JP5607301B2 - オシロスコープのデジタルトリガー処理のための方法及びシステム - Google Patents

オシロスコープのデジタルトリガー処理のための方法及びシステム Download PDF

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発明の詳細な説明
本発明は、オシロスコープのデジタルトリガー処理のための方法及びシステムと、対応するオシロスコープとに関する。
図1に示されるようなデジタルオシロスコープは、オシロスコープに表示される測定された信号の振幅とオシロスコープの測定範囲とをマッチングするため可変的な増幅係数が使用される入力アンプと、デジタル化された測定信号のサンプリングされた値を生成するダウンストリームアナログデジタルコンバータと、デジタル化された測定信号のサンプリングされた値を経時的に提供する記録ユニットと、アナログデジタルコンバータとパラレルに接続され、アナログトリガー処理システムのトリガー閾値により特定される測定信号の信号部分を記録ユニットに位相訂正又は時間訂正して提供するトリガー処理システムとから構成される。
簡単化のため、1つの測定信号しか図2のトリガー処理システムのトリガー処理に使用されない図2に示されるアナログトリガー処理システムは、複数のコンパレータを介し、複雑なトリガー処理条件を構成するため、各ケースにおいて入力Bにある閾値信号のレベルをオーバーシュート又はアンダーシュートすることを参照して、各入力Aにあり、それの振幅を参照してプリアンプされる測定信号を比較する。可変的な各閾値1〜Nが、レジスタにデジタル形式により格納される。記録ユニットにおける測定信号の要求された信号部分の正確な提供のためのトリガー処理信号が、各セットのトリガー状態に応じて、またトリガー状態の発生に従って、コンパレータの評価ユニットに接続されたダウンストリームにおいて生成される。
記録される測定信号と閾値信号の交点(トリガーポイント)が、記録対象のデジタル化された測定信号の2つのサンプルされた値の間に配置される場合、トリガーオフセットが、図3に示されるように、トリガーポイントと次のサンプル値との間に、又はトリガーポイントと記録対象のデジタル化された測定信号の前のサンプル値との間で提供される。このトリガーオフセットは、記録対象の測定信号と記録ユニットの座標原点との間における記録ユニットの測定信号の提供において位相オフセットをもたらす。
記録対象の測定信号と記録ユニットの座標原点との間の上記位相オフセット(ジッタ)はまた、アナログオシロスコープにおいて知られており、図4に提供される。図4において、オシロスコープの画面上の0.3表示単位のジッタが、0Vのトリガー閾値について認められる。
上記ジッタは、トリガーポイントとデジタル化された測定信号の次のサンプル値との間の距離が安定的な状態では大部分不変である場合には一定値(システマティックジッタ)を採用し、統計的位相ノイズが測定信号上に重乗される場合などには統計値(統計的ジッタ)を採用することが、アナログオシロスコープから知られている。
測定信号と当該測定信号の統計的な位相ノイズの時間差から生ずるオシロスコープディスプレイにおける上記位相誤差に加えて、所望されないジッタがまた、トリガー状態をチェックするため併せて使用される各測定信号の測定チャネルにおける異なる遅延時間から生ずる可能性がある。これについて、トリガー状態は全く発生せず、このため、測定信号はオシロスコープ画面に提供されないという欠点がある。
測定信号の2つのパス(アナログデジタルコンバータ又はトリガーシステム)における位相及び時間誤差が互いに重乗され、極端な状態では効果のダブリングを生じさせる可能性があるという事実が、さらなる欠点として認めることができる。
DE3936932A1は、デジタル形式によりトリガー信号を生成するオシロスコープのためのトリガー信号生成装置を開示している。
本発明は、デジタルオシロスコープにおいて使用されるアナログデジタルコンバータのサンプリングレートより高い時間分解能によりオシロスコープの表示ユニット上の1以上の測定信号を記録し、選択されたトリガー状態に対応してセキュアなトリガー処理を保証するトリガー方法、トリガーシステム及び対応するデジタルオシロスコープを提供するという課題に基づく。
上記課題は、請求項1の特徴による方法、請求項18の特徴によるトリガーシステム及び請求項22の特徴によるオシロスコープを参照して実現される。従属形式の請求項は、本発明の効果的なさらなる発展型を規定する。
本発明によると、それに関連する欠点を有するアナログトリガー処理の代わりに、デジタルトリガーシステムが使用される。ここでは、トリガー処理中、リファレンス信号として使用されるデジタル化された測定信号のサンプル値が、閾値と連続的に比較される。本発明の第1実施例では、デジタル化されたリファレンス信号による閾値の超過が第1サンプル値(<閾値)と第2サンプル値(>閾値)の2つのサンプル値の範囲内において発生する場合、又は、デジタル化されたリファレンス信号による閾値信号の不足が、第1サンプル値(>閾値)と第2サンプル値(<閾値)の2つのサンプル値の範囲内において発生する場合、正確なトリガー時間が、互いに等距離にある2つのサンプリング時間の間にあるリファレンス信号の複数のさらなるサンプル値を計算することにより決定され、リファレンス信号による閾値の超過又は不足の正確な時間が、閾値の超過又は不足を参照してリファレンス信号のさらなるすべてのサンプル値のさらなる比較によって決定される。このようにして、発生したトリガーオフセットが、好ましくは、多相フィルタなどの補間手段により計算されるリファレンス信号の選択されたさらなるサンプル値の個数に応じて本発明により最小化することができる。
本発明の第2実施例では、計算されるリファレンス信号のさらなるサンプル値の個数を最小化し、これにより、遅延時間に関して最適化されたトリガー処理を実現するため、リファレンス信号の固定数のさらなるサンプル値の代わりに、リファレンス信号のさらなるサンプル値が、多相フィルタによる補間により各繰り返しステップにおいて観察される時間インターバルの中間において、各ケースで繰り返し計算され、閾値の超過又は不足を参照した比較が実行される。超過又は不足の比較の結果から始めて、次の繰り返しステップは、リファレンス信号のさらなる各サンプル値の左側又は右側にある1/2の時間インターバルを利用する。
最終的には、本発明の第3実施例では、本発明の第2実施例に対応する時間インターバルの繰り返しの1/2処理の後、リファレンス信号のさらなるサンプル値が、リニア補間により最後の繰り返しステップの時間インターバル内で計算される。
本発明の第4実施例では、デジタル化された測定信号の2つの連続するサンプル値の間のトリガー時間が、リファレンス信号による閾値の超過又は不足がないことの結果として誤って特定されなかった場合(閾値がリファレンス信号の2つの連続するサンプル値の上下の何れかにある)、本発明によると、リファレンス信号の2つの連続する(さらなる)サンプル値による閾値の可能な超過又は不足を特定するため、リファレンス信号のさらなるサンプル値が、多相フィルタによる補間によって2つのサンプリング時間の間に計算されるべきである。
本発明の第5実施例では、計算されるリファレンス信号のさらなるサンプル値の個数を最小化するため、実行される計算数が、時間インターバルの繰り返しの1/2化、各時間インターバルの中間にあるリファレンス信号のさらなるサンプル値の以降の計算及び閾値とリファレンス信号のさらなるサンプル値との比較によって、本発明の第4実施例との比較により大きく最小化される。
本発明の第3実施例と同様に、リファレンス信号のさらなるサンプル値が、多相フィルタとの補間による以前の2つの繰り返しステップにおいて計算されたリファレンス信号のさらなるサンプル値からのリニア補間によって、最後の繰り返しステップで決定される本発明の第6実施例がある。
