JP5609550B2 - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転部材間の変動トルクを吸収するトルク変動吸収装置に関する。
トルク変動吸収装置は、マニュアルトランスミッションを有する車両においては、エンジンと変速機と間の動力伝達経路に設けられており、エンジンの変動トルクを吸収(抑制)する。トルク変動吸収装置においては、弾性力によって変動トルクを吸収するダンパ部を有する。ダンパ部として、第1回転部材と、第1回転部材に対して回転可能に配置された第2回転部材と、第1回転部材と第2回転部材との間に生ずる捩れを緩衝するコイルスプリングと、コイルスプリングの一端部と第2回転部材との間に配されたスプリングシート(シート部材)と、を備えたものがある。
例えば、特許文献1、2では、スプリングシートが出力プレート(第2回転部材)と回転方向に当接しており、スプリングシートと出力プレートとの接触面積が250mm以上であるダンパ機構が開示されている。スプリングシートは、出力プレートの本体部から半径方向に延びた伝達部と回転方向に当接している。伝達部は、本体部から半径方向外側に突出した第1突出部と、当該第1突出部の回転方向の端部から軸方向エンジン側に伸びる第2突出部と、を有する。第2突出部は、スプリングシートと回転方向に当接可能である。第2突出部とスプリングシートとの接触面積は、250mm以上に確保されている。つまり、スプリングシートと出力プレートの第2突出部との接触面積を大きくすることで、スプリングシートの強度向上を図っている。
特開2010−31888号公報 特開2010−31889号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の発明では、出力プレートとスプリングシートの接触面積をなるべく大きく確保する構成としているが、実際の使用においては、スプリングシートからの荷重を出力プレートの第2突出部に伝達する際に、第2突出部と第1突出部の接続部分を支点に、第2突出部の先端部が荷重方向に倒れ込む。そのため、出力プレートの第2突出部とスプリングシートとの接触する面の面圧が不均一となり、スプリングシートに係る応力が第2突出部と第1突出部との接続部分と接触する部分に集中し、ダンパ部の捩れを規制するためにスプリングシート同士が当たったときの応力がスプリングシートに加わることで、スプリングシートの強度、耐久性が大幅に減少する。
また、特許文献1、2に記載の発明では、ダンパ部の捩れを規制するためにスプリングシート同士が当たったときの応力が出力プレートの第2突出部に加わるごとに、出力プレートにおける第2突出部と第1突出部との接続部分を支点として第2突出部の先端部の荷重方向に倒れ込みが繰り返し発生することにより、出力プレートにおける第2突出部と第1突出部との接続部分が疲労破損に至るおそれがある。
さらに、特許文献1、2に記載の発明では、出力プレートの第2突出部の先端の角がピン角になっており、スプリングシートや出力プレートの形状精度のバラツキ等により、出力プレートの第2突出部とスプリングシートの当り方が不均一になり、発生応力が局部的に集中し、破損に至るおそれがある。
本発明の主な課題は、出力プレートにおける突出部の接続部分及びシート部材の疲労強度を向上させることができるトルク変動吸収装置を提供することである。
本発明の一視点においては、トルク変動吸収装置において、回転可能に配された第1回転部材と、前記第1回転部材に対して回転可能に配されるとともに、環状に形成され、かつ、外周端面に前記第1回転部材の回転軸から離れる方向に突出した複数の突起部を有する第2回転部材と、前記第1回転部材と前記第2回転部材との間の捩れによる変動トルクを吸収する少なくとも1つの弾性部材と、周方向における前記弾性部材の端部と前記突起部との間に配されるとともに、前記突起部と当接可能なシート部材と、を備え、前記突起部は、前記第2回転部材の軸方向の両側に延出する当接部を有し、軸方向の両側に延出した前記当接部は、前記シート部材と当接することを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記当接部は、前記シート部材と当接可能な面において、前記第2回転部材の回転軸の中心を通る前記第2回転部材の径方向の線に沿って形成された部分を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記当接部は、前記シート部材と当接可能な面よりも前記第2回転部材の径方向外側にも連続して形成されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、軸方向の両側に延出した前記当接部は、前記シート部材と当接可能な面よりも前記第2回転部材の径方向内側にも連続して形成されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記当接部は、前記シート部材に面する角部が滑らかな円弧形状に丸められた曲面部を有することが好ましい。
本発明によれば、シート部材と当接可能な第2回転部材の突起部の周方向にある端部から軸方向に延出した当接部を形成することで、第2回転部材の回転方向荷重に対する剛性が向上するとともに、円周方向の荷重によって発生する応力が分散され、疲労強度が大幅に向上する。
