JP5609413B2 - ピッキング設備およびピッキング方法 - Google Patents
ピッキング設備およびピッキング方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5609413B2 JP5609413B2 JP2010183526A JP2010183526A JP5609413B2 JP 5609413 B2 JP5609413 B2 JP 5609413B2 JP 2010183526 A JP2010183526 A JP 2010183526A JP 2010183526 A JP2010183526 A JP 2010183526A JP 5609413 B2 JP5609413 B2 JP 5609413B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collection
- collection container
- zone
- display
- picking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
このような顧客毎に集品容器に集品した物品を、更にグループ毎に、詰め合わせを行ってから出荷を行うピッキング設備が特許文献1や特許文献2に開示されている。
このピッキング設備では、出荷容器(親箱)を供給する出荷容器供給用のコンベヤと、集品容器(子箱)を供給する集品容器供給用のコンベヤとが配置され、所定の合流部で出荷容器供給用のコンベヤが集品容器供給用のコンベヤに合流されている。前記集品容器供給用のコンベヤは、循環ライン(エンドレス)となっている。合流部の下流には、顧客とグループを特定するラベルを印刷するラベラーが配置されている。また、前記集品容器供給用のコンベヤに沿って、物品を収納した棚(ピッキング部)が配置され、袋掛けされた前記出荷容器および集品容器に対して、各出荷容器と集品容器にそれぞれ割り当てられた顧客の注文に応じて、前記棚から取り出した物品が投入され、集品されるように構成されている。
出荷容器及び集品容器に袋(容器)が掛けられ、出荷容器が、1以上の集品容器に合流される。次に、出荷容器自体に、前記グループを特定するラベルが貼り付けられ、出荷容器の袋および各集品容器の袋に、前記顧客を特定するラベルが貼り付けられる。次に、出荷容器および集品容器の袋にそれぞれ、各顧客から注文された物品が、棚から取り出されて投入され、集品される。次に、各出荷容器と集品容器は全ての集品が終了すると、それぞれ袋の口が閉じられ、集品容器の袋が出荷容器に詰め合わされ、出荷容器が出荷される。
このように、顧客毎に、袋に物品がピッキングされ、グループ毎に、出荷容器に前記袋が分別して詰め合わされて、出荷されるため、出荷先において、出荷容器内の物品を顧客毎に再仕分けする作業が不要となる。
この特許文献2に開示されたピッキング設備は、物品を投入する、袋掛けされた複数の集品容器によりグループが形成されている。これら集品容器のうち、最下流の集品容器は出荷容器して機能し、残余の集品容器は通常の集品容器として機能する。これらの集品容器をコンベヤ装置により搬送しながら、各集品容器にそれぞれ、各顧客から注文された物品が、棚から取り出されて投入され、集品される。全ての物品の投入が完了すると、集品容器内の物品が投入された袋が閉じられ、グループを形成する集品容器内の袋が最下流の集品容器(出荷容器)に詰め合わされ、出荷容器の出荷が行われる。
また特許文献1に記載の従来のピッキング設備では、2種類の容器、すなわち出荷容器と集品容器が必要となるために、2種類の容器を別々に用意する必要があり、コストが膨らむという問題があった。さらに出荷容器供給用コンベヤと、集品容器供給用コンベヤが必要となるため、ピッキング設備のコストが高くなるという問題があった。
また、特許文献2に記載の従来のピッキング設備では、集品容器により形成されるグループの切れ目が表示されないため、グループの切れ目が作業者により認識しづらいものとなり、物品の詰め合わせミスを招く可能性があった。
上記構成によれば、各集品容器に設けられた投入表示器は、第1の機能による表示と、第2の機能による表示が切換え可能とされ、集品作業を行うとき、前記物品収納部より取り出した物品の投入対象の集品容器であることを示す投入作業指示が表示され、集品が終了して集品容器に集品された物品に対する、前記集品作業とは別の作業を行うとき、投入表示器が設けられた集品容器に関する情報が表示される。作業者は、これら表示により、集品作業を実行できるとともに、集品作業の終了後、集品容器に関する情報に基づいて集品容器に集品された物品に対する、前記集品作業とは別の作業を行うことができる。
上記構成によれば、投入表示器により、搬送手段により搬送されている各集品容器が形成している群が判別可能に表示される。これにより、集品容器を形成する群を認識でき、群毎に出荷するとき等に、誤って出荷する恐れが低減される。
上記構成によれば、形成している群において先頭を搬送されている集品容器に設けられた投入表示器による、群の先頭であること、形成している群において終端を搬送されている集品容器に設けられた投入表示器による、群の終端であることの少なくともいずれか一方の表示が行われる。これにより、群の終端と、次の群の先頭との境目(群、グループの切れ目)が明確に認識されるため、集品容器が別の群に認識される可能性を低減でき、設備の信頼性を向上させることができる。
図1に本発明の実施の形態におけるピッキング設備の概略構成図を示す。
ピッキング設備は、
集品される物品11(図3)が収納される収納箱12(図3)が保管されるストレージラインAと、
ピッキングされた物品11を収納する集品容器10を循環搬送する搬送ラインB(搬送手段の一例)と、
ストレージラインAにおいて、ピッキング作業が終了して搬送ラインBにより搬送されてきた集品容器10内の物品11を封印する封印エリアDと、
封印エリアDより下流に配置され、搬送ラインBにより搬送されてきた集品容器10の封印済み物品11(集品済み物品11)を寄せ箱(出荷箱)13へ詰め替える詰め替えエリアEと、
詰め替えエリアEより搬送ラインBにより搬送されてきた集品容器10(物品11の詰め替えが終了して空となった集品容器10)に袋掛けを行う袋掛けエリアFと
から構成されている。
作業者Hは、ベイ表示器20の表示により、ピッキング対象の物品11(収納箱12)が収納された間口16が存在する棚17の段数を特定し、各間口表示器19の表示に従って、間口16(収納箱12)から物品11をピッキングして集品容器10に投入する。
