JP5610935B2 - 集光レンズ - Google Patents

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本発明は、液晶ディスプレイのバックライト等に設けられる集光レンズに関する。
近年、運転者が運転に際して求める情報の増加や多角化に伴って、特に、緊急度の高い情報などを車両のウインドシールド上に虚像表示させ、それを透して視認させる車両の前景と重畳視認させる、ヘッドアップディスプレイ(HUD)装置が自動車、列車等の車両に搭載されている。
このようなヘッドアップディスプレイ装置としては、バックライトからの光を液晶パネルへ投射し、液晶パネルに表示された画像を自動車のフロントガラスの表示領域に照射し反射させて、自動車の運転者に画像の虚像を視認させるものがある。バックライトは、支持部材の凹部に一部を収容して保持させた集光レンズによって、光源からの光を拡散板へ集光させる構造を有している(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−39386号公報
ところで、上記のような液晶ディスプレイのバックライトに設けられる集光レンズとしては、LED等の光源からの光を効率良く集光することが要求されている。そのためには、集光レンズを正確に位置決めして支持する必要があるが、上記のように集光レンズを支持部材に嵌め込んで収容して保持すると、支持部材が光源からの光を液晶ディスプレイへ導く光路である使用光路の一部を遮ってしまい、使用光路の範囲が狭くなる。すると、集光レンズによる集光効率が下がり、表示画像の輝度低下を招いてしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、良好な集光効率を維持しつつ所定の位置へ正確に位置決めして支持することが可能な集光レンズを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る集光レンズは、下記(1)または(2)を特徴としている。
(1) 光源からの光を集光するレンズ部に支持用のフランジ部が設けられた集光レンズであって、
前記レンズ部は、前記光源からの光を所定方向の使用光路範囲へ導く曲面を有する集光部と、円柱状部分からなる非集光部とを有し、
前記非集光部の高さ寸法より小さい厚さの寸法を有する前記フランジ部が、前記集光部寄りの前記非集光部の周囲全体に一体成形され
入光面から入射して前記非集光部の内周面で反射した光が前記入光面の側に導かれ、前記入光面から前記フランジ部に入射した光が前記フランジ部の上面から外部に出射されること。
(2) 上記(1)の構成の集光レンズにおいて、前記レンズ部は、前記光源からの光が入光する平面状の入光面が、前記フランジ部よりも前記光源側へ突出されていること。
上記(1)の構成の集光レンズでは、レンズ部を位置決めして支持するためのフランジ部が、光源からの光を使用光路範囲へ導く集光部以外の部分である非集光部の周囲に一体成形したので、集光部への光源からの光がフランジ部によって遮られるようなことがない。これにより、光源からの光をレンズ部によって極めて効率良く、高輝度で使用光路範囲へ集光させることができる。
上記(2)の構成の集光レンズでは、レンズ部の平面状の入光面がフランジ部よりも光源側へ突出されているので、研磨加工が必要な入光面だけを容易に研磨装置で研磨することができ、加工費を抑えることができる。
本発明によれば、良好な集光効率を維持しつつ所定の位置へ正確に位置決めして支持することが可能な集光レンズを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
