JP5601710B2 - 異常検出システム - Google Patents

異常検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP5601710B2
JP5601710B2 JP2010223495A JP2010223495A JP5601710B2 JP 5601710 B2 JP5601710 B2 JP 5601710B2 JP 2010223495 A JP2010223495 A JP 2010223495A JP 2010223495 A JP2010223495 A JP 2010223495A JP 5601710 B2 JP5601710 B2 JP 5601710B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormality
signal
abnormality detection
unit
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010223495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012080669A (ja
Inventor
冬彦 水野
晴人 杉下
重男 大隈
義人 中井
和也 高橋
雄貴 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichicon Capacitor Ltd
Original Assignee
Nichicon Capacitor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichicon Capacitor Ltd filed Critical Nichicon Capacitor Ltd
Priority to JP2010223495A priority Critical patent/JP5601710B2/ja
Publication of JP2012080669A publication Critical patent/JP2012080669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5601710B2 publication Critical patent/JP5601710B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は、複数の種類の異常を検出する異常検出システムに関し、特に、車両に搭載されたバッテリーを充電する充電システムにおいて各種異常を検出する異常検出システムに関する。
従来から、車両に搭載されたバッテリーを充電する充電システムは、バッテリーの温度を検出する温度検出部、バッテリーの端子電圧を検出する電圧検出部、およびバッテリーの充電電流を検出する電流検出部等を有する異常検出システムを備えている。この異常検出システムでは、各検出部による検出の結果が制御部としてのマイコンに入力される。そして、マイコンは、入力された検出結果に基づいてバッテリーの異常の有無を判断する(例えば、特許文献1参照)。
上記異常検出システムは、一般に、図7(A)に示す構成を有している。具体的には、異常検出システム100Aは、3つの検出部(温度検出部8a、電圧検出部8b、電流検出部8c)がマイコン2の読取ポートA〜Cに1対1で接続されており、マイコン2が各読取ポートA〜Cを通じて周期的に各検出部8a〜8cの出力値を読み取ることで、バッテリーの異常を検出している。
また、充電システムは、異常検出システム100Aとは異なるタイプの異常検出システムを備える場合もある。例えば、図7(B)に示す異常検出システム100Bは、検出部自体が異常検出機能を有し、3つの異常検出部(温度異常検出部9a、電圧異常検出部9b、電流異常検出部9c)がマイコン2の割込ポートA〜Cに1対1で接続されている。
この異常検出システム100Bでは、各割込ポートA〜Cに入力されている各異常検出部9a〜9cの出力信号が未検出信号(例えば、Lレベル)から検出信号(例えば、Hレベル)に変化することによりマイコン2が割り込みを受け付け、マイコン2側において異常の有無が早期に把握される。
特開2009−173231号公報
しかしながら、従来の異常検出システム100Aは、異常を検出したい特性項目の数(検出部の数)が増加すると周期的に監視しなければならない読取ポートの数が増加し、マイコン2の処理負担が増加してしまうという問題があった。
また、異常検出システム100Bは、異常を検出したい特性項目の数(異常検出部の数)だけ割込ポートを占有するので、他の制御で使用することができる割込ポートの数が減ってしまうという問題があった。
