JP5614371B2 - 熱可塑性樹脂材の融着方法、熱可塑性樹脂材を融着する溶融棒、熱可塑性樹脂材の融着装置、及び融着した熱可塑性樹脂材 - Google Patents
熱可塑性樹脂材の融着方法、熱可塑性樹脂材を融着する溶融棒、熱可塑性樹脂材の融着装置、及び融着した熱可塑性樹脂材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5614371B2 JP5614371B2 JP2011115087A JP2011115087A JP5614371B2 JP 5614371 B2 JP5614371 B2 JP 5614371B2 JP 2011115087 A JP2011115087 A JP 2011115087A JP 2011115087 A JP2011115087 A JP 2011115087A JP 5614371 B2 JP5614371 B2 JP 5614371B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic resin
- rod
- hole
- resin material
- melting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
図30から図32に、従来の一体化方法の手順を示す。図30では、ベースプレート50の上に重ねた二つの熱可塑性合成樹脂製積層材80を大形中空凸部81と小形中空凸部内82を嵌合した形で載置し、間隔保持用重ね部83の上にヒーターを内蔵した加熱棒90を配置している。加熱棒90は円柱状であり、先端は円錐状に尖っている。
本発明は、熱可塑性合成樹脂製積層材等の熱可塑性樹脂材を融着した後、長時間使用しても、融着した部分の一部が破れたり、剥がれたりすることのない熱可塑性樹脂材の融着方法、熱可塑性樹脂材を融着する溶融棒、熱可塑性樹脂材の融着装置、及び融着した熱可塑性樹脂材を提供することを課題としている。
請求項5の熱可塑性樹脂材の融着方法の発明では、溶融棒を超音波振動する超音波振動用の工具ホーンとしている。
請求項8の溶融棒の発明では、尖端部とくびれ部との間に、外形寸法が尖端部の最大外形寸法と略同じである柱状部を設けている。
請求項9の溶融棒の発明では、溶融棒を超音波振動する超音波振動用の工具ホーンとしている。
請求項11の熱可塑性樹脂材の融着装置の発明では、請求項7から請求項10のいずれかに記載の溶融棒を往復動させ、重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に貫通孔を開けるとともに貫通孔の周縁部をリング状部に成形して、熱可塑性樹脂材を一体化するようにしている。
請求項12の熱可塑性樹脂材の融着装置の発明では、請求項7から請求項10のいずれかに記載の溶融棒の尖端部を、重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に押圧して貫通孔を開け、前記溶融棒のくびれ部を貫通孔の周縁部に対向する位置まで押し下げ、この状態で、前記溶融棒のくびれ部で貫通孔の周縁部を押圧して太くしたリング状部を形成し、前記溶融棒を引き抜いて、前記太くしたリング状部を冷却・固化して熱可塑性樹脂材を一体化するようにしている。
請求項4の熱可塑性樹脂材の融着方法の発明では、溶融棒の尖端部とくびれ部の間に柱状部を形成しているため、柱状部で熱可塑性樹脂材を溶融する面積を増加し貫通孔の周縁部をより多く溶融させてリング状部を成形し、熱可塑性樹脂材を直接的に接合する部分の断面積を拡大して、一体化強度を大きくしている。
請求項7の溶融棒の発明では、重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に挿入して貫通孔を開けるための尖端部と、尖端部の最大外形寸法よりも外形寸法が小さく溶融した熱可塑性樹脂材をためるくびれ部を有しているので、溶融棒を貫通孔から引き抜いたときにくびれ部で溶融した樹脂を持ち上げてリング状部を成形して、熱可塑性樹脂材を直接的に接合する部分の断面積を拡大して、一体化強度を大きくしている。
請求項8の溶融棒の発明では、溶融棒の尖端部とくびれ部との間に、外形寸法が前記尖端部の最大外形寸法と略同じである柱状部を形成しているため、貫通孔の周縁部をより多く溶融させて太いリング状部を成形して、一体化強度を大きくすることができる。
請求項10の溶融棒の発明では、溶融棒を電熱ヒーターで加熱する加熱棒としたことにより、一般的な加熱制御を用いて安価に装置を構成できる利点がある。
請求項12の熱可塑性樹脂材の融着装置の発明では、溶融棒の尖端部を、重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に押圧して貫通孔を開け、溶融棒のくびれ部を貫通孔の周縁部に対向する位置まで押し下げ、この状態で、溶融棒のくびれ部で貫通孔の周縁部を押圧して太いリング状部を形成し、溶融棒を引き抜いて、太いリング状部を冷却・固化して熱可塑性樹脂材の一体化強度を大きくする超音波溶着装置を提供する。
本発明の実施の形態1に係る熱可塑性樹脂材の融着方法では、超音波振動溶着用の工具ホーン(溶融棒)に、先端から根元側に向けて順に尖端部、柱状部、くびれ部を形成し、重ねた熱可塑性樹脂材に工具ホーン(溶融棒)の尖端部を押圧し、工具ホーン(溶融棒)の超音波振動エネルギーを与えて貫通孔を開けるとともに貫通孔の周縁部を溶融し、工具ホーン(溶融棒)の柱状部で貫通孔を所定寸法の孔にするとともに貫通孔の周縁部を更に溶融し、溶融した熱可塑性樹脂材を工具ホーン(溶融棒)のくびれ部に取り込み、その後、工具ホーン(溶融棒)を押圧方向と逆方向に引き抜いている。このことによって、工具ホーン(溶融棒)のくびれ部に取り込んだ溶融した貫通孔の周縁部の熱可塑性樹脂材を貫通孔から持ち上げてリング状部を成形し、冷却・固化して熱可塑性樹脂材を一体化している。
工具ホーン10の軸方向先端側に形成されている加工部1には、逆円錐状をして先端まで尖っている尖端部1a、円柱状をした柱状部1b、くびれ部1cを設けている。くびれ部1cは詳しくは、円錐状をした斜面部1d、円柱状の底部1e、逆円錐状をした押下部1fからなっている。なお、図1に示したとおり、柱状部1bの直径(外形寸法)は尖端部1aの最大直径(最大外形寸法)と略同じで、押下部1fの最大直径(最大外形寸法)は尖端部1aの最大直径(最大外形寸法)より大きくしている。
図1において、工具ホーン10を超音波振動手段42で超音波振動させ、スライダ41を下降させて間隔保持用重ね部23の上に押さえつけると、図2のように、工具ホーン10の加工部1の尖端部1aが、間隔保持用重ね部23の上面に貫入して貫通孔(A)を開けると同時に、貫通孔の周縁部を溶融する。図2以降の各図では溶融している部分を細い斜線(ハッチング)で示した。なお、尖端部1aの先は針状に尖っていなくてもよく、尖端部1aの先が球状になっていてもよい。尖端部1aから熱可塑性樹脂材20、20’に超音波振動エネルギーが伝わると溶融して貫通孔が開く。
そして、工具ホーン10の加工部1を間隔保持用重ね部23から抜き去ると、図6のように、貫通孔の周縁部が上方に立ちあがってリング状部28ができる。リング状部28から工具ホーン10が離れると、超音波振動エネルギーが伝わらないのでリング状部28は、自然冷却されて固化する。
本発明の実施の形態2に係る熱可塑性樹脂材の融着方法の発明では、超音波振動溶着用の工具ホーン(溶融棒)に、尖端部、柱状部、くびれ部、押下部を形成し、重ねた熱可塑性樹脂材に工具ホーン(溶融棒)を押圧し超音波振動エネルギーを与えて、工具ホーン(溶融棒)の尖端部で重ねた熱可塑性樹脂材に貫通孔を開けるとともに貫通孔の周縁部を溶融する。そして、工具ホーン(溶融棒)の柱状部で貫通孔を所定寸法の孔にするとともに、工具ホーン(溶融棒)の柱状部に接する貫通孔の周縁部を溶融し、工具ホーン(溶融棒)のくびれ部で溶融した熱可塑性樹脂材を取り込み、工具ホーン(溶融棒)を押圧方向と逆方向に引き抜くことによって、工具ホーン(溶融棒)のくびれ部に取り込んだ溶融した熱可塑性樹脂材を貫通孔から持ち上げてリング状部を成形し、再び工具ホーン(溶融棒)を下降させ、工具ホーン(溶融棒)の押下部で一旦成形したリング状部の上部を押し縮めて太いリング状部を成形している。そして、工具ホーン(溶融棒)を引き抜いて、太くしたリング状部を自然冷却・固化して熱可塑性樹脂材を接続している。
図9は、実施の形態1で説明したように、工具ホーン10で貫通孔の周縁部を持ち上げてリング状部28を成形した後、再び工具ホーン10を下降させて貫通孔に入れたときの断面図を示す。図9では、貫通孔の上方に持ち上がったリング状部28の上部に、逆円錐状の工具ホーン10の押下部1fの表面が対向している。工具ホーン10が更に下降すると、図10のように、工具ホーン10の押下部1fは、リング状部28の上部に超音波振動エネルギーを与えながら押し下げる。リング状部28は、上部が工具ホーン10の押下部1fにより押し縮められて太いリング状部29に成形される。工具ホーン10を一定位置まで下降させた後、図11のように上方へ引き抜くと、貫通孔の周縁部は太いリング状部29となったまま自然冷却され固化する。
本発明の実施の形態3に係る熱可塑性樹脂材の融着方法の発明では、工具ホーン(溶融棒)に、順に尖端部、柱状部、くびれ部を形成し、重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に工具ホーン(溶融棒)の尖端部を押圧し、工具ホーン(溶融棒)の尖端部で重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に超音波振動エネルギーを与えて貫通孔を開けるとともに貫通孔の周縁部を溶融し、工具ホーン(溶融棒)のくびれ部を貫通孔の周縁部に対向する位置まで押し下げ、この状態で、工具ホーン(溶融棒)を軸心に対して所定量偏心させて回転し、工具ホーン(溶融棒)のくびれ部を貫通孔の周縁部を押圧して貫通孔の上下に伸びる太いリング状部に形成し、その後、工具ホーン(溶融棒)を引き抜いて、太いリング状部を冷却・固化し、熱可塑性樹脂材を一体化している。
実施の形態3では、工具ホーン10のくびれ部1cに溶融部分を取り込んだ後(ステップST3)、くびれ部1cを所定の高さに位置決めし(ステップST10)、工具ホーン10の軸心を所定量(e)偏心させて回転させ(ステップST11)、工具ホーン10の軸心の偏心を戻して、工具ホーン10を上昇させ(ステップST12)、上方に抜き去り離脱している(ステップST13)。
本発明の実施の形態3では、貫通孔の周縁部の溶融部分を工具ホーン10の斜面部1d、底部1e、押下部1fで形成されるくびれ部1cの断面形状にリング状部31を形成しているので、貫通孔の周縁部の溶融部分をくびれ部1cの形状に沿った所定の形状に均一的に形成することができ、重ねた熱可塑性樹脂材の一体化を安定的に実現することができる。
実施の形態1から実施の形態3では、一対の熱可塑性樹脂材の全面に大形中空凸部と小形中空凸部を設け、大形中空凸部と小形中空凸部を嵌合した間隔保持用重ね部に、溶融棒を用いて貫通孔を開け、貫通孔の周縁部を溶着し、工具ホーン(溶融棒)で貫通孔の周縁部の溶融部分を持ち上げてリング状部を成形して一体化する例を説明した。しかし、本発明は、全面に大形中空凸部と小形中空凸部を設けていない薄板状熱可塑性樹脂材あるいはシート状熱可塑性樹脂材を重ねて一体化する場合にも適用することができる。また、本発明は、二つを超える複数の熱可塑性樹脂材を一体化することができる。そこで、本発明の実施の形態4として、三つの薄板状熱可塑性樹脂材を重ねて一体化する例を説明する。
なお実施の形態4では、ほぼ同じ厚さの三つの薄板状熱可塑性樹脂材60、61、62を一体化する例を示したが、三つの熱可塑性樹脂材の厚さを変えてもよく、また、異なる材料の熱可塑性樹脂材を重ねても本発明により一体化することができる。また図示していないが、必要により四以上の薄板状熱可塑性樹脂材を重ねた場合でも、本発明により重ねた薄板状熱可塑性樹脂材を一体化することが可能である。
以上説明したとおり、本発明の実施の形態1から4では、溶融棒として超音波振動溶着用の工具ホーンを用い、この工具ホーンに少なくとも尖端部とくびれ部を設け、くびれ部で溶融した熱可塑性樹脂材を持ち上げてリング状部を成形し、熱可塑性樹脂材を所定の強度で一体化している。超音波振動溶着用の工具ホーンは、熱可塑性樹脂材に超音波エネルギーを与えるため、工具ホーンの表面に溶融した熱可塑性樹脂材を寄せ付けない。そのため、溶融した熱可塑性樹脂材が工具ホーンの表面にこびりついて糸を引くという、糸引き現象が起きない利点がある。
次に、本発明の実施の形態5について説明する。本発明の実施の形態5では、ヒーターで加熱する加熱棒に尖端部とくびれ部を設けて、尖端部で貫通穴を開け、くびれ部に溶融した熱可塑性樹脂材を取り込み、くびれ部で溶融部分を持ち上げてリング状部を成形する。加熱棒の温度が高いと加熱棒を引き抜くときに、加熱棒の表面に溶融した熱可塑性樹脂材がこびりついて糸を引く、糸引き現象が起こりやすいといわれているが、糸引き現象を起こさないように比較的低温で適切な温度制御をすれば、くびれ部に溶融した熱可塑性樹脂材を取り込み、くびれ部を持ち上げて熱可塑性樹脂材のリング状部を成形して、所定の一体化強度を得ることができる。
具体的には、まず図23(a)に示すように、上下動板14を下降させ、加熱棒15の尖端部5aを熱可塑性樹脂材60、61、62に押し付けて溶融させ、貫通孔を開ける。図23(b)に示すように、上下動板14を更に下降させ、加熱棒15のくびれ部5cに溶融した熱可塑性樹脂材を取り込む。なお、図23(a)、(b)では、押下棒16は熱可塑性樹脂材にまだ接触していない。
