JP5598711B2 - 熱源機 - Google Patents
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Description
しかしながらこの方法では、熱交換器の上流側に設けた流量センサよりさらに上流側にバイパス管を設けた構成の場合に、単純に実施できないという問題があった。つまりこのようなバイパス管を設けた構成の場合、熱交換器に流入した流量とバイパス管を通過した流量とを足し合わせた流量が風呂の自動落とし込みや一般給湯に使用される。したがって、熱交換器に流入した流量と風呂落とし込みに使用する湯水の流量とを単純に比較しても、正確な他栓使用判定を実施できないという問題である。
なお、他栓使用判定で誤判定してしまうと、風呂に落とし込む湯水や給湯栓から供給される湯水を要求される温度とすることが出来なくなる。そのため、この問題は熱源機を提供する上での重大な問題となるおそれがある。
またさらに、熱交換器によって湯水を加熱しない場合であっても、他栓使用判定を実施することができる汎用性の高い熱源機を提供することを課題とするものである。
このことにより、温度センサ並びに流量センサで取得した値のいずれか又は両方に誤差があり、それらの値を基に演算した熱量の値の精度が低い場合であっても、湯管を流れる湯水と風呂自動落とし込み管を流れる湯水との熱量の比率を高い精度で取得することできる。つまり、当該熱量の比率と当該熱量の比率に基づいて演算されるさまざまな値とを高い精度で取得することができる。よって本発明の熱源機は、精度の高い値に基づいて他栓使用判定を実施可能であり、温度センサや流量センサで誤差が発生する場合であっても精度の高い他栓使用判定が可能となる。このことにつき、以下で具体的に説明する。
本発明の熱源機では、このような熱源機の性質に鑑み、出湯熱量と落とし込み熱量の比率が所定の割合となることが予測される条件下において、出湯熱量と落とし込み熱量の比率を演算する構成とした。そして、予測される所定の割合と実際に算出された熱量の比率から、実際に算出された熱量の比率を予測される所定の割合に補正するための補正値を取得する制御を行うものとした。この補正値は、出湯熱量の値と落とし込み熱量の値のいずれか一方に対する他方の割合を補正する値であるため、出湯熱量と落とし込み熱量とが増減しても同じ補正値で出湯熱量と落とし込み熱量の比率を補正することができる。
このことにより、本発明の熱源機では、出湯熱量と落とし込み熱量がどのように変化しても、これらの熱量の比率を常に高い精度で演算することができる。そして、これらの熱量の比率に基づいて他栓使用判定で使用する値(例えば、一般給湯管を流れる湯水の流量)を算出することで、他栓使用判定で使用する値を高い精度で演算することができる。よって本発明の熱源機は、高精度な値に基づいた精度の高い他栓使用判定を実施できる。
ところで本発明は、入水管に流量センサを備えており、入水管の流量センサの上流側と出湯管とがバイパス管によって接続された熱源機を想定して開発されている。そしてそのような熱源機で、本発明の特徴的構成たる他栓使用判定を実施することにより、新たに流量センサ等を設けずに他栓使用判定を実施できるという効果がある。
このような場合、演算誤差及び配管等への放熱ロスが無いものと仮定すると、熱源機に供給された直後の湯水と熱交換器を通過した直後の湯水とで温度が変化しない。また、熱交換器を通過した湯水とバイパス管を通過した湯水が混合されるとき、混合される前後で温度が変化しない。したがって、熱交換器で湯水を加熱する(熱交換器が燃焼動作する)場合、即ち、熱交換器から出湯された高温の湯水にバイパス管を通過した低温の湯水を混合する場合とは異なり、出湯管と風呂落とし込み管を流れる湯水の温度と流量、並びに加熱前の湯水の温度といった情報から各管を流れる湯水の熱量の比率を単純に算出できない。
このようにすることで、熱交換器を通過する湯水と風呂自動落とし込み及び一般給湯で使用される湯水との流量の比率が定まる。そして本発明では、風呂自動落とし込みで使用される流量と一般給湯で使用される流量の比が判明している条件下(例えば他栓不使用時)において、出湯熱量と落とし込み熱量を演算し、さらにこれら熱量の比率を演算する。
ここで、熱交換器を通過する湯水と風呂自動落とし込み及び一般給湯で使用される湯水との流量の比率と、風呂自動落とし込みで使用される流量と一般給湯で使用される流量との比率から、熱交換器を通過する湯水と風呂自動落とし込みで使用される湯水の流量の比率が定まる。
また、出湯管を流れる湯水と風呂落とし込み管を流れる湯水はその温度が同じ(誤差がない場合同じ)であることから、出湯熱量と落とし込み熱量の比率は、熱交換器を通過する湯水と風呂自動落とし込みで使用される湯水の流量の比率と同じとなることが予測される。したがって、これら熱量の比率と流量の比率の差異があった場合、出湯熱量と落とし込み熱量のいずれか一方に対する他方の割合を補正し、熱量の比率と流量の比率とを同じ値にするための補正値が算出できる。また、算出した熱量の比率に誤差が無い場合(熱量の比率と流量の比率が同じ場合)、この補正値は1となる。
なお、出湯熱量と落とし込み熱量の比率を演算するとき、前記した加熱前の湯水の温度(熱源機に流入した直後の湯水の温度)には仮の値を代入して演算するものとする。
具体的に説明すると、熱源機ではバーナの燃焼が安定しない等の理由によって、熱交換器で燃焼を開始してから一定の時間が過ぎるまでの間、燃焼機から出湯された湯水の温度がバラついてしまう場合がある。このような状態では、ある特定の瞬間に取得した温度と、この特定の瞬間を含む一定の時間内の平均の温度とが大きく異なってしまう場合がある。したがって、ある特定の瞬間に取得した温度から演算した熱量もまた、一定の時間内の温度の平均値から算出した熱量と大きく異なってしまう場合がある。
本発明の熱源機では、出湯管を流れる湯水と風呂自動落とし込み管を流れる湯水の情報を所定の時間内に所定の回数だけ取得し、取得した情報に基づいて所定の時間内の所定の瞬間における出湯管を流れる湯水の熱量と風呂自動落とし込み管を流れる湯水の熱量とをそれぞれ算出することができる。そして、算出した出湯管を流れる湯水の熱量と風呂自動落とし込み管を流れる湯水の熱量とを別途積算し、それぞれの積算値の比率を演算することができる。そのことにより、算出された積算値による熱量の比率は、所定の時間内の温度の平均値や流量の平均値から算出した熱量の比率と近似する。つまり、積算値による熱量の比率を算出することで、熱交換器の燃焼開始時における温度バラツキによる誤差を解消又は低減することができる。したがって、本発明の熱源機は、熱交換器の燃焼開始時の出湯熱量が安定しない場合であっても、出湯熱量と落とし込み熱量の比率を高い精度で算出できる。
ところで出湯熱量と落とし込み熱量が同じ値であった場合(誤差が発生しなかった場合)、出湯熱量と落とし込み熱量のいずれか一方に対する他方の割合はいずれも1となる。つまり、この割合で熱量の比率を補正しても実質的な補正にはならず、正確な値が必要のない補正により精度の低い値になるということはない。したがって、出湯熱量と落とし込み熱量が異なる値であった場合(誤差が発生した場合)と同様に精度の高い熱量の比率を取得できる。
なお、出湯熱量と落とし込み熱量のいずれか一方に対する他方の割合はいずれも1の場合は補正を行っても良く、行わなくても良いということは当然である。
また、熱交換器の非燃焼動作時においても高精度な他栓使用判定を実施できるという効果がある。
そして熱源機1はコントローラ5を備えており、コントローラ5が熱源機1の各部に動作指令を出すことにより、熱源機1が各種運転を実施する。
なお、一次熱交換器23は主に顕熱を回収して湯水が加熱されるものであり、二次熱交換器24は一次熱交換器23より燃焼ガスの流れ方向下流側に位置し燃焼ガスに含まれる水蒸気の主に潜熱を回収して湯水が加熱されるものである。そして一次熱交換器には、給湯系統3側の湯水を加熱する給湯用熱交換部25と、風呂系統4側の湯水を加熱する風呂熱交換部26とが設けられている。
なお、入水側流量センサ46及び入水温度センサ47は、入水管41におけるバイパス管50の接続部より湯水の流れ方向下流側に配置され、コントローラ5と電気的に接続されている。
一般給湯管60は、燃焼装置2を通過した湯水をシャワーやカラン等の給湯栓61に供給するものである。
風呂自動落とし込み管70は、風呂系統4の風呂戻り管31と出湯管44とを接続するものである。そして風呂自動落とし込み管70には、上流側から風呂用流量センサ36、注湯電磁弁71、水位センサ73が設けられ、これらはコントローラ5と電気的に接続されている。
浴槽10には、その壁面に循環アダプタ11が取付けられている。循環アダプタ11は浴槽10内外を連通するものであり、風呂戻り管31及び風呂往き管32が接続されている。
風呂戻り管31には、風呂用ポンプ34、水流スイッチ35、風呂用温度センサ37が設けられている。なお、水流スイッチ35と風呂用温度センサ37は、風呂戻り管31における風呂自動落とし込み管70の接続部より湯水の流れ方向下流側に配置され、コントローラ5と電気的に接続されている。
熱源機1は、図示しない給水源から湯水を供給されて使用するものである。このような給水源には常温の湯水を供給するものと、加熱した湯水を熱源機1に供給するものがある。常温の湯水が供給された場合、熱源機1は燃焼装置2の燃焼部22を動作させて湯水を昇温する燃焼動作を行う。それに対して、加熱された湯水が供給された場合、熱源機1は燃焼装置2の燃焼部22を動作させない非燃焼動作を行う。
非燃焼動作時では、基本的に、湯水は燃焼部22が動作しない状態の燃焼装置2を通過する。この場合、供給された湯水は燃焼装置2内をただ通過するのみであって昇温されることはない。
しかしながら加熱された湯水が熱源機1に供給される場合には、外部で加熱された湯水の温度が熱源機1の要求する温度より低い場合がある。この場合は、熱源機1は非燃焼動作を行わずに湯水を燃焼装置2でさらに加熱するものとする。
また、上記した加熱した湯水を供給する給水源には、例えば、公知の太陽熱温水機等が挙げられる。
図示しないリモコン等で風呂追い焚き運転が要求されると、風呂用ポンプ34が動作され、浴槽10内の湯水が燃焼装置2の風呂用熱交換部26に送られて昇温する。そして昇温された湯水は、風呂往き管32を経て浴槽10に戻される。
図示しないリモコン等で風呂自動落とし込み運転が要求されると、注湯電磁弁71が開いた状態となる。そして図示しない給水源から供給された湯水が入水管41を流れて燃焼装置2へ導入され、二次熱交換器24、一次熱交換器23の給湯用熱交換部25を経て出湯管44へ出湯する。なお、このとき燃焼動作時であれば、湯水は二次熱交換器24及び一次熱交換器23を通過すると共に昇温される。そして、出湯管44へ出湯した湯水はバイパス管50を通過した湯水と混合され、風呂自動落とし込み管70を介して風呂戻り管31に出湯され、浴槽10へと落とし込まれる。
給湯栓61等が操作されて出湯要求があると、図示しない給水源から供給された湯水が入水管41を流れて燃焼装置2へ導入され、二次熱交換器24、一次熱交換器23の給湯用熱交換部25を経て出湯管44へ出湯する。なお、このとき燃焼動作時であれば、湯水は二次熱交換器24及び一次熱交換器23を通過すると共に昇温される。そして、出湯管44へ出湯した湯水はバイパス管50を通過した湯水と混合され、一般給湯管60へと出湯される。そして一般給湯管60から給湯栓61へと供給される。
熱源機1では、風呂自動落とし込み運転を開始され注湯電磁弁71が開かれると(ステップ1)、燃焼装置2の燃焼部22が燃焼動作を開始する。ここで、他栓使用判定では、燃焼装置2の燃焼動作が安定するまで待機する(ステップ2)。なお、このとき待機する時間Y1は適宜設定してよく、例えば、熱源機1で使用する燃焼装置に合わせて2秒〜15秒の間のいずれかの値を設定してよい。
なお他栓不使用時とは、熱源機1に供給された湯水が風呂の自動落とし込み運転のみに使用され、給湯栓61等で使用されない状態とする。
コントローラ5が、入水温度センサ47が取得した入水温度T1と、出湯温度センサ49が取得した出湯温度T2と、風呂用温度センサ37が取得した落とし込み温度T3と、入水流量センサ46が取得した缶体流量Q1と、風呂用流量センサ36が取得した落とし込み流量Q2から、缶体入熱量J1を下記式(1):
J1=Q1×(T2−T1) ・・・(1)
によって演算すると共に、注湯熱量J2を下記式(2):
J2=Q2×(T3−T1) ・・・(2)
によって演算する。
X1=J1/J2 ・・・(3)
に基づいて演算する。
具体的には、ステップ3で演算された缶体入熱量J1、注湯熱量J2、補正値X1と、入水温度センサ47又は風呂用温度センサ37によってそれぞれ取得した落とし込み温度T3、入水温度T1から他栓使用流量AQ1を下記式(4):
AQ1=(J1−J2×X1)/(T3−T1) ・・・(4)
によって演算する。
なお、割り込んで実施した給湯運転が終了した後で風呂自動落とし込み運転が再開される場合、他栓使用判定も再びステップ1から実施される。
このとき浴槽10に要求された水量が落とし込まれていなければ、ステップ4に戻って他栓使用流量AQ1を再び演算する。また、浴槽10に要求された水量が落とし込まれていれば、注湯電磁弁71を閉じて(ステップ7)風呂自動落とし込み運転及び他栓使用判定を終了する。
缶体入熱量の積算値SJ1と注湯熱量の積算値SJ2の具体的な演算方法は以下のとおりである。
X1=SJ1/SJ2 ・・・(5)
に基づいて演算する。
そして、各センサで情報を取得して補正値X2の演算を実施する。
コントローラ5が、出湯温度センサ49が取得した出湯温度T2と、風呂用温度センサ37が取得した落とし込み温度T3と、入水流量センサ46が取得した缶体流量Q1と、風呂用流量センサ36が取得した落とし込み流量Q2から、缶体入熱量J1を下記式(6):
J1=Q1×(T2−0) ・・・(6)
によって演算すると共に、注湯熱量J2を下記式(7):
J2=Q2×(T3−0) ・・・(7)
によって演算する。
X2=J2/J1 ・・・(8)
に基づいて演算する。
具体的には、ステップ3で演算された缶体入熱量J1、注湯熱量J2、補正値X2と、風呂用温度センサ37によってそれぞれ取得した落とし込み温度T3から他栓使用流量AQ1を下記式(9):
AQ1=(J1×X2−J2)/(T3−0) ・・・(9)
によって演算する。
なお、割り込んで実施した給湯運転が終了した後で風呂自動落とし込み運転が再開される場合、他栓使用判定も再びステップ1から実施される。
このとき浴槽10に要求された水量が落とし込まれていなければ、ステップ5に戻って他栓使用流量AQ1を再び演算する。また、浴槽10に要求された水量が落とし込まれていれば、注湯電磁弁71を閉じて(ステップ8)風呂自動落とし込み運転及び他栓使用判定を終了する。
このように、燃焼装置2の燃焼動作時と非燃焼動作時における演算方法を統一することにより、燃焼動作時と非燃焼動作時で演算方法が異なる場合と比べて、演算方法の違いによる計算誤差が発生しないという利点がある。
ここで上記した各実施形態の熱源機1では、入水温度T1と出湯温度T2の差や式(6)の値等から、この燃焼装置2の缶体余熱の有無を把握することができる。燃焼装置2の缶体余熱がある場合、非燃焼動作時であっても上記のような燃焼動作時の他栓使用判定を行ってもよい。このようにすることで、燃焼装置2の非燃焼動作時に、何らかの要因によって水圧が変化してしまい、バイパス比率の維持ができなくなってしまった場合であっても他栓使用判定を実施することができる。
なお、風呂自動落とし込み時に他の給湯栓61の使用以外で水圧が変化する要因には、近隣で水が使用された場合等がある。
その場合、風呂自動落とし込みで使用される熱量(注湯熱量J2)とその他の給湯栓61で使用される熱量の比率が取得できればよい。具体的には、演算誤差や配管等への放熱ロスが無いと仮定した場合の、注湯熱量J2とその他の給湯栓61で使用される熱量の比率が取得できればよい。この比率が取得できれば、演算誤差や配管等への放熱ロスが無いと仮定した場合の、燃焼装置2から出湯された湯水の熱量(缶体入熱量J1)と風呂の落とし込みで使用する熱量(注湯熱量J2)との比率(以下熱量の比率の理論値)が取得できる。そして、上記した第1式(3)又は式(4)で算出した補正値X1又は補正値X2を、熱量の比率の理論値で補正することによって、缶体入熱量J1又は注湯熱量J2を補正するための値を得ることができる。
しかしながら、本発明の熱源機が行う他栓使用判定は、缶体入熱量J1がそのまま注湯熱量J2として使用される状況下で演算されることが望ましい。即ち、熱量の値の演算誤差や配管等への放熱ロスが無いと仮定した場合、缶体入熱量J1又は注湯熱量J2が1対1となることが予測される状況下で実施することが望ましい。このように実施することにより、補正値を算出するときの演算回数を減らすことができるため、補正値の演算が容易になる。
X1=J2/J1 ・・・(10)
とし、他栓使用流量AQ1を下記式(11):
AQ1=(J1×X1−J2)/(T3−T1) ・・・(11)
としてもよい。即ち、缶体入熱量J1と注湯熱量J2の比率によって、缶体入熱量J1又は注湯熱量J2のいずれか一方の他方に対する割合を補正できればよい。
また、第2の実施形態でも同様に、補正値X2を下記式(12):
X2=J1/J2 ・・・(12)
とし、他栓使用流量AQ1を下記式(13):
AQ1=(J1−J2×X1)/(T3−0) ・・・(13)
としてもよい。
上記した各実施形態に準じた熱源機で、燃焼動作時において、他栓使用流量AQ1を式(1)乃至式(4)に基づいて演算した。算出された他栓使用流量AQ1の誤差は1L/min以下となった。
上記した各実施形態に準じた熱源機で、非燃焼動作時において、他栓使用流量AQ1を式(6)乃至式(9)に基づいて演算した。算出された他栓使用流量AQ1の誤差は1L/min以下となった。
上記した各実施形態に準じた熱源機で、燃焼動作時において、他栓使用流量AQ2を式(1)、式(2)及び下記式(14):
AQ2=(J1−J2)/(T3−T1) ・・・(14)
に基づいて演算した。即ち、熱量の比率で補正を実施しない演算方法で他栓使用流量AQ2を算出した。算出された他栓使用流量AQ2には4L/min程度の誤差が検出された。
上記した各実施形態に準じた熱源機で、非燃焼動作時において、他栓使用流量AQ2を式(6)、式(7)及び下記式(15):
AQ2=(J1−J2)/(T3−0) ・・・(15)
に基づいて演算した。即ち、熱量の比率で補正を実施しない演算方法で他栓使用流量AQ2を算出した。算出された他栓使用流量AQ2には4L/min程度の誤差が検出された。
23 一次熱交換器(熱交換器)
24 二次熱交換器(熱交換器)
41 入水管
44 出湯管
50 バイパス管
60 一般給湯管
70 風呂自動落とし込み管
Claims (3)
- 熱交換器と、熱交換器の上流側に位置する入水管と、熱交換器の下流側に位置する出湯管とを有し、
前記出湯管は少なくとも一般給湯管と風呂自動落とし込み管とに分岐し、
一般給湯と風呂自動落とし込みとを実施可能であると共に風呂自動落とし込み時に一般給湯の使用の有無を判定する他栓使用判定が実施可能な熱源機であって、
前記入水管及び出湯管、並びに風呂自動落とし込み管を流れる湯水の温度、流量、熱量を取得又は演算可能であると共に、出湯管を流れる湯水と風呂自動落とし込み管を流れる湯水の熱量の比率を演算可能であり、
出湯管を流れる湯水の熱量又は風呂自動落とし込み管を流れる湯水の熱量のいずれかを演算された熱量の比率に基づいて補正し、補正した熱量の値によって他栓使用判定を実施するものであり、
前記入水管と出湯管とがバイパス管によって接続され、
外部から入水管を通って供給される湯水が熱交換器内を通過して出湯管へと出湯されるとき、熱交換器を通過した湯水とバイパス管を通過した湯水との混合が可能であり、
熱交換器の非燃焼動作時において、前記バイパス管を流れる湯水の流量を固定すると共に出湯管を流れる湯水と風呂自動落とし込み管を流れる湯水との熱量の比率の演算し、
出湯管を流れる湯水の熱量又は風呂自動落とし込み管を流れる湯水の熱量のいずれかを演算された熱量の比率に基づいて補正し、補正した熱量の値によって他栓使用判定を実施することを特徴とする熱源機。 - 熱交換器と、熱交換器の上流側に位置する入水管と、熱交換器の下流側に位置する出湯管とを有し、
前記出湯管は少なくとも一般給湯管と風呂自動落とし込み管とに分岐し、
一般給湯と風呂自動落とし込みとを実施可能であると共に風呂自動落とし込み時に一般給湯の使用の有無を判定する他栓使用判定が実施可能な熱源機であって、
前記入水管及び出湯管、並びに風呂自動落とし込み管を流れる湯水の温度、流量、熱量を取得又は演算可能であると共に、出湯管を流れる湯水と風呂自動落とし込み管を流れる湯水の熱量の比率を演算可能であり、
出湯管を流れる湯水の熱量又は風呂自動落とし込み管を流れる湯水の熱量のいずれかを演算された熱量の比率に基づいて補正し、補正した熱量の値によって他栓使用判定を実施するものであり、
出湯管を流れる湯水の熱量の積算値と風呂自動落とし込み管を流れる湯水の熱量の積算値との比率を演算し、
出湯管を流れる湯水の熱量又は風呂自動落とし込み管を流れる湯水の熱量のいずれかを演算された熱量の比率に基づいて補正し、補正した熱量の値によって他栓使用判定を実施することを特徴とする熱源機。 - 他栓不使用時において出湯管を流れる湯水と風呂自動落とし込み管を流れる湯水との熱量の比率を演算し、
出湯管を流れる湯水の熱量又は風呂自動落とし込み管を流れる湯水の熱量のいずれかを演算された熱量の比率に基づいて補正し、補正した熱量の値によって他栓使用判定を実施することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱源機。
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