JP6365174B2 - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
所定の画像を表示する表示器として、液晶表示素子をバックライトで透過照明する構成のものが知られている。特許文献1には、このような構成の表示器を備えた、いわゆるヘッドアップディスプレイ(Head-Up Display;HUD)装置と呼ばれる表示装置が開示されている。HUD装置は、表示器からの表示光を車両のフロントガラスに投射することで、所定の画像を表示像(虚像)としてユーザ(主に運転者)に視認させる。
特許文献1に係る表示器では、バックライトに集光型の照明光学系が用いられており、バックライト用の光源から液晶表示素子に至る光路上に、コンデンサレンズ(平行光生成手段)と、レンズアレイと、フィールドレンズ(フォーカスレンズとも言う。集光手段)と、が配置されることで、液晶表示素子の背後にバックライトユニットが構成されている。特許文献1に係るHUD装置においては、レンズアレイによって生成される光源の多重像から発せられる光線がフィールドレンズによって屈折し、所定の角度で液晶表示素子に入射する。液晶表示素子に入射した主光線は、入射角度とほぼ等しい角度で液晶表示素子から表示光として出射し、主として凹面鏡及びフロントガラスから構成される投射光学系を経て、ユーザの視点領域(アイボックス)近傍に集光する。
特開2012−203176号公報
特許文献1に係るHUD装置は、集光手段の収差によって、光源の光軸から離れるほど光源の多重像から発せられる光線の液晶表示素子への照射範囲が狭くなる。これにより、液晶表示素子の表示領域への照明ムラが発生し、視点移動に伴う表示像の輝度ムラが生じるという問題がある。これに対する対策としては、集光手段のレンズ配置などの最適化が挙げられるが、バックライトの許容容積を満足する範囲での最適化には限界があり、光軸から遠い位置からの照射範囲を広げるとそれに伴って光軸付近の位置からの照射範囲も広がり、光利用効率が低下する。さらには、液晶表示素子2への配光制御が理想から外れ、ユーザのアイボックスでの集光度が低下する恐れがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、集光手段の収差に起因する表示素子の表示領域における照明ムラを抑制することが可能なHUD装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置は、バックライトユニットと表示素子とを備える表示器から発せられる表示光を投射手段を介して観察者の視点領域に投射して前記表示光が表す画像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記バックライトユニットは、
前記表示素子を照明する光を出射する光源と、
複数のレンズが配置され、前記光源から出射される光を分割して前記光源の像を複数生成するレンズアレイと、
前記光源の像から出射される光を前記表示素子の表示領域に対応するように集光する集光手段と、を備え、
前記レンズアレイは、周辺におけるレンズの配光角度が中央におけるレンズの配光角度よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、集光手段の収差に起因する表示素子の表示領域における照明ムラを抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るHUD装置の搭載態様を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態に係るHUD装置の概略断面図である。 図2に示すHUD装置の表示器近傍の拡大図である。 本発明の一実施形態に係るバックライトユニットの概略分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るバックライトユニットの機能を説明するための模式図であり、(a)実施形態及び比較例の横断面図、(b)比較例の縦断面図、(c)実施形態の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るレンズアレイを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る第2のフォーカスレンズを示す図である。 従来の技術に係るバックライトユニットの機能を説明するための模式図の横断面図である。 本発明の一実施形態に係るレンズアレイを示す横断面図である。 本発明の一実施形態に係るレンズアレイの別例を示す横断面図である。
本発明の一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ(HUD)装置を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るHUD装置100は、図1に示すように車両Cのダッシュボードに埋め込まれるようにして設けられる。HUD装置100は、図2に示すようにバックライトユニット1及び液晶表示素子2(表示素子)から構成される表示器3と、平面鏡4と、凹面鏡5と、筐体6と、保護部材7と、を備える。
HUD装置100は、表示器3から出射される表示光Lを車両CのウインドシールドS(フロントガラス)に投射することで、表示光Lが表す画像を虚像V(表示像)としてユーザU(主に運転者)に視認させる。表示器3から出射される表示光Lは、液晶表示素子2がバックライトユニット1からの光で透過照明されることで得られ、所定の画像を表す。
バックライトユニット1は、図3に示すように、光源10と、平行光生成手段20と、照度均一化手段30と、レンズアレイ40と、第1のフォーカスレンズ51と、第2のフォーカスレンズ52と、反射部60と、拡散板70と、ケース体80と、カバー部材90と、を備える。
平行光生成手段20、照度均一化手段30、レンズアレイ40、第1のフォーカスレンズ51、第2のフォーカスレンズ52、反射部60、及び拡散板70は、光源10が出射する光の光路上に配置されている。これらは、光源10から液晶表示素子2に向かって、平行光生成手段20、照度均一化手段30、レンズアレイ40、第1のフォーカスレンズ51、反射部60、第2のフォーカスレンズ52、拡散板70の順で配置されている。光源10、平行光生成手段20、レンズアレイ40、第1のフォーカスレンズ51及び第2のフォーカスレンズ52は、HUD装置100の照明光学系を構成する。バックライトユニット1は、光源10から発せられる光を液晶表示素子2の表示領域Aに均等に照射させつつ、液晶表示素子2を透過した表示光Lを、凹面鏡5とウインドシールドSとで構成されるHUD装置100の投射手段(投射光学系)を介してユーザUのアイボックスEB(視点領域)内に導くように、液晶表示素子2の前面(図2及び図3において紙面上方向に向く面)から出射される表示光Lの角度を制御するものである(図5参照)。
光源10は、液晶表示素子2を透過照明する光(以下、照明光Iとも呼ぶ)を発する。光源10は、例えば、2つのLED(Light Emitting Diode)から構成されている。なお、光源10は、1又は3以上のLEDから構成されていてもよい。光源10は、ケース体80に固定された回路基板11(図4参照)に実装されている。回路基板11は、アルミ、樹脂等からなる基材に回路パターンが形成されてなるものであり、後述の制御部(図示せず)と公知の手法で導通接続されている。また、光源10は、放熱部材(図示せず)と熱的に接続される。放熱部材は、例えばアルミニウムなどの金属材料で作成されたフィン型の構造体であり、光源10が発する熱を外部に放出する。
平行光生成手段20は、光源10からの照明光Iを受け、平行光として出射する。ここでいう平行光は、光源10の光軸AX(図3参照)と略平行(丁度平行も含む)に進む光である。平行光生成手段20は、例えばコンデンサレンズからなる。コンデンサレンズは、工学樹脂材料により作製される凸レンズであり、1つの光源10に対して1つのレンズが対応する。複数の光源10を使用する場合は、凸レンズ部が複数配置された集合レンズの形態を採る。平行光生成手段20は、製造上の都合からレンズ曲面頂点間距離(レンズ厚さ)を所定の厚さ以下に抑えたい場合は、照明光Iの取り込み量を維持または増やしつつ、平行光生成手段20から出射する光の平行度をより高めたい場合など、使用によっては2枚以上のレンズで構成してもよい。また、平行光生成手段20は、光源10の近傍に配置されるため、光源10から発生する熱の影響を考慮して耐熱性に優れた光学樹脂材料を用いることが好ましい。さらに、平行光生成手段20として、コリメートレンズ等の他の公知の光学素子を採用してもよい。
照度均一化手段30は、平行光生成手段20によって平行光とされた照明光Iが入射し、出射側の光の照度分布の均一化を図るものである。照度均一化手段30は、例えば、ライトボックスからなる。このライトボックスは、光軸AXを取り囲む角筒状の部材であり、内面(光軸AX側の面)が鏡面となっているものである。照度均一化手段30は、光拡散板、光反射板等を備えた他の公知のライトボックス等であってもよい。
レンズアレイ40は、図6の正面図(液晶表示素子2側を示す)に示すように、微小なレンズ41を縦横に複数配列してなるレンズ集合体であり、いわゆるフライアイレンズと呼ばれるものである。レンズ41は、例えば、光源10側と液晶表示素子2側との両面が同じ凸形状となる、いわゆる両凸レンズである。また、レンズ41の各々の光軸は平行光生成手段20の光軸と平行である。なお、レンズ41の曲面は、非球面あるいは自由曲面であってもよい。
レンズアレイ40には、平行光生成手段20によって略平行化され、照度均一化手段30によって照度が略均一化された照明光Iが入射する。レンズアレイ40は、自身を構成するレンズ41の数だけ多重像(中間像)を生じさせるため、平行光生成手段20によって生成された1つの光源10の拡大像(光源10から出射される照明光I)が、レンズアレイ40のレンズ41の数だけ分割されて多重像となる。これにより、少ない光源10でも均質な光強度分布で液晶表示素子2を照明することができる。
レンズアレイ40のレンズ41が配置される領域は、液晶表示素子2の表示領域Aに応じて長方形状となっており、その長方形状の長手方向(図6における左右方向)に対して、中央に位置する中央部40A、中央部40Aよりも向かって左側に位置する左周辺部40B、中央部40Aよりも向かって右側に位置する右周辺部40Cの3つの領域に分けたとき、左右周辺部40B,40Cにおけるレンズ41のピッチアレイ(隣り合う2つのレンズ41の頂点間の距離)が、中央部40Aにおけるレンズ41のアレイピッチと異なるように各レンズ41が形成されている。具体的には、左右周辺部40B,40Cにおけるレンズ41のアレイピッチが中央部40Aにおけるレンズ41のアレイピッチよりも大きくなるように各レンズ41が形成されている。このように、周辺のレンズ41のアレイピッチが中央のレンズ41のアレイピッチと異なるようにした作用については後で詳述する。
第1のフォーカスレンズ51及び第2のフォーカスレンズ52は、例えば光学樹脂材料から作製される凸レンズからなり、レンズアレイ40が生成した光源10の多重像から出射される照明光Iを、液晶表示素子2の表示領域A(図5参照)に対応するように集光する集光手段として機能する。具体的には、第1のフォーカスレンズ51と第2のフォーカスレンズ52とは、協働して、液晶表示素子2の前面に表示される画像の表示可能範囲(表示領域A)に対応する背面の全面に渡って、レンズアレイ40からの照明光Iを照射させる。これにより、レンズアレイ40で生成された多重像を表す照明光Iを液晶表示素子2の背面の必要な範囲に効率良く照射することができる。またこのとき、多重像に対する第1,第2のフォーカスレンズ51,52の焦点距離および光学配置を最適化することで、液晶表示素子2の背面に照射される照明光Iの角度を所定の値に近付ける。これにより、液晶表示素子2の前面から出射される表示光Lの配光角度を制御し、アイボックスEBへの表示光Lの照射効率を向上することができる。
第1,第2のフォーカスレンズ51,52で構成される前記集光手段は、凹面鏡5とウインドシールドSとで構成される前記投射手段の縦方向と横方向とでの焦点距離の違いを補正するように縦方向と横方向とでの焦点距離が異なるように構成されている。具体的には、第1のフォーカスレンズ51及び第2のフォーカスレンズ52は、両者の少なくとも一方を、トロイダルレンズとして構成する。つまり、第1のフォーカスレンズ51の両面と第2のフォーカスレンズ52の両面との4面のうち、少なくとも1面を、直交する縦方向と横方向とでの曲率が異なる非球面であるトロイダル面として構成する。この実施形態においては、図7に示すように、第2のフォーカスレンズ52の両面をトロイダル面とし、直交する縦方向(垂直方向)の焦点距離と横方向(水平方向)の焦点距離とが異なるようにした。なお、図7(a)は第2のフォーカスレンズ52の正面図(液晶表示素子2側を示す)であり、図7(b)は第2のフォーカスレンズ52の縦断面図であり、図7(c)は第2のフォーカスレンズ52の横断面図である。このように、前記集光手段の縦方向と横方向とでの焦点距離を異ならせることによる作用は後で詳述する。なお、前記集光手段の縦方向と横方向とでの焦点距離を異ならせる方法として、前記集光手段を構成する光学部材にすくなくとも1つの曲面を自由曲面としてもよい。
反射部60は、第1のフォーカスレンズ51と第2のフォーカスレンズ52の間に配置されている。反射部60は、例えば、樹脂、ガラス等からなる基材にアルミニウム等の金属を蒸着させ反射面61を形成した平面鏡から構成されている。反射部60は、光源10の光軸AXに対して反射面61が傾斜するように配置されている。第1のフォーカスレンズ51からの照明光Iは、この反射面61で反射し、第2のフォーカスレンズ52に入射する。
この実施形態では、図3に示すように、反射部60から液晶表示素子2に至る照明光Iの光路が、光源10の光軸AXに対して略直交となるように反射部60が配置されている。このようにして、反射部60は、照明光Iの光路を変更する。
拡散板70は、例えば、少なくとも一方の面に凹凸加工がなされた合成樹脂材からなり、透光性を有する。第2のフォーカスレンズ52からの照明光Iは、拡散板70を通過することで、拡散されて液晶表示素子2の背面に到達する。このように、拡散板70が設けられることで、液晶表示素子2の照明のムラが低減される。
ケース体80は、樹脂等から箱状に形成され、内部に、光源10、平行光生成手段20、照度均一化手段30、レンズアレイ40、第1のフォーカスレンズ51、及び反射部60を収容する。ケース体80は、図4に示すように、上部開口部81と側部開口部82とを有している。上部開口部81は、液晶表示素子2側に向かって開口している。側部開口部82は、光源10側に向かって開口している。上部開口部81と側部開口部82とは連通している。側部開口部82を塞ぐように、回路基板11が設けられている。回路基板11は、ビス等の固定手段(図示せず)でケース体80に固定されている。これにより、光源10はケース体80内部に向かって光を出射するように配置される。上部開口部81のうち、光源10とは反対側の端部を覆うようにして、第2のフォーカスレンズ52が設けられている。上部開口部81を塞ぐようにして、カバー部材90が設けられている。
カバー部材90は、図4に示すように、樹脂等から板状に形成され、ケース体80の上部開口部81を覆う。カバー部材90は、ビス90b等の固定手段でケース体80に固定されている。カバー部材90には、第2のフォーカスレンズ52を覗かせる開口部91が形成されている。開口部91は、第2のフォーカスレンズ52のレンズ面形状に対応する形状となっている。
ケース体80とカバー部材90とで、バックライトユニット1の筐体が構成されている。
以上で説明したように、1つのケース体80内に、照度均一化手段30、第1のフォーカスレンズ51、反射部60等の光学部品を設置する構成としているため、バックライトユニット1の組立も容易となっている。また、カバー部材90が、必要な箇所以外(つまり、第2のフォーカスレンズ52を覗かせる開口部91以外)の箇所を覆っているため、バックライトユニット1外部に照明光Iが不必要に漏れることを防止できる。
液晶表示素子2は、例えば、TFT(Thin Film Transistor)型の液晶パネルの前面及び背面に偏光板を設けることで構成されている。なお、液晶表示素子2を構成する液晶パネルは、パッシブ駆動型のものであってもよい。また、液晶パネルとして、TN(Twisted Nematic)型、VA(Vertical Alignment)型、STN(Super Twisted Nematic)型、強誘電性型等の様々な型のものが適用可能である。
液晶表示素子2は、制御部(図示せず)の制御のもと、表示領域Aを構成する各画素を、透過、不透過のいずれかの状態に切り替えることで表示領域Aに所定の画像を表示する。表示領域Aは、横方向に伸長な長方形状となっている。例えば、制御部は、車両CのECU(Electronic Control Unit)から通信ラインにより伝送される各種の車両情報を取得し、車両速度や燃費等を示す画像を液晶表示素子2に表示させる。同時に、制御部は、光源10を発光させる。これにより、液晶表示素子2は、バックライトユニット1で生成された照明光Iによって透過照明され、表示画像を表す表示光Lが液晶表示素子2から出射される。
このようにして、バックライトユニット1と液晶表示素子2とから構成される表示器3から表示光Lが出射される。
図2に戻って、平面鏡4は、樹脂、ガラス等からなる基材にアルミニウム等の金属を蒸着させ反射面を形成して成る。平面鏡4は、表示器3が発した表示光Lを凹面鏡5に向け反射させる。
凹面鏡5は、樹脂、ガラス等からなる基材にアルミニウム等の金属を蒸着させ反射面を形成して成る。凹面鏡5の反射面は、凹面になっている。表示器3からの表示光Lは、凹面鏡5で拡大されてウインドシールドSに入射し、ウインドシールドSで反射されてユーザUのアイボックスEBに投射される。これにより、ユーザUに視認される虚像Vは、表示器3に表示されている画像が拡大された大きさになる。
このようにして、表示器3から発せられる表示光Lを凹面鏡5とウインドシールドSとから構成される前記投射手段を介して、ユーザUのアイボックスEBに投射して虚像Vを視認させる。
筐体6は、樹脂等から箱状に形成され、内部に、平面鏡4及び凹面鏡5を収容する。平面鏡4及び凹面鏡5は、筐体6の内部に公知の手法により固定されている。
筐体6は、図2に示すように、上部開口部6aと下部開口部6bとを有している。上部開口部6aは、ウインドシールドSに向かって開口しており、表示光LをHUD装置100外部に通過させる出射口として機能する。下部開口部6bは、筐体6の上部開口部6aとは反対側に位置し、その下端部(図2の紙面下方向の端部)に液晶表示素子2が配置されている。このようにして、下部開口部6bは、液晶表示素子2の表示面を筐体6内部に向かって覗かせるように形成されている。
このように、筐体6は、液晶表示素子2から出射口として機能する上部開口部6aまでの表示光Lの光路を取り囲むように形成されている。
図2に示すように、バックライトユニット1は、筐体6の外側であって下部開口部6b側から、筐体6に取り付けられている。例えば、ビス8等の固定手段でケース体80が筐体6に固定されることにより、バックライトユニット1は、筐体6に取り付けられている。この際、ケース体80を覆うカバー部材90の開口部91(図4参照)が、筐体6の下部開口部6b(図2参照)と通じるようにして、バックライトユニット1は取り付けられている。
保護部材7は、樹脂等からなり、筐体6に取り付けられたバックライトユニット1を下側(図2の紙面下側)から覆うようにして、筐体6に所定の方法で固定されている。このように設けられた保護部材7は、バックライトユニット1を、塵、振動等から保護する。
HUD装置100がユーザUに所定の画像を虚像Vとして視認可能とする機構を簡潔に述べれば、次の(1)、(2)のようになる。
(1)表示器3が画像を表示することで表示光Lが出射される。表示器3からの表示光Lは平面鏡4及び凹面鏡5で反射し、ウインドシールドSに向かう。このようにして、HUD装置100は表示光LをウインドシールドSに向けて出射する。
(2)HUD装置100からの表示光LがウインドシールドSで反射することで、ユーザUから見てウインドシールドSの前方に表示画像の虚像Vが結ばれる。
次に、前記投射手段(凹面鏡5及びウインドシールドS)の縦方向と横方向とでの焦点距離の違いを補正するように、前記集光手段(第1,第2のフォーカスレンズ51,52)の縦方向と横方向とでの焦点距離が異なるように前記集光手段を構成する作用について、図5を用いて説明する。以下、前記投射手段の縦方向と横方向とでの焦点距離が等しい、すなわち、前記集光手段を構成する第1,第2のフォーカスレンズ51,52の全ての曲面が軸回転対称な曲面である場合を比較例として説明する。図5(a)は、この実施形態及び比較例におけるバックライトユニット1(照明光学系)の機能を説明するための模式図の横断面図であり、図5(b)は、比較例におけるバックライトユニット1の機能を説明するための模式図の縦断面図であり、図5(c)は、この実施形態におけるバックライトユニット1の機能を説明するための模式図の縦断面図である。なお、図5(a)〜(c)においては、図を見やすくするために第1,第2のフォーカスレンズ51,52を1つの凸レンズで示し、凹面鏡5及びウインドシールドSを1つの凸レンズで示した。また、バックライト1の機能を理解しやすくするために、図5(a)の横断面図と図5(b)、(c)の縦断面図とでは、各部の実際の形状に係わらず、各部の横方向(図5(a)の紙面上下方向)の長さと縦方向(図5(b),(c)の紙面上下方向)の長さを等しくして図示している(実際には光源10を除く各部は横方向に伸長な形状である)。
前述のように、車両Cに搭載されるHUD装置100においては、種々の設計上の制約によって、車種によっては前記投射手段の焦点距離が縦方向と横方向とで異なる場合がある。その場合、何ら対策を施さないとアイボックスEBにおける表示光Lの集光度が縦方向あるいは横方向で劣化する。具体的には、例えば、前記集光手段の焦点距離を前記投射手段の横方向に応じて設計する場合、図5(a)に示すようにアイボックスEBの横方向に対しては表示光LがアイボックスEB上の任意の点に結像するため表示光Lの結像度、すなわち、集光度が高いものの、図5(b)に示すようにアイボックスEBの縦方向に対しては表示光LがアイボックスEBから外れた位置に結像するため表示光Lの集光度が劣化してしまう。表示光Lの集光度が劣化すると、アイボックスEB外に導かれる表示光Lが増加して光利用効率が低下し、また、任意の視点から見た虚像Vに輝度バラツキが生じて輝度均斉度が低下する恐れがある。なお、図5(b)は、前記投射手段の縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも長い場合を示している。
これに対し、この実施形態においては、前記投射手段の縦方向と横方向とでの焦点距離の違いを補正するように、前記集光手段の焦点距離を縦方向と横方向とで異ならせる。このようにすると、図5(a)に示すようにアイボックスEBの横方向では従来と同様に高い集光度を保ちつつ、図5(c)に示すようにアイボックスEBの縦方向に対しても、前記集光手段の焦点距離の変更によってHUD装置100全体の焦点距離を横方向と縦方向とで一致させることで、表示光LがアイボックスEB上の任意の点に結像するようにして、表示光Lの集光度を高く保つことができる。なお、図5(c)は、前記投射手段の縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも長い状況に応じて、前記集光手段の第2のフォーカスレンズ52の縦方向の焦点距離が横方向の焦点距離よりも短くなるように構成した(縦方向の曲面の曲率を変えた)場合を示している。なお、前記投射手段の縦方向と横方向とでの焦点距離の違いによって、虚像Vの像拡大率が縦方向と横方向とで異なることとなるが液晶表示素子2に表示する画像の大きさを縦方向と横方向とで異ならせることによって像拡大率の違いを補正することができる。
以下さらに、前記集光手段の焦点距離の具体的な設計方法について述べる。
HUD装置100の前記照明光学系(光源10、平行光生成手段20、レンズアレイ40、第1,第2のフォーカスレンズ51,52)の焦点距離をfaとし、HUD装置100の前記投射手段(凹面鏡5、ウインドシールドS)の焦点距離をfbとし、前記照明光学系と前記投射手段とを合わせたHUD装置100全体の焦点距離をf(a+b)とすると、HUD装置全体の焦点距離f(a+b)は、以下の数式1で表すことができる。
Figure 0006365174
なお、dは、前記照明光学系の中心点と前記投射手段の中心点との間の距離である。
まず、アイボックスEBの位置及び虚像Vの像拡大率、さらに虚像Vの歪みや搭載性などの設計上の制約を考慮して、前記投射手段の縦方向及び横方向の焦点距離fbが定められる。次に、前記照明光学系の縦方向及び横方向の焦点距離faの一方を計算や任意の値の設定などにより算出し、上記の数式1に基づいてHUD装置100全体の縦方向及び横方向の焦点距離f(a+b)の一方を算出する。さらに、HUD装置100全体の縦方向及び横方向の焦点距離f(a+b)の他方が、先に算出した一方と等しい値となるように、数式1に基づいて前記照明光学系の縦方向及び横方向の焦点距離faの他方を算出する。さらに、照明シミュレーションによって、算出した前記照明光学系の縦方向及び横方向の焦点距離faを調整する。このようにして得られた前記照明光学系の縦方向及び横方向の焦点距離faに基づいて、前記集光手段(この実施形態では第2のフォーカスレンズ52)の縦方向及び横方向の焦点距離を設計する。このようにして、前記投射手段の縦方向と横方向とでの焦点距離を補正するように、前記集光手段の焦点距離を縦方向と横方向とで異ならせることができる。
次に、レンズアレイ40の左右周辺部40B,40Cと中央部40Aとでレンズ41のアレイピッチを異ならせる作用について、図8及び図9を用いて説明する。なお、図8は、レンズアレイ40の機能を説明する模式図の横断面図であり、図9はレンズアレイ40のレンズ41を示す横断面図である。
前述のように、レンズアレイ40は、微小なレンズ41の集合体であり、平行光生成手段20で略平行化された照明光Iがレンズアレイ40に入射すると、個々のレンズ41の入射側(光源10側)曲面により屈折し、出射側(液晶表示素子2側)曲面の近傍に集光して多重像を結像する。このとき、何ら対策を施さない場合は各レンズ41の配光角度はレンズ41の位置に係わらず等しく、図8に示すように、第1,第2のフォーカスレンズ51,52の収差により光軸AXから遠くなるにつれて多重像から液晶表示素子2に向けられる照明光Iの照射範囲が狭くなる。図8においては、光軸AXと重なるレンズ41で結像する光源10の像から出射される照明光Iは第1,第2のフォーカスレンズ51,52を介して液晶表示素子2の表示領域A全体に照射されているものの、光軸AXからレンズアレイ40の左右方向(図8での紙面上下方向)に離れたレンズ41で結蔵する光源10の像から出射される照明光Iは第1,第2のフォーカスレンズ51,52を介しても液晶表示素子2の表示領域Aの一部(端部)に照射されず、照明ムラが生じる。HUD装置100は、最終的に表示光Lが投射される部材が光拡散性の低いウインドシールドSであるため指向性が高く、液晶表示素子2での照明ムラが表示像(虚像V)の輝度ムラに反映されやすい。
これに対し、この実施形態においては、レンズアレイ40の左右周辺部40B,40Cと中央部40Aとでレンズ41のアレイピッチを異ならせることで、左右周辺部40B,40Cと中央部40Aとでレンズ41の配光角度を異ならせることとした。具体的には左右周辺部40B,40Cの配光角度が中央部40Aよりも大きくなるように、左右周辺部40B,40Cのレンズ41のアレイピッチを中央部40Aのレンズ41のアレイピッチよりも大きくなるように各レンズ41を形成した。アレイピッチが大きくなると、曲面の大きさが大きくなり、その結果配光角度が大きくなる。図9(a)は、中央部40Aにおけるレンズ41を示し、図9(b)は左右周辺部40B,40Cにおけるレンズ41を示す。なお、図9(a)、(b)は何れも横断面図である。左右周辺部40B,40Cにおける液晶表示素子2の長手方向に対応するレンズアレイ40の左右方向(図9の紙面上下方向)のレンズ41のアレイピッチW2が、中央部40Aにおけるレンズ41の左右方向のアレイピッチW1よりも大きく形成される結果(W2>W1)、左右周辺部40B,40Cにおけるレンズ41の配光角度θ2が、中央部40Aにおけるレンズ41の配光角度θ1よりも大きくなる。したがって、左右周辺部40B,40Cにおいても、レンズ41で結像する光源10の像から出射される照明光Iの照射範囲を広げて液晶表示素子2の表示領域A全体に照射することができる。なお、レンズアレイ40全体の縦方向及び横方向の長さは、液晶表示素子2の前面における表示光Lの配光角度に応じて定められる。例えば、第1,第2のフォーカスレンズ51,52の焦点距離が固定される場合、レンズアレイ40全体の長さが大きくなるに従って液晶表示素子2における表示光Lの配光角度が大きくなる。
なお、レンズアレイ40の左右周辺部40B,40Cと中央部40Aとでレンズ41の配光角度を異ならせる方法としては、前述のアレイピッチのほかに、レンズ41の曲面形状及び/あるいは厚みを異ならせてレンズ41の焦点距離を異ならせてもよい。この場合、具体的には図10に示すように、左右周辺部40B,40Cにおけるレンズ41の焦点距離を中央部40Aにおけるレンズ41の焦点距離よりも短くすることで、左右周辺部40B,40Cにおけるレンズ41の配光角度θ2(図10(b))を中央部40Aにおけるレンズ41の配光角度θ1(図10(a))よりも大きくすることができる。
以上に説明したHUD装置100は、第1の観点において、バックライトユニット1と液晶表示素子2とを備える表示器3から発せられる表示光Lを投射手段(凹面鏡5及びウインドシールドS)を介して観察者(ユーザU)の視点領域(アイボックスEB)に投射して虚像Vを視認させるヘッドアップディスプレイ装置100であって、バックライトユニット1は、液晶表示素子2を照明する光(照明光I)を出射する光源10と、光源10から出射される光を分割して光源10の像を複数生成するレンズアレイ40と、光源10の像から出射される光を液晶表示素子2の表示領域Aに対応するように集光する集光手段(第1,第2のフォーカスレンズ51,52)と、を備え、前記集光手段は、前記投射手段の縦方向と横方向とでの焦点距離の違いを補正するように縦方向と横方向とでの焦点距離が異なるように構成されている。
この構成により、HUD装置100全体の焦点距離を横方向と縦方向とで一致させることで、表示光LがアイボックスEB上の任意の点に結像するようにして、表示光Lの集光度を高く保つことができる。そのため、光利用効率の低下や虚像Vの輝度均斉度の低下を抑制することができる。
また、HUD装置100において、前記集光手段は、1つ以上のフォーカスレンズから構成され、前記フォーカスレンズのうち少なくとも1つの表面が、トロイダル面あるいは自由曲面である。
これによれば、容易に前記集光手段の焦点距離を縦方向と横方向とで異ならせることができる。
また、HUD装置100は乗り物(車両C)に搭載され、前記投射手段は、少なくとも前記乗り物のフロントガラスSを含んで構成される。
これによれば、フロントガラスSによって前記投射手段の縦方向と横方向とで焦点距離の違いが生じる場合であっても、表示光Lの集光度を高く保つことができ、光利用効率の低下や虚像Vの輝度均斉度の低下を抑制することができる。
さらに、HUD装置100は、第2の観点において、バックライトユニット1と液晶表示素子2とを備える表示器3から発せられる表示光Lを投射手段(凹面鏡5及びウインドシールドS)を介して観察者(ユーザU)の視点領域(アイボックスEB)に投射して表示光Lが表す画像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置100であって、バックライトユニット1は、液晶表示素子2を照明する光(照明光I)を出射する光源10と、複数のレンズ41が配置され、光源10から出射される光を分割して光源10の像を複数生成するレンズアレイ40と、光源10の像から出射される光を液晶表示素子2の表示領域Aに対応するように集光する集光手段(第1,第2のフォーカスレンズ51,52)と、を備え、レンズアレイ40は、周辺におけるレンズ41の配光角度θ2が中央におけるレンズ41の配光角度θ1と異なるように構成されている。
この構成により、レンズアレイ40の周辺においても、第1,第2のフォーカスレンズ51,52の収差に係わらず、レンズ41で生成される光源10の像からの照明光Iを液晶表示素子2の表示領域A全体に照射することができ、液晶表示素子2の表示領域Aにおける照明ムラを抑制することができる。
また、レンズアレイ40は、周辺のレンズ41のアレイピッチW2が中央のレンズ41のアレイピッチW1よりも大きくなるように構成されている。
これにより、容易に周辺のレンズ41の配光角度θ2を中央のレンズ41の配光角度θ1と異ならせることができる。
また、レンズアレイ40は、周辺のレンズ41の焦点距離が中央のレンズ41の焦点距離よりも短くなるように構成されてもよい。
これにより、容易に周辺のレンズ41の配光角度θ2を中央のレンズ41の配光角度θ1と異ならせることができる。
また、レンズアレイ40は、長方形状にレンズ41が配置されており、前記長方形状の長手方向に対して、周辺におけるレンズ41の配光角度θ2が中央におけるレンズ41の配光角度θ1と異なるように構成されている。
これによれば、光軸AXからの距離が遠くより照明ムラが生じやすい領域について、液晶表示素子2の表示領域Aにおける照明ムラを抑制することができる。なお、レンズアレイ40が長方形状にレンズ41が配置される場合であっても、全体の大きさが大きい場合には、長方形状の短手方向に対しても、周辺におけるレンズ41の配光角度が中央におけるレンズ41の配光角度と異なるように構成してもよい。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
以上では、集光手段が2枚のフォーカスレンズで構成される例を説明したが、集光手段は、1枚又は3枚以上のフォーカスレンズで構成されていてもよい。また、集光手段は、凹面鏡を含んでもよい。
また、液晶表示素子2の照明性能を満足する限りにおいては、バックライトユニット1において、レンズ、反射部60以外のリフレクタ等の光学部品を適宜、追加、削除することもできる。
また、HUD装置100を、平面鏡4と凹面鏡5とのいずれか一方を用いないで構成することも可能であるし、いずれも用いずに構成することも可能である。
また、以上の説明では、表示光Lを車両CのウインドシールドSで反射させることで、表示画像をユーザUに視認させる例を示したが、これに限られない。HUD装置100が専用のコンバイナを備え、コンバイナで表示光Lを反射させることで表示画像を視認させてもよい。
また、以上の説明では、HUD装置100が搭載される乗り物の一例を車両Cとしたが、これに限られない。HUD装置100は、オートバイ等の他の車両、建設機械、農耕機械、船舶、航空機等に搭載されるものであってもよい。
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要
旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加え
ることが可能である。
本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に好適である。
100 HUD装置
1 バックライトユニット
10 光源
20 平行光生成手段
30 照度均一化手段
40 レンズアレイ
40A 中央部
40B 左周辺部
40C 右周辺部
41 レンズ
51 第1のフォーカスレンズ
52 第2のフォーカスレンズ
60 反射部
70 拡散板
80 ケース体
90 カバー部材
I 照明光
2 液晶表示素子
3 表示器
6 筐体
6a上部開口部(出射口)
L 表示光
V 虚像
U ユーザ

Claims (4)

  1. バックライトユニットと表示素子とを備える表示器から発せられる表示光を投射手段を介して観察者の視点領域に投射して前記表示光が表す画像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記バックライトユニットは、
    前記表示素子を照明する光を出射する光源と、
    複数のレンズが配置され、前記光源から出射される光を分割して前記光源の像を複数生成するレンズアレイと、
    前記光源の像から出射される光を前記表示素子の表示領域に対応するように集光する集光手段と、を備え、
    前記レンズアレイは、周辺におけるレンズの配光角度が中央におけるレンズの配光角度よりも大きくなるように構成されていることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記レンズアレイは、周辺のレンズのアレイピッチが中央のレンズのアレイピッチよりも大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記レンズアレイは、周辺のレンズの焦点距離が中央のレンズの焦点距離よりも短くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記レンズアレイは、長方形状に前記レンズが配置されており、前記長方形状の長手方向に対して、周辺におけるレンズの配光角度が中央におけるレンズの配光角度と異なるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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