これらの問題は、処理能力が高いマイコンを使用するか、または多くの割込ポートを有するマイコンを使用することにより、容易に解決することができるとも考えられる。しかしながら、このようなマイコンは一般に高価なので、コストが増加するという別の問題を招き、好ましくない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、異常を検出する項目数が増えても、安価に構成できる異常検出システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る異常検出装置は、異常を検出すると、出力する信号を未検出信号から検出信号に変化させるn個(ただし、nは2以上の正の整数)の異常検出部と、n個の異常検出部の全てから未検出信号が出力されている場合は正常信号を出力し、n個の異常検出部の少なくとも1個から検出信号が出力されている場合は異常信号を出力する論理演算部と、論理演算部の出力信号が入力される1個以上かつn−1個以下の異常検出用の割込ポートとn個の異常検出部の各々につながるn個の読取ポートとを少なくとも有し、論理演算部の出力信号が正常信号から異常信号に変化すると、n個の読取ポートを通じて異常検出部のそれぞれから出力されている信号を読み取り、読み取ったn個の信号に基づいて発生した異常の種別を特定する制御部と、制御部において特定された異常の種別に関するデータをシステム外部に送信する出力部とを備え、m個(ただし、mはn−1未満の正の整数)の異常検出部の各々が、制御部がn個の信号のすべてを読み取り終えるまで検出信号を出力させ続けるようにラッチ期間が設定された第1のラッチ部を有し、論理演算部が、出力部がデータを送信し終えるまで異常信号を出力させ続けるようにラッチ期間が設定された第2のラッチ部を有していることを特徴としている。
この構成では、各異常検出部の出力信号が論理演算部によって1つの信号にまとめられた後に制御部(マイコン)の割込ポートに入力されるので、必要な割込ポートの数は1個でよい。また、この構成では、いずれかの異常検出部で異常が検出されると論理演算部の出力信号が変化して割り込みが発生するので、各異常検出部の出力信号を周期的に読み取って監視する必要がない。したがって、この構成によれば、異常を検出する項目数が多い場合においても、処理能力が高い制御部を使用したり、多くの割込ポートを有する制御部を使用したりする必要がないので、安価な異常検出システムを実現することができる。
また、この構成では、第1のラッチ部を有していない異常検出部によって異常が検出された場合であっても、論理演算部が有する第2のラッチ部によって異常信号が長時間にわたって出力され続ける。したがって、この構成によれば、割り込みを発生させるためだけでなく、例えば、電源ラインに介装されたリレー(図1参照)をON/OFFさせるための信号としても論理演算部の出力信号を利用することができる。
また、上記異常検出システムは、論理演算部の出力信号が正常信号から異常信号に変化したにもかかわらず、読取ポートを通じて読み取った信号に検出信号が含まれていない場合に、制御部が当該異常検出システム自体に異常が発生したことを検出するよう構成してもよい。
また、上記異常検出システムは、例えば、電気自動車に搭載されたバッテリーを充電するための充電システムに備えられ、n個の異常検出部が、バッテリーの温度に関する異常を検出する温度異常検出部と、バッテリーの電圧に関する異常を検出する電圧異常検出部と、バッテリーの充電電流に関する異常を検出する電流異常検出部とを含むよう構成してもよい。
本発明によれば、異常を検出する項目数が増えても、安価に構成可能な異常検出システムを提供することができる。
本発明に係る異常検出システムを含む充電システムのブロック図である。 第1実施形態に係る異常検出システムのブロック図である。 第1実施形態に係る異常検出システムにおけるマイコンの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る異常検出システムの動作の具体的一例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係る異常検出システムのブロック図である。 第2実施形態に係る異常検出システムの動作の具体的一例を示すタイミングチャートである。 従来の異常検出システムのブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る異常検出システムの好ましい実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず始めに、図1を参照して、第1実施形態に係る異常検出システムを備えた充電システムの全体構成について説明する。
充電システム10は電動車両に搭載され、走行用モーター11を駆動するインバーター12に一対の電源ラインを介して直流電力を供給するバッテリー13と、バッテリー13の近傍に配置されたバッテリー制御ユニット14と、車両外部から供給される交流電力を所定の直流電力に変換してバッテリー13を充電する車載充電器17と、車載充電器17を制御する充電制御ユニット16とを備えている。
同図に示すように、充電システム10の各部は、CAN通信ライン15で相互に接続されており、このCAN通信ライン15を介して各種データの送受信が可能となっている。また、CAN通信ライン15には、車両全体の各種制御を司る車両制御ユニット19も接続されている。
本実施形態に係る異常検出システム1Aは、充電制御ユニット16内に備えられている。異常検出システム1Aは、バッテリー3の充電電流、温度および電圧に関する情報をバッテリー13近傍において取得し、充電中のバッテリー13に異常が発生しているか否かを検出する。そして、異常を検出した場合は、電源ラインに介装されたリレー18をOFFにしてバッテリー13への電力供給を遮断したり、異常が発生した旨と異常の種別を、CAN通信ライン15を介して車両制御ユニット19に通知したりする。
