JP5598201B2 - 情報処理装置、ファン制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、ファン制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、ファン制御方法およびプログラムに関する。
情報処理装置は、一般に、特定の型式の冷却ファンを使用することを前提として設計されている。このため、使用するファンが生産終了となった場合や、原価低減のために使用するファンの型式を変更する場合には、ファンの制御を行うBMC(Baseboard Management Controller)を、ファンの型式に応じて更新する必要があり、ファンの型式変更を行う作業者(設計製造段階においては情報処理装置の設計者、使用段階においては情報処理装置のメンテナンス者)の負担となる。
ここで、特許文献1では、ファンがプリント基板上にプログラマブルモジュールを具備し、当該プログラマブルモジュールが、電源接続ユニットにおける電気変動をトリガとして内部データを更新可能な状態とする技術が示されている。
情報処理装置の冷却ファンを更新した際に、この特許文献1の技術を用いて、プログラマブルモジュールを、BMCに適合する状態すなわちBMCが出力する制御信号に従ってファンを制御可能な状態にできれば、ファンの型式に応じてBMCを更新する必要がなくなる。
特開2010−101217号公報
しかしながら、特許文献1の技術を用いた場合、作業者は、BMCの出力する制御信号に応じた設定変更用データを用意しておき、プログラマブルモジュール更新のトリガとなる電気変動を発生させて、当該設定変更用データに基づいてプログラマブルモジュールを更新する必要がある。すなわち、作業者は、ファン制御のためのデータをBMC適合するように更新する必要があり、結局作業者の負担が生じてしまう。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ファンの型式を変更する際に、ファンの型式に応じてBMCを更新する必要がなく、かつ、ファン制御のためのデータをBMCに適合するように更新する必要のない情報処理装置、ファン制御方法およびプログラムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による情報処理装置は、ファンと、前記ファンの動作を制御するファンコントローラと、前記ファンコントローラが識別可能な制御信号の書式を示すファン制御情報を記憶する制御情報記憶部とを具備するファンボックスを具備する情報処理装置であって、前記情報処理装置の起動時、かつ、前記ファンボックスが保持する当該ファンボックスの型式情報と、前記情報処理装置が前記ファンボックスの外部に保持する当該ファンボックスの型式情報とが異なる場合に、前記制御情報記憶部から前記ファン制御情報を読み出す制御情報読出部と、前記制御情報読出部が読み出した前記ファン制御情報に基づいて制御信号を出力する制御信号出力部と、を具備し、前記ファンコントローラは、前記制御信号出力部が出力する制御信号に基づいて前記ファンの動作を制御する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様による情報処理装置は、ファンと、前記ファンの動作を制御するファンコントローラと、前記ファンコントローラが識別可能な制御信号の書式を示すファン制御情報を記憶する制御情報記憶部とを具備するファンボックスを具備する情報処理装置であって、前記情報処理装置の起動時に前記制御情報記憶部から前記ファン制御情報を読み出す制御情報読出部と、前記制御情報読出部が読み出した前記ファン制御情報に基づいて制御信号を出力する制御信号出力部と、を具備し、前記ファンコントローラは、前記制御信号出力部が出力する制御信号に基づいて前記ファンの動作を制御し、前記ファンボックスは、前記ファンボックスの型式を識別する型式情報を記憶するファン側型式情報記憶部を具備し、前記情報処理装置は、ファンボックスの型式を識別する型式情報を記憶する信号出力側型式情報記憶部と、前記ファン側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報と、前記信号出力側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報とが異なるか否かを判定するファン交換検出部と、前記ファン交換検出部が、前記ファン側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報と、前記信号出力側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報とが異なると判定すると、前記ファン側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報を読み出して、前記信号出力側型式情報記憶部に書き込む型式情報更新部と、を具備し、前記制御情報読出部は、前記情報処理装置の起動時、かつ、前記ファン交換検出部が、前記ファン側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報と、前記信号出力側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報とが異なると判定するときに、前記制御情報記憶部から前記ファン制御情報を読み出すことを特徴とする。
