JP5600265B2 - テレビドアホンシステム - Google Patents

テレビドアホンシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5600265B2
JP5600265B2 JP2010066502A JP2010066502A JP5600265B2 JP 5600265 B2 JP5600265 B2 JP 5600265B2 JP 2010066502 A JP2010066502 A JP 2010066502A JP 2010066502 A JP2010066502 A JP 2010066502A JP 5600265 B2 JP5600265 B2 JP 5600265B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
unit
video signal
camera
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010066502A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011199752A (ja
Inventor
益典 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiphone Co Ltd filed Critical Aiphone Co Ltd
Priority to JP2010066502A priority Critical patent/JP5600265B2/ja
Publication of JP2011199752A publication Critical patent/JP2011199752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5600265B2 publication Critical patent/JP5600265B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Description

本発明は、子機のカメラにて撮像された被写体の映像信号を親機のモニタに出画させるテレビドアホンシステムに係り、特に、映像信号に発生するゴースト、フレア、ハレーション等の光学的な有害因子を補正する機能を備えたテレビドアホンシステムに関する。
近年、防犯性を高めることが要望とされるテレビドアホンシステムによれば、例えば、来訪者からの呼出時において、子機のカメラにて撮像された被写体の映像信号を親機のモニタに出画させ、この出画映像をもとに来訪者の判別を行う居住者が応答して通話を成立させる態様や、居住者が不在の場合には被写体の映像信号を予め記憶させておき、帰宅時等において再生することで来訪者の判別を行う態様が広く適用されている。
ここで、子機のカメラにて撮像された被写体の映像信号にゴースト、フレア、ハレーション等の光学的な有害因子が発生すると、出画映像の視認性が著しく低下するため、これを解消するにあたっては、高価な特殊レンズが必要であった。
また、具体的な解消手段としては、多種・多様なカメラ毎に個別の画像処理を行い、視認性を向上させる手段が提案されており、例えば、ヘッドランプのような車両搭載の照明に起因するフレア・ゴースト・ハレーション対策に画像処理を行う手段を有するカメラシステムが開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2007−28540号公報
しかしながら、前述のように防犯性を高めるにあたって、背景技術に記載された特許文献1のカメラシステムに適用される撮像機能は、通常、固定設置される広角カメラのため、太陽光等の強い光が映り込み、特に、玄関が高所にある住戸では、より強い逆光状態になってしまい、子機の設置場所によって逆光状態の強い状態となり、例えば、車両搭載のヘッドランプと比較して、太陽光等の光源がフレア・ゴースト・ハレーションの発生源になる場合が多い難点があった。また、太陽光の位置は、時々刻々と変化するばかりでなく、季節に対応してもその高度が異なるため、予め設定された補正パターンでは十分に対応できない虞もあった。
本発明は、これらの難点を解消するためにされたもので、子機のカメラにて撮像される被写体の映像信号について、逆光状態においても変化していく太陽光等の光源位置を算出し、この映像信号に発生するゴースト、フレア、ハレーション等の光学的な有害因子を補正することにより、親機のモニタに出画される映像信号の視認性を向上させたテレビドアホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるテレビドアホンシステムは、被写体の映像を撮像するためのカメラを有する子機と、子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのモニタを有する親機とを備えるテレビドアホンシステムである。