JP5603742B2 - キャップ用ライナーの製造装置および製造方法 - Google Patents

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本発明は、開栓性、密封性及び衛生性に優れたキャップ用ライナーの製造装置および製造方法並びにキャップ用ライナーに関する。
ガラスビン、アルミニウムのボトル缶、PETボトル等に使用されている金属キャップや、プラスチックキャップの多くにはライナー材が使用されている。特に、金属製キャップにはライナーが必須であり、このライナーには合成樹脂が広く使用されている。この金属製キャップは、アルミニウム薄板、ブリキ薄板、クロム鍍金薄板等の両面に、数回の焼付塗装を繰り返し、打ち抜き成形したものをキャップシェルとし、これに予めディスク状(円盤状)に成形したものを挿入する方法(ディスク挿入方式)、ディスクを挿入後に中心部で熱接着する方法(ディスク挿入接着方式)、塩ビゾルのようにライナー材をシェルに流し込み加熱により、ゲル化と同時に接着する方法(ライニング方式)、溶融樹脂をシェルの中に入れ型押しする方法(インシェルモールド方式)などが知られている。
これらの方式は一長一短があり、ディスク挿入方式やディスク挿入接着方式は、製造設備が比較的安価であるが、ライナーシートが単層であるため酸素バリアー性が劣るものが多く、シートからディスク状に打ち抜くためにライナーの抜き屑が発生し、材料の歩留まりが悪い。また、これらのディスク状のライナーは再生可能であるが、コスト、衛生面を考慮して通常、打ち抜き屑は同じものには再使用しない。さらに、シートであるためシール性に関係しない中央部を少なくするということができず、ライナー重量が大きくなる。
一方、ライニング方式は、シール部のみにライナー材を配置することができ、キャップのライナーとしては使用量が少なくてすむが、その材料が主に塩ビゾルであるため、衛生面で懸念される面がある。また、インシェルモールド方式は、ライナー材の使用量については比較的効率が良いが、大量生産向きであるために少量生産に不向きであり、ライナー材を押出機から押し出し半溶融状態でカットするため、押出成型性がよくない材料は使用できず、使用可能な材料は限定される。また、一般に開栓トルク値が高くなるため、滑剤を多用する傾向がある。また、シェルの中央部に溶融したライナー材を供給し、冷却された金型で型押しされるため、ライナーがキャップ中央部にも配置される構造になっている。このことは、柔軟なライナー材が内容液に接触することを意味する。
これらに対し、多層構造のライナー材が提案されている。これは硬度の高い樹脂と硬度の低い樹脂とを張り合わせ、硬度の高い樹脂で打ち抜き成形性、シール後の形状保持性を発現させ、硬度の低い樹脂でシール性を発現させるという方式である(特許文献1)。この多層ライナー材は、良好なシール性、開栓性が得られるが、シートからディスク状に打ち抜き、ライナーとするために抜き屑が発生し、ライナー自体のコストを上げる要因になる。また硬質部材と軟質部材とを貼合するために、共押出で成型することから打ち抜き屑の再生使用はできず、材料の有効使用率は低い。
この対策のひとつとして、硬質のシートからディスクを打ち抜き、キャップシェルに挿入し、然る後に押出機から押出した溶融状態の軟質のエラストマーを硬質の上に置き、冷却された金型で型押しするという方法が検討されている。
この方法は比較的良好な方法であるが、ディスクの打ち抜き、挿入機とインシェルモールド機とが必要である。このライナーは性能的に優れているが、これらの機械は非常に高価であるため、大量生産向きであり、少量生産には適さない。また、ライナーがシェルと接着しているため、柔軟なライナーが容器の内容物と接することを意味する。一般に、柔軟性のあるライナー材は内容物に対しての溶出が多いので、内容物と接する面積はできる限り少ないほうが好ましい。溶出が多いと内容物によっては使用不可になることがある。
特開2007−119059号公報
ライナーは容器口部とキャップとの密封性を完全にするために柔軟性が必要である。このため、通常、金属キャップのライナー材は、コルク、各種ゴム、各種エラストマー等が使用される。これらは、ほとんど全て衛生試験における各種溶媒による溶出試験において溶出量が多く、時には規格を超えることがある。特に、油性食品用途ではn−へプタンで溶出試験を行い、材料の種類にもよるが、その溶出量が30ppm以下でなければならないという規制がある。ライナー材に対してこの条件は厳しく、通常は1cm/2mlの割合で溶出試験を行うが、キャップの場合は倒立法が認められている。しかし、ライナー材の種類によっては適合しない場合がある。特に、柔軟性を要求するライナー、耐熱性を要するライナーは溶出が多いので、規格に適合しない場合がある。
