好ましくは、ある位置から他の位置へと枢動によって変化する。各第1のスクリーン8はその位置の1つから他の位置へと、副期間に基づいて変化するが、この副期間は好ましくは、主期間の整数の約数であるか、主期間に等しい。
図示した好ましい応用例では、各地理的基準点6は所定の天文学的子午面面と連結され、また、所定のタイムゾーンと連結された第1の基準点61及び前述の所定のタイムゾーンと直径に関して反対側にあるタイムゾーンと連結された第2の基準点62を含む。例えば、これらの基準点は国又は都市の名称によって形成される。この配置により、副表示手段5の単一の角度セクタを、直径に関して反対側にある2つのタイムゾーンに割り当てることができ、従って、全てのタイムゾーンを12の角度セクタだけで表示することができ、これによって腕時計の読み取りが容易になる。
好ましくは、また図示したように、各第1のスクリーン8は第1の領域81及び第2の領域82を含み、各領域81、82は、第1の基準点61及び第2の基準点62上に交互に重なっている。図示した例示的実施形態では、各領域81、82はハーフディスクである。
恒常的な昼/夜表示と恒常的なタイムゾーン時刻表示との組み合わせに関する図1〜6に示す好ましい応用例では、第1の駆動手段9は各スクリーン8を、12時間の期間に1回駆動する。
よって、本明細書の主題を形成する時計は、12時間の期間にわたる時刻表示を有し、ここでは都市リングである副表示手段5がこの同じ12時間の期間で1回転する、従来の腕時計1である。しかしながら、この12時間の期間は非限定的なものであり、駆動手段9が各スクリーン8を12時間の期間に2回駆動するようにするために、本発明に容易に適合させることができる場合には、本発明に特に24時間である異なる期間を実装してよい。当然、例えば船上での15分ごとの変化を表示するために、又は、ワークステーションにおいていずれのチームがスタンバイ又はアクティブであるかがわかるようにするために、設備内のワークステーションの変化を連続的動作等で表示する(これは本発明を用いて容易に可能である)ために、第1の駆動手段9を適切に適合させることにより、腕時計のためにその他の主期間を選択することができ、副表示手段5のためにその他の他の副期間を選択することができ;従って、1、2、3、4及び6時間の副期間を、12時間の主期間及び24時間の主期間の両方を用いて極めて容易に表示することができる。
好ましくは、ここで図示した実施形態では、第1の駆動手段9は、一度に1つの第1のスクリーン8の運動のみを引き起こすように位置決めされ、この運動は、キャリア構造体7に対して位置が固定された枢軸に関する、図示した特定の例の場合では180°である固定値の角度分の枢動運動であり、スクリーン8の枢動運動は、主期間(ここでは12時間)に1回実現される。ここでは、副期間も12時間である。
この実施形態では、昼/夜表示用に選択された第1の駆動手段9は、所定の地理的基準点6が連結された同一の子午面でカバーされる2つのタイムゾーンの現地時刻の06:00時(午前6時)及び18:00時における枢動運動を引き起こすよう位置決めされる。よって、同一の子午面に属するが対向するタイムゾーンにある2つの都市、例えば図では、第1の基準点61のヌメアと、第2の基準点62のアゾレスとを含む地理的基準点6は、アゾレスにおいて昼の始まりである06:00時、ヌメアにおいて夜の始まりである18:00時となるよう枢動するスクリーン8によってカバーされる。12時間後、この同一の文字盤8は再び枢動し、アゾレスにおいて夜の始まりである18:00時、ヌメアにおいて昼の始まりである06:00時となる。
好ましくは枢動運動であるスクリーン8の運動を発生させるために、第1の駆動手段9は有利には、腕時計1のプレート20の、又は上記プレートの所定の位置に設定された固定構成部品の、第1の縁部27上の第1の平滑部分26に取り囲まれる少なくとも1つの第1の歯付きセクタ21を含む。各第1のスクリーン8は、キャリア構造体7に対して枢動移動可能であり、また、上記第1の縁部27上で摺動又は回転して移動する第1の切頭形状のピニオン13と一体である。第1の切頭形状のピニオン13は、少なくとも1つの第1の凹部14によって阻害される少なくとも1つの第1の歯部15を含み、第1の切頭形状のピニオン13は、キャリア構造体7の位置に応じて、枢動せずに摺動して、第1の平滑部分26上の第1の凹部14によって静止するか、又は第1の歯部15と第1の歯付きセクタ21との噛み合いの効果によって枢動する。図5は第1の切頭形状のピニオン13を示し、各ピニオンは3つの歯を有する2つの第1の歯部15を備え、これら歯は、この第1の切頭形状のピニオン13を担持するスクリーン8の2つの安定表示状態に対応する2つの第1の凹部14によって隔てられている。第1の歯付きセクタ21は、関連する第1の切頭形状のピニオン13を回転及び枢動させるために十分な数の歯間及び歯だけを含む。
具体的には、上述の応用例では、第1の歯付きセクタ21の歯の数及び第1の歯部15の歯の数は、第1の切頭形状のピニオン13が第1の歯付きセクタ21全体にわたって回転した場合に、第1の切頭形状のピニオン13が180°枢動するよう、配設される。
有利には、各第1のスクリーン8において、キャリア構造体7は、第1のスクリーン8を駆動する第1のアーバ16をクランプ留めして第1の摩擦手段11を形成する、弾性アーム17を含む。
有利には、図5に示すように、これら弾性アーム17は一緒になって傾斜したアーム18を形成し、これは、アーム18が担持する第1の歯付きピニオン13に押圧力をかけ、プレート20の第1の縁部27に押し付けるようになっている。
有利な実施形態では、主時刻表示手段2を調整して所定の地点の時刻を設定する手段4は、整数時間を足す又は引くことによってタイムゾーンを変更するための機構を含む。この機構についてここでは詳細に記載しないが、これは当業者には公知である。
図6に示す好ましい実施形態では、ムーブメント10は、ボール軸受22のケージを形成する歯付き可動リング23を駆動する歯車列(ここでは小鉄車33を駆動する小鉄車輪軸32を駆動する筒車31を含む)を介して、副表示手段5、またキャリア構造体7を駆動し、ボール軸受22の別のケージ24は腕時計1の固定部分に固定される。この歯付き可動リング23は、キャリア構造体7及び副表示手段5を担持する。
図7及び8に示す特定の実施形態では、本発明は、同一の地理的基準点6に関する複数の情報の表示を組み合わせる。従って、各第1のスクリーン8は、少なくとも1つの第2のスクリーン80と同軸であり、この第2のスクリーン80もまた、同一の地理的基準点6に重なっている。この第2のスクリーン80は、時刻に応じて複数の異なる位置を占有することができ、また、関連する第1のスクリーン8を担持するアーバ16に接続された第2の摩擦手段110がスクリーン80に印加するトルク又は抵抗力よりもそれぞれ大きいトルク又は駆動力をスクリーン80に印加する第2の駆動手段90の作用下で、ある位置から他の位置へと変化する。
この特定の実施形態では、各第2のスクリーン80は第1の領域181及び第2の領域182を含み、各領域181、182は、第1の基準点61及び第2の基準点62上に交互に重なっている。
有利には、読み取りが容易な表示をユーザに提供するために、第1のスクリーン8の第1の領域81及び第2の領域82、並びに第2のスクリーン80の第1の領域181及び第2の領域182を透明又は半透明とし、着色及び/又は偏光して、ユーザにとって4つの重なった位置が光学的に異なるようにする。
図7a及び8は表示の例を示す。この例では、図8に示すように、スクリーン8の第1の領域81は青(図では斜線で示す)であり、これは夜を表し、第2の領域82は黄色(図では芝模様の装飾)であり、これは昼を表す。第2のスクリーン80が、各タイムゾーンに関して正午と午前0時にそれぞれ変化し、同一の12時間の副期間を有する、午前/午後表示であるような、図示した場合では、第1の領域181は赤(図ではレンガ模様の装飾)であり、これは夕方を表し、一方で第2の領域182は白(図ではいずれの装飾もなしに示す)であり、これは朝を表す。よって、重なった位置では全く別個の色が生まれ、これはユーザに理解しやすいものである:即ち、図8の下部に示すように、青は24:00時〜06:00時、黄色は06:00時〜12:00時、オレンジは12:00時〜18:00時、紫は18:00時〜24:00時である。
