JP5598559B2 - 電流センサ - Google Patents

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Description

本発明は、導線及びコアを備える電流センサに関する。
導線及びコアを備える電流センサに関する先行技術文献として、例えば特許文献1が知られている。
特開2003−14789号公報
例えば、導線とコアとの位置関係の精度が良いほど、個々の電流センサ間の電気的特性のばらつきが抑えられる。ところが、従来技術では、導線とコアとの位置関係を精度良く決めることが難しかった。本発明は、導線とコアとの位置関係を精度良く決めることを容易に行うことができる、電流センサの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
導線と、
前記導線と嵌め合う孔部と、前記孔部に連通するギャップとを有するコアと、
前記ギャップに配置され磁電変換部がモールド樹脂によって覆われた磁束検出部を有する磁気センサと、
前記磁束検出部を支持する支持部材とを備え、
前記支持部材は、前記磁束検出部を収容し支持するセンサ支持部と、前記コアを収容し支持するコア支持部とを有し、前記センサ支持部と前記コア支持部とが一体化した一つの樹脂部品であり、
前記磁束検出部は前記センサ支持部に挿入されて収容されることにより固定され、前記コアは前記磁束検出部とは反対方向から前記コア支持部に挿入されて収容される、電流センサを提供するものである。
本発明によれば、導線とコアとの位置関係を精度良く決めることを容易に行うことができる。
本発明の一実施形態である電流センサの斜視図である。 本発明の一実施形態である電流センサの斜視図である。 本発明の一実施形態である電流センサの分解斜視図である。 導線とコアとの組み付け手順を示した図である。 導線とコアとの組み付け手順を示した図である。 センサホルダの外形図である。 電流センサを構成するサブアッセンブリの斜視図である。 サブアッセンブリの正面図である。 図8のA−Aにおける断面図である。 シミュレーションをしたときの導線とコアとの関係を示した図である。 Z軸方向のギャップ中央における磁束密度のシミュレーション結果である。 方向性電磁鋼板の磁化容易方向に長手方向が一致するように形成されたコアを使用した場合の磁気センサの出力電圧の直線性を実測したグラフである。 方向性電磁鋼板の磁化容易方向に長手方向が一致しないように形成されたコアを使用した場合の磁気センサの出力電圧の直線性を実測したグラフである。 無方向性電磁鋼板から形成されたコアを使用した場合の磁気センサの出力電圧の直線性を実測したグラフである。 導線とコアとの嵌め合いの一例を示した図である。 導線とコアとの嵌め合いの一例を示した図である。 電流センサの端子配列の一例を示した表である。 電流センサの端子配列の一例を示した表である。 本発明の一実施形態である電流センサの斜視図である。 カバーを取り除いた電流センサの斜視図である。 センサホルダの斜視図である。 センサホルダの外形図である。
図1は、本発明の一実施形態である電流センサ1の上方からの斜視図である。図2は、電流センサ1の下方からの斜視図である。図3は、電流センサ1の分解斜視図である。電流センサ1は、導線10に流れる電流によって発生した磁束(磁界)を検出し、その検出した磁束(磁界)の変化に応じた検出信号を出力するデバイスである。電流センサ1から出力される検出信号を用いることによって、導線10に流れる電流の大きさを測定できる。電流センサ1は、例えば、導線10と、コア20と、磁気センサ30と、センサホルダ40と、カバー50とを備えている。
コア20は、導線10に流れる電流によって発生した磁束を集め、その磁束が通る経路を形成する。コア20は、導線10と嵌め合う円孔部21と、円孔部21に連通するギャップ22とを有している。磁気センサ30は、ギャップ22に配置される磁束検出部32と、磁束検出部32によって検出された磁束に応じた検出信号を外部に出力するためのリード部33とを有している。センサホルダ40は、磁気センサ30の磁束検出部32を支持する支持部材である。カバー50は、コア20を覆う被覆部である。
図4,図5は、導線10とコア20の円孔部21との組み付け手順を示した図である。導線10は、円孔部21に組み付けられる前は、直線状の棒体である。図4に示されるように、直線状の導線10が、円孔部21の円孔中心を通る軸線方向から円孔部21に挿通される。
導線10と円孔部21は、嵌め合いの関係を有するように成形されているため、導線10が円孔部21に挿通されることにより、導線10とコア20との位置関係を所定の寸法通りに精度良く決めることを容易に行うことができる。また、導線10と円孔部21は嵌め合いの関係を有するので、円孔部21がギャップ22と連通していても、導線10がその連通方向にギャップ22内を移動することによってコア20から外れることを防止できる。
また、導線10と円孔部21は嵌め合いの関係を有するので、導線の周りに単に間隔を空けてコアが配置されている構成に比べて、電流センサの小型化とコストダウンを容易にできる。また、そのような大きな間隔が無いため、磁気センサの磁気感度(導線を流れる単位電流あたりのギャップ内の磁界強度)が向上し、外部誘導ノイズを低減できる。また、磁気感度等の電気的特性の電流センサ間のばらつきを抑えることができる。また、コアと導体がほぼ密着されているため、導体を効率的にコアを介して放熱できる。そのため、導体に大電流が流れても、放熱性が良いため、電流センサ全体の温度上昇を抑えられる。
次に、図5に示されるように、導線10は、円孔部21と挿通部11で嵌まり合った後、円孔部21に嵌まり合ってない部位で曲げ加工されている。このように、円孔部21の軸線方向におけるコア20の両端側で導線10が曲げ加工されることによって、挿通部11と先端部12との間に曲げ部13が形成される。挿通部11は、導線10の円孔部21との嵌め合い部位を含んだ直線部である。電流センサ1は、不図示の取付相手部材に先端部12で取り付けられることが可能である。
なお、導線10と円孔部21との嵌め合い方式は、嵌め合いによるストレスによって電流センサ1としての電気的特性が変化しないように、すきまばめ(円孔部21の内径の最小許容寸法よりも導線10の外径の最大許容寸法が小さい)であることが好ましい。
次に、電流センサ1の各構成について更に詳細に説明する。
図3に示されるように、導線10は、円孔部21に嵌め合い可能な円状断面を有し、線径が一定の導体である。また、導線10に流れる電流がコア20に流出しないように、導線10と円孔部21との間に絶縁体が介在していることが好ましい。この絶縁体は、導線10の被膜でもよいし、コア20の被膜でもよいし、導線10と円孔部21との間に配置された絶縁性部材でもよい。導線10の具体例として、エナメル被覆銅線が挙げられる。また、絶縁皮膜等の絶縁層の具体例として、エナメル皮膜、ポリウレタン皮膜、ポリイミド皮膜、ポリアミドイミド皮膜などが挙げられる。
導線10は、コア20に対して回転可能な嵌め合いで、円孔部21と嵌め合っているとよい。これにより、導線10の先端部12が取り付けられる部材(例えば、基板など)の取り付け実装面の向きに応じて、先端部12を任意の方向に向けることができる。本実施形態の場合、導線10は円孔部21と嵌め合い可能な円状断面を有しているので、導線10はコア20の円孔部21の軸線を中心に回転できる。また、曲げ部13の位置(例えば、曲げ部13間の間隔)を変更しても、多様な取り付け実装面を有する部材に電流センサ1を先端部12で実装することができる。
コア20は、ギャップ22が途中に形成される磁束経路であり、導線10の挿通部11の周囲に配置されたU字状部位を有する軟磁性体である。ギャップ22は、コア20の一部が空間的に開放された部位であり、円孔部21に空間的に繋がっている。コア20は、ギャップ22及び円孔部21を形成するように対置する一対の延在部23,24と、ギャップ22及び円孔部21が形成されるように延在部23と延在部24とを連結する連結部25とを有している。
コア20は、同形の複数の薄板20aが密着して積層する構成を有している。薄板20aは、例えば、電磁鋼板を打ち抜くことによって製造される。薄板20aは、互いに接着材によって接着されてもよいし、接着されてなくてもよい。互いに接着されてない場合、詳細は後述するが、コア20の形状が保持されるように、複数の薄板20aはセンサホルダ40等によって固定されることが好ましい。
磁気センサ30は、直方体状の磁束検出部32と、磁束検出部32の一側面から延びるリード部33とを有している。磁束検出部32は、ギャップ22のギャップ長方向にギャップ22を貫く磁束密度(磁界強度)を検出し、その検出した磁束密度(磁界強度)に応じた電圧を出力する磁電変換部31を有している。ギャップ22のギャップ長方向とは、円孔部21の軸線に平行なX軸方向に直交し、且つ、円孔部21とギャップ22との連通方向に平行なY軸方向に直交する、Z軸方向である。
磁電変換部31は、例えば、磁束検出部32に内蔵され、モールド樹脂等の絶縁体によって覆われている。磁電変換部31の具体例として、ホール効果を利用するホール素子が挙げられる。磁電変換部31の出力電圧は、リード部33が取り付けられる不図示の基板等の取付相手部材を介して外部に供給される。また、磁電変換部31から電圧を出力させるための制御電流が、外部からリード部33を介して磁電変換部31に供給される。