また第1直進搬送ライン21Aに、図1、図3および図5に示すように、各ピッキングゾーンPに対応して、ピッキングゾーンPにおいて取り出した物品11の投入対象となる複数の集品容器10を区分する投入ゾーンZを設定(形成)しており、投入ゾーンZ毎に、上記アキュムレーション部22は、複数個(実施の形態では6個)設けられ、すなわち各投入ゾーンZは、最大6個(複数個の一例)の集品容器10を蓄積・順送り可能とされている。また投入ゾーンZ毎にそれぞれ、テープスイッチ23が備えられている。
表示器コントローラ35は、投入表示器26に対して実行する、フローラック15(間口16)より取り出した物品11の投入対象の集品容器10であることを示す投入作業指示の表示を行う第1の機能と、投入表示器26が設けられた集品容器10に関する情報の表示を行う第2の機能を備えており、RFID34に書き込まれたオーダー・ナンバー(後述する)と、無線機36により受信した指令・データ(詳細は後述する)に基づいて、ランプ部31,33のランプ38の点灯・点滅・消灯(点灯なし)、およびディジタル表示器32の表示を制御している。
前記第1の機能は、集品容器10へ物品11の集品作業(ピッキング作業)を行うとき、すなわち、ストレージラインAにおいて実行され、また第2の機能は、集品が終了して集品容器10に集品された物品11に対する出荷前作業(集品作業とは別の作業の一例)が行われるとき、例えば、集品容器10から袋27ごと物品11を取り出す作業を行うとき、すなわち、封印エリアDおよび詰め替えエリアEにおいて実行される。
前記ディジタル表示器32には、第1直進搬送ライン21AによりストレージラインAを投入表示器26、すなわち集品容器10が移動中には、RFID34に書き込まれた「オーダー・ナンバー」、または無線機36により受信したデータによる「END」が表示され、また第2直進搬送ライン21Bにより封印エリアD、詰め替えエリアEを移動中には、無線機36により受信したデータによる、集品容器10に集品されている「物品11の総数」(検数;検品数量)が表示される(詳細は後述する)。
またバッテリ37により、ランプ部31,33のランプ38と、ディジタル表示器32と、無線機36と、表示器コントローラ35に給電されている。
またRFID34に、集品容器10に割り付けられたオーダー・ナンバー(後述する)を書き込む、または書き込まれたオーダー・ナンバーを消去するRFIDライタ42Bが、第2直進搬送ライン21Bに沿って、詰め替えエリアEより下流側で袋掛けエリアFの上流側に設けられ、さらに第2直進搬送ライン21Bの下流端から第2カーブ搬送ライン21Dへかかる箇所に設けられている。
投入表示器26に内蔵されたRFID34には、第2カーブ搬送ライン21Dへかかる箇所に設けたRFIDライタ42Bにより、ピッキング開始時点で(ストレージラインAへ入る前に)前記オーダー・ナンバーが書き込まれ、この時点で、表示器コントローラ35によりRFID34に書き込まれたオーダー・ナンバーがディジタル表示器32に表示される。またこのオーダー・ナンバーは、詰め替えエリアEより下流側で袋掛けエリアFの上流側に設けられたRFIDライタ42Bにより、消去される。
また、RFID34に書き込まれたオーダー・ナンバーは、各RFIDリーダ42Aにより読み取られることにより、RFID34の位置、すなわちRFID34が組み込まれた投入表示器26の位置、すなわち投入表示器26を取り付けた集品容器10の位置が特定される。
「アンテナ」;第1直進搬送ライン21Aおよび第2直進搬送ライン21Bの上方には、投入表示器26の無線機36との間で、データの送受信を行うためのアンテナ43{図7(b)、図12}が敷設されている。
また第2の作業者Hは、ラベルプリンタ50により発行されたラベルを袋27に貼り付ける作業を実行する。検品良好のとき、袋27はラベルにより封印され、また検品不良のときは袋27に単に貼り付けられる。
また第2の作業者Hは、詰め替えが終了して下流側へ押し出されてきた寄せ箱13に、ラベルプリンタ56より発行された出荷ラベルを貼り付け、出荷する作業を実行する。出荷作業としては、例えば、出荷用の台車等に積み付ける。
このように、詰め替えエリアEにおいて封印済み物品11は寄せ箱13へ詰め替えられ、出荷される。
また袋掛けエリアFでは、袋掛機60の上流に設けられたRFIDライタ42Bにより、RFID34よりオーダー・ナンバーが消去され、袋掛機60の下流に設けられたRFIDライタ42Bにより、RFID34へ新たなオーダー・ナンバーが書き込まれる。
このように、全ての集品容器10は循環して、1日に何度も再利用され、循環する毎に、新たなオーダー・ナンバーが割り付けられる。このように、循環するために、投入表示器26にRFID34を設けて、オーダー・ナンバーを自動的に書き換えることに意味がある。
ピッキング設備の制御手段として、上記ピッキングゾーンP毎のゾーンコントローラ24と、封印コントローラ49と、詰替コントローラ57に加えて、統括コントローラ62と、通信コントローラ63と、表示切換コントローラ64が備えられている。
通信コントローラ63から、各投入表示器26の無線機36へ送信される送信データは、図13(a)に示すように、投入表示器26のオーダー・ナンバーと、第1ランプ部31の表示を指令する第1ランプ部コードと、第2ランプ部33の表示を指令する第2ランプ部コードと、ディジタル表示器32の表示を指令するディジタル表示器コードから構成されている。第1ランプ部コードと第2ランプ部コードは、図13(b),(c)に示すように、ランプ部31,33の点灯するランプの色(赤、緑)と、点滅の有無により、コード“1”〜“4”が割り当てられ、ランプの消灯にコード“5”が割り当てられている。またディジタル表示器コードは、図13(d)に示すように、RFID34に書き込まれたオーダー・ナンバーを表示するのか、通信コントローラ63から送信される送信データに含まれるデータを表示するのか、表示の向きを逆にするのかにより、コード“1”〜“4”が割り当てられている。表示器コントローラ35は、これら送信データを構成するコードにしたがって、第1ランプ部31、第2ランプ部33、ディジタル表示器32の表示を行う機能を有し、上記第1の機能、および第2の機能を実現している。
そして、統括コントローラ62には、予め次のデータが設定されている。
・配送方面別に、登録された各ユーザーに割り付けられた、独自のバーコード。
・注文対象の物品11がそれぞれ格納されているピッキングゾーンPの間口16の配列データ(各物品11に対応するピッキングゾーンPの間口16のデータ)。