図7aはこれらの重なった位置を図示している:図7a1では、上半円が夜と朝であり、下半円が夕方である。図7a2では、上半円が夜と夕方であり、下半円が昼と朝である。図7a3では、3時−9時の軸の上側に夜セクタがあり、2時−8時の軸の上側に朝セクタがあるような中間位置であり、即ち、以下のような指示の組である:0〜2時が夜と朝、2〜3時が夜と夕方、3〜8時が昼と夕方、8〜9時が昼と朝、9〜12時が夜と朝。同様に、図7a4では、3時−9時の軸の上側に夜セクタがあり、2時−8時の軸の上側に夕方セクタがあるような中間位置であり、即ち、以下のような指示の組である:0〜2時が夜と夕方、2〜3時が夜と朝、3〜8時が昼と朝、8〜9時が昼と夕方、9〜12時が夜と夕方。この表示は図8でも繰り返されており、この図8は、無地の円内でベルン(B)での時刻表示、アンカレッジ(A)での対応する時刻、並びに表示セクタの対応する位置及び上記セクタが表示する指示を詳細に示す。ベルンが06:00時の場合の昼/夜インジケータの位置の変化、ベルンが昼間の場合の朝/夕方(午前/午後)インジケータの位置の変化、ベルンが18:00時の場合の昼/夜インジケータの位置の変化、ベルンが真夜中である場合の朝/夕方(又は午前/午後)インジケータの位置の変化を示す。
図示していない変形例では、第1のスクリーン8の第1の領域81及び第2の領域82は穿孔され、図1〜3に示すように、異なる色又はパターンで縁取られる。第2のスクリーン80の第1の領域181及び第2の領域182は異なる直径を有し、これによってこれらは非常に見えやすくなる。また、2つの表示モードを、着色した透明スクリーン及び穿孔したフレームと組み合わせることもできる。
この同じ変形例では、第2の駆動手段90は、一度に1つの第2のスクリーン80の運動のみを引き起こすように位置決めされ、この運動は、キャリア構造体7に対して位置が固定された枢軸に関する180°の枢動であり、この枢動は12時間の期間に1回実現される。上述のように、午前/午後表示を達成するために、第2の駆動手段90は、所定の地理的基準点6が連結された同一の子午面でカバーされる2つのタイムゾーンの現地時刻の12:00時及び24:00時における枢動運動を引き起こすよう位置決めされる。
当然、本発明は腕時計以外の時計、特に振り子時計又は置き時計にも適用可能である。
このように、本発明は読み取りが容易な世界時の表示を、いずれの誤差のリスクもなしに提供する。24の基準タイムゾーンを瞬時に読み取ることができ、それが昼なのか夜なのかを知ることができる。
この機構はコンパクトであり、操作が極めて単純である。切頭形状のピニオンを有するこの機構によって確実に、表示ディスクが適切にロックされ、例えば衝撃を受けた場合のいずれの偶発的な枢動が防止される。

Claims (15)

  1. 相補的主時刻表示手段(3)と協働する主時刻表示手段(2)を駆動するムーブメント(10)を備え、
    前記主時刻表示手段(2)を調整して所定の地点の時刻を設定する手段(4)を備え、
    前記相補的主時刻表示手段(3)に対して可動である副表示手段(5)を更に備え、
    前記副表示手段(5)は、異なるタイムゾーンに関する複数の地理的基準点(6)を備え、
    前記ムーブメント(10)は直接的又は間接的に、前記副表示手段(5)及びキャリア構造体(7)の両方を、前記主時刻表示手段(2)と同期するような様式で駆動する、世界時腕時計(1)であって、
    前記キャリア構造体(7)は、複数の第1のスクリーン(8)を担持し、各前記スクリーン(8)は前記地理的基準点(6)のうちの1つと重なり、時刻に応じて複数の異なる位置を占有することができ、また、各前記スクリーン(8)は、前記キャリア構造体(7)に接続された第1の摩擦手段(11)が前記スクリーン(8)に印加するトルク又は抵抗力よりもそれぞれ大きいトルク又は駆動力を前記スクリーン(8)に印加する第1の駆動手段(9)の作用下で、ある位置から他の位置へと変化することを特徴とする、世界時腕時計(1)。
