JP5613285B2 - 撮像装置、撮像方法、表示装置および表示方法 - Google Patents

Description

本発明は、画像を撮像して該画像の電子的な画像データを生成する撮像装置、撮像方法、再生表示装置および再生表示方法に関する。

近年、画像を撮像して電子的な画像データを生成するデジタルカメラ等の撮像装置では
、撮影画像を他の機器で再生したり、他の機器と通信することによって画像データを送受
信したりすることが行われるようになってきている。撮像装置と通信可能な機器として、
テレビ、プロジェクタ、パソコン、デジタルフォトフレームなどのように、撮像装置の液
晶パネルよりも大画面の表示部を備えた機器を挙げることができる。このような機器で撮
像装置が撮像した画像を表示すれば、大人数で画像を見て楽しむことができる。

大人数で画像を見て楽しむ場合、画像を単に再生するだけでは単調になってしまうおそ
れもある。そこで、よりエンターテイメント性に優れ、皆が見て楽しむことができる画像
の再生表示方法が求められる。

このような状況の下、動画に関しては、フレームごとの映像の動きを検出することによ
って撮影者による操作を推定し、撮影者による撮影の意図を反映した重要なフレームを抽
出して表示する技術が開示されている（例えば、特許文献１を参照）。

特開２００４−８８３５２号公報

ところで、上述した動画の場合と同様に、静止画の場合にも撮影者の撮影の意図を反映
した再生を行うことが考えられる。ここで、撮影者の撮影の意図を反映した静止画の再生
方法としては、撮影者が撮影前に行った操作内容を追体験できるような再生を行うことが
考えられる。しかしながら、従来の撮像装置では、撮影者による撮影前の操作内容を追体
験することが可能な再生表示を行う技術は知られていなかった。

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、撮影者が静止画を撮影する際の撮影の
意図を反映し、撮影者による撮影前の操作内容を追体験することが可能な再生表示を行う
ことができる装置を提供することを目的とする。

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、画像を撮像して該画像の電子的な画像データを生成する撮像装置であって、所定の視野領域から光を集光し、この集光した光を光電変換することによって画像データを生成する撮像部と、前記撮像部における撮影を指示するレリーズ信号を含む信号の入力を受け付ける入力部と、当該撮像装置に対して施される操作を判定する操作判定部と、前記操作判定部が判定した操作のうち前記入力部によって前記レリーズ信号が入力される前に行われた操作に基づいて、該操作の内容を操作情報として記録する記録部と、前記レリーズ信号入力時の撮影画像と上記操作情報を関連づけて記録する関連付情報記録部と、を備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、画像を含む情報を表示する表示装置との間で画像データを含む情報の通信を行う通信部をさらに備え、該通信部は、上記レリーズ信号入力時に得られた画像データと、上記操作情報を前記通信部に対し、前記表示装置へ送信することを特徴とする。

また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記操作がズーミング、露出補正またはパンニングであることを特徴とする。

また、本発明に係る撮像方法は、画像を撮像して該画像の電子的な画像データを生成する撮像方法であって、所定の視野領域から光を集光し、この集光した光を光電変換することによって画像データを生成する撮像ステップと、前記撮像部における撮影を指示するレリーズ信号を含む信号の入力を受け付ける入力ステップと、当該撮像装置に対して施される操作を判定する操作判定ステップと、前記操作判定部が判定した操作のうち前記入力部によって前記レリーズ信号が入力される前に行われた操作に基づいて、該操作の内容を操作情報として記録する記録ステップと、前記レリーズ信号入力時の撮影画像と上記操作情報を関連づけて記録する関連付情報記録ステップと、を備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る撮像方法は、上記発明において、画像を含む情報を表示する表示装置との間で画像データを含む情報の通信を行う通信ステップをさらに備え、該通信ステップが、上記レリーズ信号入力時に得られた画像データと、上記操作情報を、前記表示装置へ送信することを特徴とする。

また、本発明に係る表示装置は、撮影に関する操作を判定し、レリーズ信号が入力される前に行われた操作情報と、前記レリーズ信号入力時に得られた撮影画像データとから、変換画像を生成する変換画像生成部と、上記変換画像を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る表示装置は、上記発明において、上記撮影を行う装置との間で情報の通信を行う通信部をさらに備え、該通信部は、上記撮影画像データと、上記操作情報を受信することを特徴とする。

また、本発明に係る表示装置は、上記発明において、 前記操作は、ズーミング、露出補正またはパンニングであることを特徴とする。

また、本発明に係る表示方法は、撮影に関する操作を判定した操作のうちレリーズ信号が入力される前に行われた操作情報と、前記レリーズ信号入力時に得られた撮影画像データとから、変換画像を生成する変換画像生成ステップと、上記変換画像を表示する表示ステップと、を備えたことを特徴とする。

また、本発明に係る表示方法は、上記発明において、前記変換画像は、上記レリーズ信号が入力される前に行われた操作の概要を視覚的に認識させる画像であることを特徴とする。

また、本発明に係る表示方法は、上記発明において、上記撮影を行う装置との間で情報の通信を行う通信ステップをさらに備え、該通信ステップは、上記撮影画像データと、上記操作情報を受信することを特徴とする請求項９または１０に記載の表示方法。

本発明によれば、撮影者が静止画を撮影する際の撮影の意図を反映し、撮影者による撮影前の操作内容を追体験することが可能な再生表示を行うことができる。

以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態（以後、「実施の形態」
と称する）を説明する。

（実施の形態１）
図１は、本発明の実施の形態１に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。同図に
示す撮像装置１は、所定の視野領域に含まれる被写体からの光を集光し、この集光した光
を光電変換することによって得られる画像信号からデジタルの画像データを生成する撮像
部２と、撮像部２が生成した画像データに対して画像処理を施す画像処理部３と、画像処
理部３で処理が施された画像データに対応する画像を表示する表示部４と、レリーズ信号
を含む撮像装置１の操作信号等の入力を受け付ける入力部５と、明るさを含む撮像部２の
視野領域の状態を検知するセンサ部６と、撮影日時の判定機能やタイマー機能を有する時
計７と、撮像装置１に対して施される操作を判定する操作判定部８と、外部の機器との間
で所定の通信方式による情報の送受信を行う通信部９と、撮像部２が撮影した画像の画像
データを含む各種情報を記憶する記憶部１０と、センサ部６の検知結果や入力部５から入
力された操作信号に応じて撮像装置１の動作を制御する制御部１１と、を備える。

撮像部２は、一または複数のレンズによって構成され、所定の視野領域に存在する被写
体からの光を集光する光学系と、光学系が集光した光の入射量を調整する絞りと、レリー
ズ信号に応じて動作するシャッタと、絞りおよびシャッタを通過した光を受光して電気信
号に変換するＣＣＤ（Charge Coupled Device）等の撮像素子と、撮像素子から出力され
るアナログ信号に増幅やホワイトバランス等の信号処理を施した後、Ａ／Ｄ変換を行うこ
とによってデジタルの画像データを生成する信号処理回路とを有する。

画像処理部３は、操作判定部８が判定した操作のうち入力部５によってレリーズ信号が
入力される前に行われた操作に基づいて、撮影画像に所定の変換を施した変換画像を生成
する変換画像生成部３１を有する。変換画像生成部３１が生成する変換画像は、あくまで
も再生時の視覚的な効果を得るための補助的な画像であるため、撮影画像よりもデータ量
が小さい方がより好ましい。

表示部４は、液晶または有機ＥＬ等からなる表示パネルを用いて実現され、画像データ
のほかに撮像装置１の操作情報や撮影に関する情報を適宜表示する。

入力部５は、撮像装置１の電源ボタン、撮像指示を与えるレリーズ信号を入力するレリ
ーズボタン、撮影時のズームや露出を調整するためのボタン、撮像装置１で設定可能な各
種動作モードの切替を行うモード切替ボタン、画像データの再生や編集の指示を含む制御
ボタン、などを有する。また、入力部５として表示部４にタッチパネルを積層することに
より、ユーザが表示部４の上で操作信号の入力を行えるようにしてもよい。

センサ部６は、撮像装置１の動きを検出する加速度センサおよび／または角速度センサ
、ＧＰＳ（Global Positioning System）から送られてくる情報を受信して撮像装置１の
位置を検出する位置センサなどを有する。

通信部９は、画像を表示する表示装置２０１との間で無線ＬＡＮ（Local Area Network
）または赤外通信などの無線通信を行う。なお、通信部９と表示装置２０１との間の通信
を有線によって実現してもよい。

記憶部１０は、撮像部２が撮影し、画像処理部３によって処理が施された画像の画像デ
ータを記憶する画像データ記憶部１０１と、撮像装置１に対して撮影前に行われた操作に
関する操作情報を記憶する操作情報記憶部１０２と、撮像部２が撮影した撮影画像を撮影
前に行われた操作に関する操作情報と関連付けて記憶する関連付情報記憶部１０３と、撮
像装置１が実行する各種プログラムを記憶するプログラム記憶部１０４とを有する。記憶
部１０は、撮像装置１の内部に固定的に設けられるフラッシュメモリやＤＲＡＭ等の半導
体メモリを用いて実現される。なお、記憶部１０が、外部から装着されるメモリカード等
のコンピュータ読取可能な記録媒体に対して情報を記録する一方、記録媒体が記録する情
報を読み出す記録媒体インターフェースとしての機能を有してもよい。

制御部１１は、ＭＰＵ（Micro Processing Unit）等を用いて実現され、撮像装置１の
各構成部位とバスラインを介して接続されている。

図２は、以上の構成を有する撮像装置１で設定することが可能な主要モードの種類を示
す図である。撮像装置１では、画像を撮影する撮影モードと、記憶部１０で記憶する各種
画像データを再生する再生モードとを少なくとも設定することができる。

このうち、撮影モードでは、通常撮影モードと特殊撮影モードとを設定することができ
る。特殊撮影モードとは、撮影前に行われるズーミング、露出補正またはパンニング等の
操作時に撮像部２が撮像する画像を記憶しておき、その操作情報と対応付けて記憶するモ
ードである。

一方、再生モードでは、通常再生モード、画像送信モード、スライドショーモードの３
種類のモードを設定することができる。通常再生モードは、画像データ記憶部１０１が記
憶する画像のうち入力部５によって選択された画像を表示部４で再生表示するモードであ
る。画像送信モードは、表示部４で再生表示している画像の画像データを表示装置２０１
へ送信するモードである。スライドショーモードは、複数の画像を所定の順序で自動的か
つ連続的に表示部４で表示するとともにそれらの画像に対応する画像データを表示装置２
０１へ送信するモードである。

撮像装置１と通信し、撮像装置１から送信されてくる画像データに含まれる画像を表示
する表示装置２０１は、テレビ、プロジェクタ、パソコン、デジタルフォトフレームのい
ずれかを用いて実現することができる。表示装置２０１は、撮像装置１から送信されてき
た画像データに基づく画像の表示と、それ以外の機能に基づく画像の表示とを切り換える
表示切換手段を具備している。

図３は、撮像装置１に特徴的な処理を行う状況を説明する図である。図３において、撮
影者は、撮像装置１を用いて徐々にズームアップしていき、鹿Ｂの全身を撮影したとする
。この場合に撮影された撮影画像を再生する際には、実際に撮影した撮影画像を表示する
だけでなく、撮影者がズームアップを行っていたことを何らかの形で表示することができ
れば、鑑賞者は撮影者の撮影時の気分を擬似的に追体験することができる。本実施の形態
１では、撮像装置１が特殊撮影モードに設定されている場合、撮影前の撮影者による操作
を判定し、この操作情報を記憶しておく。その後、撮像装置１がスライドショーモードに
設定されて撮影画像を再生する場合、撮影画像を表示するとともに、その撮影画像を撮影
する前の操作の内容に応じた画像を生成して表示する。