(イ).ピッキングゾーンP毎のゾーンコントローラ24と、封印コントローラ49と、詰替コントローラ57と、通信コントローラ63へ作業の開始指令と終了指令を出力する。
(ロ).第1直進搬送ライン21Aと、第2直進搬送ライン21Bと、第1カーブ搬送ライン21Cと、第2カーブ搬送ライン21Dと、袋掛機60を起動し、停止する。
(ハ).予め登録された各個別のユーザーからオーダー{注文:各仕分け先からの物品要求情報の一例;物品を特定する情報(例えば、物品の品種、物品名、物品コード等)と数量(個数)からなる単数または複数のデータ}を受け付けると、図16に示すように、オーダーを受けた予め登録されたユーザーの順に、ユーザーのオーダーに(あるいはユーザーに)、連続したオーダー・ナンバー(独自の符号の一例)を割り付け、各ピッキングゾーンPの各間口16にオーダーの数量(ピッキング数量)を書き込み、ストレージラインAのピッキングデータを形成する。このとき、ストレージラインAにおいて、各ユーザー・オーダーにおけるピッキングが終了する場合には、ピッキングが終了するゾーン・ナンバーを求めて記憶する。
(ニ).各ユーザーに割り付けたオーダー・ナンバーと、形成したストレージラインAのピッキングデータ(ピッキングが終了するゾーン・ナンバーを含む)を、各ピッキングゾーンPのゾーンコントローラ24へ出力する。
(ヘ).ユーザーに割り付けられたオーダー・ナンバーおよびバーコードを、封印コントローラ49、および詰替コントローラ57へ出力する。
(ト).袋掛機60の下流に設けられた(第2カーブ搬送ライン21Dへかかる箇所に設けられた)RFIDライタ42Bにより、RFID34が検出されると、予め登録されたユーザーの順に、ユーザーのオーダーに割り当てられたオーダー・ナンバーをRFIDライタ42Bへ出力してRFID34にオーダー・ナンバーを書き込ませる。これにより、投入表示器26を取り付けた集品容器10に、オーダー・ナンバーが割り付けられる。
このように、統括コントローラ62において、ライン21A,21B,21C,21Dと、袋掛機60の起動・停止が実行され、さらに各ユーザーからの注文(オーダー)が入力されると、ストレージラインAのピッキングデータ(ピッキングゾーンP毎のピッキングデータ)が形成され、オーダー・ナンバー等のデータが各コントローラへ出力される。
表示切換コントローラ64は、RFIDリーダ42AによりRFID34に書き込まれたオーダー・ナンバーを入力すると、このオーダー・ナンバーによりユーザーを求め、また物品11の総数を求め、さらにこのユーザーが、配送方面の先端(先頭)かどうか、終端かどうかを求める。
・ユーザーが配送方面の先端のとき…オーダー・ナンバーとともに、カバー39A付きの第1ランプ部31のランプ38を「緑色」に点灯させ、且つ第2ランプ部33のランプ38を消灯させるデータ、およびディジタル表示器32へ物品11の総数を逆向きに表示させるデータ(表示逆向き指令の一例)。この送信データは、図15(a)に示すように、オーダー・ナンバー、第1ランプ部コード“2”、第2ランプ部コード“5”、ディジタル表示器コード“4”(総数を表示)と構成される。
・ユーザーが配送方面の先端でも終端でもないとき…オーダー・ナンバーとともに、第1ランプ部31および第2ランプ部33のランプ38は消灯させるデータ、およびディジタル表示器32へ物品11の総数を逆向きに表示させるデータ(表示逆向き指令の一例)。この送信データは、図15(a)に示すように、オーダー・ナンバー、第1ランプ部コード“5”、第2ランプ部コード“5”、ディジタル表示器コード“4”(総数を表示)と構成される。
・ユーザーが配送方面の終端のとき…オーダー・ナンバーとともに、カバー39A付きの第1ランプ部31のランプ38を「赤色」に点灯させ、且つ第2ランプ部33のランプ38を消灯させるデータ、およびディジタル表示器32へ物品11の総数を逆向きに表示させるデータ(表示逆向き指令の一例)。この送信データは、図15(a)に示すように、オーダー・ナンバー、第1ランプ部コード“1”、第2ランプ部コード“5”、ディジタル表示器コード“4”(総数を表示)と構成される。
すなわち、受信したデータのオーダー・ナンバーは、ストレージラインAの下流端を通過した投入表示器26のものであるから、下流端を通過した投入表示器26において、第1ランプ部31のランプ38は、第1ランプ部コードに従って、先端(先頭)のとき緑色、終端のとき赤色に点灯され、それ以外では消灯され、第2ランプ部コードに従って、第2ランプ部33のランプ38は消灯される。またディジタル表示器コードに従って、ディジタル表示器32には、表示していた「オーダー・ナンバー」(あるいは「END」)に代えて、「総数」(物品11の総数;検数)が逆向きに表示される。
また検品用として、ディジタル表示器32に集品容器10に集品されている物品11の総数が表示されることにより、集品作業により物品11が正しく集品されているか否かの検品作業を行うことができ、設備の信頼性が向上され、さらに物品11の総数が逆向きに、すなわちストレージラインAに配置された作業者Hとは、搬送ラインBの異なるサイドに位置する封印エリアDの第1の作業者Hが見やすい向きに、表示されることにより、作業者Hの位置によって、ディジタル表示器32の表示が、見づらく、判別しづらくなるという問題が回避される。
ゾーンコントローラ24は、上記配列データ、各ユーザーに割り当てられたオーダー・ナンバー、ピッキングデータ(ピッキングが終了するゾーン・ナンバーを含む)、およびピッキングデータによるピッキング作業が終了しているか否かが記憶されるピッキングメモリ71と、上流投入ゾーンZに上流から下流に向けて位置する(移動してきている)最大6個の各集品容器10に取り付けられた投入表示器26のRFID34に書き込まれたオーダー・ナンバーが記憶される上流ゾーンメモリ72と、自投入ゾーンZに上流から下流に向けて位置する最大6個の各集品容器10の同様のオーダー・ナンバーが記憶される自ゾーンメモリ73と、前記ピッキングメモリ71へ、統括コントローラ62から入力された上記各ユーザーに割り当てられたオーダー・ナンバー、およびピッキングデータを記憶するデータ処理部74と、上流ゾーン容器検出部75と、自ゾーン容器検出部76と、上流ゾーン先行表示制御部77と、自ゾーン先行表示制御部78と、ピッキング制御部79と、前送り許可制御部80から構成されている。