トリガーシステムの影響を低減するため、ヒステリシスを有するコンパレータと等価な2つの閾値との比較が行われる。超過の場合にはより高い閾値が使用され、不足の場合にはより低い閾値が使用される。
リファレンス信号がデジタルトリガー処理のための各測定信号から決定される前に、又は各測定信号のサンプル値がオシロスコープの画面上に提供される前に、各測定信号に係る計測チャネルにおける異なる遅延時間が、キャリブレーション処理を介し登録され、本発明により各測定信号において補償される。
本発明の各実施例によるオシロスコープのためのデジタルトリガー方法及びシステムが、図面を参照して以下で詳細に説明される。
図5に示される本発明によるデジタルオシロスコープは、可変的な増幅係数を提供するプリアンプ1を利用して、表示装置5の測定範囲とそれの入力に設けられた測定信号の振幅レベルとをマッチングする。レベルマッチング後、プリアンプされたアナログ測定信号は、対応するデジタルデータフォーマットに変換するため、アナログデジタルコンバータ2に供給される。遅延時間を補償する隣接するユニット3は、各測定信号に係る測定チャネルの各遅延時間を補償する。リニア又は非リニアな変形されたデジタル測定信号の等価を実現するイコライザシステム4が、任意的に下流に配設される。測定信号のリニア又は非リニアな変形は、全体として測定チャネルの伝送要素(センサ、測定ライン、プリアンプ及びアナログデジタルコンバータ)の伝送動作から生じる。
等価後、デジタル測定信号は、調整可能なトリガー状態を参照して本発明によるデジタルトリガーシステム5によりチェックされ、このトリガー状態を特定する場合、デジタルオシロスコープをトリガーするトリガー信号が、デジタルトリガーシステム5の出力において測定信号に生成される。トリガー信号と同時に又はその直後に登録されるデジタル等価測定信号のサンプリングされた各値は、デジタルオシロスコープの記録ユニット6の画面上に提供される。
図7A、7B、7C及び7Dを参照してデジタルトリガーシステムの第1、第2、第3及び第4実施例を説明する前に、以下のセクションはトリガー信号を生成するユニットの第1、第2及び第3実施例を提供する。あるいは、当該ユニットは、図6A、6B及び6Cを参照した本発明によるデジタルトリガーシステムの実施例のすべてに搭載される。
図6Aに示されるデジタル信号を生成するユニットの第1実施例7では、デジタルオシロスコープに提供される複数の信号からの1つの信号Sが、トリガー信号STRを生成するためのリファレンス信号Sとして使用される。このため、リファレンス信号Sのサンプル値Si,jと閾値SWとが、それぞれコンパレータ8の入力に提供される。コンパレータ8は、デジタルリファレンス信号Sのサンプル値Si,jと閾値SWとを比較し、リファレンス信号Sのサンプル値Si,jによる閾値SWの超過の場合は第1出力を、リファレンス信号Sのサンプル値Si,jによる閾値SWの不足の場合には第2出力を起動する。
コンパレータ8の2つの出力における2つの信号とポジティブ又はネガティブスロープトリガー処理に応じて、コンパレータ8の下流に接続されたスロープ検出手段9において、リファレンス信号Sの2つの連続するサンプル値Si,j及びSi,j+1による閾値SWの超過又は不足が、スロープ検出手段9の出力の起動によって特定される。
リファレンス信号Sのサンプル値Si,jは、2つの連続するサンプル値Si,jとSi,j−1との間に等しい距離に設けられたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’を決定するユニット13に提供される。当該ユニット13は、好ましくは、多相フィルタである実際のインタポレータ13と、当該インタポレータを制御するユニット13から構成される。
インタポレータを制御するユニット13は、循環的にリファレンス信号Sの各サンプル値Si,jを読み込み、それらをバッファする。リファレンス信号Sの連続する2つのサンプル値Si,j及びSi,j−1による閾値SWの超過又は不足の場合に起動されるスロープ検出手段9の出力信号は、読み込まれバッファされ、特定されたスロープイベントの前後に設けられたリファレンス信号Sの所与の個数のサンプル値Si,jをインタポレータ13に逐次的に転送するため、インタポレータ13を制御するユニット13により利用される。さらに、インタポレータを制御するユニット13は、リファレンス信号Sの追加された各サンプル値Si,j’を計算するため、関連するフィルタ係数 をインタポレータ13に転送する。多相フィルタ13により各ケースにおいて計算されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が、インタポレータを制御するユニット13により読み込まれ、バッファされる。リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’のすべてがインタポレータ13により計算されると、インタポレータを制御するユニット13は、リファレンス信号Sのすべての計算及びバッファされた追加的なサンプル値 ’を出力する。
リファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’は、下流のコンパレータ14に読み込まれ、各ケースにおいて閾値SWと比較される。コンパレータ14は、リファレンス信号Sのさらなる各サンプル値 ’について2つの出力を提供し、そのうちの1つの出力は、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’による閾値SWの超過の場合にアクティブ化され、他方の出力は、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’による閾値SWの不足の場合にアクティブ化される。
ポジティブ又はネガティブスロープトリガー処理と、コンパレータ14の各出力に設けられた信号に応じて、最終的な評価ロジックユニット15は、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’を決定し、閾値SWからの最短距離を提供し、トリガー信号STRの求められるトリガー時間を表す。
トリガー信号を生成するユニットの複数の必要なさらなるサンプル値 ’を最小化するため、図6Bを参照して第2実施例によるトリガー信号を生成するユニット7’が説明される。それは、トリガー時間を決定するため、リファレンス信号Sの最小数のさらなるサンプル値 ’しか必要としない。
第1実施例によるトリガー信号を生成するユニット7と同様に、第2実施例によるトリガー信号を生成するユニット7’は、デジタルオシロスコープ上に提供される複数の信号から選択されたリファレンス信号Sの各サンプル値Si,jと、コンパレータ8’の閾値SWとを比較する。当該比較は、リファレンス信号Sの連続する2つのサンプル値Si,jとSi,j−1とによる閾値SWの超過の場合にはコンパレータ8’の第1出力のアクティブ化を導き、リファレンス信号Sの連続する2つのサンプル値Si,jとSi,j−1とによる閾値SWの不足の場合にはコンパレータ8’の第2出力のアクティブ化を導く。コンパレータ8’の下流に接続されたスロープ検出手段9’は、コンパレータ8’の第1又は第2ス津力に設けられた2つの信号から、ポジティブ又はネガティブスロープトリガー処理に応じて、リファレンス信号Sの連続する2つのサンプル値Si,jとSi,j−1とによる閾値SWの超過又は不足が存在し、超過又は不足の場合にスロープ検出手段9’の出力をアクティブ化する。
リファレンス信号Sのサンプル値Si,jが、2つの連続するサンプル値Si,jとSi,j−1の間に設けられたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’を決定するユニット13’に提供される。このユニット13’は、好ましくは、多相フィルタである実際のインタポレータ13’と、インタポレータを制御するユニット13とから構成される。
第1の繰り返しステップでは、第1実施例と同様に、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’を決定するユニット13’の内部に多相フィルタを内蔵することによって、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が、特定されたスロープイベントの前後に設けられたリファレンス信号Sの2つのサンプル値Si,jとSi,j−1により規定される時間インターバルの中間に決定される。以降のすべての繰り返しステップjでは、ファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’を決定するユニット13は、前の繰り返しステップj−1において決定されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j−1’と、前の繰り返しステップj−1において決定された時間インターバル閾値とにより確定され、前の繰り返しステップj−1において決定されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j−1’に対して閾値SWの方向に配設された時間インターバルの中間において、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j−1’を決定する。
以降のコンパレータ14’において、繰り返しステップjにおいて決定されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が閾値SWの超過又は不足を参照して比較され、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’による閾値SWの超過の場合には、第1出力がアクティブ化され、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’による閾値SWの不足の場合には、第2出力がアクティブ化される。
繰り返しステップjにおいてリファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’を決定するユニット13’において決定されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’と閾値SWから、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’と閾値SWとの間のレベル差が減算手段16’において形成され、下流のモジュロ形成手段17’に提供される。さらなるコンパレータ18’では、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’と閾値SWとの間のレベル差の決定されたモジュロが、限界値Gと比較される。リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’と閾値SWとの間のレベル差の決定されたモジュロによる限界値Gの超過の場合、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が特定される。それは、トリガーポイントの近傍に設けられ、コンパレータ18’の出力において生成されるトリガー信号STRのトリガー時間を形成する。
トリガー信号STRがアクティブ化されていない限り、2つのスイッチ19’と20’はクローズされ、繰り返しステップjにおいて決定されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’による閾値SWの超過又は不足を示すコンパレータ14’の出力に与えられる2つの信号が、左側又は右側における1/2の時間インターバルを決定するためユニット21’にわたされる。繰り返しステップjにおいて決定されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’による閾値SWの超過又は不足に応じて、左側又は右側における1/2の時間インターバルを決定するユニット21’が、次の繰り返しステップj+1におけるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j−1’を決定するため、繰り返しステップjにおいて決定されたリファレンス信号のさらなるサンプル値Si,j’の左側又は右側に設けられ、繰り返しステップjにおいて観察される時間インターバルの1/2を決定する。左側又は右側における1/2の時間インターバルを決定するため、次の繰り返しステップj+1において使用される現在の繰り返しステップjの時間インターバルの左半分又は右半分に関する情報が、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’を決定するユニット13’のインタポレータを制御するユニット13’にユニット21’により提供される。
各時間インターバルの繰り返しの上記1/2処理と、閾値SWに対する時間インターバルの中間に設けられたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’の間の上記に基づくレベル比較との結果として、第2実施例によるトリガー信号を生成するユニットは、第1実施例のトリガー信号を生成するユニットと比較することによって、リファレンス信号Sの最小数のさらなるサンプル値 ’を導く。
図6Cに示される本発明の第3実施例によるトリガー信号を生成するユニット7’’は、図6Bに示される第2実施例によるトリガー信号を生成するユニット7’に基づく。すなわち、最後の繰り返しステップj+1において、繰り返しステップjにおけるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’と閾値SWとの間のレベル差のモジュロが限界値Gに達しなくなるとすぐに、トリガー信号STR’’について求められるトリガー時間を表す時間値を有するリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j+1’が、2つの先行するステップj及びj−1において決定されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’とSi,j−1’からのリニア補間を介し決定される。
このため、図6Cに示される第3実施例によるトリガー信号を生成するユニット7’’は、本発明の第2実施例によるトリガー信号を生成するユニット7’と同一の機能ユニット(参照番号8’’〜21’’)を設ける。さらに、図6Cによると、コンパレータ18’’が繰り返しステップjにおいて決定されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’と閾値SWの間のレベル差のモジュロの不足を検出するとすぐに、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’を決定するため、ユニット13’’のインタポレータを制御するユニット13’’にバッファされたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’及びSi,j−1’が、2つのスイッチ22’’及び23’’を介しリニア補間手段25’’に提供される。リニアインタポレータ25’’は、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’とSi,j−1’からのリニア補間及びそれに関連するサンプリング時間並びに閾値SWから、トリガー信号STR’’のトリガー時間として“ローカル範囲”内で閾値SWとリファレンス信号Sとの間の交点を決定する。
