JP5601782B2 - 組換え微生物及びポリ−ガンマ−グルタミン酸の製造方法 - Google Patents
組換え微生物及びポリ−ガンマ−グルタミン酸の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5601782B2 JP5601782B2 JP2009067076A JP2009067076A JP5601782B2 JP 5601782 B2 JP5601782 B2 JP 5601782B2 JP 2009067076 A JP2009067076 A JP 2009067076A JP 2009067076 A JP2009067076 A JP 2009067076A JP 5601782 B2 JP5601782 B2 JP 5601782B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gene
- amino acid
- acid sequence
- protein
- seq
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
尚、本発明においてpgsB遺伝子は、配列番号1に示す塩基配列からなる遺伝子に限定されず、配列番号2に示すアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする遺伝子、また配列番号2に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、グルタミン酸を基質とするアミドリガーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む意味である。
ここで、配列番号2で示されるアミノ酸配列において、1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列には、例えば1〜12個、好ましくは1〜8個、より好ましくは1〜4個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列が含まれ、付加には、両末端への1〜数個のアミノ酸の付加が含まれる。
ここで、上記アミドリガーゼ活性は、グルタミン酸及びATP又はGTPを基質とし、これに塩化マンガン加えたものを反応溶液として用いた場合に、反応溶液中にPGAの生成を確認することにより測定することができる[Urushibata,Y.,et al.:J.Bacteriol.,184,pp.337-343(2002)]。
ここで、「ストリンジェントな条件下」としては、例えばMolecular Cloning−A LABORATORY MANUAL THIRD EDITION[Joseph Sambrook,David W.Russell,Cold Spring Harbor Laboratory Press(2001)]記載の条件が挙げられる。例えば、6×SSC(1×SSCの組成:0.15M 塩化ナトリウム、0.015M クエン酸ナトリウム、pH7.0)、0.5% SDS、5×デンハート及び100mg/mL ニシン精子DNAを含む溶液にプローブとともに65℃で8〜16時間恒温し、ハイブリダイズさせる条件が挙げられる。尚、後述する「ストリンジェントな条件下」についてはこれと同義である。
尚、本発明においてpgsC遺伝子は、配列番号3に示す塩基配列からなる遺伝子に限定されず、配列番号4に示すアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする遺伝子、配列番号4に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列を含み、前述のPgsBタンパク質の共存下でPGAを生成する機能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む意味である。
ここで、配列番号4で示されるアミノ酸配列において、1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列には、例えば1〜12個、好ましくは1〜8個、より好ましくは1〜4個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列が含まれ、付加には、両末端への1〜数個のアミノ酸の付加が含まれる。
また、本発明においてpgsC遺伝子は、配列番号4に示すアミノ酸配列に対して50%以上、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上、より好ましくは80%以上、より好ましくは85%以上、より好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上、より好ましくは98%以上、より好ましくは99%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含み、PgsBタンパク質の共存下でPGAを生成する機能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む意味である。
前述のとおり、pgsA遺伝子にコードされるタンパク質の機能は明確にされていないが、PGAの菌体外排出に関与するタンパク質であることが示唆されており、PGA生産には必須であると考えられている。一方で、後述するが、本発明に係る組換え微生物は、pgsA遺伝子を導入していないにも拘わらず、PGAの生産性に優れるといった特徴を有している。
ここで、配列番号6で示されるアミノ酸配列において、1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列には、例えば1〜12個、好ましくは1〜8個、より好ましくは1〜4個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列が含まれ、付加には、両末端への1〜数個のアミノ酸の付加が含まれる。
さらに、本発明においてpgsA遺伝子とは、配列番号5に示す塩基配列の相補鎖に対してストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、PgsB及びPgsCと共存してPGA合成活性を有すると推定されるタンパク質をコードする遺伝子を含む意味である。ここで、「ストリンジェントな条件下」とは前述と同じ定義を用いる。
上記遺伝子を単離/同定する方法としては、例えば、上記の微生物からゲノムDNAを抽出し、前述した配列番号1、3又は5などに示した塩基配列からなるポリヌクレオチドをプローブとしたサザンハイブリダイゼーションによってpgsB遺伝子に相当する遺伝子、pgsC遺伝子に相当する遺伝子又はpgsA遺伝子に相当する遺伝子について単離することができる。さらに、近年の急速なゲノム解読の進展によりPGA非生産微生物であってもそのゲノム配列情報を基に、Oceanobacillus iheyensis等から前述のように定義した枯草菌pgsB遺伝子に相当する遺伝子、pgsC遺伝子に相当する遺伝子又はpgsA遺伝子に相当する遺伝子を単離/同定することができる。
より具体的には、枯草菌168株のpgsB遺伝子とBacillus licheniformis ATCC14580株、Bacillus amyloliquefacience FZB42株及びOceanobacillus iheyensis HTE831株由来のpgsB遺伝子との同一性は塩基配列において、それぞれ79%、82%及び62%であり、またそのアミノ酸配列において、それぞれ90%、93%及び55%であり、これらは相当する遺伝子と考えられる。
より具体的には、枯草菌168株のpgsC遺伝子とBacillus licheniformis ATCC14580株、Bacillus amyloliquefacience FZB42株及びOceanobacillus iheyensis HTE831株由来のpgsB遺伝子との同一性は塩基配列において、それぞれ78%、84%及び59%であり、またそのアミノ酸配列において、それぞれ90%、94%及び51%であり、これらは相当する遺伝子と考えられる。
より具体的には、枯草菌168株のpgsA遺伝子とBacillus licheniformis ATCC14580株、Bacillus amyloliquefacience FZB42株及びOceanobacillus iheyensis HTE831株由来のpgsB遺伝子との同一性は塩基配列において、それぞれ69%、75%及び49%であり、またそのアミノ酸配列において、それぞれ67%、79%及び30%であり、これらは相当する遺伝子と考えられる。
具体的には、pgsB遺伝子に相当する遺伝子としては、配列番号13、19、25又は31に示すアミノ酸配列又はそれぞれのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、アミドリガーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子(例えば、配列番号12、18、24又は30など)が挙げられる。
また、pgsC遺伝子に相当する遺伝子としては、配列番号15,21、27又は33に示すアミノ酸配列又はそれぞれのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、PgsBタンパク質の共存下でポリ−ガンマ−グルタミン酸を生成する機能を有するタンパク質をコードする遺伝子(例えば、配列番号14,20、26又は32など)に示される塩基配列からなる遺伝子などが挙げられる。
また、pgsA遺伝子に相当する遺伝子としては、配列番号17、23、29又は35に示すアミノ酸配列又はそれぞれのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、PgsB及びPgsCタンパク質との共存下でポリ−ガンマ−グルタミン酸合成能を有するタンパク質をコードする遺伝子(例えば、配列番号16、22、28又は34など)に示される塩基配列からなる遺伝子などが挙げられる。
尚、上記pgsBC遺伝子を導入した親微生物のゲノム上の後述の特定の遺伝子及びこれら遺伝子に相当する遺伝子から選ばれる1以上の遺伝子を欠失又は不活性化しても良く、或いはゲノム上の後述の特定の遺伝子などから選ばれる1種以上の遺伝子を欠失又は不活性化した親微生物に上記pgsBC遺伝子を導入して組換え微生物を作製しても良く、対象遺伝子の導入や当該遺伝子の失活・不活化の時期は特に限定されない。
生産性向上の点から、acoB遺伝子、argD遺伝子、argF遺伝子、argJ遺伝子、asnO遺伝子comX遺伝子、gapB遺伝子、glcK遺伝子、glcP遺伝子、phrA遺伝子、proA遺伝子、rocA遺伝子、sigF遺伝子、sigG遺伝子、sigH遺伝子、sigK遺伝子、yuzB遺伝子及びこれら遺伝子に相当する遺伝子から選ばれる1以上の遺伝子を欠失又は不活化させることが好ましく、ackA遺伝子、acoA遺伝子、acoR遺伝子、ahrC遺伝子、carA遺伝子、codY遺伝子、dhaS遺伝子、glpP遺伝子、sigE遺伝子、skfA遺伝子、yqfN遺伝子及びこれら遺伝子に相当する遺伝子から選ばれる1以上の遺伝子を欠失又は不活化させることがより好ましい。
尚、遺伝子の欠失や不活性化には、当該遺伝子中の全部又は一部の塩基の置換・欠失の他、当該遺伝子中への塩基の挿入が含まれる。
例えば、変異株のなかでも、PGA分解酵素をコードする遺伝子(PGA分解酵素遺伝子)を欠失又は不活性化させた変異株を宿主として使用することで、より良好な効果が期待できる。枯草菌におけるPGA分解酵素遺伝子としては、ggt遺伝子などが知られている[Kimura,K.,et al.:Microbiology,150,pp.4115-4123(2004)]。ggt遺伝子の塩基配列を配列番号10に示し、ggt遺伝子によりコードされるPGA分解酵素のアミノ酸配列を配列番号11に示す。また、枯草菌以外の微生物を宿主として使用する場合にも、ggt遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子を欠失又は不活化させた変異株を使用することが好ましい。
本発明においてggt遺伝子は、配列番号10に示す塩基配列からなる遺伝子に限定されず、配列番号11に示すアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする遺伝子、また配列番号11に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、PGA分解活性を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む意味である。ここで、数個とは、例えば好ましくは2〜6個、より好ましくは2〜3個である。
また、本発明においてggt遺伝子とは、配列番号10に示す塩基配列に対して80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上、より好ましくは96%以上、より好ましくは97%以上、より好ましくは98%以上、より好ましくは99%以上の同一性を有する塩基配列からなり、PGA分解活性を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む意味である。
さらに、本発明においてggt遺伝子とは、配列番号11に示す塩基配列の相補鎖に対してストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、PGA分解活性を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む意味である。ここで、「ストリンジェントな条件下」とは前述と同じ定義を用いる。
また、枯草菌のggt遺伝子と同じ機能を有する、好ましくは当該遺伝子の塩基配列と塩基配列において80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上、より好ましくは96%以上、より好ましくは97%以上、より好ましくは98%以上、より好ましくは99%以上の同一性を有する、他の微生物(好ましくはBacillus属細菌)由来の遺伝子は、ggt遺伝子に相当する遺伝子と考えられる。
本製造例には、PGA合成に関与する遺伝子群のクローニング方法を示した(図1参照)。
先ず、Bacillus sp.KSM-366株(FERM BP-6262)から調製した染色体DNAを鋳型とし、表3に示したP-S237/BSpgsB atg FW(配列番号36)及びHindIII_BSpgsBCA RV(配列番号37)のプライマーセットを用いてpgsBCA遺伝子2.9kbのDNA断片(BCA)、同様にP-S237/BSpgsB atg FW及びHindIII_BSpgsBC RV(配列番号38)のプライマーセットを用いてpgsBC遺伝子1.7kbのDNA断片(BC)をそれぞれ調製した。尚、Bacillus sp.KSM-366株のpgsB遺伝子の塩基配列を配列番号12に、上記pgsB遺伝子がコードするタンパク質のアミノ酸配列を配列番号13に、pgsC遺伝子の塩基配列を配列番号14に、上記pgsC遺伝子がコードするタンパク質のアミノ酸配列を配列番号15に、pgsA遺伝子の塩基配列を配列番号16に、上記pgsA遺伝子がコードするタンパク質のアミノ酸配列を配列番号17に示す。さらに、Bacillus sp.KSM-S237株(FERM BP-7875)から調製した染色体DNAを鋳型とし、表3に示したCm_S237 FW(配列番号39)とP_S237-RV(配列番号40)のプライマーセットを用いて、KSM-S237株由来のセルラーゼ遺伝子(特開2000-210081号公報参照)プロモーター領域0.6kbのDNA断片(P_S237)を調製した。
本製造例には、PGA合成に関与する遺伝子群のクローニング方法を示した(図3参照)。
先ず、Bacillus subtilis Marburg No.168株(枯草菌168株)から調製した染色体DNAを鋳型とし、表3に示したP_spoVG FW2(配列番号41)とP_spoVG/Cm R(配列番号42)のプライマーセットを用いて、spoVG遺伝子ORFより約0.6kb上流にプラスミドpC194[Horinouchi,S.,Weisblum,B.:J.Bacteriol.,150,pp.815-825(1982)]由来のクロラムフェニコール耐性遺伝子(Cmr)を挿入するための上流側0.9kbのDNA断片(spoVG-UP)を調製した。同様に、表3に示したP_spoVG/Cm F(配列番号43)とP_spoVG RV(配列番号44)のプライマーセットを用いて、下流側0.6kbのDNA断片(spoVG-DW)を調製した(尚、この際にP_spoVG RVのプライマーはspoVG遺伝子ORFの開始コドンgtgをatgに変更するようにデザインした)。また、プラスミドpC194を鋳型とし、表3に示したcomp_Cm FW(配列番号45)とcomp_Cm RV(配列番号46)のプライマーセットを用いて、クロラムフェニコール耐性遺伝子0.9kbのDNA断片(comp_Cm)を調製した。
本製造例には、製造例2と同様にPGA合成に関与する遺伝子群のクローニング方法を示した(図3参照)。
枯草菌168株から調製した染色体DNAを鋳型とし、表3に示したrapA FW(配列番号52)とP_rapA/Cm R(配列番号53)のプライマーセットを用いて、rapA遺伝子ORFより約0.5kb上流にプラスミドpC194由来のクロラムフェニコール耐性遺伝子を挿入するための上流側0.5kbのDNA断片(rapA-UP)を調製した。同様に、表3に示したP_rapA/Cm F(配列番号54)とP_rapA RV(配列番号55)のプライマーセットを用いて、下流側0.5kbのDNA断片(rapA-DW)を調製した(尚、この際にP_rapA RVのプライマーはrapA遺伝子ORFの開始コドンttgをatgに変更するようにデザインした)。
本製造例には、PGA合成に関与する枯草菌pgsBC遺伝子に相当する遺伝子群のクローニング方法を示した。
Bacillus属細菌 KSM-S237株(FERM BP−7875)由来のアルカリセルラーゼ遺伝子DNA断片(約3.1kb)がプラスミドベクターpHY300PLK(Takara) のBamHI制限酵素切断点に挿入された組換えプラスミドpHY-S237[特開2007-130013号公報]を制限酵素XbaIにて処理し、この線状化したプラスミドDNAを鋳型とし、表3に示したP_S237-RV(配列番号40)とINFU_pHY-HindIII FW(配列番号58)のプライマーセットを用いKSM-S237株由来のセルラーゼ遺伝子プロモーター領域とプラスミドベクターpHY300PLKからなる5.5kb のDNA断片(pHY-P_S237)を調製した。続いて、Bacillus amyloliquefaciens NBRC3022株から調製した染色体DNAを鋳型として、表3に示したINFU_P-S237 RV/BAL pgsB atg FW(配列番号59)とINFU_pHY-HindIII/BAL pgsC RV(配列番号62)のプライマーセットを用い、Bacillus amyloliquefaciens由来pgsBC遺伝子1.7kbのDNA断片(BALpgsBC-3022)を調製した。さらに、上記DNA断片を組み合わせ(pHY-P_S237及びBALpgsBC-3022)、これらを基質としてIn-Fusion PCR Cloning Kit(Takara)にて結合反応を行なった。得られた結合試料を用いて大腸菌(HB101株)をコンピテントセル法にて形質転換し、LBTc寒天培地上に出現したコロニーを形質転換体とした。得られた形質転換体を再度LBTc寒天培地にて生育させ、得られた菌体からハイピュア プラスミドアイソレーションキット(ロッシュ・ダイアグノスティックス)にて組換えプラスミドを調製した。得られたプラスミドを制限酵素BamHI及びHindIIIにて制限酵素処理し、電気泳動法にてプラスミドベクター上に目的とする上記DNA断片(BALpgsBC-3022)が挿入していることを確認し、本製造例において得られた組換えプラスミドをPGA組換え生産用ベクター(pHY-P_S237/BALpgsBC-3022)とした。尚、本製造例で用いるプライマー配列のデザイン及び実験条件等はキット添付のプロトコールに従い実施した。
本製造例には、製造例5と同様にPGA合成に関与する枯草菌pgsBC遺伝子に相当する遺伝子群のクローニング方法を示した。
Bacillus licheniformis ATCC9945a株及びAHU1371株から調製した染色体DNAをそれぞれ鋳型として、表3に示したINFU_P-S237 RV/BLi pgsB atg FW(配列番号60)とINFU_pHY-HindIII/BAL pgsC RV(配列番号63)のプライマーセットを用い、Bacillus licheniformis由来pgsBC遺伝子の1.7kbのDNA断片(BLipgsBC-9945、BLipgsBC-1371)、また、Oceanobacillus iheyensis HTE831株から調製した染色体DNAを鋳型として、表3に示したINFU_P-S237 RV/OBi pgsB atg FW(配列番号61)とINFU_pHY-HindIII/OBi pgsC RV(配列番号64)のプライマーセットを用い、Oceanobacillus iheyensis由来pgsBC遺伝子の1.7kbのDNA断片(OBipgsBC-831)をそれぞれ調製した。続いて、前述の製造例4により得られたDNA断片(pHY-P_S237)と上記DNA断片を各々組み合わせ(pHY-P_S237及びBLipgsBC-9945、pHY-P_S237及びBLipgsBC-1371、pHY-P_S237及びOBipgsBC-831)、これらをIn-Fusion PCR Cloning Kit(Takara)を用いて結合反応を行なった。得られた結合試料を用いて大腸菌(HB101株)をコンピテントセル法にて形質転換し、前述の製造例4と同様の手順にて組換えプラスミドを調製した。得られたプラスミドに目的とするDNA断片(BLipgsBC-9945、BLipgsBC-1371、OBipgsBC-831)が挿入していることを確認し、本製造例において得られた組換えプラスミドをPGA組換え生産用ベクター(pHY-P_S237/BLipgsBC-9945、pHY-P_S237/BLipgsBC-1371、pHY-P_S237/OBipgsBC-831)とした。
本製造例では、製造例1〜5で得られたベクターを導入するための枯草菌変異株の作製方法を示した(図2参照)。
枯草菌168株から調製したゲノムDNAを鋳型とし、表4に示したackA-FW(配列番号71)とackA/Cm-R(配列番号72)とのプライマーセットを用いてゲノム上のackA遺伝子の下流に隣接する1.0kbのDNA断片(ackA-UP)、ackA/Cm-F(配列番号73)とackA-RV(配列番号74)とのプライマーセットを用いてゲノム上のacoA遺伝子の上流に隣接する1.0kbのDNA断片(ackA-DW)をそれぞれ調製した。また、プラスミドpC194由来を鋳型として、表4に示したCmFW(配列番号69)とCmRV(配列番号70)のプライマーセットを用いて、クロラムフェニコール耐性遺伝子含む0.9kbのDNA断片(Cmr)を調製した。
本製造例では、宿主となる枯草菌株及びその変異株の形質転換法を示した。野生株である枯草菌(Bacillus subtilis Marburg No.168株)、製造例6で作製した枯草菌変異株に対し、製造例1〜5で得られたPGA組換え生産用ベクター(pHY-P_S237/pgsBCA、pHY-P_S237/pgsBC、pHY-P_spoVG/pgsBC、pHY-P_rapA/pgsBC、pHY-P_S237/BALpgsBC-3022、pHY-P_S237/BLipgsBC-9945、pHY-P_S237/BLipgsBC-1371及びpHY-P_S237/OBipgsBC-831)を用い、形質転換を行なった。上記野生株及び変異体からリゾチーム処理により調製したプロトプラスト105〜106個に上記プラスミドDNA 20〜100ngを供し、プラスミド導入を行なった。テトラサイクリン-塩酸塩30ppmを添加したDM3プロトプラスト再生培地(DM3培地)上に生育したコロニーを、プラスミドを導入した目的とする枯草菌形質転換体として選抜した。
枯草菌168株を対照として、製造例7において調製したpHY-P_S237/pgsBCA及びpHY-P_S237/pgsBCを導入して得られた形質転換体をそれぞれLBTc寒天培地上に接種し、30℃で一晩静置培養を行なった。この後に、このLBTc寒天培地上に生育した枯草菌形質転換体を改変2xL/Maltose+MSG培地(2.0%トリプトン、1.0%酵母エキス、1.0%塩化ナトリウム、7.5%マルトース、8.0%グルタミン酸ナトリウム一水和物、7.5ppm硫酸マンガン4-5水和物、15ppmテトラサイクリン-塩酸塩)中で攪拌/懸濁し、静置した後の上清液を種培養液とした。この種培養液を、新たな改変2xL/Maltose+MSG培地に1%(v/v)接種し、坂口フラスコにて、37℃、120rpm、3日間の往復振盪培養(TB-20R-3F、高崎科学機器)を行なった。評価培養終了後、後述の測定例に示す分析条件にてPGA生産量を測定し、評価結果を表5に示した。
枯草菌168株を対照として、製造例7において調製したpHY-P_S237/pgsBCA及びpHY-P_spoVG/pgsBCを導入して得られた形質転換体をそれぞれLBTc寒天培地上に接種し、30℃で一晩静置培養を行なった。この後に、このLBTc寒天培地上に生育した枯草菌形質転換体を改変2xL/Maltose+MSG培地(2.0%トリプトン、1.0%酵母エキス、1.0%塩化ナトリウム、7.5%マルトース、8.0%グルタミン酸ナトリウム一水和物、7.5ppm硫酸マンガン4-5水和物、15ppmテトラサイクリン-塩酸塩)中で攪拌/懸濁し、静置した後の上清液を種培養液とした。この種培養液を、新たな改変2xL/Maltose+MSG培地に1%(v/v)接種し、坂口フラスコにて、37℃、120rpm、3日間の往復振盪培養(TB-20R-3F、高崎科学機器)を行なった。評価培養終了後、後述の測定例に示す分析条件にてPGA生産量を測定し、評価結果を表6に示した。
枯草菌168株を対照として、製造例7において調製したpHY-P_S237/pgsBCA及びpHY-P_rapA/pgsBCを導入して得られた形質転換体をそれぞれLBTc寒天培地上に接種し、30℃で一晩静置培養を行なった。この後に、このLBTc寒天培地上に生育した枯草菌形質転換体を改変2xL/Maltose+MSG培地(2.0%トリプトン、1.0%酵母エキス、1.0%塩化ナトリウム、7.5%マルトース、8.0%グルタミン酸ナトリウム一水和物、7.5ppm硫酸マンガン4-5水和物、15ppmテトラサイクリン-塩酸塩)中で攪拌/懸濁し、静置した後の上清液を種培養液とした。この種培養液を、新たな改変2xL/Maltose+MSG培地に1%(v/v)接種し、坂口フラスコにて、37℃、120rpm、3日間の往復振盪培養(TB-20R-3F、高崎科学機器)を行なった。評価培養終了後、後述の測定例に示す分析条件にてPGA生産量及び分子量を測定し、評価結果を表7に示した。
枯草菌168株を対照として、製造例7において調製したpHY-P_S237/BALpgsBC-3022、pHY-P_S237/BLipgsBC-9945、pHY-P_S237/BLipgsBC-1371又はpHY-P_S237/OBipgsBC-831を導入して得られた形質転換体をそれぞれLBTc寒天培地上に接種し、30℃で一晩静置培養を行なった。この後に、このLBTc寒天培地上に生育した枯草菌形質転換体を改変2xL/Maltose+MSG培地(2.0%トリプトン、1.0%酵母エキス、1.0%塩化ナトリウム、7.5%マルトース、8.0%グルタミン酸ナトリウム一水和物、7.5ppm硫酸マンガン4-5水和物、15ppmテトラサイクリン-塩酸塩)中で攪拌/懸濁し、静置した後の上清液を種培養液とした。この種培養液を、新たな改変2xL/Maltose+MSG培地に1%(v/v)接種し、坂口フラスコにて、37℃、120rpm、3日間の往復振盪培養(TB-20R-3F、高崎科学機器)を行なった。評価培養終了後、後述の測定例に示す分析条件にてPGA生産量及び分子量を測定し、評価結果を表8に示した。
実施例1〜4に示した評価培養終了後の培養液試料を、室温にて14,800rpmで30分間遠心分離(商品名himacCF15RX、日立工機)に供し、遠心分離にて得られた培養液上清中の組換えPGA生産量の測定を行なった。上清試料中のPGA検出はYamaguchiらの方法(前述)に準じ、試料をアガロースゲル電気泳動に供した後、メチレンブルーによるゲルの染色を行ない、PGAに由来する染色物質の有無による組換えPGA生産を確認した。さらに、組換えPGAが検出された試料については、TSKGel G4000PWXL及びTSKGel G6000PWXLゲルろ過カラム(商品名、東ソー)を用いたHPLC分析を実施した。尚、分析条件は溶離液に0.1M硫酸ナトリウムを使用し、流速1.0mL/分、カラム温度50℃、UV検出波長を210nmとした。また、濃度検定には分子量80万のPGA(明治フードマテリアル)を用いて検量線を作成した。
Claims (6)
- 枯草菌におけるackA遺伝子、acoA遺伝子、acoB遺伝子、acoR遺伝子、ahrC遺伝子、ansZ遺伝子、argC遺伝子、argD遺伝子、argE遺伝子、argF遺伝子、argG遺伝子、argJ遺伝子、asnH遺伝子、asnO遺伝子、carA遺伝子、codY遺伝子、comP遺伝子、comQ遺伝子、comX遺伝子、dhaS遺伝子、gapB遺伝子、glcK遺伝子、glcP遺伝子、glpP遺伝子、gltA遺伝子、gltB遺伝子、gltR遺伝子、licR遺伝子、oppA-F遺伝子(oppABCDF遺伝子オペロン)、phrA遺伝子、phrE遺伝子、phrG遺伝子、phrI遺伝子、phrK遺伝子、proA遺伝子、proB遺伝子、rocA遺伝子、rocF遺伝子、sigE遺伝子、sigF遺伝子、sigG遺伝子、sigH遺伝子、sigK遺伝子(spoIVCB〜spoIIIC遺伝子)、skfA遺伝子、ygaC遺伝子、yhaJ遺伝子、yjbM遺伝子、yqfN遺伝子、yrzL遺伝子、yuzB遺伝子、ywpG遺伝子及びこれら遺伝子と実質的に同じ機能を有し、且つこれら遺伝子と塩基配列において90%以上の同一性を有する遺伝子から選ばれる1以上の遺伝子を欠失又は不活性化させて得られる宿主微生物に、ポリ−ガンマ−グルタミン酸合成に関与する遺伝子群のなかで、枯草菌におけるpgsB遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子と、枯草菌におけるpgsC遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子とを導入し、且つ、枯草菌におけるpgsA遺伝子を導入していないことを特徴とする、ポリ−ガンマ−グルタミン酸の生産性を向上させる方法であって、
宿主微生物がバチルス属細菌であり、
pgsB遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子、pgsC遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子がそれぞれ以下の(1)〜(4)に示す遺伝子である、前記方法。
(1)pgsB遺伝子:以下の(a)、(b)又は(c)のタンパク質をコードする遺伝子
(a)配列番号2に示すアミノ酸配列からなるタンパク質
(b)配列番号2に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、アミドリガーゼ活性を有するタンパク質
(c)配列番号2で示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、アミドリガーゼ活性を有するタンパク質
(2)pgsB遺伝子に相当する遺伝子:
配列番号13、19、25又は31に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、アミドリガーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子
(3)pgsC遺伝子:以下の(d)、(e)又は(f)のタンパク質をコードする遺伝子
(d)配列番号4に示すアミノ酸配列からなるタンパク質
(e)配列番号4に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、PgsBタンパク質の共存下でポリ−ガンマ−グルタミン酸を生成する機能を有するタンパク質
(f)配列番号4で示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、PgsBタンパク質の共存下でPGAを生成する機能を有するタンパク質
(4)pgsC遺伝子に相当する遺伝子:
配列番号15、21、27又は33に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、PgsBタンパク質の共存下でポリ−ガンマ−グルタミン酸を生成する機能を有するタンパク質をコードする遺伝子 - pgsB遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子とpgsC遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子が、上記微生物の宿主細胞内で自己複製可能なプラスミド(ベクター)に組み込まれていることを特徴とする請求項1記載のポリ−ガンマ−グルタミン酸の生産性を向上させる方法。
- pgsB遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子とpgsC遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子が、その上流に、微生物において機能を有する転写開始制御領域及び/又は翻訳開始制御領域を有する請求項1又は2記載のポリ−ガンマ−グルタミン酸の生産性を向上させる方法。
- 上記バチルス(Bacillus)属細菌が枯草菌(Bacillus subtilis)である請求項3記載のポリ−ガンマ−グルタミン酸の生産性を向上させる方法。
- 請求項1〜4の何れか1項記載のポリ−ガンマ−グルタミン酸の生産性向上方法を用い
たポリ−ガンマ−グルタミン酸の製造方法。 - 枯草菌におけるackA遺伝子、acoA遺伝子、acoB遺伝子、acoR遺伝子、ahrC遺伝子、ansZ
遺伝子、argC遺伝子、argD遺伝子、argE遺伝子、argF遺伝子、argG遺伝子、argJ遺伝子、asnH遺伝子、asnO遺伝子、carA遺伝子、codY遺伝子、comP遺伝子、comQ遺伝子、comX遺伝子、dhaS遺伝子、gapB遺伝子、glcK遺伝子、glcP遺伝子、glpP遺伝子、gltA遺伝子、gltB遺伝子、gltR遺伝子、licR遺伝子、oppA-F遺伝子(oppABCDF遺伝子オペロン)、phrA遺伝子、phrE遺伝子、phrG遺伝子、phrI遺伝子、phrK遺伝子、proA遺伝子、proB遺伝子、rocA遺伝子、rocF遺伝子、sigE遺伝子、sigF遺伝子、sigG遺伝子、sigH遺伝子、sigK遺伝子(spoIVCB〜spoIIIC遺伝子)、skfA遺伝子、ygaC遺伝子、yhaJ遺伝子、yjbM遺伝子、yqfN遺伝子、yrzL遺伝子、yuzB遺伝子、ywpG遺伝子及びこれら遺伝子と実質的に同じ機能を有し、且つこれら遺伝子と塩基配列おいて90%以上の同一性を有する遺伝子から選ばれる1以上の遺伝子を欠失又は不活性化させて得られる宿主微生物に、ポリ−ガンマ−グルタミン酸合成に関与する遺伝子群のなかで、枯草菌におけるpgsB遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子と、枯草菌におけるpgsC遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子とを導入し、且つ、枯草菌におけるpgsA遺伝子を導入していない、ポリ−ガンマ−グルタミン酸生産能を有する組換え微生物であって、
宿主微生物がバチルス属細菌であり、
pgsB遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子、pgsC遺伝子又は当該遺伝子に相当する遺伝子がそれぞれ以下の(1)〜(4)に示す遺伝子である、前記組換え微生物。
(1)pgsB遺伝子:以下の(a)、(b)又は(c)のタンパク質をコードする遺伝子
(a)配列番号2に示すアミノ酸配列からなるタンパク質
(b)配列番号2に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、アミドリガーゼ活性を有するタンパク質
(c)配列番号2で示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、アミドリガーゼ活性を有するタンパク質
(2)pgsB遺伝子に相当する遺伝子:
配列番号13、19、25又は31に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、アミドリガーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子
(3)pgsC遺伝子:以下の(d)、(e)又は(f)のタンパク質をコードする遺伝子
(d)配列番号4に示すアミノ酸配列からなるタンパク質
(e)配列番号4に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、PgsBタンパク質の共存下でポリ−ガンマ−グルタミン酸を生成する機能を有するタンパク質
(f)配列番号4で示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、PgsBタンパク質の共存下でPGAを生成する機能を有するタンパク質
(4)pgsC遺伝子に相当する遺伝子:
配列番号15、21、27又は33に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換、付加又は挿入されたアミノ酸配列からなり、PgsBタンパク質の共存下でポリ−ガンマ−グルタミン酸を生成する機能を有するタンパク質をコードする遺伝子
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009067076A JP5601782B2 (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 組換え微生物及びポリ−ガンマ−グルタミン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009067076A JP5601782B2 (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 組換え微生物及びポリ−ガンマ−グルタミン酸の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010213664A JP2010213664A (ja) | 2010-09-30 |
JP5601782B2 true JP5601782B2 (ja) | 2014-10-08 |
Family
ID=42973205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009067076A Active JP5601782B2 (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 組換え微生物及びポリ−ガンマ−グルタミン酸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5601782B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5945168B2 (ja) * | 2012-06-08 | 2016-07-05 | 花王株式会社 | 組換え微生物及びそれを用いたポリ−γ−グルタミン酸の製造方法 |
CN115786177B (zh) * | 2021-11-11 | 2024-08-09 | 华中农业大学 | 一种解淀粉芽胞杆菌dt5及其应用 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001017182A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-23 | Nagase & Co Ltd | ポリ−γ−グルタミン酸の製造方法 |
JP2006296268A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Kao Corp | 組換え微生物 |
JP4832153B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-12-07 | 花王株式会社 | 組換え微生物 |
-
2009
- 2009-03-18 JP JP2009067076A patent/JP5601782B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010213664A (ja) | 2010-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5551349B2 (ja) | 組換え微生物及びポリ−ガンマ−グルタミン酸の製造方法 | |
JP5601783B2 (ja) | ポリ−ガンマ−グルタミン酸の分子量調整方法 | |
EP2133416B1 (en) | Recombinant microorganism | |
JP6437737B2 (ja) | 枯草菌変異株及びそれを用いたポリ−γ−グルタミン酸の製造方法 | |
JP5140307B2 (ja) | 組換え微生物 | |
JP5945168B2 (ja) | 組換え微生物及びそれを用いたポリ−γ−グルタミン酸の製造方法 | |
JP5294666B2 (ja) | 組換え微生物 | |
JP4915728B2 (ja) | 組換え微生物 | |
JP6760757B2 (ja) | 枯草菌変異株及びその利用 | |
JP5599153B2 (ja) | ポリ−ガンマ−グルタミン酸の製造方法 | |
JP5513759B2 (ja) | タンパク質又はポリペプチドの生産方法 | |
JP6693723B2 (ja) | 枯草菌変異株及びその利用 | |
JP4850011B2 (ja) | 組換え微生物 | |
JP4839144B2 (ja) | 宿主微生物 | |
JP4832153B2 (ja) | 組換え微生物 | |
JP2006345860A (ja) | 組換えバチルス属細菌 | |
JP5601782B2 (ja) | 組換え微生物及びポリ−ガンマ−グルタミン酸の製造方法 | |
JP5669361B2 (ja) | ポリ−ガンマ−グルタミン酸の調整方法 | |
JP6660718B2 (ja) | 枯草菌変異株及びその利用 | |
JP4842749B2 (ja) | 組換え微生物 | |
JP4643999B2 (ja) | 組換え微生物 | |
JP6088283B2 (ja) | ポリ−ガンマ−グルタミン酸の生産方法 | |
JP4861659B2 (ja) | 組換え微生物 | |
JP2008099660A (ja) | 組換え微生物 | |
JP4842751B2 (ja) | 組換え微生物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140812 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140819 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5601782 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |