JP2013179435A - 画像処理装置、撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ぼけ感が軽減された所望の画像を得ることができる技術を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、広角レンズを介して得られた被写体の画像データを処理する。画像処理装置は、歪み補正部と、視点変換部と、シャープネス処理部とを有する。歪み補正部は、画像データに対し、広角レンズにより生じた歪みを所定の補正条件で補正する。視点変換部は、補正が施された画像データに対し、所定の変換条件で視点変換を行う。シャープネス処理部は、視点変換が施された画像データに対し、当該画像データに基づく画像におけるぼけの度合いに応じた所定の処理条件でシャープネス処理を行う。
【選択図】図2

Description

この発明は、画像処理装置及び撮像装置に関する。
撮像装置には、その目的により監視カメラや車載用カメラ等、様々な種類が存在する。監視カメラや車載用カメラ等の撮像装置は、一つのカメラで広範囲の画像データを取得することが望まれる。そこで、このような撮像装置のレンズとしては、画角の広い広角レンズが用いられる。
しかし、広角レンズを用いた場合には、歪曲収差の問題が生じる。すなわち、広角レンズを用いて得られる画像データに基づく画像には、その中心部が膨らむような、所謂樽型の歪みが生じる。
この歪曲収差を解消するための処理として、歪み補正処理がある。歪み補正は、広角レンズのレンズ特性に対応したパラメータに基づいて、画像データの座標変換及び補間処理を行う。
一方、画像データに対して視点変換処理を行う場合もある。視点変換は、撮像装置による実際の撮像位置及び撮像方向とは異なる撮像位置及び撮像方向(仮想視点)における画像データを作成する処理である。視点変換は、任意の仮想視点に基づいて、画像領域の切り出し、切り出した画像データの座標変換及び補間処理を行う。
ここで、特許文献1における車両周囲俯瞰画像表示装置は、車両周辺の俯瞰画像を得るためにレンズ歪み補正手段[81]及び視点変換手段[82]を有している。レンズ歪み補正手段[81]は、広角レンズにより生じる歪をレンズ歪み補正用の変換テーブル(Look_Up_Table、以下、「LUT」という場合がある)を参照して補正する。視点変換手段[82]は、視点変換用のLUTを参照して、レンズ歪み補正処理後の画像を任意方向の画像(ここでは、車両上方向からの視点の画像)に変換する。
特開2010−200240号公報
しかし、歪み補正や視点変換を行うと、所望の画像を得ることが困難な場合がある。すなわち、歪み補正や視点変換では、補間処理を施して画像データを作成する。従って、この画像データに基づく画像は、ぼけの度合い(以下、「ぼけ感」という場合がある)が強くなる可能性が高い。特に、視点変換処理において、元の画像(視点変換処理前の画像)の端部を切り出す場合、元の画像の中央部を切り出す場合と比較して引き伸ばされた画像となる。従って、端部を切り出した画像は、ぼけ感がより強くなる。
この発明は上記問題点を解決するものであり、ぼけ感が軽減された所望の画像(画像データ)を得ることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の画像処理装置は、広角レンズを介して得られた被写体の画像データを処理する。画像処理装置は、歪み補正部と、視点変換部と、シャープネス処理部とを有する。歪み補正部は、画像データに対し、広角レンズにより生じた歪みを所定の補正条件で補正する。視点変換部は、補正が施された画像データに対し、所定の変換条件で視点変換を行う。シャープネス処理部は、視点変換が施された画像データに対し、当該画像データに基づく画像におけるぼけの度合いに応じた所定の処理条件でシャープネス処理を行う。
また、上記課題を解決するために、請求項2記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装置であって、シャープネス処理部は、ぼけの度合い及び画像データの明るさに基づく処理条件でシャープネス処理を行う。
また、上記課題を解決するために、請求項3記載の画像処理装置は、請求項1又は2記載の画像処理装置であって、シャープネス処理がなされた画像データに基づく画像を表示させる表示部を有する。
また、上記課題を解決するために、請求項4記載の撮像装置は、広角レンズと、撮像手段と、請求項1から3のいずれかに記載の画像処理装置とを有する。撮像手段は、広角レンズを介して被写体を撮像するために用いられる。
このように、本発明における画像処理装置(撮像装置)によれば、広角レンズを介して得られた被写体の画像データに対し、歪み補正、視点変換及びシャープネス処理を施すことにより、ぼけ感が軽減された所望の画像(画像データ)を得ることができる。
本実施形態に係る撮像装置を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像処理部を示すブロック図である。 本実施形態に係る表示部に表示される画像を示す図である。 本実施形態に係る表示部に表示される画像を示す図である。 本実施形態に係る表示部に表示される画像を示す図である。 本実施形態に係る表示部に表示される画像を示す図である。 本実施形態に係る表示部に表示される画像を示す図である。 本実施形態に係る表示部に表示される画像を示す図である。 本実施形態に係るテーブルを示す図である。 本実施形態に係る撮像装置の動作を示すフローチャートである。 変形例1に係るテーブルを示す図である。
<実施形態>
図1から図5を用いて実施形態に係る撮像装置1について説明する。撮像装置1は、車載カメラや監視カメラ等として用いることができる。なお、「画像」と「画像データ(画像信号)」は一対一に対応するので、本実施形態においては、これらを同一視する場合がある。
[撮像装置の構成]
図1に示すように、撮像装置1は、広角レンズ2と、撮像手段3と、アンプ4と、A/D変換部5と、画像処理部6と、制御部7とを含んで構成されている。なお、撮像手段3、アンプ4、及びA/D変換部5は、ワンチップで構成されていてもよい。
広角レンズ2は、広範囲に亘る被写体を取り込むための画角が広いレンズである。広角レンズ2は、被写体の光像を取込み、撮像手段3に導く。広角レンズ2には、透過光量を調整するための絞りやシャッタ(いずれも図示なし)を設けることも可能である。
撮像手段3は、たとえば、複数の素子で構成されている。複数の素子は、広角レンズ2において結像された光像を光電変換して、光量に応じたレベルを有する色成分(たとえば、赤(R)、緑(G)、青(B))の画像信号を生成する。生成された画像信号は、アンプ4へ出力される。撮像手段3としては、COMS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等を使用することができる。
アンプ4は、撮像手段3から出力された画像信号を増幅等する。アンプ4は、たとえば、画像信号の増幅を行うAGC(Auto Gain Control)回路、画像信号に含まれるノイズ成分の除去を行うCDS(Correllated Double Sampling)回路等を含む。増幅等された画像信号は、A/D変換部5に出力される。
A/D変換部5は、アンプ4により増幅された画像信号をデジタルの画像信号に変換する。A/D変換された画像信号は、画像処理部6に出力される。
画像処理部6は、入力された画像信号に対して各種処理を実行する。画像処理部6の詳細については後述する。本実施形態において、画像処理部6が、「画像処理装置」の一例である。制御部7は、撮像装置1全体の動作制御を行う。
また、図1に示すように、本実施形態における撮像装置1には、表示部10及び入力部20が接続されている。本実施形態においては、表示部10を含めて「画像処理装置」を構成してもよい。
表示部10は、LCD(Liquid Crystal Display)等の任意の表示デバイスによって構成される。たとえば、撮像装置1が車載カメラの場合、車内に設置されるカーナビゲーション装置の表示装置を表示部10として用いることが可能である。表示部10には、画像処理部6で処理された画像データに基づく画像が表示される。
入力部20は、撮像装置1に対する各種操作を行う入力デバイス(ジョイスティック、タッチパネル等)である。入力部20に用いられる集積回路としては、シリアル通信を行うためのUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)やI2C(Inter−Integrated Circuit)が用いられる。