この対策として、ライナーをリング状にすることが行われている。特に広口のキャップでは、塩ビゾル、水性ゴム等を使用したライナーが使用されている。これらはゾルであるため、ノズルから帯状にリングライニングできる。これを加熱することにより、ゲル化させ、ライナーとして使用できる状態になる。したがって、溶出の多い柔軟なライナーと内容物との接触は少なくできる。しかし、シート状のライナーや、溶融したライナーをキャップシェルの中央に落とした後、金型で周辺部にライナーを押し広げるインシェルモールド方式の場合、キャップ内面全体にライナーが形成されるので、容器の内容物と接触する面積が多くなる。また、溶融樹脂をキャップの中央に落とした後、冷却された金型でキャップ内面の周辺部にライナーを押し広げるインシェルモールド方式の場合、樹脂が周辺部に行くに従い温度が下がるために広がる限度があり、しかも周辺部のライナーにひずみが残るため、広口のキャップには適用できない。
金属キャップにおいて、いわゆるシートモールド方式のライナー(キャップシェルに硬質シートを挿入後、エラストマー等の柔軟な材料をインシェルモールドしたもの)のキャップも、密封性と開栓性とを備えた良好な特性を示すが、ライナーのエラストマー部がキャップ内面の全面を覆うため、衛生試験における溶出量は通常のインシェルモールド方式のライナーと差が無いことから、溶出量に差が無く、油性食品や高温処理品のものには使用できない場合がある。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、硬質なディスク(摺動層)上にリング状の密封層が形成されたキャップ用ライナーを作製することができるキャップ用ライナーの製造装置および製造方法並びにこの製法で作製されたキャップ用ライナーを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明のキャップ用ライナーの製造装置は、円盤状の摺動層と、該摺動層に積層され前記摺動層よりも柔軟な合成樹脂である円環状の密封層と、を備えたキャップ用ライナーの製造装置であって、互いの間に前記摺動層となるライナー用シートが設置可能な固定側型板と該固定側型板に対して離接可能な可動側型板とを備えていると共に、型締め時に、設置された前記ライナー用シート上に円環状のキャビティを形成し、該キャビティに溶融した前記合成樹脂を射出成形して前記密封層を形成する射出成形金型と、該射出成形金型内に溶融させた前記合成樹脂を射出する射出ユニットと、前記射出成形金型内に設置された状態の前記ライナー用シートを前記キャビティより外側で中心を同じくして円盤状に切るシートカット機構と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明のキャップ用ライナーの製造方法は、上記製造装置を用いたキャップ用ライナーの製造方法であって、前記固定側型板と前記可動側型板との間に前記摺動層となるライナー用シートを設置する工程と、型締め時に、設置された前記ライナー用シート上に形成された前記キャビティに、溶融した前記合成樹脂を射出成形して前記密封層を形成する工程と、前記シートカット機構により、前記射出成形金型内に設置された状態の前記ライナー用シートを前記キャビティより外側で中心を同じくして円盤状に切る工程と、を有していることを特徴とする。
また、本発明のキャップ用ライナーは、上記本発明のキャップ用ライナーの製造方法により作製されたことを特徴とする。
これらのキャップ用ライナーの製造装置および製造方法では、射出成形金型によりライナー用シート上に円環状のキャビティを形成し、該キャビティに溶融した合成樹脂を射出成形して密封層を形成すると共に、シートカット機構により射出成形金型内に設置された状態のライナー用シートをキャビティより外側で中心を同じくして円盤状に切るので、大判またはロール状に連続したライナー用シートを予めディスク状に切断する必要がなく、そのまま射出成形金型内に設置することで、密封層の射出成形とライナー用シートのカットとを射出成形工程時に共に行うことができる。