図17は、電流センサ1の端子配列の一例を示した表である。符号33a〜33eは、リード部33に構成される各リード端子(図8参照)を表し、符号12a,12bは、導線10の先端部12における電流測定端子(図8参照)を表す。センサ駆動電源端子33bとセンサグランド端子33cとの間に印加される電源電圧が、磁電変換部31の動作電圧である。磁電変換部31の出力電圧は、一方の先端部12における測定電流路端子12aと他方の先端部12における測定電流路端子12bとの間に流れる電流の大きさに応じて、出力電圧端子33dから出力される。テスト端子33a,33eは、磁電変換部31の検査時に使用される端子である。
センサホルダ40は、磁束検出部32がギャップ22内を動かないように磁束検出部32を保持する樹脂部品である。図6は、センサホルダ40の外形図である。図6(a)は、センサホルダ40の平面図、図6(b)は、センサホルダ40の一方の側面図、図6(c)は、センサホルダ40の正面図、図6(d)は、センサホルダ40の背面図、図6(e)は、センサホルダ40の下面図である。図6(b)の側面図に対して反対側の側面図については、図6(b)と同様のため、省略する。図7は、磁気センサ30を収容するセンサホルダ40と、導線10とコア20との嵌め合い品(図5参照)とが組み付いたサブアッセンブリの斜視図である。図8は、図7のサブアッセンブリの正面図であり、図9は、図8のA−Aにおける断面図である。
磁気センサ30は、例えば、図5に示した導線10とコア20との嵌め合い品(コアアッセンブリ)に取り付けられたセンサホルダ40に組み付けられる。磁気センサ30が予め取り付けられたセンサホルダ40が、コアアッセンブリに組み付けられてもよい。図7のサブアッセンブリ(ホルダアッセンブリ)は、図3に示したカバー50で覆われる前に、導線10、コア20、磁気センサ30及びセンサホルダ40のうちいずれかの組み合わせの部品同士で、仮固定されてよい。例えば、エポキシ樹脂等の接着剤が塗布されて熱硬化される。
センサホルダ40は、図3及び図6〜図9に示されるように、磁気センサ30の磁束検出部32を支持するセンサ支持部41と、導線10を支持する導線支持部46と、コア20を延在部23を押さえることにより支持するコア支持部42とを有している。センサ支持部41は、詳細は後述するが、導線10を支持する導線支持部としても機能する。このように、センサホルダ40は、磁束検出部32と導線10とコア20のそれぞれの支持部が一体化した支持機構を有している。このような一体支持機構を有するセンサホルダ40を使用することにより、導線10とコア20と磁束検出部32との位置関係を精度良く決めることを容易に行うことができる。また、電流センサ1を容易に小型化できる。
センサ支持部41とコア支持部42は、ギャップ22のギャップ長方向に平行な上下方向に配置され、上段に配置されたセンサ支持部41と下段に配置されたコア支持部42は隔壁48によって区切られている。導線支持部46は、コア支持部42の側面部からX軸方向に延出している。
センサ支持部41は、ギャップ22内に挿入されて配置される部位であって、磁束検出部32を収容する磁束検出部用収容部43(以下、単に「収容部43」とも称する)を有している。収容部43は、磁束検出部32を覆うように収容する箱形部位である。磁束検出部32が収容部43に収容されることにより、磁束検出部32がギャップ22内に固定される。収容部43は、Y軸方向に開口する開口部を有し、磁束検出部32はこの開口部から挿入される。
収容部43のコア支持部42側の周壁である隔壁48は、磁束検出部32のリード部33側の側面に引っ掛かって磁束検出部32を係止する弾性的な爪部44を有している(図3,図6,図9を参照)。爪部44は、磁束検出部32が圧入されて収容部43に収容されるように形成されたスナップフィットとして機能する。爪部44によって、磁束検出部32を収容部43内に強固に固定でき、磁束検出部32が収容部43から容易に抜け出ることを防止できる。また、組み立て性、生産性が向上する。爪部44は、隔壁48以外の収容部43を構成する周壁に形成されてもよい。
また、センサ支持部41は、導線10を支持する導線支持部としても機能し、導線10の円孔部21との嵌め合い部位(例えば、挿通部11)を支持する嵌め合い部位支持部を有する。センサ支持部41は、例えば図6に示されるように、嵌め合い部位支持部として、当接側面49を有している。センサ支持部41は、例えば図9に示されるように、円孔部21の軸線方向且つギャップ22のギャップ長方向に直交するY軸方向から導線10の挿通部11を円孔部21の内周面に向けて押さえることによって、導線10を支持する当接側面49を有している。当接側面49が挿通部11に接触して押さえることにより、導線10とコア20との位置関係を精度良く決めることを容易に行うことができる。
