JP5598280B2 - 締結機構及び位相調整機構 - Google Patents

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Description

本発明は締結機構及び位相調整機構に関する。
圧延機における上下一対の圧延ロールには、減速機構や伝動軸を介してモータの回転が伝達されるが、減速機構と圧延ロールスタンドとがかなり離れている場合(例えば、2〜3m程度離れている場合)がある。この場合、伝動軸が長大化するため、上下一対の圧延ロールの両軸間に相対的な捩れが生じることがある。
上下一対の圧延ロールには、被加工物に所定の模様を形成するためのパターンがそれぞれ形成されており、被加工物の表裏両面で当該パターンの位相を一致させるためには、上下一対の圧延ロールの位相を一致させる必要がある。
しかし、伝動軸の長大化に伴い前述したような両軸間の相対的な捩れが生じると、被加工物の両面の模様の位相がずれてしまう。
そこで、一対の圧延ロールの位相を調整する位相調整機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
かかる位相調整機構は伝動軸に組み込まれており、一般に、第1筒状体と、この第1筒状体に内嵌される第2筒状体とを備えており、当該第1筒状体の内周面とこれに対応する第2筒状体の外周面とにねじれスプラインが形成されている。そして、第2筒状体の外周面の他の部位(ねじれスプラインが形成された部位とは異なる部位)に形成された雄ねじと螺合する雌ねじを内周面に有する操作部を回転させることで、前記第2筒状体を軸方向に変位させ、前記ねじれスプラインによって第1筒状体、すなわち当該第1筒状体と連結されている圧延ロールの軸の位相を変えている。
実開昭63−175318号公報
ところで、前述した位相調整機構では、操作部を第2筒状体に対して回転可能な状態と回転不可の固定された状態とに切換える切換機構が設けられている。この切換機構は、図5に示されるように、第1筒状体100の一端部に形成された段部101と、当該第1筒状体100の外周面に配設され第1筒状体に対して相対回転可能な環状体102との間に設けられたクラッチ部110からなっている。また、環状体102には軸方向に沿って第1貫通孔が形成されており、一方、操作部を構成する筒体103にも前記第1貫通孔に対応した第2貫通孔が形成されている。そして、前記第2貫通孔側から第1貫通孔に向けて両貫通孔を挿通してボルト104が配設されており、このボルト104の頭部104aと反対側にはナット105が螺合されている。なお、段部101と、筒体103との間にはスラストベアリング120が配設されている。
ナット105は短筒体からなり、その軸方向に垂直な断面は、図6に示されるように、円の外周部の対向する2箇所が切断された、小判形状を呈している。ナット105の内周面には前記ボルト104の雄ねじと螺合する雌ねじが形成されており、また軸方向一端側に形成された断面(軸方向に垂直な断面)が円形の凹所には前記環状体102をボルト104の頭部104a方向に付勢するコイルスプリング106が配設されている。
前記ナット105の外面の平坦面105aは第1筒状体100の外周面100aと当接しており、当該ナット105は回転が拘束される(ボルト104との共回りが防止される)ので、ボルト104を締め付ける方向に回転させると、当該ボルト104とナット105の螺合により、前記筒体103と環状体102が締め付けられて互いに密着し、また、環状体102と段部101とが締め付けられて互いに密着する。その結果、環状体102と段部101との間のクラッチ部110が噛み合うので、操作部を構成する筒体103は回転不可の固定された状態になる。
一方、ボルト104を緩める方向に回転させると、前記ナット105の外面の平坦面105aは第1筒状体100の外周面100aと当接しており、当該ナット105は回転が拘束されるので、前記ボルト104とナット105の螺合により、ナット105が図5において右側に移動し前記筒体103と環状体102との締め付けが解放される。同時に、環状体102もナット105が移動した距離だけ図5において右側に移動可能な状態になる。この状態では、前記コイルスプリング106の付勢力によって環状体102は筒体103側に押圧されて当該筒体103の端面と当接しているが、当該環状体102は前記コイルスプリング106の付勢力に抗して右側に移動可能であり、環状体102と段部101との間のクラッチ部110は解除可能である。したがって、クラッチ部を解除して筒体103を回転させることができる。