図2に、本実施形態に係る異常検出システム1Aのブロック図を示す。
同図に示すように、異常検出システム1Aは、主に、異常の有無に応じた信号を出力する3つの異常検出部3a、3b、3cと、各異常検出部3a、3b、3cの出力信号を1つにまとめる論理演算部5と、少なくとも1個の割込ポート、および少なくとも3個の読取ポートA〜Cを有するマイコン2とを備える。このうち、マイコン2は、本発明の“制御部”に相当する。異常検出システム1Aは、出力部6をさらに備えていてもよい。
温度異常検出部3aは、バッテリー13の温度に関する情報を取得して、当該温度が所定の閾値よりも高い(または、低い)か否かにより異常を検出する。そして、異常を検出した場合、温度異常検出部3aは、出力する信号を例えばLレベルの未検出信号からHレベルの検出信号に変化させる。
電圧異常検出部3bは、バッテリー13の電圧に関する情報を取得して、当該電圧が所定の閾値よりも高い(または、低い)か否かにより異常を検出する。そして、異常を検出した場合、電圧異常検出部3bは、出力する信号を例えばLレベルの未検出信号からHレベルの検出信号に変化させる。
同様に、電流異常検出部3cは、バッテリー13の充電電流に関する情報を取得して、当該充電電流が所定の閾値よりも多い(または、少ない)か否かにより異常を検出する。そして、異常を検出した場合、電流異常検出部3cは、出力する信号を例えばLレベルの未検出信号からHレベルの検出信号に変化させる。
本実施形態では、各異常検出部3a、3b、3cがそれぞれラッチ部4a、4b、4cを有している。ラッチ部4a、4b、4cによれば、温度等が正常に戻った後においても、所定期間(ラッチ解除指令がなされるまでの間)は検出信号を出力させ続けることができる。
論理演算部5は、各異常検出部3a、3b、3cの全てから未検出信号が出力されている場合は例えばLレベルの正常信号を出力し、各異常検出部3a、3b、3cの少なくとも1個から検出信号が出力されている場合は例えばHレベルの異常信号を出力する。このような論理演算部5の機能は、論理和回路(OR回路)により容易に実現することができる。
なお、各異常検出部3a、3b、3cから出力される未検出信号がHレベル、検出信号がLレベルの場合は、否定論理積回路(NAND回路)により上記論理演算部5の機能を実現することができる。
マイコン2は、割込ポートに論理演算部5の出力信号が入力されるとともに、3個の読取ポートA〜Cを通じて各異常検出部3a、3b、3cの出力信号を読み取ることができる。
図2から明らかなように、各異常検出部3a、3b、3cと読取ポートA〜Cは1対1の関係を有しているので、異常を検出したい特性項目の数、すなわち異常検出部の数が増加すると、それに伴って必要な読取ポートの数も増加する。一方、必要な割込ポートの数は、異常検出部の数に依存しない。
マイコン2は、図3に示すフローチャートにしたがって動作する。より詳しくは、マイコン2は、割込ポートに入力されている論理演算部5の出力信号が正常信号から異常信号に変化することによる割り込みが発生するまでの間は、ステップS1の判定を繰り返し実行し、割り込みが発生すると、ステップS2〜S9の割り込み処理を実行する。
割り込み処理においては、まず、読取ポートAを通じて温度異常検出部3aの出力信号を読み取ることにより、バッテリー13の温度が異常であるか否かを判定する(ステップS2)。そして、温度が異常である場合、すなわち出力信号がHレベルの検出信号である場合は、温度異常フラグをONにし(ステップS3)、ステップS4に進む。一方、温度が異常でない場合は、ステップS3を実行することなく、ステップS4に進む。
ステップS4では、読取ポートBを通じて電圧異常検出部3bの出力信号を読み取ることにより、バッテリー13の電圧が異常であるか否かを判定する。そして、電圧が異常である場合、すなわち出力信号がHレベルの検出信号である場合は、電圧異常フラグをONにし(ステップS5)、ステップS6に進む。一方、電圧が異常でない場合は、ステップS5を実行することなく、ステップS6に進む。
ステップS6では、読取ポートCを通じて電流異常検出部3cの出力信号を読み取ることにより、バッテリー13の充電電流が異常であるか否かを判定する。そして、充電電流が異常である場合、すなわち出力信号がHレベルの検出信号である場合は、電流異常フラグをONにし(ステップS7)、ステップS8に進む。一方、充電電流が異常でない場合は、ステップS7を実行することなく、ステップS8に進む。
通常は、この時点で1つ以上の異常フラグがONになるが、異常検出システム1A自体に異常が発生している場合、例えば、マイコン2の割込ポートや論理演算部5に異常が発生している場合は、全ての異常フラグがOFFになることも考えられる。
そこで、本実施形態に係る異常検出システム1Aでは、さらに全異常フラグがOFFであるか否かの判定を行い(ステップS8)、全異常フラグがOFFである場合は検出異常フラグをONにする(ステップS9)。
上記割り込み処理(ステップS2〜S9)が終了すると、少なくとも1つの異常フラグがONになる。したがって、本実施形態に係る異常検出システム1Aによれば、異常フラグを参照することにより、異常の種別を特定することができる。
再び図1および図2を参照して、出力部6は、論理演算部5の出力信号に基づいてリレー18を速やかにON/OFFさせる。これにより、異常発生時にバッテリー13への電力供給が続けられることによるバッテリー13の劣化(破損)を防ぐことができる。
また、出力部6は、異常が発生した旨とマイコン2において特定された異常の種別とを所定フォーマットのデータフレームとしてCAN通信ライン15上に送信する。出力部6からのデータを受信した車両制御ユニット19は充電を停止させる必要があるか否かを判断し、必要があればCAN通信ライン15を介して各部に充電停止指令に関するデータを送信する。
続いて、図4に示すタイミングチャートを参照しつつ、本実施形態に係る異常検出システム1Aの動作の具体例について説明する。なお、本具体例では、時間tにおいて継続時間Δtを有する充電電流異常が発生し、時間tにおいて継続時間Δtを有する温度異常と継続時間Δtを有する電圧異常とが発生するものとする。
また、本具体例では、割り込み発生からマイコン2が全ての出力信号を読み取り終えるまでに時間Δtを要するものとし、割り込みが発生してから出力部6がデータを送信し終えるまでに時間Δtoを要するものとし、さらに、ラッチ部4a、4b、4cによるラッチは、所定期間経過後に解除されるものとする。
図4に示すように、時間tにおいて充電電流異常が発生すると(波形C)、電流異常検出部3cの出力信号が未検出信号から検出信号に変化し(波形F)、論理演算部5の出力信号が正常信号から異常信号に変化する(波形G)。
これにより、時間ti1において割り込みが発生し、温度異常検出3aの出力信号(未検出信号)、電圧異常検出3bの出力信号(未検出信号)および電流異常検出3cの出力信号(検出信号)を順次読み取る割り込み処理が行われ、異常の種別が「充電電流異常」に特定された後、時間tにおいて出力部6から充電電流異常が発生した旨のデータが送信される(波形H)。
電流異常検出部3cの検出信号は、その後、時間tにおいてラッチ解除される(波形F)。これにより、論理演算部5の出力信号は正常信号に戻る(波形G)。
また、時間tにおいて温度異常および電圧異常が同時に発生すると(波形A、B)、温度異常検出部3aと電圧異常検出部3bの出力信号が未検出信号から検出信号に変化し(波形D、E)、論理演算部5の出力信号が正常信号から異常信号に変化する(波形G)。
これにより、時間ti2において割り込みが発生し、温度異常検出3aの出力信号(検出信号)、電圧異常検出3bの出力信号(検出信号)および電流異常検出3cの出力信号(未検出信号)を順次読み取る割り込み処理が行われ、異常の種別が「温度異常」および「電圧異常」に特定された後、時間tにおいて出力部6から温度と電圧の異常が発生した旨のデータが送信される(波形H)。
温度異常検出部3aおよび電圧異常検出部3bの検出信号は、その後、時間tにおいてラッチ解除される(波形D、E)。これにより、論理演算部5の出力信号は正常信号に戻る(波形G)。
[第2実施形態]
次に、図5および図6を参照して、第2実施形態に係る異常検出システムについて説明する。第1実施形態に係る異常検出システム1Aと同様に、第2実施形態に係る異常検出システム1Bは、充電システム10の充電制御ユニット16内に備えられている。
図5に、本実施形態に係る異常検出システム1Bのブロック図を示す。同図に示すように、異常検出システム1Bは、温度異常検出部3aおよび電圧異常検出部3bがラッチ部(本発明の“第1のラッチ部”に相当)を有していない点において異常検出システム1Aと異なっている。
このため、本実施形態に係る異常検出システム1Bでは、例えば、温度が閾値を超えることにより温度異常検出部3aの出力信号が検出信号に変化した後に温度が閾値を下回ると、出力信号は直ちに検出信号に戻る。すなわち、バッテリー13の温度と電圧に関しては、異常が発生している期間に限って各異常検出部3a、3bから検出信号が出力される。
また、異常検出システム1Bは、論理演算部5がラッチ部7(本発明の“第2のラッチ部”に相当)を有している点において異常検出システム1Aと異なっている。このため、異常検出システム1Bでは、論理演算部5の出力信号が正常信号から異常信号に変化すると、全異常検出部3a、3b、3cの出力信号が未検出信号となった後においても、所定期間(ラッチ解除指令がなされるまでの間)は異常信号が出力され続ける。
続いて、図6に示すタイミングチャートを参照しつつ、異常検出システム1Aとは異なる構成とした理由について説明する。なお、図6に示す動作の前提となる条件は図4に示す動作の条件と同じなので、ここでは説明を省略する。
まず、温度異常検出部3aおよび電圧異常検出部3bのラッチ部を省略したのは、温度異常と電圧異常の継続時間Δt、Δt(波形A、B)は、マイコン2が全ての出力信号を読み取り終えるまでの時間Δt(波形F)よりも十分に長いと想定されるからである。ラッチ部を省略することができれば、異常検出部の構成を簡略化することができる。
一方、充電電流異常については、継続時間Δt(波形C)がΔt(波形F)よりも短いことが想定されるため、電流異常検出部3c内にラッチ部4cを設けている。これにより、マイコン2は、検出信号を確実に読み取ることができる。
また、論理演算部5にラッチ部7を設けたのは、出力部6がデータを送信し終えるまでの間、論理演算部5に異常信号を出力させ続けるためである。送信が終了する前に論理演算部5の出力信号が正常信号に戻ると、車両制御ユニット19に異常の発生が通知される前にリレー18がONされ、再び充電が開始されるので、バッテリー13が劣化するおそれがある。
本具体例では、温度異常と電圧異常の継続時間Δt、Δt(波形A、B)がΔt(波形H)よりも短い。このため、論理演算部5にラッチ部7を設け、異常信号を時間tまで出力させ続ける必要がある。なお、ラッチの解除は、例えば、マイコン2が他の処理を完了した後に、マイコン2の出力ポートから解除信号を送信することで達成される。
結局、本実施形態に係る異常検出システム1Bでは、温度異常検出部3aおよび電圧異常検出部3bのラッチ部を省略したために、論理演算部5にラッチ部7を設ける必要が生じている。しかしながら、異常検出システム1Bは、システム全体としてはラッチ部が1つ省略されている。したがって、異常検出システム1Bによれば、第1実施形態に係る異常検出システム1Aよりもさらに構成を簡略化することができ、コストを低減することができる。
なお、この作用効果を得るためには、全異常検出部の数n(ただし、nは正の整数)と、ラッチ部を有している異常検出部の数m(ただし、mは正の整数)が、“m<n−1”の関係を満たしている必要がある。すなわち、ラッチ部を有していない異常検出部の数が2以上であることが必要である。
以上、本発明に係る異常検出システムの好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記の構成に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、バッテリー13の温度、電圧、充電電流の異常を検出したが、もちろん他の異常を検出してもよい。他の異常を検出する場合は、その異常の継続時間がどの程度であるのかを想定し、異常検出部にラッチ部を設けるか否かを決定する必要がある。
また、上記実施形態では、割り込み処理として各異常検出部の出力信号を順次読み取ることとしたが、全異常検出部の出力信号を同時に読み取ってもよい。
1A、1B 異常検出システム
2 マイコン(制御部)
3a 温度異常検出部
3b 電圧異常検出部
3c 電流異常検出部
4a、4b、4c ラッチ部(第1のラッチ部)
5 論理演算部
6 出力部
7 ラッチ部(第2のラッチ部)
10 充電システム
11 モーター
12 インバーター
13 バッテリー
14 バッテリー制御ユニット
15 CAN通信ライン
16 充電制御ユニット
17 車載充電器
18 リレー
19 車両制御ユニット

Claims (3)

  1. 異常を検出すると、出力する信号を未検出信号から検出信号に変化させるn個(ただし、nは2以上の正の整数)の異常検出部と、
    前記n個の異常検出部の全てから前記未検出信号が出力されている場合は正常信号を出力し、前記n個の異常検出部の少なくとも1個から前記検出信号が出力されている場合は異常信号を出力する論理演算部と、
    前記論理演算部の出力信号が入力される1個以上かつn−1個以下の異常検出用の割込ポートと前記n個の異常検出部の各々につながるn個の読取ポートとを有し、前記論理演算部の出力信号が前記正常信号から前記異常信号に変化すると、前記n個の読取ポートを通じて前記n個の異常検出部のそれぞれから出力されている信号を読み取り、読み取った前記n個の信号に基づいて発生した異常の種別を特定する制御部と、
    前記制御部において特定された前記異常の種別に関するデータをシステム外部に送信する出力部と
    を備え
    m個(ただし、mはn−1未満の正の整数)の前記異常検出部の各々が、前記制御部が前記n個の信号のすべてを読み取り終えるまで前記検出信号を出力させ続けるようにラッチ期間が設定された第1のラッチ部を有し、
    前記論理演算部が、前記出力部が前記データを送信し終えるまで前記異常信号を出力させ続けるようにラッチ期間が設定された第2のラッチ部を有している
    ことを特徴とする異常検出システム。
  2. 前記論理演算部の出力信号が前記正常信号から前記異常信号に変化したにもかかわらず、前記読取ポートを通じて読み取った信号に前記検出信号が含まれていない場合に、前記制御部が、当該異常検出システム自体に異常が発生したことを検出することを特徴とする請求項1に記載の異常検出システム。
  3. 電気自動車に搭載されたバッテリーを充電するための充電システムに備えられ、
    前記n個の異常検出部が、前記バッテリーの温度に関する異常を検出する温度異常検出部と、前記バッテリーの電圧に関する異常を検出する電圧異常検出部と、前記バッテリーの充電電流に関する異常を検出する電流異常検出部とを含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の異常検出システム。
JP2010223495A 2010-10-01 2010-10-01 異常検出システム Active JP5601710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010223495A JP5601710B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 異常検出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010223495A JP5601710B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 異常検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012080669A JP2012080669A (ja) 2012-04-19
JP5601710B2 true JP5601710B2 (ja) 2014-10-08

Family

ID=46240267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010223495A Active JP5601710B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 異常検出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5601710B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102135996B1 (ko) * 2016-10-05 2020-07-20 주식회사 엘지화학 배터리 보호 시스템 및 방법
CN108958159A (zh) * 2018-07-20 2018-12-07 河南中烟工业有限责任公司 一种包装机质检系统的自检自控方法及装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3335779B2 (ja) * 1994-08-30 2002-10-21 株式会社東芝 プラント性能監視システム
JP3724764B2 (ja) * 1997-10-31 2005-12-07 東芝電池株式会社 電池残量測定装置
JP2002055830A (ja) * 2000-05-29 2002-02-20 Seiko Epson Corp 割込信号生成装置及び割込信号の生成方法
JP2006172819A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具の点灯制御回路
KR100669470B1 (ko) * 2005-12-22 2007-01-16 삼성에스디아이 주식회사 배터리의 soo 보정 방법 및 이를 이용한 배터리 관리시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012080669A (ja) 2012-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5355224B2 (ja) 複数組電池の電圧監視装置
JP2016197115A (ja) 電池システムおよび電池監視装置
US20130162213A1 (en) Voltage equalizer for battery pack
JP5331656B2 (ja) 電源装置
JP2011127969A (ja) 二次電池装置および車両
JP2010218277A5 (ja)
CN102431549A (zh) 用于车辆的电子控制设备
EP2830175A2 (en) Inverter control apparatus and control method thereof
WO2018180520A1 (ja) 監視装置および蓄電システム
JP2010281717A (ja) 複数組電池の電圧監視装置
JP2011134578A (ja) 多直列リチウムイオン二次電池情報伝達システム
JP5392338B2 (ja) 電池監視装置
JP5601710B2 (ja) 異常検出システム
EP2713174A1 (en) Method and apparatus for diagnosing faults in a battery pack, and power relay assembly using same
JP6787705B2 (ja) 異常検出装置、および組電池システム
JP2015156793A (ja) 電池システムおよび電池監視装置
CN107636480A (zh) 电池组状态并行监控装置
JP5146514B2 (ja) 切替装置、切替装置制御方法、切替装置制御プログラム
JP2021197800A (ja) 車載用電池制御装置
JP2009207253A (ja) バッテリ充電システム及びバッテリ充電方法
JP5897941B2 (ja) 2次電池の充放電検査装置
JP6005445B2 (ja) 電池システム監視装置
JP4770723B2 (ja) 二次電池の単電池状態検出方法
JP5910538B2 (ja) 電池監視装置
CN110506213B (zh) 使用声音传感器诊断接触器的系统和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140813

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5601710

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250