第1実施形態に係る集光レンズを備えた画像形成装置の概略側面図である。 第1実施形態に係る集光レンズの斜視図である。 第1実施形態に係る集光レンズのレンズ部を説明する斜視図である。 第1実施形態に係る集光レンズのレンズ部における光路を説明する断面図である。 第1実施形態に係る集光レンズの光路を説明する断面図である。 第2実施形態に係る集光レンズの斜視図である。 第2実施形態に係る集光レンズのレンズ部を説明する斜視図である。 複数のレンズ部を備えた集光レンズにおける面光源を説明する概略平面図である。 第2実施形態に係る集光レンズにおける面光源を説明する概略平面図である。 第3実施形態に係る集光レンズの光路を説明する断面図である。 第3実施形態に係る集光レンズの一部の拡大断面図である。 第4実施形態に係る集光レンズを説明する断面図である。 第5実施形態に係る集光レンズの光路を説明する断面図である。 第6実施形態に係る集光レンズを説明する断面図である。 第6実施形態に係る集光レンズの光源側の平面図である。 第6実施形態に係る集光レンズの光源側の平面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る集光レンズについて説明する。
図1は第1実施形態に係る集光レンズを備えた画像形成装置の概略側面図、図2は第1実施形態に係る集光レンズの斜視図、図3は第1実施形態に係る集光レンズのレンズ部を説明する斜視図、図4は第1実施形態に係る集光レンズのレンズ部における光路を説明する断面図、図5は第1実施形態に係る集光レンズの光路を説明する断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る集光レンズ11Aは、車両に設置されるヘッドアップディスプレイ(HUD)装置を構成する画像形成装置12のバックライト13に設けられている。
バックライト13は、光源14を備えており、この光源14は、集光レンズ11Aへ向かって光を照射する。集光レンズ11Aへ照射された光は、集光レンズ11Aによって集光され、光源14と反対側へ導かれる。
光源14は、発光ダイオード(LED)からなるもので、伝熱性に優れたアルミニウム等の基板15に実装されている。この光源14が実装された基板15は、伝熱シート16を介して、複数のフィン17aを有するアルミニウム等から形成されたヒートシンク17に固定されており、これにより、光源14で発生した熱は、基板15に伝達されて放熱されるとともに、ヒートシンク17に伝達されて放熱される。
上記構成のバックライト13における集光レンズ11Aの光源14と反対側には、拡散板18及び液晶ディスプレイ(LCD)19が順に設けられている。
集光レンズ11Aから照射された光は、拡散板18によって拡散され、輝度ムラが抑制されて視角特性が良好にされた面光源として液晶ディスプレイ19へ導かれる。
液晶ディスプレイ19は、車両のウインドシールドに表示する画像等の表示情報からなる虚像を形成するディスプレイであり、拡散板18を介して液晶ディスプレイ19へ照射された光は、液晶ディスプレイ19によって表示光としてウインドシールドの投射エリアへ導かれる。なお、表示情報は、例えば、画像データ、誘導データ、指標データ等の任意のデータを有している。
図2に示すように、集光レンズ11Aは、光源14からの光を採光して屈折することにより集光するレンズ部20を有しており、このレンズ部20によって、ある程度広がって照射される光源14の光が、画像形成装置12側へ面光源として導かれる。
集光レンズ11Aは、例えば、ガラスまたは樹脂などの高屈折率材料で形成されたもので、レンズ部20には、フランジ部21が一体に成形されて設けられている。
集光レンズ11Aの光源14側の面は、平面状に形成された入光面22とされており、光源14からの光が入光面22からレンズ部20内へ導かれる。
レンズ部20に設けられたフランジ部21には、取付孔21aが形成されており、これらの取付孔21aへ固定ボルト(図示略)を挿通し、ヘッドアップディスプレイ装置のフレーム等へ固定して支持することができるようになっている。
レンズ部20には、半球面からなる曲面を有するレンズ面23aを備えた半球状の集光部23が成形されており、この半球状の集光部23以外は、非集光部24とされている。そして、レンズ部20の非集光部24の周囲に、フランジ部21が一体成形されている。
レンズ部20は、光源14側の入光面22と集光部23のレンズ面23aが研磨加工されて光を採光及び屈折させるために磨き面とされている。
ここで、集光レンズ11Aのレンズ部20は、集光部23に達する光だけが、必要光L1として、この集光部23の半球面からなる曲面状に形成されたレンズ面23aから出射され、拡散板18へ向かって導かれる。そして、集光部23のレンズ面23aからの出射光の範囲が、使用光路範囲Aとされている。
したがって、集光部23に達しない光源14からの光は、不要光であるので、使用光路範囲Aへ導かれないようにする必要がある。
例えば、図3及び図4に示すように、レンズ部20の非集光部24の周囲にフランジ部21を成形せずに、非集光部24を円柱状に形成した場合、集光部23に達しない光源14からの不要光L2の一部は、この非集光部24の内周面で反射して集光部23の内面で複数回全反射し、使用光路範囲A以外の上方へ出射することなく、次第に輝度が弱められて入光面22側へ導かれる。したがって、集光部23に達しない不要光L2が画像表示に影響することはない。なお、非集光部24の内周面で反射した不要光L2を集光部23の内面で全反射させるには、光源14からの光の出射角度、光源14の光強度等に基づいて、レンズ20の入光面22と光源14との距離等を設定する必要がある。
これに対して、非集光部24の周囲にフランジ部21を成形すると、図5に示すように、非集光部24を円柱状に形成した場合と異なり、集光部23に達しない光源14からの不要光L2の一部は、非集光部24からフランジ部21内へ導かれる。
しかし、フランジ部21内に導かれた不要光L2は、使用光路範囲A以外の上方へ出射することなく、フランジ部21の上面から外部へ出射される。したがって、フランジ部21内に導かれた不要光L2が画像表示に影響することはない。
そして、上記の集光レンズ11Aを画像形成装置12のバックライト13に用いれば、集光レンズ11Aのフランジ部21をフレーム等へ固定することにより、レンズ部20を正確に位置決めして支持することができ、よって、点光源であるLEDからなる光源14からの光を使用光路範囲Aへ集光させて拡散板18を介して液晶ディスプレイ19へ導くことができる。
また、レンズ部20を位置決めして支持するためのフランジ部21を、光源14からの光を使用光路範囲Aへ導く集光部23以外の部分である非集光部24の周囲に一体成形したので、集光部23への光源14からの必要光L1をフランジ部21によって遮るようなことはない。つまり、極めて高い集光効率を得ることができ、表示画像を高い輝度で表示させることができる。
次に、他の実施形態に係る集光レンズを説明する。
なお、上記の第1実施形態に係る集光レンズ11Aと同一構造部分は同一符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図6は第2実施形態に係る集光レンズの斜視図、図7は第2実施形態に係る集光レンズのレンズ部を説明する斜視図、図8は複数のレンズ部を備えた集光レンズにおける面光源を説明する概略平面図、図9は第2実施形態に係る集光レンズにおける面光源を説明する概略平面図である。
図6に示すように、集光レンズ11Bは、複数(本例では2つ)のレンズ部20を備えている。
図7にも示すように、これらのレンズ部20は、その一部が平面方向へ重ね合わされて一体に成形されている。
そして、このように、重ね合わされて一体化された複数のレンズ部20の非集光部24の周囲に、フランジ部21が一体に成形されている。
ここで、図8に示すように、レンズ部20を平面方向へ重ね合わせないように一体化させたとすると、画像形成装置12側で必要な面光源領域Bに対して、レンズ部20同士の間で、輝度が低くなる低輝度領域Cが生じてしまう。
これに対して、前述したように、レンズ部20の一部を平面方向へ重ね合わせて一体化すると、図9に示すように、画像形成装置12側で必要な面光源領域Bにおいて低輝度領域Cが生じるような不具合をなくすことができる。
そして、このように、複数のレンズ部20を備えた集光レンズ11Bの場合も、レンズ部20を位置決めして支持するためのフランジ部21を、光源14からの必要光L1を使用光路範囲Aへ導く集光部23以外の部分である非集光部24の周囲に一体成形したので、集光部23への光源14からの必要光L1をフランジ部21によって遮るようなことなく、表示画像を高い輝度で表示させることができる。
特に、集光レンズ11Bは、複数のレンズ部20を備え、これらのレンズ部20の一部が平面方向へ重ね合わされて一体化されているので、平面方向に小型化することができる。したがって、光源14を詰めて配置させ、バックライト13の全体の小型化を図ることができ、また、光源14の個数の削減も可能である。
(第3実施形態)
図10は第3実施形態に係る集光レンズの光路を説明する断面図、図11は第3実施形態に係る集光レンズの一部の拡大断面図である。
図10に示すように、集光レンズ11Cは、非集光部24の高さ寸法よりも小さい厚さ寸法のフランジ部21が一体成形されたものである。
フランジ部21は、光源14側の面がレンズ部20の入光面22と同一平面となるように成形されている。
そして、集光レンズ11Cでは、フランジ部21の厚さ寸法が非集光部24の高さ寸法よりも小さいことより、非集光部24は、集光部23側が円柱状に形成されている。
したがって、集光レンズ11Cでは、集光部23に達しない光源14からの不要光L2の一部は、フランジ部21へ入射するとともに、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射する。
フランジ部21へ入射した不要光L2は、使用光路範囲A以外の上方へ出射することなく、フランジ部21の上面から外部へ出射される。また、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射した不要光L2は、集光部23の内面で複数回全反射し、使用光路範囲A以外の上方へ出射することなく、次第に輝度が弱められて入光面22側へ導かれる。
つまり、集光レンズ11Cでは、フランジ部21へ入射する不要光L2だけでなく、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射する不要光L2も画像表示に影響することはない。
また、図11に示すように、レンズ部20の非集光部24の円柱状部分24aは、フランジ部21側から集光部23側へ向かって緩やかに窄まるように断面視で傾斜角αの抜き勾配が設けられている。
これにより、集光レンズ11Cを金型で成形する際に、金型からの脱型の容易化が図られている。
なお、非集光部24の円柱状部分24aの傾斜角αは、光源14からの不要光L2を円柱状部分24aの内周面で全反射させるために入射光の角度θが臨界角以上となるように制限するか、または、光源14からの不要光L2を外部へ出射させて使用光路範囲A以外の上方へ導くように設定する必要がある。
そして、このように、非集光部24の高さ寸法よりも厚さ寸法が小さいフランジ部21を一体成形させた集光レンズ11Cの場合も、レンズ部20を位置決めして支持するためのフランジ部21を、光源14からの必要光L1を使用光路範囲Aへ導く集光部23以外の部分である非集光部24の周囲に一体成形したので、集光部23への光源14からの必要光L1をフランジ部21によって遮るようなことなく、表示画像を高い輝度で表示させることができる。
(第4実施形態)
図12は第4実施形態に係る集光レンズを説明する断面図である。
図12に示すように、集光レンズ11Dは、複数(本例では2つ)のレンズ部20を備えており、これらのレンズ部20の一部が平面方向へ重ね合わされて一体に成形されている。
集光レンズ11Dも、第3実施形態に係る集光レンズ11Cと同様に、非集光部24の高さ寸法よりも小さい厚さ寸法のフランジ部21が一体成形されて非集光部24に円柱状部分24aが形成され、また、フランジ部21の光源14側の面がレンズ部20の入光面22と同一平面となるように成形されている。
したがって、集光レンズ11Dの場合も、集光部23に達しない光源14からの不要光L2の一部は、フランジ部21へ入射するとともに、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射する。フランジ部21へ入射した光は、使用光路範囲A以外の上方へ出射することなく、フランジ部21の上面から外部へ出射される。また、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射した不要光L2は、集光部23の内面で複数回全反射し、使用光路範囲A以外の上方へ出射することなく、次第に輝度が弱められて入光面22側へ導かれる。つまり、フランジ部21へ入射する不要光L2だけでなく、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射する不要光L2も画像表示に影響することはない。
そして、集光レンズ11Dの場合も、レンズ部20を位置決めして支持するためのフランジ部21を、光源14からの必要光L1を使用光路範囲Aへ導く集光部23以外の部分である非集光部24の周囲に一体成形したので、集光部23への光源14からの光をフランジ部21によって遮るようなことなく、表示画像を高い輝度で表示させることができる。
また、集光レンズ11Dも、複数のレンズ部20を備え、これらのレンズ部20の一部が平面方向へ重ね合わされて一体化されているので、平面方向に小型化することができる。したがって、光源14を詰めて配置させ、バックライト13の全体の小型化を図ることができ、また、光源14の個数の削減も可能である。
(第5実施形態)
図13は第5実施形態に係る集光レンズの光路を説明する断面図である。
図13に示すように、集光レンズ11Eも、第3実施形態に係る集光レンズ11Cと同様に、非集光部24の高さ寸法よりも小さい厚さ寸法のフランジ部21が一体成形されて非集光部24に円柱状部分24aが形成されている。
集光レンズ11Eでは、フランジ部21が、非集光部24における集光部23側に成形されており、これにより、レンズ部20の入光面22がフランジ部21よりも光源14側へ突出されている。
そして、集光レンズ11Eの場合も、集光部23に達しない光源14からの不要光L2の一部は、フランジ部21へ入射するとともに、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射する。フランジ部21へ入射した不要光L2は、使用光路範囲A以外の上方へ出射することなく、フランジ部21の上面から外部へ出射される。また、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射した不要光L2は、集光部23の内面で複数回全反射し、使用光路範囲A以外の上方へ出射することなく、次第に輝度が弱められて入光面22側へ導かれる。つまり、フランジ部21へ入射する不要光L2だけでなく、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射する不要光L2も画像表示に影響することはない。
また、集光レンズ11Eの場合も、レンズ部20を位置決めして支持するためのフランジ部21を、光源14からの必要光L1を使用光路範囲Aへ導く集光部23以外の部分である非集光部24の周囲に一体成形したので、集光部23への光源14からの光をフランジ部21によって遮るようなことなく、表示画像を高い輝度で表示させることができる。
前述したように、レンズ部22は、その集光部23のレンズ面23aだけでなく、入光面22も、光の良好な採光及び屈折のために、研磨装置を用いて研磨加工することによって磨く必要がある。
このため、フランジ部21の光源14側の面が入光面22と同一平面であると、入光面22だけでなく、研磨が不要なフランジ部21の光源14側の面にも研磨装置による研磨加工が行われることとなり、加工費が嵩んでしまう。
しかし、上記の集光レンズ11Eでは、フランジ部21が、非集光部24における集光部23側に成形されてレンズ部20の入光面22がフランジ部21よりも光源14側へ突出されているので、研磨加工が必要な入光面22だけを研磨装置で研磨することができ、加工の無駄を省いて加工費を抑えることができる。
(第6実施形態)
図14は第6実施形態に係る集光レンズを説明する断面図、図15は第6実施形態に係る集光レンズの光源側の平面図、図16は第6実施形態に係る集光レンズの光源側の平面図である。
図14に示すように、集光レンズ11Fは、複数(本例では2つ)のレンズ部20を備えており、これらのレンズ部20の一部が平面方向へ重ね合わされて一体に成形されている。
集光レンズ11Fも、第5実施形態に係る集光レンズ11Eと同様に、非集光部24の高さ寸法よりも小さい厚さ寸法のフランジ部21が一体成形されて非集光部24に円柱状部分24aが形成され、さらに、フランジ部21が、非集光部24における集光部23側に成形されてレンズ部20の入光面22がフランジ部21よりも光源14側へ突出されている。
そして、集光レンズ11Fの場合も、集光部23に達しない光源14からの不要光L2の一部は、フランジ部21へ入射するとともに、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射する。フランジ部21へ入射した不要光L2は、使用光路範囲A以外の上方へ出射することなく、フランジ部21の上面から外部へ出射される。また、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射した不要光L2は、集光部23の内面で複数回全反射し、使用光路範囲A以外の上方へ出射することなく、次第に輝度が弱められて入光面22側へ導かれる。つまり、フランジ部21へ入射する不要光L2だけでなく、非集光部24の円柱状部分24aの内周面で反射する不要光L2も画像表示に影響することはない。
また、集光レンズ11Fの場合も、レンズ部20を位置決めして支持するためのフランジ部21を、光源14からの必要光L1を使用光路範囲Aへ導く集光部23以外の部分である非集光部24の周囲に一体成形したので、集光部23への光源14からの光をフランジ部21によって遮るようなことなく、表示画像を高い輝度で表示させることができる。
また、集光レンズ11Fも、複数のレンズ部20を備え、これらのレンズ部20の一部が平面方向へ重ね合わされて一体化されているので、平面方向に小型化することができる。したがって、光源14を詰めて配置させ、バックライト13の全体の小型化を図ることができ、また、光源14の個数の削減も可能である。
さらに、集光レンズ11Fの場合も、フランジ部21が、非集光部24における集光部23側に成形されてレンズ部20の入光面22がフランジ部21よりも光源14側へ突出されているので、研磨加工が必要な入光面22だけを研磨装置で研磨することができ、加工の無駄を省いて加工費を抑えることができる。
ここで、集光レンズ11Fでは、図15に示すように、光源14側に突出する複数のレンズ部20の円形の入光面22の一部が重なり合わされているため、くびれ部分22aが形成される。
したがって、集光レンズ11Fの光源14側に突出するレンズ部20の形状を、図16に示すように、単純形状である長円形状とすることが好ましい。このようにすれば、成形用の金型の形状の単純化及び加工性の向上によるコストダウンを図ることができる。
このように、くびれ部分22aをなくして長円形状としても入光面22の全体の面積は、くびれ部分22aを有するひょうたん形状の場合よりも増加するので、くびれ部分22aをなくして長円形状としても、面光源領域Bに照射される光量が減少することはない。
なお、第2,4,6実施形態に係る集光レンズ11B,11D,11Fでは、2つのレンズ部20を一体化したが、3つ以上(例えば、24個)のレンズ部20を一体化しても良いのは勿論である。この場合、レンズ部20は、格子状または千鳥状に配置することができる。
また、上記の実施形態において、2色成形によってフランジ部21を黒色の樹脂から成形してもよく、このようにすると、フランジ部21へ導かれた不要光L2の反射または透過を防止することができる。
さらには、非集光部24及びフランジ部21における不要光L2が外部へ出射する面は、黒色等の暗色に塗装したり不透明のカバーを取り付けて不要光L2の透過を防ぐのが好ましい。また、非集光部24及びフランジ部21における不要光L2が外部へ出射する面を粗面にすることにより、透過する不要光L2を散乱光としてもよい。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11A〜11F 集光レンズ
14 光源
20 レンズ部
21 フランジ部
23 集光部
24 非集光部
A 使用光路範囲

Claims (2)

  1. 光源からの光を集光するレンズ部に支持用のフランジ部が設けられた集光レンズであって、
    前記レンズ部は、前記光源からの光を所定方向の使用光路範囲へ導く曲面を有する集光部と、円柱状部分からなる非集光部とを有し、
    前記非集光部の高さ寸法より小さい厚さの寸法を有する前記フランジ部が、前記集光部寄りの前記非集光部の周囲全体に一体成形され
    入光面から入射して前記非集光部の内周面で反射した光が前記入光面の側に導かれ、前記入光面から前記フランジ部に入射した光が前記フランジ部の上面から外部に出射されることを特徴とする集光レンズ。
  2. 前記レンズ部は、前記光源からの光が入光する平面状の入光面が、前記フランジ部よりも前記光源側へ突出されていることを特徴とする請求項1に記載の集光レンズ。
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