本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した軸方向から見た一部切欠平面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のY−Y´間の断面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のZ−Z´間の断面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置におけるシート部材とプレートと配置関係を模式的に示した部分拡大平面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置におけるプレートの構成を模式的に示した軸方向から見た平面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置におけるシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)x−x´間の断面図、(C)矢視aから見た平面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置における他のシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)y−y´間の断面図、(C)矢視bから見た平面図である。 本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置におけるシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)x−x´間の断面図、(C)矢視aから見た平面図である。 本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置における他のシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)y−y´間の断面図、(C)矢視bから見た平面図である。 本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置におけるシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)x−x´間の断面図、(C)矢視aから見た平面図である。 本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置における他のシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)y−y´間の断面図、(C)矢視bから見た平面図である。 本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置におけるプレートの構成を模式的に示した軸方向から見た平面図である。
本発明の実施形態に係るトルク変動吸収装置では、回転可能に配された第1回転部材(図4の22、23)と、前記第1回転部材に対して回転可能に配されるとともに、環状に形成され、かつ、外周端面に前記第1回転部材の回転軸から離れる方向に突出した複数の突起部(図4の32a)を有する第2回転部材(図4の32)と、前記第1回転部材と前記第2回転部材との間の捩れによる変動トルクを吸収する少なくとも1つの弾性部材(図1の42)と、周方向における前記弾性部材の端部と前記突起部との間に配されるとともに、前記突起部と当接可能なシート部材(図4の41)と、を備え、前記突起部は、前記第2回転部材の軸方向の両側に延出する当接部(図4の32b、32c)を有し、軸方向の両側に延出した前記当接部は、前記シート部材と当接する。
なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した軸方向から見た一部切欠平面図である。図2は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。図3は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のY−Y´間の断面図である。図4は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のZ−Z´間の断面図である。図5は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置におけるシート部材とプレートとの配置関係を模式的に示した部分拡大平面図である。図6は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置におけるプレートの構成を模式的に示した軸方向から見た平面図である。図7は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置におけるシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)x−x´間の断面図、(C)矢視aから見た平面図である。図8は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置における他のシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)y−y´間の断面図、(C)矢視bから見た平面図である。