カメラは、被写体からの光線が入射されるレンズ部と、被写体からの光線を光電変換するための撮像素子と、撮像素子にて光電変換された電気信号をデジタル信号処理し、被写体の映像信号を生成するためのDSPとを有しており、カメラのDSPにて生成された被写体の映像信号のうち原画像の映像信号を記憶するための映像記憶回路と、映像記憶回路から読み出される原画像の映像信号から補正すべき画素を算出するための補正候補画素算出回路と、補正候補画素算出回路にて算出された画素の分布状況より補正パターン判定回路で判定される補正パターンのパターン番号がパラメータとして送出されてくる補正パターン記憶部から当該パラメータに対応して読み出される補正パターンによって生成される補正信号と原画像の映像信号との加算処理を行うために補正処理部を制御し、カメラのDSPにて生成された被写体の映像信号に発生する光学的な有害因子を補正して視認性の高い映像信号をモニタに出画させるための補正方法記憶回路と、補正パターン記憶部から読み出される補正パターンで補正方法記憶回路によって制御される補正処理部の動作を開始するための補正開始操作部と、補正開始操作部の操作を検出したとき補正方法記憶回路による補正処理部への動作を開始する制御を行う補正指令部とを備えている。
また、本発明の第2の態様であるテレビドアホンシステムは、本発明の第1の態様において、補正指令部は、パラメータとしての光源の位置情報を指定するために操作される光源位置情報入力部の当該操作を検出するものである。
本発明のテレビドアホンシステムによれば、子機のカメラにて撮像される被写体の映像信号について、その画素毎に太陽光等の光源の位置を親機の補正制御部にて算出し、この映像信号に発生するゴースト、フレア、ハレーション等の光学的な有害因子を補正処理部にて補正することにより、逆光状態においても時々刻々と位置が変化し、季節に対応してもその高度が異なる太陽光等が光源であっても、親機のモニタに出画される映像の視認性を向上させることができる。
また、本発明のテレビドアホンシステムによれば、子機のカメラにて撮像される被写体の映像信号について、その画素毎に太陽光等の光源の位置を当該子機の補正制御部にて算出し、この映像信号に発生するゴースト、フレア、ハレーション等の光学的な有害因子を補正処理部にて補正することにより、逆光状態においても時々刻々と位置が変化し、季節に対応してもその高度が異なる太陽光等が光源であっても、親機のモニタに出画される映像の視認性を向上させることができる。
さらに、本発明のテレビドアホンシステムによれば、親機のモニタに出画される映像を確認しながら光源位置情報入力部を操作すると、この操作を検出した補正指令部の制御により、光源の位置情報を容易に指定できる
本発明の第1、第2の各実施例によるテレビドアホンシステムの全体構成を示すシステム説明図。 本発明の第1の実施例によるテレビドアホンシステムの具体的な構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施例によるテレビドアホンシステムの具体的な構成を示すブロック図。 本発明の第1、第2の各実施例によるテレビドアホンシステムにおいて適用される信号処理アルゴリズムを示すフローチャート図。 本発明の第1、第2の各実施例によるテレビドアホンシステムにおいて適用される信号処理の補正パターン判定図。
以下、本発明のテレビドアホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1、第2の各実施例によるテレビドアホンシステムの全体構成を示すシステム説明図である。このテレビドアホンシステムは、例えば、住戸玄関等の住戸外に設置され、被写体の映像を撮像するためのカメラ10を有する子機(以下、第1、第2の各子機という。)1a、1bと、例えば、住戸内に設置され、伝送路Lを経由して接続される第1、第2の各子機1a、1bのカメラ10にて撮像された映像を出画するためのモニタ20を有する親機(以下、第1、第2の各親機という。)2a、2bとが備えられている。
なお、第1、第2の各子機1a、1bには、前述のカメラ10のような映像撮像機能のみならず、被写体である来訪者が居住者を呼び出すための呼出機能、例えば、呼出ボタンと、来訪者が居住者との間で通話を成立させるための通話機能、例えば、子機マイク及び子機スピーカとが備えられるものであり、本実施例において、これら呼出機能及び通話機能の図示及び詳細な説明については省略するものとする。また、第1、第2の各親機2a、2bは、前述のモニタ20のような映像出画機能のみならず、来訪者からの呼び出しを報知するための呼出報知機能、例えば、親機スピーカと、居住者が来訪者からの呼び出しに応答して通話を成立させるための応答・通話機能、例えば、通話ボタン、親機マイク及び親機スピーカとが備えられるものであり、本実施例において、これら呼出報知機能及び応答・通話機能の図示及び詳細な説明については省略するものとする。
次に、第1の子機1a及び第1の親機2aを有する第1の実施例によるテレビドアホンシステムの具体的な構成について、図2のブロック図を参照して説明する。
図2において、第1の子機1aには、前述のカメラ10と、変調部11a及び子機インターフェース(以下、同様なインターフェースについては、「I/F」という。)12aとが備えられている。
この子機1aにおいて、カメラ10は、被写体からの光線が入射されるレンズ部100と、レンズ部100に入射された光線を光電変換するための撮像素子101と、撮像素子101にて光電変換された電気信号をデジタル信号処理し、被写体の映像信号を生成するにあたり、撮像素子101のパラメータ設定を行うためのDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)102と、レンズ部100から撮像素子101への(光線の)入射量を調整するための絞り部103とを有している。
変調部11aは、カメラ10のDSP102にて生成された映像信号を変調(FM変調)するためのものである。また、子機I/F12aは、変調部11aから伝送路Lへの信号伝送ラインを形成するためのものである。
次に、第1の親機2aは、前述のモニタ20と、復調部21a、補正処理部22、補正パターン記憶部23、補正制御部24、補正開始操作部25、補正指令部26、光源位置情報入力部27、補正レベル調節部28及び親機I/F29aとが備えられている。
この親機2aにおいて、復調部21aは、第1の子機1aから伝送路Lを経由して伝送されてくる映像信号を復調(FM復調)し、復調された映像信号を補正処理部22及び補正制御部24の後述する映像記憶回路240にそれぞれ送出するためのものである。
補正処理部22は、第1の子機1aから伝送路Lを経由して伝送されてくる映像信号に発生するゴースト、フレア、ハレーション等の光学的な有害因子を補正するためのものである。また、補正パターン記憶部23は、補正処理部22にて実行される補正パターンを記憶するためのものであり、例えば、RAM、EEPROM等の各種の記憶媒体で構成されている。また、補正制御部24は、補正パターン記憶部23から読み出される補正パターンにより補正処理部22を制御するためのものである。また、補正開始操作部25は、補正制御部24による補正処理部22への動作制御を開始するために操作されるものであり、補正指令部26は、補正開始操作部25の当該操作を検出し、補正制御部24が能動となるように制御するものであって、この補正制御部24及び補正処理部22にそれぞれ接続されている。
補正制御部24は、その具体的な構成として、映像記憶回路240、補正候補画素算出回路241、補正パターン判定回路242及び補正方法記憶回路243を有している。
この補正制御部24において、映像記憶回路240は、第1の子機1aから伝送路Lを経由して伝送され、復調部21aにて復調された映像信号のうち原画像の映像信号を記憶するためのものである。また、補正候補画素算出回路241は、映像記憶回路240から読み出される原画像の映像信号から補正すべき画素を算出するためのものである。また、補正パターン判定回路242は、補正候補画素算出回路241にて算出された画素の分布状況により、補正パターンのパターン番号、輝度情報、(太陽光等の)光源3の位置情報等の各種パラメータを判定して補正パターン記憶部23に送出するためのものである。さらに、補正方法記憶回路243は、補正パターン判定回路242からの各種パラメータに対応して補正パターン記憶部23から読み出される補正パターンを記憶し、補正処理部22を制御する補正信号を生成するためのものであり、例えば、RAM、EEPROM等の各種の記憶媒体で構成されている。
光源位置情報入力部27は、補正指令部26により操作検出され、モニタ20の出画映像を確認しながら光源3の位置情報を指定するためのものである、また、補正レベル調節部28は、補正指令部26により操作検出され、モニタ20の出画映像を確認しながら補正処理部22にて実行される補正の当該補正レベルを調節するためのである。なお、光源位置情報入力部27、補正レベル調節部28及び前述の補正開始操作部25はそれぞれ、図1に示すような独立した操作ボタンの態様、又はモニタ20の前面に設けられるタッチパネルの態様等が好適とされる。
親機I/F29aは、伝送路Lから復調部21aへの信号伝送ラインを形成するためのものである。
このように構成された本発明の第1の実施例によるテレビドアホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について、図1及び図2と、図4のフローチャート図及び図5の補正パターン判定図とをそれぞれ参照して説明する。
図1及び図2において、例えば、来訪者による第1の子機1aからの呼び出しがあると、カメラ10の駆動が開始される(ステップST1)。このカメラ10は、被写体である来訪者の映像を撮像するにあたって、DSP102のパラメータ設定により、レンズ部100、絞り部103を順次経由して撮像素子101上に結像された光線の光電変換を行う。また、DSP102は、撮像素子101にて光電変換された電気信号をデジタル信号処理し、被写体の映像信号を生成する。この映像信号は、変調部11aにて変調された後、子機I/F12a、伝送路L、第1の親機2aの親機I/F29aを経由して復調部21aに伝送される。
第1の親機2aの復調部21aは、第1の子機1aから伝送されてきた映像信号を復調し、復調された映像信号を補正処理部22及び補正制御部24の映像記憶回路240にそれぞれ送出する(ステップST2)。
なお、前述のような来訪者による第1の子機1aからの呼び出しがあったとき、その呼出時においては、通常、補正処理部22及び補正制御部24の各動作は停止されているため、復調部21aにて復調された映像信号がモニタ20に伝送され、被写体である来訪者の映像信号の出画が開始されることになる。
次に、前述のような第1の親機2aのモニタ20への映像の出画動作が開始されたとき、この出画映像を視認している居住者にとって例えば、視認性が低いと感じられた場合、補正開始操作部25を操作すると、当該操作を検出した補正指令部26は、補正制御部24が能動となるように制御する。
ここで、第1の親機2aの補正制御部24において、映像記憶回路240は、復調部21aにて復調された映像信号のうち、例えば、前述の呼出時にモニタ20に最初のフレームで出画された映像信号を原画像の映像信号として検出し、記憶する。その後、補正候補画素算出回路241は、映像記憶回路240から読み出した原画像の映像信号をもとに、補正すべき画素を算出して補正パターン判定回路242に送出する。この補正パターン判定回路242は、補正候補画素算出回路241にて算出された画素の分布状況をもとに、画素毎の輝度情報「Ix,y」を取り込み、その最大値を太陽光等の光源3と定義し、当該光源の位置情報を決定する(ステップST3、ST4、ST5)。
また、補正パターン判定回路242は、補正候補画素算出回路241にて算出された画素毎の変化量を算出し(ステップST6)、正のある基準レベル(H−Edge)以上となった場合には、「FLAG=ON」とし、立ち上がり(立ち上がりエッジ)と認識する(ステップST7)、一方、負のある基準レベル(L−Edge)以下となった場合には、「FLAG=OFF」とし、立ち下がり(立ち下がりエッジ)と認識する(ステップST8)。
また、補正パターン判定回路242は、前述の立ち上がりから立ち下がりまでの距離を「幅」として計測し(ステップST9)、この幅が一定の設定値以下の場合には、補正候補画素(情報)として登録後、「FLAG=OFF」とする(ステップST10、ST11、ST12)、一方、設定値より大きい場合には、実際の画像と認識し、「FLAG=OFF」として次の画像情報に移行する(ステップST10、ST13)。
さらに、補正パターン判定回路242は、補正候補画素(情報)の分布状況をもとに適切な補正パターンのパターン番号、具体的には、例えば、図5に示すパターン番号Aとしての「輝度最大点からの滲みを示すブルーミング」、パターン番号Bとしての「画面中心に対して点対称のゴースト」、パターン番号Cとしての「同心円状のリングフレア」、パターン番号Dとしての「放射線状の御光」、パターン番号Eとしての「縦横線状のスミア」のうち何れか1の当該パターン番号を判定することができ、この判定されたパターン番号と前述の決定された光源3の位置情報等をパラメータとして補正パターン記憶部23に送出する。
なお、ここまでの動作は、補正候補画素算出回路241にて算出された画素毎、最初の画素から最後の画素まで繰り返されることになる(ステップST15、ST16)。
この後、第1の親機2aの補正パターン記憶部23は、補正制御部24の補正パターン判定回路242から送出されたパラメータに対応して予め記憶されている例えば、階調値の調整や平均化、メディアンフィルタ等による最適な補正パターンを読み出して補正方法記憶回路243に記憶する。また、補正処理部22は、補正方法記憶回路243に記憶された補正パターンをもとに生成される補正信号と復調部21aからの(原画像の)映像信号とを加算処理するような所定の信号処理を実行することにより、光学的な有害因子であるゴースト、フレア、ハレーション等が補正され、視認性の高い被写体の映像(映像信号)をモニタ20に出画させることができる。
前述までの説明から明らかなように、本発明の第1の実施例によれば、第1の子機1aのカメラ10にて撮像される被写体の映像信号について、その画素毎に太陽光等の光源3の位置を第1の親機2aの補正制御部24にて算出し、この映像信号に発生するゴースト、フレア、ハレーション等の光学的な有害因子を補正処理部22にて補正することにより、逆光状態においても時々刻々と位置が変化し、季節に対応してもその高度が異なる太陽光等が光源3であっても、第1の親機2aのモニタ20に出画される映像の視認性を向上させることができる。