図6A、6B及び6Cに示されるような本発明の第1、第2及び第3実施例によるトリガー信号を生成するユニット7、7’及び7’’を考慮して、図7A、7B、7C及び7Dを参照して、第1、第2、第3及び第4実施例によるデジタルトリガーシステム5、5’、5’’及び5’’’が提供される。
図7Aに示される本発明の第1実施例によるデジタルトリガーシステム5では、リファレンス信号Sを形成するため、デジタルオシロスコープ上に提供されるすべての信号から複数の信号S,S,...,Sが前のトリガー合成ロジックユニット29を介し合成される。比較的正確なトリガー時間を決定するため、超過又は不足を参照して、図6A、6B及び6Cに示されるようなトリガー信号を生成するユニット7、7’又は7’’において、リファレンス信号Sが閾値SWと比較される。比較的正確なトリガー時間の発生に応答して、トリガー信号STRがトリガー信号を生成するユニット7、7’又は7’’の出力においてアクティブ化される。
前のトリガー合成ロジックユニット29は、何れか可能なタイプの算術及び論理合成を提供することが可能である。特に、本発明の第1実施例によるデジタルトリガーシステム5では、本発明による差分信号をリファレンス信号Sとして利用することができる。ここでは、差分信号の2つの部分信号のそれぞれが、グラウンド電位を参照して計測プローブにより測定され、アナログデジタルコンバータを介し対応するデジタルデータフォーマットに変換され、デジタル差分信号を生成するため、トリガー合成ロジックユニット29により読み込まれ、デジタル形式により実現される差分形成を介し互いに減算される。
図7Bに示される本発明の第2実施例によるデジタルトリガーシステム5’では、トリガー処理に使用されるデジタルオシロスコープに提供されるすべての信号からの信号S,S,...,Sが、関連するトリガー信号STR1,STR2,...,STRNの関連するトリガー時間を決定するため、同じ閾値SWに対する超過又は不足を参照して、トリガー信号を生成する各ユニット7,7’,7’’, 7,7’,7’’,...,7,7’,7’’において、リファレンス信号と比較される。以降のトリガー信号を合成するユニット29’では、合成されたトリガー信号STRを形成するため、各トリガー信号STR1,STR2,...,STRNが、算術的及び/又は論理的に互いに合成される。
図7Bに示される本発明の第2実施例によるデジタルトリガーシステム5’は、デジタルトリガー処理に使用される各信号が、信号固有のトリガー時間を決定するため同一の閾値と比較されるときに使用される。このようにして、図7Aに示される第1実施例5と対照して、複数のリファレンス信号に基づくより複雑なトリガー信号の生成を実現するトリガー信号を生成することが可能となる。
図7Cに示される本発明の第3実施例によるデジタルトリガーシステム5’’は、図7A及び7Bに示される本発明の第1及び第2実施例によるデジタルトリガーシステムの組み合わせを表す。
前のトリガー合成ロジックユニット29では、デジタルオシロスコープに表示される複数の信号からの複数の信号S,S,...,Sが、それらのリファレンス信号Sと算術的及び/又は論理的に合成される。デジタルオシロスコープに提供される複数の信号からのリファレンス信号として機能するリファレンス信号Sと他の2以上の信号SM+1,SM+2,...は、同一の閾値SWに対する超過又は不足を参照して、第1、第2又は第3実施例によるトリガー信号を生成するデジタルユニット7,7’,7’’, 7M+1,7M+1’,7M+1’’,7M+2,7M+2’,7M+2’’,...において各ケースで比較される。決定された各トリガー時間でアクティブ化されるトリガー信号STRi,STRM+1,STRM+2,...は、合成されたトリガー信号STRを形成するため、以降のトリガー信号を合成するユニット29’において算術的及び論理的に互いに合成される。
図7Dに示される本発明の第4実施例によるデジタルトリガーシステムでは、トリガー処理に使用される信号Sが、各ケースにおいて異なる閾値SW,SW,...,SWに対する超過又は不足を参照して、トリガー信号を生成する各ユニット7i1,7i1’,7i1’’, 7i2,7i2’,7i2’’,...,7ik,7ik’,7ik’’においてそれぞれ合成される。トリガー信号を生成する各ユニット7i1,7i1’,7i1’’, 7i2,7i2’,7i2’’,...,7ik,7ik’,7ik’’により特定されたトリガー時間においてそれぞれアクティブ化されるトリガー信号STRi1,STRi2,...,STRikは、合成されたトリガー信号STRを形成するため、以降のトリガー信号を合成するユニット29’を介し算術的及び/又は論理的に互いに合成される。
図7Dに示される本発明の第4実施例によるデジタルトリガーシステム5’’’によると、デジタルオシロスコープのトリガー処理に対して決定される信号Sに基づき、信号スロープ又は相関トリガーの与えられたグラディアント又は勾配(gradient)を参照したトリガー処理など、複数の閾値SW,SW,...,SWから構成されるより複雑なトリガー状態を実現することが可能となる。
本発明のデジタルトリガーシステムによると、複数の閾値SW,SW,...,SWと1つの信号Sとの比較はまた、図7B及び7Cに示されるような本発明の第2及び第3実施例によるデジタルトリガーシステム5’及び5’’の意味におけるトリガー処理に対して決定された複数の信号により移転可能である。
図8A、8B及び8Cを参照して、本発明の第1、第2及び第3実施例によるトリガー信号のデジタル生成方法が提供される。
図8Aに示される本発明の第1実施例によるトリガー信号のデジタル生成方法の第1処理段階S10では、デジタル化されたリファレンス信号Sのサンプル値Si,jが、コンパレータ8を利用して閾値SWと比較される。
以降の処理段階S20において、リファレンス信号Sの2つのサンプル値Si,jとSi,j−1による閾値SWの超過又は不足が当該値の間に発生するリファレンス信号Sの2つのサンプル値Si,jとSi,j−1が、処理段階S10からの比較結果とスロープ検出手段9を使用して特定される。
処理段階S30では、処理段階S20において特定されたリファレンス信号Sのサンプル値Si,jとSi,j−1との間で等しい距離に分散されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’が、多相フィルタにおける補間により計算される。ここで使用されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’の個数は、以降の処理段階において決定されるトリガー時間の精度を決定する。ここでは、技術的に意義のある妥協が、補間によりリファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’を計算する数値的コストとトリガー時間を決定するのに際して、実現される精度の間で求められる必要がある。
以降の処理段階S40において、処理段階S20において特定されたリファレンス信号Sの2つのサンプル値Si,jとSi,j−1との間における処理段階S30において決定されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’は、閾値SWの超過又は不足を参照してコンパレータ14において比較される。
最後の処理段階S50において、処理段階S20において2つのさらなるサンプル値の間で特定されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値 ’のすべてからのリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が、評価ロジックを利用して処理段階S40の比較結果から決定される。評価ロジックユニット15は、閾値SWからの最小のレベル差を提供し、このため、トリガー信号STRをアクティブ化するため、比較的に最も正確なトリガー時間を表す。
リファレンス信号S及び閾値SWとして使用される正弦波信号の例によると、図11Aは、そのレベルが閾値のレベルの上下にある正弦波信号の2つのサンプリングポイントの間の等距離のさらなるサンプル値Si,1’,Si,2’,Si,3’,Si,4’,Si,5’,...を計算することによりトリガー信号を生成する本発明の第1実施例による方法では、閾値SWに対する最小差を提供するリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,3’が、トリガー信号のトリガー時間として決定される。
図8Bに示される本発明の第2実施例によるトリガー信号のデジタル生成方法は、それの最初の2つの処理段階S100及びS110において、図8Aに示される本発明の第1実施例によるトリガー信号のデジタル生成方法の処理段階S10及びS20と同一の処理アプローチを提供する。
以降の処理段階S120において、第1の繰り返しステップでは、この第1の繰り返しステップに係る時間インターバルの中間におけるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が、補間により計算される。ここで、第1の繰り返しステップに係る時間インターバルの2つの限界は、それらの間においてリファレンス信号Sによる閾値SWの超過又は不足が発生する処理段階S110において特定されたリファレンス信号Sのサンプル値Si,j、Si,j−1である。さらなる繰り返しステップjでは、時間インターバルの各限界が、前の繰り返しステップj−1において観察された時間インターバルの中間にある前の繰り返しステップj−1において決定されたリファレンス信号Sのサンプル値Si,j−1と、前の繰り返しステップj−1において観察された時間インターバルの左右何れかの限界を介して決定される。
以降の処理段階S130では、各繰り返しステップjにおいて観察された時間インターバルの中間にある処理段階S120において補間により計算されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が、閾値SWのレベルの超過又は不足を参照して比較される。
以降の処理段階S140では、各繰り返しステップjにおいて観察される時間インターバルの中間にあって、閾値SWから処理段階S120において決定されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’の距離が計算される。
処理段階S140において実現される指定された限界値Gと、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’と閾値SWとの間のレベル差との比較が、依然としてリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’と閾値SWとの間のレベル差による限界値Gの不足を提供できない場合、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’は、処理段階S150において閾値SWの超過又は不足を参照して比較される。
処理段階S150からの比較に基づき、次の処理段階S160において、以降の繰り返しステップj+1において観察される時間インターバルが決定される。選択されたスロープトリガー処理がポジティブのケースでは、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が閾値SWを超過し、又は選択されたスロープトリガー処理がネガティブのケースでは、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が閾値SWに不足する場合、処理段階S120において観察されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’の左に設けられる繰り返しステップjにおいて観察される時間インターバルの半分がさらに追求される。対照的に、選択されたスロープトリガー処理がポジティブのケースでは、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が閾値SWに不足し、又は選択されたスロープトリガー処理がネガティブのケースでは、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が閾値SWを超過する場合、処理段階S120において観察されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’の右に設けられる繰り返しステップjにおいて観察される時間インターバルの半分がさらに追求される。この後、処理段階S120において、繰り返しステップj+1において観察される時間インターバルの中間のリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j+1’が補間により決定される。
他方、閾値SWとリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’との間のレベル差と指定された限界値Gとの処理段階S140における比較が、閾値SWとリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’との間のレベル差による限界値Gの不足を与える場合、繰り返しステップは終了され、処理段階S170において、現在の繰り返しステップjにおいて決定されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が、トリガー信号STR’に対して求められるトリガー時間として確定される。
正弦波信号と指定された閾値との具体例によると、図11Bは、本発明の第2実施例によるトリガー信号の生成方法において、閾値に対する最小差を提供するリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’が、さらなるサンプル値Si,1,Si,2及びSi,3の繰り返しの決定によって、トリガー信号のトリガー時間として決定される。
図6Cに示される本発明の第3実施例によるトリガー信号を生成する方法は、図6Bに示される本発明の第2実施例によるトリガー信号を生成する方法を拡張するものであり、それの処理段階S200、S210、S220、S230、S240、S250及びS260の内部に、本発明の第2実施例によるトリガー信号を生成する方法の処理段階S100、S110、S120、S130、S140、S150及びS160を含む。
最後の処理段階S270において、最後の2つの繰り返しステップj及びj−1において決定されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’とSi,j−1’と共に、それらに係るサンプリング時間と閾値SWに基づき、閾値SWとリファレンス信号Sとの間の交点が、トリガー信号STR’’のより正確なトリガー時間としてリニア補間により計算される。
以下のセクションでは、図9A、9B、9C及び9Dを参照して、本発明の第1、第2、第3及び第4実施例によるデジタルトリガー方法が説明される。
図9Aに示される本発明の第1実施例によるデジタルトリガー方法の処理段階S300では、トリガー処理のため使用されるデジタルオシロスコープに提供されるすべての信号からの複数の信号S,S,...,Sが、トリガー合成ロジックユニット29において算術的及び/又は論理的に互いに合成される。
以降の処理段階S310において、図8A、8B及び8Cに示されるような本発明の第1、第2又は第3実施例によるトリガー信号を生成する方法を利用して、リファレンス信号Sがトリガー信号を生成するユニット7、7’又は7’’において閾値SWと比較され、トリガーオフセットなしに訂正されたトリガー時間によるトリガー信号STRが、この比較結果から決定される。
図9Bに示される本発明の第2実施例によるデジタルトリガー処理方法の処理段階S400において、各ケースにおいて図8A、8B及び8Cに示される本発明の第1、第2又は第3実施例によるトリガー信号を生成する方法を個別に利用して、トリガー処理に使用されるデジタルオシロスコープに提供されるすべての信号からの複数の信号S,S,...,Sが、トリガー信号を生成するユニット7、7’又は7’’における閾値SWと比較され、トリガーオフセットなしに訂正されたトリガー時間によるトリガー信号STR1,STR2,...,STRNが、比較結果からそれぞれ生成される。
その後、処理段階S400においてそれぞれ生成された信号STR1,STR2,...,STRNは、処理段階S410において、合成されたトリガー信号STRを形成するため、トリガー信号を合成するユニット29’において互いに合成される。
図9Cに示される本発明の第3実施例によるデジタルトリガー処理方法は、図9A及び9Bに示されるような本発明の第1及び第2実施例のデジタルトリガー処理方法の組み合わせとして、図9Aに示される本発明の第1実施例のデジタルトリガー処理方法の処理段階S300をそれの最初の処理段階S500に含み、図9Bに示される本発明の第2実施例によるデジタルトリガー処理方法の処理段階S400及びS410をそれの以降の処理段階S510及びS520に含む。
図9Dに示される本発明の第4実施例によるデジタルトリガー処理方法の処理段階S600では、各ケースにおいて図8A、8B及び8Cに示される本発明の第1、第2又は第3実施例によるトリガー信号のデジタル生成方法を利用して、デジタルオシロスコープに提供されるすべての信号からトリガー処理のための提供された信号Sが、トリガー信号を生成するユニット7、7’又は7’’における各閾値SW,SW,...,SWと比較され、トリガーオフセットなしに訂正されたトリガー時間によるトリガー信号STR1,STR2,...,STRNが、上記比較結果からそれぞれ生成される。
処理段階S600において生成されたトリガー信号STR1,STR2,...,STRNは、合成されたトリガー信号STRを構成するため、トリガー信号を合成するユニット29’において以降の処理段階S610で互いに合成される。
コンパレータ8、8’又は8’’における閾値SWとリファレンス信号Sとの比較が、リファレンス信号Sの2つの連続するサンプル値Si,j及びSi,j−1の各レベルが閾値SWの下方にあることを示す場合、一部の状況では、過度に低いサンプリングレートの結果として、リファレンス信号Sの2つの連続するサンプル値Si,j及びSi,j−1の間のリファレンス信号Sは、トリガー処理を生じさせることなく閾値SWを超過することが生ずるかもしれない。また、リファレンス信号Sの2つの連続するサンプル値Si,j及びSi,j−1により閾値SWを超過する場合には、2つの連続するサンプル値Si,j及びSi,j−1の間のリファレンス信号Sは、トリガー処理を生じさせることなく過度に低いサンプリングレートの結果として閾値SWに不足することが生じうる。
従って、図8A、8B及び8Cに示される本発明の第1、第2及び第3実施例によるトリガー信号を生成する方法が、2つの連続するサンプル値Si,jとSi,j−1との間のさらなるサンプル値Si,j’’の決定を介して、閾値の超過又は不足を明確に特定するため利用される。図10A、10B及び10Cにおいて、上記から展開される本発明の第4、第5及び第6実施例によるトリガー信号を生成する方法が与えられる。
図10Aに示される本発明の第4実施例によるトリガー信号を生成する方法は、それの最初の処理段階S700において第1実施例の第1処理段階S10に対応している。
第1実施例の第2処理段階S20と対照的に、第4実施例の以降の第2の処理段階S710は、リファレンス信号Sの2つの連続するサンプル値Si,j及びSi,j−1がそれぞれ閾値SWの上下にあるか確認する。
リファレンス信号Sのサンプル値Si,j及びSi,j−1が共に閾値SWの上下にそれぞれある場合、処理段階S710において特定されたリファレンス信号Sの2つのサンプル値Si,jとSi,j−1の間のさらなるサンプル値 ’’が、補間により以降の処理段階S720において計算される。
決定されたさらなるサンプル値 ’’は、次の処理段階S730において閾値SWと比較される。
処理段階S740において、ポジティブ又はネガティブなスロープトリガー処理に応じて、それらの間において閾値SWが配設されるリファレンス信号Sの上記さらなるサンプル値Si,j’’とSi,j−1’’が特定され、最終的に特定された場合には、閾値SWから最短距離を与えるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’’とSi,j−1’’が、トリガー信号STR’’’について求められるトリガー時間として決定される。
処理段階S750によりトリガーイベントが特定された場合、特定されたトリガー時間にアクティブ化される処理段階S760において、トリガー信号STR’’’が生成される。
正弦波リファレンス信号Sと与えられた閾値SWについて、図12Aは、トリガーポイントとして特定されるさらなるサンプル値Si,3’’と共に、それらのレベルが共に閾値の下方にあるリファレンス信号Sの2つのサンプル値Si,jとSi,j−1との間のリファレンス信号の等距離のさらなるサンプル値Si,1’’、Si,2’’及びSi,3’’を示す。
図10Bに示される本発明の第5実施例によるトリガー信号を生成する方法は、それの第1処理段階S800において第2実施例の第1処理段階S100に対応する。
第2実施例の処理段階S110との相違については、第5実施例の処理段階S810において、リファレンス信号Sの2つの連続するサンプル値Si,j及びSi,j−1が特定される。それらの何れもが閾値SWの上下何れかにある。
以降の処理段階S820において、各クエリ返しステップにおいて観察される時間インターバルの中間にあるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’’が、繰り返しのフレームワーク内において補間により計算される。第1の繰り返しステップでは、リファレンス信号Sの連続するサンプル値Si,j及びSi,j−1の間の時間インターバルが観察される。
次の処理段階S830において、現在の繰り返しステップにおいて決定されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’’と連続するサンプル値Si,j及びSi,j−1のすべてが閾値SWの上方にあるか、又はそのすべてが閾値SWの下方にあるか決定するための確認が実行される。
そうである場合、さらなる繰り返しステップにおいて、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’’が、現在の繰り返しステップの時間インターバル内にあって、これに対して1/2となる時間インターバル内で決定される必要がある。このため、処理段階S840では、現在の繰り返しステップにおいて決定されたリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’’の右側又は左側にある1/2にされた時間インターバルが選択され、閾値SWから相対的に短い距離を提供する現在の繰り返しステップにおいて決定されるリファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’’とサンプル値Si,j及びSi,j−1の間に設けられる。一般に、1又は2の繰り返しサイクル内では、リファレンス信号Sによる閾値SWの超過又は不足が、明確に特定されるか、又は明確には特定されない(サンプリング定理によるリファレンス信号Sの頻度限定(frequency limiting)の観点から)。
処理段階S830において、リファレンス信号Sによる閾値SWの超過又は不足が登録される場合、閾値SWとリファレンス信号Sとの間のより正確な交点が、最後の繰り返しステップにおいて観察される時間インターバル内のさらなるサンプル値 ’’の繰り返し計算を介して処理段階S850において決定される。処理段階S850は、図8Bに示される本発明の第2実施例によるトリガー信号を生成する方法の処理段階S120〜S160を実質的に含む。
最後に、処理段階S860において、処理段階S850において決定されたトリガー時間に基づき、トリガー信号STR’’’’が生成される。
図12Bは、時間インターバルの繰り返しの1/2化に基づき本発明の第5実施例によるトリガー信号を生成する方法を利用して、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,1’’、Si,2’’及びSi,3’’のトリガーポイント(さらなるサンプル値Si,3’’)への近似を提供する。
図10Cは、本発明の第6実施例によるトリガー信号を生成する方法を提供する。それの処理段階S900〜S950は、図10Aに示される本発明の第5実施例によるトリガー信号を生成する方法の処理段階S800〜S850に対応する。
第3実施例の処理段階S270と同様に、第6実施例の処理段階S960において、より正確なトリガー時間が、処理段階S950の最後の繰り返しステップにおいて観察される時間インターバル間のリニア補間によって、閾値SWとリファレンス信号Sとの間の交点として計算される。最後の2つの繰り返しステップにおいて、リファレンス信号Sのさらなるサンプル値Si,j’’とSi,j+1’が決定される。
最後に、処理段階S970において、処理段階S960において決定されたトリガー時間に基づき、トリガー信号STR’’’’’が生成される。
本発明は、与えられた実施例に限定されない。特に、他の補間方法が、多相フィルタを利用した補間方法と共に本発明によりカバーされる。
図1は、従来技術によるアナログトリガーシステムを備えたデジタルオシロスコープのブロック回路図を示す。 図2は、従来技術によるアナログトリガーシステムのブロック回路図を示す。 図3は、トリガーオフセットによるデジタル化された測定信号の時間特性を示す。 図4は、アナログトリガー処理による誤って提供された測定信号によるオシロスコープの表示装置のグラフィック表示を示す。 図5は、本発明によるデジタルトリガーシステムを備えたデジタルオシロスコープのブロック回路図を示す。 図6Aは、第1実施例によるデジタルトリガー信号を生成するユニットのブロック回路図を示す。 図6Bは、第2実施例によるデジタルトリガー信号を生成するユニットのブロック回路図を示す。 図6Cは、第3実施例によるデジタルトリガー信号を生成するユニットのブロック回路図を示す。 図7Aは、本発明の第1実施例によるデジタルトリガーシステムのブロック回路図を示す。 図7Bは、本発明の第2実施例によるデジタルトリガーシステムのブロック回路図を示す。 図7Cは、本発明の第3実施例によるデジタルトリガーシステムのブロック回路図を示す。 図7Dは、本発明の第4実施例によるデジタルトリガーシステムのブロック回路図を示す。 図8Aは、本発明の第1実施例によるデジタルトリガー信号を生成する方法のフローチャートを示す。 図8Bは、本発明の第2実施例によるデジタルトリガー信号を生成する方法のフローチャートを示す。 図8Cは、本発明の第3実施例によるデジタルトリガー信号を生成する方法のフローチャートを示す。 図9Aは、本発明の第1実施例によるデジタルトリガー方法のフローチャートを示す。 図9Bは、本発明の第2実施例によるデジタルトリガー方法のフローチャートを示す。 図9Cは、本発明の第3実施例によるデジタルトリガー方法のフローチャートを示す。 図9Dは、本発明の第4実施例によるデジタルトリガー方法のフローチャートを示す。 図10Aは、本発明の第4実施例によるデジタルトリガー信号を生成する方法のフローチャートを示す。 図10Bは、本発明の第5実施例によるデジタルトリガー信号を生成する方法のフローチャートを示す。 図10Cは、本発明の第6実施例によるデジタルトリガー信号を生成する方法のフローチャートを示す。 図11Aは、本発明の第1実施例によるデジタルトリガー方法又はシステムのデジタル化された測定信号の時間特性を示す。 図11Bは、本発明の第2実施例によるデジタルトリガー方法又はシステムのデジタル化された測定信号の時間特性を示す。 図12Aは、本発明の第4実施例によるデジタルトリガー方法又はシステムのデジタル化された測定信号の時間特性を示す。 図12Bは、本発明の第5実施例によるデジタルトリガー方法又はシステムのデジタル化された測定信号の時間特性を示す。

Claims (21)

  1. リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j,Si,j−1)と閾値(SW)との間のトリガー時間を決定するため、レベル比較を実行し、補間によりリファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j,Si,j−1)の間のリファレンス信号(S)の少なくとも1つのさらなるサンプル値(Si,j’,Si,j−1’’)を決定することによって、デジタルオシロスコープへの1以上の信号(S)の記録をデジタルトリガー処理するための方法であって、
    前記閾値(SW)が前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j,Si,j−1)の上下何れかにある場合、前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j,Si,j−1)の間の前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’)が、前記リファレンス信号(S )の2つの連続するサンプル値(S i,j ,S i,j−1 )の補間により決定され
    前記少なくとも1つのさらなるサンプル値(S i,j ’)は、前記2つの連続するサンプル値(S i,j ,S i,j−1 )の間のトリガー時間の決定において利用される方法。
  2. 前記リファレンス信号(S)による前記閾値(SW)の超過又は不足が前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j及びSi,j’,Si,j−1及びSi,j−1’)の間に存在する場合、前記トリガー時間は、前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j及びSi,j’,Si,j−1及びSi,j−1’)の間に設けられる、請求項1記載の方法。
  3. 一方のサンプル値(Si,j又はSi,j’)が前記閾値(SW)未満であり、他方のサンプル値(Si,j−1又はSi,j−1’)が前記閾値(SW)以上である場合、前記リファレンス信号(S)による閾値(SW)の超過が前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j及びSi,j’,Si,j−1及びSi,j−1’)の間に存在する、請求項2記載の方法。
  4. 一方のサンプル値(Si,j又はSi,j’)が前記閾値(SW)より大きく、他方のサンプル値(Si,j−1又はSi,j−1’)が前記閾値(SW)以下である場合、前記リファレンス信号(S)による前記閾値(SW)の不足が前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j及びSi,j’,Si,j−1及びSi,j−1’)の間に存在する、請求項2記載の方法。
  5. 前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j及びSi,j’,Si,j−1及びSi,j−1’)の間のトリガー時間は、リニア補間により計算される、請求項2記載の方法。
  6. 前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’)は、前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j,Si,j−1)の間に等距離に分布される、請求項1乃至5何れか一項記載の方法。
  7. 前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’)は、前の繰り返しステップ(j−1)において観察された時間インターバルに対して1/2にされた時間インターバルの中間において補間により繰り返し決定される、請求項1乃至5何れか一項記載の方法。
  8. 前記閾値(SW)が、前記繰り返しステップ(j−1)において決定されるリファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’)と前記リファレンス信号(S)の最も近くの相対的により以前のサンプル値との間にある場合、前記繰り返しステップ(j)において観察される時間インターバルは、前記繰り返しステップ(j−1)において決定される前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’)に対して最も近くの相対的により以前の時間インターバルである、請求項7記載の方法。
  9. 前記閾値(SW)が、前記繰り返しステップ(j−1)において決定されるリファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’)と前記リファレンス信号(S)の相対的に以降のサンプル値との間にある場合、前記繰り返しステップ(j)において観察される時間インターバルは、前記繰り返しステップ(j−1)において決定される前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’)に対して相対的に以降の時間インターバルである、請求項7記載の方法。
  10. 前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’’)と前記リファレンス信号(S)の最も近くにある相対的に以前及び以降のサンプル値(Si,j,Si,j−1)との間で前記リファレンス信号(S)による前記閾値(SW)の超過又は不足を特定するため、前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’’)と前記リファレンス信号(S)の最も近くにある相対的に以前及び以降のサンプル値(Si,j,Si,j−1)とが、閾値(SW)と比較される、請求項1記載の方法。
  11. 前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’’)が、補間により決定され、前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j,Si,j−1)の間に等距離に分布されることを特徴とする、請求項1又は10記載の方法。
  12. 前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’’)は、前記閾値(SW)のレベルに対してより小さなレベル差を提供する前記リファレンス信号(S)のサンプル値(Si,j,Si,j−1)の近傍においてリニア補間により繰り返し決定されることを特徴とする、請求項1又は10記載の方法。
  13. 前記トリガー時間の計算は、前記信号(S)の測定中はオンラインに、前記信号(S)の測定終了後はオフラインに実行されることを特徴とする、請求項1乃至12何れか一項記載の方法。
  14. 前記リファレンス信号(S)は、より高い閾値レベルからの超過及びより低い閾値レベルからの不足を参照して比較されることを特徴とする、請求項1乃至13何れか一項記載の方法。
  15. 前記リファレンス信号(S)は、信号合成により前記オシロスコープに提供される前記信号(S)の1以上から決定されることを特徴とする、請求項1乃至14何れか一項記載の方法。
  16. 差分信号の部分信号の双方が、グラウンド電位に対して測定され、前記リファレンス信号(S)を構成する差分信号を提供するため、差分信号合成により合成されることを特徴とする、請求項15記載の方法。
  17. 前記オシロスコープに提供される各信号(S)からの前記リファレンス信号(S)の決定前に、前記提供される信号(S)に係る計測チャネルにおける伝送時間差が、前記提供される各信号(S)の間の伝送時間差の決定と、前記提供される各信号(S)の伝送時間差の補償とによって取り除かれることを特徴とする、請求項1又は16記載の方法。
  18. リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j,Si,j−1)と閾値(SW)との間でレベル比較が実行される少なくとも1つのコンパレータ(8,8’,8’’,8’’’,8’’’’,8’’’’’)と、補間により前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j,Si,j−1)の間の前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’)を決定するユニット(13,13’,13’’,13’’’,13’’’’,13’’’’’)とを備えたデジタルオシロスコープのための1以上の信号の記録のデジタルトリガー処理のためのシステムであって、
    前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j,Si,j−1)の上下何れかに閾値(SWがあると特定された場合でさえ、前記リファレンス信号(S)の2つの連続するサンプル値(Si,j,Si,j−1)の間の前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’’)の決定は、前記2つの連続するサンプル値(S i,j ,S i,j−1 )の間のトリガー時間を決定するのに利用される前記リファレンス信号(S)のさらなるサンプル値(Si,j’)を決定するためのユニット(13,13’,13’’,13’’’,13’’’’,13’’’’’)により実行されるシステム。
  19. 各コンパレータ(8,8’,8’’,8’’’,8’’’’,8’’’’’)は、より高い及びより低い閾値をヒステリシスに設け、
    前記より高い閾値は、前記リファレンス信号(S)の超過の場合に使用され、
    前記より低い閾値は、前記リファレンス信号(S)の不足の場合に使用される、
    請求項18記載のシステム。
  20. 前記より高い閾値とより低い閾値はそれぞれ調整可能である、請求項19記載のシステム。
  21. 前記オシロスコープに提供される信号(S)の1以上から前記リファレンス信号(S)を構成するトリガー合成ロジックユニット(29)が、各コンパレータ(8,8’,8’’,8’’’,8’’’’,8’’’’’)の上流に接続される、請求項18乃至20何れか一項記載のシステム。
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