JP5610053B2 - 車両の航続距離演算装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の走行用バッテリにおける電力の残量から、車両が航続可能であると推定される距離を演算する航続距離演算装置に関する。
従来、走行用のバッテリを搭載した車両において、バッテリの残りの電力で走行することができると予想される航続距離(航続可能距離)を演算する装置が知られている。航続距離は、例えば、単位電力量で車両が走行する距離の平均値(いわゆる電費)にバッテリ電力の残量を乗じることで算出される。あるいは、単位距離あたりに消費される電力量でバッテリの残量(電力量)を除することでも航続距離を算出可能である。これらのようにして得られた航続距離の情報は、車両に搭載された各種電子制御装置での演算に使用されるほか、車室内のディスプレイ等に表示され、車両の走行経路や走行速度を決定する上での参考指標として乗員に利用される。
例えば、特許文献1には、上記の電費に対応する値であるエネルギー比(走行距離/エネルギー量)にエネルギー残量を乗算して、車両の航続距離を算出する情報提示装置が記載されている。この技術では、算出された航続距離及び地図情報に基づいて車両の走行可能範囲が設定され、この走行可能範囲内の経路情報が乗員に提示される。経路情報は、目的地に到達するまでに許容される寄り道の範囲の確認やエネルギー補給ポイントの選択の際に有用であるとされている。
特開2003−21522号公報
ところで、車両に搭載された走行用バッテリには、走行用モータだけでなく空調装置やオーディオ装置,照明装置,ネットワーク通信装置等の各種電装装置が接続されたものがある。このような走行用バッテリの平均電費の演算値は、電装装置の作動状態によって大きく変動する。特に、空調装置のコンプレッサやヒーターは他の電装装置と比較して消費電力が高く、電費を低下させやすい。
一方、上記のような航続距離の演算では、電費の値の変動が直接的に航続距離の演算値の変動として反映される。したがって、空調装置の始動時や室内温度,設定温度の変更時,冷暖房の切り換え時等には、航続距離の演算値が急変し、正確な航続距離を把握できない場合がある。なお、たとえ乗員が空調装置を操作していない場合であっても、窓の開放によって車室内の空調環境が変化したような場合には、空調装置の負荷が大きく変化し、電費が大きく変動する場合がある。
また、このような航続距離の演算値の変動量は、バッテリ残量が大きいほど顕著となる。つまり、バッテリが満充電に近い状態であるほど航続距離の演算値の信頼性が低く、例えば数パーセントの平均電費の変動が、航続距離に換算して数十キロメートルの差異となる場合がある。このような航続距離の演算値をディスプレイ等に表示すると、乗員に対して違和感や不信感を与えかねない。
本件の目的の一つは、上記のような課題に鑑み創案されたもので、車両の航続距離演算装置に関し、航続距離の演算値の信頼性及び妥当性を向上させることにある。
なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示する車両の航続距離演算装置は、車両に搭載された走行用バッテリに蓄えられた電力の残量を演算する残量演算手段と、前記走行用バッテリの消費電力及び前記車両の走行距離に基づき、前記走行用バッテリの単位容量あたりの走行距離を電費として演算する第一演算手段とを備える。
また、前記残量演算手段で演算された前記残量が大きいほど増大する制限量を設定する制限量設定手段と、前記制限量に応じて演算される前記電費の経時変動の許容変化量を超えないように、前記第一演算手段で演算された前記電費の変動を抑制した抑制電費を演算する第二演算手段と、前記残量演算手段で演算された前記電力の残量及び前記第二演算手段で演算された前記抑制電費に基づき、前記車両が前記残量の電力で走行する距離の推定値である航続距離を演算する第三演算手段とを備える。
前記第一演算手段で演算される前記電費は、一般的な意味での電費(すなわち、単位電力量で車両が走行する距離の平均値)に対応する。一方、前記第二演算手段で演算される前記抑制電費は、航続距離の演算に最適化された電費であり、前記電費に信号処理又は演算処理を施してその経時変動を抑制したものである。
(2)前記許容変化量は、前記制限量の最大値よりも大きい所定値から、前記制限量を減算した値であることが好ましい。
(3)前記第一演算手段は、所定の演算周期で前記電費を演算するものであることが好ましい。この場合、前記第二演算手段は、前記電費の前回値から今回値を減じた値が前記許容変化量以上である場合に、前記前回値から前記許容変化量を減じた値を前記抑制電費として演算することが好ましい。
(4)前記第二演算手段は、前記電費の前回値と今回値との差の絶対値が前記許容変化量未満である場合に、前記今回値をそのまま前記抑制電費として演算することが好ましい。
(5)前記第二演算手段は、前記電費の今回値から前回値を減じた値が前記許容変化量以上である場合に、前記前回値に前記許容変化量を加えた値を前記抑制電費として演算することが好ましい。
(6)前記第三演算手段で演算された前記航続距離を表示する表示手段をさらに備えることが好ましい。
開示の車両の航続距離演算装置によれば、バッテリ残量に基づいて電費の変動を抑制した抑制電費を演算するとともに、この抑制電費と電池残量とに基づいて航続距離を演算することで、電費が大きく変動した場合(例えば、ドアや窓の開放によって空調装置の負荷が増大した場合)の航続距離の急変を防止することができ、信頼性及び妥当性の高い航続距離の値を取得することができる。
また、バッテリ残量が大きいほど制限量が増大するように設定されるため、バッテリの残量が多いほど電費の変動が抑制され、抑制電費を変動しにくくすることができる。このような点においても、航続距離の急変を防止することができ、安定した航続距離の演算値を取得することができる。
一実施形態に係る航続距離演算装置が適用された車両の構成図である。 図1の航続距離演算装置のブロック構成図である。 図1の航続距離演算装置での制御内容を説明するためのフローチャートである。 図1の航続距離演算装置での制御内容を説明するためのフローチャートである。
図面を参照して航続距離演算装置について説明する。なお、以下に示す実施形態は、あくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。
本実施形態の航続距離演算装置は、図1に示す車両10に適用される。この車両10は、走行用バッテリ9の電力で電動のモータ12を駆動することによって走行する電気自動車であり、その内部には通信ライン5を介して接続された複数の電子制御装置が備えられる。通信ライン5は、例えばCANやMOST,Flex Ray等の規格に準拠する車載LANのバスであってもよいし、あるいは専用の信号線であってもよい。図1では、電子制御装置としてEV-ECU1,エアコンECU2,BMU3及びMCU4を例示する。これらの電子制御装置は、周知のマイクロプロセッサやROM,RAM等を集積したLSIデバイスや組み込み電子デバイスとして構成される。
エアコンECU2は、車両10に搭載されたエアコン装置7(空調装置)を制御する電子制御装置である。このエアコンECU2には、車室内の設定温度や風量を入力するための操作パネル8と、図示しない各種センサ(室温センサ,外気温センサ,日射センサ等)とが接続される。操作パネル8は、インストルメントパネル上に設けられた複数のプッシュスイッチ及び複数の操作ダイヤル8a,8bからなる入力装置である。操作ダイヤル8a,8bの機能としては、風量を複数段階に調節する機能や、設定温度を複数段階に調節する機能等が挙げられる。また、プッシュスイッチの機能としては、空調機能のオン/オフを切り換える機能や、冷暖房の効果を瞬時に最大限まで高める機能等が挙げられる。
エアコンECU2は、各種センサの検出情報から把握される車室内外の環境条件に基づき、運転者,乗員の操作によって入力された目標温度,目標風量が得られるようにエアコン装置7を制御する。エアコンECU2の制御内容としては、温度制御,風量制御のほか、吹き出し口切換制御,吸気切換制御等が挙げられる。
BMU3(Battery Management Unit)は、車両10の走行用バッテリ9を管理するための電子制御装置である。走行用バッテリ9は、車両10の駆動輪に接続された走行用のモータ12の主電源であり、例えば複数のリチウムイオン電池モジュールを直列に連結して構成される。走行用バッテリ9に蓄えられた電力は、インバータ11を介してモータ12に供給される。BMU3は、インバータ11の動作を制御することによって、走行用バッテリ9からモータ12に供給される電力量を調整し、同時に走行用バッテリ9の充電率を演算する。
MCU4(Motor Control Unit)は、車両10の走行状態や運転操作に応じてモータ12から出力されるトルク及び回転数を制御する電子制御装置である。車両10の駆動輪は、モータ12の回転数に応じた角速度で回転する。MCU4は、モータ12の回転数から車両10の走行速度や走行距離を常時検出する。
EV-ECU1(Electric Vehicle - Electronic Control Unit)は、他の電子制御装置よりも上位の電子制御装置であり、エアコンECU2,BMU3及びMCU4を統括管理する機能を有する。例えば、EV-ECU1は他の電子制御装置で実施される制御のタイミングや制御量を監視し、必要に応じて各制御に介入する権限を持つ。また、EV-ECU1には、インストルメントパネルに内蔵された表示装置6(表示手段)が接続される。
また、本実施形態のEV-ECU1は、他の電子制御装置で検出された情報に基づいて、走行用バッテリ9の残りの電力で走行することができると予想される航続距離F(航続可能距離)を演算する機能を有する。ここで演算された航続距離Fは、随時、表示装置6に表示される。
図2にエアコンECU2,BMU3,MCU4及びEV-ECU1のブロック構成を示す。このエアコンECU2は、エアコン電力実測部2a,ダイヤル位置検出部2b及び所定電力記憶部2cを有する。
エアコン電力実測部2a(電力実測手段)は、エアコン装置7で実際に消費されている電力[kWh]を実測するものである。ここでは例えば、エアコン装置7のコンプレッサやヒーター,ファンに供給される電圧及び電流を計測することにより、消費電力の実測値が計測される。ここで計測された実測値は、通信ライン5を介してEV-ECU1に伝達される。
ダイヤル位置検出部2b(操作位置検出手段)は、操作パネル8に設けられたそれぞれの操作ダイヤル8a,8bの操作位置Aを検出するものである。例えば、風量調整用の操作ダイヤル8aの操作位置が複数段階のうちの何段目であるかを検出するとともに、温度調節用の操作ダイヤル8bの操作位置が何度の温度域に属しているかを検出する。ここで検出された操作ダイヤル8a,8bの操作位置Aは、所定電力記憶部2c及びEV-ECU1に伝達される。なお、操作位置Aの種類は、操作ダイヤル8a,8bの組み合わせの数だけ存在する。
所定電力記憶部2c(電力記憶手段)は、操作ダイヤル8a,8bの操作位置Aに対応する消費電力に応じた大きさの所定の電力値[kWh]を予めテーブルとして記憶するものである。このテーブルに記憶される所定の電力値の種類数は、操作位置Aの種類数に一致することが好ましい。また、ここに記憶される所定の電力値の大きさは、例えば、実際に操作ダイヤル8a,8bが操作された状態での平均的な消費電力の90[%]前後に設定される。ここでは、ダイヤル位置検出部2bで検出された操作ダイヤル8a,8bの操作位置Aに対応する電力値が読み出され、EV-ECU1に伝達される。
なお、エアコン装置7で実際に消費されている電力の大きさは、エアコン電力実測部2aで計測される実測値の方が正確である。一方、操作ダイヤル8a,8bを変更した直後(例えば、直後から数十秒が経過するまでの間)には、エアコン装置7の内部での起動処理や制御の切り換え等により、実際の操作ダイヤル8a,8bの操作位置Aに対応する風量及び温度を目標とした制御が開始されるまでの間にタイムラグが生じる場合がある。
このようなタイムラグがEV-ECU1での演算に反映されてしまうと、実情にそぐわない航続距離Fが表示装置6に表示されることになり、乗員に対して違和感や不信感を与えかねない。そこで、本航続距離演算装置では、操作ダイヤル8a,8bを変更した直後におけるエアコン装置7の消費電力として、実測値の代わりに予め設定された所定の電力値を用い、これをEV-ECU1での航続距離Fの演算に反映させる。
BMU3は、SOC演算部3a(残量演算手段)を有する。SOC演算部3aは、公知の推定方法を用いて走行用バッテリ9の充電率(SOC,State Of Charge)を検出又は演算するものである。ここでは、バッテリ放電時における電流値及び電圧値に基づいて放電量が積算され、その放電量に応じた充電率を例えば百分率で表した値が演算される。なお、走行用バッテリ9の内部抵抗値や開放電圧,バッテリ温度等に基づく充電率の検出又は演算が実施されることとしてもよい。ここで検出又は演算された充電率は、EV-ECU1に伝達される。
MCU4は、走行距離演算部4a(走行距離演算手段)及びモータ電力演算部4b(走行用バッテリのモータ12で消費された消費電力を演算する消費電力演算手段)を有する。走行距離演算部4aは、モータ12の回転数から車両10が実際に走行した距離[km]を演算するものである。ここでは、例えば直近の所定時間内での走行距離が演算され、EV-ECU1に伝達される。また、モータ電力演算部4bは、走行距離演算部4aでの走行距離の演算と同一の所定時間内にモータ12で消費された電力をモータ電力[kWh]として演算するものである。ここで演算されたモータ電力もEV-ECU1に伝達される。
EV-ECU1は、制限量設定部1a,消費電力演算部1b,電費演算部1c,抑制電費演算部1d,履歴記憶部1e,電池残量演算部1f及び航続距離演算部1gを有する。
制限量設定部1aは、SOC演算部3aで演算された充電率に基づき、制限量B(B>0)を設定するものである。ここでは、図2中に示すように、充電率が大きいほど制限量Bが増大し、充電率が小さいほど制限量Bが所定値B0に収束するような対応マップが記憶される。制限量設定部1aはこの対応マップに基づいて制限量Bを設定し、これを抑制電費演算部1dに伝達する。
消費電力演算部1bは、MCU4のモータ電力演算部4bで演算されたモータ電力と、エアコンECU2から伝達されたエアコン電力の実測値又は所定の電力値とを加算した消費電力[kWh]を演算するものである。電力の加算に際し、エアコン電力の実測値又は所定の電力値は、走行距離演算部4aでの走行距離の演算と同一の所定時間内に消費されたエアコン電力に変換され、単位が揃えられる。ここで演算される消費電力は、走行距離演算部4aでの走行距離の演算に係る所定時間内に車両10で消費された電力の総量に対応する。
電費演算部1c(第一演算手段)は、所定の演算周期で車両10の電費C[km/kWh]を演算するものである。ここでは、走行距離演算部4aから伝達された走行距離[km]を消費電力演算部1bで演算された消費電力[kWh]で除して、電費Cが演算される。電費Cは、走行用バッテリ9の単位容量(単位充電量)あたりの走行距離を意味する。また、この電費Cの値は、消費電力演算部1bで演算される消費電力の変動、例えばエアコン電力の変動の影響を直接的に受けて急変しうるものである。ここで演算された電費Cは抑制電費演算部1d,履歴記憶部1e及び航続距離演算部1gに伝達される。
一方、抑制電費演算部1d(第二演算手段)は、電費演算部1cで演算される電費Cよりも経時変動の少ない抑制電費E[km/kWh]を所定の演算周期で演算するものである。ここではまず、制限量設定部1aで設定された制限量Bに応じて、電費Cの経時変動の許容変化量Z(Z>0)が演算される。許容変化量Zは制限量Bが大きいほど小さく、制限量Bが小さいほど大きい値として与えられる。例えば、制限量Bの最大値よりも大きい所定値から制限量Bを減算した値を許容変化量Zとしてもよいし、制限量Bの逆数を許容変化量Zとしてもよい。あるいは、制限量Bと許容変化量Zとの対応関係を予めマップ化して抑制電費演算部1dに記憶させておいてもよい。
また、抑制電費演算部1dは、電費演算部1cから伝達される電費Cをその今回値Cnとして記憶するとともに、その前回値Cn-1との差が許容変化量Zを超えないように電費Cの経時変動を抑制した抑制電費Eの今回値Enを演算する。例えば、電費Cの値の急下降により差(Cn-1−Cn)が許容変化量Z以上となった場合には、前回値Cn-1から許容変化量Zを減じた値を抑制電費Eの今回値Enとする。また、電費Cの値の急上昇により差(Cn-1−Cn)が−Z以下となった場合には、前回値Cn-1に許容変化量Zを加算した値を抑制電費Eの今回値Enとする。なお、差(Cn-1−Cn)の絶対値が許容変化量Z未満であれば、電費Cの今回値Cnをそのまま抑制電費Eの今回値Enとする。
許容変化量Zは制限量Bが大きいほど小さく、すなわち走行用バッテリ9の充電率が高いほど小さい。したがって、走行用バッテリ9の充電率が高いほど、抑制電費Eの経時変動の勾配が緩やかとなり、値が変化しにくくなる。また、充電率の低下とともに許容変化量Zが増大し、抑制電費Eの変化に対する制限が緩和される。ここで演算された抑制電費Eは、履歴記憶部1e及び航続距離演算部1gに伝達される。