このように、上流ゾーンメモリ72と自ゾーンメモリ73には、上流より下流に向けて、上流投入ゾーンZと自投入ゾーンZに位置する集品容器10のオーダー・ナンバーが記憶され、更新される。またRFIDリーダ42Aよりのオーダー・ナンバーの入力により、各投入ゾーンZに位置する集品容器10のオーダー・ナンバーを記憶していることから、RFIDリーダ42Aの取付位置を上流側、あるいは下流側に移動することにより、例えば図19(b)に示すように、RFIDリーダ42Aの取付位置を下流側へ集品容器2個分移動することにより、投入ゾーンZの範囲を可変することができる。
ピッキングデータが有るとき、そのオーダー・ナンバーを記憶し、さらに最も下流のオーダー・ナンバー(集品容器10)をピッキング作業対象のオーダー・ナンバー(集品容器)として決定し、そのオーダー・ナンバーに、自投入ゾーンZのナンバーを加えてピッキング制御部79へ出力する。またこのピッキング作業対象の集品容器10のオーダー・ナンバーを除いた他のオーダー・ナンバーに、自投入ゾーンZのナンバー、および点灯信号であることを加えた自ゾーン点灯データを通信コントローラ63へ出力する。
また検索してピッキングデータが無かったオーダー・ナンバーに、自投入ゾーンZのナンバー、および消灯信号であることを加えた自ゾーン消灯データを通信コントローラ63へ出力する。またピッキングデータが全く無いとき、ピッキングデータ無し信号を上流ゾーン先行表示制御部77へ出力する。
ピッキングデータが有るとき、オーダー・ナンバーを記憶し、続いて自ゾーン先行表示制御部78より前記ピッキングデータ無し信号を入力しているかどうかを確認する。ピッキングデータ無し信号を確認すると、最も下流のオーダー・ナンバー(集品容器10)をピッキング作業対象のオーダー・ナンバー(集品容器)として決定し、そのオーダー・ナンバーに、上流投入ゾーンZのナンバー(自投入ゾーンZのナンバーより1を減算)を加えてピッキング制御部79へ出力する。
またこのピッキング作業対象の集品容器10のオーダー・ナンバーを除いた他のオーダー・ナンバーに、上流投入ゾーンZのナンバー、および点灯信号であることを加えた上流ゾーン点灯データを通信コントローラ63へ出力する。またピッキングデータが無かったオーダー・ナンバーに、上流投入ゾーンZのナンバー、および消灯信号であることを加えた上流ゾーン消灯データを通信コントローラ63へ出力する。
続いて検索したピッキング作業対象の集品容器10のピッキングデータにしたがって、間口表示器19により、物品11を取り出す間口16と取り出す物品11の数量を表示し、さらにベイ表示器20により物品11を取り出す間口16が有る棚17の段数を知らせる。そして、間口表示器19の完了押釦スイッチ19Bの操作により、間口16からの物品11の取り出しを確認し、自投入ゾーンZのテープスイッチ23(自投入ゾーンZの集品容器10へ物品11を投入したとき)、または上流投入ゾーンZのテープスイッチ23(上流投入ゾーンZの集品容器10へ物品11を投入したとき)の操作により、集品容器10へのピッキング作業終了を確認する。確認すると、実行したピッキングメモリ71のピッキングデータをピッキング作業終了とし、ピッキング作業が終了したオーダー・ナンバーを、前送り許可制御部80へ出力し、続いてピッキングデータにおいて、自ピッキングゾーンPがピッキング終了ゾーンに設定されているかどうかを確認する。
また自ピッキングゾーンPがピッキング終了ゾーンに設定されている場合、オーダー・ナンバーに、「END」(“物品の投入終了”の表示の一例)表示指令、および消灯信号であることを加えたゾーン終了消灯データを通信コントローラ63へ出力する。
上記送信データは、図15(b)に示すように構成される。
・自ゾーン点灯データ…オーダー・ナンバー、第1ランプ部コード“1”(自ゾーンが奇数ゾーン;赤)または“2”(自ゾーンが偶数ゾーン;緑)、ディジタル表示器コード“1”。
・自ゾーン消灯データ…オーダー・ナンバー、第1ランプ部コード“5”、ディジタル表示器コード“1”。
・自ゾーン点滅データ…オーダー・ナンバー、第1ランプ部コード“3”(自ゾーンが奇数ゾーン;赤)または“4”(自ゾーンが偶数ゾーン;緑)、ディジタル表示器コード“1”。
・上流ゾーン点灯データ…オーダー・ナンバー、第2ランプ部コード“2”(上流ゾーンが偶数ゾーン;緑)、“1”(上流ゾーンが奇数ゾーン;赤)、ディジタル表示器コード“1”。
・上流ゾーン消灯データ…オーダー・ナンバー、第2ランプ部コード“5”、ディジタル表示器コード“1”。
・上流ゾーン点滅データ…第2ランプ部コード“4”(上流ゾーンが偶数ゾーン;緑)、“3”(上流ゾーンが奇数ゾーン;赤)、ディジタル表示器コード“1”。
・ゾーン終了消灯データ…オーダー・ナンバー、第1ランプ部コード“5”、第2ランプ部コード“5”、ディジタル表示器コード“4”(END表示)。
送信データは、前記オーダー・ナンバー(投入表示器26)毎に、上記自ゾーン点灯/消灯/点滅データと上流ゾーン点灯/消灯/点滅データの組合せにより形成され、あるいはゾーン終了消灯データにより形成される。
すなわち、図2に示すように、RFID34に書き込まれたオーダー・ナンバーをディジタル表示器32へ表示させ、あるいはゾーン終了消灯データのときには“END”をディジタル表示器32へ表示させ、下記のように第1ランプ部31および第2ランプ部33のランプ38を点灯/点滅/消灯する。なお、投入ゾーンZのナンバーが奇数のとき赤色、偶数のとき緑色を点灯・点滅しているものとしている。
・自ゾーン点灯データ…第1ランプ部31のランプ38を点灯。
・自ゾーン消灯データまたはゾーン終了消灯データ…第1ランプ部31のランプ38を消灯。
・自ゾーン点滅データ…第1ランプ部31のランプ38を点滅。
・上流ゾーン点灯データ…第2ランプ部33のランプ38を点灯。
・上流ゾーン消灯データ…第2ランプ部33のランプ38を消灯。
・上流ゾーン点滅データ…第2ランプ部33のランプ38を点滅。
このように、表示器コントローラ35の第1の機能によって、ピッキング作業(集品作業)を行うとき、投入表示器26により、フローラック15の間口16より取り出した物品11の投入対象の集品容器10であることを示す投入作業指示が表示される。
a.投入ゾーンZ内では、空きのアキュムレーション部22があると、前詰めされる。
b.投入ゾーンZに渡る移動は、ピッキング作業対象ではない集品容器10のとき、無条件で、自投入ゾーンZに対向する対応する自ピッキングゾーンPのゾーンコントローラ24より前送り許可信号が出力され、下流投入ゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生すると移動する。
c.投入ゾーンZに渡る移動は、ピッキング作業対象の集品容器10Aのとき、投入ゾーンZのゾーンコントローラ24より前送り許可信号が出力されるまで、すなわちピッキング作業が終了するまで、下流の投入ゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生したとしても移動することはなく停止し、ピッキング作業が終了していない最下流の集品容器10が下流の投入ゾーンZへ移動してしまうことが阻止され、前送り許可信号の出力により、はじめて下流の投入ゾーンZへ移動する(下流の投入ゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生していることが条件)。
またピッキング作業が終了していない集品容器10(自投入ゾーンZの最下流の集品容器10)が下流投入ゾーンZへ移動することが阻止されることにより、オーダーされた物品11が不足した集品容器10の発生を阻止される。またこのとき、下流投入ゾーンZおよびこの下流投入ゾーンZの下流に位置する投入ゾーンZでは、通常通り、続けて複数の集品容器10の蓄積・移動が実行され、集品容器10の移動が効率的に行われ、作業者の能力が最大に生かされる。
各投入ゾーンZに6個のアキュムレーション部22が設けられており、図19(a)に示すように、ゾーン2における下流側の2つの集品容器10がピッキング作業対象ではなく、隣接する下流のゾーン3の上流に2つ分の空き(集品容器10無し)のアキュムレーション部22があると、図19(b)に示すように、アキュムレーションコンベヤの機能により、ゾーン2における下流側の2つの集品容器10は、隣接する下流のゾーン3へ移送され、前詰めされる。このとき、ゾーン2のピッキング作業対象の集品容器10Aは、ゾーンの下流端まで移送されるが、ピッキングゾーンPのゾーンコントローラ24よりピッキング作業が終了して前送り許可信号が出力されるまで、ゾーン3へ移送されることはない。
また図19(a)に示すように、ゾーン1において空き(集品容器10無し)のアキュムレーション部22があると、図19(b)に示すように、上流の集品容器10は前詰めされ、また図19(b)に示すように、ゾーン2における集品容器10の移送により空きのアキュムレーション部22が発生すると、ゾーン1の下流端のピッキング作業対象ではない集品容器10は、ゾーン2へ移送され、前詰めされる。このとき、ゾーン1のピッキング作業対象の集品容器10Aは、ゾーンの下流端まで移送されるが、ピッキングゾーンPのゾーンコントローラ24よりピッキング作業が終了して前送り許可信号が出力されるまで、ゾーン2へ移送されることはない。
また投入ゾーンZ内で、ピッキング作業が実行される集品容器10Aは、投入ゾーンZでのピッキング作業が終了するまで、下流投入ゾーンZに移送されることを回避でき、欠品の発生を防止できる。
図5に示すように、自投入ゾーンZに位置する集品容器10に取り付けられた投入表示器26の第1ランプ部31のランプ38は、点灯または点滅または消灯し、点灯によりピッキング作業あり、点滅によりピッキング作業実行、消灯によりピッキング作業無しが表示され、このとき、自ピッキングゾーンPのベイ表示器20と、各間口表示器19が表示される。
自ピッキングゾーンPに配置された作業者Hは、ベイ表示器20の表示と、各間口表示器19の表示に基づいて、集品容器10へ投入する物品11を収納箱12より取り出して、取り出す毎に、間口表示器19の完了押釦スイッチ19Bを押し、間口表示器19の表示の消灯を確認して、物品11を取り出し、振り返って、自投入ゾーンZに搬送されてきており、且つ第1ランプ部31のランプ38が点滅している投入表示器26が取り付けられた集品容器10へ投入する(ピッキング作業を実行する)。そして、全ての物品11の投入が終了すると、自投入ゾーンZのテープスイッチ23を押し、対象の集品容器10に対するピッキング作業を終了する。このように、第1ランプ部31のランプ38は、投入表示器26が取り付けられた集品容器10が自投入ゾーンZに位置するとき、自ピッキングゾーンPからのみ見ることが可能で、ピッキング作業を可能とする自ゾーンランプを形成している。
第2ランプ部33のランプ38の点滅しているとき、自ピッキングゾーンPに配置された作業者Hは、自ピッキングゾーンPのベイ表示器20の表示と、各間口表示器19の表示に基づいて、隣接する上流投入ゾーンZに位置し、第2ランプ部33のランプ38が点滅している投入表示器26が取り付けられた集品容器10に対して、自ピッキングゾーンPの間口16から取り出した物品11を投入する(上流ゾーンにおける先行ピッキング作業を実行する)。そして、全ての物品11の投入が終了すると、上流投入ゾーンZのテープスイッチ23を押し、対象の集品容器10に対するピッキング作業を終了する。このように、第2ランプ部33のランプ38は、投入表示器26が取り付けられた集品容器10が上流投入ゾーンZに位置するとき、自ピッキングゾーンPからのみ見ることが可能で、先行ピッキング作業を可能とする先行ゾーンランプを形成している。
また投入表示器26のディジタル器(表示画面)32は、第1ランプ部31のランプ(自ゾーンランプ)38と第2のランプ部33のランプ(先行ゾーンランプ)38の中央に取り付けられることにより、投入表示器26が取り付けられた集品容器10に物品11を投入する作業者より最も、見やすくされている。
またピッキング作業の実行が終了し、封印エリアD(詰め合わせエリアE)に投入表示器26が設けられた集品容器10が搬入され、集品容器10から物品11を取り出す作業が表示され、例えば、検品作業と詰め合わせ作業を行うとき、この投入表示器26が設けられた集品容器10に関する情報が表示される。この投入表示器26が設けられた集品容器10に関する情報は、例えば、ディジタル表示器32に表示される集品容器10に集品されている物品11の総数であり、例えば、第1ランプ部31のランプ38の、配送方面先端(先頭)を搬送されているときの、緑色の点灯、配送方面終端を搬送されているときの、赤色の点灯である。
また搬送ラインBにより循環ラインが形成され、投入表示器26が設けられる集品容器10が循環して使用されるが、投入表示器26は上記2つの表示を切換えて表示できることから、投入表示器26を集品容器10に設けたままで有効に循環して使用できる。
また1種類の集品容器10を使用して集品作業(ピッキング作業)と寄せる作業(詰め合わせ作業)を併せて実行でき、コストを削減することが可能となる。
また本実施の形態では、投入表示器26により、第2の機能の表示として、集品容器10が形成している配送方面別のグループを判別可能とする表示を、集品容器10に取り付けられた投入表示器26の第1ランプ部31のランプ38を配送方面別のグループの先端(先頭)のとき緑色、配送方面別のグループの終端のとき赤色に点灯し、それ以外では消灯することにより、行っているが、1つの配送方面別のグループを形成する全ての集品容器10に取り付けられた投入表示器26の第1ランプ部31のランプ38を点灯し、続く配送方面別のグループを形成する全て集品容器10に取り付けられた投入表示器26の第1ランプ部31のランプ38を消灯することを、グループ毎に交互に繰り返すことにより、あるいは、1つの配送方面別のグループの全ての第1ランプ部31のランプ38を赤色に点灯し、続く配送方面別のグループの全ての第1ランプ部31のランプ38を緑色に点灯することを、グループ毎に交互に繰り返すことにより、行うようにすることもできる。
このような場合であっても、配送方面別のグループの終端と、続く次の配送方面別のグループの先頭との境目(群、グループの切れ目)が明確に認識されるため、配送方面別のグループ毎に物品(袋)の詰め合わせを行う際に、集品容器が別の群に認識される可能性(物品の詰め合わせミス)を低減でき、設備の信頼性を向上させることができる。
また本実施の形態では、集品作業とは別の作業の一例を、出荷前作業としているが、集品作業とは別の作業には、物品11の出荷作業、集品容器10に対する伝票やチラシの投入作業等、物品11を集品する作業以外の種々の作業が有り、投入表示器26の第2の機能は、これら各作業の指示に対応して実行することが可能である。
また本実施の形態では、集品容器10に取り付けられた投入表示器26の第1ランプ部31のランプ38を配送方面先端(先頭)のとき緑色、配送方面終端のとき赤色に点灯され、それ以外では消灯されることにより、配送方面の切れ目を表示しており、その際、第2ランプ部33のランプ38は消灯されているが、第1ランプ部31のランプ38が点灯・消灯される際に、第2ランプ部33のランプ38を第1ランプ部31のランプ38と同様に点灯・消灯されるようにして、配送方面の切れ目を表示するようにしてもよい。 これにより、配送方面の切れ目の表示を、より明確に行うことができる。
また本実施の形態では、投入表示器26は、集品容器10に取り付けられて集品容器10とともにも搬送ラインBにより循環されているが、ストレージラインAと、このラインAにつながる封印エリアDおよび詰め合わせエリアEにおいて、集品容器10に設けられて一緒に移動すればよい。すなわち、詰め合わせエリアEを通過した後に、集品容器10より投入表示器26を取り外し、ストレージラインAに入る前に、再び投入表示器26を集品容器10に取り付けるようにすることも可能である。このとき、投入表示器26を、集品容器10との間で自動で脱着する機能を有する機構を配置してもよい。
また本実施の形態では、集品容器10としてコンテナを用いているが、この集品容器10は、投入表示器26を治具40により取り付け可能で、物品11を一時収納することができればどのような容器であってもよく、例えば、段ボール等を用いることができる。
また本実施の形態では、ユーザーのオーダーを特定する独自の符号として数字(オーダー・ナンバー)を使用しているが、アルファベットなどの文字や絵文字等を使用することもできる。このとき、文字や絵文字に順を決めて、その順にユーザーのオーダーに割り付けて、RFIDライタ42Bにより、RFID34へ書き込む。
また本実施の形態では、各ピッキングゾーンPに、1人の作業者Hを配置する構成としているが、各ピッキングゾーンPに複数(例えば、2人)の作業者Hを配置する構成とすることもできる。これにより、投入ゾーンZ内にピッキング対象の集品容器10が間を置くことなく搬入される状況にあっても、投入ゾーンZ内の作業速度が向上するため、各投入ゾーンZに集品容器10が滞留する恐れを低減でき、ピッキング作業の効率を向上できる。またピッキングゾーンPの作業者Hは、ピッキングした物品11を直接、集品容器10へ投入しているが(手動投入しているが)、ピッキングゾーンP毎に、第1直進搬送ライン21A上に、物品11の集品容器10への自動投入を行う自動投入装置を配置して物品11を自動投入するようにすることもできる。
また本実施の形態では、投入表示器26には、図7に示すように、長軸方向の表示器本体30の表面に、ディジタル表示器32と第1ランプ部31とを配置し、第1ランプ部31にはカバー39Aを設けているが、図23に示すように、前記ディジタル表示器32に代えて、5桁の数字を表示可能なディジタル表示器(表示画面の一例)32’を設け、また前記カバー39Aに代えて、正面が開放され正面からはランプ38の点灯・点滅状態を認識でき、且つ容器搬送方向とは直角な一方の方向(側方)と容器搬送方向の下流側および上流側の略半分が遮蔽され、一方の側方からランプ38の点灯・点滅状態を認識できず、さらに容器搬送方向の下流側および上流側からランプ38の点灯・点滅状態を認識できにくくしたカバー39A’を設けるようにしてもよい。
このように、5桁の数字を表示可能なディジタル表示器(表示画面の一例)32’とすることにより、集品容器10を特定するオーダー・ナンバーを、3桁から5桁の数字に増やして表示することが可能となる。またカバー39A’により、容器搬送方向の下流側および上流側に位置する作業者Hから、ランプ38の点灯・点滅状態を判りにくくできるとともに、ピッキング作業等を実行する作業者Hとは、直進搬送ライン21A,21Bを挟んで反対側にいる作業者Hからランプ38の点灯・点滅状態を認識できないようにすることができる。
また本実施の形態では、搬送ラインBを、アキュムレーションコンベヤと駆動ローラコンベヤから構成しているが、フリーコンベヤにより構成することも可能である。
また本実施の形態では、作業者Hを挟んで、フローラック15と第1直進搬送ライン21Aを反対側に配置しているが、作業者Hに対して、ストレージラインA(フローラック15)と搬送ラインB(第1直進搬送ライン21A)を同じ側に配設するようにしてもよい。これにより、間口16より取り出した物品11を、取り出した(ピッキングした)手の軌道でそのまま投入ゾーンZに搬送されてきている集品容器10へ投入する(ピッキング作業を実行する)ことができ、作業性を向上させることができる。
また本実施の形態では、フローラック15を第1直進搬送ライン21Aに沿って配置しているが、間口(物品収納部)16がピッキングゾーンP毎に配置されていればよく、ピッキングゾーンP毎に第1直進搬送ライン21Aとは、直角な向きに配置してもよい。
また本実施の形態では、搬送ラインBを、1本の循環ラインにより構成しているが、複数、例えば2本の循環ラインにより構成することも可能であり、さらにこれら循環ラインの集品容器10の搬送面の高さを変えることも可能である。
また本実施の形態では、物品保管手段としてフローラック15を使用しているが、物品11または収納箱が移動しない一般棚を使用することもできる。また、物品保管手段として、物品11を単なる床置き、すなわち、床面を区画し、区画した領域内に各種物品11を収納するフロアを使用することができる。
また本実施の形態では、フローラック15の各棚17に載置されている物品11は収納箱12に収納されているが、ピース単位とすることもでき、棚17の段数を増加させることが可能である。
また本実施の形態では、フローラック15の各棚17は固定されているが、任意に前後(第1直進搬送ライン21Aの方向)に移動・調整できる構成とすることもできる。
また本実施の形態では、集品容器10への物品11の完了を入力手段として、テープスイッチ23を使用しているが、単に完了を入力するスイッチであればよく、単なる押釦スイッチでもよい。
また本実施の形態では、仕分け先をユーザー別としているが、ユーザーに限ることはなく、店舗別、商品などのカテゴリー別あるいは区分別、地域別、搬送トラック別などとすることもできる。
B 搬送ライン
D 封印エリア
E 詰め替えエリア
P ピッキングゾーン
H 作業者
Z 投入ゾーン
10 集品容器
11 物品
13 寄せ箱
15 フローラック
16 間口
26 投入表示器
27 袋
31 第1ランプ部
32,32’ ディジタル表示器
33 第2ランプ部
35 表示器コントローラ
38 ランプ
Claims (6)
- 物品をそれぞれ収納する複数の物品収納部を有する物品保管手段を備え、
前記物品保管手段に沿って、それぞれ仕分け先、または仕分け先の物品要求情報が割り付けられた複数の集品容器を搬送する搬送手段を備え、
前記仕分け先の物品要求情報に応じて、前記物品保管手段の物品収納部から取り出した物品を集品容器に投入する集品作業を行い、集品が終了すると、集品容器に集品された物品を出荷するピッキング設備であって、
前記各集品容器に、前記物品収納部より取り出した物品の投入対象の集品容器であることを示す投入作業指示の表示を行う第1の機能を備えた投入表示器を設け、
前記投入表示器に、この投入表示器が設けられた集品容器に関する情報の表示を行う第2の機能を備え、
前記投入表示器は、前記集品作業を行う場合には、前記第1の機能による表示を行い、前記集品作業が終了した場合には、前記第1の機能による表示を前記第2の機能による表示に切換え可能となり、前記集品作業とは別の作業を行う場合には、前記第2の機能による表示を行うこと
を特徴とするピッキング設備。 - 物品をそれぞれ収納する複数の物品収納部を有する物品保管手段を備え、
前記物品保管手段に沿って、それぞれ仕分け先、または仕分け先の物品要求情報が割り付けられた複数の集品容器を搬送する搬送手段を備え、
前記仕分け先の物品要求情報に応じて、前記物品保管手段の物品収納部から取り出した物品を集品容器に投入する集品作業を行い、集品が終了すると、集品容器に集品された物品を出荷するピッキング設備であって、
前記各集品容器に、前記物品収納部より取り出した物品の投入対象の集品容器であることを示す投入作業指示の表示を行う第1の機能を備えた投入表示器を設け、
前記投入表示器に、この投入表示器が設けられた集品容器に関する情報の表示を行う第2の機能を備え、
前記投入表示器は、前記集品作業を行うエリアに前記集品容器が搬送される場合には、前記第1の機能による表示を行い、前記集品作業を行うエリアから前記集品作業とは別の作業を行うエリアへ前記集品容器が搬送される場合には、前記第1の機能による表示を前記第2の機能による表示に切換えて表示を行うこと
を特徴とするピッキング設備。 - 前記投入表示器は、前記第2の機能の表示として、前記投入表示器が設けられた前記集品容器内へ前記仕分け先の物品要求情報に応じて集品された物品の総数の表示を行うこと
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のピッキング設備。 - 物品をそれぞれ収納する複数の物品収納部を有する物品保管手段を備え、
前記物品保管手段に沿って、それぞれ仕分け先、または仕分け先の物品要求情報が割り付けられた複数の集品容器を搬送する搬送手段を備え、
前記仕分け先の物品要求情報に応じて、前記物品保管手段の物品収納部から取り出した物品を集品容器に投入する集品作業を行い、集品が終了すると、集品容器に集品された物品を出荷するピッキング設備であって、
前記各集品容器により予め群を形成し、
前記各集品容器に、前記物品収納部より取り出した物品の投入対象の集品容器であることを示す投入作業指示の表示を行う第1の機能を備えた投入表示器を設け、
前記投入表示器に、この投入表示器が設けられた集品容器に関する情報の表示を行う第2の機能を備え、
前記投入表示器は、前記集品作業を行うとき、前記第1の機能による表示を行い、前記集品作業とは別の作業を行うとき、前記第2の機能による表示を行い、前記第2の機能の表示として、前記搬送手段により搬送されている各集品容器が形成している群を判別可能とする表示を行うこと
を特徴とするピッキング設備。 - 物品をそれぞれ収納する複数の物品収納部を有する物品保管手段を備え、
前記物品保管手段に沿って、それぞれ仕分け先、または仕分け先の物品要求情報が割り付けられた複数の集品容器を搬送する搬送手段を備え、
前記仕分け先の物品要求情報に応じて、前記物品保管手段の物品収納部から取り出した物品を集品容器に投入する集品作業を行い、集品が終了すると、集品容器に集品された物品を出荷するピッキング設備であって、
前記各集品容器により予め群を形成し、
前記各集品容器に、前記物品収納部より取り出した物品の投入対象の集品容器であることを示す投入作業指示の表示を行う第1の機能を備えた投入表示器を設け、
前記投入表示器に、この投入表示器が設けられた集品容器に関する情報の表示を行う第2の機能を備え、
前記投入表示器は、前記集品作業を行うとき、前記第1の機能による表示を行い、前記集品作業とは別の作業を行うとき、前記第2の機能による表示を行い、前記第2の機能の表示として、投入表示器が設けられた集品容器が、形成している前記群の先頭を搬送されているときには、群の先頭であること、または投入表示器が設けられた集品容器が、形成している前記群の終端を搬送されているときには、群の終端であることの少なくともいずれか一方の表示を行うこと