なお、本発明の第1の実施例において、第1の親機2aの使用者である例えば、居住者は、モニタ20の出画映像を確認しながら光源位置情報入力部27を操作し、光源3の位置情報を容易に指定することができる。この操作を検出した補正指令部26は、補正制御部24を制御することにより、補正パターン判別回路242にて決定される光源位置情報(ステップST5)を正確な当該情報として容易に可変でき、利便性が高められる。
また、同様に、第1の親機2aの使用者である例えば、居住者は、モニタ20の出画映像を確認しながら補正レベル調節部28を操作することにより、この操作を検出した補正指令部26は、補正処理部22を制御し、当該補正処理部にて実行される補正処理の補正レベルを容易に調節でき、利便性が高められる。
次に、第2の子機1b及び第2の親機2bを有する第2の実施例によるテレビドアホンシステムの具体的な構成について、図3のブロック図を参照して説明する。
図3において、第2の子機1bには、前述のカメラ10と、変調部11b、子機I/F12b、補正処理部13、補正パターン記憶部14及び補正制御部15とが備えられている。
この第2の子機1bにおいて、補正処理部13は、カメラ10のDSP102にて生成された映像信号に発生するゴースト、フレア、ハレーション等の光学的な有害因子を補正するためのものである。また、補正パターン記憶部14は、補正処理部13にて実行される補正パターンを記憶するためのものであり、例えば、RAM、EEPROM等の各種の記憶媒体で構成されている。また、補正制御部15は、補正パターン記憶部14から読み出される補正パターンにより補正処理部13を制御するためのものである。
ここで、補正制御部15は、その具体的な構成として、映像記憶回路150、補正候補画素算出回路151、補正パターン判定回路152及び補正方法記憶回路153を有している。
この補正制御部15において、映像記憶回路150は、カメラ10のDSP102にて生成された映像信号のうち原画像の映像信号を記憶するためのものである。なお、補正制御部15において、補正候補画素算出回路151、補正パターン判定回路152及び補正方法記憶回路153はそれぞれ、前述の第1の実施例において適用された図2に示す第1の親機2aの補正制御部24を構成する補正候補画素算出回路241、補正パターン判定回路242及び補正方法記憶回路243と同一の作用を有することから、その説明については省略するものとする。
変調部11bは、補正処理部13からの出力である映像信号を変調(FM変調)するためのものである。また、子機I/F12bは、変調部11bから伝送路Lへの信号伝送ラインと、伝送路Lから補正処理部13及び補正制御部15への信号伝送ラインとをそれぞれ形成するためのものである。
また、第2の親機2bは、前述のモニタ20と、復調部21b、補正開始操作部25、補正指令部26、光源位置情報入力部27、補正レベル調節部28及び親機I/F29bとが備えられている。
この第2の親機2bにおいて、復調部21bは、第2の子機1bから伝送路Lを経由して伝送されてくる映像信号を復調(FM復調)し、モニタ20に送出するためのものである。また、親機I/F29bは、伝送路Lから復調部21bへの信号伝送ラインと、補正指令部26から伝送路Lへの信号伝送ラインとそれぞれを形成するためのものである。なお、補正開始操作部25、補正指令部26、光源位置情報入力部27及び補正レベル調節部28が有する各作用は、前述の第1の実施例において適用された図2に示す第1の親機2aの該当部と同一であるため、その説明については省略するものとする。
このように構成された本発明の第2の実施例によるテレビドアホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について、図1、図3、図4及び図5をそれぞれ参照して説明する。
図1及び図3において、例えば、来訪者による第2の子機1bからの呼び出しがあると、カメラ10の駆動が開始される(ステップST1)。このカメラ10は、被写体である来訪者の映像を撮像するにあたって、DSP102のパラメータ設定により、レンズ部100、絞り部103を順次経由して撮像素子101上に結像された光線の光電変換を行う。また、DSP102は、撮像素子101にて光電変換された電気信号をデジタル信号処理し、被写体の映像信号を生成する。この映像信号は、補正制御部15の映像記憶回路150に送出されるとともに、補正処理部13を経由して変調部11bに送出され、この変調部11bにて変調された後、子機I/F12b、伝送路L、第2の親機2bの親機I/F29bを経由して復調部21bに伝送される。
第2の親機2bの復調部21bは、第2の子機1bから伝送されてきた映像信号を復調し、復調された映像信号をモニタ20に送出することにより、被写体である来訪者の映像信号の出画が開始されることになる。なお、前述のような来訪者による第2の子機1bからの呼び出しがあったとき、その呼出時においては、通常、補正処理部13及び補正制御部15の各動作は停止されている。
次に、前述のような第2の親機2bのモニタ20への映像の出画動作が開始されたとき、この出画映像を視認している居住者にとって例えば、視認性が低いと感じられた場合、補正開始操作部25を操作すると、当該操作を検出した補正指令部26は、第2の子機1bの補正制御部15を能動とするための制御信号を生成し、親機I/F29b、伝送路L、子機I/F12bを経由して当該補正制御部に送出することにより、補正制御部15が能動となる。
ここで、第2の子機1bの補正制御部15において、映像記憶回路150は、カメラ10のDSP102にて生成された映像信号のうち、例えば、前述の呼出時に第2の親機2bのモニタ20に最初のフレームで出画された映像信号を原画像の映像信号として検出し、記憶する。その後、補正候補画素算出回路151は、映像記憶回路150から読み出した原画像の映像信号をもとに、補正すべき画素を算出して補正パターン判定回路152に送出する。この補正パターン判定回路152は、補正候補画素算出回路151にて算出された画素の分布状況をもとに、画素毎の輝度情報「Ix,y」を取り込み、その最大値を太陽光等の光源3と定義し、当該光源の位置情報を決定する(ステップST3、ST4、ST5)。
また、補正パターン判定回路152は、補正候補画素算出回路151にて算出された画素毎の変化量を算出し(ステップST6)、正のある基準レベル(H−Edge)以上となった場合には、「FLAG=ON」とし、立ち上がり(立ち上がりエッジ)と認識する(ステップST7)、一方、負のある基準レベル(L−Edge)以下となった場合には、「FLAG=OFF」とし、立ち下がり(立ち下がりエッジ)と認識する(ステップST8)。
また、補正パターン判定回路152は、前述の立ち上がりから立ち下がりまでの距離を「幅」として計測し(ステップST9)、この幅が一定の設定値以下の場合には、補正候補画素(情報)として登録後、「FLAG=OFF」とする(ステップST10、ST11、ST12)、一方、設定値より大きい場合には、実際の画像と認識し、「FLAG=OFF」として次の画像情報に移行する(ステップST10、ST13)。
さらに、補正パターン判定回路152は、補正候補画素(情報)の分布状況をもとに適切な補正パターンのパターン番号、具体的には、例えば、図5に示すパターン番号Aとしての「輝度最大点からの滲みを示すブルーミング」、パターン番号Bとしての「画面中心に対して点対称のゴースト」、パターン番号Cとしての「同心円状のリングフレア」、パターン番号Dとしての「放射線状の御光」、パターン番号Eとしての「縦横線状のスミア」のうち何れか1の当該パターン番号を判定することができ、この判定されたパターン番号と前述の決定された光源3の位置情報等をパラメータとして補正パターン記憶部14に送出する。
なお、ここまでの動作は、補正候補画素算出回路151にて算出された画素毎、最初の画素から最後の画素まで繰り返されることになる(ステップST15、ST16)。
この後、第1の子機1bの補正パターン記憶部14は、補正制御部15の補正パターン判定回路152から送出されたパラメータに対応して予め記憶されている例えば、階調値の調整や平均化、メディアンフィルタ等による最適な補正パターンを読み出して補正方法記憶回路153に記憶する。また、補正処理部13は、補正方法記憶回路153に記憶された補正パターンをもとに生成される補正信号とカメラ10のDSP102からの(原画像の)映像信号とを加算処理するような所定の信号処理を実行することにより、光学的な有害因子であるゴースト、フレア、ハレーション等が補正され、当該補正後の映像信号を、変調部11b、子機I/F12b、伝送路L、第2の親機2bの親機I/F29b、復調部21bを経由してモニタ20に送出することで、視認性の高い被写体の映像(映像信号)をモニタ20に出画させることができる。
前述までの説明から明らかなように、本発明の第2の実施例によれば、第2の子機1bのカメラ10にて撮像される被写体の映像信号について、その画素毎に太陽光等の光源3の位置を当該第1の子機の補正制御部15にて算出し、この映像信号に発生するゴースト、フレア、ハレーション等の光学的な有害因子を補正処理部13にて補正することにより、逆光状態においても時々刻々と位置が変化し、季節に対応してもその高度が異なる太陽光等が光源3であっても、第2の親機2bのモニタ20に出画される映像の視認性を向上させることができる。
また、本発明の第2の実施例によれば、第2の子機1bにおいて、カメラ10にて生成される被写体の映像信号に発生するゴースト、フレア、ハレーション等の光学的な有害因子を補正・制御する補正処理部13、補正パターン記憶部14及び補正制御部15を当該子機内に備えることができるため、カメラ10との連携動作の強化に繋がり、CPUや1チップLSI化等のユニット化も可能となるので小型化が実現できる。
なお、本発明の第2の実施例において、第2の親機2bの使用者である例えば、居住者は、モニタ20の出画映像を確認しながら光源位置情報入力部27を操作し、光源3の位置情報を指定することができる。この操作を検出した補正指令部26は、その旨の制御信号を生成し、親機I/F29b、伝送路L、第2の子機1bの子機I/F12bを経由して補正制御部15に送出することにより、補正パターン判別回路152にて決定される光源位置情報(ステップST5)を正確な当該情報として容易に可変でき、利便性が高められる。
また、同様に、第2の親機2bの使用者である例えば、居住者は、モニタ20の出画映像を確認しながら補正レベル調節部28を操作し、第1の子機1bの補正処理部13にて実行される補正処理の当該補正レベルを調節することができる。この操作を検出した補正指令部26は、その旨の制御信号を生成し、親機I/F29b、伝送路L、第2の子機1bの子機I/F12bを経由して補正処理部13に送出することにより、当該補正処理部にて実行される補正処理の補正レベルを容易に調節でき、利便性が高められる。
最後に、本発明のテレビドアホンシステムにおいては、特定の実施の形態(第1、第2の各実施例)をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成の当該システムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
具体的に、本発明の第1、第2の各実施例によれば、第1の親機2aの補正パターン記憶部23及び第2の子機1bの補正パターン記憶部14にそれぞれ記憶される補正パターンとして、前述のようなパターン番号A〜Eの5種の当該補正パターン(図5を参照。)を適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、第1、第2の各子機1a、1bが設置される周囲環境やカメラ10の仕様等に対応させて、任意の種類の補正パターンを記憶し、適宜に変更することもできる。
1a、1b……第1、第2の各子機
10……カメラ
100……レンズ部
101……撮像素子
102……DSP
13……補正処理部
14……補正パターン記憶部
15……補正制御部
150……映像記憶回路
151……補正候補画素算出回路
152……補正パターン判定回路
153……補正方法記憶回路
2a、2b……第1、第2の各親機
20……モニタ
22…補正処理部
23……補正パターン記憶部
24……補正制御部
240……映像記憶回路
241……補正候補画素算出回路
242……補正パターン判定回路
243……補正方法記憶回路
25……補正開始操作部
26……補正指令部
27……光源位置情報入力部

Claims (2)

  1. 被写体の映像を撮像するためのカメラを有する子機と、前記子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのモニタを有する親機とを備えるテレビドアホンシステムであって、
    前記カメラは、前記被写体からの光線が入射されるレンズ部と、前記被写体からの光線を光電変換するための撮像素子と、前記撮像素子にて光電変換された電気信号をデジタル信号処理し、前記被写体の映像信号を生成するためのDSPとを有し、
    前記カメラのDSPにて生成された前記被写体の映像信号のうち原画像の映像信号を記憶するための映像記憶回路と、前記映像記憶回路から読み出される前記原画像の映像信号から補正すべき画素を算出するための補正候補画素算出回路と、前記補正候補画素算出回路にて算出された前記画素の分布状況より補正パターン判定回路で判定される補正パターンのパターン番号がパラメータとして送出されてくる補正パターン記憶部から当該パラメータに対応して読み出される補正パターンによって生成される補正信号と前記原画像の映像信号との加算処理を行うために補正処理部を制御し、前記カメラのDSPにて生成された前記被写体の映像信号に発生する光学的な有害因子を補正して視認性の高い映像信号を前記モニタに出画させるための補正方法記憶回路と、前記補正パターン記憶部から読み出される前記補正パターンで前記補正方法記憶回路によって制御される前記補正処理部の動作を開始するための補正開始操作部と、前記補正開始操作部の操作を検出したとき前記補正方法記憶回路による前記補正処理部への動作を開始する制御を行う補正指令部とを備えることを特徴とするテレビドアホンシステム。
  2. 前記補正指令部は、前記パラメータとしての光源の位置情報を指定するために操作される光源位置情報入力部の当該操作を検出することを特徴とする請求項1記載のテレビドアホンシステム。
JP2010066502A 2010-03-23 2010-03-23 テレビドアホンシステム Active JP5600265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010066502A JP5600265B2 (ja) 2010-03-23 2010-03-23 テレビドアホンシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010066502A JP5600265B2 (ja) 2010-03-23 2010-03-23 テレビドアホンシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011199752A JP2011199752A (ja) 2011-10-06