履歴記憶部1e(履歴記憶手段)は、操作ダイヤル8a,8bの操作位置Aの履歴と、操作位置Aが変更された時点での抑制電費Eの履歴と、EV-ECU1内で制御周期毎に演算される電費Cの履歴とを記憶するものである。電費Cの履歴とは、制御周期毎に更新される今回値Cn及び前回値Cn-1のことであり、抑制電費演算部1dでの演算に用いられる。一方、操作位置A及び抑制電費Eの履歴は、制御周期毎に更新される値の履歴ではなく、操作ダイヤル8a,8bが操作されたときに更新される履歴である。
ここで、現在の操作位置をAnとし、前回の操作位置をAn-1とし、前々回の操作位置をAn-2とする。履歴記憶部1eは、これらの操作位置An,An-1及びAn-2を記憶するとともに、切り換え時点の抑制電費Eの今回値En,前回値En-1及び前々回値En-2を記憶する。なお、抑制電費Eの今回値Enは制御周期毎に随時更新されることになるが、操作ダイヤル8a,8bが操作された時点での今回値Enが前回値En-1(固定値)として記憶され、同時にそれまで前回値En-1として記憶されていた値が前々回値En-2となる。操作位置A及び抑制電費Eの履歴は、航続距離演算部1gでの制御に用いられる。
電池残量演算部1fは、走行用バッテリ9の電池残量D[kWh]を検出又は演算するものである。ここでは例えば、充電率と走行用バッテリ9の総容量とから電池残量Dが検出,演算される。あるいは、なお、走行用バッテリ9の内部抵抗値や開放電圧,バッテリ温度等に基づいて電池残量Dを検出,演算してもよい。ここで検出,演算された電池残量Dは航続距離演算部1gに伝達される。
航続距離演算部1g(第三演算手段)は、電費演算部1cで演算された電費C,抑制電費演算部1dで演算された抑制電費E及び電池残量演算部1fで演算された電池残量Dに基づいて航続距離Fを演算するものである。航続距離Fの演算式と演算条件を以下に列挙する。演算された航続距離Fの情報は航続距離演算部1gから表示装置6に伝達され表示される。
〔1〕操作ダイヤル8a,8bが操作されていない場合
航続距離F=電池残量D×抑制電費En ・・・(式1)
〔2〕操作ダイヤル8a,8bが操作され、かつ、
操作位置Anが前々回の操作位置An-2と相違する場合
航続距離F=電池残量D×電費Cn ・・・(式2)
〔3〕操作ダイヤル8a,8bが操作され、かつ、
操作位置Anが前々回の操作位置An-2と同一の場合
航続距離F=電池残量D×前々回の抑制電費En-2 ・・・(式3)
図3,図4を用いて、本航続距離演算装置における制御手順を説明する。これらのフローチャートは、例えば予め設定された所定の周期で繰り返し実施されている。図3のフローでは操作ダイヤル8a,8bの操作状態に対応するフラグXが用いられている。このフラグXは、操作ダイヤル8a,8bが操作されてから所定時間の間のみX=1に設定され、それ以外の状態ではX=0に設定される。
図3のフローは、おもにエアコンECU2で実施される。まずステップA10では、エアコン電力実測部2aにおいて、エアコン装置7の消費電力が実測される。続くステップA20では、フラグXがX=0であるか否かが判定される。ここでX=1である場合にはステップA70に進む。また、操作ダイヤル8a,8bが操作されていなければX=0であり、ステップA30へ進む。
ステップA30では、ダイヤル位置検出部2bにおいて、操作ダイヤル8a,8bの操作位置Aが検出される。また続くステップA40では、操作位置Aに対応する所定の電力値が所定電力記憶部2cから読み出される。また、続くステップA50では、操作位置Aが前回の制御周期から変化したか否かが判定される。
ここで操作位置Aが変化していない場合にはステップA100へ進み、ステップA10で実測されたエアコン装置7の消費電力がEV-ECU1に伝達される。また、続くステップA110ではフラグXがX=0に設定され、さらに続くステップA120ではタイマーTがリセット(T=0)されて、このフローを終了する。なお、操作ダイヤル8a,8bが操作されない限りフラグXがX=0のままであり、常にエアコン装置7での消費電力の実測値がEV-ECU1に伝達される。
一方、ステップA50で操作位置Aが変化した場合にはステップA60に進み、フラグXがX=1に設定される。また、続くステップA70ではタイマーTにT+1が代入される。タイマーTの値は、操作ダイヤル8a,8bが操作されてからの経過時間に対応する。
続くステップA80では、タイマーTの値が所定値T0未満であるか否かが判定される。ここでT<T0であれば、操作ダイヤル8a,8bが操作されてから所定時間が経過していないと判断されてステップA90へ進み、ステップA40で読み出された所定の電力値がEV-ECU1に伝達される。一方、T≧T0であれば、操作ダイヤル8a,8bが操作されてから所定時間が経過したと判断されてステップA100へ進み、ステップA10で実測されたエアコン装置7の消費電力がEV-ECU1に伝達される。
本フローにより、操作ダイヤル8a,8bが操作されてからの経過時間に応じて、エアコン装置7の消費電力の実測値と所定の電力値とのうちの何れか一方がEV-ECU1に伝達される。
図4のフローは、おもにEV-ECU1で実施される。まずステップB10では、SOC演算部3aから伝達される充電率,走行距離演算部4aから伝達される走行距離,モータ電力演算部4bから伝達されるモータ電力,エアコンECU2から伝達される電力(消費電力の実測値又は所定の電力値)がEV-ECU1に読み込まれる。続くステップB20では、消費電力演算部1bにおいて、モータ電力とエアコンの電力とを加算した消費電力が演算される。ここで演算された消費電力は電費演算部1cに伝達される。
続くステップB30では、制限量設定部1aにおいて、充電率に基づいて制限量Bが設定される。続くステップB40では、抑制電費演算部1dにおいて、制限量Bに応じた許容変化量Zが演算される。
ステップB50では、履歴記憶部1eにおいて、電費Cの履歴が更新される。ここでは、前回の演算周期で演算された値が前回値Cn-1として記憶される。続くステップB60では、電費演算部1cにおいて、ステップB20で演算された消費電力と車両10の走行距離とから電費Cの今回値Cnが演算される。また、ステップB70では、電池残量演算部1fにおいて、走行用バッテリ9の電池残量Dが演算される。
ステップB80では、抑制電費演算部1dにおいて、電費Cの前回値Cn-1と今回値Cnとの差(Cn-1−Cn)が演算される。続くステップB90では、この差(Cn-1−Cn)が許容変化量Z以上であるか否かが判定される。ここで(Cn-1−Cn)≧Zである場合には、電費Cの値が急降下したとみなされてステップB110へ進み、抑制電費Eの今回値EnがEn=Cn-1−Zに設定される。一方、(Cn-1−Cn)<Zである場合にはステップB100へ進む。
ステップB100では、差(Cn-1−Cn)が負の許容変化量−Z以下であるか否かが判定される。ここで、(Cn-1−Cn)≦−Zである場合には、電費Cの値が急上昇したとみなされてステップB120へ進み、抑制電費Eの今回値EnがEn=Cn-1+Zに設定される。一方、(Cn-1−Cn)>−Z〔すなわち、−Z<(Cn-1−Cn)<Z〕である場合には、ステップB130へ進み、電費Cの今回値Cnが抑制電費Eの今回値Enとして設定される。
また、ステップB140では、操作位置Aが前回の制御周期から変化したか否かが判定される。ここで操作位置Aが変化していない場合にはステップB190へ進み、航続距離演算部1gにおいて上記の式1に従って航続距離Fが演算される。その後ステップB200で航続距離Fの情報が表示装置6に伝達され、航続距離Fが画面に表示される。
ステップB140で操作位置Aが変化した場合にはステップB150に進み、履歴記憶部1eにおいて操作位置A及び抑制電費Eの履歴が更新される。ここでは、前々回の操作位置An-2にそれまでの前回の操作位置An-1が代入され、前回の操作位置An-1にそれまでの今回の操作位置Anが代入される。そして、今回の操作位置Anには変更後の新たな操作位置Aが代入される。同様に、抑制電費Eの前々回値En-2にそれまでの前回値En-1が代入され、前回値En-1にそれまでの今回値Enが代入される。
続くステップB160では、航続距離演算部1gにおいて、操作位置Anが前々回の操作位置An-2と同一(An=An-2)であるか否かが判定される。ここで、An≠An-2である場合にはステップB180へ進み、航続距離演算部1gにおいて上記の式2に従って航続距離Fが演算される。一方、An=An-2である場合にはステップB170へ進み、航続距離演算部1gにおいて上記の式3に従って航続距離Fが演算される。これにより、例えば操作ダイヤル8a,8bが一旦操作された後、元の操作位置に戻されたような場合には、航続距離Fの演算に前々回の抑制電費En-2の値が用いられる。
何れの場合においてもその後ステップB200で航続距離Fの情報が表示装置6に伝達され、航続距離Fが画面に表示される。
このように、本航続距離演算装置では制限量設定部1aにおいてバッテリ残量に対応する充電率に基づいて制限量を設定し、これを用いて電費Cの変動を抑制した抑制電費Eを演算するとともに、この抑制電費Eと走行用バッテリ9の電池残量Dとに基づいて航続距離Fを演算している。
これにより、例えば車室内気温と外気温との差が大きい環境でドアや窓を開放してエアコン装置7の消費電力が急増するような状況においても、航続距離Fの演算値の変動を抑制することができ、信頼性及び妥当性の高い航続距離Fの演算値を取得することができる。
また、このような信頼性及び妥当性の高い航続距離Fが表示装置6に表示されるため、乗員は正確な航続距離Fを把握することができる。したがって、乗員に安定感や安心感を与えることができ、ユーザビリティ(使い勝手)を向上させることができる。
また、制限量設定部1aでは、図2に示すように、充電量が大きいほど制限量Bが増大する対応マップが記憶されているため、バッテリの残量が多いほど電費Cの変動が抑制され、抑制電費Eを変動しにくくすることができる。このような点においても、航続距離Fの急変を防止することができ、安定した航続距離Fの演算値を取得することができる。
上記の効果に加えて、本航続距離演算装置では、操作ダイヤル8a,8bの操作位置Aの変化時には、航続距離Fの演算において抑制電費Eの代わりに通常の電費Cが用いられる。そのため、乗員による空調操作に対する航続距離Fの更新の応答性を向上させることができる。これにより、正確な航続距離Fの値を取得しやすくすることができる。また、操作ダイヤル8a,8bへの操作に応じて航続距離Fを即座に更新することができ、正確な航続距離の演算値を取得することができる。
さらに、本航続距離演算装置では、エアコン電力実測部2aでエアコン装置7の電力を実測するだけでなく、操作ダイヤル8a,8bの切り換えの直後には所定電力記憶部2cに記憶された所定の電力値を用いて消費電力を演算している。これにより、エアコン装置7の内部で実際に消費される電力の立ち上がりの遅れを解消して消費電力、ひいては電費Cを迅速に演算することができる。すなわち、操作ダイヤル8a,8bへの操作に応じて素早く立ち上がる消費電力を用いることで、タイムラグの影響を除去した理論上の電費Cを正確に把握することができる。また、操作ダイヤル8a,8bへの操作に応じて電費Cを即座に更新することができ、正確な航続距離Fの値を取得することができる。これにより、乗員に安定感や安心感を与えることができる。
また、本航続距離演算装置では、操作ダイヤル8a,8bの操作位置Aの履歴を履歴記憶部1eに記憶させ、操作履歴に基づいて電費Cn又は前々回の抑制電費En-2を用いて航続距離Fを演算している。これにより、演算値の差し戻しの要否に応じて航続距離Fを演算することが可能となり、自然な航続距離Fの値を取得することができる。
さらに、操作位置Anが前々回の操作位置An-2と同一の場合には、その操作位置An-2に対応する前々回の抑制電費En-2を用いて航続距離Fを演算しているため、操作ダイヤル8a,8bが元の操作位置に戻されたような場合であっても、それまでの操作ダイヤル8a,8bの操作位置Aで得られた抑制電費Eの値に差し戻すことが可能となり、より自然な航続距離の値を取得することができる。
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態における図4のステップB160では、操作位置Aのみの履歴に基づく条件判定がなされているが、これに時間条件を付加することも考えられる。例えば、一定時間(例えば、数秒〜数十秒)の間に操作ダイヤル8a,8bが元の操作位置に戻された場合に、前々回の抑制電費En-2の値を用いて航続距離Fを演算する構成とすることが考えられる。
つまり、ある程度の時間が経過したら、たとえ操作位置Anが前々回の操作位置An-2と同一であったとしても、式3を用いた航続距離Fの演算を実施せず、式2を用いることとする。このような構成により、履歴記憶部1eに記憶された情報のうち、参照するには古すぎる履歴情報を破棄することが可能となり、航続距離Fの演算値をより正確に求めることができる。
また、上述の実施形態では、図2に示すように、EV-ECU1,エアコンECU2,BMU3及びMCU4の各電子制御装置に機能を振り分けた形態の航続距離演算装置を例示したが、これらの機能を一つの電子制御装置に統合してもよいし、あるいは通信ライン5に対して着脱自在のインターフェースを備えた単独の航続距離演算装置として構成し、汎用性を向上させてもよい。なお、上述の実施形態に記載された演算をどの電子制御装置が担当するかは任意であり、各電子制御装置での演算内容の割り当ては自由に設定することができる。
また、上述の実施形態では電気自動車に本発明を適用したものが例示したが、ハイブリッド自動車やPHV(プラグインハイブリッド車)といった電気エネルギーでの走行が可能な車両への適用が可能である。
1 EV-ECU
1a 制限量設定部
1b 消費電力演算部
1c 電費演算部(第一演算手段)
1d 抑制電費演算部(第二演算手段)
1e 履歴記憶部(履歴記憶手段)
1f 電池残量演算部
1g 航続距離演算部(第三演算手段)
2 エアコンECU
2a エアコン電力実測部(電力実測手段)
2b ダイヤル位置検出部(操作位置検出手段)
2c 所定電力記憶部(電力記憶手段)
3 BMU
3a SOC演算部(残量演算手段)
4 MCU
4a 走行距離演算部(走行距離演算手段)
4b モータ電力演算部(消費電力演算手段)
5 通信ライン
6 表示装置(表示手段)
7 エアコン装置(空調装置)
8 操作パネル
8a,8b 操作ダイヤル
9 走行用バッテリ
10 車両

Claims (6)

  1. 車両に搭載された走行用バッテリに蓄えられた電力の残量を演算する残量演算手段と、
    前記走行用バッテリの消費電力及び前記車両の走行距離に基づき、前記走行用バッテリの単位容量あたりの走行距離を電費として演算する第一演算手段と、
    前記残量演算手段で演算された前記残量が大きいほど増大する制限量を設定する制限量設定手段と、
    前記制限量に応じて演算される前記電費の経時変動の許容変化量を超えないように、前記第一演算手段で演算された前記電費の変動を抑制した抑制電費を演算する第二演算手段と、
    前記残量演算手段で演算された前記電力の残量及び前記第二演算手段で演算された前記抑制電費に基づき、前記車両が前記残量の電力で走行する距離の推定値である航続距離を演算する第三演算手段と
    を備えたことを特徴とする、車両の航続距離演算装置。
  2. 前記許容変化量は、前記制限量の最大値よりも大きい所定値から、前記制限量を減算した値である
    ことを特徴とする、請求項1記載の車両の航続距離演算装置。
  3. 前記第一演算手段は、所定の演算周期で前記電費を演算するものであり、
    前記第二演算手段は、前記電費の前回値から今回値を減じた値が前記許容変化量以上である場合に、前記前回値から前記許容変化量を減じた値を前記抑制電費として演算する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両の航続距離演算装置。
  4. 前記第二演算手段は、前記電費の前回値と今回値との差の絶対値が前記許容変化量未満である場合に、前記今回値をそのまま前記抑制電費として演算する
    ことを特徴とする、請求項3記載の車両の航続距離演算装置。
  5. 前記第二演算手段は、前記電費の今回値から前回値を減じた値が前記許容変化量以上である場合に、前記前回値に前記許容変化量を加えた値を前記抑制電費として演算する
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載の車両の航続距離演算装置。
  6. 前記第三演算手段で演算された前記航続距離を表示する表示手段をさらに備えた
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両の航続距離演算装置。
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