実施例1に係るトルク変動吸収装置1は、第1プレート20(入力側)と第2プレート30(出力側)との間の捩れによる変動トルクを吸収(抑制)する装置である(図2参照)。トルク変動吸収装置1は、捩れ緩衝機能を有し、バネ力によって第1プレート20と第2プレート30との間の変動トルクを吸収するダンパ部40を有する。トルク変動吸収装置1は、エンジンのクランクシャフト10と動力伝達装置(図示せず)との間の動力伝達経路上に設けられている。
第1プレート20は、エンジンのクランクシャフト10に連結された環状の組立体である(図1〜図3参照)。第1プレート20は、クランクシャフト10の回転動力をダンパ部40に向けて伝達する。第1プレート20は、内部においてダンパ部40及び潤滑剤(例えば、グリス)を収容するとともに、第2プレート30に対する隙間がシール部材60によってシールされている。第1プレート20は、ボールベアリング51を介して第2プレート30を回転可能に軸受けするとともに、ボールベアリング51、摺動材52、及び皿ばね53を用いて第2プレート30の軸方向の移動を規制する。第1プレート20は、構成部材として、支持部材21と、プレート22と、プレート23と、リングギヤ24と、を有する。
支持部材21は、第2プレート30を回転可能に支持する環状の部材である(図1〜図3参照)。支持部材21は、ボルト11によってプレート22ともにクランクシャフト10のフランジ部10aに締結固定されている。これにより、支持部材21は、プレート22と一体に回転する。支持部材21は、クランクシャフト10の円筒部10bの外周に挿入される円筒部21aを有する。円筒部21aは、プレート23の内周に挿入されており、プレート23の径方向の移動を規制する。支持部材21は、円筒部21aの動力伝達装置側(図2の右側)の端部から径方向外側に延在した環状のフランジ部21bを有する。フランジ部21bは、ボルト11のネジ部分を挿通するための穴部を有する。フランジ部21bは、外周端部から軸方向の動力伝達装置側(図1の右側)に延在した円筒部21cを有する。円筒部21cは、ボールベアリング51を介して第2プレート30(プレート31の円筒部31b)を回転可能に軸受けする。円筒部21cは、ボールベアリング51の内輪の内周に圧入固定されている。支持部材21は、円筒部21cの動力伝達装置側(図1の右側)の端部から径方向外側に延在した環状のフランジ部21dを有する。フランジ部21dは、摺動材52及び皿ばね53を介して第2プレート30(プレート31のフランジ部31c)の軸方向の移動を規制する。フランジ部21dは、皿ばね53の外周端部を支持する。
プレート22は、環状の部材である(図1〜図4参照)。プレート22は、内周端部にて、支持部材21の円筒部21aの外周に配されている。プレート22は、内周部分にて、支持部材21のフランジ部21bとクランクシャフト10のフランジ部10aとの間に挟まれており、ボルト11によって支持部材21とともにクランクシャフト10に締結固定されている。プレート22は、ボールベアリング51の外輪と離間している。プレート22は、外周部分にて、ダンパ部40のシート部材41、43、45、及び、コイルスプリング42、44を収容するための袋状の2つの収容部22aを有する。収容部22aは、軸方向からみて円弧状に形成されており、第1シート部材41、コイルスプリング42、第2シート部材43、コイルスプリング44、第3シート部材45、コイルスプリング44、第2シート部材43、コイルスプリング42、及び第1シート部材41を収容する。収容部22aは、ダンパ部40で捩れが生じたときに、シート部材41、43、45のスライドをガイドする。収容部22aは、周方向両側にある端面にて、両端に配された一対の第1シート部材41と接離可能であり、ダンパ部40に捩れが生じていないときに一対の第1シート部材41の両方と接し、ダンパ部40に捩れが生じているときに一対の第1シート部材41の片方と接する。プレート22は、ダンパ部40の径方向外側を覆うように形成されている。プレート22は、外周面にて、環状のリングギヤ24の内側に挿入されており、溶接等によってリングギヤ24に固定されている。プレート22は、動力伝達装置側(図2の右側)の端部が全周に渡ってプレート23と密着しており、溶接等によってプレート23に固定されている。
