JP5611997B2 - エレベータのドア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータのドア装置に関し、特に、乗りかごの着床時に乗りかごドアと乗場ドアとを係合させて、乗りかごドアの開閉駆動力を乗場ドアに伝達させるための係合装置を備えるエレベータのドア装置に関する。
建物のエレベータ乗場には、エレベータの乗りかごに乗降するための出入口が設けられており、この出入口には引き戸式の乗場ドアが設置されている。乗場ドアは、通常時は閉じられており、昇降路を昇降する乗りかごがエレベータ乗場に着床して停止した際、乗りかごのドアからの駆動力を受けて開閉する。また乗場ドアには、乗りかごドアが閉じたときには乗場ドアを施錠し、乗りかごドアが開き始めるときに乗場ドアを開錠するロック機構が備えられている。
また乗りかごドアには、乗場ドアの係合子と係合する係合部が設けられている。この係合部と上述した乗場ドアの係合子とにより、エレベータのドア装置の係合装置が構成される。乗りかごが乗場階に着床し停止したときに、乗りかごドアの係合部と乗場ドアの係合子とが係合し、乗りかごドアの駆動力を乗場ドアに伝達する。係合部は、ロック機構を作動させる機能を併せ持つ場合もある。ちなみに乗りかごドアに設けられた係合部は、平行な一対のリンク部材により支持されて、平行を保ったままその間隔幅を変化させるように開閉する垂直方向に延びる一対の係合刃を備えている。
一方、エレベータ据付時には、乗りかごドアが閉じた状態での係合刃間の寸法、その時の係合刃と係合子との間隔、乗りかごドアが開いた時の係合刃間の寸法がそれぞれ所定の値になるように調整される。係合装置が適切に組み立てられていない場合、例えば、乗りかごドアが開いた時の係合刃間の寸法が、乗場ドアの係合子の直径よりも狭く調整されている場合には、一対の係合刃の間隔を変化させる機構に含まれる係合刃ローラに、係合刃を閉じきろうとする強い力が加えられる。この力によって係合刃や係合子等、係合装置に含まれる部材に歪みが発生する。このような係合装置に作用する過大な力によって、リンク部材と係合刃の連結部に用いられる軸受けに曲げモーメントが作用し、軸受けが損傷する場合がある。このような事態が発生すると、ドアの円滑な開閉動作に支障をきたす。
特許文献1には、このような問題点を解決するためのエレベータのドア装置が開示されている。この装置の乗場ドアには、乗りかごドアの駆動力を乗場ドアに伝達するローラ状の第1の係合子と、ローラ状の第1の係合子に対して相対的に変位するロック機構を作動させるローラ状の第2の係合子が設けられている。乗りかごドアには、軸受けが配設された平行リンク部材を介して互いに接離する開閉方向に平行移動する第1および第2の係合刃を有し、一対の係合刃が互いに接近して閉じ合うことによりその両係合刃間で2つの係合子を挟みつけて第2の係合子をロック機構が解除される位置に保持し、また挟みつけを解除してロック機構を作動させる係合機構が設けられている。
この装置は、更に係合刃とリンク部材間またはリンク部材と乗りかごドア間に介装された支え部材を備え、この支え部材によって、平行リンク部材の連結部に介装されている軸受けに対して、曲げモーメントが作用しないようにしている。しかし特許文献1に開示されたドア装置の構成は複雑であり、摺動する支え部材が多く用いられるため耐久性が懸念される。
特開2010−137958号公報
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、係合装置が適切に組み立てられていない場合においてもドアに用いられる部材に損傷を与えることなく、円滑なドア開閉動作を可能とするエレベータのドア装置を提供することを目的とする。
本発明の1実施形態に係るエレベータのドア装置は、エレベータの乗場の出入口を開閉する乗場ドアパネルと、
前記乗場ドアパネルに対向して前記エレベータの乗りかごの出入口を開閉するように設けられた乗りかごドアパネルと、
前記エレベータの昇降路側に突出するように前記乗場ドアパネルのいずれかに設けられた第1の係合子と、
この第1の係合子が設けられた乗場ドアパネルに対向する乗りかごドアパネルに、昇降方向に対して互いに平行となるように設けられた第1の係合刃および第2の係合刃と、
前記第1の係合刃および前記第2の係合刃が設けられた乗りかごドアパネルに支持されて前記第1の係合刃と前記第2の係合刃とを互いに連結する、実質的に平行な一対のリンク部材と、
前記第1の係合刃および前記第2の係合刃のいずれかに固定されて前記係合刃の昇降方向の変位を案内する係合刃ローラと、
前記乗りかごドアパネル側に設けられ、前記乗りかごドアパネルの開閉に伴って前記係合刃ローラに係合して前記係合刃の昇降方向の位置を規定する係合刃ローラガイド部材と、
前記乗りかごドアパネルの上部パネルに固定され、前記係合刃ローラガイド部材を弾性的に支持し、前記係合子と前記係合刃との係合に伴って前記係合刃ローラに加わる荷重を吸収する荷重緩衝機構と、
前記乗りかごが前記エレベータ乗場に着床し停止したときに、前記乗りかごドアパネルと前記乗場ドアパネルを連動して開閉させる駆動機構と、
を備え、
前記係合刃ローラガイド部材は、その上面を前記係合刃ローラが転動するほぼ水平な転動面を備えた板状部材であり、前記係合刃ローラ側の端部は前記水平な転動面よりも斜め下方に延長されており、
前記荷重緩衝機構は、前記乗りかごドアパネルの上部パネルの上面に形成されたほぼ水平な支持面上に前記係合刃ローラガイド部材をコイルばねを介して支持することを特徴とする。
また、前記本発明のエレベータのドア装置においては、 前記エレベータのドア装置は、
前記第1の係合子が設けられた前記乗場ドアパネルに、前記第1の係合子を回動自在に取り付ける第1の取付け部材と、
前記乗場ドアパネルと前記第1の係合子の中間部で前記第1の取付け部材によって揺動自在に軸支され、一端に掛止部を有する掛止部材と、
この掛止部材に前記昇降路側に突出するように取り付けられた第2の取付け部材と、
この第2の取付け部材に回動自在に取り付けられた第2の係合子と、
前記乗場ドアパネルより上方にある乗場上部パネルに設けられ、前記乗りかごが前記エレベータ乗場に停止していないときに前記掛止部材の前記掛止部が掛止し、前記乗場ドアパネルを閉じた状態に保つ被掛止部と、を更に備え、
前記第1の係合子および前記第2の係合子は、ローラであり、
前記第2の係合子は、前記乗りかごが前記エレベータ乗場に停止したときに前記第1の係合刃および前記第2の係合刃の側板部の間隙が狭まり、前記第1の係合刃または前記第2の係合刃の側板部によって押されることによって前記第1の係合子に対して相対的に変位することにより前記掛止部材を揺動させ、前記掛止部材の前記掛止部と前記被掛止部との掛止状態を解除し、
前記荷重緩衝機構は、前記乗りかごドアパネルが開いた状態において、前記係合刃ローラが前記係合刃ローラガイド部材の傾斜端部からほぼ水平な転動面上に案内され、前記係合刃ローラガイド部材を介して前記コイルばねを昇降方向下方に所定量だけ圧縮することを特徴とする。
乗場ドアロック機構に含まれる部材を用いた係合装置を有するドア装置の実施形態が適用される乗りかごドアの一例を昇降路の外の乗場側から見た図である。 図1に示した乗りかごドアの一例の乗りかごドア側係合部を含む部分の拡大図である。 乗りかごドアに設けられる荷重緩衝機構を説明するための部分拡大図である。 図1に示した乗りかごドアの一例に対応する乗場ドアの一例を昇降路側から見た図である。 乗場ドアに設けられるロック機構の一例を説明するための図である。 本発明の実施形態において乗場ドア装置に乗りかごドア側係合部が係合した状態を表す図である。 本発明の実施形態における乗場ドアに設けられるロック機構の動作の一例を説明するための図である。 係合刃ローラの昇降方向の変位量と係合刃の間隙の関係を示す図である。 乗場ドアの開閉動作を説明するための図である。 乗場ドアロック機構に含まれる部材を用いない係合装置を有するドア装置の実施形態が適用される乗場ドアの一例を昇降路側から見た図である。 図9に示した乗場ドアの一例の係合子を含む部分の拡大図である。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。尚、それぞれの図において、同一の部分または対応する部分には同一の参照符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
先ず、エレベータの着床階の乗場ドアに設けられ、乗りかごが着床階に停止していない場合に乗場ドアを閉じた状態に保つ乗場ドアロック機構を備えた、エレベータドアの構成と動作の概要について図1ないし図8を参照しながら説明を行う。
図1は、乗りかごドアを乗場側から見た図である。図1には、いわゆる横開きの2枚戸両開き方式の乗りかごドアパネル102および104を示している。
乗りかごドアパネル102および104は、乗りかごが着床階に停止すると、乗りかごドアベルト106を介して、乗りかごに設けられた乗りかごドアモータ108の動力によって逆向きに連動して開く。乗りかごドアパネル102には、乗りかごドアパネル102の開閉運動を着床階に設けられた乗場ドアに伝える乗りかごドア側係合部110が設けられている。
図2(a)は、図1に示した乗りかごドアの一部を示す部分拡大図である。乗りか
ごドア側係合部110は、一対のリンク部材202および204を含む。リンク部材202および204は、乗りかごドアパネル102に固定されたプレート206に対して、その中央部分が、それぞれリンク部取り付け部材208および210によって揺動自在に取り付けられている。リンク部取り付け部材208および210は、これらの中心が昇降方向の直線上にあるように配置されている。
2つのリンク部材202および204は、それぞれ、乗りかごドアパネル102の開方向側、すなわち戸袋側の連結部212aおよび212bで、昇降方向に延びる戸袋側係合刃(第1の係合刃)216に連結され、また乗りかごドアパネル102の閉方向側、すなわち戸当たり側の連結部214aおよび214bで、それぞれ昇降方向に延びる戸当たり側係合刃(第2の係合刃)218に連結されている。リンク部材の連結部212a、212b、214a、214bには軸受け(図示せず)が設けられ、リンク部材202、204および第1の係合刃216、第2の係合刃218を含む乗りかご側係合装置を円滑に動作させる。第1の係合刃216および第2の係合刃218は、乗場側に突出し、乗りかごの昇降方向に平行に配設される。
また2つのリンク部材202および204は、図2(a)に示すように乗りかごドアパネル102に平行な平面にあって、第1の係合刃216および第2の係合刃218に対して斜めに配設される。図2(a)に示した形態においては、リンク部材202および204の図において右の端部が、左の端部より下側にある。リンク部材の連結部212a、212b、214bおよび214aの4点を結ぶと、平行四辺形となる。
第1の係合刃216および第2の係合刃218と、リンク部材202および204は、上述したように連結されているため、図2(a)に示した形態において、第1の係合刃216を押し上げる力が加わると、連結部212a、212bが上方に移動し、リンク部材202および204を介して、連結部214a、214bが下方に移動するため、第2の係合刃218は下方に移動する。この場合、第1の係合刃216、第2の係合刃218、リンク部材202、204が上述したように連結されているため、第1の係合刃216と第2の係合刃218の乗りかごドアパネル102の開閉方向の間隔が変化する。
前述したように、乗りかごドアパネル102は、乗りかごドアベルト106を介して、乗りかごに設けられた乗りかごドアモータ108の動力によって開閉する。乗りかごドアパネル102の上方に設けられた乗りかごドアの上部パネル220には乗りかごドアの開閉方向に平行にハンガーレール222が固定されている。乗りかごドアパネル102の上方には乗りかごドア吊り部材224a、224bが固定されており、これら乗りかごドア吊り部材224a、224bには、それぞれ乗りかごドアローラ226a、226bが設けられている。乗りかごドアローラ226a、226bはハンガーレール222上を転動する。
すなわち、乗りかごドアパネル102は、乗りかごドアローラ226a、226bおよび乗りかごドア吊り部材224a、224bを介して、ハンガーレール222に吊り下げられた状態で開閉する。乗りかごドアパネル104も、対応する乗りかごドアローラおよび乗りかごドア吊り部材を介して、同様にハンガーレール222に吊り下げられた状態で乗りかごドアパネル102に連動して開閉する。
第1の係合刃216の上部には、戸袋側に延在して腕木状の連係部材(ブラケット)228が固定されている。また乗りかごドアの上部パネル220には、乗りかごドアパネル102の開閉方向に、ほぼ平行に係合刃ローラガイド部材230が設けられている。連係部材228に支持された係合刃ローラ232は、そのローラ周面が係合刃ローラガイド部材230に接し、係合刃ローラガイド部材230に乗り上げて転動するように設けられている。したがって、係合刃ローラ232の昇降方向の位置は、係合刃ローラガイド部材230によって規定される。
図2(b)は、乗りかごドア側係合部110を上方から見たときの模式図である。第1の係合刃216と第2の係合刃218の対向する面216a、218aは、例えば、乗りかごドアパネル102に垂直であり、また、第1の係合刃216と第2の係合刃218は昇降方向(図2(b)に垂直な方向)に平行な部分を含む。従って、第1の係合刃216と第2の係合刃218は断面がL字状の金属板により形成されている。以下の説明においては第1の係合刃216のうち面216aを含む垂直部分、および第2の係合刃218のうち218aを含む垂直部分を、それぞれ側板部217および側板部219と呼ぶ。
図3は、係合刃ローラガイド部材230を拡大して示す図である。係合刃ローラガイド部材230は、係合刃ローラ232の転動面を形成する板状体からなり、その端部230aは前述したように下向きに曲げられている。係合刃ローラガイド部材230はバネによって構成される荷重緩衝機構234を介して、乗りかごドアの上部パネル220に弾性的に支持されている。荷重緩衝機構234は、たとえば係合刃ローラガイド部材230における係合刃ローラ232の転動路の側部に穿たれた貫通孔を挿通して乗りかごドアの上部パネル220に固定される案内軸、例えばボルト234aと、このボルト234aに遊嵌して係合刃ローラガイド部材230と上部パネル220との間に位置付けられる弾性体としてのコイルばね234bとからなる。このようなボルト234aとコイルばね234bとからなる荷重緩衝機構234は、係合刃ローラガイド部材230の延在方向に沿って複数設けられる。荷重緩衝機構234は、コイルバネ234bの変わりに、昇降路方向に伸縮する、空気バネ等の流体バネまたは適切な弾性を有する合成樹脂もしくはゴム等の弾性体を含む。弾性体は、乗りかごドアパネルが完全に閉じた状態において、自然長よりも昇降方向に所定量だけ圧縮されている。
図4は、図1に示した乗りかごドアに対応する乗場ドアの一例を昇降路側から見た図である。ここで、乗場ドアパネルの数は、乗りかごドアパネルの数と同一である。図3に示すそれぞれの乗場ドアパネル302および304は、乗りかごが乗場階に着床したときには、それぞれ図1に示した乗りかごドアパネル102および104に対向する。乗場ドアパネル302および304は、それぞれ、図1に示した乗りかごドアパネル102および104に連動して開閉するが、通常のエレベータシステムにおいては、着床階に乗りかごが停止していないときに、誤作動によって乗場ドアパネル302および304が開くと危険なため、乗場側には乗場ドアパネル302および304を開閉させるための動力装置は備えられていない。さらに、乗場ドアパネル302および304には、着床階に乗りかごが停止していないときに、乗場ドアパネル302および304が開くことを防止するロック機構306が備えられている。
このロック機構306は、乗場ドア側係合部を含む。乗場ドア側係合部は、図1、図2に示した乗りかごドア側係合部110が設けられた乗りかごドアパネル102に対向する乗場ドアパネル302に設けられる。乗りかごが着床階に到着し所定の位置に停止すると、乗場ドアパネル302に設けられた乗場ドア側係合部と、乗りかごドアパネル102に設けられた乗りかごドア側係合部110とが係合し、乗場ドアは乗りかごドアによって開閉する。図4に示すように乗場のドアの上方に設けられた乗場ドアの上部パネル308には、後述するように、乗場ドアパネル304を乗場ドアパネル302に連動して開閉させるロック機構306等が取り付けられている。
図5を参照しながら、乗場ドアに設けられるロック機構306についてさらに説明する。乗場ドアパネル302の昇降路側には、その先端部に爪状の掛止部404が形成された掛止部材(第1のインターロック部材)402が揺動自在に取り付けられている。乗場ドアパネル304の上方にある乗場上部パネル308の昇降路側には、凹状の被掛止部が形成された被掛止部材(第2のインターロック部材)406が固定されている。図5は、掛止部材402と被掛止部材406が掛止した状態を示している。すなわち、図5において、乗場ドアパネル302と304は、掛止部材402と被掛止部材406によって、施錠され、閉じた状態が保持されている。
掛止部材402と被掛止部材406は、掛止した状態において、乗場ドアパネル302と304の少なくとも一方に開方向の力が加えられても、乗場ドアパネル302と304が開かないような形状、強度で形成されている。図に示した乗場ドアの施錠状態は、その乗場ドアが設置された着床階に乗りかごが到着し、所定の位置に停止し、乗りかごドアが開き始めるまで維持され、安全性が確保される。
また、掛止部材402は、昇降路側に突出するように取り付けられた第1の取付け軸408によって軸支されている。第1の取付け軸408はベースプレート410に取り付けられ、ベースプレート410は、例えば2本の取付けネジ412aおよび412bによって乗場ドアの上方に設けられた乗場ドアの上部パネル308に固定されている。第1の取付け軸408の昇降路側の端部側には、軸受け(図示せず)を介して、第1のローラ414が回動自在に軸支されている。
また図に示すように掛止部材402には、インターロックされた状態において、第1の取付け軸408よりも若干乗場ドアパネル304側、すなわち戸当たり側に設けられた第2の取付け軸416が昇降路側に突き出すように設けられている。第2の取付け軸416の昇降路側の端部側には、軸受け(図示せず)を介して、第2のローラ418が回動自在に軸支されている。第1のローラ414の径と第2のローラ418の径は、通常、同一値に設計される。第1のローラ414および第2のローラ418は、ドアの係合装置においては、それぞれ第1の係合子および第2の係合子として機能する。
図6に乗場ドア装置に乗りかごドア側係合部110が係合した状態を示す。すなわち、乗場ドアパネル302、304が設けられた着床階に乗りかごが到着し、所定の位置に停止した状態における、乗場ドアパネル302に設けられたロック機構306と乗りかごドア側係合部110の係合状態を示す。
図6(a)は、係合状態を昇降路側から見た図である。尚、係合状態を明らかにするために、乗りかごドアの部材については、第1の係合刃216および第2の係合刃218等を含む乗りかごドア側係合部110以外は、図6(a)には示していない。乗場ドアパネル302、304が設けられた着床階に乗りかごが到着し、所定の位置に停止した状態においては、ロック機構306の第1のローラ414および第2のローラ418は、乗りかごドア側係合部110の第1の係合刃216および第2の係合刃218の間に位置する。このとき、ロック機構306の掛止部材402および被掛止部材406は掛止された状態にある。
図6(b)は、図6(a)のI−I’に沿った断面を上側から見た概略断面図である。図6(b)には、乗場ドアパネル302に対応する乗りかごドアパネル102を併せて示している。
次に、上述した実施形態で説明したエレベータのドア装置の動作を説明する。先ず、図7を参照して図6に示した実施形態におけるロック機構の動作を説明する。図7(a)は図6(a)に示したロック機構306を拡大した図であり、乗りかごドアの部材については、第1の係合刃216および第2の係合刃218等を含む乗りかごドア側係合部110以外は、図7には示していない。
乗りかごが昇降路内を上下方向に移動して所定の着床階に停止すると、前述したように、乗りかごドア側係合部110のロック機構306を構成する第1のローラ414および第2のローラ418は、乗りかごドア側係合部110の第1の係合刃216および第2の係合刃218の間に位置する。この状態においては、図7(a)に示すように、掛止部材の掛止部404は被掛止部材406の凹部に掛止しており、掛止部材402および被掛止部材406は掛止した状態にある。また、この状態においては第1の係合刃216と第2の係合刃218の乗りかごドアパネル102の開閉方向の間隙の値はA0である。
次に、乗りかごが着床階に停止すると、図1を用いて説明したように、乗りかごドアパネル102および104は、乗りかごドアベルト106を介して、乗りかごに設けられた乗りかごドアモータ108の動力によって逆向きに連動して開く。乗りかごドアパネル102には、乗りかごドアパネル102の開閉運動は乗りかごドア側係合部110を介して着床階に設けられた乗場ドアに伝えられる。図2を参照しながら説明したように、乗りかごドアパネル102が完全な閉状態から少し開方向に移動すると、第1の係合刃216が押し上げられ、第2の係合刃218が押し下げられる。
この状態においては、図7(b)に示されるように、第1の係合刃216と第2の係合刃218の間隙はA1(A1<A0)まで狭くなる。第1の係合刃216と第2の係合刃218の間隙が狭くなると、第2のローラ418が第2の係合刃218の側板部219によって図の右方(戸袋方向)に押され、掛止部材402は第1のローラ414の軸を中心として上方に揺動する。この結果、掛止部404は被掛止部材406との掛止状態が解かれる。すなわち、図7(b)は、掛止部材402と被掛止部材406による施錠が解除された状態を示す。尚、乗りかごドアが開いたときの第1の係合刃216と第2の係合刃218の間隙A1は、例えば、第1のローラ414および第2のローラ418の直径に略等しくなるように設計される。
この状態においては、図2および図3に示したように、係合刃ローラ232は第1の係合刃216とともに開閉方向に移動し、荷重緩衝機構234を介して乗りかごドアの上部パネル220に弾性的に支持された係合刃ローラガイド部材230の端部230aに接触する。係合刃ローラ232は、傾斜配置された係合刃ローラガイド部材230の端部230aに当接して案内される結果、係合刃ローラ232を介して第1の係合刃216の昇降方向の位置を変位させる。図7(b)に示す状態においては、図7(a)に示す状態と比較して、係合刃ローラ232(図示せず)および第1の係合刃216は、昇降方向の上方に変位している。この係合刃ローラガイド部材230に、第1の係合刃216からの過大な荷重が係合刃ローラ232を介して加わると、この荷重を受けて荷重緩衝機構234のコイルばね234bが圧縮され、係合刃ローラガイド部材230が下降する。この係合刃ローラガイド部材230の下降に伴って係合刃ローラ232が下降する。この結果、係合刃ローラ232の昇降方向の変位に伴って第1の係合刃216が開閉方向に変位し、係合刃ローラガイド部材230に加わった荷重が吸収される。そして第1の係合刃216と第2の係合刃218との間隔が拡げられて第1の係合刃216に加わった荷重が解消される。
前述したように、乗りかごドアが開いたときの第1の係合刃216と第2の係合刃218の間隙A1は、例えば、第1のローラ414および第2のローラ418の直径に略等しくなるように設計され、この値以下にはならないように設計される。しかし、エレベータの組み立て作業の際、この間隙A1が第1のローラ414または第2のローラ418の直径よりも小さくなるように、誤って組み立てられることもあり得る。このような場合、リンク部材の連結部212a、212b、214a、214bに用いられる軸受け等に過大なモーメントが作用することによって、係合装置が正常に動作せず、ドアの開閉動作に支障をきたす。このような事態の発生を、少なくとも低減させるため、荷重緩衝機構234には昇降路方向に伸縮する弾性体が設けられており、係合刃ローラガイド部材230(図示せず)の昇降方向の変位によって、第1の係合刃216の側板部217の面216aと、第2の係合刃218の側板部219の面218aとの間隙が、過度に小さくならないようにしている。
図8に、係合刃ローラ232の昇降方向の変位量と係合刃216、218の間隙の関係の一例を定性的に示す。乗りかごドアが完全に閉まった状態において係合刃216、218の間隙の値はA0であるが、乗りかごドアが開き始めると、係合刃216、218の間隙の値は直線的に小さくなり、通常は、係合刃216、218の間隙の値は最終的には直線702に示すようにA1まで小さくなる。しかし係合装置が誤って組み立てられている場合には、係合刃ローラ232の昇降方向の変位量がP2になると係合刃216、218の間隙が小さくなることを阻害する力が係合刃216、218に加わり、この力は係合刃ローラ232から係合刃ローラガイド部材230を介して荷重緩衝機構234に伝わる。
このような力が荷重緩衝機構234に加えられると、荷重緩衝機構234に備えられている弾性体が更に昇降方向に圧縮される。この結果、図中の704で示すように、係合刃ローラ232を介して係合刃ローラガイド部材230に加わる力が荷重緩衝機構234にて吸収され、係合刃ローラガイド部材230が昇降方向に変位して係合刃216、218の間隙を変化させない状態になり、係合刃216、218の間隙の値は、概ねA2に留まる。換言すると、係合刃216、218の間隙が小さくなりつつある際に、係合刃216、218に過大な力が作用すると、この力による係合刃216、218の間隙の値への影響を、荷重緩衝機構234の弾性体が吸収する。
前述したようにコイルばね234bは、乗りかごドアパネルが完全に閉じた状態において、自然長よりも昇降方向に所定量だけ圧縮されている。係合刃ローラ232の昇降方向の位置は係合刃ローラガイド部材230によって規定される。乗りかごドアパネルが完全に閉じた状態においては、係合装置は係合していないため、係合刃ローラガイド部材230の重量に基づく圧縮力以外の力はコイルばね234bに加わらない。このような圧縮力に応じた長さだけコイルばね234bを自然長よりも昇降方向に圧縮しておく。コイルばね234bを昇降方向に所定量だけ圧縮するためには、上部パネル220に対するボルト234aの取り付け深さを適切に設定することによって行うことができる。このようにコイルばね234bを昇降方向に所定量だけ圧縮しておけば、係合装置が適切に組み立てられている場合には、乗りかごドアパネルが開閉する際にコイルばね234bに付加的な力が加わらないため、コイルばね234bを昇降方向の長さは変化せず、係合刃ローラ232の昇降方向の変位が、そのまま係合刃に伝達される。
次に、図9および図1を参照しながら、乗場ドアパネル302および304をそれぞれ含む乗場ドアの開閉動作を説明する。尚、図9においても乗りかごドアについては、第1の係合刃216および第2の係合刃218等を含む乗りかごドア側係合部110以外は省略している。図1に示すように、乗りかごドアパネル102および104をそれぞれ含む乗りかごドアは、乗りかごに設けられた乗りかごドアモータ108の動力によって、連動して開閉する。係合刃216および係合刃218を含む乗りかごドア側係合部110は乗りかごドアパネル102に取り付けられているため、乗りかごドアパネル102を含む乗りかごドアは、係合刃216および係合刃218とともに開閉方向に移動する。
次に、図9(a)は乗場ドアパネル302に固定されたロック機構306を構成する掛止部材402と被掛止部材406とのロック状態が解除されているが、乗場ドアパネル302および304をそれぞれ含む乗場ドアは未だ閉じている状態を示す。乗場側には乗場ドアを開閉させる動力源は備えられていないため、何らかの外力が加わらないと乗場ドアは閉じたままの状態を保つ。
乗りかごに設けられた乗りかごドアモータ108の動力によって乗りかごドアが開く方向、すなわち戸袋側の方向に移動するとき、乗りかごドアパネル102に取り付けられている係合刃216および218も乗りかごドアパネル102とともに乗りかごドアパネル102を含む乗りかごドアの開方向に移動する。第1の係合刃216および第2の係合刃218は、乗場ドア302に取り付けられている第1のローラ414および第2のローラ418に係合しているため、第1のローラ414および第2のローラ418、およびこれらのローラが取り付けられている乗場ドア302は、乗りかごドアパネル102を含む乗りかごドアとともに乗場ドア302の開方向に移動する。
乗場ドア304は、乗場ドア302に連動して開閉するため、乗場ドア304の開方向に移動する。このような動作によって乗場ドア302、304が開いた状態を図9(b)に示す。以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、乗りかごドアパネル102の戸当たり側に取り付けられている第2の係合刃218が乗場ドア302に取り付けられている第1のローラ414および第2のローラ418を戸袋側に押すことによって、乗場ドアが開く。すなわち、第2の係合刃218は、乗場ドアを開く方向に移動させるドア開放用係合刃の機能を有する。
乗場ドアを開いた状態から閉じた状態にするときには、乗場ドアに取り付けられている第1のローラ414および第2のローラ418を、乗りかごドアに取り付けられている第1の係合刃216によって、ドアの閉方向、すなわち戸当たり側に押すことによって行う。
すなわち、第1のローラ414および第2のローラ418は、ロック機構306を構成する要素であるとともに、それぞれ、係合装置の乗場ドア側係合部において第1の係合子および第2の係合子として機能する構成要素であるでもある。
以上述べた実施形態によれば、簡潔な構成で、係合装置が適切に組み立てられていない場合においてもドアに用いられる部材に損傷を与えることなく、円滑なドア開閉動作を可能とするエレベータのドア装置が提供される。
本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で開示した構成要素を変形して具体化できる。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。
図10および図11は、上記の実施形態に示した乗場ドアロック機構に対する変形例を示す図である。なお、これらの図においては、図1および図2に示した構成と同一の構成部分には同一の符号を付し、詳細な説明は割愛する。
図10に示す乗場ドアパネル302および304は、乗りかごが乗場階に着床したときには、それぞれ、図1に示した乗りかごドアパネル102および104に対向する。乗場ドアパネル302および304は、それぞれ図1に示した乗りかごドアパネル102および104に連動して開閉する。乗りかごドアパネル102には、前述したように、乗りかごドア側係合部110が設けられている。
乗りかごドアパネル102に対向する乗場ドアパネル302には、昇降路側に突出するように乗場ドア側係合部である係合子902が設けられている。た乗りかごが着床階に到着し所定の位置に停止すると、乗場ドアパネル302に設けられた係合子902と、乗りかごドアパネル102に設けられた乗りかごドア側係合部110が係合し、乗場ドアは乗りかごドアによって開閉する。図10には、乗場ドアパネル304を乗場ドアパネル302に連動して開閉させる部材等が取り付けられ、乗場のドアの上方に設けられた乗場ドアの上部パネル308も示している。
図11は、図10に示した乗場ドア302の乗場ドア側係合部である係合子902部分の拡大図を示す。図11(a)は、乗場ドア302を昇降路側から見た図である。図11(b)は、係合子902が乗りかごドア側係合部110に係合している状態において乗場ドア302を上方から見た図である。乗場ドアパネル302の昇降路側には、係合子902が昇降路側に突出するように設けられている。
係合子902は、係合子取り付け軸1004の一端側に取り付けられている。また係合子取り付け軸1004の他端は、ベースプレート1006に固定され、ベースプレート1006は、例えば、取付けネジによって乗場ドアの上方に設けられた乗場ドアの上部パネル308または乗場ドアパネル302に固定される。なお、係合子取り付け軸1004の他端は、直接乗場ドアの上部パネル308または乗場ドアパネル302に固定される。さらに、係合子902は、直接乗場ドアの上部パネル308または乗場ドアパネル302に固定されてもよい。また、係合子902は、ローラである必要はなく、乗りかごに設けられた係合刃216、218との係合に適合する任意の形状とすることができる。したがって、係合子902の外形を、例えば、四角柱状にすることもできる。そして係合子902の材質は、乗りかごに設けられた係合刃216、218との係合に適合する任意の材質とすることができる。係合子902のドア開閉方向(図における横方向)の寸法は、乗りかごドア側係合部110に備えられた第1の係合刃216と第2の係合刃218との間隙に適合する値とする。すなわち、係合子902のドア開閉方向(図における横方向)の寸法は、乗りかごが走行中における第1の係合刃216と第2の係合刃218との間隙より小さく、乗りかごが階床に着床し停止して乗りかごドアが開き始めたときに第1の係合刃216および第2の係合刃218の少なくとも一方に接触する値に設定する。また、係合子902のドア開閉方向における位置は、乗りかごドア側係合部110に備えられた第1の係合刃216と第2の係合刃218との間隙に係合子902が入り得るようにするため、第1の係合刃216と第2の係合刃218の中間に相当する位置とする。
乗りかごが乗場のある階床に着床し、所定の位置で停止し、乗りかごドア102が開方向(図11(b)における右方向)に移動するときには、乗りかごに設けられた係合刃216、218は乗りかごドア102とともに開方向に移動する。通常、係合刃216、218と係合子902は係合しており、係合子902は乗りかごドア102に連動して開方向に移動する。係合子902は乗場ドア302に取り付けられているため、乗場ドア302も乗りかごドア102に連動して開方向に移動する。
ドアが開くとき係合子902を開方向に押すのは第2の係合刃218である。乗りかごドア102が閉方向(図11(b)における左方向)に移動するときには、第1の係合刃216が係合子902を閉方向に押すことによって、乗場ドア302が乗りかごドア102に連動して閉方向に移動する。前述したように、乗りかごドア104は乗りかごドア102に連動して開閉し、乗場ドア102は乗場ドア302に連動して開閉する。尚、係合子902を複数設けてもよいが、その場合には、係合子902のドア開閉方向の側面が昇降方向で一致するようにする。
以上述べた実施形態によっても、簡潔な構成で、係合装置が適切に組み立てられていない場合においてもドアに用いられる部材に損傷を与えることなく、円滑なドア開閉動作を可能とするエレベータのドア装置が提供される。
また、図2(a)に示した実施形態においては、係合刃ローラ232を第1の係合刃216の戸袋側に固定しているが、第2の係合刃218の戸当たり側に固定した形態も実施可能である。この場合には、リンク部材202、204を図2(a)に示したように左上がりに配設せずに、右上がりに配設する。また、図2(a)に示した実施形態においては、係合刃ローラ232の下側に係合刃ローラガイド部材230を配設しているが、係合刃ローラガイド部材230の上側に係合刃ローラ232を配設した形態も実施可能である。この場合にも、リンク部材202、204を右上がりに配設する。
さらに、図2(a)に示した実施形態においては、係合刃ローラガイド部材230の端部230aは下向きに曲げられているが、端部230aを上向きに曲げた形態も実施可能である。この場合には、リンク部材202、204を図2(a)に示したように左上がりに配設せずに、右上がりに配設する。また、図2(a)に示した実施形態においては、係合刃ローラ232が係合刃ローラガイド部材230の上を接触しつつ転動するが、前述したように係合刃ローラ232が係合刃ローラガイド部材230の下を接触しつつ転動する形態も実施可能である。第1の係合刃216と第2の係合刃218の乗りかごドアパネル102の開閉方向の間隔が変化する作用は、後ほど述べる、乗場ドアのインターロックの動作に関連付けることができる。
102、104…乗りかごドアパネル、
106…乗りかごドアベルト、
108…乗りかごドアモータ、
110…乗りかごドア側係合部、
202、204…リンク部材、
206…プレート、
208、210…リンク部取り付け部材、
212a、212b、214a、214b…リンク部材の連結部、
216…第1の係合刃、
217…第1の係合刃の側板部、
218、218’…第2の係合刃、
219、219’…第2の係合刃の側板部、
220…乗りかごドアの上部パネル、
222…ハンガーレール、
224a、224b…乗りかごドア吊り部材、
226a、226b…乗りかごドアローラ、
228…連係部材、
230…係合刃ローラガイド部材、
230a、230b…係合刃ローラガイド部材の端部、
232…係合刃ローラ、
234…荷重緩衝機構、
302、304…乗場ドアパネル、
306…ロック機構
308…乗場ドアの上部パネル、
402…掛止部材(第1のインターロック部材)、
404…掛止部材の掛止部、
406…被掛止部材(第2のインターロック部材)、
408、416…ローラ取付け軸、
410…ベースプレート、
412a、412b…ベースプレート取付けネジ、
414、414’、418、418’…ローラ、
902…係合子。

Claims (3)

  1. エレベータの乗場の出入口を開閉する乗場ドアパネルと、
    前記乗場ドアパネルに対向して前記エレベータの乗りかごの出入口を開閉するように設けられた乗りかごドアパネルと、
    前記エレベータの昇降路側に突出するように前記乗場ドアパネルのいずれかに設けられた第1の係合子と、
    この第1の係合子が設けられた乗場ドアパネルに対向する乗りかごドアパネルに、昇降方向に対して互いに平行となるように設けられた第1の係合刃および第2の係合刃と、
    前記第1の係合刃および前記第2の係合刃が設けられた乗りかごドアパネルに支持されて前記第1の係合刃と前記第2の係合刃とを互いに連結する、実質的に平行な一対のリンク部材と、
    前記第1の係合刃および前記第2の係合刃のいずれかに固定されて前記係合刃の昇降方向の変位を案内する係合刃ローラと、
    前記乗りかごドアパネル側に設けられ、前記乗りかごドアパネルの開閉に伴って前記係合刃ローラに係合して前記係合刃の昇降方向の位置を規定する係合刃ローラガイド部材と、
    前記乗りかごドアパネルの上部パネルに固定され、前記係合刃ローラガイド部材を弾性的に支持し、前記係合子と前記係合刃との係合に伴って前記係合刃ローラに加わる荷重を吸収する荷重緩衝機構と、
    前記乗りかごが前記エレベータ乗場に着床し停止したときに、前記乗りかごドアパネルと前記乗場ドアパネルを連動して開閉させる駆動機構と、
    を備え、
    前記係合刃ローラガイド部材は、その上面を前記係合刃ローラが転動するほぼ水平な転動面を備えた板状部材であり、前記係合刃ローラ側の端部は前記水平な転動面よりも斜め下方に延長されており、
    前記荷重緩衝機構は、前記乗りかごドアパネルの上部パネルの上面に形成されたほぼ水平な支持面上に前記係合刃ローラガイド部材をコイルばねを介して支持することを特徴とするエレベータのドア装置。
  2. 前記エレベータのドア装置は、
    前記第1の係合子が設けられた前記乗場ドアパネルに、前記第1の係合子を回動自在に取り付ける第1の取付け部材と、
    前記乗場ドアパネルと前記第1の係合子の中間部で前記第1の取付け部材によって揺動自在に軸支され、一端に掛止部を有する掛止部材と、
    この掛止部材に前記昇降路側に突出するように取り付けられた第2の取付け部材と、
    この第2の取付け部材に回動自在に取り付けられた第2の係合子と、
    前記乗場ドアパネルより上方にある乗場上部パネルに設けられ、前記乗りかごが前記エレベータ乗場に停止していないときに前記掛止部材の前記掛止部が掛止し、前記乗場ドアパネルを閉じた状態に保つ被掛止部と、を更に備え、
    前記第1の係合子および前記第2の係合子は、ローラであり、
    前記第2の係合子は、前記乗りかごが前記エレベータ乗場に停止したときに前記第1の係合刃および前記第2の係合刃の側板部の間隙が狭まり、前記第1の係合刃または前記第2の係合刃の側板部によって押されることによって前記第1の係合子に対して相対的に変位することにより前記掛止部材を揺動させ、前記掛止部材の前記掛止部と前記被掛止部との掛止状態を解除し、
    前記荷重緩衝機構は、前記乗りかごドアパネルが開いた状態において、前記係合刃ローラが前記係合刃ローラガイド部材の傾斜端部からほぼ水平な転動面上に案内され、前記係合刃ローラガイド部材を介して前記コイルばねを昇降方向下方に所定量だけ圧縮することを特徴とする請求項1に記載のエレベータのドア装置。
  3. 前記係合刃ローラガイド部材は前記荷重緩衝機構の水平支持面に、前記コイルばねを介してボルトで固定されていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータのドア装置。
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