JP5211845B2 - パターン化位相差フィルムの製造方法 - Google Patents
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Description
しかし、従来技術の製造方法によって作製されたパターン化位相差フィルムの断面形状は、矩形状ではなく、図4に示すような外形をしている。
図4で示された側壁角が小さいと、透過領域と反射領域の境界部分において位相差が連続的に変化する領域が大きくなってしまうという問題がある。この領域は、図4に示した「幅」に相当する。この部分は表示品位を下げてしまうので、なるべく小さくする必要がある。しかしながら、従来の技術では側壁角は通常17度程度しか実現できておらず、パターン化位相差フィルム応用の障害となっていた。
d×tan(θ) 式(1)
で計算される値が5.3以下であり、かつ、重合性液晶組成物層が含有する重合禁止剤の濃度(ppm)を、重合性液晶組成物層が含有する重合開始剤の濃度(%)で除した値が333〜3750の範囲であることを特徴とするパターン化位相差フィルムの製造方法を提供する。
基板に重合性液晶組成物を坦持させて重合性液晶組成物層を形成する第一工程としては、例えば、重合性液晶組成物を溶媒に溶解させ、これを基板上に塗布し、さらに溶媒を揮発させる方法を挙げることができる。重合性液晶を溶剤に溶解させないで、そのまま、基板上に塗布することも可能である。好適な有機溶媒として例えばトルエン、キシレン、クメンなどのアルキル置換ベンゼンやプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸ブチル、シクロヘキサノン、シクロペンンタノン等を挙げることができる。さらにこれらの溶媒にジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクトン、N-メチルピロリジノン、メチルエチルケトン、酢酸エチル等を添加しても良い。溶媒を揮発させる方法としては60〜150℃、さらに好ましくは80℃〜120℃での加熱を、15〜120秒、さらに好ましくは30〜90秒の間行う方法を例示することができる。この加熱の他に、減圧乾燥を組み合わせることもできる。塗布の方法としては、スピンコーティング、ダイコーティング、エクストルージョンコーティング、ロールコーティング、ワイヤーバーコーティング、グラビアコーティング、スプレーコーティング、ディッピング、プリント法等を挙げることができる。
重合性液晶組成物としては、一般式(I)
一般式(I)において、Spがアルキレン基を表し(該アルキレン基は1つ以上のハロゲン原子又はCNにより置換されていても良く、この基中に存在する1つのCH2基又は隣接していない2つ以上のCH2基はそれぞれ相互に独立して、酸素原子が相互に直接結合しない形で、-O-、-S-、-NH-、-N(CH3)-、-CO-、-COO-、-OCO-、-OCOO-、-SCO-、-COS-又は-C≡C-により置き換えられていても良い。)、MGが一般式(I-b)
ここで、重合性液晶組成物に含有される化合物として、より具体的には一般式(II)
又、一般式(IV)
又、一般式(II)で表される化合物の具体例を以下に挙げることができる。
又、一般式(III)で表される化合物の具体的な例として、化合物の構造と相転移温度を以下に挙げることができる。
又、一般式(IV)で表される化合物の具体例を以下に挙げることができる。
又、円盤状化合物は、ベンゼン誘導体、トリフェニレン誘導体、トルキセン誘導体、フタロシアニン誘導体又はシクロヘキサン誘導体を分子の中心の母核とし、直鎖のアルキル基、直鎖のアルコキシ基又は置換ベンゾイルオキシ基がその側鎖として放射状に置換した構造であることが好ましく、一般式(V)で表される
さらに、一般式(V-a)は具体的には一般式(V-e)
重合性液晶組成物層の形成した時に表面の平滑性を確保するために、界面活性剤を添加することが好ましい。界面活性剤は、イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤の区別はない。含有することができる界面活性剤としては、アルキルカルボン酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルスルホン酸塩、フルオロアルキルカルボン酸塩、フルオロアルキルリン酸塩、フルオロアルキルスルホン酸塩、ポリオキシエチレン誘導体、フルオロアルキルエチレンオキシド誘導体、ポリエチレングリコール誘導体、アルキルアンモニウム塩、フルオロアルキルアンモニウム塩類、シリコーン誘導体等をあげることができ、特に含フッ素界面活性剤、シリコーン誘導体が好ましい。
(参考例1)
式(a)の化合物40質量%
重合性液晶組成物(A)質量94.35%に、光重合開始剤Irgacure-907(チバスペシャリティケミカルズ社製)5.0質量%、重量平均分子量600の流動パラフィン(関東化学社製)を0.1質量%、FTX−730LS(ネオス社製)0.05質量%、重合禁止剤4-メトキシフェノールを5000ppm添加した重合性液晶組成物(A2)を調製した。
重合性液晶組成物(A)質量94.75%に、光重合開始剤Irgacure-907(チバスペシャリティケミカルズ社製)5.0質量%、重量平均分子量600の流動パラフィン(関東化学社製)を0.1質量%、FTX−730LS(ネオス社製)0.05質量%、重合禁止剤4-メトキシフェノールを1000ppm添加した重合性液晶組成物(A3)を調製した。
重合性液晶組成物(A2)を25%質量含有するプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を調製した。これをラビング処理を施したポリイミド配向膜付きのガラス基板にスピンコート(570回転/分、15秒)した。スピンコートした基板を70℃で2分間乾燥した。このようにして形成した重合性液晶組成物層に、100μmの間隔をもってマスク(エドモンド社製 1951USAFテストターゲット)設置し、その上から平行度3度のUV光源を照射してマスク露光を行った。UV光源の強度は20mW/cm2に設定し、3秒間照射することにより60mJ/cm2のエネルギー量を照射した。次に基板をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートに30秒浸漬することにより、未硬化部を除去した。この処理を行った基板に付着している溶剤をエアブローで揮発させることにより、パターン化位相差フィルムを得た。このようにして得られたパターン化位相差フィルムの解像度は15.6μm、幅は5.7μm、側壁角は18.3度、厚みは1.9μmであった。
位相差フィルムの位相差は342nmであった。また、得られた位相差フィルムを240℃で1時間加熱したところ、位相差は加熱前位相差の83.0%の大きさとなった。
距離を50μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は6.2μm、幅は1.9μm、側壁角は44.9度であった。
(実施例3)
距離を23μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は11.0μm、幅は2.8μm、側壁角は34.6度であった。
距離を12μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は8.8μm、幅は2.9μm、側壁角は33.5度であった。
(実施例5)
照射時間を5秒間にしてUV照射量を100mJ/cm2にした以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は31.3μm、幅は5.5μm、側壁角は19.2度であった。
照射時間を5秒間にしてUV照射量を100mJ/cm2にし、かつ距離を50μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は15.6μm、幅は2.9μm、側壁角は33.7度であった。
(実施例7)
照射時間を5秒間にしてUV照射量を100mJ/cm2にし、かつ距離を23μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は13.9μm、幅は1.9μm、側壁角は44.7度であった。
照射時間を5秒間にしてUV照射量を100mJ/cm2にし、かつ距離を23μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は13.9μm、幅は1.9μm、側壁角は44.7度であった。
(実施例9)
照射時間を5秒間にしてUV照射量を140mJ/cm2にした以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は78.7μm、幅は4.9μm、側壁角は21.2度であった。
照射時間を7秒間にしてUV照射量を140mJ/cm2にし、かつ距離を50μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は22.1μm、幅は2.0μm、側壁角は43.0度であった。
(実施例11)
照射時間を5秒間にしてUV照射量を140mJ/cm2にし、かつ距離を23μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は19.7μm、幅は2.0μm、側壁角は43.7度であった。
照射時間を5秒間にしてUV照射量を140mJ/cm2にし、かつ距離を12μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は19.7μm、幅は1.9μm、側壁角は45.0度であった。
(実施例13)
UV光源の強度は8mW/cm2に設定し、12.5秒間照射することにより100mJ/cm2のエネルギー量は照射した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は55.7μm、幅は5.6μm、側壁角は18.7度であった。
UV光源の強度は8mW/cm2に設定し、12.5秒間照射することにより100mJ/cm2のエネルギー量は照射し、かつ距離を50μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は17.5μm、幅は1.9μm、側壁角は45.0度であった。
(実施例15)
UV光源の強度は8mW/cm2に設定し、12.5秒間照射することにより100mJ/cm2のエネルギー量は照射し、かつ距離を23μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は12.4μm、幅は1.9μm、側壁角は44.7度であった。
UV光源の強度は8mW/cm2に設定し、12.5秒間照射することにより100mJ/cm2のエネルギー量は照射し、かつ距離を12μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は9.8μm、幅は1.8μm、側壁角は46.5度であった。
(実施例17)
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A1)に変更した以外は実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は8.8μm、幅は5.5μm、側壁角は19.1度であった。
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A1)に変更し、かつ距離を50μmに変更した以外は実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は8.8μm、幅は2.7μm、側壁角は34.8度であった。
(実施例19)
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A1)に変更し、照射時間を5秒間にしてUV照射量を100mJ/cm2にした以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は12.4μm、幅は4.1μm、側壁角は24.9度であった。
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A1)に変更し、照射時間を7秒間にしてUV照射量を140mJ/cm2にした以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は17.5μm、幅は3.6μm、側壁角は28.2度であった。
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は125.0μm、幅は13.4μm、側壁角は8.1度であった。
(比較例2)
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、かつ距離を50μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は99.2μm、幅は8.2μm、側壁角は13.1度であった。
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、かつ距離を23μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は62.5μm、幅は6.8μm、側壁角は15.6度であった。(比較例4)
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、かつ距離を12μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は31.3μm、幅は6.3μm、側壁角は16.8度であった。
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、照射時間を5秒間にしてUV照射量を100mJ/cm2にした以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は140.4μmより悪く、幅は19.7μm、側壁角は5.5度であった。
(比較例6)
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、照射時間を5秒間にしてUV照射量を100mJ/cm2にした以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は111.4μm、幅は7.4μm、側壁角は14.5度であった。
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、照射時間を5秒間にしてUV照射量を100mJ/cm2に変更し、かつ距離を23μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は88.3μm、幅は7.1μm、側壁角は15.0度であった。
(比較例8)
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、照射時間を5秒間にしてUV照射量を100mJ/cm2に変更し、かつ距離を12μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は62.5μm、幅は6.1μm、側壁角は17.3度であった。
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、照射時間を7秒間にしてUV照射量を140mJ/cm2にした以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は140.4μmより悪く、幅は20.7μm、側壁角は5.2度であった。
(比較例10)
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、照射時間を7秒間にしてUV照射量を140mJ/cm2にした以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は140.4μmより悪く、幅は11.7μm、側壁角は9.2度であった。
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、照射時間を7秒間にしてUV照射量を140mJ/cm2に変更し、かつ距離を23μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は125.0μm、幅は9.6μm、側壁角は11.3度であった。
重合性液晶組成物(A2)を、重合性液晶組成物(A3)に変更し、照射時間を7秒間にしてUV照射量を140mJ/cm2に変更し、かつ距離を12μmに変更した以外は、実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は99.2μm、幅は7.6μm、側壁角は14.0度であった。
表1に結果をまとめた。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートに浸漬する時間を60秒に変更した以外は実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は13.9μm、幅は5.5μm、側壁角は19.1度であった。
また、得られた位相差フィルムを240℃で1時間加熱したところ、位相差は加熱前位相差の84.0%の大きさとなった。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートに浸漬する時間を90秒に変更した以外は実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は13.9μm、幅は5.5μm、側壁角は19.1度であった。
また、得られた位相差フィルムを240℃で1時間加熱したところ、位相差は加熱前位相差の84.2%の大きさとなった。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートに浸漬する時間を15秒に変更した以外は実施例1と同様にしてパターン化位相差フィルムを得た。得られたパターン化位相差フィルムの解像度は17.5μm、幅は6.1μm、側壁角は17.3度であった。
また、得られた位相差フィルムを240℃で1時間加熱したところ、位相差は加熱前位相差の81.5%の大きさとなった。
実施例1と全く同様にしてパターン化位相差フィルムを製造した後、得られた位相差フィルムにUV光源の強度は20mW/cm2に設定し、マスクを介さずに全面にわたって10秒間照射することにより200mJ/cm2のエネルギー量を照射した。このように追加のUV露光をした位相差フィルムを240℃で1時間加熱したところ、位相差は加熱前位相差の86.5%の大きさとなった。
2 重合性液晶組成物の層
3 配向膜
4 基板
5 UV(紫外線)
6 マスク
Claims (11)
- 基板に重合性液晶組成物を坦持させて重合性液晶組成物層を形成する第一工程、重合性液晶組成物層にマスクを介して活性エネルギー線を照射することにより露光部を硬化させる第二工程、未硬化部を除去する第三工程を含んでなるパターン化位相差フィルムの製造方法において、マスクと重合性液晶組成物層との距離d(μm)と活性エネルギー線の平行度θ(度)が、以下式(1)
d×tan(θ) 式(1)
で計算される値が5.3以下であり、かつ、重合性液晶組成物層が含有する重合禁止剤の濃度(ppm)を、重合性液晶組成物層が含有する重合開始剤の濃度(質量%)で除した値が333〜3750の範囲であることを特徴とするパターン化位相差フィルムの製造方法。 - 活性エネルギー線が紫外線であり、かつ照射量が80〜300mJ/cm2である請求項1記載のパターン化位相差フィルムの製造方法。
- 未硬化部を除去する工程が、未硬化部を有機溶媒を用いて溶解洗浄する手段を含んでなり、かつ洗浄処理時間が20秒以上である請求項1記載のパターン化位相差フィルムの製造方法。
- 第三工程の後に、再度活性エネルギー線を照射する工程を有する請求項1記載のパターン化位相差フィルムの製造方法。
- 重合性液晶組成物が一般式(I)
- 一般式(I)において、Spがアルキレン基を表し(該アルキレン基は1つ以上のハロゲン原子又はCNにより置換されていても良く、この基中に存在する1つのCH2基又は隣接していない2つ以上のCH2基はそれぞれ相互に独立して、酸素原子が相互に直接結合しない形で、-O-、-S-、-NH-、-N(CH3)-、-CO-、-COO-、-OCO-、-OCOO-、-SCO-、-COS-又は-C≡C-により置き換えられていても良い。)、MGが一般式(I-b)
- 重合性液晶組成物が一般式(III)
- 重合性液晶組成物が一般式(IV)
- 重合性液晶組成物がベンゼン誘導体、トリフェニレン誘導体、トルキセン誘導体、フタロシアニン誘導体又はシクロヘキサン誘導体を分子の中心の母核とし、直鎖のアルキル基、直鎖のアルコキシ基又は置換ベンゾイルオキシ基がその側鎖として放射状に置換した構造である円盤状液晶化合物を含有する請求項1記載のパターン化位相差フィルムの製造方法。
- 円盤状液晶化合物が一般式(V)で表される重合性液晶組成物を含有する請求項10記載のパターン化位相差フィルムの製造方法。
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