プレート23は、環状の部材である(図1〜図4参照)。プレート23は、外周部分が全周に渡ってプレート22と密着しており、溶接等によってプレート22に固定されている。これにより、プレート23はプレート22と一体に回転するとともに、プレート22、23の接合部分から第1フライホール20の内部の潤滑剤が漏れない。プレート23は、中間部分にて、ダンパ部40のシート部材41、43、45、及び、コイルスプリング42、44を収容するための袋状の2つの収容部23aを有する。収容部23aは、軸方向からみて円弧状に形成されており、第1シート部材41、コイルスプリング42、第2シート部材43、コイルスプリング44、第3シート部材45、コイルスプリング44、第2シート部材43、コイルスプリング42、及び第1シート部材41を収容する。収容部23aは、ダンパ部40で捩れが生じたときに、シート部材41、43、45のスライドをガイドする。収容部23aは、周方向両側にある端面にて、両端の一対の第1シート部材41と接離可能であり、ダンパ部40に捩れが生じていないときに一対の第1シート部材41の両方と接し、ダンパ部40に捩れが生じているときに一対の第1シート部材41の片方と接する。プレート23は、内周部分にて、動力伝達装置側(図1の右側)に延在した円筒部23bを有する。円筒部23bは、第1プレート20と第2プレート30との間の隙間をシールするための第1プレート20側の構成部分である。円筒部23bは、プレート31と接触しないように、プレート31の凹部31dの近傍まで延在している。円筒部23bは、内周面にて、シール部材60の弾性体62と弾性的に接するシール面23cを有する。シール面23cは、軸方向に平坦な円筒面に仕上げられている。
リングギヤ24は、外周面にギヤが形成されたリング状の部材である(図1〜図3参照)。リングギヤ24は、プレート22の外周に配されており、溶接等によりプレート22に固定されている。リングギヤ24は、スタータモータ(図示せず)のピニオンギヤ(図示せず)と噛み合う。
第2プレート30は、ダンパ部40からの回転動力を動力伝達装置(図示せず)に伝達する環状の組立体である(図1〜図3参照)。第2プレート30は、ボールベアリング51を介して第1プレート20に回転可能に軸受けされるとともに、ボールベアリング51、摺動材52、及び皿ばね53を用いて第1プレート20に対する軸方向の移動が規制されている。第2プレート30は、第1プレート20に対する隙間がシール部材60によってシールされている。第2プレート30は、構成部材として、プレート31と、プレート32と、リベット33と、を有する。
プレート31は、環状の部材である(図1〜図3参照)。プレート31は、外周部分にて、ボルト等により動力伝達装置(図示せず)に連結される。プレート31は、プレート23の円筒部23bよりも径方向内側にて、シール部材60の金属環61の内周面と圧接するシール面31aを有する。シール面31aは、軸方向に平坦な円筒面となっており、金属環61が圧入嵌合される。プレート31は、シール面31aよりも軸方向の動力伝達装置側(図2の右側)、かつ、径方向外側の部分にて、軸方向の動力伝達装置側(図2の右側)に凹んだ環状の凹部31dを有する。凹部31dには、プレート23の円筒部23bの先端部が接触しないように挿入されている。プレート31は、シール面31aよりも径方向内側にて、リベット33によりプレート32と連結されている。これにより、プレート31は、プレート32と一体に回転する。プレート31は、リベット33よりも径方向内側の部分にて軸方向のエンジン側(図1の左側)に延在した円筒部31bを有する。円筒部31bは、ボールベアリング51を介して支持部材21の円筒部21cに回転可能に支持されている。円筒部31bは、内周面にてボールベアリング51の外輪と圧入嵌合している。プレート31は、リベット33よりも径方向内側の部分から径方向内側に延在した環状のフランジ部31cを有する。フランジ部31cは、ボールベアリング51と摺動材52との間に配されており、ボールベアリング51の内輪と接触しないように形成されている。フランジ部31cは、皿ばね53により摺動材52からボールベアリング51側に付勢されている。
プレート32は、環状の部材である(図1〜図6参照)。プレート32は、プレート31の円筒部31bの外周に配されている。プレート32は、内周部分にて、リベット33によりプレート31に連結されている。これにより、プレート32は、プレート31と一体に回転する。プレート32は、プレート22とプレート23との間の略中央に配されている。プレート32は、外周部分にて、径方向外側に突出した2つの突起部32aを有する。2つの突起部32aは、互いに180°ずれた位置に形成されている。プレート32は、2つの突起部32aの周方向の間にて、ダンパ部40のシート部材41、43、45、及び、コイルスプリング42、44を収容する。2つの突起部32aの周方向の間では、第1シート部材41、コイルスプリング42、第2シート部材43、コイルスプリング44、第3シート部材45、コイルスプリング44、第2シート部材43、コイルスプリング42、及び第1シート部材41を収容する。突起部32aは、周方向両側にある端面にて、両端の一対の第1シート部材41と接離可能であり、ダンパ部40に捩れが生じていないときに一対の第1シート部材41の両方と接し、ダンパ部40に捩れが生じているときに一対の第1シート部材41の片方と接する。突起部32aは、軸方向における第1シート部材41の中央にて第1シート部材41と接離することが好ましい。
突起部32aは、周方向両側にある端面にて軸方向の両側に延出する突出部32b、32cを有する(図4参照)。突出部32b、32cは、第1シート部材41と接離可能である。突出部32b、32cは、第1シート部材41と接離可能な面において、クランクシャフト10の回転軸の中心を通る径方向の線に沿って形成された部分を有し、第1シート部材41を周方向に沿って押付けることが可能である。突出部32b、32cは、第1シート部材41と接離可能な面よりも径方向外側にも連続して形成されている(図5参照)。突出部32b、32cは、第1シート部材41と接離可能な面よりも径方向内側にも連続して形成されている(図5参照)。突出部32b、32cは、第1シート部材41側の角部が突出しないように形成されており、第1シート部材41側の角部が滑らかな円弧形状に丸められた曲面部32d、32eを有する(図4参照)。なお、プレート32の成形工法は一切問わない。突起部32aが第1シート部材41に当接する部分(当接面32h)は、曲面部32d、32e、及び、曲面部32d、32e間の直線部分である。
リベット33は、プレート31とプレート32とを連結するための部材である(図1〜図3参照)。
ダンパ部40は、エンジン側の回転軸の回転動力が入力され、入力された回転動力を動力伝達装置に向けて出力する(図2参照)。ダンパ部40は、1つの円周上にて、複数のコイルスプリング42、44が配設されている(図1参照)。ダンパ部40は、構成部材として、シート部材41、43、45と、コイルスプリング42、44と、を有する。
第1シート部材41は、プレート22、23の収容部22a、23a、及び、プレート32の突起部32a間に収容され、当該収容部22a、23a及び突起部32aの周方向にある端面とコイルスプリング42の端部との間に配されている(図1、図2、図4、図5、図7参照)。第1シート部材41には、例えば、金属、樹脂又はゴム、若しくはこれらを組合せたものを用いることができ、コイルスプリング42の摩耗を低減するために、樹脂を用いることができる。第1シート部材41は、周方向の片側にて、径方向外側及び内側の部分から周方向に延在した延出部41a、41bを有する。延出部41a、41bは、ダンパ部40にて捩れが生じたときに、対向する第2シート部材43の延出部43a、43bと当接することで、ダンパ部40における捩れを規制する部分であり、第1ストッパ部となる。第1延出部41aは、第1延出部43aと当接可能である。第2延出部41bは、第2延出部43bと当接可能である。なお、延出部41a、41bが延出部43a、43bと当接してダンパ部40における捩れを規制する際のショックを吸収するために、第1シート部材41と第2シート部材43との間に配されたコイルスプリング42の内側にゴム等よりなる緩衝材(図示せず)を配置し、延出部41a、41b、43a、43b同士が当接する前に緩衝材が第1シート部材41及び第2シート部材43と弾性的に当接するようにしてもよい。延出部41a、41bの先端面は、クランクシャフト10の回転軸の中心を通る径方向の線に沿って形成されている。延出部41a、41bにおけるコイルスプリング42の外周面と対向する面は、ダンパ部40に捩れが生じたときにもコイルスプリング42と接触して摩耗しないように、延出部41a、41bの根元(基端部)から先端部に向かってコイルスプリング42の外周面から離れるように形成された傾斜面41eとなっている。第1シート部材41におけるプレート32の突起部32a(突出部32b、32cを含む)と当接可能な面は、クランクシャフト10の回転軸の中心を通る径方向の線に沿って形成されている。
コイルスプリング42は、プレート22、23の収容部22a、23a、及び、プレート32の突起部32a間に収容され、第1シート部材41と第2シート部材43との間に配されている(図1参照)。コイルスプリング42は、ダンパ部40に捩り(プレート22、23とプレート32との間の捩り)が生じたときに収縮し、プレート22、23とプレート32との回転差によりショックを吸収する。なお、コイルスプリング42の内側に、別のコイルスプリングを配置してもよい。
第2シート部材43は、プレート22、23の収容部22a、23a、及び、プレート32の突起部32a間に収容され、コイルスプリング42とコイルスプリング44との間に配されている(図1参照)。第2シート部材43には、例えば、金属、樹脂又はゴム、若しくはこれらを組合せたものを用いることができ、コイルスプリング42、44の摩耗を低減するために、樹脂を用いることができる。第2シート部材43は、周方向の両側にて、径方向外側及び内側の部分から周方向に延在した延出部43a、43b、43c、43dを有する。延出部43a、43bは、ダンパ部40にて捩れが生じたときに、対向する第1シート部材41の延出部41a、41bと当接することで、ダンパ部40における捩れを規制する部分であり、第2ストッパ部となる。第1延出部43aは、第1延出部41aと当接可能である。第2延出部43bは、第2延出部41bと当接可能である。なお、延出部43a、43b、41a、41b同士が当接してダンパ部40における捩れを規制する際のショックを吸収するために、第2シート部材43と第1シート部材41との間に配されたコイルスプリング42の内側にゴム等よりなる緩衝材(図示せず)を配置し、延出部43a、43b、41a、41b同士が当接する前に緩衝材が第2シート部材43及び第1シート部材41と弾性的に当接するようにしてもよい。延出部43c、43dは、ダンパ部40にて捩れが生じたときに、対向する第3シート部材45の延出部45a、45bと当接することで、ダンパ部40における捩れを規制する部分であり、第3ストッパ部となる。