また、上記では、熱可塑性樹脂材の貫通孔を開ける部分に孔が開いていない例を示したが、貫通孔を開ける部分に予め小さな位置決め孔を開けておいて、それより寸法の大きい溶融棒を入れて貫通孔の周縁を溶融するようにしても良い。
1a 尖端部
1b 柱状部
1c くびれ部
1d 斜面部
1e 底部
1f 押下部
10、12、13 工具ホーン
14 上下動板
15 加熱棒
16 押下棒
17 ベースプレート
18 重ね板
19 エアーノズル
20、20’ 熱可塑性合成樹脂材
21 大形中空凸部
22 小形中空凸部
23 間隔保持用重ね部
25 ネジ
28、29、30、31、32 リング状部
40a、40b 支柱
41 スライダ
42 超音波振動手段
50 ベースプレート
Claims (13)
- 尖端部とくびれ部とが形成された溶融棒を用いて、
重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に前記溶融棒の尖端部を押圧し、
前記溶融棒の尖端部で前記重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に貫通孔を開けるとともに前記貫通孔の周縁部を溶融し、
前記溶融棒を更に押し込んで、前記溶融棒のくびれ部に溶融した熱可塑性樹脂材を取り込み、
その後、前記溶融棒を押圧方向と逆方向に引き抜き、
前記溶融棒のくびれ部に取り込んだ溶融した熱可塑性樹脂材を前記貫通孔から持ち上げてリング状部を成形して、
前記リング状部を冷却・固化し、
前記熱可塑性樹脂材を一体化することを特徴とする熱可塑性樹脂材の融着方法。 - 尖端部と、根元側に押下部を有するくびれ部と、が形成された溶融棒を用いて、
重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に前記溶融棒の尖端部を押圧し、
前記溶融棒の尖端部で前記重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に貫通孔を開けるとともに前記貫通孔の周縁部を溶融し、
前記溶融棒を更に押し込んで、前記溶融棒のくびれ部に溶融した熱可塑性樹脂材を取り込み、
その後、前記溶融棒を押圧方向と逆方向に引き抜き、
前記溶融棒のくびれ部に取り込んだ溶融した熱可塑性樹脂材を前記貫通孔から持ち上げてリング状部を成形して、
再び前記溶融棒を押し下げて前記溶融棒の押下部で前記リング状部の上部を押下して貫通孔の周縁部を太くしたリング状部に成形し、
その後、前記溶融棒を引き抜いて、前記太くしたリング状部を冷却・固化し、
前記熱可塑性樹脂材を一体化することを特徴とする熱可塑性樹脂材の融着方法。 - 熱可塑性樹脂材を融着する溶融棒に尖端部とくびれ部を形成し、
重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に前記溶融棒の尖端部を押圧し、
前記溶融棒の尖端部で前記重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に貫通孔を開けるとともに前記貫通孔の周縁部を溶融し、
前記溶融棒のくびれ部を貫通孔の周縁部に対向する位置まで押し下げ、
この状態で、前記溶融棒のくびれ部で貫通孔の周縁部を押圧して太いリング状部を形成し、
その後、前記溶融棒を引き抜いて、前記太いリング状部を冷却・固化し、
前記熱可塑性樹脂材を一体化することを特徴とする熱可塑性樹脂材の融着方法。 - 前記溶融棒の尖端部とくびれ部の間に柱状部が形成されており、
前記溶融棒の尖端部で前記重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に貫通孔を開けるとともに前記貫通孔の周縁部を溶融した後、
前記溶融棒を更に押し下げて、前記溶融棒の柱状部で前記貫通孔の周縁部を更に溶融するようにした請求項1から請求項3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂材の融着方法。 - 前記溶融棒を超音波振動する超音波振動用の工具ホーンとしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の熱可塑性樹脂材の融着方法。
- 前記溶融棒を電熱ヒーターで加熱する加熱棒としたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の熱可塑性樹脂材の融着方法。