  2. 相補的主時刻表示手段(3)と協働する主時刻表示手段(2)を駆動するムーブメント(10)を備え、
    前記主時刻表示手段(2)を調整して所定の地点の時刻を設定する手段(4)を備え、
    前記相補的主時刻表示手段(3)に対して可動である副表示手段(5)を更に備え、
    前記副表示手段(5)は、異なるタイムゾーンに関する複数の地理的基準点(6)を備え、
    前記ムーブメント(10)は直接的又は間接的に、前記副表示手段(5)及びキャリア構造体(7)の両方を、前記主時刻表示手段(2)と同期するような様式で駆動する、世界時腕時計(1)であって、
    前記キャリア構造体(7)は、複数の第1のスクリーン(8)を担持し、各前記スクリーン(8)は前記地理的基準点(6)のうちの1つと重なり、時刻に応じて複数の異なる位置を占有することができ、また、各前記スクリーン(8)は、前記キャリア構造体(7)に接続された第1の摩擦手段(11)が前記スクリーン(8)に印加するトルク又は抵抗力よりもそれぞれ大きいトルク又は駆動力を前記スクリーン(8)に印加する第1の駆動手段(9)の作用下で、ある位置から他の位置へと変化し、
    前記第1の駆動手段(9)は、前記腕時計(1)のプレート(20)の第1の縁部(27)上の第1の平滑部分(26)によって形成される少なくとも1つの第1の歯付きセクタ(21)を含むことを特徴とする、世界時腕時計(1)。
  3. 各前記地理的基準点(6)は所定の子午面と連結され、そして、前記各地理的基準点(6)は二つに分けられて、所定のタイムゾーンと連結された第1の基準点(61)及び前記所定のタイムゾーンと直径に関して反対側にあるタイムゾーンと連結された第2の基準点(62)を含むこと、並びに
    各前記第1のスクリーン(8)は二つに分けられて、第1の領域(81)及び第2の領域(82)を含み、各前記領域(81、82)は、前記第1の基準点(61)及び前記第2の基準点(62)上に交互に重なっていること
    を特徴とする、請求項1または2に記載の世界時腕時計(1)。
  4. 前記第1の駆動手段(9)は、一度に1つの前記第1のスクリーン(8)の運動のみを引き起こすように位置決めされ、前記運動は、前記キャリア構造体(7)に対して位置が固定された枢軸に関する180°の枢動運動であり、前記枢動運動は、12時間の期間に1回実現されることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の世界時腕時計(1)。
  5. 前記第1の駆動手段(9)は、前記所定の地理的基準点(6)が連結された同一の子午面でカバーされる2つのタイムゾーンの現地時刻の06:00時及び18:00時における前記枢動運動を引き起こすよう位置決めされることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の世界時腕時計(1)。
  6. 各前記第1のスクリーン(8)は、前記キャリア構造体(7)に対して枢動移動可能であり、また、前記第1の縁部(27)上で摺動又は回転して移動する第1の切頭形状のピニオン(13)と一体であり、前記第1の切頭形状のピニオン(13)は、少なくとも1つの第1の凹部(14)によって阻害される少なくとも1つの第1の歯部(15)を含み、前記第1の切頭形状のピニオン(13)は、前記キャリア構造体(7)の位置に応じて、枢動せずに摺動して、前記第1の平滑部分(26)上の前記第1の凹部(14)によって静止するか、又は前記第1の歯部(15)と前記第1の歯付きセクタ(21)との噛み合いの効果によって枢動すること
    を特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の世界時腕時計(1)。
  7. 前記第1の歯付きセクタ(21)の歯の数及び前記第1の歯部(15)の歯の数は、前記ピニオン(13)が前記第1の歯付きセクタ(21)全体にわたって回転した場合に、
    前記第1の切頭形状のピニオン(13)が180°枢動するようにしたことを特徴とする、請求項6に記載の世界時腕時計(1)。
  8. 各前記第1のスクリーン(8)において、前記キャリア構造体(7)は、前記第1のスクリーン(8)を駆動する第1のアーバ(16)をクランプ留めして前記第1の摩擦手段(11)を形成する、弾性アーム(17)を含むことを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の世界時腕時計(1)。
  9. 前記主時刻表示手段(2)を調整して所定の地点の時刻を設定する前記手段(4)は、整数時間を足す又は引くことによってタイムゾーンを変更するための機構を含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の世界時腕時計(1)。
  10. 前記ムーブメント(10)は、ボール軸受(22)のケージを形成する歯付き可動リング(23)を駆動する歯車列を介して、前記キャリア構造体(7)に加えて前記副表示手段(5)を駆動し、ボール軸受(22)の別のケージ(24)は前記腕時計(1)の固定部分に固定されること、及び、
    前記歯付き可動リング(23)は、前記キャリア構造体(7)及び前記副表示手段(5)を担持すること
    を特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の世界時腕時計(1)。
  11. 各前記第1のスクリーン(8)は、少なくとも1つの第2のスクリーン(80)と同軸であり、前記第2のスクリーン(80)もまた、同一の前記地理的基準点(6)に重なっており、前記第2のスクリーン(80)は、時刻に応じて複数の異なる位置を占有することができ、また、関連する前記第1のスクリーン(8)を担持する前記アーバ(16)に接続された第2の摩擦手段(110)が前記スクリーン(80)に印加するトルク又は抵抗力よりもそれぞれ大きいトルク又は駆動力を前記スクリーン(80)に印加する第2の駆動手段(90)の作用下で、ある位置から他の位置へと変化することを特徴とする、請求項1に記載の世界時腕時計(1)。
  12. 各前記第2のスクリーン(80)は、第1の領域(181)及び第2の領域(182)を含み、各前記領域(181、182)は、前記各地理的基準点(6)は二つに分けられて、所定のタイムゾーンと連結された第1の基準点(61)及び前記所定のタイムゾーンと直径に関して反対側にあるタイムゾーンと連結された第2の基準点(62)を含み、前記第1の基準点(61)及び前記第2の基準点(62)上に交互に重なっていることを特徴とする、請求項11に記載の世界時腕時計(1)。
  13. 前記第1のスクリーン(8)の前記第1の領域(81)及び前記第2の領域(82)、並びに前記第2のスクリーン(80)の前記第1の領域(181)及び前記第2の領域(182)は、透明又は半透明であり、着色及び/又は偏光され、これにより、ユーザにとって4つの重なった位置が光学的に異なるようにすることを特徴とする、請求項11または12に記載の世界時腕時計(1)。
  14. 前記第2の駆動手段(90)は、一度に1つの前記第2のスクリーン(80)の運動のみを引き起こすように位置決めされ、前記運動は、前記キャリア構造体(7)に対して位置が固定された枢軸に関する180°の枢動運動であり、前記枢動運動は、12時間の期間に1回実現されることを特徴とする、請求項11から13のいずれかに記載の世界時腕時計(1)。
  15. 前記第2の駆動手段(90)は、前記所定の地理的基準点(6)が連結された同一の子午面でカバーされる2つのタイムゾーンの現地時刻の12:00時及び24:00時における前記枢動運動を引き起こすよう位置決めされることを特徴とする、請求項14に記載の世界時腕時計(1)。
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