第3延出部43cは、第1延出部45aと当接可能である。第4延出部43dは、第2延出部45bと当接可能である。なお、延出部43c、43d、45a、45b同士が当接してダンパ部40における捩れを規制する際のショックを吸収するために、第2シート部材43と第3シート部材45との間に配されたコイルスプリング44の内側にゴム等よりなる緩衝材(図示せず)を配置し、延出部43c、43d、45a、45b同士が当接する前に緩衝材が第2シート部材43及び第3シート部材45と弾性的に当接するようにしてもよい。延出部43a、43bの先端面は、クランクシャフト10の回転軸の中心を通る径方向の線に沿って形成されている。延出部43c、43dの先端面は、クランクシャフト10の回転軸の中心を通る径方向の線に沿って形成されている。延出部43a、43bにおけるコイルスプリング42の外周面と対向する面は、ダンパ部40に捩れが生じたときにもコイルスプリング42と接触して摩耗しないように、延出部43a、43bの根元(基端部)から先端部に向かってコイルスプリング42の外周面から離れるように形成された傾斜面となっている。延出部43c、43dにおけるコイルスプリング44の外周面と対向する面は、ダンパ部40に捩れが生じたときにもコイルスプリング44と接触して摩耗しないように、延出部43c、43dの根元(基端部)から先端部に向かってコイルスプリング42の外周面から離れるように形成された傾斜面となっている。
コイルスプリング44は、プレート22、23の収容部22a、23a、及び、プレート32の突起部32a間に収容され、第2シート部材43と第3シート部材45との間に配されている(図1参照)。コイルスプリング44は、ダンパ部40に捩り(プレート22、23とプレート32との間の捩り)が生じたときに収縮し、プレート22、23とプレート32との回転差によりショックを吸収する。なお、コイルスプリング44の内側に、別のコイルスプリングを配置してもよい。
第3シート部材45は、プレート22、23の収容部22a、23a、及び、プレート32の突起部32a間に収容され、隣合うコイルスプリング44間に配されている(図1、図8参照)。第3シート部材45には、例えば、金属、樹脂又はゴム、若しくはこれらを組合せたものを用いることができ、コイルスプリング44の摩耗を低減するために、樹脂を用いることができる。第3シート部材45は、周方向の両側にて、径方向外側及び内側の部分から周方向に延在した延出部45a、45bを有する。延出部45a、45bは、ダンパ部40にて捩れが生じたときに、対向する第2シート部材43の延出部43c、43dと当接することで、ダンパ部40における捩れを規制する部分であり、第4ストッパ部となる。第1延出部45aは、第3延出部43cと当接可能である。第2延出部45bは、第4延出部43dと当接可能である。なお、延出部45a、45b、43c、43d同士が当接してダンパ部40における捩れを規制する際のショックを吸収するために、第3シート部材45と第2シート部材43との間に配されたコイルスプリング44の内側にゴム等よりなる緩衝材(図示せず)を配置し、延出部45a、45b、43c、43d同士が当接する前に緩衝材が第3シート部材45及び第2シート部材43と弾性的に当接するようにしてもよい。延出部45a、45bの先端面は、第1プレート20の回転軸の中心を通る径方向の線に沿って形成されている。延出部45a、45bにおけるコイルスプリング44の外周面と対向する面は、ダンパ部40に捩れが生じたときにもコイルスプリング44と接触して摩耗しないように、延出部45a、45bの根元(基端部)から先端部に向かってコイルスプリング44の外周面から離れるように形成された傾斜面45eとなっている。
ボールベアリング51は、プレート31を回転可能に支持部材21に支持させるための環状の軸受け部材である(図1〜図3参照)。ボールベアリング51は、外輪と内輪との間に複数のボールが介在している。外輪は、プレート31の円筒部31bの内周に圧入嵌合されている。内輪は、支持部材21の円筒部21cの外周に圧入嵌合されている。
摺動材52は、プレート31の軸方向の移動を規制するための環状の部材である(図1〜図3参照)。摺動材52は、プレート31のフランジ部31cと支持部材21のフランジ部21dとの間に配されている。摺動材52は、支持部材21のフランジ部21d側から皿ばね53によって付勢されており、プレート31のフランジ部31cとスライド可能に圧接している。
皿ばね53は、支持部材21のフランジ部21dと摺動材52との間に配され、摺動材52を介してプレート31のフランジ部31cをボールベアリング51側に付勢する皿状のばねである(図1〜図3参照)。
シール部材60は、第1プレート20と第2プレート30との間の隙間をシールする環状の部材である(図1〜図3参照)。シール部材60は、金属環61及び弾性体62から構成される。金属環61は、プレスにより所定形状に形成された環状の部材である。金属環61は、プレート31のシール面31aの外周に圧入嵌合されている。これにより、金属環61は、プレート31のシール面31aの所定の位置に固定される。弾性体62は、金属環61の径方向外側の端部に固定されるとともに、径方向外側に延在した環状の部分である。弾性体62は、例えば、弾性変形可能なゴム、樹脂からなる。弾性体62は、外周端部にて、プレート23のシール面23cに対して弾性的に接している。