また、本発明の一態様によるファン制御方法は、ファンと、前記ファンの動作を制御するファンコントローラと、前記ファンコントローラが識別可能な制御信号の書式を示すファン制御情報を記憶する制御情報記憶部とを具備するファンボックスを具備する情報処理装置が行うファン制御方法であって、制御情報読出部が、前記情報処理装置の起動時、かつ、前記ファンボックスが保持する当該ファンボックスの型式情報と、前記情報処理装置が前記ファンボックスの外部に保持する当該ファンボックスの型式情報とが異なる場合に、前記制御情報記憶部から前記ファン制御情報を読み出す制御情報読出ステップと、制御信号出力部が、前記制御情報読出ステップにて読み出された前記ファン制御情報に基づいて制御信号を出力する制御信号出力ステップと、前記ファンコントローラが、前記制御信号出力ステップにて出力される制御信号に基づいて前記ファンの動作を制御ファン制御ステップと、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様によるプログラムは、ファンと、前記ファンの動作を制御するファンコントローラと、前記ファンコントローラが識別可能な制御信号の書式を示すファン制御情報を記憶する制御情報記憶部とを具備するファンボックスを具備する情報処理装置にファン制御を行わせるプログラムであって、前記情報処理装置の起動時、かつ、前記ファンボックスが保持する当該ファンボックスの型式情報と、前記情報処理装置が前記ファンボックスの外部に保持する当該ファンボックスの型式情報とが異なる場合に、前記制御情報記憶部から前記ファン制御情報を読み出す制御情報読出ステップと、前記制御情報読出ステップにて読み出された前記ファン制御情報に基づいて制御信号を出力する制御信号出力ステップと、前記制御信号出力ステップにて出力される制御信号に基づいて前記ファンの動作を制御ファン制御ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、ファンの型式を変更する際に、ファンの型式に応じてBMCを更新する必要を無くすことができ、かつ、ファン制御のためのデータをBMCに適合するように更新する必要を無くすことができる。
本発明の一実施形態における情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 同実施形態において、情報処理装置がファン制御を行う処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一変形例における情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 同変形例において、情報処理装置がファン制御を行う処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。同図において、情報処理装置1は、ファンボックス11とBMC12とを具備する。ファンボックス11は、ファン側制御情報記憶部111と、ファンコントローラ112と、ファン116〜119とを具備する。BMC12は、制御情報読出部121と、信号出力側制御情報記憶部122と、制御信号出力部123とを具備する。
情報処理装置1は、冷却ファンとしてファン116〜119を具備するコンピュータである。
ファンボックス11は、ファン側制御情報記憶部111とファンコントローラ112と、ファン116〜119とを格納するケースであり、情報処理装置1の筺体内に設置されて冷却ファンユニットとして機能する。設計製造段階における情報処理装置1の設計者、あるいは、使用段階における情報処理装置1のメンテナンス者は、ファンを交換する際、ファンボックス単位で交換することができる。
なお、ファン側制御情報記憶部111は、本発明における制御情報記憶部の一具体例である。
ファン116〜119は、冷却用のファンであり、情報処理装置1外部の空気と内部の空気とを換気することにより、情報処理装置1を冷却する。なお、情報処理装置1が備えるファンの数は、図1に示す4つに限らず、1つ以上であればよい。また、情報処理装置1が複数のファンを備える場合、当該ファンが別々のケースに含まれていてもよい。この場合、ファンコントローラは1つであってもよいし、ファン毎に存在してもよい。
ファン側制御情報記憶部111は、ファン116〜119を制御するための制御プログラムと、当該制御プログラムに基づいて動作するファンコントローラが識別可能な制御信号の書式を示すファン制御情報とを予め記憶している。例えば、制御信号がデジタル信号である場合、ファン側制御情報記憶部111は、ファンを回転(オン)させるよう制御信号としてファンコントローラが認識可能な信号のビット列パターンなど、各制御信号のビット列パターンを、予め規定されている順序で記憶している。
なお、ファン側制御情報記憶部111は不揮発性の記憶デバイスにより構成されており、電力の供給を受けない状態においても、制御プログラムやファン制御情報を保持している。
ファンコントローラ112は、情報処理装置1の起動時にファン116〜119から制御プログラムを読み出し、読み出した制御プログラムを実行することによりファン116〜119を制御する。
BMC12は、情報処理装置1の各部の状態情報を取得し、各部に対して制御信号を出力する。特に、BMC12は、情報処理装置1の具備する温度センサから情報処理装置1内部の温度情報を取得し、情報処理装置1内部の温度に応じて、ファンコントローラ112に対して制御信号を出力する。
制御情報読出部121は、情報処理装置1の起動時に、ファン側制御情報記憶部111からファン制御情報を読み出し、信号出力側制御情報記憶部122に書き込む。
信号出力側制御情報記憶部122は、制御情報読出部121によって書き込まれるファン制御情報を記憶する。
制御信号出力部123は、情報処理装置1の具備する温度センサから情報処理装置1内部の温度情報を取得し、情報処理装置1内部の温度に応じて、ファンコントローラ112に対して制御信号を出力する。その際、制御信号出力部123は、信号出力側制御情報記憶部122の記憶するファン制御情報の示す書式に従って制御信号を生成し、ファンコントローラ112に出力する。
例えば、制御信号出力部123は、情報処理装置1内部の温度が所定のオン閾値以上となると、ファン116〜119を回転(オン)させるよう指示する制御信号の書式をファン制御情報から読み出す。そして、読み出した書式に基づいてファン116〜119を回転させるよう指示する制御信号を生成し、出力する。また、制御信号出力部123は、情報処理装置1内部の温度が所定のオフ閾値以下になると、ファン116〜119を停止(オフ)させるよう指示する制御信号の書式をファン制御情報から読み出す。そして、読み出した書式に基づいてファン116〜119を停止させるよう指示する制御信号を生成し、出力する。
なお、制御信号出力部123が出力する制御信号は、ファン116〜119のオン/オフを指示する信号に限らない。例えば、制御信号出力部123が、情報処理装置1内部の温度に応じてファン116〜119の一部のみを回転させるよう指示するする制御信号を出力するようにしてもよい。あるいは、ファン116〜119は回転速度を調整可能なファンであり、制御信号出力部123がファン116〜119の回転速度を指示する制御信号を出力するようにしてもよい。
なお、制御信号出力部123が制御信号を生成する基となる情報は、情報処理装置1内部の温度情報に限らない。例えば、情報処理装置1の負荷状況を示す情報など、情報処理装置1を冷却する必要性を示す情報であればよい。
次に、情報処理装置1の動作について説明する。
図2は、情報処理装置1がファン制御を行う処理手順を示すフローチャートである。情報処理装置1は、電源を接続されて起動すると同図の処理を開始する。
まず、制御情報読出部121は、ファン側制御情報記憶部111からファン制御情報を読み出す(ステップS101)。
そして、制御情報読出部121は、ファン制御情報の読出に成功したか否かを判定する(ステップS102)。ここで、ファン制御情報の読出に成功するとは、制御信号出力部123に適用可能なファン制御情報を読み出すことである。
例えば、制御信号出力部123に適用可能なファン制御情報の文法が予め定められており、制御情報読出部121は、ファン側制御情報記憶部111から読み出したファン制御情報を構文解析して、当該ファン制御情報が制御信号出力部123に適用可能か否かを判定する。ファン側制御情報記憶部111が制御信号出力部123に適用可能なファン制御情報を記憶している場合は、制御情報読出部121は、ファン制御情報の読出に成功する。一方、ファン側制御情報記憶部111の記憶するファン制御情報が、制御信号出力部123に適用不可能(不適合)である場合や、ファンボックス11がファン側制御情報記憶部111を具備しない場合は、制御情報読出部121は、ファン制御情報の読出に失敗する。
読出に失敗したと判定した場合(ステップS102:NO)、制御情報読出部121は、障害処理を行う(ステップS121)。ここでいう「障害処理」とは、ファンボックス11が情報処理装置1に適合しない旨を表示する処理や、情報処理装置1を保護するための処理である。例えば、制御情報読出部121は、情報処理装置1の備えるディスプレイに、ファンボックス11が情報処理装置1に適合しない旨のメッセージを表示し、情報処理装置1の備えるスピーカから警報音を発する。そして、一定時間が経過すると、情報処理装置1の過熱を防止するために、制御情報読出部121は情報処理装置1をシャットダウンさせる。
そして、情報処理装置1のシャットダウンにより同図の処理を終了する。
一方、ステップS102において読出に成功したと判定した場合(ステップS102:YES)、制御情報読出部121は、ファン側制御情報記憶部111から読み出したファン制御情報を信号出力側制御情報記憶部122に書き込む(ステップS111)。
そして、制御信号出力部123は、制御情報読出部121が信号出力側制御情報記憶部122に書き込んだファン制御情報に基づいて、制御信号をファンコントローラ112に出力する(ステップS112)。
具体的には、制御信号出力部123は、情報処理装置1の具備する温度センサから情報処理装置1内部の温度情報を取得する。また、制御信号出力部123は、信号出力側制御情報記憶部122から、ステップS111にて制御情報読出部121が書き込んだファン制御情報を読み出す。そして、情報処理装置1は、情報処理装置1内部の温度に応じて、ファン116〜119のオン/オフ等を指示する制御信号を、ファン制御情報の示す書式に従って生成し、生成した制御信号をファンコントローラ112に出力する。
制御信号出力部123は、情報処理装置1が停止するまで制御信号の出力を行い(ステップS113)、情報処理装置1が停止(シャットダウン)すると同図の処理を終了する。
以上のように、制御情報読出部121が、ファンボックス11からファン制御情報を読み出し、制御信号出力部123は、このファン制御情報の示す書式に応じて制御信号を生成するので、ファンの型式を変更する際に、ファンの型式に応じてBMCを更新する必要がなく、かつ、ファン制御のためのデータをBMCに適合するように更新する必要がない。
また、制御情報読出部121が、読出に成功したか否かを判定し、読出に失敗したと判定した場合は、障害処理を行うので、ファンボックスがBMCに適合しない場合に、情報処理装置を保護することができる。
なお、ファンボックスが交換されていない場合や、同一の型式のファンボックスに交換された場合は、制御信号出力部123の出力する制御信号の書式を変更する必要はないので、信号出力側制御情報記憶部122の記憶するファン制御情報を更新する必要はない。そこで、異なる型番のファンボックスに交換された場合のみ、制御情報読出部が、ファン側制御情報記憶部111からファン制御情報を読み出して信号出力側制御情報記憶部122に書き込むようにしてもよい。以下では、本発明に係る情報処理装置の一変形例として、異なる型番のファンボックスに交換された場合のみ、ファン側制御情報記憶部111からファン制御情報を読み出して信号出力側制御情報記憶部122に書き込む制御情報読出部を具備する情報処理装置について説明する。
図3は、本発明の一変形例における情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。同図において、情報処理装置2は、ファンボックス21とBMC22とを具備する。ファンボックス21は、ファン側制御情報記憶部111と、ファンコントローラ112と、ファン116〜119と、ファン側型番記憶部213とを具備する。BMC12は、制御情報読出部221と、信号出力側制御情報記憶部122と、制御信号出力部123と、信号出力側型番記憶部224と、ファン交換検出部225と、型番更新部226とを具備する。
同図において、図1の各部と同様の機能を有する部分には同一の符号(111、112、116〜119、121〜123)を付し、説明を省略する。
なお、ファン側型番記憶部213は、本発明におけるファン側型式情報記憶部の一具体例であり、信号出力側型番記憶部224は、本発明における信号出力側型式情報記憶部の一具体例であり、型番更新部226は、本発明における型式情報更新部の一具体例である。
ファン側型番記憶部213は、ファンボックス11の型番を記憶する。ここで、ファン側型番記憶部213は不揮発性の記憶デバイスにより構成されており、電力の供給を受けない状態においても、型番を保持している。また、ファンボックスの型番は、ファンボックスの型式毎に付されるシリアルナンバーであり、ファンボックスの型式を識別する。そして、同一の型番を有するファンボックスは、同一の書式の制御信号を受け付ける。したがって、情報処理装置1の具備するファンボックスが交換された際に、交換前の型番と交換後の型番とが同一であれば、信号出力側制御情報記憶部122の記憶するファン制御情報を更新する必要は無い。
なお、ファン側型番記憶部213の記憶するファンボックの型式の識別情報は、シリアルナンバー形式の情報である型番に限らない。例えば、ファン側型番記憶部213が、ファンボックスの型式毎に付される型名を記憶するなど、他の形式の識別情報を記憶するようにしてもよい。
信号出力側型番記憶部224は、ファンボックスの型番を記憶する。ここで、ファン側型番記憶部213と同様、信号出力側型番記憶部224は不揮発性の記憶デバイスにより構成されており、電力の供給を受けない状態においても、型番を保持している。
情報処理装置2の起動時において、信号出力側型番記憶部224は、情報処理装置2が前回動作した際に具備していたファンボックスの型番を記憶している。したがって、情報処理装置2の起動時に、ファン側型番記憶部213の記憶する型番と、信号出力側型番記憶部224の記憶する型番とが異なっている場合は、情報処理装置2の停止中にファンボックスが異なる型番のファンボックスに交換されたことになる。一方、ファン側型番記憶部213の記憶する型番と、信号出力側型番記憶部224の記憶する型番とが同じ場合は、かかる交換は行われていないことになる。
ファン交換検出部225は、情報処理装置2の起動時に、ファン側型番記憶部213の記憶する型番と、信号出力側型番記憶部224の記憶する型番とが異なるか否かを判定する。ここで、ファン側型番記憶部213の記憶する型番と、信号出力側型番記憶部224の記憶する型番とが異なると判定した場合は、ファンボックスが異なる型番のものに交換されたことを検出したことになる。この場合、ファン交換検出部225は、ファンボックスが異なる型番のものに交換されたことを示す情報(以下では、「ファンボックス交換情報」と称する)を制御情報読出部221に出力し、ファンボックス交換情報と、ファン側型番記憶部213から読み出した型番とを、型番更新部226に出力する。
型番更新部226は、ファンボックス交換情報と型番とがファン交換検出部225から出力されると、当該型番を信号出力側型番記憶部224に書き込む。これにより、信号出力側型番記憶部224の記憶する型番が更新され、情報処理装置2が次回起動する際、信号出力側型番記憶部224は、情報処理装置2が今回の動作時に具備していたファンボックスの型番を記憶していることになる。
制御情報読出部221は、ファンボックス交換情報がファン交換検出部225から出力されると、ファン側制御情報記憶部111からファン制御情報を読み出し、信号出力側制御情報記憶部122に書き込む。
次に、情報処理装置2の動作について説明する。
図4は、情報処理装置2がファン制御を行う処理手順を示すフローチャートである。情報処理装置2は、電源を接続されて起動すると同図の処理を開始する。
まず、ファン交換検出部225は、ファン側型番記憶部213と、信号出力側型番記憶部224とから、それぞれ型番を読み出す(ステップS201)。
そして、ファン交換検出部225は、ファン側型番記憶部213の記憶する型番と、信号出力側型番記憶部224の記憶する型番とが異なるか否かを判定する(ステップS202)。
型番が異なると判定した場合、すなわちファンボックスが異なる型番のものに交換されたことを検出した場合(ステップS202:YES)、ファン交換検出部225は、ファンボックス交換情報を制御情報読出部221に出力し、ファンボックス交換情報と、ファン側型番記憶部213から読み出した型番とを、型番更新部226に出力する。
型番更新部226は、ファンボックス交換情報と型番とがファン交換検出部225から出力されると、当該型番を信号出力側型番記憶部224に書き込む(ステップS211)。
制御情報読出部221は、ファンボックス交換情報がファン交換検出部225から出力されると、ファン側制御情報記憶部111からファン制御情報を読み出し、信号出力側制御情報記憶部122に書き込む(ステップS212)。
ステップS213〜S231は、図2のステップS102〜S121と同様である。
また、ステップS202において、型番が同一であると判定した場合(ステップS202:NO)、ステップS221に進む。
以上のように、制御情報読出部221は、ファンボックスが異なる型番のものに交換された場合にのみ、信号出力側制御情報記憶部122の記憶するファン制御情報を更新する。すなわち、ファンボックスが交換されていない場合や、同一の型番のものに交換された場合は、制御情報読出部221はファン制御情報の更新を行わない。
ここで、一般に、ファンボックスの型番は、ファンコントローラへの制御信号の書式情報よりもデータ量が少ない。これにより、情報処理装置2において、ファン交換検出部225が行う型番の比較は、制御情報読出部221が行うファン制御情報の更新よりも負荷が小さいと考えられる。したがって、上述のように制御情報読出部221が行うファン制御情報の更新頻度を減らすことによって、BMC22全体としての負荷を減らすことができ、電力消費を抑えることができる。
なお、BMC12または22の各部の機能は、プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより実現可能である。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1、2 情報処理装置
11、21 ファンボックス
111 ファン側制御情報記憶部
112 ファンコントローラ
116〜119 ファン
213 ファン側型番記憶部
12、22 BMC
121、221 制御情報読出部
122 信号出力側制御情報記憶部
123 制御信号出力部
224 信号出力側型番記憶部
225 ファン交換検出部
226 型番更新部

Claims (5)

  1. ファンと、前記ファンの動作を制御するファンコントローラと、前記ファンコントローラが識別可能な制御信号の書式を示すファン制御情報を記憶する制御情報記憶部とを具備するファンボックスを具備する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の起動時、かつ、前記ファンボックスが保持する当該ファンボックスの型式情報と、前記情報処理装置が前記ファンボックスの外部に保持する当該ファンボックスの型式情報とが異なる場合に、前記制御情報記憶部から前記ファン制御情報を読み出す制御情報読出部と、
