JP5613484B2 - コネクタ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車用燃料タンクに樹脂チューブを接続するコネクタ構造に関する。
自動車の燃料タンクは、一般に車体後部のフロアパネル下側に配置される。燃料タンクには、燃料タンク内の燃料をエンジン側に供給する燃料供給配管、エンジン側で余剰となった燃料を燃料タンク側に還流する燃料還流配管、燃料タンク内の蒸発燃料をキャニスタ等に導出する蒸発燃料導出配管等を接続するコネクタが外壁に取り付けられる。
図6にレイアウトを示すように、燃料タンク101には、燃料タンク101と図示しないエンジンやキャニスタ等の各種機器、例えばキャニスタとを連通する蒸発燃料配管に接続する樹脂チューブ110を接続する樹脂製のコネクタ105が設けられる。樹脂チューブ110は燃料タンク101の外壁102或いは燃料タンク101に近接配置された車体部材に設けられた一対のクランプ104の貫通孔を貫通して保持され、樹脂チューブ110の基端部に装着されたクイックコネクタ111が燃料タンク101の外壁102に取り付けられたコネクタ105に接続される。
コネクタ105は、図7に要部斜視図を示すように燃料タンク101の外壁102に開口形成されたコネクタ取付部103を閉蓋して取り付けられるキャップ部106と、キャップ部106に基端108aが接続して立接された筒状の本体部108及び本体部108の側部に延設される筒状の配管接続部109を有するL字状に折曲形成されたニップル107によって構成される。この配管接続部109は樹脂チューブ110の基端110aに装着されたクイックコネクタ111が接続される部分である。
また、自動車の燃料タンクに樹脂チューブを接続するコネクタの構造が特許文献1によって提案されている。この特許文献1のコネクタ構造について図8を参照して説明する。
燃料タンク121の外壁122における上面と側面とのコーナ部に、ニップル130を取り付けるコネクタ取付部123が形成される。コネクタ取付部123は、外壁122に凹設された凹部124に形成されてニップル130を収容する円筒部125を有する。円筒部125の燃料タンク121の内方側となる内方端125aの内周面に、円筒部125の中心側に向かって突出する環状で中央部に貫通孔126aが形成された円周突起126が形成される。
一方、ニップル130は、略円筒状をなし、配管接続部131と、燃料タンク121内方側の挿入部132と、配管接続部131と挿入部132の境の外周に設けられる環状のフランジ133からなる。挿入部132は、その外周にフランジ133から離間して環状の係合突起134が設けられる。更に、挿入部132には、先端132aの縮径を容易にするために先端132aから係合突起134付近に達するスリット135が形成される。
このニップル130は、フランジ133と係合突起134との間に環状のシールリング136を嵌装すると共に、燃料タンク121のコネクタ取付部123に形成された円筒部125内に先端132a側から挿入及び圧入すると、挿入部132の先端132aが円周突起126の貫通孔126aに挿入され、更に係合突起134が円周突起126を乗り越えて円周突起126と係合する。そして、フランジ133が円筒部125の外側の端部125aに当接して挿入が止まり、ニップル130が固定される。この燃料タンク121に取り付けられたニップル130の配管接続部131に、樹脂チューブ140の基端140aが装着される。
特開2005−29100号公報
上記前者、図6及び図7に示すコネクタ105によると、ニップル107の配管接続部109に樹脂チューブ110の基端110aに取り付けられたクイックコネクタ111を押し込み装着することによって、樹脂チューブ110を燃料タンク101に接続することができる。
しかし、一対のクランプ104によって直線状に貫通して保持された樹脂チューブ110の基端110aに装着されたクイックコネクタ111をニップル107の配管接続部109に装着する際に、図7に示すように、クイックコネクタ111に圧入されるニップル107の配管接続部109には、その配管接続部109の延在方向Aや本体部108の軸芯回り方向Bの荷重が作用し、キャップ部106に接続されるニップル107の基部108aの付近、いわゆるニップル107の付け根付近に曲げ応力やねじれ応力が発生する。
また、樹脂チューブ110の長さにバラツキがある場合にも、配管接続部109の延在方向Aや本体部108の軸芯回り方向Bの荷重が作用してニップル107の付け根付近に曲げ応力及びねじれ応力が発生し、経時変化によるクリープ亀裂が発生する要因となる。
また、配管接続部109に装着されるクリックコネクタ111が接続される樹脂チューブ110の基端部付近が湾曲或いはねじれ変形して樹脂チューブ110にも負荷が付与される。
更に、燃料タンク101の外壁102に取り付けたキャップ部106に立設するニップル107が本体部108及び配管接続部109によってL字状に突出形成されることから、キャップ部106の外表面から配管接続部109までの突出量が大きくなり、燃料タンク101周辺の空間の確保、いわゆる空間効率の確保が困難になることがある。また、燃料タンク101を車体の下面に配置した際には、ニップル107とフロアパネル等の車体構造部材との間隙の確保が困難になり、例えば車両の後方衝突時に燃料タンク101と車体構造部材とが相対変位してニップル107と車体構造部材とが当接してコネクタ105が破損することが懸念される。
一方、後者、図8に示す特許文献1のコネクタ取付構造によると、ニップル130の挿入部132を燃料タンク121のコネクタ取付部123に形成された円筒部125に押し込むことで、係合突起134が円周突起126を乗り越えて円周突起126と係合することから、ニップル130の装着に大きな圧入力が必要になり、ニップル130の挿入部132や配管接続部131及びニップル取付部123に大きな負荷が作用する一方、その装着作業に大きな作業負担を要する。
また、樹脂チューブ140をニップル130に押し込み装着する際に、配管接続部131の延在方向Cやその軸芯回り方向Dの荷重が作用して配管接続部131の付け根となるフランジ133の付近に曲げ応力やねじれ応力が発生することが懸念される。また、樹脂チューブ140の長さにバラツキがある場合にも、樹脂チューブ140による緊張や押圧力が配管接続部131に作用して、配管接続部131の付け根付近に曲げ応力やねじれ応力が発生する。また、樹脂チューブ140の基端部140aにも湾曲やねじれ等の荷重が付与される。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、燃料タンクからの突出量が抑制されると共にコネクタへの負荷が軽減され、かつ簡単な構成で組み立て作業性に優れ製造コストの抑制が得られる燃料タンクのコネクタ構造を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の燃料タンクのコネクタ構造の発明は、燃料タンクの外壁のコネクタ取付部に取り付けられて貫通する開口部を有するキャップ部及び該開口部に回動可能に嵌合すると共に樹脂チューブを接続するニップルを備える燃料タンクのコネクタ構造において、上記キャップ部は、燃料タンクの外壁に開口するコネクタ取付部に取り付けられる基部と、該基部の外表面に対して傾斜して一体形成されて基端から頂端に移行するに従って上記基部の外表面に対して次第に隆起すると共に頂端面を有する筒状で、上記外表面に対して傾斜する軸線に沿って上記頂端面に開口する平面環状のフランジ当接面、円筒内周面状の本体保持部及び該本体保持部の基端から内方に突出する係止部を備えた開口部が貫通するホルダ部とを備え、上記ニップルは、上記本体部保持部に回転可能に嵌合する筒状の本体部と、該本体部の先端側に開口部から突出して上記本体部と同軸上で延在する筒状で上記樹脂チューブの基端部が接続される配管接続部と、上記本体部と配管接続部との境の外周に設けられて上記フランジ当接面に当接可能な環状のフランジと、上記本体部の上記本体部保持部内に挿入すると共に上記フランジがフランジ当接面に当接した状態で上記本体部の上記軸線回りの回動で上記係止部に係合して上記本体部の抜け方向の変位を規制しかつ上記軸線回りに回動可能に保持する係合部と、が一体形成されたことを特徴とする。
これによると、燃料タンクの外壁に取り付けられるキャップ部に装着されて樹脂チューブの基端部を接続するニップルを備えたコネクタにおいて、キャップ部が燃料タンクの外壁に取り付けられる基部と、この基部の外表面に対して傾斜して一体形成された基端から頂端に移行するに従って次第に隆起すると共に頂端面を有する筒状で、基部の外表面に対して傾斜する軸線に沿って開口部が貫通するホルダ部を備えることで、ニップルが嵌合する開口部の有効長を確保しつつキャップ部の基部から突出するホルダ部の突出量を抑制することができる。更に、ニップルが開口部に嵌合するニップルの配管接続部までの突出量の抑制が得られ、燃料タンク周辺の空間効率が容易に確保することができる。また、燃料タンクを車体下面に配置した際には、コネクタ等と車体構造部材との間に間隙が確保でき、例えば車両の後方衝突時に燃料タンクと車体構造部材とが相対変位してもコネクタと車体構造部材との当接が回避されてコネクタの破損が有効的に阻止されて安全性が大幅に向上する。
また、ニップルを、その本体部をキャップ部の開口部に挿入し、フランジがフランジ当接面に当接してニップルが抜け方向の位置が規制された状態でニップルを軸線回りに回動する簡単な組み立て作業により、キャップ部にニップルが確実に組み付けられる。また、燃料タンクの外壁に取り付けられるキャップ部の開口部にニップルが回動自在に保持され、樹脂チューブの装着作業時の燃料タンクに対する燃料チューブの基端部に作用する回動荷重に応じてニップルが回動してニップルに作用する負荷が軽減される。また、樹脂チューブの長さのバラツキに起因する樹脂チューブの基端部の延在方向のバラツキやねじれに応じてニップルが回動してニップルに作用する負荷が軽減される。更に燃料チューブの基端部の湾曲あるいはねじれ等が抑制されて燃料チューブへの負荷が軽減される。
また、キャップ部及びニップルそれ自体に一体形成した係止部及び係合部の係合によりキャップ部にニップルが係合保持され、キャップ部及びニップルとは別部品の係止手段等が不要になり、構成部品点数の削減及び構成の簡素化が得られると共に、ニップルの取り付け作業の簡略化と相俟って製造コストの低減が得られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の燃料タンクのコネクタ構造において、上記係止部は、上記本体部保持部の基端縁に外周が連続する板状で、上記軸線に沿って軸孔及び該軸孔から径方向に凹設された凹状部を有する貫通孔を備え、上記係合部は、上記本体部に延設されて上記軸孔に回動可能に嵌合する係合軸と、上記軸孔から突出した該係合軸の先端外周に突設された上記凹状部内を軸線方向に挿通可能な突起部と、を備えたことを特徴とする。
これによると、係止部が本体部保持部の基端縁に外周が連続する板状で、軸線に沿って軸孔及び軸孔から径方向に凹設された凹状部を有する貫通孔を備え、係合部が軸部に延設されて軸孔に回動可能に嵌合する係合軸と、先端外周に突設されて凹状部内を軸線方向に挿通可能な突起部とを備える簡単な構成で係止部及び係合部が形成でき、かつニップルの本体部を本体部保持部に挿入して係合軸及び突起部を係止部の軸孔及び凹状部を有する貫通孔に挿入して回動する簡単な作業により、燃料タンクの外壁に取り付けられるキャップ部の開口部にニップルが回動可能に装着できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1の燃料タンクのコネクタ構造において、上記係止部は、上記本体部保持部の基端縁に外周が連続する本体部側係止面及び基端側係止面を有する板状で、上記軸線に沿って該本体部側係止面から基端側係止面に連続する軸孔及び該軸孔から径方向に凹設された凹状部を有する貫通孔を備え、上記係合部は、上記本体部の先端外周縁に外周が連続する平面環状で上記係止部の本体部側係止面に摺接可能な係合面と、該係合面の内周縁に外周が連続して上記軸孔に回動可能に嵌合する係合軸と、上記軸孔から突出した該係合軸の先端外周に突設された上記凹状部内を中心軸芯延在方向に挿通可能な突起部と、を備えたことを特徴とする。
これによると、ニップルの本体部を開口部に挿入して、突起部と凹状部が対向した状態でニップルを軸線方向に沿って挿入して係合面を係止部の基端側係止面に当接し、ニップルを軸線回りに回動することで、各係合部が係止部に係止すると共に、係合面と突起部が係止部を挟持嵌合してニップルの抜け方向の変位が規制される。
請求項4に記載の発明は、請求項1の燃料タンクのコネクタ構造において、上記係止部は、上記本体保持部の基端縁に外周が連続する本体部側係止面及び基端側係止面を有する板状で、上記軸線に沿って該本体部側係止面から基端側係止面に連続する軸孔及び該軸孔から径方向に放射状に凹設された複数の凹状部を有する貫通孔を備え、上記係合部は、上記本体部の先端外周縁に外周が連続する平面環状で上記係止部の本体側側係止面に摺接可能な係合面と、該係合面の内周縁に外周が連続して上記軸孔に回動可能に嵌合する係合軸と、上記軸孔から突出した該係合軸の先端外周に放射状に突設されて上記各凹状部内を上記軸線延在方向に挿通可能な複数の突起部と、を備えたことを特徴とする。
これによると、ニップルの本体部を開口部に挿入して、各突起部がそれぞれ各凹状部が対向した状態でニップルを軸線に沿って開口部内に挿入して係合面を係止部の基端側係止面に当接し、ニップルを軸線回りに回動することで、各係合部が係止部に係止すると共に、係合面と突起部が係止部を挟持嵌合してニップルの抜け方向の変位が規制される。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4の燃料タンクのコネクタ構造において、上記係止部の基端側係止面に、上記突起部に当接して本体部の回動を規制する回動ストッパを備えたことを特徴とする。
これによると、ストッパに突起部が当接して軸部の回動が予め設定された位置に規制されて、ニップル取り付け作業の簡素化がえられる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項の燃料タンクのコネクタ構造において、上記ニップルと上記樹脂チューブが貫通する貫通孔を備え貫通する上記樹脂チューブを保持する第1クランプと第2クランプが平面視直線状に順に配置され、第1クランプ及び第2クランプによって貫通保持された上記樹脂チューブの第1クランプから突出して延在する基端部が上記ニップルに装着されることを特徴とする。