実施例1によれば、ダンパ部40において第1シート部材41と当接可能なプレート32において突起部32aの周方向にある端部から軸方向両側に延出する突出部32b、32cを形成することで、プレート32の回転方向荷重に対する剛性が向上するとともに、円周方向の荷重によって発生する応力が分散され、疲労強度が大幅に向上する。また、突出部32b、32cにおいて第1シート部材41側の角部に曲面部32d、32eを形成することで、第1シート部材41とプレート32との不均一な当りによる発生応力の集中を緩和することができる。
また、実施例1によれば、シート部材41、43、45の径方向外側及び内側の部分から周方向に延在した延出部41a、41b、43a、43b、43c、43d、45a、45bを設け、対応するストッパ部同士が当接した時の荷重を径方向外側及び内側の両方のストッパ部で負担することで、プレート22、23及びプレート32の第1シート部材41に対する周方向の当接部における発生応力を均一化し、シート部材41、43、45の強度、耐久性を向上させることができる。
本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置におけるシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)x−x´間の断面図、(C)矢視aから見た平面図である。図10は、本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置における他のシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)y−y´間の断面図、(C)矢視bから見た平面図である。
実施例2は、実施例1の変形例であり、シート部材41、45の径方向外側の面に溝部41c、41d、45c、45dを形成したものである。また、実施例1における第2シート部材(図1の43)の径方向外側の面にも溝部(図示せず)を形成する。溝部以外の構成は、実施例1と同様である。
第1シート部材41は、径方向外側の面(図2のプレート22との摩擦面)に溝部41c、41dを有する。溝部41c、41dは、潤滑剤や摩耗粉を溜める役割がある。溝部41cは、軸方向に沿って形成した1本(複数本でも可)の溝部である。溝部41dは、周方向に沿って形成した2本(1本以上あればよい)の溝部である。溝部41dの形成方向は、溝部41cの形成方向に対して90°となっている。なお、溝部41c、41dは、どちらか一方あればよい。その他の第1シート部材41の構成は、実施例1の第1シート部材(図7の41)の構成と同様である。また、第3シート部材45や、実施例1における第2シート部材(図1の43)にも同様な溝部を形成することになる。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、シート部材41、45の径方向外側の面(摩擦面)に溝部41c、41d、45c、45dを形成することで、潤滑剤の摩擦面への安定供給により摩耗を低減させることができるとともに、摩耗粉発生時の摩耗粉を摩擦面への侵入を防ぐことができ、摩耗による延出部41a、41b、45a、45bの周方向にある先端面の面積の低下による延出部41a、41b、45a、45bの強度の低下を防ぎ、シート部材41、45のプレート22に対する摩擦力の安定性が向上し、シート部材41、45の耐久性や、潤滑剤の性能低下等によるトルク変動吸収装置の経年劣化による性能低下を防止することができる。
本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図11は、本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置におけるシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)x−x´間の断面図、(C)矢視aから見た平面図である。図12は、本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置における他のシート部材の構成を模式的に示した(A)径方向外側から見た平面図、(B)y−y´間の断面図、(C)矢視bから見た平面図である。
実施例3は、実施例1の変形例であり、シート部材47、48のストッパ部47a、48aが、径方向外側及び内側の部分から2手に分かれて周方向に延在するのではなく、コイルスプリング(図示せず)の周囲の全体が分かれずに周方向に延在させたものである。また、実施例3では、実施例2と同様に、シート部材47、48の径方向外側の面に溝部47c、47d、48c、48dを形成している。なお、第1シート部材47は、実施例1の第1シート部材(図7の41)に対応する。また、第3シート部材48は、実施例1の第3シート部材(図8の45)に対応する。なお、実施例1における第2シート部材(図1の43)についても、径方向外側の面にも溝部(図示せず)を形成し、ストッパ部(図1の43a、43b)をコイルスプリング(図示せず)の周囲の全体が分かれずに周方向に延在させることになる。その他の構成は、実施例1と同様である。
実施例3によれば、実施例1、2と同様な効果を奏するとともに、シート部材47、48においてコイルスプリング(図示せず)の周囲の全体が分かれずに周方向に延在した47a、48aを設け、ストッパ部同士が当接した時の荷重をストッパ部47a、48aで負担することで、プレート(図1の22、23に相当)及びプレート(図1の32に相当)の第1シート部材47に対する周方向の当接部における発生応力を均一化し、シート部材47、48の強度、耐久性を向上させることができる。
本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図13は、本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置におけるプレートの構成を模式的に示した軸方向から見た平面図である。
実施例4は、実施例1の変形例であり、プレート32において穴部(図6の32f)を形成するのを止め、環状に形成された部分の外周面(突起部32aを除く面)に外歯のスプライン部32g(外周面に凹凸を有する部分)を形成したものである。スプライン部32gは、外周上に他の機構(例えば、ダンパ部(図1の40)で捩れを吸収できなくなったときに滑りを生ずるリミッタ部)における所定の部品と嵌合させるためのものである。その他の構成は、実施例1と同様である。また、実施例4は、実施例2、3と組み合わせて用いることもできる。実施例4によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
なお、本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 トルク変動吸収装置
10 クランクシャフト
10a フランジ部
10b 円筒部
11 ボルト
20 第1プレート(第1回転部材)
21 支持部材
21a 円筒部
21b フランジ部
21c 円筒部
21d フランジ部
22 プレート(第1回転部材)
22a 収容部
23 プレート(第1回転部材)
23a 収容部
23b 円筒部
23c シール面
24 リングギヤ
30 第2プレート(第2回転部材)
31 プレート
31a シール面
31b 円筒部
31c フランジ部
31d 凹部
32 プレート(第2回転部材)
32a 突起部
32b、32c 突出部
32d、32e 曲面部
32f 穴部
32g スプライン部
32h 当接面
33 リベット
40 ダンパ部
41 第1シート部材
41a 第1延出部(第1ストッパ部)
41b 第2延出部(第1ストッパ部)
41c、41d 溝部
41e 傾斜面
42 コイルスプリング
43 第2シート部材
43a 第1延出部(第2ストッパ部)
43b 第2延出部(第2ストッパ部)
43c 第3延出部(第3ストッパ部)
43d 第4延出部(第3ストッパ部)
44 コイルスプリング
45 第3シート部材
45a 第1延出部(第4ストッパ部)
45b 第2延出部(第5ストッパ部)
45c、45d 溝部
45e 傾斜面
47 第1シート部材
47a ストッパ部
47c、47d 溝部
47e 傾斜面
48 第3シート部材
48a ストッパ部
48c、48d 溝部
48e 傾斜面
51 ボールベアリング
52 摺動材
53 皿ばね
60 シール部材
61 金属環
62 弾性体

Claims (5)

  1. 回転可能に配された第1回転部材と、
    前記第1回転部材に対して回転可能に配されるとともに、環状に形成され、かつ、外周端面に前記第1回転部材の回転軸から離れる方向に突出した複数の突起部を有する第2回転部材と、
    前記第1回転部材と前記第2回転部材との間の捩れによる変動トルクを吸収する少なくとも1つの弾性部材と、
    周方向における前記弾性部材の端部と前記突起部との間に配されるとともに、前記突起部と当接可能なシート部材と、
    を備え、
    前記突起部は、前記第2回転部材の軸方向の両側に延出する当接部を有し、
    軸方向の両側に延出した前記当接部は、前記シート部材と当接することを特徴とするトルク変動吸収装置。
  2. 前記当接部は、前記シート部材と当接可能な面において、前記第2回転部材の回転軸の中心を通る前記第2回転部材の径方向の線に沿って形成された部分を有することを特徴とする請求項1記載のトルク変動吸収装置。
  3. 前記当接部は、前記シート部材と当接可能な面よりも前記第2回転部材の径方向外側にも連続して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のトルク変動吸収装置。
  4. 軸方向の両側に延出した前記当接部は、前記シート部材と当接可能な面よりも前記第2回転部材の径方向内側にも連続して形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  5. 前記当接部は、前記シート部材に面する角部が滑らかな円弧形状に丸められた曲面部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
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