[画像処理部の構成]
図2に示すように、画像処理部6は、前処理部61と、歪み補正部62と、視点変換部63と、シャープネス処理部64と、出力部65と、記憶部66とを含んで構成されている。なお、図3Aから図3Fは、表示部10に表示された被写体の画像を示す。また、図3Aから図3Fでは、横方向をx軸とし、縦方向をy軸とする。
前処理部61は、A/D変換された画像信号(画像データ)に対して所定の前処理を行う。前処理としては、たとえば、色信号を作るためのデモザイク処理、コントラスト調整のためのガンマ処理等を行う。
歪み補正部62は、前処理が施された画像データに対し、広角レンズ2により生じた歪みを所定の補正条件で補正する(歪み補正)。歪み補正は、被写体の画像の歪みを補正し、歪みのない画像を得るための処理である。画像処理部6に入力される画像信号(画像データ)は、広角レンズ2を介して撮像手段3により撮像された画像信号(画像データ)をデジタル信号に変換したものである。従って、その画像データをそのまま表示部10に表示した場合には、図3Aに示すような樽型に歪曲した画像になる。そこで、歪み補正部62は、広角レンズ2のレンズ特性に基づき、画像データの座標変換及び補間処理を行う。
歪み補正の具体例について述べる。広角レンズ2を介して得られる画像がどのように歪曲するかについては、広角レンズ2の特性により予め決まっている。従って、歪みの無い画像データを得るための補正条件は、広角レンズ2の特性に基づく関係式で示すことができる。関係式は、たとえば記憶部66に記憶されている。
歪み補正部62は、画像データをレンズ歪み補正用の変換テーブル(LUT)に基づいて座標変換する。たとえば、図3Aにおける点Aの座標(x1、y1)をLUTを参照して変換し、座標(X1、Y1)を得る。同様に、歪み補正処理部62は、点Bの座標(x2、y2)及び点Cの座標(x3、y3)をLUTを参照して変換し、それぞれ座標(X2、Y2)及び座標(X3、Y3)を得る。更に、歪み補正処理部62は、座標変換された画像データに対して補間処理を行う。その結果、歪みが補正された画像(画像データ)を得ることができる(図3B参照)。
ここで、歪み補正により、画像の歪みは補正されるが、補間処理に伴うぼけが生じる。歪み補正後の画像(図3B参照)では、歪み補正前の画像(図3A参照)に比べ、ぼけが生じている。なお、図3Aから図3Fにおいては、ぼけの度合い(ぼけ感)を線分の太さ(線分が太い=ぼけ感が強い)で表している。また、実際の画像は、線分に囲まれた領域にもぼけが生じている。
視点変換部63は、歪み補正部62で補正が施された画像データに対し、所定の変換条件で視点変換を行う。視点変換は、撮像装置1によりある視点(以下、「実視点」という場合がある)で取得された画像を任意の仮想視点からみた画像に変換する処理である。視点変換は、変換条件に基づいて画像データを再構成することで新たな画像データ(視点変換がなされた画像データ)を取得する。変換条件は、画像データを所定の角度で変換するための条件である。変換条件は、たとえば、撮像装置1を基準とした視野角度、パン角度、チルト角度等である。
視点変換の具体例について述べる。まず、視点変換部63は、入力部20からのコマンドに基づいて表示モードを決定する。表示モードは、予め複数のパターンが設定されており、記憶部66等に記憶されている。本実施形態において、各表示モードには、視野角度、パン角度、チルト角度、仮想パン角度及び仮想チルト角度が変換条件として設定されている。図4は、表示モードと変換条件とを対応付けたテーブルT1の一例である。パン角度は、撮像装置1の実視点の画像中心と変換後の画像中心の水平方向の回転量を示す角度である。チルト角度は、撮像装置1の実視点の画像中心と変換後の画像中心の垂直方向の回転量を示す角度である。仮想パン角度は、変換後の画像中心を支点とした撮像装置1の仮想的な移動量を示す水平方向の回転角度である。仮想チルト角度は、変換後の画像中心を支点とした撮像装置1の仮想的な移動量を示す垂直方向の回転角度である。なお、本実施形態の一例における広角レンズ2の視野角は、110°であるとする。
そして、視点変換部63は、決定された表示モードに対応した変換条件で視点変換を行う。本実施形態において、撮像装置1は、視野角度110°、パン角度0°、チルト角度0°、仮想パン角度0°、仮想チルト角度0°で画像データを取得する(当該画像データを歪み補正した画像が、図3Bの画像に対応する)。視点変換部63は、取得された画像データを、決定された表示モードに対応した視野角度、パン角度、チルト角度、仮想パン角度及び仮想チルト角度で変換する。たとえば、図3Cは、図3Bの画像を、テーブルT1の表示モード1で設定されている変換条件に基づいて変換した画像である。すなわち、図3Cの画像は、視野角度を狭くすることで、図3Bの画像の中央部を切り出して拡大した画像である。図3Dは、図3Bの画像を、テーブルT1の表示モード2で設定されている変換条件に基づいて変換した画像である。すなわち、図3Dの画像は、視野角度を狭くしつつ、撮像装置1を実視点から水平方向に仮想的に回転させることで、図3Bの画像の右側端部を切り出して拡大した画像である。図3Eは、図3Bの画像を、テーブルT1の表示モード3で設定されている変換条件に基づいて変換した画像である。すなわち、図3Eの画像は、視野角度を狭くしつつ、撮像装置1を実視点から水平方向及び垂直方向に仮想的に回転させることで、図3Bの画像の右上端部を切り出して拡大した画像である。
なお、変換条件の設定は、入力部20からのコマンドによる表示モードの選択でなくともよい。たとえば、入力部20で都度、視野角等の具体的な数値を入力し、その値に基づいて視点変換を行うことでもよい。或いは、表示部10に表示された歪み補正後の画像に対して、入力部20(マウス、タッチパネル等)で任意の範囲を選択する。そして、視点変換部63は、選択された範囲を切り出して拡大することにより、視点変換を行った場合と同様の画像データを得ることができる。
視点変換により、任意の仮想視点からみた画像を得ることができる。一方、当該画像は、歪み補正後の画像(図3B参照)よりも更にぼけ感が強くなる(図3Cから図3E参照)。特に、図3Cの画像のように、歪み補正後の画像の中央部を拡大した画像に比べ、図3D及び図3Eのように、画像の端部を拡大した場合の画像のほうがぼけ感がより強くなる。このように画像の端部におけるぼけ感が強くなるのは、視点変換により画像の端部が引き伸ばされる傾向にあることに起因している。このように、ぼけが生じた画像では、画像の細部が分かり難い等の問題が生じる。
そこで、シャープネス処理部64は、視点変換が施された画像データに対し、画像データに基づく画像のぼけ感に応じた所定の処理条件でシャープネス処理を行う。シャープネスとは、画像の鮮明さをいう。シャープネス処理は、ハイパスフィルタにより画像のエッジ部分を検出し、局部的にコントラスト差を強くし、輪郭強調する処理(すなわち、画像のぼけを解消する処理)である。視点変換が施された結果、ぼけ感が強くなった画像(図3E参照)に対し、シャープネス処理部64がシャープネス処理を施すことにより、ぼけが解消された画像(画像データ)を得ることができる(図3F参照)。
シャープネス処理を行う処理条件は、たとえば、ぼけの度合い(ぼけ感)に対応したレベルとして決定される。各レベルには、所定の解像感が設定されている。ここでは、レベルが大きいほど解像感が高くなる。解像感とは、画像がどれくらい細かい部分まで描写できているかを示す値である。「解像感が高い」とは、細かい部分まで描写されているという意味である。本実施形態において、「解像感が高い」とは、「ぼけ感が弱い」と同義である。また、ぼけ感は表示モードに応じて決まる。従って、本実施形態において、レベルは表示モードと対応付けられている。
たとえば、上述の表示モード3で視点変換を行った画像は、ぼけ感が強くなっている(図3E参照)。従って、シャープネス処理部64は、処理条件として大きいレベルを選択し、シャープネス処理を行う。その結果、得られる画像は、ぼけ感が解消された画像となる。
なお、ぼけ感を解消するためにレベルを大きくすると、それに応じてS/N比が悪化する可能性がある。従って、レベル設定を行う際には、S/N比を考慮することが望ましい。
出力部65は、シャープネス処理がなされた画像データを表示用の信号に変換して出力する。たとえば、出力部65は、デジタルの画像データ(画像信号)をD/A変換等によりアナログのNTSC信号に変換する。NTSC信号は、制御部7の制御に基づいて、表示部10に出力される。なお、出力される信号としては、NTSC信号に限らず、表示部10で画像表示できるフォーマットであればよい。たとえば、PAL(Phase Alternating Line)信号等であってもよい。
記憶部66は、RAMやROM等の半導体記憶装置によって構成される。記憶部66は、画像データや、歪み処理部62で用いる補正条件、視点変換部63で用いる変換条件及びシャープネス処理部64で用いる処理条件等を記憶する。
[動作]
図5を参照して、撮像装置1の動作について説明する。
入力部20からの入力等により、撮像装置1を駆動させると、撮像手段3は、広角レンズ2において結像された光像を光電変換し、画像信号を生成する(S10)。制御部7は、撮像手段3を制御し、生成された画像信号をアンプ4へ出力させる。
アンプ4は、S10で生成された画像信号を増幅する(S11)。制御部7は、アンプ4を制御し、増幅された画像信号をA/D変換部5に出力させる。
A/D変換部5は、S11で増幅された画像信号をデジタルの画像信号に変換する(S12)。制御部7は、A/D変換部5を制御し、A/D変換された画像信号を前処理部61に出力させる。
前処理部61は、S12でデジタル変換された画像信号に対して前処理を行う(S13)。制御部7は、前処理部61を制御し、前処理がなされた画像信号を歪み補正部62に出力させる。
歪み補正部62は、S13で前処理された画像信号に対し、所定の補正条件で歪み補正を行う(S14)。制御部7は、歪み補正部62を制御し、歪み補正が施された画像信号を視点変換部63に出力させる。
視点変換部63は、S14で歪み補正が施された画像信号に対し、入力部20で選択された表示モードに対応する変換条件に基づいて、視点変換の処理を行う(S15)。制御部7は、視点変換部63を制御し、視点変換が施された画像信号をシャープネス処理部64に出力させる。
シャープネス処理部64は、S15で視点変換が施された画像信号に対し、所定の処理条件でシャープネス処理を行う(S16)。シャープネス処理が施された画像信号に基づく画像は、ぼけが解消された画像となる。制御部7は、シャープネス処理部64を制御し、シャープネス処理が施された画像信号を出力部65に出力させる。
出力部65は、S16でシャープネス処理が施された画像信号をNTSC信号に変換する(S17)。制御部7は、出力部65を制御し、NTSC信号を表示部10に出力させる。このNTSC信号に基づいて、表示部10にはNTSC信号に基づく画像が表示される(S18)。
なお、制御部7は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)などの図示しない処理装置と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの図示しない記憶装置とによって構成されている。記憶装置には、上記各ステップで行われる動作制御を実行するための制御プログラム等が記憶されている。CPUなどの処理装置が、記憶装置に記憶されている制御プログラムを実行することで上記各ステップの動作制御が実行される。
[作用・効果]
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態における画像処理装置は、広角レンズ2を介して得られた被写体の画像データを処理する。画像処理装置は、歪み補正部62と、視点変換部63と、シャープネス処理部64とを有する。歪み補正部62は、画像データに対し、広角レンズ2により生じた歪みを所定の補正条件で補正する。視点変換部63は、補正が施された画像データに対し、所定の変換条件で視点変換を行う。シャープネス処理部64は、視点変換が施された画像データに対し、当該画像データに基づく画像におけるぼけの度合いに応じた所定の処理条件でシャープネス処理を行う。
また、画像処理装置は、シャープネス処理がなされた画像データに基づく画像を表示させる表示部10を有していてもよい。
更には、本実施形態における画像処理装置を含む撮像装置1を構成することも可能である。撮像装置1は、広角レンズ2と、撮像手段3と、画像処理装置(画像処理部6)とを有する。撮像手段3は、広角レンズ2を介して被写体を撮像するために用いられる。
このように、本発明における画像処理装置(撮像装置)によれば、広角レンズ2を介して得られた被写体の画像データに対し、歪み補正、視点変換及びシャープネス処理を施すことにより、ぼけ感が軽減された所望の画像(画像データ)を得ることができる。また、当該画像を表示部10に表示させることにより、画像の細部まで確認することができる。
<変形例1>
上記実施形態では、シャープネス処理を行う処理条件を、ぼけ感に対応したレベルとして決定した。一方、処理条件を、ぼけ感及び被写体を撮像する環境(明るさ)に対応したレベルとして決定してもよい。
たとえば、図6に示すようなテーブルT2を記憶部66に記憶しておく。シャープネス処理部64は、視点変換処理において選択された表示モード(ぼけ感)、及び被写体を撮像する明暗環境をテーブルT2に当てはめ、対応するレベルを処理条件として設定することも可能である。
テーブルT2は、ぼけ感と環境に対応したレベル設定がなされている。すなわち、テーブルT2は、ぼけ感を4段階、明暗環境を5段階で設定している。本変形例において、各レベルには、所定の解像感及びS/N比が設定されている。レベルが大きいほど解像感が高く、逆にS/N比は悪くなるものとする。テーブルT2における「ぼけ感:無」は、視点変換によるぼけがほとんど生じていないケース(視野角度が広角レンズ2の画角とほぼ変わらず、チルト角度等が0°の場合)を示している。また、「ほけ感:小」、「ぼけ感:中」、「ぼけ感:大」は、表示モード1〜3と関連付けられた分類である。たとえば、画像の中央部を切り出して拡大する場合(表示モード1)には、画像の端部を切り出して拡大する場合(表示モード2及び表示モード3)に比べ、ぼけ感が少なくなる。従って、「ぼけ感:小」と表示モード1とを関連付けている。また、画像の右側端部を切り出して拡大する場合(表示モード2)より、画像の右上端部を切り出して拡大する場合(表示モード3)のほうが、よりぼけ感が強くなる。従って、「ぼけ感:大」と表示モード3とを関連付けている。
また、暗い環境(テーブルT2における暗環境)で被写体を撮像する場合、得られる画像はノイズが多くなる。従って、暗環境では、ノイズを抑えるために小さいレベルを設定する。なお、暗環境においてぼけ感が強い場合には、ノイズが目立つため、特に小さいレベルを設定する。逆に、明るい環境(テーブルT2における明環境)で被写体を撮像する場合、得られる画像は、ノイズは少なくなる。従って、ぼけ感に応じて大きいレベルを設定する。
<変形例2>
視点変換を行った画像データに対し、シェーディング補正をおこなうシェーディング補正部(図示なし)を設けることも可能である。シェーディング補正は、広角レンズ2や撮像手段3の特性によって生じる輝度ムラを補正するための処理である。シェーディング補正を行う画像領域や補正量は、視点変換の変換条件に対応して異なる値が設定されている。
1 撮像装置
2 広角レンズ
3 撮像手段
4 アンプ
5 A/D変換部
6 画像処理部
7 制御部
10 表示部
20 入力部
61 前処理部
62 歪み補正部
63 視点変換部
64 シャープネス処理部
65 出力部
66 記憶部

Claims (4)

  1. 広角レンズを介して得られた被写体の画像データを処理する画像処理装置において、
    前記画像データに対し、前記広角レンズにより生じた歪みを所定の補正条件で補正する歪み補正部と、
    前記補正が施された画像データに対し、所定の変換条件で視点変換を行う視点変換部と、
    前記視点変換が施された前記画像データに対し、当該画像データに基づく画像におけるぼけの度合いに応じた所定の処理条件でシャープネス処理を行うシャープネス処理部と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記シャープネス処理部は、前記ぼけの度合い及び前記画像データの明るさに基づく処理条件で前記シャープネス処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記シャープネス処理がなされた画像データに基づく画像を表示させる表示部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 広角レンズと、
    前記広角レンズを介して前記被写体を撮像するための撮像手段と、
    請求項1から3のいずれかに記載の画像処理装置と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
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