- 重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に挿入して貫通孔を開けるための尖端部と、前記尖端部の最大外形寸法よりも外形寸法が小さく溶融した熱可塑性樹脂材をためるくびれ部を有し、前記貫通孔から引き抜いたときに前記くびれ部で溶融した熱可塑性樹脂材を持ち上げてリング状部を成形するようにするとともに、
前記くびれ部の根元側に前記尖端部の最大外形寸法より大きな最大外形寸法を有する押下部を形成した溶融棒。 - 前記尖端部と前記くびれ部との間に、外形寸法が前記尖端部の最大外形寸法と略同じである柱状部を設けた請求項7に記載の溶融棒。
- 前記溶融棒を超音波振動する超音波振動用の工具ホーンとしたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の溶融棒。
- 前記溶融棒を電熱ヒーターで加熱する加熱棒としたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の溶融棒。
- 請求項7から請求項10のいずれかに記載の溶融棒を往復動させ、重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に貫通孔を開けるとともに貫通孔の周縁部をリング状部に成形して、熱可塑性樹脂材を一体化するよう構成した熱可塑性樹脂材の融着装置。
- 請求項7から請求項10のいずれかに記載の溶融棒の尖端部を、重ねた二以上の熱可塑性樹脂材に押圧して貫通孔を開け、前記溶融棒のくびれ部を貫通孔の周縁部に対向する位置まで押し下げ、
この状態で、前記溶融棒のくびれ部で貫通孔の周縁部を押圧して太くしたリング状部を形成し、前記溶融棒を引き抜いて、前記太くしたリング状部を冷却・固化して熱可塑性樹脂材を一体化するよう構成した熱可塑性樹脂材の融着装置。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の熱可塑性樹脂材の融着方法を用いて融着した熱可塑性樹脂材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011115087A JP5614371B2 (ja) | 2011-05-23 | 2011-05-23 | 熱可塑性樹脂材の融着方法、熱可塑性樹脂材を融着する溶融棒、熱可塑性樹脂材の融着装置、及び融着した熱可塑性樹脂材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011115087A JP5614371B2 (ja) | 2011-05-23 | 2011-05-23 | 熱可塑性樹脂材の融着方法、熱可塑性樹脂材を融着する溶融棒、熱可塑性樹脂材の融着装置、及び融着した熱可塑性樹脂材 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012240376A JP2012240376A (ja) | 2012-12-10 |
JP2012240376A5 JP2012240376A5 (ja) | 2014-06-19 |
JP5614371B2 true JP5614371B2 (ja) | 2014-10-29 |
Family
ID=47462569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011115087A Active JP5614371B2 (ja) | 2011-05-23 | 2011-05-23 | 熱可塑性樹脂材の融着方法、熱可塑性樹脂材を融着する溶融棒、熱可塑性樹脂材の融着装置、及び融着した熱可塑性樹脂材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5614371B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016121783A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | トヨタ自動車株式会社 | 樹脂部材の結合方法 |
JP6592632B1 (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-16 | 花王株式会社 | 複合シートの製造装置及び製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50143139A (ja) * | 1974-05-07 | 1975-11-18 | ||
JPS59146813A (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-22 | Ube Ind Ltd | ヒ−トシ−ル方法 |
-
2011
- 2011-05-23 JP JP2011115087A patent/JP5614371B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012240376A (ja) | 2012-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6634497B2 (ja) | 針集合体 | |
JP5614371B2 (ja) | 熱可塑性樹脂材の融着方法、熱可塑性樹脂材を融着する溶融棒、熱可塑性樹脂材の融着装置、及び融着した熱可塑性樹脂材 | |
EP2679375A2 (en) | Ultrasonic injection molding on a web | |
JPH08500989A (ja) | 再使用しない注射器に適合するロッドとピストンのユニットおよびその注射器を組み立てる方法 | |
CN105690738B (zh) | 用于减少焊接期间的气穴形成的系统和方法 | |
JP6661535B2 (ja) | 熱可塑性プラスチックの超音波溶接 | |
WO2016027776A1 (ja) | 接合構造体の製造方法および接合構造体 | |
JP5476711B2 (ja) | 微細貫通孔成形装置、微細貫通孔成形品の製造方法 | |
JP5249084B2 (ja) | 樹脂成形品の接合方法 | |
CN112026185A (zh) | 超声波热塑性材料焊接方法、导能构件及其应用 | |
JP5928108B2 (ja) | かしめ構造の製造方法 | |
JP5421073B2 (ja) | 合成樹脂シートのシール加工方法、袋の製造方法、シール加工装置、及び袋製造設備 | |
JP2015082938A (ja) | 非平板状コイルの製造装置及び非平板状コイルの製造方法 | |
JP2018183713A (ja) | フィルターケースの製造方法 | |
JP3947378B2 (ja) | 回転ブラシ用素材シートの製造方法および回転ブラシ用素材シート | |
JPH01148522A (ja) | フィルタ成形物の製造方法及び製造装置 | |
US20130122235A1 (en) | Manual Sonic Welding Machine | |
JP4756616B1 (ja) | 放射状羽根製造方法及び製造装置 | |
JP2017189933A (ja) | 樹脂磁石の射出成形体および樹脂磁石の射出成形体の製造方法 | |
JP6096016B2 (ja) | 金属体と樹脂体との接合方法 | |
JP5970755B2 (ja) | 微細貫通孔成形装置、微細貫通孔成形品の製造方法、およびその方法により製造されたミスト形成用フィルター | |
CN206536124U (zh) | 一种超声波刺穿焊接焊头 | |
JP2003062862A (ja) | 成形製品の破断分離方法 | |
JP4982058B2 (ja) | 電池用ガスケットの製法 | |
JP5885064B2 (ja) | 微細貫通孔成形装置および微細貫通孔成形品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140423 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140423 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20140423 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20140523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140730 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140825 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5614371 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |