JP5613426B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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本発明は、釣糸案内装置のラインローラの支持構造に特徴を有する魚釣用スピニングリールに関する。
通常、魚釣用スピニングリールは、回転駆動されるロータの支持アームに設けた釣糸案内装置を介して、釣糸をスプールに巻回する構成となっている。釣糸案内装置は、釣糸を案内する回転可能なラインローラを備えており、ラインローラは、支持アームに回動可能に支持された支持部材に対してボールベアリングによって回転可能に支持されている。
ところで、釣糸を巻き取り操作すると、釣糸には、海水や、場合によってはゴミが付着していることがあり、ラインローラを回転可能に支持するボールベアリングには、そのような釣糸から伝わった海水やゴミが特に入りやすい。そして、ボールベアリング部分に微量でさえ異物が入ると、回転時の異音及び回転抵抗の原因となったり、更には、ボールベアリングの腐食、回転性能の低下の原因となる。
上記した問題を解決するために、例えば、特許文献1には、一対のボールベアリングの外側に、ゴム系材料をシール材とすることが開示されている。また、例えば、特許文献2には、駆動軸の回転性能を低下させることなく、ボールベアリングの防水・防塵を図る構造として、磁気回路を構成する磁気保持リングとスプール軸(駆動軸)との間に磁性流体を保持してボールベアリングをシールしたものが知られている。
特開2002−191269号 特開2003−319742号
しかし、上記した特許文献1に開示されているようなゴム系材料をシール材とした方式では、ラインローラに対する摩擦力が大きくなることから、回転抵抗が大きくなってしまう。また、長期間の使用によってシール材が磨耗するため、定期的なメンテナンスが必要となってしまう。さらに、シール材が磨耗する可能性があるため、ボールベアリングについては防錆性の高いものを用いる必要があり、高価になってしまう。
この点、特許文献2に開示されているような磁性流体を保持してシールする方式は、上記のような問題を解決できるものの、ラインローラのような小さい部分で高速回転し、かつ釣糸から伝わった海水やゴミが特に入りやすい部分に適用するのは難しい。すなわち、そのような小さい部分では、特許文献2に開示されているような構造の磁気シール機構を釣糸案内装置として組み込むことは困難であり、生産性に劣るという問題がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、釣糸案内装置のラインローラを支持したボールベアリングをシールするに際し、組込性が良く、ラインローラの回転性能を低下させることのない磁気シール機構を備えた魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、リール本体に回転可能に支持されたハンドルの回転操作で回転するロータと、前記ロータに設けられ、釣糸が巻回されるスプールに釣糸を案内するラインローラを具備した釣糸案内装置と、を有し、前記ラインローラをラインスライダの支持部との間で一対のボールベアリングによって回転可能に支持し、前記ラインローラと前記一対のボールベアリングとの間に、軸方向中間部で分割され、一端側に径方向内側に突出する環状突部が、他端側に径方向外側に突出するフランジがそれぞれ形成された磁性カラーを配設すると共に、前記一対のボールベアリングの軸方向両側で各ボールベアリングをシールする磁気シール機構を配設した魚釣用スピニングリールであって、前記分割された磁性カラーは、前記ラインローラの両側から嵌入されて前記それぞれのフランジがラインローラの端面に当て付けられており、前記一対のボールベアリングは、前記分割された磁性カラーの各一端側に形成された環状突部に対して軸方向両側から当て付けられると共に、前記軸方向両側に配設される磁気シール機構との間でワッシャを介在させた状態で位置決めされており、前記各ボールベアリングをシールする磁気シール機構は、前記分割された磁性カラーの各内面に対して環状に所定の隙間を存して配置される磁石と、前記磁石を挟持して保持する保持部材と、前記環状の所定の隙間内に保持される磁性流体と、を有し、前記一対のボールベアリング、軸方向両側に配設される磁気シール機構、及びラインローラは、前記ラインスライダの支持部に嵌入される管状体の外周に配置されることでユニット化されており、前記ボールベアリングと反対側の方向にある保持部材の外側に、前記ボールベアリングの内輪側に与圧を付与可能でシール機能を有する弾性部材を配置したことを特徴とする。
上記した魚釣用スピニングリールの構成によれば、釣糸案内装置のラインローラ部分に磁気シール機構を用いたことで、ラインローラに対する摩擦抵抗が軽減し、回転性能の向上が図れると共に、長期間使用しても、防水、防塵性が低下することがなくなる。また、ラインローラの支持部の径方向外側で、磁気シール機構を構成する磁石、前記保持部材、及び前記磁性部によって磁気回路を形成して磁性流体を保持しており、ラインローラ側では保持部材や磁石を保持していないことから、ラインローラの回転性を低下させることもない。さらに、釣糸案内装置としてラインローラ部分を支持部に組込む際、あらかじめラインローラ側の所定の位置に磁性流体を充填しておくことが可能となるため、組込性が容易になる。
本発明によれば、釣糸案内装置のラインローラを支持したボールベアリングをシールするに際し、組込性が良く、ラインローラの回転性能を低下させることのない磁気シール機構を備えた魚釣用スピニングリールが得られる。
本発明に係る魚釣用スピニングリールの第1の実施形態を示す図。 図1に示す魚釣用スピニングリールの釣糸案内装置の構成を示す。 図2に示す釣糸案内装置の主要部の拡大図。 本発明の第2の実施形態を示す図であり、釣糸案内装置の構成を示す図。 図4に示す釣糸案内装置の主要部の拡大図。 本発明の第3の実施形態を示す図であり、釣糸案内装置の構成を示す図。 図6に示す釣糸案内装置の主要部の拡大図。 図6に示す釣糸案内装置の分解図。
以下、図面を参照しながら本発明に係る魚釣用リールの実施形態について説明する。
図1から図3は、本発明に係る魚釣用スピニングリールの第1の実施形態を示す図であり、図1は全体構成を示す図、図2は図1に示す魚釣用スピニングリールの釣糸案内装置の構成を示す、そして、図3は図2に示す釣糸案内装置の主要部の拡大図である。
魚釣用スピニングリールのリール本体1には、釣竿Rに装着される脚部1Aが形成されている。前記リール本体内には、ハンドル軸が軸受を介して回転可能に支持されており、ハンドル軸の端部には、巻き取り操作されるハンドル3が装着されている。また、前記ハンドル軸には、公知の駆動力伝達機構が連結されており、ハンドル3の回転操作に伴ってロータ5を回転駆動すると共に、公知のオシレーティング機構を介して、スプール7を前後動させるようになっている。
前記ロータ5には、一対の支持アーム5aが軸方向に延出して対向するように形成されており、各支持アーム5aの先端には、夫々、ベール支持部材9を介して、ベール10が釣糸放出状態と釣糸巻回状態に回動可能に支持されている。そして、一方のベール支持部材9とベール10の端部との間には、釣糸案内装置20が支持されている。
上記した構成において、ハンドル3を回転操作すると、駆動力伝達機構を介してロータ5が回転駆動され、オシレーティング機構を介してスプール7が前後動される。これにより、釣糸は、釣糸案内装置20を介してスプール5に片寄ること無く均等に巻回される。
図2に示すように、本実施形態の釣糸案内装置20は、一方のベール支持部材9にネジ21によって取り付けられており、このネジ21が螺入されるよう軸方向に延出する支持部23を備えている。この場合、前記支持部23は、ベール10の基端から釣糸を案内するように連続形成されたラインスライダ10Aと一体化されており、軸方向に延出する袋ナットとして構成されている。なお、支持部23には、ラインスライダ側に支持部よりも大径となる段部23aが形成されており、また、ラインスライダ10Aには、ベール支持部材9側に開口する凹所10aが形成されている。
前記釣糸案内装置20は、支持部23に対して回転可能に支持され、中空の略筒体形状を有するラインローラ25と、ラインローラ25と支持部23との間に介在されるボールベアリング27とを備えている。この場合、ボールベアリング27は、軸方向に所定の間隔をおいて一対設けられており、これらはラインローラ25の中央部内周に形成された環状突部25aに対して軸方向両側から当て付いた状態で位置決めされている。また、前記ベール支持部材9には、ラインスライダ10A側に開口する凹所9aと、前記凹所9aの中央に円筒突起9bが形成されており、前記円筒突起9b内に支持部23が嵌入され、その底部9cに当て付くことで、釣糸案内装置20は、ベールのラインスライダ10Aとベール支持部材9との間で挟持、固定されている。
前記ラインローラ25の軸方向両側は、前記ラインスライダ10Aの凹所10aと、前記ベール支持部材9の凹所9a内に配置されており、その外周部分が覆われた状態となっている。そして、各ボールベアリング27の軸方向両側には、隣接して磁気シール機構30が配設されており、各ボールベアリング27をシールしている。
以下、磁気シール機構30の構成について説明する。なお、それぞれのボールベアリング27に隣接して配設される磁気シール機構は、共に同一の構造となっているため、同一の構成要素については同一の参照符号を付してある。
磁気シール機構30は、前記ラインローラ25に形成された環状突部25aによって位置決めされているボールベアリング27の軸方向外側にワッシャ29を介在させて配設される。本実施形態では、前記ラインローラ25は磁性材料によって形成されており、磁気シール機構30は、ラインローラ25の内面との間に磁気回路を形成し、ラインローラ25の内面との間に磁性流体を保持することによりボールベアリング27をシールする。すなわち、ラインローラそのものが、支持部23に対して径方向外側に磁気シール機構の磁気回路を形成する磁性部を構成している。
具体的に、磁気シール機構30は、ラインローラ25の内面に対して、環状に所定の隙間Gを存して配置される磁石31と、磁石31を挟持して保持する保持部材(磁性体で構成される極板)32a,32bとを有しており、これにより、磁石31と両極板32a,32bとラインローラ25との間で磁気回路を形成する。そして、このように形成される磁気回路には、保持部材32a,32bとラインローラ25の内面との間の隙間Gに磁性流体35が充填される。この場合、磁性流体35は、例えば、Feのような磁性微粒子を、界面活性剤およびベースオイルに分散させて構成されたものであり、粘性があって磁石を近づけると反応する特性を備えている。このため、磁性流体35は、図3に示されるように、前記磁気回路によって、各保持部材32a,32bとラインローラ25の内面との間の隙間Gに安定して保持され、ボールベアリング27をシールする。
なお、上述した構成において、前記磁石31は、全周に亘って磁気回路を形成し、磁性流体を保持できる構成であれば良く、例えば、リング状に形成されたもの、或いは、周方向に沿って分割して配置されたもの等、種々の形態で構成することが可能である。また、保持部材32a,32bについては、磁石31を挟持して保持するものであれば良く、例えば、図に示す実施形態のように、軸方向に独立して形成されたもの、或いは、略U字状となって一体化されたものであっても良い。以下、本実施形態においては、磁石については、リング状の磁石31とし、保持部材については、磁石を独立して挟持、保持する一対の保持部材32a,32bとする。
また、本実施形態では、ボールベアリング27と反対側の方向にある保持部材32aの外側に弾性部材(エラストマー等によって構成される)37が配置されている。前記弾性部材37は、ラインスライダ側においては、保持部材32aと前記支持部23の段部23aとの間に介在され、ベール支持部材側においては、保持部材32aと前記ベール支持部材の円筒突起9bとの間に介在され、これにより、支持部23側からの海水などの浸入をシールするようにしている。
この場合、前記弾性部材37は、ボールベアリング27の内輪側に対して与圧を付与可する機能を兼ね備えており、これにより、ボールベアリング27の内輪と外輪には、図3の矢印で示すような与圧がかかることから、ボール部分が良好な状態で保持され、異音の発生や振動の発生を抑制することが可能となる。
以上のように構成される磁気シール機構30によれば、上記した磁気回路によって保持される磁性流体35により、釣糸案内装置20を構成するボールベアリング27が効果的且つ確実にシールされるようになる。特に、釣糸に付着して侵入しやすい水分やゴミ等を確実にシールすることができ、ボールベアリング27の回転時に抵抗が生じたり、異音が発生することもなく、常に安定したラインローラ25の回転性能を得ることが可能となる。また、ラインローラ25に接触するのは、従来のような弾性を有するシール部材ではなく、磁性流体部分となることから、ラインローラ25に対する摩擦抵抗が軽減し、回転性能の向上が図れると共に、長期間使用しても、防水、防塵性が低下することもない。
さらに、磁気シール機構30を構成するリング状の磁石31、一対の保持部材32a,32bは、支持部23側に設置されているため、回転するラインローラが重量化することはなく、ラインローラの回転性を低下させることはない。特に、ラインローラを磁性材料で形成したことで、部品点数の削減が図れるようになる。また、ラインローラ25に予め磁気シール機構30を設置した状態で、支持部23に対して組み込むことが可能となるため、生産性の向上が図れるようになる。
図4及び図5は、本発明の第2の実施形態を示す図であり、図4は釣糸案内装置の構成を示す図、図5は図4に示す釣糸案内装置の主要部の拡大図である。
本実施形態では、ラインローラ25とボールベアリング27との間に、ラインローラとは別体の磁性カラー40を設けている。磁性カラー40は、磁気回路を形成する磁性部として機能するものであり、ラインローラ25の内面に対して接着剤等によって固定され、その中央部分には、一対のボールベアリング27が両側の開口から挿入された際に、位置決めされて当て付くように環状突部40aが形成されている。
このような構成によれば、磁性カラー40によって磁気回路を形成することができるため、軽量化、耐腐食性などを考慮して、ラインローラ25に最適な材料を用いることが可能となる。すなわち、上記した実施形態では、ラインローラ25を磁性材料で形成する必要があったが、本実施形態では、例えば、ラインローラを非磁性材料である真鍮やアルミ合金によって形成することが可能となり、材料の選択の範囲が広がる。
図6から図8は、本発明の第3の実施形態を示す図であり、図6は釣糸案内装置の構成を示す図、図7は図6に示す釣糸案内装置の主要部の拡大図、そして、図8は図6に示す釣糸案内装置の分解図である。
本実施形態の釣糸案内装置20Aはユニット化された構成となっている。具体的には、図8に示すように、上記した実施形態におけるラインスライダ10Aに一体形成される支持部23を、別体として管状体23Aとして構成しておき、この管状体23Aの外周に、上述した実施形態の一対のボールベアリング27、磁気シール機構30、及びラインローラ25を配置してユニット化している。
以下、ユニット構造について具体的に説明する。
ラインローラ25とボールベアリング27との間に介在される磁性カラー40Aについては、図に示すように軸方向の中間部で分割することが可能であり、分割された各磁性カラーには、一端側に径方向内側に突出する環状突部40bが形成され、他端側に径方向外側に突出するフランジ部40cが形成されている。このため、ラインローラ25の両側開口から、磁性カラー40Aを嵌入し、両フランジ40cをラインローラの端面に当て付けることで、磁性カラー40Aをラインローラにセットすることが可能となる(接着材によって接着しても良いし、圧入して固定しても良い)。この場合、フランジ40cとラインローラ25の端面との間にシール材46を介在させておくことが望ましい。
そして、このように、ラインローラ25に対して磁性カラー40Aを嵌入した状態で、両側の開口から管状体23Aと共にボールベアリング27を挿入して環状突部40bに当て付けて位置決めをし、ワッシャ29を介在させて上記した磁気シール機構30を組み込む。また、磁気シール機構30の外側には、上記した弾性部材37を圧入、固定することで、ボールベアリング27と磁気シール機構30の位置決め、固定を行い、これによりユニット化された釣糸案内装置20Aが構成される。なお、磁性流体35については、上記したようにユニット化された状態で所定の位置に注入できるため、作業性が向上すると共に、品質安定性も向上する。
そして、上記したユニット化された釣糸案内装置20Aは、管状体23Aをラインスライダ10Aに突出形成される袋ナット部23Bの外面に嵌合させた状態で、ベール支持部材9側からネジ21を螺入することで、所定の位置に組み付けられる。
上記した釣糸案内装置20Aの構成によれば、磁気シール機構30を有するラインローラ部分がユニット化されるため、ベール支持部材9及びラインスライダ10Aに対する組み付け作業性が良くなり、生産性の向上が図れる。また、ユニット化された状態で磁性流体35を充填することができるため、磁性流体の充填作業が容易になると共に、品質も安定する。また、本実施形態では、フランジ40cとラインローラ25の端面との間にシール材46を介在させているため、防水性、防塵性が向上すると共に、磁性カラー40Aとラインローラ25との間で電食が生じ難くなる。
また、上記した構成においては、ラインローラ側に、磁性流体35の溜まり部を形成しておくことが好ましい。本実施形態では、磁性カラー40Aの所定の位置、例えば、一対の保持部材32a,32bの中間位置に溝部50を形成して磁性流体の溜まり部としている。
このような溝部(溜まり部)50を形成しておくことで、ラインローラ25に強い遠心力がかかって、磁気回路から磁性流体35が外れかけても溝部50内に留めることができ、磁性流体35が流出する現象が低減される。この場合、ラインローラ25の回転が緩やかになると遠心力が小さくなるため、磁性流体35は、再び磁気回路による磁力によって溝部50から所定の位置に戻ることができる。
なお、上記した溜まり部については、溝部以外にも、径方向外方に突出する突部として形成しても良いし、その形成位置については、外側の保持部材32aの外側に形成しても良い。また、上述した第1の実施形態の構成であれば、磁性部が、ラインローラ25となっているため、ラインローラ25の内面の所定位置に、図7に示すよな溝部50や突部を形成して溜まり部としても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々変形して実施することが可能である。
例えば、上記した実施形態における磁気シール機構30については、一対の保持部材32a,32bの肉厚、リング状の磁石31の配設位置、大きさ等については適宜変形することが可能である。また、上述したように、磁気シール機構を構成する磁石の形状、及び保持部材の形状についても適宜変形することが可能である。さらに、上述した各図面に示した各構成部材については、適宜、組み合わせて実施することが可能である。
1 リール本体
20,20A 釣糸案内装置
23 支持部
23A 管状体
25 ラインローラ
27 ボールベアリング
30 磁気シール機構
50 溝部
G 隙間

Claims (2)

  1. リール本体に回転可能に支持されたハンドルの回転操作で回転するロータと、前記ロータに設けられ、釣糸が巻回されるスプールに釣糸を案内するラインローラを具備した釣糸案内装置と、を有し、
    前記ラインローラをラインスライダの支持部との間で一対のボールベアリングによって回転可能に支持し、前記ラインローラと前記一対のボールベアリングとの間に、軸方向中間部で分割され、一端側に径方向内側に突出する環状突部が、他端側に径方向外側に突出するフランジがそれぞれ形成された磁性カラーを配設すると共に、前記一対のボールベアリングの軸方向両側で各ボールベアリングをシールする磁気シール機構を配設した魚釣用スピニングリールであって、
    前記分割された磁性カラーは、前記ラインローラの両側から嵌入されて前記それぞれのフランジがラインローラの端面に当て付けられており、
    前記一対のボールベアリングは、前記分割された磁性カラーの各一端側に形成された環状突部に対して軸方向両側から当て付けられると共に、前記軸方向両側に配設される磁気シール機構との間でワッシャを介在させた状態で位置決めされており、
    前記各ボールベアリングをシールする磁気シール機構は、前記分割された磁性カラーの内面に対して環状に所定の隙間を存して配置される磁石と、前記磁石を挟持して保持する保持部材と、前記環状の所定の隙間内に保持される磁性流体と、を有し、
    前記一対のボールベアリング、軸方向両側に配設される磁気シール機構、及びラインローラは、前記ラインスライダの支持部に嵌入される管状体の外周に配置されることでユニット化されており、
    前記ボールベアリングと反対側の方向にある保持部材の外側に、前記ボールベアリングの内輪側に与圧を付与可能でシール機能を有する弾性部材を配置したことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記ラインローラ又は磁性カラーに、磁性流体の溜まり部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
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