JP5600265B2 true JP5600265B2 (ja) 2014-10-01

Family

ID=44877350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010066502A Active JP5600265B2 (ja) 2010-03-23 2010-03-23 テレビドアホンシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5600265B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004072415A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Fuji Heavy Ind Ltd 侵入物検出装置
JP2006325132A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビドアホン装置及びテレビドアホン装置の逆光補正方法
JP4240023B2 (ja) * 2005-08-31 2009-03-18 ソニー株式会社 撮像装置、撮像方法および撮像プログラム、ならびに、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2007300559A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Alpine Electronics Inc 車両周辺画像提供装置及び車両周辺画像における影補正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011199752A (ja) 2011-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10110820B2 (en) Imaging device, imaging system, and imaging method
JP6319340B2 (ja) 動画撮像装置
JP5796286B2 (ja) プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法
JP5414910B2 (ja) 表示ユニット、撮像ユニット及び表示システム装置
US9699427B2 (en) Imaging device, imaging method, and image processing device
JP2012151670A (ja) 画像投影システム及び半導体集積回路
JP5817131B2 (ja) 撮像装置と撮像方法並びに撮像プログラム
US10455159B2 (en) Imaging setting changing apparatus, imaging system, and imaging setting changing method
EP1557790A2 (en) Noise reduction in low-illuminance image
JP2012222374A (ja) 車載カメラシステム
KR101601324B1 (ko) 차량용 카메라 시스템의 영상 획득 방법
JP2008160561A (ja) 撮像システム及び撮像装置
JP2018159838A (ja) 画像投影装置とその制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP5600265B2 (ja) テレビドアホンシステム
JPWO2016157873A1 (ja) 撮像装置、撮像システム、および車両
KR101091913B1 (ko) 촬영장치의 역광보정방법
JP2015084512A (ja) 画像処理システム
JP6340328B2 (ja) インターホンシステム
JP2011181019A (ja) 俯瞰画像生成装置
WO2015098107A1 (ja) 画像処理装置、警報装置、および画像処理方法
JP2012074816A (ja) テレビドアホン装置
JP2013179435A (ja) 画像処理装置、撮像装置
JP2011135339A (ja) テレビドアホンシステム
JP2018082221A (ja) インターホンシステム
JP2009081514A (ja) テレビドアホン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140722

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5600265

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250