これによると、樹脂チューブの基端部を配管接続部に装着する作業にあたり、平面視状態でニップルの配管接続部の延在方向と、樹脂チューブの基端部の押し込み方向が同軸線上に位置になり、容易にかつ確実に燃料チューブの基端部を締結できる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の燃料タンクのコネクタ構造において、上記樹脂チューブは、上記第1クランプと第2クランプとの間において屈曲する曲げ部が形成されたことを特徴とする。
これによると、樹脂チューブに第1クランプと第2クランプとの間において、曲げ部を有することで、装着作業に伴う樹脂チューブの基端部の過剰の移動が抑制されると共に、樹脂チューブの基端部の押し込み方向が同軸線上に保持され、容易にかつ確実に燃料チューブの基端部を締結できる。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の燃料タンクのコネクタ構造において、上記樹脂チューブは、第1クランプと第2クランプとの間に第1クランプに当接して樹脂チューブの移動を規制するストッパを備えたことを特徴とする。
これによると、第1クランプ及び第2クランプ間に配策される樹脂チューブに第1クランプに当接して樹脂チューブの基端部側への移動を規制するストッパを設けることによって装着作業に伴う樹脂チューブの基端部の移動が規制されて、ニップルに過剰の荷重が作用することが回避できる。
本発明によると、ニップルが嵌合する開口部の有効長を確保しつつキャップ部の基部から突出するホルダ部の突出量及ぶニップルの突出量の抑制が得られ、燃料タンク周辺の空間効率が容易に確保できる。
また、ニップルを、その本体部をキャップ部の開口部に挿入し、ニップルを軸線回りに回動する簡単な組み立て作業により、キャップ部にニップルを確実に組み付けることができると共に、燃料タンクの外壁に取り付けられるキャップ部の開口部に本体部が回動可能に装着されてニップルがキャップ部に回動自在に保持され、樹脂チューブの装着作業時の燃料タンクに対する燃料チューブの基端部に作用する荷重に応じてニップルが回動してニップルの負荷が軽減される。また、樹脂チューブの長さのバラツキで樹脂チューブの基端部の延在方向やねじれに応じてニップルが回動してニップルに作用する負荷が軽減される。更に燃料チューブの基端部の湾曲等の変形が抑制されて燃料チューブへの負荷が軽減される。
キャップ部及びニップルそれ自体に一体形成した係止部及び係合部の係合によりキャップ部にニップルが係合保持され、キャップ部及びニップルとは別部品の係止手段等が不要になり、構成部品点数の削減が得られ、構成の簡素化が得られると共に、組立作業性の簡略化と相俟って製造コストの低減が得られる。
本発明の一実施の形態における燃料タンクのコネクタ構造のレイアウトの概要を示す図である。 図1に示すコネクタの要部斜視図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1におけるコネクタの要部分解斜視図である。 図4におけるV矢視方向から見た要部斜視図である。 従来の燃料タンクのコネクタのレイアウトの概要を示す図である。 図6に示すコネクタの要部斜視図である。 従来の燃料タンクのコネクタの断面図である。
以下、本発明の一実施の形態を、コネクタが装着される燃料タンクが車体後部のフロアパネルの下側に配置された場合を例に、図1乃至図5を参照して説明する。図1は燃料タンクのコネクタ構造のレイアウトの概要を示す図、図2はコネクタの要部斜視図、図3は図1のIII−III線断面図、図4はコネクタの要部分解斜視図である。
図1にレイアウトの概要を示すように燃料タンク1と図示しないエンジンやキャニスタ等の各種機器、例えばキャニスタに連通する図示しない蒸発燃料配管に接続するナイロンチューブ等の樹脂チューブ41を保持する貫通孔45aを備えた第1クランプ45と、貫通孔46aを備えた第2クランプ46の一対のクランプが互いに離間して燃料タンク1の外壁2或いは燃料タンク1に近接配置される車体部材に設けられる。
第1クランプ45の貫通孔45a及び第2クランプ46の貫通孔46aを貫通して保持される樹脂チューブ41は、基端部41aが燃料タンク1に装着されたコネクタ10のニップル30に接続され、先端部がクイックコネクタ41bによって蒸発燃料配管に接続される。樹脂チューブ41は第1クランプ45と第2クランプ46との間において第1クランプ45側から第2クランプ46側に順に離間して形成された曲げ部41c、41d、41eによって屈曲形成される。
更に、第1クランプ45と曲げ部41cの間に、第1クランク45の側面45bに当接して樹脂チューブ40の基端部41a側への移動を規制するストッパ42、及び第2クランプ46と曲げ部41eとの間に第2クランプ46の側面46bに当接して樹脂チューブ41の先端部側への移動を規制するストッパ43が樹脂チューブ41と一体に形成される。また、これらのストッパ42、43は樹脂チューブ41とは別体に形成して、樹脂チューブ41に装着することもできる。
この樹脂チューブ41の基端部41aが押し込み装着されるコネクタ10のニップル30、樹脂チューブ41を保持する第1クランプ45の貫通孔45a、及び第2クランプ46の貫通孔46aは、平面視状態で基準線Lに沿って直線状に配置され、ニップル30に対する樹脂チューブ41の基端部41aの押し込み方向がニップル30の延在方向と同軸線上に保持される。
次に、図2乃至図5を参照してコネクタ10について説明する。
コネクタ10は、樹脂製であって、燃料タンク1の外壁2の上面部に開口形成されたコネクタ取付部3に取り付けられるキャップ部11及びキャップ部11に装着されて樹脂チューブ41の基端部41aが接続される円筒状のニップル30を有する。
キャップ部11は、燃料タンク1の外壁2の上面に形成された開口を有するコネクタ取付部3に外周が嵌合すると共に蓋閉する平板状で燃料タンク1の内方側及び外方側となる内側面13及び外表面14を有する板状の基部12を有し、基部12にニップル30を装着するホルダ部15及び燃料タンク1内に配置される燃料ポンプを支持するポンプ支持部を備える。なお、このポンプ支持部及び燃料ポンプ等は本発明と直接的に関係するものでないので、その説明を省略する。
ニップル30を装着するホルダ部15を図1のIII−III線断面を示す図3及び図4に示す要部分解斜視図を参照して説明する。
ホルダ部15は、基部12の外表面14に連続する基端15aから第1クランプ45の方向に向けて外表面14に対して傾斜し、基端15aから頂端15bに移行するに従って次第に基部12の外表面14から隆起する筒状で、その先端に外表面14に対して傾斜すると共に第1クランプ45と対向する平面環状の頂端面16を有する。平面視において基準線Lとほぼ同軸上で基端15a側から頂端15b側に移行するに従って基部12側の外表面14から上方に離反するように基部12の外表面14に対して傾斜する軸線Z方向に沿って頂端面16から内側面13に貫通してニップル30を回動可能に嵌合保持する開口部20を有する。
このように、ニップル30を保持する開口部20を備えたホルダ部15が、その基端15a側から頂端15b側に移行するに従って基部12の外表面14から次第に上方に離反するように上下方向に対して傾斜することで、ニップル30を保持する開口部20の軸方向の有効長を確保しつつ、基部12の外表面14からホルダ部15の頂端15bまで突出量Hが抑制される。
ホルダ部15に形成される開口部20は、軸線Zと直交する平面状のホルダ部15の頂端面16に開口する円筒内面状のフランジ嵌合部21、このフランジ嵌合部21の基端側端縁に外周が連続する平面環状のフランジ当接面22、このフランジ当接面22の内周縁に先端側が連続してフランジ嵌合部21より小径で円筒内周面状の本体部保持部23が軸方向となる軸線Zに沿って同心上に連続形成され、本体保持部23の基端に係止部25が形成される。
係止部25は、本体保持部23の基端縁に外周が連続する本体側係止面25a及び基端側の基端側係止面25bを有し本体側係止面25aから基端側係止面25bの厚さを有する円板状で、その軸線Zと同軸上に円筒状の軸孔26a及びこの軸孔26aから互いに離反する径方向に延在するU字状乃至溝状に凹設された一対の凹状部26bが形成された断面形状で本体側係止面25aから基端側係止面25bに貫通する貫通孔26を有する。更に、図5に図3のV矢視図を示すように基端側係止面25bから基端方向に突出して後述するニップル30の回動を規制するストッパ27が形成される。
一方、ニップル30は、軸線Z方向に連続する筒状で開口部20の本体部保持部23に回動可能に嵌合可能な円筒状の本体部31及び本体部31の先端側に同軸上に沿って延在する円筒状で外周に複数の環状突起33aが形成された配管接続部33が一体形成される。この本体部31と配管接続部33との境の外周に平板環状でフランジ嵌合部21に嵌合すると共に側面32aがフランジ当接面22に当接可能な環状のフランジ32が突出形成される。また、本体部31の外周に複数の環状溝状のシール装着溝31aが形成される。
本体部31の基端に係止部25に回動可能に係合する係合部35が一体形成される。係合部35は、本体部31の基端外周縁に外周が連続する平面環状で係止部25の本体側係止面25aに摺接可能に当接する係合面36と、係合面36の内周縁に外周が連続して係止部25の軸孔26aに回動可能に嵌合する係合軸37と、係合軸37の先端外周に係合面36から係止部25の厚さ、即ち本体側係止面25aと基端側の基端側係止面25bとの間の厚さより若干大きな離間距離を隔てて各凹状部26b内を挿通可能な一対の突起部38が形成される。
また、係合軸37の先端に開口39aを有し、係合軸37、本体部31、フランジ部32及び配管接続部33内を貫通して配管接続部33の先端に開口39bを有する連通路39が軸線Zに沿って形成される。
このように形成されたニップル30をキャップ部11のニップル取付部13に装着する作業について説明する。
先ず、ニップル30の本体部31に形成された各シール装着溝31aにシール部材であるOリング40を嵌装すると共に、本体部31の基端側に形成される係合軸37及び突起部38側からキャップ部11のホルダ部15に形成された開口部20に軸線Zに沿って挿入して本体部31の基端側を本体部保持部23に嵌挿する。
この本体部保持部23に本体部31の基端側が嵌合した状態で軸線Zを中心にニップル30を回動して係合軸37の先端外周に形成された各突起部38を係止部25に形成された貫通孔26の凹状部26bと軸線Z方向で対向させる。
この各突起部38と凹状部26bが対向した状態で、更に、ニップル30を軸線Zに沿って開口部20内に挿入して係合面36を係止部25の本体側係止面25aに当接させると共にフランジ32をフランジ嵌合部21内に嵌入してフランジ32の側面32aをフランジ当接面22に当接させる。このニップル20の挿入に伴い係合軸37の先端外周に形成され各突起部38が凹状部26b内を通過して係止部25の貫通孔26から突出して基端側係止面25b側に突出する。
この係合面36と係止部25の本体側係止面25aとの当接及びフランジ32の側面32aとフランジ当接面22との当接により、開口部20に対するニップル30の押し込み量、即ちニップル30の抜け方向の位置が規制される。また、Oリング40によって開口部20とニップル30との間がシールされる。
このニップル30の抜け方向の位置が規制された状態で、ニップル30を軸線Z回りに突起部38がストッパ27に当接するまで、例えば略90°回動する。この突起38がストッパ27に当接することで、係合軸37の回動が予め設定された位置に規制される。
このニップル30の回動により係合面36が係止部25の本体側係止面25a上を摺接移動すると共に各突起部38が係止部25の基端側係止面25bに沿って移動して各突起部38が係止部25に係止すると共に、係合面36と各突起部38が係止部25を挟持嵌合してニップル30の抜け方向の変位を規制する。
また、ニップル30は、本体部31及び係合軸37がそれぞれ本体保持部23及び係止部25の軸孔26aに回動可能に軸支されて、突起部38が係止部25の基端側係止面25bに摺接可能な範囲、即ち凹状部26bとストッパ27との間で突起部38が基端側係止面25bに摺接移動する回動範囲において軸線Z回りの回動が許容される。

従って、ニップル30を、その本体部3に設けられた嵌合軸37側からキャップ部11の開口部20に挿入し、係合面36を係止部25の本体側係止面25aに当接させ、かつフランジ32の側面32aをフランジ当接面22に当接して抜け方向の位置が規制された状態で、ニップル30を軸線Z回りに突起部38がストッパ27に当接するまで回動する簡単な組み立て作業により、キャップ部11にニップル30を確実に組み付けることができる。
このキャップ部11のホルダ部15に嵌合保持され、かつホルダ部15の頂端面16から突出するニップル30の配管接続部39に燃料チューブ41の基端部41aを押し込み嵌合して装着する。この樹脂チューブ41の基端部41aを配管接続部33に押し込む作業にあたり、ニップル30と樹脂チューブ41が貫通する貫通孔45a、46aを備え貫通する樹脂チューブ41を保持する第1クランプ45と第2クランプ46が平面視状態でニップル30の配管接続部33の延在方向と、樹脂チューブ41の基端部41aの押し込み方向が同軸線上に位置し、かつ、樹脂チューブ41の基端部41aを配管接続部39に押し込む軸方向の圧力Pが、フランジ32が圧接するホルダ部15のフランジ当接面13及び本体部31に形成され係合面36が当接する係止部25によって強固に受け止められ、容易にかつ確実に燃料チューブ41の基端部41aを締結できる。この燃料チューブ41の装着の際、配管接続部39に軸回りの負荷が伴う場合には、その軸回りの荷重に応じてニップル30の軸回りの回転が付加されて、ニップル30に発生するねじり方向の応力が抑制される。
また、第1クランプ45及び第2クランプ46間に配策される樹脂チューブ41に第1クランプ45に当接して樹脂チューブ41の基端部41a側への移動を規制するストッパ42を設け、かつ曲げ部41c、41d、41eを有することで締結作業に伴う樹脂チューブ41の基端部41aの移動が規制されて、ニップル30に過剰の荷重が作用することが回避できる。
更に、ニップル30の配管接続部33に接続される燃料チューブ41のクランプ45から突出する基端部41aまでの長さにバラツキがあり、燃料チューブ41にねじれ等がある場合でも、そのねじれに追従してニップル30が回動してニップル30に作用する負荷が軽減され、ニップル30に発生する経時変化によるクリープ亀裂の発生が抑制できる。更に燃料チューブ41の基端部41aの湾曲あるいはねじり等が抑制されて燃料チューブ41への負荷が軽減される。
更に、第1クランプ45及び第2クランプ46間に配策される樹脂チューブ41に第1クランプ45に当接して樹脂チューブ41の基端部41a側への移動を規制するストッパ42を設け、かつ曲げ部41c、41d、41eを付与することで、樹脂チューブ41の長さにバラツキがある場合でも、樹脂チューブ41の基端部41a移動が規制されてニップル30に過剰の荷重が作用することが回避できる。
また、コネクタ10のニップル30、第1クランプ45、第2クランプ46を平面視直線状に配置することで、第1クランプ45から基端部41aまでの長さにバラツキがある場合でも、ニップル33の軸方向に荷重が付与され、強度が確保されたフランジ32が圧接するホルダ部15のフランジ当接面22及び本体部31に形成され係合面36が当接する係止部25によって強固に受け止められ、ニップル30が安定した状態に維持することができ、容易にかつ確実に燃料チューブ41の基端部41aを締結できる。
一方、コネクタ10におけるキャップ部11のニップル30を保持する開口部20を備えたホルダ部15を基部11の外表面14に対して傾斜することで、ニップル30を保持する開口部20の軸方向の有効長を確保しつつ、基部12からホルダ部15の頂端15bまで突出量Hの抑制が得られ、ホルダ部15の頂端面16から直線状で簡単な形状のニップル30の配管接続部33のみが突出することから、燃料タンク1の外壁2から上方に突出するコネクタ10の突出部分が少なく、コネクタ10とフロアパネル等の車体構造部材との間隙の確保でき、例えば車両の後方衝突時に燃料タンクと車体構造部材とが相対変位してもニップル30と車体構造部材との当接が回避されてコネクタ10の破損が有効的に阻止されて安全性が大幅に向上する。
樹脂チューブ41の長さのバラツキ等によって樹脂チューブ41の基端部41aからニップル30に軸方向の作用した際には、その軸方向の圧力Pが、フランジ32が圧接するホルダ部15のフランジ当接面22及び本体部31に形成され係合面36が当接する係止部25によって強固に受け止められ、安定した燃料チューブ41の基端部41aとニップル30の配管接続部33の締結状態が維持できる。
また、キャップ部11及びニップル30それ自体に一体形成した係止部25及び係合部35の係合によりキャップ部11にニップル30が係合保持され、キャップ部11及びニップル30とは別部品の係止手段等が不要になり、構成部品点数の削減が得られ、構成の簡素化が得られると共に、組立作業性の簡略化と相俟って製造コストの低減が得られる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば上記実施の形態では、ニップル30の係合軸37の先端外周に一対の突起部38を放射状に形成し、係止部25に一対の凹状部26bを備えた貫通孔26を形成して構成したが、係合軸36の先端外周に一個あるいは3個以上複数の突起部38を放射状に配置し、係合部26の貫通孔26の凹状部26bを突起部38の数に合わせて1個あるいは3個以上の複数個にすることもできる。
また、係止部25の基端側係止面25aの凹状部26bの回動ストッパ27との範囲に凹部を形成して、突起部38の移動を容易にすることでニップル30の回動を容易にすることもできる。また、上記実施の形態ではニップル30の配管接続部33に樹脂チューブ41の基端部41aを直接接合したが、樹脂チューブ41の基端部41aにクイックコネクタを配設し、クイックコネクタを配管接続部33に装着することもできる。
1 燃料タンク
2 外壁
3 コネクタ取付部
10 コネクタ
11 キャップ部
12 基部
14 外表面
15 ホルダ部
15a 基端
15b 頂端
16 頂端面
20 開口部
21 フランジ嵌合部
22 フランジ当接面
23 本体部保持部
25 係止部
25a 本体側係止面
25b 基端側係止面
26 貫通孔
26a 軸孔
26b 凹状部
27 ストッパ
30 ニップル
31 本体部
32 フランジ
32a 側面
33 配管接続部
35 係合部
36 係合面
37 係合軸
38 突起部
39 連通路
41 樹脂チューブ
41a 基端部
41c、41d、41e 曲げ部
42、43 ストッパ
45 第1クランプ
45a 貫通孔
46 第2クランプ
46a 貫通孔
L 基準線
Z 軸線

Claims (8)