摺動層上に円環状の密封層を有するライナーを生産する場合、例えば押出機でライナー用シートを作り、ディスク状に打ち抜いて摺動層とし、これを金型にいれ、射出成型機を使いインサート成形でエラストマーの密封層を作る方法、或いは二色成型機で硬質層である摺動層とエラストマーの密封層とを交互に成形、貼合する方法が考えられる。摺動層をシートから打ち抜く場合、一定の方法で揃えそれをロボット等で射出成形機の開いた金型の固定側型板にセットして型閉めした後、エラストマーをキャビティ内に射出成形するという手順で行わなければならない。これらの方法でキャップを生産する場合、ライナーの生産コストが高くなると共に、特別な金型と特殊な製造機(二色成型機等)とが必要になり、生産速度が著しく劣る。このためコストが高いものになる。これに対して、上記本発明のキャップ用ライナーの製造装置および製造方法では、ライナー用シートを予めディスク状に切断する必要がないため、二色成型機等が不要で、生産コストを低減可能であると共にスループットが高く、高い生産性を得ることができる。
また、本発明のキャップ用ライナーの製造装置は、前記シートカット機構が、鋭利な円環状の刃部となった先端部を前記ライナー用シートに対向可能に前記固定側型板または前記可動側型板に設けられ、型締め時に前記刃部で前記ライナー用シートを円盤状に押し切る円筒状のシートカッターを備えていることを特徴とする。
すなわち、このキャップ用ライナーの製造装置では、シートカット機構が、鋭利な円環状の刃部となった先端部をライナー用シートに対向可能に固定側型板または可動側型板に設けられ、型締め時に刃部でライナー用シートを円盤状に押し切る円筒状のシートカッターを備えているので、型締め時にライナー用シートにシートカッターの刃部を押しつけることで、円盤状の摺動層を射出成形位置に対して位置決めされた状態で容易に切り取ることができる。
また、本発明のキャップ用ライナーの製造装置は、前記シートカット機構が、前記摺動層と同じ外径に設定されパンチとされた前記固定側型板と、前記固定側型板に対応したダイとされ押し込まれる前記固定側型板との間の剪断加工で前記ライナー用シートを円盤状に打ち抜き可能な打ち抜き孔を有する前記可動側型板と、で構成されていることを特徴とする。
すなわち、このキャップ用ライナーの製造装置では、シートカット機構が、パンチとされた固定側型板と、固定側型板に対応したダイとされ押し込まれる固定側型板との間の剪断加工でライナー用シートを円盤状に打ち抜き可能な打ち抜き孔を有する可動側型板と、で構成されているので、型締め時に同時に打ち抜き加工によって円盤状の摺動層を得ることができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係るキャップ用ライナーの製造装置および製造方法では、射出成形金型によりライナー用シート上に合成樹脂を射出成形して円環状の密封層を形成すると共に、シートカット機構によりライナー用シートをキャビティより外側で円盤状に切るので、大判またはロール状に連続したライナー用シートを予めディスク状に切断する必要がなく、密封層の射出成形とライナー用シートのカットとを射出成形工程時に共に行うことができる。したがって、本発明によれば、溶出が少なく、密封性および開封性の優れたライナーを、効率的に生産することが可能である。
本発明に係るキャップ用ライナーの製造装置および製造方法並びにキャップ用ライナーの第1実施形態において、射出成形金型を示す断面図である。 第1実施形態において、製造工程順に金型の動き等を示す断面図である。 第1実施形態において、製造工程順に金型の動き等を示す断面図である。 第1実施形態において、作製されたキャップ用ライナーを示す断面図である。 本発明に係るキャップ用ライナーの製造装置および製造方法並びにキャップ用ライナーの第2実施形態において、キャップ用ライナーの製造装置の射出成形金型を示す断面図である。 第2実施形態において、型締め状態と型開き状態とを示す概略的な射出成形金型の断面図である。
以下、本発明に係るキャップ用ライナーの製造装置および製造方法並びにキャップ用ライナーの第1実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
本実施形態のキャップ用ライナーの製造装置1は、図4に示す円盤状の摺動層2aと、該摺動層2aに積層され摺動層2aよりも柔軟な合成樹脂である円環状の密封層2bと、を備えたキャップ用ライナー2の製造装置であって、図1から図3に示すように、互いの間に摺動層2aとなるライナー用シート3が設置可能な固定側型板4と該固定側型板4に対して離接可能な可動側型板5とを備えていると共に、型締め時に、設置されたライナー用シート3上に円環状のキャビティ6を形成し、該キャビティ6に溶融した合成樹脂7を射出成形して密封層2bを形成する射出成形金型8と、該射出成形金型8内に溶融させた合成樹脂7を射出する射出ユニット9と、射出成形金型8内に設置された状態のライナー用シート3をキャビティ6より外側で中心を同じくして円盤状に切るシートカット機構10とを備えている。
上記可動側型板5は、設置面にライナー用シート3を設置可能な受け台とされている。
上記固定側型板4は、設置面に対して離接可能で設置面に設置されたライナー用シート3を先端部で押さえることが可能な円筒状のシート押さえ部材11と、該シート押さえ部材11の内側に配され設置面に対して離接可能で先端に段差部12aが形成された円筒状のアウターパンチ12と、該アウターパンチ12の内周面に摺動可能に設けられ溶融した合成樹脂7の流路を内部に有すると共に溶融した合成樹脂7を射出するゲート部13aをキャビティ6の内側角部に配したインナーパンチ13とを備えている。すなわち、アウターパンチ12の段差部12aとインナーパンチ13の先端外周面とライナー用シート3との間で、密封層2bに対応した円環状のキャビティ6が形成される。
上記シートカット機構10は、鋭利な円環状の刃部14aとなった先端部をライナー用シート3に対向可能に固定側型板4に設けられ、型締め時に刃部14aでライナー用シート3を円盤状に押し切る円筒状のシートカッター14を備えている。すなわち、このシートカッター14は、シート押さえ部材11の内周面とアウターパンチ12の外周面との間に摺動可能に設けられている。また、シート押さえ部材11は、シートカッター14の基端部にバネ11aで接続され、該バネ11aによって可動側型板5側に付勢されている。なお、型開き状態では、インナーパンチ13に対して、アウターパンチ12、シートカッター14、シート押さえ部材11の順に各先端が可動側型板5に向けて突出している。
上記インナーパンチ13は、射出ユニット9に接続されて中心軸上に形成され溶融された合成樹脂7の流路であるスプルー13bと、該スプルー13bからゲート部13aまで延びた合成樹脂7の流路であるランナー13cと、スプルー13bの外周に埋め込まれたヒーター13dと、先端部に設けられた空洞である断熱空間13eと、キャビティ6に一端が接続された空気抜け流路13fと、空気抜け流路13fの途中に接続され該空気抜け流路13fを開閉するエアベントバルブ13gと、を備えている。
上記アウターパンチ12は、内部に冷却水が流通する冷却水流路12bが形成されている。
上記可動側型板5は、固定側型板4の中心軸上に真空源(図示略)に接続された吸引孔5aが形成されていると共に、設置面にシートカッター14の刃部14aを受ける円環状のカッター受け溝5bが形成されている。
上記キャップ用ライナー2は、天板部と該天板部の周縁から垂下した筒状周壁部とからなる有底筒状で樹脂製又は金属製のキャップシェル(キャップ本体)内に設置されるものであり、図4に示すように、キャップシェル天板部の内面に接して配される摺動層2aと、該摺動層2aに積層され摺動層2aよりも柔軟な円環状の密封層2bと、を備えている。
なお、上記摺動層2aには、密封層7bとの間に配されガスバリアー性を有する中間層を積層しておいても構わない。例えば、上記中間層は、摺動層2aよりも密封層2bとの接着強度が低い材料であって、摺動層2a及び密封層2bよりも高いガスバリアー性を有する材料、例えば金属箔又はガスバリアー性樹脂で形成される。
上記摺動層2aおよびライナー用シート3は、PP(ポリプロピレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)、各種ナイロン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PAN(ポリアクリロニトリル)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)等で形成される。
なお、摺動層2aおよびライナー用シート3は、必ずしも合成樹脂だけではなく、例えば両面を合成樹脂でラミネートあるいは塗装したアルミニウムシート等でもよい。
上記ライナー用シート3から切り出されるディスク状の摺動層2aと密封層2bとは、密封層2bのエラストマー材料を選ぶことにより完全に接着するが、接着が弱い場合、シート成形された後、シートの表面に、コロナ放電処理、グロー放電処理、プラズマ処理、アンカーコート処理、フレーム処理、接着剤塗布等の表面処理を加えても良い。なお、この場合の表面処理は、密封層2bと接着する面のみでよい。
上記密封層2bの材料は、エラストマーまたは樹脂とエラストマーとのブレンド等が良好な結果を示す。エラストマーとしては、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、塩ビ系エラストマー等が採用可能である。
なお、密封層2bの厚さは、0.1〜1.0mmが好ましい、より好ましくは0.3〜0.8mmである。
また、この製造法により製造されたキャップ用ライナー2は、アルミニウム製PP(ピルファープルーフ)キャップに適しているが、他のキャップ、例えばブリキ製スクリューキャップ、樹脂製キャップのライナーとしても優れたライナーとして使用することができる。
次に、本実施形態のキャップ用ライナーの製造装置によるキャップ用ライナーの製造方法を、図2および図3を参照して説明する。
まず、図2の(a)に示すように、製造装置1にセットされた固定側型板4と可動側型板5との間にライナー用シート3をセットする。ライナー用シート3は、予めロール状とされ、縦方向から固定側型板4と可動側型板5との間に挿入される。このライナー用シート3の厚みは、0.1mm〜1.0mmの間にあるものが望ましい。また、ライナー用シート3は、製品の取数により異なるが、最小の幅であることが望ましい。このライナー用シート3は、ガイド(図示略)により一定の間隔で縦方向に送りだされる。
次に、図2の(b)に示すように、固定側型板4と可動側型板5とにより型締めすることで、まずシート押さえ部材11の先端がライナー用シート3を押える。さらに、このシート押さえ部材11は、ライナー用シート3を押えた状態でバネ11aが縮むことにより後退し、シートカッター14がさらにライナー用シート3に近接する。このシートカッター14は、ほぼアウターパンチ12と同一移動する。
図2の(c)に示すように、シートカッター14がライナー用シート3に対して相対的に移動し、先端の刃部14aがライナー用シート3をリング状に切断する。この場合、刃部14aはカッター受け溝5bの途中まで移動する。これにより、ライナー用シート3から円盤状の摺動層2aが切断される。
さらに、図2の(d)に示すように、アウターパンチ12とインナーパンチ13とがさらにライナー用シート3に近接し、アウターパンチ12はライナー用シート3を押えて停止する。このアウターパンチ12がライナー用シート3を押え、停止した後、インナーパンチ13がさらにライナー用シート3まで移動する。このことにより、アウターパンチ12の段差部12aとインナーパンチ13の先端外周面とライナー用シート3との間に、リング状の空間であるキャビティ6が形成される。なお、このキャビティ6の内側角部にゲート部13aが位置するように設計されている。
この状態で、次に図3の(a)に示すように、射出ユニット9から送られた溶融した合成樹脂7がスプルー13bおよびランナー13cを介してゲート部13aからキャビティ6内に充填され、射出成形される。このとき、円環状に射出された合成樹脂7が、摺動層2aに完全接着される。また、円環状に切断された摺動層2aは、陰圧状態とされた吸引孔5aに吸着された状態とされている。
図3の(b)に示すように、キャビティ6内に射出された合成樹脂7がアウターパンチ12とインナーパンチ13とにより冷却され、円環状の密封層2bとなる。なお、アウターパンチ12は、冷却機構として冷却水流路12bに流通している冷却水により冷却されている。なお、インナーパンチ13には、ホットランナー用のヒーター13dが組み込まれているが、空気抜け流路13fが断熱層の役割を果たしている。さらに、先端側の断熱空間13eも、断熱層の役割を果たしている。このため、合成樹脂7が射出されても十分な冷却効果がある。
次に、図3の(c)に示すように、射出された合成樹脂7が冷却されて密封層2bが形成された後、可動側型板5側が移動して固定側型板4から離間する。このとき、まだ摺動層2aは陰圧状態で可動側型板5に押えられている。この際、射出成形後にアウターパンチ12を残してインナーパンチ13が先に可動側型板5から離間するので、ゲート部13aの合成樹脂7がカットされる。
図3の(d)に示すように、可動側型板5がさらに動き、固定側型板4から完全に離れた状態とされ、この状態で、自動バルブ切り替えにより、陰圧状態だった吸引孔5aから逆にエアーを吹き出させ、作製されたキャップ用ライナー2を押し出す。このキャップ用ライナー2は、製造装置1の下に落下し、次のライナー詰め工程に運ばれる。なお、このときのライナー用シート3の打ち抜き屑は、チップ化してライナー用シート3の原料として使用することができる。
なお、本実施形態では、固定側型板4側にシートカッター14を組み込んだ場合であるが、可動側型板5側にシートカッター14を設置することも可能である。
また、シートカッター14でライナー用シート3を完全に切らず、円環状の切り込み部を入れた状態でわずかに未切断部を円周状に残したのち巻き取り、その後、円環状の切り込み部でカットし、キャップ用ライナー2としても構わない。
このように本実施形態では、射出成形金型8によりライナー用シート3上に円環状のキャビティ6を形成し、該キャビティ6に溶融した合成樹脂7を射出成形して密封層2bを形成すると共に、シートカット機構10により射出成形金型8内に設置された状態のライナー用シート3をキャビティ6より外側で中心を同じくして円盤状に切るので、大判またはロール状に連続したライナー用シート3を予めディスク状に切断する必要がなく、そのまま射出成形金型8内に設置することで、密封層2bの射出成形とライナー用シート3のカットとを射出成形工程時に共に行うことができる。
また、シートカット機構10が、鋭利な円環状の刃部14aとなった先端部をライナー用シート3に対向可能に固定側型板4に設けられ、型締め時に刃部14aでライナー用シート3を円盤状に押し切る円筒状のシートカッター14を備えているので、型締め時に、ライナー用シート3にシートカッター14の刃部14aを押しつけることで、円盤状の摺動層2aを射出成形位置に対して位置決めされた状態で容易に切り取ることができる。
このように作製されたキャップ用ライナー2は、硬質樹脂のシートである摺動層2aと柔軟なリング状の樹脂の密封層2bとが接着して構成されており、その柔軟な密封層2bが容器口部に接し、硬質樹脂の摺動層2aがキャップシェルの内側に接するようになっている。しかも、価格が高く、溶出も多い柔軟な樹脂(主にエラストマー)の密封層2bはリング状になっているため、使用量が少なくて済み、衛生試験で溶出試験を行う場合でも、溶出量を抑えることができる。
また、溶出の多いエラストマーがリング状の密封層2bとして成形されていると共に、キャップの天板部側に硬質樹脂の摺動層2aが一定の厚さで構成されているため、溶出がエラストマー単独の場合に比べて、著しく少なくなる。また、この摺動層2aは塗料に比べると耐内容物性が優れており、厚さも厚いため内容品によりキャップシェルが内容物におかされて腐食する等の問題はない。
次に、本発明に係るキャップ用ライナーの製造装置および製造方法並びにキャップ用ライナーの第2実施形態について、図5および図6を参照して以下に説明する。なお、以下の実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。また、図5および図6の断面図において、断面部のハッチングは省略している。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、シートカット機構10が固定側型板4に設けられた円筒状のシートカッター14を備えているのに対し、第2実施形態のキャップ用ライナーの製造装置では、図5および図6に示すように、シートカット機構20が、摺動層2aと同じ外径に設定されパンチとされた固定側型板24と、固定側型板24に対応したダイとされ押し込まれる固定側型板24との間の剪断加工でライナー用シート3を円盤状に打ち抜き可能な打ち抜き孔25aを有する可動側型板25と、で構成されている点である。
この第2実施形態のキャップ用ライナーの製造装置における射出成形金型28は、互いに対向した固定側型板24および可動側型板25と、固定側型板24が取り付けられた固定側型板取付板26と、可動側型板25が取り付けられた可動側型板取付板27と、を備えている。
上記固定側型板24は、可動側型板25に対向する面に、打ち抜き孔25aに打ち込み可能なパンチ部分となる円形状の凸部24aが形成されていると共に該凸部24aに型締め時にキャビティ6を形成する円環状の溝部24bが形成され、該溝部24bにゲート部23aが形成されている。
また、固定側型板24には、ホットランナー(図示略)を内部に有するマニホールドブロック22と、マニホールドブロック22のホットランナーからの溶融した合成樹脂をゲート部23aを介してキャビティ6に射出する二次ノズルであるホットチップ29と、を備えている。
上記可動側型板25は、上記打ち抜き孔25aの内周面に摺動可能なコア25bと、可動側型板取付板27に組み込まれコア25bを固定側型板4側へ付勢するコア用バネ27aと備えている。
次に、第2実施形態のキャップ用ライナーの製造装置によるキャップ用ライナーの製造方法を、図6を参照して説明する。
まず、第1実施形態と同様に固定側型板24と可動側型板25との間にライナー用シート3を設置した後、固定側型板24と可動側型板25とにより型締めする。このとき、図6の(a)に示すように、パンチとされた固定側型板24の凸部24aと、凸部24aに対応したダイとされ押し込まれる可動側型板25(打ち抜き孔25aの開口縁)との間の剪断加工でライナー用シート3が円盤状に打ち抜かれて円盤状の摺動層2aが得られる。
さらに、型締め状態のまま、マニホールドブロック22のホットランナーからの溶融した合成樹脂を、ゲート部13aを介してホットチップ29からキャビティ6に射出する。これにより、切断された円盤状の摺動層2a上に円環状の密封層2bが射出成形される。
次に、図6の(b)に示すように、固定側型板24と可動側型板25とを互いに離間させて型開きさせることで、円盤状の摺動層2a上に円環状の密封層2bが形成されたキャップ用ライナー2を取り出すことができる。
このように第2実施形態では、シートカット機構20が、パンチとされた固定側型板24と、固定側型板24に対応したダイとされ押し込まれる固定側型板24との間の剪断加工でライナー用シート3を円盤状に打ち抜き可能な打ち抜き孔25aを有する可動側型板25と、で構成されているので、型締め時に同時に打ち抜き加工によって円盤状の摺動層2aを得ることができる。
なお、第2実施形態では、ホットランナーを有するマニホールドブロック22と、キャビティ6に溶融した合成樹脂を射出するホットチップ29と、を備えているので、ホットランナー中の合成樹脂を溶融状態に維持でき、連続成形に優れ高い量産性を得ることができる。
次に、本発明に係るキャップ用ライナーの製造装置および製造方法により、キャップ用ライナーを実際に作製した実施例により評価した結果を、具体的に説明する。
本発明の実施例として、上記第1実施形態のキャップ用ライナーの製造装置を用いてキャップ用ライナーを次のようにして作製した。
まず、シート成型機で厚さ数種類(0.40mm)のポリプロピレン製シートをロール状に作成し、一定の幅に切断してライナー用シートとした。このライナー用シートをキャップ用ライナーの製造装置の射出成形金型にセットした固定側型板と可動側型板との間に導入し、上述した工程で、ディスク状に打ち抜いて摺動層とすると共に、エラストマーをこのディスク状の摺動層上に同心円のリング状に射出、接着させて密封層を形成し、キャップ用ライナーを作製した。
このキャップ用ライナーを、内外面塗装した厚さ0.24mmの呼び径38mmアルミニウム製PP(ピルファープルーフ)キャップシェルに挿入した。エラストマーとしてTPS(スチレン系エラストマー、PP(ポリプロピレン)と流動パラフィンと高分子SEPSとをブレンドしたもの)を使用した。このとき、このエラストマーのリング(密封層)は、ビン口の口唇部に接するように設計されている。
このキャップの特性を調べるために、275g(全量338ml)入りのアルミニウム製ボトルに水を充填し、供試キャップでキャッピングした。キャッピングは、シングルヘッドキャッパーを使用した。プレッシャーブロックは、絞径がφ35.6mmで、絞り深さを1.8mmに設定したものを使用した。また、ヘッドプレッシャーは、1100Nでキャッピングした。
ヘッドスペースは63ml取り、ヘッドスペース部を一定のガス圧の窒素ガスで置換し、キャッピングして121℃、20分のレトルト処理を加えた後、レトルト直後のシール性、室温放置後の開栓トルク値、落下衝撃性能等を調べた。また、充填品を冷却後、開栓し、キャップ用ライナーがシェルから外れるかどうかについても調べた。これらの評価結果を、以下の表1に示す。
なお、比較例として本発明範囲外の成型品として、PP樹脂とTPSとの二層シートの場合、及び同じTPSを使用してインシェルモールドしたライナーのキャップを使用した場合の結果も併せて表1に示す。
また、厚生省告示370号(昭和34年)に基づく溶出試験として、同一アルミニウム製ボトルにノルマルヘキサンを300ml充填し、倒立させ25℃で1時間放置し、その蒸発残留物量も測定した。
注1)シール性は、レトルト前後の内圧を調べ、その変化により漏れの有無を調べた。
注2)落下衝撃性能は、キャッピング、レトルト処理、1日放置後、アルミニウム製ボトルを30cmの高さから垂直に10°の角を持った鉄盤上に倒立落下させ、落下前後の内圧の差を調べ、漏れの発生数を調べた。試料数各10。
注3)開栓トルクは、キャッピング、熱処理後1週間室温にて放置後、回転開始時のトルク値(第1トルクをトルクメーターにて測定)である。なお、このトルク値は、試料数10の平均値とした。
注4)溶出量は、厚生省告示370号(昭和34年)に基づいてn−ヘプタンによる蒸発残留物量を測定した。
Figure 0005603742
注1.PPは、Tダイ押出機で成型したPPシートを使用した。
注2.TPSは、スチレン系エラストマーでPPとSEBS(スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体)と流動パラフィンとのブレンド品である。
注3.硬質層(摺動層)、軟質層(密封層)の厚さの単位はmmである。インシェルモールドタイプは、軟質層(密封層)のみをモールド成型したものである。シール部の形状は同一とした。
注4.スッポヌケ性:○=開栓時ディスク(ライナー)がキャップシェルから外れないもの、△=持ち上がるがシェルに収まっているもの、×=ディスクがシェルからはずれるもの。
注5.シール性:レトルト直後の漏れ数/試料数を示す。
注6.落下衝撃性:30cm高さから倒立落下させた充填品の漏れ数/試料数を示す。
注7.開栓トルク値:キャッピング後室温にて4週間放置後の第一トルク値(キャップが動き始める値)を示す(単位N・cm)。
注8.総合評価
○=開栓トルク性、シール性、耐落下衝撃性、耐溶出性が良好なもの
△=開栓トルク性、シール性、耐落下衝撃性、良好であるが耐溶出性が劣るもの
×=開栓トルク性、耐落下衝撃性能、耐溶出性が劣るもの
上記表1から分かるように、硬質層(摺動層)のPPが0.2mm以上で軟質層(密封層)がTPSであるリングモールドライナー(本発明の実施例)は、比較例である二層シートライナーや、インシェルモールド方式によるTPS単独ライナーに比べ、開栓性、耐落下衝撃性で優れた結果を示している。また、リングモールドライナー(本発明の実施例)において、硬質層(摺動層)が0.1mmと薄すぎると、開栓時にスッポヌケ性の評価が△となる傾向があるが、キャップとして使用可能範囲であった。また、硬質層(摺動層)が0.9mmと厚すぎると、耐落下衝撃性で漏れが10缶中1缶発生したものがあるが、キャップとして使用可能という結果になった。
なお、本発明の技術範囲は上記各実施形態及び上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1…キャップ用ライナーの製造装置、2…キャップ用ライナー、2a…摺動層、2b…密封層、3…ライナー用シート、4,24…固定側型板、5,25…可動側型板、6…キャビティ、7…合成樹脂、8,28…射出成形金型、9…射出ユニット、10,20…シートカット機構、14…シートカッター、14a…刃部、25a…打ち抜き孔

Claims (4)

  1. 円盤状の摺動層と、該摺動層に積層され前記摺動層よりも柔軟な合成樹脂である円環状の密封層と、を備えたキャップ用ライナーの製造装置であって、
    互いの間に前記摺動層となるライナー用シートが設置可能な固定側型板と該固定側型板に対して離接可能な可動側型板とを備えていると共に、型締め時に、設置された前記ライナー用シート上に円環状のキャビティを形成し、該キャビティに溶融した前記合成樹脂を射出成形して前記密封層を形成する射出成形金型と、
    該射出成形金型内に溶融させた前記合成樹脂を射出する射出ユニットと、
    前記射出成形金型内に設置された状態の前記ライナー用シートを前記キャビティより外側で中心を同じくして円盤状に切るシートカット機構と、を備えていることを特徴とするキャップ用ライナーの製造装置。
  2. 請求項1に記載のキャップ用ライナーの製造装置において、
    前記シートカット機構が、鋭利な円環状の刃部となった先端部を前記ライナー用シートに対向可能に前記固定側型板または前記可動側型板に設けられ、型締め時に前記刃部で前記ライナー用シートを円盤状に押し切る円筒状のシートカッターを備えていることを特徴とするキャップ用ライナーの製造装置。
  3. 請求項1に記載のキャップ用ライナーの製造装置において、
    前記シートカット機構が、前記摺動層と同じ外径に設定されパンチとされた前記固定側型板と、前記固定側型板に対応したダイとされ押し込まれる前記固定側型板との間の剪断加工で前記ライナー用シートを円盤状に打ち抜き可能な打ち抜き孔を有する前記可動側型板と、で構成されていることを特徴とするキャップ用ライナーの製造装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のキャップ用ライナーの製造装置を用いたキャップ用ライナーの製造方法であって、
    前記固定側型板と前記可動側型板との間に前記摺動層となるライナー用シートを設置する工程と、
    型締め時に、設置された前記ライナー用シート上に形成された前記キャビティに、溶融した前記合成樹脂を射出成形して前記密封層を形成する工程と、
    前記シートカット機構により、前記射出成形金型内に設置された状態の前記ライナー用シートを前記キャビティより外側で中心を同じくして円盤状に切る工程と、を有していることを特徴とするキャップ用ライナーの製造方法。
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