JP5616320B2 - リールシートのロックナット固定具 - Google Patents
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Description
と呼ぶ)のロックナットへの固定部品に関するものである。
リール固定方式を釣り人は一般に「アップロック」と呼ぶが、このアップロックのリールシートでは実釣時のキャスティングにおいて手がロックナットに触れたり、アクション時における動作、ルアーの振動や魚とのファイトによってロックナットが緩み、ロックナットを締め直すために集中力が低下したり、ロックナットの緩みに気付かずリールが落下するなどの弊害が起きていた。本発明は後付け可能なリールシートのロックナット緩み抑制部品でありながら、釣り竿のデザインも損なわないリールシートロックナットの固定部品を再現するためになされたものである。
B・樹脂で製作すれば、従来の金属製リングよりも軽量な上、腐食しない。
C・同じ後付け固定具であるチューブと比較しても本発明は圧倒的に小さく・軽く
作れるため釣り竿の操作性や感度に対する影響がより軽微になる。
またチューブと違い取り付け時に裂けるリスクもない。
D・本発明はリールシートのロックナットにほとんど隠れてしまうため、釣り竿本来のデザインも損なわない。
F・一度、本発明をリールシートに装着すれば次回から本発明を釣り竿から外すことなくリールの取り外しが可能となる。
G・本発明を使用することで従来より短いナットを採用できるため、リールシートのロックナット自体が短くなり釣り竿をより軽量化できることで更なる釣り竿の感度、操作性の向上が実現できる。
H・実釣時にロックナットが緩まない事で締め直しの手間が省け、より高い集中力を
釣りに傾倒出来るため技術の向上、釣果アップに貢献する。
以下、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。従来アップロック方式のリールシートロックナットの緩みを軽減するには2つの方法があった。1つは金属製リングを取り付ける方法(釣り人から一般的にダブルナット方式と呼ばれる。金属リングの素材はアルミや真鍮製が多い)やリールを装着した状態 のリールシートにロックナット・リール脚挿入部可動フードに後付けでチューブを被せる方法。しかし、金属リングのダブルナット方式は釣り竿製作時に装着が必須で、完成した釣り竿に後付け出来ない上、金属リングである為に重量が増し釣り竿の操作性・感度を低下させる。
さらに金属なので海水による腐食・劣化も避けられない欠点である。後付け可能なチューブを被せる方法は、取り付ける過程でグリップを通す際、チューブに裂けが生じたりチューブの外観により釣り竿のデザインを損なう欠点があった。本発明では金属製リングの欠点である重量、海水による腐食を解決し、後付けチューブの欠点であるリールシートを通過させる際のチューブの裂けや、デザインを損なうといった課題を解決するためのリールシートナット固定部品の提供を目的としている。図面を用いて説明すると、本発明ナット固定具(図面符号1)に用いる素材は加工性、コスト、耐水性、耐候性、強度、重量などを考慮すると、ナイロン樹脂が適している。その素材を射出成型でT字型に製作。直方体部と、前記直方体部の一端に、垂直に設けT字状に形成した突起部(図面符号3)を備え、前記直方体部の片面に凹凸に加工した蛇腹部(図面符号2)を設けたことを特徴とするロックナット固定部品。
本発明はリールシート(図面符号14)の溝部(図面符号13)に挿入する構造の為、リールシートの溝部に挿入できる寸法の必要がある。全長15mm、幅1,8mm、
高さ1mm、突起部の寸法は、凹凸に加工した蛇腹部に対して垂直にあたる辺で長さ4mm。上記蛇腹部に対して平行にあたる辺で長さ1,8mmで製作すれば一般的にルアーフィッシングで使用されるアップロック式のリールシートに広く装着できる為このような寸法で製作するのが望ましい。凹凸に加工する蛇腹部の寸法に関しては、本発明ナット固定具に全長1cm、幅1,6mm、深さ0,8mmで製作。蛇腹のピッチは1山1mmで山の形状は三角形が望ましい。このようにして施されたリールシートロックナット(図面符号9)の固定部品が本発明ナット固定具である。
本発明をリールシートに装着する手順について説明する。釣り人から一般的に「アップロック」と呼ばれるリールシートのロックナットを回転させ、リール脚挿入部可動フード(図面符号8)と共に最上部まで移動させる。最上部まで移動したロックナット
の直下の溝部に本発明ナット固定具を先端部(図面符号4)から装着する。装着後、ロックナットを回転させリール脚挿入部可動フードと共にリール(図面符号15)が取り付けられる位置まで下降させる。この時、本発明ナット固定具はリール脚挿入部可動フードの下に隠れるように挿入されている。このとき凹凸の蛇腹加工部とロックナット雄ネジ部(図面符号16)が互いに接することで本発明が変形し摩擦力が発生。
ロックナットを固定させる力が増加する。また本発明の突起部をリールシート(図面符号14)の雌ネジ部(図面符号11)に合わせる事でロックナットが下方向に緩もう
とするのを抑え込み、更なるナットの固定力強化が実現される。その後、リール脚取付け台(図面符号10)にリールを装着し、ロックナットを回転させてリール脚挿入部固定フードと共にリール脚を固定できるまで上昇させる。この時点で本発明ナット固定具はロックナットに隠れるように挿入され、本発明により摩擦力が発生したロックナットは、振動などで緩むことなくリールは強固に固定される。一度装着すれば次回からは本発明を取り外す事無く使用可能な為、利便性が高くロックナットの下にほぼ隠れてしまうので釣り竿のデザインを損なうこともない。また上記の素材・寸法で作製した場合、本発明の重量は1gにも満たないため、従来の方法と比較しても感度や操作性に対する影響が非常に軽微である。
2 凹凸に加工した蛇腹部
3 突起部
4 先端部
5 フォアグリップ部
6 リアグリップ部
7 リール脚挿入部固定フード
8 リール脚挿入部可動フード
9 ロックナット
10 リール脚取り付け台
11 雌ネジ部
12 雄ネジ部
13 溝部
14 リールシート
15 リール
16 ロックナット雄ネジ部
17 ロックナット雌ネジ部
Claims (2)
- 釣り竿のリールシートの縦の溝部に装着するロックナット固定部品であって、ナイロンやポリプロピレン等の樹脂素材からなる。前記固定部品は直方体部と、前記直方体部の一端に、垂直に設けT字状に形成した突起部を備え、前記直方体部の片面に凹凸状の蛇腹部を設けたことを特徴とするロックナット固定部品。
- 前記直方体のもう一方の端部は、略円状にしたことを特徴とする請求項1記載のロックナット固定部品。
Priority Applications (1)
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JP2011271424A JP5616320B2 (ja) | 2011-12-12 | 2011-12-12 | リールシートのロックナット固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011271424A JP5616320B2 (ja) | 2011-12-12 | 2011-12-12 | リールシートのロックナット固定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013121342A JP2013121342A (ja) | 2013-06-20 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2011271424A Active JP5616320B2 (ja) | 2011-12-12 | 2011-12-12 | リールシートのロックナット固定具 |
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