  1. 燃料タンクの外壁のコネクタ取付部に取り付けられて貫通する開口部を有するキャップ部及び該開口部に回動可能に嵌合すると共に樹脂チューブを接続するニップルを備える燃料タンクのコネクタ構造において、
    上記キャップ部は、
    燃料タンクの外壁に開口するコネクタ取付部に取り付けられる基部と、
    該基部の外表面に対して傾斜して一体形成されて基端から頂端に移行するに従って上記基部の外表面に対して次第に隆起すると共に頂端面を有する筒状で、上記外表面に対して傾斜する軸線に沿って上記頂端面に開口する平面環状のフランジ当接面、円筒内周面状の本体保持部及び該本体保持部の基端から内方に突出する係止部を備えた開口部が貫通するホルダ部とを備え、
    上記ニップルは、
    上記本体部保持部に回転可能に嵌合する筒状の本体部と、
    該本体部の先端側に開口部から突出して上記本体部と同軸上で延在する筒状で上記樹脂チューブの基端部が接続される配管接続部と、
    上記本体部と配管接続部との境の外周に設けられて上記フランジ当接面に当接可能な環状のフランジと、
    上記本体部の上記本体部保持部内に挿入すると共に上記フランジがフランジ当接面に当接した状態で上記本体部の上記軸線回りの回動で上記係止部に係合して上記本体部の抜け方向の変位を規制しかつ上記軸線回りに回動可能に保持する係合部と、が一体形成された、
    ことを特徴とする燃料タンクのコネクタ構造。
  2. 上記係止部は、
    上記本体部保持部の基端縁に外周が連続する板状で、上記軸線に沿って軸孔及び該軸孔から径方向に凹設された凹状部を有する貫通孔を備え、
    上記係合部は、
    上記本体部に延設されて上記軸孔に回動可能に嵌合する係合軸と、
    上記軸孔から突出した該係合軸の先端外周に突設された上記凹状部内を軸線方向に挿通可能な突起部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクのコネクタ構造。
  3. 上記係止部は、
    上記本体部保持部の基端縁に外周が連続する本体部側係止面及び基端側係止面を有する板状で、上記軸線に沿って該本体部側係止面から基端側係止面に連続する軸孔及び該軸孔から径方向に凹設された凹状部を有する貫通孔を備え、
    上記係合部は、
    上記本体部の先端外周縁に外周が連続する平面環状で上記係止部の本体側係止面に摺接可能な係合面と、
    該係合面の内周縁に外周が連続して上記軸孔に回動可能に嵌合する係合軸と、
    上記軸孔から突出した該係合軸の先端外周に突設された上記凹状部内を中心軸芯延在方向に挿通可能な突起部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクのコネクタ構造。
  4. 上記係止部は、
    上記本体保持部の基端縁に外周が連続する本体部側係止面及び基端側係止面を有する板状で、上記軸線に沿って該本体部側係止面から基端側係止面に連続する軸孔及び該軸孔から径方向に放射状に凹設された複数の凹状部を有する貫通孔を備え、
    上記係合部は、
    上記本体部の先端外周縁に外周が連続する平面環状で上記係止部の本体側側係止面に摺接可能な係合面と、
    該係合面の内周縁に外周が連続して上記軸孔に回動可能に嵌合する係合軸と、
    上記軸孔から突出した該係合軸の先端外周に放射状に突設されて上記各凹状部内を上記軸線延在方向に挿通可能な複数の突起部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクのコネクタ構造。
  5. 上記係止部の基端側係止面に、上記突起部に当接して本体部の回動を規制する回動ストッパを備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の燃料タンクのコネクタ構造。
  6. 上記ニップルと上記樹脂チューブが貫通する貫通孔を備え貫通する上記樹脂チューブを保持する第1クランプと第2クランプが平面視直線状に順に配置され、第1クランプ及び第2クランプによって貫通保持された上記樹脂チューブの第1クランプから突出して延在する基端部が上記ニップルに装着されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料タンクのコネクタ構造。
  7. 上記樹脂チューブは、上記第1クランプと第2クランプとの間において屈曲する曲げ部が形成されたことを特徴とする請求項6に記載の燃料タンクのコネクタ構造。
  8. 上記樹脂チューブは、第1クランプと第2クランプとの間に第1クランプに当接して樹脂チューブの移動を規制するストッパを備えたことを特徴とする請求項6または7に記載の燃料タンクのコネクタ構造。
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