JP5603900B2 - 磁界測定装置 - Google Patents
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Description
例えば、3軸方式の磁気センサは一辺が50ミクロン程度の素子で、数ミリメートル幅の棒状の基板先端付近に搭載されている。この棒状の基板に磁気検出出力取り出し用の電極を取り付け、保護用の樹脂を被覆したものが磁気測定用プローブである。磁界測定機構中でこのプローブの先端を移動させて、測定対象物の近傍磁界を3次元的に測定する。
上記の課題を解決するために、本発明は、3軸方向の磁界を精密に測定することができる磁界測定装置を提供することを目的とする。
〈構成1〉
互いに直交する3軸方向の磁界を個別に測定できる検出素子を搭載した3軸センサと、
この3軸センサを支持するアームと、上記アームを、磁界測定機構中で設定された互いに直交する3軸方向に自在に移動させるアクチュエータと、上記磁界測定機構中で設定された互いに直交する3軸のうちのいずれかの軸上に一対の基準点を設定したとき、上記一対の基準点間を結ぶ基準線と直交する交差直線上に、上記基準線を間に挟んで第1固定点と第2固定点とを設定し、同一の磁石片を上記第1固定点から上記第2固定点に移動させて、上記第1固定点と第2固定点に、上記同一の磁石片を互いに鏡像の関係になるように向けて支持する固定手段とを備えたことを特徴とする磁界測定装置。
構成1に記載の磁界測定装置において、上記固定手段は、上記磁石片を支持する1個の支持台からなり、この支持台は回転テーブル上に配置されており、この回転テーブルは、上記基準線と上記交差直線の交点上に回転軸を持ち、この回転軸は、上記基準線と上記交差直線を含む面に対して垂直なことを特徴とする磁界測定装置。
構成2に記載の磁界測定装置において、上記回転テーブルを180度回転させて、上記回転テーブルの回転とともに上記一個の支持台を移動させ、上記磁石片を上記第1固定点から上記第2固定点に移動させる機構を備えたことを特徴とする磁界測定装置。
第1固定点と第2固定点に、同一の磁石片を、互いに鏡像の関係になるように向けて支持することにより、3軸センサの支持角度を調整して、磁界測定機構中で設定された3軸方向と3軸センサの検出素子の想定する測定系の3軸とを一致させることができる。
〈構成2と3の効果〉
第1固定点と第2固定点における磁石片の位置決めをスピーディーに正確に行える。
これらの図を用いて、本発明の装置の動作原理を説明する。3軸センサ14は、磁界測定機構18中を3軸方向に自在に移動できるようにアーム16に支持されている。磁界測定機構18のアクチュエータ20は、アーム16を、磁界測定機構18中で設定された互いに直交する3軸方向に移動させる機構群を備える。この機構群は、従来から、各種工作機械や測定装置に多用されているものであり、詳細な説明を省略する。
図のように、アーム16をX軸方向に移動させて3軸センサ14により磁石片28の前方の磁界を測定する。Y軸方向の磁界は、3軸センサ14が磁石片28の正面に位置したときに最大値になる。一方、X軸方向の磁界は、図のように、磁石片28の正面でゼロになり、その前後では向きを反転して次第に絶対値が大きくなる。
図に示すように、この装置は、3軸センサ14を支持するアーム16と、磁石片28を支持する回転テーブル56を備える。3軸センサ14を図のX軸方向に移動させて上記の測定を行う。このとき、X軸上に、一対の基準点22を設定する。一対の基準点22間を結ぶ線を基準線24とする。基準線24と直交する線を交差直線25とする。
この交差直線25上に、基準線24を間に挟んで第1固定点30と第2固定点32とを設定する。
図のグラフの形式は図2と同様である。図のように、第1の測定結果38と第2の測定結果40とは、極性が反転しているが、ほぼ同レベルの磁界測定値が得られている。基準線24と第1固定点30との間の距離と基準線24と第2固定点32との間の距離が等しくなければ、磁界測定値の絶対値は若干相違するが、Y軸方向磁界の最大値の位置とX軸方向磁界のゼロクロス点44の位置は、一致するはずである。しかしながら、磁界測定機構18中で設定された3軸方向と、3軸センサ14の検出素子の想定する測定系の3軸とが一致しないと、図のようにゼロクロス点44の位置にずれが生じる。
図において、磁界測定機構18中で設定されたX軸とY軸に対して、3軸センサ14の測定系のX軸とY軸を、P、Qと表した。3軸センサ14の測定系は、磁界測定機構18中のX−Y平面上でβだけ傾斜している。
磁界測定は、具体的にはこの図に示すように進められる。まず、ステップS11で、磁石を初期状態にセットする。即ち、磁石片28を第1固定点30に支持する。次に、ステップS12で、3軸センサ14を基準点22にセットをする。続いて、ステップS13で、3軸センサ14をX軸に沿って移動する。即ち、基準線24上を移動させる。ステップS14では、X軸とY軸方向の磁界測定をする。
ステップS31では、取得されたゼロクロス点(第1と第2)のX軸上の位置を比較する。ステップS32では、X軸上の位置が一致しているかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときは補正の必要が無いから処理を終了する。ノーのときはステップS33の処理に移行する。ステップS33では、既に説明した多数の補正係数を保存した補正値テーブルを参照する。ステップS34では、取得した補正係数で第1の測定結果38と第2の測定結果40の測定値を補正する。ステップS35では、ゼロクロス点(第1と第2)の比較をする。ステップS36では、X軸上の位置が一致しているかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS37の処理に移行し、使用した補正値を、実際の測定時に使用する補正係数としてセットする。ノーのときはステップS33の処理に戻り、ステップS33からステップS36の処理で、補正係数の探索を繰り返す。
12 検出素子
14 3軸センサ
16 アーム
18 磁界測定機構
20 アクチュエータ
22 基準点
24 基準線
25 交差直線
26 センサ駆動手段
28 磁石片
30 第1固定点
32 第2固定点
34 第1固定手段
36 第2固定手段
38 第1の測定結果
40 第2の測定結果
42 測定結果記憶手段
44 ゼロクロス点
46 補正係数
48 補正係数演算手段
50 支持台
52 センサ移動機構
54 交点
56 回転テーブル
58 切り替え機構
60 支持板
62 側面
Claims (3)
- 互いに直交する3軸方向の磁界を個別に測定できる検出素子を搭載した3軸センサと、
この3軸センサを支持するアームと、
上記アームを、磁界測定機構中で設定された互いに直交する3軸方向に自在に移動させるアクチュエータとを備え、
上記磁界測定機構中で設定された3軸方向と上記3軸センサの検出素子の想定する測定系の3軸とが一致しているかどうかを調べるための装置であって、
上記磁界測定機構中で設定された互いに直交する3軸のうちのいずれかの軸上に一対の基準点を設定したとき、上記一対の基準点間を結ぶ基準線と直交する交差直線上に、上記基準線を間に挟んで第1固定点と第2固定点とを設定し、同一の磁石片を上記第1固定点から上記第2固定点に移動させて、上記第1固定点と第2固定点に、上記同一の磁石片を互いに鏡像の関係になるように向けて支持する固定手段と、
上記磁石片を上記第1固定点に支持し第1の測定結果を得て、次に、同一の磁石片を上記第2固定点側に移動して第2の測定結果を得ることにより、極性が反転した磁界測定値を得て、これらの測定結果を記憶する測定結果記憶手段と、
を備えたことを特徴とする磁界測定装置。 - 請求項1に記載の磁界測定装置において、
上記固定手段は、上記磁石片を支持する1個の支持台からなり、この支持台は回転テーブル上に配置されており、
この回転テーブルは、上記基準線と上記交差直線の交点上に回転軸を持ち、
この回転軸は、上記基準線と上記交差直線を含む面に対して垂直なことを特徴とする磁界測定装置。 - 請求項2に記載の磁界測定装置において、
上記回転テーブルを180度回転させて、上記回転テーブルの回転とともに上記一個の支持台を移動させ、上記磁石片を上記第1固定点から上記第2固定点に移動させる機構を備えたことを特徴とする磁界測定装置。
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