図４は、スライドショーモードに設定された撮像装置１において、撮影者が撮影前にズ
ームアップ操作を行った場合の表示部４および表示装置２０１における再生画像の表示例
を示す図であり、図３に示す状況下で撮影した撮影画像を再生する場合の表示例を示す図
である。図４において、表示部４には最初に撮影画像である画像３０１が表示される。そ
の後で表示される画像３０２、３０３は、画像３０１の中央部を徐々に拡大していった変
換画像である。この場合、画像３０２、３０３の表示時間は、画像３０１の表示時間より
も短く設定される。このようにして画像３０１を拡大した画像３０２、３０３を変換画像
として生成して画像３０１の表示後に順次表示することにより、撮影者の撮影時における
操作の概要を表示することが可能となる。その結果、画像の鑑賞者は、画像が単に再生表
示される場合よりも撮影者の気分に浸りながら画像を鑑賞することができるようになる。
なお、ここでは撮影者が撮影の前にズームアップ操作を行った場合を説明したが、撮影者
が撮影の前にズームダウン操作を行った場合には、縮小した画像を画面の中央部に順次表
示するようにしてもよい。

図５は、撮影者が撮像装置１を特殊撮影モードに設定した状態で露出補正操作を行って
から撮影した場合の表示部４および表示装置２０１における再生画像の表示例を示す図で
ある。図５に示す場合、画像３０４〜３０６は、露出補正がプラスからマイナスへ徐々に
変化していくように表示している場合を示している。３つの画像３０４〜３０６のうち、
例えば画像３０６が撮影画像である場合には、他の画像３０４、３０５は、画像３０６か
ら露出補正を行うことによって生成される変換画像である。この場合、画像３０６を他の
画像３０４、３０５よりも長く表示すれば、スライドショーの鑑賞者は、どれが撮影画像
であるかを的確に認識することができる。また、露出の異なる複数の画像を表示すること
により、画面内の全ての場所を一連の画像のうちのいずれかの画像によって鮮明に表示す
ることができる。

図６は、撮影者が撮像装置１を特殊撮影モードに設定した状態でパンニング操作により
流し撮りした場合の再生画像の表示部４および表示装置２０１における表示例を示してい
る。図６に示す４つの画像のうち、撮影画像は最後に表示される画像３１０である。図７
は、画像３１０を撮影する際のパンニング操作の概要を示す図である。図７に示すように
、撮影者は撮像装置１を馬Ｈの動きに合わせて水平方向左向きにパンニングしている。撮
像装置１は、センサ部６の検出結果に基づいて、本体の動きを検知することができる。こ
の動きが所定の条件を満たす場合、撮像装置１はパンニング操作が行われたと認識し、そ
の操作内容を操作情報記憶部１０２へ記録する。

図６において、画像３１０の前に表示される３つの画像３０７〜３０９は、撮像装置１
の動きに合わせて画像３１０から互いに異なる部分を切り出して拡大することによって生
成した変換画像である。このような画像３０７〜３０９を用いた表示によれば、馬Ｈの疾
走感を表現することによって画像３１０を撮影した際のパンニング操作の概要を鑑賞者に
視覚的に認識させることができる。この場合にも、撮影画像である画像３１０の表示時間
を他の画像３０７〜３０９の表示時間よりも長くすれば、鑑賞者は画像３１０が撮影画像
であることを的確に認識することができる。なお、ここでは水平方向のパンニング操作を
行った場合を説明したが、垂直方向のパンニング操作（チルティング操作）の場合にも同
様に表示することができる。また、撮影画像を最後に表示する代わりに、変換画像の間に
表示するようにしてもよい。

通常の設定では、露出やピントなど、ほとんどの制御はオートでなされるので、撮影者
がオート設定されている操作をあえて手動に切り換えて操作するのは、凝った画像を撮影
したいと考えている場合だと想定することができる。したがって、上記の如く手動操作に
対応した変換画像を生成して撮影画像と連続的に表示することにより、撮影者の意図を明
確に反映した再生表示を行うことが可能となる。

図８は、撮像装置１が撮影モードまたは再生モードに設定されている場合の処理の概要
を示すフローチャートである。まず、撮影モードに設定されている場合を説明する（ステ
ップＳ１：撮影モード）。

撮影モードのうち通常撮影モードに設定されている場合（ステップＳ２：通常撮影モー
ド）、表示部４は、撮像部２が撮像している画像（スルー画像）を表示する（ステップＳ
３）。この後、入力部５によってレリーズ信号が入力された場合（ステップＳ４：Ｙｅｓ
）、撮像部２は撮影を行う（ステップＳ５）。その後、撮像装置１は、画像処理部３によ
って画像処理が施された画像の画像データを画像データ記憶部１０１へ記録する（ステッ
プＳ６）。入力部５によってレリーズ信号が入力されない場合（ステップＳ４：Ｎｏ）、
撮像装置１は後述するステップＳ７へ進む。

ステップＳ７において、入力部５によって撮影を終了する信号が入力された場合（ステ
ップＳ７：Ｙｅｓ）、撮像装置１は一連の処理を終了する。一方、ステップＳ７において
、入力部５によって撮影を終了する信号が入力されない場合（ステップＳ７：Ｎｏ）、撮
像装置１はステップＳ１へ戻る。

次に、撮像装置１が特殊撮影モードに設定されている場合を説明する（ステップＳ２：
特殊撮影モード）。表示部４がスルー画像を表示（ステップＳ８）した後、撮像装置１に
対してレリーズ以外の操作があった場合（ステップＳ９：Ｙｅｓ）、撮像装置１は操作情
報を操作情報記憶部１０２へ書き込んで記録する（ステップＳ１０）。その後、入力部５
によってレリーズ信号が入力されると（ステップＳ１１：Ｙｅｓ）、撮像部２は撮影動作
を行う（ステップＳ１２）。この後、撮像装置１は、撮影した画像を操作情報と関連付け
て関連付情報記憶部１０３へ記録し（ステップＳ１３）、ステップＳ７へ進む。なお、ス
テップＳ９でレリーズ以外の操作がない場合（ステップＳ９：Ｎｏ）、撮像装置１はステ
ップＳ１１へ進む。また、ステップＳ１１で入力部５によってレリーズ信号が入力されな
い場合（ステップＳ１１：Ｎｏ）、撮像装置１はステップＳ７へ進む。

次に、撮像装置１が再生モードに設定されている場合（ステップＳ１４：Ｙｅｓ）を説
明する。撮像装置１がスライドショーモードに設定されている場合（ステップＳ１４：Ｙ
ｅｓ）、撮像装置１はユーザによって選択されたスライドショー用の画像を表示部４でス
ライドショー表示するとともに、通信部９によって表示装置２０１へ順次送信する（ステ
ップＳ１５）。その後、入力部５によって再生を終了する信号が入力された場合（ステッ
プＳ１６：Ｙｅｓ）、撮像装置１は一連の処理を終了する。一方、入力部５によって再生
を終了する信号が入力されない場合（ステップＳ１６：Ｎｏ）、撮像装置１はステップＳ
１へ戻る。

撮像装置１がスライドショーモードに設定されてなく（ステップＳ１４：Ｎｏ）、かつ
画像送信モードに設定されている場合（ステップＳ１７：Ｙｅｓ）、撮像装置１は、ユー
ザによって選択された画像を表示部４で表示するとともに、通信部９によって表示装置２
０１へ送信する（ステップＳ１８）。表示装置２０１は、撮像装置１から受信した画像を
表示する。以下、表示装置２０１に送信された画像は、表示装置２０１で順次表示される
ものとする。

その後、入力部５によって削除指示が入力された場合（ステップＳ１９：Ｙｅｓ）、撮
像装置１は表示部４で表示している画像の画像データを画像データ記憶部１０１から削除
し（ステップＳ２０）、ステップＳ１６へ進む。一方、入力部５によって削除指示が入力
されない場合（ステップＳ１９：Ｎｏ）、ステップＳ１６へ進む。

撮像装置１がスライドショーモードに設定されてなく（ステップＳ１４：Ｎｏ）、かつ
画像送信モードにも設定されていない場合（ステップＳ１７：Ｎｏ）、撮像装置１は通常
再生モードに設定されているため、撮影者によって選択された画像を表示部４で表示し（
ステップＳ２１）、ステップＳ１９へ進む。

図９は、図８のステップＳ１５におけるスライドショー用の画像の表示、送信処理の詳
細を示すフローチャートである。まず、ユーザによって選択されて再生する撮影画像と関
連する操作がない場合（ステップＳ３１：Ｎｏ）、撮像装置１は撮影画像を表示部４で表
示するとともに、通信部９によって表示装置２０１へ送信する（ステップＳ３２）。その
後、所定の時間ｔ0が経過したとき（ステップＳ３３：Ｙｅｓ）、次に表示すべき撮影画
像があれば（ステップＳ３４：Ｙｅｓ）、撮像装置１はステップＳ３１へ戻る一方、次に
表示すべき撮影画像がなければ（ステップＳ３４：Ｎｏ）、撮像装置１は図８に示すメイ
ンルーチンへ戻ってステップＳ１６へ進む。ステップＳ３３で時間ｔ0が経過していない
場合（ステップＳ３３：Ｎｏ）、撮像装置１はステップＳ３３を繰り返す。

次に、ユーザによって選択されて再生する撮影画像と関連する操作がある場合（ステッ
プＳ３１：Ｙｅｓ）を説明する。この場合、撮像装置１は、再生する撮影画像と関連する
操作情報を関連付情報記憶部１０３から読み出す（ステップＳ３５）。

関連付情報記憶部１０３から読み出した操作情報がズーミングである場合（ステップＳ
３６：Ｙｅｓ）、操作判定部８はズーミングのスピード判定を行い（ステップＳ３７）、
この判定結果に基づいて変換画像生成部３１が生成する変換画像の表示時間ｔ1および変
換画像生成部３１が生成すべき変換画像の総数ｐを設定する（ステップＳ３８）。ここで
操作判定部８は、例えばズーミングのスピードが速いほど表示時間ｔ1を短くするように
設定する。

その後、制御部１１は、撮影画像を表示部４で表示させるとともに通信部９を介して表
示装置２０１へ送信させる（ステップＳ３９）。ステップＳ３９で表示部４が撮影画像を
表示し始めてから時間ｔ0が経過した場合（ステップＳ４０：Ｙｅｓ）、撮像装置１はス
テップＳ４１へ進む。一方、表示部４で撮影画像を表示し始めてから時間ｔ0が経過しな
い場合（ステップＳ４０：Ｎｏ）、撮像装置１はステップＳ４０を繰り返す。

続いて、制御部１１は繰り返しの回数をカウントするパラメータｍをゼロとし（ステッ
プＳ４１）、パラメータｍを１増やした値（ｍ＋１）を新たなパラメータｍとおく（ステ
ップＳ４２）。

この後、変換画像生成部３１は、所定の倍率で拡大または縮小した後、所定の領域を切
り出すことによって変換画像Ｐmを生成する（ステップＳ４３）。その後、制御部１１は
、変換画像Ｐmを表示部４で表示させるとともに通信部９を介して表示装置２０１へ送信
させる（ステップＳ４４）。

ステップＳ４４で表示部４が変換画像Ｐmを表示し始めてから表示時間ｔ1が経過した場
合（ステップＳ４５：Ｙｅｓ）、パラメータｍが変換画像の総数ｐに等しければ（ステッ
プＳ４６：Ｙｅｓ）、撮像装置１はステップＳ３４へ進む。一方、ステップＳ４６でパラ
メータｍが変換画像の総数ｐに等しくなければ（ステップＳ４６：Ｎｏ）、撮像装置１は
ステップＳ４２に戻る。なお、表示部４が変換画像Ｐmを表示し始めてから表示時間ｔ1が
経過しない場合（ステップＳ４５：Ｎｏ）、撮像装置１はステップＳ４５を繰り返す。

このようにして、撮影画像に関連する操作情報がズーミングに関するものである場合の
処理を行うことにより、図４で示した表示が実現されることとなる。

関連付情報記憶部１０３から読み出した操作情報がズーミングでなく（ステップＳ３６
：Ｎｏ）、かつ露出補正である場合（ステップＳ４７：Ｙｅｓ）、変換画像生成部３１は
、撮影画像に露出補正ΔＳ1（＞０）を施した変換画像Ｑ1を生成する（ステップＳ４８）
。その後、制御部１１は、変換画像Ｑ1を表示部４で表示させるとともに通信部９を介し
て表示装置２０１へ送信する（ステップＳ４９）。

続いて、制御部１１は繰り返しの回数をカウントするパラメータｍをゼロとし（ステッ
プＳ５０）、パラメータｍを１増やした値（ｍ＋１）を新たなパラメータｍとおく（ステ
ップＳ５１）。

この後、変換画像生成部３１は、変換画像Ｑmに露出補正−ΔＳ2（＜０）を施すことに
よって変換画像Ｑm+1を生成する（ステップＳ５２）。なお、ΔＳ1＞ΔＳ2（＞０）であ
り、かつΔＳ1はΔＳ2の倍数であるとする。これらの条件により、変換画像の中には撮影
画像からの露出補正の総和ΔＳがゼロであり、撮影画像と実質的に同じ画像が含まれるこ
ととなる。

ステップＳ５２の後、制御部１１は、変換画像Ｑm+1を表示部４で表示させるとともに
通信部９を介して表示装置２０１へ送信させる（ステップＳ５３）。

続くステップＳ５４において、ステップＳ５２で生成した変換画像Ｑm+1の露出補正の
総和ΔＳがゼロである場合（ステップＳ５４：Ｙｅｓ）、表示部４は変換画像Ｑm+1を時
間ｔ0だけ表示する。すなわち、表示部４が変換画像Ｑm+1を表示し始めてから時間ｔ0が
経過していれば（ステップＳ５５：Ｙｅｓ）、撮像装置１は後述するステップＳ５７へ進
む一方、表示部４が変換画像Ｑm+1を表示し始めてから時間ｔ0が経過していなければ（ス
テップＳ５５：Ｎｏ）、撮像装置１はステップＳ５５を繰り返す。

他方、ステップＳ５４において、変換画像Ｑm+1の露出補正の総和ΔＳがゼロでない場
合（ステップＳ５４：Ｎｏ）、表示部４は変換画像Ｑm+1を時間ｔ2（＜ｔ0）だけ表示す
る。すなわち、表示部４が変換画像Ｑm+1を表示し始めてから時間ｔ2が経過していれば（
ステップＳ５６：Ｙｅｓ）、撮像装置１は後述するステップＳ５７へ進む一方、表示部４
が変換画像Ｑm+1を表示し始めてから時間ｔ2が経過していなければ（ステップＳ５６：Ｎ
ｏ）、撮像装置１はステップＳ５６を繰り返す。

ステップＳ５７では、変換画像Ｑm+1の撮影画像からの露出補正の総和ΔＳが所定の下
限値−ｑ（ｑ＞０）よりも大きい場合（ステップＳ５７：Ｙｅｓ）、撮像装置１はステッ
プＳ５１へ戻る。一方、変換画像Ｑm+1の撮影画像からの露出補正の総和ΔＳが−ｑ以下
である場合（ステップＳ５７：Ｎｏ）、撮像装置１はステップＳ３４へ進む。

このようにして、関連付情報記憶部１０３が記憶する操作情報が露出補正に関するもの
である場合の処理を行うことにより、図５で示した表示が実現されることとなる。

関連付情報記憶部１０３から読み出した操作情報がズーミングでなく（ステップＳ３６
：Ｎｏ）、かつ露出補正でない場合（ステップＳ４７：Ｎｏ）、操作情報はパンニングに
関するものである。この場合、制御部１１は、操作判定部８が判定した撮像装置１の動き
の方向に基づいて、変換画像として切り出すべき小領域Ｄ1〜Ｄrを設定する（ステップＳ
５８）。図１０は、図６に示す表示を行う際の小領域の設定例を示す図である。図１０で
は、３つの小領域Ｄ1〜Ｄ3が設定された場合すなわち小領域の総数ｒが３である場合を示
している。これら３つの小領域Ｄ1〜Ｄ3は、Ｄ1、Ｄ2、Ｄ3の順に、撮影画像である画像
３１０の中で撮像装置１の撮影前の動きの方向（水平方向左向き：図７を参照）と反対方
向（水平方向右向き）に推移している。

続いて、制御部１１は繰り返しの回数をカウントするパラメータｍをゼロとし（ステッ
プＳ５９）、パラメータｍを１増やした値（ｍ＋１）を新たなパラメータｍとおく（ステ
ップＳ６０）。

この後、変換画像生成部３１は、撮影画像の小領域Ｄmを切り出して撮影画像と同じ面
積に拡大することによって変換画像Ｒmを生成する（ステップＳ６１）。図１１は、変換
画像生成部３１が撮影画像である画像３１０の小領域Ｄ1から変換画像Ｒ1に相当する画像
３０７を生成する状況を模式的に示す図である。

続いて、制御部１１は、変換画像Ｒmを表示部４で表示させるとともに通信部９を介し
て表示装置２０１へ送信させる（ステップＳ６２）。

ステップＳ６２で表示部４が変換画像Ｒmを表示し始めてから所定の時間ｔ3（＜ｔ0）
が経過した場合（ステップＳ６３：Ｙｅｓ）、パラメータｍが小領域の総数ｒに等しけれ
ば（ステップＳ６４：Ｙｅｓ）、制御部１１は、撮影画像を表示部４で表示させるととも
に通信部９を介して表示装置２０１へ送信させる（ステップＳ６５）。一方、ステップＳ
６４でパラメータｍが小領域の総数ｒに等しくなければ（ステップＳ６４：Ｎｏ）、撮像
装置１はステップＳ６０に戻る。なお、表示部４が変換画像Ｒmを表示し始めてから所定
の時間ｔ3（＜ｔ0）が経過しない場合（ステップＳ６３：Ｎｏ）、撮像装置１はステップ
Ｓ６３を繰り返す。

ステップＳ６５で表示部４が撮影画像を表示し始めてから時間ｔ0が経過した場合（ス
テップＳ６６：Ｙｅｓ）、撮像装置１はステップＳ３４へ進む。一方、表示部４で撮影画
像を表示し始めてから時間ｔ0が経過しない場合（ステップＳ６６：Ｎｏ）、撮像装置１
はステップＳ６６を繰り返す。

このようにして、関連付情報記憶部１０３が記憶する操作情報がパンニングに関するも
のである場合の処理を行うことにより、図６で示した表示が実現されることとなる。

以上説明した本発明の実施の形態１によれば、操作判定部８が判定した操作のうち入力
部５によってレリーズ信号が入力される前に行われた操作に基づいて、撮影画像に所定の
変換を施した変換画像を生成し、互いに関連する撮影画像および変換画像を所定の順序で
連続的に表示させるため、撮影者が静止画を撮影する際の撮影の意図を反映した再生表示
を行うことが可能となる。この結果、鑑賞者は撮影者の操作を追体験し、撮影者が撮影時
に感じた心情に近い気持ちで再生画像を鑑賞することができる。

また、本実施の形態１によれば、表示部４と比較して大きな画面を有する表示装置２０
１へ画像データを送信することによって表示装置２０１で画像を表示させることができる
ため、画像を大人数で見て楽しむことが可能となる。

なお、本実施の形態１において、撮像装置１は、スライドショーモードに設定されてい
る場合にのみ、特殊撮影モードで撮影した画像を図４〜図６に示すように再生表示するこ
ととしたが、他の再生モードで同様の表示を行うようにしてもよい。

また、本実施の形態１において、撮像装置１は、画像送信モードやスライドショーモー
ドに設定されている場合には、表示装置２０１の存在の有無に関わらず画像データを送信
するようにしていたが、画像データを送信する前に表示装置２０１等の外部装置との通信
が確立した場合に限って画像データを送信するような構成とすることも可能である。

（実施の形態２）
本発明の実施の形態２は、表示装置が変換画像の生成を行うことを特徴とする。このた
め、撮像装置は、スライドショーモードに設定されている場合、互いに関連付けられた撮
影画像および操作情報を表示装置へ送信する。

図１２は、本実施の形態２に係る通信システムの構成を示すブロック図である。同図に
示す通信システム１０００は、相互に通信可能な撮像装置２１および表示装置４０１から
なる。

撮像装置２１は、撮像部２、画像処理部２２、表示部４、入力部５、センサ部６、時計
７、操作判定部８、通信部９、記憶部１０および制御部１１を備える。画像処理部２２は
、上述した画像処理部３とは異なり、変換画像を生成する機能を有しない。

表示装置４０１は、撮像装置２１との間で画像情報を含む各種情報の送受信を行う通信
部４０２と、操作指示を含む各種情報の入力を受け付ける入力部４０３と、外部から受信
した画像データに含まれる画像に対して画像処理を施す画像処理部４０４と、画像処理部
４０４によって処理が施された画像を表示する表示部４０５と、外部から受信した画像デ
ータを含む各種情報を記憶する記憶部４０６と、表示装置４０１の動作を制御する表示制
御部４０７と、を備える。

画像処理部４０４は、撮像装置２１から受信した撮影画像および操作情報に基づいて撮
影画像に所定の変換を施した変換画像を生成する変換画像生成部４４１を有する。

表示部４０５は、液晶または有機ＥＬ等を用いて実現される。表示部４０５が大画面を
有していれば、大人数で画像を見るのに好適である。

記憶部４０６は、撮像装置２１から受信し、互いに関連付けられている撮影画像および
操作情報を記憶する関連付情報記憶部４６１と、表示装置２０１が実行する各種プログラ
ムを記憶するプログラム記憶部４６２とを有する。

表示制御部４０７はＭＰＵ等を用いて実現され、表示装置４０１の各構成部位とバスラ
インを介して接続されている。

以上の構成を有する表示装置４０１は、例えばテレビ、プロジェクター、パソコン、デ
ジタルフォトフレームのいずれかを用いて実現することができる。この場合には、撮像装
置２１から送られてきた画像データに基づく画像の表示と、それ以外の機能に基づく画像
の表示とを切り換える表示切換手段を表示装置４０１に具備させておけばよい。

図１３は、撮像装置２１が撮影モードまたは再生モードに設定されている場合の処理の
概要を示すフローチャートである。図１３に示すフローチャートにおいて、ステップＳ１
１５を除くステップＳ１０１〜Ｓ１１４、Ｓ１１６〜Ｓ１２０の処理は、図８に示すフロ
ーチャートのステップＳ１〜Ｓ１４、Ｓ１６〜Ｓ２０の処理とそれぞれ同じである。

ステップＳ１１５において、通信部９は、スライドショー用の画像を表示装置４０１へ
順次送信する（ステップＳ１１５）。なお、表示部４ではスライドショー用の画像の表示
は行わない。

以下、図１４のフローチャートを参照して、ステップＳ１１５におけるスライドショー
用の画像の送信処理の詳細を説明する。ユーザによって選択されて再生する撮影画像と関
連する操作がない場合（ステップＳ１３１：Ｎｏ）、通信部９が撮影画像を表示装置４０
１へ送信する（ステップＳ１３２）。その後、次に送信すべき撮影画像があれば（ステッ
プＳ１３３：Ｙｅｓ）、撮像装置２１はステップＳ１３１へ戻る一方、次に送信すべき撮
影画像がなければ（ステップＳ１３３：Ｎｏ）、撮像装置２１は図１３に示すメインルー
チンへ戻ってステップＳ１１６へ進む。

一方、ユーザによって選択されて再生する撮影画像と関連する操作がある場合（ステッ
プＳ１３１：Ｙｅｓ）、通信部９は互いに関連付けられた撮影画像および操作情報を表示
装置４０１へ送信する（ステップＳ１３４）。その後、撮像装置２１はステップＳ１３３
へ進む。

図１５は、表示装置４０１が撮像装置２１から受信した撮影画像および操作情報に基づ
いて行う処理の詳細を示すフローチャートである。以下に示す処理を行う前提として、表
示装置４０１は撮像装置２１との通信が確立しているものとする。

まず、通信部４０２が再生する撮影画像およびこの撮影画像に関連付けられた操作情報
を受信しない場合（ステップＳ１４１：Ｎｏ）、所定時間が経過していれば（ステップＳ
１４２：Ｙｅｓ）、表示装置４０１は通信部４０２を介して撮像装置２１へエラー信号を
送信し（ステップＳ１４３）、表示部４０５でエラー表示を行う（ステップＳ１４４）。
ステップＳ１４２で所定時間が経過していない場合（ステップＳ１４２：Ｎｏ）、表示装
置４０１はステップＳ１４１へ戻る。

その後、入力部４０３によってスライドショーを終了する信号が入力された場合（ステ
ップＳ１４５：Ｙｅｓ）、表示装置４０１は一連の処理を終了する。一方、入力部４０３
によってスライドショーを終了する信号が入力されない場合（ステップＳ１４５：Ｎｏ）
、表示装置４０１はステップＳ１４１へ戻る。

次に、通信部４０２が再生する撮影画像およびこの撮影画像に関連付けられた操作情報
を受信した場合（ステップＳ１４１：Ｙｅｓ）を説明する。この場合に続けて行われるス
テップＳ１４６〜Ｓ１７６の処理は、図９に示すステップＳ３６〜Ｓ６６の処理に順次対
応している。ただし、図１５は表示装置４０１の処理であるため、ステップＳ１４９、Ｓ
１５４、Ｓ１５９、Ｓ１６３、Ｓ１７２およびＳ１７５において、各種画像の送信は行わ
ない。

以上説明した本発明の実施の形態２によれば、撮像装置２１は操作判定部８が判定した
操作のうち入力部５によってレリーズ信号が入力される前に行われた操作の操作情報を撮
影画像と関連付けて表示装置４０１へ送信し、表示装置４０１は受信した撮影画像および
操作情報に基づいて撮影画像に所定の変換を施した変換画像を生成し、この生成した変換
画像と撮影画像を所定の順序で連続的に表示するため、撮影者が静止画を撮影する際の撮
影の意図を反映した再生表示を行うことが可能となる。この結果、鑑賞者は撮影者の操作
を追体験し、撮影者が撮影時に感じた心情に近い気持ちで再生画像を鑑賞することができ
る。

また、本実施の形態２によれば、撮像装置２１では変換画像を生成する必要がないため
、表示装置４０１へ送信するデータ量を軽減することができ、より迅速にデータの送信を
行うことができる。

また、本実施の形態２によれば、表示装置４０１で変換画像を含む画像の再生を行うた
め、パーティのように大人数で再生画像を鑑賞するのに好適である。

（付記）
画像を撮像して該画像の電子的な画像データを生成する撮像装置との間で画像データを
含む情報の通信を行う通信部と、
前記撮像装置から受信した画像データに対応する画像を表示する表示部と、
前記通信部が前記撮像装置から受信した撮影画像および該撮影画像と関連付けられた操
作情報に基づいて、該撮影画像に所定の変換を施した変換画像を生成する変換画像生成部
と、
前記撮影画像および該撮影画像をもとに前記変換画像生成部が生成した前記変換画像を
前記表示部に所定の順序で連続的に表示させる制御を行う表示制御部と、
を備えたことを特徴とする表示装置。

（その他の実施の形態）
ここまで、本発明を実施するための最良の形態を詳述してきたが、本発明は上述した二
つの実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。図１６は、本発明の別な実施
の形態に係る撮像装置が撮影モードまたは再生モードに設定されている場合の処理の概要
を示すフローチャートである。図１６において、図８のフローチャートと同じ処理につい
ては、図８と同じステップ番号を付してある。図１６に示すフローチャートでは、画像送
信モードまたは通常再生モードに設定されている場合において画像の削除指示があったと
きの処理が、図８のフローチャートと異なっている。具体的には、ステップＳ１９で入力
部によって削除指示が入力された場合（ステップＳ１９：Ｙｅｓ）、画像処理部は画像を
小さい容量へリサイズする（ステップＳ２２）。具体的には、元の画像の５％程度の画像
データへ縮小する。その後、撮像装置は、圧縮した画像を前後の撮影画像と関連付けて関
連付情報記憶部へ記録し（ステップＳ２３）、元の画像を削除（ステップＳ２４）した後
、ステップＳ１６へ進む。

このように、画像送信モードまたは通常再生モードに設定されている場合において削除
指示が入力されたとき、削除対象の画像をリサイズして記憶しておき、スライドショーモ
ードに設定された場合に変換画像の一部として使用するようにしてもよい。

なお、ここでは画像送信モードまたは通常再生モードに設定されている場合において削
除指示が入力された場合を説明したが、例えば通常撮影モードで撮影を行った直後に撮影
者が削除できる構成とした場合には、撮影直後に削除された画像をリサイズして記憶して
おき、その後で撮影されて保存された画像に関連付けておき、その画像をスライドショー
モードで再生する際に変換画像の一部として利用してもよい。

また、本発明において、操作判定部が判定対象とする操作として上記以外の操作を含め
ることも可能である。

本発明の実施の形態１に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態１に係る撮像装置で設定することが可能な主要モードの 種類を示す図である。 本発明の実施の形態１に係る撮像装置に特徴的な処理を行う状況を説明する 図である。 本発明の実施の形態１に係る撮像装置が特殊撮影モードに設定された状態で 撮影した画像をスライドショーモードに設定された状態で再生表示する場合の画像の 表示例（撮影前にズーミング操作が行われた場合）を示す図である。 本発明の実施の形態１に係る撮像装置が特殊撮影モードに設定された状態で 撮影した画像をスライドショーモードに設定された状態で再生表示する場合の画像の 表示例（撮影前に露出補正操作が行われた場合）を示す図である。 本発明の実施の形態１に係る撮像装置が特殊撮影モードに設定された状態で 撮影した画像をスライドショーモードに設定された状態で再生表示する場合の画像の 表示例（撮影前にパンニング操作が行われた場合）を示す図である。 本発明の実施の形態１に係る撮像装置を用いたパンニング操作の概要を示す 図である。 本発明の実施の形態１に係る撮像装置が撮影モードまたは再生モードに設定 されている場合の処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態１に係る撮像装置がスライドショーモードに設定されて いる場合にスライドショー用の画像の表示、送信処理の詳細を示すフローチャートで ある。 図６に示す表示を行う際の小領域の設定例を模式的に示す図である。 変換画像生成部が変換画像を生成する状況を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態２に係る通信システムの構成を示すブロック図である 。 本発明の実施の形態２に係る撮像装置が撮影モードまたは再生モードに設 定されている場合の処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態２に係る撮像装置がスライドショーモードに設定され ている場合にスライドショー用の画像の送信処理の詳細を示すフローチャートである 。 本発明の実施の形態２に係る通信システムにおいて、表示装置が撮像装置 から受信した撮影画像および操作情報に基づいて行う処理の詳細を示すフローチャー トである。 本発明の別な実施の形態に係る撮像装置が撮影モードまたは再生モードに 設定されている場合の処理の概要を示すフローチャートである。

１、２１ 撮像装置
２ 撮像部
３、２２、４０４ 画像処理部
４、４０５ 表示部
５、４０３ 入力部
６ センサ部
７ 時計
８ 操作判定部
９、４０２ 通信部
１０、４０６ 記憶部
１１ 制御部
３１、４４１ 変換画像生成部
１０１ 画像データ記憶部
１０２ 操作情報記憶部
１０３、４６１ 関連付情報記憶部
１０４、４６２ プログラム記憶部
２０１、４０１ 表示装置
３０１〜３１０ 画像
４０７ 表示制御部
１０００ 通信システム
Ｂ 鹿
Ｈ 馬
Ｄ1〜Ｄ3 小領域

Claims (11)

1. 画像を撮像して該画像の電子的な画像データを生成する撮像装置であって、
   所定の視野領域から光を集光し、この集光した光を光電変換することによって画像データを生成する撮像部と、
   前記撮像部における撮影を指示するレリーズ信号を含む信号の入力を受け付ける入力部と、
   当該撮像装置に対して施される操作を判定する操作判定部と、
   前記操作判定部が判定した操作のうち前記入力部によって前記レリーズ信号が入力される前に行われた操作の内容を、該操作に基づいて変換を施した複数の変換画像を生成して順次表示する際に用いる操作情報として記憶する操作情報記憶部と、
   前記レリーズ信号入力時の撮影画像データと前記操作情報を関連づけて記憶する関連付情報記憶部と、
   を備えたことを特徴とする撮像装置。
2. 画像を含む情報を表示する表示装置との間で画像データを含む情報の通信を行う通信部をさらに備え、
   該通信部は、前記レリーズ信号入力時に得られた画像データと、前記操作情報を前記通信部に対し、前記表示装置へ送信することを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
3. 前記操作は、
   ズーミング、露出補正またはパンニングであることを特徴とする請求項１または２に記載の撮像装置。
4. 画像を撮像して該画像の電子的な画像データを生成する撮像装置が行う撮像方法であって、
   当該撮像装置に対する操作の判定において撮影を指示するレリーズ信号が入力される前に行われた操作と判定される操作の内容を、該操作に基づいて変換を施した複数の変換画像を生成して順次表示する際に用いる操作情報として記憶する操作情報記憶ステップと、
   前記レリーズ信号を含む信号の入力を受け付ける入力ステップと、
   前記レリーズ信号の入力に応じて、所定の視野領域から光を集光し、この集光した光を光電変換することによって撮影画像データを生成する撮像ステップと、
   前記撮像ステップで得られた撮影画像データと前記操作情報を関連づけて記憶する関連付情報記憶ステップと、
   を備えたことを特徴とする撮像方法。
5. 画像を含む情報を表示する表示装置との間で画像データを含む情報の通信を行う通信ステップをさらに備え、
   該通信ステップが、前記撮像ステップで得られた撮影画像データと、前記操作情報を、前記表示装置へ送信することを特徴とする請求項４に記載の撮像方法。
6. 撮影に関する操作のうち撮影を指示するレリーズ信号が入力される前に行われた操作の内容である操作情報であって該操作に基づいて変換を施した複数の変換画像を生成して順次表示する際に用いる操作情報と、前記レリーズ信号入力時に得られた撮影画像データとを記憶部から読み出し、前記複数の変換画像を生成する変換画像生成部と、
   前記複数の変換画像を順次表示する表示部と、
   を備えたことを特徴とする表示装置。
7. 前記撮影を行う装置との間で情報の通信を行う通信部をさらに備え、
   該通信部は、前記撮影画像データと、前記操作情報を受信することを特徴とする請求項６に記載の表示装置。
8. 前記操作は、
   ズーミング、露出補正またはパンニングであることを特徴とする請求項６または７に記載の表示装置。
9. 撮影に関する操作のうち撮影を指示するレリーズ信号が入力される前に行われた操作の内容である操作情報であって該操作に基づいて変換を施した複数の変換画像を生成して順次表示する際に用いる操作情報と、前記レリーズ信号入力時に得られた撮影画像データとを記憶部から読み出し、前記複数の変換画像を生成する変換画像生成ステップと、
   前記複数の変換画像を順次表示する表示ステップと、
   を備えたことを特徴とする表示方法。
10. 前記変換画像は、前記レリーズ信号が入力される前に行われた操作の概要を視覚的に認識させる画像であることを特徴とする請求項９に記載の表示方法。
11. 前記撮影を行う装置との間で情報の通信を行う通信ステップをさらに備え、
    該通信ステップは、前記撮影画像データと、前記操作情報を受信することを特徴とする請求項９または１０に記載の表示方法。