を特徴とするピッキング設備。 - 物品をそれぞれ収納する複数の物品収納部を有する物品保管手段を備え、
前記物品保管手段に沿って、それぞれ仕分け先、または仕分け先の物品要求情報が割り付けられた複数の集品容器を搬送する搬送手段を備え、
前記仕分け先の物品要求情報に応じて、前記物品保管手段の物品収納部から取り出した物品を集品容器に投入する集品作業を行い、集品が終了すると、集品容器に集品された物品を出荷するピッキング方法であって、
前記各集品容器に対して、
前記集品作業を行う場合には、前記物品収納部より取り出した物品の投入対象の集品容器であることを示す投入作業指示の表示を行い、前記集品作業が終了した場合には、前記投入作業指示の表示をこの集品容器に関する情報の表示に切換え可能とし、前記集品作業とは別の作業を行う場合には、この集品容器に関する情報の表示を行うこと
を特徴とするピッキング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010183526A JP5609413B2 (ja) | 2010-08-19 | 2010-08-19 | ピッキング設備およびピッキング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010183526A JP5609413B2 (ja) | 2010-08-19 | 2010-08-19 | ピッキング設備およびピッキング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012041126A JP2012041126A (ja) | 2012-03-01 |
JP5609413B2 true JP5609413B2 (ja) | 2014-10-22 |
Family
ID=45897881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010183526A Active JP5609413B2 (ja) | 2010-08-19 | 2010-08-19 | ピッキング設備およびピッキング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5609413B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004277157A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Ishida Co Ltd | 商品仕分けシステム、商品仕分け方法および商品仕分けプログラム |
JP2005119809A (ja) * | 2003-10-16 | 2005-05-12 | Toyo Kanetsu Solutions Kk | ピッキング方法およびピッキング指示装置 |
JP4989685B2 (ja) * | 2009-06-26 | 2012-08-01 | 株式会社リコー | 情報記録媒体 |
-
2010
- 2010-08-19 JP JP2010183526A patent/JP5609413B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012041126A (ja) | 2012-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5273096B2 (ja) | ピッキング設備および投入表示器 | |
KR101615483B1 (ko) | 픽킹 설비 | |
JP5218473B2 (ja) | ピッキング設備および投入表示器 | |
JP5849844B2 (ja) | ピッキング設備、集約棚、及びピッキング方法 | |
JP5614435B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5742444B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5540989B2 (ja) | ピッキング方法およびピッキング設備 | |
JP5609413B2 (ja) | ピッキング設備およびピッキング方法 | |
JP5621714B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5609414B2 (ja) | ピッキング設備およびピッキング設備におけるバッテリの充電方法 | |
JP5664439B2 (ja) | 仕分け設備 | |
JP3721920B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5540988B2 (ja) | ピッキング設備および集品容器への袋掛け方法 | |
JP5594223B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5998966B2 (ja) | 仕分け設備および仕分け方法 | |
JP5742431B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP3632549B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5712766B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP2002226017A (ja) | 仕分け方法および仕分け設備 | |
JP2001233420A (ja) | 仕分け設備 | |
JP2012229092A (ja) | ピッキング設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140121 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140317 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140805 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5609413 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |