JP5604773B2 - 重合性液晶組成物 - Google Patents

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Description

本願発明は、液晶ディスプレイ等の光学補償に用いられる光学異方体の構成部材として有用な重合性液晶組成物及び当該組成物の重合体により構成される光学異方体に関する。
重合性液晶組成物は光学異方体の構成部材として有用であり、光学異方体は例えば位相差フィルムとして種々の液晶ディスプレイに応用されている。位相差フィルムは、重合性液晶組成物を基板に塗布して、配向膜等により重合性液晶組成物を配向させた状態で活性エネルギー線を照射して重合性液晶組成物を硬化することにより得られる。しかし、重合性液晶組成物を基板に塗布した場合、塗膜に膜厚むらが生じるといった問題があった。又、空気界面においてある程度のチルト角を有し、ある特定の位相差フィルムに要求される光学特性を満たすためには該チルト角を減じることが求められていた。ここで空気界面におけるチルト角とは、棒状重合性液晶の場合、空気界面に存在する重合性液晶分子の長軸が基板面となす角を表し、基板面と平行になる場合を0°として定義し、円盤状重合性液晶の場合、円盤面が基板面となす角を表し、基板面と平行になる場合を0°として定義する。
膜厚むらの低減及び該チルト角を減じる方法として、界面活性剤や重合可能な界面活性剤を重合性液晶組成物中に添加する方法が提案されている(特許文献1、2及び3参照)。界面活性剤は膜厚むらを低減する効果を有するが、該チルト角を十分に減じる効果のある界面活性剤は少なく、膜厚むらの低減と該チルト角を減じる効果を併せ持つ界面活性剤を見つけることは容易ではなかった。又、界面活性剤で該チルト角を減じるには最小臨界値以上の添加量が必要であるが、最小臨界値以上添加するとガラスに塗れずにはじいてしまう問題もあった。
又、薄型・軽量化やコスト低減を目的として、液晶ディスプレイの液晶セル内に位相差フィルムを組み込む方式が注目されているが、この場合、当該フィルム中の不純物が液晶に対して悪影響を及ぼし易い問題がある。位相差フィルムを液晶セル内に組み込んだ場合、界面活性剤は化学構造上、極性が高い部分を有していることから界面活性剤の混入により液晶の電圧保持率を低下させてしまう問題があった。
一方、チルト角を減ずる方法として、重合性液晶組成物に長鎖の炭化水素化合物を添加する方法が開示されている(特許文献4参照)。しかし、炭化水素を添加した組成物はチルト角を低減する効果は高いものの、膜厚むらの低減については要求特性を十分満たしてはいなかった。
以上のように、光学異方体を作製した場合に表面の膜厚むらがなく、かつ、空気界面のチルト角を十分に減じることができ、かつ、ガラスにはじくことなく製膜でき、かつ、液晶ディスプレイの電圧保持率を悪化させない重合性液晶組成物の開発が求められていた。
特開2000−105315号公報 特開2003−105030号公報 特開2000−98133号公報 国際公開2007/94450号パンフレット
本願発明の目的は、重合性液晶組成物を基板に塗布した場合、膜厚むらがなく、かつ、空気界面のチルト角を十分に減じることができ、かつ、ガラスにはじくことなく塗布でき、かつ、該重合性液晶組成物を硬化させた光学異方体を液晶セル内部に組み込んだ場合、液晶ディスプレイの電圧保持率を悪化させない重合性液晶組成物を提供することにある。
上記目的を達成するために鋭意検討した結果、重合性液晶組成物に添加することにより空気界面のチルト角を効果的に減じ、かつ、ガラス上ではじきを誘発しない化合物と膜厚むらを低減させる界面活性剤とを併用し本願発明の完成に至った。本願発明は、一般式(I)
Figure 0005604773
(式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、該炭化水素基中の水素原子は1つ以上のハロゲン原子で置換されていても良い。)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上である化合物と界面活性剤を含有することを特徴とする重合性液晶組成物及び当該組成物の重合体より構成される光学異方体を提供する。
本願発明の重合性液晶組成物を基板に塗布した場合、膜厚むらがなく、かつ、空気界面におけるチルト角を減じる効果を有し、かつ、ガラスにはじくことなく塗布でき、かつ、該重合性液晶組成物を硬化させた光学異方体を液晶セル内部に組み込んだ場合、液晶ディスプレイの電圧保持率を悪化させないことから空気界面において水平配向となる光学異方体の材料として有用である。
以下に本願発明による重合性液晶組成物の最良の形態について説明する。本願発明の重合性液晶組成物は、一般式(I)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上である化合物を含有するが、重合性液晶組成物中に該化合物が溶解している状態又は分散している状態でも良く、更に、固体が析出している状態であっても、析出した固体が液晶材料としての特性を損なわない程度の粒子径以下の微粒子であれば良いが、溶解している状態又は分散している状態が好ましい。
一般式(I)で表される好適な該化合物として、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、パラフィン、流動パラフィン、塩素化ポリプロピレン、塩素化パラフィン、塩素化流動パラフィン、又は式(I-a)〜式(I-f)
Figure 0005604773
で表される繰り返し単位を有する化合物が挙げられる。中でも、流動パラフィン又は式(I-a)及び式(I-c)で表される繰り返し単位を有する化合物が好ましい。又、式(I-a)〜式(I-f)で表される繰り返し単位を有する化合物を2種以上共重合させた共重合体も好ましい。この場合、式(I-a)及び式(I-b)を有する共重合体、式(I-a)及び式(I-c)を有する共重合体、式(I-a)及び式(I-f)を有する共重合体、及び、式(I-a)、(I-b)及び式(I-f)を有する共重合体がより好ましく、式(I-a)及び式(I-b)を有する共重合体、及び、式(I-a)、(I-b)及び式(I-f)を有する共重合体が特に好ましい。
該化合物の重量平均分子量は、小さすぎるとチルト角を減じる効果が乏しくなり、大きすぎると配向が長時間安定しないため最適な範囲が存在する。具体的には、200〜1000000であることが好ましく、300〜100000であることがさらに好ましく、400〜80000であることが特に好ましい。
又、該化合物を、重合性液晶組成物中に0.01〜5質量%含有することが好ましく、0.03〜2質量%含有することがより好ましく、0.05〜1質量%含有することが特に好ましい。
本発明の重合性液晶組成物に含有される界面活性剤は、イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤の区別はない。含有することができる界面活性剤としては、アルキルカルボン酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルスルホン酸塩、フルオロアルキルカルボン酸塩、フルオロアルキルリン酸塩、フルオロアルキルスルホン酸塩、ポリオキシエチレン誘導体、フルオロアルキルエチレンオキシド誘導体、ポリエチレングリコール誘導体、アルキルアンモニウム塩、フルオロアルキルアンモニウム塩類、シリコーン誘導体等をあげることができ、特に含フッ素界面活性剤、シリコーン誘導体が好ましい。更に具体的には「MEGAFAC F−110」、「MEGAFACF−113」、「MEGAFAC F−120」、「MEGAFAC F−812」、「MEGAFAC F−142D」、「MEGAFAC F−144D」、「MEGAFAC F−150」、「MEGAFAC F−171」、「MEGAFACF−173」、「MEGAFAC F−177」、「MEGAFAC F−183」、「MEGAFAC F−195」、「MEGAFAC F−824」、「MEGAFAC F−833」、「MEGAFAC F−114」、「MEGAFAC F−410」、「MEGAFAC F−493」、「MEGAFAC F−494」、「MEGAFAC F−443」、「MEGAFAC F−444」、「MEGAFAC F−445」、「MEGAFAC F−446」、「MEGAFAC F−470」、「MEGAFAC F−471」、「MEGAFAC F−474」、「MEGAFAC F−475」、「MEGAFAC F−477」、「MEGAFAC F−478」、「MEGAFAC F−479」、「MEGAFAC F−480SF」、「MEGAFAC F−482」、「MEGAFAC F−483」、「MEGAFAC F−484」、「MEGAFAC F−486」、「MEGAFAC F−487」、「MEGAFAC F−489」、「MEGAFAC F−172D」、「MEGAFAC F−178K」、「MEGAFAC F−178RM」、「MEGAFAC R−08」、「MEGAFAC R−30」、「MEGAFAC F−472SF」、「MEGAFAC BL−20」、「MEGAFAC R−61」、「MEGAFAC R−90」、「MEGAFAC ESM−1」、「MEGAFAC MCF−350SF」(以上、大日本インキ化学工業社製)、「フタージェント100」、「フタージェント100C」、「フタージェント110」、「フタージェント150」、「フタージェント150CH」、「フタージェントA」、「フタージェント100A-K」、「フタージェント501」、「フタージェント300」、「フタージェント310」、「フタージェント320」、「フタージェント400SW」、「FTX-400P」、「フタージェント251」、「フタージェント215M」、「フタージェント212MH」、「フタージェント250」、「フタージェント222F」、「フタージェント212D」、「FTX-218」、「FTX-209F」、「FTX-213F」、「FTX-233F」、「フタージェント245F」、「FTX-208G」、「FTX-240G」、「FTX-206D」、「FTX-220D」、「FTX-230D」、「FTX-240D」、「FTX-207S」、「FTX-211S」、「FTX-220S」、「FTX-230S」、「FTX-750FM」、「FTX-730FM」、「FTX-730FL」、「FTX-710FS」、「FTX-710FM」、「FTX-710FL」、「FTX-750LL」、「FTX-730LS」、「FTX-730LM」、「FTX-730LL」、「FTX-710LL」(以上、ネオス社製)、「BYK−300」、「BYK−302」、「BYK−306」、「BYK−307」、「BYK−310」、「BYK−315」、「BYK−320」、「BYK−322」、「BYK−323」、「BYK−325」、「BYK−330」、「BYK−331」、「BYK−333」、「BYK−337」、「BYK−340」、「BYK−344」、「BYK−370」、「BYK−375」、「BYK−377」、「BYK−350」、「BYK−352」、「BYK−354」、「BYK−355」、「BYK−356」、「BYK−358N」、「BYK−361N」、「BYK−357」、「BYK−390」、「BYK−392」、「BYK−UV3500」、「BYK−UV3510」、「BYK−UV3570」、「BYK−Silclean3700」(以上、ビックケミー・ジャパン社製)、「TEGO Rad2100」、「TEGO Rad2200N」、「TEGO Rad2250」、「TEGO Rad2300」、「TEGO Rad2500」、「TEGO Rad2600」、「TEGO Rad2700」(以上、テゴ社製)等の例をあげることができる。本発明の重合性液晶組成物中における界面活性剤の好ましい添加量は、重合性液晶組成物中に含有される界面活性剤以外の成分や、使用温度等によって異なるが、重合性液晶組成物中に0.01〜1質量%含有することが好ましく、0.02〜0.5質量%含有することがさらに好ましく、0.03〜0.1質量%含有することが特に好ましい。含有量が0.01質量%より低いときは膜厚ムラ低減効果が得にくく、1質量%より高いときは、空気界面のチルト角を減じる効果や重合性液晶組成物の液晶性が著しく損なわれてしまうため好ましくない。又、一般式(I)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上である化合物の含有量と界面活性剤の含有量の合計が0.02〜0.5質量%であることが好ましく、0.05〜0.4質量%含有することがさらに好ましく、0.1〜0.2質量%含有することが特に好ましい。該合計量が0.02質量%より低いときは膜厚ムラ低減効果及び空気界面のチルト角を低減する効果が得にくく、0.5質量%より高いときは、重合性液晶組成物を基板に塗布した場合、直径約0.1〜10μmの微小な欠陥が生じやすくなるため好ましくない。又、一般式(I)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上である化合物の含有量W1と界面活性剤Wsの含有量の合計が0.02〜0.5質量%かつ、質量比W1/Wsが1〜20であることが好ましく、1.2〜10であることがさらに好ましく、1.5〜5であることが特に好ましい。該質量比W1/Wsが1より小さいときは空気界面のチルト角を低減する効果が得にくく、又、重合性液晶組成物を基板に塗布した場合、直径約0.1〜10μmの微小な欠陥が生じやすく、20より大きいときは、膜厚ムラ低減効果が得にくいため好ましくない。 重合性液晶組成物中に含有する重合性液晶化合物については、特に制限はなく使用することができる。重合性液晶化合物として棒状重合性液晶化合物又は円盤状重合性液晶化合物を使用することが好ましく、棒状重合性液晶化合物が特に好ましい。
棒状重合性液晶化合物は、一般式(II)
Figure 0005604773
(式中、Pは反応性官能基を表し、Spは炭素原子数1〜20のスペーサー基を表し、mは0又は1を表し、MGはメソゲン基又はメソゲン性支持基を表し、R1は、ハロゲン原子、シアノ基又は炭素原子数1〜25のアルキル基を表すが、該アルキル基は1つ以上のハロゲン原子又はCNにより置換されていても良く、この基中に存在する1つのCH2基又は隣接していない2つ以上のCH2基はそれぞれ相互に独立して、酸素原子が相互に直接結合しない形で、-O-、-S-、-NH-、-N(CH3)-、-CO-、-COO-、-OCO-、-OCOO-、-SCO-、-COS-又は-C≡C-により置き換えられていても良く、あるいはR1は一般式(II-a)
Figure 0005604773
(式中、Pは反応性官能基を表し、Spは炭素原子数1〜20のスペーサー基を表し、mは0又は1を表す。)で表される構造を表す。)で表される化合物を含有することが好ましく、一般式(II)において、Spがアルキレン基を表し(該アルキレン基は1つ以上のハロゲン原子又はCNにより置換されていても良く、この基中に存在する1つのCH2基又は隣接していない2つ以上のCH2基はそれぞれ相互に独立して、酸素原子が相互に直接結合しない形で、-O-、-S-、-NH-、-N(CH3)-、-CO-、-COO-、-OCO-、-OCOO-、-SCO-、-COS-又は-C≡C-により置き換えられていても良い。)、MGが一般式(II-b)
Figure 0005604773
(式中、A1、A2及びA3はそれぞれ独立的に、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,4-シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン-2,5-ジイル基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、テトラヒドロチオピラン-2,5-ジイル基、1,4-ビシクロ(2,2,2)オクチレン基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、2,6-ナフチレン基、フェナントレン-2,7-ジイル基、9,10-ジヒドロフェナントレン-2,7-ジイル基、1,2,3,4,4a,9,10a-オクタヒドロフェナントレン2,7-ジイル基又はフルオレン2,7-ジイル基を表し、該1,4-フェニレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、2,6-ナフチレン基、フェナントレン-2,7-ジイル基、9,10-ジヒドロフェナントレン-2,7-ジイル基、1,2,3,4,4a,9,10a-オクタヒドロフェナントレン2,7-ジイル基及びフルオレン2,7-ジイル基は置換基として1個以上のF、Cl、CF3、OCF3、シアノ基、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルコキシ基、アルカノイル基、アルカノイルオキシ基、炭素原子数2〜8のアルケニル基、アルケニルオキシ基、アルケノイル基又はアルケノイルオキシ基を有していても良く、Z0、Z1、Z2及びZ3はそれぞれ独立して、-COO-、-OCO-、-CH2 CH2-、-OCH2-、-CH2O-、-CH=CH-、-C≡C-、-CH=CHCOO-、-OCOCH=CH-、-CH2CH2COO-、-CH2CH2OCO-、-COO CH2CH2-、-OCOCH2CH2-、-CONH-、-NHCO-又は単結合を表し、nは0、1又は2を表す。)で表される構造を表し、Pが一般式(II-c)、一般式(II-d)及び一般式(II-e)
Figure 0005604773
(式中、R21、R22、R23、R31、R32、R33、R41、R42及びR43はそれぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表し、nは0又は1を表す。)で表される置換基からなる群より選ばれる置換基で表される化合物を含有することがさらに好ましい。
ここで、重合性液晶組成物に含有される化合物として、より具体的には一般式(III)
Figure 0005604773
(式中、mは0又は1を表し、W1及びW2はそれぞれ独立的に単結合、-O-、-COO-又は-OCO-を表し、Y1及びY2はそれぞれ独立的に-COO-又は-OCO-を表し、r及びsはそれぞれ独立的に2〜18の整数を表すが、式中に存在する1,4−フェニレン基は炭素原子数1〜7のアルキル基、アルコキシ基、アルカノイル基、シアノ基、又はハロゲン原子で一つ以上置換されていても良い。)で表される化合物を用いると、機械的強度や耐熱性に優れた光学異方体が得られるので好ましい。
又、一般式(IV)
Figure 0005604773
(式中、Z1は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又は炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、Z2は水素原子又はメチル基を表し、tは0又は1を表し、A、B及びCはそれぞれ独立的に、1,4−フェニレン基、隣接しないCH基が窒素で置換された1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、1つ又は隣接しない2つのCH2基が酸素又は硫黄原子で置換された1,4−シクロヘキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基を表すが、式中に存在する1,4−フェニレン基は炭素原子数1〜7のアルキル基、アルコキシ基、アルカノイル基、シアノ基又はハロゲン原子で一つ以上置換されていても良く、Y3及びY4はそれぞれ独立的に単結合、-CH2CH2-、-CH2O-、-OCH2-、-COO-、-OCO-、-C≡C-、-CH=CH-、-CF=CF-、-(CH24-、-CH2CH2CH2O-、-OCH2CH2CH2-、-CH=CHCH2CH2-、-CH2CH2CH=CH-、-CH=CHCOO-、-OCOCH=CH-、-CH2CH2COO-、-CH2CH2OCO-、-COO CH2CH2-又は-OCOCH2CH2-を表し、Y5は単結合、-O-、-COO-、-OCO-又は-CH=CHCOO-を表す。)で表される化合物を用いると、重合性液晶組成物の粘度低減や液晶温度範囲を室温もしくは室温付近まで低減することができるので好ましい。
又、一般式(V)
Figure 0005604773
(式中、Z3は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素原子1〜20の炭化水素基を表し、Z4は水素原子又はメチル基を表し、W3はそれぞれ独立的に単結合、-O-、-COO-、-OCO-を表し、vは2〜18の整数を表し、uは0又は1の整数を表し、D、E及びFはそれぞれ独立的に、1,4-フェニレン基、隣接しないCH基が窒素で置換された1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1つ又は隣接しない2つのCH基が酸素又は硫黄原子で置換された1,4−シクロヘキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基を表し、これらのD、E及びFは、さらに炭素原子数1〜7のアルキル基、アルコキシ基、アルカノイル基、シアノ基、又はハロゲン原子で一つ以上置換されていても良く、Y6及びY7はそれぞれ独立的に単結合、-CH2CH2-、-CH2O-、-OCH2-、-COO-、-OCO-、-C≡C-、-CH=CH-、-CF=CF-、-(CH24-、-CH2CH2CH2O-、-OCH2CH2CH2-、-CH=CHCH2CH2-、-CH2CH2CH=CH-、-CH=CHCOO-、-OCOCH=CH-、-CH2CH2COO-、-CH2CH2OCO-、-COOCH2CH2-又は-OCOCH2CH2-を表し、Y8は単結合、-O-、-COO-、-OCO-又は-CH=CHCOO-を表す。)で表される化合物を用いると、重合性液晶組成物の粘度を大幅に増加させることなく液晶物性を調節することができるので好ましい。
一般式(II)で表される化合物の具体例を以下に挙げることができる。
Figure 0005604773
Figure 0005604773
Figure 0005604773
(式中、j、k、l及びmはそれぞれ独立的に2〜18の整数を表す。)
又、一般式(III)で表される化合物の具体例を以下に挙げることができる。
Figure 0005604773
Figure 0005604773
(式中、j及びkはそれぞれ独立的に2〜18の整数を表す。)
又、一般式(IV)で表される化合物の具体的な例として、化合物の構造と相転移温度を以下に挙げることができる。
Figure 0005604773
Figure 0005604773
Figure 0005604773
(式中、シクロヘキサン環はトランスシクロヘキサン環を表し、数字は相転移温度を表し、Cは結晶相、Nはネマチック相、Sはスメクチック相、Iは等方性液体相をそれぞれ表す。)
又、一般式(V)で表される化合物の具体例を以下に挙げることができる。
Figure 0005604773
(式中、X1は水素原子又はメチル基を表し、Rは炭素原子数1から20のアルキル基表す。)
又、円盤状液晶化合物は、ベンゼン誘導体、トリフェニレン誘導体、トルキセン誘導体、フタロシアニン誘導体又はシクロヘキサン誘導体を分子の中心の母核とし、直鎖のアルキル基、直鎖のアルコキシ基又は置換ベンゾイルオキシ基がその側鎖として放射状に置換した構造を有することが好ましく、一般式(VI)
Figure 0005604773
(式中、R5はそれぞれ独立して一般式(VI-a)で表される置換基を表す。)
Figure 0005604773
(式中、R6及びR7はそれぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子又はメチル基を表し、R8は炭素原子数1〜20アルコキシ基を表すが、該アルコキシ基中の水素原子は一般式(VI-b)、一般式(VI-c)又は一般式(VI-d)で表される置換基によって置換されていても良い。)
Figure 0005604773
(式中、R81、R82、R83、R84、R85、R86、R87、R88及びR89はそれぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表し、nは0又は1を表す。)で表される構造を有することがさらに好ましく、一般式(VI)においてR8の内少なくとも一つは一般式(VI-b)、一般式(VI-c)又は一般式(VI-d)で表される置換基によって置換されたアルコキシ基を表すことが好ましく、R8の全てが一般式(VI-b)、一般式(VI-c)又は一般式(VI-d)で表される置換基によって置換されたアルコキシ基を表すことが特に好ましい。
さらに、一般式(VI-a)は具体的には一般式(VI-e)
Figure 0005604773
(式中nは2〜9の整数を表す。)で表される構造を有することが特に好ましい。
以上述べた重合性液晶組成物は有機溶媒などに溶かした溶液の状態で使用してもよい。好適な有機溶媒として例えばトルエン、キシレン、クメンなどのアルキル置換ベンゼンやプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸ブチル、シクロヘキサノン、シクロペンンタノン等を挙げることができる。さらにこれらの溶媒にジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクトン、N-メチルピロリジノン、メチルエチルケトン、酢酸エチル等を添加しても良い。
又、以上の重合性液晶組成物中に一般式(I)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上である化合物と界面活性剤の他に重合禁止剤、重合開始剤、酸化防止剤、又は紫外線吸収剤などの添加剤を含有しても良い。
以下、実施例を挙げて本願発明を更に詳述するが、本願発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
空気界面におけるチルト角の測定は以下の方法によって行った。He-Neレーザーを使用して位相差の入射角依存を測定し、得られた測定結果をコンピュータシミュレーションソフト(シンテック社製LCD-Master)を用いて解析を行い、空気界面におけるチルト角を求めた。又、以下の実施例で述べる重量平均分子量は、TSKgel GMHXLを2本と、TSKgel G2000HXL、TSKgel G1000HXL(何れも東ソー製)のカラムを使用したGPC分析装置(東ソー社製HLC-8220GPC)により、溶媒テトラヒドロフラン、示差屈折計検出により検出し、ポリスチレン換算で求めた。
(実施例1)
式(a)の化合物50質量%
Figure 0005604773
式(b)の化合物50質量%
Figure 0005604773
からなる重合性液晶組成物(A)を調製した。重合性液晶組成物(A)96.85質量%に光重合開始剤Irgacure-907(チバスペシャリティケミカルズ社製)3.0質量%、重量平均分子量600の流動パラフィン(関東化学社製)を0.1質量%、FTX−730LS(ネオス社製)0.05質量%添加した本願発明の重合性液晶組成物(A1)を調製した後、重合性液晶組成物(A1)を25%質量含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を調製した。次に、ガラス基板上にポリイミド配向剤AL1254(JSR社製)をスピンコート(2000回転/分、30秒)した後、150℃で1時間乾燥させることにより製膜した。このように製膜したポリイミド薄膜表面を基板の長手方向にラビング処理して、配向膜を形成した。この配向膜の上に、重合性液晶組成物(A1)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(A1)を硬化した。このようにして得られた光学異方体の位相差の入射角依存測定をした結果、空気界面におけるチルト角は約0°であった。又、得られた光学異方体をナトリウムランプで観察したところ、干渉縞は見られず、膜厚むらはなかった。次にガラス基板の上に重合性液晶組成物(A1)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(A1)を硬化した。このようにして得られた硬化膜ははじかずに製膜できた。
(実施例2〜17)
重合性液晶組成物(A)に添加する一般式(I) で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上である化合物及び界面活性剤を変えて重合性液晶組成物(B1)〜(Q1)を調製した。添加した一般式(I) で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上である化合物及び界面活性剤を表1に示す。重合性液晶組成物(A)96.85質量%に光重合開始剤Irgacure-907(チバスペシャリティケミカルズ社製)を3.0質量%、一般式(I)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上である化合物を0.1%及び界面活性剤を0.05質量%添加した本願発明の重合性液晶組成物(B1)〜(Q1)を調製した後、重合性液晶組成物(B1)〜(Q1)を25%質量含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を調製した。次に、ガラス基板上にポリイミド配向剤AL1254(JSR社製)をスピンコート(2000回転/分、30秒)した後、150℃で1時間乾燥させることにより製膜した。このように製膜したポリイミド薄膜表面を基板の長手方向にラビング処理して、配向膜を形成した。この配向膜の上に、重合性液晶組成物(B1)〜(Q1)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(B1)〜(Q1)を硬化した。このようにして得られた光学異方体の空気界面におけるチルト角を表1にまとめる。次にガラス基板の上に重合性液晶組成物(B1)〜(Q1)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(B1)〜(Q1)を硬化した。このようにして得られた硬化膜のはじきの有無を表1にまとめる。
尚、ダイキン工業社製ダイフロイル#50は式(I-c) で表される繰り返し単位を有する化合物である。
Figure 0005604773
表1より一般式(I) で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上である化合物及び界面活性剤を含有する重合性液晶組成物を硬化して得られた光学異方体は膜厚むらがなく、かつ、空気界面におけるチルト角が約0°であり、かつ、ガラス上ではじきがないことがわかる。
(比較例1)
重合性液晶組成物(A)97質量%に光重合開始剤Irgacure-907(チバスペシャリティケミカルズ社製)3.0質量%を添加した重合性液晶組成物(A2)を調製した後、重合性液晶組成物(A2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を調製した。次に、ガラス基板上にポリイミド配向剤AL1254(JSR社製)をスピンコート(2000回転/分、30秒)した後、150℃で1時間乾燥させることにより製膜した。このように製膜したポリイミド薄膜表面を基板の長手方向にラビング処理して、配向膜を形成した。この配向膜の上に、重合性液晶組成物(A2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(A2)を硬化した。このようにして得られた光学異方体の位相差の入射角依存測定をした結果、空気界面におけるチルト角は約°55であった。又、得られた光学異方体をナトリウムランプで観察したところ、干渉縞は見られ、膜厚むらがあった。次にガラス基板の上に重合性液晶組成物(A2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(A2)を硬化した。このようにして得られた硬化膜にはじきはなかった。(比較例2)
重合性液晶組成物(A)96.8質量%に光重合開始剤Irgacure-907(チバスペシャリティケミカルズ社製)3.0質量%、界面活性剤FTX−730LS(ネオス社製)を0.2質量%添加した重合性液晶組成物(B2)を調製した後、重合性液晶組成物(B2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を調製した。次に、ガラス基板上にポリイミド配向剤AL1254(JSR社製)をスピンコート(2000回転/分、30秒)した後、150℃で1時間乾燥させることにより製膜した。このように製膜したポリイミド薄膜表面を基板の長手方向にラビング処理して、配向膜を形成した。この配向膜の上に、重合性液晶組成物(B2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(B2)を硬化した。このようにして得られた光学異方体の位相差の入射角依存測定をした結果、空気界面におけるチルト角は約°0であった。又、得られた光学異方体をナトリウムランプで観察したところ、干渉縞は見られず、膜厚むらはなかった。次にガラス基板の上に重合性液晶組成物(B2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(B2)を硬化した。このようにして得られた硬化膜にはじきが発生した。
(比較例3)
重合性液晶組成物(A)96.9質量%に光重合開始剤Irgacure-907(チバスペシャリティケミカルズ社製)3.0質量%、重量平均分子量600の流動パラフィン(関東化学社製)を0.1質量%添加した重合性液晶組成物(C2)を調製した後、重合性液晶組成物(C2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を調製した。次に、ガラス基板上にポリイミド配向剤AL1254(JSR社製)をスピンコート(2000回転/分、30秒)した後、150℃で1時間乾燥させることにより製膜した。このように製膜したポリイミド薄膜表面を基板の長手方向にラビング処理して、配向膜を形成した。この配向膜の上に、重合性液晶組成物(C2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(C2)を硬化した。このようにして得られた光学異方体の位相差の入射角依存測定をした結果、空気界面におけるチルト角は約°0であった。又、得られた光学異方体をナトリウムランプで観察したところ、干渉縞は見られ、膜厚むらがあった。次にガラス基板の上に重合性液晶組成物(C2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(C2)を硬化した。このようにして得られた硬化膜にはじきはなかった。
(比較例4〜19)
添加する界面活性剤を変えて重合性液晶組成物(D2)〜(S2)を調製した。添加した界面活性剤を表2に示す。重合性液晶組成物(A)96.8質量%に光重合開始剤Irgacure-907(チバスペシャリティケミカルズ社製)を3.0質量%、界面活性剤を0.2質量%添加した重合性液晶組成物(D2)〜(S2)を調製した。次に重合性液晶組成物(D2)〜(S2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を調製した。次に、ガラス基板上にポリイミド配向剤AL1254(JSR社製)をスピンコート(2000回転/分、30秒)した後、150℃で1時間乾燥させることにより製膜した。このように製膜したポリイミド薄膜表面を基板の長手方向にラビング処理して、配向膜を形成した。この配向膜の上に、重合性液晶組成物(D2)〜(S2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(D2)〜(S2)を硬化した。このようにして得られた光学異方体の空気界面におけるチルト角を表2にまとめる。次にガラス基板の上に重合性液晶組成物(D2)〜(S2)を25質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(700回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。乾燥した基板に30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(D2)〜(S2)を硬化した。このようにして得られた硬化膜のはじきの有無を表2にまとめる。
Figure 0005604773
表2より界面活性剤を含有する重合性液晶組成物を硬化して得られた光学異方体は膜厚むらがないが、空気界面におけるチルト角が十分に減じられていなく、又、ガラス上にはじきが発生したことがわかる。
(実施例18)
重合性液晶組成物(A)97.85質量%に光重合開始剤Irgacure-651(チバスペシャリティケミカルズ社製)2.0質量%、重量平均分子量600の流動パラフィン(関東化学社製)を0.1質量%、FTX−730LS(ネオス社製)0.05質量%添加した本願発明の重合性液晶組成物(R1)を調製した後、重合性液晶組成物(R1)を33%質量含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を調製した。次に、ガラス基板上にポリイミド配向剤AL1254(JSR社製)をスピンコート(2000回転/分、30秒)した後、150℃で1時間乾燥させることにより製膜した。このように製膜したポリイミド薄膜表面を基板の長手方向にラビング処理して、配向膜を形成した。この配向膜の上に、重合性液晶組成物(R1)を33質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(3000回転/分、30秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。スピンコートした基板に窒素雰囲気中で30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(R1)を硬化させた。このようにして得られた光学異方体の位相差の入射角依存測定をした結果、空気界面におけるチルト角は約0°であった。このようにして得られた光学異方体の表面を基板の長手方向にラビングして、ポリイミド配向膜付きガラス基板とラビング方向を直交させて6μmの間隔を保って対向してTNセルを作製した。作製したセルに化合物(c)20質量%、化合物(d)25質量%、化合物(e)20質量%、化合物(f)20質量%、化合物(g)7質量%及び化合物(h)8質量%からなる液晶(B)を注入し、印加電圧5V、フレーム時間16.6ms、パルス印加時間64μs、測定温度70℃の条件で電圧保持率を測定した結果、94.7%であった。化合物(c)〜(h)は以下に示す。
Figure 0005604773
(比較例20)
重合性液晶組成物(A)97.8質量%に光重合開始剤Irgacure-651(チバスペシャリティケミカルズ社製)2.0質量%、界面活性剤FTX−730LS(ネオス社製)を0.2質量%添加した重合性液晶組成物(T2)を調製した。次に重合性液晶組成物(T2)を33質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を調製した。次に、ガラス基板上にポリイミド配向剤AL1254(JSR社製)をスピンコート(2000回転/分、30秒)した後、150℃で1時間乾燥させることにより製膜した。このように製膜したポリイミド薄膜表面を基板の長手方向にラビング処理して、配向膜を形成した。この配向膜の上に、重合性液晶組成物(T2)を33質量%含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液をスピンコート(3000回転/分、30秒)した。スピンコートした基板を80℃で1分間乾燥した。スピンコートした基板に窒素雰囲気中で30mW/cm2の紫外線を30秒照射して、重合性液晶組成物(T2)を硬化させた。このようにして得られた光学異方体の位相差の入射角依存測定をした結果、空気界面におけるチルト角は約0°であることが確認できた。このようにして得られた光学異方体の表面を基板の長手方向にラビングして、ポリイミド配向膜付きガラス基板とラビング方向を直交させて6μmの間隔を保って対向して作製したTNセルに液晶(B)を注入し、印加電圧5V、フレーム時間16.6ms、パルス印加時間64μs、測定温度70℃の条件で電圧保持率を測定した結果、89.8%であった。 以上の実施例と比較例から、一般式(I)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上である化合物と界面活性剤を含有する重合性液晶組成物は、空気界面におけるチルト角を減じることができ、かつ、ガラスにはじくことなく塗布でき、かつ、該重合性液晶組成物を硬化させた光学異方体を液晶セル内部に組み込んだ場合、高い電圧保持率を示し、かつ、該重合性液晶組成物を硬化させた光学異方体は膜厚むらがないので、光学異方体の材料として好適である。

Claims (14)

  1. 一般式(I)
    Figure 0005604773
    (式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、該炭化水素基中の水素原子は1つ以上のハロゲン原子で置換されていても良い。)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上1000000以下である化合物と界面活性剤と重合性液晶化合物を含有し、一般式(I)で表される化合物の含有量が0.01〜5質量%であり、界面活性剤の含有量が0.01〜1質量%であることを特徴とする重合性液晶組成物。
  2. 一般式(I)(式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子又は基中の水素原子がハロゲン原子で置換されていても良い炭素原子数1〜20の炭化水素基を表すが、R1、R2、R3及びR4のうち少なくとも1つはフッ素原子又は基中の1つ以上の水素原子がフッ素原子で置換された炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上1000000以下である化合物と界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1記載の重合性液晶組成物。
  3. 一般式(I)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上1000000以下である化合物の含有量と界面活性剤の含有量の合計が0.02〜0.5質量%である請求項1記載の重合性液晶組成物。
  4. 一般式(I)で表される繰り返し単位を有する重量平均分子量が100以上1000000以下である化合物の含有量W1と界面活性剤Wsの含有量の質量比W1/Wsが1〜20である請求項3記載の重合性液晶組成物。
  5. 請求項1記載の重合性液晶組成物及び有機溶媒を含有する重合性組成物。
  6. 重合性液晶化合物として一般式(II)
    Figure 0005604773
    (式中、Pは反応性官能基を表し、Spは炭素原子数1〜20のスペーサー基を表し、mは0又は1を表し、MGはメソゲン基又はメソゲン性支持基を表し、R1は、ハロゲン原子、シアノ基又は炭素原子数1〜25のアルキル基を表すが、該アルキル基は1つ以上のハロゲン原子又はCNにより置換されていても良く、この基中に存在する1つのCH2基又は隣接していない2つ以上のCH2基はそれぞれ相互に独立して、酸素原子が相互に直接結合しない形で、-O-、-S-、-NH-、-N(CH3)-、-CO-、-COO-、-OCO-、-OCOO-、-SCO-、-COS-又は-C≡C-により置き換えられていても良く、あるいはR1は一般式(II-a)
    Figure 0005604773
    (式中、Pは反応性官能基を表し、Spは炭素原子数1〜20のスペーサー基を表し、mは0又は1を表す。)で表される構造を表す。)で表される化合物を含有する請求項1記載の重合性液晶組成物。
  7. 一般式(II)において、Spがアルキレン基を表し(該アルキレン基は1つ以上のハロゲン原子又はCNにより置換されていても良く、この基中に存在する1つのCH2基又は隣接していない2つ以上のCH2基はそれぞれ相互に独立して、酸素原子が相互に直接結合しない形で、-O-、-S-、-NH-、-N(CH3)-、-CO-、-COO-、-OCO-、-OCOO-、-SCO-、-COS-又は-C≡C-により置き換えられていても良い。)、MGが一般式(II-b)
    Figure 0005604773
    (式中、A1、A2及びA3はそれぞれ独立的に、1,4-フェニレン基、1,4-シクロヘキシレン基、1,4-シクロヘキセニル基、テトラヒドロピラン-2,5-ジイル基、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、テトラヒドロチオピラン-2,5-ジイル基、1,4-ビシクロ(2,2,2)オクチレン基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、2,6-ナフチレン基、フェナントレン-2,7-ジイル基、9,10-ジヒドロフェナントレン-2,7-ジイル基、1,2,3,4,4a,9,10a-オクタヒドロフェナントレン2,7-ジイル基又はフルオレン2,7-ジイル基を表し、該1,4-フェニレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、2,6-ナフチレン基、フェナントレン-2,7-ジイル基、9,10-ジヒドロフェナントレン-2,7-ジイル基、1,2,3,4,4a,9,10a-オクタヒドロフェナントレン2,7-ジイル基及びフルオレン2,7-ジイル基は置換基として1個以上のF、Cl、CF3、OCF3、シアノ基、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルコキシ基、アルカノイル基、アルカノイルオキシ基、炭素原子数2〜8のアルケニル基、アルケニルオキシ基、アルケノイル基又はアルケノイルオキシ基を有していても良く、Z0、Z1、Z2及びZ3はそれぞれ独立して、-COO-、-OCO-、-CH2 CH2-、-OCH2-、-CH2O-、-CH=CH-、-C≡C-、-CH=CHCOO-、-OCOCH=CH-、-CH2CH2COO-、-CH2CH2OCO-、-COO CH2CH2-、-OCOCH2CH2-、-CONH-、-NHCO-又は単結合を表し、nは0、1又は2を表す。)で表される構造を表し、Pが一般式(II-c)、一般式(II-d)及び一般式(II-e)
    Figure 0005604773
    (式中、R21、R22、R23、R31、R32、R33、R41、R42及びR43はそれぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表し、nは0又は1を表す。)で表される置換基からなる群より選ばれる置換基を表す、請求項6記載の重合性液晶組成物。
  8. 一般式(III)
    Figure 0005604773
    (式中、mは0又は1を表し、W1及びW2はそれぞれ独立的に単結合、-O-、-COO-又は-OCO-を表し、Y1及びY2はそれぞれ独立的に-COO-又は-OCO-を表し、r及びsはそれぞれ独立的に2〜18の整数を表すが、式中に存在する1,4−フェニレン基は炭素原子数1〜7のアルキル基、アルコキシ基、アルカノイル基、シアノ基、又はハロゲン原子で一つ以上置換されていても良い。)で表される化合物を含有する請求項7記載の重合性液晶組成物。
  9. 一般式(IV)
    Figure 0005604773
    (式中、Z1は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又は炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、Z2は水素原子又はメチル基を表し、tは0又は1を表し、A、B及びCはそれぞれ独立的に、1,4−フェニレン基、隣接しないCH基が窒素で置換された1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、1つ又は隣接しない2つのCH2基が酸素又は硫黄原子で置換された1,4−シクロヘキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基を表すが、式中に存在する1,4−フェニレン基は炭素原子数1〜7のアルキル基、アルコキシ基、アルカノイル基、シアノ基又はハロゲン原子で一つ以上置換されていても良く、Y3及びY4はそれぞれ独立的に単結合、-CH2CH2-、-CH2O-、-OCH2-、-COO-、-OCO-、-C≡C-、-CH=CH-、-CF=CF-、-(CH24-、-CH2CH2CH2O-、-OCH2CH2CH2-、-CH=CHCH2CH2-、-CH2CH2CH=CH-、-CH=CHCOO-、-OCOCH=CH-、-CH2CH2COO-、-CH2CH2OCO-、-COO CH2CH2-又は-OCOCH2CH2-を表し、Y5は単結合、-O-、-COO-、-OCO-又は-CH=CHCOO-を表す。)で表される化合物を含有する請求項7記載の重合性液晶組成物。
  10. 一般式(V)
    Figure 0005604773
    (式中、Z3は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又は炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、Z4は水素原子又はメチル基を表し、W3は単結合、-O-、-COO-又は-OCO-を表し、vは2〜18の整数を表し、uは0又は1を表し、D、E及びFはそれぞれ独立的に、1,4−フェニレン基、隣接しないCH基が窒素で置換された1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、1つ又は隣接しない2つのCH2基が酸素又は硫黄原子で置換された1,4−シクロヘキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基を表すが、式中に存在する1,4−フェニレン基は炭素原子数1〜7のアルキル基、アルコキシ基、アルカノイル基、シアノ基又はハロゲン原子で一つ以上置換されていても良く、Y6及びY7はそれぞれ独立的に単結合、-CH2CH2-、-CH2O-、-OCH2-、-COO-、-OCO-、-C≡C-、-CH=CH-、-CF=CF-、-(CH24-、-CH2CH2CH2O-、-OCH2CH2CH2-、-CH=CHCH2CH2-、-CH2CH2CH=CH-、-CH=CHCOO-、-OCOCH=CH-、-CH2CH2COO-、-CH2CH2OCO-、-COO CH2CH2-又は-OCOCH2CH2-を表し、Y8は単結合、-O-、-COO-、-OCO-又は-CH=CHCOO-を表す。)で表される化合物を含有する請求項7記載の重合性液晶組成物。
  11. ベンゼン誘導体、トリフェニレン誘導体、トルキセン誘導体、フタロシアニン誘導体又はシクロヘキサン誘導体を分子の中心の母核とし、直鎖のアルキル基、直鎖のアルコキシ基又は置換ベンゾイルオキシ基がその側鎖として放射状に置換した構造である円盤状重合性液晶化合物を含有する請求項1記載の重合性液晶組成物。
  12. 円盤状重合性液晶化合物が一般式(VI)で表される請求項11記載の重合性液晶組成物。
    Figure 0005604773
    (式中、R5はそれぞれ独立して一般式(VI-a)で表される置換基を表す。)
    Figure 0005604773
    (式中、R6及びR7はそれぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子又はメチル基を表し、R8は炭素原子数1〜20アルコキシ基を表すが、少なくとも一つ以上のR8において、該アルコキシ基中の水素原子は一般式(VI-b)、一般式(VI-c)又は一般式(VI-d)で表される置換基によって置換されている。)
    Figure 0005604773
    (式中、R81、R82、R83、R84、R85、R86、R87、R88及びR89はそれぞれ独立的に水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表し、nは0又は1を表す。)
  13. 請求項1から12の何れかに記載の重合性液晶組成物の重合体により構成される光学異方体。
  14. 請求項1から12の何れかに記載の重合性液晶組成物の重合体が積層された請求項13記載の光学異方体。
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