    前記制御情報読出部が読み出した前記ファン制御情報に基づいて制御信号を出力する制御信号出力部と、
    を具備し、
    前記ファンコントローラは、前記制御信号出力部が出力する制御信号に基づいて前記ファンの動作を制御する、ことを特徴とする情報処理装置。
  2. ファンと、前記ファンの動作を制御するファンコントローラと、前記ファンコントローラが識別可能な制御信号の書式を示すファン制御情報を記憶する制御情報記憶部とを具備するファンボックスを具備する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の起動時に前記制御情報記憶部から前記ファン制御情報を読み出す制御情報読出部と、
    前記制御情報読出部が読み出した前記ファン制御情報に基づいて制御信号を出力する制御信号出力部と、
    を具備し、
    前記ファンコントローラは、前記制御信号出力部が出力する制御信号に基づいて前記ファンの動作を制御し、
    前記ファンボックスは、前記ファンボックスの型式を識別する型式情報を記憶するファン側型式情報記憶部を具備し、
    前記情報処理装置は、
    ファンボックスの型式を識別する型式情報を記憶する信号出力側型式情報記憶部と、
    前記ファン側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報と、前記信号出力側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報とが異なるか否かを判定するファン交換検出部と、
    前記ファン交換検出部が、前記ファン側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報と、前記信号出力側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報とが異なると判定すると、前記ファン側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報を読み出して、前記信号出力側型式情報記憶部に書き込む型式情報更新部と、
    を具備し、
    前記制御情報読出部は、前記情報処理装置の起動時、かつ、前記ファン交換検出部が、前記ファン側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報と、前記信号出力側型式情報記憶部の記憶する前記型式情報とが異なると判定するときに、前記制御情報記憶部から前記ファン制御情報を読み出すことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記制御情報読出部は、前記ファン制御情報を読み出す際に、前記制御信号出力部に適用可能なファン制御情報の読出に成功したか否かを判定し、前記制御信号出力部に適用可能なファン制御情報の読出に失敗したと判定すると、予め定められた障害処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. ファンと、前記ファンの動作を制御するファンコントローラと、前記ファンコントローラが識別可能な制御信号の書式を示すファン制御情報を記憶する制御情報記憶部とを具備するファンボックスを具備する情報処理装置が行うファン制御方法であって、
    制御情報読出部が、前記情報処理装置の起動時、かつ、前記ファンボックスが保持する当該ファンボックスの型式情報と、前記情報処理装置が前記ファンボックスの外部に保持する当該ファンボックスの型式情報とが異なる場合に、前記制御情報記憶部から前記ファン制御情報を読み出す制御情報読出ステップと、
    制御信号出力部が、前記制御情報読出ステップにて読み出された前記ファン制御情報に基づいて制御信号を出力する制御信号出力ステップと、
    前記ファンコントローラが、前記制御信号出力ステップにて出力される制御信号に基づいて前記ファンの動作を制御ファン制御ステップと、
    を具備することを特徴とするファン制御方法。
  5. ファンと、前記ファンの動作を制御するファンコントローラと、前記ファンコントローラが識別可能な制御信号の書式を示すファン制御情報を記憶する制御情報記憶部とを具備するファンボックスを具備する情報処理装置にファン制御を行わせるプログラムであって、
    前記情報処理装置の起動時、かつ、前記ファンボックスが保持する当該ファンボックスの型式情報と、前記情報処理装置が前記ファンボックスの外部に保持する当該ファンボックスの型式情報とが異なる場合に、前記制御情報記憶部から前記ファン制御情報を読み出す制御情報読出ステップと、
    前記制御情報読出ステップにて読み出された前記ファン制御情報に基づいて制御信号を出力する制御信号出力ステップと、
    前記制御信号出力ステップにて出力される制御信号に基づいて前記ファンの動作を制御ファン制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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