筒体103の内周面には雌ねじ103aが形成されており、当該筒体103に内嵌された筒状接続体107の外周面には対応する雄ねじ107aが形成されている。また、筒状接続体107の外周面と第1筒状体101の内周面にはねじれスプライン108が形成されている。このため、筒体103を回転させると、当該筒体103はスラストベアリング120を介した第1筒状体100との当接により軸方向に移動することができないので、筒状接続体107の方が軸方向に移動し、この筒状接続体107の軸方向に移動により第1筒状体100が前記ねじれスプライン108によって周方向に回転する。これにより、第1筒状体100、すなわち当該第1筒状体100と連結されている圧延ロールの軸の位相を変えることができる。
位相調整後は、前記ボルト10を締め付けることでナット105を図5において左方向に移動させ、前記クラッチ部110によって段部101と環状体102とを噛み合わせて、筒体103を回転できない状態に固定する。
しかしながら、従来のナット105は、図6に示されるように、円の外周部の対向する2箇所が切断された、小判形状を呈しているので、第1筒状体100の外周面100aと当接する平坦な当接面105aの幅wを大きくとることができない。すなわち、従来のナット105は2面加工であるため、当接面105aの幅wが小さい。このため、当該ナット105や第1筒状体100などの部材の設計公差の積み上げにより前記外周面100aと当接面105aとの間の隙間が大きくなると、ボルト104を回転させる際に、ナット105が当該ボルト104と一緒に回転してしまうことがあり、前述した位相調整作業に時間がかかるなどの問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ナットの共回りを防止して部材の締結及び解除を確実に行うことができる締結機構及び位相調整機構を提供することを目的としている。
(1)本発明の締結機構は、筒状体と、この筒状体の外周面の軸方向の一方側において外方に配設された環状体とを有し、前記環状体に軸方向の第1貫通孔が形成されている第1部材と、
この第1部材の軸方向の一方側に配設されており、軸方向に沿った第2貫通孔が形成されている第2部材と、
前記第2貫通孔の軸方向の一方側から当該第2貫通孔と前記第1貫通孔とを貫通して配設されるボルトと、
前記環状体の軸方向の他方側で前記ボルトに螺合するナットと
を備え、前記ボルトとナットとを螺合することで前記第1部材と第2部材とを密着させる締結機構であって、
前記ナットは、前記ボルトの雄ねじと螺合する雌ねじからなる内周面と、外面とを有し、
この外面は、前記第1部材の外周面に当接する単一の当接面を有し、
軸方向に垂直な断面における前記外周面と当接面との当接部において、当該外周面及び当接面は共通の接線を有し、且つ
前記当接面は、平面であるか、又は前記内周面側に向けて窪む曲面であり、
前記ボルトが前記筒状体の周方向に沿って所定間隔で複数本配設されており、
前記ナットが短筒体からなり、
前記ナットの中心位置が前記複数のボルトのPCDよりも径方向内側に位置することを特徴としている。
本発明の締結機構では、締結の対象となる第1部材の外周面に当接するナットの当接面が単一である、すなわちナットは一面加工であるので、従来に比べ当接面の幅を大きくとることができる。その結果、第1部材の外周面とナットの当接面との十分な当たりを設けることができ、ボルトを回転させたときのナットの共回りを確実に防止することができる。
また、記の締結機構では、ボルトが筒状体の周方向に沿って所定間隔で複数本配設されており、ナットが短筒体からなり、ナットの中心位置が複数のボルトのPCDよりも径方向内側に位置する。このため、ナットの中心位置を複数のボルトのPCDよりも径方向内側にずらすことで、当該ナットの径外方向への突出を抑制することができ、他の部材との干渉を避けることができる。
2)本発明の位相調整機構は、前記(1)の締結機構を有する位相調整機構であって、
前記第1部材の筒状体にユニバーサルジョイントが連結されており、
前記第2部材が、前記第1部材と同軸の筒体からなり、
前記位相調整機構は、
前記筒状体及び筒体の内部に同軸状に嵌合され、前記ユニバーサルジョイントに連動される伝動軸が内嵌される筒状接続体と、
前記第2部材を、前記第1部材の筒状体に対して回転を許容する状態と固定する状態とに切換自在の切換機構と
を更に有しており、
前記筒状接続体の外周面に形成された雄ねじと螺合する雌ねじが前記第2部材の内周面に形成されており、
前記筒状接続体の外周面とこれに対応する前記筒状体の内周面には、筒状接続体及び筒状体の一方から他方へ動力を伝達するとともに、筒状接続体の軸方向変位によって当該筒状接続体と筒状体との間の相対的位相を変更するねじれスプライン部が形成されていることを特徴としている。
本発明の位相調整機構では、位相調整するに際して締結の対象となる第1部材の外周面に当接するナットの当接面が単一である、すなわちナットは一面加工であるので、従来に比べ当接面の幅を大きくとることができる。その結果、第1部材の外周面とナットの当接面との十分な当たりを設けることができ、ボルトを回転させたときのナットの共回りを確実に防止することができる。
本発明の締結機構及び位相調整機構によれば、ナットの共回りを防止して部材の締結及び解除を確実に行うことができる。
本発明の位相調整機構の一実施の形態の断面説明図である。 図1に示される位相調整機構の要部拡大図である。 図1に示される位相調整機構におけるナットの説明図である。 ナットの他の例の説明図である。 従来の位相調整機構の断面説明図である。 従来の位相調整機構におけるナットの説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の締結機構及び位相調整機構の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る位相調整機構Pの断面説明図であり、図2は、図1に示される位相調整機構の要部拡大図である。位相調整機構Pは、一対の圧延ロールの一方の圧延ロールの軸を他方の圧延ロールの軸に対して回転させることで両ロールの相対的な位相を調整するものであり、図示しないモータの駆動力を圧延ロールに伝達する伝動軸に組み込まれている。図1において、右側が圧延ロール側であり、左側がモータ側である。
位相調整機構Pは、締結機構Fと、筒状接続体20と、切換機構30とを備えている。
締結機構Fは、ユニバーサルジョイント(図示せず)に連結された第1部材1と、この第1部材1と密着(締結)される第2部材2と、第1部材1と第2部材2とを密着させるボルト3と、このボルト3と螺合するナット4とを備えている。
第1部材1は、一方側(モータ側)が開口された筒状体5と、この筒状体5の外周面5aの軸方向の一方側において外方に配設された環状体6とを有している。筒状体5の他方側(圧延ロール側)に図示しないユニバーサルジョイントが連結されている。
環状体6は筒状体5に対して相対回転可能であり、周方向に沿って3つの第1貫通孔7が所定の間隔で形成されている。第1貫通孔7は、環状体6を軸方向に貫通している。
筒状体5の開口側端部には、当該筒状体5の外周面5aよりもわずかに径外方向に突出する段部8が形成されており、この段部8の軸方向他方側(圧延ロール側)の側面と、前記環状体6の軸方向一方側の側面との間に前記切換機構30を構成するクラッチ部が形成されている。このクラッチ部は、一方の側面に形成された山形の凸部と、他方の側面に形成された山形の凹部とからなり、当該凸部と凹部とが噛み合った状態で段部8と環状体6とが密接されることで、第2部材2が回転できない状態に固定される。また、筒状体5の内周面にはねじれスプライン部5bが形成されている。
第2部材2は、前記環状体6の軸方向一方側の側面と当接する筒体10と、短円筒体からなり、内周面に雌ねじ11aが形成されたナット部11と、筒状接続体20の外周面20aとの間でシール部21を形成するカバー部12とで構成されている。第2部材2は、第1部材1の軸方向の一方側に配設されており、本実施の形態では、筒体10、ナット部11及びカバー部12はそれぞれ別体であり、ボルト3により一体的にされている。なお、前記段部8とナット部11との間にはスラストベアリング15が配設されている。
第2部材2を構成する筒体10、ナット部11及びカバー部12には、前記第1貫通孔7に対応する第2貫通孔13が周方向に沿って所定間隔で形成されている。
ボルト3は、前記第2貫通孔13の軸方向の一方側から当該第2貫通孔13及び第1貫通孔7を貫通するように配設されている。ボルト3にはナット4が螺合されており、このナット4は、前記環状体6の軸方向の他方側でボルト3と螺合している。
ナット4は短筒体からなり、前記ボルト3の雄ねじ3aと螺合する雌ねじが形成された内周面4aと、外面22とを有している。外面22は、図3に示されるように、前記第1部材1の筒状体5の外周面5aに当接する単一の当接面22aを有している。従来のナットは、前述したように、筒体の外周部の対向する2箇所が切断された2面加工であるため、当接面の幅を大きくとることができなかったが、本実施の形態では、筒体の外周部の1箇所だけが切断された一面加工であるので、従来に比べ当接面22aの幅Wを大きくとることができる。
前記当接面22aと筒状体5の外周面5aとは、軸方向に垂直な断面における当該外周面5aと当接面22aとの当接部において共通の接線tを有している。
また、本実施の形態では、図3に示されるように、ナット4の中心位置Oが3つのボルト3のPCDよりも径方向内側に位置している。このように、ナット4の中心位置Oをボルト3のPCDよりも径方向内側にずらすことで、当該ナット4の径外方向への突出を抑制することができ、ナット4と他の部材との干渉を回避させることができる。
ナット4の軸方向一端側には、軸方向に垂直な断面が円形の凹所23が形成されており、この凹所23内には前記環状体6をボルト3の頭部3bの方向に付勢するコイルスプリング24が配設されている。なお、ボルト3の頭部3bと反対側の端部近傍には、位相調整時におけるナット4の移動を規制するストッパとしてのナット25が螺合している。
筒状接続体20は、前記第1部材1及び第2部材2の内部に同軸状に嵌合され、その内部には前記ユニバーサルジョイントに連動される伝動軸40が内嵌されている。伝動軸40の外周面と筒状接続体20の内周面はスプライン結合されており、筒状接続体20は、軸方向には移動可能であるが、周方向には移動不可である。
また、筒状接続体20の外周面20aには、前記第2部材2のナット部11の内周面に形成された雌ねじ11aと螺合する雄ねじ41が形成されている。そして、この雄ねじ41よりもさらに軸方向の端部側には、前記第1部材1の筒状体5の内周面に形成されたねじれスプライン部5bに対応するねじれスプライン部42が形成されている。そして、これらねじれスプライン部5b及び42によって、筒状接続体20及び筒状体5の一方から他方への動力伝達が可能になるとともに、筒状接続体20の軸方向変位によって当該筒状接続体20と筒状体5との間の相対的位相を変更することができる。
次に、前記構成を有する位相調整機構Pによる位相調整手順について説明する。
まず、ボルト3を緩める方向に回転させる。その際、ボルト3が挿通している第1貫通孔7及び第2貫通孔13は、いわゆるばか穴であり、ボルト3はナット4と螺合しており、且つ、ナット4は、当該ナット4の当接面22aが筒状体5の外周面5aと当接するのでボルト3と共回りしない。したがって、ボルト3を緩めるとナット4は図1において右方向に移動する。
ナット4が図1において右方向に移動すると、切換機構30を構成する、環状体6の軸方向一方側の側面と段部8の軸方向他方側の側面との間のクラッチ部が解除可能となり、第2部材2は回転可能な状態になる。すなわち、ナット4が図1において右方向に移動すると、当該ナット4の凹所23内に配設されたコイルスプリング24によって環状体12は段部8側に押圧されるが、環状体12は、前記コイルスプリング24の付勢力に抗して図1において右方向に移動可能である。したがって、クラッチ部を解除して第2部材2を回転させることが可能になる。
第2部材2は、スラストベアリング15を介した第1部材1の筒状体5との当接により軸方向に移動することができないので、当該第2部材2を回転させると、この第2部材2のナット部11の雌ねじ11aと螺合している雄ねじ41を外周面に有する筒状接続体20が軸方向に移動する。筒状接続体22は、伝動軸40とスプライン結合されているので、回転は規制されているが、軸方向への移動は許容されている。
筒状接続体20が軸方向に移動すると、当該筒状接続体20の外周面と第1部材1の筒状体5の内周面には、それぞれねじれスプライン部42、5bが形成されているので、第1部材1の筒状体5は回転をし、ユニバーサルジョイントを介して当該筒状体5と連結されている圧延ロールの軸が回転する。これにより、一対の圧延ロールの一方の圧延ロールの軸を他方の圧延ロールの軸に対して相対的に回転させて、当該一対の圧延ロールの位相を調整することができる。
所定量の位相の調整が終了した後に、ボルト3を締める方向に回転させると、前述したようにナット4は当該ボルト3と共回りしないので、ナット4は図1において左方向に移動し、第1部材1の環状体12と第2部材2の筒体10とを密着させる。これにより、前記クラッチ部が噛み合った状態になり、第2部材2の回転が禁止された状態になる。
<その他の変形例>
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、前述した実施の形態では、ボルト3と螺合して第1部材1と第2部材2とを締結するナット4の当接面22aは平面であるが、図4に示されるように、ナット34の内周面側に向けて窪む曲面とすることもできる。この場合でも、ナット34の当接面34aと、第1部材1の筒状体5の外周面5aとの当たりを十分にとることができるので、当該ナット34の共回りを確実に防止することができる。
また、前述した実施の形態では、ボルト3の数を3本としているが、2本であってもよいし、4本以上であってもよい。
また、前述した実施の形態では、第2部材2を構成する筒体10、ナット部11及びカバー部12を別体としているが、これらのうち2つ以上の部材を一体構造とすることもできる。
1:第1部材、2:第2部材、3:ボルト、3a:雄ねじ、3b:頭部、4:ナット、5:筒状体、5a:外周面、5b:ねじれスプライン部、6:環状体、7:第1貫通孔、8:段部、10:筒体、11:ナット部、11a:雌ねじ、12:カバー部、13:第2貫通孔、15:スラストベアリング、20:筒状接続体、20a:外周面、21:シール部、22:外面、22a:当接面、23:凹所、24:コイルスプリング、25:ナット、30:切換機構、40:伝動軸、41:雄ねじ、42:ねじれスプライン部、P:位相調整機構、F:締結機構

Claims (2)

  1. 筒状体と、この筒状体の外周面の軸方向の一方側において外方に配設された環状体とを有し、前記環状体に軸方向の第1貫通孔が形成されている第1部材と、
    この第1部材の軸方向の一方側に配設されており、軸方向に沿った第2貫通孔が形成されている第2部材と、
    前記第2貫通孔の軸方向の一方側から当該第2貫通孔と前記第1貫通孔とを貫通して配設されるボルトと、
    前記環状体の軸方向の他方側で前記ボルトに螺合するナットと
    を備え、前記ボルトとナットとを螺合することで前記第1部材と第2部材とを密着させる締結機構であって、
    前記ナットは、前記ボルトの雄ねじと螺合する雌ねじからなる内周面と、外面とを有し、
    この外面は、前記第1部材の外周面に当接する単一の当接面を有し、
    軸方向に垂直な断面における前記外周面と当接面との当接部において、当該外周面及び当接面は共通の接線を有し、且つ
    前記当接面は、平面であるか、又は前記内周面側に向けて窪む曲面であり、
    前記ボルトが前記筒状体の周方向に沿って所定間隔で複数本配設されており、
    前記ナットが短筒体からなり、
    前記ナットの中心位置が前記複数のボルトのPCDよりも径方向内側に位置することを特徴とする締結機構。
  2. 請求項1に記載の締結機構を有する位相調整機構であって、
    前記第1部材の筒状体にユニバーサルジョイントが連結されており、
    前記第2部材が、前記第1部材と同軸の筒体からなり、
    前記位相調整機構は、
    前記筒状体及び筒体の内部に同軸状に嵌合され、前記ユニバーサルジョイントに連動される伝動軸が内嵌される筒状接続体と、
    前記第2部材を、前記第1部材の筒状体に対して回転を許容する状態と固定する状態とに切換自在の切換機構と
    を更に有しており、
    前記筒状接続体の外周面に形成された雄ねじと螺合する雌ねじが前記第2部材の内周面に形成されており、
    前記筒状接続体の外周面とこれに対応する前記筒状体の内周面には、筒状接続体及び筒状体の一方から他方へ動力を伝達するとともに、筒状接続体の軸方向変位によって当該筒状接続体と筒状体との間の相対的位相を変更するねじれスプライン部が形成されていることを特徴とする位相調整機構。
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