導線支持部46は、図3,図6〜図8に示されるように、導線10の円孔部21と嵌め合っていない部位である非嵌め合い部位(例えば、先端部12)を支持する非嵌め合い部位支持部である。この非嵌め合い部位は、導線10が円孔部21と嵌め合いされない部位である。導線支持部46は、導線10の先端部12をY軸方向から支持するU字状の腕部46aを有している。腕部46aによって、導線10とコア20との位置関係を精度良く決めることを容易に行うことができる。また、腕部46aと先端部12が嵌め合わせの関係を有することにより、先端部12を強固に固定でき、生産性、組み付け性が向上する。また、導線10が円孔部21を中心に回転可能に円孔部21に嵌め合いされていても、腕部46aは、先端部12がY軸方向の一方の方向に移動することを規制できる。
コア支持部42は、図3,図6〜図9に示されるように、コア20の延在部23を収容する延在部用収容部45(以下、単に「収容部45」とも称する)を有している。収容部45は、延在部23を覆うように収容する箱形部位である。延在部23が収容部45に収容されることにより、センサホルダ40とコア20が互いに組み付けられる。収容部45は、Y軸方向に開口する開口部を有し、延在部23はこの開口部から挿入される。つまり、センサホルダ40とコア20が互いに組み付けられる際、延在部23がコア支持部42の収容部45に挿入されると同時に、センサ支持部41はギャップ22内に挿入される。
また、図9に示されるように、ギャップ22のギャップ長方向において、延在部23のギャップ22側とは反対側の角部には、収容部45のギャップ22側とは反対側の周壁47の角部に引っ掛かる爪部26が形成されてもよい。爪部26によって、延在部23を収容部45内に挿入完了後に強固に固定でき、延在部23が収容部45から容易に抜け出ることを防止できる。また、組み立て性、生産性が向上する。爪部26は、延在部23の別の部位に形成されてもよい。
また、コア20が複数の薄板20aが積層されて構成された積層型コアの場合、延在部23が収容部45に収容されることによって、コア20の形状を強固に保持できる。特に、複数の薄板20aが接着剤等によって互いに接着されずに積層された構成の場合、薄板20aがばらばらにならないように、コア20の形状を強固に保持できる。
カバー50は、図1〜図3に示されるように、導線10の挿通部11及び曲げ部12、コア20、並びにセンサホルダ40のセンサ支持部41及びコア支持部42を覆う絶縁性の被覆部である。カバー50の材質として、樹脂材が挙げられる。これにより、例えば、コア20が不図示の外部導体と接触することより、電流センサ1としての電気的特性が変化することを防止できる。また、カバー50は、粉体塗装から形成された封止樹脂でもよい。これにより、導線10と円孔部21との間の微小な嵌め合いクリアランスや、センサ支持部41と導線10との間の隙間などに粉体塗装が浸入するので、導線10とコア20との位置関係を精度良く決めることを容易に行うことができる。
なお、リード部33の折り曲げ加工は、カバー50が設けられる前に実施されてもよいし、カバー50が設けられた後に実施されてもよい。
図19は、本発明の一実施形態である電流センサ2の上方からの斜視図である。図20は、カバー150を取り除いた電流センサ2の上方からの斜視図である。電流センサ2は、例えば、導線10と、コア20と、磁気センサ130と、センサホルダ140と、カバー150とを備えている。上述の実施形態と同様の構成及び効果についての説明は省略又は簡略する。
コア20は、導線10と嵌め合う孔部として、円孔部21を有し、導線10と嵌め合う孔部に連通するギャップとして、ギャップ22を有する点は、上述の実施形態と同様である。また、カバー150は、少なくともコア20を覆う絶縁性の被覆部であり、上述のカバー50と同様である。
磁気センサ130は、ギャップ22に配置される直方体状の磁束検出部132と、磁束検出部132の一側面から延びるリード部133とを有している。磁束検出部132は、ギャップ22のギャップ長方向にギャップ22を貫く磁束密度(磁界強度)を検出し、その検出した磁束密度(磁界強度)に応じた電圧を出力する磁電変換部を有している。なお、磁気センサ130は、上述の磁気センサ30でもよいし、他の検出形式の磁気センサでもよい。
図18は、電流センサ2の端子配列の一例を示した表である。符号133a〜133dは、リード部133に構成される各リード端子(図20参照)を表し、符号12a,12bは、導線10の先端部12における電流測定端子(図20参照)を表す。センサ駆動電源端子133aとセンサグランド端子133cとの間に印加される電源電圧が、磁束検出部132の磁電変換部の動作電圧である。磁電変換部の出力電圧は、一方の先端部12における測定電流路端子12aと他方の先端部12における測定電流路端子12bとの間に流れる電流の大きさに応じて、出力電圧端子133bから出力される。テスト端子133dは、磁電変換部の検査時に使用される端子である。
センサホルダ140は、磁束検出部132がギャップ22内を動かないように磁束検出部132を保持する樹脂部品である。図21は、センサホルダ140の斜視図である。図21(a)は、センサホルダ140の上方からの斜視図、図21(b)は、センサホルダ140の下方からの斜視図である。図22は、センサホルダ140の外形図であり、図22(a)は平面図、図22(b)は正面図、図22(c)は下面図、図22(d)は側面図、図22(e)は背面図である。図22(d)の側面図に対して反対側の側面図については、図22(d)と同様のため、省略する。
センサホルダ140は、磁気センサ130の磁束検出部132を支持するセンサ支持部141と、コア20を延在部23を押さえることにより支持するコア支持部142と、コア20を延在部24を押さえることにより支持するコア支持部182とを有している。センサ支持部141は、詳細は後述するが、導線10を支持する導線支持部としても機能する。このように、センサホルダ140は、磁束検出部132と導線10とコア20のそれぞれの支持部が一体化した支持機構を有している。このような一体支持機構を有するセンサホルダ140を使用することにより、導線10とコア20と磁束検出部132との位置関係を精度良く決めることを容易に行うことができる。また、電流センサ2を容易に小型化できる。
センサ支持部141とコア支持部142とコア支持部182は、ギャップ22のギャップ長方向に平行な上下方向に配置されている。中段に配置されたセンサ支持部141と上段に配置されたコア支持部182は、隔壁188によって区切られ、中段に配置されたセンサ支持部141と下段に配置されたコア支持部142は隔壁148によって区切られている。
センサ支持部141は、ギャップ22内に挿入されて配置される部位であって、磁束検出部132を収容する磁束検出部用収容部143(以下、単に「収容部143」とも称する)を有している。収容部143は、磁束検出部132を覆うように収容する箱形部位である。磁束検出部132が収容部143に収容されることにより、磁束検出部132がギャップ22内に固定される。収容部143は、Y軸方向に開口する開口部を有し、磁束検出部132はこの開口部から挿入される。
収容部143のコア支持部142側の周壁である隔壁148は、磁束検出部132のリード部133側の側面に引っ掛かって磁束検出部132を係止する弾性的な爪部144を有している。爪部144は、磁束検出部132が圧入されて収容部143に収容されるように形成されたスナップフィットとして機能する。爪部144によって、磁束検出部132を収容部143内に強固に固定でき、磁束検出部132が収容部143から容易に抜け出ることを防止できる。また、組み立て性、生産性が向上する。爪部144は、隔壁148以外の収容部143を構成する周壁に形成されてもよい。
例えば、収容部143のコア支持部182側の周壁である隔壁188は、磁束検出部132のリード部133側の側面に引っ掛かって磁束検出部132を係止する弾性的な爪部184を有している。爪部184も、爪部144と同様の機能及び効果を有している。爪部184は、磁束検出部132が挿入されてくる方向に向かって隔壁188から延出する板状の延出部188aに、爪部144と対向するように形成されている。延出部188aは、隔壁188を支点に撓みやすいように弾性的に形成されている。延出部188aがこのような弾性を有することによって、磁束検出部132の挿入時の組み付け性が向上する。爪部184は、延出部188aの延出方向の先端部に形成されている。
また、センサ支持部141は、導線10を支持する導線支持部としても機能し、導線10の円孔部21との嵌め合い部位(例えば、挿通部11)を支持する嵌め合い部位支持部を有する。センサ支持部141は、例えば、嵌め合い部位支持部として、当接側面149を有している。当接側面149は、上述の当接側面49(図9参照)と同様の機能及び効果を有している。
コア支持部142は、コア20の延在部23を収容する延在部用収容部145(以下、単に「収容部145」とも称する)を有している。収容部145は、延在部23を覆うように収容する箱形部位である。延在部23が収容部145に収容されることにより、センサホルダ140とコア20が互いに組み付けられる。収容部145は、Y軸方向に開口する開口部を有し、延在部23はこの開口部から挿入される。つまり、センサホルダ140とコア20が互いに組み付けられる際、延在部23がコア支持部142の収容部145に挿入されると同時に、センサ支持部141はギャップ22内に挿入される。
収容部145は、コア20が圧入して収容されるように形成された突起部191を有している。収容部145を構成する周壁147の内面に突起部191を設けることによって、延在部23が収容部145に挿入される際に周壁147の内面と延在部23との間の隙間が拡がる。これにより、延在部23と収容部145との組み付け性が向上するとともに、突起部191で延在部23を突起部191の突出方向に押さえつけることができるため、コア20をセンサホルダ40に強固に固定できる。図示の場合の突起部191は、円孔部21の軸線方向に、収容部145の周壁147の内面から突き出ている。
コア20が複数の薄板20aが積層されて構成された積層型コアの場合、延在部23が収容部145に収容されることによって、コア20の形状を強固に保持できる。特に、複数の薄板20aが接着剤等によって互いに接着されずに積層された構成の場合、薄板20aがばらばらにならないように、コア20の形状を強固に保持できる。また、突起部191を有することによって、薄板20aの各配置位置のずれを更に抑えやすくなるため、電流の検出特性が安定する。
また、図20に示されるように、ギャップ22のギャップ長方向において、延在部23のギャップ22側とは反対側の角部には、収容部145のギャップ22側とは反対側の周壁147の角部に引っ掛かる爪部26が形成されてもよい。爪部26によって、延在部23を収容部145内に挿入完了後に強固に固定でき、延在部23が収容部145から容易に抜け出ることを防止できる。また、組み立て性、生産性が向上する。爪部26は、延在部23の別の部位に形成されてもよい。
コア支持部182は、延在部23とは別の延在部である延在部24を収容する延在部用収容部185(以下、単に「収容部185」とも称する)を有している。収容部185は、コア20の円孔部21の軸線方向でコア20の延在部24を挟んで収容する一対の壁部187を有している。壁部187は、コア20の円孔部21の軸線方向において、収容部185の両端に設けられている。延在部24が壁部187に挟まれて収容されることにより、センサホルダ140とコア20が互いに組み付けられる。センサホルダ140とコア20が互いに組み付けられる際、延在部24がコア支持部182の収容部185に挿入されると同時に、センサ支持部141はギャップ22内に挿入される。
収容部185は、コア20が圧入して収容されるように形成された突起部192を有している。収容部185を構成する壁部187の内面に突起部192を設けることによって、延在部24が収容部185に挿入される際に壁部187の内面と延在部24との間の隙間が拡がる。これにより、延在部24と収容部185との組み付け性が向上するとともに、突起部192で延在部24を突起部192の突出方向に押さえつけることができるため、コア20をセンサホルダ40に強固に固定できる。図示の場合の突起部192は、円孔部21の軸線方向に、収容部185の壁部187の内面から突き出ている。
コア20が複数の薄板20aが積層されて構成された積層型コアの場合、延在部24が収容部185に収容されることによって、コア20の形状を強固に保持できる。特に、複数の薄板20aが接着剤等によって互いに接着されずに積層された構成の場合、薄板20aがばらばらにならないように、コア20の形状を強固に保持できる。また、突起部192を有することによって、薄板20aの各配置位置のずれを更に抑えやすくなるため、電流の検出特性が安定する。
次に、電流センサのコンピュータ上のシミュレーション結果について説明する。
図10の3つの場合において、導線10に同じ電流を流すことにより、円筒状のコア20の一部に形成されたギャップ中に発生する磁束密度についてシミュレーションを行った。図10(a)は、コア20がφ2の内径とφ6の外径を有する場合であり、図10(b)は、コア20がφ4の内径とφ8の外径を有する場合であり、図10(c)は、コア20がφ6の内径とφ10の外径を有する場合である。φ*は、直径(単位mm)を表す。図10の各場合の導線10の直径は、いずれも2mmである。図10(a)は、導線とコアの円孔部が嵌め合った構成を想定し、図10(b),図10(c)は、導線とコアの円孔部が嵌め合ってない構成を想定している。
図11は、図10の3つの場合についての、Z軸方向のギャップ中央における磁束密度のシミュレーション結果である。dは、Z軸方向のギャップ中央におけるY軸方向の長さを表し、ギャップのコア外径側端部を0mmとし、ギャップのコア内径側端部を2mmとする。
図11に示されるように、導線とコアが嵌め合わない図10(b)のφ4−φ8及び図10(c)のφ6−φ10の場合、導線とギャップに間隙がある。このため、ギャップ中において導線に近い位置ほど磁束密度は低下し、平らにならない。ギャップ内に配置されるホール素子は、磁束密度に比例した信号を出力する。したがって、ホール素子を導線に近づけるほど、ホール素子と導線との間の寸法のばらつきに対して一定の信号を精度良く出力する電流センサを生産することが難しい。
これに対し、導線とコアが嵌め合う図10(a)のφ2−φ6の場合、他の場合に比べて、ギャップ中において導線に近い位置ほど磁束密度の分布が平らになる。したがって、ホール素子を導線に近づけるほど、ホール素子と導線との間の寸法のばらつきに対して一定の信号を精度良く出力する電流センサを容易に生産することができる。つまり、ホール素子の磁束検出点が、Y軸方向におけるギャップの中心位置(この場合、d=1mm)に対して、円孔部と嵌め合う導線側に位置するように、ホール素子をギャップ内に配置するとよい。
例えば、図9に示されるように、磁束検出部32は、Y軸方向におけるギャップ22の中心位置に対して、円孔部21と嵌め合う導線10の挿通部11側に位置する磁束検出点31aを有するとよい。磁束検出点31aは、磁電変換部31が磁束を検出するための検出基準点(磁束感知点)である。また、磁束検出点31aがY軸方向におけるギャップ22の中心位置に対して挿通部11側に存在すると、外部誘導ノイズ(特にY方向の外部誘導ノイズ)の影響を小さくできる。また、磁束検出点31aがZ方向におけるギャップ22の中心位置に存在することでも、外部誘導ノイズ(特にY方向の外部誘導ノイズ)の影響を小さくできる。よって磁束検出点31aの位置は、Z方向におけるギャップ22の中心位置で、更にY軸方向におけるギャップ22の中心位置に対して挿通部11側となるのが最も良い。
次に、電流センサを実際に作成して、電流センサを構成する磁気センサの出力電圧の実測結果について説明する。
図12,図13は、方向性電磁鋼板から形成されたコア20を使用した場合の磁気センサ30の出力電圧の直線性を実測したグラフである。図12は、コア20の延在部23,24が延在する方向(図9において、コア20の長手方向に相当するY軸方向)が方向性電磁鋼板の圧延方向に一致するように形成されたコア20を使用した場合を示している。一方、図13は、延在部23,24を連結する連結部25が延在する方向(図9において、コア20の短手方向に相当するZ軸方向)が方向性電磁鋼板の圧延方向に一致するように形成されたコア20を使用した場合を示している。また、図14は、無方向性電磁鋼板から形成されたコア20を使用した場合の磁気センサ30の出力電圧の直線性を実測したグラフである。
図12〜図14において、横軸は、導線10に供給される入力電流Iを表し、縦軸は、磁気センサ30の出力電圧の一次近似直線(出力電圧=磁気感度×入力電流I+オフセット電圧)に対する誤差を百分率で示した値である。このように定義した場合、コアの飽和及びヒステリシスが大きいほど、各グラフの上下のデータの開きは大きくなり、磁気センサ30の出力電圧の直線性が悪いことを示す。
上下のデータの開き幅(ヒステリシス幅)の最大値は、図12の場合、0.27%であり、図13の場合、0.50%であり、図14の場合、0.49%であり、図12の場合の直線性が一番優れているという結果が得られた。つまり、コア20の延在部23,24が延在する長手方向が方向性電磁鋼板の圧延方向に一致するように、コア20が形成されることによって、磁気センサ30の直線性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形、組み合わせ、改良、置換などを行うことができる。
例えば、磁束検出手段としてホール素子を例示したが、磁束検出手段は、異方性(非等方性)磁気抵抗(AMR)素子でもよいし、巨大磁気抵抗(GMR)素子でもよい。
また、例えば、導線10と嵌め合う円孔部21を例示したが、導線と嵌め合う孔部であれば、円孔形状以外の孔部でもよい。例えば、楕円状の孔部でもよいし、多角形状の孔部でもよい。この場合、孔部の形状に合わせて、導線の形状も孔部と嵌め合い可能に形成されるとよい。
また、図15に示されるように、導線10の周囲に配置されるコア60は、円孔部とギャップとの間に突起部61を有している。突起部61を設けることより、ギャップのギャップ長が導線10の外径よりも大きくても、導線10をコア60の円孔部に嵌め合いできる。これにより、導線10とコア60との位置関係を精度良く決めることを容易に行うことができる。また、突起部61が形成されている場合、ギャップに配置される磁束検出部の磁束検出点を導体に近づけることにより、磁気感度を向上させることができる。
また、図15において、コア60は、円孔部とギャップとの間に窪み部62を有している。ギャップに配置されるセンサホルダを窪み部62に引っ掛けることで、センサホルダをギャップ内に容易に位置決めできる。
また、図16に示されるように、導線10は、コア20の両端側の部位74が潰されることにより導線10の直径方向に膨出するように形成された隆起部75を有してもよい。コア20の両端が隆起部75に引っ掛かることによって、コア20が導線10の挿通部11の挿通方向(X軸方向)にスライドすることを容易に規制できる。
1,2 電流センサ
10 導線
11 挿通部
12 先端部
13 曲げ部
20 コア
20a 薄板
21 円孔部
22 ギャップ
23,24 延在部
25 連結部
26 爪部
30,130 磁気センサ
31 磁電変換部
31a 磁束検出点
32 磁束検出部
33,133 リード部
40,140 センサホルダ(支持部材の一例)
41,141 センサ支持部(導線支持部/嵌め合い部位支持部の一例)
42,142,182 コア支持部
43,143 磁束検出部用収容部
44,144,184 爪部
45,145,185 延在部用収容部
46 導線支持部(被嵌め合い部位支持部の一例)
46a 腕部
47,147 周壁
48,148,188 隔壁
49,149 当接側面
50,150 カバー
60 コア
75 隆起部
187 壁部
188a 延出部
191,192 突起部

Claims (21)

  1. 導線と、
    前記導線と嵌め合う孔部と、前記孔部に連通するギャップとを有するコアと、
    前記ギャップに配置され磁電変換部がモールド樹脂によって覆われた磁束検出部を有する磁気センサと、
    前記磁束検出部を支持する支持部材とを備え、
    前記支持部材は、前記磁束検出部を収容し支持するセンサ支持部と、前記コアを収容し支持するコア支持部とを有し、前記センサ支持部と前記コア支持部とが一体化した一つの樹脂部品であり、
    前記磁束検出部は前記センサ支持部に挿入されて収容されることにより固定され、前記コアは前記磁束検出部とは反対方向から前記コア支持部に挿入されて収容される、電流センサ。
  2. 前記コアは、前記ギャップを形成するように対置する一対の延在部を有し、
    前記コア支持部は、前記一対の延在部を収容する延在部用収容部を有する、請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記延在部用収容部は、前記一対の延在部のうち一方の延在部を収容する箱部を有する、請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記延在部用収容部は、前記一対の延在部のうち前記一方の延在部とは別の延在部を挟んで収容する壁部を有する、請求項3に記載の電流センサ。
  5. 前記延在部用収容部は、前記コアが圧入されて収容されるように形成された突起部を有る、請求項2から4のいずれか一項に記載の電流センサ。
  6. 前記支持部材は、前記導線を支持する導線支持部を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の電流センサ。
  7. 前記導線支持部は、前記導線の前記孔部との嵌め合い部位を支持する嵌め合い部位支持部を有する、請求項6に記載の電流センサ。
  8. 前記嵌め合い部位支持部は、前記ギャップに配置された、請求項7に記載の電流センサ。
  9. 前記嵌め合い部位支持部は、前記磁束検出部を収容する磁束検出部用収容部を有する、請求項7又は8に記載の電流センサ。
  10. 前記磁束検出部用収容部は、前記磁束検出部を係止する爪部を有する、請求項9に記載の電流センサ。
  11. 前記導線支持部は、前記導線の前記孔部と嵌め合っていない部位である非嵌め合い部位を支持する非嵌め合い部位支持部を有する、請求項6から10のいずれか一項に記載の電流センサ。
  12. 前記非嵌め合い部位支持部は、前記孔部と前記ギャップとの連通方向に平行な方向で前記非嵌め合い部位を支持する、請求項11に記載の電流センサ。
  13. 前記コアは、複数の薄板が積層する構成を有する、請求項1から12のいずれか一項に記載の電流センサ。
  14. 前記複数の薄板は、接着剤によって互いに接着されずに積層する、請求項13に記載の電流センサ。
  15. 前記導線は、前記コアに対して回転可能な、請求項1から14のいずれか一項に記載の電流センサ。
  16. 前記コアは、方向性電磁鋼板から作られた、請求項1から15のいずれか一項に記載の電流センサ。
  17. 前記コアは、前記ギャップを形成するように対置する一対の延在部を有し、
    前記コアは、前記延在部の延在方向が前記方向性電磁鋼板の圧延方向に一致するように形成された、請求項16に記載の電流センサ。
  18. 前記コアを覆う絶縁性の被覆部を備える、請求項1から17のいずれか一項に記載の電流センサ。
  19. 前記被覆部は、粉体塗装から作られた、請求項18に記載の電流センサ。
  20. 前記磁束検出部は、前記孔部と前記ギャップとの連通方向における前記ギャップの中心位置に対して前記孔部側に位置する磁束検出点を有する、請求項1から19のいずれか一項に記載の電流センサ。
  21. 前記磁束検出点は、前記ギャップのギャップ長方向における前記ギャップの中心に位置する、請求項20に記載の電流センサ。
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