JP5603459B1 - フィンガーレスフォーマ及びフィンガーレスフォーマによる線材の加工成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィンガーを不要にできるフィンガーレスフォーマ及びフィンガーレスフォーマによる線材の加工成形方法を提供する。
【解決手段】前面に複数個のパンチ4a〜4dを横一列に備えたラム2と、パンチ4a〜4eに対向する複数個のダイ21a〜21dを横一列に備えたダイブロック20と、ラム2をダイブロック20に対して相対的に前進後退させる前進後退手段を備える。また第1ダイ21aの上流側に設けられた可動刃23と、ダイブロック20の側方に設けられた固定刃25と、ダイブロック20を横方向にピッチ往復ピッチ移動させる往復ピッチ移動手段を備える。ダイブロック20が横方向に往復ピッチ移動する動作と、ラム2がダイブロック20に対して前進後退する動作を繰り返すことにより、ワークWをパンチ4a〜4dとダイ21a〜21dの間で受け渡ししながら、ワークWを加工成形する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ワイヤなどの長尺の線材を所定長さに切断してビス、ねじ等の小型金属加工品を加工成形するフィンガーレスフォーマ及びフィンガーレスフォーマによる線材の加工成形方法に関するものである。
ワイヤなどの長尺の線材を所定長さに切断して加工成形するヘッダー等のフォーマは、前面にパンチを備えたラムと、前面にダイ(ダイス)を備えたダイブロックから成っている。ラムとダイブロックは互いに近接して配設されており、ラムをダイブロックに対して相対的に前進後退させて、パンチとダイスによって線材をビス、ねじ等に加工成形する。
フォーマにはフィンガー及びフィンガーに所定動作を行わせるためのフィンガーユニットが備えられている。フィンガーは、切断手段によって所定の長さに切断された線材をチャックしてパンチとダイスの間を移動させるものである。
フィンガーは、線材若しくはワークの品種変更にともなって新たなフィンガーに交換される。またフィンガーやフィンガーユニットは適宜保守、点検が実行される。
フィンガーの交換や保守点検を行うときは、作業者(オペレータ)はラムとダイブロックの間の狭い空間に身を乗り出し、この空間に手を差し出して交換作業や保守点検作業を実行する。しかしながら、このような狭い空間での交換作業や保守点検作業は甚だ実行しにくく、作業者は多大な手間と作業時間を要するものであった。
そこで本出願人は、先きにフィンガーの交換作業や保守管理作業を容易に実行できるヘッダーを提案した(引用文献1)。このヘッダーは、交換作業や保守点検作業が必要な場合は、ダイブロックを油圧シリンダによって上昇させ、ダイブロックを180゜水平回転させることによって、フィンガーを作業者の正面に向け、そこで作業者は交換作業や保守点検作業を行うようにしたものである。このヘッダーによれば、作業者はフィンガーの正面に向き合って交換作業や保守点検作業を容易に実行できる。
特開2003−266141号公報
しかしながら、本出願人が提案した上記ヘッダーにおいても、フィンガーが存在する以上、フィンガーの交換作業や保守点検作業は依然として必要であった。
また近年、長尺の線材から所定長さに切断されて加工成形対象となる線材(以下、ワーク若しくはブランクblankと称する)の長さは益々短小化する傾向にあり、現在では長さ4mm以下のきわめて短小なワーク(ブランク)も出現している。これにともないフィンガーの厚さも次第に薄くなってきている。例えば長さ4mmのワークの場合、フィンガーに中央部をチャックされたワークの両端の余長(フィンガーからのワーク両端部の突出長)はそれぞれ1mm程度は必要であることから、フィンガーの厚さは2mm若しくは2mm以下の極めて薄いものにせねばならない。しかしながらこのようにフィンガーの厚さが薄くなると、フィンガーはワークをしっかりチャックして保持することは困難である。将来的には、ワークの長さは更に短小化することが予想されることから、フィンガーの厚さは益々薄くなり、フィンガー方式によるワークの加工成形はより一層困難化すると予想される。
そこで本発明は、フィンガーが不要なフィンガーレスフォーマ及びフィンガーレスフォーマによる線材の加工成形方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明のフィンガーレスフォーマは、前面に3個以上のパンチを横一列にピッチをおいて備えたラムと、パンチに対向する3個以上のダイを横一列にピッチをおいて備えたダイブロックと、ラムをダイブロックに対して相対的に前進後退させる前進後退手段とを備え、線材を所定長さに切断して加工成形するフィンガーレスフォーマであって、ダイブロックの第1ダイの上流側の側部に前記ピッチと同一ピッチをおいて設けられた可動刃と、ダイブロックの側方に設けられた固定刃と、ダイブロックを横方向に1ピッチ往復移動させる往復ピッチ移動手段とを備え、可動刃が固定刃に正対した状態で線材は固定刃を挿通して可動刃の内部に進入し、ダイブロックが横方向に往復ピッチ移動する動作と、ラムがダイブロックに対して前進後退する動作を繰り返すことにより、固定刃と可動刃によって切断されたワークをパンチとダイの間で受け渡ししながら、ワークを加工成形するものである。
また本発明のフィンガーレスフォーマによる線材の加工方法は、請求項1に記載のフィンガーレスフォーマを用いる線材の加工成形方法であって、固定刃に正対する可動刃の内部に線材の先端部を進入させる工程と、ダイブロックを横方向へピッチ移動させることにより線材を所定長さの線材のワークに切断し、可動刃をラムの第1パンチに正対させる工程と、ラムをダイブロックに対して前進後退させて可動刃が保持するワークを第1パンチに受け渡す工程と、これ以後、ダイブロックが横方向に往復ピッチ移動する動作と、ラムがダイブロックに対して前進後退する動作を繰り返すことにより、ワークをパンチとダイの間で受け渡ししながらワークを加工成形するものである。
本発明によれば、フィンガーを不要にできるので、フィンガーの交換作業や保守点検作業を不要にできる。またフィンガーを動作させるためのフィンガーユニットも当然不要となる。更には、フィンガーを必要としないので、短小化したワークの加工成形も可能となる。
本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの平面図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの正面図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマのラムの正面図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマのダイブロックの正面図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるフィンガーレスフォーマの動作説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるワークと完成品の断面図
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照しながら説明する。図1はフィンガーレスフォーマの平面図、図2は同正面図、図3はラムの正面図、図4はダイブロックの正面図である。
まず、フィンガーレスフォーマの全体構造を説明する。図1及び図2において、フレーム1にはラム2とダイブロック20が互いに対向して設けられている。ラム2の前面にはパンチ4が備えられている。またダイブロック20の前面にはダイ21が備えられている。パンチ4とダイ21は互いに対向している。ラム2の背後にはコンロッド5が設けられている。コンロッド5にはクランクシャフト6が装着されている。クランクシャフト6の端部にはフライホイール7が装着されている。コンロッド5の後方にはモータMが設置されている。モータMの回転軸8に装着された回転車9とフライホイール7にはベルト10が調帯されている。モータMが駆動するとフライホイール7は回転し、ラム2はダイブロック20に対して相対的に前進後退する(矢印A、Bを参照)。
図3において、ラム2の前面には複数個(本実施の形態では5個)のパンチブロック3(3a〜3e)が横一列に設けられており、各々のパンチブロック3にはパンチ4(4a〜4e)が互いにピッチPをおいて横一列に保持されている。以下、これらのパンチ4a〜4eを第1パンチa、第2パンチ4b、第3パンチ4c、第4パンチ4d、第5パンチ4eを称する。第1パンチ4aが、加工成形工程における最上流のパンチである。
次に、ワークの蹴り出し(突き出し)手段について説明する。図5において、パンチ4a〜4dの内部には、ノックアウトピン(蹴り出しピン)11aを有するノックアウトユニット11が内蔵されている。また可動刃23及びダイ21a〜21dの内部には、ノックアウトピン(蹴り出しピン)12aを有するノックアウト(蹴り出し)ユニット12が内蔵されている。パンチ4a〜4e及び可動刃23、ダイ21a〜21dに保持されたワークは、ノックアウトピン11a、12aが突出することによりこれらから蹴り出される。
図4はダイブロック20の正面図である。図4において、ダイブロック20には、パンチ4(4a〜4e)に対向する複数個(本実施の形態では4個)のダイ22(21a〜21d)がパンチ4と同一のピッチPで横一列に設けられている。以下、これらを第1ダイ21a、第2ダイ21b、第3ダイ21c、第4ダイ21dと称する。第4ダイ21dが加工成形工程における最下流のダイである。なお、ダイスはダイの複数形である。
次に、図1及び図4を参照して、線材Sの切断手段について説明する。図1において、線材Sはスプール(不図示)に巻回して備えられており、ラム2の側方をダイブロック20へ向ってピッチ送りされる(矢印C)。図4において、第1ダイ21aの上流側の側部には線材Sが進入する円孔23aを有する可動刃23が設けられている。可動刃23は第1ダイ21aと上記したパンチ4やダイ21のピッチPと同一ピッチPをおいて設けられている。またダイブロック20の側方には固定ブロック24が設けられている。固定ブロック24には線材Sが挿通される円孔25aを有する固定刃25を備えた固定刃ブロック26が設けられている。本発明のダイブロック20は往復ピッチ移動手段(後述)により横方向に1ピッチP往復移動(スライド)する(図4の矢印D、Eを参照)。本発明では、ラム2の前進後退方向A、Bに対して水平面内で直交する方向D、Eを横方向という。
図4に示す状態から、ダイブロック20が固定刃25側へ1ピッチP移動すると(矢印D)、可動刃23の円孔23aと固定刃25の円孔25aは合致する。その状態で、ラム2の側方をダイブロック20へ向ってピッチ送りされた線材Sの先端部は、円孔25aを挿通して円孔23a内に進入する。線材Sの先端部が円孔23aに進入した状態で、ダイブロック20がラム2側へ1ピッチP移動すると(矢印E)、可動刃23も同方向へ移動し、線材Sは可動刃23と固定刃25によって所定長さ(例えば長さ4mm)に切断されて可動刃23の円孔23a内に保持される。この所定長さに切断された線材Sは、加工成形対象物であるワーク(ブランク)Wとなる。
次に、図1を参照してダイブロック20を横方向(ダイ21a〜21dの横並び方向であって、上述のようにラム2の前進後退方向A、Bと水平面内で直交する方向D、E)へ1ピッチP往復移動(スライド)させる往復ピッチ移動手段について説明する。図1において、ダイブロック20の両側部にはロッド30a、30bが設けられている。ロッド30a、30bの先端部には揺動アーム31a、31bが設けられている。揺動アーム31a、31bの先端部にはロッド30a、30bの先端部に当接するローラ32が設けられており、後端部には軸部33が設けられている。したがってカムなどの動力部(不図示)によって揺動アーム31a、31bが軸部33を中心に水平方向に揺動すると(矢印G)、ダイブロック20は横方向に1ピッチP往復移動する(矢印D、E)。ダイブロック20の両側部には、ダイブロック20の横方向への移動限度を規定するストッパ34が設けられている。以上の説明から明らかなように、このフォーマはフィンガーを有していない。
このフィンガーレスフォーマは上記のような構成より成り、以下、その動作を説明する。図5〜図17は、ワークWの加工成形工程(ステップST1〜ステップSTn)を工程順に示すものである。ST1〜STnの工程により、図18(a)に示すワークWを図18(b)に示す製品(小型金属加工品)W’に加工成形する。
ST1(図5)において、可動刃23は固定刃25に正対して対向する位置に移動しており、この状態で線材Sの先端部は固定刃25の円孔25aを挿通して可動刃23の円孔23aに進入している。またラム2は、ダイブロック20から離れて後退した後退位置(図5に示す左方位置)にある。
次にST2(図6)において、ダイブロック20は手前側へ(図6では、上方から下方へ)1ピッチP移動(スライド)する(矢印E)。すると線材Sは可動刃23と固定刃25によって所定長さ(例えば4mm)に切断され、第1ワークW1として可動刃23の円孔23aに保持されて第1パンチ4aに正対(対向)する。
次にST3(図7)において、ラム2はダイブロック20へ向って前進し(矢印A)、第1パンチ4aにより第1ワークW1の受け渡しが開始される。
次にST4(図8)において、ラム2はダイブロック20から離れる方向へ後退する(矢印B)。このとき、可動刃23のノックアウトピン12aはラム2側へ前進し、第1ワークW1はノックアウトピン12aにより可動刃23から第1パンチ4aへ突き(蹴り)出されて可動刃23から第1パンチ4aに受け渡される。
次にST5(図9)において、ダイブロック20は固定刃25側へ1ピッチP移動し(矢印D)、可動刃23は固定刃25に再び正対(対向)する。また第1ワークW1を保持する第1パンチ4aは、ダイブロック20の第1ダイス21aに正対(対向)する。
次にST6(図10)において、ラム2はダイブロック20へ向って前進し(矢印A)、第1打撃が加えられる。その直後に第1パンチ4aのノックアウトピン11aにより、第1パンチ4aに保持されている第1ワークW1を突き(蹴り)出して第1ダイ21aに受け渡す。また線材Sは前進し(矢印C)、線材Sの先端部は可動刃23内に進入する。
次にST7(図11)において、ラム2は後退するとともに(矢印B)ダイブロック20はラム2側へ1ピッチP移動する(矢印E)。このとき、線材Sの先端部は可動刃23と固定刃25により切断され、第2ワークW2として可動刃23の円孔23aに保持される。
次にST8(図12)において、ラム2はダイブロック20へ向って前進し(矢印A)、次いでST9(図13)においてラム2は後退する(矢印B)。このとき、第1ワークW1は第1ダイ21aから第2パンチ4bへ受け渡され、また第2ワークW2は可動刃23から第1パンチ4aに受け渡される。この受け渡しをする際には、第1ダイ21aおよび可動刃23のノックアウトピン12aにより第1ワークW1と第2ワークW2をそれぞれ第2パンチ4b、第1パンチ4aへ突き(蹴り)出して受け渡す。またST9(図13)において、ダイブロック20は固定刃25側へ移動し(矢印D)、可動刃23は固定刃25再びに正対する。
次にST10(図14)においてラム2はダイブロック20へ向って前進する(矢印A)。次いでST11(図15)において、ラム2は後退するが(矢印B)、その際、突き出し手段により第1パンチ4aは第2ワークW2を第1ダイス21aに受け渡し、また第2パンチ4bは第1ワークW1を第2ダイス21bに受け渡す。また第3ワークW3となる線材Sの先端部は可動刃23内に進入する。
次にST12(図16)において、ダイブロック20は手前側へ移動すると(矢印E)、線材Sの先端部は第3ワークW3として切断され、可動刃23に保持されて第1パンチ4aに正対する。
以下、同様の動作、すなわちラム2の前進後退動作(矢印A、B)とダイブロック20の横方向への1ピッチPの往復ピッチ移動動作(矢印D、E)が繰り返され、最終工程STn(図17)に至る。この最終工程において、第1ワークW1は最下流のダイである第4ダイ21dに保持され、最終パンチである第5パンチ4eにより最終打撃が加えられ、加工成形が終了した第1ワークW1は、ノックアウトピン12aにより第4ダイス21dから突き出されて自然落下し(矢印Z)、図18(b)に示す製品W’として回収箱等の回収手段に回収される。
以上の動作は、ラム2のダイブロック20に対する前進後退動作(矢印A、B)とダイブロック20の横方向への1ピッチPの往復ピッチ移動動作(矢印D、E)が繰り返されることにより、線材Sから切断されて可動刃23に保持された第1ワークW1は、以後、この可動刃23→第1パンチ4a→第1ダイス21a→第2パンチ4b→第2ダイス21b→第3パンチ4c→第3ダイス21c→第4パンチ4d→第4ダイス21dへ受け渡されて第1〜第4パンチ4a〜4dにより第1ワークW1に打撃が次々に加えられ、第4ダイス24dにおいて最下流のパンチである第5パンチ4eにより最終打撃が加えられることにより、図18(b)に示す製品W’が完成するものである。第1ワークW1以下の各ワークW2、W3・・・も第1ワークW1と同様にして第1パンチ4a〜第5パンチ4eにより次々に打撃が加えられて加工成形されて製品W’となる。
以上の説明から明らかなように、ダイブロックが横方向に往復ピッチ移動することにより、ダイブロックがワークを加工工程の上流から下流へ移動させる従来のヘッダー等のフォーマに備えられていたフィンガーの役目をしているのであり、これによりフィンガーを不要にしたフィンガーレスフォーマを実現したものである。
本発明は、特に短尺の線材から成るワークを加工成形するヘッダー等のフォーマとして有用である。
2 ラム
4(4a〜4e) パンチ
5 コンロッド(前進後退手段)
7 フライホイール(前進後退手段)
M モータ(前進後退手段)
11、12 蹴り出し(突き出し)手段
11a、12a ノックアウトピン
20 ダイブロック
21(21a〜21d) ダイ
23 可動刃
25 固定刃
30a、30b ロッド(往復ピッチ移動手段)
31a、31b 揺動アーム(往復ピッチ移動手段)

Claims (2)

  1. 前面に3個以上のパンチを横一列にピッチをおいて備えたラムと、パンチに対向する3個以上のダイを横一列にピッチをおいて備えたダイブロックと、ラムをダイブロックに対して相対的に前進後退させる前進後退手段とを備え、線材を所定長さに切断して加工成形するフィンガーレスフォーマであって、
    ダイブロックの第1ダイの上流側の側部に前記ピッチと同一ピッチをおいて設けられた可動刃と、ダイブロックの側方に設けられた固定刃と、ダイブロックを横方向に1ピッチ往復移動させる往復ピッチ移動手段とを備え、可動刃が固定刃に正対した状態で線材は固定刃を挿通して可動刃の内部に進入し、ダイブロックが横方向に往復ピッチ移動する動作と、ラムがダイブロックに対して前進後退する動作を繰り返すことにより、固定刃と可動刃によって切断されたワークをパンチとダイの間で受け渡ししながら、ワークを加工成形することを特徴とするフィンガーレスフォーマ。
  2. 請求項1に記載のフィンガーレスフォーマを用いる線材の加工成形方法であって、
    固定刃に正対する可動刃の内部に線材の先端部を進入させる工程と、ダイブロックを横方向へピッチ移動させることにより線材を所定長さの線材のワークに切断し、可動刃をラムの第1パンチに正対させる工程と、ラムをダイブロックに対して前進後退させて可動刃が保持するワークを第1パンチに受け渡す工程と、これ以後、ダイブロックが横方向に往復ピッチ移動する動作と、ラムがダイブロックに対して前進後退する動作を繰り返すことにより、ワークをパンチとダイの間で受け渡ししながらワークを加工成形することを特徴とする線材の加工成形方法。
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